JP2006015295A - 塗料供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸入工程では入力弁が開弁して下部吸入口より塗料等の流体が吸入され、吐出工程では出力弁が開弁して上部吐出口へ流体が吐出される圧送ポンプを用いた塗料供給装置において、圧送ポンプを上下反転して塗料吸込口が上部に、ピストンロッドが下部になる向きに配置して、塗料吸込口に下側からバネにより付勢された第1のボールバルブが当接する構造のフートバルブを配置し、フートバルブの下部に下側からバネにより付勢された第2のボールバルブによるチェックバルブが配置されるピストンを備え、塗料吐出口はシリンダー下部に配置される構造である。
【選択図】 図1
Description
また、請求項2に記載の発明は、前記バネは、引っ張りバネであることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、前記バネは、板バネであることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、前記バネは、ぜんまいバネであることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、前記フートバルブおよびチェックバルブの弁体は、断面逆T字形状であることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、前記弁体は、円錐形状であることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、台車型塗装機に関するもので、下部に請求項1〜6のいずれか1項記載の塗料供給装置および該塗料供給装置内のピストンを駆動する駆動機構と、前記塗料供給装置に供給する塗料を収納する塗料タンクを載置できる上部スペースと、前記塗料供給装置に装着して噴霧塗装を行う噴射ノズルとを備えたことを特徴としている。
また、各種の形状のバルブ、スプリングが使用可能なので、それらの組合わせ方によって塗料粘度および吸込み効率に対応した各種の塗料供給装置を構成できるという効果がある。
図1において、1は塗料供給装置用の圧送ポンプである。2はシリンダー部8のピストンで、3はピストン2を上下動に駆動するピストンロッドである。4はボールバルブで5が第1バルブのフートバルブ、6が第2バルブのチエックバルブである。7はボールバルブを付勢するためのコイルバネ等の押しバネである。8はシリンダー部で、9はシリンダー部の下部に設けられた塗料吐出口である。10は圧送ポンプ1の上部に配置される塗料タンク(図示していない)から塗料を吸い込む塗料吸込み口であり、11はシリンダー8内をシールするバルブパッキンである。
吸引時には、ピストン2はシリンダ8内でピストンロッド3により引き下げられ、吸込み口10に近いフートバルブ5はシリンダー内の吸引力により引かれて開状態となり、シリンダー8内部に塗料が上部の塗料タンク(図示していない)から吸込まれる。また、ピストン2を押し上げ、吸込まれた塗料を吐出する場合には、フートバルブ5はスプリング7aの付勢力により塗料を吐出状態にするためには、閉状態となりチェックバルブ6の閉動作で塗料が吐出側へと移送される。
一方、吐出口9に近いチェックバルブ6は、吸引ストローク時にはスプリング7bの付勢力により閉状態となり、ピストン2を押し上げ、塗料を吐出する際には、シリンダー8内のピストン2の移動によりシリンダー内が加圧され、チェックバルブ6は開状態となり、吐出口9から塗料の吐出が行われる。この場合のフートバルブ5とチェツクバルブ6の開閉状態を、従来の開閉状態と比較して次の表1に示す。
なお、、小型電動モータとしては比較的回転数の速い(300〜400rpm)モータを使用しているので、小型ポンプによる吸込み効率は著しい改善効果が見られるが、比較的大型で回転数の遅い(例えば、200rpm等)モータを使用した場合は、ピストン2の上下動サイクルが低下するので効果が上がらない。
図2は本発明の実施例2に係るバルブの形状を示す断面図である。
前実施例ではボールバルブ4を用いた球形バルブの例を示したが、バルブの形状としては球形に限らず、図2(a)に示す、逆T字形のバルブ20も使用できる。バルブ20は頂部(円柱形等)が吸込み口10内に突入して底部(円盤形)が両側の弁座に着座することで閉状態となり、下降して弁座から離れることで開状態となる。
また、図2(b)には、円錐形のバルブ21を示している。このバルブ21は頭部が吸込み口10内に突入して閉状態となり、下降して離れて開状態となる。 なお、バルブ20、21の場合も、実施例1と同様に底部よりスプリング(図示していない)により付勢されるものとする。図2にはフートバルブ5の例を図示しているが、チェックバルブ6にも使用される。
図3は実施例3に係る各種スプリングの形状を示す図である。
図3(a)は、実施例1のスプリング7が押しバネであったのに対して、引っ張りバネ30をバルブ20と組合わせて使用する例を示している。
また、図3(b)には、板バネ31を使用した例を示している。例えば、板バネ31は、上下端を固定する形で使用したり、又は、右端を側壁に固定する等の形で使用される。
また、図3(c)には、ぜんまいバネ32を使用した例を示している。
図4は実施例4に係る塗装機の説明図である。
図4に手動による走行又は自動走行による台車40に本発明の塗料供給装置1を搭載して、地上、足場上などを運行しながら、集合住宅、ビル等の外装塗装を行う塗装機の構成を示す。
図4中、41は本発明に係る塗料供給装置1の上に配置され、塗料吸込み口10より塗料を塗料供給装置1に供給する塗料タンクであり、42は駆動部で電動モータ、ギヤボックス、ボールネジ等の動力伝達機構により、ピストンロッド3を上下駆動する。塗料吐出口9にはスプレー等の塗料の噴射ノズルが装着されている。
このようにして、本発明に係る塗料供給装置1と電動モータ42の重量物を下に置き、塗料タンク41をその上に置くようになるので、塗装機自体の安定がよくなると共に、本発明に係る塗料供給装置1を本発明のやり方で使用できるので、吸込み効率が良く、各種の作業場で機動的、効率的に機能する建築用途等の塗装機が得られる。
2 ピストン
3 ピストンロッド
4、20、21 バルブ
7、30、31、32 バネ
8 シリンダ
9 塗料吐出口
10 塗料吸込み口
11 Vパッキン
40 台車
41 塗料タンク
42 動力伝達機構
Claims (7)
- ピストンの往復運動によりシリンダ内の容積が変化することにより吸入工程では入力弁が開弁して下部吸入口よりシリンダー内へ塗料等の流体が吸入され、吐出工程では出力弁が開弁してシリンダーより上部吐出口へ流体が吐出される圧送ポンプを用いた塗料供給装置において、
前記圧送ポンプを上下反転して塗料吸込口が上部に、ピストンロッドが下部になる向きに配置して、前記塗料吸込口に下側からバネにより付勢された第1のボールバルブが当接する構造のフートバルブを配置し、前記フートバルブの下部に下側からバネにより付勢された第2のボールバルブによるチェックバルブが配置されるピストンと、塗料吐出口はシリンダー下部に配置される構造としたことを特徴とする塗料供給装置。 - 前記バネは、引っ張りバネであることを特徴とする請求項1記載の塗料供給装置。
- 前記バネは、板バネであることを特徴とする請求項1記載の塗料供給装置。
- 前記バネは、ぜんまいバネであることを特徴とする請求項1記載の塗料供給装置。
- 前記フートバルブおよびチェックバルブの弁体は、断面逆T字形状であることを特徴とする請求項1記載の塗料供給装置。
- 前記弁体は、円錐形状であることを特徴とする請求項5記載の塗料供給装置。
- 下部に請求項1〜6のいずれか1項記載の塗料供給装置および該塗料供給装置内のピストンを駆動する駆動機構と、前記塗料供給装置に供給する塗料を収納する塗料タンクを載置できる上部スペースと、前記塗料供給装置に装着して噴霧塗装を行う噴射ノズルとを備えたことを特徴とする台車型塗装機。
Priority Applications (1)
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JP2004197799A JP2006015295A (ja) | 2004-07-05 | 2004-07-05 | 塗料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
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US8191733B2 (en) | 2008-05-06 | 2012-06-05 | Cps Color Equipment Oy | Arrangement for dispensing colour paste, apparatus and method |
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2004
- 2004-07-05 JP JP2004197799A patent/JP2006015295A/ja active Pending
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