JP2006015875A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジンクラッチの締結状態に係わらず応答性の高い走行制御を達成可能なハイブリッド車両の制御装置を提供すること。
【解決手段】 エンジンと少なくとも1つのモータによる複数の動力源と、締結要素と、エンジンクラッチを有する差動歯車変速機とを備え、前記締結要素及び前記エンジンクラッチの締結・解放の組み合わせにより複数の走行モードを達成するハイブリッド車両の制御装置において、前記締結要素の解放により無段変速比を達成しつつ前記モータの駆動力のみで走行するときは、前記エンジンクラッチを解放すると共に、前記エンジンクラッチに接続された遊星歯車列の回転メンバの目標回転数を所定回転数以下として制御する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ハイブリッド車の制御装置に関し、特にエンジンの動力伝達経路にクラッチを備えた構成に関する。
従来、共線図上に4つの入出力要素が配列される4要素2自由度の遊星歯車機構を構成し、前記入出力要素のうちの内側に配列される2つの要素の一方にエンジンからの入力を、他方に駆動系統への出力をそれぞれ割り当てると共に、前記内側の要素の両外側に配列される2つの要素にそれぞれ第1モータジェネレータと第2モータジェネレータとを連結したハイブリッド駆動装置が知られてい(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−32808号公報
エンジンとエンジン入力要素との間にはエンジンクラッチが設けられ、走行モードに応じて締結・解放を行っている。第1モータジェネレータ及び第2モータジェネレータのみで走行するモードでは、エンジントルクを必要としない。このとき、エンジンクラッチを解放して走行すると、エンジンを使用するモードに遷移するためには、エンジン入力要素の回転数を一旦下げ、エンジンクラッチを締結してエンジン始動を行う必要がある。よって、エンジントルクによる駆動力を発生させるまでの応答性の悪化を招く虞がある。
また、応答性確保のためにエンジンクラッチを締結し、エンジン回転を極低回転状態で走行すると、路面勾配変化や段差などの影響で車両負荷が変動した場合、出力軸の回転数急変に伴い出力軸の慣性モーメントの影響でエンジンに路面からの反力がかかり、エンジンの回転が通常の回転方向と逆になる虞がある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、エンジンクラッチの締結状態に係わらず応答性の高い走行制御を達成可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、エンジンと少なくとも1つのモータによる複数の動力源がそれぞれ回転要素に連結される遊星歯車列と、前記回転要素のいずれかに設けられ締結により固定変速比,解放により無段変速比を達成する締結要素と、前記エンジンと前記遊星歯車列との連結状態を切り換えるエンジンクラッチを有する差動歯車変速機と、を備え、前記締結要素及び前記エンジンクラッチの締結・解放の組み合わせにより複数の走行モードを達成するハイブリッド車両の制御装置において、前記締結要素の解放により無段変速比を達成しつつ前記モータの駆動力のみで走行するときは、前記エンジンクラッチを解放すると共に、前記エンジンクラッチに接続された遊星歯車列の回転メンバの目標回転数を所定回転数以下として制御した。
よって、モータの駆動力のみで走行している状態からエンジンの駆動力を用いて走行する状態に遷移する場合に、素早くエンジンクラッチを締結することが可能となり、運転者の要求に対する応答性を向上することができる。
以下、本発明のハイブリッド車の発電電力制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、ハイブリッド車の駆動系の構成を説明する。
図1は実施例1の発電電力制御装置が適用されたハイブリッド車の駆動系を示す全体システム図である。実施例1のハイブリッド車の駆動系は、図1に示すように、エンジンEと、第1モータジェネレータMG1(ジェネレータ)と、第2モータジェネレータMG2(モータジェネレータ)と、出力軸OUT(出力部材)と、これらの入出力要素E,MG1,MG2,OUTが連結される差動装置(第1遊星歯車PG1、第2遊星歯車PG2、第3遊星歯車PG3)と、選択された走行モードに応じて後述する油圧制御装置5からの制御油圧により締結・解放が制御される摩擦締結要素(ローブレーキLB、ハイクラッチHC、ハイローブレーキHLB)と、エンジンクラッチEC(第1クラッチ)と、モータジェネレータクラッチMGC(第2クラッチ)と、シリーズクラッチSC(第3クラッチ)と、を備えている。
前記エンジンEは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンであり、後述するエンジンコントローラ1からの制御指令に基づいて、スロットルバルブのバルブ開度などが制御される。
前記第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2は、永久磁石を埋設したロータと、ステータコイルが巻き付けられたステータと、を有する同期型モータジェネレータであり、後述するモータコントローラ2からの制御指令に基づいて、インバータ3により作り出された三相交流をそれぞれのステータコイルに印加することにより独立に制御される。
前記差動装置としての第1遊星歯車PG1と第2遊星歯車PG2と第3遊星歯車PG3は、何れも2自由度3要素のシングルピニオン型遊星歯車である。前記第1遊星歯車PG1は、第1サンギヤS1と、第1ピニオンP1を支持する第1ピニオンキャリアPC1と、第1ピニオンP1に噛み合う第1リングギヤR1と、によって構成されている。前記第2遊星歯車PG2は、第2サンギヤS2と、第2ピニオンP2を支持する第2ピニオンキャリアPC2と、第2ピニオンP2に噛み合う第2リングギヤR2と、によって構成されている。前記第3遊星歯車PG3は、第3サンギヤS3と、第3ピニオンP3を支持する第3ピニオンキャリアPC3と、第3ピニオンP3に噛み合う第3リングギヤR3と、によって構成されている。
前記第1サンギヤS1と前記第2サンギヤS2とは第1回転メンバM1により直結され、前記第1リングギヤR1と第3サンギヤS3とは第2回転メンバM2により直結され、前記第2ピニオンキャリアPC2と前記第3リングギヤR3とは第3回転メンバM3により直結される。したがって、3組の遊星歯車PG1,PG2,PG3は、第1回転メンバM1と第2回転メンバM2と第3回転メンバM3と第1ピニオンキャリアPC1と第2リングギヤR2と第3ピニオンキャリアPC3との6つの回転要素を有する。
前記差動装置の6つの回転要素に対する動力源E,MG1,MG2と出力軸OUTと各係合要素LB,HC,HLB,EC,SC,MGCの連結関係について説明する。
前記第1回転メンバM1(S1,S2)には、第2モータジェネレータMG2が連結されている。
前記第2回転メンバM2(R1,R3)には、入出力要素の何れにも連結されていない。
前記第3回転メンバM3(PC2,R3)には、エンジンクラッチECと第1オイルポンプOP1を介してエンジンEが連結されている。
前記第1ピニオンキャリアPC1には、ハイクラッチHCを介して第2モータジェネレータMG2が連結されている。また、ローブレーキLBを介して変速機ケースTCに連結されている。
前記第2リングギヤR2には、モータジェネレータクラッチMGCを介して第1モータジェネレータMG1が連結されている。また、ハイローブレーキHLBを介して変速機ケースTCに連結されている。
前記第3ピニオンキャリアPC3には、出力軸OUTが連結されている。なお、出力軸OUTからは、図外のプロペラシャフトやディファレンシャルやドライブシャフトを介して左右の駆動輪に駆動力が伝達される。
なお、前記第1モータジェネレータMG1とは、シリーズクラッチSCを介して連結されている。
上記連結関係により、図2に示す共線図上において、第1モータジェネレータMG1(R2)、エンジンE(PC2,R3)、出力軸OUT(PC3)、第2モータジェネレータMG2(S1,S2)の順に配列され、遊星歯車列の動的な動作を簡易的に表せる剛体レバーモデル(第1遊星歯車PG1のレバー(1)、第2遊星歯車PG2のレバー(2)、第3遊星歯車PG3のレバー(3))を導入することができる。ここで、「共線図」とは、差動歯車のギヤ比を考える場合、式により求める方法に代え、より簡単で分かりやすい作図により求める方法で用いられる速度線図であり、縦軸に各回転要素の回転数(回転速度)をとり、横軸にリングギヤ、キャリア、サンギヤ等の各回転要素をとり、各回転要素の間隔をサンギヤとリングギヤの歯数比に基づく共線図レバー比(α、β、δ)になるように配置したものである。
前記ローブレーキLBは、油圧により締結される多板摩擦ブレーキであり、図4の共線図上において、第2モータジェネレータMG2の回転速度軸より外側位置に配置され、図2及び図3の共線図に示すように、締結によりロー側変速比を分担する「ローギヤ固定モード」と「ロー側無段変速モード」を実現する。
前記ハイクラッチHCは、油圧により締結される多板摩擦クラッチであり、図4の共線図上において、第2モータジェネレータMG2の回転速度軸と一致する位置に配置され、図2及び図3の共線図に示すように、締結によりハイ側変速比を分担する「2速固定モード」と「ハイ側無段変速モード」と「ハイギヤ固定モード」を実現する。
前記ハイローブレーキHLBは、油圧により締結される多板摩擦ブレーキであり、図4の共線図上において、第1モータジェネレータMG1の回転速度軸と一致する位置に配置され、図2及び図3の共線図に示すように、ローブレーキLBと共に締結することにより変速比をアンダードライブ側の「ローギヤ固定モード」とし、ハイクラッチHCと共に締結することにより変速比をオーバードライブ側の「ハイギヤ固定モード」とする。
前記エンジンクラッチECは、油圧により締結される多板摩擦クラッチであり、図4の共線図上において、エンジンEとの回転速度軸と一致する位置に配置され、締結によりエンジンEの回転とトルクを、エンジン入力回転要素である第3回転メンバM3(PC2,R3)に入力する。
前記シリーズクラッチSCは、油圧により締結される多板摩擦クラッチであり、図4の共線図上において、エンジンEと第1モータジェネレータMG1とを連結する位置に配置され、締結によりエンジンEと第1モータジェネレータMG1とを連結する。
前記モータジェネレータクラッチMGCは、油圧により締結される多板摩擦クラッチであり、図4の共線図上において、第1モータジェネレータMG1と第2リングギヤR2を連結する位置に配置され、第1モータジェネレータMG1と第2リングギヤR2との締結解除を行う。
次に、ハイブリッド車の制御系を説明する。
実施例1におけるハイブリッド車の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、バッテリ4と、油圧制御装置5と、統合コントローラ6と、アクセル開度センサ7と、車速センサ8と、エンジン回転数センサ9と、第1モータジェネレータ回転数センサ10と、第2モータジェネレータ回転数センサ11と、第3リングギヤ回転数センサ12と、を有して構成されている。
前記エンジンコントローラ1は、アクセル開度センサ7からのアクセル開度APとエンジン回転数センサ9からのエンジン回転数Neを入力する統合コントローラ6からの目標エンジントルク指令等に応じ、エンジン動作点(Ne,Te)を制御する指令を、例えば、図外のスロットルバルブアクチュエータへ出力する。
前記モータコントローラ2は、レゾルバによる両モータジェネレータ回転数センサ10、11からのモータジェネレータ回転数N1,N2を入力する統合コントローラ6からの目標モータジェネレータトルク指令等に応じ、第1モータジェネレータMG1のモータ動作点(N1,T1)と、第2モータジェネレータMG2のモータ動作点(N2,T2)と、をそれぞれ独立に制御する指令をインバータ3へ出力する。なお、このモータコントローラ2からは、バッテリ4の充電状態をあらわすバッテリS.O.Cの情報が統合コントローラ6に対して出力される。
前記インバータ3は、前記第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2との各ステータコイルに接続され、モータコントローラ2からの指令により独立した3相交流を作り出す。このインバータ3には、力行時に放電し回生時に充電するバッテリ4が接続されている。
前記油圧制御装置5は、両オイルポンプOP1,OP2の少なくとも一方からの油圧供給を受け、統合コントローラ6からの油圧指令に基づいて、ローブレーキLBと、ハイクラッチHCと、ハイローブレーキHLBと、エンジンクラッチECと、シリーズクラッチSCと、モータジェネレータクラッチMGCの締結油圧制御及び解放油圧制御を行う。この締結油圧制御及び解放油圧制御には、滑り締結制御や滑り解放制御による半クラッチ制御も含む。
前記統合コントローラ6は、アクセル開度センサ7からのアクセル開度APと、車速センサ8からの車速VSPと、エンジン回転数センサ9からのエンジン回転数Neと、第1モータジェネレータ回転数センサ10からの第1モータジェネレータ回転数N1と、第2モータジェネレータ回転数センサ11からの第2モータジェネレータ回転数N2と、第3リングギヤ回転数センサ12からのエンジン入力回転速度ωin等の情報を入力し、所定の演算処理を行う。そして、エンジンコントローラ1、モータコントローラ2、油圧制御装置5に対し演算処理結果にしたがって制御指令を出力する。
なお、統合コントローラ6とエンジンコントローラ1、および、統合コントローラ6とモータコントローラ2とは、情報交換のためにそれぞれ双方向通信線14、15により接続されている。
次に、ハイブリッド車の走行モードについて説明する。
走行モードとしては、ローギヤ固定モード(以下、「Lowモード」という。)と、ロー側無段変速モード(以下、「Low-iVTモード」という。)と、2速固定モード(以下、「2ndモード」という。)と、ハイ側無段変速モード(以下、「High-iVTモード」という。)と、ハイギヤ固定モード(以下、「Highモード」という。)と、の5つの走行モードを有する。
前記5つの走行モードについては、エンジンEを用いないで両モータージェネレータMG1,MG2のみで走行する電気自動車モード(以下、「EVモード」という。)と、エンジンEと両モータージェネレータMG1,MG2を用いて走行するハイブリッド車モード(以下、「HEVモード」という。)とに分けられる。
よって、図2(EVモード関連の5つの走行モード)及び図3(HEVモード関連の5つの走行モード)に示すように、「EVモード」と「HEVモード」とを合わせると「10の走行モード」が実現されることになる。
ここで、図2(a)は「EV-Lowモード」の共線図、図2(b)は「EV-Low-iVTモード」の共線図、図2(c)は「EV-2ndモード」の共線図、図2(d)は「EV-High-iVTモード」の共線図、図2(e)は「EV-Highモード」の共線図である。また、図3(a)は「HEV-Lowモード」の共線図、図3(b)は「HEV-Low-iVTモード」の共線図、図3(c)は「HEV-2ndモード」の共線図、図3(d)は「HEV-High-iVTモード」の共線図、図3(e)は「HEV-Highモード」の共線図である。
前記「Lowモード」は、図2(a)及び図3(a)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを解放し、ハイローブレーキHLBを締結し、シリーズクラッチSCを解放し、モータジェネレータクラッチMGCを締結することで得られるローギヤ固定モードである。
前記「Low-iVTモード」は、図2(b)及び図3(b)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを解放し、ハイローブレーキHLBを解放し、シリーズクラッチSCを解放し、モータジェネレータクラッチMGCを締結することで得られるロー側無段変速モードである。
前記「2ndモード」は、図2(c)及び図3(c)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを解放し、シリーズクラッチSCを解放し、モータジェネレータクラッチMGCを締結することで得られる2速固定モードである。
前記「High-iVTモード」は、図2(d)及び図3(d)の共線図に示すように、ローブレーキLBを解放し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを解放し、シリーズクラッチSCを解放し、モータジェネレータクラッチMGCを締結することで得られるハイ側無段変速モードである。
前記「Highモード」は、図2(e)及び図3(e)の共線図に示すように、ローブレーキLBを解放し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを締結し、シリーズクラッチSCを解放し、モータジェネレータクラッチMGCを締結することで得られるハイギヤ固定モードである。
そして、前記「10の走行モード」のモード遷移制御は、統合コントローラ6により行われる。すなわち、統合コントローラ6には、要求駆動力Fdrv(アクセル開度APにより求められる。)と車速VSPとバッテリS.O.Cによる三次元空間に、例えば、図5に示すような前記「10の走行モード」を割り振った走行モードマップが予め設定されていて、車両走行時等においては、要求駆動力Fdrvと車速VSPとバッテリS.O.Cの各検出値により走行モードマップが検索され、要求駆動力Fdrvと車速VSPにより決まる車両動作点やバッテリ充電量に応じた最適な走行モードが選択される。なお、図5は三次元走行モードマップをバッテリS.O.Cが充分な容量域のある値で切り取ることにより、要求駆動力Fdrvと車速VSPとの二次元によりあらわした走行モードマップの一例である。
さらに、シリーズクラッチSCとモータジェネレータクラッチMGCを採用したことに伴い、上記「10の走行モード」に加え、図6に示すように、発進時等で選択されるシリーズローギヤ固定モード(以下、「S-Lowモード」という。)が追加される。この「S-Lowモード」は、ローブレーキLBとハイローブレーキHLBを締結し、エンジンクラッチECとハイクラッチHCとモータジェネレータクラッチMGCを解放し、シリーズクラッチSCを締結することで得られる。
つまり、上記「10の走行モード」はパラレル型ハイブリッド車としての走行モードであるが、シリーズローギヤ固定モードである「S-Lowモード」については、エンジンEと第1モータジェネレータMG1とを共線図から切り離し、エンジンEにより第1モータジェネレータMG1を駆動して発電し、該第1モータジェネレータMG1による発電電力を受け入れて充電するバッテリ4と、該バッテリ4の充電電力を用いて第2モータジェネレータMG2を駆動するというシリーズ型ハイブリッド車としての走行モードを達成する。つまり、実施例1は、パラレルにシリーズを組み合わせたハイブリッド車両として構成される。
前記走行モードマップの選択により、「EVモード」と「HEVモード」との間においてモード遷移を行う場合には、図6に示すように、エンジンEの始動・停止と、エンジンクラッチECを締結・解放する制御が実行される。また、「EVモード」の5つのモード間でのモード遷移や「HEVモード」の5つのモード間でのモード遷移を行う場合には、図6に示すON/OFF作動表にしたがって行われる。
これらのモード遷移制御のうち、例えば、エンジンEの始動・停止とクラッチやブレーキの締結・解放が同時に必要な場合や、複数のクラッチやブレーキの締結・解放が必要な場合や、エンジンEの始動・停止またはクラッチやブレーキの締結・解放に先行してモータジェネレータ回転数制御が必要な場合等においては、予め決められた手順にしたがったシーケンス制御により行われる。
(EV-Low-iVT or EV-High-iVTモードへの遷移処理)
次に、他のモードからEV-Low-iVT or EV-High-iVTモードへの遷移処理について図7のフローチャートに基づいて説明する。
ステップ101では、他のモードからEV-Low-iVT or EV-High-iVTモードへの遷移が検出されたかどうかを判断し、検出されたときはステップ102へ進み、それ以外は本制御フローを終了する。
ステップ102では、遷移前の各クラッチ及びブレーキの締結状態に応じてEV-Low-iVT or EV-High-iVTモードに対応するクラッチ及びブレーキの締結・解放制御処理を実行する。
ステップ103では、第3回転メンバM3の回転数が0となるようにEV-Low-iVT or EV-High-iVTモードの走行制御を実行する。
ステップ104では、エンジンクラッチECにプリチャージを実行する。
すなわち、他のモードからEV-Low-iVTモード or EV-High-iVTモードへの遷移が検出されたときは、遷移前のクラッチ及びブレーキの締結状態に応じて適宜解放・締結し、出力軸トルクが変動しないよう第1モータジェネレータMG1及び第2モータジェネレータMG2のトルク制御を同時に実行する。次に、EV-Low-iVT or EV-High-iVTモードを達成する各クラッチ及びブレーキの締結状態が達成されると、第3回転メンバM3の回転数が0となるようにEV-Low-iVT or EV-High-iVT制御が実行される。このとき、同時にエンジンクラッチECにプリチャージ制御が実行され、次に要求される走行モードがHEVモードの場合に素早くエンジンクラッチECを締結できるように準備する。
図8は、EV-Low-iVT or EV-High-iVTモードからのHEVモードへの遷移を表すフローチャートである。
ステップ201では、EV-Low-iVT or EV-High-iVTモードからHEVモードへの遷移が検出されたかどうかを判断し、検出されたときはステップ202へ進み、それ以外は本制御フローを終了する。
ステップ202では、エンジンクラッチECの滑り制御を実行する。
ステップ203では、エンジン始動処理を実行する。
ステップ204では、エンジンが完爆したかどうかを判断し、完爆したときはステップ205へ進み、それ以外はステップ202〜ステップ203の処理を繰り返す。
ステップ205では、エンジンクラッチECを完全締結とする。
EV-Low-iVT or EV-High-iVTモードからHEVモードへの遷移が検出されると、エンジンEによる駆動トルクを用いて走行するため、エンジンEを始動し、エンジンクラッチECを締結する必要がある。そこで、エンジンクラッチECを滑り制御させることでエンジンEを始動し、エンジンEが完爆したときはエンジンクラッチECを完全締結することでHEVモードへの遷移が達成される。
上記制御処理について具体的なモード遷移例に基づいて説明する。図9はS-LowモードからEV-Low-iVTモードへ遷移し、更に、HEV-Low-iVTモードに遷移する状態を表すタイムチャートである。
S-Lowモードは図6の作動表に示すように、ローブレーキLB,ハイローブレーキHLB及びシリーズクラッチSCが締結されている。図10はS-Lowモードにおける共線図である。時刻t1において、S-LowモードからEV-Low-iVTモードへの遷移が開始されると、まずモータジェネレータクラッチMGCにプリチャージを行い、シリーズクラッチSCの締結トルクを締結ぎりぎりの容量まで低下させる。
時刻t2において、ハイローブレーキHLBの締結容量を締結ぎりぎりの容量まで低下させ、同時にモータジェネレータクラッチMGCの締結容量を徐々に増大させ、シリーズクラッチSCの締結容量を徐々に減少させる。すなわち、S-LowモードからEV-Low-iVTモードに遷移する場合は、ハイローブレーキHLB及びシリーズクラッチSCを解放し、モータジェネレータクラッチMGCを締結する所謂掛けかえ制御を実行する。このとき、それぞれのクラッチ及びブレーキを急激に締結もしくは解放すると、インターロックが発生する虞があるため、これらの締結容量を徐々に変化させることでスムーズなトルク伝達経路の変更を実行する。
時刻t3において、シリーズクラッチSCの締結容量が0になると、第1モータジェネレータMG1がトルクを発生できるようトルクスタンバイを開始する。
時刻t4において、モータジェネレータクラッチMGCの締結容量が十分に確保されると、ハイローブレーキHLBの締結容量を徐々に減少させ、同時にエンジンクラッチECにプリチャージ圧を供給する。第1モータジェネレータMG1にはトルクスタンバイさせてあるため、ハイローブレーキHLBの締結容量が低下すると、第1モータジェネレータMG1は回転を開始する。また、エンジンクラッチECにはプリチャージ圧が供給されるため、次回の走行モードにおいてエンジンクラッチECの締結が必要な場合であっても、クラッチプレートのガタ詰めが完了しており、エンジンクラッチ締結圧の供給を開始した時点ですぐに締結制御を開始することができる。
時刻t5において、完全に掛けかえ制御が終了し、EV-Low-iVTモードへの遷移が終了すると、次に第3回転メンバM3の回転数を0にする0制御が開始される。図9のタイムチャートに示すように第3回転メンバM3の回転数は、徐々に0になるように制御される。図11はEV-Low-iVTモードにおけるM3の0制御が実行されているときの共線図である。
時刻t6において、EV-Low-iVTモードからHEV-Low-iVTモードへの遷移が検出されると、エンジンクラッチECの滑り制御を開始し、第1及び第2モータジェネレータMG1,MG2の回転数制御及びトルク制御によってエンジンEを始動する。このとき、第3回転メンバM3の回転数は0に制御されており、エンジンEも回転数が0であるため、即座にエンジンクラッチ締結圧を供給しても締結ショックが発生する虞がない。尚、エンジン始動前のエンジンフリクションが大きい場合には、出力軸トルクの引きショックを発生する虞があるため、エンジンクラッチECの締結容量をエンジン始動可能な容量として滑り制御させエンジンEを始動しているが、即座に完全締結させてもよく、特に限定しない。
時刻t7において、エンジンEの完爆が検出されると、エンジンクラッチECを完全締結状態とし、エンジンEの駆動力を用いて走行する。図12はHEV-Low-iVTモードを表す共線図である。
基本的にEV-Low(High)-iVTモードでの走行では、変速比を自由に選択できるため、第3回転メンバM3の回転数はどの回転数であっても走行可能である。ただし、EVモードの走行時にエンジンの燃料噴射を停止している状態で、HEVモードへの遷移が発生した場合、エンジンEを始動するには、一旦第3回転メンバM3の回転数を0に戻し、エンジンクラッチECを締結し、第1及び第2モータジェネレータMG1,MG2の制御によってエンジンEを始動しなければならず、モード遷移がスムーズに達成できない虞がある。
この課題を解決する手段としては、下記に示す3つの手法が考えられる。
(手法1)
エンジンクラッチECを締結したままエンジンの回転数を考慮せずにエンジンの燃料噴射を停止し、第3回転メンバM3の回転数をアイドル回転数以上の回転数で走行する。
しかしながら、エンジンEは、大きなフリクションを持っており、燃料噴射を停止した状態では、エンジンEのフリクション分もバッテリ電力を用いて回転させるため損失が大きい。バッテリの出力可能な電力にも限界があり、エンジンのフリクション損失分、燃費の悪化や実現可能な駆動力が低下する。また、燃料噴射を行わず燃焼を行っていないエンジンEを長時間回転させ続けると、排気を還元する触媒に冷えた酸素を大量に送り続けることになり、触媒が活性化しにくくなり、再度燃料噴射を行った場合、排気性能が低下する。
すなわち、手法1では好ましい駆動状態を得ることは困難である。
(手法2)
エンジンクラッチECを締結したままエンジンの回転数を考慮せずにエンジンの燃料噴射を停止し、第3回転メンバM3の回転数をアイドル回転数以下の回転数で走行する。
確かに、エンジンフリクション損失を低下させることが可能となるため、手法1よりはエネルギー効率を改善することができる。ただし、エンジンEを低回転で回し続けるため、ピストン内の空気の圧縮・膨張の繰り返しによるトルク変動が発生し、車両挙動へ跳ね返る虞がある。また、手法1と同様排気性能に与える影響は改善されない。
すなわち、手法2においても好ましい駆動状態を得ることは困難である。
(手法3)
エンジンクラッチECを締結したままエンジンの回転数を考慮せずにエンジンの燃料噴射を停止し、第3回転メンバM3の回転数を0にして走行する。
エンジンが回転していないため、損失は少なく、燃費的には良好である。しかしながら、出力軸トルクからのトルク入力(車軸ロック、路面負荷の変動等)入力軸側の負荷状態が急変した場合などには、エンジンEが逆回転し、未燃ガスの吹き戻し、各種ポンプの逆転、コンプレッサー等の補記類の逆転による不具合が発生する虞がある。また、第1及び第2モータジェネレータMG1,MG2の発生したトルクの位相ずれ等の影響により、エンジンが極低回転で正回転で回った場合などにも、手法2で説明したようにピストンの圧縮・膨張に伴うエンジンフリクションが変動し、車両挙動に影響が出る虞がある。
すなわち、手法3においても好ましい駆動状態を得ることは困難である。
よって、本実施例1では、エンジンEの燃料噴射を停止し、エンジンクラッチECを完全に解放した状態で、第3回転メンバM3の回転数が0となるような変速比によりEV-Low-iVTもしくはEV-High-iVTモードによる走行を行うこととした。また、エンジンクラッチECにはプリチャージしておくことで、HEVモードへの遷移に伴いエンジン再始動要求がでた場合でも、第3回転メンバM3は0回転であるため、すぐに締結圧を供給することが可能となり、第3回転メンバM3の回転数を下げるのに要する時間を短縮すると共に、エンジンクラッチECのプリチャージに必要な時間を短縮することができる。
尚、エンジンクラッチECのプリチャージ圧は、クラッチプレートのガタ詰めを達成するために行われるが、エンジンフリクション等よりも低い締結容量であれば上記手法1〜3で述べた問題は発生しないため、プリチャージ圧よりも高めの圧を供給してもよい。
また、第3回転メンバM3の回転数を0となるような変速比に制御しているが、エンジンクラッチECに締結容量が発生していないため、若干の第3回転メンバM3の回転変動は他の要素に影響を与えない。また、エンジン始動時には、必ずしも第3回転メンバM3の回転数が0でなくとも、エンジンクラッチECの締結制御によって有る程度の回転数差があってもエンジン回転数を引き上げることが可能である。このことから、有る程度の回転数変動幅を設定し、この変動幅内で制御することで、変速比の領域を広げるよう制御しても良い。
次に、効果を説明する。
実施例1のハイブリッド車両の制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)ハイブリッド車両の制御装置において、EV-Low-iVTモードもしくはEV-High-iVTモードで走行するときは、エンジンクラッチECを解放すると共に、エンジンクラッチECに接続された遊星歯車列の第3回転メンバM3の回転数が0となるように制御する。よって、EVモードからHEVモードに遷移する場合に、素早くエンジンクラッチECを締結することが可能となり、運転者の要求に対する応答性を向上することができる。
(2)エンジンクラッチECの解放時は、クラッチプレートのガタ詰め可能なプリチャージ圧を供給するため、HEVモードへの遷移時に素早く締結圧を発生させることが可能となり、更に応答性を向上することができる。尚、エンジンクラッチECの解放時における締結容量を、エンジンのフリクション以下の締結容量としてもよい。これにより、更に応答性の向上を図ることができる。
以上、本発明のハイブリッド車の発電電力制御装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。例えば、実施例1では、第3回転メンバM3の回転数が0となるように制御したが、エンジン始動が可能な回転数範囲内であればよい。この回転数範囲内で制御することで、EV-Low-iVTもしくはEV-High-iVTモードで走行する際に取ることが可能な変速比の領域を広げることができる。ただし、第3回転メンバM3が負回転となる領域については除外することが望ましいが特に限定しない。
実施例1のハイブリッド車両の制御装置は、3つのシングルピニオン型遊星歯車により構成された差動装置を有し、パラレル走行モードとシリーズ走行モードとが選択可能なハイブリッド差動装置の例を示したが、例えば、特開2003−32808号公報等に記載されているようにラビニョウ型遊星歯車により構成された差動装置を有し、パラレル走行モードとシリーズ走行モードとが選択可能なハイブリッド差動装置に適用することもできる。さらに、シリーズ走行モードのみを持つシリーズ型ハイブリッド車にも適用することができる。
実施例1のハイブリッド車両を示す全体システム図である。 実施例1のハイブリッド車両において電気自動車モードでの5つの走行モードをあらわす共線図である。 実施例1のハイブリッド車両においてハイブリッド車モードでの5つの走行モードをあらわす共線図である。 実施例1のハイブリッド車両において各係合要素との関係を示す共線図である。 実施例1のハイブリッド車両において走行モードの選択に用いられる走行モードマップの一例を示す図である。 実施例1のハイブリッド車両において「10の走行モード」でのエンジン・エンジンクラッチ・モータジェネレータ・ローブレーキ・ハイクラッチ・ハイローブレーキ・シリーズクラッチ・モータジェネレータクラッチの作動表である。 実施例1のEV-iVTモードへの遷移処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1のEV-iVTモードからHEVモードへの遷移処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1のS-LowモードからEV-Low-iVTモード及びHEV-Low-iVTモードへ遷移する状態を表すタイムチャートである。 実施例1のS-Lowモードを表す共線図である。 実施例1のEV-Low-iVTモードを表す共線図である。 実施例1のHEV-Low-iVTモードを表す共線図である。
符号の説明
E エンジン
MG1 第1モータジェネレータ
MG2 第2モータジェネレータ
OUT 出力軸(出力部材)
PG1 第1遊星歯車
PG2 第2遊星歯車
PG3 第3遊星歯車
LB ローブレーキ
HC ハイクラッチ
HLB ハイローブレーキ
EC エンジンクラッチ
MGC モータジェネレータクラッチ
SC シリーズクラッチ
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
3 インバータ
4 バッテリ
5 油圧制御装置
6 統合コントローラ
7 アクセル開度センサ
8 車速センサ
9 エンジン回転数センサ
10 第1モータジェネレータ回転数センサ
11 第2モータジェネレータ回転数センサ
12 第3リングギヤ回転数センサ

Claims (5)

  1. エンジンと少なくとも1つのモータによる複数の動力源がそれぞれ回転要素に連結される遊星歯車列と、
    前記回転要素のいずれかに設けられ締結により固定変速比,解放により無段変速比を達成する締結要素と、
    前記エンジンと前記遊星歯車列との連結状態を切り換えるエンジンクラッチを有する差動歯車変速機と、
    を備え、
    前記締結要素及び前記エンジンクラッチの締結・解放の組み合わせにより複数の走行モードを達成するハイブリッド車両の制御装置において、
    前記締結要素の解放により無段変速比を達成しつつ前記モータの駆動力のみで走行するときは、前記エンジンクラッチを解放すると共に、前記エンジンクラッチに接続された遊星歯車列の回転メンバの目標回転数を所定回転数以下として制御することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記回転メンバの目標回転数をゼロとしたことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジンクラッチの解放時における締結容量を、エンジンのフリクション以下の締結容量としたことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  4. 請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジンクラッチの解放時は、クラッチプレートのガタ詰め可能なプリチャージ圧を供給することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    差動装置は、共線図上に4つ以上の入出力要素が配列され、前記入出力要素のうちの内側に配列される2つの要素の一方にエンジンからの入力を、他方に駆動系統への出力部材をそれぞれ割り当てると共に、前記内側の要素の両外側に配列される2つの要素にそれぞれ第1モータジェネレータと第2モータジェネレータとを連結したものであり、
    前記エンジンと差動装置のエンジン入力要素との間にエンジンクラッチを設け、前記第1モータジェネレータと前記差動装置の第1モータジェネレータ入力要素との間に第2クラッチを設け、前記エンジンと前記第1モータジェネレータとの間に第3クラッチを設け、前記第1モータジェネレータ入力要素とケースとの間にブレーキを設けたことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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