JP2005528038A - データ送信方法及びシステム - Google Patents

データ送信方法及びシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2005528038A
JP2005528038A JP2004507188A JP2004507188A JP2005528038A JP 2005528038 A JP2005528038 A JP 2005528038A JP 2004507188 A JP2004507188 A JP 2004507188A JP 2004507188 A JP2004507188 A JP 2004507188A JP 2005528038 A JP2005528038 A JP 2005528038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transceiver
space
block
blocks
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004507188A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4533742B2 (ja
Inventor
アリ ホッテイネン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nokia Oyj
Original Assignee
Nokia Oyj
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nokia Oyj filed Critical Nokia Oyj
Publication of JP2005528038A publication Critical patent/JP2005528038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4533742B2 publication Critical patent/JP4533742B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1829Arrangements specially adapted for the receiver end
    • H04L1/1835Buffer management
    • H04L1/1845Combining techniques, e.g. code combining
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/02Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception
    • H04L1/06Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception using space diversity
    • H04L1/0618Space-time coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1812Hybrid protocols; Hybrid automatic repeat request [HARQ]
    • H04L1/1819Hybrid protocols; Hybrid automatic repeat request [HARQ] with retransmission of additional or different redundancy

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

本発明は、データ送信システム、及び2つのトランシーバ(500,502)間のデータ送信方法に係る。トランシーバの少なくとも1つは、2つ以上の放射パターン(512)を使用して、信号を送信及び受信する。送信すべき記号がブロックへと分割され、これらは、第1の空間−時間コードを使用してエンコードされ、各放射パターンから1つのブロックが送信される。受信器は、再送信が要求されたかどうかチェックし、次いで、再送信メッセージを送信器へ送信すると共に、ブロックの少なくとも幾つかをメモリに記憶する。送信器は、第2の空間−時間コードを使用してその同じブロックの少なくとも幾つかをエンコードし、そのブロックを再送信する。受信器は、1つ以上のアンテナを使用してブロックを受信し、そしてメモリ内のブロックとの合成検出又はデコーディングを実行する。

Description

本発明は、2つのトランシーバ間のデータ送信に係る。より詳細には、本発明は、2つ以上のアンテナを使用して、少なくとも1つのトランシーバにおいて信号を送信及び受信する解決策に係る。
現在、電話システムは、従来のコールを送信するだけでなく、多数の他のサービスを提供するのにも使用される。新たなサービスコンセプトが絶え間なく創作されている。特に、無線電話システムに対して種々のサービスが設計されている。ほとんどのユーザは移動電話を常時携帯し、従って、いつでもサービスを利用できるので、これらのサービスは、ユーザによって好まれている。
異なるサービスは、無線接続から異なる送信容量を必要とする。ワイヤレステレコミュニケーションシステムの分野における重要な研究プロジェクトは、無線接続にわたってデータ送信容量をいかに増加するである。既存の無線システム及び新たなシステムの容量をできるだけ改善するために多数の方法が提案されている。しかしながら、各方法は、それ自身の利点と欠点がある。
データレートを高めるための明らかなやり方は、高次の変調方法を使用することである。しかしながら、このような方法の欠点は、適切に機能するために、良好な信号対雑音比を必要とすることである。第2に、特に、TDMAシステムにおいて、システムに要求されるイコライザの構造が複雑になる。ベースステーション及びターミナルの高周波部分は、通常、信号に非直線性を発生する。又、信号に干渉が発生するので、充分に良好な信号対雑音比を得ることは困難である。
別のやり方は、信号送信にダイバーシティを使用することである。ダイバーシティは、受信器で受信される信号の信号対雑音比を改善し、従って、平均データレートを高めることができる。従来の送信ダイバーシティ方法は、信号を2回送信し、後者の送信を遅延する遅延ダイバーシティである。しかしながら、この解決策は、明らかに最適とは言えない。
ダイバーシティを達成する良好な方法は、ダイバーシティの完全な利点を発揮する空間−時間ブロックコード化(STBC)を使用することである。空間−時間ブロックコードは、例えば、参考としてここに援用する、Tarokh, V.、Jafarkhani, H.、Calderbank, A.R.:Space-Time Block Codes from Orthogonal Designs、IEEE Transactions on information theory、第45巻、第1456−1467ページ、1999年7月、及びWO99/14871号に説明されている。
前記特許は、ビットで構成された送信されるべき記号が所与の長さのブロックでエンコードされ、そして各ブロックが、2つのアンテナを経て送信されるべき所与の数のチャンネル記号へとエンコードされるようなダイバーシティ方法を開示している。各アンテナを経て異なる信号が送信される。例えば、エンコードされるべき記号が、記号2個分の長さをもつブロックへ分割されるときには、送信されるべきチャンネル記号は、第1アンテナにより送信されるべきチャンネル記号が、第1記号と、第2記号の複素共役とで構成され、且つ第2アンテナを経て送信されるべきチャンネル記号が、第2記号と、第1記号の複素共役とで構成されるように、形成される。
高い記号レートが与えられたコードが、O. Tirkkonen、A. Boariu、A.Hottinen著の出版物「Minimal non-orthogonality space-time code for 3+ transmit antennas」in Proc. IEEE ISSSTA、2000年9月、米国ニュージャージー州、に開示されている。このコードでは、信号が、次のコードマトリクスを使用して送信される。
Figure 2005528038
ここで、ziは、送信されるべき記号を表わし、そしてマーク*は、複素協約を表わす。
STBC方法は、受信端にアンテナが1つしか設けられていないときには適切に機能する。送信端及び受信端の両方に多数のアンテナが設けられている場合には、STBCは、最適とは言えない。この点については、参考としてここに援用する、S. Sandhu、A. Paulraj:Space Time Block Codes: A Capacity Perspective、IEEE Communications letters、第4巻、第12号、2000年12月、を参照されたい。
別の既知の直交ブロックコードが、Lindskog、Paulraj著の出版物「A Transmit Diversity Scheme for Channels with Intersymbol Interference」、Proc. IEEE ICC2000、2000年、第1巻、第307−311ページに開示されている。このコードも、記号間干渉が見つかるチャンネルにおいて機能する(ISI:記号間干渉)。
更に別の従来の方法は、送信及び受信の両方に多数のアンテナ又はアンテナアレーを使用することである。これは、MIMO方法(多入力多出力)と称される。このMIMO方法は、上述した方法よりも良好な結果を生み出すことが示唆されている。MIMOは、参考としてここに援用する、G. J. Foschini著の出版物「Layered Space-Time Architecture for Wireless Communication in a Fading Environment when Using Multi-Element Antennas」、Bell Labs Technical Journal、1996年秋、に詳細に説明されている。無線システムのターミナルも少なくとも2つのアンテナを含むと仮定すれば、MIMOによって良好な容量を達成することができる。別の欠点として、MIMOは、異なるアンテナを経て送信及び受信される信号が異なるチャンネルを経て進行する場合しか良好に機能しない。これは、チャンネル間の相関が困難であることを意味する。チャンネルが相関する場合には、MIMOにより得られる利点が最小となる。
本発明の目的は、ワイヤレス接続において良好な送信容量を達成する方法及びこの方法を実施する装置を提供することである。これは、2つのトランシーバ間のデータ送信方法であって、2つ以上の放射パターンを使用して少なくとも1つのトランシーバで信号を送信及び受信するステップと、送信すべき記号を第1トランシーバにおいてブロックへと分割するステップと、第1の空間−時間コードを使用して前記ブロックをエンコードするステップと、放射パターンを使用してブロックを送信するステップと、1つ以上のアンテナを使用して第2トランシーバにおいてブロックを受信するステップと、第2トランシーバにおいて再送信が要求されたかどうかチェックするステップと、再送信が要求された場合に、再送信メッセージを第1トランシーバへ送信するステップと、ブロックの少なくとも幾つかを第2トランシーバのメモリに記憶するステップと、第2の空間−時間コードを使用してその同じブロックの少なくとも幾つかをエンコードするステップと、そのエンコードされたブロックを第1トランシーバから再送信するステップと、その再送信されたブロックを、1つ以上のアンテナを使用して第2トランシーバにおいて受信し、そしてメモリ内のブロックとの合成検出又はデコーディングを実行するステップと、を備えたデータ送信方法により達成される。
又、本発明は、2つのトランシーバ間のデータ送信方法であって、2つ以上のアンテナを使用して少なくとも1つのトランシーバで信号を送信及び受信するステップと、送信すべき記号を第1トランシーバにおいてブロックへと分割するステップと、空間−時間コードを使用してブロックをエンコードするステップと、第1ダイバーシティ方法を使用して各アンテナから1つのブロックを送信するステップと、1つ以上のアンテナを使用して第2トランシーバにおいてブロックを受信するステップと、第2トランシーバにおいて再送信が要求されたかどうかチェックするステップと、再送信が要求された場合に、再送信メッセージを第1トランシーバへ送信するステップと、ブロックの少なくとも幾つかを第2トランシーバのメモリに記憶するステップと、空間−時間コードを使用してその同じブロックの少なくとも幾つかをエンコードするステップと、そのエンコードされたブロックを、第1の送信とは異なるダイバーシティ方法を使用して第1トランシーバから再送信するステップと、その再送信されたブロックを、1つ以上のアンテナを使用して第2トランシーバにおいて受信し、そしてメモリ内のブロックとの合成検出又はデコーディングを実行するステップと、を備えたデータ送信方法にも係る。
又、本発明は、2つのトランシーバ間のデータ送信方法であって、2つ以上の放射パターンを使用して少なくとも1つのトランシーバで信号を送信及び受信するステップと、送信すべき記号を第1トランシーバにおいてブロックへと分割するステップと、少なくとも2つの部分を含む空間−時間コードを使用してブロックを送信前にエンコードするステップと、放射パターンを使用して1つのブロック部分を送信するステップと、1つ以上のアンテナを使用して第2トランシーバにおいてブロックを受信するステップと、合成信号の直交性又はダイバーシティ度合がコード部分の直交性又はダイバーシティ度合を別々に越えるように空間−時間コードを選択するステップと、アンテナリソースは実質的に同じものであるが、直交チャンネルリソースは異なるものを使用して、空間−時間コードの異なる部分を送信するステップと、を備えたデータ送信方法にも係る。
又、本発明は、第1及び第2のトランシーバを含むデータ送信システムであって、少なくとも1つのトランシーバは、信号を送信及び受信する2つ以上のアンテナを備え、第1トランシーバは、送信すべき記号をブロックへと分割し、第1の空間−時間コードを使用してブロックをエンコードし、そして各アンテナから1つのブロックを送信するように構成され、且つ第2トランシーバは、1つ以上のアンテナを使用してブロックを受信するように構成されたデータ送信システムにも係る。
本発明によるシステムにおいて、第2トランシーバは、再送信が要求されたかどうかチェックするように構成され、再送信が要求された場合に、再送信要求を第1トランシーバへ送信し、第2トランシーバは、ブロックの少なくとも幾つかをメモリに記憶するように構成され、第1トランシーバは、第2の空間−時間コードを使用してその同じブロックの少なくとも幾つかをエンコードし、そのエンコードされたブロックを再送信するように構成され、そして第2トランシーバは、その再送信されたブロックを、1つ以上のアンテナを使用して第2トランシーバにおいて受信し、そしてそれらをメモリ内のブロックと合成するように構成される。
更に、本発明は、第1及び第2のトランシーバを含むデータ送信システムであって、少なくとも1つのトランシーバは、信号を送信及び受信する2つ以上のアンテナを備え、第1トランシーバは、送信すべき記号をブロックへと分割し、第1の空間−時間コードを使用してブロックをエンコードし、そして第1のダイバーシティ方法を使用して各アンテナから1つのブロックを送信するように構成され、且つ第2トランシーバは、1つ以上のアンテナを使用してブロックを受信するように構成されたデータ送信システムにも係る。
本発明のシステムにおいて、第2トランシーバは、再送信が要求されたかどうかチェックするように構成され、再送信が要求された場合に、再送信要求を第1トランシーバへ送信し、第2トランシーバは、ブロックの少なくとも幾つかをメモリに記憶するように構成され、第1トランシーバは、第2の空間−時間コードを使用してその同じブロックの少なくとも幾つかをエンコードし、そのエンコードされたブロックを、第1の送信とは異なるダイバーシティ方法を使用して再送信するように構成され、そして第2トランシーバは、その再送信されたブロックを、1つ以上のアンテナを使用して第2トランシーバにおいて受信し、そしてそれらをメモリ内のブロックと合成するように構成される。
又、本発明は、第1及び第2のトランシーバを含むデータ送信システムであって、少なくとも1つのトランシーバは、信号を送信及び受信する2つ以上のアンテナを備え、第1トランシーバは、送信すべき記号をブロックへと分割し、第1の空間−時間コードを使用してブロックをエンコードし、そして第1のダイバーシティ方法を使用して各アンテナから1つのブロックを送信するように構成され、且つ第2トランシーバは、1つ以上のアンテナを使用してブロックを受信するように構成されたデータ送信システムにも係る。
本発明のシステムにおいて、第2トランシーバは、再送信が要求されたかどうかチェックするように構成され、再送信が要求された場合に、再送信要求を第1トランシーバへ送信し、第2トランシーバは、ブロックの少なくとも幾つかをメモリに記憶するように構成され、第1トランシーバは、空間−時間コードを使用してその同じブロックの少なくとも幾つかをエンコードし、そのエンコードされたブロックを、第1の送信とは異なるダイバーシティ方法を使用して再送信するように構成され、そして第2トランシーバは、その再送信されたブロックを、1つ以上のアンテナを使用して第2トランシーバにおいて受信し、そしてそれらをメモリ内のブロックと合成するように構成される。
又、本発明は、2つ以上の放射パターンを使用して信号を送信する手段と、送信すべき記号をブロックへと分割する手段と、第1の空間−時間コードを使用してブロックをエンコードする手段と、放射パターンを使用してブロックを送信する手段と、再送信メッセージを受信する手段と、再送信メッセージが受信された場合に第2の空間−時間コードを使用してブロックの少なくとも幾つかをエンコードする手段と、再送信メッセージが受信された場合にそのエンコードされたブロックを再送信する手段と、を備えた送信装置にも係る。
又、本発明は、使用する第1の空間−時間コードでエンコードされたブロックを受信するための1つ以上のアンテナ又は放射パターンと、再送信が要求されたかどうかチェックするための手段と、再送信が要求された場合に、ブロックの少なくとも幾つかを記憶するためのメモリ手段と、再送信メッセージを送信するための手段と、第2の空間−時間コードでエンコードされた再送信ブロックを受信するための1つ以上のアンテナと、メモリ内のブロックとの合成検出又はデコーディングを実行する手段と、を備えたトランシーバにも係る。
本発明の好ましい実施形態は、従属請求項に記載する。
本解決策は、空間−時間ブロックコードと、必要に応じて実行すべき再送信とを使用するための新規な方法を説明する。本発明による解決策は、多数の効果を発揮する。不必要に帯域を浪費せずに良好な送信容量が達成される。空間−時間コードは、必要なときだけ完全に使用され、さもなければ、部分的な空間−時間コードが使用される。
本発明の好ましい実施形態では、信号がブロックに分割され、これらブロックに対して第1の空間−時間コード化が実行され、そしてこれらブロックは、2つ以上のアンテナを使用して送信される。エラーチェック又は信頼性メトリックの計算が受信器において実行され、受信が首尾良く充分信頼性の高いものであったかどうか見出される。再送信基準として、例えば、信号対雑音比、受信ビットの信頼性、デコードメトリック又は他の信頼性尺度が使用されてもよい。好ましい実施形態では、送信に使用される空間−時間コードの異なる部分に、異なるエラーチェック及び再送信基準が与えられてもよい。
受信が首尾良く行われた場合には、必要に応じて肯定確認が送信される。受信が失敗した場合には、受信したブロックがメモリに記憶され、そして否定確認が送信される。送信器は、次いで、第2の空間−時間コードを使用してブロックの少なくとも幾つかをエンコードしそして送信する。受信器において再送信されたブロックと、以前に不首尾に受信したブロックとが合成され、そして合成時にデコードされると、以前に送信されたもの又は2回目だけ送信されたブロックよりも高いダイバーシティが得られ、又は良好な直交性が得られる。
同じ空間−時間コードを両方の送信に使用することができる。従って、第2の送信では、第1の送信と異なるダイバーシティを使用することができる。例えば、異なるアンテナ又は放射パターンを使用してブロックを送信することもできるし、或いは送信すべき信号を異なる状態で整相することもできる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
本発明は、ターミナルに異なる無線経路特性が設けられた種々の無線システムに適用できる。システムがどの多重アクセス方法を使用するかは無関係である。例えば、WCDMA、OFDM及びTDMAを多重アクセス方法として使用することができる。本発明の好ましい実施形態に基づく解決策を適用できる考えられるシステムは、UMTS及びEDGEである。
本明細書で使用する幾つかの用語を明らかにする。ここで使用する無線システムとは、テレコミュニケーションシステムにおける無線アクセステクノロジー(RAT)であり、これは、アクセスストラタム(AS)として知られているものの一部分で、その上で、テレコミュニケーションシステムは、個別の無線システムのサービスを利用する非アクセスストラタム(NAS)を備えている。
無線システムの構造を示す図1を参照する。図1は、ネットワーク要素レベルで最も重要な無線システム部分と、それらの間のインターフェイスとを示す簡単なブロック図である。ネットワーク要素の構造及びオペレーションは、一般に知られたものであるので、詳細に説明しない。
図1において、コアネットワークCN100は、テレコミュニケーションシステムにおける無線アクセステクノロジーを表わす。第1無線システム、即ち無線アクセスネットワーク130と、第2無線システム、即ちベースステーションシステムBSS160は、無線システムを表わす。更に、ユーザ装置UE170も示されている。UTRANという語は、UMTS地上無線アクセスネットワークを指し、これは、無線アクセスネットワーク130がワイドバンドコード多重アクセスWCDMAを使用して実施されることを意味する。ベースステーションシステム160は、時分割多重アクセスTDMAを使用して実施される。
又、一般に、無線システムは、例えば、ユーザ装置及び移動ステーションという語でも知られている加入者ターミナルと、無線アクセスネットワーク又はベースステーションシステムのような無線システムの固定インフラストラクチャーを含むネットワーク部分とで形成されるという定義がなされてもよい。
コアネットワーク100の構造は、合成GSM及びGPRSシステムの構造に対応する。GSMネットワーク要素は、回路交換接続を実施する役目を果たし、そしてGPRSネットワーク要素は、パケット交換接続を実施する役目を果たすが、幾つかのネットワーク要素は、両方のシステムに含まれる。
移動サービス交換センターMSC102は、コアネットワーク100の回路交換側の中心である。この移動サービス交換センター102を使用して、無線アクセスネットワーク130及びベースステーションシステム160の両方の接続にサービスすることができる。移動サービス交換センター102のファンクションは、スイッチング、ページング、ユーザ装置の位置登録、ハンドオーバー管理、加入者勘定情報の収集、暗号パラメータ管理、周波数割り当て管理、及びエコー打消しを含む。移動サービス交換センター102の数は、変化してもよく、即ち小さなネットワークオペレータには単一の移動サービス交換センター102が設けられてもよく、大きなコアネットワーク100には多数設けられてもよい。
大きなコアネットワーク100は、コアネットワーク100と外部ネットワーク180との間の回路交換接続を取り扱う個別のゲートウェイ移動サービス交換センターGMSC110を備えてもよい。このゲートウェイ移動サービス交換センター110は、移動サービス交換センター102と外部ネットワーク180との間に配置される。外部ネットワーク180は、例えば、公衆地上移動ネットワークPLMN又は公衆交換電話ネットワークPSTNでよい。
ホーム位置レジスタHLR114は、固定の加入者レジスタ、又は例えば、次の情報を含む。即ち、国際移動加入者認識IMSI、移動加入者ISDN番号MSISDN、認証キー、及びPDPアドレス(PDP=パケットデータプロトコル)。これは、無線システムがGPRSをサポートするときである。
ビジター位置レジスタVLR104は、移動サービス交換センター102のエリア内におけるユーザ装置170のローミングに関する情報を含む。ビジター位置レジスタ104は、主として、ホーム位置レジスタ114と同じ情報を含むが、ビジター位置レジスタ104には、この情報が一時的に入れられるに過ぎない。
認証センターAuC116は、常にホーム位置レジスタ114と同じ位置に物理的に配置され、個々の加入者認証キーKi、暗号キーCK及びそれに対応するIMSIを含む。
図1に示されたネットワーク要素は、動作エンティティであり、その物理的実施は変化し得る。一般に、移動サービス交換センター102及びビジター位置レジスタ104は、一緒に、単一の物理的装置を形成し、そしてホーム位置レジスタ114及び認証センター116は、別の物理的装置を形成する。
サービングGPRSサポートノードSGSN118は、コアネットワーク100のパケット交換側の中心である。サービングGPRSサポートノード118の主たるタスクは、無線アクセスネットワーク130又はベースステーションシステム160を使用してパケット交換送信をサポートするユーザ装置170とでパケットを送信及び受信することである。サービングGPRSサポートノード118は、ユーザ装置170に関する加入者データ及び位置情報を含む。
ゲートウェイGPRSサポートノードGGSN120は、回路交換側のゲートウェイMSC110に対するパケット交換側の対応部分であるが、ゲートウェイGPRSサポートノード120は、コアネットワーク100から出て行くトラフィックを外部ネットワーク182へルーティングすることができねばならず、一方、ゲートウェイMSC110は、到来するトラフィックをルーティングするだけである。この例では、インターネットが外部ネットワーク182を表わす。
第1無線システム、即ち無線アクセスネットワーク130は、無線ネットワークサブシステムRNS140、150で形成される。各無線ネットワークサブシステム140、150は、無線ネットワークコントローラRNC146、156及びノードB142、144、152、154で形成される。ノードBは、しばしば、ベースステーションを指す。
ネットワークコントローラ146は、そのドメインにおいてノードB142、144を制御する。原理的には、無線経路及びそれに関連したオペレーションを実施する装置をノードB142、144に配置し、そして制御装置を無線ネットワークコントローラ146に配置するという考え方である。
無線ネットワークコントローラ146は、次のオペレーションを取り扱う。即ち、ノードB142、144の無線リソース管理、セル間ハンドオーバー、周波数管理、又はノードB142、144への周波数の割り当て、周波数ホッピングシーケンスの管理、アップリンク方向における時間遅延の測定、オペレーション及びメンテナンス、並びに電力制御管理。
ノードB142、144は、WCDMA無線インターフェイスを実施する1つ以上のトランシーバを備えている。通常、ノードBは、1つのセルにサービスするが、ノードBが多数のセクター化されたセルにサービスするような解決策も考えられる。セルの直径は、数メーターから数十キロメーターまで変化し得る。ノードB142、144は、次のファンクションを有する。即ち、タイミング進み(TA)の計算、アップリンク方向における測定、チャンネルコード化、暗号化、暗号解読、及び周波数ホッピング。
第2の無線システム、即ちベースステーションシステム160は、ベースステーションコントローラBSC166及びベーストランシーバステーションBTS162、164で構成される。ベースステーションコントローラ166は、ベーストランシーバステーション162、164を制御する。原理的には、無線経路を実施する装置及びそれに関連したファンクションをベースステーション162、164に配置し、そして制御装置をベースステーションコントローラ166に配置することを目的とする。ベースステーションコントローラ166は、無線ネットワークコントローラと実質的に同じファンクションを取り扱う。
ベーストランシーバステーション162、164は、キャリア又は8つのタイムスロット又は8つの物理的チャンネルを実施する少なくとも1つのトランシーバを備えている。通常、1つのベースステーション162、164は、1つのセルにサービスするが、1つのベースステーション162、164が多数のセクター化されたセルにサービスするような解決策も考えられる。ベースステーション162、164は、無線システムに使用されるスピーチ−コードモードと、公衆交換電話ネットワークに使用されるスピーチ−コードモードとの間の変換を実行するトランスコーダも含むことが考えられる。しかしながら、実際に、トランスコーダは、通常、移動サービス交換センター102に物理的に配置される。ベーストランシーバステーション162、164には、ノードBとしての対応ファンクションが設けられる。
加入者ターミナル170は、2つの部分、即ち移動装置ME172と、UMTS加入者認識モジュールUSIM174とで形成される。加入者ターミナル170は、無線アクセスネットワーク130又はベースステーションシステム160への無線接続を実施する少なくとも1つのトランシーバを備えている。加入者ターミナル170は、少なくとも2つの異なる加入者認識モジュールを備えている。更に、加入者ターミナル170は、アンテナ、ユーザ装置及びバッテリを備えている。多数の種類の加入者ターミナル170、例えば、乗物搭載及びポータブルターミナルが現在存在する。
USIM174は、ユーザに関連した情報、及び特に、情報セキュリティ、例えば、暗号化アルゴリズムに関連した情報を含む。
図2のフローチャートに示された好ましい実施形態の解決策を詳細に説明する。送信されるべき情報パケットは、ステップ200において、上述したように、第1トランシーバでエンコードされ、そして異なるブロックに分割される。ステップ202において、送信されるべきブロックは、別々のバーストに分割される。別の実施形態では、バーストの数を、送信に使用するアンテナの数で分割することができ、これは、nTと称される。次いで、ステップ204において、バーストがnTグループに分割され、これらは、ステップ206において、空間−時間コードを使用してエンコードされる。グループの各1つは、ステップ208において、特定のアンテナから送信される。
ステップ210では、第2のトランシーバがバーストを受信し、そして空間−時間コード化を実行する(212)。ステップ214において、トランシーバは、受信が首尾良く行なわれたかどうかチェックする。受信が首尾良く行われた場合には、第2のトランシーバが、ステップ216において、肯定確認を第1トランシーバへ送信する。
ここでは、確認が送信される前に多数のグループを送信できることに注意されたい。
受信が首尾良く充分な信頼性で行われなかった場合には、第2トランシーバが、ステップ218において、バーストを一時的にメモリに記憶し、そしてステップ220において、否定確認を第1トランシーバへ送信する。次いで、ステップ222において、同じnTバーストが、以前の送信に使用されたものとは異なる空間−時間コードを使用して再エンコードされる。ステップ226において、グループが送信される。
ステップ228において、第2トランシーバは、バーストを受信し、そしてステップ230において、第2トランシーバは、記憶されたバーストをメモリから読み取り、空間−時間コード化を実行する。ステップ232において、第2トランシーバは、受信が首尾良く行なわれたかどうかチェックする。受信が首尾良く行われた場合には、第2トランシーバは、ステップ234において肯定確認を第1トランシーバへ送信する。
受信に失敗した場合には、第2トランシーバは、ステップ236において、否定確認を第1トランシーバへ送信する。次いで、プロセスは、ステップ238へ進み、ステップ204に基づいて同じバーストを再送信する。
全てのグループが再送信されると、プロセスは、ステップ200の第2ブロックを送信するように進み、そしてこの手順は、全データパケットが首尾良く送信されるまで続けられる。
空間−時間コード化に関連してここに示す解決策には、自動繰り返し要求方法(ARQ)が一例として適用される。換言すれば、空間−時間エンコードされた記号ブロックが最初に第2トランシーバへ送信される。受信が首尾良く行われた場合には、ARQチャンネルブロックの送信を続けることができる。ARQプロトコルは、当然、任意である(例えば、ハイブリッドNチャンネルARQプロトコル)。さもなければ、記号ブロック又はその一部分が、第2の空間−時間コードを使用して再送信される。従って、第2トランシーバにおいて合成される信号の直交性は、第1又は第2の送信のみにおける直交性より高い。異なるダイバーシティ方法が後者の送信に使用される場合には、第2トランシーバにおける合成信号のダイバーシティ度合が第1又は第2の送信のみにおけるダイバーシティ度合より高くなる。
次いで、好ましい実施形態を詳細に説明する。2つの送信アンテナに対する既知の空間−時間コード化方法を以下に述べる。ビットで構成された送信されるべき記号Sは、所与のサイズのブロックでエンコードされ、各ブロックは、次の式に基づいて所与の数のチャンネル記号へとエンコードされる。
Figure 2005528038
この式において、マトリクス内の水平ラインは、送信時間を示すもので、上部の水平ラインは、時間tに送信されるべき情報を示し、そして下部の水平ラインは、時間t+Tに送信されるべき情報を示し、Tは記号シーケンスを指す。マーク*は、複素共役を指す。マトリクス内の垂直ラインは、アンテナを示すもので、第1の垂直ラインは、アンテナ1を経て送信される情報を示し、そして第2の垂直ラインは、アンテナ2を経て送信される情報を示す。従って、式に示された複素数変調のブロックコードが存在するが、せいぜい2つのアンテナに対するものに過ぎない。前記の例では、記号S1及びS2が時間tに送信され、そして記号−S2 *及びS1 *が時間t+Tに送信される。
3つ又は4つのアンテナに対する前記コードの適用は、いわゆるABBAコードであり、これは、次の式で示される。
Figure 2005528038
式(1)のコードに対する対応有効空間−時間フィルタは、次の通りであり、
Figure 2005528038
式(2)のコードのついては、次の通りである。
Figure 2005528038
従って、受信器により観察される式(2)のコードに対する有効相関マトリクスは、次の通りである。
Figure 2005528038
但し、b=2Re[α1、α* 3+α2、α* 4]及びa=Σ|αi2、並びにαiは、アンテナiと受信アンテナとの間の複素数チャンネル係数である。
ARQ方法が前記コードに適用されたときには、上述したように、第1ブロックを第1に送信することができる。再送信が要求された場合には、使用する位相を変更するようにしてブロックを再送信できるか、或いはチャンネルを再配置しなければならない。好ましい実施形態では、第3及び第4アンテナの信号に係数−1を乗算することができる。次いで、相関係数が次の式から得られる。
Figure 2005528038
和のエネルギーは、2つの対角方向の和のエネルギーである。再送信は、必ずしも、最初の送信と同じ量の電力で送信又は受信する必要はない。しかしながら、両送信における受信信号電力が同じサイズであり、特に、両送信のチャンネル位相が等しい場合だけ、完全な直交性が得られる。これは、チャンネルのコヒレンス時間内に再送信が生じる場合に可能性が高くなる。再送信の後に送信が直交化されるので、合成信号を検出するのに簡単な受信アルゴリズムで通常は充分である。
次に、別の好ましい実施形態を説明する。ここで、変換コードと称される別のコードを定義するが、これは、AWGN(平均ホワイトガウスノイズ)チャンネルに著しいロスがなく且つ多経路のレイリー及びリシアンフェージングチャンネルに充分な容量がある状態でコードが与えられるように定義することができる。先ず、次の項を定義する。
Figure 2005528038
これは、コードマトリクスを次のように示すのを許す。
Figure 2005528038
又は、次のように若干変換された式で示す。
Figure 2005528038
ここで、マトリクスの列は、異なる放射パターンを使用して送信される。チャンネルが4つの記号シーケンスにわたって一定であると仮定すれば、次のコード相関マトリクスが得られる。
Figure 2005528038
ここで、Ntは、送信アンテナの数である。ARQ方法が前記コードに適用されたときには、上述したように、第1ブロックを第1に送信することができる。再送信が要求された場合には、2つのSTTDブランチを送信するのに使用されるアンテナ(又は放射パターン)を変更するように、ブロックを再送信することができる。従って、次の式は、非直交性を決定する。
Figure 2005528038
この例では、送信中にチャンネル電力が同様である(位相に関わらず)場合だけ、全直交性が得られ、従って、b=0である。各再送信中に、異なるSTTDブランチを送信するのに使用されるべきアンテナ(又は放射パターン)を変更することができ、その結果、各再送信の後に有効相関が低下する。
次に、Nt個の送信アンテナと、直角空間−時間コードマトリクスとが設けられた送信器について考える。C1∈CNt/2xNt/2及びC2∈CNt/2xNt/2は、コード比rの自由に選択可能な直交空間時間ブロックコードを指すとする。但し、Cは、複素数マトリクスのセットである。Uは、単位マトリクスを例えば、次の式で表わすとする。
Figure 2005528038
式(12)に基づいて空間−時間マトリクスをマルチプレクスすると、常に全てのアンテナ素子に同じ平均電力を与えることができる。又、アンテナホッピングのような他の直交マルチプレクス方法を使用することもでき、これにより、式(12)に対応するコードは、次の式となる。
Figure 2005528038
パラメータα(又はより一般的には、式(11)における項μとνとの間の振幅差)は、全ての記号が等しく取り扱われる直交記号に関する均質な方法で始まって、各記号がアンテナ数の半分から送信され、ひいては、有効送信ダイバーシティを減少する直交方法で終了する異なる送信方法を生成するのを許す。
変換コードが使用されるときには受信信号が次の式で表わされる。
Figure 2005528038













Figure 2005528038
サブコードのデコード遅延が2である変換コードに関連した適用は、次の通りである。値α=1,0が、パラメータαとして使用される。送信は、時間t1に行なわれる。
Figure 2005528038
必要に応じて、再送信が時間t2=t1+Nに行なわれる。
Figure 2005528038
個々の記号がQPSK変調されそしてα=1,0である場合には、第1送信中のビットレートは、4ビット/s/Hzである。再送信が必要な場合には、有効ビットレートが2ビット/s/Hzである。
チャンネルのコヒレンス時間内に再送信が生じた場合には、コード(t1及びt2を経て定義された)がSTTD−OTDと同一であり、即ち直交する。従って、上述した再送信を使用すると、オリジナル送信と再送信が受信器において合成されるときに、オリジナルDSTTD送信がSTTD−OTD送信に変換される。上述した2記号のデコード遅延に代わって、4x4マトリクス(12)がα=1の第1送信に使用され、そして4x4マトリクスがα=0の再送信に使用される場合にも同様の状態が発生する。従って、両方の送信は別々にSTTD−OTD送信であるが、合成送信は直交する(同じチャンネルに沿って行われた場合)。又、2つの第1送信が、前記Ctr1及びCtr2として送信され(従って、例えば、α=1のときのSTTD−OTD送信に対応する)、そして考えられる第3の送信が、パラメータα=0のSTTD−OTD送信に対応する4x4マトリクスであるように、動作することも考えられる。換言すれば、再送信は、好ましくは直交性が高まるように以前の積分空間−時間コードに適用することができる。
STTD−OTD(OTD:直交送信ダイバーシティ)コードは、それ自体知られており、それ故、ここでは詳細に説明しない。しかしながら、例えば、当該コードにおいて、例えば、4つのデータ流が得られ、これらを異なる放射パターンに向けることができる。コードは、次のように表わされる。
Figure 2005528038
但し、1/2は、送信電力の正規化係数を表わす。マトリクス内の各水平ラインは、1つの放射パターンを使用して送信されるべき信号を表わす。4つのデータ流の各1つに対してマルチコード拡散を実行することができ、この場合、各データ流に対して同じ拡散コードが使用される。マルチコード拡散では、並列拡散コード、ODFMキャリア、マルチキャリア方法、又は並列変調方法を使用して、信号(例えば、少なくとも2つの空間−時間マトリクス)が送信される。全ての放射パターンを経て送信されるべき信号は直交し、換言すれば、マトリクス(7)のラインは直交することが遵守されねばならない。
α≠1,0で、全ダイバーシティ変調コンステレーションである場合には、第1送信のビットレートが4ビット/s/Hzであり、そして時間t2に同じビットが送信され、得られたビットレートは、2ビット/s/Hzである。これらのα値は、再送信に関連してコード構造を変化させない。それ故、コードには、4つのアンテナが使用されたときに再送信後に4度のダイバーシティが与えられる。又、t1及びt2は、時間以外のチャンネルリソース、例えば、送信周波数(周波数ホッピング)、キャリア周波数、異なる拡散コードと置き換えられることにも注意されたい。
Figure 2005528038
α=0.5であり、再送信が要求されてそれがチャンネルのコヒレンス時間内に行なわれると仮定する。コードが第1送信のみに基づいて積分/デコードされる場合には、4ビット/s/Hzのビットレートを得るが、コードが両送信に基づいて積分/デコードされる場合には、2ビット/s/Hzのビットレートを得、コードは直交する。α=0.5であり、再送信がチャンネルのコヒレンス時間(又はコヒレンス周波数)内に行なわれない場合には、コードは、次の相関構造で非直交となる。
Figure 2005528038
次いで、例えば、前記送信の前に、所与のチャンネル統計情報を伴う第1送信部分が信頼性の低いものであると仮定する場合に適用できる別の実施形態を説明する。2つの送信アンテナが使用され、そして送信に使用されるべき空間−時間コードが少なくとも2つの部分を含むと仮定する。コードの第1部分は、特定リソースを使用する第1送信に使用される。第2送信は、コードの第2部分及び他のリソースを使用して実行される。送信は、例えば、第1部分が時間t1に第1タイムスロットで送信され、そして第2送信が時間t2=t1+Nに第2タイムスロットにおいて少なくとも部分的に異なるチャンネルを使用して送信されるように、行なわれる。送信アンテナは、同じであるが、例えば、タイムスロット、周波数又はサブキャリアは、第1部分の送信に比してずれてもよく、従って、空間−時間コードの異なる部分が異なるチャンネル係数で少なくとも部分的に受信されてもよい。従って、送信は、受信器が信号と共に異なるチャンネルを観察するように実行される。








Figure 2005528038
上述したように、空間−時間コード部分は、異なるチャンネルにおいて送信されるのが好ましい。少なくとも部分的に非相関チャンネルを人為的に形成することが望まれる場合には、次のような手順が進められる。例えば、4つのアンテナが使用されるが、これらは、受信器が2つのチャンネルしか見ないように送信を行なう。次いで、実質的に時間t1に、送信が2つの異なる線形組合せ又は放射パターンで実行され、そして時間t2に、2つの異なる放射パターンで実行され、その少なくとも1つは、時間t1に使用されたものとは相違する。チャンネルは、従来技術に基づき、例えば、少なくとも1つの送信アンテナに適用される連続周波数オフセット、以下に述べるトロンビ(trombi)コードの場合と同様の位相ホッピング、アンテナのインデックスの変更、等を使用して形成することができる。ここでは、2つのブロック部分が、時間t1に、放射パターン又はチャンネルに送信され、そして時間t2=t1+Nに、異なる放射パターン/チャンネルに送信される。
この実施形態では、時間t1+Nに第2コード部分を送信すべきかどうかの判断は、時間t1に送信された信号のデコーディングが首尾良く充分信頼性があるかどうかに基づいてもよい。或いは、送信がとにかく時間t1及びt2=t1+Nに実行されるが、考えられる再送信は、合成t1及びt2送信が確実にデコードされたかどうかに基づいて時間t1+Nに実行される。N及びN2は、送信器及び受信器により合意されて決定された量であってもよいし、或いは送信器により決定された量であってもよい。又、時間リソースは、上述したように、周波数リソースに変更できるし、或いはコード、周波数、時間又はその組合せのような別の実質的に直交するリソースに変更できることを強調しておく。
次いで、トロンビとも称される別の好ましい実施形態を説明する。この例では、明瞭化のために、第1トランシーバがベースステーションであり、そして第2トランシーバが加入者ターミナルであると仮定する。更に、ベースステーションは、式(1)に基づいて送信されるべき信号のコード化を実行すると仮定する。従って、2つのデータ流が得られる。各データ流は、2つに分割され、両データ流の半分に位相項eθ1及びeθ2を乗算する。但し、{θ1}及び{θ2}は、位相ホッピングシーケンスを表わす。図3は、コード化を示す。エンコーダ300は、送信されるべき信号に対して式(1)に基づいてコード化を実行し、そしてエンコーダの出力は、記号S1及びS2より成るデータ流302と、記号−S2*及びS1*より成るデータ流304とを含む。これらのデータ流は、2つのブランチに分割され、即ちデータ流302は、ブランチ306及び308に分割されると共に、データ流304は、ブランチ310及び312に分割される。データ流306及び308は、そのまま送られるが、データ流308は、位相伝達手段314に送られ、ここで、位相シフトeθ1が生じる。対応的に、データ流312は、位相シフト手段316に送られ、ここで、位相シフトeθ2が生じる。位相シフトは、各データ流で異なってもよいし、全てに対して同様であってもよい。この例では、位相シフトが異なる。
データ流306−312は、高周波部分338−344に送られ、そして放射パターン318−324を使用して送信される。放射パターンは、当業者に明らかなように、異なるアンテナ又は1つ以上のアンテナアレーを使用して得ることができる。ここでは、放射パターンをいかに形成するかは重要でない。
考えられる再送信に関連して、使用されるアンテナ又は放射パターンを変更することができ、或いは放射パターンの位相を変更することができる。
次いで、別の好ましい実施形態を説明する。第1送信の記号レートが前記コード(17)と同じであるが、コードが多経路チャンネルに適用される図4に示す方法について考える。
ここでは、データ流が分割される前記送信を適用する。送信されるべきデータd(t)を2つの半部分d1(t)及びd2(t)に分割する。又、送信に使用されるべきフレームも2つの半部分に分割する。フレームの第1の半部分の間に、d1(t)がアンテナ400から送信され、そしてd2(t)がアンテナ402から送信される。フレームの第2の半部分の間に、d1(t)がインバータ404において逆の順序にされ、計算手段406においてそこから複素共役が取り出され、そしてそれがアンテナ402から送信される。対応的に、d2(t)がインバータ408において逆の順序にされ、そこから複素共役が取り出され、計算手段410において符号が反転され、そしてアンテナ400から送信が行なわれる。
付随の公式において、その公式の最も外側の層に式(1)のコードが含まれる。
Figure 2005528038
これは、z1及びz2が第1記号周期にあり、そしてz2 *及び−z1 *が最後の記号周期にあるが、最後の項の符号は変更されていることを意味する。これは、直交性に影響しない。又、それに対応するコードが、次の層において、各後続対の記号に対して記号z3及びz4等々として見出され、これは、記号z2n-1及びz2nまで続けられる。マトリクスの最後の部分は、受信器がそれを要求する場合に送信される。この場合に、信号モデルは、多経路チャンネルに次のように示すこともできる。
L個の伝播経路より成るチャンネルのコンボリューションマトリクスが指示され、このマトリクスは、公式においてT個のライン(記号)を含む。
Figure 2005528038
ブロックの第1送信には、有効チャンネルマトリクスが与えられる。
1=[M(α1,1、α1,2、・・・α1,L) M(α2,1、α2,2、・・・α2,L)]
そして第2の送信には、次が与えられる。
2=[−M(α* 2,L、α* 2,L-1、・・・v* 2,1) M(α* 1,L、α* 1,L-1、・・・α* 1,1)]
ここで、有効相関マトリクスは、次のように指示することができる。
H 11+HH 22
第1送信は、特に、多数の非相関送信/受信アンテナが使用されるとき、及び信号対雑音比が充分高い場合には、記号をデコードすれば充分である。それに対応するブロック送信概念を、非直交コードにも適用できる。
ABBAコード(公式2)の最初の2つのラインが4つの送信アンテナと共に基本的送信方法として使用される場合には、第1送信がDSTTD形態(記号レート2)のものとなる。次いで、コヒレンス時間内に行われた再送信の後に、コードはABBA形態(記号レート1)へ変換される。2つの受信アンテナが使用され、従って、DSTTDのデコーディングが容易にされた場合には、第1送信のダイバーシティ度合が、再送信の後に、4及び8となる。その結果、合成デコーディングの後に、検出の確率が著しく高くなると同時に、送信がスペクトル効率の良いものとなる。
トロンビ形態の送信又はSTTD−OTD送信(即ちダイバーシティ度合2による限定ダイバーシティの直交送信)が第1送信に使用される場合には、チャンネルのコヒレンス時間内に発生する再送信を、上述したように、合成の後に全ダイバーシティ直交コードが得られるように変更することができる。第1送信とは異なる電力で再送信が行なわれるか、又はチャンネル増幅度が変更される場合には、全ダイバーシティが得られない。しかしながら、通常、プロセスは、全ダイバーシティに近いものとなる。使用するアンテナは、送信において置換することができ、或いはアンテナの位相を変更してもよい。
第1送信が、記号レート1を用いる上述した変換コードを使用する場合には、公式(15)は、相関構造を表わす。再送信に使用されるべきインデックスが変更されたときには、合成信号の相関構造に対して値が得られる。
Figure 2005528038
これは、両送信の間にチャンネルが同様である場合には相関がゼロへと減少することを実質的に指示する。第1送信がABBA形式である場合にも同じ結果が得られるが、例えば、アンテナ1及び2において複素数位相を変更しなければならない(値−1で乗算)。
上述した変換コードが、記号レート2を用いる第1送信に使用される場合には(コードマトリクスは、サイズ4x4である)、前節で述べた方法により、或いは第1送信の単位変換を決定するφ1及び第2送信の単位変換を決定するφ2の値を、ejπφ1=−ejπφ2にセットするだけで、対角相関を不存在とすることができる。従って、相関マトリクスにおける非対角項は、理想的にも、互いに無効にする。
例えば、4つの送信アンテナを使用する場合には、次のマトリクスに基づいて送信を行うことができ、従って、4x4マトリクスの記号レートも2である。
Figure 2005528038
全ての上記ケースにおいて、チャンネル係数αは、一般に、例えば、無線パターンに依存してもよく、受信器から見たチャンネルを表わし、そして各送信要素及び受信要素におけるチャンネル係数の線形変換でもよい。異なるパターンに異なる空間−時間コード部分が設けられてもよく、そして各ビームは、閉ループ制御を使用して最適化することもできるし、又は受信信号により盲目的に最適化することもできる。
又、前節で述べた例は、例えば、2つ以上の再送信を使用するときに、必要に応じて組合せて、最終的な合成コードが、少なくとも部分的に直交し又はもっと直交するようにし、或いは以前の合成送信より高い信頼性となるようにすることができる。
次いで、図5に示す好ましい実施形態に基づくトランシーバの例を説明する。本発明の観点から第1トランシーバ500及び第2トランシーバの本質的な部分が図示されている。これらトランシーバは、当業者に明らかなように、他の要素も含むが、ここでは説明しない。第1トランシーバは、空間−時間ブロックエンコーダ504を備え、これには、送信されるべき信号508が入力として与えられる。このSTエンコーダにおいて、第1の空間−時間コード化を使用して信号がエンコードされる。エンコードされた信号は、高周波部分510へ送られ、ここでは、信号が増幅され、高周波へと移行され、そしてアンテナ512を使用して送信される。送信にはダイバーシティ方法を使用することができる。アンテナ512は、図3に示されたアンテナ318−324に対応する。エンコーダ504は、図3に示された要素300、314及び316に対応する。制御ブロック506は、第1トランシーバの種々の部分のオペレーションを制御する。STエンコーダ504及び制御ブロックは、例えば、プロセッサ及び適当なソフトウェアにより実施することもできるし、或いはプロセッサの個別要素又は結合要素と適当なソフトウェアとを使用して実施することもできる。高周波部分510は、従来の技術に基づいて実施することができる。
第1トランシーバは、更に、受信部518と、受信アンテナ520とを備えている。実際の受信器では、送信及び受信アンテナが一般に同一である。
この例では、第2トランシーバ502は、信号の受信を行なう2つの受信アンテナ522、524と、アンテナで受信した信号が送られる対応高周波部分525、528とを備え、ここで、信号が中間周波即ち基本帯域へと変換される。高周波部分から受け取られた信号は、前フィルタ530へ送られ、ここで、異なるアンテナにより送信された信号が互いに分離される。これは、当業者に知られた多数の方法で行なわれる。その1つの方法は、希望の信号を受信しそして他の信号を干渉として取り扱う干渉除去方法である。前フィルタでは、干渉を除去すると共に、希望の信号のインパルス応答を減少するように努力が払われる。
この中間フィルタから、信号はイコライザ532、534へ送られ、ここで、信号は、更に、例えば、遅延判断フィードバックシーケンス推定装置(DDFSE)と、これに直列に接続された最大帰納的確率(MAP)推定装置とを使用して、周波数補正される。周波数補正及び前フィルタリングは、例えば、最小2乗平均エラー判断フィードバックイコライゼーション(DFE)をベースとしてもよい。イコライザから、信号は、チャンネルデコーダ536、538へ送られる。
制御ブロック540は、第2トランシーバ内の種々の部分のオペレーションを制御する。イコライザ532、534並びに制御ブロックは、例えば、プロセッサ又は適当なソフトウェアにより実施することもできるし、或いはプロセッサの個別要素又は結合要素と適当なソフトウェアとを使用して実施することもできる。高周波部分526、528は、従来の技術に基づいて実施することができる。
第2トランシーバは、更に、送信部542と、受信アンテナ544とを備えている。実際の受信器では、送信及び受信アンテナが通常同一である。
第2トランシーバにおいて、チャンネルデコーダは、受信信号をデコードし、そしてこのオペレーションが不首尾であった場合には、送信手段542及び送信アンテナ544を使用して再送信要求が第1トランシーバへ送信される。首尾良く受信されなかったブロックは、メモリ546に一時的に記憶される。
第1トランシーバは、アンテナ520及び受信部518で確認を受け取り、そして制御手段516は、少なくとも幾つかのブロックに対して第2の空間−時間コード化を実行すると共に再送信を実行するようにSTエンコーダを制御する。好ましい実施形態では、第1送信とは異なるダイバーシティ方法が関連送信に使用されるが、必ずしも異なる空間−時間コード化ではない。
第2のトランシーバでは、チャンネルデコーダ536、538は、イコライザからの再送信及び受信ブロックと、メモリ546からの以前に受信されたブロックとを得る。チャンネルデコーダにおいて、当業者に知られた方法を使用して、これらのブロックに対して空間−時間ブロックデコーディングが実行される。
受信器は、そのメモリに、受信信号及びチャンネル情報、相関マトリクス又は以前の送信の単なるソフト判断(即ちビット又は記号の確率値)を維持し、そしてそれらを再送信から得た値と合成する。メモリにソフト判断しか記憶しないと、メモリ容量の必要性が減少される。再送信の後に要求される信号処理は、再送信を伴わない場合より簡単であることに注意されたい。これは、コードの直交化により生じる。受信器の空間の数は、合成コードでは少ない。
再送信の必要性をいかに定義するかについて述べる。第1送信が受け取られると、エラーチェック又は信頼性メトリックの計算が実行され、それ故、受信が充分な信頼性で首尾良く行なわれたかどうか注目される。例えば、信号対雑音比、受信ビットの信頼性、デコードメトリック又は他の何らかの信頼性尺度が、受信が充分な信頼性で首尾良く行なわれなかったことを指示する場合には、再送信が要求される。更に、繰り返し冗長チェックCRCのようなエラー修正/エラー検出を使用することもできる。或いは又、フレームの一部分から、又は受信信号の他の何らかの部分からエラーを検出できるように、エラー検出が行なわれる。次いで、信号のその特定部分に対してのみ再送信を要求することができる。このような部分を決定するときに、空間−時間コードの構造を利用することができる。例えば、STTD−OTDコードを使用するときには、記号の半分が電力a1で受信され、そして他の半分が電力a2で受信されることが知られている。それ故、2つのCRCコードをこれらのデータ流に対して定義することができる。その結果、空間−時間コードの異なる部分に、異なるエラーチェック、コード化及び再送信基準を与えることができる。
以上、添付図面を参照して、本発明を詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に規定された本発明の範囲内で種々変更がなされ得ることが明らかであろう。
無線システムの構造を示す図である。 方法の一例を示す図である。 トランシーバで実行されるべきコード化の一例を示す図である。 トランシーバで実行されるべきコード化の別の例を示す図である。 トランシーバの構造の一例を示す図である。

Claims (33)

  1. 2つのトランシーバ(500,502)間のデータ送信方法であって、2つ以上の放射パターン(512)を使用して少なくとも1つのトランシーバで信号を送信及び受信するステップと、送信すべき記号を第1トランシーバにおいてブロックへと分割するステップと、第1の空間−時間コードを使用して前記ブロックをエンコードするステップと、放射パターンを使用して前記ブロックを送信するステップと、1つ以上のアンテナを使用して第2トランシーバにおいて前記ブロックを受信するステップとを備えたデータ送信方法において、更に、
    前記第2トランシーバにおいて再送信が要求されたかどうかチェックするステップと、
    再送信が要求された場合に、
    再送信メッセージを前記第1トランシーバへ送信するステップと、
    前記ブロックの少なくとも幾つかを前記第2トランシーバのメモリに記憶するステップと、
    第2の空間−時間コードを使用してその同じブロックの少なくとも幾つかをエンコードするステップと、
    前記エンコードされたブロックを前記第1トランシーバから再送信するステップと、
    前記再送信されたブロックを、1つ以上のアンテナを使用して前記第2トランシーバにおいて受信し、そして前記メモリ内のブロックとの合成検出又はデコーディングを実行するステップと、
    を備えたことを特徴とするデータ送信方法。
  2. 2つのトランシーバ(500,502)間のデータ送信方法であって、2つ以上のアンテナ(512)を使用して少なくとも1つのトランシーバで信号を送信及び受信するステップと、送信すべき記号を第1トランシーバにおいてブロックへと分割するステップと、空間−時間コードを使用して前記ブロックをエンコードするステップと、第1ダイバーシティ方法を使用して各アンテナから1つのブロックを送信するステップと、1つ以上のアンテナを使用して第2トランシーバにおいて前記ブロックを受信するステップとを備えたデータ送信方法において、更に、
    前記第2トランシーバにおいて再送信が要求されたかどうかチェックするステップと、
    再送信が要求された場合に、
    再送信メッセージを前記第1トランシーバへ送信するステップと、
    前記ブロックの少なくとも幾つかを前記第2トランシーバのメモリに記憶するステップと、
    空間−時間コードを使用してその同じブロックの少なくとも幾つかをエンコードするステップと、
    前記エンコードされたブロックを、前記第1の送信とは異なるダイバーシティ方法を使用して前記第1トランシーバから再送信するステップと、
    前記再送信されたブロックを、1つ以上のアンテナを使用して前記第2トランシーバにおいて受信し、そして前記メモリ内のブロックとの合成検出又はデコーディングを実行するステップと、
    を備えたことを特徴とするデータ送信方法。
  3. 前記空間−時間コード又はダイバーシティ方法は、合成信号のダイバーシティ度合が第1又は第2の送信のみにおけるダイバーシティ度合を越えるように選択される請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記空間−時間コード又はダイバーシティ方法は、合成信号の直交性が第1又は第2の送信のみにおける直交性を越えるように選択される請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記第1又は第2の空間−時間コードは、非直交の空間−時間コードであり、これらコードは互いに異なる請求項1に記載の方法。
  6. 前記第2の空間−時間コードは、前記第1の空間−時間コードからの置換である請求項5に記載の方法。
  7. 前記コードの位相は、互いにずれている請求項5に記載の方法。
  8. 前記第1及び第2のコードは、異なる放射パターンにより送信される請求項5に記載の方法。
  9. 放射パターン係数を制御する情報が前記第2トランシーバにおいて計算され、そして前記第1トランシーバへシグナリングされる請求項5に記載の方法。
  10. 放射パターン係数を制御する情報が、前記第2トランシーバにシグナリングされた情報に基づいて、前記第1トランシーバにおいて計算される請求項5に記載の方法。
  11. 前記第1及び第2の空間−時間コードが直交し、そして前記第1及び第2の空間−時間コードの記号が、送信すべき記号の異なる線形変換を表わす請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1及び第2の空間−時間コードが直交し、そして前記第1及び第2の空間−時間コードの記号に、異なる記号アルファベットが与えられる請求項1に記載の方法。
  13. 前記第1及び第2の空間−時間コード化及び送信が実行され、これは、
    送信器のエンコーダへ送信すべきブロックを受信するステップと、
    前記送信器のエンコーダへ送信すべきブロックに対して空間−時間コード化を実行して、MxM直交空間−時間ブロックエンコード信号が得られるようにするステップと、
    M個のデータ流の少なくとも1つに対して前記送信器のエンコーダにおいて位相シフトを実行して、非位相シフトデータ流に対応する少なくとも1つの位相シフトデータ流が得られるようにするステップと、
    M個の非位相シフトデータ流と少なくとも1つの位相シフトデータ流の各々を実質的に同時に異なる放射パターンにより送信するステップと、
    を備え、そして更に、前記第2の空間−時間コード化及び送信は、前記第1のコード化及び送信とは異なる位相又は放射パターン順序を使用する請求項1に記載の方法。
  14. 前記合成ブロックに対して有効相関マトリクスが計算され、そして該相関マトリクスにより検出又はデコーディングが実行される請求項1又は2に記載の方法。
  15. 前記ブロック記号に対してソフト又はハード判断が計算され、そして個別の判断の結合に基づいて検出又はデコーディングが実行される請求項1又は2に記載の方法。
  16. 異なる空間−時間コード部分には異なるクオリティチェックが与えられ、そして異なるコード部分に対して再送信の必要性が別々にチェックされる請求項1又は2に記載の方法。
  17. 受信した信号の信頼性が推定され、そしてその推定された信頼性に基づいて再送信の判断が行われる請求項1又は2に記載の方法。
  18. 再送信が要求される場合には、前記第2のトランシーバが、最初に受信したブロックに関連したパラメータをメモリに記憶する請求項1又は2に記載の方法。
  19. 送信は、少なくとも2つの異なる放射パターンを使用して少なくとも2つの記号を同時に送信することを含む請求項1又は2に記載の方法。
  20. 第1及び第2のトランシーバ(500,502)を含むデータ送信システムであって、少なくとも1つのトランシーバは、信号を送信及び受信する2つ以上のアンテナ(512,520,522,524,544)を備え、前記第1トランシーバ(500)は、送信すべき記号をブロックへと分割し、第1の空間−時間コードを使用して前記ブロックをエンコードし、そして各アンテナから1つのブロックを送信するように構成され、且つ前記第2トランシーバ(502)は、1つ以上のアンテナを使用して前記ブロックを受信するように構成されたデータ送信システムにおいて、
    前記第2トランシーバは、再送信が要求されたかどうかチェックするように構成され、
    再送信が要求された場合に、
    再送信要求を前記第1トランシーバへ送信し、前記第2トランシーバは、前記ブロックの少なくとも幾つかをメモリに記憶するように構成され、
    前記第1トランシーバは、第2の空間−時間コードを使用してその同じブロックの少なくとも幾つかをエンコードし、
    前記エンコードされたブロックを再送信するように構成され、そして
    前記第2トランシーバは、前記再送信されたブロックを、1つ以上のアンテナを使用して前記第2トランシーバにおいて受信し、そしてそれらを前記メモリ内のブロックと合成するように構成されたことを特徴とするデータ送信システム。
  21. 第1及び第2のトランシーバ(500,502)を含むデータ送信システムであって、少なくとも1つのトランシーバは、信号を送信及び受信する2つ以上のアンテナ(512,520,522,524,544)を備え、前記第1トランシーバ(500)は、送信すべき記号をブロックへと分割し、第1の空間−時間コードを使用して前記ブロックをエンコードし、そして第1のダイバーシティ方法を使用して各アンテナから1つのブロックを送信するように構成され、且つ前記第2トランシーバ(502)は、1つ以上のアンテナを使用して前記ブロックを受信するように構成されたデータ送信システムにおいて、
    前記第2トランシーバは、再送信が要求されたかどうかチェックするように構成され、
    再送信が要求された場合に、
    再送信要求を前記第1トランシーバへ送信し、
    前記第2トランシーバは、前記ブロックの少なくとも幾つかをメモリに記憶するように構成され、
    前記第1トランシーバは、第2の空間−時間コードを使用してその同じブロックの少なくとも幾つかをエンコードし、
    前記エンコードされたブロックを、前記第1の送信とは異なるダイバーシティ方法を使用して再送信するように構成され、そして
    前記第2トランシーバは、前記再送信されたブロックを、1つ以上のアンテナを使用して前記第2トランシーバにおいて受信し、そしてそれらを前記メモリ内のブロックと合成するように構成されたことを特徴とするデータ送信システム。
  22. 前記第1及び第2の空間−時間コードは、非直交の空間−時間コードであり、これらコードは互いにずれている請求項20に記載のシステム。
  23. 前記空間−時間コード又はダイバーシティ方法は、合成信号のダイバーシティ度合が第1又は第2の送信のみにおけるダイバーシティ度合を越えるように選択される請求項20又は21に記載のシステム。
  24. 前記空間−時間コード又はダイバーシティ方法は、合成信号記号の直交性又はビットの直交性が第1又は第2の送信のみにおける直交性を越えるように選択される請求項20又は21に記載のシステム。
  25. 前記第1トランシーバは、
    送信すべきブロックを、直交MxM空間−時間ブロックエンコード信号へと空間−時間エンコードする手段(300)と、
    M個のデータ流から少なくとも1つのデータ流を位相シフトして、非位相シフトデータ流に対応する少なくとも1つの位相シフトデータ流が得られるようにする手段(314,316)と、
    M個の非位相シフトデータ流及び少なくとも1つの位相シフトデータ流の各1つを実質的に同時に異なる放射パターン(318-324)により送信する手段(338-344)と、
    を備え、そして更に、前記第1トランシーバは、前記第2の空間−時間コード化及び送信において、前記第1のコード化及び送信とは異なる位相又は放射パターン順序を使用するように構成された請求項20又は21に記載のシステム。
  26. 前記第2トランシーバは、受信信号の信頼性を推定することにより再送信の必要性をチェックするように構成された請求項20又は21に記載のシステム。
  27. 前記第2トランシーバは、信号送信に使用される空間−時間コードの異なる部分に対して別々に再送信の必要性をチェックするよう構成された請求項20又は21に記載のシステム。
  28. 2つのトランシーバ(500,502)間のデータ送信方法であって、2つ以上の放射パターン(512)を使用して少なくとも1つのトランシーバで信号を送信及び受信するステップと、送信すべき記号を第1トランシーバにおいてブロックへと分割するステップと、少なくとも2つの部分を含む空間−時間コードを使用して前記ブロックを送信前にエンコードするステップと、放射パターンを使用して1つのブロック部分を送信するステップと、1つ以上のアンテナを使用して第2トランシーバにおいて前記ブロックを受信するステップとを備えたデータ送信方法において、更に、
    合成信号の直交性又はダイバーシティ度合が前記コード部分の直交性又はダイバーシティ度合を別々に越えるように前記空間−時間コードを選択するステップと、
    アンテナリソースは実質的に同じものであるが、直交チャンネルリソースは異なるものを使用して、前記空間−時間コードの異なる部分を送信するステップと、
    を備えたことを特徴とするデータ送信方法。
  29. 前記直交チャンネルリソースは、時間、周波数、サブキャリア、コード及びその組合せを含む請求項28に記載の方法。
  30. 異なる空間−時間コード部分における記号は、互いの一元変換である請求項28に記載の方法。
  31. 異なるチャンネルリソースに割り当てられた部分は、異なる放射パターンを使用して少なくとも部分的に送信される請求項28に記載の方法。
  32. 2つ以上の放射パターンを使用して信号を送信する手段と、送信すべき記号をブロックへと分割する手段と、第1の空間−時間コードを使用して前記ブロックをエンコードする手段と、放射パターンを使用して前記ブロックを送信する手段とを備えた送信装置において、
    再送信メッセージを受信するための手段と、
    再送信メッセージが受信された場合に第2の空間−時間コードを使用して前記ブロックの少なくとも幾つかをエンコードする手段と、
    再送信メッセージが受信された場合に前記エンコードされたブロックを再送信する手段と、
    を備えたことを特徴とする送信装置。
  33. 使用する第1の空間−時間コードでエンコードされたブロックを受信するための1つ以上のアンテナ又は放射パターンを備えたトランシーバにおいて、
    再送信が要求されたかどうかチェックするための手段と、
    再送信が要求された場合に、
    前記ブロックの少なくとも幾つかを記憶するためのメモリ手段と、
    再送信メッセージを送信するための手段と、
    第2の空間−時間コードでエンコードされた再送信ブロックを受信するための1つ以上のアンテナと、
    前記メモリ内のブロックとの合成検出又はデコーディングを実行する手段と、
    を備えたことを特徴とするトランシーバ。
JP2004507188A 2002-05-29 2003-05-28 データ送信方法及びシステム Expired - Fee Related JP4533742B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI20021013A FI20021013A0 (fi) 2002-05-29 2002-05-29 Tiedonsiirtomenetelmä ja -järjestelmä
PCT/FI2003/000420 WO2003101029A1 (en) 2002-05-29 2003-05-28 Data transmission method and system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005528038A true JP2005528038A (ja) 2005-09-15
JP4533742B2 JP4533742B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=8564028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004507188A Expired - Fee Related JP4533742B2 (ja) 2002-05-29 2003-05-28 データ送信方法及びシステム

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20050255805A1 (ja)
EP (1) EP1508218A1 (ja)
JP (1) JP4533742B2 (ja)
KR (1) KR20050008751A (ja)
CN (2) CN101500261A (ja)
AU (1) AU2003233830A1 (ja)
BR (1) BR0311427A (ja)
FI (1) FI20021013A0 (ja)
MX (1) MXPA04011949A (ja)
WO (1) WO2003101029A1 (ja)
ZA (1) ZA200409619B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116637A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Fujitsu Ltd 無線通信方法及び無線通信システム並びに受信装置及び送信装置
EP2104241A2 (en) 2008-03-17 2009-09-23 Fujitsu Ltd. Wireless communication system, wireless communication method, transmission apparatus, and reception apparatus
US7983633B2 (en) 2006-12-26 2011-07-19 Fujitsu Limited Radio base station having transmitters corresponding to a plurality of sectors, and signal transmission method for a plurality of sectors
JP2011259475A (ja) * 2006-11-22 2011-12-22 Fujitsu Ltd Mimo−ofdm通信方法およびmimo−ofdm通信装置

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7397864B2 (en) 2002-09-20 2008-07-08 Nortel Networks Limited Incremental redundancy with space-time codes
JP4126058B2 (ja) * 2003-06-18 2008-07-30 日本電信電話株式会社 無線パケット通信方法および無線パケット通信装置
US8204149B2 (en) 2003-12-17 2012-06-19 Qualcomm Incorporated Spatial spreading in a multi-antenna communication system
US7302009B2 (en) 2003-12-17 2007-11-27 Qualcomm Incorporated Broadcast transmission with spatial spreading in a multi-antenna communication system
US7336746B2 (en) 2004-12-09 2008-02-26 Qualcomm Incorporated Data transmission with spatial spreading in a MIMO communication system
US8169889B2 (en) 2004-02-18 2012-05-01 Qualcomm Incorporated Transmit diversity and spatial spreading for an OFDM-based multi-antenna communication system
WO2005096519A1 (en) * 2004-04-02 2005-10-13 Nortel Networks Limited Space-time transmit diversity systems and methods for ofdm applications
US8923785B2 (en) 2004-05-07 2014-12-30 Qualcomm Incorporated Continuous beamforming for a MIMO-OFDM system
US8285226B2 (en) 2004-05-07 2012-10-09 Qualcomm Incorporated Steering diversity for an OFDM-based multi-antenna communication system
US7110463B2 (en) 2004-06-30 2006-09-19 Qualcomm, Incorporated Efficient computation of spatial filter matrices for steering transmit diversity in a MIMO communication system
US7978649B2 (en) 2004-07-15 2011-07-12 Qualcomm, Incorporated Unified MIMO transmission and reception
WO2006023559A2 (en) * 2004-08-16 2006-03-02 Wionics Research Packet detection in time/frequency hopped wireless communication systems
KR100714973B1 (ko) 2004-08-16 2007-05-04 삼성전자주식회사 하이브리드 자동재전송요구 시스템에서 신호점 사상규칙을변경하기 위한 장치 및 방법
KR100774290B1 (ko) * 2004-08-17 2007-11-08 삼성전자주식회사 성능 향상위한 시공간 블록 부호화 장치 및 방법
CA2575701C (en) * 2004-08-17 2012-04-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for space-time-frequency block coding using channel quality indicators (cqis)
KR100780363B1 (ko) 2004-08-27 2007-11-29 삼성전자주식회사 2개의 송신안테나를 위한 최대 다이버시티 최대 전송율을갖는 시공간 블록 부호화 장치 및 방법
CN101057417B (zh) * 2004-09-03 2013-05-08 高通股份有限公司 用于使用发射分集方案进行空间扩展的设备和方法
US7894548B2 (en) * 2004-09-03 2011-02-22 Qualcomm Incorporated Spatial spreading with space-time and space-frequency transmit diversity schemes for a wireless communication system
WO2006046826A2 (en) * 2004-10-25 2006-05-04 Lg Electronics Inc. A method of selecting retransmission format in a wireless communication multiple antenna system
US7545875B2 (en) 2004-11-03 2009-06-09 Nokia Corporation System and method for space-time-frequency coding in a multi-antenna transmission system
US8261150B2 (en) * 2004-11-25 2012-09-04 Panasonic Corporation Multi-antenna transmitting apparatus, multi-antenna receiving apparatus, and data re-transmitting method
KR20060074284A (ko) * 2004-12-27 2006-07-03 엘지전자 주식회사 다수의 안테나를 이용한 통신 시스템에서 패킷 재전송 방법
US7526708B2 (en) 2005-01-03 2009-04-28 Nokia Corporation Adaptive retransmission for frequency spreading
US7827475B2 (en) 2005-05-02 2010-11-02 Nokia Corporation Enhanced random access transmission
KR100629490B1 (ko) * 2005-08-18 2006-09-28 삼성전자주식회사 전송 다이버시티 시스템의 송신장치 및 방법
KR101108056B1 (ko) * 2005-12-26 2012-01-31 엘지전자 주식회사 다수의 부 반송파를 이용하여 데이터를 송수신하는 방법
US8116267B2 (en) 2006-02-09 2012-02-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and system for scheduling users based on user-determined ranks in a MIMO system
MY142202A (en) * 2006-04-18 2010-10-29 Interdigital Tech Corp Method and apparatus for implementing h-arq in a mimo wireless communication system
US8543070B2 (en) 2006-04-24 2013-09-24 Qualcomm Incorporated Reduced complexity beam-steered MIMO OFDM system
US8290089B2 (en) 2006-05-22 2012-10-16 Qualcomm Incorporated Derivation and feedback of transmit steering matrix
CN101461154A (zh) * 2006-06-23 2009-06-17 松下电器产业株式会社 多输入多输出(mimo)系统中的数据的重发
US8942218B2 (en) * 2006-09-29 2015-01-27 Intel Corporation Retransmission of data using sub-carrier frequency permutation
EP2099147A1 (en) * 2006-12-28 2009-09-09 Panasonic Corporation Wireless communication device and re-transmitting control method
US7860465B2 (en) 2007-05-01 2010-12-28 Research In Motion Limited Apparatus, and associated method, for providing open loop diversity in a radio communication system
US8179990B2 (en) 2008-01-16 2012-05-15 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Coding for large antenna arrays in MIMO networks
JP5236807B2 (ja) * 2009-06-12 2013-07-17 三菱電機株式会社 通信装置
US9130713B2 (en) * 2009-07-02 2015-09-08 Nokia Technologie Oy Data packet communications in a multi-radio access environment
JP5984062B2 (ja) 2011-02-18 2016-09-06 サン パテント トラスト 信号生成方法及び信号生成装置
US8849217B2 (en) * 2011-06-22 2014-09-30 Broadcom Corporation Antenna arrangement
JP2015530012A (ja) * 2012-08-02 2015-10-08 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. データ再送信方法、装置、及びシステム
CN105122660B (zh) * 2013-04-05 2017-08-18 瑞典爱立信有限公司 用于联合选择针对双载波rake接收机的多指的抽头值和延迟的装置和方法
CN104618076B (zh) * 2013-11-04 2018-05-18 华为技术有限公司 数据重传方法和通信设备
CN108633107B9 (zh) * 2015-12-08 2019-08-20 华为技术有限公司 一种数据发送方法、基站以及终端设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04151915A (ja) * 1990-10-16 1992-05-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 移動通信用一周波数交互通信方式
JPH10117162A (ja) * 1996-05-17 1998-05-06 Motorola Ltd 送信経路重みのための装置および方法
US6317411B1 (en) * 1999-02-22 2001-11-13 Motorola, Inc. Method and system for transmitting and receiving signals transmitted from an antenna array with transmit diversity techniques

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5432816A (en) * 1992-04-10 1995-07-11 International Business Machines Corporation System and method of robust sequence estimation in the presence of channel mismatch conditions
US6185258B1 (en) * 1997-09-16 2001-02-06 At&T Wireless Services Inc. Transmitter diversity technique for wireless communications
JP2002026790A (ja) * 2000-07-03 2002-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信装置及び無線通信方法
JP4387791B2 (ja) * 2001-05-25 2009-12-24 リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ ミネソタ ワイヤレス通信ネットワーク内の空間時間符号化伝送方法
US7031419B2 (en) * 2001-06-29 2006-04-18 Nokia Corporation Data transmission method and system
US20030066004A1 (en) * 2001-09-28 2003-04-03 Rudrapatna Ashok N. Harq techniques for multiple antenna systems
US7116944B2 (en) * 2002-02-07 2006-10-03 Lucent Technologies Inc. Method and apparatus for feedback error detection in a wireless communications systems
US7298717B2 (en) * 2002-02-15 2007-11-20 Texas Instruments Incorporated Method and apparatus for providing transmit diversity with adaptive basis

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04151915A (ja) * 1990-10-16 1992-05-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 移動通信用一周波数交互通信方式
JPH10117162A (ja) * 1996-05-17 1998-05-06 Motorola Ltd 送信経路重みのための装置および方法
US6317411B1 (en) * 1999-02-22 2001-11-13 Motorola, Inc. Method and system for transmitting and receiving signals transmitted from an antenna array with transmit diversity techniques

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116637A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Fujitsu Ltd 無線通信方法及び無線通信システム並びに受信装置及び送信装置
JP2011259475A (ja) * 2006-11-22 2011-12-22 Fujitsu Ltd Mimo−ofdm通信方法およびmimo−ofdm通信装置
US7983633B2 (en) 2006-12-26 2011-07-19 Fujitsu Limited Radio base station having transmitters corresponding to a plurality of sectors, and signal transmission method for a plurality of sectors
EP2104241A2 (en) 2008-03-17 2009-09-23 Fujitsu Ltd. Wireless communication system, wireless communication method, transmission apparatus, and reception apparatus
US8331474B2 (en) 2008-03-17 2012-12-11 Fujitsu Limited Wireless communication system, wireless communication method, transmission apparatus, and reception apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4533742B2 (ja) 2010-09-01
CN1663163A (zh) 2005-08-31
ZA200409619B (en) 2005-08-02
US20050255805A1 (en) 2005-11-17
FI20021013A0 (fi) 2002-05-29
CN101500261A (zh) 2009-08-05
AU2003233830A1 (en) 2003-12-12
WO2003101029A1 (en) 2003-12-04
KR20050008751A (ko) 2005-01-21
MXPA04011949A (es) 2005-03-31
EP1508218A1 (en) 2005-02-23
BR0311427A (pt) 2005-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4533742B2 (ja) データ送信方法及びシステム
US7031419B2 (en) Data transmission method and system
JP4068625B2 (ja) 通信のシステム、方法及びデバイス
RU2419211C2 (ru) Способ совместной ретрансляции данных в сотовых сетях для широковещательных многоадресных услуг
TWI459743B (zh) 多單元無線網路中之合作多重輸入多重輸出
US8428037B2 (en) Wireless communications system that supports multiple modes of operation
JP5058340B2 (ja) 一組の送信アンテナを有する送信機及び一組の受信アンテナを有する受信機を含む多入力多出力(MIMO)ネットワークにおけるシンボルシーケンスSnを送信するための方法
US20030048753A1 (en) Method and apparatus for multi-path elimination in a wireless communication system
EP1685674B1 (en) Transmission method and transmitter
Miyano et al. Cooperative relaying scheme with space time code for multihop communications among single antenna terminals
EP2302855A1 (en) Methods and devices for making exchange processing for multiple sub channel signals in sc-fdma system
WO2010005927A1 (en) Method and apparatus for use in cooperative relays using incremental redundancy and spatial diversity (distributed spatial multiplexing or distributed space time coding)
EP2193619B1 (en) Multiplicative network coding
US8462871B2 (en) Method and system for retransmitting data packets in a space-time coded radio communication system
US7460609B2 (en) Transmission method using complex channel symbols
JP4223474B2 (ja) データ送信方法及びシステム
JP5143233B2 (ja) Mimoネットワークにおいてシンボルのブロックを送信するための方法
Boulaioune et al. High Reliability Downlink MU-MIMO: New OSTBC Approach and Superposition Modulated Side Information

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080107

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080407

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090406

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090624

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees