JP2006010959A - 光学部品搭載モジュールの製造方法及び光学部品搭載モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 光軸ずれが生じ難い光学部品搭載モジュールの製造方法及び光学部品搭載モジュールを提供する。
【解決手段】 シリコンオプティカルベンチ11に形成された台形状の溝部12の底部12aに、第1の接着剤16を滴下する。その後、光学ガラス製の結合レンズ15を搭載し、結合レンズ15の底面中央部15aを第1の接着剤16に接触させる。紫外線(UV)を照射すると第1の接着剤16が硬化し、結合レンズ15を位置決め固定できる。次に、結合レンズ15と溝部12との間の空間において第1の接着剤16が充填されていない部分に第2の接着剤17を注入し、紫外線を照射して硬化させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば光通信に用いる光学部品搭載モジュールの製造方法及び光学部品搭載モジュールに関するものである。
インターネットのブロードバンド化の本格的普及に伴い、ネットワークは一層の大容量化が求められ、また、音楽、動画像又はコンピュータデータなどをより高速に送受信したいという要望もある。例えば光ファイバを用いたデータの送受信では転送速度が家庭用で100Mbps(Mega bit per second)以上であり、光ファイバによれば、一般家庭に普及している電話回線を用いたモデムやISDN(Integrated Services Digital Network)に比べ、約3桁程度高速にデータを送受信できる。さらに、基幹系では10〜40Gbps(Giga bit per second)に達している。また、近年、光多重通信という新しい技術が登場したことから、さらなる高速化と大容量化が可能となっている。
このような状況において、光通信部品の需要はますます増加傾向にあり、そのコスト低減と信頼性向上が部品供給メーカーの課題となっている。シリコンウェハに異方性エッチングを施して作製されるシリコンオプティカルベンチ(SiOB)の溝部に、少なくとも一つの光学部品を搭載した光学部品搭載モジュールは、光通信関連部品のなかでその中枢となるものであり、基幹系光通信関連部品と同程度の信頼性が求められている。
光学部品搭載モジュールにおいては、半導体レーザ等の光素子が固定されているオプティカルベンチにレンズ等の光学部品を、光素子との光学結合が最適となるように位置決めする必要があり、また、その最適状態を維持する必要がある。
オプティカルベンチに光学部品を接合する方法として、従来から種々の方法が提案されている(例えば特許文献1又は非特許文献1参照)。
特許文献1では、基板と光学部品をAu(金)あるいはPt(プラチナ)の金属被膜で覆った後に互いに接触させることで、両金属被膜の金属原子同士が相互に拡散することで接合させる方法を提案している。
しかしながら、この方法では、スパッタ法やメッキ処理等により金属被膜を基板と光学部品の両方に施さなければならず、また接合のために加熱した状態で押圧しなければならないなどの煩雑なプロセスを要し、製造コストの削減を実行し難い。
また、非特許文献1では、図4に示すように、シリコンオプティカルベンチ21の溝部22に接着剤23を滴下した後に光学部品の光ファイバ24を搭載し、接着剤23を硬化させて固定して光学部品搭載モジュール20を製造する方法を提案している。
特開平9−61674号公報(第6頁、図6〜8) IEEE Trans. CHMT, vol.13,No.4,1990
しかしながら、非特許文献1による方法では、接着剤23に均一に圧力をかけることは困難なため、図5に示すように、接着剤23がシリコンオプティカルベンチ21の溝部22の内面と光ファイバ24の表面との隙間に入り込んだりはみ出たりして接着剤23を硬化させた時に厚みのばらつきが生じる。このような厚みのばらつきにより、光ファイバ24の固着位置精度が低下してしまう。その結果として、半導体レーザ等の光素子と光ファイバ24との間で光軸のずれが生じ、光結合効率が低下するという問題があった。
また、光学部品搭載モジュール20において熱ストレス(熱応力)が、接着剤23による接着部分に生じると、故障の原因となり易い。熱ストレスを緩和するには、ヤング率の低い接着剤23を用いてその影響を吸収することが望ましい。ところが、ヤング率の低い接着剤自体は比較的容易に変形することから、光学部品搭載モジュール20に振動などの外部刺激が作用すると、光素子と光ファイバ24との間で光軸のずれが生じやすくなり、光結合効率が低下するという問題を十分に解消することができない。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、光学部品の固着位置精度を高めて光軸ずれが生じ難くすることにある。また、他の目的は、光学部品の接着部分に対する熱ストレスの影響を低減させて光軸ずれが生じ難くすることにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される光学部品搭載モジュールの製造方法は、オプティカルベンチの溝部に位置決めされた光学部品を接着剤で固定した光学部品搭載モジュールの製造方法において、光学部品を位置決めする溝部の位置決め部から離れた光学部品の部分を、溝部に設けた接着剤にて固定する第1のステップと、溝部の位置決め部の近傍まで溝部に接着剤を注入して光学部品をさらに固定する第2のステップとを含む。
第1のステップにおける位置決め部から離れた光学部品の部分は、オプティカルベンチの溝部の底部であることを特徴とすることができる。また、第1のステップにおける位置決め部から離れた光学部品の部分は、オプティカルベンチの溝部の底部に対向する光学部品の領域における中央部であり、第2のステップでは、中央部の周辺部に接着剤が設けられることを特徴とすることができる。
第1のステップに用いる接着剤と第2のステップに用いる接着剤とは互いに物性が異なるものであることを特徴とすることができる。例えば、第1のステップに用いる接着剤の硬化収縮率は、第2のステップに用いる接着剤の硬化収縮率よりも大きいことを特徴とすることができる。好ましくは、第1のステップに用いる接着剤の硬化収縮率は7%以上であり、第2のステップに用いる接着剤の硬化収縮率は4%以下である。
他の観点から捉えると、本発明が適用される光学部品搭載モジュールは、溝部を有するオプティカルベンチと、オプティカルベンチの溝部に配置した光学部品と、オプティカルベンチの溝部に位置し、溝部に配置した光学部品をオプティカルベンチに接合している第1の硬化性樹脂と、硬化した状態のヤング率が第1の硬化性樹脂と異なり、オプティカルベンチの溝部に位置し、溝部に配置した光学部品をオプティカルベンチに接合している第2の硬化性樹脂とを含む。
第1の硬化性樹脂は、オプティカルベンチの溝部の底部に対向する光学部品の領域における中央部と接合し、第2の硬化性樹脂は中央部の周辺部と接合していることを特徴とすることができる。また、第1の硬化性樹脂のヤング率が第2の硬化性樹脂のヤング率よりも大きいことを特徴とすることができる。
本発明によれば、オプティカルベンチの溝部に固着した光学部品の光軸ずれの発生を抑えることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る光学部品搭載モジュールを示す概略斜視図であり、図2は、図1の線II−IIによる断面図であり、図3は、図1の線III−IIIによる断面図である。
図1〜図3に示すように、光学部品搭載モジュール10は、台形状の溝部12がエッチングで形成されたシリコンオプティカルベンチ11と、シリコンオプティカルベンチ11の溝部12に近接してシリコンオプティカルベンチ11に設けられた図示しない電極と、シリコンオプティカルベンチ11の電極の位置にはんだ13で位置精度よく固定された半導体レーザチップ14と、シリコンオプティカルベンチ11の溝部12に固定された結合レンズ15とを備えている。半導体レーザチップ14は、結合レンズ15の光軸に向けてレーザを発する。
なお、本実施の形態では、結合レンズ15を固定する場合を示しているが、その他に、図示しない光ファイバを固定する場合にも適用することができる。また、図2に示すように、本実施の形態では、比較的大型部品のためにシリコンオプティカルベンチ11に台形状の溝部12が形成されているが、比較的小型部品の場合には、図示しないV溝形状の溝部が形成されたものを用いることができる。シリコンオプティカルベンチ11の溝部12は、半導体レーザチップ14に対して高精度に位置決めされている。
(実施例)
シリコンオプティカルベンチ11は厚さ1.0mmであり、台形状の溝部12は、(100)面のシリコンウェハにKOH(水酸化カリウム)による異方性エッチングを適用して形成されていて、表面部幅1.75mm、深さ0.84mm、長さ1.71mmである。
このように形成した溝部12の底部12aに、第1の接着剤16としてのNTTアドバンステクノロジ株式会社製のGA800Aを0.1mg滴下した後に、外径1.5mmで長さ1.2mmの光学ガラス製の結合レンズ15を溝部12に配置し、結合レンズ15の底面中央部15aを第1の接着剤16に接触させる。溝部12に配置した結合レンズ15は、溝部12の縁部(位置決め部)12bに当接し、これにより結合レンズ15は、位置決めされる。そして、紫外線(UV)を照射して第1の接着剤16を硬化させると、結合レンズ15を、溝部12により位置決めされた状態でシリコンオプティカルベンチ11に対して固定される。なお、結合レンズ15の底面中央部15aは、シリコンオプティカルベンチ11の溝部12の底部12aに対向する領域における中央部と言うことができ、また、シリコンオプティカルベンチ11の溝部12の縁部12bから離れた結合レンズ15の部分とも言うことができる。
次に、結合レンズ15と溝部12の底部12aとに挟まれた空間において第1の接着剤16が充填されていない部分に、第2の接着剤17としてのNTTアドバンステクノロジ株式会社製のGA700Lを0.2mg注入し、紫外線を照射して硬化させる。これにより、結合レンズ15の底面中央部15aの周辺部15bがシリコンオプティカルベンチ11に対して固定される。
なお、第1の接着剤16については粘度を調整している。具体的には、第1の接着剤16の粘度100Pa・s、硬化収縮率が8%、ヤング率が2GPaである。また、第2の接着剤17は、粘度が0.25Pa・s、硬化収縮率が4%、ヤング率は0.4GPaである。
(比較例1)
シリコンオプティカルベンチ11を作製し、半導体レーザチップ14を搭載するところまでは実施例と同様である。その後、台形状の溝部12の底部12aに接着剤を0.3mg滴下し、外径1.5mmの光学ガラス製の結合レンズ15を搭載した。結合レンズ15をシリコンオプティカルベンチ11の溝部12に押圧しながら、紫外線を照射して接着剤を硬化させる。ここで用いた接着剤は、NTTアドバンステクノロジ株式会社製のAT3925Mの粘度を調整したもので、粘度は20Pa・s、硬化収縮率は4%、ヤング率は1GPaである。
(比較例2)
シリコンオプティカルベンチ11を作製し、半導体レーザチップ14を搭載するところまでは実施例と同様である。その後、台形状の溝部12の底部12aに第1の接着剤を0.1mg滴下し、次に第1の接着剤の周辺に第2の接着剤を0.2mg滴下する。そして、外径1.5mmの光学ガラス製の結合レンズ15をシリコンオプティカルベンチ11の溝部12に搭載させる。結合レンズ15をシリコンオプティカルベンチ11の溝部12に押圧しながら、紫外線を照射して接着剤を硬化させる。第1の接着剤および第2の接着剤は、実施例の場合と同じものを用いている。
(比較例3)
第1の接着剤としてNTTアドバンステクノロジ株式会社製のAT3925Mを粘度調整したものを用いた。その粘度は100Pa・s、硬化収縮率は4%、ヤング率は1GPaである。それ以外は、実施例と同様に実験を行った。
(比較例4)
第2の接着剤としてNTTアドバンステクノロジ株式会社製のAT8224を用いた。その粘度は0.18Pa・s、硬化収縮率が9%、ヤング率は0.05GPaである。それ以外は、実施例と同様に実験を行った。
以上の実施例及び比較例1〜4の実験結果を比較してまとめると、次のようになった。
Figure 2006010959
従来技術と同じく1種類の接着剤を用いただけの比較例1では、位置固定精度が悪く、しかも熱ストレスによる接着剤の破壊も確認された。また、2種類の接着剤を同時に硬化させた比較例2では、熱ストレスによる接着部の破壊が確認できなかったが、位置固定精度が悪かった。
また、2種類の接着剤の硬化収縮率をそれぞれ変えて実験した比較例3〜4ではいずれも、実施例のような位置固定精度の確保と熱ストレスによる接着部の破壊防止との両立を実現することができなかった。
以上、説明したように、シリコンオプティカルベンチ11の溝部12に結合レンズ15が接着剤で固定される光学部品搭載モジュール10において、ヤング率が大きく硬化収縮率が5%以上の第1の接着剤16で結合レンズ15の底面中央部15a付近と溝部12の底部12aとを接着固定し、その後、ヤング率が小さく硬化収縮率が4%以下の第2の接着剤17で結合レンズ15の周辺部15bと溝部12の底部12aとを接着固定することにより、シリコンオプティカルベンチ11に結合レンズ15が固着位置精度良く搭載され、さらに熱ストレスによる接着部の破壊が生じにくい光学部品搭載モジュールとその製造方法を得ることができる。
このように、第1の接着剤16の硬化収縮率が5%以上で第2の接着剤17の硬化収縮率が4%以下の場合が良いが、第1の接着剤16の硬化収縮率が7%以上で第2の接着剤17の硬化収縮率が4%以下の場合が好ましい。この場合において、第1の接着剤16の硬化収縮率が12%以下であるのがより好ましい。また、第1の接着剤16の硬化収縮率が9%以上で第2の接着剤17の硬化収縮率が2%以下の場合が最適である。
次に、第1の接着剤16及び第2の接着剤17の作用について、硬化収縮率とヤング率に関連して説明する。まず、硬化収縮率に関連した説明を行う。
上述したように、第1の接着剤16は硬化収縮率が高いものを用いているので、第1の接着剤16の硬化時には、結合レンズ15をシリコンオプティカルベンチ11の溝部12の底部12a側に引っ張るように作用する。すなわち、シリコンオプティカルベンチ11の溝部12の縁部12bに結合レンズ15が押し当てられる。このため、シリコンオプティカルベンチ11の溝部12の縁部12bと結合レンズ15の周面との間の隙間が減少または無くなるようになり、高い位置決め精度を確保することができる。
第1の接着剤16の硬化収縮率があまり低いと、結合レンズ15が溝部12の縁部12bに十分な強さで押し当てられない。その一方で、第1の接着剤16の硬化収縮率があまり高すぎると、押し当てる力が強すぎてシリコンオプティカルベンチ11に歪が生じる可能性がある。そこで、第1の接着剤16として硬化収縮率が7%以上12%以下の接着剤を用いるのがより好ましい。
なお、一般的には、結合レンズ15の接着には硬化収縮率が小さい高価な接着剤を用いるが、実施例のように、硬化収縮率が大きい安価な接着剤(第1の接着剤16)を用いることで、コストの低減を実現することができる。
また、第2の接着剤17の硬化収縮率が大きくなるにつれて、第2の接着剤17が硬化した後の応力も大きくなり、熱ストレスによる接着部分の破壊の頻度が大きくなることが予想される。そこで、第2の接着剤17として硬化収縮率が4%以下という硬化収縮率が小さい接着剤を用いることにより、応力を小さく押えることができるようになる。
次に、ヤング率に関連して第1の接着剤16及び第2の接着剤17の作用について説明する。
上述したように、結合レンズ15の底面中央部15a付近とシリコンオプティカルベンチ11の溝部12の底部12aに、ヤング率の高い第1の接着剤を塗布し、紫外線により硬化させて両者を接着固定すると、第1の接着剤としてヤング率の高い接着剤を用いるので、両者を強固に固着でき、位置固定精度を良く保つことが出来る。
また、第1の接着剤16だけでは接着強度が十分に得られないため、結合レンズ15の底面中央部15aの周辺部15bとシリコンオプティカルベンチ11の溝部12の底部12aに、ヤング率の低い第2の接着剤17を塗布し、紫外線で硬化させてシリコンオプティカルベンチ11に結合レンズ15を接着固定する。
結合レンズ15の底面中央部15aの周辺部15bは、応力が集中する部分であるが、第2の接着剤17のヤング率が低いものを用いることにより、熱ストレスを緩和して接着部分の破壊を生じにくくすることができる。
ここで、2種類の接着剤は、ヤング率と硬化収縮率という物性値に着目して選択しているが、粘度に着目して選択することも考えられる。すなわち、第1の接着剤16として粘度の高いものを用いると、シリコンオプティカルベンチ11の溝部12の縁部12bと結合レンズ15との間の隙間に入り込むことを防止することが期待できる。そして、第2の接着剤17として粘度の低いものを用いると、シリコンオプティカルベンチ11の溝部12に注入し易くなり、作業性を向上させることができる。
また、1種類の接着剤を2段階に分けて硬化することも考えられる。すなわち、まず、接着剤をシリコンオプティカルベンチ11の溝部12の底部12aの中心部付近に少量を注入するとともに、シリコンオプティカルベンチ11の溝部12に結合レンズ15を入れて、紫外線を照射して接着剤を硬化する(第1のステップ)。接着剤は、シリコンオプティカルベンチ11の溝部12の底部12aの中心部付近と結合レンズ15の底面中央部15a付近とを接合することになるので、シリコンオプティカルベンチ11の溝部12で結合レンズ15を精度良く位置決めすることができる。
その後に、同じ接着剤をシリコンオプティカルベンチ11の溝部12の残された隙間に注入してから、紫外線を照射して接着剤を硬化する(第2のステップ)。2回目の接着剤硬化により、接着面積を大きくすることができ、固着強度をあげることができる。
本実施の形態では、接着剤を用いているが、本発明はこれに限られるものではなく、2つの部材を接合することが可能な硬化性樹脂を用いることができる。
本実施の形態に係る光学部品搭載モジュールを示す概略斜視図である。 図1の線II−IIによる断面図である。 図1の線III−IIIによる断面図である。 従来における光学部品搭載モジュールを示す概略斜視図である。 図4の線V−Vによる断面図である。
符号の説明
10…光学部品搭載モジュール、11…シリコンオプティカルベンチ、12…溝部、12a…底部、12b…縁部、13…はんだ、14…半導体レーザチップ、15…結合レンズ、15a…底面中央部、15b…周辺部、16…第1の接着剤、17…第2の接着剤

Claims (9)

  1. オプティカルベンチの溝部に位置決めされた光学部品を接着剤で固定した光学部品搭載モジュールの製造方法において、
    前記光学部品を位置決めする前記溝部の位置決め部から離れた当該光学部品の部分を、当該溝部に設けた接着剤にて固定する第1のステップと、
    前記溝部の前記位置決め部の近傍まで当該溝部に接着剤を注入して前記光学部品をさらに固定する第2のステップと
    を含む光学部品搭載モジュールの製造方法。
  2. 前記第1のステップにおける前記位置決め部から離れた前記光学部品の部分は、前記オプティカルベンチの前記溝部の底部であることを特徴とする請求項1に記載の光学部品搭載モジュールの製造方法。
  3. 前記第1のステップにおける前記位置決め部から離れた前記光学部品の部分は、前記オプティカルベンチの前記溝部の底部に対向する前記光学部品の領域における中央部であり、
    前記第2のステップでは、前記中央部の周辺部に前記接着剤が設けられることを特徴とする請求項1に記載の光学部品搭載モジュールの製造方法。
  4. 前記第1のステップに用いる接着剤と前記第2のステップに用いる接着剤とは互いに物性が異なるものであることを特徴とする請求項1に記載の光学部品搭載モジュールの製造方法。
  5. 前記第1のステップに用いる接着剤の硬化収縮率は、前記第2のステップに用いる接着剤の硬化収縮率よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の光学部品搭載モジュールの製造方法。
  6. 前記第1のステップに用いる接着剤の硬化収縮率は7%以上であり、前記第2のステップに用いる接着剤の硬化収縮率は4%以下であることを特徴とする請求項5に記載の光学部品搭載モジュールの製造方法。
  7. 溝部を有するオプティカルベンチと、
    前記オプティカルベンチの溝部に配置した光学部品と、
    前記オプティカルベンチの溝部に位置し、当該溝部に配置した前記光学部品を当該オプティカルベンチに接合している第1の硬化性樹脂と、
    硬化した状態のヤング率が前記第1の硬化性樹脂と異なり、前記オプティカルベンチの溝部に位置し、当該溝部に配置した前記光学部品を当該オプティカルベンチに接合している第2の硬化性樹脂と
    を含む光学部品搭載モジュール。
  8. 前記第1の硬化性樹脂は、前記オプティカルベンチの前記溝部の底部に対向する前記光学部品の領域における中央部と接合し、前記第2の硬化性樹脂は当該中央部の周辺部と接合していることを特徴とする請求項7に記載の光学部品搭載モジュール。
  9. 前記第1の硬化性樹脂のヤング率が前記第2の硬化性樹脂のヤング率よりも大きいことを特徴とする請求項8に記載の光学部品搭載モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2017212520A1 (ja) * 2016-06-06 2019-04-04 オリンパス株式会社 内視鏡用光学ユニットの製造方法、内視鏡用光学ユニット、および内視鏡

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