JP2005526427A - 移動通信網の基地局及びその基地局における信号受信処理方法 - Google Patents

移動通信網の基地局及びその基地局における信号受信処理方法 Download PDF

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Abstract

2ブランチ偏波アンテナをセクタ別に2個ずつ使用して4個のブランチで信号を受信する基地局において、基地局の信号処理方法を簡単にするための方法を開示する。基地局は、第1偏波アンテナの第1及び第2ブランチと、第2偏波アンテナの第3及び第4ブランチを介して信号を受信する。この受信した信号のうちの第2及び第4ブランチで受信した信号を、第1及び第3ブランチで受信した信号と夫々オフセットが区別されるように時間遅延する。次に、第1ブランチで受信された信号と、第2ブランチで受信され且つ時間遅延された信号を合算すると共に、第3ブランチで受信された信号と、第4ブランチで受信され且つ時間遅延された信号を合算する。基地局のモデム処理部は、再び、合算された信号において、オフセットが区別される信号を分離して処理する。

Description

本発明は、移動通信網で信号を受信する方法及びその基地局に関し、特に、基地局で2ブランチ偏波アンテナ2個を使用して4個のブランチを介して信号を受信する場合に、基地局の複雑度を低減させるための方法に関する。
一般に、移動局のアンテナから送信される信号は、地面、建物などの周辺環境によって反射又は屈折されて、多重経路を通じて基地局のアンテナに受信される。このように、種々の信号が多様な互いに異なる経路を通じて受信される場合、これらの信号は互いに異なる振幅減衰及び位相変化が行われる。このような信号が合算される場合、時間変化に従って信号の強さが送信信号の信号の強さと異なるように変化する。これをフェーディング(fading)と言う。このようなフェーディングの問題を解決するために、各々独立的にフェーディングの影響を受けたいくつかの信号を受信して、この受信した信号を適切に結合するダイバシティ(diversity)方式が従来から提案されている。
このようなダイバシティ方式としては、空間的に離れた2個以上の垂直受信アンテナを同時に利用して伝送する方法である空間ダイバシティ(space diversity)方式や、垂直偏波信号及び水平偏波信号を別々に受信する方法である偏波ダイバシティ(polarization diversity)方式などがある。偏波ダイバシティ方式は、偏波アンテナを利用して偏波信号成分を検出すると共に、偏波信号成分をダイバシティのブランチとして使用する方法である。
通常、IS−95、CDMA2000、WCDMAなどの移動通信システムを基礎とする基地局は、空間的に分離された2個の垂直アンテナを各セクタ毎に利用して信号を受信する空間ダイバシティ方式を使用している。この場合、3個以上の垂直アンテナを使用しない理由は、複雑度の増加に比べて得られる効果が少ないためである。そして、上述の移動通信システムは、3個のセクタα、β、及びγを使用する3セクタ方式を主に採用している。以下に、図5を参照して、従来の基地局の構造及びこの基地局で信号を受信する方法について説明する。
図5は、従来の基地局の構造を示す図面である。
図5に示すように、従来の基地局(例えば、3セクタ方式を使用する基地局)には、各アンテナ経路別に、RF/IF(無線周波数/中間周波数)処理部であるRF/IF1、RF/IF2、…、〜RF/IF6が形成されている。6個の垂直アンテナを介して受信された信号は、RF/IF処理部を通過して基底帯域(baseband)信号に変換され、モデム処理部20に入力される。
モデム処理部20は、6個のアンテナ受信経路に対して多重経路信号を検索して有用な多重経路信号成分をフィンガー(finger)に割当て、当該多重経路信号成分の位相を検出して、フィンガーに割当てられた信号成分に対して最大比合成(maximal ratio combining,MRC)を行う。
より詳しく説明すれば、各セクタ内の2個のアンテナは、空間的に離れており、互いに独立したフェーディング及び位相を有する信号を受信するが、2個の受信アンテナ間の距離は、2個のアンテナを介して受信される信号の拡散符号オフセット(spreading sequence offset)を異ならせることができる程度には互いに離れていない。したがって、拡散符号オフセットは同一であるが、位相及びフェーディングは異なる信号が2個のアンテナを介して受信される。そして、モデム処理部20は、これらの信号に対して各々位相検出及び位相補正を行った後に最大比合成を実行して、ダイバシティ効果を得る。このような空間ダイバシティ効果を得るためには、各アンテナ信号成分は、位相検出及び位相補正後に最大比合成がなされるまでは合算されずに独立した信号処理経路を維持しなければならない。
そこで、このような空間ダイバシティと共に偏波ダイバシティを利用することができる2ブランチX字型(X-pole)アンテナを2セット使用する方法が最近提案されている。つまり、セクタ別にX字型偏波アンテナを2セットずつ使用することによって、X字型アンテナを通じて偏波ダイバシティ効果を得ることができ、加えて、このX字型アンテナ2セットが空間的に分離されているので、空間ダイバシティ効果を得ることができる。
図6に示すように、上述の2セットの2ブランチX字型アンテナ41及び42、43及び44、並びに45及び46によれば、セクタは、夫々、4個のブランチ41a、41b、42a、及び42b、43a、43b、44a、及び44b、並びに45a、45b、46a、及び46bを有している。したがって、基地局(例えば、3セクタ方式基地局)には、各ブランチに連結される12個のRF/IF処理部、RF/IF1、RF/IF2、…、RF/IF12が形成されなければならず、これらの12個のRF/IF処理部からの信号を受信することができる12個の受信端子を有するモデム処理部50が使用されなければならない。
その結果、RF/IF処理部の個数及び信号経路が増加して、ハードウェアが複雑になり、従来使用されていたモデム処理部を変更して使用しなければならないという問題点があった。
このような問題点を解決するために、本発明は、モデム処理部を変更せずにX字型偏波アンテナ2セットを使用することができる基地局を提供することをその技術的課題とする。
本発明の第1の態様によれば、移動通信網の基地局は、第1及び第2偏波アンテナ、第1及び第2遅延素子、第1及び第2合算部、そしてモデム処理部を備える。第1及び第2偏波アンテナは、各々2個のブランチを有していると共に、同一セクタ内に形成されている。第1遅延素子は、第1偏波アンテナの第1及び第2ブランチで受信された信号のうちの第2ブランチで受信された信号を、該信号のオフセットが第1ブランチで受信された信号のオフセットと区別されるように時間遅延し、第2遅延素子は、第2偏波アンテナの第3及び第4ブランチで受信された信号のうちの第4ブランチで受信された信号を、該信号のオフセットが第3ブランチで受信された信号のオフセットと区別されるように時間遅延する。第1合算部は、第1偏波アンテナの第1ブランチで受信された信号と第1遅延素子によって時間遅延された信号を合算し、第2合算部は、第2偏波アンテナの第3ブランチで受信された信号と第2遅延素子によって時間遅延された信号を合算する。モデム処理部は、第1及び第2合算部で合算された信号を夫々受信して、該信号の各々からオフセットが区別される信号を分離する。
この場合、受信された信号を基底帯域信号に変換するRF処理部及びIF処理部は、前記第1及び第2合算部とモデム処理部の間に夫々位置するのが好ましい。または、RF処理部及びIF処理部は、第1及び第2アンテナと第1及び第2合算部との間に夫々位置することもできる。または、RF処理部は、第1及び第2アンテナと第1及び第2合算部との間に位置し、IF処理部は、第1及び第2合算部とモデム処理部との間に位置することもできる。
本発明の第2の態様によれば、移動通信網の基地局における信号受信処理方法が提供される。この方法によれば、まず、同一セクタ内に形成されていると共に、第1ブランチと第2ブランチ、及び第3ブランチと第4ブランチとを夫々有する第1及び第2偏波アンテナを介して信号を受信する。そして、第1偏波アンテナの第2ブランチ及び第2偏波アンテナの第4ブランチで受信された信号を、該信号のオフセットが第1及び第3ブランチで受信された信号のオフセットと区別されるように時間遅延する。次に、第1ブランチで受信された信号と、第2ブランチで受信され且つ時間遅延された信号を合算して第1合算信号とし、第3ブランチで受信された信号と、第4ブランチで受信され且つ遅延された信号を合算して第2合算信号とする。そして、合算された第1及び第2合算信号の各々からオフセットが区別される信号を分離する。
本発明の第3の態様によれば、偏波アンテナ、遅延素子、合算部、及びモデム処理部を備える移動通信網の基地局が提供される。偏波アンテナは、第1及び第2ブランチを有し、遅延素子は、偏波アンテナの第2ブランチで受信された信号を、該信号のオフセットが第1ブランチで受信された信号のオフセットと区別されるように時間遅延する。合算部は、第1ブランチで受信された信号と、第2ブランチで受信され且つ遅延素子によって時間遅延された信号を合算し、モデム処理部は、合算された信号においてオフセットが区別される信号を異なる多重経路信号と見なすと共に、前記オフセットが区別される信号を分離する。
本発明によれば、オフセットが区別されるように時間遅延させた信号と、時間遅延されなかった信号を合算し、この合算された信号をモデム処理部で分離するので、基地局のモデム処理部を変更せずに、セクタ別に4個のブランチ処理を必要とするX字型偏波アンテナ2セットを利用したダイバシティ基地局を実現させることができる。つまり、基地局のハードウェア構造の変更が最小限にされるので、ハードウェアが簡単になる。
以下の詳細な説明においては、本発明の発明者が示す本発明の最良の形態の例示として、本発明の好ましい実施の形態についてのみを示し説明する。本発明は、種々の点において、本発明から逸脱しない限り変形することが可能であることは言うまでもない。したがって、以下の図面及び記載は、本発明を単に例示するものであり、本発明を限定するものではない。
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る基地局の構造について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る基地局の構造を示す図面であり、図2は、本発明の第1の実施の形態における時間遅延による拡散符号オフセットの差を示す図面である。
以下に、3セクタ方式を採択している移動通信システムにおける基地局について説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る基地局は、3個のセクタα、β、及びγを有する。3個のセクタは、各々、X字型偏波アンテナ110、120、130、140、150、及び160の2個を有しており、これらX字型偏波アンテナは、各々、2個のブランチを有する(2個のブランチを夫々a及びbで表現し、以下では図において参照番号にa及びbを付して各アンテナのブランチを表現する)。このようなアンテナ110、120、130、140、150、及び160には、RF処理部310、320、330、340、350、及び360と、IF処理部410、420、430、440、450、及び460とが夫々連結されており、IF処理部410〜460は、モデム処理部500に連結されている。この場合、各セクタにおいて1個のRF処理部310、330、及び350、並びにIF処理部410、430、及び450は、夫々送信機能としても機能する。
X字型偏波アンテナは、2ブランチ偏波ダイバシティを実現するためのアンテナであって、本発明の第1の実施の形態においては、このようなX字型アンテナがセクタ別に2セットずつ設けられている。そして、各セットの2個のX字型アンテナは、空間的に分離されているので、空間ダイバシティ効果を得ることができ、このように空間的に分離された2ブランチ偏波ダイバシティの2セットにより4ブランチを実現することができる。
4個のブランチで受信される信号は、互いに独立した位相を有しており、独立してフェーディングが行われるが、各ブランチで同時に受信される信号の拡散符号オフセットは同一である。このように各ブランチで受信された拡散符号オフセットが同一な信号が、位相補正が行なわれる前に合算されると、信号の歪曲が発生して、モデム処理部において信号を復調することが難しくなる。
したがって、本発明の第1の実施の形態においては、偏波アンテナの2個のブランチのうちの1個のブランチ110b、120b、130b、140b、150b、及び160bで受信される信号を時間遅延するための遅延素子210、220、230、240、250、及び260が、そのブランチ110b、120b、130b、140b、150b、及び160bとRF処理部310、320、330、340、350、及び360との間に夫々追加的に形成されている。図2に示すように、例えば、アンテナ110の2個のブランチ110a、110bで受信される信号のうちで遅延素子210によって時間遅延される信号には追加的な拡散符号オフセットが付与され、これによって1個の偏波アンテナにおいて互いに異なるブランチで受信された信号が互いに異なる拡散符号オフセットを有する。
この場合、基地局において割り当てられる時間遅延Dは、時間遅延がなされないブランチの多重経路信号成分の拡散符号オフセットが、時間遅延がなされるブランチの多重経路信号成分の拡散符号オフセットに重ならないように決定しなければならず、このような時間遅延値は、多重経路時間遅延プロファイル(multipath delay profile)に基づいて設定される。例えば、多重経路時間遅延が著しい都心環境での無線通信において、有用な多重経路信号成分は最悪の場合25μsまで時間遅延されて受信されるので、このような場合には、25μs程度の時間遅延Dを2個のブランチのうちのいずれか一方に割り当てればよい。
つまり、1.2288MHzの拡散符号オフセットを使用する場合には、30.72チップ(=25μs×1.2288MHz)の時間遅延Dがなされれば、時間遅延がなされないブランチで受信される有用な多重経路信号成分の拡散符号オフセットが、時間遅延がなされるブランチで受信される有用な多重経路信号成分の拡散符号オフセットに重なる場合がなくなる。
時間遅延がなされないブランチ110a、120a、130a、140a、150a、及び160aで受信された信号、及び時間遅延がなされるブランチ110b、120b、130b、140b、150b、及び160bで受信された信号は、合算部によって夫々合算されてRF処理部310、320、330、340、350、及び360に入力される。RF処理部310、320、330、340、350、及び360は、これらの信号を中間周波数帯域信号に変換してIF処理部410、420、430、440、450、及び460に伝達する。IF処理部410、420、430、440、450、及び460は、中間周波数帯域信号を基底帯域信号に変換してモデム処理部500に伝達する。
モデム処理部500に入力される信号は、拡散符号オフセットが区別される信号が合算された信号であるので、これら信号は異なるアンテナ及びRF/IF処理経路を介してモデム処理部500に入力された信号と同一の方法で処理することができる。より詳細に説明すれば、モデム処理部500の夫々の受信端子に入力される信号は、時間遅延されなかった信号及び時間遅延された信号が合算され、拡散符号オフセットが区別されて生成された信号であるので、モデム処理部500の探索器(searcher)は、これらの信号を同一アンテナの多様な多重経路信号成分と見なして、各信号成分を分離する。そして、モデム処理部500は、有用な多重経路信号成分をフィンガーに割当て、当該多重経路信号成分の位相を検出して補正した後で、フィンガーに割当てられた信号成分に対して最大比合成を行う。その結果、位相が異なる信号は同一な位相を有するように補正された後で最大比合成がなされるので、ダイバシティ効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態においては、1セクタ当り空間的に分離された2セットのX字型偏波アンテナを使用し、このX字型偏波アンテナは2個のブランチを有するので、セクタ当り4個のブランチで信号を受信することができる。この場合、各アンテナにおいて、2個のブランチで受信される信号のうちのいずれか1方に時間遅延を行った後で2個の信号を合算してモデム処理部に伝達するので、モデム処理部は、セクタ別に2個の受信(Rx)端子のみを有すればよい。つまり、1個のブランチを有する垂直アンテナをセクタ別に2個ずつ有する従来の基地局で使用されるモデム処理部もセクタ別に受信(Rx)端子を2個ずつ有するので、従来のモデム処理部をそのまま本発明に適用することができる。
上述のように、本発明の第1の実施の形態によれば、RF処理部及びIF処理部がセクタ別に2個ずつ使用されるので、従来の基地局に比べてハードウェア構成が複雑にならず、X字型偏波アンテナが2セット使用されるので、ダイバシティブランチの個数が4個に増加して、ダイバシティによって基地局の性能の改善を実現することができる。しかし、第1の実施の形態のように、モデム処理部に入力される前に信号を時間遅延して合算すると 、多重経路遅延特性によって人為的に時間遅延がなされないアンテナを介して受信される多重経路信号成分のうちの一部の微弱な成分(人為的になされる時間遅延よりさらに時間遅延されて受信される多重経路信号成分)と、人為的に時間遅延された多重経路信号成分のうちの主要な成分との間の信号重畳により性能がいくらか低下することがあるが、このような性能低下は、各セクタ別にX字型偏波アンテナ2セットを使用することにより得られるダイバシティ効果に比べて相対的に無視できる程度である。
このような一部性能低下までをも避けるためには、モデム処理部まで独立した経路で処理されるのが好ましいが、このようにすれば、RF処理部又はIF処理部の増加によりハードウェアの構成が複雑になり好ましくない。従って、本発明の第1の実施の形態によれば、基地局は、その複雑度を大きく増加させずに、且つX字型偏波アンテナ2セットを使用するので、ダイバシティ効果を有する基地局を実現することができる。
以下、本発明の他の実施の形態について、図3及び図4を参照して説明する。
図3及び図4は、本発明の第2及び第3の実施の形態に係る基地局の構造を示す図面である。
図3に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る基地局は、RF処理部の個数及び遅延素子がRF処理部とIF処理部との間に位置するという点を除けば、上述の第1の実施の形態と同一である。
より詳細に説明すれば、アンテナ110〜160夫々のブランチ110a、110b、120a、120b、…、160a、160bで受信された信号は、夫々、RF処理部311、312、321、322、…、361、362に伝達されて中間周波数帯域信号に変換される。RF処理部312、322、…、362を通過した信号は、遅延素子210、220、…、260によって時間遅延されて、RF処理部311、321、…、361を通過した信号と合算部によって合算される。これらの合算された信号は、IF処理部410、420、…、〜460によって基底帯域信号に変換された後でモデム処理部500に伝達される。
このように、本発明の第2の実施の形態によれば、信号がRF処理部を通過した後で合算されるので、RF処理部の個数が上述の第1の実施の形態に比べて2倍に増加するという短所がある。
以下に、IF処理部を通過した後で信号を合算する第3の実施の形態について、図4を参照して説明する。
図4に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る基地局は、RF処理部及びIF処理部の個数及び遅延素子がIF処理部とモデム処理部との間に位置するという点を除けば、上述の第1の実施の形態と同一である。
より詳細に説明すれば、アンテナ110〜160夫々のブランチ110a、110b、120a、120b、…、160a、160bで受信された信号は、夫々、RF処理部311、312、321、322、…、361、362及びIF処理部411、412、421、422、…、461、462に伝達されて基底帯域信号に変換される。IF処理部412、422、…、462を通過した信号は、遅延素子210、220、…、260によって時間遅延されて、RF処理部411、421、…、461を通過した信号と合算部によって合算された後でモデム処理部500に伝達される。
このように、本発明の第3の実施の形態によれば、信号がIF処理部を通過した後で合算されるので、RF及びIF処理部の個数が上述の第1の実施の形態に比べて2倍に増加するという短所がある。
本発明の第1乃至第3の実施の形態においては、夫々、遅延素子をアンテナとRF処理部との間、RF処理部とIF処理部との間、及びIF処理部とモデム処理部との間に位置させて信号を時間遅延させて合算している。しかしながら、本発明はこれに限定されず、2個のブランチを有するアンテナにおける1個のブランチで受信される信号を時間遅延させ、もう一個のブランチで受信される時間遅延されない信号と合算して、モデム処理部に伝達する方式を全て含む。
本発明によれば、オフセットが区別されるように時間遅延させた信号と、時間遅延されなかった信号を合算し、この合算された信号をモデム処理部で分離するので、基地局のモデム処理部を変更せずに、セクタ別に4個のブランチ処理を必要とするX字型偏波アンテナ2セットを利用したダイバシティ基地局を実現させることができる。つまり、基地局のハードウェア構造の変更が最小限にされるので、ハードウェアが簡単になる。
本発明は、上述のように、目下最も実用的であると共に最も好ましいと考えることができる実施の形態に関して説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、むしろ、本願発明は、添付の特許請求の範囲に記載された発明の精神及び範囲の中に含まれる種々の変更及び等価な配置を含むものである。
本発明の第1の実施の実施の形態に係る基地局の構造を示す図面である。 本発明の第1の実施の形態において時間遅延による拡散符号オフセットの差を示す図面である。 本発明の第2の実施の形態に係る基地局の構造を示す図面である。 本発明の第3の実施の実施の形態に係る基地局の構造を示す図面である。 従来の基地局の構造を示す図面である。 従来のX字型偏波アンテナを使用する基地局の構造を示す図面である。
符号の説明
11,12,13,14,15,16 垂直アンテナ
20,50,500 モデム処理部
41,42,43,44,45,46,110,120,130,140,150,160 X字型偏波アンテナ
41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44b,45a,45b,46a,46b,110a,110b,120a,120b,130a,130b,140a,140b,150a,150b,160a,160b ブランチ
210,220,230,240,250,260 遅延素子
310,311,312,320,321,322,330,331,332,340,341,342,350,351,352,360,361,362 RF処理部
410,411,412,420,421,422,430,431,432,440,441,442,450,451,452,460,461,462 IF処理部

Claims (9)

  1. 各々2個のブランチを有していると共に、同一セクタ内に形成されている第1及び第2偏波アンテナと、
    前記第1偏波アンテナの第1及び第2ブランチで受信された信号のうちの前記第2ブランチで受信された信号を、該信号のオフセットが前記第1ブランチで受信された信号のオフセットと区別されるように時間遅延する第1遅延素子と、
    前記第2偏波アンテナの第3及び第4ブランチで受信された信号のうちの前記第4ブランチで受信された信号を、該信号のオフセットが前記第3ブランチで受信された信号のオフセットと区別されるように時間遅延する第2遅延素子と、
    前記第1偏波アンテナの前記第1ブランチで受信された信号と前記第1遅延素子によって時間遅延された信号を合算する第1合算部と、
    前記第2偏波アンテナの前記第3ブランチで受信された信号と前記第2遅延素子によって時間遅延された信号を合算する第2合算部と、
    前記第1及び第2合算部で合算された信号を夫々受信して、該信号の各々から前記オフセットが区別される信号を分離するモデム処理部とを備える移動通信網の基地局。
  2. 前記第1及び第2合算部に夫々連結されていると共に、前記第1及び第2合算部からの信号をIF(中間周波数帯域)信号に夫々変換する第1及び第2RF(Radio Frequency)処理部と、
    前記第1及び第2RF処理部と前記モデム処理部との間に夫々連結されていると共に、前記第1及び第2RF処理部からの信号を基底帯域信号に夫々変換し、且つ該基底帯域信号を前記モデム処理部に夫々伝達する第1及び第2IF処理部を更に備える請求項1記載の移動通信網の基地局。
  3. 前記第1乃至第4ブランチに夫々連結されていると共に、前記第1乃至第4ブランチからの信号を中間周波数帯域信号に夫々変換し、且つ該中間周波数帯域信号を前記第1合算部、第1遅延素子、第2合算部、及び第2遅延素子に夫々伝達する第1乃至第4RF処理部と、
    前記第1及び第2合算部と前記モデム処理部の間に夫々連結されていると共に、前記第1及び第2合算部からの信号を基底帯域信号に夫々変換し、且つ該基底帯域信号を前記モデム処理部に夫々伝達する第1及び第2IF処理部を更に備える請求項1記載の移動通信網の基地局。
  4. 前記第1乃至第4ブランチに夫々連結されていると共に、前記第1乃至第4ブランチからの信号を夫々中間周波数帯域信号に変換する第1乃至第4RF処理部と、
    前記第1乃至第4RF処理部と前記第1合算部、前記第1遅延素子、前記第2合算部、及び前記第2遅延素子の間に夫々連結されていると共に、前記第1乃至第4RF処理部からの信号を基底帯域信号に夫々変換する第1乃至第4IF処理部を更に備える請求項1記載の移動通信網の基地局。
  5. 同一セクタ内に形成されていると共に、第1ブランチと第2ブランチ、及び第3ブランチと第4ブランチとを夫々有する第1及び第2偏波アンテナを介して信号を受信する(a)ステップと、
    前記第1偏波アンテナの第2ブランチ及び前記第2偏波アンテナの第4ブランチで受信された信号を、該信号のオフセットが前記第1及び第3ブランチで受信された信号のオフセットと区別されるように時間遅延する(b)ステップと、
    前記第1ブランチで受信された信号と、前記第2ブランチで受信され且つ時間遅延された信号を合算して第1合算信号とすると共に、前記第3ブランチで受信された信号と、前記第4ブランチで受信され且つ時間遅延された信号を合算して第2合算信号とする(c)ステップと、
    前記第1及び第2合算信号の各々から前記オフセットが区別される信号を分離する(d)ステップとを備える移動通信網の基地局における信号受信処理方法。
  6. 前記(c)ステップは、前記第1及び第2合算信号を基底帯域信号に夫々変換することを更に含む請求項5記載の移動通信網の基地局における信号受信処理方法。
  7. 前記(a)ステップは、前記第1乃至第4ブランチで受信された信号を中間周波数帯域信号に変換することを更に含み、
    前記(c)ステップは、前記第1及び第2合算信号を基底帯域信号に夫々変換することを更に含む請求項5記載の移動通信網の基地局における信号受信処理方法。
  8. 前記(a)ステップは、前記第1乃至第4ブランチで受信された信号を基底帯域信号に変換することを更に含む請求項5記載の移動通信網の基地局における信号受信処理方法。
  9. 第1及び第2ブランチを有する偏波アンテナと、
    前記偏波アンテナの前記第2ブランチで受信された信号を、該信号のオフセットが前記第1ブランチで受信された信号のオフセットと区別されるように時間遅延する遅延素子と、
    前記第1ブランチで受信された信号と、前記第2ブランチで受信され且つ前記遅延素子によって時間遅延された信号を合算する合算部と、
    前記合算された信号において前記オフセットが区別される信号を異なる多重経路信号と見なすと共に、前記オフセットが区別される信号を分離するモデム処理部とを備える移動通信網の基地局。
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