JP2006003558A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像品質評価用画像を視認しやすくすることで画像品質の良否を簡単に判断することができる画像形成装置および画像形成方法を提供する。
【解決手段】 シートSの一方面Saに、ベタ画像テストパターンTPaを形成する。シート搬送方向においてテストパターンTPaのうち画像部I2の前方には、該画像部I2を形成する周回よりも1周前の周回で現像ローラに担持されたトナーを用いたヘッダ画像部Iaを形成する。トナー残量が少ないとき、ヘッダ画像部Iaを形成した次の現像ローラの周回で形成された画像部I2は、ヘッダ画像部が設けられていない画像部I1よりも濃度が低下する。シートSの反対面Sbにも同様のテストパターンTPbを形成するので、両画像部の濃度差が強調されて見える。
【選択図】 図7
【解決手段】 シートSの一方面Saに、ベタ画像テストパターンTPaを形成する。シート搬送方向においてテストパターンTPaのうち画像部I2の前方には、該画像部I2を形成する周回よりも1周前の周回で現像ローラに担持されたトナーを用いたヘッダ画像部Iaを形成する。トナー残量が少ないとき、ヘッダ画像部Iaを形成した次の現像ローラの周回で形成された画像部I2は、ヘッダ画像部が設けられていない画像部I1よりも濃度が低下する。シートSの反対面Sbにも同様のテストパターンTPbを形成するので、両画像部の濃度差が強調されて見える。
【選択図】 図7
Description
この発明は、トナーを使用して画像を形成する画像形成装置において、画像品質を評価するための画像を形成する技術に関するものである。
プリンタ、複写機およびファクシミリ装置などトナーを使用して画像を形成する画像形成装置では、装置を使用するにつれて、例えば装置の劣化やトナーの残量低下など装置の状態変化に起因する画像品質の劣化が発生する。このような場合に直ちに画像の形成を禁止すればさらなる画像品質の劣化は防止される。しかし、画像品質が多少劣化した状態であっても、ユーザは引き続き画像形成を行いたい場合もある。このような要求に応えるため、例えば、特許文献1に記載の印刷装置では、トナー残量が第1所定値を下回ったときには、印刷物がかすれる可能性がある旨のメッセージを表示することでユーザに対し警告を行いつつ、少なくとも現在処理途中の印刷ジョブデータについては、ユーザの操作に応じて印刷物として出力できるようにしている。こうしてユーザの上記要求に応えることを可能とし、ユーザにとっての利便性を高めることができる。
画像品質の劣化がどの程度まで許容されるかは、ユーザの意向により、また画像の種類により異なる。したがって、最終的にはユーザが画像品質の良否を判断することができるのが望ましい。これを可能とするために、例えば、画像品質評価用の適宜のテストパターンを紙などの記録材上に形成し出力することが考えられる。しかしながら、専門的知識を持たない一般ユーザにとっては、目視による画像品質の評価作業は必ずしも容易でない。そこで、画像品質評価用として出力される画像のパターンを工夫することで、専門的知識を持たなくても簡単に画像品質の良否を評価できるような技術を確立することが望まれるが、このような技術についてはこれまで十分に検討されていなかった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、画像品質評価用画像を視認しやすくすることで画像品質の良否を簡単に判断することができる画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
この発明は、記録材の両面に画像を形成可能な画像形成装置において、上記目的を達成するため、トナーを貯留するトナー貯留手段と、前記トナー貯留手段から供給されたトナーを担持しながら所定の方向に周回移動することによって該トナーを搬送するトナー担持手段と、前記トナー担持手段に担持されたトナーを用いて前記記録材上に画像を形成する像形成手段とを備え、前記像形成手段は、画質を評価するための画質評価用画像を必要に応じて前記記録材に形成し、該画質評価用画像は、前記記録材の一方主面に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費されていない第1領域に担持されたトナーを使用して形成される第1画像部と、前記記録材の前記一方主面に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費された第2領域に担持されたトナーを使用して形成される第2画像部と、前記記録材の他方主面の前記第1画像部に対応する位置に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費されていない第3領域に担持されたトナーを使用して形成される第3画像部と、前記記録材の前記他方主面の前記第2画像部に対応する位置に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費された第4領域に担持されたトナーを使用して形成される第4画像部とを有することを特徴としている。
なお、この発明において、「第1画像部に対応する位置」とは、記録材を他方主面側から透かして見たときに第1画像部と重なり合うような他方主面上の位置のことである。同様に、「第2画像部に対応する位置」とは、記録材を他方主面側から透かして見たときに第2画像部と重なり合うような他方主面上の位置のことである。
このように構成された発明では、画像品質、特に、装置に貯留されたトナーの残量低下に伴って生じる画質劣化の程度をユーザが簡単に評価することができる。その理由について以下説明する。上記構成を有する画像形成装置では、トナー貯留手段からトナー担持手段に供給されたトナーは、トナー担持手段の周回に伴って下流側へ搬送され、画像形成に使用される。そして、画像形成によりトナーが消費されたトナー担持手段の表面には新たにトナーが供給されて、新たな画像形成に供される。しかし、トナー残量が少なくなると安定したトナー供給がなされなくなる。このため、画像形成のためにトナー担持手段表面のある領域のトナーが消費された後、次の周回で、同じ領域に担持されたトナーを用いて形成される画像においては、トナー供給の不安定さに起因するかすれや濃度ムラなどの画像欠陥が発生する可能性が高い。
このことから、画像欠陥を確実に発見するためには、トナー担持手段の表面領域のうち先の周回で画像形成によりトナーを消費され新たにトナーを供給された領域に担持されたトナーを用いて形成された画像、すなわち本発明にいう「第2画像部」に基づいて画質の評価を行うことが望ましい。また、先の周回でトナーを消費されなかった領域に担持されたトナーを用いて形成された画像、すなわち本発明にいう「第1画像部」を上記画像と併せて形成すれば、両画像の濃度の違いから画像欠陥の有無を評価することができる。すなわち、両画像に濃度差がなければ、トナー残量低下による画質劣化はないものと判断することができる。一方、濃度差がある場合には、トナー残量低下による画質劣化が目に見えるレベルに至っていることがわかる。
ただし、両画像の濃度差が小さければ、専門的知識を持たない一般ユーザにはその濃度差が見逃されてしまう可能性もある。そこで、記録材の反対面にもこのような画像(第3画像部および第4画像部)を形成し、しかも、これらの各画像部を、先の周回でトナーを消費されなかった領域に担持されたトナーを用いて形成された画像部どうし(すなわち第1画像部と第3画像部)、および、先の周回でトナーを消費された領域に担持されたトナーを用いて形成された画像部どうし(すなわち第2画像部と第4画像部)を記録材の表裏で互いに重なるような位置に配置する。こうすることによって、その濃度差が強調されることとなり、一般ユーザでも画質の評価を簡単に行うことが可能となる。
また、この発明は、トナーを担持しながら所定の方向に周回移動することによって該トナーを搬送するトナー担持手段を備え、記録材の両面に画像を形成可能な画像形成装置において、画質を評価するための画質評価用画像を前記記録材に形成する画像形成方法であって、上記目的を達成するため、前記記録材の一方主面に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費されていない第1領域に担持されたトナーを使用して第1画像部を形成するとともに、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費された第2領域に担持されたトナーを使用して第2画像部を形成する工程と、前記記録材の他方主面の前記第1画像部に対応する位置に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費されていない第3領域に担持されたトナーを使用して第3画像部を形成するとともに、前記記録材の前記他方主面の前記第2画像部に対応する位置に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費された第4領域に担持されたトナーを使用して第4画像部を形成する工程とを有することを特徴としている。
このように構成された発明においても、上記した画像形成装置と同様に、先の周回でトナーを消費されなかった領域に担持されたトナーを用いて形成された画像部どうし(第1画像部と第3画像部)、および、先の周回でトナーを消費された領域に担持されたトナーを用いて形成された画像部どうし(第2画像部と第4画像部)が記録材の表裏で互いに重なるような位置に形成されるので、こうして形成された画質評価用画像を見てユーザは画質の評価を簡単に行うことができる。
特に、前記画質評価用画像が、前記第1画像部と前記第2画像部との間で、および、前記第3画像部と前記第4画像部との間で、それぞれ互いに接するように形成された場合にはその効果が顕著である。というのは、記録材の各面において2つの画像部が接していれば、両者の濃度差を容易に視認することができるからである。
なお、上記したように、本発明は、特にトナー残量が少なくなったときに、それに起因する画像品質の劣化の程度を評価する際に好適に用いることができる。すなわち、このような画質確認用画像については、前記トナー貯留手段内のトナー残量が所定の基準値以下であるときに、必要に応じて形成されるのが好ましい。
また、互いに異なる複数のトナー色のトナーが装置に貯留されている場合には、前記第1ないし第4画像部が、いずれも同じトナー色で形成されるのが望ましい。すなわち、複数のトナー色のうち、画質評価の対象とすべきトナー色について、当該トナー色で前記第1ないし第4画像部を形成することによって、当該トナー色における画質評価を行うことができる。なお、複数のトナー色について画質の評価を行うために、各トナー色ごとにそれぞれ前記第1ないし第4画像部を形成するようにしてもよい。
図1はこの発明にかかる画像形成装置の一実施形態を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この装置は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナー(現像剤)を重ね合わせてフルカラー画像を形成したり、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成する画像形成装置である。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号がメインコントローラ11に与えられると、このメインコントローラ11からの指令に応じてエンジンコントローラ10に設けられたCPU101がエンジン部EG各部を制御して所定の画像形成動作を実行し、シートSに画像信号に対応する画像を形成する。
このエンジン部EGでは、感光体22が図1の矢印方向D1に回転自在に設けられている。また、この感光体22の周りにその回転方向D1に沿って、帯電ユニット23、ロータリー現像ユニット4およびクリーニング部25がそれぞれ配置されている。帯電ユニット23は所定の帯電バイアスを印加されており、感光体22の外周面を所定の表面電位に均一に帯電させる。クリーニング部25は一次転写後に感光体22の表面に残留付着したトナーを除去し、内部に設けられた廃トナータンクに回収する。これらの感光体22、帯電ユニット23およびクリーニング部25は一体的に感光体カートリッジ2を構成しており、この感光体カートリッジ2は一体として装置本体に対し着脱自在となっている。
そして、この帯電ユニット23によって帯電された感光体22の外周面に向けて露光ユニット6から光ビームLが照射される。この露光ユニット6は、外部装置から与えられた画像信号に応じて光ビームLを感光体22上に露光して画像信号に対応する静電潜像を形成する。
こうして形成された静電潜像は現像ユニット4によってトナー現像される。すなわち、この実施形態では、現像ユニット4は、図1紙面に直交する回転軸中心に回転自在に設けられた支持フレーム40、支持フレーム40に対して着脱自在のカートリッジとして構成されてそれぞれの色のトナーを内蔵するイエロー用の現像器4Y、シアン用の現像器4C、マゼンタ用の現像器4M、およびブラック用の現像器4Kを備えている。この現像ユニット4は、エンジンコントローラ10により制御されている。そして、このエンジンコントローラ10からの制御指令に基づいて、現像ユニット4が回転駆動されるとともにこれらの現像器4Y、4C、4M、4Kが選択的に感光体22と当接してまたは所定のギャップを隔てて対向する所定位置に位置決めされると、当該現像器に設けられて選択された色のトナーを担持する現像ローラ44が感光体22に対し対向配置され、その対向位置において現像ローラ44から感光体22の表面にトナーを付与する。これによって、感光体22上の静電潜像が選択トナー色で顕像化される。
図3は現像器の構造を示す断面図である。各現像器4Y、4C、4M、4Kはいずれも同一構造を有している。したがって、ここでは、現像器4Kの構成について図3を参照しながらさらに詳しく説明するが、その他の現像器4Y、4C、4Mについてもその構造および機能は同じである。この現像器4Kでは、その内部にトナーTを収容するハウジング41に供給ローラ43および現像ローラ44が軸着されており、当該現像器4Kが上記所定位置に位置決めされると、現像ローラ44が感光体2と当接してまたは所定のギャップを隔てて対向位置決めされるとともに、これらのローラ43、44が本体側に設けられた回転駆動部(図示省略)と係合されて所定の方向に回転する。この現像ローラ44は、銅、アルミニウム、ステンレス等の金属または合金により円筒状に形成されている。そして、2つのローラ43、44が接触しながら回転することでトナーが現像ローラ44の表面に擦り付けられて所定厚みのトナー層が現像ローラ44表面に形成される。
また、この現像器4Kでは、現像ローラ44の表面に形成されるトナー層の厚みを所定厚みに規制するための規制ブレード45が配置されている。この規制ブレード45は、ステンレスやリン青銅などの板状部材451と、板状部材451の先端部に取り付けられたゴムや樹脂部材などの弾性部材452とで構成されている。この板状部材451の後端部はハウジング41に固着されており、図3の矢印に示す現像ローラ44の回転方向において、板状部材451の先端部に取り付けられた弾性部材452が板状部材451の後端部よりも上流側に位置するように配設されている。そして、その弾性部材452が現像ローラ44表面に弾性的に当接して現像ローラ44の表面に形成されるトナー層を最終的に所定の厚みに規制する。
このようにして現像ローラ44の表面に形成されたトナー層は、現像ローラ44の回転によって順次、その表面に静電潜像が形成されている感光体2との対向位置に搬送される。そして、エンジンコントローラ10からの現像バイアスが現像ローラ44に印加されると、現像ローラ44上に担持されたトナーは、感光体2の表面各部にその表面電位に応じて部分的に付着し、こうして感光体2上の静電潜像が当該トナー色のトナー像として顕像化される。
上記のようにして現像ユニット4で現像されたトナー像は、一次転写領域TR1で転写ユニット7の中間転写ベルト71上に一次転写される。転写ユニット7は、複数のローラ72〜75に掛け渡された中間転写ベルト71と、ローラ73を回転駆動することで中間転写ベルト71を所定の回転方向D2に回転させる駆動部(図示省略)とを備えている。そして、カラー画像をシートSに転写する場合には、感光体22上に形成される各色のトナー像を中間転写ベルト71上に重ね合わせてカラー画像を形成するとともに、カセット8から1枚ずつ取り出され搬送経路Fに沿って二次転写領域TR2まで搬送されてくるシートS上にカラー画像を二次転写する。
このとき、中間転写ベルト71上の画像をシートS上の所定位置に正しく転写するため、二次転写領域TR2にシートSを送り込むタイミングが管理されている。具体的には、搬送経路F上において二次転写領域TR2の手前側にゲートローラ81が設けられており、中間転写ベルト71の周回移動のタイミングに合わせてゲートローラ81が回転することにより、シートSが所定のタイミングで二次転写領域TR2に送り込まれる。
また、こうしてカラー画像が形成されたシートSは定着ユニット9によりトナー像を定着され、排出前ローラ82および排出ローラ83を経由して装置本体の上面部に設けられた排出トレイ部89に搬送される。また、シートSの両面に画像を形成する場合には、上記のようにして片面に画像を形成されたシートSの後端部が排出前ローラ82後方の反転位置PRまで搬送されてきた時点で排出ローラ83の回転方向を反転し、これによりシートSは反転搬送経路FRに沿って矢印D3方向に搬送される。そして、ゲートローラ81の手前で再び搬送経路Fに乗せられるが、このとき、二次転写領域TR2において中間転写ベルト71と当接し画像を転写されるシートSの面は、先に画像が転写された面とは反対の面である。このようにして、シートSの両面に画像を形成することができる。
また、ローラ75の近傍には、クリーナ76が配置されている。このクリーナ76は図示を省略する電磁クラッチによってローラ75に対して近接・離間移動可能となっている。そして、ローラ75側に移動した状態でクリーナ76のブレードがローラ75に掛け渡された中間転写ベルト71の表面に当接し、二次転写後に中間転写ベルト71の外周面に残留付着しているトナーを除去する。
また、この装置1では、図2に示すように、メインコントローラ11のCPU111により制御される表示部12を備えている。この表示部12は、例えば液晶ディスプレイにより構成され、CPU111からの制御指令に応じて、ユーザへの操作案内や画像形成動作の進行状況、さらに装置の異常発生やいずれかのユニットの交換時期などを知らせるための所定のメッセージを表示する。
なお、図2において、符号113はホストコンピュータなどの外部装置よりインターフェース112を介して与えられた画像を記憶するためにメインコントローラ11に設けられた画像メモリである。また、符号106はCPU101が実行する演算プログラムやエンジン部EGを制御するための制御データなどを記憶するためのROM、また符号107はCPU101における演算結果やその他のデータを一時的に記憶するRAMである。
さらに、符号200はトナー消費量を求めるためのトナーカウンタである。このトナーカウンタ200は、画像形成動作の実行に伴って消費されるトナーの量を各トナー色毎に計算し記憶する。トナー消費量の計算方法は任意であり種々の公知技術を適用することができる。例えば、外部装置から入力された画像信号を解析して各トナー色ごとのトナードットの形成個数をカウントし、そのカウント値からトナー消費量を計算することができる。
そして、CPU101は、トナーカウンタ200により求められた各色ごとのトナー消費量を各現像器4Y等に貯留されたトナー量の初期値から減算することにより、各時点における現像器内のトナー残量を把握する。そして、必要に応じて、各色ごとのトナー残量やトナー切れの発生などをユーザに知らせるためのメッセージを表示部12に表示させる。
具体的には、いずれかの現像器におけるトナー残量が所定の基準値以下となった場合には、当該トナー色について現像器を交換すべき時期が近づいていることを示すメッセージを表示(以下、「ニアエンド表示」という)する。この場合の基準値は、トナー残量がこの基準値にまで低下した状態で画像形成を行っても所定の画像品質が維持されるような値に設定される。ニアエンド表示を行うことにより、トナー切れによる著しい画質劣化が生じる前に新たな現像器を用意するための時間的余裕がユーザに与えられる。
トナー残量がさらに低下し画像品質の劣化が大きいと想定されるレベルに達すると、CPU101は、当該現像器の交換を促すメッセージを表示し(以下、「エンド表示」という)、以後の画像形成動作を禁止する。こうすることで、画像品質の著しく劣る画像が形成されるのを防止する。ただし、トナーをできるだけ使い切りたいユーザや、画質の劣化を許容して画像を形成したいユーザの要求に応えるため、ユーザの操作によってこの禁止を解除することができるようにしてもよい。
ニアエンド表示がなされてからエンド表示がなされるまでの間は、トナー残量の低下に伴い画像の品質劣化を生じる可能性が次第に高くなる。このような画質劣化がどの程度まで許容されるかは、ユーザの要望によって、また形成する画像の種類によって異なる。したがって、どのタイミングで現像器を交換すべきかについてトナー残量から一義的に求めることは困難である。そこで、この実施形態では、ニアエンド表示がなされて以降、ユーザからの要求があった場合には、所定パターンの画像を含むステータスシートを出力し、ユーザに画質の確認を行わせる。
ここで、この実施形態においてステータスシートに形成される画像パターンについて説明する。この実施形態では、トナー残量の低下に起因して生じる画像品質の劣化をユーザが容易に視認することができるように、1枚のステータスシートの中に、現像ローラ44の表面のうち先の周回で画像形成のためにトナーが消費された領域に担持されたトナーを使用して形成される画像部と、現像ローラ44の表面のうち先の周回で画像形成のためにトナーが消費されなかった領域に担持されたトナーを使用して形成される画像部とを含ませるようにしている。このようにする理由について以下に詳述する。
図4は現像ローラの表面状態を示す模式図である。まず、現像器内に十分なトナー残量がある場合を考える。この場合、図4(a)に示すように、現像器に設けられた供給ローラ43と現像ローラ44とが対向配置されたトナー供給位置SPの周辺には多量のトナー粒子Tが存在する。供給位置SPにおいて現像ローラ44表面に擦り付けられたトナーは、現像ローラ44の回転に伴って感光体22と対向する現像位置DPまで搬送される。現像位置DPでは、一部のトナーが感光体22に移動することによって感光体22上の静電潜像を顕像化する。この結果、現像ローラ44の回転方向において現像位置DPよりも下流側では、現像ローラ44表面のトナー密度は一時的に現像位置DPの上流側よりも低くなっている。しかしながら、現像ローラ44がさらに回転することで、その表面には供給位置SPにおいて新たなトナーTが供給される。このため、供給位置SPから現像位置DPまで搬送されるトナーの量は安定しており、その結果、形成される画像の濃度も安定したものとなる。
次に、現像器内のトナー残量が少なくなった場合について検討する。画像形成動作が開始され、現像ローラ44の周回が始まってから実際に表面のトナーが画像形成に使用されるまでに、現像ローラ44は少なくとも数回の周回を重ねている。この間に、残り少なくなった現像器内のトナーが現像ローラ44の表面に掻き集められるため、図4(b)に示すように、現像ローラ44の表面にはある程度の量のトナーが担持されている。したがって、この時点で現像ローラ44表面に担持されたトナーを使用して形成される画像については、本来の濃度またはそれに近い濃度を得ることが可能である。
しかしながら、現像位置DPにおいてトナーが消費されてしまうと、供給位置SPにおいて新たに供給されるトナーの量は少なくなっているため、図4(c)に示すように、現像ローラ44の次の周回では現像位置DPに搬送されるトナーの量が少なくなってしまう。また、現像ローラ44におけるトナー搬送量が低下すると、供給ローラ43および規制ブレード45との擦過によるトナーの帯電量が増加する。これらに起因して、この周回では、画像を形成するために現像ローラ44から感光体22へ移動するトナーの量が少なくなり、画像濃度の低下やかすれ、濃度ムラなどの画像欠陥を生じやすくなる。
つまり、現像ローラ44の周回の2周分にわたって画像形成を行った場合、その1周目では比較的高い画像濃度が得られるのに対し、その2周目では画像濃度の低下やかすれなどの画像欠陥が生じやすい。このことから、実際の画像形成動作によって画像欠陥を生じるか否かについては、上記した現像ローラ44の2周目に形成される画像の品質に基づいて判断されるのが望ましい。言い換えれば、画質評価のためにステータスシートに形成する画像パターン(テストパターン)としては、上記した現像ローラ44の2周目に形成される画像を含むものであることが望ましい。
図5はテストパターンの濃度差を説明するための原理図である。また、図6はトナー搬送量およびテストパターンの濃度を示す図である。トナー残量が少ない状態で、現像ローラ44を図5の矢印方向に回転させながらその表面の一部領域441に担持されたトナーを用いて画像形成を行った場合を考える。このとき感光体22上に最初に形成される画像パターンP1は、それ以前に現像ローラ44表面に担持されていたトナーにより顕像化されるので十分な画像濃度を有している。一方、現像ローラ44の次の周回で同じ表面領域441に担持されたトナーにより顕像化される画像パターンP2は、先の周回で該領域に担持されたトナーが画像パターンP1を形成するのに消費され、しかも新たに供給されるトナーの量が少ないため画像パターンP1よりも低濃度となる。また、画像パターンP1およびP2の形成開始位置は、互いに現像ローラ44の周長に相当する長さLdを隔てている。ここで、「周長に相当する長さ」とは、現像ローラ44が1周する間に感光体22表面が移動する長さである。現像ローラ44および感光体22の表面の移動速度(周速)が同じであれば、この長さLdは現像ローラ44の周長と一致する。一方、それぞれの周速が異なる場合には、感光体22の周速に対する現像ローラ44の周速の比(周速比)に現像ローラ44の周長を乗じた長さがこの長さLdとなる。
これら2つの画像パターンP1およびP2を共に含む画像をステータスシートに形成すれば、両パターンの濃度差が視認しうるレベルであるか否かによって容易に画質の評価を行うことができる。特に、両画像パターンを互いに接するように配置すれば、その境界部分における濃度差を知覚できるか否かによる画質の判断が可能となる。すなわち、両パターンの間に濃度差が知覚できなければ、現像ローラ44を複数回周回させながら連続的に形成される画像における濃度ムラは目立たないと期待される。一方、両パターンの間に濃度差が知覚される場合には、連続的に形成される画像において濃度ムラが生じることが予想される。
図7はステータスシートにおけるテストパターンの配置を示す図である。この実施形態では、ステータスシートとなるシートSの一方面Saに、2つの画像部I1およびI2からなるテストパターンTPaを形成する。これら2つの画像部I1およびI2は同じ画像パターン、例えばベタ画像パターンからなる。すなわち、このテストパターンTPaは、2つの画像部I1およびI2を合わせた面積を有し本来一様な画像濃度となるべきベタ画像である。また、テストパターンTPaの形成に先立って、ヘッダ画像部Iaが形成される。このヘッダ画像部Iaは画像部I2とほぼ同じまたはこれより幾分大きなサイズを有し、画像部I2に対して、シート搬送方向において前方に長さLdだけずれた位置に形成される。このため、画像部I2およびIaは、先に述べた画像パターンP1とP2との間の関係と同様に(図5および図6参照)、現像ローラ44表面のうちのほぼ同じ領域に担持されたトナーにより顕像化されることとなる。
このように、テストパターンTPaのうち画像部I2は、周回する現像ローラ44表面のうち、直前の周回でヘッダ画像部Iaを形成するためにトナーが使用され、現像器内で新たにトナーを供給された領域に担持されたトナーを用いて形成される。したがって、先に説明したように、現像器内のトナー残量が十分でなければ濃度不足や濃度ムラを生じる可能性がある。これに対して、ヘッダ画像部Iaおよび画像部I1では、その前方に他の画像が設けられていない。すなわち、これらの画像部は、現像ローラ44表面のうち直前の周回でトナーを消費されなかった領域に担持されていたトナーにより形成される。このため、これらの画像部I1およびIaでは、画像部I2に比して濃度不足や濃度ムラが生じる可能性は低い。したがって、トナー残量が少ないとき、テストパターンTPaを構成する2つの画像部I1およびI2の間に濃度差が生じることとなる。特に、画像部I1およびI2を互いに接するように配置したとき、その境界部において画像濃度の不連続性が明確に視認されるようになる。一方、トナー残量が十分にあれば、このような濃度差はほとんど目立たない。つまり、これらの画像部の間に濃度差があるか否かを識別することによって、トナー残量不足に起因する画質の劣化が始まっているか否かを判断することができる。
しかしながら、このような画質劣化の初期の段階では、両画像部I1およびI2の間の濃度差はわずかであるため、一般ユーザにはその識別は容易でない。この問題を解消し画質の評価を容易に行えるようにするために、この実施形態では、ステータスシートの反対面にも同様の画像パターンを形成している。すなわち、ステータスシートとなるシートSにおいてテストパターンTPaを形成される一方面Saとは反対側の他方面Sbにも、テストパターンTPbを形成する。なお、以下では説明の便宜上、シートSの一方面Saを「表面」、他方面Sbを「裏面」と称するが、これらの呼称は実際のステータスシートにおけるページの前後や画像の形成順序とは無関係である。
図8はステータスシートの断面模式図である。より詳しくは、この図は、シートSを図7に示す破線AAで切断したときの断面図である。図7および図8に示すように、テストパターンTPbは、表面Saに形成される画像部I1およびI2と同じサイズを有する2つのベタ画像部I3およびI4により構成される。また、画像部I3は、表面Saにおいて画像部I1が形成される位置に対応する裏面Sb上の位置に形成される。つまり、画像部I1と画像部I3とは、シートSを透かして見たときに両者が互いにぴったり重なり合うような位置に設けられる。同様に、画像部I4は、表面Saにおいて画像部I2が形成される位置に対応する裏面Sb上の位置に形成される。
さらに、シート搬送方向において画像部I4の前方には、ヘッダ画像部Ibが設けられる。なお、この実施形態の画像形成装置1では、図1に示すシート搬送経路F、FRを有しているため、シートSのうち最初に画像を形成される場合のシートSの先端部は、後に画像を形成される場合にはその後端部となる。そのため、搬送方向における「前方」は、シートSの表面Saと裏面Sbとの間で逆方向となるので、図7に示すように、それぞれの面におけるヘッダ画像部IaおよびIbは互いに重ならないこととなる。
このヘッダ画像部Ibも、画像部I4から前方に長さLdだけずれた位置に形成される。この結果、画像部I4は、周回する現像ローラ44表面のうち、直前の周回でヘッダ画像部Ibを形成するためにトナーが使用され、現像器内で新たにトナーを供給された領域に担持されたトナーを用いて形成されることとなる。一方、画像部I3は、現像ローラ44表面のうち直前の周回でトナーを消費されなかった領域に担持されていたトナーにより形成される。したがって、トナー残量が少ない場合、テストパターンTPbにおいても両画像部I3、I4の間に濃度差が生じることとなる。
シートSとして一般的に使用される用紙は完全な遮光性を有しているわけではないから、その一方面に形成された画像はその反対側の面からも透かして見ることができる。上記のようにその両面にテストパターンTPaおよびTPbを形成してなるステータスシートにおいては、互いのテストパターンのうち画像濃度の高い部分どうし、画像濃度の低い部分どうしがシートSの両面で重ね合わされる。このため、各テストパターンを構成するそれぞれ2つの画像部の間の濃度差が強調されて見えることとなり、トナー残量不足に起因する画質劣化の初期の段階における画質の良否判断が容易になる。
なお、両画像部の間に濃度差が認識されない場合には、画質劣化の程度は小さいと判断することができる。また、トナー残量が明らかに不足していれば、各テストパターンに顕著な濃度不足やかすれが生じたり、各テストパターンを構成する2つの画像部の間における濃度差が明確となるので、本実施形態のようなテストパターンからなるステータスシートを形成することによって、これらの場合においても画質の評価を簡単に行うことが可能である。
図9はステータスシートの作成手順を示すフローチャートである。また、図10はステータスシート上の画像パターンの例を示す図である。この実施形態では、少なくとも1つのトナー色についてニアエンド表示がなされて以降、ユーザからの要求があった場合に、図9に示す処理を実行して、図10に示す画像パターンを有するステータスシートを作成する。このステータスシート作成処理では、まずシートSの表面Saに4つのトナー色のテストパターンをそれぞれ形成する。すなわち、イエロー現像器4Y、シアン現像器4C、マゼンタ現像器4Mおよびブラック現像器4Kをこの順番で順次感光体22との対向位置に位置決めするとともに、それぞれのトナー色で図7の左側に示すものと同様の画像パターンを互いに位置を異ならせて形成する(ステップS1〜S4)。そして、これらの画像パターンをシートSの表面Saに転写し定着させる(ステップS5)。これにより、シートSの表面Saには、図10に示すように、イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックそれぞれのトナー色によるヘッダ画像部Iay、Iac、IamおよびIakと、それぞれのトナー色によるテストパターンIy、Ic、ImおよびIkが形成される。
続いて、シートSの裏面Sbに、それぞれのトナー色で図7の右側に示すものと同様の画像パターンを形成する(ステップS6〜S10)。こうして作成されたステータスシートでは、シートSの各面に形成された同じトナー色のテストパターンどうしが互いに重なり合っている。また、各色のテストパターンはそれぞれ、現像ローラ44の表面のうち先の周回で画像形成のためにトナーが消費された領域に担持されたトナーを使用して形成される画像部と、現像ローラ44の表面のうち先の周回で画像形成のためにトナーが消費されなかった領域に担持されたトナーを使用して形成される画像部とが互いに接するように構成されている。しかも、シートSの両面において、現像ローラ44の表面のうち先の周回で画像形成のためにトナーが消費された領域に担持されたトナーを使用して形成される画像部どうし、現像ローラ44の表面のうち先の周回で画像形成のためにトナーが消費されなかった領域に担持されたトナーを使用して形成される画像部どうしが互いに重なり合うようにしている。
このようにすることにより、この実施形態では、トナー残量が少なくなったときに、その残量不足に起因して生じる小さな画像濃度の変化であっても、テストパターンを構成する各画像部の間の濃度差として視認することができる。特に、シート両面にテストパターンを形成することでこの濃度差を強調するようにしているので、専門的な知識を持たない一般ユーザであっても簡単にその濃度差を視認することが可能である。その結果、この実施形態では、トナー残量不足に起因する画質の劣化の程度を容易に判定することができる。
以上説明したように、この実施形態では、各現像器4Y,4C,4Mおよび4Kがそれぞれ本発明の「トナー貯留手段」として機能している。また、各現像器に設けられた現像ローラ44およびエンジン部EGがそれぞれ本発明の「トナー担持手段」および「像形成手段」として機能している。
また、この実施形態では、図7においてテストパターンを構成する画像部I1ないしI4が、それぞれ本発明の「第1ないし第4画像部」に相当し、これらを含むテストパターンTPaおよびTPbが一体的に、本発明にいう「画質評価用画像」に相当している。また、図6に示す現像ローラ44の表面領域441が、本発明にいう「第1領域」または「第3領域」に相当する一方、現像ローラ44のうち上記領域441を除く領域が、本発明にいう「第2領域」または「第4領域」に相当している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態においては、テストパターンを構成する各画像部をベタ画像としているが、各画像部の画像パターンはこれに限定されるものでなく、他のパターン、例えばハーフトーン画像パターンとしてもよい。ただし、2つの画像部の濃度差を判別しやすくするために、両画像部が同一のパターンであることが望ましい。また、テストパターンの形状も上記に限定されず、例えば下記のようなパターンとしてもよい。
図11はテストパターンの他の例を示す図である。図11(a)の例では、シート搬送方向においてテストパターンI11の前方に、ヘッダ画像部I10を設ける。このようなパターンにおいては、テストパターンI11の中心部I12が、現像ローラ44表面のうち先の周回でヘッダ画像部I10の形成のためにトナーを消費された領域のトナーによって形成されることになる。すなわち、本発明にいう「第2または第4画像部」が、「第1または第3画像部」に完全に囲まれた配置となる。このようにすることで、比較的小面積のテストパターンであっても、両画像部の境界線の長さを長く取ることができるので、濃度差の視認が容易である。
また、図11(b)の例では、ヘッダ画像部I20と第2画像部に相当する画像部I22とが連続するように形成される。このようにしても、上記実施形態と同様に、2つの画像部I21およびI22の間の濃度差から画質劣化の程度を評価することができる。なお、上記実施形態におけるテストパターンおよびその変形例では、各画像部の形状を長方形または正方形としているが、これらの形状についても任意のものを使用してよい。
また、上記実施形態では、4つのトナー色のうち少なくとも1つについてニアエンド表示がなされて以降、上記したテストパターンを有するステータスシートを出力するようにしている。しかしながら、これに限定されず、例えば、トナー残量の如何によらずユーザまたは外部装置からの要求があったときにステータスシートを出力するようにしてもよいし、いずれかのトナー色についてニアエンド表示がなされたときに、外部からの要求によらずにステータスシートを出力するようにしてもよい。また、ステータスシートには、常に全トナー色についてのテストパターンを形成する必要はなく、例えば、ニアエンド表示がされているトナー色についてのみ、当該トナー色によるテストパターンを形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図10に示すように、ステータスシートに各トナー色による1組のテストパターンを形成しているが、これらを複数組形成するようにしてもよい。例えば、円筒形状を有する感光体22および現像ローラ44の偏心やたわみに起因してその軸方向に沿って画像の濃度ムラが生じやすいことに鑑みて、その軸方向、つまりシート搬送方向に直交する方向の複数位置に各色のテストパターンをそれぞれ形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色のトナーを用いて画像を形成する装置に本発明を適用したものであるが、トナー色の種類および数については上記に限定されるものでなく任意である。また、本発明のようなロータリー現像方式の装置のみでなく、各トナー色に対応した現像器がシート搬送方向に沿って一列に並ぶように配置された、いわゆるタンデム方式の画像形成装置に対しても本発明を適用可能である。さらに、本発明は、上記実施形態のような電子写真方式の装置に限らず、トナーを使用した画像形成装置全般に対して適用可能である。
4Y,4C,4M,4K…現像器(トナー貯留手段)、 44…現像ローラ(トナー担持手段)、 EG…エンジン(像形成手段)、 I1,I2,I3,I4…第1〜第4画像部、 TPa,TPb…テストパターン
Claims (5)
- 記録材の両面に画像を形成可能な画像形成装置において、
トナーを貯留するトナー貯留手段と、
前記トナー貯留手段から供給されたトナーを担持しながら所定の方向に周回移動することによって該トナーを搬送するトナー担持手段と、
前記トナー担持手段に担持されたトナーを用いて前記記録材上に画像を形成する像形成手段と
を備え、
前記像形成手段は、画質を評価するための画質評価用画像を必要に応じて前記記録材に形成し、該画質評価用画像は、
前記記録材の一方主面に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費されていない第1領域に担持されたトナーを使用して形成される第1画像部と、
前記記録材の前記一方主面に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費された第2領域に担持されたトナーを使用して形成される第2画像部と、
前記記録材の他方主面の前記第1画像部に対応する位置に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費されていない第3領域に担持されたトナーを使用して形成される第3画像部と、
前記記録材の前記他方主面の前記第2画像部に対応する位置に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費された第4領域に担持されたトナーを使用して形成される第4画像部と
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記画質評価用画像が、前記第1画像部と前記第2画像部との間で、および、前記第3画像部と前記第4画像部との間で、それぞれ互いに接するように形成される請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記像形成手段は、前記トナー貯留手段内のトナー残量が所定の基準値以下であるときに、必要に応じて、前記画質評価用画像を形成する請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 互いに異なる複数のトナー色それぞれに対応した複数の前記トナー貯留手段を備え、
前記第1ないし第4画像部が、いずれも同じトナー色で形成される請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。 - トナーを担持しながら所定の方向に周回移動することによって該トナーを搬送するトナー担持手段を備え、記録材の両面に画像を形成可能な画像形成装置において、画質を評価するための画質評価用画像を前記記録材に形成する画像形成方法であって、
前記記録材の一方主面に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費されていない第1領域に担持されたトナーを使用して第1画像部を形成するとともに、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費された第2領域に担持されたトナーを使用して第2画像部を形成する工程と、
前記記録材の他方主面の前記第1画像部に対応する位置に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費されていない第3領域に担持されたトナーを使用して第3画像部を形成するとともに、前記記録材の前記他方主面の前記第2画像部に対応する位置に、前記トナー担持手段表面のうち直前の周回において画像形成のためにトナーが消費された第4領域に担持されたトナーを使用して第4画像部を形成する工程と
を有することを特徴とする画像形成方法。
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- 2004-06-16 JP JP2004178677A patent/JP2006003558A/ja not_active Withdrawn
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