JP2006001313A - インホイールモータシステム - Google Patents

インホイールモータシステム

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Abstract

【課題】 インホイールモータシステムの直動ガイドのシール性を向上する。
【解決手段】 車両の駆動輪3と、車軸30と、インホイールモータ5と、前記車軸中心線に対して直交するとともに、互いに直交する2方向に前記インホイールモータを変位自在に支持するとともに、前記インホイールモータの駆動トルクを前記駆動輪に伝達するフレキシブルカップリング4と、前記インホイールモータを前記車軸に対して上下方向に変位可能に支持する直動ガイド20とを備え,前記直動ガイドと同軸上にスプリング27を備え、前記直動ガイド20は、ロッドと、前記、前記ロッド表面を摺動する、ベアリングを内装した摺動部材23とからなり、前記ロッドと前記スプリングとの間に前記ロッドを覆うダストカバー32を設けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、インホイールモータシステムに関するものである。
従来のインホイールモータシステムにおいて、インホイールモータを直動ガイドと緩衝機構により、車軸等の懸架装置に弾性支持する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−90696号公報
しかしながら、従来技術においては、車両走行時に泥水等に晒される使用環境にあるにもかかわらず、インホイールモータシステムのシール性が考慮されておらず、特にインホイールモータを上下方向移動可能に支持する直動ガイドは、ダストや異物が内部に侵入することにより摺動抵抗が増大し、インホイールモータの上下動の摩擦抵抗の増加を招く可能性があるにもかかわらず、シール性が考慮されていない。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、インホイールモータシステムに用いられる直動ガイドのシール性を向上することを目的とする。
第1の発明は、車両の駆動輪と、左右の駆動輪を回転自在に連結する車軸と、前記駆動輪内に設置され、駆動輪に伝達される駆動トルクの発生源としてのインホイールモータと、前記車軸中心線に対して直交するとともに、互いに直交する2方向に前記インホイールモータを変位自在に支持するとともに、前記インホイールモータの駆動トルクを前記駆動輪に伝達するフレキシブルカップリングと、前記インホイールモータを前記車軸に対して上下方向に変位可能に支持する直動ガイドと、を備えるインホイールモータシステムにおいて、前記直動ガイドと同軸上に前記インホイールモータを支持するスプリングを備え、前記直動ガイドは、前記インホイールモータに接続する軸状のロッドと、前記車軸に接続し、前記ロッド表面を摺動する摺動部材とからなり、前記ロッドと前記スプリングとの間に前記ロッドを覆うダストカバーを設け、このダストカバーは、弾性材により蛇腹状に形成されるダストカバー部と、ゴムブッシュ状に形成される一端部からなり、前記一端部に前記ダストカバー部を介して前記摺動部材が当接し、前記摺動部材の摺動量を制限する。
第2の発明は、第1の発明において、前記ダストカバーの他端部は、前記摺動部材に固定される。
第3の発明は、第1の発明において、前記摺動部材は一対のベアリングを内装し、前記ベアリングがすべり軸受である。
第4の発明は、第1または2の発明において、前記摺動部材が前記ロッドを貫通して摺動し、前記ダストカバーは、前記摺動部材の両側から突出するロッドを覆うように設けられるとともに、前記摺動部材の端面の移動により伸縮し、前記摺動部材の内径と前記ロッドの外径との差を所定値として、前記摺動部材と前記ロッドとの隙間を通じて各ダストカバー間の空気が流通するように形成し、一方のダストカバーが縮んだ場合には、縮んだダストカバー内の空気が、前記摺動部材と前記ロッドの隙間を通過して他方の伸びたダストカバー内に移動する。
第5の発明は、第1または2の発明において、前記ダストカバー部がゴムまたは樹脂または防水処理した布からなる。
第1の発明では、直動ガイドのロッドをダストカバーにより覆うため、直動ガイドの摺動面にダストや異物が侵入することがなく、直動ガイドの作動不良を防止することができる。また、ダストカバーの一端部をゴムブッシュ状に形成し、摺動部材の摺動量を制限するため、車軸に対するインホイールモータの上下方向の移動量を制限することができ、インホイールモータと駆動輪との接触を防止することができる。
第2の発明では、ダストカバーの他端部を摺動部材に固定したので、ダストカバーが確実にロッドを覆うことができ、ダストとの摺動面への侵入を防ぐことができる。
第3の発明では、直動ガイドのベアリングをすべり軸受としたので、コスト低減と省スペース化を図ることができる。
第4の発明では、摺動部材両端に設けられるダストカバー内の空気を流通するように摺動部材内を構成したため、ダストカバーが縮んだ時のダストカバー内の空気が他方の伸びたダストカバーに流入する。このため、ダストカバーに空気抜き孔を設ける必要がなく、空気抜き穴からのダスト等の侵入を防ぐことができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のインホイールモータシステムの構成図である。本発明のインホイールモータシステムは、タイヤ1とホイール2とからなる駆動輪3と、フレキシブルカップリング4を介して駆動輪3に駆動力を伝達するインホイールモータ5と、左右の駆動輪3を連結する左右方向に伸びる車軸30と、ホイール2を固定するハブ6と、車軸30に固定され、ベアリング7を介してハブを回転自在に接続するナックル14とから構成される。
駆動輪3のホイール2は、タイヤ1が取り付くリム部2aと造形処理されるディスク面2bとからなり、ディスク面2bの内面2cにフレキシブルカップリング4を構成するプレート9が固定される。一方、後述するインホイールモータ5を固定する回転側ケース5dがフレキシブルカップリング4の最も内側のプレート11に固定される。
またインホイールモータ5は、ナックル14に緩衝機構8を介して接続されており、インホイールモータ5は、フレキシブルカップリング4の作用により、ホイール2の中心線に対して直交するとともに、それぞれもまた直交する2軸方向に変位可能に構成される。
フレキシブルカップリング4は、車両左右方向に積層状に設置される3枚の中空円盤状のプレート9〜11と、これらプレートの中で中央に位置する中間プレート10の表裏に、作動方向が互いに直交するように配置されたガイドレール12、13と、中間プレートに対面するプレート9、11に設置され、ガイドレール12、13にそれぞれ係合、摺動するガイド部材12a、13aを備えている。
詳しく説明すると、図2に示すようにホイール2側に位置するプレート9のホイール2の内面2cに対する面9aの反対面9bに、180°間隔で取付けられた一対のガイド部材12a、12aが取り付けられる。また中間プレート10の上記プレート9に対面する面10aに一対のガイドレール12、12が取付けられる。そして、ガイドレール12、12がガイド部材12a、12aに係合することにより、中空円盤状のプレート9、10がガイドレール12のガイド方向に互いに相対変位可能に係合されるとともに、中間プレート10の回転がプレート9に伝達される。
また、中間プレート10のプレート11に対面する面10bに、前記面10aに設置されたガイドレール12、12に対して90°回転させた位置に一対のガイドレール13、13が取り付けられる。そして、このガイドレール13、13に係合するようにプレート11のプレート10に対面する面11aにガイド部材13a、13aを取り付ける。このように構成することにより、中空円盤状のプレート10、11をガイドレール13方向に互いに相対変位可能に係合するとともに、プレート11の回転が中間プレート10に伝達される。
したがって、インホイールモータ5の回転軸がホイール2の回転軸に対してどの方向にも偏心可能に結合されるので、インホイールモータ5の回転軸とホイール2の回転軸とが偏心していてもインホイールモータ5からホイール2へ駆動トルクを効率よく伝達させることが可能となる。
インホイールモータ5は、ステータ5aを取り付ける非回転側ケース5bと、非回転側ケース5bの外周側に配置され、ロータ5cを取り付ける回転側ケース5dとから構成される。非回転側ケース5bは、後述するナックル14にモータ取付プレート15及び緩衝機構8を介して接続される。回転側ケース5dは軸受16を介して非回転側ケース5bに対して回転可能に設置されるとともに、フレキシブルカップリング4のプレート11に固定される。このように構成されて、インホイールモータ5に電流が流されるとロータ5cは回転し、この回転がフレキシブルカップリング4を介して駆動輪3に伝達され、車両が駆動される。
ホイール2の内面2cの中央にはハブ6が設置され、ハブ6に設けられた図示しないハブボルトがホイール2を貫通して、図示しないホイールナットがハブボルトに螺合してホイール2をハブ6に固定する。なお、ハブ6は、前述の環状円盤状のフレキシブルカップリング4の中央に位置する。
ハブ6は、ベアリング7を介してナックル14と互いに回転自在に接続される。ナックル14を構成するナックル取付プレート25には、前記プレート11を取り付けるためのモータ取付プレート15が緩衝機構8を介して接続される。またナックル取付プレート25に車軸30が固定される。なお、車軸30はショックアブソーバとスプリングから構成されるアブソーバアッシ31を介して車体に接続される。
図3に示すように、モータ取付プレート15は環状部材で構成され、その外周面15aがインホイールモータ5の非回転側ケース5bの内周面5eに嵌合、固定される。モータ取付プレート15には、車両内側に突出する一対の第1取付部材19が、左右の駆動輪3を連結する車軸30を上下に挟むように取り付けられる。そして、上下の第1取付部材19間に、インホイールモータ5を上下に移動可能に支持する直動ガイド20が設置される。
直動ガイド20の構成を図4に示す。直動ガイド20は、円柱状のロッド22と、このロッド22に対して摺動するための2個のリニアベアリング23aを内装する摺動部材23とから構成される。従来、リニアベアリング23aをボールベアリングを用いて構成していたが、本発明では、すべり軸受とすることで小型化及び低コスト化を図ることができる。ロッド22の両端は、前述の一対の第1取付部材19のそれぞれに固定され、さらに、摺動部材23は、ナックル取付プレート25に固定される。このような構成により、インホイールモータ5は、ナックル14及びナックルが固定される車軸30に対して上下に変位可能となる。
図3に戻り、車軸30の前方において、上部の第1取付部材19とナックル取付プレート25との間に緩衝装置26が設置される。緩衝装置26のピストンロッド26aが第1取付部材19に固定され、緩衝装置26の外筒26bがナックル取付プレート25に固定される。
つまり、直動ガイド20の摺動部材23及び緩衝装置26の外筒26bを固定するナックル取付プレート25は、車軸30に固定される。したがって、ナックル取付プレート25(=ナックル14)と直動ガイド20の摺動部材23と緩衝装置26の外筒26bが、車軸30と一体的に変位する。なお、図3に示すように直動ガイド20には直動ガイド20と同軸に、ナックル取付プレート25を挟んで1対のスプリング27が上下に設置される。ここで、緩衝装置26、スプリング27及び直動ガイド20が緩衝機構8を構成する。
このように構成され、インホイールモータ5は、フレキシブルカップリング4及び直動ガイド20の作用により、車軸30に対して相対変位可能に構成されて上下にストロークし、その上下動は緩衝装置26及びスプリング27により減衰される。一方、駆動輪3は、車軸30と一体的にストロークして、その上下動は、車軸30の接続するアブソーバアッシ31によって減衰される。
また、インホイールモータ5は、前述のフレキシブルカップリング4を介してホイール2に対して偏心可能に接続するため、インホイールモ−タ5とホイール2との軸心が偏心した状態であっても、インホイールモータ5の駆動トルクをホイール2に伝達することができる。
図4と図5は、本発明のスプリング27を備えた直動ガイド20の構成を説明する図である。
図4と図5(a)に示すように、直動ガイド20は、その摺動部材23の外周にスプリング27が設置され、スプリング27は、第1取付部材19とナックル取付プレート25との間に挟持される。本発明は、スプリング27と摺動部材23とロッド22及び第1取付部材19の間に形成されるスペースを利用してダストカバー32を設置し、ダストカバー32をコンパクトに形成しつつ、直動ガイド内に侵入するダストを抑制する点に特徴を有するものである。
ダストカバー32のダストカバー部32cは、図に示すように蛇腹状に樹脂やゴムのような弾性材で形成され、あるいは、防水施工した布で形成されても良い。ダストカバー32は、第1取付部材19と直動ガイド20の摺動部材23の端面23bとの間に設置され、リニアベアリング23aとロッド22の摺動面にダストや異物が侵入することを防止する。この時にダストカバー32の長さは、第1取付部材19と摺動部材23の端面23bとの間の長さに応じて伸縮し、第1取付部材19と直動ガイド20の摺動部材23の端面23bとの間の最大長さより、ダストカバー32の自由長が長くなるように設定される。
ダストカバー32の下端部32dは、図6に示すように摺動部材23の端面23bに接するように環状に形成され、下端部32dをリング34により摺動部材23の外周に嵌合することで固定される。また、ダストカバー32の下端を下方に伸ばし、摺動部材23を覆うようにして、ダストカバー32を摺動部材23の外周面にクリップ等を用いて固定するようにすれば一層ダストの侵入を防止することができる。
ダストカバー32の上端部32aはゴムブッシュのようにブロック状に形成され、その一部は、第1取付部材19に形成された凹部19aに嵌合される。凹部19aの側壁19bは凹凸状に形成され、一方、ダストカバー32の上端部32aの外周面32bは、側壁19bに形状に応じた凹凸状に形成される。したがって、ダストカバー32の上端部32aは、第1取付部材19の側壁19bに嵌合し、ダストカバー32が下方向に容易に抜け落ちることはない。また、ダストカバー32は、第1取付部19に嵌合しているだけであり、作業者により容易に取り外しでき、交換することができる。
また、図5(b)に示すように、ダストカバー上端部32aを構成するゴムのボリュームを大きくして、ゴム材の劣化対策を施すことができる一方、上端部32aのゴムの材質、形状やボリュームを考慮して、摺動部材23の移動量を規制するストッパとして機能させることができる。つまり、ダストカバー32の上端部32aは、インホイールモータ5と一体的に変位するため、ダストカバー上端部32aのゴムの特性によりインホイールモータ5の車軸30及びホイール2に対する変位量を規制することができる。
一対のリニアベアリング23a間の摺動部材23の内径は、ロッド22の外径より所定寸法大きく形成されており、摺動部材23の内径とロッド22の外径との間に形成された空気通路33を通じて、上下に位置するダストカバー32内の空気を相互に移動可能としている。これにより、縮み側のダストカバー32の変位に伴うダストカバー32内の空気量の変化を、伸び側のダストカバー32側に空気通路33を通じて空気を送ることで吸収することができる。このような構成により、ダストカバーに空気抜き孔を設ける必要がなく、空気抜き穴からのダスト等の侵入を遮断することができる。
なお、本実施形態においては、ダストカバー上端部32aとダストカバー部32cは同じゴム材として説明したが、これに限らず、ダストカバー上端部32aをゴムブッシュとして形成し、ダストカバー部32cを樹脂で形成し、その後ダストカバー32として組み合わせても良い。
したがって、本発明では、インホイールモータシステムにおいて、直動ガイドと同軸上にインホイールモータを支持するスプリングを備え、直動ガイドは、インホイールモータに接続する軸状のロッドと、車軸に接続し、ロッド表面を摺動する摺動部材とからなり、ロッドとスプリングとの間にロッドを覆うダストカバーを設け、このダストカバーは、弾性材により蛇腹状に形成されるダストカバー部と、ゴムブッシュ状に形成される一端部(上端部32a)からなり、一端部は前記摺動部材の摺動量を制限する。このような構成により、直動ガイドのロッドをダストカバーにより覆うため、直動ガイドの摺動面にダストや異物が侵入することがなく、直動ガイドの作動不良を防止することができる。また、ダストカバーの一端部をゴムブッシュ状に形成し、摺動部材の摺動量を制限するため、車軸に対するインホイールモータの上下方向の移動量を制限することができ、インホイールモータと駆動輪との接触を防止することができる。さらには、摺動部材の摺動量規制時に生じる衝撃をダストカバーの一端部の荷重−撓み特性を調整することにより緩和することができる。
また、ダストカバーの他端部(下端部32d)が摺動部材に固定されるため、ダストカバーが確実にロッドを覆うことができ、ダスト等の摺動面への侵入を防ぐことができる。
また、摺動部材は一対のベアリングを内装し、ベアリングがすべり軸受であるため、コスト低減と省スペース化を図ることができる。
また、摺動部材は、ロッドを貫通して摺動し、ダストカバーは、摺動部材の両側から突出するロッドを覆うように設けられるとともに、摺動部材の端面の移動により伸縮し、摺動部材の内径とロッドの外径との差を所定値として、摺動部材とロッドとの隙間を通じて各ダストカバー間の空気が流通するように形成し、一方のダストカバーが縮んだ場合には、縮んだダストカバー内の空気が、摺動部材と前記ロッドの隙間を通過して他方の伸びたダストカバー内に移動するため、ダストカバーが縮んだ時のダストカバー内の空気が他方の伸びたダストカバーに流入する。このため、ダストカバーに空気抜き孔を設ける必要がなく、空気抜き穴からのダスト等の侵入を防ぐことができる。
さらに、ダストカバー部がゴムまたは樹脂または防水処理した布からなり、ダストカバー部の製造を容易にすることができる。
本発明のインホイールモータシステムでは、インホイールモータを変位可能に支持するスプリングを備えた直動ガイドにダストカバーを備えたので、ダストや異物の侵入する環境を走行する車両に有用である。
本発明の一実施形態を示す補助駆動用モータ付き車両の駆動輪の構成を示す図である。 緩衝機構の構成を示す構成図である。 フレキシブルカップリングの説明図である。 直動ガイドの詳細図である。 同じく直動ガイドの状態図である。 ダストカバー下端部の詳細図である。
符号の説明
1 タイヤ
2 ホイール
3 駆動輪
4 フレキシブルカップリング
5 インホイールモータ
5a ステータ
5b 非回転側ケース
5c ロータ
5d 回転側ケース
6 ハブ
8 緩衝機構
9〜11 プレート
12、13 ガイドレール
12a、13a ガイド部材
14 ナックル
15 モータ取付プレート
19 第1取付部材
19a 凹部
19b 側壁
20 直動ガイド
22 ロッド
23 摺動部材
23a リニアベアリング
25 ナックル取付プレート
26 緩衝装置
27 スプリング
32 ダストカバー
32a 上端部
32c ダストカバー部
32d 下端部
33 空気通路

Claims (5)

  1. 車両の駆動輪と、
    左右の駆動輪を回転自在に連結する車軸と、
    前記駆動輪内に設置され、駆動輪に伝達される駆動トルクの発生源としてのインホイールモータと、
    前記車軸中心線に対して直交するとともに、互いに直交する2方向に前記インホイールモータを変位自在に支持するとともに、前記インホイールモータの駆動トルクを前記駆動輪に伝達するフレキシブルカップリングと、
    前記インホイールモータを上下方向に変位可能に支持する直動ガイドと、
    を備えたインホイールモータシステムにおいて、
    前記直動ガイドと同軸上に前記インホイールモータを支持するスプリングを備え、
    前記直動ガイドは、前記インホイールモータに接続する軸状のロッドと、前記車軸に接続し、前記ロッド表面を摺動する摺動部材とからなり、
    前記ロッドと前記スプリングとの間に前記ロッドを覆うダストカバーを設け、このダストカバーは、弾性材により蛇腹状に形成されるダストカバー部と、ゴムブッシュ状に形成される一端部からなり、前記一端部に前記ダストカバー部を介して前記摺動部材が当接し、前記摺動部材の摺動量を制限することを特徴とするインホイールモータシステム。
  2. 前記ダストカバーの他端部は、前記摺動部材に固定されることを特徴とする請求項1に記載のインホイールモータシステム。
  3. 前記摺動部材は、前記ロッドを支持する一対のベアリングを内装し、
    前記ベアリングは、すべり軸受であることを特徴とする請求項1に記載のインホイールモータシステム。
  4. 前記摺動部材は、前記ロッドを貫通して摺動し、
    前記ダストカバーは、前記摺動部材の両側から突出するロッドを覆うように設けられるとともに、前記摺動部材の端面の移動により伸縮し、
    前記摺動部材の内径と前記ロッドの外径との差を所定値として、前記摺動部材と前記ロッドとの隙間を通じて各ダストカバー間の空気が流通するように形成し、
    一方のダストカバーが縮んだ場合には、縮んだダストカバー内の空気が、前記摺動部材と前記ロッドの隙間を通過して他方の伸びたダストカバー内に移動することを特徴とする請求項1または2に記載のインホイールモータシステム。
  5. 前記ダストカバー部は、ゴムまたは樹脂または防水処理した布からなることを特徴とする請求項1または2に記載のインホイールモータシステム。



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