JP2005532843A - マイクロメッシュ状歯間用具 - Google Patents

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Abstract

超高分子量ポリエチレン製の切断耐性マイクロメッシュ状歯間用具であって、約0.7GPaと約5GPaの間の引張り強さを有する延伸したポリエチレンフィルムをフィブリル化およびスリットすることによって製造され、前記ポリエチレンが約5dl/gと約50dl/gの間の固有粘度を有し、かつ前記製造されたマイクロメッシュ状テープが約10mg/ydと約120mg/ydの間の口腔ケア物質でコーティングされている、マイクロメッシュ状歯間用具。

Description

本発明は、超高分子量ポリエチレンフィルムから製造される、コーティングされた歯間用具に関するものであり、このフィルムが延伸され、フィブリル化され、スリットされて、マルチフィラメントおよびモノフィラメント状歯間用具と異なる、マイクロメッシュ状、ハニカムまたはウェブ型テープ構造体が製造され、このマイクロメッシュ状テープは口腔ケア物質でコーティングされており、フロス清掃中に、超切断耐性、および歯間および歯肉下領域から緩んだ残骸を捕捉および除去する能力を示しながら、前記コーティングを放出する。
デンタルフロスを適切に使用することは、歯ブラシの剛毛が到達することができない歯の歯間表面の相当に大きな領域を清掃するために必要である。
デンタルフロスの目的は:
1.歯磨きによって除去することができない、歯間表面に蓄積した任意の分解食物を押しのけ除去すること、および
2.以前の清掃以来そこに蓄積している歯またはその上に重なった歯石上の、細菌生物膜(プラーク)の増殖物を可能な限り押しのけ除去すること。
歯間空間を清掃するためにデンタルフロスを使用するという概念は、1819年にParmlyによって導入されたようである(「Practical Guide to the Management of the Teeth」、Collins & Croft、Philadelphia PA)。Parmlyは、ワックスをかけたシルクを使用して、歯肉炎になりやすい人の歯を清掃することを示唆した。多数の型のフロスが開発され、最終的に1948年にBassがデンタルフロスの最適性を確立するまで、清掃用に使用された[Dental Items of Interest、70、921〜34、(1948)]。
驚くことに、マルチフィラメントおよびモノフィラメントフロスの業者は、過去50年以上Bassのことを無視してきた。Bassは、糊付け剤、結合剤および/またはワックスで処理したデンタルフロスによって、フロス清掃の効果を劇的に低下させる「コード」効果が生じることを警告した。非ワックス状態のフロスを含めて、今日販売されているほぼすべてのマルチフィラメントフロスは、結合剤および/または糊付け剤物質を含んでいる。これらの「粘着性」物質を使用して、計量分配中にフロスを1つに保持することによって、フロスの撚りがスプールから落下しないように保つ。
さらに、現在小売されている大部分のマルチフィラメントフロスは、「ワックスがけ」もされており、歯間領域への透過を手助けする。Bassによって記載された結果として生じる「コード」効果によって、フロス束を密接に位置する歯間に押し込むのが困難になることが多い。
1948年にBassによって記載されたデンタルフロスの最適性は、大部分の歯間用具の製造者に無視され続けてきた。詳細にはBassは、これらのワックスがけされ糊付けされたフロスによって、平らにされ幅が広げられ、フィラメントが延伸した、非ワックス状態の、糊付けさていないフロスの望ましい「散布効果」とは異なるものとして前に論じた、望ましくない「コード」効果が生じることを示唆した。フィラメントを延伸させる別の機械的作用に関する可能性は、この「コード」効果によって無効になる。フィラメント間の空間も犠牲になり、この空間はBassによれば、フロス清掃中に押しのけられる微細物質を受け取り、保持し、除去するために必要である。したがって、延伸フィラメント、およびこれらの延伸フィラメントによる捕捉により歯間空間から微細物質をほぼすべて排除することによる機械的清掃は、この「コード」効果のために、ワックスがけおよび/または糊付けされたフロス、およびモノフィラメントテープによって害されるかあるいは犠牲を被る。
切断耐性がいくつかのデンタルテープ販売業者の基本的宣伝文句となっていることは、驚くべきことではない。モノフィラメント構造を有するGoreのGlide(登録商標)導入は、究極の切断耐性フロスとして提案された。歴史的に、切断に対する典型的な対応は、伸びずに切れない、「より堅く」結合した小径のフロスを開発することであった。「究極のコード」、すなわちモノフィラメントテープ構造が、この手法からどのように生まれるか理解することは困難ではない。明らかに、このモノフィラメントフロスは、この非切断性のために、伝統的な結合型のマルチフィラメントフロスよりも使用するのが容易である。しかしながら、切断耐性を確保すると、フロス清掃中に押しのけられる物質の捕捉および除去が犠牲になる。
フロスは「ユーザにやさしい」製品ではないこと、すなわち、それを使用するのは難しいことは、一般に認められている。フロスは痛みおよび出血を引き起こし、口内に不快な味をもたらす。大部分の市場調査人は、フロス清掃をより実際的なものにするためにできることは何でも行って、より頻繁なフロス清掃およびより広範囲のフロスの使用を奨励すべきであることに賛同している。化学療法成分、シリコーンなどの口内調節物質、本発明により教示される「清潔な、歯磨きしたばかりの感触」を残す洗浄剤およびSoft Abrasives(商標)を含む、本発明の唾液に可溶な、結晶を含まないコーティングを含めた、様々なコーティングをフロスに加えることは、フロス清掃を行う人に対していずれも肯定的なフィードバックの源であり、有望かつ協力的なものであるとみなされると思われる。これらの進展を得るためには、フロス構造、およびフロス添加剤の物理化学的性質、およびワックスがけされたフロスおよびモノフィラメントテープの「コード」効果による性質を回避するコーティング技術を根本的に変えることが必要であり、フロス清掃中に押しのけられる物質の捕捉および除去に関する必要性に特に応えるものである。
切断耐性があるモノフィラメント歯間用具は、米国特許No.Re35,439、3,800,812、4,974,615、5,760,117、5,433,226、5,479,952、5,503,842、5,755,243、5,845,652、5,884,639、5,918,609、5,962,572、5,998,431、6,003,525、6,083,208、6,148,830、6,161,555および6,027,592号に記載され特許請求されている。これらのモノフィラメントデンタルテープは一般に、やさしさ、フロス清掃中のコーティングの送達、フロス清掃中の取り扱いが容易かつ便利であること、およびフロス清掃中に押しのけられる物質の捕捉および除去において重大な欠点を有する。
切断耐性がある、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)系モノフィラメント歯間用具は、米国特許第5,209,251、5,033,488、5,518,012、5,911,228、5,220,932、4,776,358、5,718,251、5,848,600、5,787,758および5,765,576号に記載されている。今日まで、市販型のこれらのモノフィラメントテープは有効にコーティングされておらず、それらを使用して、フロス清掃中に歯間および歯肉下に活性成分を送達することもできず、モノフィラメントテープは、歯間空間から物質を捕捉および除去することもできない。フロス清掃中の取り扱いは難しい。大部分のモノフィラメントテープは折りたたんで、消費者に認められる端部を与えなければならない。多くが、重大な寸法不一致問題でも悩まされている。
マルチフィラメントの、歯間用具は、米国特許第5,033,365、3,943,949、6,080,481、5,830,495、2,667,443、4,638,823、4,029,113、2,772,205、4,627,975、4,414,990、3,699,979、3,897,795、3,838,702、4,776,358、5,718.251、5,603,921、5,558,901、5,423,337、5,357,990、4,986,288、3,897,795、3,928,618、5,433,226および4,033,365号に記載され特許請求されている。大部分のこれらのフロスは、切断耐性があるとして分類されることはないと思われる。
Hill他の特許、すなわちは、米国特許第4,911,927、5,098,711、5165,913および5,711,935号は、圧縮装填したマルチフィラメントフロスを記載している。マルチフィラメント歯間用具はすべて、切断、破壊などの分野において重大な消費者にとっての問題を提起し、模様付きマルチフィラメントデンタルフロスは、さらに重大な切断および破壊の欠点を示す。切断耐性があるPTFEおよび他のモノフィラメント用具の商業的成功において役立ったのは、一般にマルチフィラメントフロスのこれらの欠点である。
幅および厚さが様々である様々なテープにスリットされた超高分子量の延伸ポリエチレンフィルムであって、次いでフィブリル化され、すなわち様々な切断手段によって貫通されて、本発明の歯間用具を製造するための圧縮装填に適したこれらのマイクロメッシュ状テープが製造される、フィルムの製造は、米国特許第4,879,076、4,998,011、5,002,714、5,091,133、5,106,555、5,106,558、5,200,129、5,598,373、5,693,708および5,723,388号に記載され特許請求されている。フィルムをフィブリル化する具体的な方法は、米国特許第2,185,789、3,214,899、2,954,587、3,662,930および3,693,851号、および日本国特許公開第13116/1961および16909/1968号に記載されている。適切なフィブリル化工具には、フィブリル化ローラー、様々なニードルバー、分離コーン、ニードルリングおよびセラミックブレードがあり、これらはBurckhardt AG、Basel、Switzerlandから入手可能である。本発明によるコーティングに適したマイクロメッシュ状歯間用テープを製造するための、特に好ましいフィブリル化工具には、ニードルバー、タッピングねじ様フィブリル化装置、またはやすり様フィブリル化装置がある。後者の2つは、図面の図3および4に示す。やすり様フィブリル化装置として記載する、図4に示すフィブリル化装置は、日本国実用新案第38980/1976号の主題である。
前述の参照文献はすべて、参照として本明細書に組み込まれる。
有効な口腔衛生には、3つの調節要素が個人によって保たれることが必要とされる:
染み、プラーク(生物膜)および歯石の物理的除去。これは広義には、歯科医院において削り取りおよび研磨によって行われる。自記式手順が往診の間に必要とされることが多く、これは適切な研磨用歯磨き粉を用いた歯磨きから、フロス清掃および水噴射作用、いくつかの研磨用食品、さらには歯の表面に対する舌の作用までの範囲である。
界面活性剤による洗浄、界面活性剤の源は一般に:歯磨き粉、口内洗浄剤および/またはデンタルフロスである。これは、食品残骸および汚染物質;口腔の表面から絶えず落ちる通常の死んだ(上皮)細胞物質、および前述のすべてのものから誘導される微生物の分解産物を、これらが歯の表面に付着する前に除去するために必要とされる。界面活性剤によって与えられる単なる清潔さと関連する、明らかな衛生上および健康上の利点以外に、界面活性剤による洗浄によって与えられる重要な化粧上の有意な利点がある。口臭の主な源は、死んだ細胞物質が保持され後に分解されることであることであり、これらの物質は通常の健康な口内に絶えず落ちるか、あるいはフロス清掃によって歯間表面から押しのけられ、その後歯間用具によって捕捉および除去されないことであることが、研究によって示されてきている。
洗浄の頻度。これはおそらく、今日の急速な労働および社会環境において、与えるのが最も困難である。大部分の人は、自分達の歯を1日に少なくとも3回磨かなければならず、1日に少なくとも1回フロス清掃しなければならないことを認識している。大部分の人は1日1回歯磨きし、ある人々は朝と夕方に歯磨きするが、ごく少数の人が、最高の口腔衛生のために1日にさらに3回または4回使用するために、歯ブラシおよび歯磨き剤を有しているということは、単なる事実である。消費者の調査によって、人々は1日に平均1.3回歯を磨くことが示唆される。最も驚くべきことに、定期的にフロス清掃するのは成人の10%未満である。フロス清掃しないことに関する理由は、行うのが困難である、苦痛である、効果がないようである、不便であり不快な味が残ることであった。全体的にフロスは、「消費者にやさしい」製品として考えられているわけではない。
重要な定義
本発明の目的のために:
「超高分子量ポリエチレン」は、デカリン中において135℃で測定して、約5dl/gと約50dl/gの間の固有粘度を有するものとして記載する。これらは、約1,200,000と約6,000,000の間の粘度平均分子量に対応する。これらは、米国特許第5,578,373号に記載されたように適切な触媒の存在下において、エチレンをホモ重合させるか、あるいはエチレンと炭素原子3個以上のα−オレフィンを共重合させることによって、得ることができる。α−オレフィンは、3〜12個の炭素原子を有することが好ましい。米国特許第4,879,076、4,998,01、5,002,714、5,091,133、5,106,555、5,106,558、5,200,129、5,598,373、5,695,708および5,723,388号も参照のこと。この超高分子量ポリエチレンはフィルムに圧縮され、そのフィルムは延伸され、約0.7GPaと約5GPaの間の引張り強さを有する。
「フィブリル化」は、テープを含めた様々な引張り強さの大きい、延伸したフィルムストックを、様々なメッシュ状構造、例えば図1a〜1fに図示し、図2〜4の写真に示すものなどに、延伸したテープを様々な回転式フィブリル化装置手段、例えば図5および6に示すもの、および米国特許第5,578,373、2,185,789、3,214,899、2,954,587、3,662,930、3,693,851号および日本国特許公開第13116/1961および16909/1968号に記載されたものなどと接触させることによって、転換する手段として一般に定義する。フィブリル化中は、延伸ポリエチレンテープの移動速度は約1m/分と約1000m/分の間であり、延伸ポリエチレンテープと接触したフィブリル化装置手段の回転線速度は、約10m/分と約3000m/分の間である。これらのフィブリル化条件によって、歯間用具として使用するための、圧縮装填を含めた様々な型のコーティングに適したフィブリル化テープが生成する。図1a〜1f、および図2〜4の写真を参照のこと。
「フィブリル化密度」は、用具表面の穿孔パーセントに基づいて決定される、歯間用具中の穿孔度として一般に定義する。テープ表面領域全体の約5%と約90%の間の穿孔が、本発明の目的に適している。「フィブリル化密度」と、歯間および歯肉下領域から緩んだ物質を捕捉および除去する用具の能力の間には、相関関係、すなわち「捕捉係数」が存在するようである。
「捕捉係数」は、フロス清掃中に歯の表面から押しのけられ、様々なコーティング物質が「使用済み」歯間用具から剥離された後に、マイクロメッシュ状歯間用具によって後に捕捉される、生物膜、歯石、残骸などのレベルとして一般に定義する。「捕捉係数」は、本発明の使用済みマイクロメッシュ状歯間用具と、他の歯間部位において同じ対象によって使用される使用済みの市販のモノフィラメントテープの、目で見た比較によって決定される。本発明のマイクロメッシュ状歯間用具は一般に、約2と約10の間の捕捉係数を示し、これは市販のモノフィラメントテープに対して、捕捉される残骸、生物膜などの2倍〜10倍の増大を示す。
「延伸ポリエチレンテープ」は、様々な延伸法によって得られ、圧延時および延伸時の全延伸比、延伸比の合計は、約80倍と約200倍の間である。米国特許第5,578,373号も参照のこと。
「コーティング」は、圧縮、注入または接触装填手段および/またはこれらの組合せによって、口腔ケア物質をマイクロメッシュ状歯間用具上に導入する方法として、一般に定義する。
「圧縮装填」は、様々なマイクロメッシュ状歯間用具をコーティングするための手段であって、コーティング物質が一般に高溶融粘度混合物または乳濁液であり、その物質が、熱ローラーの上または間を通過するとき、用具にナイフ塗布される、かつ/あるいは圧縮され、過剰なコーティングが除去される前に、コーティングが装填されるマイクロメッシュ状テープの様々な隙間に押し込まれる、手段として記載する。図11および12を参照のこと。すべてのこれらの方法が、圧縮装填として集合的に記載され、これは具体的には、高溶融粘度混合物または乳濁液をマイクロメッシュ状構造全体中に押し込むことを含む。約10mg/ydと約120mg/ydの間の装填型高溶融粘度コーティングが、「装填される」テープの個々の構造に応じて、本発明の用具に関してごく一般的である。熱ローラー間のマイクロメッシュ状テープの圧縮装填は、Soft Abrasives(商標)が含まれるとき、特に有効である。図3および4の写真を参照のこと。
「注入装填」は、様々なマイクロメッシュ状歯間用具をコーティングするための手段であって、コーティング物質が一般に中溶融粘度混合物または乳濁液であり、その物質が、図8〜10に示すものなどの様々な注入装填手段を通過するとき、用具の上および/または中に注入される手段として記載する。
「接触装填」は、様々なマイクロメッシュ状歯間用具をコーティングするための手段であって、コーティング物質が一般に低溶融粘度混合物または乳濁液であり、その物質が、図13に示すものなどの様々な接触装填手段を通過するとき、用具の上および/または中に接触装填される、手段として記載する。
「切断耐性」によって、様々な歯間用具がフロス清掃中に切断される、破壊される、またはそれ以外の場合は不連続になることに耐える性質を記載する。マルチフィラメント用具、特に模様付きマルチフィラメント用具は、モノフィラメントテープよりも、フロス清掃中に個々のフィラメントが破壊および/または切断しやすい傾向がある。他方で、PTFEテープを含めたモノフィラメントテープ、およびFibaclean Tape(商標)などの様々な押出し成形されたモノフィラメントテープは、低表面エネルギー性のテープと組み合わさったそれらの単一モノフィラメント構造のために、フロス清掃中の切断および/または破壊に耐える傾向がある。本発明のマイクロメッシュ状用具が超切断耐性を示すことは、図1a〜1fに図示し、図2〜4の写真に示すような、これらの用具のランダムな、メッシュ状、ウェブまたはハニカム型構造を考慮すると、非常に驚くべき予想外のことである。用具の圧縮装填された唾液に可溶な、結晶を含まないコーティング中で「潤滑剤」と組み合わせた、フィブリル化マイクロメッシュ状ポリエチレンテープの超高分子量および並外れた引張り強さは、本発明の用具の並外れた切断耐性を、主に担うものであると考えられる。
「マイクロメッシュ状」は、歯間用具用にこれまで使用されてきたより整然としたモノフィラメントおよびマルチフィラメントまたは織物構造とは区別される、ランダムな、ネット、ウェブまたはハニカム型の一体構造として記載する。
これらのマイクロメッシュ状構造体は、米国特許第5,578,373号に記載されたように、回転式フィブリル化用装置を平たい、延伸したフィルムまたはテープの製造作業に組み込むことによって低コストで製造される。広範囲のフィブリル化装置が、図1a〜1fに図示し、さらに図2〜4の写真に示すものを含めた、ほぼ無限の組合せのマイクロメッシュ状構造体を製造するために利用可能である。これらはすべて、本発明の歯間用具として使用するのに適している。これらのマイクロメッシュ状歯間用具のフィブリル化密度は、前で定義するものである。
「コーティング」は、圧縮装填、注入装填および/または接触装填に適した、様々な口腔ケア物質として一般に定義し、コーティングは、表1〜6に記載するような高、中および低溶融粘度混合物および乳濁液を含む。
「高溶融粘度混合物および乳濁液」は、図11および12に図示し、さらに表1〜4にさらに詳細に記載するような圧縮装填手段を使用して、本発明のマイクロメッシュ状歯間用具の上および/または中に一般的に装填される、口腔ケア物質として一般に記載する。
「中溶融粘度混合物および乳濁液」は、図8〜10に図示し、さらに表5にさらに詳細に記載するような注入装填手段を使用して、本発明のマイクロメッシュ状歯間用具の上および/または中に一般的に装填される、口腔ケア物質として一般に記載する。
「低溶融粘度混合物および乳濁液」は、図13に図示し、さらに表6にさらに詳細に記載するような接触装填手段を使用して、本発明のマイクロメッシュ状歯間用具の上および/または中に一般的に装填される、口腔ケア物質として一般に記載する。
「MICRODENT(登録商標)」および「ULTRAMULSION(登録商標)」は、米国特許第4,911,927、4,950,479、5,032,387、5,098,711、5,165,913、5,538,667、5,645,841、5,561,959および5,665,374号に記載され特許請求されたような、様々な分子量のポリジメチルシロキサンが様々なポロキサマー界面活性剤中に乳濁した乳濁液である。これらの口内調節物質は、本発明の様々な結晶を含まないコーティング中に含まれることが好ましい。
「唾液に可溶な、結晶を含まないコーティング」は、口腔中で唾液に曝されると、フロス清掃中に本発明のマイクロメッシュ状用具から剥離される、圧縮装填された、高溶融粘度混合物および乳濁液のコーティングを含む。これらのコーティングは、前記コーティング中に分散するがそれには溶けない、Soft Abrasives(商標)を含むことができる。これらのSoft Abrasives(商標)は、フロス清掃中に歯間およびガムラインの下に送達されると、不溶の状態のままである。さらに、唾液に可溶なコーティングは、フロス清掃中にマイクロメッシュ状用具から口腔中に放出される、界面活性剤、口内調節物質、化学療法成分および香料を含むことが好ましい。図3および4の写真、および図7中に示す構造の説明を参照のこと。
「結晶を含まない」は、30倍の実体顕微鏡によって観察すると、結晶コーティングに典型的な粗い表面とは異なる、滑らかな表面として定義する。適切なコーティング配合物の例は、以下の表3の実施例9〜26において詳細に述べる。
「Soft Abrasives(商標)」は、本発明のマイクロメッシュ状構造の用具と共に働いて、歯の表面から生物膜、歯石および汚れたペリクルを削り取るのに適した、唾液に可溶および唾液に不溶な研磨用物質を含む。Soft Abrasives(商標)は、ピロリン酸四ナトリウム、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウム、シリカ、ガラスビーズ、ポリエチレンおよびポリプロピレン粒子、軽石、酸化チタン、アルミナ、石英、ケイ酸アルミニウムなどを、口腔ケアに使用するのに適した様々な粒子サイズで含む。
外因性のシミ用の「美白剤」には、過酸化尿素および次亜塩素酸塩などの酸化によって働く美白剤;カルシウム複合体の堆積を邪魔することによって働く美白剤、例えばピロリン酸四ナトリウムまたはヘキサメタリン酸ナトリウムなど、および様々なキレート剤、および汚れたペリクルを除去するための前に記載したSoft Abrasives(商標)がある。
「洗浄剤」は、口腔中で使用するのに適しており、本発明のマイクロメッシュ状構造の歯間用具をコーティングするのに適した、ほぼすべての界面活性剤を含む。
「化学療法成分」は、抗菌剤;抗歯石物質および抗プラーク物質;ミネラル回復、脱感作、NSAIDおよび抗生物質成分などを含めた、本発明のコーティングに加えるのに適した、口腔に治療効果を与える物質を含む。本発明に適した具体的な化学療法成分には、フッ化第一スズ、硝酸カリウム、塩化セチルピリジニウム(CPC)、トリクロサン、メトロニダゾール、クロルヘキシジン、アスピリンおよびドキシサイクリンがある。
「実質的にフレーキングしない」は、屈曲中にマイクロメッシュ状のデンタルフロスから剥がれ落ちることに抵抗する、本発明のコーティングの性質を指す。フレーキング耐性は、適切に調節された再現性のある条件下での、屈曲後の結晶を含まないコーティングの重量の減少に基づくものであり、18インチ片のコーティングされたマイクロメッシュ状のフロスは、30秒で屈曲する。
「放出値」は、18インチのマイクロメッシュ状のフロスが、60秒間で完全にフロス清掃された後に測定される。フロス清掃中にマイクロメッシュ状のフロスから除去されるコーティングの割合によって、放出値が確定する。
「配合調節剤」は、他の場合は洗浄剤、研磨剤または化学療法剤として不活性な成分である。配合調節剤は、コーティングの所望の溶融粘度を好都合に調節することができ、口内における所望の剥離率を与えるのを助け、製造プロセスにおける所望の分散性および消費者に認められる改善された口当たりを与えるのを助ける。
本発明は、マルチフィラメントデンタルフロスおよびモノフィラメントデンタルテープと区別され、それらよりも優れた、革新的な歯間用具に関する。これらの高性能歯間用具は、マルチフィラメント構造でもモノフィラメント構造でもない。そうではなくて、それらの用具は、独特なマイクロメッシュ状のハニカムまたはウェブ型構造によって特徴付けられ、本明細書では以後はマイクロメッシュ状構造として記載する。これらのマイクロメッシュ状用具は、マルチフィラメントデンタルフロスのように線維の束からは製造されず、PTFEテープを製造するために使用する切断耐性のあるフィルムをスリットすること、または弾性モノフィラメントテープを製造するために使用する押出し、および/または典型的な高密度ポリプロピレンまたはポリエチレンテープを作製するために使用する押出しおよび切断法によって製造されるわけでもない。そうではなくて、これらの超切断耐性のマイクロメッシュ状用具は、引張り強さが大きい、超高分子量の、延伸したポリエチレンフィルムをフィブリル化およびスリットすることによって製造される。延伸したポリエチレンフィルムのこのフィブリル化によって、様々なマイクロメッシュ状構造体、例えば図面の図1に図示し図2〜4の写真中にさらに示すものなどが製造される。図2の写真は、典型的な非コーティング型マルチフィラメントおよびモノフィラメント用具と、本発明の非コーティング型マイクロメッシュ状テープを比較するものである。図3の写真は、2つの異なるフィブリル化レベルである、コーティングされたマイクロメッシュ状歯間用具を示す。図4の写真は、コーティング型および非コーティング型の、マイクロメッシュ状テープを示す。
本発明のマイクロメッシュ状構造体は、以下で詳細に記載し図8〜13に示すような圧縮、注入および接触装填法を使用して、様々なコーティングを装填するための理想的な支持体である。これらの「装填型」マイクロメッシュ状用具は、最小限のフレーキングを示すが、フロス清掃中にそれらのコーティングを容易に剥離する。
唾液に可溶な、実質的に結晶を含まないコーティング、例えば以下で詳細に記載するものなどは、以下に記載する圧縮装填技術を使用して、これらのマイクロメッシュ状テープ上に圧縮装填するとき、特に好ましい。
より詳細には本発明は、高分子量ポリエチレン製の超切断耐性マイクロメッシュ状歯間用具に関するものであり、これは以下のことによって製造される:
1.約0.7GPaと約5GPaの間の引張り強さを有する延伸したポリエチレンフィルムをフィブリル化およびスリットすることであって、ポリエチレンが約5dl/gと約50dl/gの間の固有粘度を有し、かつフィブリル化が様々な回転式フィブリル化装置、例えば図1a〜1f、および図2〜4に示す写真中に示されるマイクロメッシュ状構造体を製造するための図5および6に示すフィブリル化装置などを使用すること、および
2.前記マイクロメッシュ状構造体に、以下の表1〜6に記載する様々なコーティングの1つを圧縮、注入または接触装填すること。このコーティングは、洗浄剤、化学療法物質、口内調節物質およびSoft Abrasives(商標)を、約10mg/ydと約120mg/ydの間で含むことが好ましい。
図8〜13を参照すると:
図8は、注入コーティング手段4および4の側面図であって、マイクロメッシュ状歯間用具1に中溶融粘度混合物および乳濁液2および2をコーティングして、注入コーティング型歯間用具3を製造するのに適している。
歯間用具、アルミニウム注入コーティング手段4および4は、コーティング2および2を加熱するためのロッド型加熱要素手段5および5を備える。
コーティング2および2を圧力下でマニホールド手段6および6にポンプで押し出し、これが層流手段7および7の間を流れ、チャンバー8および8に装填され、計量プレート手段9および9、および流量調整プレート手段10および10によって決定される。
コーティング2および2を、歯間用具1の動きと反対に、チャンバー8および8にポンプで押し出して、せん断作用を最適化する。計量プレート手段9および9の間の間隔を調整することによって、コーティング手段4および4から注入コーティング型歯間用具3として生じる用具1上の、コーティング2および2のレベルが調節される。注入装填手段4および4は、32までの歯間用具を同時に収容コーティングすることができる。
図9は、単一ラインの注入コーティング手段20および20の横断面図であって、これは加熱手段22および22を備えるアルミニウムボディ手段21および21を含む。
コーティング液23および23を、マニホールド24および24に加圧供給し、次いでチャネル手段25にマイクロメッシュ状用具26の動きと反対に押し込んで、注入コーティング型歯間用具27を製造する。計量プレート手段25および25はプレート手段28および28を調節して、注入コーティングのレベルを調整することができる。
チャネル手段25を使用することによって、マイクロメッシュ状用具26を物理的に別々に保ち、したがっていかなる破損も含まれず、隣接する用具ラインに影響を与えることも無い。
図10は、図9に示すチャネル配置手段25の詳細な横断面図である。注入コーティング供給マニホールド30および30は、圧力下においてマイクロメッシュ状用具26の動きと反対方向に、コーティング液23および23をチャネル手段25に送達する。
図11および12は、概略的圧縮装填手段40および50の横断面図であって、これらはそれぞれマイクロメッシュ状歯間用具41および51を、それぞれ高溶融粘度混合物または乳濁液42および52でコーティングするのに適している。
図11を参照すると、マイクロメッシュ状テープ41に装填される高溶融粘度乳濁液42は、加熱ニップローラー手段43aと43bの間に保たれる。ニップローラー43bは、調節可能な張力手段44を備え、これが装填中にテープに対する損傷を回避しながら、マイクロメッシュ状テープ41の圧縮を調整する。これらのニップローラーはいくらかの引張力を与え、圧縮/装填ステップ中に、充分な張力を与えて、コーティング42をマイクロメッシュ状テープの上または中に向けるのを手助けする。装填されたマイクロメッシュ状テープ45は、巻取り手段46に巻き取られる。
ニップローラーによって得られる圧縮力は、この系を2フィート/秒と20フィート/秒の間の速度で通過させるとき、実質的量のコーティング42を装填するのに充分である。6〜10フィート/秒が好都合な速度である。様々なガイド47aおよび47bを、系全体のフロス21を支えガイドするために配置する。
一般にコーティング42は、約180°Fと約250°Fの間の範囲の温度で溶融状態に保つ。コーティング42の粘度を調整することによって、これらのコーティングの、ニップローラー43aと43bへの流れを維持することができる。
装填に適した調製物には、以下の表1〜4に述べるものがある。
図12を参照すると、高溶融粘度乳濁液コーティング52は、チップ型アプリケーター53中で加熱され、これはコーティング52を液体状態で保つ。コーティング52は、加熱ニップローラー手段53aおよび53bを含む圧縮手段53に計量供給される。
未処理マイクロメッシュ状テープ51はニップローラー53aを通過し、ニップローラー53bによって圧縮され、一方コーティング52は、マイクロメッシュ状構造のテープ51の上または中に向けられる。処理済テープ54は、次いで巻取り手段55に巻き取られる。様々なフロスガイド56aおよび56bを、テープ51の移動を手助けし、未処理テープ51、および処理済テープ57をガイドするために配置し、コーティング52の装填中にテープに対する物理的損傷を回避しながら、テープ51に施される圧縮力を調整する。
コーティング52は、チップ型アプリケーター53中の温度を約210°Fに維持することによって、溶融体として保たれる。コーティング52の施用率は、約1.85g/分である。マイクロメッシュ状テープ51に装填するコーティングの量は、以下のものによって調整される:
1.アプリケーターからのコーティング52の流速;
2.ニップローラー53aおよび53bの速度;
3.ニップローラー、52b、張力手段57による調節によって決定される張力;
4.コーティング52の調製物および粘度、および
5.マイクロメッシュ状テープ51のフィブリル化密度
図13を参照すると:
マイクロメッシュ状フロス60は、ゴデット61上および接触ローラー手段62の下を通過し、62は低溶融粘度乳濁液コーティング63中に部分的に浸っており、63は接触ローラーコーティング歯科用手段64中に含まれており、フロス60の上側表面60aはコーティング63でコーティングされ;部分的にコーティングされたフロス60は次いで、接触ローラー手段65の上を通過し、65も低溶融粘度乳濁液コーティング63中に部分的に浸っており、65によってフロス60の下側表面60bがコーティング63でコーティングされる。マイクロメッシュ状フロス60上の60aおよび60bのコーティングレベルは、コーティングされたマイクロメッシュ状フロス60を計量供給用ギャップ手段66に通すことによって調整する。コーティングおよび計量供給されたフロス67は、次いで伝統的な乾燥手段によって、あるいは伝統的な巻取り手段上で処理されるが、これらはいずれも示さない。
本発明の歯間用具は、広範囲のコーティング物質を含むことができ、これらの物質を、3つの装填手段の1つによってマイクロメッシュ状構造体の上および/または中に装填することが最も良い。詳細には:
1.高溶融粘度混合物および乳濁液を、圧縮手段によってマイクロメッシュ上および/または中に装填する。これらは、以下の表1〜4で述べる例において詳細に述べる。
2.中溶融粘度混合物および乳濁液を、注入装填手段によってマイクロメッシュ上および/または中に装填する。これらは、以下の表5で述べる例において詳細に述べる、および
3.低溶融粘度混合物および乳濁液を、接触装填手段によってマイクロメッシュ上および/または中に装填する。これらは、以下の表6で述べる例において詳細に述べる。
本発明の改良された歯間用具はコーティングを含み、そのコーティングは(a)10〜120重量%のマイクロメッシュ状支持体を含み、(b)唾液に可溶であることが好ましく、(c)好ましい実施形態では結晶を含まず、したがって、最小限のフレーキングを示す。いくつかのこれらのコーティングは、フロス清掃中に口腔内に完全に剥離される。好ましい実施形態では、これらのコーティングは、(a)Soft Abrasives(商標)、マイクロメッシュ状構造体と共に働いて、歯間および歯肉下表面から生物膜(プラーク)を物理的に除去するのを手助けする、(b)化学療法成分、口腔の健康状態、および良くない口腔の健康状態によって引き起こされるか悪化するその後の全身性疾患に影響を与える、(c)洗浄剤、フロス清掃される領域に洗浄効果をもたらす、および(d)口内調節物質などの成分を含む。これらのコーティングを、前に記載した圧縮、注入または接触装填手段を使用して、マイクロメッシュテープ中および/または上に個別に適合させて、本発明の革新的な歯間用具を製造する。
マイクロメッシュテープに装填される、いくつかの高溶融粘度混合物および乳濁液コーティングの実質的量を増大させることができ、コーティングされたマイクロメッシュ状フロスの屈曲中に、これらの増大したコーティングが、前記フロスに対して多量に存在する状態であり、亀裂、破壊およびフレーキングに耐性があることが発見されてきている。詳細には、大部分のコーティングされた柔軟性のある表面、特に唾液に可溶であるように配合され、有効量の研磨剤、洗浄剤、界面活性剤、および化学療法剤を保有する表面は、フロスの屈曲中に結晶面に沿って破壊し、亀裂、せん断、フレーキングおよび/または落下などによって、その後時期尚早にこれらの成分が柔軟性のある表面から剥離されることが観察されてきている。これらの観察結果に対して、いくつかの物質を比較的適度なレベルで、様々な高溶融粘度混合物および乳濁液コーティングに加えることによって、結晶の形成が減少し、一方同時に、屈曲を施されたとき、これらのマイクロメッシュ状フロスに対するコーティングの実質的量が増大し、したがってこれらの性質によって、際立ったフレーキング耐性および放出値が、本発明の前記マイクロメッシュ状歯間用具に与えられることが、予想外に見出されてきている。
コーティングに適度なレベルで加えると、結晶の形成を減少、調節および/または排除し、柔軟性のある、マイクロメッシュ状表面に装填されるコーティングの実質的量を増大させる、コーティング用添加剤には、約10〜30個の炭素原子を有するいくつかの脂肪族長鎖の、脂肪アルコール、および/または様々な液体界面活性剤、ポリエチレングリコールソルビタン脂肪族ジエステルなどがある。
本発明の結晶を含まないコーティングに適した脂肪族長鎖の、脂肪アルコールは、構造式ROHによって表すことができ、前式でRは20〜30個の炭素原子を有する長鎖のアルキル基を表す。具体例には以下のものがある:
1−デカノール 1−ヘプタノール 1−ペンタコサノール
1−ウンデカノール 1−オクタデカノール 1−ヘキサコサノール
1−ドデカノール 1−ノナデカノール 1−ヘプタコサノール
1−テトラデカノール 1−エイコサノール 1−オクタコサノール
1−ペンタデカノール 1−ヘンエイコサノール 1−ノナコサノール
1−ヘキサノール 1−トリコサノール 1−トリアコサノール
1−テトラコサノール、およびこれらの混合物。
天然源から化学的に誘導されたものを含めた、実質的量のこれらの脂肪アルコール、またはそれらの異性体を含む天然に存在する混合物も、本発明の目的に適した、脂肪族長鎖の、脂肪アルコールの源を構成する。
長鎖の脂肪アルコールは、Stepan、Procter & Gamble and Aldrich Chemical Co.および植物および動物由来の脂肪アルコールを処理する様々な会社から、商業的に購入することができる。
本発明の唾液に可溶な、結晶を含まないコーティングに適した液体界面活性剤には、以下の一般式によって表されるポリオキシエチレングリコールソルビタン脂肪族モノエステルおよびジエステルがあり:
Figure 2005532843
上式でR、R、R、RがH、または約10〜30個の炭素原子を有する脂肪族アシル基であり、w、x、yおよびzの合計が約20と約80の間である。これらの液体界面活性剤は、Cognis、N.A.およびICIからEmsorb(登録商標)、Span(登録商標)、Tween(登録商標)の商品名で入手可能である。これらの具体例には以下のものがある:
PEG20モノオレイン酸ソルビタン(Tween(登録商標)80、ICI);PEG 40モノステアリン酸ソルビタン(SPAN60 ICI)およびPEG 40ジイソステアリン酸ソルビタン(Emsorb2726、Cognis N.A.)。
驚くことに、本発明の歯間用具は、優れたやさしさと組み合わせた超切断耐性を特徴とする。フロス清掃中に剥離される装填コーティングによって、洗浄剤、口内調節物質、化学療法成分など、およびSoft Abrasives(商標)を、歯間およびガムラインの下に送達することができる。これらの物質は集合的に、歯間用具に潤滑性も与える。このマイクロメッシュ状構造体を、フロス清掃中に剥離されるSoft Abrasives(商標)と組み合わせて、生物膜、歯石および汚れたペクリルを、歯の表面、歯間およびガムラインの下からやさしく削り取る。
フロス清掃中に、ひとたびマイクロメッシュ状歯間用具がコーティングを剥離すると、それは同時に緩んだ生物膜、歯石およびシミの残留物、および他の残骸を捕捉して、次いでこれらの捕捉した物質を歯間から除去する傾向がある。図7aを参照のこと。歯間から緩んだ生物膜などを捕捉する能力は、Bassによれば有効な歯間用具の最も重要な機能である[Dental Items of Inderest、70、921〜34、(1948)]。
本発明の歯間用具のこの特徴は、捕捉係数として記載する。前述のように、「捕捉係数」は、モノフィラメントデンタルテープ、および今日市販されている大部分のマルチフィラメントのワックスがけされたフロスによって一般的に害される。驚くことに、Soft Abrasives(商標)を含む高および中溶融粘度混合物および乳濁液を、マイクロメッシュ状テープに圧縮および注入装填することによって、テープのフィブリル化が顕著になる傾向があり、ひとたびコーティングが剥離されると、緩んだ物質を捕捉し、それらを歯間から除去する際に、これらのフィブリル化装置がさらに有効なものとなる傾向がある。
これらのマイクロメッシュ状用具によって歯間から除去され、捕捉される生物膜、歯石およびシミの残留物、および残骸、すなわち捕捉係数は、「使用済み」フロス上で容易に視覚的に示され、適合の促進を手助けするために働く。図7aを参照のこと。
マイクロメッシュ状構造体は、マイクロメッシュ状歯間用具の中および上に装填され、フロス清掃中に後に剥離される、Soft Abrasives(商標)と組み合わせて、歯間で用具が作用するとき(通常は鋸引き作用によって)、用具が作用して生物膜、歯石および汚れたペクリル、残骸などを除去するという、感じ取れる印象を生み出す。この「作用している」という印象は、市販の大部分のマルチフィラメントおよびモノフィラメントデンタル用具に優る、重要な「適合」利点である。
本発明の好ましい、唾液に可溶な、実質的に結晶を含まない、高および中溶融粘度混合物および乳濁液コーティングは、様々な洗浄剤、Soft Abrasives(商標)、化学療法成分、および香料、口内調節物質などを含むことができる。これらの後者の物質は、持続的なコーティングを口腔の表面上に残す傾向があり、これによって新鮮な歯ブラシをしたばかりの感触が与えられ、特に家から離れているときの食事およびおやつの後の、定期的なフロス清掃も助長し促進する。特に好ましい口内調節物質には、様々なMTCRODENT(登録商標)およびULTRAMULSION(登録商標)物質、例えば米国特許第4,911,927、4,950,479、5,032,387、5,098,711、5,165,913、5,538,667、5,645,841、5,561,959および5,665,374号に記載されたものなどがある。
フロス清掃中に様々なコーティングにおいて剥離されるSoft Abrasives(商標)と組み合わせた、マイクロメッシュ状構造体の機械的作用は、様々な洗浄剤によってさらに補われ、洗浄剤は、これもまたフロス清掃中にこれらのコーティングにおいて剥離される、界面活性剤を含む。これらの剥離された洗浄剤は、唾液および歯間の流体に容易に溶け、歯間および歯肉下領域において洗浄効果を生み出す。この洗浄効果は、歯の表面からの生物膜、歯石およびシミの残留物、および他の残骸の緩和を手助けする際に重要であり、これらの物質は通常、マイクロメッシュ状構造の使用済みテープによって捕捉され、次いで除去される。
前に記載した洗浄剤およびSoft Abrasives(商標)以外に、マイクロメッシュ状構造体の上および中に装填されるコーティングは、抗生物膜および抗歯石物質を含めた様々な化学療法成分、および抗菌剤などの活性成分、MICRODENT(登録商標)およびULTRAMULSION(登録商標)などの生物膜付着改変剤、およびピロリン酸などの抗歯石物質も含むことができる。これらはいずれも、フロス清掃中に本発明のコーティングされたマイクロメッシュ状歯間用具によって、歯間および歯肉に送達させることができる。
本発明の革新的なマイクロメッシュ状歯間用具を、以下の両方と置き換えるために設計する:
a.市販のモノフィラメントデンタルテープ、例えばGoreのGlide(登録商標)、J&JのEasy Slide(登録商標)、ColgateのTotal(登録商標)およびOral−BのSatin(登録商標)Flossなど、および
b.市販のワックスがけされた、マルチフィラメントデンタルテープ、例えばJ&JのREACH(登録商標)Waxed FlossesおよびREACH(登録商標)Gentle Gum CareおよびRanirのHi−Tech(登録商標)Flossなど。
モノフィラメントテープのユーザ、およびマルチフィラメントフロスのユーザに対する、様々なコーティングが装填されたマイクロメッシュ状歯間用具の広範囲の魅力は、以下のことを約束する歯間用の歯科用具の大きな進展である:
a.全体的な歯間の洗浄を改善する、
b.歯の表面からの生物膜、歯石および汚れたペクリル、残骸などの破壊および/または除去、および歯間およびガムラインの下からの、これらの押しのけられた物質の捕捉および除去を改善する、および
c.フロス清掃の適合の促進。
したがって本発明は、コーティングされた、超高分子量ポリエチレン製の切断耐性マイクロメッシュ状歯間用具を対象とするものであり、これは以下のことによって製造される:
a.約0.7GPaと約5GPaの間の引張り強さを有する延伸したポリエチレンフィルムをフィブリル化およびスリットすることであって、前記ポリエチレンが約5dl/gと約50dl/gの間の固有粘度を有し、図1a〜1fに示すフィブリル化が、好ましくは回転式フィブリル化装置を使用することによって行われ、延伸ポリエチレンテープの移動速度が約1m/分と約1000m/分の間であり、回転時にポリエチレンテープと接触したフィブリル化装置手段の回転線速度が約10m/分と約3000m/分の間であり、フィブリル化密度が歯間用具表面全体の約5%と約90%の間であること、および
b.前記マイクロメッシュ状のポリエチレン製歯間用具に、洗浄剤、化学療法成分、およびSoft Abrasives(商標)を含む高、中または低溶融粘度混合物および乳濁液のコーティングを、約10mg/ydと約120mg/ydの間、圧縮、注入および/または接触装填すること。
有利なことに、本発明の用具のマイクロメッシュ状構造は、圧縮、注入または接触装填法に大抵許容され、実質的にフレーキングしない状態であるが、フロス清掃中は一般に容易にコーティングが剥離する、コーティングされた歯間用具が製造される。
有利なことに、装填されるコーティングが適切な粒子の大きさの不溶性のSoft Abrasives(商標)を含むとき、これらの研磨剤は、ひとたび剥離されると、フロス清掃中にマイクロメッシュ状構造を良い状態にして、歯の表面からの生物膜、歯石および汚れたペクリルをやさしく削り取る傾向がある。図7に述べるスキームの例示において、これをさらに示す。このSoft Abrasives(商標)による削り取り作用は容易に認められ、「作用していると感じることができる」ものとして一般に記載される。
本発明の装填型マイクロメッシュ状歯間用具は、化学療法物質を口腔の歯間および歯肉下領域に送達するための、最も有効な手段である。本発明のマイクロメッシュ状歯間用具の上および中に装填されるコーティング中に含まれる化学療法物質は、フロス清掃中に特定の歯間および歯肉下部位に送達することができる。局所的濃度の化学療法物質のこの部位特異的送達は、著しく大きな身体への負担を課す、全身および/または口内洗浄処理剤を使用することより明らかに好ましい。
本発明のコーティング中に含めるのに適した、様々な化学療法剤には以下のものがある:
1.抗歯石物質、例えばMICRODENT(登録商標)、ULTRAMULSION(登録商標)、ピロリン酸四ナトリウム(TSPP)、ピロリン酸四カリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムなど;
2.有意性が限られた抗菌剤である第1世代抗生物膜剤、例えば酸素添加化合物、第四級アンモニウム化合物、フェノール化合物および植物アルカノイドなどであって、以下のものを含む:
a.第四級アンモニウム化合物、例えば塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム(CPC)など、
b.フェノール化合物、例えばチモールおよびフェノールなど、サリチル酸メチルおよび他の組成物、例えば安息香酸およびホウ酸など、
c.オイカプリトールを含めた、抗菌性を有することが知られている天然エキス(芳香油)、および
d.単独または塩化亜鉛と組み合わせた、ケッコンソウのエキス、または塩化亜鉛単独、
e.トリクロサン、および
f.ヨウ素;
3.有意性がある抗菌剤である第2世代物質、例えばクロルヘキシジン、遊離塩基またはグルコン酸塩または他の適切な塩として、アレキシジン、オクテニジンおよびフッ化第一スズなど。マイクロメッシュ状歯科用具を含めた、フッ化第一スズまたはクロルヘキシジン抗菌剤を用いた口腔の治療は、本発明の好ましい実施形態である;
4.脱感作剤、NSAID、抗生物質、口腔カンジタ症治療剤、candida sp.yeastsを中和するための物質、カリエス治療剤、抗菌剤、COX−2物質など;
5.口腔乾燥緩和剤;
6.アスピリンを含めたNSAID;
7.ドキシサイクリン、テトラサイクリンおよびミノサイクリンを含めた抗生物質;および
8.メテロニダゾール。
接触コーティングに適した、唾液に不溶な配合調節剤の例には、以下のものがある:
ミクロクリスタリンワックス、
パラフィンワックス、
カルナウバ、蜜蝋および他の天然ワックス、
動植物性油脂、および
低融点で口腔適合性のポリマーおよびコポリマー。
いわゆる水溶性ワックスを含めた唾液に可溶な配合調節剤の例には、以下のものがある:
液体ポリエチレングリコール、
固体ポリエチレングリコール、
液体ポリプロピレングリコール、
固体ポリプロピレングリコール、および
トリアセチン。
低融点の水溶性ポリマーの例には、以下のものがある:
ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、
セルロースのカルボキシ誘導体、および
口腔適合性の唾液ゲル化性、または水溶性の様々な樹脂のコポリマー。
発明の好ましい態様
本発明の1つの好ましい態様によって、歯間用具を提供し、この歯間用具は、超高分子量の、延伸した、ポリエチレンテープをフィブリル化およびスリットして、洗浄剤、化学療法成分、およびSoft Abrasives(商標)を含む、唾液に可溶な、結晶を含まないコーティングを装填するのに適した、マイクロメッシュ状の支持体を製造することによって形成され、前記ポリエチレン製のマイクロメッシュは:
a.約0.7GPaと約5GPaの間の引張り強さを有し、かつ
b.約5dl/gと約50dl/gの間の固有粘度を有し、
c.ポリエチレンの融点より低い温度において、全延伸比が約80倍と約200倍の間で固体状態で延伸し、かつ
d.延伸ポリエチレンテープの移動速度が約1m/分と約1000m/分の間であり、延伸したテープと接触したフィブリル化装置手段の回転線速度が約10m/分と約3000m/分の間である条件下でフィブリル化されて、用具表面全体の約5%と約90%の間のフィブリル化密度が生み出される。
本発明の他の態様によって、図8〜13に記載する圧縮、注入または接触手段によって装填された様々なコーティングを含む、マイクロメッシュ状で、超高分子量のポリエチレン製歯間用具を提供する。
これらの様々な装填手段のそれぞれは、特定のコーティングを本発明のマイクロメッシュ状歯間用具の中および/または上に装填するために使用される。例えば:
(1)表1〜4に記載するように、圧縮装填を使用して、高溶融粘度混合物および乳濁液を装填する;
(2)表5に記載するように、注入装填を使用して、中溶融粘度混合物および乳濁液を装填する;および
(3)表6に記載するように、接触装填を使用して、低溶融粘度混合物および乳濁液を装填する。
本発明の他の態様によって、高溶融粘度乳濁液を圧縮装填させた、マイクロメッシュ状歯間用具を提供し、この乳濁液は:
a.唾液に可溶であり、
b.実質的に結晶を含まず、
c.約10mg/ydと約120mg/ydの間で存在し、かつ
d.洗浄剤、Soft Abrasives(商標)および化学療法物質を含む。
本発明の他の態様によって、マイクロメッシュ状で、超高分子量の、ポリエチレン製歯間用具を製造するための方法を提供し、この方法は以下のことを含む:
1.超高分子量のポリエチレンフィルムを、全延伸比が約80倍と約200倍の間で延伸させること、
2.前記フィルムをフィブリル化およびスリットして、図1a〜1f、および図面の図2および5の写真に示すようなマイクロメッシュ状構造体を製造すること、および
3.前記マイクロメッシュ状用具に、約10mg/ydと約120mg/ydの間で、界面活性剤、Soft Abrasives(商標)および化学療法物質を含む、唾液に可溶な、結晶を含まない、高溶融粘度乳濁液コーティングを圧縮装填すること。
本発明の好ましい態様によって、歯の表面から生物膜、歯石および汚れたペクリルを除去するための方法を提供し、この方法は、約10mg/ydと約120mg/ydの間で唾液に可溶な、結晶を含まない、高溶融粘度乳濁液コーティングを圧縮装填した、超高分子量の、延伸したポリエチレン製のマイクロメッシュ状用具を含む歯間用具を用いて、前記表面をフロス清掃することを含む。
本発明の他の好ましい態様によって、化学療法物質を様々な歯間および歯肉下領域に部位特異的に送達するための方法を提供し、この方法は、1つまたは複数の化学療法物質を含む唾液に可溶な、結晶を含まないコーティングを有する、装填型マイクロメッシュ状歯科用具を用いて、フロス清掃することによる。
本発明の他の態様によって、マイクロメッシュ状で、超高分子量のポリエチレン製歯間用具に、Soft Abrasives(商標)を含む、唾液に可溶な、結晶を含まない高溶融粘度乳濁液のコーティング組成物を圧縮装填するための手段を提供し、Soft Abrasives(商標)はフロス清掃中に剥離し、マイクロメッシュ状構造およびその削り取り作用を適合させて、生物膜、歯石および汚れたペクリルを除去するために利用可能である。
本発明の他の好ましい態様によって、歯肉下、歯間、およびガムラインの下を治療するための方法および手段を提供し、この方法および手段は、クロルヘキシジンジグルコネートおよびSoft Abrasives(商標)を含む、唾液に可溶な、結晶を含まないコーティング、高溶融粘度乳濁液を圧縮装填した、本発明のマイクロメッシュ状歯科用具を用いて歯肉下炎症の特定領域をフロス清掃することを含む。フロス清掃中に、剥離されるSoft Abrasives(商標)が、マイクロメッシュ状構造体と共に、クロルヘキシジンが染みたペリクルを前のクロルヘキシジン処理から除去するのを手助けし、「使用済み」マイクロメッシュ状用具が、これらの押しのけられた汚染物質を、歯間およびガムラインの下から捕捉し除去する。
好ましい実施形態の詳細な説明
本発明の特に好ましいマイクロメッシュ状歯科用具は、マルチフィラメントフロスおよびモノフィラメントテープ用具と、以下のことによって区別される:
1.並外れた引張り強さおよび切断耐性につながる、それらの超高分子量、
2.特にフロス清掃中にいくつかのSoft Abrasives(商標)と組み合わせると、歯の表面から生物膜、歯石および汚れたペクリルを洗浄する能力と組み合わせて、並外れたやさしさにつながる、それらのフィブリル化構造(フィブリル化密度が約5%と約90%の間である)、
3.それらの唾液に可溶な、結晶を含まない実質的量のコーティング、実質的にフレーキングしないが、フロス清掃中に完全に剥離し歯間および歯肉下領域に作用する、洗浄剤、Soft Abrasives(商標)および化学療法成分を含む。洗浄剤は、乳濁液の連続相として界面活性剤、および乳濁液の不連続相として界面活性剤に不溶なコーティング物質を含む、水溶液を含まないホットメルト乳濁液として、コーティングに加えることが好ましい、および
4.それらの優れた捕捉係数。
本発明の目的に適した乳濁液には、いずれも参照としてここに組み込まれる、米国特許第4.911,927、4,950,479、5,032,387、5,098,711、5,165,713、5,538,667、5,645,841、5,561,959および5,665,374号を含めた、様々なMICRODENT(登録商標)およびULTRAMULSION(登録商標)の米国特許に、記載され特許請求された乳濁液がある。
適切な界面活性剤の例には、以下のものがある:
ラウリル硫酸ナトリウム、
ラウリルサルコシンナトリウム、
ステアリン酸ポリエチレングリコール、
モノステアリン酸ポリエチレングリコール、
ココヤシスルホン酸モノグリセリド、
アルキル硫酸ナトリウム、
アルキルスルホ酢酸ナトリウム、
ポリオキシエチレンとポリオキシブチレンのブロックコポリマー、
アリルポリグリコールエーテルカルボキシレート、
ソルビタンエステルのポリエチレン誘導体、
プロポキシ化セチルアルコール、
疎水部として少なくとも分子量1200のポリオキシプロピレンポリマーを有するポリオキシプロピレンとポリオキシエチレンとの共役化合物の、同属性混合物を含むブロックコポリマー(これらの界面活性剤は、ポロキサマーとして一般に記載され、具体例は、ポロキサマー407およびポロキサマー388として以下の実施例で記載する)、
石鹸粉末、
およびこれらの混合物。
適切なコーティング物質の例には、分子量約1000cs〜数百万csの、ワックス(天然および合成)、シリコーン、シリコーングリコールコポリマーおよびポリジメチルシロキサンがある(PDMS 250万およびULTRAMULSIONO 10〜2.5を含めた具体例は、以下の実施例で記載する)。
本発明のコーティングを装填するのに適しており、歯間用具として有用な、マイクロメッシュ状ポリエチレンテープは、Integrated Textile Systems,Inc.、Monroe、North Carolinaから、商品名Tensylon(商標)で入手可能である。入手可能な具体的なTensylon(商標)マイクロメッシュ状ポリエチレン支持体には、様々なフィブリル化密度の様々なテープがある。これらの市販のTensylonテープのいくつかは、Fib42、Fib53、Fib70、Fib200などとして指定されている(図2〜4に示す写真および以下の実施例に、これらをさらに記載する。)
これらのTensylon(商標)マイクロメッシュ状支持体用に使用されるフィブリル化装置は、多重組のニードル様およびタッピングねじ様配置を備える回転型であり(図5および6を参照のこと)、テープが非常に高速でフィブリル化装置の下を通過するとき、延伸ポリエチレンテープに穿孔する。図1〜4を参照のこと。
これらのTensylon(商標)テープは、約0.12インチと約0.035インチの間の幅、約0.001インチと約0.004インチの間の厚さ、および約200と約600の間のデニールを含めた、様々な寸法およびデニールで入手可能である。
商品名Soft Abrasives(商標)によって示される、本発明のマイクロメッシュ状用具と共に使用するのに適した研磨剤は、リン酸二カルシウム(DCP)、ヘキサメタリン酸ナトリウム、軽石、ケイ酸アルミニウム、シリカ、ガラスビーズ、酸化チタン、米粉、石英、ノバキュライト、炭化ケイ素、アルミナジルコニア、アルミナ、研磨用アルミナ、焼成酸化アルミニウム、酸化シリコンおよび酸化ジルコニウムを含み;前述のものはいずれも、様々な結晶形態および粒子形状;Rockwell 48〜50cを含めた様々な硬度、米国シーブ番号60〜270の範囲の様々なシーブ分析値;2.65gm/cc、3.20gm/cc、4.3gm/cc、3.6〜3.9gm/ccを含めた様々な比重範囲である。
これらの研磨剤は、マイクロメッシュ状支持体の約0.25重量%と約20重量%の間で、唾液に可溶なコーティングに加えることが好ましい。他の研磨剤をコーティングされたマイクロメッシュ状用具に加えるための、1つの代替法は集塵プロセスによるものであり、この場合、コーティングされたマイクロメッシュ状用具が、空気中に研磨剤粒子を投入したチャンバーを通過し、それらの研磨剤粒子は、コーティングされるマイクロメッシュ状用具が集塵チャンバーを通過するとき、それをコーティングする。
適切な研磨剤は、AGSCO Corp.、Wheeling、Illinoisから市販されている。
本発明は、表1〜6に詳細に述べる実施例によって、以後詳細に記載する。しかしながら、本発明は、決してこれらの実施例に制限されるものではない。
実施例1〜30では、様々な超高分子量ポリエチレンフィルムを、表中に示すように、延伸、スリットし、様々なフィブリル化レベルでフィブリル化する。次いでこれらのフィブリル化マイクロメッシュ状用具に、様々な表中で詳細に述べるように、様々なコーティング組成物を装填する。
記載する様々な溶融コーティングは、ホモジェナイザーを使用して調製し、ステンレス鋼製の容器中でコーティング混合物を加熱する。これらのコーティングを、圧縮装填用に0.006インチなどに設定した一定範囲のスラブ、および0.0045インチなどの一定範囲のニップロール間隔を使用して、図8〜12に示すように、マイクロメッシュ状フロスに圧縮または注入装填することができる。
30〜65mg/ydの範囲のコーティング装填が、広範囲のコーティング組成物に関して容易に得られる。
以下の表1に示す例示的実施例1〜4は、本発明のいくつかの好ましい実施形態を記載するものである。
Figure 2005532843
以下の表2に示す例示的実施例5〜8は、図面の図2および5に示すものと類似の、様々なマイクロメッシュ状用具上に装填される、好ましい唾液に可溶な、結晶を含まない、高溶融粘度乳濁液のコーティングを記載するものである。
Figure 2005532843
本発明のマイクロメッシュ状用具に適した、唾液に可溶で、結晶を含まず、実質的にフレーキングしない、高溶融粘度乳濁液のコーティングを、以下の表3中の実施例9〜26に述べる。
Figure 2005532843
Figure 2005532843
Figure 2005532843
Figure 2005532843
Figure 2005532843
Figure 2005532843
(実施例39)
460デニール、1700インチ厚であり、超高分子量ポリエチレンで構成され、相対的フィブリル化42であるマイクロメッシュ状テープのスプールを、150グラムという調節した張力の下で、計量分配用クリール上に置いた。このテープを、4本のスプレーバーの下のアプリケータータンクに入れた。
このコーティングの配合は、57.1パーセントのULTRAMULSION(登録商標)10/2.5(90パーセントのポロキサマー407および10パーセントのポリジメチルシロキサン、250万センチストークス);7パーセントのミクロクリスタリンワックス445;3.0パーセントのPEG40ジイソステアリン酸ソルビタン;15パーセントのステアリルアルコール;1.8パーセントの不溶性サッカリン;0.1パーセントの没食子酸プロピル;10パーセントの香料;および6.0パーセントのリン酸二カルシウム二水和物からなる。
これらの成分を85℃で加熱し、均質になるまで激しく攪拌し、4本のバーが覆われるまでアプリケータータンクに加えた。
4本のスプレーバーの下、スラブ間隔0.005インチまで、65℃で加熱された0.005インチ間隔の2つの圧縮ローラー間に、マイクロメッシュ状テープを通し、65℃で加熱した。次いでテープを7℃において40フィート長の冷却トンネルに、Lessona959巻取り装置上に通した。線速度を1.5ヤード/秒に上げて、2210ヤードを生成した。
サンプルのテープを、装填レベルに関して測定し、41.4mg/ydを得た。
(実施例40)
460デニール、1700インチ厚であり、超高分子量ポリエチレンで構成され、相対的フィブリル化70であるマイクロメッシュ状テープのスプールを、150グラムという調節した張力の下で、計量分配用クリール上に置いた。このテープを、4本のスプレーバーの下のアプリケータータンクに入れた。
このコーティングの配合は、57.1パーセントのULTRAMULSION(登録商標)10/2.5(90パーセントのポロキサマー407および10パーセントのポリジメチルシロキサン、250万センチストークス);7パーセントのミクロクリスタリンワックス445;3.0パーセントのPEG40ジイソステアリン酸ソルビタン;15パーセントのステアリルアルコール;1.8パーセントの不溶性サッカリン;0.1パーセントの没食子酸プロピル;10パーセントの香料;および6.0パーセントのリン酸二カルシウム二水和物からなる。
これらの成分を85℃で加熱し、均質になるまで激しく攪拌し、4本のバーが覆われるまでアプリケータータンクに加えた。
4本のスプレーバーの下、スラブ間隔0.005インチまで、0.005インチ間隔の2つの圧縮ローラー間に、マイクロメッシュ状テープを通し、85℃で加熱した。次いでテープを7℃において40フィート長の冷却トンネルに、Lessona959巻取り装置上に通した。線速度を1.5ヤード/秒に上げて、2210ヤードを生成した。
サンプルのテープを、装填レベルに関して測定し、51.3mg/ydを得た。
(実施例41)
460デニール、1700インチ厚であり、超高分子量ポリエチレンで構成され、相対的フィブリル化200であるマイクロメッシュ状テープのスプールを、150グラムという調節した張力の下で、計量分配用クリール上に置いた。このテープを、4本のスプレーバーの下のアプリケータータンクに入れた。
このコーティングの配合は、57.1パーセントのULTRAMULSION(登録商標)10/2.5(90パーセントのポロキサマー407および10パーセントのポリジメチルシロキサン、250万センチストークス);7パーセントのミクロクリスタリンワックス445;3.0パーセントのPEG40ジイソステアリン酸ソルビタン;15パーセントのステアリルアルコール;1.8パーセントの不溶性サッカリン;0.1パーセントの没食子酸プロピル;10パーセントの香料;および6.0パーセントのリン酸二カルシウム二水和物からなる。
これらの成分を85℃で加熱し、均質になるまで激しく攪拌し、4本のバーが覆われるまでアプリケータータンクに加えた。
4本のスプレーバーの下、スラブ間隔0.005インチまで、0.005インチ間隔の2つの圧縮ローラー間に、マイクロメッシュ状テープを通し、85℃で加熱した。次いでテープを7℃において40フィート長の冷却トンネルに、Lessona959巻取り装置上に通した。線速度を1.5ヤード/秒に上げて、2210ヤードを生成した。
サンプルのテープを、装填レベルに関して測定し、56.2mg/ydを得た。
本発明を、その好ましい実施形態を含めて、詳細に記載してきた。しかしながら当業者は、本開示を考慮して、以下の特許請求の範囲に述べるような本発明および本発明の範囲および精神内の、変更形態および/または改良品を作製することができることは理解されるであろう。
本発明に適した、非コーティング型マイクロメッシュ状テープを示す図である。これらは、延伸した超高分子量ポリエチレンテープの、様々な回転式フィブリル化によって製造される。 本発明に適した、非コーティング型マイクロメッシュ状テープを示す図である。これらは、延伸した超高分子量ポリエチレンテープの、様々な回転式フィブリル化によって製造される。 本発明に適した、非コーティング型マイクロメッシュ状テープを示す図である。これらは、延伸した超高分子量ポリエチレンテープの、様々な回転式フィブリル化によって製造される。 本発明に適した、非コーティング型マイクロメッシュ状テープを示す図である。これらは、延伸した超高分子量ポリエチレンテープの、様々な回転式フィブリル化によって製造される。 本発明に適した、非コーティング型マイクロメッシュ状テープを示す図である。これらは、延伸した超高分子量ポリエチレンテープの、様々な回転式フィブリル化によって製造される。 本発明に適した、非コーティング型マイクロメッシュ状テープを示す図である。これらは、延伸した超高分子量ポリエチレンテープの、様々な回転式フィブリル化によって製造される。 本発明の非コーティング型マイクロメッシュ状テープの、実際の写真を示す図である。 本発明の非コーティング型マイクロメッシュ状テープの、実際の写真を示す図である。 本発明の非コーティング型マイクロメッシュ状テープの、実際の写真を示す図である。 それぞれ、非コーティング型モノフィラメントデンタルテープおよび非コーティング型マルチフィラメントデンタルフロスの、写真を示す図である。 それぞれ、非コーティング型モノフィラメントデンタルテープおよび非コーティング型マルチフィラメントデンタルフロスの、写真を示す図である。 本発明のコーティングされたマイクロメッシュ状テープの、実際の写真を示す図である。これらのテープは、2つの異なるフィブリル化レベルである。 本発明のコーティングされたマイクロメッシュ状テープの、実際の写真を示す図である。これらのテープは、2つの異なるフィブリル化レベルである。 マイクロメッシュ状テープの、実際の写真を示す図である。非コーティング型テープを示す図である。 マイクロメッシュ状テープの、実際の写真を示す図である。コーティングされたテープを示す図である。 マイクロメッシュ状テープの、実際の写真を示す図である。コーティングされたテープを示す図である。 1インチ当たり15〜35本のタッピングねじを有し六角形の形状である、タッピングねじ様フィブリル化装置の例を示す図である。 らせん状の溝を組み合わせた、円形やすりの表面と類似した粗い表面を有する、やすり様フィブリル化装置の例を示す図である。 本発明のコーティングされたマイクロメッシュ状歯間用具の概略を示す図である。フロス清掃中に用具のコーティングから剥離されるSoft Abrasives(商標)で、歯の表面全体を削り取って、生物膜および歯石の堆積物を除去する。 フロス清掃後の、本発明の「使用済み」マイクロメッシュ状歯間用具の概略を示す図である。押しのけられた物質が用具に捕捉され、歯間および歯肉下領域から除去されることを示す。 本発明のマイクロメッシュ状歯間用具をコーティングするのに適した、いくつかの注入コーティング手段を示す図である。 本発明のマイクロメッシュ状歯間用具をコーティングするのに適した、いくつかの注入コーティング手段を示す図である。 本発明のマイクロメッシュ状歯間用具をコーティングするのに適した、いくつかの注入コーティング手段を示す図である。 本発明のマイクロメッシュ状歯間用具をコーティングするのに適した、圧縮コーティング手段を示す図である。 本発明のマイクロメッシュ状歯間用具をコーティングするのに適した、圧縮コーティング手段を示す図である。 本発明のマイクロメッシュ状歯間用具をコーティングするのに適した、接触コーティング手段を示す図である。

Claims (22)

  1. (1)約0.7GPaと約5GPaの間の引張り強さを有し、ポリエチレンが約5db/gと約50db/gの間の固有粘度を有し、
    (2)延伸し、フィブリル化し、スリットして、
    (1)テープ表面全体の約5%と約90%の間のフィブリル化密度、
    (2)約0.035インチと約0.12インチの間の幅、
    (3)約0.001インチと約0.004インチの間の厚さ、および
    (4)約200と約600の間のデニール
    を有する歯間用具として使用するのに適したマイクロメッシュ状テープにされており、
    かつ前記マイクロメッシュ状歯間用具が、約10mg/ydと約120mg/ydの間の口腔ケア物質でコーティングされており、フロス清掃中に、超破砕耐性および少なくとも約2の捕捉係数を示しながら、実質的量の前記コーティングを放出する、超高分子量ポリエチレンフィルム。
  2. 前記延伸が延伸手段によって行われ、全延伸比が約80倍と約200倍の間である請求項1に記載の超高分子量ポリエチレンフィルム。
  3. 前記フィブリル化が図5および6中に示されるフィブリル化用装置によって行われる請求項1に記載の超高分子量ポリエチレンフィルム。
  4. 口腔ケア物質による前記コーティングが、圧縮装填、注入装填および接触装填、ならびにこれらの組合せからなる群から選択されるコーティング手段によって行われる請求項1に記載のコーティングされた超高分子量ポリエチレン製のマイクロメッシュ状歯間用具。
  5. 前記口腔ケアコーティング物質が、高溶融粘度混合物、高溶融粘度乳濁液、中溶融粘度混合物、中溶融粘度乳濁液、低溶融粘度混合物および低溶融粘度乳濁液、およびこれらの組合せからなる群から選択される請求項1に記載のコーティングされた超高分子量ポリエチレン製のマイクロメッシュ状歯間用具。
  6. 前記高溶融粘度混合物および高溶融粘度乳濁液が、前記マイクロメッシュ中に約10mg/ydと約120mg/ydの間の量で圧縮装填され、前記高溶融粘度混合物および乳濁液が、嗜好物質、洗浄剤、化学療法剤、Soft Abrasives(商標)およびこれらの混合物からなる群から選択される口腔ケア物質を含む、唾液に可溶な、実質的に結晶を含まないコーティングからなる請求項5に記載のコーティングされた超高分子量ポリエチレン製のマイクロメッシュ状歯間用具。
  7. 前記中溶融粘度混合物および中溶融粘度乳濁液が、前記マイクロメッシュ中に約10mg/ydと約120mg/ydの間の量で注入装填され、前記中溶融粘度混合物および乳濁液が、
    (1)嗜好物質、洗浄剤、化学療法剤、Soft Abrasives(商標)およびこれらの混合物からなる群から選択される口腔ケア物質を含む、唾液に可溶な、実質的に結晶を含まないコーティング、
    (2)嗜好物質、洗浄剤、化学療法剤、Soft Abrasives(商標)およびこれらの混合物からなる群から選択される口腔ケア物質を含む、唾液によりゲル化し、緩徐溶解性の混合物、および
    (3)(a)と(b)の混合物
    からなる群から選択されるコーティングからなる請求項5に記載のコーティングされた超高分子量ポリエチレン製のマイクロメッシュ状歯間用具。
  8. 前記低溶融粘度乳濁液が、前記マイクロメッシュに約10mg/ydと約120mg/ydの間の量で接触装填され、前記低溶融粘度混合物および乳濁液が、
    唾液に可溶なコーティング、
    唾液に不溶なコーティング、および
    (a)と(b)の混合物
    からなる群から選択されるコーティングからなる請求項5に記載のコーティングされた超高分子量ポリエチレン製のマイクロメッシュ状歯間用具。
  9. テープ用の計量分配手段が、ボビン系計量分配装置および1回量計量分配装置からなる群から選択される、歯間用具として使用するのに適した超高分子量ポリエチレン製のマイクロメッシュテープ。
  10. 約0.7GPaと約5GPaの間の引張り強さを有する延伸ポリエチレンテープをフィブリル化することによって製造され、前記ポリエチレンが約5dl/gと約50dl/gの間の固有粘度を有し、用具が約10mg/ydと約120mg/ydの間の装填量の、唾液に可溶で実質的に結晶を含まないコーティングによってコーティングされている、超高分子量ポリエチレン製の切断耐性マイクロメッシュ状歯間用具。
  11. 前記延伸ポリエチレンテープを約1m/分と約1000m/分の間の移動速度で動かし、前記フィブリル化を、フィブリル化時に前記ポリエチレンテープと接触するように位置決めされ、約10m/分と約3000m/分の間の回転線速度で動く回転式フィブリル化装置を用いて同時に行い、前記コーティングを約1ヤード/秒と約5ヤード/秒の間で行う請求項1に記載のマイクロメッシュ状歯間用具を製造する方法。
  12. コーティングチャンバー中に前記フィブリル化テープを通し、その後前記コーティングされたフィブリル化テープを、並列熱ローラーの間に圧縮条件下で通すことにより、前記フィブリル化テープに圧縮装填する請求項11に記載のマイクロメッシュ状歯間用具を製造する方法。
  13. 前記口腔ケアコーティング物質が、
    ラウリル硫酸ナトリウム、
    ラウリルサルコシンナトリウム、
    ステアリン酸ポリエチレングリコール、
    モノステアリン酸ポリエチレングリコール、
    ココヤシスルホン酸モノグリセリド、
    アルキル硫酸ナトリウム、
    アルキルスルホ酢酸ナトリウム、
    ポリオキシエチレンとポリオキシブチレンのブロックコポリマー、
    アリルポリグリコールエーテルカルボキシレート、
    ソルビタンエステルのポリエチレン誘導体
    プロポキシ化セチルアルコール
    疎水部として少なくとも分子量1200のポリオキシプロピレンポリマーを有する、ポリオキシプロピレンとポリオキシエチレンとの共役化合物の、同属性混合物を含むブロックコポリマー、
    石鹸粉末、
    およびこれらの混合物、
    からなる群から選択される洗浄剤を含む請求項5に記載のマイクロメッシュ状歯間用具。
  14. 前記口腔ケアコーティング物質が、
    ミクロクリスタリンワックス、
    パラフィンワックス、
    カルナウバ、蜜蝋および他の天然ワックス、
    動植物性油脂、
    低融点で口腔適合性のポリマーおよびコポリマー
    を含む唾液に不溶な配合調節剤;
    液体ポリエチレングリコール、
    固体ポリエチレングリコール、
    液体ポリプロピレングリコール、
    固体ポリプロピレングリコール、
    トリアセチン、および
    ヒドロキシエチルセルロース、
    ヒドロキシプロピルセルロース、
    セルロースのカルボキシ誘導体
    を含む低融点の水溶性ポリマー
    を含む、いわゆる水溶性ワックスを含めた唾液に可溶な配合調節剤、ならびに口腔適合性の唾液ゲル化性または水溶性の様々な樹脂のコポリマーからなる群から選択される配合調節剤を含む請求項5に記載のマイクロメッシュ状歯間用具。
  15. 前記口腔ケアコーティング物質が、
    (1)抗歯石物質、MICRODENT(登録商標)、ULTRAMULSION(登録商標)、ピロリン酸四ナトリウム(TSPP)、ピロリン酸四カリウム、およびこれらの混合物;
    (2)第1世代抗生物膜剤、酸素添加化合物、第四級アンモニウム化合物、フェノール化合物および植物アルカノイドの中で、
    塩化ベンゼトニウムおよび塩化セチルピリジニウム
    サリチル酸メチル、安息香酸およびホウ酸およびフェノールの混合物中のチモールおよびオイカプリトール、
    芳香油、
    塩化亜鉛を含むケッコンソウのエキス、および
    トリクロサン
    からなる群から選択されもの;
    (3)第2世代抗生物膜剤、クロルヘキシジン、アレキシジン、オクテニジンおよびフッ化第一スズ;
    (4)脱感作剤、NSAID、抗生物質、口腔カンジダ症治療剤、カリエス治療剤、抗菌剤、COX−2物質;
    (5)口腔乾燥緩和剤;
    (6)NSAID;
    (7)抗生物質;および
    これらの混合物、
    からなる群から選択される化学療法成分を含む請求項5に記載のマイクロメッシュ状歯間用具。
  16. 前記口腔ケアコーティング物質が、
    リン酸二カルシウム(DCP)、
    軽石
    ケイ酸アルミニウム、
    シリカ、
    ガラスビーズ、
    酸化チタン、
    米粉、
    ヘキサメタリン酸ナトリウム、
    石英、
    ノバキュライト、
    炭化ケイ素、
    アルミナジルコニア、
    アルミナ、
    研磨用アルミナ、
    焼成酸化アルミニウム、
    シリコンジルコニウム酸化物、および
    これらの混合物、
    からなる群から選択されるSoft Abrasives(商標)を含む請求項5に記載のマイクロメッシュ状歯間用具。
  17. 前記マイクロメッシュ状構造が、図1a〜1fに示す構造およびそれらの組合せの群から選択される請求項1に記載のマイクロメッシュ状歯間用具。
  18. 実質的に結晶を含まず、実質的なフレーキングがない前記コーティングの維持を担う添加剤が、
    1−デカノール 1−ヘプタノール 1−ペンタコサノール
    1−ウンデカノール 1−オクタデカノール 1−ヘキサコサノール
    1−ドデカノール 1−ノナデカノール 1−ヘプタコサノール
    1−テトラデカノール 1−エイコサノール 1−オクタコサノール
    1−ペンタデカノール 1−ヘンエイコサノール 1−ノナコサノール
    1−ヘキサノール 1−トリコサノール 1−トリアコサノール
    1−テトラコサノール、およびこれらの混合物、
    からなる群から選択される脂肪族長鎖脂肪アルコールである請求項6に記載のマイクロメッシュ状歯間用具。
  19. 結晶を含まない前記コーティングの維持を担う添加剤が、以下の一般式を有する液体界面活性剤であって、
    Figure 2005532843
    上式でR、R、R、RがH、または10〜30個の炭素原子を有する脂肪族アシル基であり、w、x、yおよびzの合計が20と80の間である液体界面活性剤である請求項6に記載のマイクロメッシュ状歯間用具。
  20. 約0.7GPaと約5GPaの間の引張り強さを有する延伸ポリエチレンテープをフィブリル化することによって製造され、前記ポリエチレンが約5dl/gと約50dl/gの間の固有粘度を有し、用具が約10mg/ydと約120mg/ydの間の装填量の口腔ケア物質によってコーティングされている、切断耐性で超高分子量ポリエチレン製のマイクロメッシュ状歯間用具を用いて定期的にフロス清掃することを含む、口腔の歯間および歯肉下領域を清掃する方法。
  21. Soft Abrasives(商標)および約0.2mg/ydと約2.0mg/ydの間のクロルヘキシジンを含む唾液に可溶な、結晶を含まないコーティングを圧縮装填した、マイクロメッシュ状歯間用具を用いて定期的にフロス清掃することを含む、クロルヘキシジンを用いて口腔の歯間および歯肉下領域を治療する方法。
  22. Soft Abrasives(商標)および約1〜約3のフッ化第一スズを含む唾液に可溶な、結晶を含まないコーティングを圧縮装填した、マイクロメッシュ状歯間用具を用いて定期的にフロス清掃することを含む、フッ化第一スズを用いて口腔の歯間および歯肉下領域を治療する方法。
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