JP2006014290A - スペクトラム拡散通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 複数ビットのI,Qを夫々保持するデータレジスタと、1ビットのI,Qを夫々保持するコードレジスタと、データレジスタとコードレジスタの出力を複素乗算する複素乗算器と、からなるタップM個と、M個のタップ出力を加算する加算器と、加算器出力を格納する出力レジスタと、からなる同一構成の信号合成手段をN+1個(NはM以下)備え、1個の信号合成手段に他の信号合成手段の出力を入力する2段構成とする。
初段の信号合成手段には、データレジスタに送信電力ゲインを入力し、コードレジスタのにシンボルデータをチャネライゼーション・コードで拡散したデータを入力する。各初段の信号合成手段には、同一のスクランブリング・コードを用いるチャネルを纏めて割当て、後段の信号合成手段のコードレジスタにはそのスクランブリング・コードを入力する。
【選択図】 図2
Description
D=(Ti+jTq)×(Ci+jCq) (式1)
=(Ti×Ci−Tq×Cq)+j(Ti×Cq+Tq×Ci) (式2)
と表される。(式2)より、拡散信号の同相成分Diと直交成分Dqはそれぞれ
Di=Ti×Ci−Tq×Cq (式3)
Dq=Ti×Cq+Tq×Ci (式4)
と表される。
また、QAM(直交振幅変調)信号を高効率で電力増幅するために、QPSK(直交位相変調)の状態で増幅したあとで合成するものが知られる(例えば、特許文献2参照。)。
初段の信号合成手段には、データレジスタに送信電力ゲインを入力し、コードレジスタのにシンボルデータをチャネライゼーション・コードで拡散したデータを入力する。各初段の信号合成手段には、同一のスクランブリング・コードを用いるチャネルを纏めて割当て、後段の信号合成手段のコードレジスタにはそのスクランブリング・コードを入力する。
また各実施例の任意の組み合わせ、特許文献1のような従来技術との組み合わせも本発明に含まれうる。
4個の合成係数レジスタ11A〜Dはそれぞれ、RiとRqのデータを8bitずつ計16bit格納する。また4個のコードレジスタ12A〜Dはそれぞれ、CiとCqのコードを1bitずつ計2bit格納する。
D=(Ri+jRq)×(Ci+jCq) (式5)
=(Ri×Ci−Rq×Cq)+j(Ri×Cq+Rq×Ci) (式6)
と表される。出力Dの実部、虚部はそれぞれ、
Di=Ri×Ci−Rq×Cq (式7)
Dq=Ri×Cq+Rq×Ci (式8)
と表される。但し、上記計算式の中でコード1bitは、”0”の時は”1”として、”1”の時は”−1”として計算される。上記式6乃至8における×演算は、符号反転に過ぎず、負数の内部表現形式として例えば符号ビットと絶対値の組み合わせによるsigned intを用いる場合、Ri、Rqそれぞれの符号ビットとCi、CqのExORにより実現できる。コードと複素乗算器13B〜Dにおいても同様に、それぞれに対応する合成係数レジスタ11B〜Dとコードレジスタ12B〜Dを用いて演算された結果を出力する。
上記で説明した複素相関器の各レジスタのbit数は、必ずしも図示するようなbit幅である必要は無く、実現しようとする機能を達成できるbit幅、もしくはbit幅を可変できる合成拡散信号発生回路として構成する。
セットされた合成係数レジスタ11A〜Dとコードレジスタ12A〜Dはそれぞれ対応する複素乗算器13A〜Dにて導出式(式7)及び(式8)の演算が行われ、更に累加算器14で4Ch分の同相成分と直交成分をそれぞれ加算した値を、Ai及びAqとして出力(7bit/11bit)する。
他の合成拡散信号発生回路1B〜Dも同様に各Chの[Channelization Code] ExOR [Symbol Data]をコードレジスタ12A〜Dの入力、各Chの送信電力Gainを合成係数レジスタ11A〜Dに入力し、それぞれAi及びAqとして出力(7bit/11bit)する。
本実施例によれば、合成拡散信号発生回路という再利用性の高い汎用機能ブロックを組み合わせて拡散装置を構成したことで、送信出力Gainを設定するために複素乗算器を用いている点などで個別設計に比べ規模が若干増大するように思われるが、設計資産の再利用率が高まるので、規模増大を抑えつつ開発工数を大幅に削減できる。
…I|Q I|Q I|Q I|Q I|…
…0|0 0|1 1|0 1|1 0|…
という内部形式で扱う。そして、ビットシフトによりIとQの2相により分け、各ビットを0→−1、1→1にプロットすることで2ビットを1シンボルとしてマッピングを行っている。図4にシンボル間距離が8aのQPSKシンボルマッピングを示す。図中の横軸は直交位相変調方式の同相成分I、縦軸は直交成分Qである。
…I|Q2 I2 Q I|Q2 I2 Q I|…
…0|0 0 1 1|0 1 1 0|…
という内部形式で扱う。そして、図4、図5に示すようにI,Q及びI2、Q2ごとにI2、Q2の振幅がI,Qの振幅の2分の1になるようなQPSKシンボルマッピングを行う。その後、各シンボルの同相成分I、I2、直交成分Q、Q2ごとに加算してベクトル合成することで、図6のように16QAMシンボルマッピングが完成する。図6中、○で示すものはI,Qのみによるマッピングであり、この各々の○について図5に示すI2、Q2によるマッピングを施す。
また、64QAMを用いる場合、同様に振幅比が4:2:1のQPSK信号を生成して合成すればよく、それ以上の多値変調についても同様である。図7にQPSK,16QAM,64QAMに対応したシンボルマッピング処理のフローチャートを示す。
本例の複素相関器は、合成拡散信号発生回路41と、出力レジスタ42と、共通Scrambling Codeレジスタ43と、複素乗算器44と、出力レジスタ45を有している。
合成拡散信号発生回路41は、4個の合成係数レジスタ51A〜Dと、4個のコードレジスタ52A〜Dと、2個のスイッチ53A、Bと、1個の複素乗算器54と、1個の加算器55と、1個の遅延レジスタ56を備えている。
4タップの合成係数レジスタ51A〜Dには、それぞれ、RiとRqのデータが8bitずつ計16bit格納されている。また、4タップのコードレジスタ52A〜Dには、それぞれ、CiとCqのコードが1bitずつ計2bit格納されている。
本例では、合成係数レジスタ51A〜Dからの出力をスイッチ53Aにて順番に切り換えて共通の複素乗算器54へ入力する。同様に、コードレジスタ52A〜Dからの出力をスイッチ53Bにて順番に切り換えて共通の複素乗算器54へ入力する。
出力レジスタ42からの出力データAi,Aqは、複素乗算器44にて共通Scrambling Codeで拡散され、その結果が出力レジスタ45へ出力データBi,Bqとして出力される。複素乗算器44には、レジスタ43に記憶された共通Scrambling CodeのI,Q成分が入力される。
例えば、スペクトラム拡散通信システムの送信機で用いられるスペクトラム拡散通信用の相関回路や、変復調回路や、送信装置において、簡単且つ小規模な構成を可能とすることができる。
図10には、スペクトラム拡散通信用の拡散装置の構成例を示してある。
本例の拡散装置では、次のような構成及び動作により、送信データの拡散方法を実現する。
本例では、4Ch分のデータを拡散して出力する。4タップの合成係数レジスタ51A〜Dや4タップのコードレジスタ52A〜Dやそれぞれの設定値については、図8に示されるものと同様である。
この出力データAi,Aqは、複素乗算器44にて共通Scrambling Codeで拡散され、出力レジスタ45へ出力データBi,Bqとして出力される。
本例の複素相関器は、合成拡散信号発生回路61と、出力レジスタ62を有している。
合成拡散信号発生回路61は、4個の合成係数レジスタ71A〜Dと、4個のコードレジスタ72A〜Dと、2個のスイッチ73A、Bと、1個の複素乗算器74と、1個の加算器75と、1個の遅延レジスタ76を備えている。本例の合成拡散信号発生回路61は、図8に示される合成拡散信号発生回路41と同様な構成を有しており同様な動作を行う。
例えば、スペクトラム拡散通信システムの送信機で用いられるスペクトラム拡散通信用の相関回路や、変復調回路や、送信装置において、簡単且つ小規模な構成を可能とすることができる。
図11には、スペクトラム拡散通信用の拡散装置の構成例を示してある。
本例の拡散装置では、次のような構成及び動作により、送信データの拡散方法を実現する。
本例では、4Ch分のデータを拡散して出力する。4タップの合成係数レジスタ71A〜Dや4タップのコードレジスタ72A〜Dやそれぞれの設定値については、図9に示されるものと同様である。
すなわち、各合成係数レジスタ71A〜Dには、あらかじめ各Chの送信電力GainとChannelization Codeを乗算して更に当該乗算結果を共通Scrambling Codeに乗算したものを設定する。また、各コードレジスタ72A〜Dには、あらかじめシンボルデータI,Qを設定する。このような設定によっても、上記した実施例4と同様の処理が可能である。
11A〜11D、51A〜51D、71A〜71D:合成係数レジスタ
12A〜12D、52A〜52D、72A〜72D:コードレジスタ
13A〜13D、44、54、74、91A〜91D、111A〜111D:複素乗算器
14、55、75、92、112:加算器
2A〜2D:Scrambling Code生成器
3:拡散器(従来)
4a〜4p:Channelization Code生成器
5a〜5p:複素乗算器
42、43、45、56、62、76:レジスタ
53A、53B、73A、73B:スイッチ
Claims (2)
- 夫々複数ビットからなるI,Qを夫々保持するデータレジスタと、夫々1ビットからなるI,Qを夫々保持するコードレジスタと、前記データレジスタと前記コードレジスタの出力を複素乗算する複素乗算器と、からなるタップM個(Mは2以上の自然数)と、
前記M個のタップの出力を加算する加算器と、
前記加算器の出力を格納する出力レジスタと、から構成される同一構成の信号合成手段をN+1個(NはM以下の自然数)有し、
前記N個の信号合成手段の夫々には、夫々の前記データレジスタのI、Qどちらか一方に送信電力ゲインを入力し、夫々の前記コードレジスタのI、Q夫々にシンボルデータをチャネライゼーション・コードで拡散したデータを入力し、
前記1個の信号合成手段には、夫々の前記データレジスタのI,Qに前記N個の信号合成手段の出力を入力し、夫々の前記コードレジスタには同じタップのデータレジスタに入力を与えた信号合成手段で処理されたチャネルに共通なスクランブリング・コードを入力し、
前記N+1個の信号合成手段が、複数のチャネルの拡散信号を合成することを特徴とするスペクトラム拡散通信装置。 - 前記N個の信号合成手段のうち少なくとも1つにおいて、
複数の前記コードレジスタに、I、Q夫々が複数ビットからなるシンボルデータをチャネライゼーション・コードで拡散したデータの各ビットを夫々入力し、
対応する複数の前記データレジスタに、前記各ビットに対応する重みを与える2のべき数の比を有する送信電力ゲインを入力することを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散通信装置。
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JPH10126309A (ja) * | 1996-10-17 | 1998-05-15 | Hitachi Ltd | 符号分割多重信号の送信装置 |
JP2000024445A (ja) * | 1998-07-07 | 2000-01-25 | Nippon Sanso Kk | 高清浄乾燥空気と乾燥空気の製造方法及び装置 |
JP2003234674A (ja) * | 2002-02-06 | 2003-08-22 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 合成拡散信号発生回路 |
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