JP2005525192A - 患者内の部位から選択された生体組織を切除して除去するための装置および方法 - Google Patents
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Abstract
本発明の一実施形態による電気外科的デバイス(90)は、リンパ節を捕捉して切除する。リンパ節は、真空吸引力(113)によって捕捉され、電極(100)によって切除される。これにより、出血が最小化されるとともに、潜在的に悪性の結節を切除して除去する際にそのような結節が周辺組織に接触することを抑制する。これにより、無用に癌が広まる可能性を制限することができる。また、本発明の一実施形態による電気外科的デバイス(90)を使用すれば、単一操作でもって、複数のリンパ節を切除することができるとともに、各リンパ節を、それぞれの結節ステーションに応じて、容易に指標付けすることができ、さらに、相互汚染の可能性を抑制した態様でもって格納することができる。本発明の一実施形態による電気外科的デバイス(90)は、さらに、切除した複数のリンパ節を互いに個別的に受領し得るコレクタ(96)をもたらす。
Description
本発明は、広義には、患者内の部位から生体組織を切除するとともにその組織を患者からして除去するための装置および方法に関するものである。本発明は、より詳細には、例えばリンパ節や他の組織といったような、選択された生体組織を、採取したり切除したり除去したり指標付けしたりするための電気外科的装置に関するものである。
肺癌の処置における1つの重要なステップは、気管支リンパ節を切除することである。縦隔鏡検査法とは、胸郭や気管支系内のリンパ節を切除するに際して頻繁に使用される手法である。首の付け根のところの胸骨や頸部のノッチに形成された切開口を通して、縦隔鏡と称されるチューブ状器具を挿入し、気管と胸骨との間に配置して、胸腔内へと案内する。縦隔鏡検査法においては、気管傍領域や上腕傍領域に位置したリンパ節の直接的な可視化を行うことができる。器具のサイズは、外科手術時にリンパ節の一部を切除するに際して把持ツールの挿入を可能とし得るよう十分に大きなものとされている。引抜後には、切除されたリンパ節を病理検査室へと持っていって、分析を行う。
気管支リンパ節の可視化と縦隔鏡的切除とが通常は行われるけれども、この手順は、問題点を有している。例えば、この手順は、一度につき1つのリンパ節試料を採取することしかできない。通常は、複数のリンパ節試料を切除する必要があることにより、この手順は、比較的時間のかかるものとなる。加えて、リンパ節試料を把持して切除するための器具が、多くの場合、問題点を引き起こす。例えば、外科医は、通常、切除して除去する対象をなすターゲットリンパ節を保持するために、リングピンセットのような長い器具を使用する。そのような器具は、癌細胞を含有している可能性のあるリンパ節を押しつぶしたり損傷させたりしてしまう潜在的可能性がある。これにより、出血を引き起こしてしまったり、例えば組織や血液や細胞といったような潜在的有害物質を胸腔内に導入してしまいかねない。このような状況は、明らかに、避けるべきものである。患者からの有害物質を除去することにも、問題点がある。他の問題点は、作業チャネルが非常に狭いことであり、また、例えば動脈や心臓といったような脆弱な構造体が非常に近くに位置していることである。従来的な生検デバイスや切除デバイスは、隣接する構造体を衝撃する可能性がある。通常的に採取される試料の数は、貯蔵という問題点を引き起こし、相互汚染という問題点を引き起こす。本発明による手法およびデバイスを使用すれば、各試料を個別的に除去することができ、検査室へと持っていく前に、それぞれに対応する結節ステーションを各試料に対して指標付けすることができる。
よって、当該技術分野においては、例えば気管支リンパ節や胸部リンパ節といったような、選択された生体組織の切除に関して、改良された装置および方法が要望されている。より詳細には、出血を引き起こすことなくかつ患者内に潜在的有害物質を流出させることなく、気管支リンパ節や胸部リンパ節を迅速にかつ効果的に採取して切除し得るとともに、それら気管支リンパ節や胸部リンパ節に対して指標付けを行い得るような、改良された装置および方法が要望されている。本発明は、この要求を満たし得るものである。なお、本出願人の知る限りにおいては、本出願に関連性を有する先行技術文献は存在しない。
本発明は、患者内の部位において選択された生体組織を他の生体組織から切除して除去するための装置を提供する。この装置は、組織をカットすることによって選択された生体組織を他の生体組織から切除する電極を備えているような、電気外科的デバイスと;選択された生体組織を電極の近傍位置へと吸引することにより選択された生体組織を他の生体組織から電極が切除することを可能とする真空吸引管腔を備えているような、チューブ状部材と;切除された生体組織を受領するためのコレクタと;を具備している。装置は、さらに、ソフトなポートを具備することができ、このソフトなポートを通して、選択された生体組織を吸引するものとされ、このソフトなポートが、選択された生体組織に対するシールを維持する。ソフトなポートは、チューブ状部材上に支持されかつ開口を有したフレキシブルな材料を備え、開口は、選択された生体組織が切除され終わった時点で、他の生体組織に対するシールを維持することができる。コレクタは、さらに、切除によって生じた副成物を受領することができる。コレクタは、真空吸引管腔に対して真空吸引可能に連通されてものとすることができる。真空吸引管腔は、コレクタ内へと、切除済み生体組織を吸引することができる。電極は、電気外科的システムの活性電極とすることができる。電極は、RFブレードを形成することができ、また、RFループを形成することができる。電極は、2極型デバイスとすることができる。電極は、単極型デバイスとすることができる。コレクタは、少なくとも1つの収集チャンバを備えることができる。コレクタは、複数の収集チャンバを備えることができ、各収集チャンバは、真空吸引管腔に対し、選択的に、真空吸引可能に連通可能とされる。収集チャンバは、参照マーキングを有することができる。コレクタは、切除済み生体組織を受領した後には、装置から取り外すことができる。コレクタは、切除済み生体組織を受領した後には、装置から取外し可能とされ、なおかつ、他の切除済み生体組織を受領し得るよう、装置に対して他のコレクタを取り付け得るものとすることができる。チューブ状部材は、先端部において湾曲したものとすることができる。
本発明は、さらに、患者内の部位において選択された生体組織を他の生体組織から切除して除去するための装置を提供する。選択された生体組織を切除するこの装置は、組織をカットすることによって選択された生体組織を他の生体組織から切除する電極を備えているような、電気外科的デバイスと;選択された生体組織を電極の近傍位置へと吸引することにより選択された生体組織を他の生体組織から電極が切除することを可能とする真空吸引管腔を備えているような、チューブ状部材と;このチューブ状部材上に支持されたソフトなポートであるとともに、このソフトなポートを通して選択された生体組織を吸引し得るものとされ、さらに、選択された生体組織に対するシールを維持する、ソフトなポートと;複数の収集チャンバを備え、かつ、切除済み生体組織を受領し得るよう各収集チャンバが真空吸引管腔に対し選択的に真空吸引可能に連通可能とされているような、コレクタと;を具備している。
本発明は、さらに、患者内の部位において選択された生体組織を他の生体組織から切除して除去するための方法を提供する。この方法においては、管腔を有したチューブ状部材を選択された生体組織の近傍位置へと配置し;選択された生体組織を管腔内へと吸引するための真空吸引力を、管腔内に形成し;その真空吸引力によって、選択された生体組織を管腔内へと吸引し;電気外科的デバイスを使用することによって組織をカットすることにより、選択された生体組織を他の生体組織から切除し;切除済み生体組織をコレクタ内に収集する。この方法においては、さらに、選択された生体組織を管腔の他の端部外へと吸引することによって、選択された生体組織を、患者から除去する。この方法においては、さらに、選択された生体組織を真空吸引力によって吸引するに際し、選択された生体組織に対するシールを維持するソフトなポートを通して吸引を行うことができる。ソフトなポートは、チューブ状部材上に支持されかつ開口を有したフレキシブルな材料を備えたものとすることができるとともに、開口は、他の生体組織に対するシールを維持するものとすることができる。切除済み生体組織の収集に際しては、さらに、切除によって生じた副成物をも収集することができる。
本発明は、さらに、患者内の部位において選択された生体組織を他の生体組織から切除して除去するための装置に関するものである。この装置は、選択された生体組織を他の生体組織から切除するための電気外科的手段と;選択された生体組織を電気外科的手段の近傍位置へと吸引することにより選択された生体組織を他の生体組織から電気外科的手段が切除することを可能とする真空吸引手段と;切除された生体組織を受領するための収集手段と;を具備している。
本発明を特徴づける上記特徴点や他の様々な特徴点ならびに様々な利点は、添付図面を参照しつつ以下の説明を読むことにより、明瞭となるであろう。
新規であると考えられている本発明の特徴点は、特に、特許請求の範囲に記載されている。本発明ならびに本発明のさらなる利点は、添付図面を参照しつつ以下の説明を読むことにより、明瞭に理解されるであろう。複数の図面にわたって、同じ部材には、同じ参照符号が付されている。
図1は、人の首と鎖骨と呼吸器系を示す図である。
図2は、呼吸器系の様々なリンパ節を示す図である。
図3は、本発明に基づき、患者内の部位における生体組織を切除するための電気外科的デバイスと一緒に使用するのに好適であるような、単極型電気外科的システムを示す図である。
図4は、本発明に基づく電気外科的デバイスを示す斜視図である。
図5は、本発明の一実施形態に基づく図4の電気外科的デバイスのチューブ状部材の先端部を、一部を破断して示す長手方向断面図である。
図6は、本発明に基づき、胸骨ノッチの切開口を通して胸郭内へと挿入された電気外科的デバイスを示す図である。
図7は、本発明に基づくリンパ節の切除ステップを示す図であって、チューブ状部材の先端部が、切除対象をなすリンパ節に隣接して配置されている。
図8は、中間ステップを示す図であって、リンパ節が、真空吸引力によってソフトなポートの近傍位置へと吸引されている。
図9は、中間ステップを示す図であって、リンパ節が、ソフトなポートを通して実質的に切除管腔内へと吸引されている。
図10は、中間ステップを示す図であって、電極が、部分的に延出され、中央位置に向けて延出されている。
図11は、中間ステップを示す図であって、電極が、組織をカットし、これにより、リンパ節を他の生体組織から切除した様子を示している。
図12は、切除したリンパ節を真空吸引力によって管腔内へと引き込み、これにより、切除したリンパ節を患者から吸引除去するステップを示す図である。
図13は、本発明の一実施形態に基づく電気外科的デバイスのうちの、投げ縄状活性電極を有した先端部を、一部を破断して示す長手方向断面図である。
図14は、図13の投げ縄状活性電極がなすループを、リンパ節の周縁部上に締め付けた様子を示す図である。
図15は、本発明の一実施形態に基づく電気外科的デバイスのうちの、ループ状2極型電極を有した先端部を、一部を破断して示す長手方向断面図である。
図16は、本発明の一実施形態に基づく楕円形先端部を示す図である。
図17は、本発明の一実施形態に基づき、気管に適応し得る形状とされた先端部を示す図である。
図18は、本発明の一実施形態に基づく非対称な先端部形状を示す図である。
図19は、本発明の一実施形態に基づく円錐台形状の先端部形状を示す図である。
本発明の例示としてのいくつかの実施形態に関する以下の詳細な説明においては、本発明の実施形態の一部をなす添付図面を参照する。詳細な説明および図示は、本発明によって具現可能な特定の実施形態を例示している。これら実施形態は、当業者が本発明を実施し得る程度に十分に詳細に説明されている。他の実施形態が可能であること、および、本発明の精神および範囲を逸脱することなく様々な変更を加え得ることは、理解されるであろう。そのため、以下の詳細な説明は、本発明を何ら限定するものではなく、本発明の範囲は、特許請求の範囲内によって規定される。
明細書および特許請求の範囲にわたって、特に断らない限り、以下の用語は、排他的な意味合いを有している。『1つの』および『その』という用語は、複数のものを参照することができる。『その中に』という用語は、『その中』とすることも『その上』とすることもできる。添付図面においては、同様の部材には、同じ符号が付されている。さらに、特に断らない限り、単一のものに対する参照は、複数のものに対する参照を含んでいる。
要約すれば、本発明の実施形態による電気外科的デバイスは、リンパ節を捕捉して切除する。リンパ節は、真空吸引力によって捕捉され、電極によって切除される。これにより、出血が最小化されるとともに、潜在的に悪性の結節を切除して除去する際にそのような結節が周辺組織に接触することを抑制する。これにより、無用に癌が広まる可能性を制限することができる。また、本発明の一実施形態による電気外科的デバイスを使用すれば、単一操作でもって、複数のリンパ節を切除することができるとともに、各リンパ節を、それぞれの結節ステーションに応じて、容易に指標付けすることができ、さらに、相互汚染の可能性を抑制した態様でもって格納することができる。本発明の一実施形態による電気外科的デバイスは、さらに、切除した複数のリンパ節を互いに個別的に受領し得るコレクタをもたらす。このコレクタは、容易に取り外すことができて、他のリンパ節の切除を妨害することなく病理検査に持っていくことができる。
図1は、人の首と鎖骨と呼吸器系とを示している。呼吸器系(20)は、胸壁(24)と横隔膜(26)とによって規定された空間をなす胸郭(22)内にある。
呼吸器系(20)は、気管(28)と、左主気管支幹(30)と、右主気管支幹(32)と、を備えている。これら主気管支幹は、さらに、様々な気管支や様々なサブブランチへと分岐している。呼吸器系(20)は、さらに、左肺葉(52,54)と、右肺葉(56,58,60)と、を備えている。各気管支およびサブブランチは、肺葉全体やセグメントやそれらの一部といったような、肺葉全体のうちのそれぞれ対応する各部分に連通している。
右鎖骨(21)と左鎖骨(23)とは、胸骨(25)(図示の明瞭化のために、胸骨(25)の頂部のみが図示されている)の頂部のところにおいて連結されており、気管(28)よりも前方側に位置している。胸骨または頸部のノッチ(27)が、首の付け根のところにおいて、胸骨(25)に形成されている。
図2は、呼吸器系の様々なリンパ節を示している。様々なリンパ節は、肺癌の段階付けのために、場所に応じた結節ステーションによって分類されている。それら結節ステーションを使用することによって、生検用に切除されたリンパ節を標識付けすることができる。図2は、右気管傍リンパ節(71r)および左気管傍リンパ節(71l)(それぞれ、ステーション(2R,2L)として標識付けされる)と;右気管傍下部リンパ節(73r)および左気管傍下部リンパ節(73l)(それぞれ、ステーション(4R,4L)として標識付けされる)と;右気管支傾斜部リンパ節(75r)および左気管支傾斜部リンパ節(75l)(それぞれ、ステーション(10R,10L)として標識付けされる)と;右葉間リンパ節(77r)および左葉間リンパ節(77l)(それぞれ、ステーション(11R,11L)として標識付けされる)と;竜骨下部リンパ節(79)(ステーション(7)として標識付けされる)と;を示している。典型的には、1個のステーションあたりにつき、複数のリンパ節を配置することができる。図示の明瞭化のために、付加的なリンパ節および付加的なステーションは、図2においては、図示が省略されている。
図3は、本発明に基づき、患者内の部位における生体組織を切除するための電気外科的デバイスと一緒に使用するのに好適であるような、単極型電気外科的システムを示す図である。電気外科的システム(80)は、真空吸引ポンプ(81)と、電気外科的RF電源(82)と、接地電極(84)と、接地電極用カプラ(85)と、足踏式制御ユニット(86)と、足踏式制御ユニット用カプラ(87)と、真空吸引用カプラ(88)と、電気外科的カプラ(89)と、チューブ状部材(92)を備えた電気外科的デバイス(90)と、を具備している。図3における単極型電気外科的システムの図示は、本発明の実施態様を単極型デバイスのみに限定することを意図したものではない。本発明の代替可能な実施形態においては、2極型電気外科的システムを使用することができ、この場合には、接地電極(84)と接地電極用カプラ(85)とを使用する必要がない。
電気外科的RF電源(82)は、接地電極用カプラ(85)を介して接地電極(84)に対して接続されており、さらに、足踏式制御ユニット用カプラ(87)を介して足踏式制御ユニット(86)に対して接続されており、さらに、電気外科的カプラ(89)を介して電気外科的デバイス(90)に対して接続されている。電気外科的デバイス(90)は、活性電極(図示せず)と、チューブ状部材(92)と、を備えている。真空吸引ポンプ(81)は、真空吸引カプラ(88)を介して、電気外科的デバイス(90)およびチューブ状部材(92)に対して接続されている。
動作時には、電気外科的RF電源(82)が、電気外科的デバイス(90)の活性電極と接地電極(84)(時に、分散電極と称されることもある)とに対して、典型的にはラジオ波周波数範囲でもって、電流を供給する。電流は、活性電極の前方側において電気アークを形成し、これにより、組織を揮発させ、組織をカットするようにして組織を分離させる。接地電極(84)は、患者に対する電気的コンタクトのために大きな表面積をもたらすものであって、患者に対して電気的にコンタクトした状態で配置される。活性電極は、患者の組織内へと電流を案内し、接地電極(84)は、電流を、患者から電気外科的RF電源に向けて案内する。電気外科的RF電源(82)によって供給される電流波形の強度と周波数とは、様々に変更することができ、パルス型の波形とすることができる。RFエネルギーは、正弦波形または矩形波形において変調することができる。また、RFエネルギーは、混合モードとすることができる、すなわち、それらの組合せとすることができる。特定の電気外科的電流波形は、実施すべき手術の目的に応じて、選択することができる。外科医は、足踏式制御ユニット(86)を使用することによって、電気外科的RF電源(82)を制御することができる。あるいは、外科医は、電気外科的デバイス(90)上に設けられた手動制御スイッチを使用することによって、制御を行うことができる。
チューブ状部材(92)は、真空吸引管腔を有している。この真空吸引管腔は、選択された生体組織を活性電極の近傍位置へと引き付けるよう作用し、また、切除した組織を患者から吸引除去するよう作用する。チューブ状部材(92)は、活性電極を有している。電気外科的デバイス(90)は、例えば縦隔鏡といったような内視鏡のコンジットまたはカテーテルの内部に受領され得るよう構成される。代替的には、電気外科的デバイス(90)は、内視鏡や他の可視化デバイスと協働しつつも、個別的なものとして使用することができる。
図4は、本発明に基づく電気外科的デバイス(90)を示す斜視図である。図5は、本発明の一実施形態に基づく図4の電気外科的デバイス(90)のチューブ状部材(92)の先端部(99)を、一部を破断して示す長手方向断面図である。電気外科的デバイス(90)は、ボディ(98)と、チューブ状部材(92)と、ハンドル(93)と、起動部材(94)と、複数のチャンバ(97a〜97f)を有したコレクタ(96)と、を備えている。チューブ状部材(92)は、先端部(99)と、電極(100)と、電極用管腔(102)と、一次真空吸引管腔(104)と、二次真空吸引管腔(106)と、ソフトなポート(110)と、切除管腔(115)と、を有している。
ボディ(98)は、チューブ状部材(92)と、ハンドル(93)と、起動部材(94)と、コレクタ(96)と、を支持している。真空吸引カプラ(88)と電気外科的カプラ(89)とは、好ましい実施形態においては、ハンドル(93)のところにおいて、電気外科的デバイス(90)に対して接続されている。真空吸引カプラ(88)は、コレクタ(96)に対して、および、管腔(102,104)に対して、真空吸引可能に連通している。コレクタ(96)は、管腔(102,104)に対して、真空吸引可能に連通している。電気外科的デバイス(90)を患者から取り外すことなく、コレクタ(96)を、ボディ(98)から取り外すことができ、他のコレクタ(96)を、ボディ(98)に対して取り付けることができる。コレクタ(96)は、選択可能な複数のチャンバを有することができる。各チャンバは、真空吸引管腔(102,104)に対して、選択的に連通可能とされる。好ましい実施形態においては、コレクタ(96)は、6個のチャンバ(97a〜97f)を有しているとともに、6発型のレボルバのシリンダのように構成されており、チャンバを選択し得るよう回転可能とされており、さらに、着脱可能かつ交換可能とされている。チャンバ(97a〜97f)は、対応するリンパ節ステーションに応じて標識付けされているすなわち参照記号がマーキングされている。例えば、コレクタ(96)は、図示の実施形態においては、上側および下側の気管傍リンパ節ステーション(2R,2L,4R,4L)という参照記号がマーキングされている。
電極(100)は、チューブ状部材(92)の管腔(102)内に配置されており、切除管腔(115)に対して露出されており、さらに、電極カプラ(89)を介して電気外科的RF電源に対して接続されている。好ましい実施形態においては、電極(100)は、ブレード形状をなす活性電極とされ、例えばリンパ節といったような選択された組織をを他の体内組織から切除することも含めたような組織のカットに関して適切であるような、ラジオ波周波数外科手術材料から形成されている。代替可能な実施形態においては、電極(100)は、尖鋭なものとすることができる。電極は、操作可能なものとすることができる。電極(100)は、必要になるまではすなわち延出して使用されるまでは、実質的に管腔(102)内に収容することができる。
起動部材(94)は、トリガータイプの部材であって、電極(100)を延出させてカットや切除を行うために使用することができる。図10および図11は、カットを行うに際しての電極(100)の延出を図示している。
チューブ状部材(92)は、外科手術用途に適切であるような任意の材料から形成することができる。電気外科的デバイス(90)が2極型デバイスである場合には、チューブ状部材(92)は、外科手術用途に適切であるような任意の材料とすることができ、また、戻り電極を形成するのに適切であるような任意の材料とすることができる。1つの目的は、ボディ(98)に対して連結することであり、他の目的は、胸骨ノッチの切開口を通して胸郭内へと先端部(99)を挿入可能とすることである。図5においては、断面円形のものとして図示されているけれども、先端部(99)は、電気外科的デバイス(90)の目的に対して適切であるような任意の横断面形状のものとすることができる。図16〜図19は、先端部(99)の様々な実施形態として、様々に代替可能な形状を示している。代替可能な実施形態においては、先端部(99)は、身体の他の部分の切開口を通して挿入可能であるように構成することができる。例えば、図2におけるステーション(7,8,9)内のリンパ節は、ある種の肋骨どうしの間へと挿入するだけで到達することができる。先端部(99)は、チューブ状部材(92)の長手方向軸に対して垂直な単一平面内に位置するものとして図示されているけれども、先端部は、様々なリンパ節に対して容易にアクセスし得るよう、他の角度で形成することも、また、様々な平面内に形成することも、できる。代替可能な実施形態においては、先端部(99)は、様々なリンパ節に対して容易にアクセスし得るよう、曲がり部や湾曲を有することができる。チューブ状部材(92)は、電極(100)を延出させるための管腔(102)を有している。チューブ状部材(92)は、さらに、一次真空吸引管腔(104)と、二次真空吸引管腔(106)と、を有している。これら管腔は、切除管腔(115)内において、それぞれ対応する真空吸引力(105,107)をもたらすことができる。代替可能な実施形態においては、複数の二次真空吸引管腔(106)を設けることができる。他の代替可能な実施形態においては、電気外科的システム(80)は、電気外科的デバイス(90)に対して生理的食塩水を供給するためのシステムを備えている。この場合、チューブ状部材(92)は、RF焼灼を補助して冷却を行い得るよう生理的食塩水を供給するための管腔を有している
。
。
ソフトなポート(110)は、開口(112)を有しているとともに、先端部(99)のところに支持されている。ソフトなポート(110)は、シリコーンのようなフレキシブルな材料から形成することができる。開口(112)は、リンパ節に対しての真空システムを維持しつつも、この開口を通して広範なサイズのリンパ節を吸引し得るよう、フレキシブルなものとされている。真空吸引力(105,107)は、開口(112)を通しての真空吸引(113)をもたらす。
図6は、本発明に基づき、胸骨ノッチの切開口を通して胸郭内へと挿入された電気外科的デバイスを示す図である。図6は、電気外科的デバイス(90)のチューブ状部材(92)が、胸骨(25)の直上位置の胸骨ノッチ(27)のところの切開口を通して挿入された様子を示している。チューブ状部材(92)を配置する手順としては、患者に麻酔を施し、胸骨(25)の直上位置の胸骨ノッチ(27)のところに切開口を形成し、その切開口を通して気管(28)と胸骨(25)の頂部との間へとチューブ状部材(92)を挿入する。先端部(99)が、リンパ節(71l)または他の選択されたリンパ節の近傍に到達するまで、チューブ状部材(92)を前進させる。電気外科的デバイス(90)は、選択されたリンパ節を可視化し得るような他のデバイス内に組み込むことができる。あるいは、電気外科的デバイス(90)は、可視化デバイスと併用することができる。
図7〜図12は、本発明に基づいてリンパ節を切除するに際しての様々なステップを示している。図7は、チューブ状部材(92)の先端部(99)を、切除対象をなすリンパ節(71l)に隣接配置した様子を示している。真空吸引力(113)は、リンパ節(71l)を、ソフトなポート(110)の開口(112)に向けて、真空吸引する。真空吸引力(113)を使用することにより、リンパ節(71l)を周辺組織から優しく引き寄せることができ、リンパ節(71l)を開口(112)に向けて移動させることができる。
図8は、リンパ節(71l)が、真空吸引力(113)によってソフトなポート(110)の近傍位置へと吸引された様子を示している。図9は、リンパ節(71l)が、真空吸引力(113)(図示せず)によってソフトなポート(110)を通して吸引され、さらに、真空吸引力(105,107)によって切除管腔(115)内へと吸引された様子を示している。この状態においては、リンパ節(71l)は、切除を行うための電極(100)の近傍に位置している。ソフトなポート(110)と開口(112)とは、リンパ節(71l)に対するシールを維持し、これにより、切除管腔(115)内を真空に維持する。図10は、電極(100)が、リンパ節(71l)に向けて部分的に延出され、中央位置に向けて延出されている様子を示している。電極(100)は、図4における起動部材(94)を押圧することによって、延出させることができる。図11は、電極(100)が、完全に延出され、活性化されることによって、開口(112)の近傍に位置した組織をカットし、これにより、リンパ節(71l)を他の生体組織から切除した様子を示している。電極の活性化は、起動部材をさらに押圧することによっても、また、図2に示すような足踏式制御ユニット(86)を使用することによっても、行うことができる。真空吸引力(105,107)を継続することによって、切除管腔(115)内の真空を維持することができ、ソフトなポート(110)と開口(112)とによってもたらされたリンパ節(71l)に対するシールを維持することができる。例えば電極(100)といったような電気外科的デバイスは、出血を最小化するとともに、血液や細胞といったような潜在的に有害な組織(以下においては、『切除副成物(117)』と称される)の放出を最小化する。切除副成物(117)が生成された場合には、切除管腔(115)内に維持された真空が、切除副成物(117)を保持することができ、これら副成物が胸腔内へと流出してしまうことを防止する。真空吸引力(105,107)が弱められて開口(112)から他の生体組織(118)を解放するまでは、切除管腔(115)内においては、真空が維持される。
図12は、真空吸引力(105)を示しており、この真空吸引力(105)は、切除したリンパ節(71l)を管腔(104)内へと引き込み、これにより、切除したリンパ節(71l)を患者から吸引除去する。つまり、図11に示すようにしてリンパ節(71l)が切除された後には、真空吸引力(105)が、切除したリンパ節(71l)を管腔(104)内へと引き込み、これにより、リンパ節(71l)を患者から吸引除去して、コレクタ内へと引き込む。真空吸引力(107)は、切除管腔(115)内の真空を維持する。ここで、真空吸引力(107)は、切除したリンパ節(71l)が真空吸引力(105)によって吸引されることによって真空吸引力(105)が低減した場合に、補助的な真空吸引力をもたらす。真空吸引力(107)は、また、切除管腔(115)内から、すべての切除副成物(117)を吸引除去することができる。管腔(104,102)の双方は、図4に示すコレクタ(96)に対して真空吸引可能に連通している。切除済みリンパ節(71l)は、真空吸引力(105)によって管腔(104)を通してコレクタ内へと吸引される。また、すべての切除副成物(117)は、管腔(104,106)を通してコレクタ内へと吸引される。コレクタ(96)が複数の収集チャンバを備えている実施形態においては、切除済みリンパ節(71l)とすべての切除副成物(117)とは、選択された収集チャンバ内へと吸引される。収集チャンバが標識付けされている実施形態においては、参照マーク(2L)を有したチャンバが選択されることとなる。コレクタは、他の標識のチャンバへと即座に回転させることができる。図4に関連して説明したように、コレクタは、切除済みリンパ節(71l)を受領した後には、電気外科的デバイスから取り外すことができ、他のコレクタを取り付けることができる。これにより、患者から電気外科的デバイスを取り外すことなく、他の切除済み生体組織を受領することができる。本発明の一実施形態による電気外科的デバイスにおいては、単一のデバイスによって、リンパ節を捕捉して切除することができる。
図13および図14は、本発明の一実施形態に基づく電気外科的デバイスのうちの、投げ縄状活性電極(120)を有した先端部(99)を、一部を破断して示す長手方向断面図である。本発明の代替可能な実施形態においては、投げ縄状活性電極(120)を使用することによって、リンパ節を切除することができる。図13は、投げ縄状活性電極(120)が、ループ(122)を形成している様子を示している。このループ(122)は、リンパ節(71l)の周縁部上に締め付け得るものとされている。リンパ節(71l)は、図7〜図9に関して上述したのと同様にして、切除管腔(115)内へと吸引される。図14は、電極(120)を引っ込めることによって、ループ(122)を、リンパ節(71l)の周縁部上に締め付けた様子を示している。電極の引込は、図4における起動部材(94)の押圧によって、制御することができる。電極(120)を活性化することにより、組織をカットして、リンパ節(71l)を他の生体組織から切除することができる。電極の活性化は、起動部材をさらに押圧することによっても、また、図2の足踏式制御ユニット(86)によっても、行うことができる。リンパ節(71l)は、図12の場合と同様にして、患者から吸引除去される。代替可能な実施形態においては、活性電極(120)は、リンパ節(71l)の周縁の一部に対して引っ込められる剛直なループとすることができ、活性化によってリンパ節(71l)をカットすることができる。
図15は、本発明の一実施形態に基づく電気外科的デバイスのうちの、ループ状2極型電極(130)を有した先端部(99)を、一部を破断して示す長手方向断面図である。2極型電極(130)は、絶縁皮膜(132)と、電極(134)と、を有している。絶縁皮膜(132)は、2極型電極(130)を、電気外科的デバイスから電気的に絶縁する。電極(134)は、ループ(122)をなすように形成され、リンパ節(71l)を捕捉してカットを行う。2極型電極(130)は、接地電極を必要としないことを除いては、図3のシステムと実質的に同様に動作する。ループ状の捕捉用の2極型電極(130)の動作は、図13および図14に関連して上述した電極(120)の動作と、同様である。
図16〜図19は、本発明の一実施形態に基づく先端部(99)の様々な代替可能な形状のそれぞれを斜視図によって示している。先端部(99)は、電気外科的デバイスの用途に応じて適切であるよう、任意の形状とすることができ、また、単一平面上に位置するものともまた複数の平面上に位置するものともすることができ、また、チューブ状部材(92)に対して任意の角度のものとすることができる。図16は、楕円形先端部(99a)を示している。図17は、気管に適応し得る形状とされた先端部(99b)を示している。図18は、非対称な形状を有した先端部(99c)を示している。図19は、円錐台形状の先端部(99d)を示している。
いくつかの好ましい実施形態を参照して本発明について詳細に説明したけれども、他の実施形態も可能である。したがって、特許請求の範囲は、上記実施形態に制限されるものではない。本発明の範囲が特許請求の範囲によって規定されるものであることが、意図されている。
80 電気外科的システム
90 電気外科的デバイス
92 チューブ状部材
96 コレクタ
97a 収集チャンバ
97b 収集チャンバ
97c 収集チャンバ
97d 収集チャンバ
97e 収集チャンバ
97f 収集チャンバ
100 電極
104 一次真空吸引管腔
105 真空吸引力
106 二次真空吸引管腔
107 真空吸引力
110 ソフトなポート
112 開口
115 切除管腔
117 切除副成物
120 投げ縄状活性電極(電極)
130 ループ状2極型電極(電極)
90 電気外科的デバイス
92 チューブ状部材
96 コレクタ
97a 収集チャンバ
97b 収集チャンバ
97c 収集チャンバ
97d 収集チャンバ
97e 収集チャンバ
97f 収集チャンバ
100 電極
104 一次真空吸引管腔
105 真空吸引力
106 二次真空吸引管腔
107 真空吸引力
110 ソフトなポート
112 開口
115 切除管腔
117 切除副成物
120 投げ縄状活性電極(電極)
130 ループ状2極型電極(電極)
Claims (23)
- 患者内の部位において選択された生体組織を他の生体組織から切除して除去するための装置であって、
組織をカットすることによって前記選択された生体組織を他の生体組織から切除する電極を備えているような、電気外科的デバイスと;
前記選択された生体組織を前記電極の近傍位置へと吸引することにより前記選択された生体組織を他の生体組織から前記電極が切除することを可能とする真空吸引管腔を備えているような、チューブ状部材と;
切除された生体組織を受領するためのコレクタと;
を具備していることを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
さらに、ソフトなポートを具備し、
このソフトなポートを通して、前記選択された生体組織を吸引するものとされ、
このソフトなポートが、前記選択された生体組織に対するシールを維持することを特徴とする装置。 - 請求項2記載の装置において、
前記ソフトなポートが、前記チューブ状部材上に支持されかつ開口を有したフレキシブルな材料を備え、
前記開口が、前記選択された生体組織が切除され終わった時点で、他の生体組織に対するシールを維持することを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記コレクタが、切除によって生じた副成物を受領することを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記コレクタが、前記真空吸引管腔に対して真空吸引可能に連通されていることを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記真空吸引管腔が、さらに、前記コレクタ内へと、切除済み生体組織を吸引することを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記電極が、電気外科的システムの活性電極とされていることを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記電極が、RFブレードを形成していることを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記電極が、RFループを形成していることを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記電極が、2極型デバイスとされていることを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記コレクタが、少なくとも1つの収集チャンバを備えていることを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記コレクタが、複数の収集チャンバを備え、
各収集チャンバが、前記真空吸引管腔に対し、選択的に、真空吸引可能に連通可能とされていることを特徴とする装置。 - 請求項12記載の装置において、
前記収集チャンバが、参照マーキングを有していることを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記コレクタが、切除済み生体組織を受領した後には、前記装置から取外し可能とされていることを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記コレクタが、切除済み生体組織を受領した後には、前記装置から取外し可能とされ、なおかつ、他の切除済み生体組織を受領し得るよう、前記装置に対して他のコレクタを取り付け得るものとされていることを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記チューブ状部材が、先端部において湾曲していることを特徴とする装置。 - 患者内の部位において選択された生体組織を他の生体組織から切除して除去するための装置であって、
組織をカットすることによって前記選択された生体組織を他の生体組織から切除する電極を備えているような、電気外科的デバイスと;
前記選択された生体組織を前記電極の近傍位置へと吸引することにより前記選択された生体組織を他の生体組織から前記電極が切除することを可能とする真空吸引管腔を備えているような、チューブ状部材と;
このチューブ状部材上に支持されたソフトなポートであるとともに、このソフトなポートを通して前記選択された生体組織を吸引し得るものとされ、さらに、前記選択された生体組織に対するシールを維持する、ソフトなポートと;
複数の収集チャンバを備え、かつ、切除済み生体組織を受領し得るよう各収集チャンバが前記真空吸引管腔に対し選択的に真空吸引可能に連通可能とされているような、コレクタと;
を具備していることを特徴とする装置。 - 患者内の部位において選択された生体組織を他の生体組織から切除して除去するための方法であって、
管腔を有したチューブ状部材を前記選択された生体組織の近傍位置へと配置し;
前記選択された生体組織を前記管腔内へと吸引するための真空吸引力を、前記管腔内に形成し;
その真空吸引力によって、前記選択された生体組織を前記管腔内へと吸引し;
電気外科的デバイスを使用することによって組織をカットすることにより、前記選択された生体組織を他の生体組織から切除し;
切除済み生体組織をコレクタ内に収集する;
ことを特徴とする方法。 - 請求項18記載の方法において、
さらに、前記選択された生体組織を前記管腔の他の端部外へと吸引することによって、前記選択された生体組織を、患者から除去することを特徴とする方法。 - 請求項18記載の方法において、
さらに、前記選択された生体組織を真空吸引力によって吸引するに際し、前記選択された生体組織に対するシールを維持するソフトなポートを通して吸引を行うことを特徴とする方法。 - 請求項20記載の方法において、
さらに、前記ソフトなポートを、前記チューブ状部材上に支持されかつ開口を有したフレキシブルな材料を備えたものとするとともに、
前記開口を、他の生体組織に対するシールを維持するものとすることを特徴とする方法。 - 請求項18記載の方法において、
前記切除済み生体組織の収集に際しては、さらに、切除によって生じた副成物をも収集することを特徴とする方法。 - 患者内の部位において選択された生体組織を他の生体組織から切除して除去するための装置であって、
前記選択された生体組織を他の生体組織から切除するための電気外科的手段と;
前記選択された生体組織を前記電気外科的手段の近傍位置へと吸引することにより前記選択された生体組織を他の生体組織から前記電気外科的手段が切除することを可能とする真空吸引手段と;
切除された生体組織を受領するための収集手段と;
を具備していることを特徴とする装置。
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