JP2006017449A - 空気調和機の騷音予測方法及びこれを用いた空気調和機の製造方法 - Google Patents

空気調和機の騷音予測方法及びこれを用いた空気調和機の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 実際に空気調和機を製作する前に、空気調和機で発生する騷音を予測できる方法を提供する。
また、このような空気調和機の騷音予測方法を用いることで、熱交換器の製造に要する費用及び時間を節減できる空気調和機の製造方法を提供する。
【解決手段】 一つ以上の熱交換器の形状、ファンの形状、ファンの回転速度などの空気調和機の作動条件をモデル化するモデリング段階と;モデリングされた作動条件による空気流動を解析して空気の速度情報を得る速度情報取得段階と;前記空気の速度情報を解析して騷音を予測する騷音予測段階とを含んで空気調和機の騷音を予測する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空気調和機の騷音予測方法及びこれを用いた空気調和機の製造方法に関するもので、詳しくは、空気調和機の室内機において、熱交換器の後方で形成される空気の流動場による騷音予測方法とこれを用いた熱交換器の設計方法に関するものである。
空気調和機は、圧縮機、凝縮器、膨張器、蒸発器により構成された冷凍サイクルを用いて室内空間を冷房または暖房する装置であって、冷凍サイクルの全ての構成要素が一つのユニットに設置される一体型と、室内側および室外側の構成要素が相異なるユニットに設置される分離型とに区分される。
分離型空気調和機のうち、室内機を小さく構成することで、室内壁面上に付着した状態で使用できる空気調和機を壁掛け型空気調和機というが、この壁掛け型空気調和機の室内機は、図1に示すように、空気を吸入及び吐出するための吸入口10a及び吐出口10bが形成されたハウジング10と、このハウジング10内に設置される熱交換器11と、この熱交換器11の後方に設けられて空気の流動力を発生する横流ファン12と、を備えている。
熱交換器11には、並列に積層された多数のフィン11aが備わり、これらフィン11aを貫通する冷媒管11bが設置される。各フィン11aには、冷媒管11bが貫通する多数のホールが形成され、熱交換器の熱伝逹効率を高めるために、多数のスリット11cがこれらホールの間に形成される。ハウジング10内に吸入された空気は、この熱交換器11の各フィン11aの間の空間を通過しながら、冷媒管11bを通過する冷媒から伝達された熱を吸収するか、または、冷媒管11bを通過する冷媒に熱を供給する。
熱交換器11を通過した空気は、横流ファン12を経て室内空間に再び吐出される。しかしながら、熱交換器11を通過する空気は、熱交換器11に設けられた冷媒管11bおよびスリット11cなどを迂回するため、熱交換器11の長さ方向全体にかけて所定の速度で流れるのではなく、熱交換器11の位置によって空気の流出速度が相異なる。このように不均一な流れの空気が横流ファン12に流入されると、騷音が発生する原因になる。
このような騷音発生を減少するために、日本特開2000-292086号のように、空気流れの下流側に鋸歯状のフィンを備え、乱流の渦巻が発生することを抑制する方式、または、日本特開平06-034154号のように、フィンの平坦部に突起を形成し、熱交換器から流出される空気の流速を均一にする方式を使用した。
しかしながら、このような従来の技術は、熱交換器の後方で空気の流速分布を変更するための一つの方法を提示するだけで、熱交換器から横流ファンに流れる空気の流速分布と騷音発生との相関関係を具体的に提示しなかった。したがって、実際に空気調和機を製作して実験する前は、騷音発生有無及び騷音程度を知ることができないという問題点があった。
本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので、実際に空気調和機を製作する前に、空気調和機で発生する騷音を予測できる方法を提供することを目的とする。
また、このような空気調和機の騷音予測方法を用いることで、熱交換器の製造に要する費用及び時間を節減できる空気調和機の製造方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明による空気調和機の騒音予測方法は、一つ以上の熱交換器の形状、ファンの形状、ファンの回転速度などの空気調和機の作動条件をモデル化するモデリング段階と;モデリングされた作動条件による空気流動を解析して空気の速度情報を得る速度情報取得段階と;前記空気の速度情報を解析して騷音を予測する騷音予測段階とを含むことを特徴とする。
また、前記空気の速度情報を解析して騷音を予測する騷音予測段階は、前記空気の速度情報を時間領域における空気の速度情報に変換する段階と;前記時間領域における空気の速度情報を周波数領域における空気の速度情報に変換する段階とを含むことを特徴とする。
また、前記モデリングされた作動条件による空気流動を解析して得られた空気の速度情報は、前記熱交換器のフィンの後端部から所定距離離れた各位置における空気の速度情報として提供されることを特徴とする。
また、前記各位置における空気の速度情報は、前記ファンブレードの速度を用いて前記各位置における空気の速度情報を各時間におけるファンブレードと衝突する空気の速度情報に変換することで、時間領域における空気の速度情報に変換することを特徴とする。
また、空気の速度に対する各位置の軸および空気の速度の他の軸を有する座標系として表現された速度プロファイルを得る段階と;前記各位置の軸の値を前記ファンブレードの線速度で分けて前記時間領域における空気の速度情報を得る段階とをさらに含むことを特徴とする。
また、速度スペクトルは、前記時間領域における空気の速度情報にフーリエ変換をして得られることを特徴とする。
また、前記空気の速度情報を解析して騷音を予測する騷音予測段階は、前記速度スペクトルの第1乃至第3ピーク値から騷音レベルを予測する段階をさらに含むことを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明による空気調和機の製造方法は、一つ以上の熱交換器の形状、ファンの形状、ファンの回転速度などの空気調和機の作動条件をモデル化するモデリング段階と;モデル化された空気調和機における熱交換器の後方で空気の速度分布を解析して騷音を予測する段階と;予測された騷音が所定水準以上であるかどうかを判断し、所定水準以上である場合、作動条件を再びモデリングし、所定水準以下である場合、モデリングされた条件によって空気調和機を製造する段階とを含むことを特徴とする。
また、一つ以上の熱交換器の形状、ファンの形状、ファンの回転速度などの空気調和機の作動条件をモデル化する段階を一回以上反復し、作動条件によって製造された熱交換器の後方で空気の速度分布から騷音を予測する段階と;モデリングおよび予測段階を反復して得られた結果のうち、最小の騒音水準を有すると予測されたモデルによって空気調和機を製造する段階とを含むことを特徴とする。
また、前記空気の速度分布から騷音水準を予測する段階は、前記空気の速度分布を周波数領域における空気の速度情報に変換した後、速度スペクトルを得る段階と;前記速度スペクトルの第1乃至第3ピーク値から騷音レベルを予測する段階とを含むことを特徴とする。
本発明による空気調和機の騷音予測方法は、製品を実際に製作する前に騷音発生を予測でき、この騒音発生予測方法を用いて空気調和機を製造することで、製造費用及び時間を節減できるという効果がある。
以下、本発明の実施形態による空気調和機の騷音予測方法及びこれを用いた空気調和機の製造方法を説明する。
本発明の第1実施形態による空気調和機の騷音予測方法は、熱交換器における後方の空気速度分布に基づいて騷音を予測するもので、図2に示すように、熱交換器の形状、ファンの形状、ファンの回転速度などの作動条件をモデル化するモデリング段階(ステップ01)と、ステップ01でモデリングされた作動条件によって空気流動を解析し、空気の速度情報を得る速度情報取得段階(ステップ02)と、ステップ02で取得された速度情報を解析して騷音を予測する騷音予測段階(ステップ03、ステップ04、ステップ05)とから構成される。
モデリング段階(ステップ01)では、図3に示すように、熱交換器を構成するフィン110の形状、ファン120の形状、熱交換器とファンとの間の距離D、隣接する二つの冷媒管111の間に設けられるスリット112の形状などの作動条件を全てモデル化する。以下で説明するように、これらの作動条件のうち、スリット112の形状は、騷音を制御するための重要な変数になる。
次に、速度情報取得段階(ステップ02)では、モデリング段階で決定された条件による空気の流動を解析する。空気調和機の運転を開始してファン120が所定速度で回転すると、熱交換器およびファン120を取り囲む空気の流れが定常状態に到達するが、この定常状態の速度分布を計算する。この計算は、CFD(Computational Fluid Dynamics、電算流体力学)プログラムを用いた数値解析的な方法により行われる。この計算によって得られた流動場の一例が図4に示されているが、これは、ファン120の直径が86mm、ファン120の回転速度が1247rpm、熱交換器とファン120との間の距離が15.5mmである場合をモデリングして得た流動場である。図4に示した速度分布の計算によると、熱交換器における後方の空気流れは、冷媒管111やスリット112との摩擦及び干渉などにより、熱交換器の後方の位置ごとに異なる速度で分布することが分かる。
このように、不均一な流速分布を有する空気の流れがファン120に流入されるとき、ファンブレード120aは、その位置(あるいは時間)ごとに相異なる速度で流れる空気と衝突するが、このような現象が空気調和機の騷音発生に寄与すると予想される。したがって、空気の流れとファンブレード120aとの衝突地点における空気の速度分布が主な関心の対象になる。
図5は、図4の流動場上でフィン110の後端部から熱交換器までの距離Dだけ離れた地点の速度分布を示したグラフであり、フィン110の下端部から距離Dだけ離れた地点を基準にしてX軸上の各地点に対するY軸方向への速度分布を示したものである。実質的に、空気の流動は、Y軸方向だけでなく、X軸方向と、図4のX軸方向およびY軸方向に全て垂直なZ軸方向にも速度分布を有するため、これらX軸方向およびZ軸方向の速度分布も解析の対象になるが、本実施形態においては、Y軸方向が、空気流れの主要な方向として騷音に最も大きな影響を及ぼすと判断し、Y軸方向の速度分布のみを解析の対象にした。
図5の速度プロファイルは、図4のX軸上の各地点の速度分布を示すので、位置に対する空気の速度情報といえる。
次に、速度予測段階では、速度情報獲得段階(ステップ02)で得た速度情報をさらに有用な情報に変更することで、騷音を予測するようになる。
図4に示すように、ファンブレード120aは、空気流動の下端部から上端部まで順に通過しながら、点線で示した円弧に沿って円運動をする。しかしながら、モデリングされた所定区間でファンブレード120aが近似的に直線運動をすると仮定すると、その運動経路はX軸と平行であり、このとき、ファンブレード120aが通過する各位置でファンブレード120aとぶつかる空気の流速分布は、図5の速度分布と同一である。したがって、図5は、ファンブレード120aの回転時、その位置によってファンブレード120aにぶつかる空気の速度分布といえる。
一方、ファンブレード120aは、所定速度を有して回転するため、図5の水平軸の値をファンブレード120aの線速度で分けると、空気とファンブレード120aとがぶつかったときの時間に対する空気の速度情報を得ることができる。すなわち、時間の経過によってファンブレード120aとぶつかる空気の速度分布を得ることができる。ファンブレード120aの線速度は、ファンブレード120aの半径に角速度を掛けた値であり、例えば、11.23m/sである。図5の水平軸の値をファンブレード120aの線速度で分けて得られた時間に対する速度分布は、図6に示されている。図5に示した速度分布と比較すると、図6の速度プロファイルは、図5と同一の形状であるが、位置に対する空気の速度情報が時間に対する空気の速度情報に変換される点で異なる。すなわち、図6は、時間領域における空気の速度分布を意味する。
図6の速度分布を周波数領域で観察するために、図6の速度プロファイルをフーリエ変換すると、図7のようなスペクトルを得ることができる。
本出願人は、このようなスペクトル上で、特に第1乃至第3ピークのスペクトル値が騷音に関与する因子になると予想したが、これを実験を通して確認したグラフが図8に示されている。図8は、モデリング段階で決定された条件とおりに製作された実際の空気調和機を用いて騷音を測定したもので、各周波数に対する騷音レベルが示されている。図7に示したスペクトルと比較してみると、第1ピーク(731Hz)および第2ピーク(1462Hz)の周波数で実際の騷音レベルが高く示されることが分かる。特に、第2ピークに該当する周波数で騷音レベルが著しく高く示されるが、第1ピークの周波数での騷音は、一般に、空気調和機の室内機の他の騷音要因によりマスキングされるため、深刻な問題にはならない。実験の結果、第1ピーク乃至第3ピークでのスペクトル値と実際の騷音レベルとが比例することが分かる。
以上説明したように、熱交換器の後方で空気の速度分布を得て、この速度情報を、時間の経過によってファンブレード120aとぶつかる空気の速度情報に変換した後、再びこの空気の速度情報を周波数領域の情報に変換するためにフーリエ変換をすると、速度スペクトルを得ることができ、このスペクトル上における第1ピーク乃至第3ピークのスペクトル値により騷音レベルを予測することができる。
以下、本発明の第2実施形態による空気調和機の製造方法を説明する。
本発明の第2実施形態による空気調和機の製造方法は、前記した空気調和機の騷音予測方法を用いて騷音を最小化した空気調和機の製造方法に関するもので、図9に示すように、熱交換器の形状、ファンの形状、ファンの回転速度を含む作動条件をモデル化する段階と、前述した騷音予測方法を用いてモデル化された空気調和機の騷音を予測する段階と、予測された騷音が所定水準以下であるかどうかを判断する段階と、前記判断の結果、予測された騒音が所定水準を越える場合は、作動条件を再びモデリングし、予測された騒音が所定水準以下である場合は、モデリングされた作動条件によって空気調和機を製造する製造段階とから構成される。
予測された騷音水準に対する基準が定まらない場合は、図10に示すように、モデル化および騷音予測を1回以上反復し、反復した結果のうち、最小の騷音水準を有すると予測されるモデルによって空気調和機を製造することができる。
以下、実際の設計例に基づいて空気調和機の製造方法を説明する。
図11Aおよび図11Bは、従来の熱交換器におけるフィン200の形状を示した図であり、図12Aおよび図12Bは、新しく変更した熱交換器におけるフィン300の形状の示した図である。空気調和機は、ファンの直径が86mm、ファンの回転速度が1247rpm、熱交換器とファンとの間の距離が15.5mmの作動条件でモデリングされる。熱交換器の後方で空気の速度分布を数値解析的な方法により求めると、図13のとおりである。図13のグラフは、熱交換器のフィン上の各冷媒管の間の折半部で流れる空気の速度分布を解析したもので、水平軸の原点は、各冷媒管の間の中間地点を意味する。図13の点線で示した速度プロファイルは、従来の熱交換器の形状による速度分布を示し、実線で示した速度プロファイルは、改善された熱交換器の形状による速度分布を示す。
この速度プロファイルを、ファンブレードの速度によって時間領域の速度情報に変換した後、これをフーリエ変換すると、第1ピーク及び第2ピークでのスペクトル値を得ることができる。図14は、このスペクトル値を示したもので、従来のフィン200の場合、第1ピーク(731Hz)でのスペクトル値が0.093で、第2ピーク(1462Hz)でのスペクトル値が0.024である反面、改善されたフィン300の場合、第1ピーク(731Hz)でのスペクトル値が0.031で、第2ピーク(1462Hz)でのスペクトル値が0.003である。すなわち、第1ピークでのスペクトル値においては、改善されたフィン300が従来のフィン200よりも1/3に低下し、第2ピークでのスペクトル値においては、改善されたフィン300が従来のフィン200よりも1/8に低下したことが分かる。よって、改善されたフィン300の形状によって製造された空気調和機は、従来のフィン200の形状によって製造された空気調和機に比べて騷音が低いと予想される。
図15及び図16は、モデリングされた形状によって実際に製作された空気調和機を用いて騷音を測定した図で、図15は、従来のフィン200の形状とおりに製造された空気調和機における騷音レベルを測定した図であり、図15は、改善されたフィン300の形状とおりに製造された空気調和機における騷音レベルを測定した図である。これら図面に示したように、改善されたフィン300の形状とおりに製造された空気調和機では、第2ピークでの騷音値が著しく減少したことが分かる。ここで、第1ピークの場合、騒音レベルの減少が著しいが、これは、前述したように、第1ピークでの騷音が他の騷音要因によってマスキングされて示されないためである。
以上のように、第1ピーク、第2ピークあるいは第3ピークでのスペクトル値を小さくするために、熱交換器のフィンの形状、特に、スリットの形状を継続的に変更すると、空気調和機の騷音発生を最小化することができる。
一般の空気調和機の室内機を示した側断面図である。 本発明の第1実施形態による空気調和機の騷音予測方法を示したフローチャートである。 モデリングされた熱交換器及びファンの一例を示した図である。 図3のモデリングされた熱交換器における後方の流動場を示した図である。 図4の熱交換器から所定距離Dだけ離れた各地点における速度分布を示したグラフである。 図5の速度分布を時間に対する速度分布に変換したグラフである。 図6の速度分布をフーリエ変換して得た速度スペクトルである。 図3のモデリングによって製作した空気調和機の騷音を測定したグラフである。 本発明の第2実施形態による空気調和機の製造方法を示したフローチャートである。 本発明の第3実施形態による空気調和機の製造方法を示したフローチャートである。 従来の熱交換器のフィン形状を示した正面図である。 従来の熱交換器のフィン形状を示した平面図である。 改善された熱交換器のフィン形状を示した正面図である。 改善された熱交換器のフィン形状を示した平面図である。 従来及び改善された熱交換器における後方の空気速度分布を示したグラフである。 図13のグラフを時間領域の速度情報に変換し、これをフーリエ変換して得る第1ピーク及び第2ピークのスペクトル値を示したグラフである。 従来の熱交換器の形状によって製造した空気調和機で騷音を測定して示したグラフである。 改善された熱交換器の形状によって製造した空気調和機で騷音を測定して示したグラフである。
符号の説明
110 フィン
111 冷媒管
112 スリット
120 ファン

Claims (10)

  1. 一つ以上の熱交換器の形状、ファンの形状、ファンの回転速度などの空気調和機の作動条件をモデル化するモデリング段階と;
    モデリングされた作動条件による空気流動を解析して空気の速度情報を得る速度情報取得段階と;
    前記空気の速度情報を解析して騷音を予測する騷音予測段階とを含むことを特徴とする空気調和機の騷音予測方法。
  2. 前記空気の速度情報を解析して騷音を予測する騷音予測段階は、前記空気の速度情報を時間領域における空気の速度情報に変換する段階と;前記時間領域における空気の速度情報を周波数領域における空気の速度情報に変換する段階とを含むことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の騷音予測方法。
  3. 前記モデリングされた作動条件による空気流動を解析して得られた空気の速度情報は、前記熱交換器のフィンの後端部から所定距離離れた各位置における空気の速度情報として提供されることを特徴とする請求項2記載の空気調和機の騷音予測方法。
  4. 前記各位置における空気の速度情報は、前記ファンブレードの速度を用いて前記各位置における空気の速度情報を各時間におけるファンブレードと衝突する空気の速度情報に変換することで、時間領域における空気の速度情報に変換することを特徴とする請求項3記載の空気調和機の騷音予測方法。
  5. 空気の速度に対する各位置の軸および空気の速度の他の軸を有する座標系として表現された速度プロファイルを得る段階と;前記各位置の軸の値を前記ファンブレードの線速度で分けて前記時間領域における空気の速度情報を得る段階とをさらに含むことを特徴とする請求項4記載の空気調和機の騷音予測方法。
  6. 速度スペクトルは、前記時間領域における空気の速度情報にフーリエ変換をして得られることを特徴とする請求項5記載の空気調和機の騷音予測方法。
  7. 前記空気の速度情報を解析して騷音を予測する騷音予測段階は、前記速度スペクトルの第1乃至第3ピーク値から騷音レベルを予測する段階をさらに含むことを特徴とする請求項6記載の空気調和機の騷音予測方法。
  8. 一つ以上の熱交換器の形状、ファンの形状、ファンの回転速度などの空気調和機の作動条件をモデル化するモデリング段階と;モデル化された空気調和機における熱交換器の後方で空気の速度分布を解析して騷音を予測する段階と;予測された騷音が所定水準以上であるかどうかを判断し、所定水準以上である場合、作動条件を再びモデリングし、所定水準以下である場合、モデリングされた条件によって空気調和機を製造する段階とを含むことを特徴とする空気調和機の製造方法。
  9. 一つ以上の熱交換器の形状、ファンの形状、ファンの回転速度などの空気調和機の作動条件をモデル化する段階を一回以上反復し、作動条件によって製造された熱交換器の後方で空気の速度分布から騷音を予測する段階と;モデリングおよび予測段階を反復して得られた結果のうち、最小の騒音水準を有すると予測されたモデルによって空気調和機を製造する段階とを含むことを特徴とする空気調和機の製造方法。
  10. 前記空気の速度分布から騷音水準を予測する段階は、前記空気の速度分布を周波数領域における空気の速度情報に変換した後、速度スペクトルを得る段階と;前記速度スペクトルの第1乃至第3ピーク値から騷音レベルを予測する段階とを含むことを特徴とする請求項9記載の空気調和機の製造方法。
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