JP2006004469A - 光ディスク装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トラッキングエラー信号を用いて光ピックアップのトラッキング制御を行なう制御部を備えた光ディスク装置であって、前記制御部は、前記トラッキングエラー信号振幅の等価情報を測定し、得られた前記トラッキングエラー信号振幅の等価情報とあらかじめ決められた閾値とを比較し(S9)、前記比較結果に基づいて、前記トラッキングエラー信号振幅量を変更する(S10、S11)ことを特徴とする。
【選択図】図4
Description
特性ばらつきやそれらの温度変化や経時変化により大きくなった場合、デジタル信号処理部でトラッキングエラー信号が飽和してしまい、光ディスクに対してレーザ光が正確に制御されなくなる。ここで、光ピックアップの光軸ズレとは、光ピックアップの組立状態つまり光ピックアップを構成する部品間の組立目標寸法に対する機械的な位置ズレに起因する光学的なズレのことであり、記録時のトラッキングエラー信号のゲイン最大処理とは、記録中にトラッキングエラー信号の振幅方向に一定量のオフセットをしながら、ゲイン調整コマンドを発行し、ゲインが大きくなるところ、つまりトラッキングエラー信号波形の傾きが大きいところをトラックのセンターと見なして、トラッキングエラー信号のオフセット量の補正を行なう処理である。
処理部が前記比較結果に基づいて、前記トラッキングエラー信号振幅量を変更することを特徴とするものであり、トラッキングエラー信号の振幅量を調整することにより、光ピックアップ内での光学素子や検出信号を増幅するアンプなどの電気素子の特性ばらつきやそれらの温度変化や経時変化によってトラッキングエラー信号の振幅量が変動するのを防ぎ、記録中のトラッキングサーボを安定させることができる。
図1は本発明の一実施の形態における光ディスク装置のピックアップ制御部のブロック図である。図1において、1は記録可能な光ディスク、2はピックアップモジュールであり、ピックアップモジュール2には、光ディスク1を可変的に回転させたりあるいは一定回転させたりするスピンドルモータ3、光ディスク1に光を照射することで光ディスク1に所定の情報を記録したりあるいは光ディスク1に照射した光の反射光を元に情報を読み出したりする光ピックアップ4、光ピックアップ4を搭載したキャリッジ5、キャリッジ5を光ディスク1の半径方向に往復移動させるように駆動するフィード部6、フィード部6の駆動源となるフィードモータ7がそれぞれ固定されており、この様な構成によって、小型/薄型の光ディスクを実現している。
調し、レーザ制御部によってレーザ駆動部12を介して光ピックアップ4内のレーザ(図示せず)等の光源に所定の電流を供給し、光源を例えばパルス状に発光させ、光ディスク1の情報トラックに記録を行う。コントローラ13はこのように構成された光ディスク装置全体のコントロールを行うものである。
エラー信号波形16はオフセットが発生していない様子を示しているため、トラッキングエラー信号が正弦波の場合、トラッキングエラー信号の振幅の中心位置は基準電圧軸15と一致する。また、図3(b)に示すトラッキングエラー信号波形16はオフセットが発生している様子を示しているため、トラッキング信号が正弦波の場合、トラッキングエラー信号の振幅の中心位置は基準電圧軸15と一致しなく、トラッキングエラー信号波形16は基準電圧軸15よりプラス側にある場合とマイナス側にある場合が発生する。
形16の傾き18を測定する。
を得ることによりトラッキング信号振幅量を類推することができるものであり、本実施の形態では、トラッキングエラー信号ゲイン値比較手段(S6)で用いたトラッキングエラー信号波形16の傾き18の情報を用いる。トラッキング信号振幅の等価情報が上限の閾値より大きければトラッキングエラー(TE)信号記録ゲインダウン手段(S10)へ、下限の閾値より小さければトラッキングエラー(TE)信号記録ゲインアップ手段(S11)へ送られる。ここで、上限の閾値は制御目標振幅の1.1倍以上とし、下限の閾値は制御目標値の0.9倍以下とした。上限閾値を1.1倍以上とし、下限閾値を0.9倍以下としたのはトラッキングサーボを安定させるのに必要な条件であり、トラッキングサーボの安定性と処理時間の両立が可能であるからである。上限の閾値を越えトラッキングエラー(TE)信号記録ゲインダウン手段(S10)に送られたトラッキングエラー信号は、その値に限らずゲインが一律1〜5%下がるように調整され、記録動作確認手段(S1)へ送られる。同様に、下限の閾値を越えトラッキングエラー(TE)信号記録ゲインアップ手段(S11)に送られたトラッキングエラー信号は、その値に限らずゲインが一律1〜5%上がるように調整され、記録動作確認手段(S1)へ送られる。本実施の形態では、トラッキングエラー信号のゲイン調整量は、上限の閾値を越えた場合や下限の閾値を越えた場合のいずれの場合でも1回当たりに変更する振幅量が変更前の振幅量に対して一律1.5%とした。上限の閾値を越えず、かつ下限の閾値を越えないトラッキングエラー信号はトラッキングエラー信号ゲイン平均値比較手段(S9)から直接、記録動作確認手段(S1)へ送られる。記録動作確認手段(S1)からトラッキングエラー信号ゲイン値平均手段(S9)または記録ゲインダウン手段(S10)または記録ゲインアップ手段(S11)までの動作の制御はコントローラ13で行なわれ、制御するために必要な情報はサーボ処理部9から送られてくる。
ル信号処理部11のダイナミックレンジ内にある波形Aの場合について説明する。トラッキングエラー信号ゲイン平均値調整手段(S9)では、まず、トラッキングエラー信号波形16とプラス側オフセット軸19の交点19cの傾き19dとトラッキングエラー信号波形16とマイナス側オフセット軸20の交点20cの傾き20dを測定し、得られた傾き19dと傾き20dから傾き平均値を求める。求められた傾き19dと傾き20dの傾き平均値は、以降の処理の場合分けを行なうあらかじめ決められている閾値と比較して処理を決定する。本実施の形態では、上限の閾値を制御目標振幅の1.1倍以上とし、下限の閾値を制御目標振幅の0.9倍以下とした。これらの閾値と傾き19dと傾き20dの傾き平均値を比較して、傾き19dと傾き20dの傾き平均値が上限の閾値や下限の閾値を越えていた場合は、トラッキングエラー信号記録ゲインダウン手段(S10)やトラッキングエラー信号記録ゲインアップ手段(S11)に送られトラッキングエラー信号の記録ゲインの調整が行なわれ、記録動作確認手段(S1)からトラッキングエラー信号ゲイン平均手段(S9)または記録ゲインダウン手段(S10)または記録ゲインアップ手段(S11)を経由して再び記録動作確認手段(S1)へ戻るループを繰り返すことで、トラッキングエラー信号の振幅を一定にすることができる。
2 ピックアップモジュール
3 スピンドルモータ
4 光ピックアップ
5 キャリッジ
6 フィード部
7 フィードモータ
8 アナログ信号処理部
9 サーボ処理部
10 モータ駆動部
11 デジタル信号処理部
12 レーザ駆動部
13 コントローラ
14 光ビーム
15 基準電圧軸
16 トラッキングエラー信号波形
17 交点
18 傾き
19 プラス側オフセット軸
19b、19d、19f 交点
20 マイナス側オフセット軸
19a、19c、19e 交点
20a、20c、20e 傾き
20b、20d、20f 傾き
Claims (8)
- トラッキングエラー信号を用いて光ピックアップのトラッキング制御を行なう制御部を備えた光ディスク装置であって、前記制御部は、前記トラッキングエラー信号振幅の等価情報を測定し、得られた前記トラッキングエラー信号振幅の等価情報とあらかじめ決められた閾値とを比較し、前記比較結果に基づいて、前記トラッキングエラー信号振幅量を変更することを特徴とする光ディスク装置。
- 前記トラッキングエラー信号振幅の等価情報は、基準電圧から振幅方向に一定量のオフセットを行なった部分のトラッキングエラー信号振幅波形の傾きを測定することで得られることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
- 前記トラッキングエラー信号振幅量の変更は、1回当たりに変更する振幅量が一定であることを特徴とする請求項1、2いずれか1項に記載の光ディスク装置。
- 前記あらかじめ決められた閾値は、制御目標振幅量の1.1倍の値を上限の閾値としてトラッキング信号の記録ゲインの制御を行なうことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の光ディスク装置。
- 前記あらかじめ決められた閾値は、制御目標振幅量の0.9倍の値を下限の閾値としてトラッキング信号の記録ゲインの制御を行なうことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の光ディスク装置。
- 前記トラッキングエラー信号の1回当たりに変更する振幅量は、変更前の振幅量に対して1〜5%であることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の光ディスク装置。
- トラッキングエラー信号を用いて光ピックアップのトラッキング制御を行なう光ディスク装置であって、前記トラッキングエラー信号振幅の等価情報を測定するサーボ処理部と、前記サーボ処理部で得られた前記トラッキングエラー信号振幅の等価情報とあらかじめ決められた閾値とを比較するコントローラとを備え、前記サーボ処理部は、前記比較結果に基づいて、前記トラッキングエラー信号振幅量を変更することを特徴とする光ディスク装置。
- トラッキングエラー信号を用いて光ピックアップのトラッキング制御を行なう光ディスク装置の制御方法であって、前記トラッキングエラー信号振幅の等価情報を測定し、得られた前記トラッキングエラー信号振幅の等価情報とあらかじめ決められた閾値とを比較し、前記比較結果に基づいて、前記トラッキングエラー信号振幅量を変更することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
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