JP2005529180A - 2−ナフトアミド誘導体 - Google Patents
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Abstract
Description
技術分野
本発明は、医薬製剤の有効成分として有用な2−ナフトアミド類に関する。本発明の2−ナフトアミド類は、IP受容体アンタゴニスト活性を有し、IP受容体活性に関連する疾患の予防および処置に使用できる。
プロスタグランジン類(またはプロスタノイド類、PG類)は、膜のリン脂質から生成される生体活性脂質介在物質の一群である。それらは、3、4または5個の二重結合を含む炭素20個の必須脂肪酸から形成され、シクロペンタン環を有する。それらはシクロペンタン環構造によって6個の主要なクラス(D、E、F、G、HまたはI)に分類される。それらの主要なクラスは、それらの脂肪酸前駆体を反映して、添え字1、2または3によりさらに細分される。PGI2は、プロスタノイド類のメンバーであり、二重環構造を有し、アラキドン酸から誘導される。PGI2の受容体は、IP受容体と呼ばれる7回膜貫通Gタンパク質共役型受容体である。IP受容体は、少なくともGs型Gタンパク質と共役し、アデニル酸シクラーゼおよびホスホリパーゼCを活性化する。IP受容体の発現は、大動脈、冠/肺/大脳動脈、血小板、肺および後根神経節並びにいくつかの他の組織で明らかにされている。
2−ナフトアミド誘導体の化学修飾に関する大規模な研究の結果、本発明者らは、本発明に関する構造の化合物が、予想外に優れたIP受容体および/またはアンタゴニスト活性を有することを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて成し遂げられた。
(1)式(I):
mおよびnは、独立して0ないし2の整数を表し;
−R1は、−O−R10−OR11、−OR11、−SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−NR12R13または−CHR14R15を表し
[ここで、−R10−は、(C1−6)アルキレンを表し;
R11は、アリール、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルケニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルキニル、または(C3−8)シクロアルキル、アリールもしくは4ないし9個の炭素およびヘテロ原子として少なくとも1個のN、OもしくはSを含むヘテロ環により置換されていることもある(C1−6)アルキルであり(ここで、該(C3−8)シクロアルキル、アリールおよびヘテロ環は、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルキル、(C3−8)シクロアルキルまたはモノ−、ジ−もしくはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある);
R12およびR13は、独立して、水素を表すか、または、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルケニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルキニル、またはアリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C1−6)アルキルを表すか、または、
R12およびR13は、窒素原子と一緒になって、OまたはNHにより中断されていることもある5ないし7員の飽和ヘテロ環を形成し;
R14およびR15は、独立して、水素を表すか、または、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルケニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルキニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C1−6)アルキル、またはアリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシを表すか、または、
R14およびR15は、CHと一緒になって、NHもしくはOにより中断されていることもある(C3−8)シクロアルキル、またはヒドロキシ、ハロゲンもしくは(C1−6)アルキルにより置換されていることもあるフェニルを形成する];
R2は、水素、ヒドロキシ、シアノ、(C1−6)アルコキシ、(C2−6)アルケニル、(C2−6)アルキニル、(C3−7)シクロアルキルを表すか、またはヒドロキシ、アミノ、(C1−6)アルキルアミノ、アリールおよび4ないし10個の炭素およびヘテロ原子として少なくとも1個のN、OまたはSを含むヘテロアリールからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある(C1−6)アルキルを表し(ここで、該アリールおよびヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、N((C1−6)アルキルスルホニル)アミノ、モルホリノ、フェニル、ピリジル、モノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシ、およびモノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルキルからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある);そして、
R3は、水素または(C1−6)アルキルを表す、
の2−ナフトアミド誘導体、その互変体もしくは立体異性体、またはそれらの塩。
−R1は、−O−R10−OR11、−OR11、−SR11、−SOR11、−SO2R11、−NR12R13またはCHR14R15を表し
[ここで、−R10−は、(C1−6)アルキレンを表し;
R11は、アリール、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルケニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルキニル、または(C3−8)シクロアルキル、アリールもしくは4ないし9個の炭素およびヘテロ原子として少なくとも1個のN、OまたはSを含むヘテロ環により置換されていることもある(C1−6)アルキルであり(ここで、該(C3−8)シクロアルキル、アリールおよびヘテロ環は、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルキル、(C3−8)シクロアルキルまたはモノ−、ジ−もしくはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある);
R12およびR13は、独立して、水素を表すか、または、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルケニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルキニル、またはアリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C1−6)アルキルを表すか、または、
R12およびR13は、窒素原子と一緒になって、OまたはNHにより中断されていることもある5ないし7員の飽和ヘテロ環を形成し;
R14およびR15は、独立して、水素を表すか、または、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルケニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルキニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C1−6)アルキル、またはアリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシを表すか、または、
R14およびR15は、CHと一緒になって、NHもしくはOにより中断されていることもある(C3−8)シクロアルキル、またはヒドロキシ、ハロゲンもしくは(C1−6)アルキルにより置換されていることもあるフェニルを形成する]、
R21は、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、(C1−6)アルキルアミノ、チエニル、ピリジル、ナフチル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル、ハロゲンもしくはヒドロキシにより置換されていることもあるインドリル、またはフェニルを表し(ここで、該フェニルおよびナフチルは、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、N((C1−6)アルキル)アミノ、ジ(C1−6)アルキルアミノ、N((C1−6)アルキルスルホニル)アミノ、モルホリノ、フェニル、ピリジル、モノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシ、およびモノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルキルからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある);そして、
R22は、水素またはヒドロキシを表す。
R1が、フェノキシ、シクロプロピルにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシ、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、イミダゾリル、ピリジル、ピロリル、フェニルまたは(C1−6)アルキルにより置換されていることもあるチアゾリルを表す(ここで、該フェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、ヒドロキシ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルキル、およびモノ−、ジ−またはトリ−ハロゲン、シクロプロピルまたはシクロヘキシルにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある)、
ものである。
R1が、フェノキシ(C1−6)アルキル、フェノキシ(C1−6)アルケニル、フェノキシ(C1−6)アルキニルまたはフェニル(C1−6)アルコキシを表す、
ものである。
R2が、フェニル(C1−6)アルキルを表す(ここで、該フェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、N(メタンスルホニル)アミノ、モルホリノ、フェニル、ピリジル、メトキシ、エトキシおよびトリフルオロメチルからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある)、
ものである。
R1が、フェノキシ、シクロプロピルにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシ、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、イミダゾリル、ピリジル、ピロリル、フェニルまたは(C1−6)アルキルにより置換されていることもあるチアゾリルを表し(ここで、該フェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、ヒドロキシ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルキル、およびモノ−、ジ−またはトリ−ハロゲン、シクロプロピルまたはシクロヘキシルにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシを表す);
R21が、シアノ、チエニル、ピリジル、フェニル、ナフチル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル、またはハロゲンもしくはヒドロキシにより置換されていることもあるインドリルを表し(ここで、該フェニルおよびナフチルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、N((C1−6)アルキル)アミノ、ジ(C1−6)アルキルアミノ、N((C1−6)アルキルスルホニル)アミノ、モルホリノ、フェニル、ピリジル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチルオキシ、(C1−6)アルコキシおよび(C1−6)アルキルからなる群から選択される1個または2個の置換基を有する);そして、
R22が、水素またはヒドロキシを表す、
ものである。
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]フェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−4−(トリフルオロメチル)フェニルアラニン;
N−{6−[(4−フルオロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−フルオロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(2−フルオロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−[6−(3−ピリジニルメトキシ)−2−ナフトイル]フェニルアラニン;
N−{6−[(3,4−ジフルオロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[2−(1H−ピロル−1−イル)エトキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−[6−(4−ピリジニルメトキシ)−2−ナフトイル]フェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−(トリフルオロメチル)フェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]トリプトファン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−O−メチルチロシン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−メトキシチロシン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−β−ヒドロキシフェニルアラニン;
N−[6−(2−フェニルエトキシ)−2−ナフトイル]フェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−4−クロロフェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−フルオロフェニルアラニン;
N−{6−[(2−クロロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−クロロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(2−メトキシベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−メトキシベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(2,3−ジクロロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3,5−ジクロロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3,5−ジメトキシベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−(2−チエニル)アラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−4−ブロモフェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−4−ニトロフェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−ヒドロキシフェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−(1−ナフチル)アラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−5−ヒドロキシトリプトファン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−2−フルオロフェニルアラニン;
N−{6−[(2−ブロモベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−ブロモベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(2−メチルベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−メチルベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−ニトロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−(2−ナフチル)アラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−4−ヨードフェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−5−フルオロトリプトファン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)アラニン;
N−{6−[2−(4−ピリジニル)エトキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−エトキシベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;および
N−[6−(2−フェニルプロポキシ)−2−ナフトイル]フェニルアラニン。
本発明の式(I)の化合物は、限定されるわけではないが、様々な既知方法を組み合わせることにより製造できる。いくつかの実施態様では、出発物質または中間体として使用される化合物のアミノ基、カルボキシル基およびヒドロキシル基などの1またはそれ以上の置換基は、当業者に知られる保護基により保護されるのが有利である。保護基の例は、"Protective Groups in Organic Synthesis (3rd Edition)" by Greene and Wuts, John Wiley and Sons, New York 1999 に記載されている。
場合により、上記列挙したものから選択される2またはそれ以上の溶媒を、混合し、使用できる。
本発明を実施例の形態で詳細に説明するが、それらは決して本発明の境界および限界を定義するものと解釈されるべきではない。
下記実施例では、断りのない限り、全ての量的データは重量パーセントに関する。
[HEL細胞への[3H]−イロプロスト結合の測定](アッセイ1)
ヒト赤白血病細胞株HEL92.1.7は、American Type Culture Correction から購入し、10%ウシ胎児血清(FCS)、2mMグルタミン、4.5g/Lグルコース、10mM Hepes、1mMピルビン酸ナトリウム、100U/mlペニシリンおよび100μg/mlストレプトマイシンを添加したRPMI−1640培地(Gibco BRL)で、加湿5%CO2雰囲気中、37℃で維持した。細胞を遠心分離により回収し、結合アッセイ緩衝液(BAB:50mM Tris−HCl、5mM MgCl2(pH7.5))で洗浄した。細胞を6.25x106細胞/mlの密度でBABに懸濁し、100万個の細胞を含む細胞懸濁液のアリコート160μlを、96ウェルプレート(Falcon)のウェルに入れた。次いで、1%DMSOを含むBABで希釈した、化合物溶液20μl、100μMイロプロスト(非特異的結合用)、または緩衝液単独(総結合)を添加した。最後に、別量の[3H]−イロプロスト(0.02μCi、0.5−1pmol)含有BAB20μlを添加し、室温で30分間、穏やかに震盪しながらインキュベートした。次いで、GF/Cガラスフィルター(Millipore)を有するマルチスクリーンプレートのウェルに細胞懸濁液を移し、細胞を回収した。細胞を氷冷BAB200μlで2回洗浄し、プレートを55℃で30分間維持し、フィルターを乾燥させた。ウェル中のフィルターを、計測チューブに打ち出し、Ultima Gold XR (Packard) 2mlを添加した。フィルターの[3H]−放射活性を、液体シンチレーションカウンター(Beckman, USA)で測定した。
HEL細胞を遠心分離により回収し、cAMPアッセイ緩衝液(CAB:ハンクス平衡塩溶液、17mM Hepes、0.1%ウシ血清アルブミン、1mM IBMX、0.4%DMSOおよび1mM L−アスコルビン酸ナトリウム塩(pH7.4))で洗浄した。細胞を2.5x105細胞/mlの密度でCABに懸濁し、2千個の細胞を含む細胞懸濁液アリコート80μlを、96ウェルプレート(Falcon)のウェルに入れた。次いで、1%DMSOを含むCABで希釈した化合物溶液または緩衝液単独10μlを添加した。プレートを37℃で30分間インキュベートした。次いで、別量の100nMイロプロスト含有CABまたは緩衝液単独10μlを添加し、さらに37℃で30分間インキュベートした。ウェル中のcAMP含量をcAMP ELISAキット(Applied Biosystems, USA)で測定した。
(1)動物
雌の Sprague-Dawley ラット(200〜250g/日本チャールズ・リバー)を使用した。
1.25g/kgのウレタン(Sigma)の腹腔内投与により、ラットを麻酔した。気管をポリエチレンチューブ(HIBIKI、8番)でカニューレ挿管し、呼吸を容易にした;試験化合物の静脈内投与のために、カニューレ(BECTON DICKINSON, PE-50)を左大腿静脈に設置した。正中切開により腹部を切開し、両尿管を切断した後、水を満たしたバルーン(容量約1ml)を、膀胱円蓋部の頂上を通して挿入した。バルーンを、ポリグラフの圧力変換器に接続した。約15cmH2Oに膀胱内圧を高めることにより、周期的膀胱収縮を誘起した。周期的膀胱収縮が安定した後、試験化合物を静脈内投与した。周期的膀胱収縮の消失時間および振幅を測定することにより、活性を評価した。膀胱収縮の振幅に対する効果を、消失が回復した後のその振幅のパーセント抑制として表現した。実験値を平均±S.E.M.で表現した。試験化合物が介在する周期的膀胱収縮の阻害を、スチューデントのt検定を使用して評価した。5%より小さい確率水準を、有意差と認めた。
A(=または<)0.1μM<B(=または<)1μM<C
本発明の化合物はまた、インビボアッセイにおいて、優れた選択性と強い活性を示す。
(1)N−(6−ヒドロキシ−2−ナフトイル)フェニルアラニンメチルエステル
融点:230℃
分子量:425.48
質量分析:426
活性等級アッセイ2:A
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 3.11 (1H, dd, J = 13.9, 10.4 Hz), 3.22 (1H, dd, J = 13.8, 4.4 Hz), 4.64-4.69 (1H, m), 5.25 (2H, s), 7.17 (1H, t, J = 7.2 Hz), 7.25-7.35 (6H, m), 7.42 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.48 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.52 (2H, d, J = 7.3 Hz), 7.84 (2H, d, J = 0.9 Hz), 7.93 (1H, d, J = 9.1 Hz), 8.34 (1H, s), 8.73 (1H, d, J = 8.2 Hz), 12.76 (1H, bs).
(1)ベンジル6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトエート
融点:179℃
分子量:425.48
質量分析:426
活性等級アッセイ2:A
HPLC分析
カラム:Daicel Chiralcel OD-RH 5μm 0.46 cm x 15 cm
溶離剤:水中0.1%酢酸:アセトニトリル=50:50
流速:1.0ml/分
吸光度:210nm
保持時間:12.29分(N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−D−フェニルアラニン)
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−L−フェニルアラニン
融点:207℃
分子量:425.48
質量分析:426
活性等級アッセイ2:C
HPLC分析
カラム: Daicel Chiralcel OD-RH 5μm 0.46 cm x 15 cm
溶離剤:水中0.1%酢酸:アセトニトリル=50:50
流速:1.0ml/分
吸光度:210nm
保持時間:11.10分(N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−L−フェニルアラニン)
N−(6−フェノキシ−2−ナフトイル)フェニルアラニン
融点:179−180℃
分子量:411.46
質量分析:412
活性等級アッセイ2:C
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 3.11(1H, dd, J = 10.4, 13.9 Hz), 3.22 (1H, dd, J = 4.7, 13.9 Hz), 4.66 (1H, br), 7.10-7.29 (6H, m), 7.30-7.38 (4H, m), 7.46 (2H, m), 7.85 (2H, t, J = 8.8 Hz), 8.06 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.40 (1H, s), 8.77 (1H, br), 12.78 (1H, br).
(1)ベンジル6−(ベンジルアミノ)−2−ナフトエート
融点:172℃
分子量:424.50
質量分析:425
活性等級アッセイ2:B
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 3.09 (1H, dd, J = 10.1, 13.9 Hz), 3.19 (1H, dd, 4.4, 13.9 Hz), 4.39 (2H, d, 5.7 Hz), 6.22 (1H, m), 6.71 (1H, d, 1.6 Hz), 6.82 (1H, t, 5.7 Hz), 7.10 (1H, dd, J = 2.2, 8.8 Hz), 7.17 (1H, m), 7.21-7.27 (3H, m), 7.28-7.36 (4H, m), 7.41 (2H, d, J = 7.3 Hz), 7.49 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.67 (2H, d, J = 9.1 Hz), 8.15 (1H, s), 8.53 (1H, d, J = 8.2 Hz), 12.7 (1H, Br).
Claims (26)
- 式(I):
mおよびnは、独立して0ないし2の整数を表し;
−R1は、−O−R10−OR11、−OR11、−SR11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−NR12R13または−CHR14R15を表し
[ここで、−R10−は、(C1−6)アルキレンを表し;
R11は、アリール、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルケニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルキニル、または(C3−8)シクロアルキル、アリールもしくは4ないし9個の炭素およびヘテロ原子として少なくとも1個のN、OもしくはSを含むヘテロ環により置換されていることもある(C1−6)アルキルであり(ここで、該(C3−8)シクロアルキル、アリールおよびヘテロ環は、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルキル、および(C3−8)シクロアルキルまたはモノ−、ジ−もしくはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある);
R12およびR13は、独立して、水素を表すか、または、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルケニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルキニル、またはアリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C1−6)アルキルを表すか、または、
R12およびR13は、窒素原子と一緒になって、OまたはNHにより中断されていることもある5ないし7員の飽和ヘテロ環を形成し;
R14およびR15は、独立して、水素を表すか、または、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルケニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルキニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C1−6)アルキル、またはアリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシを表すか、または、
R14およびR15は、CHと一緒になって、NHもしくはOにより中断されていることもある(C3−8)シクロアルキル、またはヒドロキシ、ハロゲンもしくは(C1−6)アルキルにより置換されていることもあるフェニルを形成する];
R2は、水素、ヒドロキシ、シアノ、(C1−6)アルコキシ、(C2−6)アルケニル、(C2−6)アルキニル、(C3−7)シクロアルキルを表すか、またはヒドロキシ、アミノ、(C1−6)アルキルアミノ、アリールおよび4ないし10個の炭素およびヘテロ原子として少なくとも1個のN、OまたはSを含むヘテロアリールからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある(C1−6)アルキルを表し(ここで、該アリールおよびヘテロアリールは、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、N((C1−6)アルキルスルホニル)アミノ、モルホリノ、フェニル、ピリジル、モノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシ、およびモノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルキルからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある);そして、
R3は、水素または(C1−6)アルキルを表す、
の2−ナフトアミド誘導体、その互変体もしくは立体異性体、またはそれらの塩。 - 式(I'):
−R1は、−O−R10−OR11、−OR11、−SR11、−SOR11、−SO2R11、−NR12R13または−CHR14R15を表し
[ここで、−R10−は、(C1−6)アルキレンを表し;
R11は、アリール、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルケニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルキニル、または(C3−8)シクロアルキル、アリールもしくは4ないし9個の炭素およびヘテロ原子として少なくとも1個のN、OまたはSを含むヘテロ環により置換されていることもある(C1−6)アルキルであり(ここで、該(C3−8)シクロアルキル、アリールおよびヘテロ環は、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルキル、および(C3−8)シクロアルキルまたはモノ−、ジ−もしくはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある);
R12およびR13は、独立して、水素を表すか、または、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルケニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルキニル、またはアリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C1−6)アルキルを表すか、または、
R12およびR13は、窒素原子と一緒になって、OまたはNHにより中断されていることもある5ないし7員の飽和ヘテロ環を形成し;
R14およびR15は、独立して、水素を表すか、または、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルケニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C2−6)アルキニル、アリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C1−6)アルキル、またはアリールもしくはヘテロアリールにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシを表すか、または、
R14およびR15は、CHと一緒になって、NHもしくはOにより中断されていることもある(C3−8)シクロアルキル、またはヒドロキシ、ハロゲンもしくは(C1−6)アルキルにより置換されていることもあるフェニルを形成する]、
R21は、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、(C1−6)アルキルアミノ、チエニル、ピリジル、フェニル、ナフチル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル、またはハロゲンもしくはヒドロキシにより置換されていることもあるインドリルを表し(ここで、該フェニルおよびナフチルは、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、N((C1−6)アルキル)アミノ、ジ(C1−6)アルキルアミノ、N((C1−6)アルキルスルホニル)アミノ、モルホリノ、フェニル、ピリジル、モノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシ、およびモノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルキルからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある);そして、
R22は、水素またはヒドロキシを表す、
の2−ナフトアミド誘導体、その互変体もしくは立体異性体、またはそれらの塩。 - 式中、
R1が、フェノキシ、シクロプロピルにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシ、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、イミダゾリル、ピリジル、ピロリル、(C1−6)アルキルにより置換されていることもあるチアゾリル、またはフェニルを表す(ここで、該フェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、ヒドロキシ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルキル、およびモノ−、ジ−またはトリ−ハロゲン、シクロプロピルまたはシクロヘキシルにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある)、
請求項1または請求項2に記載の2−ナフトアミド誘導体、その互変体もしくは立体異性体、またはそれらの塩。 - 式中、
R1が、フェノキシ(C1−6)アルキル、フェノキシ(C1−6)アルケニル、フェノキシ(C1−6)アルキニルまたはフェニル(C1−6)アルコキシを表す、
請求項1または請求項2に記載の2−ナフトアミド誘導体、その互変体もしくは立体異性体、またはそれらの塩。 - 式中、
R2が、フェニル(C1−6)アルキルを表す(ここで、該フェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、N(メタンスルホニル)アミノ、モルホリノ、フェニル、ピリジル、メトキシ、エトキシおよびトリフルオロメチルからなる群から選択される1個または2個の置換基を有することもある)、
請求項1に記載の2−ナフトアミド誘導体、その互変体もしくは立体異性体、またはそれらの塩。 - 式中、
R1が、フェノキシ、シクロプロピルにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシ、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、イミダゾリル、ピリジル、ピロリル、フェニルまたは(C1−6)アルキルにより置換されていることもあるチアゾリルを表し(ここで、該フェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、ヒドロキシ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロゲンにより置換されていることもある(C1−6)アルキル、およびモノ−、ジ−またはトリ−ハロゲン、シクロプロピルまたはシクロヘキシルにより置換されていることもある(C1−6)アルコキシを表す);
R21が、シアノ、チエニル、ピリジル、フェニル、ナフチル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル、またはハロゲンもしくはヒドロキシにより置換されていることもあるインドリルを表し(ここで、該フェニルおよびナフチルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、N((C1−6)アルキル)アミノ、ジ(C1−6)アルキルアミノ、N((C1−6)アルキルスルホニル)アミノ、モルホリノ、フェニル、ピリジル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチルオキシ、(C1−6)アルコキシおよび(C1−6)アルキルからなる群から選択される1個または2個の置換基を有する);そして、
R22が、水素またはヒドロキシを表す、
請求項2に記載の2−ナフトアミド誘導体、その互変体もしくは立体異性体、またはそれらの塩。 - 式中、
R12およびR13が、独立して、水素、または、フェニル、ナフチルもしくはピリジルにより置換されていることもある(C1−6)アルキルを表す、
請求項1または請求項2に記載の2−ナフトアミド誘導体、その互変体もしくは立体異性体、またはそれらの塩。 - 該誘導体が、以下の化合物からなる群から選択される、請求項1に記載の2−ナフトアミド誘導体、その互変体もしくは立体異性体、またはそれらの塩:
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]フェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−4−(トリフルオロメチル)フェニルアラニン;
N−{6−[(4−フルオロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−フルオロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(2−フルオロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−[6−(3−ピリジニルメトキシ)−2−ナフトイル]フェニルアラニン;
N−{6−[(3,4−ジフルオロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[2−(1H−ピロル−1−イル)エトキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−[6−(4−ピリジニルメトキシ)−2−ナフトイル]フェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−(トリフルオロメチル)フェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]トリプトファン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−O−メチルチロシン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−メトキシチロシン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−β−ヒドロキシフェニルアラニン;
N−[6−(2−フェニルエトキシ)−2−ナフトイル]フェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−4−クロロフェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−フルオロフェニルアラニン;
N−{6−[(2−クロロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−クロロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(2−メトキシベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−メトキシベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(2,3−ジクロロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3,5−ジクロロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3,5−ジメトキシベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−(2−チエニル)アラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−4−ブロモフェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−4−ニトロフェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−ヒドロキシフェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−(1−ナフチル)アラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−5−ヒドロキシトリプトファン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−2−フルオロフェニルアラニン;
N−{6−[(2−ブロモベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−ブロモベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(2−メチルベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−メチルベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−ニトロベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−(2−ナフチル)アラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−4−ヨードフェニルアラニン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−5−フルオロトリプトファン;
N−[6−(ベンジルオキシ)−2−ナフトイル]−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)アラニン;
N−{6−[2−(4−ピリジニル)エトキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;
N−{6−[(3−エトキシベンジル)オキシ]−2−ナフトイル}フェニルアラニン;および
N−[6−(2−フェニルプロポキシ)−2−ナフトイル]フェニルアラニン。 - 請求項1に記載の2−ナフトアミド誘導体、その互変体もしくは立体異性体、またはそれらの生理的に許容し得る塩を有効成分として含む、医薬。
- 1またはそれ以上の医薬的に許容し得る賦形剤をさらに含む、請求項9に記載の医薬。
- 2−ナフトアミド誘導体、その互変体もしくは立体異性体、またはそれらの生理的に許容し得る塩が、IP受容体アンタゴニストである、請求項9に記載の医薬。
- 泌尿器系障害または疾患の予防および/または処置のための、請求項9に記載の医薬。
- 疼痛の予防および/または処置のための、請求項9に記載の医薬。
- 低血圧の予防および/または処置のための、請求項9に記載の医薬。
- 血友病および出血の予防および/または処置のための、請求項9に記載の医薬。
- 炎症の予防および/または処置のための、請求項9に記載の医薬。
- 泌尿器系障害の処置および/または予防のための医薬を製造するための、請求項1に記載の化合物の使用。
- 疼痛の処置および/または予防のための医薬を製造するための、請求項1に記載の化合物の使用。
- 低血圧の処置および/または予防のための医薬を製造するための、請求項1に記載の化合物の使用。
- 血友病および出血の処置および/または予防のための医薬を製造するための、請求項1に記載の化合物の使用。
- 炎症の処置および/または予防のための医薬を製造するための、請求項1に記載の化合物の使用。
- IP受容体アンタゴニスト的に有効な量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物を投与することによる、ヒトおよび動物における泌尿器系障害の制御方法。
- IP受容体アンタゴニスト的に有効な量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物を投与することによる、ヒトおよび動物における疼痛の制御方法。
- IP受容体アンタゴニスト的に有効な量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物を投与することによる、ヒトおよび動物における低血圧の制御方法。
- IP受容体アンタゴニスト的に有効な量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物を投与することによる、ヒトおよび動物における血友病および出血の制御方法。
- IP受容体アンタゴニスト的に有効な量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物を投与することによる、ヒトおよび動物における炎症の制御方法。
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