JP2006005629A - 負荷分散型通信ネットワーク、加入者ユーザ収容ノード、およびネットワーク制御サーバ - Google Patents

負荷分散型通信ネットワーク、加入者ユーザ収容ノード、およびネットワーク制御サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】加入者ユーザ間のデータ通信に対して高い信頼性が得られる負荷分散型の通信ネットワークを実現する。
【解決手段】加入者ユーザ収容ノード1〜4で、単位時間当たりに各転送経路へ出力される転送フレーム数を観測し、任意の転送経路で転送フレーム数がしきい値を超えた際に、転送テーブルを制御して、当該転送経路を使用する宛先ユーザアドレスの任意のエントリに対して、当該転送経路の経路識別子以外の経路識別子を割り当てる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パケット通信ネットワークの経路制御技術に関し、特にネットワーク内のトラヒックの流れを制御することによりネットワークの高信頼化および最適化を実現するトラヒックエンジニアリングに関する。
インターネットに代表されるIPネットワークでは、従来より、加入者ユーザ間のデータ通信サービスとして、当該加入者ユーザ間を最短経路でルーチングし、ネットワークの混雑時にはスループットを保証しないベストエフォート型の通信サービスが提供されている。
ベストエフォート型の通信サービスでは、最短経路ベースのルーチングで、加入者ユーザ間を結ぶ経路として必要最低限の最短経路を選択することにより、ネットワーク資源の消費を抑制しつつ到達性を確保している。
しかし、このような最短経路ベースのルーチングでは、経路選択の際にトラヒックを考慮していないため、例えば多数のユーザIPフローが任意の経路に集中して輻輳が発生する可能性があるなど、データ通信に対する信頼性や通信品質は低いものであった。
この問題を解決するための技術として、ネットワーク内のトラヒックの流れを制御することによりネットワークの高信頼化および最適化を実現するトラヒックエンジニアリングが検討されている。
このようなトラヒックエンジニアリングを採用したIPネットワークでは、加入者ユーザ間のデータ通信に対し、その使用帯域に応じて転送経路を割り当てるものとなっている。すなわち、IPネットワーク上の各フレーム転送ノードにおいて、同一宛先に対して複数の転送方路を予め用意しておき、特定の転送方路で輻輳および故障を検出した際は、該当経路の代替経路へユーザデータを格納したフレームを転送するものである。
この技術により、トラヒックを各経路に分散させることが可能となり、データ通信に対する信頼性や通信品質を向上させることが可能となる。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
Yuuichi Naruse et,al.「IP-in-IPv6 0verlay Networking Technology for a Terabit Class Super-network」,NTT Technical Review,VOL.2,NO.3 Mar.2004 2003 Kenichi Matsui et,al.「Cut through Optical Path Control Technology for a Terabit Class Super-network」,NTT Technical Review,VOL.2,NO.3 Mar.2004 2003
しかしながら、このような従来のトラヒックエンジニアリングでは、加入者ユーザ間のデータ通信に対して転送経路を割り当てる際に、それぞれのデータ通信の使用帯域しか考慮していないため、場合によっては所望の信頼性が得られないという問題点があった。
例えば、複数ユーザが複数アプリケーションを同時に使用したことに起因して、VoIP(Voice over IP)のようなフレーム長が比較的短いIPフローと比較的フレーム長の長いIPフローとが混在する状況で、従来のトラヒックエンジニアリングにより、複数の経路に均一にトラヒック量を割り振った場合、いずれかの経路にフレーム長が短いユーザフレームが集中するという偏りが生じる。
この際、フレーム転送装置のプロセッサでの処理負荷は、トラヒック量だけでなくフレーム数の増減にも影響を受けるため、当該経路上に設置されたフレーム転送装置では、他の経路と比較して多数のフレームを処理しなければならなくなり、プロセッサの処理能力を超過するフレーム数を受信する可能性がある。したがって、処理負荷がプロセッサの処理能力より大きくなった場合は、フレームが廃棄されてしまい、その結果、ユーザ間の通信に影響を与えてしまうという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、加入者ユーザ間のデータ通信に対して高い信頼性が得られる負荷分散型通信ネットワーク、加入者ユーザ収容ノード、およびネットワーク制御サーバを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる通信ネットワークは、複数の加入者ユーザを収容する加入者ユーザ収容ノード間を、それぞれ固有の経路識別子が付与されている複数の転送経路を用いて網状に接続することによりバックボーンネットワークを構成し、加入者ユーザ間でユーザデータを格納したフレームを転送する際、加入者ユーザ収容ノードで経路識別子を用いてフレームの転送経路を明示する通信ネットワークであって、加入者ユーザ収容ノードに、宛先ユーザアドレスに対する宛先加入者ユーザ収容ノードおよび出力先転送経路の経路識別子を導く転送テーブルと、加入者ユーザから受信したフレームを自身とは異なる加入者ユーザ収容ノードへ送信する際に、当該フレームの宛先ユーザアドレスに応じて転送テーブルから得られた経路識別子に基づき出力先転送経路を決定する転送制御部とを備えるものである。
そして、宛先ユーザアドレスと宛先加入者ユーザ収容ノードと経路識別子が同一である各フレームの単位時間当たりに転送した転送フレーム数と、加入者ユーザ収容ノードと経路識別子の対ごとに転送フレーム数を合計して得られた合計値とを管理するカウンタテーブルと、フレーム転送の際、当該フレームから抽出した宛先ユーザアドレス、宛先加入者ユーザ収容ノード、および経路識別子に基づいて、カウンタテーブルの該当エントリの転送フレーム数および合計値をそれぞれ更新するフレームカウント部と、カウンタテーブルにおいて任意の加入者ユーザ収容ノードと経路識別子の対に対する転送フレーム数の合計値がしきい値を超えた場合、当該経路識別子を除く当該加入者ユーザ収容ノード宛の経路識別子のいずれかをカウンタテーブルから選択するフィードバック制御部とを設け、転送制御部で、転送テーブルのうち、合計値がしきい値を超えた経路識別子が割り当てられている宛先ユーザアドレスの任意のエントリに対して、フィードバック制御部で選択された経路識別子を割り当てるようにしたものである。
この際、バックボーンネットワーク内に設けられて転送経路間でフレームの転送を行うフレーム転送ノードから、転送経路ごとに単位時間当たりに転送したフレームの転送フレーム数を収集し、転送経路間で転送フレーム数に差がある場合は、この差が小さくなるよう当該加入者ユーザ収容ノード内の転送テーブルを変更制御するネットワーク制御サーバをさらに設けてもよい。
また、転送フレーム数に代えて、単位時間当たりに転送したフレームの長さを示す総フレーム長を用いてもよく、あるいは転送フレーム数に代えて、単位時間当たりに転送した転送フレーム数と単位時間当たりに転送した総フレーム長とを合成して得られる負荷値を用いてもよい。
また、フィードバック制御部で、経路識別子を選択する際、カウンタテーブルで管理されている加入者ユーザ収容ノードと経路識別子との対のうち当該転送フレーム数の合計値が最小である対の経路識別子を選択するようにしてもよい。
また、バックボーンネットワーク内の故障を監視するとともに、故障を検出した場合にその故障の影響を受ける転送経路を特定して加入者ユーザ収容ノードへ通知するネットワーク制御サーバをさらに設けてもよい。
この際、転送制御部で、フレーム転送の際、当該フレームの転送に用いる転送経路として、ネットワーク制御サーバから通知された故障の影響を受ける転送経路とは異なる転送経路を選択するようにしてもよい。
また、バックボーンネットワークに、各加入者ユーザ収容ノードを接続する仮想プライベートネットワークを複数設け、これら仮想プライベートネットワークごとに物理的に異なる転送経路を設定するようにしてもよい。
また、バックボーンネットワークの物理的構造と仮想プライベートネットワークの数とに基づいて、仮想プライベートネットワークごとに物理的に異なる転送経路を割り当てる計算を行い、この計算結果に応じてバックボーンネットワーク内に設けられて転送経路間でフレームの転送を行うフレーム転送ノードに対し、当該フレーム転送ノードの有する転送テーブルを遠隔設定することにより仮想プライベートネットワークごとに物理的に異なる転送経路を設定するネットワーク制御サーバをさらに設けてもよい。
また、転送制御部で、収容する加入者ユーザから受信したユーザネットワーク形式のフレームをバックボーンネットワークへ送信する際、当該フレームを所定のバックボーンネットワーク形式のフレームにカプセル化するようにしてもよい。
また、本発明にかかる加入者ユーザ収容ノードは、複数の加入者ユーザを収容する加入者ユーザ収容ノード間を、それぞれ固有の経路識別子が付与されている複数の転送経路を用いて網状に接続することによりバックボーンネットワークを構成し、加入者ユーザ間でユーザデータを格納したフレームを転送する際、加入者ユーザ収容ノードで経路識別子を用いてフレームの転送経路を明示する通信ネットワークで用いられる加入者ユーザ収容ノードであって、宛先ユーザアドレスに対する宛先加入者ユーザ収容ノードおよび出力先転送経路の経路識別子を導く転送テーブルと、加入者ユーザから受信したフレームを自身とは異なる加入者ユーザ収容ノードへ送信する際に、当該フレームの宛先ユーザアドレスに応じて転送テーブルから得られた経路識別子に基づき出力先転送経路を決定する転送制御部とを備えるものである。
そして、宛先ユーザアドレスと宛先加入者ユーザ収容ノードと経路識別子が同一である各フレームの単位時間当たりに転送した転送フレーム数と、加入者ユーザ収容ノードと経路識別子の対ごとに転送フレーム数を合計して得られた合計値とを管理するカウンタテーブルと、フレーム転送の際、当該フレームから抽出した宛先ユーザアドレス、宛先加入者ユーザ収容ノード、および経路識別子に基づいて、カウンタテーブルの該当エントリの転送フレーム数および合計値をそれぞれ更新するフレームカウント部と、カウンタテーブルにおいて任意の加入者ユーザ収容ノードと経路識別子の対に対する転送フレーム数の合計値がしきい値を超えた場合、当該経路識別子を除く当該加入者ユーザ収容ノード宛の経路識別子のいずれかをカウンタテーブルから選択するフィードバック制御部とを設け、転送制御部で、転送テーブルのうち、合計値がしきい値を超えた経路識別子が割り当てられている宛先ユーザアドレスの任意のエントリに対して、フィードバック制御部で選択された経路識別子を割り当てるようにしてもよい。
この際、転送フレーム数に代えて、単位時間当たりに転送したフレームの長さを示す総フレーム長を用いてもよく、あるいは、転送フレーム数に代えて、単位時間当たりに転送した転送フレーム数と単位時間当たりに転送した総フレーム長とを合成して得られる負荷値を用いてもよい。
また、フィードバック制御部で、経路識別子を選択する際、カウンタテーブルで管理されている加入者ユーザ収容ノードと経路識別子との対のうち当該転送フレーム数の合計値が最小である対の経路識別子を選択するようにしてもよい。
また、転送制御部で、収容する加入者ユーザから受信したユーザネットワーク形式のフレームをバックボーンネットワークへ送信する際、当該フレームを所定のバックボーンネットワーク形式のフレームにカプセル化するようにしてもよい。
また、本発明にかかるネットワーク制御サーバは、複数の加入者ユーザを収容する加入者ユーザ収容ノード間を、それぞれ固有の経路識別子が付与されている複数の転送経路を用いて網状に接続することによりバックボーンネットワークを構成し、加入者ユーザ間でユーザデータを格納したフレームを転送する際、加入者ユーザ収容ノードで経路識別子を用いてフレームの転送経路を明示する通信ネットワークで用いられ、加入者ユーザノードでの経路選択を制御するネットワーク制御サーバであって、バックボーンネットワーク内に設けられて転送経路間でフレームの転送を行うフレーム転送ノードから、転送経路ごとに単位時間当たりに転送したフレームの転送フレーム数を収集するトラヒック情報授受部と、転送経路間で転送フレーム数に差がある場合は、この差が小さくなるよう当該加入者ユーザ収容ノード内の転送テーブルを変更制御する負荷分散計算部とを設けたものである。
この際、転送フレーム数に代えて、単位時間当たりに転送したフレームの長さを示す総フレーム長を用いてもよく、あるいは、転送フレーム数に代えて、単位時間当たりに転送した転送フレーム数と単位時間当たりに転送した総フレーム長とを合成して得られる負荷値を用いるようにしてもよい。
また、負荷分散計算部で、バックボーンネットワーク内の故障を監視するとともに、故障を検出した場合にその故障の影響を受ける転送経路を特定して加入者ユーザ収容ノードへ通知するようにしてもよい。
また、負荷分散計算部で、バックボーンネットワークの物理的構造と仮想プライベートネットワークの数とに基づいて、仮想プライベートネットワークごとに物理的に異なる転送経路を割り当てる計算を行い、この計算結果に応じてバックボーンネットワーク内に設けられて転送経路間でフレームの転送を行うフレーム転送ノードに対し、当該フレーム転送ノードの有する転送テーブルを遠隔設定することにより仮想プライベートネットワークごとに物理的に異なる転送経路を設定するようにしてもよい。
本発明によれば、任意の転送経路で転送フレーム数がしきい値を超えた際に、転送テーブルが制御されて、当該転送経路を利用する宛先ユーザアドレスの任意のエントリに対して、当該転送経路の経路識別子以外の経路識別子が割り当てられるため、単位時間当たりに転送した転送フレーム数を考慮したトラヒックエンジニアリングを実現できる。
これにより、例えば複数ユーザが複数アプリケーションを同時に使用したことに起因して、VoIPのようなフレーム長が比較的短いIPフローと比較的フレーム長の長いIPフローとが混在する状況では、従来のトラヒックエンジニアリングのように使用帯域に基づき複数の経路に均一にトラヒック量を割り振った場合、いずれかの経路にフレーム長が短いフレームが集中するという偏りを生じる可能性があるが、本実施の形態によれば、各経路上に位置するフレーム転送ノードのプロセッサでの処理負荷を正確に把握でき、このような偏り発生を確実に回避することができる。
したがって、各フレーム転送ノードのプロセッサでの処理負荷をより正確に均一化することができ、さらには輻輳時や故障時の経路切替を迅速に行うことができるため、結果として、加入者ユーザ間のデータ通信に対して高い信頼性が得られる負荷分散型の通信ネットワークを実現できる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークについて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークのネットワークモデルを示すブロック図である。
この通信ネットワークは、加入者ユーザ収容ノード1〜4、フレーム転送装置6〜9、およびこれらを制御するネットワーク制御サーバ5から構成されている。
各端末10〜17は、各ユーザ網18〜21を経由して加入者ユーザ収容ノード1〜4に収容されている。加入者ユーザ収容ノード1〜4間は、フレーム転送装置6〜9によって接続されている。
これら加入者ユーザ収容ノード1〜4とフレーム転送装置6〜9から構成されるバックボーンネットワークをコアネットワーク22とし、端末10〜17を含むネットワークをユーザネットワーク23とする。
[物理モデル]
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークの物理モデルについて説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークの物理モデル例である。
図2の物理モデル例に示すように、加入者ユーザ収容ノード1〜4間は、複数の転送経路を用いて接続されている。
例えば、加入者ユーザ収容ノード1と加入者ユーザ収容ノード3は、リンク101−フレーム転送装置6−リンク109からなる転送経路と、リンク102−フレーム転送装置7−リンク110からなる転送経路と、リンク103−フレーム転送装置8−リンク111からなる転送経路と、リンク104−フレーム転送装置9−リンク112からなる転送経路により、並列的に接続されている。
この際、それぞれの経路には、その経路を識別するための経路識別子が予め付与される。
例えば、本実施の形態では、リンク101−フレーム転送装置6−リンク109からなる転送経路には経路識別子R1を付与することとする。同様にして、リンク102−フレーム転送装置7−リンク110からなる転送経路には経路識別子R2を付与し、リンク103−フレーム転送装置8−リンク111からなる転送経路には経路識別子R3を付与し、リンク104−フレーム転送装置9−リンク112からなる転送経路には経路識別子R4を付与することとする。
ネットワーク制御サーバ5は、リンク117〜124を介して当該コアネットワーク22内の各ノードや各装置と接続されている。
すなわち、ネットワーク制御サーバ5は、リンク117〜120を介してそれぞれ加入者ユーザ収容ノード1〜4と接続され、リンク121〜124を介してそれぞれフレーム転送装置6〜9と接続されている。
本実施の形態では、これらリンク117〜124により、各装置との接続性を確保している。これにより、リンク断や装置輻輳などの物理的な原因による輻輳および故障を・出力先の転送経路を切り替えることによって回避することが可能となる。また、ネットワーク制御サーバ5による集中管理型および集中制御型のトラヒックエンジニアリングが実現可能となる。さらに、ネットワーク制御サーバ5によるネットワーク状態の集中管理を実現でき、その結果、故障検出および故障に影響を受ける全経路を特定することが可能となる。
[論理モデル]
次に、図3を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークの論理モデルについて説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークの論理モデル例である。
本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークでは、バックボーンネットワーク内に、すべての加入者ユーザ収容ノードを接続する仮想プライベートネットワークを複数構築し、仮想プライベートネットワークごとに、物理的に異なる転送経路を設定することが考えられる。
図3の論理モデル例では、フレーム転送装置6経由の転送経路を仮想プライベートネットワークVPN#1で構成し、フレーム転送装置7経由の転送経路を仮想プライベートネットワークVPN#2で構成し、フレーム転送装置8経由の転送経路を仮想プライベートネットワークVPN#3で構成し、フレーム転送装置9経由の転送経路を仮想プライベートネットワークVPN#4で構成している。
これにより、リンク断や装置輻輳などの物理的な原因による輻輳および故障が発生した場合でも、出力先の仮想プライベートネットワークを切り替えることによって上記障害を回避することが可能となる。
[加入者ユーザ収容ノード]
次に、図4を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークで用いられる加入者ユーザ収容ノードについて詳細に説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークで用いられる加入者ユーザ収容ノードの構成を示すブロック図である。
加入者ユーザ収容ノード1〜4は、入力インターフェース部(以下、入力IF部という)25、転送制御部26、負荷観測部27、出力インターフェース部(以下、出力IF部という)28、およびサーバインターフェース部(以下、サーバIF部という)29で構成されている。
[入力IF部]
入力IF部25は、生存性応答部30を有している。この生存性応答部30は、他の加入者ユーザ収容ノードからICMP(Internet Control Message Protocol)のPing応答要求パケットを受信した際に、送信元に対してPing応答を返信する機能を有している。
入力IF部25は、受信したフレームのヘッダ領域がコアアドレスであった場合、そのフレームをコアネットワーク22上でやり取りされるコアフレームであると判断し、デカプセル化してユーザフレームを抽出し、そのユーザフレームを転送制御部26へ転送する機能と、受信したフレームのヘッダ領域がユーザアドレスであった場合、そのフレームをユーザ網でやり取りされるユーザフレームであると判断し、転送制御部26へ転送する機能と、生存性応答部30を用いて他加入者収容ノードからのPing応答要求に対してPing応答を返信する機能とを有している。
[転送制御部]
転送制御部26は、転送テーブル31を有している。この転送テーブル31は、宛先特定テーブル32、経路特定テーブル33を有している。
宛先特定テーブル32は、フレームの宛先ユーザアドレスから、宛先ユーザを収容している加入者ユーザ収容ノードを特定する機能を有している。
経路特定テーブル33は、フレームの宛先ユーザアドレスから、出力先の経路識別子を導く機能を有している。
コアネットワーク22内では、宛先加入者ユーザ収容ノードのアドレスと、経路識別子とからなるコアアドレスを用いて転送が行われる。
転送制御部26は、受信したユーザフレームの宛先ユーザアドレスから、宛先ユーザを収容している加入者ユーザ収容ノードのアドレスを特定する。一方、特定した加入者ユーザ収容ノードのアドレスが自身の有するアドレスでなかった際は、受信したユーザフレームの宛先ユーザアドレスから、出力先の経路識別子を決定し、特定した加入者ユーザ収容ノードのアドレスおよび経路識別子から宛先コアアドレスを決定し、自身が有するアドレスを送信元アドレスとしてコアヘッダを生成し、そのコアヘッダをユーザフレームに付与することでユーザフレームをコアフレームにカプセル化した後、負荷観測部27に送信する。
一方、転送制御部26は、特定した加入者ユーザ収容ノードが自身であった際は、そのユーザフレームを出力IF部28に送信する。
また、転送制御部26は、経路特定テーブル33に記述されている、任意の宛先ユーザアドレスに対する経路識別子を変更するよう、後に説明する負荷観測部27のフィードバック制御部37から指示された際、指示された宛先ユーザアドレスを検索キーとして経路特定テーブル33を検索し、ヒットしたエントリの経路識別子を、フィードバック制御部37から指定された経路識別子に書き換える。この書き換えは、エントリの追加および削除により実現することが可能である。
また、転送制御部26は、ネットワーク制御サーバ5から、宛先特定テーブル32、経路特定テーブル33のSNMP(Simple Network Management Protocol)参照要求を受信した際に、SNMP参照応答を返信する機能を有している。
また、転送制御部26は、ネットワーク制御サーバ5から、宛先特定テーブル32に記述された宛先加入者ユーザ収容ノードのアドレスを変更するためのSNMP設定要求を受信した際、その要求に従って、該当エントリの宛先加入者ユーザ収容ノードのアドレスを追加および削除する。同様に、ネットワーク制御サーバ5から、経路特定テーブル33に記述された経路識別子を変更するためのSNMP設定要求を受信した際には、その要求に従って、該当エントリの経路識別子を追加および削除する。
[負荷観測部]
負荷観測部27は、フレームカウント部34、総フレーム長観測部35、負荷値計算部36およびフィードバック制御部37を有している。
フレームカウント部34は、カウンタテーブル38を有している。
カウンタテーブル38は、宛先ユーザアドレスおよび宛先コアアドレスに対する通過フレーム数を導く機能と、宛先コアアドレスに対する通過フレーム総数を導く機能とを有している。
フレームカウント部34は、宛先ユーザアドレスおよび宛先コアアドレスに対する通過フレーム数をカウントすると同時に、宛先コアアドレスに対する通過フレーム総数をカウントする。そして、任意の宛先コアアドレスに対する通過フレーム総数がしきい値を超えた際に、カウント値がしきい値を超えた宛先コアアドレスに記述された宛先加入者ユーザ収容ノードのアドレスが同一で経路識別子のみが異なる各宛先コアアドレス、それらとともにカウンタテーブル38に記述されていた宛先ユーザアドレス、およびそれらの対に対するカウント値をフィードバック制御部に送信する。なお、しきい値はエントリごとに個別に設けられている。
総フレーム長観測部35は、帯域観測テーブル39を有している。
この帯域観測テーブル39は、宛先ユーザアドレスおよび宛先コアアドレスに対する通過フレームのフレーム長の合計値を導く機能と、宛先コアアドレスに対する総フレーム長の合計値を導く機能とを有している。
総フレーム長観測部35は、宛先ユーザアドレスおよび宛先コアアドレスに対する通過フレームのフレーム長の合計値をカウントすると同時に、宛先コアアドレスに対する総フレーム長の合計値をカウントする。そして、任意の宛先コアアドレスに対する総フレーム長の合計値がしきい値を超えた際は、カウント値がしきい値を超えた宛先コアアドレスに記述された宛先加入者ユーザ収容ノードのアドレスが同一で経路識別子のみが異なる各宛先コアアドレス、これら宛先コアアドレスとともに帯域観測テーブル39に記述されていた宛先ユーザアドレス、およびこれらの対に対するフレーム長の合計値をフィードバック制御部に送信する。なお、しきい値はエントリごとに個別に設けられている。
負荷値計算部36は、負荷値管理テーブル40を有している。
負荷値管理テーブル40は、宛先ユーザアドレスおよび宛先コアアドレスに対する負荷値を導く機能と、宛先コアアドレスに対する合計負荷値を導く機能とを有している。
負荷値計算部36は、フレームカウント部34および総フレーム長観測部35を定期的に参照し、宛先ユーザアドレスおよび宛先コアアドレスに対する通過フレーム数および通過フレームのフレーム長の合計値を獲得し、それらを入力として演算処理を施し、出力値を負荷値と定義することにより、宛先ユーザアドレスおよび宛先コアアドレスに対する負荷値を算出して負荷値管理テーブル40に記述する機能と、宛先コアアドレスごとに負荷値を合計し、負荷値管理テーブル40に記述する機能とを有している。
また、任意の宛先コアアドレスに対する合計負荷値がしきい値を超えた際、負荷値がしきい値を超えた宛先コアアドレスに記述された宛先加入者ユーザ収容ノードのアドレスが同一で経路識別子のみが異なる各宛先コアアドレス、それらともに負荷値管理テーブル40に記述されていた宛先ユーザアドレス、およびそれらの対に対する負荷値をフィードバック制御部に送信する機能を有している。なお、しきい値はエントリごとに個別に設けられている。
フィードバック制御部37は、フレームカウント部34、総フレーム長観測部35、負荷値計算部36から、カウント値、フレーム長の合計値、負荷値がしきい値を超えた宛先コアアドレスに記述された宛先加入者ユーザ収容ノードのアドレスが同一で経路識別子のみが異なる各宛先コアアドレス、これら宛先コアアドレスとともに各テーブルに記述されていた宛先ユーザアドレス、および、これらの対に対するカウント値、フレーム長の合計値、負荷値を通知された際に、カウント値、フレーム長の合計値、負荷値が最小である宛先コアアドレスと宛先ユーザアドレスの対を抽出し、その宛先コアアドレスに記述されている宛先加入者ユーザ収容ノードのアドレスと経路識別子を抽出する。
そして、転送制御部26に対して、カウント値、フレーム長の合計値、負荷値がしきい値を超えた宛先ユーザアドレスと宛先加入者ユーザ収容ノードの対に割り当てる経路識別子を、同一の宛先ユーザアドレスと宛先加入者ユーザ収容ノードの対を持ち、かつカウント値、フレーム長の合計値、負荷値が最小であった経路識別子に変更するよう指示する。これと同時に、カウンタテーブル38、帯域観測テーブル39、負荷値管理テーブル40において、カウント値、フレーム長の合計値、負荷値がしきい値を超えた宛先ユーザアドレスと宛先加入者ユーザ収容ノードの対に付与されている経路識別子を、変更後のものに再設定する。
負荷観測部27は、フィードバック制御部37に入力すべきデータとして、フレームカウント部34のデータか、総フレーム長観測部35のデータか、負荷値計算部36のデータかのいずれか一つを有効化させ、他のデータをフィードバック制御部37に入力させない機能を有している。
また、ネットワーク制御サーバ5から、カウンタテーブル38、帯域観測テーブル39および負荷値管理テーブル40のSNMP参照要求を受信した際に、SNMP参照応答を返信すると同時に各テーブルのカウンタ値をリセットする機能を有している。
[出力IF部]
出力IF部28は、出力リンク特定テーブル41および生存性確認部42を有している。出力リンク特定テーブル41は、フレームのヘッダ領域に記述された宛先アドレスから、出力リンクを特定する機能を有している。
ヘッダ領域がコアヘッダである場合、フレームはコアネットワークへ出力される。ヘッダ領域がユーザヘッダである場合、フレームはユーザネットワークへ出力される。
生存性確認部42は、生存性確認テーブル43を有している。生存性確認テーブル43は、各加入者ユーザ収容ノードのアドレスと経路識別子から、タイマーおよび生存性確認を示すフラグを導く機能を有する。
生存性確認部42は、各加入者ユーザ収容ノードに対し、各転送経路を使用して、定期的にPing応答要求を送信し、定期的にPing応答を受信しているか否かを管理する機能と、定期的なPing応答が確認できなかった際に、該当加入者ユーザ収容ノードおよび経路識別子をネットワーク制御サーバ5に故障通知として通知する機能とを有している。
出力IF部28は、パケットを各リンクへ出力する機能と、各転送経路の経路到達性を定期的に確認する機能とを有している。
[サーバIF部]
サーバIF部29は、ネットワーク制御サーバ5からSNMP参照要求およびSNMP設定要求を受信した際に、その要求の送信先が転送制御部26であるか負荷観測部27であるかを識別し、該当部にその要求を転送する機能と、転送制御部26および負荷観測部27からSNMP要求応答を受信した際に、その応答をネットワーク制御サーバ5に転送する機能とを有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークの動作について説明する。以下では、加入者ユーザ収容ノード1と加入者ユーザ収容ノード3との間のデータ通信を例として説明する。
この動作例における通信ネットワークでは、図5に示すように、各端末および加入者ユーザ収容ノードにそれぞれ固有のアドレスが割り当てられているものとする。図5は、動作例で用いる通信ネットワークの物理モデル例である。
端末10〜端末17には、それぞれユーザ#1〜ユーザ#8というアドレスが割り当てられており、加入者ユーザ収容ノード1〜加入者ユーザ収容ノード4には、それぞれコア#1〜コア#4が割り当てられている。
また、加入者ユーザ収容ノード3には、ユーザ網20を介して端末50が収容されており、この端末50にはユーザ#9というアドレスが割り当てられている。
また、加入者ユーザ収容ノード1〜4間を結ぶ経路には、図6に示すように、それぞれ固有の経路識別子が割り当てられているものとする。図6は、動作例で用いる通信ネットワークの論理モデル例である。
フレーム転送装置6経由の経路に経路識別子R1が割り当てられており、フレーム転送装置7経由の経路に経路識別子R2が割り当てられている。また、フレーム転送装置8経由の経路には経路識別子R3が割り当てられており、フレーム転送装置9経由の経路には経路識別子R4が割り当てられている。
[加入者ユーザ収容ノードの動作]
図7を参照して、加入者ユーザ収容ノード1の動作について説明する。図7は、加入者ユーザ収容ノード1の動作を示す説明図である。以下では、端末10と端末14の間で通信が開始された場合を例として説明する。
端末10と端末14との間の通信をユーザフローAとし、図8に示すユーザフレーム201が用いられる。図8は、ユーザフレームおよびコアフレームの構成例である。
ユーザフレーム201は、図8に示すように、ユーザヘッドとペイロードとから構成されており、ユーザフローAで用いる際は、そのユーザヘッドには、送信元ユーザアドレスを示すユーザ#1と宛先ユーザアドレスを示すユーザ#5が格納される。
加入者ユーザ収容ノード1は、端末10からのユーザフレーム201を、入力IF部25で受信して、そのフレームがユーザフレーム201であると判断し、転送制御部26へ転送する。
転送制御部26は、図9に示す宛先特定テーブル32を参照し、ユーザフレーム201の宛先ユーザアドレスであるユーザ#5から、転送先である加入者ユーザ収容ノード3を識別するコア#3を特定する。図9は、宛先特定テーブル32の構成例であり、各宛先ユーザアドレスにそれぞれの宛先加入者ユーザ収容ノードが対応付けられている。
その後、図10に示す経路特定テーブル33を参照し、ユーザフレーム201の宛先ユーザアドレスであるユーザ#5から、そのユーザフレーム201の転送に用いる経路の経路識別子R1を導く。図10は、経路特定テーブル33の構成例であり、各宛先ユーザアドレスにそれぞれの経路識別子が対応付けられて管理されている。
これにより、結果的にユーザフレーム201に対して、宛先コアアドレスコア#3_R1が算出され、この宛先コアアドレスコア#3_R1と送信元コアアドレス#1から構成されるコアヘッダがユーザフレーム201に付与され、前述の図8に示したコアフレーム202が生成される。
コアフレーム202は、図8に示すように、コアヘッダとユーザフレーム201とから構成されており、この場合、コアヘッダには、送信元コアアドレスを示すコア#1と宛先コアアドレスを示すコア#3_R1とが格納されている。
このようにして生成されたコアフレーム202は負荷観測部27に転送される。
なお、経路特定テーブル33において、自身のコアアドレスコア#1が算出された場合、転送制御部26は、該当ユーザフレーム201を出力IF部28へ転送する。
負荷観測部27は、コアフレーム202を受信した際、そのコアフレーム202から宛先ユーザアドレスユーザ#5および宛先コアアドレスコア#3_R1を抽出し、図11に示すカウンタテーブル38のうち該当エントリのカウンタ値を「1」増やして「100」から「101」に増加させる。図11は、カウンタテーブル38の構成例であり、宛先ユーザアドレスと宛先コアアドレスとの対ごとに、転送したフレーム数とそのしきい値とが対応付けられて管理されている。
さらに、負荷観測部27は、コアフレーム202のフレーム長を計測し、1000byteと計測した際、図12に示す帯域観測テーブル39のうち該当エントリの総フレーム長を1000byte増やして「212」から「213」に増加させる。図12は、帯域観測テーブル39の構成例であり、宛先ユーザアドレスと宛先コアアドレスとの対ごとに、転送したフレームの総フレーム長の合計値とそのしきい値とが対応付けて管理されている。
そして、負荷観測部27は、フレームカウント部34のカウンタテーブル38で管理されている該当エントリのカウンタ値と、総フレーム長観測部35の帯域観測テーブル39で管理されている該当エントリの総フレーム長とを、例えば両者の合計値を求めることにより合成し、宛先ユーザアドレスと宛先コアアドレスとの対に対する負荷値を算出して、図13に示す負荷値管理テーブル40に記述する。図13は、負荷値管理テーブル40の構成例であり、宛先ユーザアドレスと宛先コアアドレスとの対ごとに、負荷値とそのしきい値とが対応付けられて管理されている。
本動作例では、カウンタ値と総フレーム長との合計値を負荷値としている。図13に示すように、転送処理前において、宛先ユーザアドレスユーザ#5および宛先コアアドレスコア#3_R1の対に対する負荷値は「312」であったが、当該カウンタ値「100」および総フレーム長「212」がそれぞれ「1」ずつ加算されるため、転送処理後の負荷値は「314」となる。
負荷観測部27は、前述した一連の制御を完了した後、コアフレーム202を出力IF部28へ転送する。
出力IF部28では、負荷観測部27からコアフレーム202を受け取って、図14に示す出力リンク特定テーブル41を参照し、その宛先アドレスに対応する出力リンクを特定し、特定した出力リンクへコアフレーム202を出力する。図14は、出力リンク特定テーブル41の構成例であり、宛先アドレスごとにその出力リンクが対応付けて管理されている。図14の例では、コアフレーム202の宛先アドレスであるコア#3_R1に対応する出力リンクとして出力リンク101が特定され、その出力リンク101へコアフレーム202が出力される。
ここで、負荷観測部27は、フレームカウント部34のカウンタテーブル38を検査し、そのデータを有効化する。前述した図11のカウンタテーブル38において、コア#3_R1の総転送フレーム数が「5000」であり、その後該当フレームが転送されると、しきい値「5000」を超過する。
このような場合、負荷観測部27は、カウンタテーブル38内の各エントリのうち、コア#3を有するエントリを抽出する。この例では、コア#3_R2およびそのカウント値「1203」と、コア#3_R3およびそのカウント値「3254」と、コア#3_R4およびそのカウント値「2782」とが抽出される。そして、これらエントリとカウンタ値とをフィードバック制御部37に通知する。
フィードバック制御部37は、負荷観測部27から通知された各エントリのうちからそれぞれのカウント値に基づき任意のエントリすなわち異なる転送経路を示す新たな宛先ユーザアドレスを選択し、コア#3_R1に割り当てられている宛先ユーザアドレスを、選択した新たな宛先ユーザアドレスに割り当てるよう、転送制御部26へ指示する。
この際の新たな宛先ユーザアドレスの選択方法としては、任意で選択する方法や、カウンタテーブル38においてカウンタ値が最小のエントリを有する宛先ユーザアドレスを選択する方法がある。後者の場合、カウンタ値が最も小さい「1203」のコア#3_R2が選択されて、転送制御部26へ通知される。
これに応じて、転送制御部26は、フィードバック制御部37から指示された宛先ユーザアドレスを検索キーとして宛先特定テーブル32と経路特定テーブル33を検索し、ヒットしたエントリの経路識別子を、フィードバック制御部37から指定された経路識別子に書き換える。図9および図10の例では、宛先ユーザアドレスとしてユーザ#5が検索され、経路特定テーブル33において、このユーザ#5に対応する転送経路がR1からR2に書き換えられる。
これにより、その後、各端末からユーザ#5を宛先ユーザアドレスとするフレームが加入者ユーザ収容ノード1に到着した場合、転送制御部26では、宛先特定テーブル32および経路特定テーブル33が参照されて、宛先加入者ユーザ収容ノード3への経路として転送経路R2を特定する宛先コアアドレスとしてコア#3_R2が生成される。したがって、これ以降、加入者ユーザ収容ノード1に到着したユーザ#5宛のフレームについては、比較的負荷の高い転送経路R1を回避し、比較的負荷の低い転送経路R2を経由して宛先加入者ユーザ収容ノード3へ転送されることになる。
なお、各加入者ユーザ収容ノード1〜4のカウンタテーブル38、帯域観測テーブル39、および負荷値管理テーブル40については、ネットワーク制御サーバ5から定期的に参照されており、これら各テーブルが参照された際、各テーブルのカウント値、総パケット長、負荷値はすべて0(ゼロ)にリセットされる。これらテーブルの値については、加入者ユーザ収容ノード1〜4で自律的に初期化を行ってもよい。
このように、本実施の形態にかかる通信ネットワークでは、単位時間当たりに各転送経路へ出力される転送フレーム数を観測し、任意の転送経路で転送フレーム数がしきい値を超えた際に、転送テーブルを制御して、当該転送経路を利用する宛先ユーザアドレスの任意のエントリに対して、当該転送経路の経路識別子以外の経路識別子を割り当てるようにしたので、単位時間当たりに転送した転送フレーム数を考慮したトラヒックエンジニアリングを実現できる。
これにより、例えば複数ユーザが複数アプリケーションを同時に使用したことに起因して、VoIPのようなフレーム長が比較的短いIPフローと比較的フレーム長の長いIPフローとが混在する状況では、従来のトラヒックエンジニアリングのように使用帯域に基づき複数の経路に均一にトラヒック量を割り振った場合、いずれかの経路でVoIPのようなフレーム長が短いフレームが集中するという偏りが生じる可能性があるが、本実施の形態によれば、各経路上に位置するフレーム転送ノードにおけるプロセッサでの処理負荷を正確に把握でき、このような偏り発生を確実に回避することができる。
したがって、各フレーム転送ノードにおけるプロセッサでの処理負荷をより正確に均一化することができ、結果として、加入者ユーザ間のデータ通信に対して高い信頼性が得られる負荷分散型の通信ネットワークを実現できる。
この際、上記転送フレーム数に代えて、宛先ユーザアドレスと宛先加入者ユーザ収容ノードと経路識別子が同一である各フレームの、単位時間当たりに転送した総フレーム長を用いてもよく、単位時間当たりに転送した総フレーム長を考慮したトラヒックエンジニアリングを実現できる。
したがって、各経路でのリンク使用効率をより正確に均一化することができ、結果として、加入者ユーザ間のデータ通信に対して高い信頼性が得られる負荷分散型の通信ネットワークを実現できる。
また、上記転送フレーム数に代えて、フレーム数および総フレーム長を合成して得られる負荷値を用いてもよく、これら両方のパラメータを考慮したトラヒックエンジニアリングを実現できる。
したがって、各経路上に配置されているフレーム転送ノードのプロセッサでの処理負荷と、各経路でのリンク使用効率とを均一化することができ、結果として、各加入者ユーザ間のデータ通信に対して高い信頼性が得られる負荷分散型の通信ネットワークを実現できる。
また、加入者ユーザ収容ノードで、加入者ユーザから受信したフレームをバックボーンネットワークへ送信する場合に、ユーザネットワーク形式のフレームをバックボーンネットワーク形式のフレームにカプセル化するようにしたので、このカプセル化技術の併用により、制御対象となる通信を、ユーザ単位から加入者ユーザ収容ノード単位に集約することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、図15を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークについて説明する。図15は、本発明の第2の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークで用いられるネットワーク制御サーバの構成を示すブロック図である。なお、第2の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークのネットワークモデル、物理モデル、論理モデル、および加入者ユーザ収容ノードについては、前述した第1の実施の形態(図1〜図4)と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
図15に示すように、このネットワーク制御サーバ5は、トラヒック情報授受部44および負荷分散計算部45を有している。
トラヒック情報授受部44は、トラヒック情報授受テーブル46を有している。トラヒック情報授受テーブル46は、ネットワーク内の各装置のアドレスから出力リンクおよびタイマーを導く機能を有している。タイマーは、トラヒック情報授受部44により初期値が設定され、時間に従ってカウントダウンされ、0(ゼロ)となった際に再度初期値に再設定される。
トラヒック情報授受部44は、SNMPを実装し、SNMP参照要求により、トラヒック情報授受テーブル46のタイマーが0(ゼロ)になったエントリの加入者ユーザ収容ノードの、宛先特定テーブル32、経路特定テーブル33、カウンタテーブル38、帯域観測テーブル39、負荷値管理テーブル40、および出力リンク特定テーブル41を参照する機能と、参照したトラヒック情報が記述されたSNMP参照応答を受信した際に、トラヒック情報を抽出して負荷分散計算部45に通知する機能とを有している。
さらに、出力IF部28の生存性確認テーブル43から故障通知を受信した際に故障情報を後に記述する負荷分散計算部45に通知する機能と、後に記述する負荷分散計算部45から通知される経路情報に基づき加入者ユーザ収容ノードの宛先特定テーブル32、経路特定テーブル33、出力リンク特定テーブル41のテーブルのエントリを追加および削除する際に、負荷分散計算部45から通知されるエントリをSNMP設定要求として加入者ユーザ収容ノードに送信する機能とを有している。
負荷分散計算部45は、トラヒック情報保持部47,経路最適化処理部48および更新経路情報保持部49を有している。
トラヒック情報保持部47は、トラヒック情報授受部44から通知されたトラヒック情報および故障経路情報を保持する機能を有している。
経路最適化処理部48は、トラヒック情報保持部47に保存されたトラヒック情報および故障経路情報を用いてネットワーク内の負荷分散計算を実行する機能と、負荷分散計算により算出されたエントリおよびそのエントリを設定すべき加入者ユーザ収容ノードとテーブルを更新経路情報保持部49に通知する機能とを有している。
更新経路情報保持部49は、ネットワーク内のトポロジ情報を有し、経路最適化処理部48から通知されたエントリおよびそのエントリを設定すべき加入者ユーザ収容ノードとテーブルに基づき、自身の有するトポロジ情報を更新する機能と、経路最適化処理部48から通知されたエントリおよびそのエントリを設定すべき加入者ユーザ収容ノードとテーブルを、経路情報としてトラヒック情報授受部44に通知する機能とを有している。
負荷分散計算部45は、バックボーンネットワークの物理的な構造と、仮想プライベートネットワーク数を入力として、仮想プライベートネットワークごとに物理的に異なる転送経路を割り当てる計算を行い、この結果に基づいて、バックボーンネットワーク内のフレーム転送ノードの有する転送テーブルを遠隔設定する。これにより、サーバによる集中管理型および集中制御型のトラヒックエンジニアリングが実現可能となる。
本実施の形態では、このような構成のネットワーク制御サーバを設け、仮想プライベートネットワークの技術をバックボーンネットワーク向けに適用して、バックボーンネットワークを構築するコアネットワーク上で、物理的に異なる転送経路ごとに仮想プライベートネットワークを設定するようにしたので、リンク断や装置輻輳などの物理的な原因による輻輳および故障を回避することができる。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図16〜図18を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークの動作について説明する。図16は、本発明の第2の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークで用いられるネットワーク制御サーバ5の動作を示す説明図である。図17は、動作例の通信ネットワークにおけるフレーム分散前の状態を示す説明図である。図18は、動作例の通信ネットワークにおけるフレーム分散後の状態を示す説明図である。ここでは、転送フレーム数に着目した経路最適化処理による経路変更例について説明する。
図17に示すように、フレーム分散前の状態において、動作例の通信ネットワークでは、フレーム転送装置6経由の経路識別子R1で示される経路は、ユーザフローAとユーザフローBが利用しており、この経路が比較的混雑しているのに対し、フレーム転送装置8経由の経路識別子R3で示される経路は、ユーザフローEしか利用しておらず、比較的余裕がある。
ネットワーク制御サーバ5は、この通信ネットワーク内の各装置の転送負荷を監視しており、具体的にはネットワーク内の装置のモニタリング情報を定期的に参照する。このモニタリング情報とは、各装置において観測される、加入者ユーザ収容ノード間の転送フレーム数、総フレーム長、および負荷値を示す。
前述した定期的な参照については、トラヒック情報授受部44により実現する。トラヒック情報授受部44は、図19に示すトラヒック情報授受テーブル46を有する。図19は、トラヒック情報授受テーブル46の構成例であり、宛先アドレスごとにタイマーと出力リンクとが対応付けて管理されている。本動作例ではタイマーは「600」を初期値としており、トラヒック情報授受部44は、600秒ごとに各装置のモニタリング情報を参照する。
ネットワーク制御サーバ5は、負荷分散計算部45のトラヒック情報保持部47において、トラヒック情報授受部44で収集したモニタリング情報を分析する。そして、任意の経路の輻輳を検知した場合、負荷分散計算部45の経路最適化処理部48によってネットワーク内の経路最適化を行う。
この経路最適化により、ネットワーク内の各装置の転送テーブルを変更する必要が生じた場合、更新経路情報保持部49が有するトポロジデータに変更内容を反映し、ネットワーク内の各装置に、転送テーブルエントリを変更するよう記述したSNMP設定要求を送信する。
例えば、転送フレーム数に着目して経路の最適化を行った場合、加入者ユーザ収容ノード1のカウンタテーブル38から得られたカウンタ値に基づき、フレーム転送装置6での混雑が検知されて、ユーザフローBが比較的混雑していないフレーム転送装置7の経路を用いるよう経路変更される。これにより結果的に、図18に示すように、各経路の転送フレーム数が均等になるように、加入者ユーザ収容ノードの転送テーブルエントリが変更される。
次に、図20および図21を参照して、ネットワーク制御サーバ5の他の動作例について説明する。図20は、動作例の通信ネットワークにおけるフレーム分散後の故障発生状態を示す説明図である。図21は、動作例の通信ネットワークにおける故障迂回後の状態を示す説明図である。ここでは、転送フレーム数および故障検知に基づく経路最適化処理による経路迂回例について説明する。
図20では、フレーム分散後の状態において、フレーム転送装置8経由の経路識別子R3で示される経路において故障が発生している。
ネットワーク制御サーバ5は、通信ネットワーク内の各装置の生存性を監視しており、具体的には、ネットワーク内の装置のモニタリング情報を定期的に参照することにより、各装置の生存性を確認できる。また、加入者ユーザ収容ノード1から4においても、各加入者ユーザ収容ノード間でPingパケットを送受信することにより、定期的に各経路の生存性を確認している。
加入者ユーザ収容ノード1〜4は、出力IF部28により、図22に示す生存性確認テーブル43を参照し、各加入者ユーザ収容ノードに対し、各転送経路を使用してPing応答要求を送信する。図22は、生存性確認テーブル43の構成例であり、各宛先コアアドレスに対して、定期的にPing応答要求を送信するためのタイマーと生存性確認のためのフラグとが対応付けて管理されている。
このタイマーは、初期値を「100」とし、1秒ごとに1カウントダウンされるとする。タイマーが20カウントダウンされるごとに、Ping応答要求を送信する。タイマーは100秒後に0(ゼロ)となるが、100秒間でPing応答を受信した際はフラグをたてる。
また、タイマーが0(ゼロ)となった際でもフラグがたっていなければ、経路に故障が発生したと判断し、ネットワーク制御サーバ5に対し、その宛先コアアドレスが示す経路が故障したという情報を記した故障通知を送信する。
ネットワーク制御サーバ5は、負荷分散計算部45のトラヒック情報保持部47において、トラヒック情報授受部44で収集したモニタリング情報を分析する。そして、任意の経路の故障を検知した場合、モニタリング情報の収集が不可能となって任意の装置の故障を検知した場合、または加入者ユーザ収容ノードから各経路の故障に関する通知を受信した場合、負荷分散計算部45の経路最適化処理部48によって通信ネットワーク内の経路最適化を行う。
この際、故障している経路および装置は、経路割り当ての対象外とする。経路最適化により、ネットワーク内の各装置の転送テーブルを変更する必要が生じるため、更新経路情報保持部が有するトポロジデータに変更内容を反映し、ネットワーク内の各装置に、転送テーブルエントリを変更するよう記述したSNMP設定要求を送信する。
例えば、転送フレーム数に着目して最適化を行った場合、フレーム転送装置8からモニタリング情報の収集不可能に基づき、フレーム転送装置8での故障が検知されて、湯サーフローBおよびユーザフローEが、比較的混雑していないフレーム転送装置6およびフレーム転送装置9の経路をそれぞれ用いるよう経路迂回される。結果的に、図20に示すように、フレーム転送装置8以外の各経路の転送フレーム数が均等になるように、加入者ユーザ収容ノードの転送テーブルエントリが変更される。
このように、ネットワーク制御サーバとして前述した構成を有することにより、集中管理型および集中制御型のトラヒックエンジニアリングが実現可能となる。
また、仮想プライベートネットワークの技術をバックボーンネットワーク向けに適用して、バックボーンネットワークを構築するコアネットワーク上で、物理的に異なる転送経路ごとに仮想プライベートネットワークを設定するようにしたので、リンク断や装置輻輳などの物理的な原因による輻輳および故障を回避することができる。
これにより、例えば単位時間当たりにネットワーク中の各転送経路上で転送されるフレーム数を均一化する、単位時間当たりにネットワーク中の各転送経路上で転送されるフレームの総フレーム長を均一化する、もしくは、単位時間当たりにネットワーク中の各転送系路上でフレームを転送する際の総負荷を均一化することが可能となる。
また、ネットワーク制御サーバにおいて、バックボーンネットワークの物理的な構造と、仮想プライベートネットワーク数を入力として、仮想プライベートネットワークごとに物理的に異なる転送経路を割り当てる計算を行い、この結果に基づいて、バックボーンネットワーク内のフレーム転送ノードの有する転送テーブルを遠隔設定するようにしたので、サーバによる集中管理型および集中制御型のトラヒックエンジニアリングが実現可能となる。
また、ネットワーク制御サーバで、バックボーンネットワーク内のフレーム転送ノードから、転送経路ごとの転送フレーム数を収集し、転送経路間で転送フレーム数に差がある場合に、この差が小さくなるように、加入者ユーザ収容ノード内の転送テーブルを制御するようにしたので、単位時間当たりにネットワーク中の各転送経路上で転送されるフレーム数を均一化することが可能となる。
この際、ネットワーク制御サーバで、転送フレーム数に代えて転送経路ごとの総フレーム長を収集し、転送経路間で総フレーム長に差がある場合に、この差が小さくなるように、加入者ユーザ収容ノード内の転送テーブルを制御してもよい。これにより、単位時間当たりにネットワーク中の各転送経路上で転送される総フレーム長を均一化することが可能となる。
あるいは、ネットワーク制御サーバで、転送経路ごとに転送フレーム数と総フレーム長からなる負荷値を収集し、転送経路間で負荷値に差がある場合に、この差が小さくなるように加入者ユーザ収容ノード内の転送テーブルを制御してもよい。これにより、単位時間当たりにネットワーク中の各転送経路上で転送される総負荷を均一化することが可能となる。
また、ネットワーク制御サーバで、バックボーンネットワーク内の故障を監視し、故障を検出した場合にその故障の影響を受ける転送経路を特定し、この特定された情報を全加入者ユーザ収容ノードに通知するようにしてもよく、サーバによるネットワーク状態の集中管理を実現でき、その結果、故障検出および故障に影響を受ける全経路を特定することが可能となる。
また、加入者ユーザ収容ノードで、ネットワーク制御サーバから故障に関わる転送経路の通知された場合、フレーム転送時に選択された転送経路が通知された転送経路と同じ場合には、これとは異なる転送経路を再選択するようにしてもよく、トラヒックエンジニアリングにおいて故障迂回を実現できる。
なお、ここで示されるトラヒックエンジニアリングとは、単位時間当たりにネットワーク中の各転送経路上で転送されるフレーム数を均一化する技術を示す場合や、単位時間当たりにネットワーク中の各転送経路上で転送されるフレームの総フレーム長を均一化する技術を示す場合や、単位時間当たりにネットワーク中の各転送系路上でフレームを転送する際の総負荷を均一化する技術を示す場合があり、これらは、加入者ユーザ収容ノードの負荷観測部で設定されているポリシに基づいて定義される。
例えば、負荷観測部がフレームカウント部のしきい値を有効にしている場合、ネットワーク制御サーバは、単位時間当たりにネットワーク中の各転送経路上で転送されるフレーム数を均一化する。
また、このようなトラヒックエンジニアリングに加え、ネットワーク制御サーバによるネットワーク状態の集中管理が実現でき、その結果、故障検出および故障に影響を受ける全経路を特定することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークのネットワークモデルを示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークの物理モデル例である。 本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークの論理モデル例である。 本発明の第1の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークで用いられる加入者ユーザ収容ノードの構成を示すブロック図である。 動作例で用いる通信ネットワークの物理モデル例である。 動作例で用いる通信ネットワークの論理モデル例である。 加入者ユーザ収容ノードの動作を示す説明図である。 ユーザフレームおよびコアフレームの構成例である。 加入者ユーザ収容ノードの転送制御部で用いられる宛先特定テーブルの構成例である。 加入者ユーザ収容ノードの転送制御部で用いられる経路特定テーブルの構成例である。 加入者ユーザ収容ノードの負荷観測部で用いられるカウンタテーブルの構成例である。 加入者ユーザ収容ノードの負荷観測部で用いられる帯域観測テーブルの構成例である。 加入者ユーザ収容ノードの負荷観測部で用いられる負荷値管理テーブルの構成例である。 加入者ユーザ収容ノードの出力IF部で用いられる出力リンク特定テーブルの構成例である。 本発明の第2の実施の形態にかかる負荷分散型の通信ネットワークで用いられるネットワーク制御サーバの構成を示すブロック図である。 ネットワーク制御サーバの動作を示す説明図である。 動作例の通信ネットワークにおけるフレーム分散前の状態を示す説明図である。 動作例の通信ネットワークにおけるフレーム分散後の状態を示す説明図である。 ネットワーク制御サーバのトラヒック情報授受部で用いられるトラヒック情報授受テーブルの構成例である。 動作例の通信ネットワークにおけるフレーム分散後の故障発生状態を示す説明図である。 動作例の通信ネットワークにおける故障迂回後の状態を示す説明図である。 加入者ユーザ収容ノードの出力IF部で用いられる生存性確認テーブルの構成例である。
符号の説明
1〜4…加入者ユーザ収容ノード、5…ネットワーク制御サーバ、6〜9…フレーム転送装置、10〜17,50…端末、18〜21…ユーザ網、22…コアネットワーク、23…ユーザネットワーク、25…入力IF部、26…転送制御部、27…負荷観測部、28…出力IF部、29…サーバIF部、30…生存性応答部、31…転送テーブル、32…宛先特定テーブル、33…経路特定テーブル、34…フレームカウント部、35…総フレーム長観測部、36…負荷値計算部、37…フィードバック制御部、38…カウンタテーブル、39…帯域観測テーブル、40…負荷値管理テーブル、41…出力リンク特定テーブル、42…生存性確認部、43…生存性確認テーブル、44…トラヒック情報授受部、45…負荷分散計算部、46…トラヒック情報授受テーブル、47…トラヒック情報保持部、48…経路最適化処理部、49…更新経路情報保持部、101〜124…リンク、201…ユーザフレーム、202…コアフレーム。

Claims (20)

  1. 複数の加入者ユーザを収容する加入者ユーザ収容ノード間を、それぞれ固有の経路識別子が付与されている複数の転送経路を用いて網状に接続することによりバックボーンネットワークを構成し、前記加入者ユーザ間でユーザデータを格納したフレームを転送する際、前記加入者ユーザ収容ノードで前記経路識別子を用いて前記フレームの転送経路を明示する通信ネットワークであって、
    前記加入者ユーザ収容ノードは、
    宛先ユーザアドレスに対する宛先加入者ユーザ収容ノードおよび出力先転送経路の経路識別子を導く転送テーブルと、
    加入者ユーザから受信したフレームを自身とは異なる加入者ユーザ収容ノードへ送信する際に、当該フレームの宛先ユーザアドレスに応じて前記転送テーブルから得られた経路識別子に基づき出力先転送経路を決定する転送制御部と、
    宛先ユーザアドレスと宛先加入者ユーザ収容ノードと経路識別子が同一である各フレームの単位時間当たりに転送した転送フレーム数と、加入者ユーザ収容ノードと経路識別子の対ごとに前記転送フレーム数を合計して得られた合計値とを管理するカウンタテーブルと、
    フレーム転送の際、当該フレームから抽出した宛先ユーザアドレス、宛先加入者ユーザ収容ノード、および経路識別子に基づいて、前記カウンタテーブルの該当エントリの前記転送フレーム数および前記合計値をそれぞれ更新するフレームカウント部と、
    前記カウンタテーブルにおいて任意の加入者ユーザ収容ノードと経路識別子の対に対する転送フレーム数の合計値がしきい値を超えた場合、当該経路識別子を除く当該加入者ユーザ収容ノード宛の経路識別子のいずれかを前記カウンタテーブルから選択するフィードバック制御部とを備え、
    前記転送制御部は、前記転送テーブルのうち、前記合計値がしきい値を超えた前記経路識別子が割り当てられている宛先ユーザアドレスの任意のエントリに対して、前記フィードバック制御部で選択された経路識別子を割り当てることを特徴とする通信ネットワーク。
  2. 請求項1に記載の通信ネットワークにおいて、
    前記バックボーンネットワーク内に設けられて前記転送経路間でフレームの転送を行うフレーム転送ノードから、前記転送経路ごとに単位時間当たりに転送したフレームの転送フレーム数を収集し、前記転送経路間で転送フレーム数に差がある場合は、この差が小さくなるよう当該加入者ユーザ収容ノード内の転送テーブルを変更制御するネットワーク制御サーバをさらに備えることを特徴とする通信ネットワーク。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信ネットワークにおいて、
    前記転送フレーム数に代えて、単位時間当たりに転送したフレームの長さを示す総フレーム長を用いることを特徴とする通信ネットワーク。
  4. 請求項1または請求項2に記載の通信ネットワークにおいて、
    前記転送フレーム数に代えて、単位時間当たりに転送した転送フレーム数と単位時間当たりに転送した総フレーム長とを合成して得られる負荷値を用いることを特徴とする通信ネットワーク。
  5. 請求項1に記載の通信ネットワークにおいて、
    前記フィードバック制御部は、前記経路識別子を選択する際、前記カウンタテーブルで管理されている前記加入者ユーザ収容ノードと経路識別子との対のうち当該転送フレーム数の合計値が最小である対の経路識別子を選択することを特徴とする通信ネットワーク。
  6. 請求項1に記載の通信ネットワークにおいて、
    前記バックボーンネットワーク内の故障を監視するとともに、故障を検出した場合にその故障の影響を受ける転送経路を特定して前記加入者ユーザ収容ノードへ通知するネットワーク制御サーバをさらに備えることを特徴とする通信ネットワーク。
  7. 請求項6に記載の通信ネットワークにおいて、
    前記転送制御部は、フレーム転送の際、当該フレームの転送に用いる転送経路として、前記ネットワーク制御サーバから通知された故障の影響を受ける転送経路とは異なる転送経路を選択することを特徴とする通信ネットワーク。
  8. 請求項1に記載の通信ネットワークにおいて、
    前記バックボーンネットワークは、前記各加入者ユーザ収容ノードを接続する仮想プライベートネットワークを複数有し、これら仮想プライベートネットワークごとに物理的に異なる転送経路を設定することを特徴とする通信ネットワーク。
  9. 請求項8に記載の通信ネットワークにおいて、
    前記バックボーンネットワークの物理的構造と前記仮想プライベートネットワークの数とに基づいて、前記仮想プライベートネットワークごとに物理的に異なる転送経路を割り当てる計算を行い、この計算結果に応じてバックボーンネットワーク内に設けられて前記転送経路間でフレームの転送を行うフレーム転送ノードに対し、当該フレーム転送ノードの有する転送テーブルを遠隔設定することにより前記仮想プライベートネットワークごとに物理的に異なる転送経路を設定するネットワーク制御サーバをさらに備えることを特徴とする通信ネットワーク。
  10. 請求項1に記載の通信ネットワークにおいて、
    前記転送制御部は、収容する加入者ユーザから受信したユーザネットワーク形式のフレームを前記バックボーンネットワークへ送信する際、当該フレームを所定のバックボーンネットワーク形式のフレームにカプセル化することを特徴とする通信ネットワーク。
  11. 複数の加入者ユーザを収容する加入者ユーザ収容ノード間を、それぞれ固有の経路識別子が付与されている複数の転送経路を用いて網状に接続することによりバックボーンネットワークを構成し、前記加入者ユーザ間でユーザデータを格納したフレームを転送する際、前記加入者ユーザ収容ノードで前記経路識別子を用いて前記フレームの転送経路を明示する通信ネットワークで用いられる加入者ユーザ収容ノードであって、
    宛先ユーザアドレスに対する宛先加入者ユーザ収容ノードおよび出力先転送経路の経路識別子を導く転送テーブルと、
    加入者ユーザから受信したフレームを自身とは異なる加入者ユーザ収容ノードへ送信する際に、当該フレームの宛先ユーザアドレスに応じて前記転送テーブルから得られた経路識別子に基づき出力先転送経路を決定する転送制御部と、
    宛先ユーザアドレスと宛先加入者ユーザ収容ノードと経路識別子が同一である各フレームの単位時間当たりに転送した転送フレーム数と、加入者ユーザ収容ノードと経路識別子の対ごとに前記転送フレーム数を合計して得られた合計値とを管理するカウンタテーブルと、
    フレーム転送の際、当該フレームから抽出した宛先ユーザアドレス、宛先加入者ユーザ収容ノード、および経路識別子に基づいて、前記カウンタテーブルの該当エントリの前記転送フレーム数および前記合計値をそれぞれ更新するフレームカウント部と、
    前記カウンタテーブルにおいて任意の加入者ユーザ収容ノードと経路識別子の対に対する転送フレーム数の合計値がしきい値を超えた場合、当該経路識別子を除く当該加入者ユーザ収容ノード宛の経路識別子のいずれかを前記カウンタテーブルから選択するフィードバック制御部とを備え、
    前記転送制御部は、前記転送テーブルのうち、前記合計値がしきい値を超えた前記経路識別子が割り当てられている宛先ユーザアドレスの任意のエントリに対して、前記フィードバック制御部で選択された経路識別子を割り当てることを特徴とする加入者ユーザ収容ノード。
  12. 請求項11に記載の加入者ユーザ収容ノードにおいて、
    前記転送フレーム数に代えて、単位時間当たりに転送したフレームの長さを示す総フレーム長を用いることを特徴とする加入者ユーザ収容ノード。
  13. 請求項11に記載の加入者ユーザ収容ノードにおいて、
    前記転送フレーム数に代えて、単位時間当たりに転送した転送フレーム数と単位時間当たりに転送した総フレーム長とを合成して得られる負荷値を用いることを特徴とする加入者ユーザ収容ノード。
  14. 請求項11に記載の加入者ユーザ収容ノードにおいて、
    前記フィードバック制御部は、前記経路識別子を選択する際、前記カウンタテーブルで管理されている前記加入者ユーザ収容ノードと経路識別子との対のうち当該転送フレーム数の合計値が最小である対の経路識別子を選択することを特徴とする加入者ユーザ収容ノード。
  15. 請求項11に記載の加入者ユーザ収容ノードにおいて、
    前記転送制御部は、収容する加入者ユーザから受信したユーザネットワーク形式のフレームを前記バックボーンネットワークへ送信する際、当該フレームを所定のバックボーンネットワーク形式のフレームにカプセル化することを特徴とする加入者ユーザ収容ノード。
  16. 複数の加入者ユーザを収容する加入者ユーザ収容ノード間を、それぞれ固有の経路識別子が付与されている複数の転送経路を用いて網状に接続することによりバックボーンネットワークを構成し、前記加入者ユーザ間でユーザデータを格納したフレームを転送する際、前記加入者ユーザ収容ノードで前記経路識別子を用いて前記フレームの転送経路を明示する通信ネットワークで用いられ、前記加入者ユーザノードでの経路選択を制御するネットワーク制御サーバであって、
    前記バックボーンネットワーク内に設けられて前記転送経路間でフレームの転送を行うフレーム転送ノードから、前記転送経路ごとに単位時間当たりに転送したフレームの転送フレーム数を収集するトラヒック情報授受部と、
    前記転送経路間で転送フレーム数に差がある場合は、この差が小さくなるよう当該加入者ユーザ収容ノード内の転送テーブルを変更制御する負荷分散計算部とを備えることを特徴とするネットワーク制御サーバ。
  17. 請求項16に記載のネットワーク制御サーバにおいて、
    前記転送フレーム数に代えて、単位時間当たりに転送したフレームの長さを示す総フレーム長を用いることを特徴とするネットワーク制御サーバ。
  18. 請求項16に記載のネットワーク制御サーバにおいて、
    前記転送フレーム数に代えて、単位時間当たりに転送した転送フレーム数と単位時間当たりに転送した総フレーム長とを合成して得られる負荷値を用いることを特徴とするネットワーク制御サーバ。
  19. 請求項16に記載のネットワーク制御サーバにおいて、
    前記負荷分散計算部は、前記バックボーンネットワーク内の故障を監視するとともに、故障を検出した場合にその故障の影響を受ける転送経路を特定して前記加入者ユーザ収容ノードへ通知することを特徴とするネットワーク制御サーバ。
  20. 請求項16に記載のネットワーク制御サーバにおいて、
    前記負荷分散計算部は、前記バックボーンネットワークの物理的構造と前記仮想プライベートネットワークの数とに基づいて、前記仮想プライベートネットワークごとに物理的に異なる転送経路を割り当てる計算を行い、この計算結果に応じてバックボーンネットワーク内に設けられて前記転送経路間でフレームの転送を行うフレーム転送ノードに対し、当該フレーム転送ノードの有する転送テーブルを遠隔設定することにより前記仮想プライベートネットワークごとに物理的に異なる転送経路を設定することを特徴とするネットワーク制御サーバ。
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