JP2006003417A - レンズ鏡筒、カメラおよびカメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 被写体を撮像素子で撮影するカメラでも銀塩フィルムで撮影するカメラでも良好な画質が得られる交換レンズを提供すること。
【解決手段】 交換レンズ10は、CCDカメラ20Aにも銀塩カメラ20Bにも交換式に装着されて用いられる。交換レンズ10内のレンズ内蔵メモリー13には、CCDカメラ20Aと銀塩カメラ20Bの各々に対して、それぞれの焦点位置を補正して最適なレンズ位置を設定するための第1のズレ量データと第2のズレ量データとが記憶され、これらのズレ量データがCCDカメラ20Aまたは銀塩カメラ20Bに伝達される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被写体を撮像素子で撮影するカメラとフィルムで撮影するカメラに共用されるレンズ鏡筒、このレンズ鏡筒を装着可能なカメラおよびこのレンズ鏡筒を含むカメラシステムに関する。
自動的にレンズの焦点位置を検出し、レンズを光軸方向に駆動して焦点調節をするオートフォーカス(AF)機能付きのカメラは、現在広く普及している。特にAF機能付きの一眼レフカメラは、焦点距離やF値が異なる各種の交換レンズを適宜装着して用いられる。各交換レンズには固有の収差があるために、カメラのAF装置による測距データから得られた焦点位置をそのまま使ってレンズを駆動した場合に、どの交換レンズでも焦点の合った画像が得られるとは限らない。
そこで、交換レンズに内蔵されたメモリーに焦点位置を補正するための収差データを記憶させておき、その収差データをカメラ側に内蔵されたメモリーに記憶されているAF装置の特性データと付き合わせて焦点位置を調整する技術が提案されている。この種の技術としては、交換レンズのメモリーにそのレンズの像面湾曲を表すデータを記憶させておき、カメラに内蔵されたメモリーに記憶されている焦点検出装置の特性に基づくデータに対応する像面湾曲データに基づいて、実際の測距データから求められた焦点位置を補正して焦点調節を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−130283号公報(第6頁、図2)
最近、一眼レフデジタルカメラの普及に伴い、銀塩フィルムを用いる一眼レフカメラと交換レンズを共用するケースが多くなっている。従来は、同一の交換レンズを装着した場合であれば、撮像手段が撮像素子でも銀塩フィルムでも同様の焦点調節演算を行っていた。しかし、撮像手段の種類によっては、同条件で撮影した画像であってもピントの合い方が異なるとの知見が得られている。
(1)請求項1のレンズ鏡筒は、撮影光学系を備え、該撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、検出された焦点調節状態に基づいて撮影光学系の焦点調節制御を行う制御手段と、撮影光学系を介して入射する光束を撮像する撮像手段とを有するカメラに装着されるレンズ鏡筒において、焦点検出手段によって検出された焦点調節状態に基づいて焦点調節される結像位置と、撮影光学系の空間周波数特性に依存する合焦位置とのズレ量を、撮像手段の種類に応じて記憶する記憶手段を備えることを特徴とする。そのズレ量は、焦点調節状態に基づく結像位置と、撮像手段における空間周波数と感度との特性に応じた空間周波数成分の光束が合焦する位置との差であってもよい。
(2)請求項3のレンズ鏡筒は、請求項2のレンズ鏡筒において、撮像手段は、電気的な撮像素子と感光性フィルムとを含み、撮像素子に対するズレ量は、感光性フィルムに対するズレ量に比して、より低い空間周波数成分の光束が合焦する位置に基づくものであることが好ましい。
(3)請求項4のカメラは、請求項1または2のレンズ鏡筒が装着可能なカメラであって、該レンズ鏡筒に備えられる撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、検出された焦点調節状態に基づいて撮影光学系の焦点調節制御を行う制御手段と、撮影光学系を介して入射する光束を撮像する電気的な撮像素子とを備え、記憶手段に記憶されているズレ量のうち、撮像素子に適するズレ量を用いて撮影光学系の焦点調節動作を行うことを特徴とする。
請求項5のカメラは、請求項1または2のレンズ鏡筒が装着可能なカメラであって、該レンズ鏡筒に備えられる撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、検出された焦点調節状態に基づいて撮影光学系の焦点調節制御を行う制御手段と、撮影光学系を介して入射する光束を撮像する感光性フィルムとを備え、記憶手段に記憶されているズレ量のうち、感光性フィルムに適するズレ量を用いて撮影光学系の焦点調節動作を行うことを特徴とする。
(4)請求項6のカメラシステムは、撮影光学系と、該撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、焦点調節状態に基づいて撮影光学系を焦点調節する焦点調節手段と、撮影光学系を介して入射する光束を撮像する撮像手段とを有するカメラシステムにおいて、焦点検出手段によって検出された焦点調節状態に基づいて焦点調節される結像位置と、撮影光学系の空間周波数特性に依存する合焦位置とのズレ量を、撮像手段が電気的な撮像素子であるか感光性フィルムであるかに応じて記憶する記憶手段を備えることを特徴とする。種類の異なる撮像手段のそれぞれは、結像光束の空間周波数に対する感度特性が異なるものであってもよい。
本発明によれば、被写体を撮像素子で撮影する場合とフィルムで撮影する場合のいずれにも、その特性に適した結像位置に対するズレ量データをレンズ鏡筒が有するので、このレンズ鏡筒を装着したいずれのカメラでも良好な画像を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1,2を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるカメラシステムの概略構成を示す全体構成図である。カメラシステムは、交換レンズ10とカメラボディ20とを備え、交換レンズ10がカメラボディ20に着脱自在に装着できる構成になっている。交換レンズ10は、鏡筒内に、撮影レンズ11、レンズ駆動機構12およびレンズ内蔵メモリー13を収納している。カメラボディ20は、筺体内に、可動ミラー21、サブミラー22、焦点検出モジュール23、CPU30、カメラ内蔵メモリー31およびレンズ駆動モータ32を収納している。焦点検出モジュール23は、視野マスク24、コンデンサレンズ25、ミラー26、絞りマスク27、再結像レンズ28およびイメージセンサ29を有する。また、カメラボディ20は、筺体内に、ファインダスクリーン33、ペンタプリズム34および接眼レンズ35を収納している。
CPU30は、交換レンズ10のレンズ内蔵メモリー13に電気的に接続されており、また、カメラボディ20のイメージセンサ29、カメラ内蔵メモリー31およびレンズ駆動モータ32に電気的に接続されている。なお、カメラ内蔵メモリー31は、CPU30と一体化した構成でもよい。
被写体からの光Lは、交換レンズ10内の撮影レンズ11を通過してカメラボディ20内に導かれる。カメラボディ20内に導かれた光束のうち、可動ミラー21の中央付近に形成された透光部を透過した光束は、サブミラー22にて下方に反射され、焦点検出モジュール23へ入射する。焦点検出モジュール23による焦点検出方式は、周知の位相差検出方式ないし瞳分割型再結像方式と呼ばれるものである。この方式は、撮影光学系の射出瞳面上の異なる部分を通過した一対の光束により形成される一対の像の相対的な位置関係のズレに基づいて、撮影光学系の焦点位置を検出する方式である。すなわち、焦点検出モジュール23の視野マスク24の近傍に結像した像は、一対の像に分割される。この一対の部分光束は、コンデンサレンズ25からミラー26を経て絞りマスク27を通過し、再結像レンズ28によりイメージセンサ29へ到達する。つまり、分割された一対の像は、再結像レンズ28によりイメージセンサ29上に再結像する。この再結像した一対の像の差異、例えば位相差或いは距離の値が撮影レンズ11に関する焦点検出信号としてイメージセンサ29からCPU30へ送出される。
CPU30は、焦点検出モジュール10の出力である焦点検出信号に基づいて、撮影レンズ11による被写体像の結像位置と撮像記録媒体に等価の位置との位置ズレ量(デフォーカス量)を演算し、レンズ駆動量を算出する。そして、レンズ駆動量に基づいて、現在のレンズ位置からその合焦位置まで撮影レンズ11を駆動すべくレンズ駆動モータ32を駆動する。レンズ駆動モータ32は、レンズ駆動機構12を介して撮影レンズ11をその光軸方向に移動させ、撮影レンズ11の焦点調節を行う。なお、実際は、撮影レンズ11は複数枚のレンズ部品から構成され、焦点調節のために駆動されるレンズ部品はその一部であるが、焦点調節動作に関しては、これらを一括して撮影レンズ11と呼ぶ。
一方、カメラボディ20内に導かれた被写体光束のうち、可動ミラー21で上方に反射した光束は、ファインダスクリーン33上に結像し、この像は、ペンタプリズム34を介して接眼レンズ35にて観察される。図中、IMは、CCD、銀塩フィルムなどの撮像記録媒体であり、可動ミラー21が撮影レンズ11を通過してきた被写体光の光路を開放したときに被写体光Lを受光する。
上記のように構成されたカメラシステム100において、交換レンズ10に収納される撮影レンズ11の焦点調節について説明する。カメラボディには、撮像素子で記録するタイプのカメラボディ(以下、CCDカメラ20Aという)と感光性フィルム(銀塩フィルム)で記録するタイプのカメラボディ(以下、銀塩カメラ20Bという)がある。また、交換レンズにも、焦点距離やF値などが異なる各種の交換レンズがある。
図2は、撮影レンズ11の各空間周波数におけるデフォーカスMTF曲線である。MTFとは、コントラスト伝達関数(Modulation Transfer Function)の略であり、光学系の結像性能を評価する基準の1つである。MTFは、像側コントラストC1と物体側コントラストC2の比として定義される。ここで、コントラストCは、Iを光強度とすると、(Imax−Imin)/(Imax+Imin)である。図2においては、縦軸はC1/C2、横軸はデフォーカス量を表わす。以下、C1/C2を単にコントラストCと称する。コントラストCが大きい方が画質が良い、いわゆる見栄えが良いと言われている。デフォーカス量は、焦点が合った位置0.00(原点O)からの光軸上の距離であり、単位mmで表わす。原点Oは、焦点検出モジュール23による焦点検出に基づいて演算された焦点位置である。
図2には、4本の曲線が描かれており、M10,M20,M30,M50は、それぞれ空間周波数が10本/mm,20本/mm,30本/mm,50本/mmの場合である。曲線のピーク位置、つまりコントラスト最大の点は、必ずしも原点Oにあるわけではなく、空間周波数によってコントラスト最大のデフォーカス量が異なる。このコントラスト最大のデフォーカス量と原点Oとのズレが補正すべきズレ量であり、以下、単にズレ量という。図2では、空間周波数が低周波の場合にはズレ量がマイナス側、空間周波数が高周波の場合にはズレ量がプラス側になっている。このような空間周波数特性は、交換レンズに固有のものであるから、交換レンズを装着して焦点調節を行う際に、結像位置、つまり原点Oをその交換レンズのズレ量だけ補正する必要がある。
また、同じ交換レンズでもCCDカメラ20Aに取り付けた場合と銀塩カメラ20Bに取り付けた場合では所望のデフォーカス量が異なるので、レンズ位置を最適とするための補正量が異なる。一般に、交換レンズ10をCCDカメラ20Aに装着して使う場合は、低周波数のデフォーカスMTF曲線(例えば、図2のM10)の特性を用いてレンズ位置の補正を行い、交換レンズ10を銀塩カメラ20Bに装着して使う場合は、高周波数のデフォーカスMTF曲線(例えば、図2のM50)の特性を用いてレンズ位置の補正を行うのが望ましい。これは、主として撮像素子と銀塩フィルムにおける空間周波数と感度との特性や解像力の差異に基づくものである。さらに、通常は撮像素子の前面にはローパスフィルタが配置され、高周波成分をカットするように構成されていることも一因である。
具体的には、交換レンズ10をCCDカメラ20Aに装着したときは、図2の曲線M10がピークを示すズレ量D1=−0.05mmを採用し、交換レンズ10を銀塩カメラ20Bに装着したときは、図2の曲線M50がピークを示すズレ量D2=+0.05mmを採用する。従って、交換レンズ10のレンズ内蔵メモリー13には、CCDカメラ20A用のズレ量データとしてD1=−0.05mmを記憶させ、銀塩カメラ20Bのズレ量データとしてD2=+0.05mmを記憶させておけばよい。
一方、CCDカメラ20Aのカメラ内蔵メモリー31Aには、焦点検出モジュール23による測距条件、例えば検出開口の大きさ、検出像高などのデータと、撮像手段がCCDである旨の情報(CCD情報)を記憶させておく。交換レンズ10をCCDカメラ20Aに装着すると、CPU30は、カメラ内蔵メモリー31Aから測距条件データを入力し、その測距条件で行われる焦点検出モジュール23による焦点検出信号を入力し、この信号に基づいて結像位置P(図2の原点Oに相当)を演算する。本実施の形態では、簡単のために、焦点検出領域が光軸上にのみ設定されているものとする。また、図2のデフォーカスMTF曲線も光軸上のものとし、像面湾曲データの像高が零についてのみを考える。
交換レンズ10をCCDカメラ20Aに装着すると、信号伝達のための電気接点13aと30aが接触し、レンズ内蔵メモリー13からは、CPU30へズレ量D1=−0.05mmおよびD2=+0.05mmの2つのズレ量データが送出される。CCDカメラ20AのCPU30には、カメラ内蔵メモリー31AからCCDカメラ20Aであることの認識データ、すなわちCCD情報が入力されているので、ズレ量D1=−0.05mmのデータが選択される。そして、結像位置Pを−0.05mmだけ補正した値が最適レンズ位置(P+D1)となる。この最適レンズ位置(P+D1)と現在のレンズ位置との差であるレンズ駆動量を算出し、このレンズ駆動量信号をCPU30からレンズ駆動モータ32へ送り、レンズ駆動機構12を介して撮影レンズ11を駆動し、撮影レンズ11を最適レンズ位置(P+D1)に位置決めする。このようにして、交換レンズ10とCCDカメラ20Aの組み合わせであるカメラシステム100Aにおいて、結像位置Pにズレ量D1が加算されて、最適レンズ位置(P+D1)が決定され、画質のよい画像を撮影できる。
交換レンズ10と銀塩カメラ20Bの組み合わせであるカメラシステム100Bの場合も同様に、交換レンズ10を銀塩カメラ20Bに装着すると、信号伝達のための電気接点13aと30aが接触し、レンズ内蔵メモリー13からは、CPU30へズレ量D1=−0.05mmおよびD2=+0.05mmの2つのズレ量データが送出される。銀塩カメラ20BのCPU30には、カメラ内蔵メモリー31Bから銀塩カメラ20Bであることの認識データ(フィルム情報)を入力されているので、ズレ量D2=+0.05mmのデータが選択される。そして、結像位置Pを+0.05mmだけ補正した値が最適レンズ位置(P+D2)となる。この最適レンズ位置(P+D2)と現在のレンズ位置との差であるレンズ駆動量を算出し、このレンズ駆動量信号をCPU30からレンズ駆動モータ32へ送り、レンズ駆動機構12を介して撮影レンズ11を駆動し、撮影レンズ11を最適レンズ位置(P+D2)に位置決めする。このようにして、交換レンズ10と銀塩カメラ20Bの組み合わせであるカメラシステム100Bにおいて、結像位置Pにズレ量D2が加算されて、最適レンズ位置(P+D2)が決定され、画質のよい画像を撮影できる。
以上説明したように、本実施の形態では、交換レンズ10のレンズ内蔵メモリー13にCCDカメラ20Aに適したズレ量データ(ズレ量D1)と銀塩カメラ20Bに適したズレ量データ(ズレ量D2)を記憶させておくので、いずれのカメラに装着したときでも、撮像手段IMに対応した最適レンズ位置が決定でき、画質の良好な画像、見栄えの良い写真を得ることができる。
さらに、カメラ内蔵メモリー31A,31Bに焦点検出モジュール23の検出像高に関するデータが記憶されている場合、交換レンズ10のレンズ内蔵メモリー13に、検出像高に関するデータに応じた像高位置でのズレ量Dを記憶させておけば、光軸外の焦点検出領域に対しても上述したと同様に最適レンズ位置を決定することができる。
また、本実施の形態では、交換レンズ10のレンズ内蔵メモリー13から、CCDカメラ20Aに適したズレ量データと銀塩カメラ20Bに適したズレ量データの両方をCPU30へ送出するようにした。しかし、カメラとの通信により交換レンズ10側でカメラの種類を認識して、そのカメラに適したズレ量データのみを送出してもよい。この場合は、カメラ側から認識のための信号を交換レンズ10へ送出し、交換レンズ10がその信号を認識して特定のズレ量データのみをCPU30へ送出すればよい。なお、この場合、交換レンズ10を装着するカメラの種類を手動で交換レンズ10に認識させるようにしてもよい。
本発明は、その特徴を損なわない限り、以上説明した実施の形態に何ら限定されない。例えば、最適レンズ位置が決定できる結像性能に関するデータであれば、本実施の形態で説明したMTFの外に、OTF(Optical Transfer Function)、PTF(Phase Transfer Function)に関するデータを用いることもできる。
また、本発明は、1種類の撮像手段を有するカメラボディやこのカメラボディにレンズ鏡筒を装着して成るカメラシステムだけに限らず、撮像素子と感光性フィルムとを交換して用いるタイプのカメラまたはカメラシステムにも適用できる。この場合は、レンズ鏡筒が交換式でなくてもよい。
本発明の実施の形態に係るカメラシステムの概略構成を示す全体構成図である。 本発明の実施の形態に係る交換レンズ10の撮影レンズ11に関する各空間周波数におけるデフォーカスMTF曲線である。
符号の説明
10:交換レンズ
11:撮影レンズ
13:レンズ内蔵メモリー
20:カメラ(カメラボディ)
20A:CCDカメラ
20B:銀塩カメラ
23:焦点検出モジュール
30:CPU
31,31A,31B:カメラ内蔵メモリー
100,100A,100B:カメラシステム
IM:撮像手段(CCD/銀塩フィルム)
D,D1,D2:ズレ量

Claims (7)

  1. 撮影光学系を備え、
    該撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、前記検出された焦点調節状態に基づいて前記撮影光学系の焦点調節制御を行う制御手段と、前記撮影光学系を介して入射する光束を撮像する撮像手段とを有するカメラに装着されるレンズ鏡筒において、
    前記焦点検出手段によって検出された焦点調節状態に基づいて焦点調節される結像位置と、前記撮影光学系の空間周波数特性に依存する合焦位置とのズレ量を、前記撮像手段の種類に応じて記憶する記憶手段を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
    前記ズレ量は、前記焦点調節状態に基づく結像位置と、前記撮像手段における空間周波数と感度との特性に応じた空間周波数成分の光束が合焦する位置との差であることを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項2に記載のレンズ鏡筒において、
    前記撮像手段は、電気的な撮像素子と感光性フィルムとを含み、
    前記撮像素子に対する前記ズレ量は、前記感光性フィルムに対する前記ズレ量に比して、より低い空間周波数成分の光束が合焦する位置に基づくものであることを特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項1または2に記載のレンズ鏡筒が装着可能なカメラであって、
    該レンズ鏡筒に備えられる撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、
    前記検出された焦点調節状態に基づいて前記撮影光学系の焦点調節制御を行う制御手段と、
    前記撮影光学系を介して入射する光束を撮像する電気的な撮像素子とを備え、
    前記記憶手段に記憶されているズレ量のうち、前記撮像素子に適するズレ量を用いて前記撮影光学系の焦点調節動作を行うことを特徴とするカメラ。
  5. 請求項1または2に記載のレンズ鏡筒が装着可能なカメラであって、
    該レンズ鏡筒に備えられる撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、
    前記検出された焦点調節状態に基づいて前記撮影光学系の焦点調節制御を行う制御手段と、
    前記撮影光学系を介して入射する光束を撮像する感光性フィルムとを備え、
    前記記憶手段に記憶されているズレ量のうち、前記感光性フィルムに適するズレ量を用いて前記撮影光学系の焦点調節動作を行うことを特徴とするカメラ。
  6. 撮影光学系と、該撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、前記焦点調節状態に基づいて前記撮影光学系を焦点調節する焦点調節手段と、前記撮影光学系を介して入射する光束を撮像する撮像手段とを有するカメラシステムにおいて、
    前記焦点検出手段によって検出された焦点調節状態に基づいて焦点調節される結像位置と、前記撮影光学系の空間周波数特性に依存する合焦位置とのズレ量を、前記撮像手段が電気的な撮像素子であるか感光性フィルムであるかに応じて記憶する記憶手段を備えることを特徴とするカメラシステム。
  7. 請求項6に記載のカメラシステムにおいて、
    種類の異なる前記撮像手段のそれぞれは、結像光束の空間周波数に対する感度特性が異なることを特徴とするカメラシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8368801B2 (en) 2007-08-29 2013-02-05 Panasonic Corporation Camera system and interchangeable lens
JP2018082412A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法およびフォーカス制御プログラム
JP2019091067A (ja) * 2019-02-01 2019-06-13 キヤノン株式会社 レンズ部およびその制御方法

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