JP2005538111A - ベンゾチオフェン尿素、ベンゾフラン尿素およびインドール尿素、並びにアルファ7−AchRアゴニストとしてのそれらの使用 - Google Patents

ベンゾチオフェン尿素、ベンゾフラン尿素およびインドール尿素、並びにアルファ7−AchRアゴニストとしてのそれらの使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、新規ベンゾチオフェン尿素、ベンゾフラン尿素およびインドール尿素、および疾患の処置および/または予防用の、そして知覚力、集中力、学習力および/または記憶力の改善用の医薬の製造のためのそれらの使用に関する。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、新規ベンゾチオフェン−、ベンゾフラン−およびインドール尿素類、それらの製造方法、および疾患の処置および/または予防用の、そして知覚、集中、学習および/または記憶の改善用の医薬を製造するためのそれらの使用に関する。
ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)は、体内で生産されるメッセンジャー、アセチルコリンによって活性化されるイオンチャネルの大型ファミリーを形成する(Galzi and Changeux, Neuropharmacol. 1995, 34, 563-582)。機能的nAChRは5個のサブユニットからなり、それらは異なってもよく(α1−9およびβ1−4、γ、δ、εサブユニットの、ある組合せ)、同一であってもよい(α7−9)。このことは、筋肉、神経系および他の器官において分布の異なる様々なサブタイプの形成を導く(McGehee and Role, Annu. Rev. Physiol. 1995, 57, 521-546)。nAChRの活性化は、陽イオンの細胞内への流入、そして神経細胞または筋肉細胞の刺激を導く。個々のnAChRサブタイプの選択的活性化は、この刺激を対応するサブタイプを有する細胞タイプに限定し、従って、例えば筋肉中のnAChRの刺激などの、望まざる副作用を回避できる。ニコチンによる臨床実験および様々な動物モデルにおける実験は、中枢のニコチン性アセチルコリン受容体が学習および記憶の過程に関与することを示している(例えば、Rezvani and Levin, Biol. Psychiatry 2001, 49, 258 267)。アルファ7サブタイプのニコチン性アセチルコリン受容体(α7nAChR)は、海馬や大脳皮質などの、学習と記憶に重要な脳の領域で特に高濃度である(Seguela et al., J. Neurosci. 1993, 13, 596 604)。α7nAChRは、特に高いカルシウムイオン透過性を有し、グルタミン酸作動性神経伝達を増大させ、軸索の成長に影響を与え、そして、このようにして、神経の可塑性を調節する(Broide and Leslie, Mol. Neurobiol. 1999, 20, 1-16)。
なかんずく、精神病の処置用のある種のN−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)ヘテロアリールカルボキサミド類は、DE−A3724059に記載されている。
N−(アザビシクロアルキル)ヘテロアリールカルボキサミド類、特にN−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル)ベンゾチオフェン−3−カルボキサミド類は、WO93/15073およびEP−A485962に、医薬的に活性な化合物の合成用の中間体として開示されている。
US4,605,652およびEP−A372335は、例えば、N−(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)チオフェン−2−カルボキサミドおよびその記憶改善効果を開示している。
JP−A14030084は、なかんずく、痴呆、注意欠陥多動性障害および学習と記憶の障害の処置用の1−アザビシクロアルカン類を記載している。
本発明は、式
Figure 2005538111
式中、
は、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
は、水素またはC−C−アルキルであり、
は、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシまたはC−C−アルキルであり、
は、水素であるか、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群から選択される基により置換されていることもあるC−C−アルキルであり、
は、水素またはC−C−アルキルであるか、または、
およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキル、C−C−アシル、オキソ、チオキソの群から相互に独立して選択される2個までの置換基により置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
は、(i)水素、(ii)C−C−アルキル、(iii)C−C−シクロアルキル、(iv)C−C10−アリール、(v)5員ないし10員のヘテロアリール、(vi)C−C10−アリールカルボニルであり、ここで、(ii)は、フェニル、C−C−アルコキシカルボニルまたはC−C−アルコキシにより置換されていることもあり、そして、(iv)、(v)および(vi)は、C−C−アルキル、C−C−ヒドロキシアルキル、3員ないし8員の複素環、C−C10−アリール、5員ないし10員のヘテロアリール、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−アシル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アシルアミノの群から相互に独立して選択される3個までの基により置換されていることもあるか、または、
およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキルまたはC−C−ヒドロキシアルキルにより置換されていることもある3員ないし10員のヘテロ環であり、
Aは、酸素、窒素または硫黄であり、
Xは、酸素または硫黄であり、
環Bは、ベンゾまたはピリドであり、各々ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列からの基により置換されていることもある、
の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物に関する。
溶媒和物は、本発明のために、固体または液体状態で配位により溶媒分子と錯体を形成する化合物の形態に使用される用語である。水和物は、配位が水と起こる、溶媒和物の特別な形態である。
本発明のために好ましいは、本発明の化合物の生理的に許容し得る塩である。
化合物(I)の生理的に許容し得る塩は、化合物の無機酸、カルボン酸またはスルホン酸との酸付加塩であり得る。特に好ましい例は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸または安息香酸との塩である。
しかしながら、化合物(I)の生理的に許容し得る塩はまた、常套の塩基との塩であり、例えば、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウムまたはカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウムまたはマグネシウム塩)、またはアンモニアもしくは有機アミン(例えば、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、プロカイン、ジベンジルアミン、N−メチルモルホリン、ジヒドロアビエチルアミン、1−エフェナミン(ephenamine)またはメチルピペリジンなど)から誘導されるアンモニウム塩である。
本発明の化合物は、立体異性体で存在し得る(エナンチオマー、ジアステレオマー)。従って、本発明は、エナンチオマーまたはジアステレオマーの両者およびそれらの各々の混合物に関する。これらのエナンチオマーおよびジアステレオマーの混合物は、既知方法で立体異性体的に純粋な構成分に分離できる。
本発明の目的のために、置換基は、一般的に以下の意味を有する:
−C −アルコキシは、1個ないし6個、好ましくは1個ないし4個、特に好ましくは1個ないし3個の炭素原子を有する、直鎖または分枝のアルコキシ基である。非限定的な例には、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、tert−ブトキシ、n−ペントキシおよびn−ヘキソキシが含まれる。
−C −アルコキシカルボニルは、1個ないし6個、好ましくは1個ないし4個、特に好ましくは1個ないし3個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルコキシカルボニル基である。非限定的な例には、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニルおよびtert−ブトキシカルボニルが含まれる。
−C −アルキルは、1個ないし6個、好ましくは1個ないし4個、特に好ましくは1個ないし3個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基である。非限定的な例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘキシルが含まれる。
−C −アシルは、1個ないし6個、好ましくは1個ないし4個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアシル基である。非限定的な例には、アセチル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、イソプロピルカルボニル、ブチルカルボニル、イソブチルカルボニル、ペンチルカルボニルおよびヘキシルカルボニルが含まれる。アセチルおよびエチルカルボニルが好ましい。
−C −シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロオクチルである。好ましいものとして言及され得るものは、シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルである。
−C −アシルアミノは、直鎖または分枝のアルカノイル置換基を有するアミノ基であり、アルカノイル置換基は、1個ないし6個の炭素原子を有し、カルボニル基を介して連結している。1個ないし2個の炭素原子を有するアシルアミノ基が好ましい。非限定的な例には、ホルムアミド、アセトアミド、プロピオンアミド、n−ブチルアミドおよびピバロイルアミドが含まれる。
−C −アルキルアミノは、1個ないし6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のモノまたはジアルキルアミノ基である。1個ないし4個、特に好ましくは1個ないし3個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキルアミノ基が好ましい。非限定的な例には、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、tert−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノおよびn−ヘキシルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジイソプロピルアミノ、ジ−t−ブチルアミノ、ジ−n−ペンチルアミノ、ジ−n−ヘキシルアミノ、エチルメチルアミノ、イソプロピルメチルアミノ、n−ブチルエチルアミノ、n−ヘキシル−i−ペンチルアミノが含まれる。
−C −ヒドロキシアルキルは、1個ないし6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のヒドロキシアルキル基であり、アルキル基を介して連結している。1個ないし4個、特に好ましくは1個ないし3個の炭素原子を有する直鎖または分枝のヒドロキシアルキル基が好ましい。非限定的な例には、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、ヒドロキシイソプロピル、ヒドロキシ−tert−ブチル、5−ヒドロキシペンチルおよび6−ヒドロキシヘキシルが含まれる。
3員ないし8員の複素環は、3個ないし8個、好ましくは5個ないし7個の炭素原子を有するシクロアルキル基であり、シクロアルキル基中の2個までの環の炭素原子は、窒素原子および/または窒素、酸素または硫黄の群から選択されるさらなるヘテロ原子により置換されており、そして、この基は、環の窒素原子の1個を介して結合している。好ましいものとして言及され得る例は、ピラゾリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル、モルホリン−1−イル、チオモルホリン−1−イル、ピペリジン−1−イルである。
3員ないし10員の複素環は、3個ないし10個、好ましくは5個ないし8個の炭素原子を有する単環式または二環式シクロアルキル基であり、シクロアルキル基中の2個までの環の炭素原子は、窒素原子および/または窒素、酸素または硫黄の群から選択されるさらなるヘテロ原子により置換されており、この基は、環の窒素原子の1個を介して結合している。好ましいものとして言及され得る例は、ピラゾリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル、モルホリン−1−イル、チオモルホリン−1−イル、ピペリジン−1−イル、アザビシクロ[3.2.0]ヘプチル、アザビシクロ[3.2.1]ヘプチル、アザビシクロ[3.2.2]ヘプチル、アザビシクロ[3.2.1]オクチル、アザビシクロ[3.2.2]オクチルである。
−C 10 −アリールは、通常6個ないし10個の炭素環原子を有する、単環式または二環式、芳香族性の炭素環式基である。非限定的な例には、フェニルおよびナフチルが含まれる。
−C 10 −アリールカルボニルは、通常6個ないし10個の炭素環原子を有する、単環式または二環式アリールカルボニル基である。非限定的な例には、フェニルカルボニルおよびナフチルカルボニルが含まれる。
5員ないし10員のヘテロアリールは、通常5個ないし10個、好ましくは5個ないし6個の環原子を有し、S、OおよびNの系列から5個まで、好ましくは4個までのヘテロ環原子を有する、芳香族性、単環式または二環式の基である。非限定的な例には、チエニル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、キノリニル、イソキノリニルが含まれる。
ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素である。フッ素、塩素および臭素が好ましく、フッ素および塩素が特に好ましい。
本発明の化合物中の基が置換されていることもある場合、断りのない限り、基は、1またはそれ以上の同一かまたは異なる置換基を有していてもよい。
式中、
が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
が、水素またはC−C−アルキルであり、
が、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシまたはC−C−アルキルであり、
が、水素であるか、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群から選択される基により置換されていることもあるC−C−アルキルであり、
が、水素またはC−C−アルキルであるか、または、
およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキル、C−C−アシル、オキソ、チオキソの群から相互に独立して選択される2個までの置換基により置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
が、(i)水素、(ii)C−C−アルキル、(iii)C−C−シクロアルキル、(iv)フェニル、(v)5員ないし6員のヘテロアリールであり、ここで、(ii)は、フェニルにより置換されていることもあり、そして、(iv)および(v)は、C−C−アルキル、C−C−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、塩素、フッ素、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−アシル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アシルアミノの群から相互に独立して選択される3個までの基により置換されていることもあるか、または、
およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキルまたはC−C−ヒドロキシアルキルにより置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
Aが、酸素、窒素または硫黄であり、
Xが、酸素であり、そして、
環Bが、ベンゾまたはピリドであり、各々塩素、フッ素、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列からの基により置換されていることもある、
式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、
が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
が、水素またはC−C−アルキルであり、
が、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシまたはC−C−アルキルであり、
が、水素であるか、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群から選択される基により置換されていることもあるC−C−アルキルであり、
が、水素またはC−C−アルキルであるか、または、
およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキル、C−C−アシル、オキソ、チオキソの群から相互に独立して選択される2個までの置換基により置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
が、(i)水素、(ii)C−C−アルキル、(iii)C−C−シクロアルキル、(iv)フェニル、(v)5員ないし6員のヘテロアリール、(vi)C−C10−アリールカルボニルであり、ここで、(ii)は、フェニル、C−C−アルコキシカルボニルまたはC−C−アルコキシにより置換されていることもあり、そして、(iv)、(v)および(vi)は、C−C−アルキル、C−C−ヒドロキシアルキル、3員ないし8員の複素環、C−C10−アリール、5員ないし10員のヘテロアリール、ヒドロキシ、フッ素、塩素、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−アシル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アシルアミノの群から相互に独立して選択される3個までの基により置換されていることもあるか、または、
およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキルまたはC−C−ヒドロキシアルキルにより置換されていることもある3員ないし10員のヘテロ環であり、
Aが、酸素または硫黄であり、
Xが、酸素であり、
環Bが、ベンゾまたはピリドであり、各々塩素、フッ素、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列からの基により置換されていることもある、
式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、
が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
が、水素であり、
が、水素、塩素、フッ素、アミノまたはC−C−アルキルであり、
が、水素、メチルまたはエチルであり、メチルおよびエチルは、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群から選択される基により置換されていることもあるか、または、
およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキル、C−C−アシル、オキソ、チオキソの群から相互に独立して選択される2個までの置換基により置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
が、水素またはC−C−アルキルであり、
が、(i)水素、(ii)C−C−アルキル、(iii)シクロペンチル、シクロヘキシル、(iv)フェニル、(v)ベンジル、(vi)フェネチルであり、ここで、(iv)ないし(vi)は、ヒドロキシ、塩素、フッ素、シアノ、メトキシ、エトキシ、C−C−アシル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノの群から相互に独立して選択される3個までの基により置換されていることもあり、
Aが、酸素または硫黄であり、
Xが、酸素であり、そして、
環Bが、塩素、フッ素、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、メトキシおよびエトキシの系列からの基により置換されていることもあるベンゾである、
式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、
が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
ないしRが、水素であり、
が、水素またはC−C−アルキルであるか、または、
およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキル、C−C−アシル、オキソ、チオキソの群から相互に独立して選択される2個までの置換基により置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
が、(i)水素、(ii)C−C−アルキル、(iii)C−C−シクロアルキル、(iv)フェニル、(v)ピリジル、(vi)C−C10−アリールカルボニルであり、ここで、(ii)は、フェニル、C−C−アルコキシカルボニルまたはC−C−アルコキシにより置換されていることもあり、(iv)、(v)および(vi)は、C−C−アルキル、C−C−ヒドロキシアルキル、3員ないし8員の複素環、C10−アリール、5員ないし10員のヘテロアリール、ヒドロキシ、フッ素、塩素、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−アシル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アシルアミノの群から相互に独立して選択される3個までの基により置換されていることもあるか、または、
およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキルまたはC−C−ヒドロキシアルキルにより置換されていることもある3員ないし10員のヘテロ環であり、
Aが、酸素または硫黄であり、
Xが、酸素であり、
環Bが、ベンゾである、
式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式
Figure 2005538111
式中、RないしR、AおよびXは、上記の意味を有する、
の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式
Figure 2005538111
式中、RないしR、AおよびXは、上記の意味を有する、
の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式
Figure 2005538111
式中、RないしRは、請求項1ないし請求項6に示す意味を有する、
の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式
Figure 2005538111
式中、RないしRは、請求項1ないし請求項6に示す意味を有する、
の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、RないしRが上記の意味を有し、AおよびXが酸素である式(Ia)および(Ib)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Rが(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−2−イルであり、RないしR、A、Xおよび環Bが上記の意味を有する、式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Rが水素であり、R、RないしR、A、Xおよび環Bが上記の意味を有する、式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Rが水素、フッ素またはメチルであり、R、R、RないしR、A、Xおよび環Bが上記の意味を有する、式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Rが水素、塩素またはメチルであり、R、R、RないしR、A、Xおよび環Bが上記の意味を有する、式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Rが水素であり、R、R、RないしR、A、Xおよび環Bが上記の意味を有する、式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Rが水素であるか、またはヒドロキシ、C−C−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群から選択される基により置換されていることもあるC−C−アルキルであり、RないしR、R、R、A、Xおよび環Bが上記の意味を有する、式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
式中、Rが、水素、メチルまたはエチルであり、ここで、メチルおよびエチルは、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群から選択される基により置換されていることもあり、RないしR、R、R、A、Xおよび環Bが上記の意味を有する、式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が特に好ましい。
同様に、式中、Rが水素であり、RないしR、R、A、Xおよび環Bが上記の意味を有する、式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Xが酸素原子であり、RないしR、Aおよび環Bが上記の意味を有する、式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、Aが酸素原子であり、RないしR、Xおよび環Bが上記の意味を有する、式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
同様に、式中、環Bがハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびC−C−アルキルの系列からの1個ないし3個の基により置換されていることもあるベンゾであり、RないしR、AおよびXが上記の意味を有する、式(I)の化合物、およびこれらの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物が好ましい。
上述の好ましい範囲の2つまたはそれ以上の組み合わせが、特に非常に好ましい。
本発明はさらに、本発明の化合物の製造方法に関する。その方法では、式
Figure 2005538111
式中、RないしR、AおよびBは、上述の意味を有する、
の化合物を、式
Figure 2005538111
式中、XおよびRは、上述の意味を有する、
の化合物と反応させ、生じる化合物(I)を、適するならば、適切な(a)溶媒および/または(b)塩基もしくは酸と反応させ、それらの溶媒和物、塩または塩の溶媒和物を得る。
この反応は、不活性溶媒中、適するならば塩基の存在下、好ましくは20℃ないし60℃の温度範囲で、大気圧下で行うことができる。
不活性溶媒の例は、塩化メチレン、トリクロロメタン、テトラクロロメタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、1,2−ジクロロエタンもしくはトリクロロエチレンなどのハロ炭化水素類、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテルもしくはジエチレングリコールジメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、キシレン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサンもしくは石油留分などの炭化水素類、ニトロメタンなどのニトロアルカン類、酢酸エチルなどのカルボン酸エステル類、アセトンもしくは2−ブタノンなどのケトン類、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルアセトアミドなどのN−アルキル化されていることもあるカルボキサミド類、ジメチルスルホキシドなどのアルキルスルホキシド類、アセトニトリルなどのカルボニトリル類、またはピリジンなどのヘテロ芳香族化合物である。ジメチルホルムアミドまたはテトラヒドロフランが好ましい。
塩基の例は、水酸化ナトリウムもしくはカリウムなどのアルカリ金属水酸化物類、炭酸セシウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムもしくはカリウムなどのアルカリ金属炭酸塩および重炭酸塩、またはリチウムジイソプロピルアミドなどのアミド類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンもしくはDBUなどのアルキルアミン類、好ましくはジイソプロピルエチルアミンまたはトリエチルアミンである。
化合物(I)の合成は、Satchell, Chem. Soc. Rev. 1975, 4, 231-250 or Glebova, Russ. Chem. Rev. 1985, 54, 249-261 に従って行うことができる。
化合物(II)は、既知方法により、適切なブロモ−またはニトロ−置換前駆物質から合成できる。従って、それらは、例えばブロモ−置換芳香族化合物から、パラジウム触媒反応により、例えば J.P. Wolfe et al., Tetrahedron Lett. 1997, 38, 6367-6370 に従って、合成できる。
ニトロ置換前駆物質のニトロ基は、例えば Rylander, Hydrogenation Methods, Academic Press: New York, 1967 or Babler, Sarussi, Synth. Commun. 1981, 11, 925 に従い、触媒的水素化により還元できる。
本発明はさらに、式
Figure 2005538111
式中、RないしR、Aおよび環Bは、上述の意味を有し、そして、
Yは、臭素、ニトロまたは−NH(PG)であり、ここで、PGは、アミノ官能基の保護基、例えば、tert−ブチルオキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルである、
の化合物の製造方法に関する。その方法は、式
NH (V)
式中、RおよびRは、上述の意味を有する、
の化合物を、式
Figure 2005538111
式中、R、Aおよび環Bは、上述の意味を有し、そして、
Dは、ヒドロキシ、ハロゲン、メシルオキシまたはイソブチルオキシカルボニルオキシ、好ましくはヒドロキシおよび塩素である、
の化合物と反応させることを特徴とする。
この反応は、不活性溶媒中、適するならば塩基および/または縮合剤の存在下、好ましくは0℃ないし50℃の温度範囲で、大気圧下で行うことができる。
好ましい不活性溶媒には、ジオキサン、ジメチルホルムアミドおよび塩化メチレンが含まれる。
塩基の例は、水酸化ナトリウムもしくはカリウムなどのアルカリ金属水酸化物、炭酸セシウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムもしくはカリウムなどのアルカリ金属炭酸塩および重炭酸塩、またはリチウムジイソプロピルアミドなどのアミド類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンもしくはDBUなどのアルキルアミン類、好ましくはジイソプロピルエチルアミンまたはトリエチルアミンおよびDBUである。
本発明のための縮合剤は、例えば、N,N'−ジエチル−、N,N'−ジプロピル−、N,N'−ジイソプロピル−、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−(3−ジメチルアミノイソプロピル)−N'−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC)、N−シクロヘキシルカルボジイミド−N'−プロピルオキシメチルポリスチレン(PS−カルボジイミド)などのカルボジイミド類;カルボニルジイミダゾールなどのカルボニル化合物;2−エチル−5−フェニル−1,2−オキサゾリウム−3−サルフェートもしくは2−tert−ブチル−5−メチルイソオキサゾリウムパークロレートなどの1,2−オキサゾリウム化合物;2−エトキシ−1−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリンなどのアシルアミノ化合物;加えて、プロパンホスホン酸無水物、イソブチルクロロホルメート、ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスホリルクロリド、ベンゾトリアゾリルオキシ−トリ(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート、O−(ベンゾトリアゾ−ル−1−イル)−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、2−(2−オキソ−1−(2H)−ピリジル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TPTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP)、およびこれらの組合せである。
適するならば、例えば、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)などの補助的求核剤の存在下で縮合剤を使用するのが有利であり得る。
ジメチルホルムアミド中のN−(3−ジメチルアミノイソプロピル)−N'−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)およびトリエチルアミンの組合せ、または、ジメチルホルムアミド中のO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)およびジイソプロピルエチルアミンの組合せが特に好ましい。
化合物(V)および(IV)は、知られているか、または、既知方法と同様に適切な前駆物質から合成できる(例えば、"Comprehensive Heterocyclic Chemistry", Katritzki et al., editors; Elsevier, 1996 参照)。従って、例えば、置換ベンゾチオフェン−2−カルボン酸類は、適切に置換された2−ハロベンズアルデヒド類から、メチルメルカプトアセテートとの反応 (例えば、A. J. Bridges et al., Tetrahedron Lett. 1992, 33, 7499 参照) および続くエステルの加水分解により得ることができる:
合成スキーム1:
Figure 2005538111
対応するピリド誘導体は、2−ハロベンゾニトリル類から出発して、メチルメルカプトアセテートとの反応により合成でき、3−アミノベンゾチオフェン−2−カルボン酸エステル類を得る:
置換ベンゾフラン−2−カルボン酸は、例えば、D. Bogdal et al., Tetrahedron 2000, 56, 8769 に記載された通りに得ることができる。
インドール−2−カルボン酸の誘導体は、既知方法により製造できる:D. A. Allen, Synth. Commun. 1999, 29, 447; C. W. Holzapfel, C. Dwyer, Heterocycles 1998, 48, 1513; M. Akazome et al., J. Org. Chem. 1994, 59, 3375。
基Rは、例えば、適切に置換されたケトン類を、メチルメルカプトアセテートと、合成スキーム1に従って反応させることにより導入できる(J. A. Valderama, C. Valderama, Synth. Commun. 1997, 27, 2143)。この位置にハロゲン、アミノまたはヒドロキシを導入するためのさらなる方法は、文献からわかる: W. N. Lok, A. D. Ward, Aust. J. Chem. 1978, 31, 605; W. Reid et al., Liebigs Ann. Chem. 1980, 1424; C. M. Bonnin et al., Aust. J. Chem. 1979, 32, 883; P. Martin, T. Winkler, Helv. Chim. Acta 1994, 77, 100; A. J. Bridges, H. Zhou, J. Heterocycl. Chem. 1997, 34, 1163; J. R. Beck, J. Org. Chem. 1973, 38, 4086; T. K. Shkintova et al., Tetrahedron Lett. 2000, 41, 4973。
対応するピリド誘導体の合成は、2−ハロベンゾニトリルから出発して、メチルメルカプトアセテートとの反応により可能であり、3−アミノベンゾチオフェン−2−カルボン酸エステル類を得る:
合成スキーム2:
Figure 2005538111
環中に示す窒素原子は、芳香族系の位置1ないし4の1箇所でCH基を置き換え得る。
アミノ官能基は、ジアゾ化により除去できる。最後に、エステルを加水分解し、標的化合物を得ることができる。
上記の方法は、以下の式の図により例示的に説明できる:
Figure 2005538111
以下のスキームに示す最終工程の改変により、RおよびRがそれらが結合している窒素原子と一緒になってヘテロ環を形成する三置換尿素を合成することが可能になる。
Figure 2005538111
さらに見込まれるのは、様々な置換アミン類から出発して、例えば、p−ニトロフェニルクロロホルメートなどの適するホスゲン誘導体も使用することにより、不斉に置換された尿素を得ることである(参照:N. Choy et al., Org. Prep. Proced. Int. 1996, 28, 173)。
本発明の化合物は、ヒトおよび動物において疾患を処置および/または予防するための医薬として使用するのに適する。
それらは、α7nAChRアゴニストとして作用し、予想し得なかった価値ある薬理効果の範囲を示す。
本発明の化合物は、それらの薬理的特性のために、単独で、または認識障害、特にアルツハイマー病の処置および/または予防用の他の有効成分と組み合わせて、用いることができる。α7nAChRアゴニストとしてのそれらの選択的効果のために、それらは、特に、例えば、軽度認識障害、加齢関連学習記憶障害、加齢関連記憶喪失、血管性痴呆、頭蓋大脳性外傷、卒中、卒中後に発生する痴呆(後卒中痴呆)、外傷後の頭蓋大脳性外傷、一般的集中障害、学習記憶に問題をもつ小児の集中障害、注意欠陥多動性障害、アルツハイマー病、レビー小体痴呆、ピック病を含む前頭葉変性を伴う痴呆、パーキンソン病、進行性核麻痺、皮質基質変性を伴う痴呆、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ハンチントン病、多発性硬化症、視床変性、クロイツフェルト・ヤコブ病痴呆、HIV痴呆、統合失調症、痴呆を伴う統合失調症またはコルサコフ精神病などにおいて生じるもののような認識障害の後に、知覚力、集中力、学習力または記憶力を改善するのに特に適する。
本発明の化合物は、単独で、または、急性および/または慢性疼痛(分類には、"Classification of Chronic Pain, Descriptions of Chronic Pain Syndromes and Definitions of Pain Terms", 2nd edition, Meskey and Begduk, editors; IASP Press, Seattle, 1994 を参照)の予防および処置用、特に癌に誘導される疼痛、および、例えば、糖尿病性神経障害、ヘルペス後神経痛、末梢神経損傷、中枢性疼痛(例えば、脳虚血の結果として)および三叉神経痛に関連するもののような慢性神経因性疼痛、および、例えば、腰痛、背中の痛み(下背部痛)またはリウマチ性疼痛などの他の慢性疼痛の処置用の他の有効成分と組み合わせて、用いることができる。加えて、これらの有効成分は、いかなる起源の一次急性疼痛、およびそこから生じる二次的疼痛状態の治療にも、そして以前は急性であったが慢性化した疼痛状態の治療にも適する。本発明の化合物は、単独で、または、統合失調症の処置用の他の有効成分と組み合わせて、用いることができる。
本発明の化合物のインビトロでの効果は、以下のアッセイで示すことができる:
1.ラットの脳の膜への[H]−メチルリカコニチン結合の阻害による、試験物質のα7nAChR親和性の測定
H]−メチルリカコニチン結合アッセイは、Davies et al. (Neuropharmacol. 1999, 38, 679-690)により記載された方法の改変である。
ラットの脳組織(海馬または全脳)を、ホモジナイゼーション緩衝液(10%w/v、0.32Mショ糖、1mM EDTA、0.1mMフッ化フェニルメチルスルホニル(PMSF)、0.01%(w/v)NaN、pH7.4、4℃)中、ガラスホモジナイザー中、600rpmでホモジナイズする。ホモジネートを遠心分離し(1000xg、4℃、10分間)、上清を除去する。ペレットを再懸濁(20%w/v)し、懸濁液を遠心分離する(1000xg、4℃、10分間)。2つの上清を合わせ、遠心分離する(15000xg、4℃、30分間)。こうして得られたペレットを、P2画分と称する。
P2ペレットを、2回、結合緩衝液(50mM Tris−HCl、1mM MgCl、120mM NaCl、5mM KCl、2mM CaCl、pH7.4)に懸濁し、その懸濁液を遠心分離する(15000xg、4℃、30分間)。
残渣を結合緩衝液中で4mg/mlの濃度に再懸濁し、250μl(膜タンパク質の量0.4mg)の容積で、2nM[H]−メチルリカコニチン、0.1%(w/v)BSA(ウシ血清アルブミン)および様々な濃度の試験物質の存在下、21℃で60分間インキュベートする。
次いで、1μM α−ブンガロトキシンまたは100μMニコチンまたは10μM MLA(メチルリカコニチン)の存在下でインキュベーションを実行する。PBS(20mM NaHPO、5mM KHPO、150mM NaCl、pH7.4、4℃)4mlを添加し、事前に0.3%(v/v)ポリエチレンイミン(PEI)中に3時間置いたタイプA/Eガラス繊維濾紙(Gelman Sciences)を通して濾過することにより、インキュベーションを停止する。PBS(4℃)4mlで濾紙を2回洗浄し、結合した放射能をシンチレーション計測により測定する。全アッセイは3重に実行する。式K=IC50/(1+L/K)を使用して、化合物のIC50(受容体に結合したリガンドの50%が置き換えられる、試験物質の濃度)、[H]−メチルリカコニチンの解離定数Kおよび濃度Lから、試験物質の解離定数Kを決定する。
H]−メチルリカコニチンの代わりに、例えば、[125I]−α−ブンガロトキシンなどの他のα7nAChR選択的放射性リガンド、または他のnAChRの阻害剤と一緒に非選択的nAChR放射性リガンドを用いることも可能である。
本発明の化合物の効果に関するインビトロのデータは、<300nMのKを示す。本発明の化合物の効果に関するインビトロの代表的データを、表Aに示す:
表A
Figure 2005538111
下記のアッセイは、本発明の化合物が5−HT受容体に対して低い親和性しか有さず、従ってα7nAChRに選択的に作用することを示す。
2.[H]GR65630結合の阻害による、試験物質の5−HT受容体に対する親和性の測定
組換えヒト5−HT受容体を発現するHEK293細胞由来の膜(RB-HS3, Receptor Biology, Inc., MD, USA)を、製造業者の指示に従って、インキュベーション緩衝液(50mMトリスベース、pH7.4、5mM MgCl、0.5mM EDTA、0.1%(w/v)アスコルビン酸、10μMパージリン)に希釈し、200μlの容量(膜タンパク質の量3μg)で、0.5nMの選択的5−HT受容体放射性リガンド[H]−GR65630(NET 1011, Du Pont)および様々な濃度の試験物質の存在下、21℃で60分間インキュベートする。非特異的結合を、100μM5−HT(5−ヒドロキシトリプタミン)の存在下でのインキュベーションにより測定する。事前に0.3%(v/v)ポリエチレンイミン(PEI)中に少なくとも1時間置いたタイプA/Eガラス繊維濾紙(Gelman Sciences)またはGF/B濾紙(Whatman)を通して濾過することにより、インキュベーションを停止する。洗浄緩衝液(50mMトリス−HCl、pH7.4;4℃)3mlで濾紙を3回洗浄し、結合した放射能をシンチレーション計測により測定する。全アッセイは3重に実行する。化合物のIC50(受容体に結合したリガンドの50%が置き換えられる、試験物質の濃度)、[H]GR65630の解離定数Kおよび濃度Lから、試験物質の解離定数Kを決定する(K=IC50/(1+L/K))。
表B
Figure 2005538111
本発明の化合物の認識障害の処置への適合性は、以下の動物モデルで示すことができる:
3.物体認識試験
物体認識試験は、記憶力試験である。それは、既知物体と未知物体を区別するラット(およびマウス)の能力を測定する。
この試験は、Blokland et al., NeuroReport 1998, 9, 4205-4208; A. Ennaceur, J. Delacour,. Behav. Brain Res. 1988, 31, 47-59; A. Ennaceur, K. Meliani., Psychopharmacology 1992, 109, 321-330; および Prickaerts et al., Eur. J. Pharmacol. 1997, 337, 125-136 に記載されている。
1回目の実施では、ラットを、それら以外は空である比較的大きいサイズの観察域において、2つの同一物体に直面させる。ラットは、両物体を詳細に調べる;即ち、臭いをかいだり、触ったりする。2回目の実施では、24時間の間隔の後、ラットを再び観察域に置く。今度は既知物体の1つを新しい未知物体で置きかえる。ラットが既知物体を認識するならば、それは未知物体を調べるのに集中するであろう。しかしながら、24時間後では、ラットは、通常1回目の実施でどちらの物体を調べたかを忘れてしまっており、両物体を同程度に調べる。学習および記憶改善効果を有する物質の投与は、ラットが1回目の実施で24時間前に見た物体を既知のものと認識するように導き得る。それは、新しい未知物体を、既知のものよりも詳細に調べるであろう。この記憶力は、識別指数で表現される。識別指数0は、ラットが両物体、即ち古いものと新しいものを、等しい時間調べることを意味する;即ち、それは古い物体を認識せず、両物体が新しいかのように反応することを意味する。0より大きい識別指数は、ラットが古い物体よりも新しい物体を長く調べることを意味する;即ち、ラットが古い物体を認識したことを表す。
4.社会的認識試験:
社会的認識試験は、試験物質の学習または記憶改善効果を調べる試験である。
社内で飼育した成体ラットを、試験開始30分前に、一匹ずつ試験ケージに入れる。試験開始4分前に、試験動物を観察箱に入れる。この適応時間の後、幼若動物を試験動物と共に入れ、成体動物が幼若動物を調べる時間を2分間測定する(試行1)。明らかに年少の動物に対して向けられた全行動、即ち、その間年長の動物が年少の動物から1cm以上離れずにした、肛門性器の調査、追跡および毛繕い、を測定する。その後幼若の動物を取り出し、成体を試験ケージに残す(24時間の保留のためには、動物をそのホームケージへ戻す)。最初の試験の前または後に、成体試験動物を試験物質で処置する。処置の時機により、学習または年少の動物に関する情報の蓄積は物質に影響され得る。一定期間(保留)の後、試験を繰り返す(試行2)。試行1および2で測定される調査時間の差が大きいほど、成体動物が年少動物をよく覚えていることを意味する。
新規有効成分は、既知方法で、不活性、非毒性の医薬的に適する担体または溶媒を使用して、錠剤、被覆錠剤、丸剤、顆粒剤、エアゾル剤、シロップ剤、乳剤、懸濁剤および液剤などの常套の製剤に変換できる。これらの場合、治療的に活性な化合物は、各場合で製剤の約0.5ないし90重量%の濃度で、即ち、上述の用量範囲に達するのに十分な量で、存在すべきである。
製剤は、例えば、適するならば乳化剤および/または分散剤を使用して、有効成分を溶媒および/または担体で希釈することにより製造する。例えば、水を希釈剤として使用するとき、適するならば有機溶媒を補助溶媒として使用することが可能である。
投与は常套のやり方で、好ましくは経口、経皮または非経腸、特に経舌または静脈内で行う。しかしながら、例えばスプレーを利用して口または鼻を通して吸入によって、または皮膚を介して局所的に行うこともできる。
約0.001ないし10mg/kg体重、経口投与では好ましくは約0.005ないし3mg/kg体重の量を投与するのが、有効な結果を達成するのに有利であると一般的に判明した。
それでもやはり、適するならば、特に、体重または投与様式、医薬に対する個体の挙動、その製剤の性質および投与を行う時間または間隔の関数として、上述の量からはずれることが必要であり得る。従って、上述の最小量より少なくても十分な場合があり得、一方上述の上限を超えなければならない場合もある。大量に投与する場合、一日に数回の単回用量に分割することが望ましい。
断りのない限り、全ての量的データは、重量パーセントに関する。液体/液体溶液の溶媒比、希釈比および濃度のデータは、各場合で容積をベースとする。「w/v」の表記は、「重量/容積」を意味する。従って、例えば、「10%w/v」は、10gの物質を含有する100mlの溶液または懸濁液を意味する。
略号:
Figure 2005538111
HPLC方法:
器具:DAD 検出を有する HP 1100;カラム:Kromasil RP-18, 60 mm x 2 mm, 3.5 μm;溶離剤:A=HClO 5ml/HO 1L、B=アセトニトリル;勾配:0分2%B、0.5分2%B、4.5分90%B、6.5分90%B;流速:0.75ml/分;温度:30℃;検出:UV210nm。
LC−MS方法:
器具:Micromass Platform LCZ, HP1100;カラム:Symmetry C18, 50 mm x 2.1 mm, 3.5 μm;溶離剤A:水+0.05%蟻酸、溶離剤B:アセトニトリル+0.05%蟻酸;勾配:0.0分90%A→4.0分10%A→6.0分10%A;オーブン:40℃;流速:0.5ml/分;UV検出:208−400nm。
一般方法A:
1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸類の合成
Figure 2005538111
適切なメチル1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレートを、等割合のTHFと2N水性水酸化カリウム溶液の混合物と混合する(0.28−0.47M溶液)。反応混合物を室温で終夜撹拌したままにする。THFを減圧下で除去し、水性反応混合物を濃塩酸で酸性化する。生じる沈殿を吸引濾過し、真空中、40℃で乾燥させる。
一般方法B:
3−キヌクリジンアミンと2−ベンゾチオフェンカルボン酸類とのアミド連結
0℃のDMF中の適切なエナンチオマーの3−キヌクリジンアミン塩酸塩1.0eq.、カルボン酸1.0eq.およびHATU1.2eq.を、N,N−ジイソプロピルエチルアミン1.2eq.の添加後に30分間撹拌する。次いで、さらに2.4eq.のN,N−ジイソプロピルエチルアミンを添加し、混合物をRTで終夜撹拌する。
出発化合物:
実施例1A
メチル7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート
Figure 2005538111
アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(流動パラフィン中、60%)8.2g(205.7mmol)を、無水DMSO300mlに導入する。室温で、メチルメルカプトアセテート16.0g(150.9mmol)をゆっくりと滴下して反応混合物に添加し、それを室温で水素の放出が止まるまで撹拌する(約15分)。無水DMSO50ml中の3−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド27.8g(137.1mmol)の溶液を室温で反応混合物に添加する。後者を反応が完了するまで撹拌し、次いで氷水に注ぐ。生じる沈殿を吸引濾過し、真空中、40℃で終夜乾燥させる。表題化合物と対応する酸の混合物(約1:1)20.57gを得る。
実施例2A
メチル6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート
Figure 2005538111
アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(流動パラフィン中、60%)1.93g(48.3mmol)を無水DMSO60mlに導入する。室温で、メチルメルカプトアセテート3.76g(35.5mmol)をゆっくりと滴下して反応混合物に添加し、それを室温で水素の放出が止まるまで撹拌する(約15分)。4−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド6.54g(32.2mmol)と無水DMSO15mlの溶液を室温で反応混合物に添加する。後者を反応が完了するまで撹拌し、次いで氷水に注ぐ。生じる沈殿を吸引濾過し、真空中、40℃で終夜乾燥させる。表題化合物4.06g(理論値の46.4%)を得る。
1H-NMR (200.1 MHz, DMSO-d6): δ = 8.42 (d, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.65 (dd, 1H), 3.90 (s, 3H)
HPLC:R=5.3分
MS(ESIpos):m/z=270(M)、288(M+NH、305(M+N
実施例3A
メチル6−ニトロ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート
Figure 2005538111
2,4−ジニトロベンズアルデヒド2g(10.2mmol)、メチルメルカプトアセテート1.08g(10.2mmol)およびトリエチルアミン2.84ml(20.4mmol)を連続的にDMSO6mlに溶解する。反応溶液を80℃で1時間加熱し、次いで氷水200mlに注ぐ。ジクロロメタン抽出を数回実行する。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮する。シリカゲルでのクロマトグラフィー(移動相:ジクロロメタン)により、表題化合物1.12g(理論値の46.1%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ = 8.80 (d, 1H), 8.27 (dd, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.00 (d, 1H), 3.99 (s, 3H)
HPLC:R=4.7分
MS(ESIpos):m/z=255(M+NH
実施例4A
6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸
Figure 2005538111
所望の生成物3.55g(理論値の93.5%)を、メチル6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート4.0g(14.8mmol)から、一般方法Aにより得る。
1H-NMR (400.1 MHz, DMSO-d6): δ = 13.48 (s, 1H, br), 8.38 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.63 (m, 1H)
HPLC:R=4.5分
実施例5A
7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸
Figure 2005538111
所望の生成物8.99g(理論値の91.0%)を、メチル7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート10.0g(36.9mmol)から、一般方法Aにより得る。
1H-NMR (200.1 MHz, DMSO-d6): δ = 13.76 (s, 1H, br), 8.28 (s, 1H), 8.07 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.46 (dd, 1H)
HPLC:99.1%、R=4.4分
実施例6A
6−ニトロ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸
Figure 2005538111
所望の生成物1.20g(理論値の91.4%)を、メチル6−ニトロ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレート1.4g(5.90mmol)から、一般方法Aにより得る。
1H-NMR (200.1 MHz, DMSO-d6): δ = 8.91 (d, 1H), 8.14 (dd, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.69 (s, 1H)
HPLC:R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=241(M+NH
実施例7A
6−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸
Figure 2005538111
6−アミノ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸400mg(2.07mmol)およびジ−tert−ブチルピロカルボネート1.36g(6.21mmol)を、ジオキサン5mlと水性1N重炭酸ナトリウム溶液10mlの混合物中、室温で18時間撹拌する。溶液を10%強度水性クエン酸溶液でpH5−6に合わせ、酢酸エチルで4回抽出する。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィーする(移動相:ジクロロメタン/メタノール)。表題化合物214mg(理論値の30%)を得る。
MS(ESIpos):m/z=316(M+Na)
実施例8A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
7−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸903.8mg(3.52mmol)、R−アミノキヌリジン二塩酸塩700.0mg(3.52mmol)、HATU1604.0mg(4.22mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン1635.7mg(12.66mmol)およびDMF7.0mlを、一般方法Bにより反応させる。反応混合物を、分取HPLCにより精製する。生成物をジオキサン中の4M HClと1N塩酸の1:1混合物に溶解し、次いで高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物1087mg(理論値の77%)を得る。
1H-NMR (200.1 MHz, DMSO-d6): δ = 10.01 (s, 1H, br), 9.15 (d, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.02 (m, 1H), 7.74 (m, 1H), 7.43 (dd, 1H), 4.34 (m, 1H), 3.80-3.10 (m, 6H), 2.22 (m, 1H), 2.14 (m, 1H), 1.93 (m, 2H), 1.78 (m, 1H)
HPLC:R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=367(M+H,81Br)、365(M+H,79Br)
実施例9A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
4−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸900.0mg(3.50mmol)、R−アミノキヌクリジン二塩酸塩697.0mg(3.50mmol)、HATU1597.1mg(4.20mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン1628.7mg(12.60mmol)およびDMF8.0mlを、一般方法Bにより反応させる。反応混合物を分取HPLCにより精製する。生成物をジオキサン中の4MHClと1N塩酸の1:1混合物に溶解し、次いで濃縮する。メタノール/エタノール(1:10)から再結晶化し、表題化合物594mg(理論値の42.1%)を得る。
1H-NMR (300.1 MHz, DMSO-d6): δ = 9.81 (s, 1H, br), 8.76 (m, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.59 (dd, 1H), 4.15 (m, 1H), 3.51-2.93 (m, 6H), 2.12-1.92 (m, 2H), 1.79 (m, 2H), 1.58 (m, 1H)
HPLC:R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=366(M,81Br)、364(M,79Br)
実施例10A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ニトロ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
6−ニトロ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸290.0mg(1.30mmol)、R−アミノキヌクリジン二塩酸塩258.7mg(1.30mmol)、HATU592.8mg(1.56mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン604.5mg(4.68mmol)およびDMF2.0mlを一般方法Bにより反応させる。反応混合物を分取HPLCにより精製し、1N塩酸と混合し、次いで濃縮する。イソプロパノールから再結晶化し、表題化合物297mg(理論値の62.1%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, MeOD-d4): δ = 8.95 (s, 1H), 8.28 (dd, 1H), 8.20 (s, 1H), 811 (d, 1H), 4.46 (m, 1H), 3.87 (m, 1H), 3.52-3.22 (m, 5H), 2.40 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.11 (m, 2H), 1.98 (m, 1H)
HPLC:R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=332(M+H)
実施例11A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−7−アミノ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 2005538111
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−3−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩87mg(0.22mmol)、ベンゾフェノンイミン47.1mg(0.26mmol)、rac−BINAP12.1mg(0.02mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド45.8mg(0.48mmol)およびPd(dba)6.0mg(0.01mmol)を、アルゴン下、熱乾燥させたフラスコ中に置く。トルエン1.5mlを添加し、反応混合物を80℃に加熱する。30分後、THF0.5ml、および6時間後にさらに6.0mg(0.01mmol)のPd(dba)を添加する。さらに6時間後、濾過(0.45μm濾紙)し、続いて分取HPLCにより精製する。生じるベンゾフェノンイミン付加物を、THFとメタノールの1:1混合物に、20容量%の1N塩酸を添加して溶解する。室温で1時間後、反応混合物を濃縮する。生じる固体をアセトニトリルと撹拌し、濾過する。高真空下で乾燥させ、表題化合物17mg(理論値の21%)を得る。
1H-NMR (400.1 MHz, D2O): δ = 8.11 (s, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.53 (dd, 1H), 7.37 (d, 1H), 4.48 (m, 1H), 3.87 (m, 1H), 3.52-3.30 (m, 5H), 2.44 (m, 1H), 2.27 (m, 1H), 2.12 (m, 2H), 2.00 (m, 1H)
HPLC:R=2.9分
MS(ESIpos):m/z=302(M+H)
実施例12A
6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩
Figure 2005538111
方法A):
6−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボン酸15mg(0.05mmol)、R−アミノキヌクリジン二塩酸塩10.2mg(0.05mmol)、HATU21.4mg(0.06mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン21.8mg(0.17mmol)およびDMF1mlを、一般方法Bにより反応させる。反応混合物を分取HPLCにより精製する。生成物をジオキサン中の4M HCl5mlと混合し、室温で30分間撹拌する。混合物を濃縮し、高真空下で乾燥させる。表題化合物17mg(理論値の98%)を得る。
方法B):
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ニトロ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩247mg(0.67mmol)を1N塩酸1.6mlおよびメタノール4.3mlに懸濁し、アルゴン下で、パラジウム/炭素(5%)25.6mgを添加する。混合物を水素雰囲気(大気圧)下で2時間撹拌する。フラスコの内容物を珪藻土を通して濾過し、真空で乾燥するまで蒸発させる。表題化合物241mg(理論値の95.6%)を得る。
方法C):
THFとトルエンの1:1混合物10mlを、N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ブロモ−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩730mg(1.76mmol)、ベンゾフェノンイミン638.9mg(3.53mmol)、rac−BINAP109.8mg(0.18mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド508.2mg(5.29mmol)およびPd(dba)161.4mg(0.18mmol)の混合物に添加し、反応混合物を85℃で終夜加熱する。フラスコの内容物を約7mlに濃縮し、分取HPLCにより精製する。生じるベンゾフェノンイミン付加物をメタノール5mlと1N塩酸3mlの混合物に溶解し、室温で1時間撹拌する。溶液を濃縮し、続いてメタノール/ジエチルエーテルから再結晶化し、分取HPLCによりさらに精製する。生成物画分を塩酸1Nと混合する。高真空下で濃縮および乾燥し、表題化合物67mg(理論値の10.1%)を得る。
1H-NMR (400.1 MHz, D2O): δ = 7.95 (m, 2H), 7.88 (m, 1H), 7.32 (m, 1H), 4.37 (m, 1H), 3.80-3.69 (m, 2H), 3.40-3.18 (m, 4H), 2.32 (m, 1H), 2.16 (m, 1H), 2.00 (m, 2H), 1.89 (m, 1H)
HPLC:R=2.7分
MS(ESIpos):m/z=302(M+H)
実施例13A
2−(ヒドロキシメチル)−5−ニトロフェノール
Figure 2005538111
4−ニトロサリチル酸10.0g(54.6mmol)を、THF100mlに導入する。氷中で冷却しながら、1Mボラン−THF錯体109mlを添加し、混合物を室温で終夜撹拌する。それを濃縮し、沈殿を吸引濾過する。その固体を酢酸エチルに溶解し、硫酸マグネシウムで乾燥させる。高真空下での濃縮および乾燥の後、表題化合物を直ちにさらに反応させる。
LC−MS(ESIpos):m/z=169(M
実施例14A
2−ヒドロキシ−4−ニトロベンズアルデヒド
Figure 2005538111
クロロホルム100ml中の2−(ヒドロキシメチル)−5−ニトロフェノール6.0g(35.5mmol)および活性化酸化マンガン(IV)3.1g(35.5mmol)を、還流下で20時間加熱する。その混合物を珪藻土を通して濾過し、高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物を直ちにさらに反応させる。
MS(ESIpos):m/z=167(M
実施例15A
6−ニトロ−1−ベンゾフラン−2−カルボン酸
Figure 2005538111
2−ヒドロキシ−4−ニトロベンズアルデヒド5.8g(34.7mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム1.28g(3.5mmol)および炭酸カリウム19.2g(138.8mmol)を混合し、メチルクロロアセテート7.9g(72.9mmol)を添加し、混合物を130℃で12時間加熱する。THF100mlを添加し、氷中で冷却しながら、水酸化カリウム11.7g(208.2mmol)を添加する。水100mlを添加し、続いて室温で20時間撹拌する。pHを濃塩酸でpH1に合わせる。混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させる。シリカゲルを添加し、続いて濃縮し、シリカゲルでクロマトグラフィー(移動相:トルエン/メタノール/酢酸)する。生成物画分を真空で濃縮し、乾燥させ、表題化合物1.31g(理論値の18.2%)を得る。
HPLC:R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=225(M+NH
実施例16A
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ニトロ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 2005538111
6−ニトロ−1−ベンゾフラン−2−カルボン酸1.3g(5.02mmol)、R−アミノキヌクリジン二塩酸塩1.0g(5.02mmol)、HATU2.29g(6.02mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン2.34g(18.07mmol)およびDMF10mlを、一般方法Bにより反応させる。混合物を真空で濃縮し、1N水酸化ナトリウム溶液および酢酸エチルで抽出し、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、残渣をメタノールに溶解する。Dowex 50WX2 200 イオン交換樹脂を添加し、1時間以内に、回転エバポレーター中で混合物を濃縮する。樹脂をメタノール、DMF、メタノール、THF、メタノール、ジクロロメタン、メタノールおよびメタノール中の10%トリエチルアミンで連続的に洗浄する。生成物画分を濃縮する。表題化合物1.75g(理論値の99%)を得る。
HPLC:R=3.6分
MS(ESIpos):m/z=316(M+H)
実施例17A
6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド
Figure 2005538111
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−ニトロ−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド1.55g(4.92mmol)を、DMF中の2M塩化スズ(II)溶液15mlに溶解し、室温で終夜撹拌する。Dowex 50WX2 200 イオン交換樹脂を添加し、1時間以内に、混合物を回転エバポレーター中で濃縮する。樹脂を水、DMF、メタノール、ジクロロメタン、メタノールおよびメタノール中の10%トリエチルアミンで連続的に洗浄する。生成物画分を濃縮し、シリカゲルでクロマトグラフィー(移動相:ジクロロメタン/メタノール/トリエチルアミン)する。真空で濃縮し、表題化合物642.8mg(理論値の45.8%)を得る。
HPLC:R=2.6分
MS(ESIpos):m/z=286(M+H)
例示的実施態様:
実施例1
6−[(アニリノカルボニル)アミノ]−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF4ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩80mg(0.21mmol)の溶液を、トリエチルアミン59.6μl(0.43mmol)およびフェニルイソシアネート50.9mg(0.43mmol)と混合する。室温で16時間後、反応混合物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物中で溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物35mg(理論値の35.8%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.21 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.38 (dd, 1H), 7.30 (m, 2H), 7.03 (dd, 1H), 4.43 (m, 1H), 3.85 (m, 1H), 3.52-3.20 (m, 5H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H)
HPLC:R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=421(M+H)(遊離塩基)
実施例2
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および4−クロロフェニルイソシアネート32.8mg(0.21mmol)と混合する。室温で16時間後、混合物を真空で濃縮する。残渣を水とアセトニトリルの1:1混合物に溶解し、分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物29mg(理論値の55.2%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.21 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.47 (m, 2H), 7.38 (dd, 1H), 7.29 (m, 2H), 4.44 (m, 1H), 3.85 (m, 1H), 3.52-3.12 (m, 5H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H)
HPLC:R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=455(M+H)(遊離塩基)
実施例3
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(2−メトキシフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF4ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩80mg(0.21mmol)の溶液を、トリエチルアミン59.6μl(0.43mmol)および2−メトキシフェニルイソシアネート63.8mg(0.43mmol)と混合する。室温で16時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物10mg(理論値の9.6%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.23 (s, 1H), 8.09 (d, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.36 (m, 1H), 7.00 (m, 2H), 6.92 (m, 1H), 4.44 (m, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.84 (m, 1H), 3.48 (m, 1H), 3.42-3.25 (m, 4H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H)
HPLC:R=4.0分
MS(ESIpos):m/z=451(M+H)(遊離塩基)
実施例4
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(4−メトキシフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF4ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩80mg(0.21mmol)の溶液を、トリエチルアミン59.6μl(0.43mmol)および4−メトキシフェニルイソシアネート63.8mg(0.43mmol)と混合する。室温で16時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物55mg(理論値の52.8%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.20 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.35 (m, 3H), 6.89 (m, 2H), 4.44 (m, 1H), 3.85 (m, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.52-3.22 (m, 5H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H)
HPLC:R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=451(M+H)(遊離塩基)
実施例5
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(2−フェニルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および(2−イソシアナトエチル)ベンゼン31.5mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物32mg(理論値の61.8%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.11 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.36-7.16 (m, 6H), 4.44 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.55-3.23 (m, 7H), 2.86 (tr, 2H), 2.38 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H)
HPLC:R=4.0分
MS(ESIpos):m/z=449(M+H)(遊離塩基)
実施例6
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(3−シアノフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および3−シアノフェニルイソシアネート30.8mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物32mg(理論値の62.1%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.23 (s, 1H), 8.00 (m, 2H), 7.83 (d, 1H), 7.67 (d, 1H), 7.47 (dd, 1H), 7.39 (m, 2H), 4.43 (m, 1H), 3.86 (m, 1H), 3.53-3.18 (m, 5H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.97 (m, 1H).
HPLC:R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=446(M+H)(遊離塩基)
実施例7
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(3−ブロモフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および3−ブロモフェニルイソシアネート42.3mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物43mg(理論値の75.1%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.21 (s, 1H), 8.02 (m, 1H), 7.82 (m, 2H), 7.37 (m, 2H), 7.19 (m, 2H), 4.45 (m, 1H), 3.84 (m, 1H), 3.54-3.20 (m, 5H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.11 (m, 2H), 1.97 (m, 1H)
HPLC:R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=499(M+H)(遊離塩基)
実施例8
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(2−エトキシフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および2−エトキシフェニルイソシアネート34.9mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物10mg(理論値の18.7%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.25 (s, 1H), 8.09 (d, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.38 (d, 1H), 6.98 (m, 2H), 6.91 (m, 1H), 4.43 (m, 1H), 4.16 (q, 2H), 3.86 (m, 1H), 3.53-3.21 (m, 5H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.97 (m, 1H), 1.50 (tr, 3H)
HPLC:R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=465(M+H)(遊離塩基)
実施例9
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(4−(ジメチルアミノ)フェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および4−N,N−ジメチルアミノフェニルイソシアネート34.7mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物21mg(理論値の38.7%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.24 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.72 (m, 2H), 7.58 (m, 2H), 7.39 (d, 1H), 4.45 (m, 1H), 3.84 (m, 1H), 3.53-3.20 (m, 11H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.11 (m, 2H), 1.97 (m, 1H)
HPLC:R=3.3分
MS(ESIpos):m/z=464(M+H)(遊離塩基)
実施例10
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(2−ニトロフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および2−ニトロフェニルイソシアネート35.1mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物6mg(理論値の11.2%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.51 (d, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.20 (d, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.69 (dd, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.20 (dd, 1H), 4.45 (m, 1H), 3.86 (m, 1H), 3.52-3.10 (m, 5H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.11 (m, 2H), 1.97 (m, 1H)
HPLC:R=4.1分
MS(ESIpos):m/z=466(M+H)(遊離塩基)
実施例11
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(2,6−ジフルオロフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および2,6−ジフルオロフェニルイソシアネート33.2mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物40mg(理論値の75.9%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.18 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.41 (d, 1H), 7.30 (m, 1H), 7.06 (m, 2H), 4.43 (m, 1H), 3.85 (m, 1H), 3.52-3.22 (m, 5H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.11 (m, 2H), 1.97 (m, 1H)
HPLC:R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=457(M+H)(遊離塩基)
実施例12
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(2,4−ジクロロフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および2,4−ジクロロフェニルイソシアネート40.2mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物25mg(理論値の44.5%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.26 (s, 1H), 8.19 (d, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.49 (m, 1H), 7.38 (d, 1H), 7.31 (d, 1H), 4.43 (m, 1H), 3.85 (m, 1H), 3.51-3.18 (m, 5H), 2.38 (m, 1H), 2.27 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H)
HPLC:R=4.4分
MS(ESIpos):m/z=489(M+H)(遊離塩基)
実施例13
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[({[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}カルボニル)アミノ]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネート40.0mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物51mg(理論値の89%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.22 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.49 (dd, 1H), 7.40 (m, 1H), 7.31 (d, 1H), 4.44 (m, 1H), 3.84 (m, 1H), 3.54-3.25 (m, 5H), 2.38 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.97 (m, 1H)
HPLC:R=4.3分
MS(ESIpos):m/z=489(M+H)(遊離塩基)
実施例14
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(3,4,5−トリメトキシフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および3,4,5−トリメトキシフェニルイソシアネート44.7mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物11mg(理論値の17.4%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.22 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.38 (d, 1H), 6.82 (s, 2H), 4.43 (m, 1H), 3.85 (m, 7H), 3.73 (s, 3H), 3.52-3.18 (m, 5H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H)
HPLC:R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=511(M+H)(遊離塩基)
実施例15
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[({[4−メトキシ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}カルボニル)アミノ]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2mlおよびDMF0.2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および4−メトキシ−3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネート46.4mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をメタノールと1N塩酸(2:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物15mg(理論値の25.3%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, メタノール-d4): δ = 8.18 (d, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.60 (dd, 1H), 7.37 (dd, 1H), 7.13 (d, 1H), 4.43 (m, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.83 (m, 1H), 3.53-3.17 (m, 5H), 2.38 (m, 1H), 2.27 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H)
HPLC:R=4.2分
MS(ESIpos):m/z=519(M+H)(遊離塩基)
実施例16
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[({[3−メトキシフェニル]アミノ}カルボニル)アミノ]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2mlおよびDMF0.2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および3−メトキシフェニルイソシアネート31.9mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をメタノールと1N塩酸(2:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物17mg(理論値の32.7%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, メタノール-d4): δ = 8.20 (d, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.37 (dd, 1H), 7.08 (m, 2H), 6.93 (m, 1H), 6.61 (m, 1H), 4.43 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.53-3.15 (m, 5H), 2.38 (m, 1H), 2.27 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.95 (m, 1H)
HPLC:R=4.0分
MS(ESIpos):m/z=451(M+H)(遊離塩基)
実施例17
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[({[3−トリフルオロメトキシフェニル]アミノ}カルボニル)アミノ]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2mlおよびDMF0.2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液をトリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および3−トリフルオロメトキシフェニルイソシアネート43.4mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をメタノールと1N塩酸(2:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物8.5mg(理論値の14.7%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, メタノール-d4): δ = 8.21 (d, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.85 (m, 3H), 6.92 (m, 1H), 4.45 (m, 1H), 3.84 (m, 1H), 3.56-3.06 (m, 5H), 2.38 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H)
HPLC:R=4.4分
MS(ESIpos):m/z=505(M+H)(遊離塩基)
実施例18
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−{[(tert−ブチルアミノ)カルボニル]アミノ}−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2mlおよびDMF0.2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩50mg(0.13mmol)の溶液を、トリエチルアミン37.2μl(0.27mmol)およびtert−ブチルイソシアネート26.5mg(0.27mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物19mg(理論値の32.6%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.08 (m, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.23 (dd, 1H), 4.43 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.50-3.18 (m, 5H), 2.38 (m, 1H), 2.27 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.95 (m, 1H), 1.38 (m, 9H)
HPLC:R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=401(M+H)(遊離塩基)
実施例19
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−{[(シクロヘキシルアミノ)カルボニル]アミノ}−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2mlおよびDMF0.2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)およびシクロヘキシルイソシアネート26.8mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をメタノールと1N塩酸(2:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物23.4mg(理論値の47.3%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, メタノール-d4): δ = 8.10 (d, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.27 (dd, 1H), 4.43 (m, 1H), 3.82 (m, 1H), 3.64-3.10 (m, 6H), 2.37 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.09 (m, 2H), 1.94 (m, 3H), 1.76 (m, 2H), 1.62 (m, 1H), 1.40 (m, 2H), 1.26 (m, 3H)
HPLC:R=4.0分
MS(ESIpos):m/z=427(M+H)(遊離塩基)
実施例20
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−[({[(1S)−1−フェニルエチル]アミノ}カルボニル)アミノ]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2mlおよびDMF0.2ml中の6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩40mg(0.11mmol)の溶液を、トリエチルアミン29.8μl(0.21mmol)および(S)−(−)−α−メチルベンジルイソシアネート31.5mg(0.21mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をメタノールと1N塩酸(2:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物32.5mg(理論値の62.7%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.10 (s, 1H), 7.99 (m, 2H), 7.77 (d, 1H), 7.39-7.20 (m, 5H), 4.93 (q, 1H), 4.43 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.47 (m, 1H), 3.42-3.26 (m, 4H), 2.37 (m, 1H), 2.27 (m, 1H), 2.09 (m, 2H), 1.95 (m, 1H), 1.49 (d, 3H)
HPLC:R=4.0分
MS(ESIpos):m/z=449(M+H)(遊離塩基)
実施例21
7−[(アニリノカルボニル)アミノ]−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
THF2ml中の7−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキサミド二塩酸塩44mg(0.12mmol)の溶液を、トリエチルアミン32.8μl(0.24mmol)およびフェニルイソシアネート28mg(0.24mmol)と混合する。室温で18時間後、生成物を分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をアセトニトリルと1N塩酸(5:1)の混合物に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物20mg(理論値の36.1%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ = 8.12 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.70 (d, 1H), 7.47 (m, 3H), 7.30 (m, 2H), 7.05 (m, 1H), 4.45 (m, 1H), 3.84 (m, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.53-3.21 (m, 5H), 2.39 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H)
HPLC:R=3.9分
MS(ESIpos):m/z=421(M+H)(遊離塩基)
実施例22
N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−6−({[(4−メトキシフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2005538111
6−アミノ−N−[(3R)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル]−1−ベンゾフラン−2−カルボキサミド50mg(0.18mmol)をTHF/DMF(10:1)3mlに導入し、トリエチルアミン73μl(0.53mmol)および4−メトキシフェニルイソシアネート78.4mg(0.53mmol)を添加する。室温で18時間、そしてさらに50℃で20時間の後、フラスコの内容物を真空で濃縮する。少量のDMSOに再溶解し、水を添加した後、生じる沈殿を吸引濾過する。固体をDMF/水に溶解し、分取HPLCにより精製する。濃縮した生成物画分をメタノールとジエチルエーテル中の1N塩酸の混合物(5:1)に溶解し、再度高真空下で濃縮し、乾燥させる。表題化合物5.3mg(理論値の7%)を得る。
1H-NMR (300 MHz, メタノール-d4): δ = 8.07 (s, 1H), 7.60 (m, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.33 (m, 2H), 7.12 (dd, 1H), 6.88 (m, 2H), 4.49 (m, 1H), 3.82 (m, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.54-3.18 (m, 5H), 2.37 (m, 1H), 2.25 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 1.96 (m, 1H)
HPLC:R=3.8分
MS(ESIpos):m/z=435(M+H)(遊離塩基)

Claims (17)


  1. Figure 2005538111
    式中、
    は、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    は、水素またはC−C−アルキルであり、
    は、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシまたはC−C−アルキルであり、
    は、水素であるか、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群から選択される基により置換されていることもあるC−C−アルキルであり、
    は、水素またはC−C−アルキルであるか、または、
    およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキル、C−C−アシル、オキソ、チオキソの群から相互に独立して選択される2個までの置換基により置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
    は、(i)水素、(ii)C−C−アルキル、(iii)C−C−シクロアルキル、(iv)C−C10−アリール、(v)5員ないし10員のヘテロアリール、(vi)C−C10−アリールカルボニルであり、ここで、(ii)は、フェニル、C−C−アルコキシカルボニルまたはC−C−アルコキシにより置換されていることもあり、そして、(iv)、(v)および(vi)は、C−C−アルキル、C−C−ヒドロキシアルキル、3員ないし8員の複素環、C−C10−アリール、5員ないし10員のヘテロアリール、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−アシル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アシルアミノの群から相互に独立して選択される3個までの基により置換されていることもあるか、または、
    およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキルまたはC−C−ヒドロキシアルキルにより置換されていることもある3員ないし10員のヘテロ環であり、
    Aは、酸素、窒素または硫黄であり、
    Xは、酸素または硫黄であり、
    環Bは、ベンゾまたはピリドであり、各々ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列からの基により置換されていることもある、
    の化合物、およびこの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  2. 式中、
    が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    が、水素またはC−C−アルキルであり、
    が、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシまたはC−C−アルキルであり、
    が、水素であるか、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群から選択される基により置換されていることもあるC−C−アルキルであり、
    が、水素またはC−C−アルキルであるか、または、
    およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキル、C−C−アシル、オキソ、チオキソの群から相互に独立して選択される2個までの置換基により置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
    が、(i)水素、(ii)C−C−アルキル、(iii)C−C−シクロアルキル、(iv)C−C10−アリール、(v)5員ないし10員のヘテロアリールであり、ここで、(ii)は、フェニルまたはC−C−アルコキシにより置換されていることもあり、そして、(iv)および(v)は、C−C−アルキル、C−C−ヒドロキシアルキル、3員ないし8員の複素環、C−C10−アリール、5員ないし10員のヘテロアリール、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−アシル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アシルアミノの群から相互に独立して選択される3個までの基により置換されていることもあるか、または、
    およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキルまたはC−C−ヒドロキシアルキルにより置換されていることもある3員ないし8員のヘテロ環であり、
    Aが、酸素、窒素または硫黄であり、そして、
    Xが、酸素または硫黄であり、そして、
    環Bが、ベンゾまたはピリドであり、各々ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列からの基により置換されていることもある、
    請求項1に記載の式(I)の化合物、およびこの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  3. 式中、
    が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    が、水素またはC−C−アルキルであり、
    が、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシまたはC−C−アルキルであり、
    が、水素であるか、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群から選択される基により置換されていることもあるC−C−アルキルであり、
    が、水素またはC−C−アルキルであるか、または、
    およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキル、C−C−アシル、オキソ、チオキソの群から相互に独立して選択される2個までの置換基により置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
    が、(i)水素、(ii)C−C−アルキル、(iii)C−C−シクロアルキル、(iv)フェニル、(v)5員ないし6員のヘテロアリール、(vi)C−C10−アリールカルボニルであり、ここで、(ii)は、フェニル、C−C−アルコキシカルボニルまたはC−C−アルコキシにより置換されていることもあり、そして、(iv)、(v)および(vi)は、C−C−アルキル、C−C−ヒドロキシアルキル、3員ないし8員の複素環、C−C10−アリール、5員ないし10員のヘテロアリール、ヒドロキシ、フッ素、塩素、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−アシル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アシルアミノの群から相互に独立して選択される3個までの基により置換されていることもあるか、または、
    およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキルまたはC−C−ヒドロキシアルキルにより置換されていることもある3員ないし10員のヘテロ環であり、
    Aが、酸素または硫黄であり、
    Xが、酸素であり、
    環Bが、ベンゾまたはピリドであり、各々塩素、フッ素、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列からの基により置換されていることもある、
    請求項1および請求項2のいずれかに記載の式(I)の化合物、およびこの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  4. 式中、
    が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    が、水素またはC−C−アルキルであり、
    が、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシまたはC−C−アルキルであり、
    が、水素であるか、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群から選択される基により置換されていることもあるC−C−アルキルであり、
    が、水素またはC−C−アルキルであるか、または、
    およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキル、C−C−アシル、オキソ、チオキソの群から相互に独立して選択される2個までの置換基により置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
    が、(i)水素、(ii)C−C−アルキル、(iii)C−C−シクロアルキル、(iv)フェニル、(v)5員ないし6員のヘテロアリールであり、ここで、(ii)は、フェニルにより置換されていることもあり、そして、(iv)および(v)は、C−C−アルキル、C−C−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、塩素、フッ素、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−アシル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アシルアミノの群から相互に独立して選択される3個までの基により置換されていることもあるか、または、
    およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキルまたはC−C−ヒドロキシアルキルにより置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
    Aが、酸素、窒素または硫黄であり、
    Xが、酸素であり、そして、
    環Bが、ベンゾまたはピリドであり、各々塩素、フッ素、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、C−C−アルキルおよびC−C−アルコキシの系列からの基により置換されていることもある、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の式(I)の化合物、およびこの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  5. 式中、
    が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    ないしRが、水素であり、
    が、水素またはC−C−アルキルであるか、または、
    およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキル、C−C−アシル、オキソ、チオキソの群から相互に独立して選択される2個までの置換基により置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
    が、(i)水素、(ii)C−C−アルキル、(iii)C−C−シクロアルキル、(iv)フェニル、(v)ピリジル、(vi)C−C10−アリールカルボニルであり、ここで、(ii)は、フェニル、C−C−アルコキシカルボニルまたはC−C−アルコキシにより置換されていることもあり、(iv)、(v)および(vi)は、C−C−アルキル、C−C−ヒドロキシアルキル、3員ないし8員の複素環、C10−アリール、5員ないし10員のヘテロアリール、ヒドロキシ、フッ素、塩素、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−アシル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アシルアミノの群から相互に独立して選択される3個までの基により置換されていることもあるか、または、
    およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキルまたはC−C−ヒドロキシアルキルにより置換されていることもある3員ないし10員のヘテロ環であり、
    Aが、酸素または硫黄であり、
    Xが、酸素であり、
    環Bが、ベンゾである、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の式(I)の化合物、およびこの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  6. 式中、
    が、1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イルであり、
    が、水素であり、
    が、水素、塩素、フッ素、アミノまたはC−C−アルキルであり、
    が、水素、メチルまたはエチルであり、メチルおよびエチルは、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群から選択される基により置換されていることもあるか、または、
    およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、C−C−アルキル、C−C−アシル、オキソ、チオキソの群から相互に独立して選択される2個までの置換基により置換されていることもある5員ないし6員のヘテロ環であり、
    が、水素またはC−C−アルキルであり、
    が、(i)水素、(ii)C−C−アルキル、(iii)シクロペンチル、シクロヘキシル、(iv)フェニル、(v)ベンジル、(vi)フェネチルであり、ここで、(iv)ないし(vi)は、ヒドロキシ、塩素、フッ素、シアノ、メトキシ、エトキシ、C−C−アシル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノの群から相互に独立して選択される3個までの基により置換されていることもあり、
    Aが、酸素または硫黄であり、
    Xが、酸素であり、そして、
    環Bが、塩素、フッ素、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキル、メトキシおよびエトキシの系列からの基により置換されていることもあるベンゾである、
    請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の式(I)の化合物、およびこの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。

  7. Figure 2005538111
    式中、RないしR、AおよびXは、請求項1ないし請求項6に示す意味を有する、
    の化合物、およびこの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。

  8. Figure 2005538111
    式中、RないしR、AおよびXは、請求項1ないし請求項6に示す意味を有する、
    の化合物、およびこの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。

  9. Figure 2005538111
    式中、RないしRは、請求項1ないし請求項6に示す意味を有する、
    の化合物、およびこの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。

  10. Figure 2005538111
    式中、RないしRは、請求項1ないし請求項6に示す意味を有する、
    の化合物、およびこの化合物の溶媒和物、塩または塩の溶媒和物。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の化合物の製造方法であって、式
    Figure 2005538111
    式中、RないしR、AおよびBは、請求項1ないし請求項10に示す意味を有する、
    の化合物を、式
    Figure 2005538111
    式中、XおよびRは、請求項1ないし請求項5で言及する意味を有する、
    の化合物と反応させ、生じる化合物(I)を、適するならば、適切な(a)溶媒および/または(b)塩基もしくは酸と反応させ、それらの溶媒和物、塩または塩の溶媒和物を得る、方法。
  12. 疾患の処置および/または予防のための、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の化合物。
  13. 少なくとも1つの請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の化合物、および少なくとも1つの医薬的に許容し得る本質的に非毒性の担体または賦形剤を含む、医薬。
  14. 知覚力、集中力、学習力および/または記憶力の改善用の組成物を製造するための、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の化合物の使用。
  15. 知覚力、集中力、学習力および/または記憶力の障害の処置および/または予防用の医薬を製造するための、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の化合物の使用。
  16. 知覚力、集中力、学習力および/または記憶力の障害を処置および/または予防するための、請求項13に記載の医薬。
  17. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の化合物の有効量を投与することによる、ヒトまたは動物の知覚力、集中力、学習力および/または記憶力の障害の制御方法。


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