JP2005525615A - スマートカードにおけるバイト伝送の管理 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スマートカード、及び、スマートカードとこれに付随するカード読取装置とを含むシステムを提供する。また、スマートカードによるバイト伝送を管理する方法、及びその結果得られるコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】 本発明は、スマートカード(CAR)に関し、それは、オペレーティングシステムの外部にあってバイト伝送をトリガする段階を管理する少なくとも1つのモジュール(TIM)を含む。外部モジュール(TIM)は、オペレーティングシステムをモニタすることにより支援機能として作用する。それは、支援機能としてのその役割において、オペレーティングシステムにバイト伝送をトリガさせることができる。その結果、読取装置がスマートカードと通信することができるように、バイト間の時間間隔が良好に尊重される。この時間間隔が尊重されない時は、読取装置がカードの認識に失敗する。本発明は、従ってカードの拒絶排出を回避する。
【解決手段】 本発明は、スマートカード(CAR)に関し、それは、オペレーティングシステムの外部にあってバイト伝送をトリガする段階を管理する少なくとも1つのモジュール(TIM)を含む。外部モジュール(TIM)は、オペレーティングシステムをモニタすることにより支援機能として作用する。それは、支援機能としてのその役割において、オペレーティングシステムにバイト伝送をトリガさせることができる。その結果、読取装置がスマートカードと通信することができるように、バイト間の時間間隔が良好に尊重される。この時間間隔が尊重されない時は、読取装置がカードの認識に失敗する。本発明は、従ってカードの拒絶排出を回避する。
Description
本発明は、スマートカードにおけるバイト伝送の管理に関する。本発明を説明するために選択された例は、「ISO」(国際標準化機構)規格「7816−3」及び「7816−4」に規定された「ATR」(アンサー・ツー・リセット)メッセージという名で公知の応答メッセージの伝送の例である。このメッセージは、スマートカードがカード読取装置によって起動される時に接続されているカード読取装置にスマートカードによって伝送される。本発明は、スマートカード、及び、スマートカードとこれに付随するカード読取装置とを含むシステムに関する。
尚、本発明の内容に関する限り、読取装置とは、スマートカードと情報交換することができる装置である。
本発明はまた、スマートカードによるバイト伝送を管理する方法、及びこれに関連するコンピュータプログラムに関する。
尚、本発明の内容に関する限り、読取装置とは、スマートカードと情報交換することができる装置である。
本発明はまた、スマートカードによるバイト伝送を管理する方法、及びこれに関連するコンピュータプログラムに関する。
一般に、カードを起動することは、マイクロプロセッサによって割込として受け取られるアクションを加えることから成る。このアクションは、一般に「RESET」と呼ばれている。それは、メモリ内の一定のアドレスに位置する割込ベクトル又はコードシーケンスを有する。このアドレスはまた、一般に、開始シーケンスへのジャンプ命令を包含する。
スマートカードとの通信は、読取装置を通じて行われる。尚、規格「ISO 7816−3」は、外部と通信するためにカードが使用すべき通信プロトコルを規定する。この条項は、全ての通信中に交換される電気信号及び情報について説明している。電流、電圧、及び信号周波数と共に、カード及びカード読取装置間の通信中に交換されるデータのフォーマットも標準化されている。
スマートカードとの通信は、読取装置を通じて行われる。尚、規格「ISO 7816−3」は、外部と通信するためにカードが使用すべき通信プロトコルを規定する。この条項は、全ての通信中に交換される電気信号及び情報について説明している。電流、電圧、及び信号周波数と共に、カード及びカード読取装置間の通信中に交換されるデータのフォーマットも標準化されている。
スマートカードは、起動された時に読取装置にメッセージを伝送する。開始時のカードからのこのメッセージは、規格「ISO 7816−3」及び「7816−4」に従って一般に「ATR(アンサー・ツー・リセット)」と呼ばれている。このメッセージは、特に、通信プロトコルに関するスマートカードの能力を読取装置に示す情報を含む。例えば、カードが読取装置に対して示すものは以下の通りである。
・プロトコルタイプ(T=0、T=1、その他)
・伝送速度(例えば、9600ボー、38400ボー、その他)
・指令実行タイムアウト
・その他
・プロトコルタイプ(T=0、T=1、その他)
・伝送速度(例えば、9600ボー、38400ボー、その他)
・指令実行タイムアウト
・その他
「ATR」メッセージはまた、履歴情報を含む。この情報は、製品識別、バージョン、使用チップのタイプ、カード状態、その他を含む。
「ATR」メッセージは、いくつかのバイトから成る。マイクロコントローラを備えたほとんどのスマートカードにおいては、このメッセージ内のバイトは、逐次伝送される。一般に、カードオペレーティングシステムは益々複雑になっており、セキュリティが益々重要になってきているので、「ATR」メッセージの伝送中に、オペレーティングシステムは、ユーザに管理を許す前に一定数の処理演算を実行しなくてはならない。具体的には、オペレーティングシステムは、「ATR」の第1のバイトを伝送し、次に第1の処理演算を実行する。この処理演算の後、オペレーティングシステムは、第2のバイトを伝送し、次に第2の処理演算を実行する。この第2の処理演算の後、オペレーティングシステムは、第3のバイトを伝送する、等々である。処理演算は、多少複雑になる可能性があり、実行時間は変動する。従って、この変動する実行時間のために、「ATR」メッセージにおける各バイト伝送間の時間間隔を判断することは非常に難しい。
しかし、以下の事項を特に規定する規格が存在する。
・「ATR」メッセージにおける2つのバイトの伝送間に超えてはならない最大時間間隔
・「ATR」メッセージに対する超えてはならない最大全体伝送継続時間
「ATR」メッセージは、いくつかのバイトから成る。マイクロコントローラを備えたほとんどのスマートカードにおいては、このメッセージ内のバイトは、逐次伝送される。一般に、カードオペレーティングシステムは益々複雑になっており、セキュリティが益々重要になってきているので、「ATR」メッセージの伝送中に、オペレーティングシステムは、ユーザに管理を許す前に一定数の処理演算を実行しなくてはならない。具体的には、オペレーティングシステムは、「ATR」の第1のバイトを伝送し、次に第1の処理演算を実行する。この処理演算の後、オペレーティングシステムは、第2のバイトを伝送し、次に第2の処理演算を実行する。この第2の処理演算の後、オペレーティングシステムは、第3のバイトを伝送する、等々である。処理演算は、多少複雑になる可能性があり、実行時間は変動する。従って、この変動する実行時間のために、「ATR」メッセージにおける各バイト伝送間の時間間隔を判断することは非常に難しい。
しかし、以下の事項を特に規定する規格が存在する。
・「ATR」メッセージにおける2つのバイトの伝送間に超えてはならない最大時間間隔
・「ATR」メッセージに対する超えてはならない最大全体伝送継続時間
読取装置がスマートカードと通信することができるように、これらの規格は尊重されるべきである。これらの時間間隔が尊重されない場合、読取装置は、カードの認識に失敗し、大抵の場合、読取装置に含まれた機構が、読取装置のハウジングからカードを排出する。カードの排出は、カードユーザにとって不便である。
従って、本発明の1つの目的は、カードユーザの満足度を増すことである。
この目的を達成するために、本発明によると、オペレーティングシステムの外部にあるモジュールが、バイト伝送をトリガするように計画される。
この外部モジュールは、オペレーティングシステムをモニタすることにより、支援機能として働く。それは、その支援機能としての役割において、オペレーティングシステムにバイト伝送をトリガさせることができる。その結果、バイト間の時間間隔が良好に尊重される。本発明は、従って、カードの排出を回避してカードユーザの満足度を増大させる。
例証として準備され、添付図面を参照する以下の説明を読むと、本発明の理解が一層容易になるであろう。
この目的を達成するために、本発明によると、オペレーティングシステムの外部にあるモジュールが、バイト伝送をトリガするように計画される。
この外部モジュールは、オペレーティングシステムをモニタすることにより、支援機能として働く。それは、その支援機能としての役割において、オペレーティングシステムにバイト伝送をトリガさせることができる。その結果、バイト間の時間間隔が良好に尊重される。本発明は、従って、カードの排出を回避してカードユーザの満足度を増大させる。
例証として準備され、添付図面を参照する以下の説明を読むと、本発明の理解が一層容易になるであろう。
説明を簡潔にするために、図面に示す同じ要素に対しては同一参照符号が付されている。
図1は、本発明を適用することができるシステム「SYS」を示す。このシステム「SYS」は、通信リンク「LIA」を通じて互いに接続されたスマートカード「CAR」とスマートカード読取装置「LEC」とを含む。通信メッセージは、好ましくは規格「ISO 7186−4」に従うフォーマットを使用して、これらのリンク上を通過する。
図1は、本発明を適用することができるシステム「SYS」を示す。このシステム「SYS」は、通信リンク「LIA」を通じて互いに接続されたスマートカード「CAR」とスマートカード読取装置「LEC」とを含む。通信メッセージは、好ましくは規格「ISO 7186−4」に従うフォーマットを使用して、これらのリンク上を通過する。
図2は、スマートカード「CAR」のアーキテクチャの概略図を示す。このスマートカード「CAR」は、電子モジュール「MOD」を含む。モジュール「MOD」は、マイクロコントローラ「MIC」、及び外部と通信するための接点を含む。マイクロコントローラは、一般に以下のものを含む。
・指令を実行するためのマイクロプロセッサ「CPU」。
・内容が工場でバーンインされ、従って変更することができない不揮発性メモリ「ROM」(読取専用メモリ)。従って、暗号化アルゴリズム、オペレーティングシステム「SE」、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)、その他を「ROM」に書き込むことが可能である。
・例えば「EEPROM」(電気的消去・プログラム可能型読取専用メモリ)のような不揮発性メモリ。これは、一般に、各カードに固有のデータ、例えばカード保有者アイデンティティ、サービスへのアクセス権、ファイルシステム、カードの全てのアプリケーションプログラム、及びその他を記憶するために使用される。
・カード指令を実行する作業域である揮発性メモリ「RAM」。
・データ暗号化のためのセキュリティユニット「CRYP」。
・電源電圧、クロック速度、その他を考慮するためのユニット。
・カード「CAR」と読取装置「LEC」との間の通信のための、例えば当業者に公知の「UART」(万能非同期送受信機)タイプの入出力ポート。
・データ、アドレス、及び指令を交換するために様々な部分を互いに接続する一連のバス「BUS」。
・指令を実行するためのマイクロプロセッサ「CPU」。
・内容が工場でバーンインされ、従って変更することができない不揮発性メモリ「ROM」(読取専用メモリ)。従って、暗号化アルゴリズム、オペレーティングシステム「SE」、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)、その他を「ROM」に書き込むことが可能である。
・例えば「EEPROM」(電気的消去・プログラム可能型読取専用メモリ)のような不揮発性メモリ。これは、一般に、各カードに固有のデータ、例えばカード保有者アイデンティティ、サービスへのアクセス権、ファイルシステム、カードの全てのアプリケーションプログラム、及びその他を記憶するために使用される。
・カード指令を実行する作業域である揮発性メモリ「RAM」。
・データ暗号化のためのセキュリティユニット「CRYP」。
・電源電圧、クロック速度、その他を考慮するためのユニット。
・カード「CAR」と読取装置「LEC」との間の通信のための、例えば当業者に公知の「UART」(万能非同期送受信機)タイプの入出力ポート。
・データ、アドレス、及び指令を交換するために様々な部分を互いに接続する一連のバス「BUS」。
このモジュールはまた、読取装置と通信するために特に次のような接点を含む。
・入出力I/O接点。
・電気接点「VCC」及び「VPP」、及び接地「GND」(電気接点「VPP」は、一般にプログラミングのための電圧を供給するのに使用され、他方、接点「VCC」は、カードを給電するために使用される)。
・カードをリセットするか又は起動するための接点「RES」。
・入出力I/O接点。
・電気接点「VCC」及び「VPP」、及び接地「GND」(電気接点「VPP」は、一般にプログラミングのための電圧を供給するのに使用され、他方、接点「VCC」は、カードを給電するために使用される)。
・カードをリセットするか又は起動するための接点「RES」。
オペレーティングシステムは、要求に応じて実行することができる指令セットを有する。それは、標準化されて安全な通信プロトコルを使用して外部との通信を管理する。与えられた指令は、実行される前にオペレーティングシステムによって検証される。
カード「CAR」は、起動された時に読取装置「LEC」にメッセージを送信する。このメッセージは、一般に「ATR」(アンサー・ツー・リセット)メッセージと呼ばれる。この「ATR」メッセージは、一般にいくつかのバイトから成る。
冒頭で言及した問題は、「ATR」メッセージ内の2バイト伝送間の時間間隔に関係する。
カード「CAR」は、起動された時に読取装置「LEC」にメッセージを送信する。このメッセージは、一般に「ATR」(アンサー・ツー・リセット)メッセージと呼ばれる。この「ATR」メッセージは、一般にいくつかのバイトから成る。
冒頭で言及した問題は、「ATR」メッセージ内の2バイト伝送間の時間間隔に関係する。
第1の実施形態によれば、ソリューションは、プログラム可能クロック「TIM」(タイマー)のようなタイマー装置の使用することから成る。プログラム可能クロックは、「n」クロックサイクル毎に割込信号を発生するクロックを用いた回路である。このクロックは、そのクロック周波数を変更することができるのでプログラム可能と呼ばれる。
このプログラム可能クロック「TIM」は、カード「CAR」上か、又はこのカードに直接又は間接的に接続された外部装置上に置くことができる。例えば、このクロック「TIM」は、読取装置の構成要素とすることができる。間接的に接続された装置の例は、読取装置「LEC」が接続されているコンピュータであろう。
本発明の実施形態においては、プログラム可能クロック「TIM」は、スマートカード「CAR」内に含まれる。
このプログラム可能クロック「TIM」は、カード「CAR」上か、又はこのカードに直接又は間接的に接続された外部装置上に置くことができる。例えば、このクロック「TIM」は、読取装置の構成要素とすることができる。間接的に接続された装置の例は、読取装置「LEC」が接続されているコンピュータであろう。
本発明の実施形態においては、プログラム可能クロック「TIM」は、スマートカード「CAR」内に含まれる。
本発明の理解がより容易になるように説明するために、それぞれ図3A及び3Bに示すアルゴリズム「ARG1」及び「ARG2」の段階を以下に参照する。
これら2つのアルゴリズム「ARG1」及び「ARG2」は、相互に作用する。換言すれば、オペレーティングシステムが処理演算を行う時、アルゴリズム「ARG1」は、「ATR」バイトを伝送することができるように、プログラム可能クロックによってトリガされた割込により随時割込可能である。
これら2つのアルゴリズム「ARG1」及び「ARG2」は、相互に作用する。換言すれば、オペレーティングシステムが処理演算を行う時、アルゴリズム「ARG1」は、「ATR」バイトを伝送することができるように、プログラム可能クロックによってトリガされた割込により随時割込可能である。
本発明の実施形態においては、第1のアルゴリズム「ARG1」は、以下の主要段階を含む。
・第1の段階ET11は、カードを起動する段階から成る。
・第2の段階ET21中に、オペレーティングシステムは、プログラム可能クロック「TIM」が「ATR」バイト伝送のための割込をトリガするようにそれを作動する。
・第3の段階ET31中に、オペレーティングシステムは、一連の処理演算(T1〜Tn)を実行する。本発明の実施形態においては、パラメータ「n」は、実行される処理演算の数である。
段階ET21及びET31は、任意の順序で実行することができる。明らかに、他の段階を実施することもできる。例えば、クロック作動は、カード起動の直後に起らない場合がある。処理段階は、段階ET11及びET31の間に計画されてもよい。
・第1の段階ET11は、カードを起動する段階から成る。
・第2の段階ET21中に、オペレーティングシステムは、プログラム可能クロック「TIM」が「ATR」バイト伝送のための割込をトリガするようにそれを作動する。
・第3の段階ET31中に、オペレーティングシステムは、一連の処理演算(T1〜Tn)を実行する。本発明の実施形態においては、パラメータ「n」は、実行される処理演算の数である。
段階ET21及びET31は、任意の順序で実行することができる。明らかに、他の段階を実施することもできる。例えば、クロック作動は、カード起動の直後に起らない場合がある。処理段階は、段階ET11及びET31の間に計画されてもよい。
第2のアルゴリズム「ARG2」は、「ATR」バイトOj(j=1、2、...、m)の伝送における段階を示している。このルアルゴリズム「ARG2」は、第1のアルゴリズムの第2段階ET2においてクロックが作動された後に実行される。このアルゴリズム「ARG2」は、以下の段階を含むプログラミングループである。
・第1の段階ET12中に、プログラム可能クロックは、オペレーティングシステムに割込むことができる割込I1をトリガする。オペレーティングシステムは、その現在の作業、例えば、処理演算(T1〜Tn)が既に始まっている場合はその進行中の処理演算を中断する。
・段階ET22において、オペレーティングシステムは、割込11を受け取った後に、「ATR」バイト伝送のために予定されたコードシーケンスへにジャンプして第1の「ATR」バイトO1の伝送を始める。
・次に、段階ET42は、伝送される他のバイトを「ATR」メッセージが含むか否かを判断する段階から成る。本発明の実施形態においては、この段階は、「ATR」メッセージ内のまだ伝送されていないバイト数L(ATR)を判断する段階、及び、1バイトの伝送が終わる毎にこの数を1単位ずつ減少させる(L(ATR)−1)段階から成る。
・段階ET52中に、まだ伝送されていないバイト数が検査される。ここで2つの可能性が存在する。
・第1の段階ET12中に、プログラム可能クロックは、オペレーティングシステムに割込むことができる割込I1をトリガする。オペレーティングシステムは、その現在の作業、例えば、処理演算(T1〜Tn)が既に始まっている場合はその進行中の処理演算を中断する。
・段階ET22において、オペレーティングシステムは、割込11を受け取った後に、「ATR」バイト伝送のために予定されたコードシーケンスへにジャンプして第1の「ATR」バイトO1の伝送を始める。
・次に、段階ET42は、伝送される他のバイトを「ATR」メッセージが含むか否かを判断する段階から成る。本発明の実施形態においては、この段階は、「ATR」メッセージ内のまだ伝送されていないバイト数L(ATR)を判断する段階、及び、1バイトの伝送が終わる毎にこの数を1単位ずつ減少させる(L(ATR)−1)段階から成る。
・段階ET52中に、まだ伝送されていないバイト数が検査される。ここで2つの可能性が存在する。
第1の可能性
まだ伝送されていないバイト数L(ATR)が1よりも大きい場合、段階ET12が反復される。段階ET12中に、プログラム可能クロックは、アルゴリズム「ARG1」の実行に再び割り込むことができる新たな割込I2を自動的にトリガする。この新たな割込I2に続いて、オペレーティングシステムは、第2のバイトO2を伝送する。処理は続行されて、まだ伝送されていないバイト数L(ATR)の値が1単位ずつ減少され、インデックスjもまた1単位ずつ増分される。全てのバイトの伝送が完了した時、好ましくは、メッセージは、「ATR」メッセージ内のバイトの伝送が終了したことをオペレーティングシステムに知らせる。
第2の可能性
段階ET52において行われた検査が、伝送されるバイトが最早存在しないことを示す場合、処理演算は、それが完了するまで続行することができる。
好ましくは、バイトOnを伝送した後に、オペレーティングシステムは、段階ET32中に処理演算を開始するか、又は、処理演算が割込I1よりも前に開始されていた場合はこれを続行する。例えば、まだ伝送されていないバイト数を判断する段階ET52での検査中に、オペレーティングシステムは、新たな割込がトリガされるまで、以前に中断された処理を続行することができる。
まだ伝送されていないバイト数L(ATR)が1よりも大きい場合、段階ET12が反復される。段階ET12中に、プログラム可能クロックは、アルゴリズム「ARG1」の実行に再び割り込むことができる新たな割込I2を自動的にトリガする。この新たな割込I2に続いて、オペレーティングシステムは、第2のバイトO2を伝送する。処理は続行されて、まだ伝送されていないバイト数L(ATR)の値が1単位ずつ減少され、インデックスjもまた1単位ずつ増分される。全てのバイトの伝送が完了した時、好ましくは、メッセージは、「ATR」メッセージ内のバイトの伝送が終了したことをオペレーティングシステムに知らせる。
第2の可能性
段階ET52において行われた検査が、伝送されるバイトが最早存在しないことを示す場合、処理演算は、それが完了するまで続行することができる。
好ましくは、バイトOnを伝送した後に、オペレーティングシステムは、段階ET32中に処理演算を開始するか、又は、処理演算が割込I1よりも前に開始されていた場合はこれを続行する。例えば、まだ伝送されていないバイト数を判断する段階ET52での検査中に、オペレーティングシステムは、新たな割込がトリガされるまで、以前に中断された処理を続行することができる。
図4は、読取装置「LEC」、オペレーティングシステム、及びプログラム可能クロック「TIM」間の情報交換を時間と共に示している。この図は、「ATR」メッセージ内のバイトの伝送がトリガされる時を一層明確に示している。この図において、割込又はバイトの伝送に対する遅延ΔOnは、実際よりも誇張して示されている。図3A〜3B及び図4間の対応をより良く理解するために、以下の説明においては、図3A及び3Bの段階は括弧付きで示される。
起動する段階(ET11)の後、オペレーティングシステムは、プログラム可能クロック「TIM」を作動させるために、第1のメッセージを伝送する(ET21)。
作動されると、プログラム可能クロックは、オペレーティングシステムに割込I1を伝送し、それによってオペレーティングシステムは、その現在の処理演算を中断する(ET12)。
割込を受け取った後、オペレーティングシステムは、第1のバイトO1をカード読取装置に伝送する(ET22)。伝送時間は、例えばΔO1である。
作動されると、プログラム可能クロックは、オペレーティングシステムに割込I1を伝送し、それによってオペレーティングシステムは、その現在の処理演算を中断する(ET12)。
割込を受け取った後、オペレーティングシステムは、第1のバイトO1をカード読取装置に伝送する(ET22)。伝送時間は、例えばΔO1である。
この処理は続行されて、第2の割込12がオペレーティングシステムに伝送され、割込を受け取った後に、オペレーティングシステムは、第2のバイトO2をカード読取装置に伝送する。この伝送時間は、例えばΔO2である。
この図は、バイトO(m−1)の伝送の終わりと次のバイトO(m)の伝送がトリガされる時間との間の時間間隔ΔRmを示す。この間隔は、割込を伝送するのに要する時間にほぼ一致する。
この図は、バイトO(m−1)の伝送の終わりと次のバイトO(m)の伝送がトリガされる時間との間の時間間隔ΔRmを示す。この間隔は、割込を伝送するのに要する時間にほぼ一致する。
本発明の別の変形実施形態は、各割込の後に少なくとも2つのバイトを伝送する段階から構成することができると考えられる。プログラム可能クロックは、割込の後に1つのバイトを伝送する代わりに、各割込の後にkバイトの伝送を可能にするようにプログラムすることができる。プログラム可能クロックは、2つの割込の間にこれらのkバイトを伝送する十分な時間があるように、この変形実施形態に対してプログラムされるべきである。図5は、この変形実施形態を説明するアルゴリズム「ALG3」の図である。図2に示すアルゴリズム「ARG2」と比べると、この図には段階ET72が追加されている。この段階ET72は、割込の後に連続的に伝送されたバイトの数を検査する段階を含む。ここで2つの可能性が存在する。
第1の可能性
伝送されたバイト数がkと等しくない場合、オペレーティングシステムは、段階ET22において別のバイトを伝送する。バイト数kは、次に1単位増分され、インデックスjも1単位増分される。
第2の可能性
伝送されたバイトの数がkと等しい場合、オペレーティングシステムは、割込を伝送し、段階ET12が実行される。段階ET72での検査を実行することができるように、パラメータkが次にリセットされる。
伝送されたバイト数がkと等しくない場合、オペレーティングシステムは、段階ET22において別のバイトを伝送する。バイト数kは、次に1単位増分され、インデックスjも1単位増分される。
第2の可能性
伝送されたバイトの数がkと等しい場合、オペレーティングシステムは、割込を伝送し、段階ET12が実行される。段階ET72での検査を実行することができるように、パラメータkが次にリセットされる。
図6は、読取装置「LEC」、オペレーティングシステム、及びプログラム可能クロック「TIM」間の情報フローを時間tと共に示している。この図は、各割込の後に3つのバイトが伝送された場合の例である(k=3)。この図は、2つの割込の間にバイトが中断することなく連続的に伝送されることを明確に示している。図4と同様に、割込又はバイトの伝送に対する遅延は、明らかに実際よりも誇張して示されている。
図7は、オペレーティングシステムの外部にエージェントが作成される第2の実施形態を説明するアルゴリズム「ALG4」である。この実施形態においては、第1の実施形態では必要であったオペレーティングシステムに割込むことは最早必要ではない。このエージェントは、ソフトウエアプログラムであって、その機能は、「ATR」メッセージ内のバイトの伝送をトリガすること、及び、これらのバイトを伝送することである。
このエージェントは、例えば、上述の「UART」構成要素とすることができる。それは、ある一定数のバイトを周期的に伝送するようにプログラムされるであろう。エージェントはまた、バイト伝送をトリガする段階及びバイトを伝送する段階を担う第2のマイクロプロセッサを含むモジュールとすることができる。
このエージェントは、例えば、上述の「UART」構成要素とすることができる。それは、ある一定数のバイトを周期的に伝送するようにプログラムされるであろう。エージェントはまた、バイト伝送をトリガする段階及びバイトを伝送する段階を担う第2のマイクロプロセッサを含むモジュールとすることができる。
この第2の実施形態を説明するアルゴリズム「ALG4」は、以下の段階を含む。
アルゴリズム「ALG4」の段階ET13において、スマートカードが起動される。
段階ET23において、マイクロプロセッサは、この指令「RESET」を受け取ってエージェントを作動させる。作動は、エージェントを開始する段階から成る。
段階ET33において、オペレーティングシステムは、「ATR」メッセージの全てのバイトをエージェントに伝送する。
段階ET43において、「ATR」メッセージのバイトは、例えばエージェントに付随するバッファメモリのようなメモリに記憶される。
アルゴリズム「ALG4」の段階ET13において、スマートカードが起動される。
段階ET23において、マイクロプロセッサは、この指令「RESET」を受け取ってエージェントを作動させる。作動は、エージェントを開始する段階から成る。
段階ET33において、オペレーティングシステムは、「ATR」メッセージの全てのバイトをエージェントに伝送する。
段階ET43において、「ATR」メッセージのバイトは、例えばエージェントに付随するバッファメモリのようなメモリに記憶される。
作動及び「ATR」メッセージ内のバイトの受信後に、エージェントは、バイト伝送をトリガする段階及びこれらのバイトを伝送する段階を担うことになる。オペレーティングシステムは、次に段階53において、処理演算(T1〜Tn)のような他のタスクに恐らく並列処理で集中することができる。伝送方法は、図3Bで示した方法とすることができる。次に、バイト伝送は、段階ET63の間は、図3Bの段階ET22と同様にバイトを伝送する段階から成る。別の段階ET73は、図3Bの段階ET42と同様に、伝送される他のバイトを「ATR」メッセージが含むか否かを判断する段階から成る。本発明の実施形態においては、この段階は、「ATR」メッセージ内のまだ伝送されていないバイト数L(ATR)を判断する段階、及びバイトが1つ伝送される毎にこの数を1単位だけ減少させる段階から成る。図3Bの段階ET52と同一の別の段階ET83は、まだ伝送されていないバイト数を検査する段階から成る。ここで2つの可能性が存在する。
第1の可能性
まだ伝送されていないバイト数L(ATR)が1よりも大きい場合、段階ET63が反復される。エージェントは、第2のバイトO2を伝送する。処理は続行され、まだ伝送されていないバイト数の値が1単位だけ減少される。全てのバイト伝送が完了した時に、好ましくは、メッセージは、「ATR」メッセージ内のバイトの伝送が終了したことをオペレーティングシステムに知らせる。
第2の可能性
段階ET83で行われた検査が、伝送されるバイトが最早存在しないことを示す場合、メッセージは、「ATR」メッセージ内のバイトの伝送が終了したことを段階ET93中にオペレーティングシステムに知らせる。
まだ伝送されていないバイト数L(ATR)が1よりも大きい場合、段階ET63が反復される。エージェントは、第2のバイトO2を伝送する。処理は続行され、まだ伝送されていないバイト数の値が1単位だけ減少される。全てのバイト伝送が完了した時に、好ましくは、メッセージは、「ATR」メッセージ内のバイトの伝送が終了したことをオペレーティングシステムに知らせる。
第2の可能性
段階ET83で行われた検査が、伝送されるバイトが最早存在しないことを示す場合、メッセージは、「ATR」メッセージ内のバイトの伝送が終了したことを段階ET93中にオペレーティングシステムに知らせる。
尚、この第2の実施形態を説明するために選択された伝送処理は、図3Bのアルゴリズム「ARG2」に対応するが、図5のアルゴリズム「ALG3」とすることも容易に可能であろう。
尚、上述の段階ET33においてはまた、オペレーティングシステムは、バッファメモリの大きさ及び伝送される「ATR」メッセージ内のバイト数の両方に応じて、「ATR」メッセージの全てのバイトを数度に分けてエージェントに伝送することができる。
尚、上述のエージェントは、カード、読取装置、又は、カードに直接又はバスを通じて間接的に接続された任意の他の装置上に置くことができる。本発明の実施形態においては、読取装置は、カードに直接接続されるように考慮された。間接的に接続された装置の例は、カード読取装置を管理するコンピュータであろう。
尚、上述の段階ET33においてはまた、オペレーティングシステムは、バッファメモリの大きさ及び伝送される「ATR」メッセージ内のバイト数の両方に応じて、「ATR」メッセージの全てのバイトを数度に分けてエージェントに伝送することができる。
尚、上述のエージェントは、カード、読取装置、又は、カードに直接又はバスを通じて間接的に接続された任意の他の装置上に置くことができる。本発明の実施形態においては、読取装置は、カードに直接接続されるように考慮された。間接的に接続された装置の例は、カード読取装置を管理するコンピュータであろう。
一般的に、本発明は、スマートカード「CAR」に関し、それは、オペレーティングシステムの外部にあってバイト伝送をトリガする段階を管理するモジュール(TIM)を含む。本発明の実施形態においては、このモジュールは、「ATR」メッセージを形成する一連のバイトの各バイトの伝送をトリガする。本発明は、1つのモジュールを含むカードに限定されず、少なくとも1つのモジュールを含むいかなるカードにも適用されることは明らかである。既に見てきたように、このモジュール(TIM)は、使用前にオペレーティングシステムにより作動されるプログラムを含む。
第1の実施形態において見てきたように、モジュール「TIM」は、プログラム可能クロックであり、これは、その作動後に、現在進行中のオペレーティングシステムのいかなる処理演算をも中断させることができ、かつオペレーティングシステムにバイト伝送をトリガさせることができる割込を発生する。
この第1の実施形態においては、このプログラム可能クロックは、以下のいずれかの上に位置することができることが分った。
・スマートカード「CAR」、又は
・スマートカード「CAR」に直接又は間接的に接続された装置。
直接接続された装置の例は、カード読取装置「LEC」であろう。
この第1の実施形態においては、このプログラム可能クロックは、以下のいずれかの上に位置することができることが分った。
・スマートカード「CAR」、又は
・スマートカード「CAR」に直接又は間接的に接続された装置。
直接接続された装置の例は、カード読取装置「LEC」であろう。
上述の通り、このモジュール「TIM」は、作動後にバイト伝送をトリガする段階及びバイトを伝送する段階の両方を担うプログラムを含むエージェントとすることができることも分った。この実施形態を実行するために、エージェントは、例えばバッファメモリのようなメモリを必要とする。エージェントは、オペレーティングシステムによって伝送されたバイトの全て又はいくつかをこのメモリに記憶する。このメモリは、「ATR」メッセージの全てのバイトを収容するのに十分なほど大きいことが好ましい。
上述の通り、本発明は、特に、当業者に「ATR」(アンサー・ツー・リセット)バイトとして公知のリセットバイトに適用されることが分った。これらの「ATR」バイトは、カードが起動された後にカードによって伝送される。
上述の通り、本発明は、特に、当業者に「ATR」(アンサー・ツー・リセット)バイトとして公知のリセットバイトに適用されることが分った。これらの「ATR」バイトは、カードが起動された後にカードによって伝送される。
本発明のソリューションはまた、スマートカードとスマートカード読取装置とを含むスマートカードシステムに関する。このシステムは、カードのオペレーティングシステムの外部にあってバイト伝送をトリガする段階を管理する1つの(又は、いくつかの)モジュール(TIM)を含むことが分った。このモジュールの位置は、それが、カード、読取装置、又は、直接的又は少なくとも1つの指令線を通じて間接的にカードに接続された任意の他の装置のいずれかの上とすることができるという意味で重要ではない。
本発明のソリューションはまた、スマートカード「CAR」の読取装置「LEC」に関する。この読取装置は、オペレーティングシステムによるバイト伝送をトリガする段階を管理するモジュール(TIM)を含む。このモジュール(TIM)は、その作動後に、現在進行中のオペレーティングシステムのいかなる処理演算をも中断させることができ、かつオペレーティングシステムにバイトを伝送させることができる割込を発生するプログラム可能クロックである。
本発明はまた、マイクロコントローラを含むスマートカード「CAR」と、オペレーティングシステムの外部にあってバイト伝送をトリガする段階を管理するモジュール(TIM)を備えたスマートカード読取装置(LEC)とを含むシステムにおける通信方法に関し、本方法は、モジュールがカードから読取装置(LEC)への少なくとも1つのバイトの伝送をトリガするように、モジュールを作動させる段階を含む。
トリガする段階を実行するために、第1の実施形態においては、モジュール(TIM)は、カードに含まれたオペレーティングシステムの現在進行中のいかなる処理演算をも中断させることができ、かつオペレーティングシステムによる少なくとも1つのバイト(ATR)の読取装置への伝送をオペレーティングシステムによってトリガすることができる割込を発生する。
第2の実施形態においては、モジュールは、「インテリジェント」ソフトウエアエージェントとすることができることが分った。このエージェントの作動後に、本方法は、バイトの全て又はいくつかをこのエージェントに付随するメモリに読み込む段階を含み、このエージェントは、メモリに読み込まれたバイトの読取装置への伝送をトリガする。
第2の実施形態においては、モジュールは、「インテリジェント」ソフトウエアエージェントとすることができることが分った。このエージェントの作動後に、本方法は、バイトの全て又はいくつかをこのエージェントに付随するメモリに読み込む段階を含み、このエージェントは、メモリに読み込まれたバイトの読取装置への伝送をトリガする。
トリガする段階は、プログラムによって実行される。このプログラムは、モジュールがカードから読取装置(LEC)へのバイト伝送をトリガするように、このモジュールを作動させる段階を実行するためのプログラムコード命令を含む。既に見てきたように、このデータ処理装置は、スマートカード、又は、スマートカード「CAR」に直接又は間接的に接続された装置とすることができる。
最後に、本発明は、オペレーティングシステムを含むマイクロコントローラに関し、これは、オペレーティングシステムの外部にあってバイト伝送をトリガするモジュール(TIM)を含む。
最後に、本発明は、オペレーティングシステムを含むマイクロコントローラに関し、これは、オペレーティングシステムの外部にあってバイト伝送をトリガするモジュール(TIM)を含む。
ここで、本発明が他の明確な利点を提供することを説明する。「ATR」メッセージのバイトをトリガする時間の完全な制御を提供することと同様に、いくつかのスマートカードに存在するモジュール、すなわちプログラム可能クロックにより割込をトリガすることができ、それによって第1の実施形態による本発明を実施するコストが低減されることが分った。第2の実施形態はまた、オペレーティングシステムの外部にソフトウエアエージェントを作成することにより、割込という概念を回避することができることを示した。このソフトウエアによってもたらされる利点は、オペレーティングシステムによる作動後に、それがバイト伝送をトリガする段階のみならず、バイトの伝送も管理するということである。
更に、本発明は、他の無視し得ない利点を提供する。トリガ時間を完全に制御することにより、「ATR」メッセージの全てのバイトの伝送に必要な全体継続時間の制御も提供される。本発明の方法を通じて、「ATR」メッセージを伝送するのに必要な全体継続時間が制御され、従って、「ATR」メッセージの伝送の終了をオペレーティングシステムが読取装置から「APDU」指令を受け取る準備ができた時間と同期させることができるように、全体継続時間を調節することができる。
MIC マイクロコントローラ
CPU マイクロプロセッサ
CRYP セキュリティユニット
UART 万能非同期送受信機
TIM 外部モジュール
I/O 入出力接点
GND 接地
CPU マイクロプロセッサ
CRYP セキュリティユニット
UART 万能非同期送受信機
TIM 外部モジュール
I/O 入出力接点
GND 接地
Claims (13)
- オペレーティングシステムの外部にあってバイト伝送をトリガするモジュール(TIM)を含む、
ことを特徴とする、オペレーティングシステムを含むスマートカード(CAR)。 - 前記モジュール(TIM)は、前記オペレーティングシステムが該モジュールを使用する前に作動させるプログラムを含むことを特徴とする請求項1に記載のカード。
- 前記モジュール(TIM)は、前記オペレーティングシステムの現在進行中のいかなる処理演算をも中断させることができ、かつ該オペレーティングシステムにバイト伝送をトリガさせることができる割込を作動後に発生するプログラム可能クロックであることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のカード。
- 前記モジュール(TIM)は、バイト伝送をトリガする段階及び該バイトを伝送する段階の両方を作動後に担うプログラムを含むエージェントであることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のスマートカード。
- 前記エージェントは、前記バイトを伝送するために、前記オペレーティングシステムによって伝送される該バイトの全て又は一部を記憶することができるメモリを含むことを特徴とする請求項4に記載のスマートカード。
- 前記バイトは、カードが起動された後でカードによって伝送される「ATR」(アンサー・ツー・リセット)バイトであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のスマートカード。
- カードのオペレーティングシステムの外部にあってバイト伝送をトリガする段階を管理するモジュール(TIM)を含む、
ことを特徴とする、スマートカードとスマートカード読取装置とを含むスマートカードシステム。 - 前記モジュールは、前記カード、前記読取装置、又は、該カードに直接的又は少なくとも1つの指令線を通じて間接的に接続された他の任意の装置のいずれかの上に位置することを特徴とする請求項7に記載の装置。
- マイクロコントローラを有するスマートカード(CAR)とスマートカード読取装置(LEC)とを含み、かつ、オペレーティングシステムの外部にあってバイト伝送をトリガする段階を管理するモジュール(TIM)を含むシステムにおける通信方法であって、
モジュールがカードから読取装置(LEC)への少なくとも1つのバイトの伝送をトリガするように、該モジュールを作動させる段階、
を含むことを特徴とする方法。 - 前記モジュール(TIM)は、前記トリガする段階を実行するために、前記カードに含まれた前記オペレーティングシステムの現在進行中のいかなる処理演算をも中断させることができ、かつ該オペレーティングシステムによる少なくとも1つのバイト(ATR)の前記読取装置への前記伝送を該オペレーティングシステムによってトリガすることができる割込を発生することを特徴とする請求項9に記載の方法。
- 前記モジュール(TIM)は、ソフトウエアエージェントであり、
前記ソフトウエアエージェントの作動後に、前記バイトの全て又は一部を該エージェントに付随するメモリに読込む段階、
を含み、
前記エージェントは、前記バイト伝送をトリガする段階と、メモリに読み込まれた前記バイトを前記読取装置(LEC)へ伝送する段階とを実行する、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。 - マイクロコントローラを有するスマートカード(CAR)とスマートカード読取装置(LEC)とを含み、かつ、オペレーティングシステムの外部にあるモジュール(TIM)を含むシステムのためのコンピュータプログラムであって、
モジュールがカードから読取装置(LEC)へのバイトの伝送をトリガするように、該モジュールを作動させる段階を実行するためのコード命令、
を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。 - オペレーティングシステムを含むマイクロコントローラであって、
オペレーティングシステムの外部にあってバイト伝送をトリガするモジュール(TIM)、
を含むことを特徴とするマイクロコントローラ。
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