JP2006010842A - 記録媒体の記録材除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体上に剥離層を有する記録媒体を繰り返し再生した場合においても、記録媒体にうねりおよび傷等が発生することを抑制し、記録媒体の品質を安定に保つことが可能な記録媒体の再生装置を提供する。
【解決手段】 記録媒体74の記録材除去装置1では、記録材107が熱定着された記録媒体74の剥離層に対して、先端に円弧70が設けられた第1しごき部材18の円弧70に記録媒体74の剥離層の面を沿わせるように記録媒体74を第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21で規制して記録媒体74を引き出すことによって、記録媒体74の記録材107を除去する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録媒体上に転写記録されて記録媒体上に残存する記録材を除去する記録材除去装置に関し、特に、文字、画像等の記録に一旦使用されて記録媒体上に残存する記録材を除去することにより、記録媒体の再利用を可能とする記録材除去装置に関するものである。
近年の電子技術の発達は、ペーパーレスの時代の到来を予測させたにもかかわらず、コピー機、レーザービームプリンタ、インクジェットプリンタ等の出力機の生産台数の増加に伴って、コピー用紙等の記録用紙の消費量が増加し続けている。
このような状況の中で、最近では古紙のリサイクルが盛んであり、オフィスで分別された古紙は古紙業者、製紙工場というルートを経て古紙の再生がおこなわれている。しかしながら、再生に時間を要する、コストが高くなる、紙の品質が低下する等の不具合が発生する場合があり、これより文字、画像等の記録に使用した記録用紙を再利用する技術が注目されてきている。
前記した記録用紙を再利用する技術としては、文字、画像等の記録に使用されて記録用紙上に残存している記録材を除去し、記録材除去後の記録用紙をそのまま記録媒体として再利用する技術が種々提案されている。例えば、コピー機等の画像形成装置において、記録用紙上に形成された記録材を除去する技術として、記録材を界面活性剤等の記録材消去促進液を含む水溶液に浸すことにより密着強度を低下し、その後、記録材剥離体と接触させることにより記録材を除去する方法等が提案されている。また、記録済みの記録材を有する記録用紙を加熱することにより記録材を加熱溶融させて除去する方法が提案されている。また、機械的な力のみで記録材を除去する技術としては、ブレードを記録用紙上の記録材に押し当てて削り取ることにより除去する方法等が提案されている。
具体的に、特開平4−300395号公報には、記録用紙に印字された記録材に、溶剤を付着させて記録材を溶解し、溶解した記録材を例えば、クリーニングブレードのような機械的手段により剥離する除去装置を用いて、記録用紙を再生することが開示されている。
しかしながら、記録材を界面活性剤等の記録材消去促進液を含む水溶液に浸すという方法では、液体の供給および排出手段を設けたり定期的に交換する必要があり、維持管理が困難となる場合がある。さらに、一度液体に浸した記録用紙を短時間で乾燥させる工程を設けなければならず、コストやスペース的に不利となることが予想される。
さらに、この方法では溶剤を用いるため、これが消耗品となり、再生コストが高くなる場合がある。また、溶剤に起因する引火性および毒性等も懸念される。また、記録材除去後、紙に染み込んだ溶剤を乾燥除去する工程が必要になり、装置サイズが大きくなるし、乾燥熱エネルギが必要になる場合もある。この結果、乾燥排出ガスによる大気汚染が懸念される。また、一度溶剤で処理された紙を乾燥すると、紙がうねったり、表面の繊維が毛羽立つ等の再生後の紙の品質が劣化する場合もある。
また、特開平7−199757号公報には、記録済みの記録材を有する記録用紙を加熱することにより記録材を加熱溶融させて除去する方法が開示されている。
しかしながら、記録材を加熱溶融させて除去する方法では、記録用紙上の記録材を加熱する手段を別に設ける必要があり、コストやスペースの問題で不利になる場合があり、熱による周辺部分への影響が懸念される。
また、特開平7−199757号公報には、ブレードを記録材に押し当てて削り取ることにより記録材を除去する方法が提案されている。
ブレードを記録材に押し当てて削り取ることにより除去する方法では、熱および記録材消去促進液などが必要なくコストやスペースやメンテナンス等で有利である。
しかしながら、ただ単にブレードを記録用紙に押し当てて記録材を削り取る方法では、剛性のあるブレードと記録用紙が常に当たっているために、記録用紙の表面を傷付けてしまうという問題が予想される。ただ単にブレードを記録用紙に押し当てて記録材を削り取っているので、記録材が取れなければ益々ブレードを記録用紙に強く押し当てるので、記録用紙の表面の傷が益々深くなるという悪循環が予測される。
また、ブレードを記録用紙に押し当てて記録材を削り取る方法では、記録用紙を搬送してブレードを記録用紙に当てるタイミングによって、記録用紙端部の記録材残りも予想される。
特開平4−300395号公報
特開平7−199757号公報
以上のような状況に鑑み、本発明の目的は、記録媒体上に剥離層を有する記録媒体を繰り返し再生した場合においても、記録媒体にうねりおよび傷等が発生することを抑制し、記録媒体の品質を安定に保つことが可能な記録媒体の再生装置を提供することを目的とする。
より具体的には、第1に記録媒体表面から記録材を機械的な力を用いて除去する方法において、できるだけ単純な構造で機械的な力を極小にして、コストやスペースの問題を改善することを目的とする。
第2に、除去手段の製作コストの低減と長寿命化および定期的な交換の容易化を目的とする。
第3に、記録媒体に傷、スジ等の損傷を防止することを目的とする。
第4に、記録媒体の端面や一部分に発生する記録材除去残りを防止することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る記録媒体の記録材除去装置は、先端に円弧が設けられたしごき部材と、前記しごき部材の円弧に記録媒体の面を沿わせるように規制する規制部材とを備え、記録材が剥離層に熱定着された前記記録媒体の剥離層面側を前記しごき部材の円弧に沿わせるように前記規制部材で規制しながら記録媒体を引き出すことによって、記録媒体上の剥離層から記録材を除去するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に係る記録材除去装置は、請求項1に記載の記録材除去装置において、前記しごき部材の円弧に前記記録媒体上の剥離層の面を沿わせるように記録媒体を前記規制部材で規制して記録媒体を往復させることによって、記録媒体の全面から記録材を除去することを特徴とする。
更に、請求項3に係る記録材除去装置は、請求項1又は請求項2に記載の記録材除去装置において、前記しごき部材の円弧の半径は、0.25から0.75mmであることを特徴とする。
また、請求項4に係る記録材除去装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の記録材除去装置において、前記規制部材は、前記しごき部材を挟む二つのローラであることを特徴とする。
そして、請求項5に係る記録材除去装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の記録材除去装置において、前記しごき部材の円弧に前記記録媒体上の剥離層の面を沿わせる時に、その沿わせる深さを可変にできるようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る記録材除去装置では、記録材が熱定着された記録媒体上の剥離層に対して、先端に円弧が設けられたしごき部材と、しごき部材の円弧に記録媒体の面を沿わせるように規制する規制部材とを備え、記録材が剥離層に熱定着された記録媒体の剥離層面側をしごき部材の円弧に沿わせるように規制部材で規制しながら記録媒体を引き出すことによって、記録媒体上の剥離層から記録材を除去するようにしたので、記録媒体上の剥離層に熱定着された記録材と剥離層との間の密着力が、記録媒体をしごき部材の円弧に沿わせて規制部材で規制することによって下がり、同時に先端に円弧が設けられたしごき部材でしごくので、記録媒体に傷、スジを付けることなく記録媒体から記録材を容易に除去することができるという効果がある。
また、請求項2に係る記録材除去装置では、しごき部材の円弧に記録媒体上の剥離層の面を沿わせるように記録媒体を規制部材で規制して記録媒体を往復させることによって、記録媒体の全面から記録材を除去するようにしたので、記録媒体の今まで取りにくかった先端、後端の記録材も極めて簡単に除去することができるという効果がある。
更に、請求項3に係る記録材除去装置では、記録媒体上の記録材除去を、しごき部材の円弧の半径が、0.25から0.75mmであるしごき部材でおこなうようにしたので、しごき部材の先端が尖り過ぎているために記録媒体に傷、スジを付けることも無く、また、しごき部材の先端が丸くなり過ぎているための記録材残りも無い極めて有効な記録材除去ができるという効果がある。
また、請求項4に係る記録材除去装置では、記録媒体上の記録材除去を、記録媒体をしごき部材の円弧に沿わせるように挟む二つのローラでおこなうようにしたので、記録媒体を引き出す時の摩擦抵抗を減らすことができるという効果がある。
更に、請求項5に係る記録材除去装置では、記録媒体上の記録材除去を、規制部材がしごき部材の円弧に記録媒体を沿わせるように規制してつくる沿わせの深さを可変にしておこなうようにしたので、色々な記録媒体の厚みや記録材の厚みに対応できるという効果がある。
(実施例1)
以下、本発明に係る記録媒体の記録材除去装置について、本発明を具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る記録媒体の記録材除去装置の概略構成について図1、図2に基づき説明する。図1は記録材除去装置の正面図、図2は記録材除去装置の上面図である。
図1及び図2において、記録材除去装置1は、基本的に、記録材除去部2(図1、図2中中央参照)と、記録材除去部2と記録媒体74の送りをガイドする第3ガイドプレート3及び第4ガイドプレート4で結ばれた第1記録媒体送り部5及び第2記録媒体送り部6(図1、図2中中央の記録材除去部2の左右参照)と、第1記録媒体送り部5と記録媒体74の送りをガイドする第2ガイドプレート7で結ばれた第1用紙センサ8を含む記録媒体74の送排出部9(図1の左中参照)と、送排出部9の左側に記録媒体74の送りをガイドする第1ガイドプレート10及び記録媒体74を溜める排紙トレイ11と、第2記録媒体送り部6の右側に続く記録媒体74の送りをガイドする第5ガイドプレート12とで構成され、これらはフレーム73に取付けられている。さらに、第2ガイドプレート7には第2用紙センサ13が取付けられ、第3ガイドプレート3には第2用紙センサ14が取付けられ、第4ガイドプレート4には第4用紙センサ15が取付けられ、そして、第5ガイドプレート12には第5用紙センサ16が取付けられている。
ここで、記録媒体74の構成(図示せず)につき説明する。記録媒体74は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネイト、ナイロン、フッ素樹脂、ポリブチレンテレフタレート、アクリル樹脂、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド等の材料、または、前記材料やポリプロピレン、ポリエチレン等に無機質材料や繊維材料を添加した強化プラスチック、あるいは、上質紙、アート紙、コート紙といったパルプ製シート等の基材に、剥離層として、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルブテン、ポリメチルペンテン等のオレフィン系の材料やフッ素系の材料を少なくとも1種類は含有した材料を接着又は圧着して構成する。また、前記基材に剥離層として、例えば、シリコン系材料、フッ素系材料等を少なくとも1種類は含有した材料をコーティングして記録媒体74を構成してもよい。さらに、剥離層と基材を兼ねて、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルブテン、ポリメチルペンテン等のオレフィン系の材料やフッ素系の材料を少なくとも1種類は含有した材料をそのまま記録媒体74として使用してもよい。
先ず、記録媒体74の記録材除去部2の構成について説明する。第1しごき部材18と第2しごき部材19を取付けるホルダ17の内部には、上側に第1しごき部材18が円弧70を下向きにして取付けられており、下側に上側の第1しごき部材18に対抗する位置に第2しごき部材19が円弧70を上向きにして取付けられている。また、第2しごき部材19を挟むように左側に第1規制ローラ左20、右側に第1規制ローラ右21が回動可能にフレーム73に組込まれている。さらに、第1しごき部材18を挟むように左側に第2規制ローラ左22、右側に第2規制ローラ右23が回動可能にフレーム73に組込まれている。
そして、ホルダ17には、ホルダ17から延出された延出部24が設けられており、その延出部24に設けられた第1平歯歯車25が第1駆動歯車26を介して第1駆動モータ27に連結している。第1駆動モータ27は、第1モータ支持フレーム28に固定され、第1モータ支持フレーム28は、フレーム73に固定されている。これによりホルダ17、即ち、第1しごき部材18、第2しごき部材19は、第1駆動モータ27の回転方向によって上下に移動可能になる。
次に、第1記録媒体送り部5の構成について説明する。第1駆動ローラ29は、シリコン、EPDMなどのゴム材料が金属製の第1駆動ローラ軸30を覆うように円筒形に形成されている。第1駆動ローラ軸30は、フレーム73に回動可能に取付けられている。第2駆動モータ31は、フレーム73に固定されており、第2駆動モータ31の軸75には、第1プーリ32が取付けられ、第1駆動ローラ29の第1駆動ローラ軸30には、第2プーリ33が取付けられている。第1プーリ32と第2プーリ33は、第1駆動ベルト34によって連結されている。これによって、第2駆動モータ31の駆動力が、第1駆動ローラ29の第1駆動ローラ軸30に伝わり第1駆動ローラ29が回転する。第2駆動モータ31の回転方向によって、第1駆動ローラ29は正回転したり逆回転したりする。
そして、第1駆動ローラ29の上方には、シリコン、EPDMなどのゴム材料で円筒形に形成された第1押えローラ35が配置され、第1押えローラ35は、その中心に第1押えローラ35を回転するための金属製の第1押えローラ軸36を持ち、その第1押えローラ軸36が第1押えローラ支持フレーム37の第1軸支穴38に回転可能に支持されている。第1押えローラ支持フレーム37には、第1押えローラ支持フレーム37から延出された延出部39が設けられており、その延出部39に設けられた第2平歯歯車40が第2駆動歯車41を介して第3駆動モータ42に連結している。第3駆動モータ42は第3モータ支持フレーム43に固定され、第3モータ支持フレーム43はフレーム73に固定されている。これにより第1押えローラ支持フレーム37は、第1押えローラ35と共に第3駆動モータ42の回転方向によって上下に移動可能になる。
次に、第2記録媒体送り部6の構成について説明する。第2駆動ローラ44は、シリコン、EPDMなどのゴム材料が金属製の第2駆動ローラ軸45を覆うように円筒形に形成されている。第2駆動ローラ軸45は、フレーム73に回動可能に取付けられている。第4駆動モータ46もフレーム73に固定されており、第4駆動モータ46の軸76には、第3プーリ47が取付けられ、第2駆動ローラ44の第2駆動ローラ軸45には、第4プーリ48が取付けられている。第3プーリ47と第4プーリ48は、第2駆動ベルト49によって連結されている。これによって、第4駆動モータ46の駆動力が第2駆動ローラ44の第2駆動ローラ軸45に伝わり第2駆動ローラ44が回転する。第4駆動モータ46の回転方向によって、第2駆動ローラ44は、正回転したり逆回転したりする。
そして、第2駆動ローラ44の上方には、シリコン、EPDMなどのゴム材料で円筒形に形成された第2押えローラ50が配置され、第2押えローラ50は、その中心に第2押えローラ50を回転するための金属製の第2押えローラ軸51を持ち、その第2押えローラ軸51が第2押えローラ支持フレーム52の第2軸支穴53に回転可能に支持されている。第2押えローラ支持フレーム52には、第2押えローラ支持フレーム52から延出された延出部54が設けられており、その延出部54に設けられた第3平歯歯車55が第3駆動歯車56を介して第5駆動モータ57に連結している。第5駆動モータ57は、第5モータ支持フレーム58に固定され、第5モータ支持フレーム58は、フレーム73に固定されている。これにより第2押えローラ支持フレーム52は、第2押えローラ50と共に第5駆動モータ57の回転方向によって上下に移動可能になる。
次に、記録媒体74の送排出部9の構成について説明する。記録媒体74を送入・排出する送排出板59は、第4回動軸60によってフレーム73に回動可能に取付けられている。送排出板59の一方の端面には摺動軸61が設けられ、摺動軸61は送排出板ガイドフレーム62の一端に設けられた摺動溝63に取付けられている。
また、送排出板ガイドフレーム62の他端には、第4平歯歯車64が設けられた延出部65が設けられている。第4平歯歯車64は、第4駆動歯車66を介して第6駆動モータ67に連結している。第6駆動モータ67は、フレーム73に固定されている。これにより、送排出板ガイドフレーム62は、第6駆動モータ67の回転方向によって上下に移動可能となる。係る動きによって送排出板59は、第4回動軸60を中心にして回動可能になり、送排出板59の先端を第1ガイドプレート10側または排紙トレイ11側に移動することができる。
続いて、前記のように構成された記録材除去装置1において、記録媒体74の動きに着目して記録媒体の記録材除去装置1の動作について図3乃至図11、図12乃至図20に基づき説明する。
まず、図3乃至図11から説明する。図3乃至図11は、記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程を説明する図である。ここでは記録媒体74の記録材107が剥離層に熱定着された面は、図中では記録媒体74の上側となっている。
図3は、記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(1)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が第6駆動モータ67によって上側、第1押えローラ35が第3駆動モータ42によって下側で記録媒体74を送る状態、第1しごき部材18が第1駆動モータ27によって上側で記録媒体74を通過させる状態、第2押えローラ50が第5駆動モータ57によって下側で記録媒体74を送る状態を示し、第1押えローラ35と第2押えローラ50が、第2駆動モータ31と第4駆動モータ46によって、記録媒体74を送れる状態で回転している。記録媒体74は、第1ガイドプレート10の上で記録材107側を上面にして待機中である。
図4は、記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(2)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が上側、第1押えローラ35が下側、第1しごき部材18が上側、第2押えローラ50が下側の状態を示し、記録媒体74が第2駆動モータ31と第4駆動モータ46の駆動によって搬送され(図中右方向へ)、第5用紙センサ16で記録媒体74の先端Aを検知した状態である。第5用紙センサ16が記録媒体74の先端Aを検知すると図5の状態に移る。
図5は、記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(3)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が上側、第1押えローラ35が第3駆動モータ42によって上側で記録媒体74の送りに関与しない状態、第1しごき部材18が第1駆動モータ27によって下側で記録媒体74を第1しごき部材18の円弧70に第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21で沿わせて規制し記録材107を除去する状態、第2押えローラ50が下側の状態を示し、第2駆動モータ31を止め、第4駆動モータ46を駆動して記録媒体74から記録材107を除去し始めた状態である。
図6は、記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(4)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が上側、第1押えローラ35が上側、第1しごき部材18が下側、第2押えローラ50が下側の状態を示し、記録媒体74が第1しごき部材18によって記録材107を除去するように、第4駆動モータ46の駆動によって搬送され(図中右方向へ)、第4用紙センサ15で記録媒体74の後端Bを検知した状態である。この時は、記録媒体74の先端A部分から第1しごき部材18と第2押えローラ50の間の長さだけ記録材107が残っている。
この後すぐに、第4駆動モータ46の駆動を止め、送排出板59が上側、第1押えローラ35が第3駆動モータ42によって下側、第1しごき部材18が第1駆動モータ27によって上側、第2押えローラ50が下側の状態をつくり、第2駆動モータ31と第4駆動モータ46を駆動して記録媒体74を搬送する(図中左方向へ)状態をつくる。
図7は、記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(5)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が上側、第1押えローラ35が下側、第1しごき部材18が上側、第2押えローラ50が下側の状態を示し、第2駆動モータ31と第4駆動モータ46を駆動して記録媒体74を搬送(図中左方向へ)してきて第2用紙センサ13が記録媒体74の後端Bを検知したすぐ後の状態である。
図8は、記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(6)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が上側、第1押えローラ35が下側、第1しごき部材18が第1駆動モータ27によって下側で記録媒体74を第1しごき部材18の円弧70に第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21で沿わせて規制し記録材107を除去する状態、第2押えローラ50が上側で記録媒体74の送りに関与しない状態を示し、第2駆動モータ31を駆動し、第4駆動モータ46を止めて記録媒体74から記録材107を除去し始めた状態である。
図9は、記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(7)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が上側、第1押えローラ35が下側、第1しごき部材18が下側、第2押えローラ50が上側の状態を示し、第2駆動モータ31を駆動して記録媒体74から記録材107を除去しながら搬送し、記録媒体74の後端Bを第1用紙センサ8が検知した状態である。
図10は、記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(8)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が第6駆動モータ67によって下側、第1押えローラ35が下側、第1しごき部材18が下側、第2押えローラ50が上側の状態を示し、記録媒体74の後端Bを第1用紙センサ8が検知すると、第6駆動モータ67を駆動して送排出板59を下側にして排紙トレイ11に記録媒体74が搬送される。
図11は、記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(9)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が下側、第1押えローラ35が下側、第1しごき部材18が下側、第2押えローラ50が上側の状態を示し、図10の状態から搬送が終わった状態を示している。この後、第1押えローラ35の回転が止まり、送排出板59が第6駆動モータ67によって上側、即ち、第1ガイドプレート10側に上げられて一連の動作はおわる。ここまでの工程で記録媒体74の剥離層に熱定着された記録材107が全面から除去された記録媒体74を得ることができる。
次に、記録材107が記録媒体74の裏面の剥離層に熱定着されている場合の記録材107の除去の動作について、図12乃至図20に基づき説明する。
図12乃至図20は、記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程を説明する図である。ここでは記録媒体74の記録材107が剥離層に熱定着された面は、図中では記録媒体74の下側となっている。
図12は、記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(1)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が第6駆動モータ67によって上側、第1押えローラ35が第3駆動モータ42によって下側で記録媒体74を送る状態、第2しごき部材19が第1駆動モータ27によって下側で記録媒体74を通過させる状態、第2押えローラ50が第5駆動モータ57によって下側で記録媒体74を送る状態を示し、第1押えローラ35と第2押えローラ50が、第2駆動モータ31と第4駆動モータ46によって記録媒体74を送れる状態で回転している。記録媒体74は、第1ガイドプレート10の上で記録材107側を下面にして待機中である。
図13は、記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(2)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が上側、第1押えローラ35が下側、第2しごき部材19が下側、第2押えローラ50が下側の状態を示し、記録媒体74が第2駆動モータ31と第4駆動モータ46の駆動によって搬送され(図中右方向へ)、第5用紙センサ16で記録媒体74の先端Aを検知した状態である。
図14は、記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(3)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が上側、第1押えローラ35が第3駆動モータ42によって上側で記録媒体74の送りに関与しない状態、第2しごき部材19が第1駆動モータ27によって上側で記録媒体74を第2しごき部材19の円弧70に第2規制ローラ左22と第2規制ローラ右23で沿わせて規制し記録材107を除去する状態、第2押えローラ50が下側の状態を示し、第2駆動モータ31を止め、第4駆動モータ46を駆動して記録媒体74から記録材107を除去し始めた状態である。
図15は、記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(4)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が上側、第1押えローラ35が上側、第2しごき部材19が上側、第2押えローラ50が下側の状態を示し、記録媒体74が第2しごき部材19によって記録材107を除去するように、第4駆動モータ46の駆動によって搬送され(図中右方向へ)第4用紙センサ15で記録媒体74の後端Bを検知した状態である。この時は、記録媒体74の先端A部分から第2しごき部材19と第2押えローラ50の間の長さだけ記録材107が残っている。
この後すぐに、第4駆動モータ46の駆動を止め、送排出板59が上側、第1押えローラ35が第3駆動モータ42によって下側、第2しごき部材19が第1駆動モータ27によって下側、第2押えローラ50が下側の状態をつくり、第2駆動モータ31と第4駆動モータ46を駆動して記録媒体74を搬送する(図中左方向へ)状態をつくる。
図16は、記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(5)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が上側、第1押えローラ35が下側、第2しごき部材19が下側、第2押えローラ50が下側の状態を示し、第2駆動モータ31と第4駆動モータ46を駆動して記録媒体74を搬送(図中左方向へ)してきて第2用紙センサ13が記録媒体74の後端Bを検知したすぐ後の状態である。
図17は、記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(6)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が上側、第1押えローラ35が下側、第2しごき部材19が第1駆動モータ27によって上側で記録媒体74を第2しごき部材19に第2規制ローラ左22と第2規制ローラ右23で沿わせるように規制し記録材107を除去する状態、第2押えローラ50が上側で記録媒体74の送りに関与しない状態を示し、第2駆動モータ31を駆動し、第4駆動モータ46を止めて記録媒体74から記録材107を除去し始めた状態である。
図18は、記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(7)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が上側、第1押えローラ35が下側、第2しごき部材19が上側、第2押えローラ50が上側の状態を示し、第2駆動モータ31を駆動して記録媒体74から記録材107を除去しながら搬送し、記録媒体74の後端Bを第1用紙センサ8が検知した状態である。
図19は、記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(8)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が第6駆動モータ67によって下側、第1押えローラ35が下側、第2しごき部材19が上側、第2押えローラ50が上側の状態を示し、記録媒体74の後端Bを第1用紙センサ8が検知すると、第6駆動モータ67を駆動して送排出板59を下側にして排紙トレイ11に記録媒体74を搬送できるようにする。
図20は、記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(9)を説明する図である。記録材除去装置1の送排出板59が下側、第1押えローラ35が下側、第2しごき部材19が上側、第2押えローラ50が上側の状態を示し、図19の状態から記録媒体74の搬送が終わった状態を示している。この後、第1押えローラ35の回転が止まり、送排出板59が第6駆動モータ67によって上側、即ち、第1ガイドプレート10側に上げられて一連の動作はおわる。ここまでの工程で記録媒体74の剥離層に熱定着された記録材107が全面から除去された記録媒体74を得ることができる。
次に、第1から第5までの用紙センサ8、13、14、15、16の構成について図21に基づいて説明する。図21は、本件発明で使用しているLEDによる光センサの概略図である。発光素子68と受光素子69のペアになっており、発光素子68と受光素子69の間に記録媒体74が有る時、即ち、光が遮られた時にON、無い時、即ち、光が透過した時はOFFになるように設定されている。この条件で駆動モータの制御は、プログラムによってシーケンシャルにおこなわれているがここでは説明を省略する。
続いて、本件発明で使用している第1しごき部材18と第2しごき部材19の円弧70について図22に基づいて説明する。図22は、しごき部材の円弧を示す拡大図である。円弧70の半径は、0.25〜0.75mmに設定されている。円弧の半径がこれよりも小さい場合は、記録媒体74を引き出す時の負荷が大きくなり、記録媒体に傷、スジが付き易い。また、円弧の半径がこれよりも大きい場合は、記録材107の除去残りが発生する。
さらに、第1しごき部材18が記録媒体74から記録材107を除去する状況を図23に基づき説明する。図23は、しごき部材が記録媒体から記録材を除去する説明図である。第1しごき部材18の円弧70に記録媒体74の剥離層に熱定着されている記録材107の面を沿わせるように第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21で規制して記録媒体74を引き出す。記録媒体74を第1しごき部材18の円弧に沿わせるように第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21で規制することによって、記録材107と剥離層の接着力は弱まり、係る状態において、第1しごき部材18で記録材107と剥離層の接着力が弱まった記録媒体74をしごくように引き出すと、記録媒体74から記録材107が簡単に除去できる。記録媒体74を引き出すようにして記録媒体74から記録材107を除去するので、記録媒体74の後端Bの記録材107を残すことなく除去することができる。
(実施例2)
実施例2では、記録媒体74の両面の剥離層に熱定着された記録材107を除去する方法を、図3乃至図9と図12乃至図20に基づき説明する。ただし、各図面の内容については既に詳細に説明してあるのでポイントのみを説明する。まず、記録媒体74の表面の記録材107の除去を図3乃至図9の工程でおこない、図9になった時に第1用紙センサ8で記録媒体74の後端Bを検知するのではなく、第3用紙センサ14で記録媒体74の先端Aを検知した時に図12乃至図20の工程に入るように制御する。この一連の工程によって、記録媒体74の両面の剥離層に熱定着された記録材107を両面の全面に渡って除去することができる。
(実施例3)
実施例3では、記録媒体74の表面の剥離層に熱定着された記録材107を除去した後、
除去によって付いた曲がりを矯正する方法を、図3乃至図9と図12乃至20に基づいて説明する。ただし、各図面の内容については既に詳細に説明してあるのでポイントのみを説明する。まず、記録媒体74の表面の記録材107の除去を図3乃至図9の工程でおこない、図9になった時に第1用紙センサ8で記録媒体74の後端Bを検知するのではなく、第3用紙センサ14で記録媒体74の先端Aを検知した時に裏面には記録材107は無いが図12乃至図20の工程に入るように制御する。この一連の工程によって、記録媒体74の表面の剥離層に熱定着された記録材107を記録媒体74の全面に渡って除去することができると共に記録材107の除去によって生じた曲がりを矯正することができる。
(実施例4)
実施例4では、第1用紙センサ8に並列してCCDセンサ(図示しない)を取付け、記録媒体74の両面から記録材107の有無を検知し、その内容によって記録材107の除去の工程を仕分ける方法を図3乃至図11と図12乃至図20に基づいて説明する。記録媒体74の表面に記録材107がある場合は、図3乃至図11の工程を通す。記録媒体74の裏面に記録材107がある場合は、図12乃至図20の工程を通す。記録媒体74の両面に記録材107がある場合は、図3乃至図9の工程を通し、第3用紙センサ14で記録媒体74の先端Aを検知した時に図12乃至図20の工程を通すようにする。この方法によって記録媒体74の記録材107の状態を気にすることなく記録媒体74から記録材107を除去することができる。
(実施例5)
ここでは、記録媒体74をしごき部材18の円弧70に第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21で沿わせて規制し、沿わせの深さを深くして記録媒体74から記録材107を除去する状況を図24に基づいて説明する。図24は記録媒体をしごき部材の円弧70に第1規制ローラ左と第1規制ローラ右で沿わせて規制し、沿わせの深さを深くして記録媒体から記録材を除去する説明図である。第1しごき部材18に記録媒体74の剥離層に熱定着されている記録材107の面を沿わせるように第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21で規制して記録媒体74を引き出す。記録媒体74を第1しごき部材18の円弧70に第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21で深く規制して沿わせることによって記録材107と剥離層の接着力は一段と弱まり、係る状態において、第1しごき部材18で記録材107と剥離層の接着力が弱まった記録媒体74をしごくように引き出すと記録媒体74から記録材107がさらに簡単に除去できる。
以上説明した通り、本実施形態に係る記録材除去装置1では、記録材107が熱定着された記録媒体74の剥離層に対して、先端に円弧70が設けられた第1しごき部材18の円弧70に、記録媒体74の剥離層の面を沿わせるように、記録媒体74を第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21で規制して記録媒体74を引き出すことによって、記録媒体74の記録材107を除去するようにしたので、記録媒体74の剥離層に熱定着された記録材107と剥離層との間の接着力が、記録媒体74を第1しごき部材18の円弧70に第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21で規制して沿わせることによって下がり、同時に先端に円弧70が設けられた第1しごき部材18でしごくので、記録媒体74に傷、スジを付けることなく記録媒体74から記録材107を容易に除去することができるという効果がある。
また、記録材除去装置1では、第1しごき部材18の円弧70に記録媒体74の剥離層の面を沿わせるように記録媒体74を第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21で規制して記録媒体74を往復させることによって、記録媒体74の全面から記録材107を除去するようにしたので、記録媒体74の今まで取りにくかった先端A、後端Bの記録材107も、極めて簡単に除去することができるという効果がある。
また、記録材除去装置1では、記録媒体74の記録材107の除去を、第1しごき部材18の円弧70の半径が、0.25から0.75mmである第1しごき部材18でおこなうようにしたので、第1しごき部材18の先端が尖り過ぎているために記録媒体74に傷、スジを付けることも無く、また、第1しごき部材18の先端が丸くなり過ぎているための記録材107の残りも無い極めて有効な記録材除去ができるという効果がある。
次に、記録材除去装置1では、記録媒体74の記録材107の除去を、記録媒体74を第1しごき部材18の円弧70に沿わせて挟む二つの第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21でおこなうようにしたので、記録媒体74を引き出す時の摩擦抵抗を減らすことができるという効果がある。
また、記録材除去装置1では、記録媒体74の記録材107の除去を、第1規制ローラ左20と第1規制ローラ右21が第1しごき部材18の円弧70に記録媒体74を沿うように規制してつくる沿わせの深さを可変にしておこなうようにしたので、色々な記録媒体74の厚みや記録材107の厚みに対応できるという効果がある。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、前記実施形態においては、用紙センサに透過型の光センサを使用していたがこれに限定されることなく、例えば、図25に示すように発光素子68と受光素子69が並列に並んで記録媒体74から反射してくる光を検知する反射型の光センサを使用してもよい。また、図26に示す記録媒体74がメカニカルスイッチ71の押圧片72を押してスイッチのON、OFFをおこなうメカニカルスイッチセンサを使用してもよい。
また、動作の説明上、駆動部は個々の駆動モータで説明しているがいくつかは共用することができる。例えば、第2駆動モータ31と第4駆動モータ46は片方の機能を遊ばせることによって共用することができる。
また、図1の第1記録媒体送り部5において、第2駆動モータ31の回転を第1駆動ローラ29に伝達するのに第1プーリ32と第2プーリ33と第1駆動ベルト34によって回転の伝達をおこなっているが、歯車によって回転の伝達をおこなっても良い。同様に、図1の第2記録媒体送り部6において、第4駆動モータ46の回転を第2駆動ローラ44に伝達するのに第3プーリ47と第4プーリ48と第2駆動ベルト49によって回転の伝達をおこなっているが、歯車によって回転の伝達をおこなっても良い。
記録材除去装置の正面図である。 記録材除去装置の上面図である。 記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(1)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(2)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(3)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(4)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(5)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(6)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(7)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(8)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の表面の記録材を除去する工程(9)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(1)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(2)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(3)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(4)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(5)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(6)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(7)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(8)を説明する図である。 記録材除去装置が記録媒体の裏面の記録材を除去する工程(9)を説明する図である。 本件発明で使用しているLEDによる光センサの概略図である。 しごき部材の円弧を示す拡大図である。 しごき部材が記録媒体から記録材を除去する説明図である。 記録媒体をしごき部材の円弧に第1規制ローラ左と第1規制ローラ右で沿わせて規制し、沿わせの深さを深くして記録媒体から記録材を除去する説明図である。 光による用紙センサの別形態を示す説明図である。 メカニカルスイッチによる用紙センサの別形態を示す説明図である。
符号の説明
1 記録材除去装置
2 記録材除去部
3 第3ガイドプレート
4 第4ガイドプレート
5 第1記録媒体送り部
6 第2記録媒体送り部
7 第2ガイドプレート
8 第1用紙センサ
9 送排出部
10 第1ガイドプレート
11 排紙トレイ
12 第5ガイドプレート
13 第2用紙センサ
14 第3用紙センサ
15 第4用紙センサ
16 第5用紙センサ
17 ホルダ
18 第1しごき部材
19 第2しごき部材
20 第1規制ローラ左
21 第1規制ローラ右
22 第2規制ローラ左
23 第2規制ローラ右
27 第1駆動モータ
31 第2駆動モータ
35 第1押えローラ
42 第3駆動モータ
46 第4駆動モータ
50 第2押えローラ
57 第5駆動モータ
59 送排出板
67 第6駆動モータ
68 発光素子
69 受光素子
70 円弧
71 メカニカルスイッチ
72 押圧片
73 フレーム
74 記録媒体
107 記録材
A 先端
B 後端

Claims (5)

  1. 先端に円弧が設けられたしごき部材と、前記しごき部材の円弧に記録媒体の面を沿わせるように規制する規制部材とを備え、
    記録材が剥離層に熱定着された前記記録媒体の剥離層面側を前記しごき部材の円弧に沿わせるように前記規制部材で規制しながら記録媒体を引き出すことによって、記録媒体上の剥離層から記録材を除去するようにしたことを特徴とする記録材除去装置。
  2. 請求項1に記載の記録材除去装置において、前記しごき部材の円弧に前記記録媒体上の剥離層の面を沿わせるように記録媒体を前記規制部材で規制して記録媒体を往復させることによって、記録媒体の全面から記録材を除去することを特徴とする記録材除去装置。
  3. 前記しごき部材の円弧の半径は、0.25から0.75mmであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録材除去装置。
  4. 前記規制部材は、前記しごき部材を挟む二つのローラであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の記録材除去装置。
  5. 前記しごき部材の円弧に前記記録媒体上の剥離層の面を沿わせる時に、その沿わせる深さを可変にできるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の記録材除去装置。
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