JP2006002356A - パネルの留め金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1縦辺部に対向する部分の長さを第1縦辺部の半分以下の長さにした短辺部として、従来の第2縦辺部に相当するものをなくし、更に従来の第1横辺部及び第2横辺部に相当するものを無くして軽量化した場合に、不足する復元バネ力を補う構造を提供する。
【解決手段】 第1縦辺部12の下端部に連結され、第1縦辺部12と対向しかつ第1縦辺部との水平距離が上側に向かって大きくなるように略上下方向に延び、第1縦辺部12の略半分以下の高さを有する第1短辺部13と、第1短辺部13の上端部に接続され、上端部から第1縦辺部12側でかつ上側に延びた第2短辺部14と、第2短辺部14の上端部に接続され、上端部から第1縦辺部12と離れる方向にかつ上側に延びた第3短辺部15と、第1縦辺部12の高さ方向中間部を切り起こして形成され、第1縦辺部12と離れる方向で且つ上側に延び、その上端部が上記溝部の側面に当接する第4短辺部16とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、防音壁の遮音板等のパネルを固定するための板バネ式のパネル用留め金具に関する。
一般に、自動車道路の両側等に設けられる防音壁は、所定間隔をあけて立設された複数の支柱と、該相隣接する一対の支柱の対向面に形成され、該支柱の長さ方向に延びる断面コ字状溝と、該相対向する断面コ字状溝間に嵌め込まれ、該断面コ字状溝の溝幅よりも厚みが小さく設定された遮音板とを備えている。そして、上記遮音板と断面コ字状溝における一方の側面との隙間には板バネ式の遮音板留め金具が装着され、この留め金具の弾性復元力により遮音板が断面コ字状溝の他方の側面に押圧されて固定されるようになっている。(特許文献1)
特許文献1に示す留め金具は、略上下方向に延び、上記隙間に装着されたときに、厚み方向の一方の面が上記遮音板の厚み方向における該隙間側の面に当接する第1縦辺部と、この第1縦辺部と対向しかつ該第1縦辺部との水平距離が上側に向かって大きくなるように設けられ、留め金具が上記隙間に装着されたときに、厚み方向における第1縦辺部と反対側面の上端部が上記断面コ字状溝の一方の側面に当接する第2縦辺部とを備えている。第1縦辺部と第2縦辺部との間に、上記第2縦辺部の上端部に接続され、該上端部から上記第1縦辺部側に向かって延びる第1横辺部と、上記第1横辺部の第1縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第2縦辺部側でかつ下側に向かって延びる第2横辺部とを備え、上記第2横辺部の第2縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第1縦辺部側でかつ下側に向かって延びる第3横辺部とを備え、第1横辺部と第2横辺部との接続部が第1縦辺部の内面に接触するように形成され、第2横辺部と第3横辺部との接続部が第2縦辺部の内面に接して滑るように形成されている。
そして、上記第1縦辺部及び第2縦辺部の下端部間の水平距離は、上記隙間よりも小さく設定されている一方、上端部間の水平距離は、上記隙間よりも大きく設定されており、留め金具を上記遮音板と断面コ字状溝との隙間に装着するには、先ず、第1縦辺部及び第2縦辺部の下端部をその隙間に挿入しておき、この留め金具を上側からハンマー等で叩くことにより第1縦辺部及び第2縦辺部の上端部を互いに近付く方向に撓ませて上記隙間に完全に挿入させる。
実開平4−57513号号公報
上記特許文献1の留め金具では、防音壁の支柱の溝部と遮音板の端縁部との隙間に挿入すると、第1縦辺部と第2縦辺部の上端側が狭められるようになり、第1横辺部と第2横辺部の接続部が第1縦辺部の内面に接触し、第2横辺部と第3横辺部との接続部が第2縦辺部の内面に接触する。このように、両接続部が接触するので、十分な復元力を有し、広く実用化されている。
ただ、第2縦辺部が第1縦辺部と同様な長さを有し、更に第1横辺部及ぶ第2横辺部を備える構成であり、重量があり、コストがかかる不具合を有する。
本発明は上記従来技術の欠点を解消することを目的とし、第2縦辺部の長さを第1縦辺部の半分以下の長さにした短辺部とし従来の第2縦辺部に相当するものをなくし、更に第1横辺部及び第2横辺部に相当するものを無くして、軽量化することを考えた。その場合に、単に第2縦辺部を短くした短辺部だけでは、復元バネ力が不足する問題点が出てきた。
本発明の第1の目的は、第2縦辺部をなくし第1縦辺部に対して短くした短辺部とした際の問題点、即ちバネ復元力不足を解決するようにしたものである。
また、第1縦辺部と第2縦辺部との長さがほぼ同じで、第1横辺部及び第2横辺部を備えた従来技術では、通常上記溝内に止め金具を挿入する際には、第1縦辺部の上端部及び第2縦辺部の上端部、又は第1横辺部をハンマー等で叩くことで、第1縦辺部及び第2縦辺部が挿入されるようになっている。
それに対して、本発明のように、第1縦辺部の半分以下の高さの短辺部を設けたものでは、この短辺部の上端部を叩いて挿入することが出来ない。また、第1縦辺部の上端部を叩く場合には、第1縦辺部の長手方向(上下方向)に上手に叩かないと斜め方向に力が作用して第1縦辺部が及び短辺部が挿入されない。
例えば、第1縦辺部の上端部から斜め上方に、且つ短辺部と反対方向に伸びた取付辺部、即ち、パネルとパネルとの間に挟まれる取付辺部を備えたものでは、第1縦辺部の上端部を第1縦辺部の長手方向(上下方向)に方向性を維持したままで打ち込むことが困難であり、作業に熟練を有する。
また、第1縦辺部の上端部に上記のような取付辺部が無く、単に上端部だけで終わっているものでは、第1縦辺部の厚さ分が叩き代であり、この部分を変形させること無く、第1縦辺部を下方に叩き込むことは非常に熟練を有する作業である。
本発明では、従来の第2縦辺部をなくして短辺部を設けたものにおいて、叩きに関する問題点を解決することを第2の目的としている。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、矩形状のパネルと、このパネルの端縁部を支持する溝部を有する支柱とを備えたパネル体において、該パネルを該支柱の該溝部に挿入した際に該溝部と該パネルの端縁部との間隙に装着され、弾性復元力により該パネルを該溝部に押圧する板バネ式の留め金具であって、略上下方向に延び、上記隙間に装着されたときに、厚み方向の一方の面が上記パネルの厚み方向における該隙間側の面に当接する第1縦辺部と、上記第1縦辺部の下端部に連結され、該第1縦辺部と対向しかつ該第1縦辺部との水平距離が上側に向かって大きくなるように略上下方向に延び、該第1縦辺部の略半分以下の高さを有し、上記隙間に装着されたときに、その上端部が上記溝部の側面に当接する第1短辺部と、上記第1短辺部の上端部に接続され、該上端部から上記第1縦辺部側でかつ上側に向かって延びた第2短辺部と、上記第2短辺部の上端部に接続され、該上端部から上記第1縦辺部と離れる方向にかつ上側に向かって延びた第3短辺部と、上記第1縦辺部の高さ方向中間部を切り起こして形成され、第1縦辺部と離れる方向で且つ上側に向かって延び、上記隙間に装着されたときに、その上端部が上記溝部の側面に当接する第4短辺部とを備え、該留め金具が該溝部と該パネル間の該隙間に装着された際に、該第1縦辺部と第1短辺部の上端部との間隔、該第2短辺部と該第3短辺部との接続部が第1縦辺部の内面に接触し、第4短辺部の上端部が該溝部の内面に接触して第4短辺部と第1縦辺部との角度が狭ばり、それらの復元力で、該パネルを該溝部に留める構成である。
請求項2の発明は、請求項1記載のパネルの留め金具において、上記第4縦辺部の上記上端部が、上記第1縦辺部の切り起こし切断面から形成されたエッジ部を備え、該エッジ部が斜め下方から鋭角で上記溝部の側面に当接することで、留め金具の抜け止めとなる構成である。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のパネルの留め金具において、上記第4縦辺部の下端部は、上記第3短辺部の上端部よりも高い位置に形成されている構成である。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のパネルの留め金具において、第4短辺部の長さは第1短辺部の長さより短く、且つ第2短辺部の長さより短く、第3短辺部は第2短辺部の長さより短い構成である。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のパネルの留め金具において、該第1縦辺部の上端部に、第2縦辺部側に向かって略水平に伸びて形成された打ち込み部を有する構成である。
請求項6の発明は、請求項5記載のパネルの留め金具において、上記打ち込み部は第1縦辺部の一部を切り起こして形成された構成である。
請求項1の発明によると、従来技術のものに比べて、第1短辺部の長さが第1縦辺部の高さの半分以下であり、第1及び第2横辺部に対応するものをなくしたので、軽量且つ低コストで製造できる。この留め金具では、留め金具が上記溝内に挿入された際に、第1短辺部と第2短辺部との接続箇所及び第4縦辺部の上端部の2ヶ所で上記溝部の側面に接触し、第2短辺部と第3短辺部との接続箇所で第1縦辺部の内面に接触するので、十分なバネ復元力を有する。
請求項2の発明によると、第3縦辺部が抜け止めの機能も有するので、留め金具が隙間から抜け出ることの防止効果に優れる。
請求項3の発明によると、第2短辺部と第3短辺部との接続箇所が第1縦辺部の内面に接触する際に、この接触箇所と第4短辺部との干渉を防止でき、留め金具の滑らかなバネ力の作用を得られる。更に、この接触部分よりも上側に第4縦辺部用の切り欠け部分が設けられているので、第1縦辺部の強度低下を防止できる。
請求項4の発明によると、留め金具をコンパクトに出来る。
請求項5の発明によると、上記溝内に止め金具を挿入する際に、第1留め金具の第1縦辺部の上端部に打ち込み部を有するので、この部分をハンマー等で打ち込むことで容易に第1縦辺部を上記溝内に挿入できる。
請求項6の発明によると、簡単に一体で打ち込み部を得られるので、低コストで、容易な製造方法で打ち込み部を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1ないし図4は、本発明の実施形態1に係り、留め金具を防音壁の遮蔽板に適用した例を示す。留め金具10が設けられた防音壁1を示し、この防音壁1は、自動車道路の両側において該自動車道路に沿った方向(図1の紙面に垂直な方向)に所定間隔をあけて立設された多数の支柱2,2,…を備えている。この各支柱2は、H形鋼からなっていて、該支柱2の長さ方向に延びる2つの断面コ字状の溝部3,3を有し、この各溝部3の開口が自動車道路に沿った方向(防音壁1の長さ方向)を向くように立設されている。すなわち、各溝部3は、相隣接する一対の支柱2,2の対向面に形成されていることになる。
上記一対の支柱2,2の対向面における相対向する溝部3,3間には、自動車道路に沿った方向に延びる複数の遮音板4,4,…が上下方向に積み重ねられた状態で嵌め込まれている。この各遮音板4は、ポリカーボネート等のプラスチック製や、鉄及びアルミニウムからなるボックスタイプ製であり、その厚みtは上記溝部3の溝幅Wよりも小さく設定されている。尚、各支柱2の自動車道路と反対側面には金属製の外装板5が貼付固定されている。
上記各遮音板4と各溝部3における自動車道路と反対側の側面との隙間(隙間量S=W−t)には、弾性復元力により該遮音板4を溝部3の自動車道路側の側面に押圧しかつばね鋼鋼材等からなる板バネ式の遮音板留め金具10が装着されている。この留め金具10は、上記各遮音板4の長さ方向両端部の上端部に設けられていて、遮音板4の厚み方向における自動車道路と反対側面(上記隙間側面)の上端部を自動車道路側に押圧するように構成されている。尚、上記各遮音板4の上端部における自動車道路側部には、下側に凹む段差部4aが形成され、この段差部4aと溝部3の自動車道路側の側面との間には、この遮音板4の直ぐ上側に積み重ねられる遮音板4の下端部に設けた凸部4bが挿入されるようになっており、このことで、遮音板4の下端部の厚み方向への移動が規制されるようになっている。
上記留め金具10は、具体的には、図3及び図4に示すように、留め金具10が上記隙間に装着されたときに、取付辺部11の下面が上記遮音板4の上端面に当接し、かつ嵌合孔11aが該上端面に突設された断面円形の嵌合部4c(図2参照)と略嵌合する。この取付辺部11の自動車道路と反対側端部には、略上下方向に延びる第1縦辺部12の上端部が接続されている。この第1縦辺部12の厚み方向における自動車道路側面は、留め金具10が上記隙間に装着されたときに、略全体的に上記遮音板4の厚み方向における上記隙間側面に当接するようになっている。
上記第1縦辺部12の下端部に第1短辺部13が接続されている。この第1短辺部13は、第1縦辺部12と対向しかつ第1縦辺部12との水平距離が上側に向かって広くなるように(第1縦辺部から離れる方向に)斜め上方に延びて設けられている。第1短辺部13の高さH1は第1縦辺部12の高さH2に比べて半分以下の長さに設定されている。
上記第1短辺部13の上端部には、上端部から上記第1縦辺部12側でかつ上側に延びる第2短辺部14が接続されている。上記第2短辺部14の第1縦辺部12側端部(上端部)には、該端部から上記第1縦辺部12と離れる方向でかつ上側に向かって延びる第3短辺部15が接続されている。
留め金具10が溝部3に挿入された際には、第1短辺部13と第2短辺部14との接続箇所が溝部3の側面に接触し、第2短辺部14と第3短辺部15との接続箇所が第1縦辺部12の内面に接触して滑り、弾性復元力が作用するようになっている。
第4短辺部16は、第1縦辺部12の上下方向中間位置から下方に向かってコ字状に切れ目を形成し、切り起こして略120°折り曲げて形成した可撓板部材である。この第4短辺部16を、例えば、第1縦辺部12の上下方向中間位置から上方に向かってコ字状に切れ目を形成し、切り起こして略30°折り曲げて形成した場合には、第4短辺部16が溝部3の側面に折衝して、それに対抗する第1縦辺部12の内面との間でバネ復元力を維持させる時に、対抗する内面が空洞となっており、バネ復元力が弱い。そのために、上記のような第4短辺部16を設けた。
この第4短辺部16の下端部16aは第1縦辺部12の高さの略中間位置に設けられている。この位置は、第2短辺部14と第3短辺部15との接続箇所が第1縦辺部12の内面に接触して滑る際に、第4短辺部16と第3短辺部15とが干渉しないような位置になっている。
また、第4短辺部16の高さH3は、第1短辺部13の高さH1と同レベルか少し短い高さとなっている。この高さH3は、留め金具の大きさや溝の大きさ等により多少異なるが、大きすぎると第1縦辺部12の剛性が弱くなり、小さすぎるとバネ力が不足する結果となるので、上記大きさを目安とする。また、第4短辺部16は、第1縦辺部12の幅に対して、1/3の幅で略中央に設けている。この幅に関しても、大きくすると第1縦辺部12の強度が弱くなり、小さすぎるとバネ力が不足する結果となるので、上記大きさを目安とする。なお、留め金具の大きさや溝の大きさによっては、この第4短辺部は幅方向両サイドに設けても良いし、上下或は左右に複数設けるようにしてもよい。
また、第4短辺部16の上端部16bは、第1縦辺部12から切り起こしたエッジ部となっており、溝部3の側面に接触した際に、斜め下方から接触するので、この留め金具10が溝3内から抜け出ることを抑制することに寄与している。
また、留め金具10の第1縦辺部12の上方側には、第1縦辺部12の上端部から下方に向けて略半円形に切り欠いで、切り起こして形成した打ち込み部17が設けられている。打ち込み部17は、第1縦片部12とほぼ直角な状態に切り起こされている。
この打ち込み部17を設けたことにより、留め金具10を溝3内に挿入する際に、叩み込む部分の面積が増加したので、作業性がよくなった。その上、この打ち込み部17を叩き込むことで、第1縦辺部12が傾くことをほぼ無くすことができるので、熟練者でなくても容易に打ち込むことが出来る。
なお、打ち込み部17は半円形状に形成しているが、この形状に限られるものではなく、楕円形状、矩形状でも良い。なお、切り起こした際に、第1縦辺部に角張った部分が残ると、この部分から裂ける可能性があり、角部が滑らかな曲線となるように切り起こして形成することが好ましい。
また、打ち込み部17は第1縦辺部12の上方部分を切り欠けて形成されているが、第1縦辺部12ではなく、取付辺部11の一部を切り欠いで、切り欠け部分を略180°反転させて打ち込み部とするようにしても良い。
留め金具10を溝部3に挿入する作業について説明する。第1縦辺部12と第1短辺部13との接続箇所を下方にして、溝3内に差し込む。そして、打ち込み部17をハンマー等で叩み込んで、留め金具10を溝部3内に強制的に押し込む。その際、第1短辺部13と第2短辺部14との接続箇所が溝部3の側面に接触し、第4短辺部の上端部が溝部3の側面に接触し、更に第2短辺部14と第3短辺部15との接続箇所が第1縦辺部12の内面に接触して、第1縦辺部12と第1短辺部13との角度が狭くなり、第4短辺部16と第1縦辺部12との角度が狭くなりながら滑り、弾性変形する。従って、留め金具10は十分な弾性復元力を持って溝3内に保持されるとともに、抜け出ることを抑制されている。
図5は第2実施形態の関わり、図4と同様な図を示す。第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみ説明し、その他の説明は省略する。第2実施形態では、取付辺部がないタイプの留め金具20であり、打ち込み部27を第1縦辺部12の一部を切り起こして形成するのではなく、第1縦辺部12の上端部を更に上方に延ばして設け、この延ばした部分を略直角に折り曲げて打ち込み部27としたものである。
この留め金具20では、第1縦辺部12を切り欠くことなく打ち込み部27を形成するので、第1縦辺部12の剛性低下への影響をなくして打ち込み部27を形成できる。また、第1縦辺部12の全幅と同じ幅で打ち込み部27を形成でき、打ち込む際の的を大きく出来るので作業が容易である。
上記第1実施形態及び第2実施形態では、第4短辺部16の下端部16aが第1縦辺部12の高さの略中間位置に設けられ、第2短辺部14と第3短辺部15との接続箇所が第1縦辺部12の内面に接触して滑る際に、第3短辺部15と干渉しない位置になっている。但し、第2短辺部14及び第3短辺部15を大きく形成したい、或は第4短辺部16を長く形成したい場合には、例えば、第3短辺部14と第3短辺部15が第4短辺部16と干渉する領域、即ち、第3短辺部14と第3短辺部15の幅方向中央部分1/3を切り欠いて設けるようにしてもよい。このようにすれば、第2短辺部14と第3短辺部15との接続箇所が第1縦辺部12の内面に接触して滑る際に、第4短辺部16の両側で第1短辺部12の内面をすべるので、お互いの干渉を防止できる。
第4短辺部16を切り欠いで形成した第1縦辺部12の開口部付近を補強するのために、この開口部の周囲、特にサイド側にビード等の補強構造を採用しても良い。また、第1短辺部13〜第4短辺部16に対しても強度をアップする為にビード等補強構造を取っても良い。
本発明の実施形態1に係る遮音板留め金具が設けられた防音壁を示す断面図である。 図1のII−II線断面図である。 本発明の第1実施形態に関わる遮音板留め金具の詳細を示す斜視図である。 図3の遮音板留め金具の側面図である。 第2実施形態に関わり、図4と同様な図を示す。
符号の説明
1 防音壁
2 支柱
3 溝部
S 間隙
4 遮音板
10 留め金具
11 取付辺部
12 第1縦辺部
13 第1短辺部
14 第2短辺部
15 第3短辺部
16 第4短辺部
17 打ち込み部

Claims (6)

  1. 矩形状のパネルと、このパネルの端縁部を支持する溝部を有する支柱とを備えたパネル体において、該パネルを該支柱の該溝部に挿入した際に該溝部と該パネルの端縁部との間隙に装着され、弾性復元力により該パネルを該溝部に押圧する板バネ式の留め金具であって、略上下方向に延び、上記隙間に装着されたときに、厚み方向の一方の面が上記パネルの厚み方向における該隙間側の面に当接する第1縦辺部と、上記第1縦辺部の下端部に連結され、該第1縦辺部と対向しかつ該第1縦辺部との水平距離が上側に向かって大きくなるように略上下方向に延び、該第1縦辺部の略半分以下の高さを有し、上記隙間に装着されたときに、その上端部が上記溝部の側面に当接する第1短辺部と、上記第1短辺部の上端部に接続され、該上端部から上記第1縦辺部側でかつ上側に向かって延びた第2短辺部と、上記第2短辺部の上端部に接続され、該上端部から上記第1縦辺部と離れる方向にかつ上側に向かって延びた第3短辺部と、上記第1縦辺部の高さ方向中間部を切り起こして形成され、第1縦辺部と離れる方向で且つ上側に向かって延び、上記隙間に装着されたときに、その上端部が上記溝部の側面に当接する第4短辺部とを備え、該留め金具が該溝部と該パネル間の該隙間に装着された際に、該第1縦辺部と第1短辺部の上端部との間隔、該第2短辺部と該第3短辺部との接続部が第1縦辺部の内面に接触し、第4短辺部の上端部が該溝部の内面に接触して第4短辺部と第1縦辺部との角度が狭ばり、それらの復元力で、該パネルを該溝部に留めることを特徴とするパネルの留め金具。
  2. 請求項1記載のパネルの留め金具において、上記第4縦辺部の上記上端部が、上記第1縦辺部の切り起こし切断面から形成されたエッジ部を備え、該エッジ部が斜め下方から鋭角で上記溝部の側面に当接することで、留め金具の抜け止めとなることを特徴とする。
  3. 請求項1または2に記載のパネルの留め金具において、上記第4縦辺部の下端部は、上記第3短辺部の上端部よりも高い位置に形成されていることを特徴とする。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のパネルの留め金具において、第4短辺部の長さは第1短辺部の長さより短く、且つ第2短辺部の長さより短く、第3短辺部は第2短辺部の長さより短いことを特徴とする。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のパネルの留め金具において、該第1縦辺部の上端部に、第2縦辺部側に向かって略水平に伸びて形成された打ち込み部を有することを特徴とする。
  6. 請求項5記載のパネルの留め金具において、上記打ち込み部は第1縦辺部の一部を切り起こして形成されたことを特徴とする。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018064537A (ja) * 2016-10-21 2018-04-26 新富士バーナー株式会社 燻製装置

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