JP2006017036A - 筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置 - Google Patents

筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置 Download PDF

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Abstract

【目的】低圧燃料通路における燃料流れによる振動及び衝突音の発生を抑止するとともに高圧燃料ポンプを小型化する。
【構成】低圧燃料ポンプPLにて昇圧された低圧燃料は、高圧燃料ポンプPHにより高圧燃料に昇圧され、この高圧燃料が燃料噴射弁Jを備える燃料分配管61に供給される。
燃料分配管61より燃料タンクTに向かうリターン通路9が分岐され、リターン通路9に、ECU63から出力される信号に応じ高圧燃料通路5からリターン通路9に向かうリターン燃料を制御する電磁弁10を配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は低圧燃料ポンプから供給される低圧燃料を、高圧燃料ポンプによって高圧に昇圧し、この高圧燃料を燃料噴射弁を介して直接エンジンの気筒内へ噴射する筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置に関する。
かかる筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置は、特開2001−295770号公報に開示される。
当該公報には、図2に示される如き、筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置が示される。
図2により説明すると、Tは内部に燃料が貯溜された燃料タンクであり、燃料タンクT内の燃料は、ウエスコ式ポンプ、ローラ式ポンプ、等の低圧燃料ポンプPLによって300kpa程度の低圧に昇圧され、低圧燃料通路50を介して吐出される。
尚、51は低圧燃料ポンプPL内に吸入される燃料中に含まれる異物を除去するフィルターであり、52は低圧燃料通路50内を流れる燃料圧力を所定の一定低圧状態に維持する為のプレッシャーレギュレターである。
PHは高圧燃料ポンプであり、以下により形成される。
53は上下方向にシリンダー孔54が穿設されたシリンダーボデーであり、シリンダー孔54内にはプランジャー55が摺動自在に配置され、プランジャー55の上端に臨むシリンダー孔54の上部には加圧室56が形成される。
又、57はエンジンによって回転駆動される燃料ポンプ用カムであり、プランジャー55の下端に配置されるリフター58は燃料ポンプ用カム57に当接配置される。
前記加圧室56には低圧燃料通路50の下流側と高圧燃料通路59の上流側が開口するもので、低圧燃料通路50の加圧室56内への開口端50aには該開口を開閉する弁体60aが配置され、この弁体60aは、電磁スピル弁60によって開閉制御される。
又、62は、高圧燃料通路59内にあって且つ加圧室56内に臨んで配置される吐出側逆止弁である。
61は燃料噴射弁Jの上流端を支持する燃料分配管であり、該燃料分配管には高圧燃料通路59の下流側が接続され、高圧燃料ポンプPHによって昇圧された8000〜13000kpa程度の高圧燃料が燃料分配管61に供給される。
尚、前記燃料噴射弁の下流端は、筒内噴射型ガソリンエンジンE(以下エンジンEという)の各気筒内へ開口配置される。
燃料ポンプ用カム57がエンジンEの回転に連動して回転すると、リフター58が上昇し、これと連動してプランジャー55が上動して加圧室56の加圧行程が行なわれるもので、低圧燃料ポンプPLから開放状態にある開口端50aを介して加圧室56内へ供給される低圧燃料を加圧する。
そして、前記加圧行程内での適切なタイミングで加圧室56内に臨んで配置された電磁スピル弁60の弁体60aが、開放状態にある低圧燃料通路50の開口端50aを閉塞する。
このように開口端50aが弁体60aによって閉塞されることによると、加圧室56内の燃料はその圧力を急速に上昇して高圧燃料となり、この高圧燃料によって吐出側逆止弁62が開弁され、高圧燃料通路59内へ高圧燃料が供給される。
そして高圧燃料通路59内の高圧燃料は燃料分配管61内へと供給され、この高圧燃料が各燃料噴射弁Jを介してエンジンEの各気筒内へと噴射される。
一方、プランジャー55が下降する吸入行程時にあっては、電磁スピル弁60の弁体60aは再び開口端50aを開放するもので、低圧燃料ポンプPLから低圧燃料通路50を介して低圧燃料が加圧室56内に吸入される。
このような加圧行程と吸入行程とを繰り返し、加圧行程での電磁スピル弁60の閉弁タイミングを電磁制御装置(以下ECUという)63にて燃料圧力センサ64にて検出される燃料分配管61内の燃料圧力やその他のエンジン状態に応じてフィードバック制御することにより、燃料分配管61内の燃料圧力を適切な高圧燃料に調圧できる。
特開2001−295770号公報
かかる従来の筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置によると、電磁スピル弁60の弁体60aが開口端50aを閉じる前の加圧行程において、加圧室56内の燃料は開口端50a、低圧燃料通路50を介して燃料タンクT側へ戻るものであり、一方低圧燃料ポンプPLは依然として低圧燃料通路50に向けて燃料の吐出を継続する。
以上によると、低圧燃料通路50内において流れ方向の異なる燃料が衝突することになり、低圧燃料通路50が振動したり、あるいは衝突音を発生する恐れがあり好ましいものでない。
又、電磁スピル弁60の弁体60aは加圧室56に臨んで配置する必要があることから電磁スピル弁60はシリンダーボデー53に取りつける必要があり、高圧燃料ポンプPHをコンパクトにまとめることができない。
ここで、高圧燃料ポンプPHを駆動する燃料ポンプ用カム57はエンジンEの回転を受けることからエンジンEの近傍に配置されるもので、高圧燃料ポンプPHをコンパクトにまとめることができないことは高圧燃料ポンプPHのレイアウトの自由度が低い。
本発明は前記不具合に鑑み成されたもので、低圧燃料通路内における燃料流れを常に一定方向に維持することによって低圧燃料通路における振動及び衝突音の発生を抑止すること。及び高圧燃料ポンプを小型化すること。のできる筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置を提供することにある。
本発明の筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置は前記目的達成の為に、低圧燃料ポンプから供給される低圧燃料を高圧燃料ポンプによって高圧に昇圧し、この高圧燃料が燃料分配管に供給されるとともに燃料分配管内の高圧燃料が燃料噴射弁を介して筒内噴射型ガソリンエンジンに供給される筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置において、
燃料分配管を含む高圧燃料通路より燃料タンクへ向かうリターン通路を分岐し、該リターン通路に、ECUから出力される信号に応じ、高圧燃料通路からリターン通路に向かうリターン燃料を制御する電磁弁を配置したことを第1の特徴とする。
かかる本発明の第1の特徴によると、高圧燃料ポンプによって高圧に昇圧された高圧燃料は高圧燃料通路から燃料分配管内へと供給される。
一方、燃料分配管より燃料タンクに向けて分岐されるリターン通路に配置された電磁弁は、燃料分配管内の燃料圧力を検出する燃料圧力センサの信号、あるいはエンジンの運転状態を検出する各種センサの信号、が入力され、それに応じて出力されるECUからの信号にてその開口が制御されるもので、電磁弁によってリターン通路を介して燃料タンク内へ戻される燃料によって燃料分配管内の燃料圧力を適切な高圧燃料に調圧できる。
従って、燃料分配管内の所定の高圧燃料を燃料噴射弁を介してエンジンの各気筒に向けて噴射供給できる。
又、本発明は前記第1の特徴に加え、前記電磁弁は燃料噴射弁であって、且つ前記燃料噴射弁を燃料分配管に取着したことを第2の特徴とする。
かかる第2の特徴によると、燃料噴射弁の上流側が燃料分配管に取着されて固定され、燃料噴射弁の下流側に燃料タンクに連なるリターン通路が接続され、ECUからの信号によって燃料噴射弁が開口して燃料分配管内の燃料がリターン通路を介して燃料タンクへ戻され、もって燃料分配管内の燃料が所望の適切な高圧燃料に調圧される。
本発明の第1の特徴によると、高圧燃料ポンプの駆動中において、低圧燃料ポンプと高圧燃料ポンプとを連絡する低圧燃料通路は、常に低圧燃料ポンプから高圧燃料ポンプに向かう一定方向の燃料流れとすることができ、高圧燃料ポンプと燃料分配管とを連絡する高圧燃料通路内は、常に高圧燃料ポンプから燃料分配管へ向かう一定方向の燃料流れとすることができる。
従って、低圧及び高圧燃料通路内において燃料流れが衝突することがないので、それら燃料配管が振動したり、燃料が衝突することによる衝突音が発生したりすることがない。
又、前記によれば特に低圧燃料通路において燃料配管の剛性を高める必要もなく、且つ低圧燃料通路に配置されるプレッシャーレギュレターの調圧作用に悪影響を与えることがない。
又、電磁弁は、機関の停止時において燃料分配管が高熱を受けて大きく温度上昇し、燃料分配管内の燃料圧力が上昇した際、等において機関の始動操作と同期して電磁弁を開放でき、燃料分配管内の燃料圧力を所定の燃料圧力に調圧できるので、エンジンの熱間再始動を良好に行なうことができる。
又、電磁弁は高圧燃料ポンプの加圧室に臨んで配置されることがないので、電磁弁と高圧燃料ポンプとを切り離して形成することができ、これによると高圧燃料ポンプをコンパクトにまとめることができ、エンジンに対する配置の自由度を大きく向上できる。
本発明の第2の特長によると、電磁弁として燃料噴射弁を用いたもので、この燃料噴射弁は、燃料が吸気管内に噴射される吸気管噴射型エンジン、あるいは燃料が気筒内に噴射される筒内噴射型エンジンにおいて通常用いられるものであるので、特別に新たな電磁弁を開発したり、あるいは新規な製造設備を必要とするものでなく、量産効果による安価な燃料噴射弁を採用できる。
又、前記燃料噴射弁は、エンジンへの燃料噴射を行なう通常の燃料噴射弁と同様に燃料分配管に取着されるもので、特別新たな取付け部材を必要とするものでなく且つその取付けも従来の方法をもって容易に行なうことができる。
又、現在、前記燃料噴射弁を用いる燃料供給方式が主流であって、(気化器を用いる燃料供給方式は限られて用いられる)且つ種々の排気量に適合する流量性能の異なる多くの燃料噴射弁が存在するもので、これによるとリターン通路への燃料の戻し量の選択の自由度が高い。
以下、本発明になる筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置の一実施例について図1により説明する。
尚、図2と同一構造部分については同一符号を使用し説明を省略する。
高圧燃料ポンプPHは以下により形成される。
1はシリンダーボデーであって内部にシリンダー孔1aが上下方向に穿設され、シリンダー孔1aにはプランジャー2が摺動自在に配置される。
3はプランジャー2の上部2aとシリンダー孔1aの上部とによって形成される加圧室であり、この加圧室3には低圧燃料通路4の下流側と高圧燃料通路5の上流側とが開口配置される。
そして、プランジャー2の下端は、リフター58を介して燃料ポンプ用カム57に当接配置される。
前記、低圧燃料通路の上流側はプレッシャーレギュレター52、低圧燃料ポンプPL、フィルター51を介して燃料タンクT内へと接続される。
低圧燃料ポンプPLは、燃料タンクT外に配置され、その吸入側が燃料タンクT内へ連絡されればよい。
そして、低圧燃料通路4内には加圧室3に向かう燃料流れのみを許容する吸入側逆止弁6が配置される。
前記、高圧燃料通路の下流側は燃料分配管61の燃料分配路61aと接続され、この高圧燃料通路5には燃料分配路61aに向かう燃料流れのみを許容する吐出側逆止弁7が配置される。
Jは、ECU63からの噴射信号に基づき燃料を噴射する一般的に用いられる燃料噴射弁であり、筒内噴射型ガソリンエンジンに用いられる燃料噴射弁は例えば特開2002−285938号公報に開示され、吸気管内噴射型ガソリンエンジンに用いられる燃料噴射弁は例えば特開2000−249030号公報に開示される。
そして、前記燃料噴射弁の上流側Jaは燃料分配管61の噴射弁支持孔61bに気密的に挿入支持され、噴孔Jbが開口する下流側Jcは筒内噴射型ガソリンエンジンEの気筒内に開口配置される。
9は、燃料分配路61a又は高圧燃料通路5と燃料タンクTとを連絡するリターン通路であり、該リターン通路には、ECU63からの信号によりその開口が制御される電磁スピル弁、比例制御弁、等の電磁弁10が配置される。
燃料ポンプ用カム57がエンジンの回転に伴なって回転し、カム面57aが上方に移動し、リフター58を上昇させると、これに連動してプランジャー2がシリンダー孔1a内を上方向に移動し、加圧室3の室容積を減少させるとともに吸入側逆止弁4が低圧燃料通路4を閉塞する。
これは高圧燃料ポンプPHの加圧行程である。
以上によると、加圧室3内の圧力は大きく上昇して高圧燃料となり、吐出側逆止弁7はこの高圧燃料を受けて開弁し、前記高圧燃料が高圧燃料通路5を介して燃料分配管61の燃料分配路61a内に供給される。
一方、燃料ポンプ用カム57の回転に伴ない、カム面57aが下方に移動してリフター58が下降すると、プランジャー2は前記リフターと同期して下降して加圧室3の室容積を増加させるもので、これによると加圧室3内の圧力が低下して吸入側逆止弁4が低圧燃料通路4を開放する。これは高圧燃料ポンプPHの吸入行程である。
以上によると、加圧室3内には低圧燃料ポンプPLにて低圧力に昇圧された低圧燃料が供給される。
そして、前記高圧燃料ポンプの吸入行程及び加圧行程が燃料ポンプ用カム57の回転によって連続的に行なわれることにより、高圧燃料ポンプPHによって高圧に昇圧された高圧燃料が高圧燃料通路5を介して燃料分配管61の燃料分配路61a内に供給される。
そして、燃料分配管61の燃料分配路61a内に高圧燃料ポンプPHから供給される高圧燃料は、以下によって所定の適切な圧力を有する高圧燃料へ制御される。
すなわち、ECU63には、燃料圧力センサ64によって燃料分配路61a内の燃料圧力が検出され、それに応じた信号が入力される。
さらに、ECU63には、エンジンの運転状態を検出する絞り弁開度センサ、温度センサ、回転センサ、等の各種センサからの信号が入力される。
以上によると、ECU63は、電磁弁30に向けてエンジン運転状態に最適な燃料圧力を維持する為の信号を出力するもので、例えば燃料分配路61a内の燃料圧力が所定の圧力に比較して大きく上昇している状態において、電磁弁30に向けて長い開弁信号が出力される。
これによると、燃料分配路61a内の燃料は、電磁弁30を介してリターン通路9内には大容量の燃料が戻されるもので、燃料分配路61a内の圧力を大きく低下させて所定の適切な高圧燃料へ制御でき、この高圧燃料が燃料噴射弁Jを介してエンジンEに噴射供給される。
一方、燃料分配路61a内の燃料圧力が所定の圧力に比較して小さく上昇している状態において、電磁弁30に向けて短い開弁信号が出力される。
これによると、燃料分配路61a内の燃料は、電磁弁30を介してリターン通路9内には小容量の燃料が戻されるもので、燃料分配路61a内の圧力を大きく低下させて所定の適切な高圧燃料へ制御でき、この高圧燃料が燃料噴射弁Jを介してエンジンEに噴射供給される。
以上の如く、本発明によると、燃料分配路61aからリターン通路9を分岐し、該リターン通路に、燃料分配路61a内の燃料圧力及びエンジン運転状態に応じて開閉動作する電磁弁10を配置し、燃料分配路61aからリターン通路9に向かって流れる燃料量を電磁弁10によって制御することにより燃料分配路61a内の燃料圧力を適切な高圧燃料に維持したもので、これによると次の効果を達成できる。
第1には、低圧燃料通路4を流れる低圧燃料は低圧燃料ポンプPLから高圧燃料ポンプPHに向かう一方向流れであり、高圧燃料通路5を流れる高圧燃料は高圧燃料ポンプPHから燃料分配路61aに向かう一方向流れであり、リターン通路9を流れるリターン燃料は、燃料分配路61aから燃料タンクTに向かう一方向流れである。
これによると各燃料通路4,5,9内において燃料流れが異なることによる燃料の衝突がないもので、各燃料通路4,5,9が振動したり、あるいは燃料の衝突音が発生することがない。
第2には、前記において特に低圧燃料通路4内において燃料衝突がないことにより、低圧燃料通路4の配管の剛性を高める必要がない。
第3には、低圧燃料通路4に配置されるプレッシャーレギュレター52に向けて、高圧燃料ポンプPHから逆方向の燃料流れが作用することがないので、プレッシャーレギュレター52の調圧作用が阻害されるものでない。
第4には、エンジンの停止時において、燃料分配管61はエンジン雰囲気温度の影響を受けて温度上昇し、燃料分配路61a内の燃料圧力が上昇することがあるが、エンジンの始動初期操作(セルモータの回転等)時において、即座に電磁弁10を開放することができ、これによって温度上昇に伴なう燃料圧力の上昇を解消することができるもので、エンジンの熱間再始動性を向上できる。
第5には、電磁弁10は、燃料分配路61aと燃料タンクTとを連絡するリターン通路9又は高圧燃料通路5と燃料タンクTとを連絡するリターン通路(図示されていない)に配置されればよいので、高圧燃料ポンプPHと分離して配置できる。
以上によると高圧燃料ポンプPHをコンパクトにまとめることができ、燃料ポンプ用カム57に近接配置される高圧燃料ポンプPHの配置の自由度を向上できる。
又、図1には電磁弁10として、エンジンEへ燃料を噴射供給する燃料噴射弁Jを用いた実施例が示される。
この燃料噴射弁Jは、特開2002−285938号公報に開示される如き従来一般的に用いられるものであり、その上流側Jaが燃料分配路61a内に連絡される噴射弁支持孔61bに気密的に挿入支持されて燃料分配管61に固定され、下流側Jcの噴孔Jbに臨んでリターン通路9が接続され、更にこのリターン通路9の下流は燃料タンクTへと接続される。
このように電磁弁10として従来の燃料噴射に用いられる燃料噴射弁Jを用い、この燃料噴射弁Jの上流側Jaを燃料分配管61に取着し、下流側Jcにリターン通路9を接続したことによると、電磁弁の開発、製造設備の投資が不要で量産効果による安価な電磁弁を得ることができる。
又、燃料噴射弁Jの燃料分配管61への取着は、従来の燃料噴射弁と同様の取付け構造を採用できるので特別新たな取付け部材を必要としない。
本発明になる筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置の一実施例を示す概略システム図。 従来の筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置の概略システム図。
符号の説明
5 高圧燃料通路
9 リターン通路
10 電磁弁
61 燃料分配管
J 燃料噴射弁
PL 低圧燃料ポンプ
PH 高圧燃料ポンプ
63 ECU

Claims (2)

  1. 低圧燃料ポンプから供給される低圧燃料を高圧燃料ポンプによって高圧に昇圧し、この高圧燃料が燃料分配管に供給されるとともに燃料分配管内の高圧燃料が燃料噴射弁を介して筒内噴射型ガソリンエンジンに供給される筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置において、
    燃料分配管61を含む高圧燃料通路5より燃料タンクTへ向かうリターン通路9を分岐し、該リターン通路に、ECU63から出力される信号に応じ、高圧燃料通路5からリターン通路9に向かうリターン燃料を制御する電磁弁10を配置したことを特徴とする筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置。
  2. 前記電磁弁は燃料噴射弁Jであって、且つ前記燃料噴射弁を燃料分配管61に取着したことを特徴とする請求項1記載の筒内噴射型ガソリンエンジンにおける燃料供給装置。
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