JP2006002724A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁体を着座させ得る弁座と、該弁座に連ならせる燃料出口孔とが設けられる弁座部材の前端部に、複数の燃料噴孔を有するインジェクタプレートが取付けられるとともに、インジェクタプレートのうち複数の燃料噴孔が設けられる部分を臨ませる開口部を中心部に有してインジェクタプレートの外周を覆うキャップが装着される電磁式燃料噴射弁において、先端部外径が大きくなることを回避しつつキャップを弁座部材に装着することを可能とし、取付け角度の自由度を増大する。
【解決手段】弁座部材10の前端部外周に、インジェクタプレート16を囲繞して前方に突出する環状壁64が一体に突設され、キャップ69の外周が環状壁64の内周に装着される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電磁式燃料噴射弁に関し、特に、横断面形状を円形とした非磁性部材を介して固定コアに後端部が結合される磁性円筒体の前端に、前記固定コアの前端に後端を対向させる可動コアに同軸に連接される弁体を着座させ得る弁座と、該弁座に連ならせる燃料出口孔とが設けられる弁座部材が結合され、該弁座部材の前端部に、前記燃料出口孔に通じる複数の燃料噴孔を有するインジェクタプレートが取付けられるとともに、前記インジェクタプレートのうち複数の前記燃料噴孔が設けられる部分を臨ませる開口部を中心部に有してインジェクタプレートの外周を覆うキャップが装着される電磁式燃料噴射弁に関する。
このような電磁式燃料噴射弁において、弁座部材の前部外周に内周を嵌合、係止することでキャップを弁座部材に装着するようにしたもの(特許文献1参照。)や、弁座部材の前端を覆うようにしてカップ状に形成されるとともに弁座部材の外周に装着される樹脂製のスリーブにキャップが一体に設けられるもの(特許文献2参照。)が既に知られている。
特開2000−249030号公報 特開2003−214288号公報
ところが、上記特許文献1および特許文献2で開示されたものは、いずれもキャップが弁座部材の外周に装着されるものであるので、電磁式燃料噴射弁の先端部外径が大きくなってしまう。特に小型の自動二輪車のスロットルボディ等に電磁式燃料噴射弁を取付ける場合には、配置スペースが小さいので、スロットルボディ等に燃料噴射弁を取付ける際の取付け角度の自由度が少なくなってしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、先端部外径が大きくなることを回避しつつキャップを弁座部材に装着することを可能とし、取付け角度の自由度を増大し得るようにした電磁式燃料噴射弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、横断面形状を円形とした非磁性部材を介して固定コアに後端部が結合される磁性円筒体の前端に、前記固定コアの前端に後端を対向させる可動コアに同軸に連接される弁体を着座させ得る弁座と、該弁座に連ならせる燃料出口孔とが設けられる弁座部材が結合され、該弁座部材の前端部に、前記燃料出口孔に通じる複数の燃料噴孔を有するインジェクタプレートが取付けられるとともに、前記インジェクタプレートのうち複数の前記燃料噴孔が設けられる部分を臨ませる開口部を中心部に有してインジェクタプレートの外周を覆うキャップが装着される電磁式燃料噴射弁において、前記燃料出口孔を中心部に開口させた平坦な取付け面を前端面で形成する前記弁座部材に、前記取付け面に取付けられるインジェクタプレートを囲繞して弁座部材の前端部外周から前方に突出する環状壁が一体に突設され、前記キャップの外周が前記環状壁の内周に装着されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記環状壁の内周に環状係合溝が設けられ、前記キャップの外周部が前記環状係合溝に弾発係合されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、キャップは、弁座部材の前端部外周から前方に突出する環状壁の内周に装着されるので、弁座部材へのキャップの装着状態で電磁式燃料噴射弁の先端部が大径化することはない。したがって小型の自動二輪車のスロットルボディ等の配置スペースが小さい被取付け部材に電磁式燃料噴射弁を取付ける場合でも、取付け角度の自由度を増大することができる。
また請求項2記載の発明によれば、キャップの弁座部材への装着が容易となる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の第1実施例を示すものであり、図1は電磁式燃料噴射弁のスロットルボディへの取付け状態を示す縦断面図、図2は電磁式燃料噴射弁の縦断面図、図3は図2の3矢視部拡大図である。
先ず図1において、吸気通路51を形成するスロットルボディ52に本発明の電磁式燃料噴射弁Vが取付けられるものであり、スロットルボディ52には、前記吸気通路51の開度を制御するスロットル弁53よりも下流側で吸気通路51の内面に開口する取付け孔54が、その外部開口端に環状の段部55を形成するようにして設けられ、電磁式燃料噴射弁Vにおける弁ハウジング8には、前記段部55および被覆部7との間に挟まれるシールリング56が装着され、弁ハウジング8の前部は取付け孔54との間にシールリング56を介して前記取付け孔54に嵌合される。またスロットルボディ52に設けられたブラケット57には、主管58と、該主管58から分岐した複数の分岐管59…とを備える燃料分配管60がボルト61によって取付けられる。さらに電磁式燃料噴射弁Vが後部に備える入口筒33の後部外周にはOリング62が装着されており、燃料分配管60の分岐管59は、前記Oリング62を介して前記入口筒33の後部に液密に嵌装される。
図2において、電磁式燃料噴射弁Vは、前端に弁座13を有する弁ハウジング8内に前記弁座13に着座する方向にばね付勢される弁体20が収容される弁部5と、前記弁座13から離座させる側に前記前記弁体20を駆動する電磁力を発揮し得るコイル組立体24が前記弁ハウジング8に連設されるソレノイドハウジング25内に収容されるソレノイド部6と、前記コイル組立体24のコイル30に連なる接続端子38…を臨ませるカプラ40を一体に有して少なくとも前記コイル組立体24および前記ソレノイドハウジング25を埋封せしめた合成樹脂製の被覆部7とを備え、弁ハウジング8は、磁性金属により形成される磁性円筒体9と、該磁性円筒体9の前端部に圧入状態での溶接によって液密に結合される弁座部材10とで構成される。
図3において、弁座部材10は、その前端で平坦な取付け面44を形成するものであり、取付け面44の中心部に開口する燃料出口孔12と、該燃料出口孔12の内端に連なるテーパ状の弁座13と、前記弁体20をガイドするようにして前記弁座13の後端大径部に連なるガイド孔14とが弁座部材10に同軸に設けられる。
前記取付け面44には、燃料出口孔12に通じる複数の燃料噴孔15…を有する鋼板製のインジェクタプレート16が、その全周を液密に溶接するようにして取付けられる。また弁座部材10には、取付け面44に取付けられるインジェクタプレート16を囲繞して弁座部材10の前端部外周から前方に突出する環状壁64が一体に突設されており、この環状壁64の内周には環状係合溝65が設けられる。
ところで、弁座部材10の前端部には、開口部66を中心部に有してインジェクタプレート16の外周を覆うキャップ67が装着されるものであり、このキャップ67は、リング状のキャップ主部67aと、前記インジェクタプレート16に当接するようにしてキャップ主部67aの中央後部からインジェクタプレート16側に突出する当接筒部67bと、前記環状係合溝65に弾発的に係合すべくキャップ主部67の外周に連なる環状係合部67cとを一体に有し、合成樹脂により形成される。
すなわちキャップ67は、環状壁64の内周に設けられた環状係合溝65に外周の環状係合部67cを弾発係合するようにして、環状壁64の内周に装着される。
前記開口部66は、インジェクタプレート16のうち複数の燃料噴孔15…が設けられる部分を臨ませるようにして、キャップ67の中心部に設けられるものであり、前記当接筒部67bの内周で形成される直線状の短孔部66aと、前方に向かうにつれて大径となるようにしてキャップ主部67aの中心部に設けられて前記短孔部66aに小径端部を同軸に連ならせたテーパ孔部66bとから成る。
再び図2において、ソレノイド部6は、可動コア18と、該可動コア18に対向する円筒状の固定コア22と、可動コア18を固定コア22から離反させる側に付勢するばね力を発揮する戻しばね23と、戻しばね23のばね力に抗して可動コア18を固定コア22側に吸引する電磁力を発揮することを可能としつつ弁ハウジング8の後部および固定コア22を囲繞するように配置されるコイル組立体24と、弁ハウジング8に前端部が連設されるようにしてコイル組立体24を囲むソレノイドハウジング25とを備える。
弁ハウジング8内の後部には、前記可動コア18が摺動可能に嵌合されており、前記弁座13に着座して燃料出口孔12を閉鎖し得る前記弁体20に可動コア18が同軸に連接されることによって弁組立体17が構成される。この実施例では、前記可動コア18と、該可動コア18に一体に連なる弁軸19と、該弁軸19の前端に一体に形成される弁体20とで弁組立体17が構成され、この弁組立体17には、弁ハウジング8内に通じる通孔21が前端を閉じた有底状にして同軸に形成され、弁組立体17は弁体20を弁座13に着座させる側に戻しばね23により付勢される。
弁ハウジング8における磁性円筒体9の後端は、ステンレス鋼等の非磁性金属により横断面円形に形成される非磁性部材としての非磁性円筒体26を介して前記固定コア22の前端に同軸に結合されるものであり、磁性円筒体9の後端は非磁性円筒体26の前端に突き合わせ溶接され、非磁性円筒体26の後端は、固定コア22の前端部を非磁性円筒体26に嵌合せしめた状態で固定コア22に溶接される。
固定コア22には、軸方向に延びる一条のスリット27aを有して略C字状の横断面形状を有する筒状のリテーナ27が同軸に圧入されており、前記戻しばね23は、リテーナ27および可動コア18間に介装される。可動コア18の後端部内周には、可動コア18が固定コア22に直接接触することを回避すべく、非磁性材料から成るリング状のストッパ28が可動コア18の後端面から固定コア22側にわずかに突出するようにして圧入される。またコイル組立体24は、弁ハウジング8の後部、非磁性円筒体26および固定コア22を囲繞するボビン29にコイル30が巻装されて成るものである。
ソレノイドハウジング25は、コイル組立体24の弁部5側端部に対向する環状の端壁31aを一端に有してコイル組立体24を囲繞する円筒状にして磁性金属により形成される磁性枠31と、前記固定コア22の後端部から半径方向外方に張出してコイル組立体24の弁部5とは反対側の端部に対向するフランジ部22aとから成るものであり、フランジ部22aは磁性枠31の他端部に磁気的に結合される。しかも磁性枠31における端壁31aの内周には、前記弁ハウジング8における磁性円筒体9を嵌合せしめる嵌合筒部31bが同軸に設けられており、ソレノイドハウジング25は、その嵌合筒部31bに弁ハウジング8を嵌合せしめることで弁ハウジング8に連設される。
固定コア22の後端には、円筒状である入口筒33が一体にかつ同軸に連設されており、その入口筒33の後部に燃料フィルタ34が装着される。しかも入口筒33、リテーナ27および固定コア22には、可動コア18の通孔21に通じる燃料通路35が同軸に設けられる。
被覆部7は、ソレノイドハウジング25およびコイル組立体24だけでなく、ソレノイドハウジング25およびコイル組立体24間の間隙を満たしつつ、弁ハウジング8の一部および入口筒33の大部分を埋封せしめるように形成されるものであり、ソレノイドハウジング25の磁性枠31には、コイル組立体24のボビン29に一体に形成される腕部29aをソレノイドハウジング25外に配置するための切欠き部36が設けられる。
前記被覆部7には、前記コイル組立体24におけるコイル30の両端に連なる接続端子38…を臨ませるカプラ40が一体に設けられるものであり、前記接続端子38の基端は前記腕部29aに埋設されており、前記コイル30のコイル端30a…が接続端子38…に溶接される。
ところで、被覆部7は、ソレノイドハウジング25を覆うとともに前記カプラ40の一部を構成する第1樹脂成形層7aと、第1樹脂成形層7aを覆う第2樹脂成形層7bとから成る。カプラ40の中間部から先端側で第1樹脂成形層7aは第2樹脂成形層7bによって覆われることはなく外部に露出されており、また入口筒33の後部は第2樹脂成形層7bで覆われることなく外部に露出されており、さらに弁ハウジング8の後部に対応する部分で第1樹脂成形層7aの一部は第2樹脂成形層7bによって覆われることはなく外部に露出されている。而してカプラ40の中間部および弁ハウジング8の後部に対応する部分での第1樹脂成形層7aには、第2樹脂成形層7bの端部を係合せしめる無端状の係合溝48,49が形成され、入口筒33の中間部外周には、第2樹脂成形層7bの端部を係合せしめる無端状の係合溝50が設けられる。すなわち第2被覆部7bの端部は第1被覆部7aおよび入口筒33に凹凸係合されることになる。
非磁性円筒体26の前端は可動コア18の一部を囲繞するようにして、弁ハウジング8における磁性円筒体9の後端に突き合わせ溶接により同軸に結合され、非磁性円筒体26の後部には、前端を可動コア18の後端に対向させる固定コア22の前部が嵌合、固定される。
固定コア22の前部には、前方に臨む環状の段部43を外周側に形成する小径嵌合部22bが同軸に設けられており、この小径嵌合部22bが、非磁性円筒体26の中間部内面に密接するようにして、段部43を非磁性円筒体26の後端に当接させるまで非磁性円筒体26の後部に嵌合され、その状態で、溶接により固定コア22が非磁性円筒体26に固定される。
可動コア18の中間部には、磁性円筒体9の後部内周面に摺接するガイド部18aが設けられ、弁体20には、弁座部材10の内周面すなわちガイド孔14に摺動可能に嵌合されるジャーナル部20aが設けられている。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、燃料出口孔12を中心部に開口させた平坦な取付け面44を前端面で形成する弁座部材10に、取付け面44に取付けられるインジェクタプレート16を囲繞して弁座部材10の前端部外周から前方に突出する環状壁64が一体に突設され、キャップ67の外周が環状壁64の内周に装着されるので、弁座部材10へのキャップ67の装着状態で電磁式燃料噴射弁Vの先端部が大径化することはない。
したがって図1で示すように、小型の自動二輪車のスロットルボディ52に電磁式燃料噴射弁Vを取付ける場合のように、配置スペースが小さいときにも、吸気通路52の軸線に対する電磁式燃料噴射弁Vの取付け角度αを比較的広い範囲で変化させることが可能であり、取付け角度αの自由度を増大することができる。
しかも合成樹脂から成るキャップ67の外周部の環状係合部67cを環状壁64の内周の環状係合溝65に弾発係合することでキャップ67を環状壁64の内周に装着するようにしているので、キャップ67の弁座部材10への装着が容易となる。
図4は本発明の第2実施例を示すものであり、弁座部材10の前端部には、開口部68を中心部に有してインジェクタプレート16の外周を覆うキャップ69が装着されるものであり、このキャップ69は、皿状のキャップ主部69aと、取付け面44に取付けられているインジェクタプレート16に当接するようにしてキャップ主部69aの中央後部からインジェクタプレート16側に突出する当接筒部69bとを一体に有し、ステンレス鋼等の金属材料により形成される。
前記開口部68は、インジェクタプレート16のうち複数の燃料噴孔15…が設けられる部分を臨ませるとともに、前方に向かうにつれて大径となるようにしてキャップ69の中心部に設けられる。
このキャップ69は、環状壁64の内周に設けられた環状係合溝65に外周部を弾発係合するようにして、環状壁64の内周に装着される。
この第2実施例によっても上記第1実施例と同様の効果を奏することができる。
図5は本発明の第3実施例を示すものであり、弁座部材10には、その前端の平坦な取付け面44に取付けられるインジェクタプレート16を囲繞して弁座部材10の前端部外周から前方に突出する環状壁64′が一体に突設される。また弁座部材10の前端部には、開口部70を中心部に有してインジェクタプレート16の外周を覆うキャップ71が装着されるものであり、このキャップ71は、リング状のキャップ主部71aと、環状壁64′の内周に圧入されるようにしてキャップ主部71aの前端外周部から側方に張り出す環状突部71bとを一体に有して、ステンレス鋼等の金属材料により形成される。
前記開口部70は、直線状であるインジェクタプレート16側の短孔部70aと、前方に向かうにつれて大径となるようにして前記短孔部70aに小径端部を同軸に連ならせたテーパ孔部70bとから成る。
しかもインジェクタプレート16は、前記短孔部70aの後端内周縁のインジェクタプレート16への接触位置である円形の第1溶接箇所P1でキャップ71に溶接されるものであり、インジェクタプレート16を取付け面44に当接するまで環状壁64′に圧入されるキャップ71の前端外周部すなわち環状突部71bは第2溶接箇所P2で環状壁64′に全周にわたって溶接される。
すなわちキャップ71は、環状壁64′の内周に圧入状態で溶接されることにより、インジェクタプレート16が取付け面44に全面で当接しつつ取付けられるとともに、キャップ71が環状壁64′の内周に装着されることになる。
この第3実施例によってもキャップ71の外周が環状壁64′の内周に装着されることにより、弁座部材10へのキャップ71の装着状態で電磁式燃料噴射弁Vの先端部が大径化することはない。
図6は本発明の第4実施例を示すものであり、弁座部材10の前端部には、取付け面44に取付けられるインジェクタプレート16の外周を覆うとともに開口部72を中心部に有するキャップ73が装着されるものであり、このキャップ73は、リング状のキャップ主部73aと、インジェクタプレート16に当接するようにしてキャップ主部73aの中央後部からインジェクタプレート16側に突出する当接筒部73bと、環状壁64′の内周に嵌合されるようにしてキャップ主部73aの前端外周部から側方に張り出す環状突部73cとを一体に有して、快削黄銅等の金属材料により形成される。
前記開口部72は、前記当接筒部73bの内周で形成される直線状の短孔部72aと、前方に向かうにつれて大径となるようにしてキャップ主部73aの中心部に設けられて前記短孔部72aに小径端部を同軸に連ならせたテーパ孔部72bとから成る。
しかも当接筒部73bをインジェクタプレート16に当接させるまで環状突部73cを環状壁64′の内周に摺接させつつ環状壁64′に嵌入された状態にあるキャップ73の前端外周部すなわち環状突部73cには、環状壁64′の先端部がかしめ係合される。すなわち環状壁64′の先端部のかしめによって、キャップ73が環状壁64′の内周に装着されることになる。
この第4実施例によっても上記第3実施例と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
電磁式燃料噴射弁のスロットルボディへの取付け状態を示す縦断面図である。 第1実施例の電磁式燃料噴射弁の縦断面図である。 図2の3矢視部拡大図である。 第2実施例の図3に対応した断面図である。 第3実施例の図3に対応した断面図である。 第4実施例の図3に対応した断面図である。
符号の説明
9・・・磁性円筒体
10・・・弁座部材
12・・・燃料出口孔
13・・・弁座
15・・・燃料噴孔
16・・・インジェクタプレート
18・・・可動コア
20・・・弁体
22・・・固定コア
26・・・非磁性部材である非磁性円筒体
44・・・取付け面
64,64′・・・環状壁
65・・・環状係合溝
66,68,70,72・・・開口部
67,69,71,73・・・キャップ
V・・・電磁式燃料噴射弁

Claims (2)

  1. 横断面形状を円形とした非磁性部材(26)を介して固定コア(22)に後端部が結合される磁性円筒体(9)の前端に、前記固定コア(22)の前端に後端を対向させる可動コア(18)に同軸に連接される弁体(20)を着座させ得る弁座(13)と、該弁座(13)に連ならせる燃料出口孔(12)とが設けられる弁座部材(10)が結合され、該弁座部材(10)の前端部に、前記燃料出口孔(12)に通じる複数の燃料噴孔(15)を有するインジェクタプレート(16)が取付けられるとともに、前記インジェクタプレート(16)のうち複数の前記燃料噴孔(15)が設けられる部分を臨ませる開口部(66,68,70,72)を中心部に有してインジェクタプレート(16)の外周を覆うキャップ(67,69,71,73)が装着される電磁式燃料噴射弁において、前記燃料出口孔(12)を中心部に開口させた平坦な取付け面(44)を前端面で形成する前記弁座部材(10)に、前記取付け面(44)に取付けられるインジェクタプレート(16)を囲繞して弁座部材(10)の前端部外周から前方に突出する環状壁(64,64′)が一体に突設され、前記キャップ(67,69,71,73)の外周が前記環状壁(64,64′)の内周に装着されることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 前記環状壁(64)の内周に環状係合溝(65)が設けられ、前記キャップ(67,69)の外周部が前記環状係合溝(65)に弾発係合されることを特徴とする請求項1記載の電磁式燃料噴射弁。
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