JP2005528621A - 系列にもとづく位置決め技法 - Google Patents

系列にもとづく位置決め技法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005528621A
JP2005528621A JP2004509449A JP2004509449A JP2005528621A JP 2005528621 A JP2005528621 A JP 2005528621A JP 2004509449 A JP2004509449 A JP 2004509449A JP 2004509449 A JP2004509449 A JP 2004509449A JP 2005528621 A JP2005528621 A JP 2005528621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target device
observations
series
values
probability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004509449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3899356B2 (ja
Inventor
パウリ ミシカンガス,
ペトリ ミリーマキ,
Original Assignee
エカハウ オーイー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エカハウ オーイー filed Critical エカハウ オーイー
Publication of JP2005528621A publication Critical patent/JP2005528621A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3899356B2 publication Critical patent/JP3899356B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/02Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves
    • G01S5/0252Radio frequency fingerprinting
    • G01S5/02521Radio frequency fingerprinting using a radio-map

Abstract

目標装置の位置が位置評価モジュール(LEM)によって評価される。該モジュールは、各サンプル点がサンプル位置と該サンプル点における信号値の予測分布とから成る、複数のサンプル点に関する確率モデル(PM)を含む。位置評価モジュール(LEM)は、信号値の観測値on(n=1,2,3...)の系列(OS)を作成する。各観測値は目標装置の経路に沿うそれぞれの位置qnに対応する。観測値の系列とそれぞれの位置とが間接マルコフモデルを構成する。このモジュールは、確率モデル(PM)と前記観測値の系列とにもとづいて目標装置の位置qnを評価し、このとき、前記観測値の系列は一つ以上の未来の観測値on+mを含み、ここでmは正の整数である。言い換えると、目標装置の位置が、少なくとも一部はその未来に関する知識にもとづいて、評価される。

Description

本発明は、包括的に言えば、目標装置の無線通信環境に関する観測値の系列にもとづいて目標装置の位置を評価する位置決め技法に関する。
図1はそのような位置決め技法の一例を模式的に示す。目標装置Tは高周波インタフェース(radio interface)RIにより基地局BSと通信する。この例では、通信は高周波通信であると仮定している。目標装置Tは高周波インタフェースRIにおける信号値を観測する。観測値Oを、目標装置の無線通信環境をモデル化する確率モデルPMに使用し、位置評価値LEを生成する。ここで使用する目標装置という言葉は、その位置を決定すべき装置を意味する。目標装置は無線環境で信号により通信するので、目標装置の位置を決定するために、無線環境における信号値が使用される。たとえば、目標装置は無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)で通信するデータ処理装置とすることができる。データ処理装置は汎用のラップトップもしくはパームトップコンピュータまたは通信装置とすることができ、あるいは専用の試験または測定装置たとえばWLANに接続された病院の装置とすることができる。ここで使用する位置という言葉は、1〜3個の座標から成る座標の組を意味する。いくつかの特殊なケースたとえばトンネルの場合、単一の座標で十分でありうるが、大部分の場合、この位置は座標対(x、y、または角度/半径)で表される。
もっと詳しく言えば、本発明は間接(hidden)マルコフモデルにもとづく位置決め技法に関する。図2は間接マルコフモデルを模式的に示す。このモデルは、位置、位置間の推移(transition)、およびこれらの位置で得られる観測値から成る。図2に示す例の場合、目標装置は一つの経路に沿って移動し、該経路に沿って、五つの位置qt-2〜qt+2が示してある。もっと詳しく言えば、qtは時刻tにおける位置分布を定義し、したがってP(qt=s)は目標装置が時刻tに位置sにいる確率である。しかし、位置分布は簡単に一つの位置評価値に変換することができるので、位置分布qを表すのに短縮表記“位置q”を使用する。
目標装置の経路に沿う位置は、経路点と呼ぶことができる。目標装置は無線環境内で信号により通信するので、無線環境内の信号値が目標装置の位置の決定に使用される。
目標装置の実際の例としては、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)またはセルラー高周波ネットワーク内で通信するデータ処理装置がある。このデータ処理装置は汎用のラップトップもしくはパームトップコンピュータまたは通信装置とすることができ、あるいは専用の試験または測定装置たとえばWLANに接続された病院の装置とすることができる。ここで使用する信号値という言葉は、送信機特定信号(fixed transmitter's signal)の測定可能な位置依存量である。たとえば、信号強度およびビット誤り率(bit error rate/ratio)が測定可能な位置依存量の例である。
間接マルコフモデルの‘間接’という言葉は、位置qt-2〜qt+2に主要な関心があるが、これらの位置は直接には観測できないという事実に由来している。信号値にもとづいて、これらの位置の代わりに、一連の観測値ot-2〜ot+2を得ることができるが、観測値ot-2〜ot+2と位置qt-2〜qt+2との間には、簡単な関係がない。(位置qt-2〜qt+2の直線矢印は、目標装置が直線経路に沿って、あるいは一定の速度で移動していること、または観測が等間隔で行われることを意味するものではない、ということに注意されたい。)
本発明のもとになった問題は、間接マルコフモデルから出てきたものである。すなわち、距離または位置に対して一意の(monotonous)の関係を有する変数を観測することができないという問題である。この位置決め法は、そのような変数の代わりに信号値の観測結果を使用するものである。二つ以上の位置が大体同じ信号値の組を有することが可能であり、したがって位置評価値がひどく不正確になりうる。
本発明の目的は、前記欠点を小さくするような方法と該方法を実施するための装置とを提供することである。言い換えると、本発明の目的は、予測される信号値の確率モデルにもとづく位置決め技法の不確実性を低下させることである。本発明のこの目的は、独立クレームに述べることを特徴とする方法と装置によって達成される。本発明の好ましい実施形態は、従属クレームに開示されている。
本発明は、目標装置の位置に関する不確定さを低下させるために、目標装置の未来の観測値を使用するというアイデアにもとづく。ちょっと考えると、このアイデアはばかげているように思われる。なぜなら、どんな時刻にも、目標装置の未来の観測値は未知であるからである。すなわち、本発明の明らかな限界は、少なくとも一つの未来の観測値を有する観測値の集合にしか適用できない、ということである。言い換えると、本発明は目標装置の最新の観測値に関する不確定さを直接に低下させることはできない。しかし、本発明は、部分的に、目標装置の過去の観測値に関する不確定さを低下させることから利益の得られる多くの応用がある、という意外な発見にもとづく。たとえば、本発明は、ショッピングカートに適当な目標装置を取りつけることにより、店舗内での買物客の経路を追跡するのに使用することができる。そのような情報は店舗内での商品の配置を考えるのに有用でありうる。買物客の経路が、買物客がショッピングカートを持ち出しまたもとに戻すそれぞれの場所で始まりまた終わると仮定する。この場合、店舗の所有者は最新の位置を正確に決定することには関心がない。すべての経路は精算場所で終わるからである。一方、店舗の所有者は店舗内の買物客の経路を決定することに関心があり、また最新の観測値は店舗内での先行位置の不確定さを低下させるのに使用することができる。
本発明の方法は下記の各ステップから成る。
1.各サンプル点がサンプル位置と該サンプル点における信号値の予測分布とから成る、複数のサンプル点に関する確率モデルを維持し、
2.各観測値が目標装置の経路に沿うそれぞれの位置qnに対応する、信号値の観測値on(n=1、2、3....)の系列を作成し、このとき、前記観測値の系列とそれぞれの位置とが間接マルコフモデルを構成し、
3.確率モデルと前記観測値の集合とにもとづいて目標装置の位置qnを評価し、このとき、前記観測値の集合が少なくとも一つの観測値on+mを含み、ここでmが正の整数である。
サンプル点というのは、確率モデルの点、すなわち、信号値の分布が計測(calibration)(物理的測定)またはシミュレーションもしくは理論計算によって知られる点である。サンプル点は他の既知の位置から補間または外挿によって得ることもできる。
位置決めの正確さは一つ以上の過去の観測値を使用することによってさらに改善することができる。過去および未来の観測値は好ましくは2方向の再帰によって結集される。すなわち、時間が左から右に進むとすると、過去の観測値は左から右への(順方向)再帰によって考慮され、未来の観測値は右から左への(逆方向)再帰によって考慮される。
本発明を実時間位置決めに使用する場合、少なくとも一つの観測値の遅れを許容しなければならない。実時間位置決めにおけるこの遅れを最小限に抑えるためには、未来の観測値の数を小さく保たなければならない。ここで使用する実時間位置決めという言葉は、一つまたは二三の観測値の遅れがあるとしても、目標装置を技術的に可能な最大速度で位置決めするということを意味する。
以下、本発明を、好ましい実施形態により、添付の図面を参照しつつ、より詳細に説明する。
ふたたび図2を参照すると、この図には、一連の信号値観測値ot-2〜ot+2が示してある。それぞれの観測値に対して、目標装置経路に沿うそれぞれの位置qt-2〜qt+2が示されている。この関係を矢印21で示す。矢印21の向きは位置qtが観測値otに含まれる信号値を決定するが逆は真でないということを示す。言い換えると、直接観測できるのは信号値だけであって、観測値otから対応する位置qtへの簡単な関係はないということである。開かれた海上では、信号値は送信機からの距離とともに予想可能な減少を示すが、本発明が使用される環境の事実上すべてにおいて、送信機からの直接経路はしばしば妨害され、そうでない場合でも、直接経路が送信の行われるただ一つの経路というわけではない。多重経路による送信は、位相によって、強めあうように干渉したり、弱めあうように干渉したりしうる。したがって、位置と信号値との関係は一意であるというにはほど遠く、いくつかの位置がある信号値を共有するということが起こりうる。いくつかのチャンネルで観測を行うことが、目標装置の位置の不確定さを低下させる一つの方法である。
図3は本発明の原理を示す。本発明においては、目標装置の現在位置に関する不確定さを、目標装置の未来に関する知識を使用することによって、さらに低下させることができる。前述のように、既知の未来を有する位置は過去にしか存在しないが、本発明は、部分的には、過去が問題である多くの状況や応用が多く存在するという発見にもとづく。時刻tにおける目標装置の位置すなわち位置qtを決定したいものとする。矢印33は、対応する観測値otから位置qtへの関係を示す。通常、観測値otは位置qtを決定するのに最善の単一の観測値である。単一の‘観測値’は、一つ以上のチャンネルからのいくつかの信号値測定値を含みうるということ、また一般に含むということに注意されたい。このことは、確率モデルにおいて、一つの信号値の確率分布を測定するということであり、いろいろな位置における信号値に重なりがある場合には、これらの位置は位置ごとの単一測定値にもとづいては決定できないということである。したがって、各測定値は、確率分布を決定するために、複数の測定値を含んでいなければならない。
図1および2においては、時間が分割されている(quantified)ということにも注意すべきである。すなわち、単一の高周波受信機を有する目標装置は任意の時点において一つのチャンネルしか観測できないが、該高周波受信機は数ミリ秒で別のチャンネルに切り換えることができ、したがって観測値ot-2〜ot+2は一般に少なくとも百ミリ秒だけ離れている。観測値間の間隔は一般的な目標装置の速度に合わせて選択することができる。したがって、高周波受信機をチャンネル間で切り換えなければならない場合でも、単一の観測値がいくつかのチャンネルからの信号値を含むことができる。
本発明においては、目標装置の位置qtの不確定さを、現在の観測値otばかりでなく一つ以上の未来の観測値ot+m(mは正の整数)を使用することによって、低下させることができる。二つの未来の観測値ot+1とot+2とがそれぞれ矢印34と35によって示してある。当然のことながら、位置決めの不確定実性を低下させるために、それぞれ矢印31と32で示すように、先行観測値ot-2とot-1をも使用することができる。
本発明は目標装置の位置および/または経路を評価するのに使用することができる。これら二つの用途(位置および経路の評価)は、詳しくは下記のように言うことができる。位置の評価では、観測値の系列が与えられたとき、単一位置の確率が最大になるようにしたい。式としては、p(qt|O1 T)を最大にしたいということである。(あるいは、最小期待誤差を有する位置を決定したい場合も考えられ、たとえば位置評価値をいくつかの位置の確率重み付き平均とすることができる。)経路の評価の場合、観測値の系列が与えられたときに、経路(位置の系列)の確率を最大化したいということになる。式としては、p(qt T|O1 T)を最大にしたいということである。(あるいは、最小期待誤差を有する経路を決定したい場合も考えられる。)これら二つの用途の間の違いは、位置評価の場合、各位置が個別に評価される(ただし、観測値の系列にもとづいて)ということである。この場合、連続位置からなる経路が、該経路が各個別位置の確率を最大化するものであるときに、壁を通過するなどといったことはありそうにない。経路の評価の場合、もっとも確率の高い経路が選択される。経路評価は、位置間の推移確率を決定して、それぞれの位置確率と推移確率との結集値を最大化する経路を決定して最大確率の経路を決定することにより、実行することができる。
図2および3には、一次の(first-order)間接マルコフモデルを示すが、本発明の方法は任意の次数の間接マルコフモデルに適用することができる。
図4は、高周波インタフェースRIにおける信号値にもとづいて目標装置の位置を評価するための位置評価モジュールLEMの一例のブロック図である。図4は、コンパクトな位置評価モジュールLEMを示すが、より複雑な実施形態も可能である。この位置評価モジュールの本質的特徴は目標装置無線環境の確率モデルPMであり、この確率モデルは、高周波インタフェースからの複数の観測値が与えられると、目標装置位置を予想することができる。この例の場合、確率モデルPMがモデル構築モジュールMCMによって構築されて、維持される。モデル構築モジュールMCMは、計測データCDもしくは一つ以上の伝搬(propagation)モデルの形の伝搬データPD、またはこれらの任意の組合せにもとづいて確率モデルを構築し、維持する。計測データCDは、既知の位置(または、これらの位置を他の手段では知り得ない場合、これらの位置の座標を物理的に決定する)での信号値の物理的測定の結果である。随意であるが、計測データレコードは、信号パラメータが時間とともに変化する場合には、測定がなされた時刻をも含むことができる。高周波インタフェースRIをモデル化するのに、計測データCDの代わりに、またはこれに加えて、一つ以上の伝搬モデルPDを使用することができる。伝搬モデルは、可視シミュレーションのための光線追跡(ray-tracing)法に似た方法によって構築することができる。計測値が集められる位置を計測点と呼ぶ。計測データCDはデータレコードからなり、各レコードは、当該計測点の位置と該計測点で測定された信号パラメータの集合とを含む。この位置は任意の絶対または相対座標系で表すことができる。特殊な場合、たとえば列車、公道、トンネル、水路、その他では、単一の座標で十分でありうるが、通常は、二つまたは三つの座標が使用される。
目標装置観測値集合OSと確率モデルPMとにもとづいて位置評価値LEを生成するための位置計算モジュールLCMも備えられている。たとえば、この位置計算モジュールは、ラップトップまたはパームトップコンピュータで実行されるソフトウェアプログラムとして具体化することができる。技術的には、‘測定(measurements)’と‘観測(observations)’は同様に実施することができるが、混乱を避けるために、‘測定値’という言葉は一般に計測値に関して使用し、目標装置のそのときの位置で得られた信号パラメータを‘観測値’と呼ぶ。目標装置のもっとも新しい観測値の集合を最新観測値と呼ぶ。
図5Aは、位置を決定すべき目標装置Tの典型例を示すブロック図である。この例の場合、目標装置Tは高周波ネットワークRNによって通信するポータブルコンピュータとして示されている。たとえば、高周波ネットワークはWLAN(無線ローカルエリアネットワーク)ネットワークとすることができる。図5Aに示す実施形態の場合、確率モデルPMを有する位置評価モジュールLEMは、目標装置Tには備えられていない。そのため、目標装置Tは、該装置が接続されている一つ以上の基地局BSを通じて、該装置の観測値集合OSを位置評価モジュールLEMに送信しなければならない。位置評価モジュールLEMは、高周波インタフェースRIを通じて、目標装置にその位置評価値LEを戻す。
図5Bは、代替実施形態であって、該実施形態においては、目標装置に備えられたコンピュータPCが、確率モデルPMのコピーを、取りはずしのできるメモリDMたとえばCD-ROMディスク上に受信し、目標装置Tは何も送信することなく、それ自身の位置を決定することができる。もう一つの代替実施形態(独立には図示しない)として、備えられているコンピュータPCが、位置評価モジュールLEMへのインターネット(またはその他のデータ)接続を通じて確率モデルを受信することができる。広帯域移動局が高周波インタフェースRIを通じて確率モデルを受信することができる。これらの技術の組合せも使用することができ、受信機が、有線接続によりまたは取りはずしできるメモリ上に、初期確率モデルを受信するが、そのあと、モデルの更新内容が高周波インタフェースによって送信されるようにすることができる。
図6は位置決めの不確実性を低下させるための簡単な実施例を示す。この実施例は下記のように実施される。位置空間は離散位置として分離表示されている。図6には、これらの位置のうち、位置q1-1〜q3-8が十字印として示してある。目標装置がとる可能な経路が、位置q1-1、q2-2、q2-3、q2-4、およびq3-3に黒い円で示してある。目標装置の第二の観測値が、位置q1-3が位置q2-2の代替物として可能であることを示すとする。言い換えると、単一の観測値だけでは、第二の観測がなされたときに、目標装置位置がq2-2にあるかq1-3にあるかを決定するのに不十分であるということである。同様に、位置q1-5が位置q2-3の可能な代替物であり、位置q1-8が位置q2-4の可能な代替物であるとする。しかし、第五の観測値は位置q3-3にあるとする解釈しか許さないとする。すなわち、たとえば、目標装置位置q3-3が他の手段によって決定できるか、または位置q3-3が第五の観測信号値を有する唯一の位置である場合である。図6に示す例の場合、位置q1-8を排除することができる。既知の位置q3-3への推移には目標装置が実現できない速度が必要だからである。注意すべきことは、代替位置q1-3、q1-5、およびq1-8はどれも過去の観測値によっては排除できないが、これらの位置はいずれもその未来によって排除できる、ということである。位置q1-8は第五の観測値に対する位置q3-3に到達するのに必要な速度が不可能な大きさのものであるために、直接に排除することができる。位置q1-5は不可能な位置q1-8に導くので排除することができ、以下同様である。
図6は障害物のない開いた空間を示していることに注意すべきである。現実の世界の環境では、位置間の直接推移の多くが障害物によって妨害される。そのような障害物は位置(サンプル点)間の推移の推移確率を決定することによって考慮することができる。たとえば、二つの位置間の推移確率は、これらの位置が壁その他の障害物によって分離されている場合、またはその推移が目標装置が実現できない速度を必要とする場合には、ゼロである。推移確率に関しては、以下で“再帰にもとづく方法”の項でさらに説明する。
図6に示す例は、本発明の別の適用を示唆している。本発明は、目標装置の過去の位置を計算するのに使用する代わりに、実時間位置評価の信頼性を向上させるために使用することができる。本発明は、既知の未来がある場合にのみ使用することができるので、少なくとも一つの観測分の遅れを許容しなければならない。しかし、やや意外なことであるが、ある遅れの導入により、位置評価の正確さを向上させることができる。まず、目標装置の位置が実時間で報告される、すなわち、技術的に可能な最大速度で、未来の観測値を使用することなく、報告されるとする。この場合、目標装置の位置評価値は迅速に報告されるが、評価値は非常に不正確になりうる。これに対して、本発明の方法を使用し、位置評価値が、少なくとも一つの未来観測値が使用できる位置に関してのみ報告される場合には、位置評価値はある遅れをもって報告されるが、この評価値が非常に不正確になるという可能性はずっと小さい。
図6に示す実施例の場合、目標装置の位置が離散変数として扱われる。言い換えると、目標装置は離散位置q1-1〜q3-8の一つにある。位置を連続変数として扱うもっと進んだ実施例については、以下で述べる。
図6に示す実施例の場合、q1-1からq3-3への推移は、目標装置が不可能な大きな速度を必要とするということから、排除される。もっと定量的に言えば、そのような推移の推移確率がゼロであるということである。位置間の推移確率が既知である場合、このモデルの信頼性はさらに向上させることができる。この推移確率は実測、またはシミュレーション、もしくは理論計算によって決定することができる。
再帰にもとづく方法
時系列をなす観測値
Figure 2005528621
が与えられ、時刻
Figure 2005528621
における位置分布qtを決定したいものとする。観測値oiは現在位置qiのみに依存し、qiは先行位置qi-1のみに依存するとする。後者の仮定は、履歴が一つの先行観測値よりも先までは調べられないということを意味する。これらの仮定が満たされる場合には、位置決めの問題を次数(order)1の間接マルコフモデル(HMN)として表現することができる。ここで、o1 Tは観測値の系列であり、q1 Tは位置の系列である。この場合、o1 Tとq1 Tの結合(joint)確率は下記のように表される。
Figure 2005528621
したがって、結合分布は、
1.初期状態確率P(q1)、
2.推移確率P(qt|qt-1)、
3.観測確率P(ot|qt)、
によって完全に決定される。
すべての位置が省略時選択(default)により同様に可能であるとみなす場合には、すべての位置に対して初期状態確率P(q1)を同じにすることにより、式1を簡単化することができる。その場合、結合分布は推移確率と観測確率とにのみ依存する。これらの確率はいろいろなやり方で定義することができる。たとえば、推移確率は、位置間の空間距離にもとづいて定めることができ、距離の増大につれてゼロに近づくようにすることができる。本発明は推移および観測確率がどのように決定されるかにはかかわりなく適用することができるので、以下では、推移確率と観測確率とが与えられていると仮定する。
時刻tにおける位置分布は下記のように定義することができる。
Figure 2005528621
ここで、P(o1 t,qt)とP(ot+1 T|qt)は式3と4(順方向再帰と逆方向再帰)から得られ、P(o1 T)は規格化のための観測確率である。Sを、このモデルにおける可能な位置の集合であるとし、n=|S|をSの大きさであるとする。順方向再帰と逆方向再帰との時間的複雑さ(time complexity)をO(Tm)とし、ここでTは履歴の長さであり、mは各時刻ステップにおける非ゼロ推移確率の数を示す。明らかに、
Figure 2005528621
である。最悪の場合、すべての推移が非ゼロ確率を有するからである。しかし、大部分の推移は、たとえばm<<n2の場合のように、確率ゼロを有し、計算が非常に速く実行される。
Figure 2005528621
このようにして、ある特定の時刻におけるいろいろな位置の確率を得ることができる。しかし、多くの用途においては、位置分布ではなく単一の位置に関する位置評価値が必要である。この場合にも、時刻tにおける点評価値を計算するのにいくつかのやり方がある。たとえば、点評価値は、位置確率を重みとする位置の重み付き平均とすることができ、あるいは最大確率の位置とすることができる。
可能性最大の経路を見出すためには、Viterbiアルゴリズムを使用することができる。Viterbiアルゴリズムにより、確率P(o1 T|q1=s1,…,qT=sT)を最大にする位置の系列s1,…,sTを見出すことができる。明らかに、一つの位置stを時刻tにおける位置評価値として使用することができる。しかし、この方法は、各時刻ステップにおいて、位置評価値が可能な位置の一つであるに過ぎないことがあるという欠点を有する。したがって、位置評価値の正確さは可能な位置の密度に依存する。正確さは、非常に密な可能な位置を有する大きなSを使用することにより、向上させることができるであろう。しかし、これはこのアルゴリズムの必要とする時間が急激に増大するという欠点を有する。
妥当な量の計算により正確な位置評価値を得るために、割合に小さなSを使用し、時刻tにおける位置評価値を可能な位置の重み付き平均Σ(wi・si)/Σwiとして計算することができる。位置siに対する重みwiは、時刻tに位置siを通過する経路のうちもっとも可能性の高いものの確率と定義することができる。経路確率は、順方向の時刻ステップ1〜t(順方向経路の創出)に対して、また逆方向の時刻ステップT〜t(逆方向経路の創出)に対して、Viterbiアルゴリズムを使用し、si(i=1..n)までの順方向および逆方向経路の確率をかけることによって、得ることができる。
実施例
以下に詳細を示す計算は、少なくともある種の状況下で、本発明により、実時間位置決めの場合でさえも、位置決めの正確さを向上させうる、ということを示すものである。状況によっては、この向上は著しいものになりうる。下記の表1は、(離散)時刻t=1〜5における位置A〜Fの観測確率を示す。太字は各時刻ステップにおける実際の経路A、B、D、E、Fの観測確率を示す。時刻t=3の実際の位置はDであるが、位置Cの方が大きな観測確率を有する。したがって、その時点での観測確率のみにもとづく位置決めでは、この点において間違いが起こる。表2は、位置A〜Fでの推移確率を示す。表3〜5は、それぞれ、順、逆、および2方向再帰の規格化計算結果(式3、4、および2)を示す。ここでも、各時刻ステップにおける実際の位置の確率を、太字で示す。表6は時刻t=3における位置A〜Fの確率を示す。
表1 観測確率
Figure 2005528621
表2 推移確率
Figure 2005528621
表3 順方向再帰
Figure 2005528621
表4 逆方向再帰
Figure 2005528621
表5 2方向再帰
Figure 2005528621
表6 時刻t=3における位置A〜Fの確率
Figure 2005528621
この実施例の場合、5回の観測のあと、第三の観測時刻における目標装置の最善の評価位置はDになる。Dが正しい位置である確率は86%であり、それは表6に太字で示してある。しかし、順方向再帰も逆方向再帰も一つだけでは、Dがもっとも可能性の高い位置であるということを決定することはできない。順方向再帰はCとBがDよりも可能性の高い位置であることを示し、また逆方向再帰は位置EとFとの方が可能性の高い位置であることを示している。2方向再帰により、間違った位置評価が事実上なくなる。
当業者には明らかなように、技術の進歩に伴い、本発明の発明的概念はいろいろなやり方で具体化することができる。本発明およびその実施形態は、前述の実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲に示す範囲内で変更することができる。
位置決め法を模式的に示す図である。 間接マルコフモデルを示す図である。 本発明の原理を示す流れ図である。 高周波インタフェースRIにおける信号値にもとづいて目標装置の位置を評価するための位置評価モジュールLEMを示す図である。 位置を決定すべき代表的目標装置を示すブロック図である。 位置を決定すべき代表的目標装置を示すブロック図である。 位置決めの不確実さを低下させるための簡単な実施例を示す図である。
符号の説明
BS 基地局
RI 高周波インタフェース
DM 取りはずしのできるメモリ
LEM 位置評価モジュール
LCM 位置計算モジュール
MCM モデル構築モジュール
PC パーソナルコンピュータ
PM 確率モデル
RN 高周波ネットワーク
T 目標装置
o 観測値
q 位置

Claims (10)

  1. 目標装置(T)の位置を評価する方法であって、
    各サンプル点がサンプル位置と該サンプル点における信号値の予測分布とから成る、複数のサンプル点に関する確率モデル(PM)を維持し、
    各観測値が目標装置の経路に沿うそれぞれの位置qnに対応する、信号値の観測値on(n=1....N)の系列(OS)を作成し、このとき、前記観測値の系列とそれぞれの位置とが間接マルコフモデルを構成する、
    ことから成る方法において、
    確率モデル(PM)と前記観測値の系列とにもとづいて目標装置の位置qtを評価し、このとき、前記観測値の系列が一つ以上の未来の観測値ot+mを含み、ここでmが正の整数であって、
    Figure 2005528621
    である、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記観測値の集合が一つ以上の過去の観測値on-mを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 一つ以上の過去の観測値の順方向再帰、
    一つ以上の未来の観測値の逆方向再帰、
    にもとづいて、目標装置の位置qnを評価することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. サンプル点間の目標装置の推移確率を評価し、一部この推移確率にもとづいて目標装置の位置を評価することを特徴とする請求項1から3の中のいずれか1つに記載の方法。
  5. 前記推移確率を評価し、これらの確率を観測値の系列を作成する前に前記確率モデルとともに記憶することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  6. 前記位置評価ステップを目標装置(T)で実行することを特徴とする請求項1から5の中のいずれか1つに記載の方法。
  7. 前記位置評価ステップを、目標装置が高周波ネットワーク(RN)を通じて観測値の系列を報告する定置装置で実行することを特徴とする請求項1から5の中のいずれか1つに記載の方法。
  8. 少なくとも一つの測定可能な信号値(x)に信号強度が含まれることを特徴とする請求項1から7の中のいずれか1つに記載の方法。
  9. 少なくとも一つの測定可能な信号値(x)にビット誤り率が含まれることを特徴とする請求項1から8の中のいずれか1つに記載の方法。
  10. 目標装置(T)の位置を評価する位置評価モジュール(LEM)であって、
    各サンプル点がサンプル位置と該サンプル点における信号値の予測分布とから成る、複数のサンプル点に関する確率モデル(PM)、
    各観測値が目標装置の経路に沿うそれぞれの位置qnに対応し、このとき、該観測値の系列とそれぞれの位置とが間接マルコフモデルを構成するような、信号値の観測値on(n=1....N)の系列(OS)を作成する手段、
    から成るモジュールにおいて、
    確率モデル(PM)と前記観測値の系列とにもとづいて目標装置の位置qtを評価し、このとき、前記観測値の系列が一つ以上の未来の観測値ot+mを含み、ここでmが正の整数であって、
    Figure 2005528621
    であるような、目標装置の位置qtを評価する手段、
    から成ることを特徴とする装置。
JP2004509449A 2002-05-31 2003-05-27 系列にもとづく位置決め技法 Expired - Lifetime JP3899356B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI20021043A FI113409B (fi) 2002-05-31 2002-05-31 Sekvenssiperusteinen paikannustekniikka
PCT/FI2003/000412 WO2003102621A1 (en) 2002-05-31 2003-05-27 Sequence-based positioning technique

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005528621A true JP2005528621A (ja) 2005-09-22
JP3899356B2 JP3899356B2 (ja) 2007-03-28

Family

ID=8564053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004509449A Expired - Lifetime JP3899356B2 (ja) 2002-05-31 2003-05-27 系列にもとづく位置決め技法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7349683B2 (ja)
EP (1) EP1532465A1 (ja)
JP (1) JP3899356B2 (ja)
CN (1) CN100473218C (ja)
AU (1) AU2003240883A1 (ja)
FI (1) FI113409B (ja)
WO (1) WO2003102621A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058302A1 (ja) * 2005-11-21 2007-05-24 Nec Corporation 位置推定システム、位置推定方法および位置推定用プログラム
JP2012058248A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Ricoh Co Ltd Rfidタグの動き追跡技術

Families Citing this family (74)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7734298B2 (en) * 1998-09-22 2010-06-08 Polaris Wireless, Inc. Estimating the location of a wireless terminal based on signal path impairment
FI111901B (fi) * 2000-12-29 2003-09-30 Ekahau Oy Sijainnin arviointi langattomissa tietoliikenneverkoissa
US9396487B1 (en) 2006-11-30 2016-07-19 NexRf Corporation System and method for weighting content items
US20020142844A1 (en) 2001-02-06 2002-10-03 Kerr Michael A. Biometric broadband gaming system and method
US9408032B1 (en) 2006-11-30 2016-08-02 NexRf Corporation Content delivery system, device and method
US9615347B1 (en) 2006-11-30 2017-04-04 NEXRF Corp. Location positioning engine system and method
US10430492B1 (en) 2006-11-30 2019-10-01 Nexrf, Corp. System and method for handset positioning with dynamically updated RF fingerprinting
US8942995B1 (en) 2001-02-06 2015-01-27 Nexrf, Corp. Mobile autonomous dynamic graphical user interface
US8738024B1 (en) 2008-03-29 2014-05-27 Nexrf, Corp. Delivering content within a boundary with beacons
US9373116B1 (en) 2001-07-05 2016-06-21 NexRf Corporation Player tracking using a wireless device for a casino property
US9507494B1 (en) 2006-11-30 2016-11-29 Nexrf, Corp. Merchant controlled platform system and method
US9349128B1 (en) 2006-11-30 2016-05-24 Nevrf Corporation Targeted content delivery
US9773020B2 (en) 2001-07-05 2017-09-26 NEXRF Corp. System and method for map based exploration
FI113410B (fi) * 2002-05-31 2004-04-15 Ekahau Oy Probabilistinen malli paikannustekniikkaa varten
US7293088B2 (en) 2003-07-28 2007-11-06 Cisco Technology, Inc. Tag location, client location, and coverage hole location in a wireless network
US6990428B1 (en) * 2003-07-28 2006-01-24 Cisco Technology, Inc. Radiolocation using path loss data
US7286515B2 (en) * 2003-07-28 2007-10-23 Cisco Technology, Inc. Method, apparatus, and software product for detecting rogue access points in a wireless network
US7260408B2 (en) * 2004-02-20 2007-08-21 Airespace, Inc. Wireless node location mechanism using antenna pattern diversity to enhance accuracy of location estimates
US7286833B2 (en) * 2004-02-27 2007-10-23 Airespace, Inc. Selective termination of wireless connections to refresh signal information in wireless node location infrastructure
US7205938B2 (en) * 2004-03-05 2007-04-17 Airespace, Inc. Wireless node location mechanism responsive to observed propagation characteristics of wireless network infrastructure signals
US7116988B2 (en) * 2004-03-16 2006-10-03 Airespace, Inc. Location of wireless nodes using signal strength weighting metric
US7433696B2 (en) * 2004-05-18 2008-10-07 Cisco Systems, Inc. Wireless node location mechanism featuring definition of search region to optimize location computation
US7286835B1 (en) * 2004-09-10 2007-10-23 Airespace, Inc. Enhanced wireless node location using differential signal strength metric
JP2006220487A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Toshiba Corp 位置推定装置、位置推定方法及び位置推定プログラム
US7370362B2 (en) * 2005-03-03 2008-05-06 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for locating rogue access point switch ports in a wireless network
US8932535B2 (en) * 2006-03-31 2015-01-13 The Invention Science Fund I, Llc Surveying sterilizer methods and systems
US8114342B2 (en) * 2006-03-31 2012-02-14 The Invention Science Fund I, Llc Methods and systems for monitoring sterilization status
US11185604B2 (en) * 2006-03-31 2021-11-30 Deep Science Llc Methods and systems for monitoring sterilization status
US8277724B2 (en) * 2006-03-31 2012-10-02 The Invention Science Fund I, Llc Sterilization methods and systems
US8758679B2 (en) * 2006-03-31 2014-06-24 The Invention Science Fund I, Llc Surveying sterilizer methods and systems
US20070231193A1 (en) * 2006-03-31 2007-10-04 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Sterilization methods and systems
US20070254015A1 (en) * 2006-04-28 2007-11-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Sanitizing surfaces
US8023959B2 (en) 2006-06-28 2011-09-20 Motorola Mobility, Inc. Method and system for personal area networks
US7616555B2 (en) * 2006-10-03 2009-11-10 Cisco Technology, Inc. Minimum variance location estimation in wireless networks
US7835749B1 (en) 2006-10-03 2010-11-16 Cisco Technology, Inc. Location inspector in wireless networks
US7626969B2 (en) * 2006-10-04 2009-12-01 Cisco Technology, Inc. Relative location of a wireless node in a wireless network
US7983667B2 (en) 2006-10-05 2011-07-19 Cisco Technology, Inc. Radio frequency coverage map generation in wireless networks
GB0621625D0 (en) * 2006-10-31 2006-12-06 Trisent Comm Ltd Location detection
US9501786B1 (en) 2006-11-30 2016-11-22 Nexrf, Corp. Interactive display system
US9043222B1 (en) 2006-11-30 2015-05-26 NexRf Corporation User interface for geofence associated content
US9406079B1 (en) 2006-11-30 2016-08-02 NexRf Corporation Content relevance weighting system
CN101212808B (zh) * 2006-12-27 2010-09-29 财团法人工业技术研究院 无线系统中目标装置定位的置信度指标给定方法
US7904092B2 (en) * 2007-01-04 2011-03-08 Cisco Technology, Inc. Locally adjusted radio frequency coverage maps in wireless networks
US7734513B2 (en) * 2007-07-13 2010-06-08 Sunrise R&D Holdings, Llc System of tracking the real time location of shoppers, associates, managers and vendors through a communication multi-network within a store
US7792710B2 (en) * 2007-09-21 2010-09-07 Sunrise R&D Holdings, Llc Methods of influencing shoppers at the first moment of truth in a retail establishment
US7742952B2 (en) * 2008-03-21 2010-06-22 Sunrise R&D Holdings, Llc Systems and methods of acquiring actual real-time shopper behavior data approximate to a moment of decision by a shopper
US8050984B2 (en) * 2007-07-13 2011-11-01 Sunrise R&D Holdings, Llc Systems of influencing shopper's product selection at the first moment of truth based upon a shopper's location in a retail establishment
US7783527B2 (en) * 2007-09-21 2010-08-24 Sunrise R&D Holdings, Llc Systems of influencing shoppers at the first moment of truth in a retail establishment
US7739157B2 (en) 2008-01-15 2010-06-15 Sunrise R&D Holdings, Llc Method of tracking the real time location of shoppers, associates, managers and vendors through a communication multi-network within a store
DE102007037723A1 (de) 2007-08-09 2009-02-12 Fachhochschule Gießen-Friedberg Positionsbestimmung eines mobilen Funkgerätes in Bezug auf Leckwellenleiter
US11706733B1 (en) 2008-03-29 2023-07-18 NEXRF Corp. Location positioning engine system and method
US11729576B2 (en) 2008-03-29 2023-08-15 NEXRF Corp. Targeted content delivery
US8396755B2 (en) 2008-07-14 2013-03-12 Sunrise R&D Holdings, Llc Method of reclaiming products from a retail store
TWI395970B (zh) 2009-08-10 2013-05-11 Ind Tech Res Inst 行動裝置定位方法及設備
CN101998232B (zh) * 2009-08-19 2013-07-10 财团法人工业技术研究院 移动装置定位方法及设备
US8489117B2 (en) * 2010-01-27 2013-07-16 Motorola Mobility Llc Real-time location estimation of a mobile station in a wireless communication system
US10721705B1 (en) 2010-06-04 2020-07-21 NEXRF Corp. Content Relevance Weighting System
WO2012012550A2 (en) * 2010-07-20 2012-01-26 The University Of Memphis Research Foundation Theft detection nodes and servers, methods of estimating an angle of a turn, methods of estimating a distance traveled between successive stops, and methods and servers for determining a path traveled by a node
JP5784585B2 (ja) * 2010-10-01 2015-09-24 パナソニック株式会社 分類装置及び分類方法
US8981995B2 (en) 2011-06-03 2015-03-17 Microsoft Technology Licensing, Llc. Low accuracy positional data by detecting improbable samples
US9464903B2 (en) 2011-07-14 2016-10-11 Microsoft Technology Licensing, Llc Crowd sourcing based on dead reckoning
US9470529B2 (en) 2011-07-14 2016-10-18 Microsoft Technology Licensing, Llc Activating and deactivating sensors for dead reckoning
US20130155102A1 (en) * 2011-12-20 2013-06-20 Honeywell International Inc. Systems and methods of accuracy mapping in a location tracking system
US20130226655A1 (en) * 2012-02-29 2013-08-29 BVI Networks, Inc. Method and system for statistical analysis of customer movement and integration with other data
US9389302B2 (en) 2012-07-18 2016-07-12 Google Technology Holdings LLC Real-time location estimation of a mobile station in a wireless communication system
US9817125B2 (en) 2012-09-07 2017-11-14 Microsoft Technology Licensing, Llc Estimating and predicting structures proximate to a mobile device
CN103068041B (zh) * 2012-12-31 2015-12-23 广州杰赛科技股份有限公司 一种定位方法
CN103338509A (zh) * 2013-04-10 2013-10-02 南昌航空大学 一种基于隐含马尔可夫模型的wsn室内定位方法
US10503912B1 (en) 2014-08-12 2019-12-10 NEXRF Corp. Multi-channel communication of data files
US9734682B2 (en) 2015-03-02 2017-08-15 Enovate Medical, Llc Asset management using an asset tag device
US9788155B1 (en) 2015-04-22 2017-10-10 Michael A. Kerr User interface for geofence associated content
US9990664B2 (en) * 2016-05-06 2018-06-05 Wal-Mart Stores, Inc. Methods and systems for monitoring a facility
US10838582B2 (en) 2016-06-15 2020-11-17 NEXRF Corp. Mobile autonomous dynamic graphical user interface
CN109413683B (zh) * 2017-08-15 2021-09-21 华为技术有限公司 一种获取发射概率、转移概率以及序列定位的方法和装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0278907A (ja) * 1988-09-16 1990-03-19 Hitachi Ltd 地図データを用いたナビゲーシヨンシステム及び移動体のロケーションシステム
US6269246B1 (en) 1998-09-22 2001-07-31 Ppm, Inc. Location determination using RF fingerprinting
US6393294B1 (en) 1998-09-22 2002-05-21 Polaris Wireless, Inc. Location determination using RF fingerprinting
US6263103B1 (en) 1998-11-30 2001-07-17 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Estimating scenes using statistical properties of images and scenes
GB9828241D0 (en) 1998-12-22 1999-02-17 Ncr Int Inc Estimating a missing observation in a database

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058302A1 (ja) * 2005-11-21 2007-05-24 Nec Corporation 位置推定システム、位置推定方法および位置推定用プログラム
JPWO2007058302A1 (ja) * 2005-11-21 2009-05-07 日本電気株式会社 位置推定システム、位置推定方法および位置推定用プログラム
US7948430B2 (en) 2005-11-21 2011-05-24 Nec Corporation Position estimating system, position estimating method, position estimating device and its program
JP4868169B2 (ja) * 2005-11-21 2012-02-01 日本電気株式会社 位置推定システム、位置推定方法および位置推定用プログラム
JP2012058248A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Ricoh Co Ltd Rfidタグの動き追跡技術

Also Published As

Publication number Publication date
FI20021043A0 (fi) 2002-05-31
US20050136944A1 (en) 2005-06-23
AU2003240883A1 (en) 2003-12-19
WO2003102621A1 (en) 2003-12-11
EP1532465A1 (en) 2005-05-25
CN1666112A (zh) 2005-09-07
JP3899356B2 (ja) 2007-03-28
CN100473218C (zh) 2009-03-25
FI113409B (fi) 2004-04-15
FI20021043A (fi) 2003-12-01
US7349683B2 (en) 2008-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3899356B2 (ja) 系列にもとづく位置決め技法
US7196662B2 (en) Probabilistic model for a positioning technique
EP1527649B1 (en) Positioning technique
US6674403B2 (en) Position detection and location tracking in a wireless network
US7257411B2 (en) Selective fusion location estimation (SELFLOC) for wireless access technologies
EP2409172B1 (en) A location and tracking system
EP2674775A1 (en) Wireless localisation system
EP2141957A1 (en) System and method for position estimation
JP2005528620A (ja) 無線環境で移動して動作することのできる目標装置の位置に関する誤差の評価
JP2008527394A (ja) マルチパス信号を用いて位置決めを行うためのシステム及び方法
JP2018519506A (ja) 追跡のためのデバイス及び方法
CN107040885A (zh) 用于鲁棒且准确的基于rssi的位置估计的系统和方法
WO2019239983A1 (ja) 伝搬環境認識方法及び伝搬環境認識装置
Borenović et al. Positioning in WLAN environment by use of artificial neural networks and space partitioning
JP4727421B2 (ja) 電磁場評価方法及びシステム
Trogh et al. Advanced indoor localisation based on the Viterbi algorithm and semantic data
KR101094688B1 (ko) 옥내 이동 객체 데이터베이스 갱신 방법
Mackin Exploration for Range Based Indoor Localization Technologies and Algorithms
Xu et al. Enhanced propagation model constrained RSS fingerprints patching with map assistance for Wi-Fi positioning
CN117768843A (zh) 一种基于接收信号强度的轨迹恢复及无线电地图构建方法
Roost et al. Simultaneous localization and mapping for wireless networks
Song et al. enhancing location estimation and reducing computation using adaptive zone based K-NNSS algorithm

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3899356

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term