JP2006005869A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力信号およびその反転信号を受けるNチャネルMOSトランジスタM1およびM2、たすきがけ接続されたPチャネルMOSトランジスタM3およびM4、入力信号Lの反転信号Hを与えるPチャネルMOSトランジスタM5によりレベルシフト回路を構成する。入力信号Lの反転信号Hを与えるPチャネルMOSトランジスタM5を導入したことにより、複数の異なる電源や端子の追加を必要とせず、低消費電流で占有面積が小さく、高速動作可能なベルシフト回路を有する半導体装置を提供する。
【選択図】 図1
Description
この回路の動作は次のようになる。入力端子INに入力される信号がL(ロー、GNDと同電位)であればNチャネルMOSトランジスタM1,M2のゲートにはそれぞれL,H(ハイ、電源電圧VDDに等しい)が印加され、入力端子INに入力される信号がH(=VDD)であればNチャネルMOSトランジスタM1,M2のゲートにはH(=VDD),Lがそれぞれ印加される。すなわち、NチャネルMOSトランジスタM1,M2のゲートには常にL,H(=VDD)逆の信号が印加されている。
このため、図7に示すような入力端子INの信号をゲートに受けるNチャネルMOSトランジスタM12、およびNチャネルMOSトランジスタM12のドレインとVCC系高電圧の間に接続されるプルアップ抵抗R1により構成されるレベルシフト回路を採用するのが一般的となっている。
また、図6に示すレベルシフト回路については、依然端子数の増加と異なる電源で駆動される回路が一つの半導体装置にあることに起因する分離等の問題が解決されないままとなっている。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、複数の異なる電源や端子の追加を必要とせず、低消費電流で占有面積の小さなレベルシフト回路を有する半導体装置を提供することにある。
通常、MOSトランジスタM1,M2のチャネル幅(ゲート幅)は大きく、MOSトランジスタM3、M4のチャネル幅はVCC−GND間の無効電流を低減させるために小さく設計される。また、PチャネルMOSトランジスタM5のチャネル長(ゲート長)は通常のものより大きいものにして、PチャネルMOSトランジスタM5のオン抵抗を大きなものにしている。
次に入力端子INにHレベル(=VDD)が印加されると、この信号を直接受けるNチャネルMOSトランジスタM1がオンし、PチャネルMOSトランジスタM5の導通が小さくなる。NチャネルMOSトランジスタM1がオンすることによりMOSトランジスタM2,M4のゲートのレベルがLとなり、NチャネルMOSトランジスタM2がオフすると同時にPチャネルMOSトランジスタM4がオンする。これにより、出力端子OUTからの出力信号はH(=VCC)となる。出力端子OUTのHを受けて、PチャネルMOSトランジスタM3がオフし、回路の動作が安定点に達する。
図6の回路におけるMOSトランジスタM1,M6で構成されるインバータの替わりにプルアップ抵抗としてはたらくPチャネルMOSトランジスタM5により入力端子INに与えられる入力信号Lの反転信号Hを得るようにしているので(入力信号Hに対する反転信号LはNチャネルMOSトランジスタN1によって与えられる)、従来技術のMOSトランジスタM1,M6で必要だった電源VDDを不要とすることができる。PチャネルMOSトランジスタM5はNチャネルMOSトランジスタM1がオフのときにNチャネルMOSトランジスタM2のゲート電位をHレベルにプルアップするだけでよいのでON抵抗を高くすることができる。但し、PチャネルMOSトランジスタM5が大きなオン抵抗を持つといっても、図7の回路のプルアップ抵抗R1に比べ占有面積をはるかに小さなものとすることができる。入力端子INにHレベルが印加されるとPチャネルMOSトランジスタM5のゲートにもHレベルが印加されるが、このHレベルは電源電圧VCCより低いVDDあるためPチャネルMOSトランジスタM5のゲート・ソース間電位はゼロではなく、PチャネルMOSトランジスタM5が完全にはオフされず、ゲートがLレベルのときに比べれば大幅に減少するもののゼロではない電流が流れる。そのためPチャネルMOSトランジスタM5→NチャネルMOSトランジスタM1という経路で無効電流が流れうるが、上記のようにPチャネルMOSトランジスタM5のオン抵抗が大きなものであり、ゲートにHレベル(=VDD)が印加される場合はさらに抵抗が大きくなり、無効電流を小さなものに抑えることができる。さらに、たすきがけ接続されたPチャネルMOSトランジスタM3およびM4が並列動作するため、高速動作が損なわれることはない。
本実施の形態において、入力端子IN1,IN2に入力される2つの信号の一方のレベルがHで他方のレベルがLであると、PチャネルMOSトランジスタM9→NチャネルMOSトランジスタM1、もしくはPチャネルMOSトランジスタM5→NチャネルMOSトランジスタM8という経路で無効電流が流れるが、PチャネルMOSトランジスタM5およびM9のオン抵抗を大きいものにしておくので無効電流は小さいものにすることができる。また、このような場合、NチャネルMOSトランジスタM1のドレインのレベルは、実施の携帯4と同様にLとなる。すなわち、本実施の形態も実施の形態4と同様の動作を行うことができる。
OUT 出力端子
M1,M2,M6,M8 NチャネルMOSトランジスタ
M2,M3,M5,M7,M9 PチャネルMOSトランジスタ
VDD 低電圧電源
VCC 高電圧電源
Claims (5)
- それぞれのソースが第1の電源に接続されている第1,第2および第3のPチャネルMOSトランジスタ、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレインと第2の電源の間に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタ、並びに前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレインと前記第2の電源の間に接続された第2のNチャネルMOSトランジスタを有し、前記第3のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートが第1の端子に接続され、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレインに、前記第3のPチャネルMOSトランジスタのドレイン,前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートが接続され、前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレイン,前記第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインおよび前記第1のPチャネルMOSトランジスタのゲートが第2の端子に接続されていることを特徴とする半導体装置。
- それぞれのソースが第1の電源に接続されている第1,第2,第3および第4のPチャネルMOSトランジスタ、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレインと第2の電源の間に直列に接続された第1および第3のNチャネルMOSトランジスタ、並びに前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレインと前記第2の電源の間に接続された第2のNチャネルMOSトランジスタを有し、前記第3のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートが第1の端子に接続され、前記第4のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第3のNチャネルMOSトランジスタのゲートが第3の端子に接続され、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレインに、前記第3のPチャネルMOSトランジスタのドレイン,前記第4のPチャネルMOSトランジスタのドレイン,前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートが接続され、前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレイン,前記第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインおよび前記第1のPチャネルMOSトランジスタのゲートが第2の端子に接続されていることを特徴とする半導体装置。
- それぞれのソースが第1の電源に接続されている第1,第2および第3のPチャネルMOSトランジスタ、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレインと第2の電源の間に直列に接続された第1および第3のNチャネルMOSトランジスタ、並びに前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレインと前記第2の電源の間に接続された第2のNチャネルMOSトランジスタを有し、前記第3のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートが第1の端子に接続され、前記第3のNチャネルMOSトランジスタのゲートが第3の端子に接続され、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレインに、前記第3のPチャネルMOSトランジスタのドレイン,前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートが接続され、前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレイン,前記第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインおよび前記第1のPチャネルMOSトランジスタのゲートが第2の端子に接続されていることを特徴とする半導体装置。
- それぞれのソースが第1の電源に接続されている第1および第2のPチャネルMOSトランジスタ、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレインと第2の電源の間に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタ、前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレインと前記第2の電源の間に接続された第2のNチャネルMOSトランジスタ、並びに前記第1の電源と前記第2の電源の間に直列に接続された第3および第4のPチャネルMOSトランジスタおよび第3のNチャネルMOSトランジスタを有し、前記第3のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートが第1の端子に接続され、前記第4のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第3のNチャネルMOSトランジスタのゲートが第3の端子に接続され、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレインに、前記第3のNチャネルMOSトランジスタのドレイン,前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートが接続され、前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレイン,前記第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインおよび前記第1のPチャネルMOSトランジスタのゲートが第2の端子に接続されていることを特徴とする半導体装置。
- それぞれのソースが第1の電源に接続されている第1,第2,第3および第4のPチャネルMOSトランジスタ、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレインと第2の電源の間に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタ、前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレインと前記第2の電源の間に接続された第2のNチャネルMOSトランジスタ、並びに前記第4のPチャネルMOSトランジスタのドレインと前記第2の電源の間に接続された第3のNチャネルMOSトランジスタを有し、前記第3のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートが第1の端子に接続され、前記第4のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第3のNチャネルMOSトランジスタのゲートが第3の端子に接続され、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレインに、前記第4のPチャネルMOSトランジスタのドレイン,前記第3のPチャネルMOSトランジスタのドレイン,前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲートおよび前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートが接続され、前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレイン,前記第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインおよび前記第1のPチャネルMOSトランジスタのゲートが第2の端子に接続されていることを特徴とする半導体装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2004182772A Withdrawn JP2006005869A (ja) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | 半導体装置 |
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Country | Link |
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2004
- 2004-06-21 JP JP2004182772A patent/JP2006005869A/ja not_active Withdrawn
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