JP2006010689A - トリガ付探触子 - Google Patents

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    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/004Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points
    • G01B5/008Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring coordinates of points using coordinate measuring machines
    • G01B5/012Contact-making feeler heads therefor

Abstract

【課題】 単純で信頼性があり、横力に対する一定の感度を有する探触子を提供する。
【解決手段】 接触ロッドのプレート(13)と一体化した6個の可動位置決部品(131、132、133、134、135、136)を有すると共に、固定機構と一体化した6個の固定位置決部品(141、142、143、144、145、146)を有し、該6個の固定位置決部品が、6個の可動位置決部品と、六つの接触点を画定するように組み合わされていると共に、六つの接触点が、接触ロッドの長手方向中心軸を中心に放射状に配分され、接触ロッドの長手方向中心軸に対して、直交する平面における偏向力に対して、均一な感度が得られるようになっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、座標点を測定するための探触子に関する。
詳細には、Boysの結合原理に基づくトリガ付探触子に関するものである。
該探触子は、三次元における座標点を測定するための機械の付属品として用いられることに適している。
トリガ付探触子は、電気機械式の測定用部品であり、これに限定されるわけではないが、機械部品の製造ラインにおいて、例えば、製造用機械の調整または品質管理のために幅広く用いられている。
該探触子は、寸法の精確な点検、もしくは表面の均一性の管理または製造ロットの均一性の管理に役立つものである。
トリガ付探触子は、通常、測定機械の可動アームに固定され、該機械の位置は、例えば、容量性、誘導性、磁気抵抗性または光学性である測定システムによって精確に決定される。
測定機械のアームは、探触子の探触体としての接触ロッドが測定すべき部品または表面と接触するまで所定の軌道にしたがって、空間内を移動させられる。
接触の際、偏向力が接触ロッドにかかり、それによって該接触ロッドをその初期の静止位置から動かす。
電気回路は、このとき閉止または開放され、信号は、一般的には、例えば、光信号の形式で使用者に送信される一方で、測定機械のソフトウェアに送信され、それによって該ソフトウェアは、測定システムのデータを用いて所与の座標系における接触点の座標を決定する。
続いて、ソフトウェアによって二つの測定地点間の距離を計算し、ある場合には一連の測定点を用いて、二次元または三次元で測定対象を表示する。
もう一つの応用例では、トリガ付探触子は、表面の均一性の管理または製造ロットの均一性の管理に役立つ。
探触子は非可動部品に固定され、表面または一連の部品は、探触体としての接触ロッドに軽く触れるように探触子の前を次々と通る。
表面の均一性がとれていない場合、または部品が規則的な寸法を呈していない場合、接触ロッドにある力がかかって該接触ロッドをその静止位置から動かし、それにより探触子の電気回路によって発せられる信号を変調することになる。
トリガ付探触子の主要部品は、通常、固定機構、探触体としての接触ロッド、および電気回路であり、該電気回路は、静止位置に対する接触ロッドの動きを検知するのに役立つ。
固定機構は、固定用部品に対して固定されている。
該固定用部品は、一般的に探触子の外装に内蔵されており、例えば、測定機械の可動アームに探触子を固定することを可能にする。
探触体としての接触ロッドは、機械式の部品であり、測定すべき表面または部品と接触するようになっている。
接触ロッドは、一般的に、寸法を定められたルビー製または硬石製の接触ボールを棒状体の先端に具備している。
該接触ボールは、直線ロッドまたは湾曲ロッドの端部に固定され、該ロッドは伸縮性部材によって固定機構に対して静止位置に維持されている。
この静止位置は、所定のものであり、かつ復帰可能なものである。
接触ロッドは、固定機構に対して一つまたは複数の自由度を有している。
測定すべき表面と接触した際、偏向力が接触ロッドにかかり、該接触ロッドは固定機構に対する一つまたは複数の自由度にしたがって静止位置から動く。
力が接触ロッドにかからなくなると、該接触ロッドは静止位置に復帰する。
したがって、固定機構に対する接触ロッドの位置決めの精度と復帰可能性が、測定の精確さにおいて主要な役割を果たしていることが容易に理解されるものである。
従来的には、トリガ付探触子は、接触ロッドと固定機構との間の平衡結合を含んでいる。
この結合は、独立した六つの接触点を具備していることで、固定機構に対する接触ロッドの相対的な位置を精確に決定するようになっている。
一般的に、六つの接触点は、互いに120°で方向付けられた、超硬合金製の三つのピンによって製作され、各ピンは探触子の固定機構と一体化している二つのボールの間に押し当てられている。
ボールは、電気的に接続されることで直列に並んだ六つのスイッチを具備する回路を形成し、測定すべき部品と接触ロッドの接触を知らせるようになっている。
しかしながら、この配置は、横方向の力に対する接触ロッドの感度が一定ではなく、外力の方向にしたがって変化するという不都合を有しており、特に、接触ロッドの長手方向中心軸に対して直交する平面に沿って方向付けられた横力の場合においてそうである。
横力に対するこのタイプの探触子の感度は、したがって均一ではなく、三つのピンの方向に対応する三つのローブを有している。
この感度の変動は、トリガの反復可能性、延いては測定の質に悪影響を及ぼしうるものである。
欧州特許第036853号明細書では、電気回路が、かけられた力を直接感知できる歪みゲージに置き換えられている探触子を提案することで、これらの問題を改善しようと試みている。
この装置は対称応答を有している。
しかしながら、歪みゲージを使用することは、機械式のトリガ付探触子よりも製作するのがより複雑で高くつくものである。
欧州特許第036853号明細書
本発明の一つの目的は、先行技術の不都合のない探触子を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、単純で信頼性があり、横力に対する一定の感度を有する探触子を提供することである。
これらの目的は、独立請求項の対象となっている探触子によって達成されるものであり、特に、固定機構と、伸縮性部材によって前記固定機構に対して復帰可能な静止位置に維持されている探触体としての接触ロッドであって、偏向力に応じて前記静止位置から動くことができ、さらに前記力がかからなくなると前記静止位置に復帰することができる前記接触ロッドと、前記接触ロッドと一体化した複数の可動位置決部品と、六つの接触点を定めるための、前記固定機構と一体化し、かつ前記可動位置決部品と組み合うことができる、複数の固定位置決部品とを含む探触子によって達成される。
該探触子は、前記六つの接触点が、前記接触ロッドの長手方向中心軸を中心に配分されることで、前記接触ロッドの長手方向中心軸に対して直交する平面における偏向力に対して基本的に均一な感度を得られるようになっていることを特徴とする。
本発明は、横力に対するトリガの感度が、接触点の位置を適切に選択することで均一化できるという観察から生まれたものである。
特に、接触点を60°の回転による六角対称状に配置することが可能である。
このような配置では、横力に対する探触子の感度は、実質的に一定である。
これに反して、既知のトリガにおける接触点の配分は、120°で回転対称となっている。
すなわち、本発明の課題を解決するための手段は、次のとおりである。
第1に、
固定機構(1)と、
弦巻バネなどの伸縮性部材(21)によって、固定機構に対して復帰可能な静止位置に維持される、接触ロッドとして表される探触体(12)とを有し、
探触体の上端側には、探触体の一部となるプレート(13)が、探触体に一体化して取り付けられ、
該探触体(12)が、偏向力に応じて静止位置から動くことが可能であり、偏向力がかからなくなると静止位置に戻る構造の探触子であって、
探触体(12)のプレート(13)と一体化した複数の可動位置決部品(131、132、133、134、135、136、231、232、233)を有すると共に、
固定機構(1)と一体化した複数の固定位置決部品(141、142、143、144、145、146)を有し、
該複数の固定位置決部品が、複数の可動位置決部品と、六つの接触点を画定するように組み合わされていると共に、
六つの接触点が、探触体(12)の長手方向中心軸を中心に配分され、
探触体(12)の長手方向中心軸に対して、直交する平面における偏向力に対して、均一な感度が得られるようになっていることを特徴とする、探触子。
第2に、
連続する二つの接触点の間にある角度差が、探触体(12)の長手方向中心軸を中心にとったとき、連続する接触点のそれぞれのペアについて、同一であることを特徴とする、上記第1に記載の探触子。
第3に、
複数の導電体(90)を含み、
該導電体が、固定位置決部品と可動位置決部品のペアを接続することで電気回路を形成し、
該電気回路の抵抗が、探触体(12)が静止位置から動く際に変化することを特徴とする、上記第1に記載の探触子。
第4に、
接触点が、探触体(12)の長手方向中心軸を中心に心出しされた円周または閉じた曲線に沿って連続することを特徴とする、上記第1に記載の探触子。
第5に、
角度差が、基本的に60°であることを特徴とする、上記第1に記載の探触子。
第6に、
角度差が、基本的に50°〜70°であることを特徴とする、上記第1に記載の探触子。
第7に、
角度差が、基本的に40°〜80°であることを特徴とする、上記第1に記載の探触子。
第8に、
円周または閉じた曲線に沿って、固定位置決部品(141、142、143、144、145、146)の一部が、可動位置決部品(131、132、133、134、135、136、231、232、233)の前に位置し、固定位置決部品(141、142、143、144、145、146)の一部が、可動位置決部品の後に位置することを特徴とする、上記第4に記載の探触子
第9に、
円周または閉じた曲線に沿って、固定位置決部品が、交互になっている配置にしたがって可動位置決部品の前に位置したり、後に位置したりすることを特徴とする、上記第8に記載の探触子。
第10に、
可動位置決部品が、六つのピン(131、132、133、134、135、136)を含み、
固定位置決部品が、固定機構(1)と一体化している六つのボール(141、142、143、144、145、146)を含み、
静止位置において、ピンのそれぞれが、ボールのうちの一つに接触していることを特徴とする、上記第1〜上記第9のいずれか一つに記載の探触子。
第11に、
ピンが、探触体(12)の長手方向中心軸に対して、放射状に配置されることを特徴とする、上記第10に記載の探触子。
第12に、
ピンが、三方向に沿って、互いに120°で角度的に隔てられた平行なペアで配置されることを特徴とする、上記第10に記載の探触子。
第13に、
ピンが、120°の回転対称の配置において、外側に向かって集束するペアで配置されることを特徴とする、上記第10に記載の探触子。
第14に、
ピンが、120°の回転対称の配置において、三つのペアで配置され、
各ペアが、二つのピンを含み、
該ピンのそれぞれが、ボールのうちの一つに接触していることを特徴とする、上記第10に記載の探触子。
第15に、
各ペアのピンが、同一角度にしたがってボールのうちの一つにそれぞれ接触していることを特徴とする、上記第14に記載の探触子。
第16に、
可動位置決部品が、六つのボール(341、342、343、344、345、346)を含み、
固定位置決部品が、固定機構(1)と一体化している六つのピン(331、332、333、334、335、336)を含み、
静止位置において、ピンのそれぞれが、ボールのうちの一つに接触していることを特徴とする、上記第1〜上記第15のいずれか一つに記載の探触子。
第17に、
可動位置決部品が、三つのボード(231、232、233)を含み、
固定位置決部品が、固定機構(1)と一体化している六つのボール(141、142、143、144、145、146)を含み、
静止位置において、ボードのそれぞれが、ボールのうちの二つに接触していることを特徴とする、上記第1〜上記第16のいずれか一つに記載の探触子。
基本のタイプのトリガ付探触子を示す図である。 図1の探触子の再位置決システムの概略図である。 本発明による探触子の再位置決システムの概略図である。 本発明による探触子の再位置決システムの変形例を示す図である。 本発明による探触子の再位置決システムの、後に行われる変形例を示す図である。 本発明による探触子の再位置決システムの、後に行われる変形例を示す図である。 本発明の後に行われる実施態様を平面で示す図である。 本発明の後に行われる実施態様を一部の断面で示す図である。
符号の説明
1 固定機構
12 接触ロッド
13 プレート
15 ボール
21 バネ
31〜33 ピン
41〜46 ボール
80 円周
90 導電体
91〜92 端子
131〜136 ピン
141〜146 ボール
331〜336 ピン
341〜346 ボール
本発明は、例示としてあげられ、添付の図面によって図示された説明を読むことでよりよく理解されるものである。
図1および図2は、基本のタイプのトリガ付探触子を示している。
探知用の探触体としての接触ロッド12は、直径が正確に定められ測定すべき部品と接触するボール15を、先端に備えている。
接触ロッド12は、上端側でプレート13と一体化している。
該プレート13は、ピン31、ピン32、ピン33によって所定位置に維持されている。
ピン31、ピン32、ピン33は、バネ21の動作のもとで、ボール41、ボール42、ボール43、ボール44、ボール45、ボール46に、各々押し当てられている。
接触ロッドの静止位置は、Boysの結合原理にしたがって、ピン31、ピン32、ピン33と、ボール41、ボール42、ボール43、ボール44、ボール45、ボール46との間の六つの接触点によって、精確かつ復帰可能な仕方で決定されている。
ボール15が、静止位置から動くと、六つのうち少なくとも一つの接触点が断絶するので、このことによる電気回路の抵抗の変化によって、接触の検知が可能になる。
接触が検知されるためには、バネ21によってかけられているプレート13に対する力の垂直方向の成分が、該バネの押付力を越えなければならない。
横力の場合、この検知閾値が一定ではなく、力の方向に左右されることが容易に理解される。
検知に必要とされる力は、図2の方向d2における接触に対する方が、方向d1に対するよりも強くなるものである。
方向d2に沿った力の場合、接触ロッド12の上下移動の軸は、中心から距離rをあけて位置し、方向d1に沿って方向付けられた偏向力の場合、上下移動は距離bで起こる。
摩擦力を考えないとき、接触ロッド12を動かすきっかけになるために必要とされる最小の力と最大の力の間の理論的な比は、したがって、r/b=1/cos60°=2によって与えられる。
横力に対する基本タイプの探触子の感度は、したがって均一ではなく、三つのピンの方向に対応する三つのローブを有している。
図3は、本発明の第一の実施態様によるトリガ付探触子を示している。
図3の装置でも、図1、図2に示す装置と同様に、探触体としての接触ロッド12は、上端にプレート13が一体化されて取り付けられている。
すなわち、接触ロッド12の上端側には、接触ロッド12の一部となるプレート13が、接触ロッド12に一体化して取り付けられている。
該プレート13の周縁部には、六つの放射状のピン131、ピン132、ピン133、ピン134、ピン135、ピン136が配置されている。
静止位置において、ピン131、ピン132、ピン133、ピン134、ピン135、ピン136は、探触子の固定機構1と一体化しているボール141、ボール142、ボール143、ボール144、ボール145、ボール146に、接触している。
図3のトリガ付探触子において、接触ロッド12の静止位置を画定している六つの接触点が接触ロッド12の長手方向中心軸を中心に配分されていることで、側方の偏向力の方向に対する感度の変動をなくすようになっていることが確認できる。
より対称的なこの配置によって、図1および図2に示されたトリガと比べてより均一な応答を行うことが可能になるのであり、該トリガにおいては、接触点は正三角形の頂点でペアになるようにグループ化されている。
横力に対する本発明の探触子の感度は基本的に均一であり、かけられた力の方向に左右されないか、またはほとんど左右されない。
導電体90は、ピンとボールを接続することで電気接続による回路を実現している。
該電気回路は、通常は閉止していて、ピンの任意の一つが対応するボールから離れるとすぐに開放する。
例えば、図3に概略的に示されているように、ピン131−132、ピン133−134およびピン135−136、ならびにボール142−143およびボール144−145を接続することができる。
測定すべき部品との接触は、ボール141とボール146に接続された端子91、端子92での抵抗の変動によって検知される。
しかしながら、その他の配置も可能である。
導電体90は、溶接または接着された導線によって、もしくは導電性の塗装層または接着層を形成することによって、またはあらゆる他の既知の方法によって製作することができる。
ボールとピンをそれらの関係する支持体から絶縁することは、例えば、陽極酸化法によって得ることができる。
好適には、接触点は、接触ロッド12の長手方向中心軸を中心に心出しされた円周80に沿って配置される。
連続する接触点のそれぞれのペアの間にある角度差αは、基本的に60°に等しく、その結果、接触点は、接触ロッドの長手方向中心軸を中心に心出しされた六角形の頂点に位置することになる。
しかしながら、探触子の応答の対称性が冒されなければ、この配置をわずかに変えることも可能である。
したがって、異なった曲線に沿って接触点を配置すること、または、接触点の間にある角度差をわずかに修正することが考えられる。
図3の配置において、接触ロッド12の上下移動の距離は、あらゆる横力について常にaに等しくなっている。
当然のことであるが、摩擦力により、この理想的な比に正確に達することが妨げられる。
隣接する接触点の各ペアの間にある角度差は、好ましくは正確に60°に等しく、またはどのような場合にもこの値に近似しており、例えば、40°と80°の間、好ましくは50°と70°の間である。
ボール141〜146は、ピン131〜136に対して時計回りに円周80を進んだときに、三つのボール142、ボール144、ボール146が、それぞれ、ピン132、ピン134、ピン136の前に位置する。
さらに、同じ方向において、ボール141、ボール143、ボール145が、ピン131、ピン133、ピン135の後に位置するように配置されている。
この交互の配置によって、安定し正確な静止位置を画定できるようになる。
しかしながら、ボール141〜146の一部が、ピン131〜136の前に位置し、ボール141〜146の他方の一部が、ピン131〜136の後に位置するその他の配置も、本発明の範囲において可能である。
選択的に、ピンおよびボールは、固定機構1と接触ロッド12のプレート13との間に六つの点接触部を画定することに適したその他の位置決め要素に置き換えることができる。
例えば、ピンは傾斜した平面に置き換えることができる。
図3の探触子のピン131〜136は、接触ロッド12の長手方向中心軸に対して基本的に放射状に配置されている。
図4に示された本発明の後に行われる実施態様では、ピン131〜136は、三方向に沿って、基本的には互いに120°で角度的に隔てられた平行なペアで配置されている。
図5に示された本発明のもう一つの実施態様では、プレート13は、その周縁部に、基本的に120°で配された三つのボード231、ボード232、ボード233を担持している。
各ボードは、固定機構のボール141〜146のうちの二つに接触している。
ボード231〜233とボール141〜146との間にある六つの接触点が、接触ロッド12の長手方向中心軸を中心に配分されることで、横力に対する均一な感度が得られるようになっている。
好適には、接触点は、接触ロッド12の長手方向中心軸に対して心出しされた六角形の頂点に配置される。
図6に示された本発明の変形実施例では、ピン131〜136は、基本的に120°の回転対称の配置において、プレート13の外側に向かって集束するピンの三つのペアで配されている。
ピン131〜136とボール141〜146との間にある六つの接触点が、接触ロッド12の長手方向中心軸を中心に配分されることで、横力に対する均一な感度が得られるようになっている。
該接触点は、好ましくは、接触ロッド12の長手方向中心軸に対して心出しされた六角形の頂点に配置される。
図3、図4および図6に示された変形実施例は、ボール141〜146とのそれぞれの接触点を中心とするピン131〜136の回転によって区別される。
これらの例を、本発明がボールに対するピンの方向付けにおけるこれらの特定の角度に限定されるという意味で捉えてはならない。
本発明は、その他の多くの配置も含んでいる。
該配置は、ピン131〜136とボール141〜146との間におけるどのような角度によっても特徴付けられるものである。
また、本発明の範囲において、図7や図8に示されているように、ピンとボールの位置を反転させ、ボール341〜346をプレート13に、ピン331〜336を固定機構1に配置することも可能である。

Claims (17)

  1. 固定機構と、
    伸縮性部材によって固定機構に対して復帰可能な静止位置に維持される探触体とを有し、
    該探触体が、偏向力に応じて静止位置から動くことが可能であり、偏向力がかからなくなると静止位置に戻る構造の探触子であって、
    探触体と一体化した複数の可動位置決部品を有すると共に、
    固定機構と一体化した複数の固定位置決部品を有し、
    該複数の固定位置決部品が、複数の可動位置決部品と、六つの接触点を画定するように組み合わされていると共に、
    六つの接触点が、探触体の長手方向中心軸を中心に配分されていることを特徴とする、探触子。
  2. 連続する二つの接触点の間にある角度差が、探触体の長手方向中心軸を中心にとったとき、連続する接触点のそれぞれのペアについて同一であることを特徴とする、請求項1に記載の探触子。
  3. 複数の導電体を含み、
    該導電体が、固定位置決部品と可動位置決部品のペアを接続することで電気回路を形成し、
    該電気回路の抵抗が、探触体が静止位置から動く際に変化することを特徴とする、請求項1に記載の探触子。
  4. 接触点が、探触体の長手方向中心軸を中心に心出しされた円周または閉じた曲線に沿って連続することを特徴とする、請求項1に記載の探触子。
  5. 角度差が、60°であることを特徴とする、請求項1に記載の探触子。
  6. 角度差が、50°〜70°であることを特徴とする、請求項1に記載の探触子。
  7. 角度差が、40°〜80°であることを特徴とする、請求項1に記載の探触子。
  8. 円周または閉じた曲線に沿って、複数の固定位置決部品の一部が、可動位置決部品の前に位置し、複数の固定位置決部品の一部が、可動位置決部品の後に位置することを特徴とする、請求項4に記載の探触子
  9. 円周または閉じた曲線に沿って、固定位置決部品が、交互になっている配置にしたがって可動位置決部品の前に位置したり、後に位置したりすることを特徴とする、請求項8に記載の探触子。
  10. 可動位置決部品が、六つのピンを含み、
    固定位置決部品が、固定機構と一体化している六つのボールを含み、
    静止位置において、ピンのそれぞれが、ボールのうちの一つに接触していることを特徴とする、請求項1〜請求項9のいずれか一つに記載の探触子。
  11. ピンが、探触体の長手方向中心軸に対して、放射状に配置されることを特徴とする、請求項10に記載の探触子。
  12. ピンが、三方向に沿って、互いに120°で角度的に隔てられた平行なペアで配置されることを特徴とする、請求項10に記載の探触子。
  13. ピンが、120°の回転対称の配置において、外側に向かって集束するペアで配置されることを特徴とする、請求項10に記載の探触子。
  14. ピンが、120°の回転対称の配置において、三つのペアで配置され、
    各ペアが、二つのピンを含み、
    該ピンのそれぞれが、ボールのうちの一つに接触していることを特徴とする、請求項10に記載の探触子。
  15. 各ペアのピンが、同一角度にしたがってボールのうちの一つにそれぞれ接触していることを特徴とする、請求項14に記載の探触子。
  16. 可動位置決部品が、六つのボールを含み、
    固定位置決部品が、固定機構と一体化している六つのピンを含み、
    静止位置において、ピンのそれぞれが、ボールのうちの一つに接触していることを特徴とする、請求項1〜請求項15のいずれか一つに記載の探触子。
  17. 可動位置決部品が、三つのボードを含み、
    固定位置決部品が、固定機構と一体化している六つのボールを含み、
    静止位置において、ボードのそれぞれが、ボールのうちの二つに接触していることを特徴とする、請求項1〜請求項16のいずれか一つに記載の探触子。
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