JP2006015848A - 自動車用フロア嵩上げ材 - Google Patents

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健司 岩崎
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Abstract

【課題】 円錐状リブと矩形状リブとの組み合わせることによって、部分的に大荷重のかかる部位の剛性を大幅に向上させた自動車用フロア嵩上げ材を提供する。
【解決手段】 動車用フロア嵩上げ材1は、ブロー成形によって一体成形された中空二重壁構造で熱可塑性樹脂製である。間隔をおいて相対する表壁2および裏壁3を有し、表壁2には略平行に形成された裏壁3側に向かって溝状に窪んだ複数の溝状リブを有する。裏壁3には溝状リブに対向する部位に形成された表壁2に向かって凹状に窪んだ円錐状リブ7および矩形状リブ8を有する。円錐状リブ7または矩形状リブ8は裏壁3に互い違いに配置してある。円錐状リブ7または矩形状リブ8は溝状リブと溶着部を介して一体化されている。矩形状リブ8は、その長径方向を溝状リブに沿って形成されている。矩形状リブ8と溝状リブとの溶着部の面積は、円錐状リブ7と溝状リブとの溶着部の面積より大である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車のフロアパンに設置して床面を所要の高さにするための自動車用フロア嵩上げ材に関するものである。
自動車のフロアパンに設置して床面を所要の高さにするための自動車用フロア嵩上げ材としては、フロアパンとカーペットとの間に介在させて床面を嵩上げするものであって、射出成形により成形された発泡倍率が20〜45倍の発泡プラスチック製のものは、特開2001−347872号公報に記載されている。
また、硬質発泡プラスチックからなるフロア嵩上げ材であって、裏面側にリブまたは突起を形成して軽量でかつ高い剛性を有するものは、特開2003−127796号公報に記載されている。
特開2001−347872号公報 特開2003−127796号公報
自動車のフロアは、フロアパンの上にフロア嵩上げ材を設置してその上にカーペットを敷いた構成となっているが、フロア嵩上げ材には部分的に大荷重がかかることがあり、このような場合には、荷重の集中によって亀裂等の基材破壊の生じることが指摘されている。
ところで、フロア嵩上げ材の部分的に大荷重かかる部位の剛性を高くするには、表壁側の溝状リブに対して裏壁側にも溝状リブや矩形状リブとして両リブの溶着部の面積を大とすることが考えられるが、裏壁側に溝状リブや矩形状リブを形成すると、パリソンが引き延ばされて部分的に薄肉部が生じてしまい、それほど剛性の向上が望めないことが分かった。
そこで、本発明は、表壁には略平行に形成された裏壁側に向かって溝状に窪んだ複数の溝状リブを有し、裏壁には溝状リブに対向する部位に形成された表壁に向かって凹状に窪んだ円錐状リブおよび矩形状リブを有する構成として、円錐状リブと矩形状リブとの組み合わせることによって、部分的に大荷重のかかる部位の剛性を大幅に向上させた自動車用フロア嵩上げ材を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に係る自動車用フロア嵩上げ材は、ブロー成形によって一体成形された中空二重壁構造で熱可塑性樹脂製の自動車用フロア嵩上げ材であって、間隔をおいて相対する表壁および裏壁を有し、表壁には略平行に形成された裏壁側に向かって溝状に窪んだ複数の溝状リブを有し、裏壁には溝状リブに対向する部位に形成された表壁に向かって凹状に窪んだ円錐状リブおよび矩形状リブを有し、円錐状リブまたは矩形状リブは裏壁に互い違いに配置してあり、円錐状リブまたは矩形状リブは溝状リブと溶着部を介して一体化されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係る自動車用フロア嵩上げ材は、請求項1の構成において、矩形状リブは、その長径方向を溝状リブに沿って形成されていることを特徴とするものである。
さらに、本発明の請求項3に係る自動車用フロア嵩上げ材は、請求項1または2の構成において、矩形状リブと溝状リブとの溶着部の面積は、円錐状リブと溝状リブとの溶着部の面積より大であることを特徴とするものである。
本発明によれば、表壁には略平行に形成された裏壁側に向かって溝状に窪んだ複数の溝状リブを有し、裏壁には溝状リブに対向する部位に形成された表壁に向かって凹状に窪んだ円錐状リブおよび矩形状リブを有する構成として、円錐状リブと矩形状リブとの組み合わせることによって、部分的に大荷重のかかる部位の剛性を大幅に向上させた自動車用フロア嵩上げ材を得ることができる。
図1は本発明の一実施の形態に係る自動車用フロア嵩上げ材の斜視図、図2は同上自動車用フロア嵩上げ材を裏返し状に見た斜視図、図3は自動車用フロア嵩上げ材をフロアパンに設置した態様を示す斜視図、図4は図1のA−A断面図、図5は図1のB−B断面図、図6は自動車用フロア嵩上げ材のブロー成形態様を示す一部の断面図、図7は図6の状態から型締めしてブロー成形した態様を示す一部の断面図である。
図1ないし図5に示すように、フロア嵩上げ材1は、ブロー成形により一体成形された熱可塑性樹脂製の中空二重壁構造体であって、間隔をおいて相対する表壁2および裏壁3を有しており、4は側壁、5は中空部である。
フロア嵩上げ材1の表壁2には複数の溝状リブ6が略平行に形成されており、裏壁3には上記溝状リブ6に対向する部位に複数の円錐状リブ7と矩形状リブ8が互い違いに形成されていて、溝状リブ6と円錐状リブ7および矩形状リブ8とは溶着部9,10を形成して一体化されている。矩形状リブ8は、その長径方向を溝状リブ6に沿って形成されている。矩形状リブ8と溝状リブ6との溶着部10の面積は、円錐状リブ7と溝状リブ6との溶着部9の面積より大である。矩形状リブ8は溝状リブ6との溶着部10の面積が大きくなるように形成される場合であっても円錐状リブ7と組み合わせて形成されることにより部分的な薄肉部が生じることなく、集中的にかかる荷重に対しても基材破壊が生じることない充分な剛性を得ることができる。円錐状リブ7と矩形状リブ8が互い違いに形成されている部分は、特に大荷重が集中的にかかる部位であり、例えば搭乗者の靴が当たる部分やチャイルドシートの支柱が位置する部分等である。
ここで、フロア嵩上げ材1の裏壁3に形成される円錐状リブ7および矩形状リブ8はその形状において円錐形状および矩形形状に限定されるものではなく、矩形状リブ8と溝状リブ6との溶着部10の面積が、円錐状リブ7と溝状リブ6との溶着部9の面積より大となるよう形成されることが重要であり、円錐状リブ7は、円柱形状、円筒形状、多角柱形状、多角錐形状など適宜選択可能であり、溝状リブ6との溶着部9の面積は0.1〜2.0cm2の範囲が好適である。さらに矩形状リブは、楕円形状、凹溝形状など適宜選択可能であり、溝状リブ6との溶着部10の面積は0.25〜15.0cm2の範囲が好適である。
フロア嵩上げ材1は、図3に示すように、自動車のフロアパン11に裏面3を下にして設置される。なお、図示しないがフロアパン11には設置したフロア嵩上げ材1およびその他の部分にわたってカーペットが敷き込まれる。
フロア嵩上げ材1は、ABS樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂で構成される。
フロア嵩上げ材1は、図6および図7に示すようにブロー成形される。ブロー成形金型は一方の金型12と他方の金型13からなり、14,14はキャビティであって、一方の金型12は溝状リブ6を形成する溝状リブ形成部15を有し、他方の金型13は円錐状リブ7を形成する円錐状リブ形成部16、および矩形状リブ8を形成する矩形状リブ形成部17を有している。18は押出ヘッド、19はパリソンである。
図6に示すように、開いた一方の金型12と他方の金型13にパリソン19を金型のピンチオフ部の全周にバリが形成されるように垂下させ、図7に示すように型締めしてブロー成形することによりフロア嵩上げ材1を成形する。図1、図2および図4に示すように、ブロー成形されたフロア嵩上げ材1の側壁4にはその略全周にわたって金型のピンチオフによってパーティングライン20が形成されている。
本発明の一実施の形態に係る自動車用フロア嵩上げ材の斜視図である。 同上自動車用フロア嵩上げ材を裏返し状に見た斜視図である。 自動車用フロア嵩上げ材をフロアパンに設置した態様を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 自動車用フロア嵩上げ材のブロー成形態様を示す一部の断面図である。 図6の状態から型締めしてブロー成形した態様を示す一部の断面図である。
符号の説明
1 フロア嵩上げ材
2 表壁
3 裏壁
4 側壁
5 中空部
6 溝状リブ
7 円錐状リブ
8 矩形状リブ
9 溶着部
10 溶着部
11 フロアパン
12 一方の金型
13 他方の金型
14,14 キャビティ
15 溝状リブ形成部
16 円錐状リブ形成部
17 矩形状リブ形成部
18 押出ヘッド
19 パリソン
20 パーティングライン

Claims (3)

  1. ブロー成形によって一体成形された中空二重壁構造で熱可塑性樹脂製の自動車用フロア嵩上げ材であって、
    間隔をおいて相対する表壁および裏壁を有し、
    表壁には略平行に形成された裏壁側に向かって溝状に窪んだ複数の溝状リブを有し、
    裏壁には溝状リブに対向する部位に形成された表壁に向かって凹状に窪んだ円錐状リブおよび矩形状リブを有し、
    円錐状リブまたは矩形状リブは裏壁に互い違いに配置してあり、
    円錐状リブまたは矩形状リブは溝状リブと溶着部を介して一体化されている
    ことを特徴とする自動車用フロア嵩上げ材。
  2. 矩形状リブは、その長径方向を溝状リブに沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動車用フロア嵩上げ材。
  3. 矩形状リブと溝状リブとの溶着部の面積は、円錐状リブと溝状リブとの溶着部の面積より大であることを特徴とする請求項1または2記載の自動車用フロア嵩上げ材。
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WO2007123232A1 (ja) * 2006-04-25 2007-11-01 Sekisui Plastics Co., Ltd. 車両用フロアスペーサおよび車両の室内構造
JP2010030553A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Kyoraku Co Ltd 車両用フロア嵩上げ材

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