JP2005530662A - 屈折率分布型光学系を有するウェブ検出 - Google Patents

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Abstract

ウェブ(18)を検出する装置(10)が、ほぼ該ウェブ(18)の方向に光を放出するようになった光源(22)と、放射方向に屈折率勾配を有し、該光源(22)から離間して配置され、該光源(12)から発生する光を受け取るようになったレンズ(26)と、該レンズ(26)と位置合わせされ、該レンズ(26)から光を受け取り、該光を信号に変換するようになった画像センサ(30)と含む。また、ウェブを検出する方法が、光源から光を放出し、放射方向に屈折率勾配を有するレンズを用いて、ウェブによって反射された光を捕捉し、捕捉された光を画像センサ上に合焦させ、合焦された光を信号に変換する段階を含む。また、各々のウェブが位置を有する2つのウェブを位置合わせする方法、及び物体を検出するための方法が提供される。

Description

本発明は、移動する材料のウェブに関連した性質の検出に関する。これらの性質はまた、移動するウェブに取り付けられるか又は該移動するウェブ上にある物体にも関する。本発明は、具体的には、屈折率分布型光学系を用いて移動する材料のウェブに関連する性質を検出することに関する。本発明はまた、様々な不透明度をもった材料のウェブの性質検出の改善にも関する。
ウェブは、幅及び厚さ寸法が長さ寸法より著しく短い、材料の可撓性片である。世界中の製造工程において、様々なウェブが広く用いられている。ウェブは、製品を非常に効率的に、かつ大量に生産するために用いられるものであり、ティッシュ、金属板、及びフィルムのような製品のための製造工程において見出すことができる。高い効率及び大量生産を達成するために、機械は、ウェブを高速で運び、処理の問題が発生しないように該ウェブを横方向に位置合わせすることを保証する。不適切な位置合わせによって引き起こされる問題の例は、製品が間違った幅に細断されること、ウェブの縁部から外れて接着剤を噴霧すること、或いは製品を目標とした寸法に作れないことを含む。多くの場合、多数のウェブを互いに堆積させ、複合ウェブを産出することが必要である。この場合、ウェブが製品仕様書の範囲内に位置合わせされることが重要であり、このことは、積極的な縁部の位置制御を必要とする。他の場合には、別箇の物体をウェブに取り付けてもよく、或いは、該別箇の物体がウェブ上にあってもよい。これらの物体の位置合わせ及び他の性質は、最大の製造効率のためにしっかりと制御しなければならない。
ウェブ及びウェブ上の物体を積極的に制御するために、該ウェブ及び/又は該物体の特定の性質を検出することが必要である。これらの性質は、ウェブの縁部の位置、移動する材料のウェブの欠陥、あるウェブを別のウェブに対して位置決めすること、及びウェブ自体又はウェブ上の物体の位置決め、形状、位置合わせ、でき具合、又は所在範囲を含む。
例として、ウェブの位置合わせを積極的に制御するために、まず、コントローラが装置を作動させて該ウェブの幅又は横方向位置を操作するか又は変える前に、該ウェブの縁部が固定基準点に対してどこに配置されたかを知ることが必要である。ウェブ縁部の検出は、互いに堆積された多数のウェブからなる複合ウェブに一般的なことである。ウェブ制御のためのフィードバックとして、両方のウェブ縁部を用いることが多い。幾つかの形態のウェブ縁部検出は、商業的に用いられている。主要なタイプは、単一の光検出器か、線形光検出器アレイのいずれかを用いる。
単一の光検出器の縁部感知において、産業において最も良く用いられている縁部センサは、当該ウェブ縁部によって部分的に妨害される開放された空隙にわたって発光ダイオード(LED)から赤外線光を送ることに基づいている。送信器からウェブの反対側にあるのは単一の光検出器であり、この光検出器は、光を受け取り、半導体が応答する波長域内で受け取った光の強さに比例して、半導体内に多数の電子・正孔対を生成する。
電子・正孔対は電位を形成し、電位は、アナログ電圧として光検出器インターフェース回路によって読み取られる。アナログ電圧が抽出され、電流又は電圧出力ドライバ回路に送られる。次に、信号は、ウェブ制御プロセッサによって読み取られ、用いられる。電圧又は電圧の形態であるこの出力レベルは、ウェブの横方向の位置、ウェブの材料不透明度又は光透過率、及び光検出器に衝突する光エネルギーを変調することができる他の何らかの空間的特性をもつ非線形関数である。
球面レンズを有する線形光検出器アレイの縁部感知において、走査線検出器アレイ技術、又は光ラインで照らされた線形アレイの光検出器が、不織布のウェブ縁部の位置を判断する際にうまく用いられてきた。走査線検出器アレイは、多数の小さな光検出器又は一列に配置されたピクセルを用いる。このことは、光強度分散をウェブの縁部と垂直な方向に効率的に抽出する。次に、画像処理技術によって、結果として得られる抽出された画像を処理し、通常ウェブの不透明度のばらつきに敏感でない縁部の推定値を取り出すことができる。
従来のウェブ案内システムは、ウェブ縁部の位置を判断するためのセンサ、信号プロセッサ、及びウェブの横方向位置の駆動のための電気機械的案内機構から構成される。自動横方向制御システムにおけるこれまでの試みは、位置のフィードバックとしてウェブ上に1組のインクのマークを用いるというものである。マークの一方は、他方のマークに対して45度の角度で傾斜される。ウェブが横方向に移動するにつれて、傾斜したマークとまっすぐのマークとの間の機械方向の差が変化する。光検出器は、エンコーダ位置に対して異なる位置のマークを読み取り、制御システムがローラを調整して、元の差を維持できる場所に再びウェブを位置合わせする。
ウェブ縁部計測における別の試みは、従来のウェブ縁部センサと同様の原理で作動する双眼測定システムを用いるものであり、これにより検出器が平均光レベルを捕捉し、その光レベルを、ウェブ又は物体の横方向位置に比例した出力に変換する。この場合、1つのLEDの送信器アレイ及び2つの異なる受信器ステーション、よって双眼という語がある。
ウェブ縁部計測における更に別の試みは、光源としての赤外線LED及び光受信器としての光検出器からなるカーペット位置センサである。カーペット・ウェブを横切る光レベルの形状は、光トランジスタの数及び検出の線形距離に基づいて区分化される。
ウェブ縁部計測における更に別の試みは、ウェブ制御のための走査線センサである。ピクセル・レベルにおける相互相関が、ウェブの縁部の位置をさらに判断する信号処理手段として部分的に用いられる。標準的なカメラ・スタイルの実施は、光を走査線ピクセル上に適切に合焦させることを可能にする。このシステムは、荷電結合素子(CCD)アレイに受け取られる反射された赤外線光の量を計測する。光源は、ビーム分割器及び球面レンズを通して光を透過させ、ウェブによって部分的に吸収されるか、又は該光源からウェブの反対側に置かれた反射鏡によって元の受けCCDアレイに反射されるかのいずれかである。次に、センサは、縁部判断のための基礎として、反射された光から吸収された光までの光レベルの変化を用いる。
ウェブ縁部計測における更に別の試みは、2つまでのカメラを用いて、1つ又は4つまでの異なる縁部で作動するように設定可能なシステムにおける走査線技術を用いる。多数の縁部を配置させることを可能にするこの特徴を用いて、ウェブ幅の計測を行うことができ、案内の訂正は、1つのカメラだけを用いることによって、カメラ・システムによって検出される2つの縁部の中心点(すなわちウェブの中央)に基づくことができる。
ウェブ縁部計測における更に別の試みは、これまでの平均光レベル・タイプのセンサに類似した形状因子における走査線技術を用いる。この設計において、レーザ光が、センサのエミッタ側から放出されコリメートされる。観察されたウェブは、コリメートされたビームの一部を妨害する。エミッタからウェブの反対側にある受信器は、該ウェブによって妨害されないコリメートされた光を受け取る。受信器装置は、光レベルの変化について検出する線形相補型金属酸化膜半導体(CMOS)画像アレイである。
大部分の走査線検出器アレイは、球面及び/又は円柱レンズ・システムが、光を集光し、該光を走査線検出器アレイ上に合焦させるように働く、カメラ・スタイルの形式で設計される。カメラ・スタイルの走査線検出器アレイの実施は、汎用の用途を可能にするが、これらは制限をも有する。実施の制限の1つは、必要とされる焦点距離である。標準的な35mm球面レンズ・システムの場合のように、物体から走査線アレイまでの距離がわずかインチのオーダーであり、フィートのオーダーではない、非常に限られた領域内に走査線検出器アレイを配置できる場合には、該走査線検出器アレイをさらに用いることができる。カメラ・スタイルの走査線検出器アレイの別の制限は、ピクセル長の較正すなわちピクセル解像度についての視野の確立及びその影響にある。視野の物体距離の必要が増加するにつれて、この用途のための球面レンズの適合性が減少する。また、視野が増加するにつれて、レンズのサイズ及びその球面収差が増加する。これまでのシステムは、縁部が5mmより大きく横方向位置に変化しないウェブの使用に限定されている。拡大することによって十分なピクセル解像度を得ることと、十分な視野を有することの間には、トレードオフがあることが多い。拡大してピクセル解像度を向上させるということは、絶対的なピクセル解像度が明確に定められていず、よって付加的な較正方法を開発しなければならないことを意味する。さらに、ピクセル解像度を向上させるために実行される相互相関は、サブピクセル・レベルにおいては実行されなかった。マークをウェブ上に置くことができる場合、及びマークの配置が正確である場合に限り、システムにマークを用いるこれまでの試みが機能する。
これまでの試みはまた、様々な不透明度をもつ材料を収容する能力の点でも制限される。材料の不透明度に著しい機械方向の空間的ばらつきがないことは、例えば静止した紙のような幾つかの材料には好適な仮定であるが、全てのウェブ材料に好適な仮定ではない。非耐久消費財及び医療品産業においてより一般化している多くの不織布は、一般に、このカテゴリーに適合しない。不織布は、押し出されたポリマーから作られた材料であり、この押し出されたポリマーは、移動するコンベヤに吹き付けられ、そこで、急速に凝固してウェブを形成する。これらの材料はポリマーから作られるので、所定の坪量において、これらをティッシュのような多くの従来のウェブより強く作ることができる。問題は、多くの不織布が、一定しない繊維パターンで非常に薄いウェブとして形成されることである。多くの不織布、特にスパンボンド材料によって遮断される光の量は、結果として一定していない。したがって、不織ウェブの縁部の位置、或いはウェブ又はウェブ上の物体の他の性質をより良く感知するために、より高度な感知方法が必要とされる。
上述の困難及び問題に応じて、不透明でないウェブの改善された検出及びコンパクトな設計を含む、新しいウェブ検出システムが見出された。本発明の目的及び利点は、以下の説明において述べられ、以下の説明から明らかであり、本発明の実施によって分かるであろう。本発明のさらなる利点は、記載された説明及びその特許請求の範囲、並びに添付の図面に特に示されるコンテナによって実現され、達成されるであろう。
スタンドオフ及びピクセル長の較正並びに解像度の問題は、屈折率分布型レンズ・アレイの形態の光学系を用いる走査線検出器アレイを使用する場合にはあまり重要でない。屈折率分布型レンズ・アレイを用いる場合には、視野は、単一倍率のためにアレイと1対1の関係であり、焦点距離は、ミリメートルのオーダーであり、フィートのオーダーではなく、インチのオーダーでさえない。このことは、セットアップされた較正を必要としない完全な機能のカメラ・スタイル・センサを有するように、非常にコンパクトなセンサを設計することができることを意味する。光学系は線形であるので、解像度の不足、又はレンズ距離に対する大きな物体に悩むことなく、如何なる長さの画像センサにも適合するように、屈折率分布型レンズ・アレイを作ることができる。
1つの態様において、本発明はウェブを検出するための装置を提供し、この装置は、ほぼウェブの方向に光を放出するようになった光源と、放射方向に屈折率勾配を有し、該光源から離間して配置され、該光源から発生する光を受け取るようになったレンズと、該レンズと位置合わせされ、該レンズから光を受け取り、該光を信号に変換するようになった画像センサとを含む。
別の態様において、本発明はウェブを検出する方法を提供するものであり、この方法は、光源から光を放出し、放射方向に屈折率勾配を有するレンズを用いて、ウェブによって反射された光を捕捉し、捕捉された光を画像センサ上に合焦させ、合焦された光を信号に変換する段階を含む。
別の態様において、本発明は、各々が位置を有する2つのウェブを位置合わせする方法を提供し、この方法は、第1の光源から光を放出し、放射方向に屈折率勾配を有するレンズを用いて、第1のウェブによって反射された第1の光源からの光を捕捉し、該第1の光源からの捕捉された光を第1の画像センサ上に合焦させ、該第1の光源からの合焦された光を第1の信号に変換する段階を含む。この方法はまた、第2の光源から光を放出し、第2のレンズを用いて、第2のウェブによって反射された第2の光源からの光を捕捉し、該第2の光源からの捕捉された光を第2の画像センサ上に合焦させ、該第2の光源からの合焦された光を第2の信号に変換し、第1の信号を該第2の信号と比較して、ウェブが位置合わせされているかどうかを判断し、ウェブが位置合わせされるまで該ウェブの少なくとも1つの位置を調整する段階を含む。
さらに別の態様において、本発明は物体を検出する方法を提供し、この方法は、光源から光を放出し、放射方向に屈折率勾配を有するレンズを用いて、物体によって反射された光を捕捉し、捕捉された光を画像センサ上に合焦させ、合焦された光を信号に変換する段階を含む。
このように、有利なことに、本発明は、種々の態様において、従来のウェブ検出システムと比較した場合に、ウェブ又は物体の位置又は他の性質を非常に正確に判断するウェブ検出システムに関する。
上記の全体的な説明及び下記の詳細な説明の両方は、例示的なものであり、特許請求された本発明のさらなる説明を提供するように意図される。本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、本発明のコンテナのさらなる理解を示し、提供するように含まれるものである。説明と合わせて、図面は本発明の種々の態様を説明するのに役立つ。
本発明の以下の詳細な説明及び添付の図面を参照するとき、本発明は、より完全に理解され、さらなる利点が明らかになるであろう。図面は、単なる例示的なものであり、特許請求の範囲の範囲を限定することを意図するものではない。図面に示される同じ部分は、同じ参照符号によって示される。
本発明は、移動する材料のウェブの性質の検出に関する問題を解決することに向けられる。ウェブ及び該ウェブ上の何らかの物体の位置合わせ及び製造を積極的に制御するために、該ウェブ及び/又は該物体の特定の性質を検出することが必要である。これらの性質は、ウェブの縁部の位置、移動する材料のウェブの欠陥、1つのウェブを別のウェブに対して位置決めすること、及びウェブ自体又はウェブ上の物体の位置決め、形状、位置合わせ、でき具合、又は所在範囲を含む。ここに説明される発明は、機械視覚を用いることができる如何なる状況にも適用可能であり、特に、物理的な空間的制限が他の方法を有効に用いることができないものである場合に用いられるべく適合される。
この方法及び装置の使用の1つの例が、本発明を例証するために詳細に示される。この方法及び装置の他の用途も説明される。
例として、本発明は、移動する材料のウェブの縁部の検出に関連した問題を解決することに向けられる。図1乃至図6に代表的に示されるように、本発明は、移動するウェブの縁部を検出する装置及び方法を提供する。特定の装置の例が、例示目的のために説明されており、これは、本発明を限定することを意図するものではない。さらに、この装置及び方法は、例としてウェブ縁部検出を用いて、ここに説明される。特に物体がウェブ上に配置された場合には、同じ装置及び方法を、ラインに沿って移動する材料のウェブ又は物体の欠陥を検出するために用いることができる。
本発明のウェブ検出システム10は、ウェブ18の縁部14を検出するために用いられ、光源22、レンズ・アレイ26、画像センサ30、及び信号プロセッサ34を含む。ウェブ検出システム10によって生成された信号は、当業者に周知のようなタイプのウェブ位置調整装置(図示せず)、或いはオペレータ又はオペレーティング・システムに送られる。
ウェブ検出システム10は、該システム10によって用いられることになる光を生成するための光源22を含む。SCHOTTブランドの照明器のような照明器38は、光ファイバ・ケーブル42を通して、SCHOTTブランドの光ファイバ光ラインのような光ファイバ光ラインに接続される。照明器38によって生成される光は、光ファイバ・ケーブル42を通して光ファイバ光ライン46に送られる。光ライン46は、ウェブ18に隣接して配置される。
別の実施形態において、ハロゲン電球を用いる光ファイバ光ライン、LEDアレイ、レーザライン生成装置、高周波数の蛍光照明装置、又は何らかの他の適切な光源を含む、他の光源を用いることもできる。光源22は、周辺光とすることもできる。光源22は、容易な取り付け及び位置合わせを可能にするように、小さいものであり、感知アレイ・パッケージ内に組み込まれることが好ましい。光調整装置を用いることもできる。光源22からの光は、用いられる該光源22のタイプによって、コヒーレント又はインコヒーレントのいずれにしてもよい。ここで用いられるように、光は、可視の赤外線光及び紫外線光を指す。紫外線光の場合には、ウェブ18は、紫外線のもとで蛍光を発する蛍光増白剤を含むことができ、これにより紫外線光が可視光に変換される。
ウェブ検出システム10はまた、光源22から受け取った光を合焦させるためのレンズ・アレイ26も含む。好ましい実施形態において、レンズ・アレイ26は、屈折率分布型レンズ・アレイである。
屈折率分布型レンズは、それらが光を屈折させる点で、従来の球面レンズと異なる。図2に示されるように、従来の球面レンズ50は、面54、58、空気・ガラス境界面においてのみ光を屈折させることができる。レンズ50の形状、平滑度、及び材料特性を注意深く制御することによって、光を所定の点62で合焦させることができる。
図3に示されるような屈折率分布型レンズ66は、放射方向に屈折率勾配を有するレンズ66である。言い換えれば、レンズ66の屈折率は、レンズ材料内で徐々に変えられる。光はレンズ66全体にわたって連続的に屈折するので、厳密に制御されたレンズ形状への必要性が低減され、レンズ66は、光を、該レンズ66にずっと近い点70に合焦させることができる。屈折率は、レンズの中心74においてもっとも高く、以下の式
Figure 2005530662
に従って、軸線78からの半径方向距離と共に減少する。
ここで、N0は、レンズ軸線78における屈折率であり、Aは、勾配定数であり、rは、レンズ軸線78からの半径である。放物線状の屈折率変化形状により、レンズ66が、面54、58においてのみ光を屈折させることができる従来の球面レンズ50より短い距離で光を合焦させることが可能になる。
屈折率分布型レンズ66の空間的屈折率勾配特性は、包装時の柔軟性のために多くの用途に向いている。隣接するレンズからの画像が重なり合い、連続的な正像を形成する、一次元及び二次元のレンズ・アレイ(図4を参照されたい)が作られる。
屈折率分布型レンズ・アレイ26の例が図4に示される。この屈折率分布型レンズ・アレイ26のレンズ66は、強化プレート86間に正確に位置合わせされる。隙間90が材料で充填されて、レンズ66間のクロストークを防止し、個々のレンズ66を保護する。ここで説明される屈折率分布型レンズ・アレイ26は、NSG Americaによって作られたモデル番号SLA20B1466602A4であるSELFOCブランドの屈折率分布型レンズ・アレイであるが、如何なる適切な屈折率分布型レンズ・アレイを用いることもできる。レンズ・アレイの構成は、1つ又はそれ以上の列の屈折率分布型レンズ66に限定されるものではない。このように、用途によって、より小さなアレイ又はより大きなアレイの屈折率分布型レンズ66を用いることができる。例えば、大きなアレイのレンズ66は、一般に、屈折率分布型レンズ・プレートとして周知であり、ここに説明される同じ装置及び方法を用いて、材料のウェブ18の欠陥を検出するのに有用である。
ウェブ検出システム10はまた、画像センサ30も含む。画像センサ30は、レンズ・アレイ26によって合焦された光を受け取るように、該レンズ・アレイ26に隣接して配置される。画像センサ30は、レンズ・アレイ26から受け取った光を電気信号に変換する。画像センサ30は、荷電結合素子(CCD)センサ、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)センサ、又は如何なる他の適切なセンサとしてもよい。ここで説明される画像センサ30は、モデル番号TSL218であるTEXAS INSTRUMENTSブランドのCMOS画像センサであるが、如何なる両立性がある画像センサを用いることもできる。画像センサ30及び屈折率分布型レンズ・アレイ26は、縁部位置の偏位の範囲を受け入れるような大きさにされている。
画像センサ30は、受光ピクセルのアレイを含む。画像センサ30は、ほぼ565nmから700nmまでの波長の範囲内の光を受け取り、該光を電荷に変換する。ピクセルに入射する光エネルギーは、半導体領域内に正孔の対を生成する。ピクセル上のバイアスによって生成される場により、電子が該ピクセル内に集められ、正孔が基板内に掃引される。各々の素子内に蓄積された電荷の量は、入射光の量及び積分時間に直接比例する。ここで説明されるアレイは、125μmの中心間距離を有する512の素子を含む。
ウェブ検出システム10はまた、画像センサ30から電気信号を受け取り、これらの電気信号を、結果として得られるウェブ18の縁部14を示す信号に変換する、該画像センサ30に電気的に接続された信号プロセッサ34も含む。ここに説明される信号プロセッサ34は、モデル番号TMS320C542であるTEXAS INSTRUMENTSブランドのデジタル信号プロセッサを含むが、如何なる両立性がある信号プロセッサを用いることもできる。信号プロセッサ34は、画像センサ30内に含ませることもできる。信号プロセッサ34は、当業者には周知のような、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせを用いて実装することができる。
信号プロセッサ34は、必要であれば該信号プロセッサ34からの信号に基づいて、結果として得られるウェブ18の縁部14を示す信号を、該ウェブ18の横方向の位置を調整する従来のウェブ調整装置に提供する。ウェブ欠陥検出器の場合には、信号プロセッサ34は、信号をオペレータ又はオペレーティング・システムに送り、ウェブの欠陥を示す。
別の実施形態において、2つの異なるシステム10を固定バーに取り付けることによって、或いは該システム10間の距離を固定するのに適した何らかの他の方法によって、ウェブ幅の計測を達成することができる。バーの長さ又はシステム10間の固定距離を知ることにより、信号プロセッサ34は、ウェブ幅に比例した出力が可能になる。第2のシステム10は、同じ信号プロセッサ34又は異なる信号プロセッサ34を用いることができる。
別の代替的な実施形態においては、ウェブの両縁部まで延びるのに十分な寸法をもつシステム10を用いることによって、ウェブ幅の計測を達成することができる。ウェブの両縁部の位置を求めることにより、信号プロセッサ34は、ウェブ幅に比例した出力が可能になる。
ウェブ検出システム10の作動においては、照明器38によって生成された光が、光ファイバ・ケーブル42を通って光ファイバ光ライン46に送られる。次に、光は、光ファイバ光ライン46から、ウェブ18に向けて、屈折率分布型レンズ・アレイ26の近くに送られる。ウェブ18自体が光透過の一部を遮断し、一部の光が該ウェブ18によって反射され、屈折率分布型レンズ・アレイ26に衝突する。
高解像度の画像を得るための画像センサ30の場合には、鮮明なコントラストを与えるような方法で、照明を構成するべきである。図5は、不織ウェブ又は他の不透明でないウェブ18のために用いることができる1つの構成を示す。図5aは、機械方向すなわちウェブの移動方向に見たときの構成を示し、図5bは、機械横方向すなわちウェブの移動方向を横切る方向に見たときの構成を示す。光ライン46からウェブ18までの距離は、重要な距離ではない。
図5に示される構成において、光ファイバ光ライン46は、画像センサ30がウェブ18によって反射される光だけを見るような角度で該ウェブ18を照らす。屈折率分布型レンズ・アレイ26は、26°の最大視覚すなわち受光角98を有し、光ライン46が20°より大きい角度で光をもたらすように配置されるので、該光ライン46から該レンズ・アレイ26までまっすぐに進むあらゆる光は、該レンズ・アレイ26の面に反射する。レンズ・アレイ26の20°の受光角98の範囲内の光だけが該レンズ・アレイ26を通過するので、ウェブ18によって反射された光ファイバ光ライン46からその受光角98の範囲内までの光だけが該レンズ・アレイ26を通過する。このように、レンズ・アレイ26、よって画像センサ30は、ウェブ18によって又はより具体的には該ウェブ18内の繊維によって反射された光ファイバ光ラインを見るだけである。ここで説明されるレンズ・アレイ26の受光角98の例は20°であるが、他の受光角を有するレンズ・アレイも利用可能であり、当業者であれば、所定の用途に対して適切なレンズ・アレイを選択するであろう。
より具体的には、例として、図5bは、屈折率分布型レンズ・アレイ26の受光角の特性を示す。図5bの矢印102は、光ファイバ光ライン46を出る光の面を示す。この光がウェブ18に達すると、光は、ウェブの繊維に反射することなく該ウェブ18を通って透過されるか(矢印106を参照されたい)、該ウェブに完全に反射されるか(矢印110を参照されたい)、又は該ウェブ18の繊維に反射され、屈折率分布型レンズ・アレイ26内に進むか(矢印114を参照されたい)のいずれかである。光ライン46からの光は、20°の屈折率分布型レンズ・アレイの受光角より大きい角度でウェブ18に向けられたが、矢印106によって示される光の全ては、屈折率分布型レンズ・アレイ26に反射する(矢印118を参照されたい)。図5aから分かるように、ウェブの繊維によって散乱された光だけが屈折率分布型レンズ・アレイ26を通過するので、これは非常に望ましい結果である。これは、画像センサにとって、ウェブ18が存在する明状態とウェブ18が存在しない暗状態との間の明確な変化を可能にする。
別の実施形態(図示せず)において、光ライン46は、ウェブ18の、レンズ・アレイ26と同じ側に配置することができる。こうした構成は、図5に示される構成と同様に機能する。反射されることなくウェブ18を通過する、すなわち該ウェブ18を過ぎて進む光は、レンズ・アレイ26に衝突することなく前進し続ける。ウェブ18によって、レンズ・アレイ26に、屈折率分布型レンズ・アレイの20°の受光角の範囲内で反射された光は、該レンズ・アレイ26を通って画像センサ30に進む。所定の用途のための光ライン46及びレンズ・アレイ26の特定の構成は、主としてシステム10を取り付けるのに使用可能な空間、及びウェブ18の材料特性によって定められる。
屈折率分布型レンズ・アレイ26を通過する光は、該屈折率分布型レンズ・アレイ26によって画像センサ30に合焦され、次に、該画像センサ30内のどのピクセルが光を受け取り、どのくらいの強さで該ピクセルが光を受け取るかに基づいて、電気信号を生成する。次に、画像センサ30は、これらの電気信号をライン94によって信号プロセッサ34に送る。交互に、画像センサ30及び信号プロセッサ34を同じコンポーネント内に組み込むことが、ライン94への必要性を排除する。
信号プロセッサ34は、電気信号を受け取り、これらの電気信号を用いて、相互相関計算でウェブ18の位置を計算する。次に、信号プロセッサ34は、ウェブ18の位置を、必要に応じて該ウェブ18の横方向の位置を調整するように働くウェブ調整装置に送る。ウェブ欠陥検出システムの場合には、信号プロセッサ34は、電気信号を受け取り、それらの電気信号を用いて、相互相関計算でウェブの欠陥の存在を求める。次に、信号プロセッサ34は、信号をオペレータ又はオペレーティング・システムに送り、ウェブの欠陥を示す。
信号プロセッサ34によって用いられるもののような相互相関は、信号及び画像処理において非常に一般的な数学的演算である。これは、2つの異なる信号又は画像の比較を可能にするものであり、その結果は、該信号又は該画像がどれだけ類似しているかを特徴付ける関数である。相互相関は、次の方程式
Figure 2005530662

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によって形成される連続的な時間領域及び空間領域において与えられる。ここで、f及びhは、時間及び空間的変位の連続関数である。
信号及び画像処理における相互相関には、多くの使用法がある。相互相関は、信号の雑音を時間的信号又は空間的画像の周知の部分から分離できるように、フィルタリング特性を提供する。相互相関は、より複雑な信号又は画像内の特定の信号又は画像の時間的又は空間的位置を見出す能力を提供する。相互相関は、本質的に、信号又は画像の高解像度の時間的又は空間的位置を推定する能力を有する。ここで説明されるシステム10においては、相互相関計算を実行してサブピクセル解像度を獲得し、空間的不透明度のばらつきの影響を減少させ、より高い範囲対解像度の比を生成し、状態観測器への入力としてセンサ出力を使用することを可能にする。
ウェブ18の未加工の縁部を求めることは、しきい値が実寸レベルの2分の1に設定される簡単なしきい値化技術を用いて行われる。一旦このしきい値を示すピクセルが見出されると、アプリケーションを制御するのに必要な処理速度を維持しながら相互相関アルゴリズムを用いることが可能になる。
1ミリメートルの解像度は、一般的なウェブ案内用途において十分なものであるが、センサを状態フィードバック観測器に用いることを可能にすることによって、より大きな解像度が有用性の増加を可能にする。観測器は、信号の量子化によって制限される。異なる演算を用いて状態推定値を見出す際に量子化の影響を減少させるために、解像度を増加させることが必要である。
相互相関は、連続的時間領域又は個々の時間領域において行うことができ、そこで、デジタル信号プロセッサ(DSP)において相互相関を実施することができる。他のマイクロプロセッサはルーチンを実行することができるが、DSP(及び同様の技術に基づいたASIC)は、固有のDSPアーキテクチャのために、他のマイクロプロセッサよりずっと少ない時間で計算に必要な関数を乗算及び累積することができる利点を有する。
例として、2つの信号を相互相関させて、より大きな解像度の現在の画像(最新のリアルタイムの画像)、すなわち基準信号(前に測定された理想的な縁部)及び現在の画像を獲得する。
基準画像の差分関数は、9つの連続するピクセルの差を取ることによって、均質の20lb.の白色用紙の縁部を用いて実験的に得られた。この情報を用いて、差分関数は、連続をもたらす6次の多項式に適合された。次に、この連続関数は、相互相関関数において0.05ピクセルの解像度(6.25μm)を可能にするように、0.05ピクセル刻みで評価された。
0.05ピクセル解像度を有する8ピクセルの情報を用いる相互相関計算のピークが、ウェブ縁部の位置を表す。増加した0.02ピクセル解像度を有する画像差分関数を用いてこの関数を計算するためには、40MHz DSPについておよそ37msかかり、これは、ウェブ案内制御に用いるには遅すぎるものである。逆に、1つピクセルだけの情報から得られ、0.02ピクセル解像度の同様の関数は、わずかに6msより少ない時間を要し、100Hzの帯域幅制限以上にとどまりながら実行することができる。この関数は、8つのピクセル全てを用いて得られた関数と完全に一致し、したがって、1つのピクセルの情報による相互相関計算を用いて、ウェブ縁部の位置を予測することができる。目的は関数のピークを見つけることなので、より多くのデータポイントを用いることは、縁部の位置について有用な情報をもたらすわけではなく、よって、計算から排除することができる。
この必要な数のデータポイントの減少は、信号プロセッサ34と接続される付加的なハードウェア内ではなく、該信号プロセッサ34内で相互相関計算を行うことを可能にする。その結果、ハードウェアの設計は、複雑な回路を付加することなく簡素化される。
このような方法で相互相関計算を行うことは、潜在的な複雑要因をより有効に処理することも可能にする。非均質で半透明の材料によって生じた空間的不透明度のばらつきは、1ピクセルが125μmに等しい場合の相互相関関数のピークの変化によって示されるように、ウェブ縁部の位置を1ピクセルより多く変えることができる。幾つかの機械方向のウェブ・サンプルにおいて、相互相関のピークは、単に簡単なしきい値化に基づいた未加工の縁部の位置を用いるよりも、ウェブ縁部の位置を正確に示す。このことは、相互相関関数が、増加した画像解像度を可能にするだけでなく、どこに縁部が配置されているかをより正確に表示するようにも働くことを示す。
ウェブ縁部検出に用いられる相互相関演算の例が、図6に示される。この例は、線形変位f(図6aを参照されたい)及びh(図6bを参照されたい)の個々の関数を用いる。図6aのプロットは、簡単化された区分画像の差分関数を表す。この関数は、7つの固有の点を含む。図6bは、区分画像について、制御された方法で別箇に得られた参照関数を表し、この例においては、同じ空間的距離にわたって区分画像の2倍の数の点を有する。相互相関された際、生成された相互相関関数、すなわち図6cは、最高解像度を有する関数、すなわち参照関数と同じ解像度を有する。これは、解像度が増加する間、範囲(全体の線形変位)は同じままであるので、解像度比の範囲を変える。解像度が観測器の実装に関連した量子化のエラーを減少させるので、増加した解像度は、センサの出力が状態フィードバック観測器の入力として機能することを可能にする。最後に、計算は、空間的不透明度のばらつき又は雑音の影響を減少させる。図6cに示されるように、たとえ図6aの区分画像が明確な縁部を示さなくても、参照関数と相互相関された画像は縁部を示す。相互相関関数(図6cを参照されたい)は、X=6.5においてピーク122を示す。これは、関数が最も多い相関又は重なり合いを示す点であり、その結果として、ウェブの縁部14に対応する。このことは、相互相関アルゴリズムを簡単なしきい値化だけよりずっと強力な縁部検出アルゴリズムにする。
適切なアレイの変位範囲にわたる解像度の仕様は大部分のアレイより優れているので、不透明度のばらつきに関連した空間的騒音をも濾過しながらサブピクセル解像度を得るために、相互相関アルゴリズムを用いることが必要である。同時に、こうしたシステム10によって与えられた物体対画像の1対1の比は、拡大縮小を行うことも、よって較正を行うことも必要としないことを意味する。このように、レンズ・アレイ26及び画像センサ30の大きさ調整の柔軟性が、較正手順を用いずに視野を柔軟に拡大縮小することを可能にする。
したがって、本発明の異なる態様は、従来のシステムと比較すると、ウェブの縁部14、或いは該ウェブの又は該ウェブ上の物体の他の特性の検出における改善された正確さを提供するウェブ検出システム10を有利に提供することができる。
ここで説明されるウェブ検出システム10の解像度は、従来の縁部センサを用いて現在実現されるものより、優れたウェブ案内の制御又は幅制御機構を可能にする。ウェブ案内制御は、100Hzより大きい位置感知帯域幅を必要とし、ウェブ案内の作動範囲にわたって全体的な安定性を可能にする。短いウェブとセンサの間の短い距離及びコンパクトなセンサの設計の両方が、センサを機械の限られた領域内に配置することを可能にする。センサのサイズ調整の柔軟性及び周波数の最適化は、システム10を広範な用途に用いることを可能にする。低コストのコンポーネントを用いる相対的に簡単な設計が、システム10の柔軟性及び適用性をさらに増加させる。
同様に、上述の方法及び装置は、実質的に、機械視覚を必要とする如何なる状況にも適用することができる。当業者は、所定の用途に必要とされるレンズ、アレイ、及び光源の寸法を選択することができる。
図5aに示される代替的な実施形態において、異なるウェブ材料、厚さ、密度などを識別するウェブ縁部システム10の同じ機能を、ウェブ上に配置された物体を含む物体126を検出するために用いることができる。上述の実施形態におけるように、光源46からの光102は、ウェブ18において配向される。ウェブ18によって又はウェブ18内で反射される光114は、レンズ26及び画像センサ30に向けられる。反射されない光106は、レンズ26を通る。光102の一部は、ウェブ18によって又は該ウェブ1内で反射することができるが、物体126によって遮断され、よってレンズ26に衝突しない。このように、ウェブ検出システム10は、ウェブ18及び物体126を識別することができる。ここに説明される方法によって、物体126の形状、位置、反射率、又は他の性質を求めることができる。次に、例えば、物体126の位置を調整し、該物体126が不十分な性質をもつ場合には該物体126を拒絶し、噴霧器の作動、又は他の動作、或いは他の何らかの適切な動作を制御することができるコントローラに、その情報を送ることができる。
例として、スパンボンド材料のウェブを、別箇の吸収体パッドで重ね合わせることができる。ここに説明される方法及び装置は、所定のパッドがどこで始まり、どこで終わるか、及び/又はパッドが正しく並べられたかどうかをオペレータに示すように適合することができる。この知識を用いて、単に吸収体パッドの位置決めを確認することができ、或いは、例えば吸収体パッド上にだけに噴霧するように該接着剤の噴霧を制御することができる。吸収体パッドは、ウェブと異なる厚さ、密度、又材料を有する可能性があるので、装置はその位置を容易に定めることができる。ウェブ縁部検出が、ウェブがある場所とウェブがない場所との間の光性能の違いによってウェブの縁部を判断するように、この装置も、ウェブの2つの異なる厚さ/密度/材料間の光性能の差、又は該ウェブと該ウェブ上の物体との間の差を判断することができる。
同様に、材料と物体の中の差及び該材料と該物体との間の差を検出する装置の能力に基づいて、該装置を多くの用途に用いることができる。この方法及び装置の使用は、これらに限定されるものではないが、材料内及び材料間の間隙の測定、ガラス製造におけるフィルム縁部制御を含み、ウェブ幅を判断し、紛失した部品の検出において、半導体の製造及び運搬に用いられるテープを含むテープの製造及び使用において、スロット・センサとしてのビデオ及び音声テープの製造及び使用において、シャフトの直径を判断し、何らかのタイプのコンベヤ・システム上の物体の位置、存在、不存在、形状、でき具合、所在範囲などを判断する。
後者の例を示すものとして、ここに説明される方法及び装置をクッキーの製造に用いることができる。クッキー生地の一部をコンベヤ上に置き、次に、このコンベヤは、該コンベヤの近くに配置されたベーキング要素を含むオーブンを通って移動し、検出システムのためのわずかな空間を残す。ここに説明される装置は小さな空間を必要とするために、検出システムをオーブン部分内に配置することができる。光反射率又はコンベヤとクッキー生地との間の色の十分なコントラストを与えることで、クッキーがオーブン部分を通って移動するときに検知システムが該クッキーを「見る」ことが可能になる。検出システムを用いて、各々のクッキーの性質を判断することができる。例えば、検出システムは、各々のクッキーが十分な丸さを有するかどうか、各々のクッキーの位置、及び/又は各々のクッキーのでき具合を判断することができる。不十分な性質をもつクッキーを拒絶することができる。
別の実施形態において、適切なレンズ及び感知装置が用いられる場合には、マイクロ波、x線、ガンマ線、ベータ線、及び中性子線を含む、ここに用いられる方法及び装置における光の代わりに、他のタイプの放射線を用いることもできる。
本発明をその特定の態様に関連して詳細に説明してきたが、当業者は、上述のことについて理解をすると、これらの態様に対する変更、変形、及び均等物を容易に想起できることが理解される。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲、及びそれらの均等物の範囲として評価すべきである。
本発明によるウェブ検出システムの例の概略的な図を代表的に示す。 従来の球面レンズを通る光に続く経路の概略的な図を代表的に示す。 図1のシステムに用いられる屈折率分布型レンズを通る光に続く経路の概略的な図を代表的に示す。 図1のシステムに用いられる、2列のレンズを有する屈折率分布型レンズ・アレイの斜視図を代表的に示す。 ウェブ及び該ウェブ上の物体を含む、図1のシステムの概略的な斜視図を代表的に示す。 機械方向又はウェブの移動を横切る方向に見られたときの、図1のシステムの成分レイアウトの概略的な図を代表的に示す。 図1の本発明によって用いられる相互相関のグラフ図を代表的に示す。 図1の本発明によって用いられる相互相関のグラフ図を代表的に示す。 図1の本発明によって用いられる相互相関のグラフ図を代表的に示す。

Claims (95)

  1. ウェブを検出するための装置であって、前記装置が、
    ほぼ前記ウェブの方向に光を放出するようになった光源と、
    放射方向に屈折率勾配を有し、前記光源から離間して配置され、該光源から生じる光を受けるようになったレンズと、
    前記レンズと位置合わせされ、該レンズからの光を受け、該光を信号に変換するようになった画像センサと、
    を備えることを特徴とする装置。
  2. 前記光源、前記レンズ、及び前記画像センサが、前記ウェブの縁部に隣接して配置され、前記装置が該ウェブの前記縁部を検出できるようになったことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記ウェブが実際の位置及び所望の位置を有し、前記装置が該ウェブ縁部の前記実際の位置を判断し、該装置が該実際の位置を位置コントローラに伝送するようになったことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記位置コントローラが、前記ウェブの前記実際の位置及び所望の位置に基づいて、該ウェブの位置を調整するようになったことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記画像センサに連結された信号プロセッサをさらに備え、前記プロセッサが前記信号を受け取り、前記ウェブが位置を有する縁部を有し、該信号プロセッサが相互相関を用いて該信号を処理し、サブピクセルの解像度を有する前記縁部の位置を判断するようになったことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 前記光源、前記レンズ、及び前記画像センサが、前記ウェブの縁部から離れて配置され、前記装置が該ウェブ上の物体を検出できるようになったことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 前記光源、前記レンズ、及び前記画像センサが、前記ウェブの縁部から離れて配置され、前記装置が該ウェブの欠陥を検出できるようになったことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 前記装置が、前記ウェブ上の物体の形状を検出できることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記装置が、前記ウェブ上の物体の位置を検出できることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  10. 前記装置が、前記ウェブ上の物体の性質を検出できることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  11. 前記レンズが屈折率分布型レンズ・アレイであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  12. 前記レンズが二次元の屈折率分布型レンズ・アレイであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 前記画像センサがCMOS画像センサであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  14. 前記画像センサがCCD画像センサであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  15. 前記画像センサに連結された信号プロセッサをさらに備え、前記プロセッサが前記信号を受け取ることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  16. 前記ウェブが横方向の位置を有し、前記信号プロセッサが相互相関を用いて前記信号を処理し、サブピクセル解像度を用いて前記横方向の位置を判断することを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記レンズが、前記光源から前記ウェブの反対側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  18. 前記レンズが、前記光源と同じ側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  19. 前記光が可視光であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  20. 前記光が赤外線であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  21. 前記光が紫外線であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  22. 前記光が周辺光であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  23. 前記光源がインコヒーレント光を放出することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  24. 前記光源がコヒーレント光を放出することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  25. 前記レンズが受け取った前記光が、前記ウェブによって反射されたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  26. 前記ウェブが繊維を含み、前記レンズが受け取った前記光が、前記繊維によって反射されたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  27. 前記レンズが少なくとも1つの焦点を有し、前記画像センサが実質的に前記焦点に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  28. 前記レンズが受光角を有し、前記光源が、前記受光角より大きな角度で該レンズに光を放出するように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  29. ウェブの縁部の位置を検出するための装置であって、
    一部が前記ウェブによって反射された光を、ほぼ該ウェブの方向に放出するようになった光源と、
    前記光の一部を受け取り、前記一部を信号に変換するようになった画像センサと、
    相互相関を用いて前記信号を処理し、サブピクセル解像度を有する前記ウェブの前記縁部位置を判断するようになった信号プロセッサと、
    を備えることを特徴とする装置。
  30. 放射方向に屈折率変化を有するレンズを有し、前記光源から離間して配置され、前記ウェブによって反射された前記光の前記一部を受け取るようになったレンズをさらに備えることを特徴とする請求項29に記載の装置。
  31. 前記レンズが屈折率分布型レンズ・アレイであることを特徴とする請求項30に記載の装置。
  32. 前記レンズが二次元の屈折率分布型レンズ・アレイであることを特徴とする請求項30に記載の装置。
  33. 前記装置が前記ウェブの縁部に隣接して配置され、該装置が該ウェブの前記縁部を検出できるようになったことを特徴とする請求項29に記載の装置。
  34. 前記光源、前記レンズ、及び前記画像センサが、前記ウェブの縁部から離れて配置され、前記装置が該ウェブの欠陥を検出できるようになったことを特徴とする請求項29に記載の装置。
  35. 前記光源、前記レンズ、及び前記画像センサが、前記ウェブの縁部から離れて配置され、前記装置が該ウェブ上の物体を検出できるようになったことを特徴とする請求項29に記載の装置。
  36. ウェブを検出する方法であって、前記方法が、
    光源から光を放出し、
    放射方向に屈折率勾配を有するレンズを用いて、前記ウェブによって反射された光を捕捉し、
    前記捕捉された光を画像センサ上に合焦させ、
    前記合焦された光を信号に変換する、
    段階を含むことを特徴とする方法。
  37. 前記信号をウェブ位置コントローラに伝送する段階をさらに含むことを特徴とする請求項36に記載の方法。
  38. 前記信号を、前記ウェブを監視している人によって使用可能な形態に変換する段階をさらに含むことを特徴とする請求項36に記載の方法。
  39. 前記信号を、前記ウェブを監視しているシステムによって使用可能な形態に変換する段階をさらに含むことを特徴とする請求項36に記載の方法。
  40. 前記ウェブの縁部を検出する段階をさらに含み、前記光源、前記レンズ、及び前記画像センサが、前記ウェブの前記縁部に隣接して配置されたことを特徴とする請求項36に記載の方法。
  41. 信号プロセッサを用いて前記信号を処理する段階をさらに含むことを特徴とする請求項36に記載の方法。
  42. 前記ウェブが実際の位置と所望の位置とを有し、前記信号プロセッサが該ウェブの前記実際の位置を判断し、該信号プロセッサが該実際の位置を位置コントローラに伝送するようになったことを特徴とする請求項41に記載の方法。
  43. 前記位置コントローラが、前記ウェブの前記実際の位置及び所望の位置に基づいて、該ウェブの位置を調整するようになったことを特徴とする請求項42に記載の装置。
  44. 前記画像センサに連結された信号プロセッサが前記信号を受け取り、前記ウェブが位置を有し、該信号プロセッサが相互相関を用いて該信号を処理し、サブピクセル解像度を有する前記位置を判断するようになったことを特徴とする請求項36に記載の装置。
  45. 前記ウェブの欠陥を検出する段階をさらに含み、前記光源、前記レンズ、及び前記画像センサが、前記ウェブの縁部から離れて配置されたことを特徴とする請求項36に記載の装置。
  46. 前記ウェブ上の物体を検出する段階をさらに含み、前記光源、前記レンズ、及び前記画像センサが、前記ウェブの縁部から離れて配置されたことを特徴とする請求項36に記載の装置。
  47. 前記検出動作が、前記ウェブ上の物体の形状を検出する段階を含むことを特徴とする請求項46に記載の装置。
  48. 前記検出動作が、前記ウェブ上の物体の位置を検出する段階を含むことを特徴とする請求項46に記載の装置。
  49. 前記検出動作が、前記ウェブ上の物体の性質を検出する段階を含むことを特徴とする請求項46に記載の装置。
  50. 前記レンズが屈折率分布型レンズ・アレイであることを特徴とする請求項36に記載の装置。
  51. 前記レンズが二次元の屈折率分布型レンズ・アレイであることを特徴とする請求項36に記載の装置。
  52. 前記画像センサがCMOS画像センサであることを特徴とする請求項36に記載の装置。
  53. 前記画像センサがCCD画像センサであることを特徴とする請求項36に記載の装置。
  54. 前記レンズが、前記光源から前記ウェブの反対側に配置されたことを特徴とする請求項36に記載の装置。
  55. 前記レンズが、前記光源と同じ側に配置されたことを特徴とする請求項36に記載の装置。
  56. 前記受光角より大きな角度で該レンズに光を放出するように、前記光源を配置する段階をさらに含むことを特徴とする請求項36に記載の装置。
  57. 各々が位置を有する2つのウェブを位置合わせする方法であって、
    第1の光源から光を放出し、
    放射方向に屈折率勾配を有する第1のレンズを用いて、第1のウェブによって反射された前記第1の光源からの光を捕捉し、
    前記第1の光源からの捕捉された前記光を第1の画像センサ上に合焦させ、
    前記第1の光源からの前記合焦された光を第1の信号に変換し、
    第2の光源からの光を放出し、
    第2のレンズを用いて、第2のウェブによって反射された前記第2の光源からの光を捕捉し、
    前記第2の光源からの前記捕捉された光を第2の画像センサ上に合焦させ、
    前記第2の光源からの前記合焦された光を第2の信号に変換し、
    前記第1の信号を前記第2の信号と比較して、前記ウェブが位置合わせされたかどうかを判断し、
    前記ウェブが位置合わせされるまで、該ウェブの少なくとも1つの位置を調整する、
    段階を含むことを特徴とする方法。
  58. 前記第1の光源と前記第2の光源が同じ光源であることを特徴とする請求項57に記載の方法。
  59. 前記第2のレンズが放射方向に屈折率勾配を有することを特徴とする請求項57に記載の方法。
  60. 前記調整動作が、前記ウェブの少なくとも1つのを調整し、該ウェブが機械方向に位置合わせされるようになったことを特徴とする請求項57に記載の方法。
  61. 前記調整動作が、前記ウェブの少なくとも1つのを調整し、該ウェブが機械横方向に位置合わせされるようになったことを特徴とする請求項57に記載の方法。
  62. 光源から光を放出し、
    放射方向に屈折率勾配を有するレンズを用いて、前記物体によって反射された光を捕捉し、
    前記捕捉された光を画像センサ上に合焦させ、
    前記合焦された光を信号に変換する、
    段階を含むことを特徴とする方法。
  63. 前記信号を、前記物体を監視している人によって使用可能な形態に変換する段階をさらに含むことを特徴とする請求項62に記載の方法。
  64. 前記信号を、前記物体を監視しているシステムによって使用可能な形態に変換する段階をさらに含むことを特徴とする請求項62に記載の方法。
  65. 信号プロセッサを用いて前記信号を処理する段階をさらに含むことを特徴とする請求項62に記載の方法。
  66. 前記物体が実際の性質と所望の性質とを有し、前記信号プロセッサが該物体の前記実際の性質を判断し、該信号プロセッサが該実際の性質をコントローラに伝送するようになったことを特徴とする請求項65に記載の方法。
  67. 前記コントローラが、前記物体の前記実際の性質及び所望の性質に基づいて、プロセスを調整するようになったことを特徴とする請求項66に記載の方法。
  68. 前記処理動作が、前記物体の形状を判断する段階を含むことを特徴とする請求項65に記載の方法。
  69. 前記処理動作が、前記物体の位置を判断する段階を含むことを特徴とする請求項65に記載の方法。
  70. 前記レンズが屈折率分布型レンズ・アレイであることを特徴とする請求項65に記載の方法。
  71. 前記レンズが二次元の屈折率分布型レンズ・アレイであることを特徴とする請求項65に記載の方法。
  72. 前記画像センサがCMOS画像センサであることを特徴とする請求項65に記載の方法。
  73. 前記画像センサがCCD画像センサであることを特徴とする請求項65に記載の方法。
  74. 前記レンズが、前記光源から前記ウェブの反対側に配置されたことを特徴とする請求項65に記載の方法。
  75. 前記レンズが、前記光源と同じ側に配置されたことを特徴とする請求項65に記載の方法。
  76. 前記受光角より大きな角度で該レンズに光を放出するように、前記光源を配置する段階をさらに含むことを特徴とする請求項65に記載の方法。
  77. ウェブによって反射された光を捕捉する段階をさらに含み、前記物体が前記ウェブ上に配置されたことを特徴とする請求項65に記載の方法。
  78. 前記物体が吸収体物品の成分であることを特徴とする請求項65に記載の方法。
  79. 前記物体が食料品であることを特徴とする請求項65に記載の方法。
  80. 前記物体が製造された物体であることを特徴とする請求項65に記載の方法。
  81. ウェブ検出システムであって、
    ほぼ前記ウェブの方向に光を放出するようになった光源と、
    放射方向の屈折率勾配を用いて、前記ウェブによって反射された光を合焦させるための手段と、
    合焦された光を受け取り、前記合焦された光を信号に変換するようになった画像センサと、
    からなることを特徴とするシステム。
  82. 前記手段がレンズであることを特徴とする請求項81に記載のシステム。
  83. 前記手段が屈折率分布型レンズ・アレイであることを特徴とする請求項81に記載のシステム。
  84. 前記手段が二次元の屈折率分布型レンズ・アレイであることを特徴とする請求項81に記載のシステム。
  85. 各々が位置を有する2つのウェブを位置合わせする装置であって、
    ほぼ前記第1のウェブの方向に光を放出するようになった第1の光源と、
    放射方向に屈折率勾配を有し、前記第1の光源から離間して配置され、該第1の光源から生じる光を受け取るようになった第1のレンズと、
    前記第1のレンズと位置合わせされ、該第1のレンズから光を受け取り、かつ前記光を第1の信号に変換するようになった第1の画像センサと、
    前記第1の画像センサに連結され、前記第1の信号を受け取る第1の信号プロセッサと、
    ほぼ前記第2のウェブの方向に光を放出するようになった第2の光源と、
    前記第2の光源から離間して配置され、該第2の光源から生じる光を受け取るようになった第2のレンズと、
    前記第2のレンズと位置合わせされ、該第2のレンズから光を受け取り、かつ前記光を第2の信号に変換するようになった第2の画像センサと、
    前記第2の画像センサに連結され、前記第2の信号を受け取る第2の信号プロセッサと、
    を備えることを特徴とする装置。
  86. 前記第1の光源と前記第2の光源が同じ光源であることを特徴とする請求項85に記載の装置。
  87. 前記第1の信号プロセッサと前記第2の信号プロセッサが同じ信号プロセッサであることを特徴とする請求項85に記載の装置。
  88. 前記第2のレンズが放射方向に屈折率勾配を有することを特徴とする請求項85に記載の装置。
  89. 前記第1の信号プロセッサからの信号に基づいて、前記第1のウェブの前記位置を調整するようになった第1の位置コントローラをさらに備えることを特徴とする請求項85に記載の装置。
  90. 前記第2の信号プロセッサからの信号に基づいて、前記第2のウェブの前記位置を調整するようになった第2の位置コントローラをさらに備えることを特徴とする請求項89に記載の装置。
  91. 前記第1の位置コントローラと前記第2の位置コントローラが同じ位置コントローラであることを特徴とする請求項90に記載の装置。
  92. 前記ウェブが位置合わせされるように、該ウェブの少なくとも1つの前記位置を調整するようになった位置コントローラをさらに備えることを特徴とする請求項85に記載の装置。
  93. 前記位置コントローラが、前記ウェブを機械方向に位置合わせするようになったことを特徴とする請求項92に記載の装置。
  94. 前記位置コントローラが、前記ウェブを機械横方向に位置合わせするようになったことを特徴とする請求項92に記載の装置。
  95. ウェブの縁部を検出する装置であって、前記装置が、
    ほぼ前記ウェブの方向に光を放出するようになった光源と、
    各々が放射方向の屈折率勾配を有するレンズのアレイであり、前記光源から離間して配置され、該光源から生じ前記ウェブによって反射された光を受け取るようになったレンズと、
    を備え、
    前記レンズは、少なくとも1つの焦点及び受光角を有し、前記光源は、前記受光角より大きい該レンズへの角度で光を放出するように配置されており、
    前記レンズと位置合わせされ、実質的に前記焦点に配置され、該レンズから光を受け取り、前記光を信号に変換するようになったCMOS画像センサである画像センサが設けられ、
    前記画像センサに連結され、前記信号を受け取り、相互相関を用いて該信号を処理し、サブピクセル解像度を有する前記縁部を判断するようになった信号プロセッサがさらに設けられたことを特徴とする装置。
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