JP2005531457A - シートベルトセンサ - Google Patents

Abstract

【課題】 シートベルトの張力の大きさを計測するためのシートベルト張力センサを提供する。
【解決手段】 シートベルト張力センサは、キャビティを持つハウジングを有する。アンカープレートの一部がキャビティに配置される。ハウジングはアンカープレートに対し、第１位置と第２位置との間で移動する。センサがハウジングに取り付けられている。ハウジングは、第１位置から第２位置まで移動するとき、センサに押し付けられる。センサは、第１位置と第２位置との間のハウジングの移動に応じて電気信号を発生する。電気信号は、シートベルトの張力の関数として変化する。センサは歪ゲージである。ハウジングは第２位置でアンカープレートと係合し、車輛のクラッシュ状態での損傷からセンサを保護する。

Description

〔関連出願及び現在継続中の出願に対する相互参照〕
本願は、２００１年８月６日に出願された「シートベルト張力センサ」という表題の米国特許出願第０９／９２３１５１号の一部継続出願である。

本願は、以下の米国特許出願と関連している。
２００１年６月１９日に出願された「過負荷保護装置を備えたシートベルト張力センサ」という表題の米国特許出願第０９／８８４６１５号、
１９９９年１１月１５日に出願された「段階的重量センサを備えた座席支持ブラケットを持つ自動車座席」という表題の米国特許出願第０９／４４１，３５０号、
１９９９年８月１６日に出願された「自動車座席重量センサ」という表題の米国特許出願第０９／３７４，８７４号、
１９９９年８月１６日に出願された「車輛乗員位置検出器及びエアバッグ制御システム」という表題の米国特許出願第０９／３７４，８７０号、
１９９９年１０月２１日に出願された「車輛座席重量センサ」という表題の米国特許出願第０９／４２２，３８２号、
２００１年４月３日に出願された「シートベルト張力センサ」という表題の米国特許第６，２０９，９１５号。

以上の特許は、本願と譲受人が同じであり、これらに触れたことにより、これらの特許に開示された内容は全て本明細書中に含まれたものとする。
本発明は、自動車の座席で使用されるシートベルトの張力の大きさを検出するための自動車用センサに関し、更に詳細には、シートベルトの張力の大きさを検出し、張力の大きさを表す電気信号を提供できるセンサに関する。

エアバッグは、けが人を少なくし、人命を救うことができると言われてきた。しかしながら、エアバッグが自動車に組み込まれてから、体格の小さな人や小さな子供に関して問題が起こった。エアバッグは、乗員の衝撃を和らげ、及びかくして怪我を少なくするように設計されている。しかしながら、乗員を適正に緩衝するのに必要な力は、人の体格及び姿勢によって変化する。

例えば、大きな体格の人では、エアバッグが比較的迅速に及びかくして更に大きな力で膨張する必要がある。小さな体格の人では、高い膨張力で膨張するエアバッグによって怪我をしてしまう。小さな体格の人はダッシュボードの更に近くに座る傾向があり、従って、一杯に膨張したエアバッグにぶつかって事故の衝撃を吸収するのでなく、膨張するエアバッグの衝撃によって怪我をしてしまう可能性が高い。平均的な体格の人もまた、例えばラジオを調節する場合のように前方に傾いている場合には、エアバッグの膨張によって怪我をしてしまうことがある。

こうした状況での乗員の受傷についての関心のため、米国の行政機関である国家高速輸送安全機関（即ちＮＨＴＳＡ）は、規則ＦＭＶＳＳ２０８を設けた。これは、エアバッグ展開システムが乗員の体格及び姿勢を確認し、エアバッグをこれに従って膨張させることを必要とする。

これを行うための一つの方法は、乗員重量センサと関連してシートベルト張力センサを使用することである。重量センサは、乗員が座席に及ぼす力の表示を提供できる。しかしながら、シートベルトが過度に締め付けられている場合には、乗員に追加の下方への力が作用し、重量の読みを誤らせる。同様に、乳児用チャイルドシートについて、座席にぴったりと固定するのが一般的である。この場合、システムにとって、乗員に対してエアバッグを膨張させてはならないということを認識することが重要である。座席からの重量の読みに加え、シートベルトに作用する張力を感知することによって、乗員の実際の重量を決定できる。これにより、システムはエアバッグを安全に展開できる。

本発明の一つの特徴は、シートベルトと車輛との間に取り付けるためのシートベルト張力センサを提供することである。
本発明の別の特徴は、キャビティを持つハウジングを含むシートベルト張力センサを提供することである。

アンカープレートの第１部分は、キャビティ内に配置される。ハウジングは、第１位置と第２位置との間でアンカープレートに対して移動する。センサはハウジングに取り付けられている。ハウジングは、第１位置から第２位置間まで移動するときにセンサに押し付けられる。センサは、第１位置と第２位置との間のハウジングの移動に応じて電気信号を発生する。電気信号は、シートベルトに作用する張力の関数として変化する。ばねがセンサとアンカープレートとの間に配置される。

本発明の図面は縮尺通りでないということに着目されたい。

本発明はシートベルト張力センサである。図１乃至図８を参照すると、これらの図にはシートベルト張力センサアッセンブリ２０が示してある。このアッセンブリ２０は制限構造２２及びセンサ２４を有する。制限構造２２は、シートベルトウェッビング３０とフロア等の車輛の構成部分（図示せず）との間に取り付けられる。ベルトウェッビング３０は、端部３１、端部３２、ベルトループ３３、及び端部３２を保持するステッチ３４を有する。

制限構造２２は、ハウジング２００、アンカープレート２２０、及び歪センサ即ち歪部材２４０を含む。ハウジング２００は底部分２０１、頂部分２０２、フランジ２０３、穴２０４、ばねチャンネル２０５、及びポスト２０６を有する。キャビティ２１０がハウジング２００内に配置されている。ポスト２０６は歪部材２４０を保持するスロット２０７を有する。ハウジング２００は、ノッチ２１１、パイロン２０８、ピン２０９、及び上方に延びるリップ２１２を有する。ハウジング２００はハウジングの端部に狭幅部分２１４を有する。

アンカープレート２２０はハウジング２００内に緩く嵌着し、パイロン２０８に載止する。アンカープレート２２０は、端部２２１及び２２２、段区分２２３、切り欠き２２４、穴２２６、及び穴２２８を含む。アーム２２７が穴２２６と切り欠き２２４との間を延びている。突出部２３０がアーム２２７から切り欠き２２４内に延びている。フィン２３２が切り欠き２２４内に延びている。アンカープレート２２０はキャビティ２１０に配置される。穴２２６はフランジ２０３と重なってこれを取り囲む。フランジ２０３と縁部２３４との間に隙間２３６が形成される。

シートベルトウェッビング３０は穴２０４及び穴２２６を通して取り付けられる。ウェッビング３０の端部３２は穴２０４及び穴２２６に通され、それ自体に折り返されてループ３３を形成し、ステッチ３４で縫い付けられ、シートベルトウェッビングをアッセンブリ２０に固定する。

ばね２６０がばねチャンネル２０５に取り付けられる。ばね２６０の一端が突出部２３０に取り付けられる。センサ２４は、スロット２０７に取り付けられた歪部材２４０を有する。支持体２６２がばね２６０の一端に嵌まり入む。支持体２６２は歪部材２４０の表面と隣接して当接し、ばね２６０の力を歪部材２４０に集中するのに役立つ。フィン２３２は歪部材２４０の後面と接触する。

導線ハーネス２８０は幾つかの導線２８２を含む。これらの導線２８２は、プリント回路基板２５２の回路基板穴２５６に押し込まれるか或いははんだ付けされる。
ハウジング２００の頂部分２０２は、底部分２０１に、超音波溶接によってリップ２１２に沿って取り付けられる。

シートベルト張力センサ２０は、車輛のフロア又は座席又は他の部材（図示せず）にボルト、リベット、又はねじ等のファスナ４０によって取り付けられる。ファスナ４０が穴２２８を通って延び、車輛構造又は座席に取り付けられる。図示のファスナはねじファスナである。しかしながら、リベット等の他の種類のファスナでもよい。

図７及び図８に示す歪部材２４０は、シートベルトを締めたときにばね２６０やアクチュエータ２６２によって加えられる張力を支持できる材料で形成されている。好ましくは、歪部材２４０は４３０ステンレス鋼で形成される。歪部材２４０には、歪感知抵抗器２４２ａ、２４２ｂ、２４２ｃ、及び２４２ｄが形成されている。これらの歪感知抵抗器は、先ず最初に誘電体層２４４を基材２４１に付着させることによって形成される。基材２４１は好ましくは鋼製である。次いで、歪部材２４０をキルンに入れ、８５０℃で加熱する。次に、導電性トレース２４５及びコネクタパッド２４６ａ、２４６ｂ、２４６ｃ、及び２４６ｄを同様に歪部材２４０に付着させる。歪部材２４０を再びキルンに入れ、８５０℃で加熱する。次に、導電性トレース２４５によって画成された歪部材２４０の位置に歪感知抵抗器２４２ａ、２４２ｂ、２４２ｃ、及び２４２ｄをスクリーン印刷する。歪部材２４０を再度キルンに入れ、８５０℃で加熱する。この時点で、歪部材２４０の電気部品を保護するため、オーバーコート即ちエポキシ（図示せず）の最終コーティングを付けることができる。コーティングは必要ではないけれども、高度の磨耗や汚染が予想される環境では望ましい。歪感知抵抗器２４２ａ、２４２ｂ、２４２ｃ、及び２４２ｄ及びコネクタパッド２４６ａ、２４６ｂ、２４６ｃ、及び２４６ｄは、互いに、図８のホイートストンブリッジ回路を形成するということに着目されたい。

抵抗器２４２の構造及び作動の詳細は、１９９９年１１月１５日に出願された「段階的重量センサを備えた座席支持ブラケットを持つ自動車座席」という表題の米国特許出願第０９／４４１，３５０号に示されている。

端子２５０は、歪部材２４０に接続され、パッド２４６ａ、２４６ｂ、２４６ｃ、及び２４６ｄにはんだ付けされる。端子２５０の一端はプリント回路基板２５２の穴２５８にはんだ付けされる。歪ゲージ抵抗器２４２からの信号を増幅し濾波するため、集積回路等の電子回路２５４がプリント回路基板２５２に取り付けられる。プリント回路基板２５２には、ハウジング２００のピン２０９に嵌着する穴が設けられている。回路基板２５２は、ピン２０９によってキャビティ２１０内の所定位置に保持される。

張力がシートベルト３０に加わったとき、ハウジング２００が力をポスト２０６に伝達し、これにより圧力が歪部材２４０の端部に加わる。ばね２６０のばね力は、歪部材２４０の中央でこの力に抵抗し、部材２４０に歪を発生する。歪感知抵抗器２４２は張力の増大につれて抵抗を変化し、これにより、シートベルト３０の張力の量と比例して電気出力信号を変化させる。この電気信号を電気回路２５４で処理し、導線ハーネス２８０によって外部電気回路に提供する。

衝突状態では、張力センサに大きな力が加わる。シートベルトに加えられた力がばね２６０のばね抵抗を越え、ハウジング２００及びフランジ２０３を移動し、アンカープレート２２０と接触させる。このとき、縁部２３４がフランジ２０３と接触する。シートベルトからの大きな力がアンカープレート２２０を通して、車輛構造又は座席に取り付けられたファスナ４０に伝達される。かくして、衝突時には大きなシートベルト張力がシートベルトから車輛構造に伝達される。このように、歪部材２４０にはこの他の張力が加わらず、歪部材２４０は、かくして、制限構造２２により、過剰な損傷力から保護される。

抵抗器２４２は、シートベルトの張力の大きさと比例した電気出力信号を発生し、この信号は導線ハーネス２８０を介して従来のエアバッグ制御装置即ち乗員分類モジュール（図示せず）に伝達される。この場合、エアバッグ制御装置は、座席乗員の更に正確なプロファイルを計算するためにシートベルト張力情報を使用でき、この情報を使用してエアバッグの展開を制御できる。これは、シートベルトの全ての張力がセンサ２０を通って加わる、シートベルト張力センサの通常の作動状態である。

車輛がクラッシュに巻き込まれた状況では、シートベルト張力センサは、高負荷状態又はクラッシュ状態と呼ばれる別のモードで作動する。この高負荷状態では、シートベルトに加わった張力の大部分が制限構造２２に加わる。クラッシュ状態でのシートベルトの張力の量は、通常の作動時よりもはるかに大きい。この張力が全て歪部材２４０に加わる場合には、歪ゲージセンサとして適正に機能するのに十分可撓性でない。従って、クラッシュ状態では、遙かに強固な制限構造２２を通して制限構造２２に張力が加わる。
〔備考〕
シートベルト張力センサには幾つかの利点がある。シートベルト張力を正確に感知できると同時に、クラッシュ状態で乗員を拘束するのに必要な構造強度を提供する。シートベルト張力センサにより、エアバッグ制御装置は、エアバッグをいつどのようにして展開するのかについての更に良好な決定を更に正確な座席乗員情報に基づいて行うことができる。チャイルドシートが自動車の座席に取り付けられた場合、シートベルト張力センサは、座席重量センサと関連し、エアバッグ制御装置により座席の上方の体重が軽いことを適正に計算し、エアバッグの展開を阻止できる。

アンカープレートとハウジングフランジとの間の隙間は、作動時のセンサの移動範囲である。この設計は幾つかの問題点を解決する。
１）比較的高負荷時に損傷することなく低負荷時の感度を維持する
縁部とフランジとの間の隙間が閉じたとき、歪センサエレメントに加えられる負荷はその限度に達する。この後、負荷はファスナに伝達される。センサの作用範囲が一般的には４５．３５９Ｋｇ（１００ポンド）以下であるため、歪センサに加わる最大負荷を制限する必要があるが、センサは、損傷することなく大きな負荷（多くの場合、４５３．５９２Ｋｇ（１０００ポンド）以上）に耐えなければならず、乗員拘束システムの一体性を損なってはならない。
２）拘束システムの一体化の維持
本設計により、現在のシートベルト取り付け方法で行われているのと同じ又は非常に類似した取り付けボルト及びアンカー及び取り付け技術を使用できる。かくして、安全エンジニアは取り付け方法の必要条件に精通しており、設置手順の変更はできるだけ少ない。
３）多拘束システムへの一体化
本発明により、様々なベルトシステムの最も共通の箇所にセンサを取り付けることができる。シートベルトバックル距離に対して非常に短いボルトを使用できる。
〔変更〕
図示のセンサは、幾つかの歪ゲージ抵抗器を有し、好ましい実施例は種類が異なるセンサでも作用するということは当業者には理解されよう。例えば、別個のチップ抵抗器を取り付けてもよいし、ホイル型歪ゲージを使用してもよい。

シートベルト張力センサの別の変更は、導線ハーネス以外の他の電気接続部を使用することである。例えば、一体のコネクタ又は端子を追加してもよい。
図示のシートベルト張力センサは、シートベルトと車輛構造との間に取り付けられる。好ましい実施例は、座席又は車輛内部の様々な位置に取り付けることができるということは当業者には理解されよう。例えば、シートベルト張力センサは、Ｂピラーの上下又は座席フレームに取り付けることができる。

図示の実施例には、自動車の座席でのシートベルト張力センサの使用が示してある。椅子、ソファー、階段、ベッド及びマットレス、病院の備品、ベビーベッド、航空機の座席、列車の座席、ボートの座席、遊園地の乗物、及び映画館の座席等の他の乗員検出の用途でシートベルト張力センサを使用することが考えられる。

特に上掲の実施例を参照して本発明を教示したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、形態及び詳細に変更を行うことができるということは当業者には理解されよう。ここに説明した実施例は、全ての点において単なる例示であって、限定ではないと考えられるべきである。従って、本発明の範囲は、以上の説明によってでなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の意味及び等価性の範囲内の全ての変更はその範囲内に含まれる。

シートベルト張力センサの分解斜視図である。 図１の部分組み立て図である。 ハウジングの一部を取り除いた図１の組み立て図である。 図１の組み立て図である。 ベルト及びファスナを含む組み立て図である。 図５の断面図である。 歪み部材の側面図である。 ホイートストンブリッジ回路の概略ダイヤグラムである。

符号の説明

２０ シートベルト張力センサアッセンブリ ２２ 制限構造
２４ センサ ３０ シートベルトウェッビング
３１ 端部 ３２ 端部
３３ ベルトループ ３４ ステッチ
２００ ハウジング ２０１ 底部分
２０２ 頂部分 ２０３ フランジ
２０４ 穴 ２０５ ばねチャンネル
２０６ ポスト ２０７ スロット
２０８ パイロン ２０９ ピン
２１０ キャビティ ２１１ ノッチ
２１２ リップ ２１４ 狭幅部分
２２０ アンカープレート ２３０ 歪センサ即ち部材
２４０ 歪み部材

Claims (45)

1. シートベルトと車輛構造との間に取り付けるためのシートベルト張力センサにおいて、
   ａ）キャビティを持つハウジング、
   ｂ）第１部分が前記キャビティ内に配置されたアンカープレートであって、前記ハウジングが前記アンカープレートに対して第１位置と第２位置との間で移動できる、アンカープレート、
   ｃ）前記ハウジングに取り付けられたセンサであって、前記ハウジングは前記第１位置から前記第２位置まで移動する際に前記センサに押し付けられ、前記センサは、前記第１位置と前記第２位置との間での前記ハウジングの移動に応じて電気信号を発生し、前記電気信号は前記シートベルトに作用する張力の関数として変化する、センサ、及び
   ｄ）前記センサと前記アンカープレートとの間に配置された、前記ハウジングを前記第１位置に向かって押圧するばねを含む、シートベルト張力センサ。
2. 請求項１に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記アンカープレートは第１穴を有し、前記ハウジングは貫通穴を持つフランジを有し、前記第１穴が前記フランジを取り囲む、シートベルト張力センサ。
3. 請求項２に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記シートベルトの端部が前記穴を通過する、シートベルト張力センサ。
4. 請求項２に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記アンカープレートは前記ハウジングの外側に延びる第２部分を有し、この第２部分は第２穴を有し、ファスナが前記第２穴を通過し、車輛構造に取り付けられる、シートベルト張力センサ。
5. 請求項４に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記ハウジングは、このハウジングから延びる一対のポストを有し、前記センサは前記ポストに保持される、シートベルト張力センサ。
6. 請求項５に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記アンカープレートは切り欠きを有し、この切り欠き内に前記センサ及びばねが延びている、シートベルト張力センサ。
7. 請求項１に記載のシートベルト張力センサにおいて、導線ハーネスが前記センサに取り付けられている、シートベルト張力センサ。
8. 請求項６に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記アンカープレートは前記ばね内に延びる突出部を有する、シートベルト張力センサ。
9. 請求項３に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記ハウジングは、前記シートベルトの前記端部を取り囲む、前記穴と隣接した狭幅部分を有する、シートベルト張力センサ。
10. 請求項１に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記センサは歪ゲージである、シートベルト張力センサ。
11. 請求項１０に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記歪ゲージは、少なくとも一つの抵抗器が取り付けられた基材である、シートベルト張力センサ。
12. 請求項１１に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記基材は第１表面及び第２表面を有し、前記抵抗器は前記第１表面に取り付けられており、前記ばねは前記第２表面と接触する、シートベルト張力センサ。
13. 請求項１１に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記歪ゲージは四つの抵抗器を含む、シートベルト張力センサ。
14. 請求項１３に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記抵抗器はホイートストンブリッジを形成するように接続される、シートベルト張力センサ。
15. 車輛に取り付けるためのシートベルト張力センサにおいて、
    ａ）前記車輛とシートベルトとの間に取り付けられたハウジング、
    ｂ）前記シートベルトに張力が加わったことに応じて、前記シートベルトに作用する張力の関数として変化する電気信号を発生するように、前記ハウジングに取り付けられたセンサ、
    ｃ）少なくとも一部が前記ハウジング内に取り付けられており、前記センサと接触し、第１の大きさの張力が加えられるまで張力を前記シートベルトから前記センサに伝達する制限構造、及び
    ｄ）前記制限構造により、前記センサを損傷から保護するため、前記第１の大きさよりも大きい張力がセンサに加わらないようにする、シートベルト張力センサ。
16. 請求項１５に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記制限構造は、
    ａ）第１端が前記ハウジング内に配置され且つ第２端が前記ハウジングから延びるアンカープレート、
    ｂ）前記第１端に配置された第１穴、
    ｃ）前記ハウジングは貫通穴を備えたフランジを持ち、前記第１穴が前記フランジを取り囲み、
    ｄ）前記第１端に配置された切り欠きに前記センサが配置され、
    ｅ）前記切り欠きに前記センサと前記アンカープレートとの間に取り付けられたばね、及び
    ｆ）前記第２端に配置された第２穴を更に含む、シートベルト張力センサ。
17. 請求項１６に記載のシートベルト張力センサにおいて、ファスナが第３穴を通して取り付けられ、前記車輛に固定される、シートベルト張力センサ。
18. 請求項１７に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記シートベルトの一端が前記穴を通過する、シートベルト張力センサ。
19. 請求項１８に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記ハウジングから一対のポストが延びており、前記センサは前記ポストに保持される、シートベルト張力センサ。
20. 請求項１６に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記アンカープレートは、前記ばね内に延びる突出部を有する、シートベルト張力センサ。
21. 請求項１８に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記ハウジングは、前記シートベルトの端部を巻付けた前記穴と隣接して狭幅部分を有する、シートベルト張力センサ。
22. 請求項１５に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記センサは歪ゲージである、シートベルト張力センサ。
23. 請求項２２に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記歪ゲージは少なくとも一つの抵抗器が取り付けられた基材である、シートベルト張力センサ。
24. 請求項２３に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記基材は第１表面及び第２表面を有し、前記抵抗器は前記第１表面に取り付けられており、前記ばねは前記第１表面と接触する、シートベルト張力センサ。
25. 請求項２３に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記歪ゲージは四つの抵抗器を有する、シートベルト張力センサ。
26. 請求項２５に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記抵抗器はホイートストンブリッジを形成するように接続される、シートベルト張力センサ。
27. シートベルトの張力の量を計測するためのシートベルト張力センサにおいて、
    ａ）前記シートベルトが取り付けられたハウジング、
    ｂ）第１端が前記ハウジングに取り付けられており且つ第２端が前記車輛に取り付けられたアンカープレート、
    ｃ）前記ハウジングに取り付けられた、前記シートベルトの張力を示す電気信号を提供するようになったセンサ、
    ｄ）前記センサと前記アンカープレートとの間に取り付けられたばね、及び
    ｅ）前記ハウジングは、張力がシートベルトに加わったときに前記アンカープレートに対して移動し、前記シートベルトの張力を前記センサに伝達する、シートベルト張力センサ。
28. 請求項２７に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記ハウジングはフランジを有し、このフランジは、前記シートベルトの張力が第１の大きさを越えた後、前記アンカープレートと接触する、シートベルト張力センサ。
29. 請求項２８に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記シートベルトから前記センサに伝達される歪の量は、張力の第１の大きさに限定されている、シートベルト張力センサ。
30. 請求項２９に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記フランジが前記アンカープレートと接触することにより、前記センサを損傷から保護する、シートベルト張力センサ。
31. 請求項２８に記載のシートベルト張力センサにおいて、
    ａ）前記アンカープレートに配置された、前記フランジと前記アンカープレートとの間に隙間が画成されるように前記フランジを取り囲み且つ間隔が隔てられた第１穴、
    ｂ）前記アンカープレートに配置された第２穴、及び
    ｃ）前記センサ及び前記ばねが取り付けられる、前記アンカープレートに配置された切り欠きを含む、シートベルト張力センサ。
32. 請求項３１に記載のシートベルト張力センサにおいて、ファスナが前記第２端を前記車輛に取り付け、前記ファスナは前記第２穴を通して取り付けられる、シートベルト張力センサ。
33. 請求項３１に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記ハウジングから一対のポストが延びており、各ポストにはスロットが設けられ、前記センサは前記スロットに保持される、シートベルト張力センサ。
34. 請求項３１に記載のシートベルト張力センサにおいて、突出部が前記切り欠き内に延びており、前記ばねは前記突出部に取り付けられる、シートベルト張力センサ。
35. 請求項３１に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記フランジは穴を有し、前記シートベルトは前記穴を通過する、シートベルト張力センサ。
36. 請求項２７に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記ハウジングは前記フランジと隣接して狭幅部分を有し、ここに前記シートベルトが巻付けられる、シートベルト張力センサ。
37. 請求項２７に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記センサは歪ゲージである、シートベルト張力センサ。
38. 請求項３７に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記歪ゲージは少なくとも一つの抵抗器が取り付けられた基材である、シートベルト張力センサ。
39. 請求項３８に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記基材は第１表面及び第２表面を有し、前記抵抗器は前記第１表面に取り付けられており、前記ばねは前記第１表面と接触する、シートベルト張力センサ。
40. 請求項２７に記載のシートベルト張力センサにおいて、プリント回路基板が前記ハウジングに取り付けられている、シートベルト張力センサ。
41. 請求項４０に記載のシートベルト張力センサにおいて、端子が前記歪部材を前記プリント回路基板に接続する、シートベルト張力センサ。
42. 請求項４１に記載のシートベルト張力センサにおいて、導線ハーネスが前記プリント回路基板に接続される、シートベルト張力センサ。
43. 請求項２７に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記電気信号を増幅するようになった電気回路が前記プリント回路基板に取り付けられている、シートベルト張力センサ。
44. 請求項２４に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記アンカープレートは前記第２表面と接触する、シートベルト張力センサ。
45. 請求項３９に記載のシートベルト張力センサにおいて、前記アンカープレートは前記第２表面と接触する、シートベルト張力センサ。

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