JP2005534999A - テレセントリックビーム領域を持つ光学配列 - Google Patents
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Abstract
【課題】結像システムの良好な光学修正特性を維持しつつ、光学配列、特に顕微鏡の複数座標方向における、テレセントリックビーム領域の拡大が簡単な方法
【解決手段】焦点距離無限大の対物レンズ3と、中間像平面6を有する接眼レンズ5と、対物レンズ3から所定距離はなれた前記両者の間に配置される鏡筒レンズ4とから成り、テレセントリックビーム光路が存在する対物レンズ3と鏡筒レンズ4間において、第1部分ビーム光路の側方スプリッタのためのビームスプリッタモジュール25、26、またはビームスプリッタ7、8の形状の光学素子が設けられる。第1部分ビーム光路の各々には、鏡筒レンズ9、12、13が対物レンズ3から適切な距離離れて配置される。第1部分ビーム光路から第2部分ビーム光路が分岐され、それにより、鏡筒レンズ15、20、23、24、28、29が前記第2部分ビーム光路の各々の対物レンズ3から適切な距離はなれて配置される。個々の部分ビーム光路に配置される鏡筒レンズは、同一の又は異なる焦点距離を有する。
【解決手段】焦点距離無限大の対物レンズ3と、中間像平面6を有する接眼レンズ5と、対物レンズ3から所定距離はなれた前記両者の間に配置される鏡筒レンズ4とから成り、テレセントリックビーム光路が存在する対物レンズ3と鏡筒レンズ4間において、第1部分ビーム光路の側方スプリッタのためのビームスプリッタモジュール25、26、またはビームスプリッタ7、8の形状の光学素子が設けられる。第1部分ビーム光路の各々には、鏡筒レンズ9、12、13が対物レンズ3から適切な距離離れて配置される。第1部分ビーム光路から第2部分ビーム光路が分岐され、それにより、鏡筒レンズ15、20、23、24、28、29が前記第2部分ビーム光路の各々の対物レンズ3から適切な距離はなれて配置される。個々の部分ビーム光路に配置される鏡筒レンズは、同一の又は異なる焦点距離を有する。
Description
本発明は、焦点距離無限大で結像する対物レンズにより形成されるテレセントリックビーム領域を持つ光学配列、特に顕微鏡に関する。
テレセントリックビーム領域の含まれた光路を持つ光学配列、特に顕微鏡は、焦点距離無限大で結像する対物レンズから成るいわゆるアフォーカル光学系、および対物レンズに対して一定の距離で配置された鏡筒レンズを有している。このテレセントリックビーム領域は対物レンズと鏡筒レンズとの間に存在する。倍率変更の目的から、場合によっては単一鏡筒レンズの代わりに、異なった焦点距離を持つ複数の鏡筒レンズがリボルバに装着されて使用されることもある。鏡筒レンズのバックフォーカス距離に修正された中間像を生成する場合、画像誤差の修正は対物レンズだけで行える。しかし、この修正は対物レンズと鏡筒レンズに分担させることもできる。いずれの場合でも画像誤差および口径食を避けるためには、個々の光学素子をそれぞれ定義付けされた相互間距離に配置し保持することが必要である。
対物レンズと鏡筒レンズ間に存在するテレセントリックビーム領域は、顕微鏡では、通例、例えばプリズム、光線分離ミラー、平坦プレート、フィルタ、偏光素子などのフラット型光学素子を、機器結像光路内の中間像に悪影響を及ぼすことなく顕微鏡軸の方向に設置する場合に利用される。大きな光路に対する補整目的のための画像位置修正用の光学系は必要ない。
DE4231470 A1
フラット型光学素子は、通例、結像光路中に、それぞれが顕微鏡軸に垂直な様々な平面に設置されるが、その場合固定状態で、または光路内にて方向転換可能な状態で、互に上下に間隔をおいて配置されている。対物レンズと鏡筒レンズ間の距離によって定義付けられるテレセントリックビーム領域は、周知の光学的理由から一定の上限を越えてはならないので、最大限設置できる素子の数には限度がある。さらに、テレセントリックビーム領域は使用の機器構造により、特に機器形態により側方および後方にも制限がある。
技術文献1から、台架脚部、台架上部および接合可能な双眼型ケーシングを持つ複合構成顕微鏡本体を擁するモジュール組立式顕微鏡システムが公知である。本体は複数部分から成るフレーム構造になっており、そこには、機能的ユニットを構成するために組み合わされた光学的および/または機械的構成素子群および/または電気または電子構成素子群が配置された保持体の位置固定のための対応固定面が設けられている。この保持体にはミラー、レンズ、絞りなどの光学構成素子、またはリボルバユニットを装備させることができる。さらに、鏡筒レンズ保有の交換式中間モジュールを装備することもでき、また例えば、鏡筒レンズのほかに予備調整された切換可能なベルトランレンズを擁する別の中間モジュールと交換することができる。
技術文献1から、それ自体独立完成した光学機構モジュールから成る顕微鏡システムが調整可能な構造を持っていることは公知であるが、しかしその構造では、照明光路が常に分岐構造になっている落射型顕微鏡の場合を除き、分岐によるテレセントリックビーム領域の拡大が不可能である。
以上より、本発明の基本的課題は、複数の座標方向に拡大されたテレセントリックビーム領域を持つ光学配列を創出することに置かれている。
この課題は、本発明に関する特許請求項1の特徴部分に記載された手段によって解決される。本発明の詳細およびその他の実施態様についてはそれ以降の請求項に記載されている。
対物レンズと鏡筒レンズ間の空間には、つまりテレセントリックビーム領域にはテレセントリック光路が通っていて、そこには側方分岐により少くも1つの第1光路を生成させるために少くも1つの光学素子が配備されている。これらの各第1分岐光路には、対物レンズから適当な距離のところに鏡筒レンズが配置されている。
同様にテレセントリックビーム領域も2つの座標に拡大できるようにするには、これら第1分岐光路の少くも1つから少くも1つの第2分岐光路が枝分かれしていて、それら第2分岐光路のそれぞれに、対物レンズから適当な距離のところに鏡筒レンズが配置されているのが有利である。
テレセントリックビーム領域の立体的拡大は、これら第2分岐光路の少くも1つから、少くも1つの第3分岐光路が枝分かれしていて、それら第3分岐光路のそれぞれに、対物レンズから適当な距離のところに鏡筒レンズが配置されていれば好ましい形で実現できる。
また、第1、第2および第3の分岐光路に配置される鏡筒レンズの焦点距離が同じであること、あるいは異なっていることが場合により有利に作用する。つまり、光路の結合/分離要求に応じて、設置される鏡筒レンズの焦点距離を変えることも可能である。使用される鏡筒レンズの焦点距離がすべて同じであれば、想定される中間像の結像倍率もすべて同じになる。
以上のほか、第1、第2および第3の分岐光路生成のための分岐または副分岐に、それ自体公知の光学的および/または物理的方式のビームスプリッタ素子が使用されているところにも優位点がある。なお、これらのビームスプリッタ素子は、対物レンズと分岐生成された分岐光路それぞれの鏡筒レンズとの間に配置されている。
機器の操作、および多目的使用の観点からは、ビームスプリッタ素子に、それぞれの分岐光路内への設置作業用として、制御可能な駆動装置と連結する切換装置またはモジュールが装備されていれば有利である。それにより、ビームスプリッタ素子の機械化された、迅速で制御可能な切換およびそれぞれの光路内へのスピーディな設置が保証される。さらに、ビームスプリッタ素子が切換装置内で交換可能な状態で配置されていれば、それもまた優位点になる。
そのほか、本発明に基づき構成された機器の多面的使用例として、第1、第2および/または第3の分岐光路内に、各光路を通る光の光学特性に影響を与えるため、絞りおよび/または光学フィルタ、特に干渉フィルタ、色フィルタまたは偏光フィルタが配置されている場合がある。
本発明によれば、結像システムの良好な光学修正特性を維持しつつ、光学配列、特に顕微鏡の複数座標方向における、テレセントリックビーム領域の拡大が簡単な方法で実現される。したがって、そのようにして拡大されたテレセントリックビーム領域は、中間像またはその他光路の連結および遮断を通じて広範な用途に利用することができる。それにより、適用上追加的な要求が課される場合に、それに対応してテレセントリックビーム領域を拡大することが可能になる。
本装置のもう1つの優位点は、顕微鏡鏡筒を覗き込む高さに関しエルゴノミクス適合性が維持される点である。それは、本発明に基づくテレセントリックビーム領域の拡大では、顕微鏡主光路の光軸方向におけるテレセントリックビーム領域の長さには変化が生じないからである。
本装置のもう1つの優位点は、顕微鏡鏡筒を覗き込む高さに関しエルゴノミクス適合性が維持される点である。それは、本発明に基づくテレセントリックビーム領域の拡大では、顕微鏡主光路の光軸方向におけるテレセントリックビーム領域の長さには変化が生じないからである。
以下では、本発明を実施例に基づきより詳しく説明する。
図1は、対象物1の拡大結像に用いられる本発明に基づく光学配列、例えば顕微鏡光路を極めて簡略化して表わしたものである。
この光学配列は、光軸2伝いに焦点距離無限大で結像する対物レンズ3、鏡筒レンズ4、および対物レンズ3と鏡筒レンズ4を通して対象物1を結像する接眼レンズ中間像平面6を擁している接眼レンズ5を有する。接眼レンズ中間像平面6で生成された対物レンズ3の像は、接眼レンズ5により拡大して観察することができる。対物レンズ3、鏡筒レンズ4および接眼レンズ5は、当光学配列の主光路に当る典型的な顕微鏡光路を形成している。当光学配列の光線経路では、焦点距離無限大で結像する対物レンズ3が平行な光路を生成し、接眼レンズ中間像平面6における像生成は一定の焦点距離を持つ鏡筒レンズ4により行われる。対物レンズ3と鏡筒レンズ4間には主光路のテレセントリックビーム領域が存在する。すなわち、この領域内ではビームはすべて平行方向に進行する。このテレセントリックビーム領域、あるいはまたテレセントリック空間は、接眼レンズ中間像6に悪影響を及ぼすことなく、プリズム、光線分離ミラー、フィルタとしてのフラット型平行プレートおよび/または偏光素子などのフラット型光学素子を光路内に配置しようとする場合に、通例、光軸2方向に沿って利用される。
図1は、対象物1の拡大結像に用いられる本発明に基づく光学配列、例えば顕微鏡光路を極めて簡略化して表わしたものである。
この光学配列は、光軸2伝いに焦点距離無限大で結像する対物レンズ3、鏡筒レンズ4、および対物レンズ3と鏡筒レンズ4を通して対象物1を結像する接眼レンズ中間像平面6を擁している接眼レンズ5を有する。接眼レンズ中間像平面6で生成された対物レンズ3の像は、接眼レンズ5により拡大して観察することができる。対物レンズ3、鏡筒レンズ4および接眼レンズ5は、当光学配列の主光路に当る典型的な顕微鏡光路を形成している。当光学配列の光線経路では、焦点距離無限大で結像する対物レンズ3が平行な光路を生成し、接眼レンズ中間像平面6における像生成は一定の焦点距離を持つ鏡筒レンズ4により行われる。対物レンズ3と鏡筒レンズ4間には主光路のテレセントリックビーム領域が存在する。すなわち、この領域内ではビームはすべて平行方向に進行する。このテレセントリックビーム領域、あるいはまたテレセントリック空間は、接眼レンズ中間像6に悪影響を及ぼすことなく、プリズム、光線分離ミラー、フィルタとしてのフラット型平行プレートおよび/または偏光素子などのフラット型光学素子を光路内に配置しようとする場合に、通例、光軸2方向に沿って利用される。
図1からはさらに、テレセントリックビーム領域内にビームスプリッタ7および8として構成された光学素子が、それぞれ鏡筒レンズの配置された2つの第1分岐光路を、側方分岐(x−y平面)により生成させるために配備されている。それによれば、ビームスプリッタ7により分岐生成された分岐光路には鏡筒レンズ9が配置されている。ビームスプリッタ8により分岐生成された分岐光路には、例えば、焦点距離の異なる複数の鏡筒レンズ12、13を支持軸10の周りを回転できるリボルバ11が配置されている。これら様々な鏡筒レンズ9、12、13は使用目的に応じて、主光路から枝分かれした然るべき分岐光路に設置することができる。そのような鏡筒レンズの後に、例えばカメラを設置することもできる。
ビームスプリッタ7および8は、1つのビームスプリッタモジュール(図1の破線枠で示された部分)として統合することができ、統合後、例えば1ユニットとして当該光路に配置される。ビームスプリッタモジュールには、適用目的に応じて、色フィルタ、中性フィルタまたは完全ミラーなど様々な転向素子を装着することができる。ビームスプリッタモジュールには、加えて各種フィルタなどフラット型光学素子を配置させることもできる。ビームスプリッタモジュールについても同様に、当該の主光路または分岐光路に対する連結、遮断の切換可能性を想定することができる。その場合、この切換可能なビームスプリッタモジュールには制御可能な駆動装置(図示されていない)を装備することもできる。
鏡筒レンズ4、9、12、13は、主光路または分岐光路それぞれのテレセントリックビーム領域の境界を定義付けし、その領域内に配置されて光学的インタフェースを形成している。また、これらの鏡筒レンズ4、9、12、13は、対応の固定面を持ち然るべき機械的インタフェースを形成することのできる機械式接合部品(図示されていない)に配置することもできる。このようにして、当接合部品を個別光路内の然るべきポジションに配置させることができる。したがって、同一鏡筒レンズおよび対応の機械式接合部品を、そのインタフェースと共々複数回切換使用することも可能になる。
図2に透視画法で描かれたような、微小対象物1の拡大結像を得るための装置、例えば顕微鏡も、上記と同様、光軸2伝いに対物レンズ3、ビームスプリッタ7、8、鏡筒レンズ4、および中間像平面6を持つ接眼レンズ5の配置された主光路を有している。主光路に配置されたこれら光学構成素子も、図1方式の光学配列に使用される構成素子と同じ機能を持っているので、双方同じ数字を使って表わしている。後述する図3方式の光学配列についても同じである。
図2方式の光学配列の場合、ビームスプリッタ7により分岐生成された第1分岐光路内に、別のビームスプリッタ14が配置されていて、その後方の別の分岐光路内に一定の焦点距離を持つ別の鏡筒レンズ15、および例えば、絞り16、17やフィルタ18のような光学素子、さらには必要に応じて光源19または映像機器が記述の順序で配置されている。光源19により、例えば、別の照明光路を主光路に取り込むことができる。
ビームスプリッタ14により、第1分岐光路から分岐生成された第2の別の光路内にも、例えば第2の観察者が対象物1を観察することができるように、同様に鏡筒レンズ20および別の接眼レンズ21が配備されている。
主光路に設置されたビームスプリッタ8により、同様に主光路から別の第1分岐光路が分岐生成され、それが別のビームスプリッタ22によってさらに枝分かれしている。これら枝分かれしたそれぞれの第2分岐光路内にも同様に然るべき鏡筒レンズ23、24が配置されていて、それらの後方に、ここでは描かれていないが、別の光学結像装置、ビーム誘導装置および/または観察装置を配置させることができる。これらの鏡筒レンズ15、20、23、24も、主光路の鏡筒レンズ4と同様、分岐光路のテレセントリックビーム領域の境界を定義付け、その領域内に配置されている。光学素子のこのような配置により、簡単な手段でX−Y平面内におけるテレセントリックビーム領域の拡大が実現される。しかもその場合、例えば主光路における接眼レンズ5の覗き込み高さが変わりなく維持されたままである。
明細書および特許請求項に「第1」分岐光路とあるのは、主光路から直接枝分かれした分岐光路のことであり、「第2」分岐光路とあるのは、「第1」分岐光路から枝分かれした分岐光路のことである。「第2」分岐光路から枝分かれした分岐光路は、より下位のものとして「第3」の冠称が付けられている。
図3は、X−Y平面において拡大されたテレセントリックビーム領域が、照明用またはマイクロツール用として光路の追補的連結および/または遮断作業に用いられるZ方向にも拡大された光学配列を示したものである。例えば顕微鏡など、この光学配列の場合でも、対象物1の拡大状態での結像または観察の実現のため、光軸2伝いに対物レンズ3、鏡筒レンズ4および中間像平面6を持つ接眼レンズ5が配置されている。これらの光学素子は、図1方式および図2方式の光学配列の場合と同様、主光路を形成している。第1分岐光路の生成のため、主光路内には、ビームスプリッタとして、より簡易な言い方をすると、反射器として、ビームスプリッタモジュール25および26が配備されているが、これらは、図3の双方矢印が示すように、当光路に対して連結および遮断ができるようになっている。
図3から見て取れるように、ビームスプリッタモジュール25により、別のビームスプリッタモジュール27を持つ第1分岐光路が生成される。後者のビームスプリッタモジュールの分岐作用により、X−Y平面内に、同平面内に配置された鏡筒レンズ28および29を持つ第2分岐光路が生成される。この第2分岐光路の1つには、例えば対象物1の補助照明のための光源30が配置されている。もう一方の第2分岐光路は、また別のビームスプリッタ31によりさらに分割されて、鏡筒レンズ29を持つ第3分岐光路と鏡筒レンズ32を持つ別の第3分岐光路になる。その場合、後者の第3分岐光路はZ軸に平行な光軸を有しているので、この光学配列においてテレセントリックビーム領域の立体的拡大が達成される。
ビームスプリッタモジュール26によって生成された別の第1分岐光路も、ビームスプリッタモジュール25によって生成された第1分岐光路と同様に構成されている。このビームスプリッタモジュール26は、図3の破線描画で示されているように、旋回可能なように配置することもできる。ビームスプリッタモジュール26の後方に配置されたビームスプリッタモジュール33は、ビームスプリッタモジュール26によって生成された第1分岐光路をさらに分岐させる。分岐生成された一方の第2分岐光路において、分岐点直後のところに第3分岐光路生成のための、また別のビームスプリッタ34が配備されている。その第3分岐光路内には、然るべき鏡筒レンズ35および36が配置されているが、それらの後方に、さらに光学構成素子を配置することができる。そのようにして、例えば、金属組織学において研磨標本などの比較に用いられる比較用プレート38を照明装置37で照明して、中間像平面上の対象物1の像と符合させることができるので、例えば見本または標準物と対象物1との比較が行える。
なお、ビームスプリッタ34によって分岐生成され、その中に鏡筒レンズ39の配置された方の第3分岐光路は、Z軸に平行な方向に延びているので、ここでもテレセントリックビーム領域の立体的拡大が実現される。
なお、ビームスプリッタ34によって分岐生成され、その中に鏡筒レンズ39の配置された方の第3分岐光路は、Z軸に平行な方向に延びているので、ここでもテレセントリックビーム領域の立体的拡大が実現される。
本発明に基づく図3方式の光学配列の場合でも、個々のビームスプリッタモジュールおよびビームスプリッタを対応の分岐光路に対して連結および遮断できるように、適切に配置させることが可能なので(図3の双方矢印の方向)、結像光路、観察光路および照明光路の追加補充が同時に、または択一的に実施することができる。
本発明に基づく光学配列は、それ自体空間的に制限のある顕微鏡光路のテレセントリックビーム領域を、平面的にもまた立体的にも拡大させることを可能にする。以上のようにして、顕微鏡光路とは別の光路をいくつか連結および遮断することができるので、顕微鏡適用領域の拡大が可能になる。
1 対象物
2 光軸
3 対物レンズ
4 鏡筒レンズ
5 接眼レンズ
6 接眼レンズ中間像平面
7,8,14,22,31,34 ビームスプリッタ
9,12,13,15,20,23,24,28,29,32,35,36,39 鏡筒レンズ
10 支持軸
11 リボルバ
16,17 絞り
18 フィルタ
19,30 光源
21 接眼レンズ
25,26,33 ビームスプリッタモジュール
37 照明装置
38 比較用プレート
2 光軸
3 対物レンズ
4 鏡筒レンズ
5 接眼レンズ
6 接眼レンズ中間像平面
7,8,14,22,31,34 ビームスプリッタ
9,12,13,15,20,23,24,28,29,32,35,36,39 鏡筒レンズ
10 支持軸
11 リボルバ
16,17 絞り
18 フィルタ
19,30 光源
21 接眼レンズ
25,26,33 ビームスプリッタモジュール
37 照明装置
38 比較用プレート
Claims (8)
- 焦点距離無限大で結像する少くも1つの対物レンズと、少くも1つの接眼レンズと、両者の間で対物レンズから一定距離のところに配置された、一定の焦点距離を持つ鏡筒レンズとを有する、テレセントリックビーム領域を持つ対象物結像用の光学配列であって、
テレセントリック光路の存在する対物レンズ3と鏡筒レンズ4間の空間に、側方分岐により少くも1つの第1分岐光路を生成させるために、少くも1つの光学素子7、8が配備されていること、およびこれら第1分岐光路のそれぞれに対物レンズ3から一定の距離をおいて鏡筒レンズ9、12、13が配置されていることを特徴とする光学配列。 - 第1分岐光路の少くも1つから、少くも1つの第2分岐光路が生成されていること、およびこれら第2分岐光路のそれぞれに、対物レンズ3から一定の距離をおいて鏡筒レンズ15、20、23、24、28、29、35、36が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学配列。
- これら第2分岐光路の少くも1つから、少くも1つの第3分岐光路が生成されていること、およびこれら第3分岐光路のそれぞれに対物レンズ3から一定の距離を置いて鏡筒レンズ32、39が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の光学配列。
- 第1、第2および第3分岐光路に配置された鏡筒レンズ9、12、13、15、20、23、24、28、29、32、35、36、39が、同じまたは異なった焦点距離を有していることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の光学配列。
- 分岐または副分岐による第1、第2および第3分岐光路の生成のために、それ自体は公知の光学的および/または物理的ビームスプリッタ素子が配備されていて、しかもこれらのビームスプリッタ素子が、対物レンズ3と生成された分岐光路のそれぞれの鏡筒レンズ9、12、13、15、20、23、24、28、29、32、35、36、39との間の空間に配置されていることを特徴とする先行請求項の1つに記載の光学配列。
- それぞれの分岐光路への設置のため、制御可能な駆動装置と連結しているビームスプリッタ素子装備の切換装置またはモジュールが配備されていることを特徴とする先行請求項の1つに記載の光学配列。
- ビームスプリッタ素子が、切換可能な状態で切換装置内に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の光学配列。
- 第1、第2および/または第3分岐光路に、それぞれの分岐光路における光の光学特性に影響を与える目的で、絞り16、17および/または光学フィルタ18、それも特に干渉フィルタ、色フィルタまたは偏光フィルタが配置されていることを特徴とする先行請求項の1つに記載の光学配列。
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