JP2006016948A - 太柄(だぼ)を含むブロック製品及び同構造物 - Google Patents

太柄(だぼ)を含むブロック製品及び同構造物 Download PDF

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博孝 武田
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Abstract

【課題】反復使用できるブロック製品および、ブロック製品を湿式接着工法を
用いずにジョイント出来る太柄製品を提供することにある。
【解決手段】コンクリート製、陶磁器製、石製、木製、ガラス製、樹脂製、プラスチック製等、およびこれらを組合わせた素材からなる直立体のブロック製品を熟練技術を必要とせず容易に接合、組積するため、ジョイント部材として太柄製品と組み合わせて当該ブロック製品と接合、組積し、支柱(芯棒)を挿入することによって更に強度を増し、あわせて耐震構造を有した、ブロック構造物を提供するものである。なお、このブロック構造物はセメント、モルタル、接着剤等を使用しない乾式工法であり、解体も容易である。ブロック構造物を解体後のブロック製品、太柄製品はリサイクル可能である特徴をもつ。
【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明
本発明はコンクリート製、陶磁器製、石製、木製、ガラス製、樹脂製、プラスチック製等、およびこれらを組合わせた素材からなる直立体のブロック製品、これらブロック製品を熟練技術を必要とせず容易に接合、組積するためのジョイント部材として太柄製品、当該ブロック製品、太柄製品を用いて接合、組積したブロック構造物に関するものである。
従来、土木工事や建築工事においては2材の接合部で「ずれ」を防ぐため、両材にまたがって穴を掘って入れる小片を「太柄」(だぼ)といい、木工事では「かし、けやき、なら」等の堅木を、石工事、レンガ工事では亜鉛メッキを施した丸棒や角棒の金属が用いられてきた。
従来レンガや石材を用いて施工する組積工事では、組積しようとする材料の接合面の上下にセメントモルタル等を塗付けて接合し、積上げて構造するのが一般的な工法であり、特殊な組積構造の場合には上述の太柄として金属の剛性材料が用いられてきた。
なお、ブロック関係のJIS規格を調べてみると、
赤レンガ:幅10cm。長21cm。厚6cm。長短比1:2:0.6。
耐火レンガ:幅11.4cm。長23cm。厚6.5cm。長短比1:2:0.6。
陶製レンガ:幅10cm。長21cm。厚6cm。長短比1:2:0.6。
セメントレンガ:赤レンガと同規格。
断熱レンガ:耐火レンガと同規格。
コンクリートブロック:幅19cm。長39cm。厚10〜15cm。長短比2:1。
目地込仕上:幅20cm。長40cm。厚10〜15cm。長短比2:1。
以上のとおり、日本国内における組積工事の部材製品1コ当たりの規格の長短比は、長さ方向2:幅方向1であることがうかがえる。
発明が解決しようとする課題
しかし、これ等従来の工法には、次のような欠点があった。
イ.結合部のセメントモルタルの乾燥度にあわせて積上げていくために時間がかかる
ロ.太柄を入れるときに石材やレンガなどを破損することが多々ある。
ハ.陶器・レンガ・ガラス製品等、製造時に熱を加えた時の膨張等により製品に精密な均一性を得がたい焼物建材の接合、組積において、ブロック製品の個体差による多少のずれが生じて、太柄が太柄に入らないまたは入り難く接合、組積が出来ない。
ニ.組積にあたって熟練した職人が必要である。
ホ.湿式接着工法のため一部分の取り壊しや補修のために該当部分の周囲を大きく取り壊さなくてはならない。
ヘ.剛構造のため、取り壊しに多大な労力と費用がかかる。
ト.剛構造のため、地震等の震動に弱い。
チ.取り壊し廃材は、建築廃材の産業廃棄物として処分しなくてはならない。
リ.既設材を反復して使用することができない。
発明の目的
本発明は、以上の欠点を解決するためになされたものであり、かつ自由に作り直したりして、反復使用できるブロック製品および、ブロック製品を湿式接着工法を用いずにジョイント出来る太柄製品を提供することにある。
課題を解決するための手段
<構成1>
直方体のブロック製品の寸法は原則として、前述のJIS規格に沿って、概略幅方向W:1、長さ方向L:2、厚さ方向:0.6を基準比率とする。ただし構造物を構築するために都合のよい寸法に成形されたブロック製品は前記の基準比率に則らず、任意の寸法とする。
ブロック製品は長さ方向を幅方向と垂直に1/4と3/4の地点から引いた直線と、幅方向の中心線の交点を中心位置にした2つの「楕円形」の太柄穴が設けられていることを特徴とする。
なお、長:1、短:1の比率のいわゆる半丁掛(半マスと称されることもある)ブロック製品は太柄穴は1つとする。
<構成1−1>
直方体のブロック製品の寸法は原則として、前述のJIS規格に沿って、概略幅方向W:1、長さ方向L:2、厚さ方向:0.6を基準比率とする。ただし構造物を構築するために都合のよい寸法に成形されたブロック製品は前記の基準比率に則らず、任意の寸法とする。
ブロック製品は長さ方向を幅方向と垂直に1/4と3/4の地点から引いた直線と、幅方向の中心線の交点を中心位置にした2つの「楕円形」の太柄穴が設けられ、太柄穴の形状について、高さ方向を2等分し、上部部分1/2の太柄穴が「楕円形」、下部部分1/2の太柄穴が「真円形」に形成されていることを特徴とする。
この特徴により<構成1>記載のブロック製品以上に、ブロック構造物の接合、組積時において、ジョイントの堅牢性を更に高めた。
なお、長:1、短:1の比率のいわゆる半丁掛(半マスと称されることもある)ブロック製品は太柄穴は1つとする。
<構成2>
ブロック製品の接合に用いる太柄製品は、硬質弾性体、ゴム製品、金属、又はそれらの複合体から形成され、筒状の中空構造を有し、中空部分にブロック構造物を支える任意の長さの支柱(芯棒)の挿入によって、太柄に備付けられた内羽が外側に押し出され突起し、ブロック製品の太柄穴を強力に圧迫することにより、ブロック製品の接合、組積において、ジョイントの堅牢性を高めることを特徴とする。
この太柄製品は前項で記載したブロック製品の高さ方向の寸法未満の長さを有し、中間位置にフランジを設ける。ブロック製品の接合、組積時、フランジより上方部分を組積するブロック製品の下方太柄穴に嵌入し、フランジより下方部分を既積のブロック製品の上方太柄穴に嵌入する。ことにより、ブロック製品同士をジョイントする。以下順次この作業を繰り返して行ない、所望のブロック構造物を得る。
<構成3>
<構成1><構成2>にて記載したブロック製品同士のジョイントに弾性を持たせ耐震性のあるブロック構造物とするため、ブロック製品の太柄穴に表面に凹凸を有する円形状のゴムを取りつける。これによりジョイントされた太柄穴と太柄の密着性が高まり強い接合力を得られると伴に、上下左右方向への震動をジョイント部分が吸収し、ブロック構造物の剛性を一層高める。
また陶器・レンガ・ガラス製品等、製造時に熱を加えた時の膨張等により製品に精密な均一性を得がたい焼物建材の接合、組積において、ブロック製品の個体差による多少のずれの生じに対しても、前記の円形状のゴムが横方向へのパッキンの役割をはたし、密着性を損なうことなくブロック構造物を構築することが可能となる。
以下に従来品と比べて優れている点を述べる。
組積する場合の利点
イ.ブロック製品の接合、組積は太柄穴に太柄を嵌入し、その後支柱(芯棒)を挿入するだけの簡単な操作なので、積上げていくための熟練工を必要としない。
ロ.セメント、モルタル、その他接着剤等によるブロック製品の接合、組積を必要としない乾式工法のため、セメント、モルタル、その他接着剤等の乾燥度にあわせて積上げていく湿式工法と比較して構築工期を大幅に短縮することができる。
ハ.セメント、モルタル、その他接着剤等の乾燥に時間がかかる寒冷地での施工も、気候に左右されずおこなうことができる。
ニ.ブロック構造物の組積の途中で、ブロック製品の個体差による多少のブロック間のずれが生じても、楕円形の太柄穴の形状、ブロック製品の太柄穴表面に取り付けた凹凸を有する円筒状のゴムにより、ブロック製品同士の密着性を損なうことなくブロック構造物を構築することが可能となる。
ホ.乾式工法のため、セメント・モルタルを練るなどの施工時の作業を必要とせず、組積の作業的負荷を軽減でき、更に施工現場が汚れないので後始末の必要がない。
構造物を解体する場合の利点
イ.従来の湿式接着工法の場合と異なり、支柱(芯棒)、太柄を取りはずすだけで構造物を容易に解体することができる。
ロ.解体する場合に発生する騒音が非常に少ない。
ハ.解体する場合の粉塵が非常に少ない。
構造物解体後の利点
イ.解体したブロック製品は、再度利用できる。
ロ.解体、取りはずした太柄は、再度利用することができる。
Figure 2006016948
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Claims (5)

  1. 硬質弾性体、ゴム製品、金属、又はそれらの複合体からなる、着脱可能な太柄(だぼ)を嵌入することによって、セメント、モルタル、漆喰、その他接着剤等による湿式工法を必要としない、乾式工法によるブロック構造物を構築できることを特徴とするリサイクル可能なブロック製品
  2. 陶器・レンガ・ガラス製品等、製造時に熱を加えた時の膨張等により製品に精密な均一性を得がたい焼物建材の接合、組積時、ブロック製品の個体差による多少のずれが生じる可能性が高く、この場合、ブロックの接合、組積が困難になる。このような状況下においても、複数のブロック製品の接合、組積によるブロック構造物の構築を可能とした、長さ方向を幅方向と垂直に1/4と3/4の地点から引いた直線と、幅方向の中心線の交点を中心位置にした2つの「楕円形」の太柄穴を有することを特徴としたブロック製品。
    当該ブロック製品に着脱可能な太柄の嵌入によりブロック同士の接合、組積をおこない、所望のブロック構造物を得る。
  3. 請求項2にて記載のブロック製品の太柄穴の形状について、高さ方向を2等分し、上部部分1/2の太柄穴が「楕円形」、下部部分1/2の太柄穴が「真円形」に形成することにより、ブロック製品の接合、組積において、ジョイントの堅牢性を高めることを特徴としたブロック製品
  4. 硬質弾性体、ゴム製品、金属、又はそれらの複合体から形成され、筒状の中空構造を有し、中空部分にブロック構造物を支える任意の長さの支柱(芯棒)の挿入によって、太柄に備付けられた複数の内羽がブロック製品の太柄穴を強力に圧迫することにより、ブロック製品の接合、組積において、ジョイントの堅牢性を高めることを特徴とした太柄製品
  5. 請求項1、請求項2および請求項3のブロック製品を請求項4の太柄製品と構造体を支える任意の長さの支柱(芯棒)を使用して接合、組積したブロック構造物を着脱可能な粘着性弾性体でシーリングまたはコーキングして接合、組積強度を更に補強したことを特徴とするブロック構造物
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10252184A (ja) * 1997-03-13 1998-09-22 Saikon Kogyo:Kk ブロック連結部材及びブロック連結構造
JP2001320965A (ja) * 2000-05-17 2001-11-20 Freehand:Kk ブロック製品

Patent Citations (2)

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