JP2006000162A - 生体信号検出装置及び生体信号計測システム - Google Patents

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一成 徳田
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章弘 堀井
Toshimitsu Musha
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Abstract

【課題】 大きさや形状などに個人差がある生体の表面に、電極を的確に当接させて、生体からの電気信号を安定して的確に検出することができる生体信号検出装置、及びこれを備えた生体信号計測システムを提供する。
【解決手段】 生体信号検出装置1Aが、先端部12t側が頭部Hの表面Hsに当接して脳波を電気信号として検出する少なくとも一つの電極12と、電極12の取付用孔11hを有し頭部Hに装着されて電極12の先端部12t側を頭部Hの表面Hsに当接させるヘルメット11と、頭部Hへの電極12の位置決めを個別に行うことが可能な電極位置決め手段としての、取付用孔11h内に形成された雌ねじ部13a、及び電極12外側面に形成された雄ねじ部13b、を備えるように構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば脳波等の生体信号を検出するために、生体表面に当接して生体信号を検出する電極を備えた生体信号検出装置、及びこれを備えた生体信号計測システムに関するものである。
従来の生体信号検出装置としては、生体表面に当接し、この生体から発生する電気信号を検出する生体信号検出用の電極を備えたものがある。(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
これら生体信号検出装置においては、例えばネットやスポンジ等といった弾性変形可能なフレキシブル(軟質)な材料により構成されたキャップに、複数の電極を配設し、これを被験者の頭部に被せることで、電極の先端部を頭部表面に当接させて、電極から生体信号としての脳波を検出し、その計測を行うものである。
特開2002−177231号公報 特開2002−248087号公報
被験者の頭部の大きさあるいは形状には、様々な個人差(個体差)がある。上記従来の生体信号検出装置においては、フレキシブルなキャップによって電極を頭部に装着させるため、キャップを伸縮等させることによって各電極の位置決めを個別に行うことができ、ある程度の個人差にも対応することが可能であった。しかしその反面、フレキシブルなキャップのみによって電極を装着させているため、装着時に電極の位置決めを的確に行っていても、その後の計測時に例えば被験者が動くこと等によって電極の位置ずれが発生し易く、脳波検出を的確に行い得ないという問題があった。
電極を強固に固定するためには、リジッド(硬質)な材料から構成された、例えばヘルメットに電極を固定し、これを被って頭部とヘルメットとを強固に固定することが好ましいと言える。しかしそれでは逆に、個人差のある頭部において各電極の位置決めを個別に行うことが極めて困難となる。すなわち、複数の電極のうちの一部は生体表面に当接できても、その他の電極は離間してしまうことがあり、その結果、電極をヘルメットに一体的に固定していたのでは、生体の個人差に適応させて、生体信号を的確に検出することが困難となる。すなわち、サイズの異なるヘルメットを数種類用意しておく程度では、個人差に的確に対応することができないものであった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、大きさや形状などに個人差がある生体の表面に、電極を的確に当接させて、生体からの電気信号を安定して的確に検出することができる生体信号検出装置、及びこれを備えた生体信号計測システムを提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、生体信号検出装置であって、先端部側が生体の表面に当接して生体信号を電気信号として検出する少なくとも一つの電極と、前記電極の取付部を有し、前記生体に装着されて前記電極の先端部側を前記生体の表面に当接させる生体装着手段と、前記生体の表面への前記電極の位置決めを個別に行うことが可能な電極位置決め手段と、が備えられていることを特徴とする。
このように、電極位置決め手段を備えるようにしているので、生体の個人差(個体差)にも柔軟に対応して、各電極を生体に的確に当接させることができる。つまり、生体の大きさや形状等が被験者によって様々に異なるために、電極と生体表面との間の距離が場所によって様々に異なる場合であっても、各電極を個別に位置決めすることができ、電極の先端部を生体表面に的確に当接させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の生体信号検出装置であって、前記電極位置決め手段は、棒状とされた前記電極の外側面に形成された雄ねじ部と、取付用孔とされた前記取付部の内周面に形成され前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、から構成されていることを特徴とする。
このように、電極の外側面と取付用孔の内側面とを互いに螺合させるねじ構造としているので、電極を回転させるだけで、電極の先端部を生体表面に対して接近離間させることができる。そのため、電極位置決め手段を簡易な構成として、個々の電極を的確に位置決めすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の生体信号検出装置であって、前記電極位置決め手段として、前記電極を前記生体の表面に対して接近離間する方向に移動させるアクチュエータが備えられていることを特徴とする。
このように、電極位置決め手段としてのアクチュエータを備えるようにしているので、遠隔操作によって各アクチュエータの動作を制御して、生体の表面に対して接近離間する方向に電極を移動させることができ、先端部の位置をきめ細かに微調整することができるので、個々の電極を生体の表面の所定位置に的確に位置決めすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の生体信号検出装置であって、前記電極位置決め手段として、前記電極を前記生体の表面に対して略平行方向に移動させるアクチュエータが備えられていることを特徴とする。
このように、アクチュエータによって、電極を生体の表面に対して接近離間する方向にも略平行方向にも移動させることができるように、つまり電極を3次元で移動させることができるようにしているので、電極の先端部の位置を更にきめ細かに微調整することができ、個々の電極を生体の表面の所定位置に更に的確に位置決めすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の生体信号検出装置であって、前記生体装着手段は、弾性変形可能な軟質な材料からなる内層部と、硬質な材料からなり前記内層部に被せられる外層部とからなる2層構造とされ、前記内層部には、前記取付部が形成されて前記電極が一体に取り付けられているとともに、前記外層部には、前記電極位置決め手段が形成されていることを特徴とする。
生体装着手段をこのような2層構造としているので、まず軟質な内層部を生体に装着し、この内層部を伸縮等させることで電極の大まかな位置決めを行った後、硬質な外層部を被せることで、電極を当該位置に正確に位置決めするとともに、強固に固定することができる。
請求項6に記載の発明は、生体信号計測システムであって、請求項1〜5の何れかに記載の生体信号検出装置と、前記電極により検出した電気信号から、前記生体の表面と前記電極との接触状態を示す指標となる信号成分を抽出する信号成分抽出手段と、前記信号成分を所定の閾値と比較して前記電気信号の有効性を判別する比較判別手段と、有効な前記電気信号のみに基づいて活性度を演算する演算手段と、前記判別の結果あるいは前記演算の結果を情報表示する情報表示手段と、が備えられていることを特徴とする。
生体信号計測システムの構成をこのようにしているので、電極が生体表面からの電気信号を検出した際には、比較判別手段において電気信号の有効性が判別される。すなわち、生体の表面と電極との接触状態を示す指標となる信号成分を抽出し、この信号成分と閾値とを比較することによって、電極が生体表面に的確に当接しいるか否か、つまり、検出した電気信号が有効であるか無効である(有効でない)か、を判断できる。次に、演算手段において、有効であると判別された電気信号のみに基づいて、生体の活性度が演算される。このため、無駄な活性度を演算することが無くなる。更に、電気信号の判別結果あるいは活性度の演算結果は、情報表示手段に表示されることになる。このため、情報表示手段を視認することにより、電気信号の検出を行った電極が、有効な電気信号を取得しているか否かを視覚的に判断することができる。
なお、活性度とは、1つの電極における電気信号の時間的な変化の度合や、複数の電極を設置した生体表面の一定領域内における電気信号の空間的な変化の度合を示すものである。この活性度の数値は、例えば、生体信号が脳から発生する脳波である場合、脳内におけるニューロン活動の不安定性を反映するものであって、被験者が痴呆症患者等であるか否かの判断等に使用されるものである。
そして、生体信号検出装置において電極の位置決めを個別に行うことができるので、無効な電気信号を検出している電極を生体に的確に当接させることができ、有効な電気信号をより多く取得することができる。
請求項7に記載の発明は、生体信号計測システムであって、請求項3又は請求項4に記載の生体信号検出装置と、前記電極により検出した電気信号から、前記生体の表面と前記電極との接触状態を示す指標となる信号成分を抽出する信号成分抽出手段と、前記信号成分を所定の閾値と比較して前記電気信号の有効性を判別する比較判別手段と、有効な前記電気信号のみに基づいて活性度を演算する演算手段と、前記判別の結果あるいは前記演算の結果を情報表示する情報表示手段と、前記各アクチュエータを制御するアクチュエータ制御手段と、が備えられていることを特徴とする。
このように、生体信号計測システムにアクチュエータ制御手段を設けるようにしているので、遠隔操作によって各アクチュエータを一括制御することができ、生体信号検出装置から離間した位置からでも、各電極の位置決め固定を行うことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載の生体信号計測システムであって、前記信号成分検出手段は、前記信号成分としてのインピーダンスを前記電気信号から抽出するインピーダンス抽出手段とされていることを特徴とする。
信号成分検出手段の構成をこのようにしているので、電極が生体表面からの生体信号を検出した際には、信号成分としてのインピーダンスの大小によって、電気信号の有効性が判別される。すなわち、得られた電気信号のインピーダンスが小さい場合には、生体表面から電極に流れる電流が大きいため、電極が生体表面に的確に当接して、有効な電気信号を検出していると判断することができる。また、得られた電気信号のインピーダンスが大きい場合には、生体表面から電極に流れる電流が小さいため、電極が生体表面に的確に当接しておらず、無効な(有効でない)電気信号を検出していると判断することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は請求項8に記載の生体信号計測システムであって、前記アクチュエータ制御手段は、前記比較判別手段と連動し、前記比較判別手段が前記電気信号を無効と判別した場合に、該判別結果に基づいて、前記各電極が前記生体の表面に当接するように前記各アクチュエータを制御することを特徴とする。
このように、アクチュエータ制御手段を比較判別手段に連動させて、比較判別手段の判別結果に基づいてアクチュエータが制御されるようにしているので、各電極が的確に生体表面に当接することができるように、各アクチュエータの自動制御を行うことができる。
本発明に係る生体信号検出装置によれば、生体装着手段に電極位置決め手段を備えるようにしているので、生体の個人差にも柔軟に対応して、各電極を生体に的確に当接させることができる。つまり、生体の大きさや形状等が被験者によって様々に異なるために、電極と生体表面との間の距離が場所によって様々に異なる場合であっても、各電極を個別に位置決めすることができ、電極の先端部を生体表面に的確に当接させることができる。そのため、生体の個人差に関わらず、各電極から生体信号を電気信号として的確に検出することができる。
また、本発明に係る生体信号検出システムによれば、無効な電気信号を取得していると判断された電極を、生体の表面に的確に当接させることができるので、有効な電気信号をより多く取得することができ、活性度をより高精度で的確に演算することができる。これにより、活性度の演算結果を極めて信頼性の高いものとすることができ、痴呆症患者等と正常者とをより客観的且つ正確に区別することができる。
以下、本発明に係る生体信号検出装置及び生体信号検出システムの実施の形態について、図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態について、図1〜図3を用いて説明する。
図1には、本実施形態に係る生体信号検出装置を示している。この生体信号検出装置(生体信号検出手段)1Aは、頭部(生体)Hに被せる外装としてのヘルメット(生体装着手段)11と、ヘルメット11に着脱可能に取り付けられた複数の生体信号検出用の電極12と、各電極12と生体信号計測装置2A(後述)とを相互に電気的に接続するリード線15とを備えており、生体信号としての脳波を検出するものである。
ヘルメット11は、通常のプラスチック、FRP(繊維強化プラステック)あるいは金属等といった硬質な材料から構成されており、図3(a)に示すように、電極12を取り付けるための取付用孔(取付部)11hが、内外に貫通するように複数箇所に形成されている。この取付用孔11hの内周面には、雌ねじ部13aが形成されている。
電極12は、ヘルメット11の取付用孔11h内に各々挿通されて取り付けられており、先端部(接触部)12tが頭部Hの表面(頭皮)Hsに当接することで、脳波を電気信号として検出し、この電気信号をリード線15を介して生体信号計測装置2Aへと送るものである。これら電極12は、細長い円柱形状つまり棒状とされており、その外側面には、取付用孔11hの雌ねじ部13aと螺合する雄ねじ部13bが形成されている。これら雌ねじ部13aと雄ねじ部13bとによって、頭部Hの表面Hsへの電極12の位置決めを行うことが可能な、つまり先端部12tの頭部Hに対する検出位置を調整することが可能な、電極位置決め手段(位置調整機構)が構成されている。
図2には、本実施形態に係る生体信号計測システムを示している。この生体信号計測システム5Aは、脳内のニューロン活動によって生じる電気信号(脳波)を生体信号として検出する生体信号検出装置1Aと、この生体信号検出装置1Aから出力された電気信号に基づいて脳波の計測を行う生体信号計測装置2Aとを備えている。ここで、生体信号検出装置1Aから出力された電気信号は、電極12における電位の値を示している。この生体信号計測システム5Aは、頭部Hの表面Hsの各点における脳波の極大値を結ぶ包絡線の活性度に基づいて、痴呆症患者等と正常者とを区別する客観的な指標値を提供するものである。
生体信号計測装置2Aは、電極12において検出した複数の電気信号を増幅するアンプ51と、複数の電気信号を多重化するマルチプレクサ53と、アンプ51とマルチプレクサ53との間に設けられたコンパレータ(信号成分抽出手段、インピーダンス抽出手段、比較判別手段)52と、アナログの電気信号をデジタルに変換するアナログ/デジタル変換器(A/D変換器)54と、デジタル化された電気信号を取り扱うコンピュータ55と、コンピュータ55において演算した演算結果等の各種情報を表示するモニタ(情報表示手段)56とを備えている。
コンピュータ55は、A/D変換器54からデジタル信号として出力された電気信号を入力するための入力インターフェース(入力I/F)61、CPU(中央処理装置)62、メモリ63、及びモニタ56等の外部機器に各種データを出力する出力インターフェース(出力I/F)64を備え、これら入力I/F61、CPU62、メモリ63及び出力I/F64は、バス65により相互に接続されている。
メモリ63には、各電極12において検出した電気信号に基づいて脳波の活性度を演算するための演算プログラムや、各種設定値、被験者の頭部の画像データなどが予め記憶されており、また、演算された活性度を記憶させることができるようになっている。
CPU62は、メモリ63から演算プログラムを読み出し、入力I/F61から入力された電気信号に基づいて脳波の活性度を演算するようになっている。そして、CPU62は、この演算結果をメモリ63に記憶させたり、モニタ56に出力したりするようになっている。
なお、脳波の活性度とは、1つの電極12における電気信号の時間的な変化の度合や、複数の電極12を設置した頭部Hの表面Hsの一定領域内における電気信号の空間的な変化の度合を示すものである。
コンパレータ52は、アンプ51を介して入力された電気信号が、活性度の演算に有効であるか否かを判別するためのものである。すなわち、コンパレータ52においては、電極12により検出した電気信号から、頭部Hの表面Hsと電極12との接触状態を示す指標となる信号成分を抽出すると共に、コンピュータ55のメモリ63に予め記憶された、この信号成分の閾値を読み出す。そして、電気信号の信号成分の値と閾値とを比較し、この判別結果をコンピュータ55に入力する。
ここでの例においては、信号成分としてインピーダンスを用いることとしている。すなわち、コンパレータ52においては、各々の電極12から入力された電気信号に基づいてインピーダンスを抽出すると共に、コンピュータ55のメモリ63に予め記憶されたインピーダンスの閾値を読み出す。そして、電気信号のインピーダンスの値と閾値とを比較し、この判別結果をコンピュータ55に入力する。
コンピュータ55における活性度の演算は、この判別結果を参照して有効な電気信号のみを使用して行われる。ここで、有効な電気信号とは、電気信号のインピーダンスの値が所定の閾値以下となるものを指している。つまり、電気信号のインピーダンスの大きさが閾値よりも大きいものである場合には、この電気信号は無効な電気信号として扱われ、演算には使用されない。
すなわち、検出された電気信号のインピーダンスは、頭部Hの表面Hsと電極12との間にかかる電気抵抗の大きさを示すものであり、インピーダンスが十分に小さい場合には、頭部Hの表面Hsから電極12に流れる電流が大きいため、電極12が有効な電気信号を検出していると判断できる。また、インピーダンスが大きい場合には、頭部Hの表面Hsから電極12に流れる電流が小さくなる。このため、電極12の先端部12tが頭部Hの表面Hsに的確に当接していないと判断し、電極12が、有効でないつまり無効な電気信号を検出していると判断することができる。なお、メモリ63に記憶させるインピーダンスの閾値は、脳波計測を行う被験者毎に異なるものであり、脳波計測を行う前に決めることが好ましい。
メモリ63に記憶されたインピーダンスの閾値及びコンパレータ52により、検出した電気信号の有効性を判別する比較判別手段が構成されている。また、メモリ63に記憶された演算プログラム及びCPU62により、有効と判別された電気信号のみに基づいて活性度を演算する演算手段が構成されている。
モニタ56においては、脳波の活性度をメモリ63に記憶された画像データにマッピングした状態で表示される。ここでの「画像データ」とは、例えば、脳の形状を表した画像や、脳機能を測定した光トポグラフィ画像のことをいう。なお、この表示内容には、無効な電気信号を検出した電極12からの各種情報は含まれなくともよいが、電極12の位置決めを行う際の利便性を考慮すれば、無効な電気信号のデータ及びそれを検出した電極12に関する情報は、表示できるようにしておくことが好ましい。
この生体信号計測システム5Aにおいては、有効な電気信号のみに基づいて活性度を演算するため、演算量を減らすことができるとともに、無駄な活性度の演算を行うことが無くなる。したがって、短時間で有効な活性度を演算できる。また、電気信号に含まれるインピーダンスの値に基づいて電気信号の有効性を判断しているため、有効な電気信号の取捨選択を正しく行うことができる。
次に、この生体信号計測システム5Aの使用方法について説明する。
はじめに、ヘルメット11を頭部Hに被せて、各電極12の先端部12tを頭部Hの表面Hsに近接して対向させる。この状態においては、ヘルメット11が頭部Hに固定されるとともに、各電極12が、頭部Hの表面Hsに対向する位置にひとまず配置されることになる。
なおこのとき、頭部Hの表面Hsと電極12の先端部12tとの間に電解質を適宜供給して、頭部Hの表面Hsと電極12との電気的な接続状態の向上を図るようにすることが好ましい。
そして、この状態において電極12において検出される電気信号を、コンパレータ52等を介してコンピュータ55に入力する。この際には、インピーダンスが閾値以下となる電気信号のみに基づいて脳波の活性度が演算され、モニタ56に表示されると共に、演算結果が記録される。なお、モニタ56の表示制御はCPU62によって行われ、また演算結果の記録はメモリ63によって行われる。つまり、CPU62は情報表示手段としての機能を、またメモリ63は記録手段としての機能を、各々兼用するようになっている。
ここで、演算した活性度が、痴呆症患者等か正常者かを判断する指標として信頼性に欠ける場合、すなわち、有効な電気信号を検出する電極12の数が不足している場合には、有効でない電気信号を検出する電極12を回転させて、個別に電極12の位置決めを行う。つまり、電極12の先端部12tをヘルメット11に対して相対移動させて、先端部12tが表面Hsに的確に当接するようにする。
こうして各電極12の位置決めが完了した状態で、脳波の検出及び計測を行う。このとき、各電極12は、被験者の頭部Hの大きさや形状の個人差に対応して、個別に位置決めされているので、頭部Hの表面Hsからの電気信号を、安定して的確に検出することが可能となっている。この状態で、生体信号検出装置1Aから被験者の脳波を検出し、生体信号計測装置2Aによって計測される。
本実施形態に係る生体信号検出装置1Aにおいては、先端部12t側が頭部Hの表面Hsに当接して生体信号を検出する少なくとも一つの電極12と、電極12の取付部11hを有し、頭部Hに装着されて電極12の先端部12t側を頭部Hの表面Hsに当接させるヘルメット11と、生体Hへの電極12の位置決めを個別に行うことが可能な電極位置決め手段とを備えるようにしている。そのため、頭部Hの個人差にも柔軟に対応して、各電極12を頭部Hの表面Hsに的確に当接させることができる。つまり、頭部Hの大きさや形状等が被験者によって様々に異なるために、電極12と頭部Hの表面Hsとの間の距離が場所によって様々に異なる場合であっても、各電極12を個別に位置決めすることができ、電極12の先端部を表面Hsに的確に当接させることができる。そのため、頭部Hの個人差に関わらず、各電極12から生体信号を電気信号として的確に検出することができる。また、計測中に被験者が動く等して電極22の位置ずれが発生したとしても、迅速に対応して電気信号を安定して検出することができ、各電極12からの電気信号を有効なものとすることができる。
また、電極位置決め手段を、棒状の電極12の外側面に形成した雄ねじ部13bと、取付用孔11hとした取付部の内周面に形成した雌ねじ部13aとから構成するようにしている。このように、電極12と取付用孔11hとをねじ構造としているので、頭部Hにヘルメット11を被せて電極12を回転させるだけで、先端部12tを生体Hの表面Hsに対して接近離間させて、頭部Hの表面Hsに的確に当接させることができる。そのため、電極位置決め手段を簡易な構成として、電極12の取り付け作業を容易にできるとともに、個々の電極12を、有効な電気信号を検出できる状態とすることも容易にできる。これにより、生体信号検出装置1Aの動作の安定性及び信頼性を高いものとすることができる。
更に、本実施形態に係る生体信号検出装置5Aにおいては、生体信号検出装置と1Aと、電極12により検出した電気信号からインピーダンスを抽出するインピーダンス抽出手段、インピーダンスを所定の閾値と比較して電気信号の有効性を判別する比較判別手段、及び有効な前記電気信号のみに基づいて活性度を演算する演算手段としての、コンパレータ52及びコンピュータ55と、判別の結果あるいは演算の結果を情報表示するモニタ56と、を備えるようにしている。そのため、無効な電気信号を取得していると判断された電極12を、頭部Hの表面Hsに的確に当接させることができるので、有効な電気信号をより多く取得することができ、活性度をより高精度で的確に演算することができる。これにより、活性度の演算結果を極めて信頼性の高いものとすることができ、痴呆症患者等と正常者とをより客観的且つ正確に区別することができる。
なお、本実施形態に係る生体信号検出装置においては、電極12をヘルメット11と螺合可能として、ヘルメット11に直接装着させるようにしているが、図4(a)に示すように、電極装着部16を介して装着させるような構成としてもよい。この電極装着部16は、円筒形状をなしてその内側に電極12Bを支持する支持部16Aと、電極12Bを支持部16Aから頭部H側へと付勢して電極12Bを表面Hsに押圧するバネ状部材16Bとから構成されている。支持部16Aの外側面には、取付用孔(取付部)11hの雌ねじ部13aと螺合する雄ねじ部(ねじ部)13d形成されている。また電極12Bは、電極装着部16に装着可能な構成となっている点を除いては、上記電極12と共通する構成を有している。すなわちこの場合には、電極装着部16によって電極位置決め手段(位置調整機構)が構成されている。
このような電極装着部16が設けられることによって、ヘルメット11の内側への電極12Bの突出量をより容易に調整することができる。そして、弾性変形可能なバネ状部材16Bによって電極12Bを付勢するようにしているので、図5に示すように、簡易な構成として、電極12Bの先端部12tをより的確に頭部Hの表面Hsに当接させることが可能となる。
また、図4(b)に示すように、支持部16Aに、この支持部16Aの先端部16t近傍を半筒状に切り欠いた切欠部16Lを形成すれば、より好ましい。この場合、支持部16の先端部16t側は半筒状に突出するような形状となっているので、支持部16Aをヘルメット11に対して回転させた際に、頭髪が掻き分けられる。これにより、簡易な操作で、電極12Bの先端部12tを更に的確に頭部Hの表面Hsに当接させることが可能となる。
更に、図6(a)に示すように、ヘルメット11に装着された弾性体17によって、電極装着部を構成するようにしてもよい。この弾性体17は、ヘルメット11と電極12Cとの間に介在するものであって、ヘルメット11に形成された取付用孔(取付部)11i内に装着されて、電極12Cを弾性的に支持する。また電極12Cは、弾性体17に装着可能な構成となっている点を除いては、上記電極12と共通する構成を有している。すなわちこの場合には、弾性体17によって電極位置決め手段(位置調整機構)が構成されている。
このような弾性体17によって電極装着部を構成するようにすれば、ヘルメット11の内側への電極12Cの突出量を容易に調整することができるとともに、図6(b)に示すように、電極12Cを揺動させることもできる。そのため、電極12Cの先端部12tと頭部Hの表面Hsとの間に頭髪が介在する場合には、この頭髪を掻き分けることができ、また、頭部Hの起伏に対しても容易に対応することができるので、簡易な操作で、電極12Cの先端部12tを更に的確に頭部Hの表面Hsに当接させることが可能となる。
なお、弾性体17に替えて、ヘルメット11に着脱可能且つ弾性変形可能なOリングによって電極装着部を構成するようにしても、同様の効果が得られる。
更に、本実施形態に係る生体信号計測システムにおいては、コンパレータ52が、アンプ51とマルチプレクサ53との間に設けられるとしたが、これに限ることはなく、例えば、マルチプレクサ53とA/D変換器54との間に設けるとしても構わない。
また、モニタ56には、脳波の活性度が表示されるとしたが、例えば、これに加えて、インピーダンスの値が閾値以下である電極12、すなわち、有効でない電気信号を検出した電極12の位置を表示するとしてもよい。
更に、インピーダンスの抽出や電気信号の有効性の判別は、コンパレータ52において行われるとしたが、これに限ることはなく、例えば、インピーダンスの抽出や電気信号の有効性の判別を行う判別プログラムをメモリ63に予め記憶させておき、この判別プログラム及びCPU62により行われるとしてもよい。
更に、生体の表面と電極との接触状態を示す指標となる信号成分として、インピーダンスを抽出して用いることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、電気信号のS/N比によって、電気信号の有効性を判別することとしても構わない。この場合においては、コンパレータ52にて電気信号のS/N比を抽出し、このS/N比がメモリ63に記録されたS/N比の閾値を越えたときに、電極12が有効な電気信号を検出していると判断できるような構成とすればよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、図7〜図9を用いて説明する。なお、本実施形態においては、上記第1の実施形態におけると共通する構成要素については、同一の符号を付して、その詳しい説明は省略することとする。
図7には、本実施形態に係る生体信号検出装置を示している。この生体信号検出装置1Bは、図7に示すように、頭部Hに被せるヘルメット(生体装着手段)21と、ヘルメット21の取付部21mにアクチュエータを介して移動可能に取り付けられた複数の生体信号検出用の電極22と、各電極22と生体信号計測装置2Bとを相互に電気的に接続するリード線(図示省略)とを備えており、生体信号としての脳波を検出するものである。ここでは、アクチュエータの一例として、ソレノイド型のアクチュエータを用いるようにしている。
電極22の基端部側の外周部分には、コイル23cが巻回されており、また取付部21mの内側つまりコイル23c側には、永久磁石23mが設けられている。これらコイル23cと永久磁石23mとによって、アクチュエータとしてのソレノイドが構成されている。このソレノイドは、電極12を、頭部Hの表面Hsに対して接近離間する方向(図中における上下方向)に移動させる、一次元可動式のアクチュエータとされている。具体的には、コイル23cの電線(図示省略)の一部を、ヘルメット21の外部へと導出しておき、外部からコイル23cの電線に電流を流すことで、電極22は、頭部Hの表面Hsに対して接近離間する方向(図中における上下方向)に移動される。これにより、電極22の先端部22tは、ヘルメット21に対して相対移動して、頭部Hの表面Hsに的確に当接する。
図8には、本実施形態に係る生体信号検出装置1Bの他の例(変形例)を示す。この例においては、3つのアクチュエータ、つまりX方向アクチュエータ(アクチュエータ)23x、Y方向アクチュエータ(アクチュエータ)23y及びZ方向アクチュエータ(アクチュエータ)23zを備えるようにしている。なお、ここでいうX方向及びY方向とは、頭部Hの表面Hsに対して略平行方向(図中における前後方向及び左右方向)を意味している。またZ方向とは、頭部Hの表面Hsに対して接近離間する方向(図中における上下方向)を意味している。つまり、本例におけるZ方向アクチュエータ23zと、上記図7の例におけるソレノイドとは、機能・作用が共通する構成要素である。このように、上記例においては、電極22をZ方向のみに可動とした一次元可動式としていたところを、本例においては、X,Y,Z方向の何れにも可動とした3次元可動式としている。
なおこの図においては、X方向アクチュエータ23x、Y方向アクチュエータ23y及びZ方向アクチュエータ23zの各アクチュエータを簡略化して示しているが、その構成は適宜選択が可能である。すなわち、図3に示したソレノイドとしてもよいし、一般的な直流モータや交流モータ(リニアモータも含む)等のモータとしてもよく、また圧電型モータ(圧電素子)や油圧型モータ(油圧作動装置)としてもよい。
このように、X方向アクチュエータ23x、Y方向アクチュエータ23y及びZ方向アクチュエータ23zを設けていることで、電極を生体の表面に対して接近離間する方向にも略平行方向にも移動させることができる。つまり3次元の移動を行わせることができるので、電極22をよりきめ細かに微調整しながら位置決めすることができ、個々の電極22の先端部22tを頭部Hの表面Hsの所定位置に、より的確に当接させることができる。そして、例えば、予め定めた所定位置では脳波の出方が弱い場合等において、別の最適な検出ポイントを探すことも容易にできる。また、例えば頭髪や塵埃等の異物が表面Hsと電極22との間に存在する場合に、こうした異物を排除あるいは回避することもできる。
図9には、本実施形態に係る生体信号計測システムを示している。この生体信号計測システム5Bは、脳内のニューロン活動によって生じる電気信号(脳波)を生体信号として検出する生体信号検出装置1Bと、この生体信号検出装置1Bから出力された電気信号に基づいて脳波の計測を行う生体信号計測装置2Bとを備えている。
図9に示した生体信号検出装置1Bにおいては、アクチュエータを符号23として示している。このアクチュエータ23は、図7に示したような、コイル23cと永久磁石23mとからなるソレノイド型アクチュエータであっても、また図8に示したような、X方向アクチュエータ23xとY方向アクチュエータ23yとZ方向アクチュエータ23zとからなる3次元可動式のアクチュエータであっても、差し支えない。
生体信号計測装置2Bは、上記第1の実施形態における生体信号計測装置2Aに、アクチュエータ制御装置(アクチュエータ制御手段)58を付加した構成となっている。このアクチュエータ制御装置58は、出力I/F64に接続されており、出力I/F64からの信号に基づいて各電極22のアクチュエータ23を制御するものである。具体的には、各電気信号のうちでインピーダンスが閾値よりも大きい値を示したものを検出した電極22を移動させて、そのインピーダンスが閾値以下となるように各アクチュエータ23を自動制御する。すなわち、無効と判断された電気信号を検出した電極22を特定し、その先端部22tが頭部Hの表面Hsに的確に当接するようにして、各アクチュエータ23を動作させる。
次に、上記のように構成された生体信号計測システム5Bの使用方法について説明する。
はじめに、ヘルメット21を頭部Hに被せて、各電極22の先端部22tを頭部Hの表面Hsに近接して対向させる。この状態においては、ヘルメット21が頭部Hに固定されるとともに、各電極22が、頭部Hの表面Hsに対向する位置にひとまず配置されることになる。
なおこのとき、頭部Hの表面Hsと電極22の先端部22tとの間に電解質を適宜供給して、頭部Hの表面Hsと電極22との電気的な接続状態の向上を図るようにすることが好ましい。
そして、この状態において電極22において検出される電気信号を、コンパレータ52等を介してコンピュータ55に入力する。この際には、インピーダンスが閾値以下となる電気信号のみに基づいて脳波の活性度が演算され、モニタ56に表示されると共にメモリ63に記憶される。
ここで、演算した活性度が、痴呆症患者等か正常者かを判断する指標として信頼性に欠ける場合等、すなわち、有効な電気信号を検出する電極22の数が不足している場合等には、無効な電気信号を検出している電極22を特定し、出力I/F64を介して、アクチュエータ制御装置58にその旨の信号を送る。この信号を受けたアクチュエータ制御装置58は、特定された電極22が取り付けられているアクチュエータ23を制御し、電極22の先端部22tを、頭部Hの表面Hsに的確に当接するように移動させる。
アクチュエータ制御装置58は、この動作を、所定数の電極22が有効な電気信号を検出できるようになるまで、つまり、これら電極22からの電気信号のインピーダンスが閾値以下となるまで繰り返す。
本実施形態に係る生体信号検出装置1Bにおいては、電極位置決め手段として、電極22を頭部Hの表面Hsに対して接近離間する方向に移動させるZ方向アクチュエータ23zを備えるようにしている。そのため、遠隔操作によって各アクチュエータ23zの動作を制御して、頭部Hの表面Hsに対して接近離間する方向に電極を移動させることができ、先端部22tの位置をきめ細かに微調整することができるので、個々の電極22を頭部Hの表面Hsの所定位置に的確に位置決めすることができる。これにより、計測時に被験者が動く等して電極22の位置ずれが発生したとしても、より迅速に対応することができ、脳波の検出効率及び計測効率を大幅に向上させることができる。
また、電極22を頭部Hの表面Hsに対して略平行方向に移動させる、X方向アクチュエータ23x及びY方向アクチュエータ23yも備えるようにすれば、電極22を頭部Hの表面Hsに対して接近離間する方向にも略平行方向にも移動させることができる。つまり3次元の移動を行わせることができるので、電極22をよりきめ細かに微調整しながら位置決めすることができ、個々の電極22の先端部22tを頭部Hの表面Hsの所定位置により的確に当接させることができる。そして、例えば、予め定めた所定位置では脳波の出方が弱い場合等において、別の最適な検出ポイントを探すことも容易にできる。これにより、電極22の位置ずれが発生しても、また脳波の出方に個人差があるとしても、より迅速且つ的確に対応することができ、脳波の検出効率及び計測効率を更に向上させることができる。更に、例えば頭髪や塵埃等の異物が表面Hsと電極22との間に存在する場合に、こうした異物を排除あるいは回避することも容易にできるので、脳波の検出精度をより高いものとすることができる。
更に、本実施形態に係る生体信号計測システム5Bにおいては、生体信号検出装置と1Bと、電極22により検出した電気信号からインピーダンスを抽出するインピーダンス抽出手段、インピーダンスを所定の閾値と比較して電気信号の有効性を判別する比較判別手段、及び有効な前記電気信号のみに基づいて活性度を演算する演算手段としての、コンパレータ52及びコンピュータ55と、判別の結果あるいは演算の結果を情報表示するモニタ56と、各アクチュエータ23を制御するアクチュエータ制御装置58と、を備えるようにしている。このため、遠隔操作によって各アクチュエータを一括制御することができ、生体信号検出装置1Bから離間した位置からでも、各電極22の位置決め固定を行うことができ、省力化、低コスト化を図ることができる。
更に、この生体信号計測システム5Bにおいては、アクチュエータ制御装置58を、コンピュータ55と連動させて、比較判別手段が電気信号を無効と判別した場合に、この判別結果に基づいて、各電極22が頭部Hの表面Hsに当接するように各アクチュエータ23を制御するようにしている。このように、電気信号の有効性の判別結果に基づいて各アクチュエータ23が自動制御され、電極22の位置決めがなされるので、各電極22の位置決めを短時間でより的確に行うことができ、脳波の検出効率及び計測効率を飛躍的に向上させることができ、更なる省力化、低コスト化を推進することができる。
なおここでは、アクチュエータ制御装置を出力I/Fに接続して、各アクチュエータの自動制御を行うような構成としているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、生体信号計測システムの操作者が、モニタに表示される各種情報を確認しながら手動によりアクチュエータ制御装置を操作するといった、手動制御を行う構成としても差し支えない。
また、生体の表面と電極との接触状態を示す指標となる信号成分として、インピーダンスを抽出して用いることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、電気信号のS/N比によって、電気信号の有効性を判別することとしても構わない。この場合においては、コンパレータ52にて電気信号のS/N比を抽出し、このS/N比がメモリ63に記録されたS/N比の閾値を越えたときに、電極22が有効な電気信号を検出していると判断できるような構成とすればよい。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について、図10を用いて説明する。なお、本実施形態においては、上記第1の実施形態におけると共通する構成要素については、同一の符号を付して、その詳しい説明は省略することとする。
図10には、本実施形態に係る生体信号検出装置を示している。この生体信号検出装置1Cは、頭部Hに被せる頭部装着部材(生体装着手段)31と、頭部装着部材31に取り付けられた複数の生体信号検出用の電極32と、各電極32と生体信号計測装置2A(図2参照)とを相互に電気的に接続するリード線(図示省略)とを備えており、生体信号としての脳波を検出するものである。
頭部装着部材31は、互いに分離可能な内層部31Aと外層部31Bとからなる、2層構造とされている。内層部31Aは、頭部Hに直接当接する部材であって、ネット、スポンジあるいはゴム等といった、弾性変形可能な軟質な材料から構成されている。また外層部31Bは、内層部31Aの外側に被せられる部材であって、通常のプラスチック、FRP(繊維強化プラステック)あるいは金属等といった硬質な材料から構成されている。
電極32は、内層部31Aに取り付けられており、先端部32tが頭部Hの表面Hsに当接することで脳波を検出し、検出した脳波を電気信号として、リード線を介して生体信号計測装置2Aへと送るものである。この電極32は、細長い円柱形状つまり棒状とされおり、その先端部32t側は、内層部31Aの取付部31mに強固に固定されるように、基端部側に比べて若干大径とされている。
また、この先端部32tには凹部が形成されており、その内側には、電解質液を含浸させた電解質保持部材eが配設されている。この電解質保持部材eは、例えば綿やフェルト等の不織布やスポンジ、ウレタン等といった、吸水性に優れる多孔質部材から構成されている。
なお、このように電極の先端部に電解質を保持させるといった構成は、上記第1及び第2の実施形態における電極12,22における構成とは異なるものであるが、こうした構成上の相異は、何れにおいても特に限定されるものではない。すなわち、電極12,22においても、電極32のように電解質保持部材eを保持可能な構成としてもよく、また逆に電極32においても、電極12,22のように外部から電解質を供給するような構成としてもよく、状況等に応じて適宜変更が可能である。
内層部31Aには、電極32を取り付けるための取付部31mが複数形成されている。電極32は、その先端部32t側において内層部31Aと一体に固定されており、その基端部側は外方に向けて突出するようになっている。内層部31Aは、弾性変形可能とされているために、頭部Hに被せられた際に伸縮等して、被験者により大きさや形状等に個人差がある頭部Hに的確にフィットして、電極32の先端部32tを表面Hsの所定位置に各々大まかに位置決めすることができる。すなわちこの内層部31Aは、上記第1あるいは第2の実施形態におけるヘルメット11,21とは異なり、電極位置決め手段としての機能を特に有しているものではなく、そのため従来例におけるキャップと同様のものを用いることもできる。
外層部31Bには、内層部31Aに取り付けられた電極32の各々に対応する位置に挿通孔31hが複数形成されており、これら挿通孔31h内には、電極32を固定するためのポート(固定手段)34が各々取り付け固定されている。これら各ポート34には、電極32の基端部側を挿通・嵌合させるための固定用孔(固定手段)34hが形成されている。これら挿通孔34hは、電極32の基端部側と対応する大きさとされており、電極32が挿通されることで基端部側と嵌合し、電極32を外層部31B及びポート34に対してほぼ移動不能に固定できるようになっている。
この外層部31Bにおいては、例えば固定用孔34hを偏心させたり傾斜させる等して、固定用孔34hの形成位置に変化を持たせた複数種類のポート34を予め用意しておく。そして、内層部31Aの電極32を表面Hsの適切な位置に位置決め固定できるように、つまり電極32の位置に対応する位置に、外層部31Bの挿通孔31hに適宜取り付け固定する。こうしておいて、この外層部31Bを内層部31Aに更に被せることで、各電極32は固定用孔内に挿通・嵌合されて、所定位置に正確に位置決めされるとともに、強固に固定される。
本実施形態に係る生体信号検出装置1Cにおいては、頭部装着部材31を、弾性変形可能な軟質な材料からなる内層部31Aと、硬質な材料からなり内層部31Aに被せられる外層部31Bとからなる2層構造とし、内層部31Aには、取付部31mを形成して電極32を一体に取り付けているとともに、外層部31Bには、頭部Hの表面Hsの所定位置に各々位置決めされた電極32を当該所定位置に固定する固定用孔34hを形成するようにしている。このような2層構造としているので、内層部31Aとしては、従来から用いられてきたキャップ等をそのまま使用することもできる。そのため、従来の生体信号計測装置とも高い互換性を保持することができる。また、例えば、外層部31Bのみを長期使用に耐え得る構成として、内層部31Aを検査毎に使い捨て可能な構成とする等、役割・機能に応じて適宜使い分けることができるので、コストの低廉化、部材の有効利用化を図ることができる。
なお、本実施形態においては、電極を固定するための手段として、電極の基端部側を挿通・嵌合させる挿通孔34hを有するポート34を設けることとしたが、固定手段としてはこれに限定されるものではない。例えば、外層部に、ねじ止め等によって電極を緊結固定する手段を設けるようにしてもよいし、また、クリップ等のように電極を狭持して固定する手段を設けるようにしてもよい。
なお、上記した実施形態は、以下の内容も含んでいる。
例えば上記特許文献1及び特許文献2に記載されている従来の技術においては、様々な頭部形状に対して複数の電極を頭部に的確に接触させることができない、という不都合があった。
以下に述べる付記項1〜6に記載の発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、様々な頭部形状に対しても複数の電極を固定することができる生体信号検出電極を提供することを目的とししている。
(付記項1)
生体と当接して生体信号を検出する接触部と、
前記接触部の生体に対する検出位置を調整する位置調整機構と、
を備えることを特徴とする生体信号検出電極。
(付記項2)
前記位置調整機構が、アクチュエータからなることを特徴とする付記項1に記載の生体信号検出電極。
(付記項3)
前記アクチュエータがソレノイドであることを特徴とする付記項2に記載の生体信号検出電極。
(付記項4)
前記アクチュエータがモータであることを特徴とする付記項2に記載の生体信号検出電極。
(付記項5)
前記アクチュエータが圧電素子であることを特徴とする付記項2に記載の生体信号検出電極。
(付記項6)
前記アクチュエータが油圧作動装置であることを特徴とする付記項2に記載の生体信号検出電極。
付記項1〜6に記載の発明によれば、電極の位置調整機構を備えていることにより、様々な頭部形状に対して複数の電極を的確に接触させることができる。
また、例えば上記特許文献1及び特許文献2に記載されている従来の技術においては、電極を接触させる際に、電極の先端部が頭髪を挟んで頭皮に的確に接触できないおそれがあった。
以下に述べる付記項7〜11に記載の発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、電極の先端部を的確に頭皮に接触させることができる生体信号検出装置を提供することを目的としている。
(付記項7)
生体信号を電気信号として検出する電極と、
前記電極を装着可能な取付部を有する外装と、
前記外装に装着可能で前記電極を支持する電極装着部と、
を備えることを特徴とする生体信号検出装置。
(付記項8)
前記電極装着部が、前記外装の取付部に装着されて前記外装から前記生体側に突出する支持部と、
前記電極を前記支持部から前記生体側へと付勢して該電極を前記生体の表面に押圧するバネ状部材と、
を備えることを特徴とする付記項7に記載の生体信号検出装置。
(付記項9)
前記支持部が、
前記外装に対して螺合するねじ部と、
先端部に設けられた切欠部と、
を有することを特徴とする付記項8に記載の生体信号検出装置。
(付記項10)
前記電極装着部が、前記外装に接着された弾性体であることを特徴とする付記項7〜9の何れかに記載の生体信号検出装置。
(付記項11)
前記電極装着部が、前記外装に着脱可能なOリングであることを特徴とする付記項7〜9の何れかに記載の生体信号検出装置。
付記項7〜11に記載の発明によれば、頭髪を掻き分けることができ、電極の先端部を頭皮に的確に接触させることができる。
更に、例えば上記特許文献1及び特許文献2に記載されている従来の技術においては、電極と頭皮との接触状態が悪い状態で生体信号を検出してしまう可能性があり、それにより誤った情報を表示してしまうおそれがあった。
以下に述べる付記項12〜16に記載の発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、誤った情報を表示するおそれがなく、正確な生体情報を表示することができる生体情報計測システムを提供することを目的としている。
(付記項12)
生体信号を検出する生体信号検出手段と、
前記生体信号の活性度を演算する演算手段と、
前記演算結果をマッピングして表示する情報表示手段と、
前記演算結果の有効性を判別する判別手段と、
を備えることを特徴とする生体信号計測システム。
(付記項13)
前記生体信号検出手段が複数備えられていることを特徴とする付記項12に記載の生体信号計測システム。
(付記項14)
前記判別手段は、
前記生体信号のインピーダンスを抽出するインピーダンス抽出手段と、
前記インピーダンスを所定の閾値と比較し、前記インピーダンスが閾値未満の場合に、前記情報表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、
からなることを特徴とする付記項12又は付記項13に記載の生体信号計測システム。
(付記項15)
前記演算結果を記録する記録手段を有することを特徴とする付記項12〜14の何れかに記載の生体信号計測システム。
(付記項16)
前記生体信号が脳波であることを特徴とする付記項12〜15の何れかに記載の生体信号計測システム。
付記項12〜16に記載の発明によれば、電極の接触状態に応じて生体情報の表示制御を行うため、正確な生体情報を表示し提供することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明の具体的な構成はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜設計変更等が可能であることは、言うまでもない。
本発明の第1の実施形態に係る生体信号検出装置を頭部に装着した状態を示す外観図である。 本発明の第1の実施形態に係る生体信号計測システムを示すブロック図である。 図1の生体信号検出装置の一部を拡大して示す断面図である。 図1の生体信号検出装置の変形例を示す図であって、(a)は生体信号検出装置の一部を拡大して示す断面図、(b)は(a)における電極装着部の他の例を示す概略斜視図である。 図4(a)における電極が頭部と当接した状態を示す断面図である。 図1の生体信号検出装置の他の変形例を示す図であって、(a)は生体信号検出装置の一部を拡大して示す断面図、(b)は(a)における電極が頭部と当接した状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る生体信号検出装置の一部を拡大して示す断面図である。 本発明の第2の実施形態の他の例に係る生体信号検出装置の一部を拡大して示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る生体信号計測システムを示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る生体信号検出装置の一部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1A,1B,1C 生体信号検出装置
2A,2B 生体信号計測装置
5A,5B 生体信号計測システム
11,21 ヘルメット(生体装着手段)
11h 取付用孔(取付部)
12,22,32 電極
12t,22t,32t 先端部
13a 雌ねじ部(電極位置決め手段)
13b 雄ねじ部(電極位置決め手段)
21m,31m 取付部
23 アクチュエータ
23c コイル(電極位置決め手段、アクチュエータ)
23m 永久磁石(電極位置決め手段、アクチュエータ)
23x X方向アクチュエータ(電極位置決め手段、アクチュエータ)
23y Y方向アクチュエータ(電極位置決め手段、アクチュエータ)
23z Z方向アクチュエータ(電極位置決め手段、アクチュエータ)
31 頭部装着部材(生体装着手段)
31A 内層部
31B 外層部
31m 取付部
34 ポート(電極位置決め手段)
34h 固定用孔(電極位置決め手段)
52 コンパレータ(信号成分検出手段、インピーダンス抽出手段、比較判別手段)
56 モニタ(情報表示手段)
58 アクチュエータ制御装置(アクチュエータ制御手段)
62 CPU(演算手段)
63 メモリ(演算手段)
H 頭部(生体)
Hs 表面(頭皮)

Claims (9)

  1. 先端部側が生体の表面に当接して生体信号を電気信号として検出する少なくとも一つの電極と、
    前記電極の取付部を有し、前記生体に装着されて前記電極の先端部側を前記生体の表面に当接させる生体装着手段と、
    前記生体の表面への前記電極の位置決めを個別に行うことが可能な電極位置決め手段と、
    が備えられていることを特徴とする生体信号検出装置。
  2. 前記電極位置決め手段は、
    棒状とされた前記電極の外側面に形成された雄ねじ部と、
    取付用孔とされた前記取付部の内周面に形成され前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、
    から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の生体信号検出装置。
  3. 前記電極位置決め手段として、前記電極を前記生体の表面に対して接近離間する方向に移動させるアクチュエータが備えられていることを特徴とする請求項1に記載の生体信号検出装置。
  4. 前記電極位置決め手段として、前記電極を前記生体の表面に対して略平行方向に移動させるアクチュエータが備えられていることを特徴とする請求項3に記載の生体信号検出装置。
  5. 前記生体装着手段は、弾性変形可能な軟質な材料からなる内層部と、硬質な材料からなり前記内層部に被せられる外層部とからなる2層構造とされ、
    前記内層部には、前記取付部が形成されて前記電極が一体に取り付けられているとともに、前記外層部には、前記電極位置決め手段が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の生体信号検出装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の生体信号検出装置と、
    前記電極により検出した電気信号から、前記生体の表面と前記電極との接触状態を示す指標となる信号成分を抽出する信号成分抽出手段と、
    前記信号成分を所定の閾値と比較して前記電気信号の有効性を判別する比較判別手段と、
    有効な前記電気信号のみに基づいて活性度を演算する演算手段と、
    前記判別の結果あるいは前記演算の結果を情報表示する情報表示手段と、
    が備えられていることを特徴とする生体信号計測システム。
  7. 請求項3又は請求項4に記載の生体信号検出装置と、
    前記電極により検出した電気信号から、前記生体の表面と前記電極との接触状態を示す指標となる信号成分を抽出する信号成分抽出手段と、
    前記信号成分を所定の閾値と比較して前記電気信号の有効性を判別する比較判別手段と、
    有効な前記電気信号のみに基づいて活性度を演算する演算手段と、
    前記判別の結果あるいは前記演算の結果を情報表示する情報表示手段と、
    前記各アクチュエータを制御するアクチュエータ制御手段と、
    が備えられていることを特徴とする生体信号計測システム。
  8. 前記信号成分検出手段は、前記信号成分としてのインピーダンスを前記電気信号から抽出するインピーダンス抽出手段とされていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の生体信号計測システム。
  9. 前記アクチュエータ制御手段は、前記比較判別手段と連動し、前記比較判別手段が前記電気信号を無効と判別した場合に、該判別結果に基づいて、前記各電極が前記生体の表面に当接するように前記各アクチュエータを制御することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の生体信号計測システム。
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