JP2006003943A - 減圧装置および減圧システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧力の変動する流路内の流体を減圧可能な減圧装置において、低圧時の流路抵抗の影響を低減して、流体の流通を確保することを可能とする。
【解決手段】 減圧装置は、減圧装置に流入する流体の圧力が所定の開放圧力より大きいときに流体を減圧して減圧装置から流出させる通常減圧状態と、減圧装置に流入する流体の圧力が所定の開放圧力以下のときに流体を減圧せずに減圧装置から流出させる非減圧状態と、の2つの状態を有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、圧力の変動する流路内の流体を減圧する減圧装置および減圧システムに関する。
圧力の変動する流路内の流体を減圧する減圧装置が種々知られている(例えば特許文献1)。減圧装置は、例えば、水素ガスと酸素ガスとの反応により発電を行う燃料電池システムにおいて、水素タンク内の水素を減圧して燃料電池スタックに供給するために用いられている。
実開平6−81005号公報
一般に、燃料電池システムの水素タンク内には非常に高圧で水素が充填され、水素を消費するのに従って、タンク内の圧力は低下していく。従来の減圧装置では、水素タンク内の圧力が低下し、減圧装置に流入する流体の圧力が低下すると、同じ質量流量であっても体積流量が増加するため、減圧装置における流路抵抗の影響が増加する。そのため、低圧時に、流体が減圧装置を通過することができなくなり、相当の量の水素が水素タンク内に残留してしまうという問題があった。
なお、このような問題は、燃料電池システムに用いられる水素ガス用の減圧装置に限らず、圧力の変動する流路内の流体を減圧可能な減圧装置に共通する問題であった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、圧力の変動する流路内の流体を減圧可能な減圧装置において、低圧時の流路抵抗の影響を低減して、流体の流通を確保することを可能とする技術を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の減圧装置は、圧力の変動する流路内の流体を減圧可能な減圧装置であって、
前記減圧装置は、前記減圧装置に流入する前記流体の圧力が所定の開放圧力より大きいときに前記流体を減圧して前記減圧装置から流出させる通常減圧状態と、前記減圧装置に流入する前記流体の圧力が前記所定の開放圧力以下のときに前記流体を減圧せずに前記減圧装置から流出させる非減圧状態と、の2つの状態を有する。
この減圧装置では、減圧装置に流入する流体の圧力が所定の開放圧力より低いときに流体を減圧せずに減圧装置から流出させる非減圧状態を有するため、低圧時の流路抵抗の影響を低減して、流体の流通を確保することができる。
上記減圧装置は、前記通常減圧状態において、前記流体の前記減圧装置への流入圧力に対する前記減圧装置からの流出圧力の関係が、傾きが正の線形となるように構成されているとしてもよい。
また、上記減圧装置は、前記通常減圧状態において、前記流体の前記減圧装置からの流出時の圧力が、前記減圧装置への流入時の圧力の1/3倍以上1倍未満となるように構成されているとしてもよい。
また、上記減圧装置は、
ハウジングと、
前記ハウジング内の上流側に形成された高圧室と、
前記ハウジング内の下流側に形成された低圧室と、
前記ハウジング内の前記高圧室と前記低圧室とにわたって摺動可能に収納されたピストンであって、前記高圧室内の前記流体の圧力を受ける第1の受圧面と、前記低圧室内の前記流体の圧力を受ける受圧面であって前記第1の受圧面より面積の大きい第2の受圧面と、前記高圧室内の前記流体を前記低圧室へと導く貫通流路と、を有するピストンと、
前記ピストンの摺動に応じて、前記高圧室から前記低圧室への流路抵抗を増減する弁部と、
前記流路抵抗が減少する方向に前記ピストンを付勢する弾性体と、を備え、
前記通常減圧状態は、前記流路抵抗が増加して前記流体が減圧される状態であり、
前記非減圧状態は、前記流路抵抗が減少して前記流体が減圧されない状態であるとしてもよい。
このようにすれば、通常減圧状態と非減圧状態とを有する減圧装置を構成することができる。
また、上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の減圧システムは、上記減圧装置をn個(nは2以上の整数)直列に接続することにより構成された減圧システムであって、
各減圧装置は、前記所定の開放圧力がそれぞれ異なる値となるように、流入圧力と流出圧力との関係が設定されている。
この減圧システムでは、各減圧装置のシール部に作用する差圧を低減することができるため、流体の漏洩を抑制することができると共に、シール部の耐圧性能を低減し、圧力の変動に対する応答性を向上させて、減圧精度を向上させることができる。また、各減圧装置に流入する流体の圧力がそれぞれの減圧装置の開放圧力より低いときは、各減圧装置は非減圧状態となる。そのため、各減圧装置が通常減圧状態で動作する流入圧力の範囲は小さな範囲に限られると共に、各減圧装置における低圧時の流路抵抗の影響を低減することができる。従って、減圧システムの減圧精度をさらに向上させることができると共に、低圧時の流体の流通を確保することができる。
上記減圧システムにおいて、各減圧装置は、前記所定の開放圧力が、前記流路の上流側に近い前記減圧装置ほど高い値となるように、流入圧力と流出圧力との関係が設定されているとしてもよい。
この減圧システムでは、要求される耐圧性能が高く比較的減圧精度の低い上流側の減圧装置ほど、先に非減圧状態となるため、減圧システムの減圧精度を向上させることができる。
また、上記減圧システムにおいて、前記n個の減圧装置の内、前記流路の下流側から数えてm番目(mは1以上n以下の整数)の前記減圧装置は、前記流体の前記減圧システムへの流入時の圧力が最大のときに、前記流体の前記減圧装置からの流出時の圧力が、前記減圧装置への流入時の圧力の概ねm/(m+1)倍となるように構成されているとしてもよい。
この構成によれば、各減圧装置における減圧量の最大値を低減することができ、減圧精度をさらに向上させることができると共に、各減圧装置の耐久性の向上を図ることが可能となる。
また、上記減圧システムにおいて、さらに、
前記n個の減圧装置よりも前記流路の下流側に配置された第2の減圧装置を備え、
前記第2の減圧装置は、前記第2の減圧装置に流入する前記流体を、概ね所定の圧力に減圧して流出させるように構成されているとしてもよい。
この構成によれば、減圧システムは、所定の圧力の流体を供給することができる。また、第2の減圧装置の上流側に減圧装置が設けられていることにより、第2の減圧装置への流入圧力の範囲を小さな範囲に限定することができ、第2の減圧装置の減圧精度を向上させることができる。また、第2の減圧装置のシール部に作用する差圧を低減することができ、流体の漏洩を抑制することができると共に、シール部の耐圧性能を低減し、圧力の変動に対する応答性を向上させて、減圧精度をさらに向上させることができる。
また、上記減圧システムにおいて、前記第1の受圧面の面積に対する前記第2の受圧面の面積の比は、前記流路の上流側に近い前記減圧装置ほど小さいとしてもよい。
この構成によれば、各減圧装置における減圧量の格差を低減することができ、減圧システムの減圧精度を向上させることができる。
また、上記減圧システムにおいて、各減圧装置は、さらに、前記高圧室および前記低圧室から隔離された空間であって、前記ハウジングの内側壁と前記ピストンの側壁との間に形成された中間室を備え、
前記中間室は、前記減圧装置よりも下流側に配置されている他の前記減圧装置の前記低圧室と連通しているとしてもよい。
この構成によれば、流体の外部への漏洩を抑制することができる。また、中間室と高圧室および低圧室との差圧を低減することができ、シール部材に作用する差圧を低減することができる。
また、上記減圧システムにおいて、前記減圧装置の前記低圧室は、前記減圧装置の1つ下流側に配置されている他の前記減圧装置の前記高圧室と同一の空間として形成されているとしてもよい。
この構成によれば、部品点数の削減や、装置の小型化、構造の単純化を図ることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、減圧装置、減圧システム、減圧方法および装置、減圧装置または減圧システムを用いた燃料電池システム等の態様で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例の減圧システムを備えた車両用の燃料電池システムの構成を概略的に示す説明図である。この燃料電池システム10は、水素と酸素との電気化学反応を利用して発電するシステムであり、発電した電力を車両の動力として使用している。燃料電池システム10は、燃料電池スタック20と、エアライン30と、燃料ライン40とを備えている。
燃料電池スタック20は、図示しないセルを複数重ね合わせた積層体として形成されている。セルは、セパレータと、水素極(以下「アノード」と呼ぶ)と、電解質膜と、酸素極(以下「カソード」と呼ぶ)と、セパレータとをこの順に重ね合わせることによって形成されている。セルは、セパレータに設けられた溝を介して供給される水素と空気に含まれる酸素との電気化学反応により発電する。
エアライン30は、燃料電池スタック20に空気を供給するための流路であり、フィルタ32と、コンプレッサ34と、加湿器36と、これらの各機器を接続する配管38とを備えている。外部からフィルタ32を通して取り込まれた空気は、コンプレッサ34により圧縮され、加湿器36により加湿された状態で、燃料電池スタック20を構成している複数のセルのそれぞれのカソードに供給される。なお、燃料電池スタック20での反応に使用された後の排気は、燃料電池スタック20の下流の排気管から外部へと排出される。
燃料ライン40は、燃料電池スタック20に燃料としての水素ガスを供給するための流路であり、水素タンク42と、減圧システム44と、シャットバルブ46と、これらの各機器を接続する配管48とを備えている。水素タンク42内に貯留された水素ガスは、減圧システム44により減圧され、燃料電池スタック20を構成している複数のセルのそれぞれのアノードに供給される。水素タンク42内の圧力は、水素ガス充填完了時には約70MPaと非常に高く、水素ガスが流出するに従い低下していく。減圧システム44は、水素タンク42から配管48を経由して流入する水素ガスを、約0.3MPaまで減圧し、燃料電池スタック20内の電解質膜に過大な圧力が加わらないようにしている。なお、シャットバルブ46は、配管48を開閉することができる。また、燃料電池スタック20での反応に使用された後の排気は、水素循環ポンプ50により再び燃料ライン40へ戻される。
燃料電池スタック20により発電された電力は、インバータ60に出力され、車両の走行モータ70の駆動に使用される。また、車両の走行に必要な電力よりも発電量が大きくて電力が余る場合には、余った電力をDC/DCコンバータ80を介して蓄電池90に蓄電し、急加速時などの電力不足時に使用する。
図2は、第1実施例の減圧システムの構成を概略的に示す説明図である。図2には、減圧システム44の縦断面を示している。減圧システム44は、変圧減圧部200と定圧減圧部300との2つの部分が直列に接続された構成を有している。変圧減圧部200は定圧減圧部300よりも上流側(水素タンク42に近い側)に配置されており、水素タンク42から減圧システム44に流入する水素は、まず変圧減圧部200を通過し、その後定圧減圧部300を通過して、燃料電池スタック20へと流出される。
本実施例の変圧減圧部200は、直列に接続された4つの変圧減圧弁として機能する。ここで、変圧減圧弁とは、流入圧力(1次圧)の変動に伴い流出圧力(2次圧)が変動する減圧弁を意味しており、また、流入圧力とは、変圧減圧弁に流入する水素の圧力を、流出圧力とは、変圧減圧弁から流出する水素の圧力を、それぞれ意味している。変圧減圧部200は、1つずつの変圧減圧弁として機能する部分に明確に分割できるように構成されているわけではないが、以下の説明では便宜上、1つの変圧減圧弁として機能する部分を変圧減圧弁290と呼ぶものとする。そして、変圧減圧部200に含まれる4つの変圧減圧弁290を、上流側(水素タンク42に近い側)から順に、第1変圧減圧弁291、第2変圧減圧弁292、第3変圧減圧弁293、第4変圧減圧弁294とそれぞれ呼ぶものとする。
変圧減圧部200は、ハウジング210と、弁部220と、ピストン230と、蓋部240とを備えている。ハウジング210は、4つの変圧減圧弁290に共通のものとして一体に形成されている。一方、弁部220と、ピストン230と、蓋部240とは1つの変圧減圧弁290に対して1つずつ設けられている。ただし、第4変圧減圧弁294には弁部220は設けられておらず、代わりに後述の定圧減圧部300の弁部320がその機能を果たしている。なお、以下の説明では、単に「弁部220」と表現したときには、第4変圧減圧弁294における弁部320を含むものとする。
ハウジング210は、内部にピストン230を収納するための凹部211(「ピストン室」とも呼ぶ)を4つ有している。それぞれの凹部211は、小径円筒形状の小径凹部212と、小径凹部212よりも大径の円筒形状の大径凹部213とを、同一の中心軸に沿って上下に重ねた形状に形成されている。4つの凹部211の中心軸は、互いに平行となっている。上流側(図2の右側)から数えて1番目および3番目の2つの凹部211と、2番目および4番目の2つの凹部211とは、小径凹部212と大径凹部213との位置関係が上下逆になっている。なお、4つの凹部211の小径凹部212の径は互いに同一である必要はない。同様に、4つの凹部211の大径凹部213の径は互いに同一である必要はない。
また、ハウジング210は、それぞれの小径凹部212の大径凹部213とは反対側に、弁部220を取り付けるための穴部215を有している。穴部215は、外部と小径凹部212とを連通するような略円筒形状に形成されており、内周面には雌ネジが設けられている。ただし、最下流側(図2の最左側)の穴部215は、弁部220ではなく、後述の定圧減圧部300の弁部320を挿入するためのものであり、内周面には雌ネジは設けられていない。
さらに、ハウジング210は、それぞれの大径凹部213の小径凹部212とは反対側に、凹部211内にピストン230を挿入するための開口部216を有している。開口部216は、外部と大径凹部213とを連通するような略円筒形状に形成されている。
弁部220は、略円柱形状の胴体部221と、胴体部221の先端に設けられた略円錐形状の先端部222とを有している。胴体部221の外周面には、穴部215の内周面に形成された雌ネジと係合する雄ネジが設けられている。
ピストン230は、小径円柱形状の小径ピストン部231と、小径ピストン部231よりも大径の円柱形状の大径ピストン部232とを、同一の中心軸に沿って上下に重ねた形状に形成されている。4つのピストン230の小径ピストン部231の径は、それぞれが収納される凹部211の小径凹部212の径と略同一であり、同様に、大径ピストン部232の径は、それぞれが収納される凹部211の大径凹部213の径と略同一である。また、ピストン230は、小径ピストン部231および大径ピストン部232の中心軸に沿って内部を上下に貫通する貫通流路233を有している。小径ピストン部231および大径ピストン部232の外周面には、Oリングを係合するための溝が形成されている。
蓋部240は、開口部216と略同径の円柱形状であって、一方の円形平面の外周線に沿ってテーパー部241が形成されている。また、蓋部240の外周面にはOリングを係合するための溝が形成されている。
変圧減圧部200は、以下のように組み立てられる。まず、弁部220を、その先端部222がハウジング210の小径凹部212内に突出するように、ハウジング210の外側から穴部215(最下流側のものを除く)内にねじ込んで固定する。次に、小径ピストン部231と大径ピストン部232とのそれぞれの溝にOリングが装着されたピストン230を、開口部216から挿入し、ハウジング210の凹部211内に摺動可能に収納する。このとき、大径凹部213内において、小径ピストン部231の外周面と大径凹部213の内周面との間に挟まれた円環状の空間(以下「中間室201」と呼ぶ)が形成される。この中間室201は、ピストン230の摺動を可能とするために確保された空間である。中間室201内にはスプリング250が配置され、配置されたスプリング250は、ピストン230を開口部216の方向に付勢する。最後に、溝にOリングが装着された蓋部240を、テーパー部241の設けられた面を外側にして開口部216内に嵌め込み、その周囲にあるハウジング210の部材の一部をかしめることによって固定する。
組み立てられた変圧減圧部200において、小径ピストン部231の底面と弁部220との間に高圧室202が、大径ピストン部232の底面と蓋部240との間に低圧室203が、それぞれ形成される。高圧室202と低圧室203とは、ピストン230の貫通流路233によって連通される。1つの変圧減圧弁290は、この高圧室202および低圧室203と、上述のピストン230と、弁部220と、中間室201と、スプリング250とから構成される。
それぞれの変圧減圧弁290の低圧室203は、連通流路208によって、その1つ下流側の変圧減圧弁290の高圧室202と連通している。ただし第4変圧減圧弁294については、高圧室202と貫通流路233とが連通し、貫通流路233は低圧室203および後述の定圧減圧部300の流入流路323と連通している。また、ハウジング210には、燃料ライン40の配管48を接続するための流入ポート217が、第1変圧減圧弁291の高圧室202に連通するように形成されている。このように、変圧減圧部200には、流入ポート217から始まり、各変圧減圧弁290の高圧室202および低圧室203を上流側から下流側へと順々に通って、定圧減圧部300の流入流路323へとつながる流路が形成されている。なお、流入ポート217には、配管48を接続するためのテーパネジが形成されている。
また、それぞれの変圧減圧弁290の中間室201は、中間流路209によって、その1つ下流側の変圧減圧弁290の低圧室203と連通している。従って、各変圧減圧弁290の中間室201には、その1つ下流側の変圧減圧弁290の低圧室203の圧力が導入される。なお、第4変圧減圧弁294の中間室201は、後述の中間流路430および中継部材420によって、後述の定圧減圧部300の第1低圧室303と連通している。
本実施例の定圧減圧部300は、定圧減圧弁として機能する。ここで、定圧減圧弁とは、流入圧力(1次圧)の大きさにかかわらず流出圧力(2次圧)が概ね一定である減圧弁を意味しており、また、流入圧力とは、低圧減圧弁に流入する水素の圧力を、流出圧力とは、低圧減圧弁から流出する水素の圧力を、それぞれ意味している。定圧減圧部300は、ハウジング310と、ピストン330と、蓋部340とを有している。
ハウジング310は、内部にピストン330を収納するための凹部311(以下「ピストン室」とも呼ぶ)を有している。凹部311は、小径円筒形状の小径凹部312と、小径凹部312より大径の円筒形状の大径凹部313とを、同一の中心軸に沿って上下に重ねた形状に形成されている。
また、ハウジング310は、小径凹部312を取り囲むように形成された、スプリング350を収納するための円環状の空間であるスプリング収納部314を有している。また、ハウジング310は、大径凹部313の小径凹部312とは反対側に、凹部311内にピストン330を挿入するための略円筒形状の開口部316を有している。
さらに、ハウジング310は、小径凹部312の大径凹部313とは反対側に、弁部320を有している。この弁部320は、上述したように、変圧減圧部200の第4変圧減圧弁294に対して弁部220と同様の機能を果たすものであり、略円柱形状の胴体部321と、胴体部321の先端に設けられた略円錐形状の先端部322とを有している。胴体部321の外周には、Oリングを係合するための溝が形成されている。また、弁部320の中心軸に沿って、先端部322の円錐形状の頂点に形成された開口と小径凹部312とを連通する流入流路323が形成されている。
ピストン330は、小径円柱形状の小径ピストン部331と、小径ピストン部331よりも大径の円柱形状の大径ピストン部332とを上下に重ね、さらに、略円錐形状の先端部334を小径ピストン部331の大径ピストン部332とは反対側に設けた形状に形成されている。小径ピストン部331と大径ピストン部332と先端部334とは、同一の中心軸に沿って重ねられている。また、ピストン330は、先端部334の側面に設けられた開口と、大径ピストン部332の底面に設けられた開口とを連通する連通流路333を有している。小径ピストン部331および大径ピストン部332の外周面には、Oリングを係合するための溝が形成されている。
蓋部340は、開口部316と略同径の円柱形状であって、一方の円形平面の外周線に沿ってテーパー部341が形成されている。また、蓋部340の外周面にはOリングを係合するための溝が形成されている。
定圧減圧部300は、以下のように組み立てられる。まず、小径ピストン部331と大径ピストン部332とのそれぞれの溝にOリングが装着されたピストン330を、開口部316から挿入し、ハウジング310の凹部311内に摺動可能に収納する。このとき、大径凹部313の内、大径ピストン部332よりも小径凹部312側(図の下側)に位置する部分と、スプリング収納部314とが一体となって形成する空間(以下「中間室301」と呼ぶ)内にはスプリング350が配置され、配置されたスプリング350は、ピストン330を開口部316の方向に付勢する。最後に、溝にOリングが装着された蓋部340を、テーパー部341の設けられた面を外側にして開口部316内に嵌め込み、その周囲にあるハウジング310の部材の一部をかしめることによって固定する。
組み立てられた定圧減圧部300において、小径凹部312内の空間の内、ピストン330の小径ピストン部331および先端部334に占有されていない空間である第1低圧室303が形成される。また、大径凹部313内の空間の内、ピストン330と蓋部340とに挟まれた空間である第2低圧室304が形成される。第1低圧室303と第2低圧室304とは、ピストン330の連通流路333によって連通している。
ハウジング310には、燃料ライン40の配管48を接続するための流出ポート317が、第2低圧室304に連通するように形成されている。流出ポート317には、配管48を接続するためのテーパネジが形成されている。また、中間室301は、中間流路309によって外部と連通しており、中間室301には大気圧が導入される。
変圧減圧部200と定圧減圧部300とは、締結ボルト410によって結合することにより一体化される。このとき、定圧減圧部300の弁部320が、変圧減圧部200の最下流側(図2の最左側)の穴部215に挿入されるような位置関係となっている。弁部320の先端部322に形成された流入流路323の開口は、第4変圧減圧弁294のピストン230内の貫通流路233に面することとなる。
なお、上述したように、第4変圧減圧弁294の中間室201は、中間流路430によって、第1低圧室303と連通している。中間流路430の気密を保持するために、変圧減圧部200と定圧減圧部300との接合面付近の中間流路430内に略中空円柱形状で2つのOリングが係合した中継部材420が挿入されている。
水素タンク42から減圧システム44に流入する水素ガスは、流入ポート217から変圧減圧部200の第1変圧減圧弁291に流入し、その後、第2変圧減圧弁292、第3変圧減圧弁293、第4変圧減圧弁294を通過して、流入流路323から定圧減圧部300に流入し、流出ポート317から流出する。減圧システム44の変圧減圧部200内の各変圧減圧弁290と定圧減圧部300とは、それぞれ水素ガスを減圧する減圧作用を行うことができる。
図3は、変圧減圧弁の減圧作用について説明する説明図である。図3(a)には、ある1つの変圧減圧弁290の減圧作用のしくみを表しており、図3(b)には、ある1つの変圧減圧弁290の減圧作用の特性を表している。
図3(a)に示すように、変圧減圧弁290において、弁部220の先端部222の中心軸と、ピストン230の貫通流路233の中心軸とは一致しており、ピストン230が弁部220に近づくと、弁部220の先端部222が貫通流路233内に挿入されるような位置関係に設定されている。そのため、ピストン230の移動に応じて、水素ガスが高圧室202から貫通流路233内へと流入する流路の断面積(以下「弁部流路面積」と呼ぶ)は増減し、それに伴って流路抵抗は増減する。
ピストン230が弁部220に近づくに従い、弁部流路面積は減少し、流路抵抗は増加する。変圧減圧弁290において、ピストン230が弁部220に近づく方向(図3(a)の下方向)を「閉弁方向」と呼ぶ。ピストン230が弁部220に接触する位置まで近づくと、貫通流路233の高圧室202に面する開口(以下「流路口234」と呼ぶ)が先端部222によって閉鎖され、弁部流路面積はゼロとなり、流路抵抗は最大となる。このとき、高圧室202から貫通流路233内への流体の移動は遮られる。
反対に、ピストン230が弁部220から遠ざかるに従い、弁部流路面積は増加し、流路抵抗は減少する。変圧減圧弁290において、ピストン230が弁部220から遠ざかる方向(図3(a)の上方向)を「開弁方向」と呼ぶ。
変圧減圧弁290のピストン230には、開弁方向の力として、高圧室202内の水素ガスの圧力(以下「1次圧」と呼ぶ)と、中間室201内の水素ガスの圧力と、スプリング250の力とが作用する。一方、閉弁方向の力として、低圧室203内の水素ガスの圧力(以下「2次圧」と呼ぶ)が作用する。変圧減圧弁290は、開弁方向の力の合計と閉弁方向の力の合計とが釣り合うように、ピストン230が移動しながら、減圧作用を行うことができる。
1次圧が大きいときには、スプリング250の力は、1次圧による開弁方向の力および2次圧による閉弁方向の力と比較して十分小さい値となるように設定されている。また、中間室201内の圧力は、1つ下流側の変圧減圧弁290の低圧室203内の圧力と同じ大きさであり、小さい値である。さらに、ピストン230の高圧室202に面する受圧面(以下「1次側受圧面」と呼ぶ)の面積は、低圧室203に面する受圧面(以下「2次側受圧面」と呼ぶ)の面積より小さい。従って、このとき1次圧と2次圧とが等しいとすると、両受圧面の面積差のため閉弁方向の力の合計が大きくなって、ピストン230は閉弁方向に移動する。ピストン230が閉弁方向に移動すると、弁部流路面積が減少して流路抵抗が増加するため、水素ガスが高圧室202から貫通流路233内へ移動する時に減圧され、2次圧は小さくなる。この2次圧の大きさは、開弁方向の力の合計と閉弁方向の力の合計とが釣り合うような大きさである。変圧減圧弁290は、1次圧が変動しても、同様に、開弁方向の力の合計と閉弁方向の力の合計とが釣り合うように、ピストン230が移動して弁部流路面積を増減させ(すなわち流路抵抗を増減させ)、減圧作用を行う。このように、変圧減圧弁290が減圧作用を行っている状態を「通常減圧状態」と呼ぶ。
図3(b)では、横軸に1次圧を、縦軸に2次圧をそれぞれ取り、変圧減圧弁290の1次圧の変動に伴う2次圧の変動の様子を表している。図中に一点鎖線で示した等圧線は、1次圧と2次圧とが等しい状態を表す線である。例えば、1次圧がPIsのとき、変圧減圧弁290の減圧作用により2次圧はPOsとなる。1次圧が低下していくと、開弁方向の力の合計と閉弁方向の力の合計とのつり合いを保ちながら、2次圧も低下していく。図3(b)に示すように、1次圧が後述の開放1次圧PIkより大きいときは、変圧減圧弁290は通常減圧状態にある。変圧減圧弁290が通常減圧状態にあるとき、1次圧に対する2次圧の関係は、傾きが正の線形となっている。そして、1次圧に対する2次圧の比(以下「減圧比」と呼ぶ)は、主に、ピストン230の1次側受圧面積に対する2次側受圧面積の比(以下「受圧面積比」と呼ぶ)によって定まる。
1次圧の値が低下していくと、ある時点で1次圧と2次圧とが同じ大きさとなる。この状態は、1次圧の低下およびそれに従う2次圧の低下によってスプリング250の力が相対的に大きくなり、1次圧と2次圧とが同じ値であっても開弁方向の力の合計と閉弁方向の力の合計とがつり合っている状態である。このときの1次圧を「開放1次圧PIk」と呼ぶ。1次圧の値が開放1次圧PIk以下のときには、変圧減圧弁290のピストン230は、弁部流路面積が十分大きく、従って水素ガスの高圧室202から貫通流路233内への移動時の流路抵抗がほとんど無いような位置に移動する。そのため、変圧減圧弁290は減圧作用を行わず、1次圧と2次圧とがほぼ同じ値となる。変圧減圧弁290のこのような状態を「非減圧状態」と呼ぶ。なお、非減圧状態は、水素ガスが高圧室202から貫通流路233内へと移動するときに、最低限の圧力損失が発生している状態を含むものとする。
変圧減圧弁290の通常減圧状態における減圧比および開放1次圧PIkは、受圧面積比とスプリング250の力とを調整することによって、任意に設定可能である。例えば、受圧面積比を大きくすることによって、減圧比を大きくすることができる。また、スプリング250の力を大きくすることによって、開放1次圧PIkを大きくすることができる。
図4は、定圧減圧部の減圧作用について説明する説明図である。図4(a)には、定圧減圧部300の減圧作用のしくみを表しており、図4(b)には、定圧減圧部300の減圧作用の特性を表している。
図4(a)に示すように、定圧減圧部300において、ピストン330の先端部334の中心軸と、流入流路323の中心軸とは一致しており、ピストン330が流入流路323に近づくと、ピストン330の先端部334が流入流路323内に挿入されるような位置関係に設定されている。そのため、ピストン330の移動に応じて、水素ガスが流入流路323内から第1低圧室303内へと流入する流路面積(以下「弁部流路面積」と呼ぶ)は、増減し、それに伴って流路抵抗は増減する。
ピストン330が流入流路323に近づくに従い、弁部流路面積は減少し、流路抵抗は増加する。定圧減圧部300において、ピストン330が流入流路323に近づく方向(図4(a)の下方向)を「閉弁方向」と呼ぶ。ピストン330が流入流路323に接触する位置まで近づくと、流入流路323の第1低圧室303に面する開口(以下「流路口324」と呼ぶ)が先端部334によって閉鎖され、弁部流路面積はゼロとなり、流路抵抗は最大となる。このとき、流入流路323から第1低圧室303内への流体の移動は遮られる。
反対に、ピストン330が流入流路323から遠ざかるに従い、弁部流路面積は増加し、流路抵抗は減少する。定圧減圧部300において、ピストン330が流入流路323から遠ざかる方向(図4(a)の上方向)を「開弁方向」と呼ぶ。
定圧減圧部300のピストン330には、開弁方向の力として、流入流路323内の水素ガスの圧力(以下「1次圧」と呼ぶ)と、第1低圧室303内の水素ガスの圧力と、中間室301内の大気の圧力と、スプリング350の力とが作用する。一方、閉弁方向の力として、第2低圧室304内の水素ガスの圧力(以下「2次圧」と呼ぶ)が作用する。定圧減圧部300は、開弁方向の力の合計と閉弁方向の力の合計とが釣り合うように、ピストン330が移動しながら、減圧作用を行うことができる。なお、第1低圧室303から連通流路333を経た第2低圧室304までの流路抵抗は非常に小さいため、第1低圧室303の圧力は第2低圧室304の圧力(すなわち2次圧)と同じである。
ここで、定圧減圧部300では、ピストン330に作用する開弁方向の力は、スプリング350の力が支配的となっている。これは、ピストン330の流入流路323に面する受圧面および第1低圧室303に面する受圧面は非常に小さいため、流入流路323内の圧力および第1低圧室303内の圧力によりピストン330に作用する力は非常に小さいからである。また中間室301内の圧力は大気圧であるため、中間室301内の圧力によりピストン330に作用する力も非常に小さいからである。
従って、定圧減圧部300は、スプリング250の力と、2次圧(第2低圧室304内の圧力)とが釣り合うように、ピストン330が移動して弁部流路面積を増減させ(すなわち流路抵抗を増減させ)、減圧作用を行うこととなる。スプリング250の力は変動しないため、2次圧はほぼ変動しない所定の値となる。
図4(b)では、横軸に1次圧を、縦軸に2次圧をそれぞれ取り、定圧減圧部300の1次圧の変動に伴う2次圧の変動の様子を表している。1次圧がPItから低下していっても2次圧は、ほぼ変動のない所定の圧力POtとなる。定圧減圧部300の2次圧は、ピストン330の第2低圧室304に面する受圧面の面積と、スプリング350の力とを調整することによって、任意に設定可能である。
図5は、減圧システムの減圧特性を表す説明図である。図5では、横軸に水素タンク42内の圧力を、縦軸に減圧システム44の各減圧部の2次圧をそれぞれ取り、水素タンク42内の圧力の変動に伴う、各減圧部の2次圧の変動の様子を表している。ここで、減圧システム44の各減圧部とは、変圧減圧部200内の各変圧減圧弁290と定圧減圧部300とを意味している。図5において、V1は第1変圧減圧弁291を、V2は第2変圧減圧弁292を、V3は第3変圧減圧弁293を、V4は第4変圧減圧弁294を、Cは定圧減圧部300を、それぞれ表している。なお、第1変圧減圧弁291の1次圧は、水素タンク42内の圧力と等しいため、図5中に一点鎖線で示した等圧線によって表されることとなる。また、その他の各減圧部の1次圧は、当該減圧部の1つ上流側の減圧部の2次圧と等しい。従って、例えば、第2変圧減圧弁292の1次圧は、V1によって表されることとなる。
図5に示すように、減圧システム44内に流入する水素ガスの圧力は、各減圧部により順次減圧される。例えば、水素タンク42内の圧力が最大値PTmaxのとき、水素ガスの圧力は、第1変圧減圧弁291によってPO1に減圧され、以下同様に、第2変圧減圧弁292によってPO2に、第3変圧減圧弁293によってPO3に、第4変圧減圧弁294によってPO4に、定圧減圧部300によってPOcに、減圧される。
変圧減圧弁290の1次圧に対する2次圧の関係は、傾きが正の線形となっているため、水素タンク42内の圧力の低下に伴い、各変圧減圧弁290の2次圧は低下する。一方、定圧減圧部300の2次圧は、水素タンク42内の圧力が低下してもほぼ所定の値POcとなる。
水素タンク42内の圧力がPT1まで低下すると、第1変圧減圧弁291の1次圧は開放1次圧PIkに達し、第1変圧減圧弁291は非減圧状態となる。すなわち、第1変圧減圧弁291の開放1次圧PIkの値は、PT1に設定されている。水素タンク42内の圧力がPT1以下のとき、第1変圧減圧弁291は減圧作用を行わないため、減圧システム44内に流入した水素ガスは、そのままの圧力で第2変圧減圧弁292の高圧室202に流入することとなり、第2変圧減圧弁292およびそれより下流側の各減圧部において減圧される。
以降、同様に、水素タンク42内の圧力がPT2、PT3、PT4まで低下すると、それぞれ第2変圧減圧弁292、第3変圧減圧弁293、第4変圧減圧弁294は非減圧状態となる。すなわち、第2変圧減圧弁292、第3変圧減圧弁293、第4変圧減圧弁294の開放1次圧PIkの値は、それぞれPT2、PT3、PT4に設定されている。
このように、本実施例の減圧システム44では、各変圧減圧弁290は、1次圧の値が設定された開放1次圧PIk以下のときに、非減圧状態となる。そのため、各変圧減圧弁290が通常減圧状態で動作する1次圧の範囲は小さな範囲に限られる。例えば、図5に示すように、第1変圧減圧弁291が通常減圧状態で動作する範囲ΔPI1は、1次圧がPTmaxからPT1までの範囲であり、小さな範囲となっている。同様に、第2変圧減圧弁292、第3変圧減圧弁293および第4変圧減圧弁294が通常減圧状態で動作する範囲ΔPI2、ΔPI3およびΔPI4も、小さな範囲となっている。一般に、減圧動作を行う1次圧の範囲が小さいほど減圧精度は向上するため、本実施例の減圧システム44では、各変圧減圧弁290の精度を向上させることができ、従って変圧減圧部200全体の減圧精度も向上させることができる。また、各変圧減圧弁290が通常減圧状態で動作する1次圧の範囲は、低圧部分が除外された範囲となる。そのため、低圧時の流路抵抗の影響を低減することができ、各変圧減圧弁290の精度をさらに向上させることができると共に、水素の流通を確保して水素タンク42内の水素残量を低減することができる。
また、本実施例の減圧システム44では、各変圧減圧弁290の開放1次圧PIkが、上流側に近い変圧減圧弁290ほど高い値となるように、1次圧と2次圧との関係が設定されている。ここで、一般に、減圧装置に要求される耐圧性能が高いほど、1次圧の変動に対する応答性が悪くなるため、減圧精度は低下する。本実施例の減圧システム44では、最も耐圧性能の高い第1変圧減圧弁291から耐圧性能の高い順に、順次非減圧状態となる。すなわち、減圧精度のより低い変圧減圧弁290ほど、より早期に減圧作用を行わせなくすることができる。そのため、減圧精度をさらに向上させることができる。
また、本実施例の減圧システム44では、上述したように、各変圧減圧弁290の1次圧に対する2次圧の関係は、傾きが正の線形となっているため、図5に示すように、各変圧減圧弁290の1次圧の低下に伴い、2次圧は低下する。そのため、各変圧減圧弁290および定圧減圧部300における減圧量の格差を低減することができる。従って、各変圧減圧弁290および定圧減圧部300のシール部に作用する差圧を低減することができるため、水素の漏洩を抑制することができると共に、シール部の耐圧性能を低減し、圧力の変動に対する応答性を向上させて、減圧精度を向上させることができる。
また、本実施例の減圧システム44では、定圧減圧部300の2次圧は、水素タンク42内の圧力が低下してもほぼ所定の値POcとなるため、燃料電池スタック20に、所定の圧力の水素ガスを供給することができる。また、定圧減圧部300の上流側に変圧減圧弁290が設けられていることにより、定圧減圧部300への流入圧力の範囲を小さな範囲に限定することができ、定圧減圧部300の減圧精度を向上させることができる。また、定圧減圧部300のシール部に作用する差圧を低減することができ、水素の漏洩を抑制することができると共に、シール部の耐圧性能を低減し、圧力の変動に対する応答性を向上させて、減圧精度をさらに向上させることができる。
なお、本実施例の減圧システム44において、各変圧減圧弁290の減圧比(通常減圧状態における1次圧に対する2次圧の比)は、1/3以上1未満であることが好ましく、1/2以上1未満であることがさらに好ましい。なお、減圧比が大きいほど2次圧も大きくなる(すなわち減圧量が小さくなる)傾向にある。また、各変圧減圧弁290減圧比は、上流側の変圧減圧弁290ほど大きくなっていることが好ましく、そのためには、上流側の変圧減圧弁290ほど受圧面積比(ピストン230の1次側受圧面積に対する2次側受圧面積の比)が小さくなっていることが好ましい。このようにすれば、各変圧減圧弁290における減圧量の格差を低減して減圧精度の向上を図ることができる。
さらに、本実施例の減圧システム44において、水素タンク42内の圧力が最大の時、減圧システム44の各減圧部における減圧量(図5におけるΔP1max、ΔP2max、ΔP3max、ΔP4max、ΔPcmax)が、ほぼ同じ値(例えばその差が±20%以内)となっていることが好ましい。水素タンク42内の圧力が最大の時、減圧システム44の減圧量は最大となる。そのため、このときの各減圧部における減圧量がほぼ同じ値であれば、各減圧部における減圧量の最大値を低減することができる。このようにすれば、減圧精度をさらに向上させることができると共に、各減圧部の耐久性の向上を図ることが可能となる。なお、各減圧部における減圧量を同じ値とするには、下流側から数えてm(mは1以上の整数)番目の変圧減圧弁290の2次圧を、1次圧のm/(m+1)倍とすればよい。従って、例えば、下流側から数えてm(mは1以上の整数)番目の変圧減圧弁290の2次圧を、1次圧のm/(m+1)倍±20%の範囲内に納めることが好ましい。
また、本実施例の減圧システム44では、第4変圧減圧弁294を除く変圧減圧弁290の中間室201は、その1つ下流側の変圧減圧弁290の低圧室203と連通している。また、第4変圧減圧弁294の中間室201は、定圧減圧部300の第1低圧室303と連通している。このように、変圧減圧弁290の中間室201を減圧システム44の外部と連通するのではなく、内部の室と連通することにより、変圧減圧弁290内の水素ガスの外部への漏洩を抑制することができる。また、中間室201を外部と連通する場合と比較して、中間室201と高圧室202および低圧室203との差圧を低減することができ、Oリング等のシール部材に作用する差圧を低減することができる。さらに、中間室201内に空気が導入されず、水素と酸素とが近接しないため、変圧減圧弁290内における水素と酸素との反応の可能性を抑制することができる。
B.第2実施例:
図6は、第2実施例の減圧システムの構成を概略的に示す説明図である。図6には、減圧システム44aの縦断面を示している。図2に示した第1実施例との違いは、変圧減圧部200aの構成だけであり、その他の点は第1実施例と同じである。
第2実施例の減圧システム44aにおける変圧減圧部200aは、第1実施例と同様に、4つの変圧減圧弁290aとして機能する部分を有している。図6には、図示の便宜上、第3変圧減圧弁293aと第4変圧減圧弁294aとの2つの変圧減圧弁290aのみを示しているが、変圧減圧部200aは、第3変圧減圧弁293aの上流側に第2変圧減圧弁292aを、さらに上流側に第1変圧減圧弁291aを備えており、第1変圧減圧弁291aの高圧室202aは流入ポート217a(図示せず)によって外部と連通している。
第2実施例の変圧減圧弁290aは、高圧室202aと、第1低圧室204aと、第2低圧室205aと、中間室201aと、ピストン230aと、スプリング250aとを有している。ピストン230aは、高圧室202a側に、略円錐形状の先端部234aを有しており、ピストン230aが高圧室202a側に近づくと、先端部234aが略円筒形状の高圧室202a内に挿入されるような位置関係となっている。そのため、ピストン230aの摺動に応じて、水素ガスが高圧室202aから第1低圧室204a内へと流入する流路の断面積は増減し、従って流路抵抗は増減する。なお、第1低圧室204aと第2低圧室205aとは、ピストン230aに設けられた貫通流路233aによって連通している。また、第1低圧室204aと、1つ下流側の変圧減圧弁290aの高圧室202aとは、連通流路206aおよび連通口207aによって連通している。
そのため、第2実施例の変圧減圧弁290aでは、水素ガスの高圧室202aから第1低圧室204a内への移動時の流路抵抗を利用して、水素ガスを減圧している点が第1実施例と異なる。また、ピストン230aに作用する開弁方向の力として、高圧室202a内の圧力と、中間室201a内の圧力と、スプリング250aの力との他に、第1低圧室204a内の圧力も作用する点も第1実施例と異なる点である。その他の点は、第1実施例と同じであり、第2実施例の変圧減圧弁290aにおいても、開弁方向の力の合計と閉弁方向の力の合計とが釣り合うように、ピストン230aが移動して弁部流路面積を増減させ(すなわち流路抵抗を増減させ)、減圧作用を行っている。また、各減圧部の減圧特性は、図5に示した第1実施例と同じである。従って、第2実施例の減圧システム44aでも、第1実施例の減圧システム44と同様に、減圧精度の向上を図ることができる。
C.第3実施例:
図7は、第3実施例の減圧システムの構成を概略的に示す説明図である。図7には、減圧システム44bの縦断面を示している。図2に示した第1実施例との違いは、変圧減圧部200bの構成だけであり、その他の点は第1実施例と同じである。
第3実施例の変圧減圧部200bでは、第1実施例におけるある変圧減圧弁290の低圧室203と、その1つ下流側の変圧減圧弁290の高圧室202とを同一の空間として形成している点が異なっている。すなわち、例えば、第1変圧減圧弁291bと第2変圧減圧弁292bとの間に形成された中圧室280bは、第1変圧減圧弁291bにとっての低圧室として、かつ第2変圧減圧弁292bにとっての高圧室として機能している。
第3実施例の変圧減圧部200bでは、上記のような構成とするために、ピストン230bが同一の中心軸に沿って多段に設置されている。また、ピストン230bは下流側に略円錐形状の先端部237bを有しており、隣接するピストン230b同士が近づくと、先端部237bがピストン230bの貫通流路233b内に挿入されるような位置関係となっている。そのため、ピストン230bの相対的な移動に応じて、水素ガスが高圧室202bまたは中圧室280bから貫通流路233b内へと流入する流路の断面積は増減し、従って流路抵抗は増減する。なお、スプリング250bは、高圧室202b内または中圧室280b内に設置されている。
第3実施例の変圧減圧部200bにおいても、各変圧減圧弁290bの開弁方向の力の合計と閉弁方向の力の合計とが釣り合うように、各ピストン230bが相対的に移動して弁部流路面積を増減させ(すなわち流路抵抗を増減させ)、減圧作用を行っている。また、各減圧部の減圧特性は、図5に示した第1実施例と同じである。従って、第3実施例の減圧システム44bでも、第1実施例の減圧システム44と同様に、減圧精度の向上を図ることができる。
さらに、第3実施例の減圧システム44bでは、部品点数の削減や、装置の小型化、構造の単純化を図ることができる。
また、第3実施例の減圧システム44bでは、各変圧減圧弁290bのピストン230bの大径ピストン部232bの径は、1つ下流側の変圧減圧弁290bのピストン230bの小径ピストン部231bの径と略同一となっている。そのため、ハウジング210bの構造の単純化を図ることができる。
また、第3実施例の減圧システム44bでは、中間室201bと1つ下流側の低圧室203b(中圧室280b)とを、ピストン230b内部に設けられた中間流路238bによって連通している。これにより、ハウジング210bの構造のさらなる単純化を図ることができると共に、装置の小型化を図ることができる。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
本実施例では、減圧システム44を変圧減圧部200と定圧減圧部300とを直列に接続して構成しているが、減圧システム44を他の構成とすることも可能である。例えば、減圧システム44を変圧減圧部200単独で構成することも可能である。
また、本実施例では、減圧システム44の変圧減圧部200は、4つの変圧減圧弁290として機能する部分を有するとしているが、その数は任意に設定することが可能である。また、減圧システム44を単独の変圧減圧弁290として構成することも可能である。
さらに、各実施例の変圧減圧弁290および定圧減圧部300の構成はあくまで一例であり、変圧減圧弁290および定圧減圧部300を他の構成とすることも可能である。
D2.変形例2:
上記実施例では、減圧システムが車両用の燃料電池システムに用いられている例を用いて説明したが、本発明は、圧力の変動する流路内の流体を減圧可能な減圧システムであれば、定置式の燃料電池システムなどの他の燃料電池システムや、燃料電池システム以外に用いられる減圧システムにも適用することが可能である。
D3.変形例3:
上記実施例では、ピストン230を開弁方向に付勢するためにスプリング250を用いているが、ピストン230を開弁方向に付勢するために、例えば、ゴム等の他の弾性体を用いてもよい。また、第1実施例および第2実施例では、スプリング250は中間室201内に設置されているが、スプリング250は他の場所に設置することも可能である。
D4.変形例4:
上記実施例における減圧システムの特性を表す説明図は、あくまで一例であり、減圧システムを他の特性とすることも可能である。
本発明の第1実施例の減圧システムを備えた車両用の燃料電池システムの構成を概略的に示す説明図。 第1実施例の減圧システムの構成を概略的に示す説明図。 変圧減圧弁の減圧作用について説明する説明図。 定圧減圧部の減圧作用について説明する説明図。 減圧システムの減圧特性を表す説明図。 第2実施例の減圧システムの構成を概略的に示す説明図。 第3実施例の減圧システムの構成を概略的に示す説明図。
符号の説明
10...燃料電池システム
20...燃料電池スタック
30...エアライン
32...フィルタ
34...コンプレッサ
36...加湿器
38...配管
40...燃料ライン
42...水素タンク
44...減圧システム
46...シャットバルブ
48...配管
50...水素循環ポンプ
60...インバータ
70...走行モータ
80...DC/DCコンバータ
90...蓄電池
200...変圧減圧部
201...中間室
202...高圧室
203...低圧室
204a...第1低圧室
205a...第2低圧室
206a...連通流路
207a...連通口
208...連通流路
209...中間流路
210...ハウジング
211...凹部
212...小径凹部
213...大径凹部
215...穴部
216...開口部
217...流入ポート
220...弁部
221...胴体部
222...先端部
230...ピストン
231...小径ピストン部
232...大径ピストン部
233...貫通流路
234a...先端部
237b...先端部
238b...中間流路
240...蓋部
241...テーパー部
250...スプリング
280b...中圧室
290...変圧減圧弁
291...第1変圧減圧弁
292...第2変圧減圧弁
293...第3変圧減圧弁
294...第4変圧減圧弁
300...定圧減圧部
301...中間室
303...第1低圧室
304...第2低圧室
309...中間流路
310...ハウジング
311...凹部
312...小径凹部
313...大径凹部
314...スプリング収納部
316...開口部
317...流出ポート
320...弁部
321...胴体部
322...先端部
323...流入流路
330...ピストン
331...小径ピストン部
332...大径ピストン部
333...連通流路
334...先端部
340...蓋部
341...テーパー部
350...スプリング
410...締結ボルト
420...中継部材
430...中間流路

Claims (11)

  1. 圧力の変動する流路内の流体を減圧可能な減圧装置であって、
    前記減圧装置は、前記減圧装置に流入する前記流体の圧力が所定の開放圧力より大きいときに前記流体を減圧して前記減圧装置から流出させる通常減圧状態と、前記減圧装置に流入する前記流体の圧力が前記所定の開放圧力以下のときに前記流体を減圧せずに前記減圧装置から流出させる非減圧状態と、の2つの状態を有する、減圧装置。
  2. 請求項1記載の減圧装置であって、
    前記減圧装置は、前記通常減圧状態において、前記流体の前記減圧装置への流入圧力に対する前記減圧装置からの流出圧力の関係が、傾きが正の線形となるように構成されている、減圧装置。
  3. 請求項2記載の減圧装置であって、
    前記減圧装置は、前記通常減圧状態において、前記流体の前記減圧装置からの流出時の圧力が、前記減圧装置への流入時の圧力の1/3倍以上1倍未満となるように構成されている、減圧装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の減圧装置であって、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内の上流側に形成された高圧室と、
    前記ハウジング内の下流側に形成された低圧室と、
    前記ハウジング内の前記高圧室と前記低圧室とにわたって摺動可能に収納されたピストンであって、前記高圧室内の前記流体の圧力を受ける第1の受圧面と、前記低圧室内の前記流体の圧力を受ける受圧面であって前記第1の受圧面より面積の大きい第2の受圧面と、前記高圧室内の前記流体を前記低圧室へと導く貫通流路と、を有するピストンと、
    前記ピストンの摺動に応じて、前記高圧室から前記低圧室への流路抵抗を増減する弁部と、
    前記流路抵抗が減少する方向に前記ピストンを付勢する弾性体と、を備え、
    前記通常減圧状態は、前記流路抵抗が増加して前記流体が減圧される状態であり、
    前記非減圧状態は、前記流路抵抗が減少して前記流体が減圧されない状態である、減圧装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の減圧装置をn個(nは2以上の整数)直列に接続することにより構成された減圧システムであって、
    各減圧装置は、前記所定の開放圧力がそれぞれ異なる値となるように、流入圧力と流出圧力との関係が設定されている、減圧システム。
  6. 請求項5記載の減圧システムであって、
    各減圧装置は、前記所定の開放圧力が、前記流路の上流側に近い前記減圧装置ほど高い値となるように、流入圧力と流出圧力との関係が設定されている、減圧システム。
  7. 請求項6記載の減圧システムであって、
    前記n個の減圧装置の内、前記流路の下流側から数えてm番目(mは1以上n以下の整数)の前記減圧装置は、前記流体の前記減圧システムへの流入時の圧力が最大のときに、前記流体の前記減圧装置からの流出時の圧力が、前記減圧装置への流入時の圧力の概ねm/(m+1)倍となるように構成されている、減圧システム。
  8. 請求項5ないし請求項7記載の減圧システムであって、さらに、
    前記n個の減圧装置よりも前記流路の下流側に配置された第2の減圧装置を備え、
    前記第2の減圧装置は、前記第2の減圧装置に流入する前記流体を、概ね所定の圧力に減圧して流出させるように構成されている、減圧システム。
  9. 請求項4記載の減圧装置をn個(nは2以上の整数)直列に接続することにより構成された減圧システムであって、
    前記第1の受圧面の面積に対する前記第2の受圧面の面積の比は、前記流路の上流側に近い前記減圧装置ほど小さい、減圧システム。
  10. 請求項4記載の減圧装置をn個(nは2以上の整数)直列に接続することにより構成された減圧システムであって、
    各減圧装置は、さらに、前記高圧室および前記低圧室から隔離された空間であって、前記ハウジングの内側壁と前記ピストンの側壁との間に形成された中間室を備え、
    前記中間室は、前記減圧装置よりも下流側に配置されている他の前記減圧装置の前記低圧室と連通している、減圧システム。
  11. 請求項4記載の減圧装置をn個(nは2以上の整数)直列に接続することにより構成された減圧システムであって、
    前記減圧装置の前記低圧室は、前記減圧装置の1つ下流側に配置されている他の前記減圧装置の前記高圧室と同一の空間として形成されている、減圧システム。
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