JP2005523806A - 流動床反応器のための格子構造、および流動床反応器から粗物質を除去する方法 - Google Patents

流動床反応器のための格子構造、および流動床反応器から粗物質を除去する方法 Download PDF

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Abstract

流動床反応器のための格子構造であって、反応器が、固体粒子の流動床を内部に保持する、実質的に垂直な壁によって画成された反応チャンバと、反応器下部の反応チャンバの下のウィンドボックスとを含んでいる格子構造が提供される。格子構造は反応チャンバとウィンドボックスの間に配置され、(a)反応チャンバ内の流動床を懸濁させるために、流動化ガスをウィンドボックスから反応チャンバ内に供給する複数の連続的なノズル・ライン、および(b)ノズル・ライン間の連続的な溝を含んでいる。ノズル・ラインは、隣接する溝の方へ流動化ガス噴流を向けるために、ノズル・ラインの側面に主たるガス流れ方向を有する複数のガス出口を含んでいる。

Description

本発明は、流動床反応器向けの格子構造、およびそうした格子構造を用いて流動床反応器の底部から粗物質(coarse material)を除去する方法に関する。より詳細には、本発明は、流動床反応器から粗物質を確実且つ効率的に除去できるように最適化された耐久性のある格子構造に関する。
流動床反応器は、固体粒子の流動床を内部に保持する、垂直な壁によって画定された反応チャンバと、反応器下部にある反応チャンバの下のウィンドボックスと、反応チャンバおよびウィンドボックスの間の、反応チャンバ内で流動床を支持するための格子構造とを有する。格子構造には、流動化空気または他の気体をウィンドボックスから反応チャンバ内に分散させるために、一般にノズルなどの手段が存在する。
流動床反応器は、固体燃料の燃焼やガス化などの様々な処理に用いられ、これらの処理では反応チャンバの底部すなわち格子上に粗い残留物質が生成される可能性がある。石や屑鉄など不燃性物質を多く含む固体燃料を反応チャンバ内で処理する場合や、処理によって、例えば灰塊のような粗物質が生成される場合は特に、粗物質の蓄積が問題となる可能性がある。格子上に蓄積した粗物質は、例えば流動化ガスまたはプロセス・ガスの反応チャンバ内への適切な分布を妨げるなど、それが流動床の動作と悪い相互作用を及ぼし合う前に除去すべきである。したがって流動床反応器には、粗物質を反応器底部から適切に除去するのに有効な装置が必要である。通常、固体(すなわち粗物質)を反応器から取り出すために、反応チャンバ底部に少なくとも1つの放出ダクトが設けられる。
しかし、流動化空気によって生じるランダムな運動は重い断片または好ましくない形をした断片を水平方向に長い距離にわたって搬送することができないため、反応チャンバ底部に配置された従来の物質放出流路または少数の物質出口管では、粗物質の効率的な除去に十分でないことが多い。また粗物質が付着する可能性がある上方に突き出した空気ノズルや他の凸凹が底部にある場合、特に反応チャンバ底部に沿った物質の移動が妨げられる。
流動床底部からの物質除去を改善する1つの試みは、例えば米国特許第5,395,596号明細書に開示されているように、送風によって物質を放出開口または放出ダクトの方へ導く、指向性のある流動化空気ノズルを用いることである。しかし、分散した空気ノズルはエロージョンを生じやすく、粗物質がノズルに付着する恐れがある。
他の取り組みは、反応チャンバ底部を階段状にするか、あるいは出口に向けて下方に傾斜させることによって、重力が物質の水平移動を助けるようにするものである。こうした解決策は、例えば米国特許第4,372,228号明細書に記載されている。しかし、これらの解決策に伴って、移動する物質および高速で送り込まれる搬送空気によって引き起こされるノズルまたはその近くの領域の磨耗が問題となる可能性がある。また少なくとも底部にかなりの高さの違いがある場合には、様々なノズルからの異なる床圧力のために、空気を格子領域全体に均一に送り込むことは困難である。
米国特許第4,748,916号明細書は、上部が実質的に水平なノズル、および流動床燃焼器の底部に配置されたこうしたノズルの配列について開示している。ノズルは、分岐する2つのエア・ジェット(エア噴流)をその前端から水平に、隣接するノズル相互間の領域の方へ向けている。この特許は、粗物質を床の底部に沿って移動させることができるように空気を供給する、耐性のあるノズルを提供することを目的とするものである。しかしその構造は底部に大きく変動する流速場をもたらし、したがって低速領域ではエロージョンまたは粗大粒子蓄積の恐れがある。
ここまでの従来技術についての記載から理解できるように、粗い灰および他の不燃物を効率的且つ確実に搬送して、流動床反応器の底部領域全体から灰を回収することができる新たな格子構造が求められている。
したがって、本発明の1つの目的は、上述の欠点を最小限に抑える、改善された格子構造を提供することである。
本発明の特別な目的は、粗物質の放出が改善された、耐久性のある格子構造を提供することである。
本発明の他の目的は、物質が流動化空気ノズルに付着するのを最小限に抑える格子構造を提供することである。
本発明のこれらの目的、および他の目的を達成するために、添付の特許請求の範囲に記載する新たな装置および方法が提供される。
したがって、本発明によれば、流動床反応器のための格子構造が提供され、この反応器は、固体粒子の流動床を内部に保持する、実質的に垂直な壁によって画成された反応チャンバと、反応器下部に位置する、反応チャンバの下のウィンドボックスとを含む。格子構造は反応チャンバとウィンドボックスの間に配置されており、また反応チャンバ内の流動床を懸濁させるために流動化ガスをウィンドボックスから反応チャンバ内に供給する複数の連続的なノズル・ラインと、ノズル・ライン間の連続的な溝(あるいは堀)とを有している。各ノズル・ラインは、流動化ガス噴流を隣接する溝の方へ向けるために、それぞれのノズル・ラインの側面に複数のガス出口を有している。
また本発明によれば、粗物質を流動床反応器から除去する方法が提供され、この方法は、(a)流動化ガス噴流を、格子構造を通して反応器低部のウィンドボックスから反応チャンバに噴射することにより、固体粒子の流動床を流動床反応器の反応チャンバ内に保持するステップであって、格子構造は、反応チャンバの流動床を懸濁させるために、流動化ガスをウィンドボックスから反応チャンバ内に供給する複数の連続的なノズル・ラインを含んでいるステップ、および(b)粗物質を反応チャンバ底部から除去するステップを含み、またステップ(b)は、ガス噴流から形成された混合ガス流れにより、格子構造の複数のノズル・ライン間に配列された複数の溝に沿って粗物質を搬送することを含んでいる。
本発明による格子構造はノズル・ラインおよびノズル・ライン間の溝を有している。本発明では、一般に溝が固体密(solids−tight)であり、したがって粗物質がノズル・ラインの間で格子の下の収集漏斗(collection funnel)に落下しない点において、いわゆるエア・バー格子(air bar grid)と異なる。この格子のきわめて重要な機能は、粗物質を溝に沿って水平に、例えば放出ダクトまで搬送するための手段を提供することである。ノズル・ラインおよび溝は、粗物質を格子上で効率的且つ確実に搬送するように、滑らかな表面およびよく定義された流動化ガスの速度場をもたらす単純で連続的な構造である。
本発明の好ましい実施例によれば、複数のノズル・ラインは、側面および端面を有する複数のノズル・ユニットを有し、連続するノズル・ユニットはその端面で互いに接触して複数のノズル・ラインの1つを形成している。
ノズル・ラインは流動化ガス噴流を2つの隣接する溝の方へ向けるために、反対側に位置するその2つの側面にガス出口を有していることが好ましい。実質的に水平なガス噴流を形成するために、ガス出口の流れ方向を実質的に水平にすることができる。水平なガス噴流を利用することにより、反応チャンバ底部に沿って物質を搬送する効率が最大になる。しかし物質によっては、物質が逆戻りしてウィンドボックス、またはノズル・ユニット内部へ移動する危険を最小限に抑えるために、ガスの流れ方向を、例えば約5〜10度だけわずかに下向きに傾斜させると有利になることがある。
本発明の好ましい実施例によれば、格子構造は粗物質を反応チャンバから取り出すための1つまたは複数の放出ダクトを有し、ガス出口の流れ方向は、固体物質を溝に沿って放出ダクトの方へ向けるように、隣接する溝の垂線と所定の角度を形成している。好適には、格子構造は複数の格子領域からなり、この格子領域は平行なノズル・ラインおよび溝を有し、したがってある特定の物質流れ方向を有している。格子領域は、粗物質が最終的に格子領域全体から放出ダクトへ集められるように構成されている。
ノズルのガス出口流路は、円形の断面を有していてもよい。しかし、溝できわめて均一な空気の分布を得るためには、ガス出口が主に水平であること、すなわち、その水平方向の幅をそのそれぞれの高さよりはるかに大きくすることが好ましい。ガス出口の幅は、そのそれぞれの高さの少なくとも4倍であることが好ましい。或いは、ガス出口は一列に並んだ複数のさらに小さい開口を有していてもよい。またガス出口の幅がノズル・ユニット側面のかなりの部分に及んでもよい。ノズル・ライン側面におけるガス出口の水平方向の全幅が、各ノズル・ライン側面の水平方向の寸法全体の少なくとも約20%に延びていることが好ましく、より好ましくは、少なくとも約40%に延びている。
ガスをガス出口に送り込むために、ノズル・ユニットは、ウィンドボックスおよびガス出口と流れ連通する垂直なダクトを有していてもよい。ガス出口開口または流路を、垂直なダクトに直接接続することもできる。しかし、特に平坦なガス出口を用いる場合に、ノズル・ユニットは、垂直なダクトとガス出口とを接続する実質的に水平な中央流路を有していることが好ましい。平坦なガス出口において均一な流速を提供するように、中央流路は、流れ方向に減少する垂直方向の断面積を有していてもよい。
均一な流速はきわめて重要であるが、これはそうでないと出口のある部分でノズル・ユニットに向かう戻り流れを生じる可能性があるからである。戻り流れは物質をノズル内部に集め、ノズルに急速なエロージョンを引き起こす恐れがある。不均一な流速はガス噴流の複数の部分における不必要に高い流速を示唆しており、このため、隣接する表面、例えば隣接する溝の対向するノズル側面への衝突によってエロージョンの危険が高まる。
ノズルによって提供される流速場は、反応器底部での粗物質の移動効率に強い影響を及ぼす。本発明を利用することにより、よく定義された流速場を提供することが可能になる。ガス出口の数、サイズおよび形を最適化すると、溝でのガス流れは溝に沿って適切に方向付けされ、比較的一定の速度、例えば30〜50m/sを有するようになる。溝およびノズル・ラインのすぐ上でも、ガス流れはやはりほとんど適切に方向付けされており、例えば10〜30m/sの速度を有している。反応器底部からさらに上方では、ガス流れの主たる方向(メインガス流れ方向)は上向きになり、速度は表面流動速度のレベル、例えば2〜8m/sになる。
ある特定の用途で必要とされる流速は、その用途で用いられる物質および反応器の構造に依存する。この格子構造の場合、ノズル出口でのガスの流速があまり高くなくても、粗い固体物質は反応器底部で効率的に搬送され、したがって格子のエロージョンの危険は最小限に抑えられる。この構造では、ノズルのガス出口の寸法やウィンドボックスの圧力を変えることによって、流速を容易に最適化することができる。
ガス出口は、軸線方向の十分な長さと出口の流れ方向を決定する側壁とを有する単純な開口または流路とすることができる。しかし、本発明による一部のノズル・ユニット構造では、ガス噴流の指向性を改善するために、ガス出口流路内に案内用の要素を有していることが有利である。こうした案内要素は、例えばガスを溝全体にわたって均一に供給するために、ノズル・ライン側面の大部分に延びたきわめて幅の広い水平なガス出口を用いる場合に使用することができる。
反応チャンバ内での均一で安定した流動化を保証するには、流動化ガスのノズルが十分な圧力降下(圧力損失)を有していなければならない。本発明の好ましい実施例によれば、ノズルの主な圧力降下は、垂直な空気管の上部(好ましくは管の上端)に配置された制御板によって与えられる。この制御板は孔を有し、その孔の大きさを必要な圧力降下が得られるように調整可能であることが好ましい。傾斜した底部で空気ノズルを用いる場合、ノズルによって均一なガス流量を提供するためには、底部の異なる高さにあるノズルで圧力降下が異なっていなければならない。制御板を用いると、底部の高い位置のノズルの圧力降下を、高さがより低い位置のノズルの圧力降下より大きくなるように簡単に調整することができる。
垂直な空気管の頂部における制御板の代替形態として、ユニット構造の他のいくつかの領域でノズルの圧力降下を調整するようにしてもよい。圧力降下は、垂直な空気ダクトの底部、中央流路、またはノズルの出口開口での狭窄によって調整することができる。しかし、空気ダクト底部での圧縮は逆戻りして移動する危険を高め、中央流路または出口開口での圧縮はガス流れの均一な分布を妨げる恐れがある。
ノズル・ユニットを鋳造によって作製すると有利である。これらは、鋳造金属または鋳造耐火物で作製することができる。ノズル・ユニットが鋳造耐火物で作製され、溝が耐火物で覆われている場合、きわめて耐久性のある格子構造が形成される。しかし、格子のノズルは一般にきわめて厳しい条件で使用されるため、ある動作時間の後には新しいノズルと交換しなければならない。したがって、容易に交換できることは、格子のノズルのきわめて重要な特徴となる。このノズルは有利な一般的な形状であるため、多くの有利な方法で取り付けることができる。1つの可能性は、複数のノズルにまたがるピンによってノズルを垂直な空気ダクトに直接取り付けることである。他の可能性は、ノズル側面の突起によってノズルを取り付けることである。取り付けを行ったらノズルを耐火材に埋め、取り付け手段を覆い、出口開口の下端の高さまで延ばすと有利である。
以上の簡単な説明、並びに本発明の他の目的、特徴および利点は、現在のところ好ましいものではあるが、それでもなお例示的なものである本発明の実施例についての以下の詳細な記載を添付図面と共に参照することによって、さらによく理解されよう。
図1は、固体粒子の流動床16が内部に保持された、垂直な壁14によって画定される反応チャンバ12を有する流動床反応器10を、垂直断面で示している。反応器10下部の反応チャンバ12の下にはウィンドボックス18がある。反応チャンバ12とウィンドボックス18の間には、反応チャンバ内の流動床16を懸濁させるための格子20が配置されている。流動化ガスを、流動化ガスの入口手段22を通してガスが反応チャンバ12へ注入された場所からウィンドボックス18へ、さらに格子20に配列されたノズル・ライン24を通して導入することにより、床16は流動化状態に維持される。
図1は、固体燃料、可能性のある吸収材、および不活性な流動媒体などの固体粒子が、流動化ガスと共に反応チャンバ12の上部へ、次いで出口開口26を通ってサイクロン28へ伴出されるように、反応チャンバ12内の流動化ガスの速度を高めた高速流動床反応器を示している。サイクロン28では、排出ガスと共に伴出された固体粒子の大部分が排出ガスから分離される。したがって、清浄化された排出ガスはガス・ディスチャージ30を通して放出され、分離された固体粒子は戻りダクト32を通して反応チャンバ12へ戻される。或いは、反応器10を、低速流動床反応器など流動床反応器の他のあるタイプのものとすることもできる。
固体燃料の燃焼やガス化など反応チャンバ12で行われる処理は、通常灰や炭など細かい残留物質を発生させるが、これは絶えず活発に動いている流動化ガスによるものであり、放出ダクト34を通して反応チャンバ12から除去することができる。しかし反応チャンバ12での処理は、チャンバ12の底部に降下し、特別な手段によって出口34へ浮動するだけの灰塊などの粗物質も発生させる。入口手段36を通して反応チャンバ12に導入された固体物質は、石や屑鉄など粗い固体粒子を含むこともあり、これらを反応チャンバ12の底部から除去しなければならない。反応チャンバ12の底部での粗物質の移動を助けるために、図1に示すように、格子20を放出ダクト34に向けて傾斜させてもよい。しかし図2にさらに詳しく示すように、本願の格子20の構造は、新しい効率的な装置および粗物質を放出ダクト34の方へ搬送するための方法を提供する。
図2は、本発明による格子構造40の一部を示している。この格子構造40は、端面44および側面46を有するノズル・ユニット42を有している。ノズル・ユニット42は、その端面44で互いに接触することにより、連続的なノズル・ライン48、48’を形成している。ノズル・ライン48、48’は、不均一で不安定な流動化空気の流れパターンを生じさせる突出部や陥凹部のない、単純な連続した形状であることが好ましい。そうした不均一または不安定な流れパターンは、格子上で固体物質の流れを妨げ、格子構造40のエロージョンの危険を高める。ノズル・ライン48、48’の頂部より低い高さにある溝50、すなわち格子40の滑らかな直線部分が、隣接する平行なノズル・ライン48、48’の各対の間に形成されている。
ノズル・ユニット42の側面46はガス出口52を有しており、それを通して流動化ガス・ジェット54が、隣接する溝50、50’に噴射される。ガス出口52は、ガス・ジェット54を、例えば隣接する溝50、50’の垂線に対して約20°〜70°傾けて方向付けるように形成されていることが好ましい。したがって、ガス・ジェット54は溝50、50’それぞれに、粗い固体物質を溝50、50’に沿って固体物質の放出開口58に向けて効率的に移動させる混合ガス流れ56を形成する。
この混合ガス流れ56は固体物質を、直接放出開口58へ、または複数の溝50、50’から収集された物質を、例えば有効なガス流れ62によって放出開口58に向けて搬送する収集領域60へと導くことができる。こうした有効なガス流れは、例えば収集領域60に隣接するノズル・ユニット42の端面44’内の特別なガス出口開口64によって提供することができる。収集領域60の底部は、放出開口58に向けて傾斜していてもよい。また収集領域60は、第1のノズル・ライン48に垂直なノズル・ライン66を有していてもよい。
当分野の技術者には明らかであるように、底部の格子を、それぞれが平行なノズル・ラインおよび溝を有する複数の格子部分、並びに収集領域から構成して、粗い固体物質を流動床反応器の底部領域全体から放出開口へ効率的に搬送するようにする多くの代替方法がある。ノズル・ラインおよびノズル・ユニットの出口開口の配列は、その格子内の位置に依存してもよい。一例として、図2に示したノズル・ライン48’’など格子端部のノズル・ラインは、一方の側面46のみにガス出口52を有していてもよい。
図3a、図3b、図3cおよび図3dは、本発明の格子構造40に用いられるノズル・ユニット70の好ましい第1の実施例を示している。図3aは、2つのガス出口72および72’を、それぞれノズル・ユニットの側面74および74’に有するノズル・ユニット70の水平断面図を示している。流動化ガス・ジェット76、76’は、ガス出口72、72’を通して、隣接する溝78、78’へ噴射される。
ノズル・ユニット70は、その端面80および80’によって、隣接する同様のノズル・ユニット70’および70’’に接続されている。ノズル・ユニット70、70’、70’’は、結合された滑らかな側面によってノズル・ライン82の一部を形成している。溝78では、溝78の対向する側面に位置するノズル・ユニット70および70’’’からのガス・ジェット76および76’’が混合ガス流れ84として合流し、この混合ガス流れ84は粗物質を溝78に沿って効率的に搬送する。同時に、例えばジェット76’’および溝78内の物質が、他の方法ではノズル・ユニット70からの高速ガス・ジェット76によって引き起こされるエロージョンからノズル・ユニット70’’’を保護する。
ノズル・ユニット70の端面80’の近くには、ガスを格子構造40の下に位置するウィンドボックスからノズル・ユニット70へ導くための垂直な入口86がある。この垂直な入口86は、水平な中央流路88によってガス出口72に接続されている。垂直な入口86および中央流路88は、ノズル70の一部断面の側面図である図3bにも示してある。図3bは、ガス出口72が平坦な垂直断面を有すると好ましいこと、すなわちその個々の幅がその個々の高さよりはるかに大きいことを示している。
図3bはまた、一定の流速を維持し、幅の広い出口開口72の全体にわたってできるだけ均一にガスを分布させるために、ガスの流れ方向で中央流路88が狭くなっていることを示している。ガス出口72および隣接する溝78における理想的なガスの流れパターンを損なわないようにするためには、出口72での均一なガスの分布がきわめて重要である。ガス流れが不均一であると戻り流れを引き起こし、ノズル内部に集まる物質によってエロージョンが進行する恐れもある。
図3bはまた、ノズル・ユニット70がその端面80、80’によって隣接するノズル・ユニット70’、70’’にどのように接続されているかを側面図として示したものでもある。互いに接続されたノズル・ユニット70、70’および70’’の頂面90は、反応チャンバ底部の粗大粒子が付着する可能性がある突出部や陥凹部のない、滑らかな頂部表面を形成している。
図3cおよび図3dは、それぞれ図3bの直線A−AおよびB−Bに沿った垂直断面図を示している。これらの断面図は、好ましいがやはり例示的であるノズル・ユニット70の形を示している。本発明の個々の実施例において、ノズル・ユニット70の垂直断面は多くの観点で図3cおよび図3dに示すものと異なっていてもよい。図3cによれば、中央流路88およびガス出口72、72’の底部は平坦である。流動床内の固体物質のタイプによっては、ガス出口72、72’をガスの流れ方向にやや下方に傾斜させると有利になることがある。この傾斜角度は約10°〜約20°とすることができ、物質が逆戻りしてノズル・ユニット70内部に移動する危険をさらに最小限に抑える。図3cおよび図3dは、ノズル・ユニット70の側面74、74’が垂直であることを示している。流動媒体によっては、逆戻りしてノズル・ユニット70内部に移動するのをさらに防止するために、側面の頂部をある量だけ、例えば約10°だけ外側に傾斜させると有利になることがある。図3cおよび図3dは平坦な頂面90を示している。用途によっては、異なる頂面90を有していると有利になることがある。例えば、それを楔型にしてもよいし、或いはその外縁92を丸くしてもよい。
図3dは、ノズル・ユニット70の入口部分、およびノズル・ユニット70の垂直な開口86内に配置された垂直なダクト94の垂直断面図を示している。流動化ガスは、ダクト94を通して格子構造の下のウィンドボックスからノズル・ユニット70へ導かれる。開口98を有する板96が、ダクト94の上端に配置されている。板96は、ノズル・ユニットの圧力降下を適切なレベルに調整するために用いられる構造を提供する。格子構造が放出ダクトに向けて傾斜している時、ノズル・ユニットは異なる垂直方向の高さ、および異なる平均流動床圧力の箇所に位置している。したがって流動床のすべての部分で固体物質の適切な流動化を維持するために、ノズル・ユニットには異なる圧力降下が必要である。板96の開口98により、必要に応じて個々のノズルの圧力降下を調整することが容易である。
図4aおよび図4bは、本発明の格子構造に用いることができる、他の好ましいノズル・ユニット110を示している。図4aは水平断面図を、図4bは同じノズル・ユニット110の側面図を示しているが、このノズル・ユニット110は、垂直な2つの開口112、112aを有しており、各開口がガス出口114、114’および114a、114a’をそれぞれ通して、隣接する溝に流動化ガスを噴射する点において図3a〜3dに示したものと異なっている。出口114、114’、114a、114a’からのガス・ジェットの指向性を改善するために、それぞれのガス出口をスプリッタ116によって2つの部分に分割している。ガス出口114の幅がきわめて広い場合には、2つ、或いは3つ以上のスプリッタ116によって分割してもよい。
図5a、図5bおよび図5cは、本発明の格子構造に利用することができるノズル・ユニット120の好ましい第3の実施例を示している。図5aは水平断面図を、図5bは側面図を、図5cは同じノズル・ユニット120の図5aのガス出口122の1つに沿った垂直断面図を示している。ノズル・ユニット120は、ガス出口122が平たいものではなく、円形の断面を有している点において前述のものと異なっている。多数の円形のガス出口を有することにより、比較的均一な混合ガス流れを隣接する溝に与えることが可能になる。図5cは、楔型の頂部表面124、傾斜した側面126、およびガス出口流路122を有するノズル・ユニット120の一例を、垂直断面で示している。
もちろん、本発明の格子構造向けのノズル・ユニットを構成するための他の代替形態もある。1つの可能性は、図3aに示したように垂直な入口流路に接続された水平な中央流路を形成し、この中央流路を、図5aに示したように複数の円形の出口流路に接続することである。
本明細書では本発明を、現在のところ最も好ましい実施例と考えられるものに関して例示の目的で記載してきたが、本発明が開示した実施例に限定されず、添付の特許請求の範囲に定める本発明の範囲に含まれるその特徴と複数の他の用途の様々な組み合わせ、または変形形態を包含するものであることが理解されよう。
本発明による格子構造を有する流動床反応器の概略的な断面図。 本発明による格子構造の一部の概略図。 本発明の第1の実施例によるノズル・ユニットの概略的な水平断面図。 本発明の第1の実施例によるノズル・ユニットの一部断面の概略的な側面図。 本発明の第1の実施例によるノズル・ユニットの概略的な垂直断面図。 本発明の第1の実施例によるノズル・ユニットの他の概略的な垂直断面図。 本発明の第2の実施例によるノズル・ユニットの概略的な水平断面図。 本発明の第2の実施例によるノズル・ユニットの概略的な側面図。 本発明の第3の実施例によるノズル・ユニットの概略的な水平断面図。 本発明の第3の実施例によるノズル・ユニットの概略的な側面図。 本発明の第3の実施例によるノズル・ユニットの概略的な垂直断面図。

Claims (29)

  1. 流動床反応器のための格子構造であって、前記反応器は、固体粒子の流動床が内部に保持される、実質的に垂直な壁によって画成された反応チャンバと、前記反応器下部の、前記反応チャンバの下のウィンドボックスとを含み、前記格子構造は、前記反応チャンバと前記ウィンドボックスとの間に配置されており、且つ
    前記反応チャンバ内の流動床を懸濁させるために、流動化ガスを前記ウィンドボックスから前記反応チャンバ内に供給する複数の連続的なノズル・ラインと、
    前記ノズル・ライン間の連続的な溝と
    を有し、前記ノズル・ラインは、隣接する溝の方へ流動化ガス噴流を向けるために、前記ノズル・ラインの側面に、主たるガス流れ方向を有する複数のガス出口を有している格子構造。
  2. 前記ノズル・ラインが、隣接する2つの溝へ流動化ガス噴流を向けるために、前記ノズル・ラインの反対側の2つの側面にガス出口を有する請求項1に記載の格子構造。
  3. 実質的に水平なガス噴流を形成するように、前記複数のガス出口の主たるガス流れ方向が実質的に水平である請求項1に記載の格子構造。
  4. 前記反応チャンバから粗物質を取り出すための少なくとも1つの放出ダクトをさらに有し、前記複数のガス出口の主たるガス流れ方向が、固体物質を溝に沿って前記少なくとも1つの放出ダクトの1つの方へ向けるように、隣接する溝の垂線と所定の角度を形成している請求項1に記載の格子構造。
  5. 前記複数のガス出口がその高さの少なくとも4倍の水平方向の幅を有し、ノズル・ライン側面におけるガス出口の水平方向の全幅が、ノズル・ライン側面の水平方向の寸法全体の少なくとも約20パーセントに延びている請求項1に記載の格子構造。
  6. ノズル・ライン側面におけるガス出口の水平方向の全幅が、ノズル・ライン側面の水平方向の寸法全体の少なくとも約40パーセントに延びている請求項5に記載の格子構造。
  7. 前記ノズル・ラインが、側面および端面を有する複数の連続するノズル・ユニットを有し、連続するノズル・ユニットがその端面で互いに接触して、前記複数のノズル・ラインの1つを形成している請求項1に記載の格子構造。
  8. 前記ノズル・ユニットが、前記ウィンドボックス、および前記複数のガス出口のうちの少なくとも1つと流れ連通している垂直なダクトを有する請求項7に記載の格子構造。
  9. 前記ノズル・ユニットが、前記垂直なダクトと前記複数のガス出口のうちの少なくとも1つとを接続する実質的に水平な中央流路を有し、この中央流路が、流れ方向に減少する垂直方向の断面積を有している請求項8に記載の格子構造。
  10. 前記垂直なダクトの上部に配置された、流動化ガスの圧力降下を調整するための制限体をさらに有する請求項8に記載の格子構造。
  11. 前記複数のノズル・ラインが鋳造耐火物で形成される請求項1に記載の格子構造。
  12. 前記ガス噴流が実質的に水平に噴射される請求項1に記載の格子構造。
  13. 前記ガス噴流が、固体物質を溝に沿って放出ダクトの方へ向けるように、隣接する溝の垂線に対して約20°〜70°傾けて噴射される請求項1に記載の格子構造。
  14. 前記ガス噴流は、それぞれが高さの少なくとも4倍の幅を有するビームとして噴射される請求項1に記載の格子構造。
  15. 粗物質を流動床反応器から除去する方法であって、
    流動化ガス噴流を、格子構造を通して前記反応器低部のウィンドボックスから反応チャンバに噴射することにより、固体粒子の流動床を前記流動床反応器の反応チャンバ内に保持するステップであって、前記格子構造は、前記反応チャンバ内の流動床を懸濁させるために、流動化ガスを前記ウィンドボックスから前記反応チャンバ内に供給する複数の連続的なノズル・ラインを含んでいるステップと、
    粗物質を前記反応チャンバ底部から除去するステップであって、粗物質を、前記ガス噴流から形成された混合ガス流れによって、前記格子構造の複数のノズル・ライン間に配列された複数の溝に沿って搬送することを含むステップと
    を含む除去方法。
  16. 前記ガス噴流を実質的に水平に噴射することをさらに含む請求項15に記載の除去方法。
  17. 固体物質を溝に沿って放出ダクトの方へ向けるように、前記ガス噴流を、隣接する溝の垂線に対して約20°〜70°傾けて噴射することをさらに含む請求項15に記載の除去方法。
  18. 前記ガス噴流を、それぞれが高さの少なくとも4倍の幅を有するビームとして噴射することをさらに含む請求項15に記載の除去方法。
  19. 前記ノズル・ラインが、隣接する溝の方へ流動化ガス噴流を向けるために、前記ノズル・ラインの側面に主たるガス流れ方向を有する複数のガス出口を有している請求項15に記載の除去方法。
  20. 前記ノズル・ラインが、該ノズル・ラインの反対側の2つの側面にガス出口を有し、隣接する2つの溝へ流動化ガス噴流を向けることをさらに含む請求項19に記載の除去方法。
  21. 前記複数のガス出口の主たるガス流れ方向が、実質的に水平なガス噴流を形成するように、実質的に水平である請求項19に記載の除去方法。
  22. 前記反応チャンバから粗物質を取り出すために少なくとも1つの放出ダクトが設けられ、前記複数のガス出口の主たるガス流れ方向が、固体物質を溝に沿って前記少なくとも1つの放出ダクトの1つの方へ向けるように、隣接する溝の垂線と所定の角度を形成している請求項19に記載の除去方法。
  23. 前記複数のガス出口がその高さの少なくとも4倍の水平方向の幅を有し、ノズル・ライン側面におけるガス出口の水平方向の全幅が、ノズル・ライン側面の水平方向の寸法全体の少なくとも約20パーセントに延びている請求項19に記載の除去方法。
  24. ノズル・ライン側面におけるガス出口の水平方向の全幅が、ノズル・ライン側面の水平方向の寸法全体の少なくとも約40パーセントに延びている請求項23に記載の除去方法。
  25. 前記ノズル・ラインが、側面および端面を有する複数の連続するノズル・ユニットを含み、連続するノズル・ユニットがその端面で互いに接触して、前記複数のノズル・ラインの1つを形成している請求項19に記載の除去方法。
  26. 前記ノズル・ユニットが、前記ウィンドボックス、および前記複数のガス出口のうちの少なくとも1つと流れ連通している垂直なダクトを含む請求項25に記載の除去方法。
  27. 前記ノズル・ユニットが、前記垂直なダクトと前記複数のガス出口のうちの少なくとも1つとを接続する実質的に水平な中央流路を含み、この中央流路が、流れ方向に減少する垂直方向の断面積を有している請求項26に記載の除去方法。
  28. 前記垂直なダクトの上部に、流動化ガスの圧力降下を調整するための制限体を配置することをさらに含む請求項26に記載の除去方法。
  29. 前記複数のノズル・ラインが鋳造耐火物で形成されている請求項15に記載の除去方法。
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