JP2005529854A - 両性及び陽イオン性の蛍光増白剤 - Google Patents

両性及び陽イオン性の蛍光増白剤 Download PDF

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Abstract

1及びA2は、それぞれ他と独立して、−SO3 -又は−SO3Mを表し、ここでMは、水素、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属、アンモニウム又はアルキルアンモニウムを表し、B1及びB2は、それぞれ他と独立して、R1は、水素、直鎖C1〜C12アルキル又は分枝C3〜C12アルキル基(ここで、C2〜C12アルキル基及びC3〜C12アルキル基は、それぞれ、1つ若しくは2つのヘテロ原子によって中断されていてもよく、かつ置換されていないか、又は1つ若しくは2つの−OH、−OC1〜C4アルキル、−NH2、−NHC1〜C4アルキル、−N(C1〜C4アルキル)2、−N−ピロリジノ、−N−ピペリジノ、−N−モルホリノ又は−N+(C1〜C4アルキル)3基によって置換されている)を表し、R2は、C1〜C4アルキル、C2〜C4ヒドロキシアルキル、−CH2CONH2、−CH2COOH又は−CH2COOC1〜C4アルキルを表す部分を表すか、あるいはB1及びB2は、それぞれ他と独立して、式の基を表し、ここでR3、R4及びR5は、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4ヒドロキシアルキル、基:−X’−NR67又は基:−X’−N+367を表し、置換基R4及び/又はR5のうち少なくとも1つは、−X’−NR67又は−X’−N+367を表し、X及びX’は、それぞれ他と独立して、直鎖C2〜C8アルキレン又は分枝C3〜C8アルキレン鎖を表し、これは、置換されていないか、又は1つ若しくは2つの−OH若しくは−C(=O)−基で置換されており、R6及びR7は、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキルであるか、又はそれらに結合する窒素原子とともにピロリジノ、ピペリジノ若しくはモルホリノ環を完成し、R2は上に定義されたとおりであり、それぞれD1及びD2は、他と独立して、B1又はB2について定義されるいずれかであるか、あるいはハロゲン、−NH2、C1〜C4モノアルキル−又はジアルキルアミノ(前記アルキル基は、置換されていないか、又はC1〜C4アルコキシ、アミノ、モノ−若しくはジ−C1〜C4アルキルアミノ若しくはトリ−C1〜C4アルキルアンモニウムで置換されている);C2〜C4ヒドロキシアルキルアミノ、C2〜C4ジ(ヒドロキシアルキル)アミノ、アニリノ、アニリンモノスルホン酸又はスルホンアミド残基又は5若しくは6員の飽和ヘテロ環式環で表される、式(1)の化合物、あるいは、式(1)の化合物の混合物、それらの調製方法、及び蛍光増白剤としての、特に紙のためのそれらの使用。

Description

本発明は、新規な両性及び陽イオン性のビス−トリアジニルアミノスチルベン蛍光増白剤(FWA)、それらの調製方法、並びに合成若しくは天然の有機材料、特に紙を蛍光増白するためのそれらの使用に関する。
紙を蛍光増白するための最も日常的に使用される種類の蛍光増白剤は、本来陰イオン性である、ビス−トリアジニルアミノスチルベンのジ−、テトラ−又はヘキサスルホン酸誘導体の種類に属するものである。しかし、現代の紙製造技術は、一般的に、特に、ほとんどが陰イオン性のFWAの残量を含有するであろうリサイクル紙の調製中に、助剤、例えば、歩留まり向上剤又は脱水助剤として、陽イオン性ポリマーを使用する。しかし、陽イオン性ポリマーの存在により、陰イオン性FWAの蛍光が消されるという明らかな欠点をもたらす。結果として、このようなポリマーによって蛍光が消されず、それに加えて、陰イオン性FWAと混合可能な種類のFWAが必要とされる。
驚くべきことに、特定の新規な両性及び陽イオン性のFWAが、陽イオン性ポリマーの存在によって悪影響を受けず、残存量の陰イオン性FWAの存在によっても悪影響を受けず、紙に適用される場合、優れた増白特性を示すことがわかった。
それ故に、本発明は、式(1):
Figure 2005529854
〔式中、
1及びA2は、それぞれ他と独立して、−SO3 -又は−SO3Mを表し、ここで
Mは水素、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属、アンモニウム又はアルキルアンモニウムを表し、
1及びB2は、それぞれ他と独立して、部分:
Figure 2005529854
を表し、ここで、
1は、水素、直鎖C1〜C12アルキル基又は分枝C3〜C12アルキル基(ここでC2〜C12アルキル基及びC3〜C12アルキル基は、それぞれ、1つ若しくは2つのヘテロ原子によって中断されていてもよく、かつ置換されていないか、又は1つ若しくは2つの−OH、−OC1〜C4アルキル、−NH2、−NHC1〜C4アルキル、−N(C1〜C4アルキル)2、−N−ピロリジノ、−N−ピペリジノ、−N−モルホリノ若しくは−N+(C1〜C4アルキル)3基によって置換されている)を表し、
2は、C1〜C4アルキル、C2〜C4ヒドロキシアルキル、−CH2CONH2、−CH2COOH又は−CH2COOC1〜C4アルキルを表すか、あるいは、
1及びB2は、それぞれ他と独立して、式(4)又は(5):
Figure 2005529854
の基を表し、ここで、
3、R4及びR5は、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4ヒドロキシアルキル、基:−X’−NR67又は基:−X’−N+367を表し、置換基R4及び/又はR5のうち少なくとも1つは、−X’−NR67又は−X’−N+367を表し、
X及びX’は、それぞれ他と独立して、直鎖C2〜C8アルキレン又は分枝C3〜C8アルキレン鎖を表し、これは、置換されていないか、又は1つ若しくは2つの−OH若しくは−C(=O)−基で置換されており、
6及びR7は、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキルであるか、又はそれらに結合する窒素原子とともにピロリジノ、ピペリジノ若しくはモルホリノ環を完成し、
2は、上に定義されたとおりであり、それぞれ
1及びD2は、他と独立して、B1又はB2について定義されるいずれかであるか、又はハロゲン、−NH2、C1〜C4モノアルキル−又はジアルキルアミノ(前記アルキル基は、置換されていないか、又はC1〜C4アルコキシ、アミノ、モノ−若しくはジ−C1〜C4アルキルアミノ又はトリ−C1〜C4アルキルアンモニウムで置換されている);C2〜C4ヒドロキシアルキルアミノ、C2〜C4ジ(ヒドロキシアルキル)アミノ、アニリノ、アニリンモノスルホン酸若しくはスルホンアミド残基又は5若しくは6員の飽和ヘテロ環式環で表される〕
の新規な化合物、あるいは式(1)の化合物の混合物を提供する。
式(1)の両性化合物は、内部塩又は外部塩の形態のいずれかで存在してもよい。従って、例えば、A1及び/又はA2中のMが水素を表す場合には、化合物(1)は、中性分子の当量混合物及び対イオンの当量混合物として存在してもよく、ここで、A1及び/又はA2は、−SO3 -を表し、一方、プロトンは、置換基B1及び/又はB2のアミン残基上に存在し、すなわち、式(3)中のR1及びR2のうち少なくとも1つ、及び式(5)中のR2、R4及びR5のうち少なくとも1つが水素を表す。あるいは、このような化合物はまた、外部塩の形態で存在してもよく、例えば、式(1)において、A1及び/又はA2が、−SO3Mを表し、プロトンが、上述のように置換基B1及び/又はB2のアミン残基上に存在する場合、さらなる陰イオンAn-もまた存在しなければならない。この場合及び過剰の陽電荷を保有する陽イオン性誘導体の場合には、陰イオンAn-は、無機酸又は有機酸から誘導される無色の陰イオンである。このような陰イオン性基の典型的な例としては、ハライド(例えば、クロリド、ブロミド又はヨージド)、スルファート、メチルスルフェート、四フッ化ホウ素、アミノスルホナート、ペルクロラート、カルボナート、ビカルボナート、ホスファート、ホスホロモリブダート、ホスホロタングスタート、ホスホロタングストモリブダート、ベンゼンスルホナート、ナフタレンスルホナート、4−クロロ−ベンゼンスルホナート、オキサラート、マレアート、アセタート、プロピオナート、ラクタート、スクシナート、クロロアセタート、タータラート、メタンスルホナート又はベンゾアートが挙げられる。このような陰イオンの好ましい例は、クロリド、硫酸水素イオン、スルファート、メトスルファート、ホスファート、ホルマート、ラクタート又はアセタート、特にクロリド及びメトスルファートである。陰イオンは、既知の様式で他の陰イオンに交換可能である。
式(1)の好ましい化合物の1つの種類は、残基A1及びA2が同一であり、B1及びB2が同一であり、かつD1及びD2が同一である化合物であり、より特定的には、部分B1及び/又はB2が、式(2)及び/又は(3)によって表され、R1が、水素、直鎖C1〜C4アルキル又は分枝C3〜C4アルキル基を表し、これは、1つ若しくは2つのヘテロ原子によって中断されていてもよく、かつ置換されていないか、又は1つ若しくは2つの−OH、−OC1〜C4アルキル、−NH2、−NHC1〜C4アルキル、−N(C1〜C4アルキル)2、−N−ピロリジノ、−N−ピペリジノ、−N−モルホリノ若しくは−N+(C1〜C4アルキル)3基によって置換されており、
1及びA2が、両方とも−SO3 -又は−SO3Mであり、
M、R2、D1及びD2が、上に定義されるとおりである、式(1)の化合物である。
特に重要な式(1)の化合物は、部分B1及び/又はB2が同一であり、かつ式(2)又は(3)によって表され、ここで、
1が、水素、直鎖C1〜C4アルキル基又は分枝C3〜C4アルキル基を表し、これは、置換されていないか、又は1つ若しくは2つの−OH、−OC1〜C4アルキル、−NH2、−NHC1〜C4アルキル、−N(C1〜C4アルキル)2、−N−ピロリジノ、−N−ピペリジノ、−N−モルホリノ若しくは−N+(C1〜C4アルキル)3基によって置換されいてもよく、
2が、C1〜C4アルキルを表し、
1及びA2が、両方とも−SO3 -又は−SO3Mであり、
Mが、水素、カリウム又はナトリウムを表し、
1及びD2が、同一であり、ハロゲン(特に塩素)、C1〜C4モノアルキルアミノ又はジアルキルアミノ(前記アルキル基が置換されていないか、又はモノ−若しくはジ−C1〜C4アルキルアミノ若しくはトリ−C1〜C4アルキルアンモニウムで置換されている);C2〜C4ヒドロキシアルキルアミノ、C2〜C4−ジ(ヒドロキシアルキル)アミノ、アニリノ、アニリンスルホンアミド残基、又はモルホリノ−、ピペリジノ−若しくは−N−C1〜C4−置換されたピペラジノ環によって表されてもよい化合物である。
1及び/又はB2が同一であり、式(2)によって表される、最も特に好ましい式(1)の化合物は、R1が、水素、直鎖C1〜C4アルキル(特に、メチル、エチル若しくはn−プロピル)又は分枝C3〜C4アルキル基を表し、これは、置換されていないか、又は1つの−OHによって置換されていてもよく(例えば、ヒドロキシエチル若しくはヒドロキシプロピル)、−N(C1〜C4アルキル)2(特に、ジメチル−若しくはジエチルアミノ)、−N−ピロリジノ、若しくは−N+(C1〜C4アルキル)3基、あるいは1つの−OH基と1つの−N+(C1〜C4アルキル)3基とによって置換されていてもよく、例えば、3−トリメチルアンモニウム−2−ヒドロキシ−1−プロピルを表し、
1及びA2が、両方とも−SO3 -又は−SO3Mであり、
Mが、水素、カリウム又はナトリウムを表し、
1及びD2が、同一であり、塩素、C1〜C4モノアルキルアミノ(例えば、メチル−、エチル若しくはプロピルアミノ)、又はジアルキルアミノ(例えばジメチル若しくはジエチルアミノ)によって表されてもよく、前記アルキル基は、置換されていないか、又はジ−C1〜C4アルキルアミノで置換されていてもよく(例えば、ジメチルアミノプロピルアミノ)若しくはトリ−C1〜C4アルキルアンモニウムで置換されていてもよく(例えば、トリメチルアンモニウムプロピルアミノ);C2〜C4ヒドロキシアルキルアミノ(特にヒドロキシエチル若しくはヒドロキシプロピル)、C2〜C4−ジ(ヒドロキシアルキル)アミノ(特に、ジエタノールアミノ)、アニリノ、アニリン4−スルホンアミド残基、又はモルホリノ−若しくは−N−C1〜C4−置換されたピペラジノ環(例えば、N−メチルピペラジノ環)によって表されてもよい。
1及び/又はB2が同一であり、式(3)によって表される、式(1)の最も特に好ましい化合物は、R1が、水素、メチル、エチル又はヒドロキシエチルであり、
2が、水素、メチル又はエチルを表し、
1及びA2が、両方とも−SO3 -又は−SO3Mであり、
Mが、水素、カリウム又はナトリウムを表し、
1及びD2が、同一であり、ジメチルアミノプロピルアミノ、トリメチルアンモニウムプロピルアミノ;C2〜C4−ヒドロキシアルキルアミノ、ジエタノールアミノ、アニリノ、アニリン4−スルホンアミド残基又はモルホリノ−若しくは−N−C1〜C4−置換されたピペラジノ環(例えば、N−メチルピペラジノ環又はN,N−ジメチルピペラジニウム環)によって表されてもよい。
式(1)の好ましい化合物のうちさらなる種類は、残基A1及びA2が同一であり、B1及びB2が同一であり、D1及びD2が同一である化合物であり、より特定的には、部分B1及び/又はB2が、式(4)及び/又は(5)によって表され、ここで、
4が、基:−X’−NR67又は基:−X’−N+367を表し、
X及びX’は、それぞれ他と独立して、直鎖C2〜C8アルキレン又は分枝C3〜C8アルキレン鎖を表し、これは、置換されていないか、又は1つ若しくは2つの−OH又は−C(=O)−基で置換されており、
3及びR5が、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキル又はC2〜C4ヒドロキシアルキルを表し、
6及びR7が、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキルであるか、又はそれらに結合する窒素原子とともにピロリジノ、ピペリジノ若しくはモルホリノ環を完成し、
1及びA2が、両方とも−SO3 -又は−SO3Mであり、
M、R2、D1及びD2が、上に定義されるとおりである、式(1)の化合物である。
より特に好ましいのは、部分B1及びB2が同一であり、かつ式(4)又は(5)によって表され、ここで、
4が、基:−X’−NR67又は基:−X’−N+367を表し、
X及びX’が、それぞれ他と独立して、C2〜C4アルキレン鎖を表し、これは、置換されていないか、又は−OHで置換されており、
3及びR5が、それぞれ他と独立して、水素又はC1〜C4アルキルを表し、
6及びR7が、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキルを表すか、又はそれらに結合する窒素原子とともにピロリジノ、ピペリジノ若しくはモルホリノ環を完成し、
2が、C1〜C4アルキルを表し、
1及びA2が、両方とも−SO3 -又は−SO3Mであり、
Mが、水素、カリウム又はナトリウムを表し、
1及びD2が、同一であり、ハロゲン(特に塩素)、C1〜C4モノアルキルアミノ又はジアルキルアミノ(前記アルキル基は、置換されていないか、又はモノ−若しくはジ−C1〜C4アルキルアミノ若しくはトリ−C1〜C4アルキルアンモニウムで置換されている);C2〜C4ヒドロキシアルキルアミノ、C2〜C4−ジ(ヒドロキシアルキル)アミノ、アニリノ、アニリンスルホンアミド残基又はモルホリノ−、ピペリジノ−若しくは−N−C1〜C4アルキル置換されたピペラジノ環によって表されてもよく、アニリノ残基が好ましい、式(1)の化合物である。
最も特に好ましい混合物は、部分B1及びB2が同一であり、かつ式(4)又は(5)によって表され、ここで、
4が、基:−X’−NR67又は基:−X’−N+367を表し、
X及びX’が、それぞれ他と独立して、置換されていないか、又は−OHで置換されているプロピレン鎖を表し、
3及びR5が、それぞれ他と独立して、水素又はメチルを表し、
6及びR7が、それぞれメチルを表し、
2が、メチルを表し、
1及びA2が、両方とも−SO3 -又は−SO3Mであり、
Mが、水素、カリウム又はナトリウムを表し、
1及びD2が、同一であり、かつアニリノ又はアニリン−4−スルホンアミド残基のいずれかを表す、式(1)の化合物である。
あるいは、本発明の1つのさらに好ましい局面は、2つの対称的な成分、すなわち、残基A1及びA2が同一であり、B1及びB2が同一であり、D1及びD2が同一である式(1)の化合物と、残基A1及びA2が同一であるが、B1及びB2が異なるか、又はD1及びD2が異なるかのいずれかである第3の成分とを含む、式(1)の化合物の3成分混合物に関し、好ましくは、以下の式(1a)、(1b)及び(1c):
Figure 2005529854
〔式中、A1、B1、D1及びD2並びにそれらの選択はまた、上に記載されるとおりである〕
によって示されてもよい。しかし、最も好ましい混合物は、A1が、−SO3Hを表し、B1が、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル残基を表し、D1が、アニリノであり、D2が、モルホリノ又は2−ヒドロキシプロピルアミノ残基のいずれかである、混合物である。
置換基R1、R2、R3、R4、R5、R6及び/又はR7の定義の範囲内で、直鎖C1〜C12アルキル基は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、及びn−ドデシルであり、一方、分枝C3〜C12アルキル基は、例えば、イソプロピル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、2−エチルブチル、イソペンチル、1−メチルペンチル、1,3−ジメチルブチル、1−メチルヘキシル、イソヘプチル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、1−メチルヘプチル、3−メチルヘプチル、2−エチルヘキシル、1,1,3−トリメチルヘキシル、1,1,3,3−テトラメチルペンチル、1−メチルウンデシル及び1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルヘキシルである。C2〜C12アルキル基がヘテロ原子によって中断されている場合、これらのヘテロ原子は、硫黄、窒素又は、特に、酸素であってもよく、一方、C2〜C4ヒドロキシアルキルは、ヒドロキシエチル、ヒドロキシ−n−プロピル若しくはイソプロピル又はヒドロキシブチルであってもよい。
2〜C8アルキレン鎖は、X及びX’の定義において、例えば、エチレン、n−プロピレン、メチルエチレン、1−若しくは2−メチルプロピレン、n−ブチレン、エチルエチレン、n−ペンチレン、エチルプロピレン、ジメチルプロピレン、メチルブチレン、n−ヘキシレン、ジメチルブチレン、メチルペンチレン、エチルブチレン、n−ヘプチレン、メチルヘキシレン、ジメチルペンチレン、エチルペンチレン、トリメチルブチレン、n−オクチレン、メチルヘプチレン、ジメチル若しくはエチルヘキシレン又はトリメチルヘプチレン鎖であってもよい。
式(1)中のD1及びD2の定義の範囲内で、ハロゲンは、ヨウ素、臭素、フッ素又は特に、塩素であり、一方、C1〜C4モノアルキル−若しくはジアルキルアミノは、例えば、モノ−若しくはジメチルアミノ、モノ−若しくはジエチルアミノ、モノ−若しくはジプロピル−、又はブチルアミノであってもよい。トリ−C1〜C4アルキルアンモニウムは、例えば、トリメチルアンモニウム、エチルジメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、メチルジエチルアンモニウム、トリプロピル又はトリブチルアンモニウムであり、一方、C2〜C4ヒドロキシアルキルアミノ及びC2〜C4ジ(ヒドロキシアルキル)アミノは、例えば、エタノールアミノ、ジエタノールアミノ、プロパノールアミノ、ジプロパノールアミノ、ヒドロキシブチルアミノ又はジ(ヒドロキシブチル)アミノであってもよく、5員若しくは6員の飽和ヘテロ環式環は、例えば、ピロリジノ、モルホリノ、ピペリジノ又はピペラジノである。
Mが、アルカリ金属又はアルカリ土類金属を表す場合、これらは、リチウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、又はマグネシウムであってもよく、一方、アルキルアンモニウムは、C1〜C4アルキル又はC2〜C4ヒドロキシアルキルによってモノ−、ジ−、トリ−又はテトラ置換されているアンモニウム、あるいはそれらの混合物であってもよい。
本発明の式(1)の化合物は、公知の反応条件下で、シアヌル酸塩化物と、連続して、任意の望ましい順番で、4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸、基B1及び/又はB2を導入可能なアミノ化合物又はそれらの前駆体(B1及びB2は上に定義されるとおりである)、及び基D1及び/又はD2を導入可能なアミノ化合物又はそれらの前駆体(D1及びD2は上に定義されるとおりである)のそれぞれとを反応させることによって、調製してもよい。本発明の化合物の混合物は、個々の成分の機械的混合によって、又は好ましくは、基B1及び/又はB2を導入可能なアミノ化合物の混合物若しくはそれらの前駆体並びに/あるいは基D1及び/又はD2を導入可能なアミノ化合物の混合物若しくはそれらの前駆体を用いることによる合成から、純粋に得てもよい。
特定の場合において、上述の反応順序を用いて中間体化合物を最初に調製し、続けてさらに、反応させて式(1)の化合物を得ることが利点であってもよい。従って、例えば、B1及び/又はB2が式(3)によって表される式(1)の化合物を、B1及び/又はB2が式(2)によって表される対応する化合物を最初に調製し、その後に基R2を導入可能な化合物と反応させることによって得てもよい。同様に、B1及び/又はB2が式(5)によって表される式(1)の化合物を、B1及び/又はB2が式(4)によって表される対応する化合物から得てもよい。さらに、このような化合物をまた、基R1〜R5のうち任意の1つを導入可能な好適な反応物を用いて処理することによって、対応するアミン前駆体から得てもよい。好適な反応物は、例えば、アルキル化剤又は四級化剤、例えば、ジメチル又はジエチルスルファート、クロロ酢酸又はブロモ酢酸、エステル又はアミド、適切なアルキルクロリド、ブロミド又はヨージド、又は基:−X’−NR67又は−X’−NR367を導入可能な化合物、例えば、3−クロロ−2−ヒドロキシ−1,1,1−トリメチルプロピルアンモニウムクロリドあるいはそれらの類似の化合物である。この観点において、上で中間体と称される特定の化合物は、新規であり、結果として、本発明のさらなる局面は、式(1)の化合物を調製するための中間体として有用な、式(6):
Figure 2005529854
〔式中、
3は、式:−NH(CH2nNR89の基を表し、nは2、3又は4であり、
3は、ハロゲン、アニリノ、アニリノ−スルホン酸又はアニリノ−スルホンアミド残基を表し、
8及びR9は、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4−ヒドロキシアルキルを表すか、又はそれらに結合する窒素原子とともに、ピロリジノ、ピペラジノ又はモルホリノ環を完成し、Mは、請求項1に定義されるとおりであるが、但し、D3がアニリノであり、B3がN−(3−アミノプロピル)−ジエタノールアミノ、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミノ又は4−(3’−アミノプロピル)モルホリン残基である化合物、又はD3がスルファニルアミド残基であり、B3が4−(3’−アミノプロピル)モルホリン残基であり、かつMが水素である化合物は除かれる〕
の化合物である。
特に重要な式(6)の化合物は、B3が、式−NH(CH23NR89の基を表し、
3が、アニリノ又はアニリノ−4−スルホンアミド残基を表し、
Mが、水素又はナトリウムを表し、
8及びR9が、水素又はC1〜C4アルキル、好ましくは水素である、化合物である。
本発明の式(6)の化合物を、公知の反応条件下で、シアヌル酸塩化物と、連続して、任意の望ましい順番で、4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸、基B3を導入可能なアミノ化合物(B3は上に定義されるとおりである)、及び基D3を導入可能なアミノ化合物(D3は上に定義されるとおりである)のそれぞれとを反応させることによって、同様に調製してもよい。
全ての出発材料は公知の化合物であり、容易に入手可能であるか、又は公知の方法によって調製してもよい。
本発明のさらなる局面は、水、式(1)の蛍光増白剤若しくはそれらの混合物、及び任意の補助剤を含有する、合成又は天然の有機材料を増白するための組成物である。
より特定的には、このような増白剤組成物は、水と、それぞれの場合において、処方物の重量に基づいて、上に定義された蛍光増白剤混合物3〜25重量%、好ましくは5〜15重量%と、さらにまた補助剤0〜60重量%、好ましくは5〜50重量%とを含有する。
好適な補助剤としては、例えば、エチレンオキシドと脂肪族アルコール、高級脂肪酸若しくはアルキルフェノールとの付加物、又はエチレンジアミンエチレンオキシド−プロピレンオキシド付加物、N−ビニルピロリドンと3−ビニルプロピオン酸とのコポリマーの種類からの陰イオン性又は非イオン性分散剤、水歩留まり向上剤、例えば、エチレングリコール、グリセロール若しくはソルビトール、又は殺生物剤が挙げられる。
式(1)の化合物及びそれらの混合物のほとんどは、織物材料のような基質のための、洗剤組成物に添加するための、及び特に紙の蛍光増白のための、優れた蛍光増白剤である。
それ故に、本発明はさらに、式(1)を有する化合物又は化合物の混合物と基質とを接触させる工程を含む、基質を蛍光増白するための方法を提供する。
紙を蛍光増白するために使用する場合、本発明の式(1)の化合物及びその混合物を、パルプ塊中で、紙コーティング組成物の形態で、又はサイズプレス若しくはメータリングプレス(metering press)において直接、紙基質に適用してもよい。
1つの好ましい局面において、本発明は、紙表面と、白色顔料;バインダー分散剤;場合により水溶性共バインダー;及び充分な量の本発明の式(1)を有する蛍光増白剤又はそれらの混合物を含むコーティング組成物とを接触させ、処理された紙が、白色顔料の重量に基づいて式(1)を有する蛍光増白剤0.01〜1重量%を確実に含有するようにする工程を含む、紙表面を蛍光増白するための方法を提供する。
本発明の方法に従って使用される紙コーティング組成物の白色顔料成分として、好ましい無機顔料、例えば、アルミニウム又はマグネシウムシリケート、例えば、チャイナクレー及びカオリン、さらに、硫酸バリウム、サチンホワイト、二酸化チタン、炭酸カルシウム(チョーク)又はタルク;並びに白色有機顔料がある。
本発明の方法に従って使用される紙コーティング組成物は、バインダーとして、特に、ブタジエン/スチレン、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン、アクリル酸エステル、アクリル酸エステル/スチレン/アクリロニトリル、エチレン/塩化ビニル及びエチレン/酢酸ビニルのコポリマー;又はホモポリマー、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリビニリデンクロリド、ポリエチレン及びポリ酢酸ビニル又はポリウレタンに基づくプラスチック分散剤を含んでもよい。好ましいバインダーは、スチレン/アクリル酸ブチル若しくはスチレン/ブタジエン/アクリル酸コポリマー又はスチレン/ブタジエンゴムからなる。他のポリマー格子(lattice)は、例えば米国特許明細書第3,265,654号、第3,657,174号、第3,547,899号及び第3,240,740号に記載されている。
任意の水溶性保護コロイドは、例えば、大豆タンパク質、カゼイン、カルボキシメチルセルロース、天然若しくは改質デンプン、キトサン若しくはそれらの誘導体、又は特に、ポリビニルアルコールであってもよい。好ましいポリビニルアルコール保護コロイド成分は、広範囲のケン化濃度及び分子量を有していてもよい;例えば、40〜100の範囲のケン化度;及び10,000〜100,000の範囲の平均分子量を有していてもよい。
紙のためのコーティング組成物のための処方は、例えば、J.P.Casey、「Pulp and Paper」;Chemistry and Chemical Technology、第2版、第III巻、p1684〜1649、及び「Pulp and Paper Manufacture」、第2版及び第5版、第II巻、p497(McGraw-Hill)に記載されている。
本発明の方法に従って使用される紙コーティング組成物は、好ましくは、白色顔料10〜70重量%を含有する。バインダーは、ポリマー性化合物の乾燥重量を白色顔料の1〜30重量%まで、好ましくは5〜25重量%までをなすのに充分な量で好ましくは使用される。本発明に従って使用される蛍光増白剤調製物の量は、蛍光増白剤が白色顔料の重量に基づいて、好ましくは0.01〜1重量%の量で、より好ましくは0.05〜1重量%の量で、特に0.05〜0.6重量%の量で存在するように計算される。
本発明の方法において使用される紙コーティング組成物を、任意の所望な順序で、10〜100℃の温度で、好ましくは20〜80℃の温度で成分を混合することによって調製することが可能である。ここでの成分はまた、コーティング組成物のレオロジー特性、例えば、粘度保持能又は水歩留まり能を制御するために添加可能な従来の補助剤を含有する。このような補助剤は、例えば、天然バインダー(例えば、デンプン、カゼイン、タンパク質又はゼラチン)、セルロースエーテル(例えば、カルボキシアルキルセルロース又はヒドロキシアルキルセルロース)、アルギン酸、アルギナート、ポリエチレンオキシド若しくはポリエチレンオキシドアルキルエーテル、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、ポリビニルアルコール、ホルムアルデヒドと尿素若しくはメラミンの水溶性縮合生成物、ポリホスファート又はポリアクリル酸塩である。
本発明の方法に従って使用されるコーティング組成物は、好ましくは、コーティングされた印刷紙若しくは筆記用紙、あるいはインクジェット紙若しくは印画紙、又は厚紙のような特殊な紙を製造するために使用される。
本発明の方法に従って使用されるコーティング組成物は、任意の従来のプロセス、例えば、エアーブレード、コーティングブレード、ローラー、ドクターブレード若しくはロッドを用いて、又はサイズプレスにおいて、基質に適用可能であり、その後、例えば、赤外線乾燥機及び/又は熱風乾燥機を用いて、70〜200℃、好ましくは90〜130℃の範囲の紙表面温度で、残りの水分含量3〜8%でコーティングを乾燥する。従って、比較的高い白色度が、低い乾燥温度でさえ達成される。
本発明の方法を用いることによって、得られたコーティングは、表面全体にわたる分散蛍光増白剤の最適分布によって、及びそれらによって達成される白色度の増加によって、光及び高温に対する高い堅ろう度(例えば、60〜100℃で24時間の安定性)並びに水に対する優れたブリード堅ろう度によって、識別される。
第2の好ましい局面において、本発明は、サイズプレスにおいて、紙と、サイズ、場合により無機顔料若しくは有機顔料及び式(1)を有する蛍光増白剤又はそれらの混合物0.1〜20g/Lを含有する水溶液とを接触させる工程を含む、紙表面を蛍光増白するための方法を提供する。好ましくは、サイズは、デンプン、デンプン誘導体又は合成サイズ剤、特に水溶性コポリマーである。
本発明の化合物及び本発明の化合物の混合物は、顕著に高い増白能だけではなく、陽イオン性ポリマー又は残存量の陰イオン性FWAの存在下で、それに加えて多くの場合には非常に望ましい水溶性及び堅ろう性を示すという点で特に有利である。
以下の実施例は、事実上、制限する意図なく、本発明を説明するために付され;部及びパーセントは、他に言及されない限り、重量基準である。
(実施例1)
Figure 2005529854
あらかじめ90℃に加熱しておいた1−メチルピペラジン24.0gに、4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩8.2gを攪拌しながら添加した。温度を115℃まで上げ、曇った溶液を得た。115〜120℃で90分攪拌した後、冷却し、水25mLを添加し、得られた溶液を減圧下で蒸発乾固させた。生成物を水150mL中で懸濁させ、pHを1に調整し、混合物を2時間攪拌した。一晩放置した後、生成物をろ過し、5%塩化ナトリウム溶液で洗浄し、減圧下70℃で乾燥させた。式(101)の化合物9.0gを黄色結晶として得た。
(実施例2)
Figure 2005529854
実施例1に記載された手順と類似の手順に従うが、1−メチルペピラジンを当量のN−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジンに換えることによって、式(102)の化合物を得た。
(実施例3)
Figure 2005529854
実施例1に記載された手順と類似の手順に従うが、1−メチルピペラジンを当量の1−(2−ジメチルアミノエチル)ピペラジンに換えることによって、式(103)の化合物を得た。
(実施例4)
Figure 2005529854
ピペラジン30gを、窒素雰囲気下で、80℃で水200mLに溶解させた。得られた攪拌溶液に、4,4’−ビス[(4−p−スルホンアミドアニリノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩39.0gを85〜90℃で1時間かけて添加した。さらに90分攪拌した後、溶液を70℃まで冷却し、濃塩酸40mLを添加することによって、pHを5に調整した。沈殿物をろ過し、水で洗浄し、水300mLで再懸濁させた。80℃まで加熱した後、50%水酸化ナトリウム溶液7mLを添加すると、pHが10まで上昇し、溶液が得られた。この溶液を冷却し、17%塩酸水溶液18mLを添加することによってpHを5に調整し、黄色の結晶性沈殿物をろ別し、水で洗浄し、減圧下70℃で乾燥させた。式(104)の化合物34.4gを黄色結晶として得た。
(実施例5)
Figure 2005529854
実施例4に記載された手順と類似の手順に従うが、4,4’−ビス[(4−p−スルホンアミドアニリノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩を、当量の4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩に換えることによって、式(105)の化合物を得た。
(実施例6)
Figure 2005529854
シアヌル酸塩化物120gのメチルエチルケトン930mL溶液を、5〜10℃で冷却しながら、氷水400gに攪拌しながら添加した。次いで、100mLあたり炭酸ナトリウム20gを含有する炭酸ナトリウム水溶液を添加することによって、pHを4.5〜5.5に維持しながら、100mLあたり4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸12g及び炭酸ナトリウム2.5gを含有する水溶液996mLを、5〜10℃で攪拌しながら70分間滴下した。添加の後、混合物を5〜10℃でさらに10分攪拌し、次いで、N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン86.3gを10分間滴下して処理すると、pHは8.7に上昇し、温度は18℃まで上昇した。次いで、得られた粘稠性黄色懸濁物を1時間かけて72℃まで加熱し、その温度でさらに2時間攪拌を続けた。次いで、温度を85℃まで上げ、メチルエチルケトンを留去した。次いで、混合物を50℃まで冷却し、一晩放置し、次いで、ろ過し、水500mLで洗浄し、次いで、5%塩化ナトリウム水溶液500mLで洗浄した。減圧下70℃で乾燥させた後、式(106)の化合物295.7gを黄色結晶として得た。
(実施例7)
Figure 2005529854
実施例5の手順を繰り返すが、メチルエチルケトンを蒸留する前に、N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン102gを、15分かけて懸濁物に滴下した。反応混合物を85℃まで加熱した。100mLあたり水酸化ナトリウム50gを含有する水酸化ナトリウム水溶液を添加することによって、pHを8.0〜8.5に調整し、メチルエチルケトンを90分かけて留去した。この時間中、温度は97℃まで上昇し、混合物をさらにこの温度で90分攪拌し、水酸化ナトリウム水溶液をさらに添加することによってpHを8.0〜8.5の間に維持した。反応混合物を60℃まで冷却し、吸引ろ過し、5%塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。減圧下70℃で乾燥させた後、式(107)の化合物369gを黄色がかった白色固体として得た。
(実施例8)
Figure 2005529854
実施例7に記載される手順に従うが、N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジンを当量のN−メチルピペラジンに換えることによって、式(108)の化合物255.3gを黄色結晶として得た。
(実施例9)
Figure 2005529854
実施例6に記載される手順に従うが、N−(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジンを当量のN−メチルピペラジンに換えることによって、活性含量92.9%を有する式(109)の化合物246.3gを黄色結晶として得た。
(実施例10)
Figure 2005529854
あらかじめ80℃に加熱しておいたN−メチルピペラジン45.1gに、式(106)の化合物24.2gを15分かけて攪拌しつつ添加した。次いで、温度を115〜120℃まで挙げ、黄色がかった褐色溶液をこの温度でさらに4時間攪拌した。冷却した後、この混合物を水100mLで希釈し、得られた溶液をロータリーエバポレーターで蒸発乾固させた。この手順を2回繰り返し、残渣を水250mLに溶解し、濃塩酸を添加することによってpHを1に調整し、pH4.5でろ過し、ろ過残渣を5%塩化ナトリウム溶液で洗浄した。減圧下70℃で乾燥した後、式(110)の化合物27.6gを黄色がかった褐色結晶として得た。
(実施例11)
Figure 2005529854
水120mL及び2N水酸化ナトリウム水溶液22.5mLの混合物に、式(110)の化合物14.0gを40℃で攪拌しながら添加した。この混合物を80℃まで加熱し、次いで、得られた溶液を45℃まで冷却し、ジメチルスルファート15.1gを用いて1〜2分間処理した。添加の後、この溶液を48℃で45分間攪拌し、2N水酸化ナトリウム水溶液を全量で35mL添加することによって、pHを10.5〜11.0に維持した。次いで、温度を60℃まで上げ、混合物をこの温度でさらに45分間攪拌し、次いで放置した。反応混合物をロータリーエバポレーターで蒸発させ、残渣を減圧下70℃で乾燥させ、式(111)の化合物17.4gを黄色結晶として得た。
(実施例12)
Figure 2005529854
実施例11に記載される手順に従うが、式(110)の化合物を式(107)の化合物に換えることによって、式(112)の化合物を得た。
(実施例13)
Figure 2005529854
式(112)の化合物33.0gを、溶液100mLあたり塩化ナトリウム10gを含有する水溶液200mL中に室温で懸濁させ、濃塩酸を添加することによってpHを1に調整した。次いで、水酸化ナトリウム水溶液を添加することによってpHを5.5まで上げ、得られた懸濁物をさらに2時間攪拌した。固体をろ過し、10%塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、減圧下70℃で乾燥させた。式(113)の化合物28gを得た。
(実施例14)
Figure 2005529854
実施例10に記載される手順に従うが、N−メチルピペラジンを当量の3−ジメチルアミノ−n−プロピルアミンに換えることによって、式(114)の化合物11.4gを黄色粉末として得た。
(実施例15)
Figure 2005529854
実施例5に記載される手順に従うが、4,4’−ビス[(4−p−スルホンアミドアニリノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩を、当量の4,4’−ビス[(4−N−モルホリノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩に換えることによって、式(115)の化合物を得た。
(実施例16)
Figure 2005529854
式(115)の化合物8.67gを、水80mL及び2N水酸化ナトリウム水溶液20mLに50℃で溶解した。次いで、この溶液に、65%(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)トリメチルアンモニウムクロリド5.78gを2分間かけて添加し、混合物を50℃で90分攪拌した。次いで、さらなる65%(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)トリメチルアンモニウムクロリド0.58gを添加し、60分間攪拌を続け、その混合物を65%(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)トリメチルアンモニウムクロリド0.58gで再び処理し、50℃でさらに50分間攪拌し、混合物を冷却し、攪拌を止めた。固体を沈降させた後、上澄液をデカントし、白色残渣を水100mLに懸濁させた。濃塩酸を添加することによって、最初にpHを3.5に調整し、次いで、2N水酸化ナトリウム水溶液を添加することによってpHを9.0まで上げた。沈殿物をろ過し、残渣を水で3回スラリー化し、最後にろ過した後、減圧下70℃で乾燥させた。式(116)の化合物9.6gを黄色結晶として得た。
(実施例17)
Figure 2005529854
実施例5に記載される手順に従うが、4,4’−ビス[(4−p−スルホンアミドアニリノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩を、当量の4,4’−ビス[(4−ジエタノールアミノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩に換えることによって、式(117)の化合物を微細な黄色がかった粉末として得た。
(実施例18)
Figure 2005529854
実施例16に記載される手順に従うが、式(115)の化合物を、当量の式(117)の化合物に換えることによって、式(118)の化合物を黄色がかった粉末として得た。
(実施例19)
Figure 2005529854
実施例1に記載される手順に従うが、1−メチルピペラジンを、当量の1,3−ジアミノ−n−プロパンに換えることによって、式(119)の化合物を黄色結晶として得た。
(実施例20)
Figure 2005529854
実施例16に記載される手順に従うが、式(115)の化合物を、当量の式(119)の化合物に換えることによって、式(120)の化合物を黄色結晶として得た。
(実施例21)
Figure 2005529854
実施例16に記載される手順に従うが、式(115)の化合物を、当量の式(119)の化合物に換え、濃塩酸を添加して最終的にpHを4に調整することによって、式(121)の化合物を黄色結晶として得た。
(実施例22)
Figure 2005529854
式(114)の化合物5.0gを、水50mL及び2N水酸化ナトリウム水溶液7.5mLに添加し、45℃まで加熱して黄色溶液を得た。この溶液を35℃まで冷却し、ジメチルスルファート3.8gで迅速に処理した。35℃で4.5時間攪拌し、その時間の間、2N水酸化ナトリウム水溶液を全量で5mL添加することによりpHを9.0に維持した後、温度を60℃に上げ、混合物をさらに1時間攪拌した。次いで、混合物をロータリーエバポレーターで蒸発させ、残渣を減圧下70℃で乾燥させた。式(122)の化合物8.9gを黄色結晶として得た。
(実施例23)
Figure 2005529854
実施例5に記載される手順に従うが、ピペラジンを、当量の1,3−ジアミノプロパンに換えることによって、式(123)の化合物を褐色がかった結晶として得た。
(実施例24)
Figure 2005529854
実施例1に記載される手順に従うが、1−メチルピペラジンを、当量の3−N,N’−ジメチルアミノ−1−プロピルアミンに換えることによって、式(124)の化合物を得た。
(実施例25)
Figure 2005529854
実施例16に記載される手順に従うが、式(115)の化合物を、当量の式(124)の化合物に換えることによって、式(125)の化合物を黄色がかった固体として得た。
(実施例26)
Figure 2005529854
活性含量91%を有する4,4’−ビス[(4−N−モルホリノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩150gを、3−N,N’−ジメチルアミノ−1−プロピルアミン350mLに、25℃で攪拌しながら何回かにわけて添加した。添加の間、温度を10分以内に90℃まで上げ、次の10分間、温度をさらに100℃まで上げ、混合物をこの温度でさらに1時間維持した。次いで、加熱をやめ、混合物を水250mLで希釈し、減圧下蒸発させた。得られたシロップ状物を濃塩酸170mLとともに25℃で1時間攪拌し、沈殿した固体を吸引ろ過し、減圧下70℃で乾燥させた。式(126)の化合物142gを得た。
(実施例27)
Figure 2005529854
実施例16に記載される手順に従うが、式(115)の化合物を、当量の式(126)の化合物に換えることによって、式(127)の化合物を黄色固体として得た。
(実施例28)
Figure 2005529854
実施例6に記載される手順に従うが、N−(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジンを、当量の3−ジエチルアミノプロピルアミンに換えることによって、式(128)の化合物263.7gを黄色結晶として得た。
(実施例29)
Figure 2005529854
式(128)の化合物30.0gを、水70gに添加し、4N水酸化ナトリウム水溶液を添加することによってpHを10.6に調整し、混合物を70℃まで加熱して溶液を得た。この溶液に、1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン21.9gを70〜75℃で添加し、温度を96℃まで上げ、溶液をこの温度で全3時間攪拌した。70℃まで冷却した後、濃塩酸を用いてpHを4.5に調整すると、油状物が分離した。水性液体をデカンテーションした後に、残渣を水400mLで処理し、放置した。塩化ナトリウム10gを添加し、固体をろ過によって分け、10%食塩水で洗浄し、減圧下70℃で乾燥させた。式(129)の化合物15.8gを黄色結晶として得た。
(実施例30)
Figure 2005529854
あらかじめ70〜75℃に加熱しておいたピペラジン58.4g、ジオキサン150mL及び水150mLに、4,4’−ビス[(4−アミノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩40gを攪拌しながら添加した。温度を80〜85℃に上げ、黄色がかった褐色溶液を2時間攪拌した。濃塩酸100mLを添加することによってpHを4.5に調整し、混合物を20℃まで冷却し、沈殿した固体をろ過した。水中に懸濁させた後、pH11で再溶解し、濃塩酸を用いてpH4.5で再沈殿させ、ろ過した固体を水で洗浄し、減圧下70℃で乾燥させた。式(130)の化合物20.0gを黄色結晶として得た。
(実施例31)
Figure 2005529854
本質的に実施例30に記載される手順に従うが、ピペラジンを、当量の1−(2−ジメチルアミノエチル)ピペラジンに換えることによって、式(131)の化合物を黄色結晶として得た。
(実施例32)
Figure 2005529854
本質的に実施例30に記載される手順に従うが、ピペラジンを、当量の1−(2−アミノエチル)ピペラジンに換えることによって、式(132)の化合物を黄色結晶として得た。
(実施例33)
Figure 2005529854
4,4’−ビス[(4−p−スルホアニリノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸四ナトリウム塩25.0gを、水150mLに溶解し、1−(2−ジメチルアミノエチル)−ピペラジン8.2gを添加した。温度を96℃まで上げ、黄色溶液をこの温度で3時間攪拌し、2N水酸化ナトリウム水溶液を添加することによりpHを8.3に維持した。70℃まで冷却した後、濃塩酸8mLを添加することによりpHを4.5に調整し、混合物を1時間攪拌した。沈殿した固体をろ過し、水250mLで懸濁し、水酸化ナトリウム溶液をpH8.5になるまで添加することによって溶解させた。攪拌を2時間続け、その時間の後に、濃塩酸を用いてpHを4.0に調整し、固体をろ過し、水で洗浄し、減圧下70℃で乾燥させた。式(133)の化合物25.5gを黄色結晶として得た。
(実施例34)
Figure 2005529854
実施例33に記載される手順に従うが、4,4’−ビス[(4−p−スルホアニリノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸四ナトリウム塩を、4,4’−ビス[(4−m−スルホアニリノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸四ナトリウム塩に換えることによって、式(134)の化合物23.9gを黄色結晶として得た。
(実施例35)
Figure 2005529854
実施例33に記載される手順に従うが、1−(2−ジメチルアミノエチル)−ピペラジンを、当量の1−(2−アミノエチル)ピペラジンに換えることによって、式(135)の化合物23.8gを黄色結晶として得た。
(実施例36)
Figure 2005529854
実施例7に記載される手順に従うが、N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジンを、当量のモルホリンに換えることによって、式(136)の化合物304.9gを黄色結晶として得た。
(実施例37)
Figure 2005529854
実施例30に記載される手順に従うが、ピペラジンを、当量の1−(2−アミノエチル)ピペラジンに換え、4,4’−ビス[(4−アミノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩を、当量の4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩に換えることによって、式(137)の化合物40.3gを黄色結晶として得た。
(実施例38)
Figure 2005529854
実施例30に記載される手順に従うが、ピペラジンを、当量の1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジンに換え、4,4’−ビス[(4−アミノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩を、当量の4,4’−ビス{[4−(2−ヒドロキシ)プロピルアミノ−6−クロロ−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ}スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム塩(実施例41を参照)に換えることによって、式(138)の化合物36.8gを黄色結晶として得た。
(実施例39)
式(139a)、(139b)及び(139c):
Figure 2005529854

の化合物の混合物。
シアヌル酸塩化物120gのメチルエチルケトン930mL溶液を、攪拌しながら5〜10℃で10分間かけて氷/水400gに添加した。次いで、pH4.5〜5.0で70分間、過剰の4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸が存在しないように、4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸及び炭酸ナトリウムの12%溶液1093gを添加した。混合物を5〜10℃でさらに10分間攪拌し、その後に、20%炭酸ナトリウム水溶液を全量で21.2mL消費した。混合物を8〜20℃に加温し、50%水酸化ナトリウム水溶液を添加することによって、pHを7.5に調整した。次いで、アニリン29.9g及びモルホリン28.0gの混合物を10分かけて滴下し、混合物を70℃に60分間加熱し、この温度で90分攪拌を続け、メチルエチルケトンを留去した。この時間中、pHを7.5に維持するのに、50%水酸化ナトリウム水溶液を全量で54.2mL必要とした。次いで、反応混合物を60分間かけて30℃まで冷却し、室温で一晩放置した。上澄液をデカントし、残渣を5%食塩水750mLで懸濁させ、60℃まで加熱し、次いで、60分かけてゆっくりと30℃まで冷却した。沈殿した固体をろ過し、5%食塩水で洗浄し、減圧下70℃で乾燥させた。式(139a)の化合物27%、式(139b)の化合物46%、及び式(139c)の化合物24%を含有する黄色結晶性生成物251.9gを得た。
(実施例40)
式(102)、(140)及び(136):
Figure 2005529854
Figure 2005529854

の化合物の混合物。
水150mL、ジオキサン150mL、及び1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン55.7gの混合物を攪拌し、70〜75℃まで加熱し、実施例39で記載のように得られた化合物(139a)、(139b)及び(139c)の混合物35.0gを1時間かけて添加した。温度を86〜88℃まで上げ、混合物をさらに4時間攪拌した。70℃まで冷却した後、濃塩酸60mLをpH4.0になるまで添加し、混合物をさらに20℃まで冷却した。5%食塩水100mLを添加すると、沈殿物が生じた;固体をろ過し、5%食塩水で洗浄し、減圧下70℃で乾燥させた。化合物(102)34%、化合物(140)44%、及び化合物(136)15%の混合物からなる黄色固体26.6gを得た。
(実施例41)
式(139a)、(141a)及び(141b):
Figure 2005529854

の化合物の混合物。
実施例39に記載される手順に従うが、モルホリンを、当量の1−アミノプロパン−2−オールに換えることによって、式(139a)の化合物33%、式(141a)の化合物40%、及び式(141b)の化合物23%を含有する化合物の混合物188.5gを黄色結晶として得た。
(実施例42)
式(102)、(142)及び(138):
Figure 2005529854

Figure 2005529854

の化合物の混合物。
実施例40に記載される手順に従うが、実施例39で記載のように得られた化合物(139a)、(139b)及び(139c)の混合物を、当量の実施例40の式(139a)、(141a)及び(141b)の化合物の混合物に換えることによって、式(102)の化合物35%、式(142)の化合物39%、及び式(138)の化合物20%を含有する黄色結晶性固体35.4gを得た。

Claims (13)

  1. 式(1):
    Figure 2005529854

    〔式中、
    1及びA2は、それぞれ他と独立して、−SO3 -又は−SO3Mを表し、ここで
    Mは、水素、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属、アンモニウム又はアルキルアンモニウムを表し、
    1及びB2は、それぞれ他と独立して、部分:
    Figure 2005529854

    を表し、ここで、
    1は、水素、直鎖C1〜C12アルキル又は分枝C3〜C12アルキル基(ここで、C2〜C12アルキル基及びC3〜C12アルキル基は、それぞれ、1つ若しくは2つのヘテロ原子によって中断されていてもよく、かつ置換されていないか、又は1つ若しくは2つの−OH、−OC1〜C4アルキル、−NH2、−NHC1〜C4アルキル、−N(C1〜C4アルキル)2、−N−ピロリジノ、−N−ピペリジノ、−N−モルホリノ若しくは−N+(C1〜C4アルキル)3基によって置換されている)を表し、
    2は、C1〜C4アルキル、C2〜C4ヒドロキシアルキル、−CH2CONH2、−CH2COOH又は−CH2COOC1〜C4アルキルを表すか、あるいは、
    1及びB2は、それぞれ他と独立して、式(4)又は(5):
    Figure 2005529854

    の基を表し、ここで、
    3、R4及びR5は、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4ヒドロキシアルキル、基:−X’−NR67又は基:−X’−N+367を表し、置換基R4及び/又はR5のうち少なくとも1つは、−X’−NR67又は−X’−N+367を表し、
    X及びX’は、それぞれ他と独立して、直鎖C2〜C8アルキレン又は分枝C3〜C8アルキレン鎖を表し、これは、置換されていないか、又は1つ若しくは2つの−OH若しくは−C(=O)−基で置換されており、
    6及びR7は、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキルであるか、又はそれらに結合する窒素原子とともにピロリジノ、ピペリジノ若しくはモルホリノ環を完成し、
    2は、上に定義されたとおりであり、それぞれ
    1及びD2は、他と独立して、B1又はB2について定義されるいずれかであるか、あるいはハロゲン、−NH2、C1〜C4モノアルキル−又はジアルキルアミノ(前記アルキル基は、置換されていないか、又はC1〜C4アルコキシ、アミノ、モノ−若しくはジ−C1〜C4アルキルアミノ若しくはトリ−C1〜C4アルキルアンモニウムで置換されている);C2〜C4ヒドロキシアルキルアミノ、C2〜C4ジ(ヒドロキシアルキル)アミノ、アニリノ、アニリンモノスルホン酸若しくはスルホンアミド残基又は5若しくは6員の飽和ヘテロ環式環で表される〕
    の化合物、あるいは式(1)の化合物の混合物。
  2. 残基A1及びA2が同一であり、B1及びB2が同一であり、かつD1及びD2が同一である、請求項1に記載の式(1)の化合物。
  3. 請求項2に定義されるような2つの成分と、残基A1及びA2が同一であるが、B1及びB2が異なるか、又はD1及びD2が異なるかのいずれかである第3の成分とを含む、請求項1に記載の式(1)の化合物の3成分混合物。
  4. 部分B1及び/又はB2が、式(2)及び/又は(3)によって表され、ここで、
    1が、水素、直鎖C1〜C4アルキル又は分枝C3〜C4アルキル基を表し、これは、1つ若しくは2つのヘテロ原子によって中断されていてもよく、かつ置換されていないか、又は1つ若しくは2つの−OH、−OC1〜C4アルキル、−NH2、−NHC1〜C4アルキル、−N(C1〜C4アルキル)2、−N−ピロリジノ、−N−ピペリジノ、−N−モルホリノ又は−N+(C1〜C4アルキル)3基によって置換されており、
    1及びA2が、両方とも−SO3 -又は−SO3Mであり、
    M、R2、D1及びD2が、請求項1に定義されるとおりである、請求項1又は2に記載の式(1)の化合物。
  5. 部分B1及びB2が、同一であり、かつ式(2)又は(3)によって表され、ここで、
    1が、水素、直鎖C1〜C4アルキル又は分枝C3〜C4アルキル基を表し、これは、置換されていないか、又は1つ若しくは2つの−OH、−OC1〜C4アルキル、−NH2、−NHC1〜C4アルキル、−N(C1〜C4アルキル)2、−N−ピロリジノ、−N−ピペリジノ、−N−モルホリノ若しくは−N+(C1〜C4アルキル)3基によって置換されていてもよく、
    2が、C1〜C4アルキルを表し、
    1及びA2が、両方とも−SO3 -又は−SO3Mであり、
    Mが、水素、カリウム又はナトリウムを表し、
    1及びD2が、同一であり、ハロゲン(特に塩素)、−NH2、C1〜C4モノアルキルアミノ又はジアルキルアミノ(前記アルキル基は、置換されていないか、又はモノ−若しくはジ−C1〜C4アルキルアミノ又はトリ−C1〜C4アルキルアンモニウムで置換されている);C2〜C4ヒドロキシアルキルアミノ、C2〜C4−ジ(ヒドロキシアルキル)アミノ、アニリノ、アニリンスルホンアミド若しくはスルホン酸残基、又はモルホリノ−、ピペリジノ−若しくは−N−C1〜C4−置換されたピペラジノ環によって表されてもよい、請求項4に記載の式(1)の化合物。
  6. 部分B1及び/又はB2が、式(4)及び/又は(5)によって表され、ここで、
    4が、基:−X’−NR67又は基:−X’−N+367を表し、
    X及びX’が、それぞれ他と独立して、直鎖C2〜C8アルキレン又は分枝C3〜C8アルキレン鎖を表し、これは、置換されていないか、又は1つ若しくは2つの−OH若しくは−C(=O)−基で置換されており、
    3及びR5が、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキル又はC2〜C4ヒドロキシアルキルを表し、
    6及びR7が、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキルであるか、又はそれらに結合する窒素原子とともにピロリジノ、ピペリジノ若しくはモルホリノ環を完成し、
    1及びA2が、両方とも−SO3 -又は−SO3Mであり、
    M、R2、D1及びD2が、請求項1に定義されるとおりである、請求項1又は2に記載の式(1)の化合物。
  7. 部分B1及びB2が、同一であり、かつ式(4)又は(5)によって表され、ここで、
    4が、基:−X’−NR67又は基:−X’−N+367を表し、
    X及びX’が、それぞれ他と独立して、C2〜C4アルキレン鎖を表し、これは、置換されていないか、又は−OHで置換されており、
    3及びR5が、それぞれ他と独立して、水素又はC1〜C4アルキルを表し、
    6及びR7が、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキルであるか、又はそれらに結合する窒素原子とともにピロリジノ、ピペリジノ若しくはモルホリノ環を完成し、
    2が、C1〜C4アルキルを表し、
    1及びA2が、両方とも−SO3 -又は−SO3Mであり、
    Mが、水素、カリウム又はナトリウムを表し、
    1及びD2が、同一であり、かつハロゲン(特に塩素)、C1〜C4モノアルキルアミノ又はジアルキルアミノ(前記アルキル基は、置換されていないか、又はモノ−若しくはジ−C1〜C4アルキルアミノ又はトリ−C1〜C4アルキルアンモニウムで置換されている);C2〜C4ヒドロキシアルキルアミノ、C2〜C4−ジ(ヒドロキシアルキル)アミノ、アニリノ、アニリンスルホンアミド残基、若しくはモルホリノ−、ピペリジノ−、若しくは−N−C1〜C4アルキル置換されたピペラジノ環によって表されてもよく、アニリノ残基が好ましい、請求項6に記載の式(1)の化合物。
  8. 公知の反応条件下で、シアヌル酸塩化物と、連続して、任意の望ましい順番で、4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸、基B1及び/又はB2を導入可能なアミノ化合物若しくはそれらの前駆体又は混合物(B1及びB2は、請求項1に定義されるとおりである)、及び基D1及び/又はD2を導入可能なアミノ化合物若しくはそれらの前駆体又は混合物(D1及びD2は、請求項1に定義されるとおりである)のそれぞれとを反応させることによる、式(1)の化合物又は請求項3に定義される化合物の混合物の調製方法。
  9. 式(6):
    Figure 2005529854

    〔式中、
    3は、式:−NH(CH2nNR89の基を表し、nは2、3又は4であり、
    3は、ハロゲン、アニリノ、アニリノ−スルホン酸又はアニリノ−スルホンアミド残基を表し、
    8及びR9は、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4−ヒドロキシアルキルを表すか、又はそれらに結合する窒素原子とともに、ピロリジノ、ピペラジノ又はモルホリノ環を完成し、Mは請求項1に定義されるとおりであるが、
    但し、D3がアニリノであり、B3がN−(3−アミノプロピル)−ジエタノールアミノ、N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミノ若しくは4−(3’−アミノプロピル)モルホリン残基である化合物、又はD3がスルファニルアミド残基であり、B3が4−(3’−アミノプロピル)モルホリン残基であり、かつMが水素である化合物は除かれる〕
    の化合物。
  10. 公知の反応条件下で、シアヌル酸塩化物と、連続して、任意の望ましい順番で、4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸、基B3を導入可能なアミノ化合物(B3は、請求項9に定義されるとおりである)、及び基D3を導入可能なアミノ化合物(D3は、請求項9に定義されるとおりである)のそれぞれとを反応させることによる、式(6)の化合物の調製方法。
  11. 合成又は天然有機材料のための蛍光増白剤としての、式(1)の化合物又はそれらの混合物の使用。
  12. パルプ、サイズプレス、メータリングプレス又はコーティングの適用における紙のための蛍光増白剤としての、請求項10に記載の式(1)の化合物の使用。
  13. パルプ、サイズプレス、メータリングプレス又はコーティング適用における紙のための蛍光増白剤としての、請求項3に記載の化合物の混合物の使用。
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