JP2005521148A - 電子通信装置にテキストを入力する方法 - Google Patents

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Abstract

それぞれ複数の文字および/または発音記号を表す複数のキーを有するキーパッドを用いて、電子通信装置にテキストを入力する方法であって、入力されたテキストは当該電子通信装置の表示装置に表示される。押し下げられたキーのシーケンスに対応する音声的音節の候補が生成される。これらの音声的音節の候補らは、音節と、所与の言語において対応する文字とを含む語彙と比較される。記憶されている音節とそれに対応する文字のうち、これらの音声的音節の候補らに整合するものらが予備的に選択される。これらの候補らは、表示装置上に、それぞれ別個かつ優先的に配置された第1のグラフィカルオブジェクト(11)として表示される。このようにして、複数の文字または発音記号を表すキーを用い、音声的な表現による文字によってテキストを入力する方法が提供される。これは、複数の文字に対応する発音記号によって入力する場合に比較し、入力がしやすくなる。

Description

本発明は、それぞれ複数の字および/または発音記号を表す複数のキーを有するキーパッドを用いて、電子通信装置にテキストを入力する方法であって、入力されたテキストが当該電子通信装置の表示装置に表示されるものであって、キーのシーケンスをアクティブにするステップと、アクティブにされた前記キーに対応しうる音声的音節の候補を生成するステップと、前記音声的音節の候補を、メモリーに記憶されている語彙と比較するステップと(前記語彙には、所与の言語において発生する音声的音節と、当該音声的音節に対応する文字とが含まれる。)、記憶されている前記音声的音節とそれに対応する前記文字のうち、前記音声的音声の候補らに整合するものを予備的に選択するステップと、予備的に選択された前記候補を前記表示装置に表示するステップとを含む方法に関連する。さらに、本発明は、入力されるテキストについての選択肢を特徴づける電子通信装置に関する。
移動電話機、携帯情報端末(PDA)などの電子通信装置は、数字入力キーパッドを備えており、これによって当該装置に電話番号や時刻情報など、数字による情報が入力される。しかしながら、一般には、テキスト(文章)情報を当該装置に入力したいとの要望もある。テキストとは、たとえば、他の類似の装置へと送信するための名前、住所、およびメッセージなどの如くである。これらの装置では、一般的な文字数字入力キーボードを配置するだけの十分なスペースがほとんどないので、数字入力キーをテキスト情報の入力のためにも利用しなければならない。それゆえ、各キーは複数の異なる文字に対応付けられている。たとえば、「2」のキーは、一般に、A,B,Cの文字に対応付けられている。
このようなキーパッドからテキスト情報を入力するためのよく知られた方法の1つは、マルチタップ方法であろう。この方法によれば、ユーザーは、対応するキーを複数回押し下げることによって候補文字を繰り返し切り替えることができる。たとえば、文字「A」を入力するには、ユーザーは、「2」のキーを1回押せばよい。また、文字「C」を入力するには、「2」のキーを3回押せばよい。正しく文字を認識させるためには、比較的速く、キーを複数回押し下げなければならない。あるいは、一度数字キーの何れか1つが押し下げられたあとで、候補を切り替えるために他のキーが使用されることもある。
改良された方法では、テキスト情報を入力及び編集するための予測エディタアプリケーションが使用される。その一例は、米国特許6,307,548号である。予測入力を使用してテキストが入力されるときは、各キーは一回だけ入力され、入力されたキーシーケンスに対応する文字列の候補の1つが表示装置に表示される。一般には、ユーザーによって最も使用される回数が多いものが表示されたり、あるいは最も整合するものが表示されたりする。特に制限時間はないので、比較的速くキーを押し下げることも可能である。もし、例えば、(英語を使用する)ユーザーが、キーシーケンスとして「2」(ABC)、「7」(QPRS)、および「3」(DEF)を入力したとすると、36通りの文字列が候補となる。しかしながら、これらのうちの5通り(ARE,APE,CRE,BRE,およびARD)だけが、装置に記憶されている語彙内の単語もしくは語幹として発見される。そのうち「ARE」は最も使用頻度が高いので、表示装置に表示されることになろう。これが、ユーザーが書こうとしている単語である場合は、確定キーが押し下げられることによって確定される。確定キーは、通常、スペースを入力するためのキーであることが多い。もし、表示された候補が、正しい単語でない場合は、テキストの入力位置に正しい単語が現れるまで、選択キーを使用して他の候補へと切り替えてゆくことになる。文字の入力中、すなわち、単語が確定されるまでは、当該単語は「未確定」のままであり、通常、当該単語(もしくは文字列)に下線を付して表示したり、あるいは、当該単語を囲むようにボックスを表示したりする。これは、表示されている単語が、語彙から提供された単なる1つの選択肢もしくは候補であることを示している。
上述したように、ユーザーによって入力されたテキストのメッセージの一部として、1つの候補が表示装置に表示される。他の候補は、例えば、上下キーの1つなどの選択キーが使用されることによって巡回的に表示される。いつでも、異なる候補を表示装置上のテキストへと挿入することができる。電子通信装置の表示装置が十分に大きければ、たとえば、US6,307,548号に示されているように、テキスト領域の下方に、少なくともいくつかの候補を提示した選択リスト領域を配置することによって、入力操作を容易にすることができる。当該選択リスト内の1つの候補は、例えば、実線や点線等のボックスによって囲まれて表示され、その一方で、テキストメッセージにおける挿入個所に同一の候補が表示される。選択キーを押し下げることで、当該リスト内の次の候補へとボックスを移動させることができ、その場合、挿入個所にも次の候補が表示される。選択リスト内のボックス内と挿入個所に表示される単語が正しければ、確定することができ、システムは次の単語を入力可能な状態となる。
中国語など、他の文字種を使用するいつかの言語では、これらの文字の標準的な発音表現が利用されている。例えば、「ピンイン(pinyin)」は中国語の文字(漢字)の発音表現(ローマ字発音記号)である。各漢字は、それぞれ対応するピンイン表現もしくはピンイン音節を有しており、これらは26個のローマ字の組み合わせによって表すことができるが、例外的に、「uのウムラウト」が追加され、文字「v」が除かれる。小さなキーパッドにおいて、文字「v」は常に「uウムラウト」を表している。なお、1つのピンイン表現は、一般に、いくつかの異なる漢字を表現する場合がある。このようにして、上述した一般的なキーパッドは、このような漢字などの文字を入力するためにも使用でき、しかも予測入力機能も使用できる。この例が、US5,952,942号に記載されている。文字列は音声的音節とみなされ、それぞれ対応する複数の文字を表現する。よって、上述したように、ユーザーは、まず、所望の音声的音節(すなわち文字列)を探さなければならず、次のステップで、対応する文字の所望の1つが選択されなければならない。入力されたピンインが表示装置に表示され、ユーザーがキーを押すことによってピンインが確定されると、選択されたピンイン音節に対応するいくつかの漢字字を提示するためのリストが表示される。しかしながら、このプロシージャは非常に複雑でユーザーを混乱におとしめるであろう。とりわけ、初心者にとっては、2つのレベルで異なる候補をスクロールする方法や、テキスト内の挿入個所へと挿入するための候補の1つを選択する方法は、非常にわかりにくいであろう。これの問題によって、予測テキスト入力の使用からユーザーを遠ざけてしまうだろう。
そこで、本発明は、複数の文字および/または音声的音節を表す複数のキーを用いて、発音表現による文字を含むテキストを入力する方法を提供することを目的とする。音声的音節が複数の文字に対応しているような場合でさえ、入力は容易になり、これによって、入力されたテキスト内の誤入力も低減することになろう。
本発明によれば、上述の目的は、予備的に選択された音声的音節が、優先的に配置された第1の個別グラフィカルオブジェクト内で提示されて表示装置に表示されることで達成される。なお、第1の個別グラフィカルオブジェクト内に表示された少なくとも1つの音声的音節に対応する文字は、同時並行的に、第2の個別グラフィカルオブジェクト内にも表示される。
予備的に選択された音声的音節を個別のグラフィカルオブジェクト(たとえば、表示装置における個別ウインドウの形式など)内で優先的に表示装置に表示するのと同時並行的に、他方のグラフィカルオブジェクト内において対応する文字を表示することで、ユーザーは、潜在的な候補の概要を容易に把握できるようになり、また、キーパッドのキーを使用して候補らを容易に切り替えることができるようになろう。これによって、入力されたテキストに含まれる誤入力も低減されよう。また、初心者にとっては、この個別グラフィカルオブジェクトによって、予測テキスト入力機能を直感的に使用しやすくなるだろう。なぜなら、単語の候補が表示装置に直接的かつ区別された表示されるようになるからである。
さらに、この個別グラフィカルオブジェクトは、コンピュータのリソースを削減することにも寄与するだろう。これは、小型の通信装置では非常に重要なことである。従来の手法では、通常、表示装置上で最新のテキストのレイアウトを維持するため、顕著なCPUパワーが必要とされる。なぜなら、ユーザーが潜在的な候補らを切り替えたときに、CPUが、語彙の中から候補を検索する処理を実行し、検索により抽出された候補を選択リスト内に表示し、その上でテキストメッセージにおける挿入個所に表示されるテキストを更新しなければならないからである。個別グラフィカルオブジェクトを使用することで、挿入個所のテキストを頻繁に更新する必要はなくなる。実際に、候補が確定された上でグラフィカルオブジェクトが閉じられるようになるまでは、テキストを更新する必要など全くない。これによって、CPUへの負荷を低減させることができ、また、負荷をより平準化させることができるだろう。これは、現時点での予測テキスト入力システムがCPUに対して過大な負荷を強いるものであるため、重要なポイントになろう。
本発明に係る方法が、さらなるステップとして、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内に、前記音節の1つを区別して表示するとともに、前記音節に対応する文字を前記第2のグラフィカルオブジェクト内に区別して表示するステップを含むときは、現在提示されている音声的音節の1つをより簡単に見分けることができ、同様に対応する文字についてもより簡単に見分けることができるようになろう。
本発明の実施形態によれば、本方法には、さらなるステップとして、予備的に選択された音声的音節を、言語内での使用頻度に応じて順番に並び替えるステップと、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内でデフォルトとして最も使用頻度の高い音声的音節を明確に区別して表示するステップを含む。このようにすることで、ユーザーにとって入力を希望する最も確率の高いものを候補として提示することが可能となる。
本発明の方法が、さらなるステップとして、予備的に選択された前記音声的音節の他の1つを区別して表示することをユーザーに可能ならしめるステップを含むときは、候補らを切り替えることが簡単になり、また、所与の時点で提案されているものを見分けやすくなろう。
本方法に、表示されている前記音声的音節に対応する文字の1つを前記ユーザーに選択させ、選択された前記文字を前記表示装置に表示されているテキストに追加するステップが含まれるときは、前記ユーザーが選択をしたときに、前記表示装置は、選択された前記文字によって表示を更新される。
本方法に、さらなるステップとして、文字の選択が確定したときに前記表示装置から前記第1の個別グラフィカルオブジェクトを消去するステップを含むときは、さらなる文字の入力を継続する前に、メッセージの全体を概観することがユーザーにとって可能となる。前記第1の個別グラフィカルオブジェクトは文字を入力している間は非常に役に立つが、個別に入力された文字を概観する際にもしばしば役に立つであろう。
本方法に、さらなるステップとして、最後にキーがアクティブにされたときから予め定義された時間が経過したときに、前記表示装置から前記第1の個別グラフィカルオブジェクトを消去するステップを含む。たとえば、文字の途中で、ある時間が経過しても何らのキーもアクティブにされないときは、ユーザーが何らからの妨害を受けている可能性もあるので、入力処理が再開されたときに全体を概観するためには、この方がしばしば便利であろう。キーが再度アクティブにされるとすぐに、当該グラフィカルオブジェクトは再表示されよう。
本方法には、また、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内で、予備的に選択された前記音声的音節を縦方向に配置して表示するステップが含まれてもよい。これは、メモリー内に記憶されている候補らのリストと整合することになるので、予備的に選択された音声的音節を縦方向に並べて表現することは便利であろう。
好適な実施形態において、予備的に選択された前記音声的音節の他の1つを区別して表示することをユーザーに可能ならしめるステップは、現在表示されている音声的音節のすぐ上の音声的音節を表示させるための上方キーをアクティブにすること、および、現在表示されている音声的音節のすぐ下の音声的音節を表示させるための下方キーをアクティブにすることによって、選択された音声的音節らの間を切り替えてユーザーが移動できるようにすることで実行される。
本方法には、さらなるステップとして、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内に予備的に選択された音声的音節の全てが表示されていない場合に、上方キーもしくは下方キーの一方をアクティブにすることで、現在表示されている音声的音節の1つを除外し、現時点で表示されていない音声的音節を表示するようにすることを、ユーザーに可能ならしめるステップが含まれてもよい。このようにして、ユーザーは、多数の候補らがリストに含まれている場合には、候補らのリストをスクロールすることができるようになる。
本方法には、さらなるステップとして、左矢印キーまたは右矢印キーの少なくとも1つをアクティブにすることで、前記第2のグラフィカルオブジェクト内に提示された個々の文字らの間を切り替えて移動することをユーザーに可能ならしめるステップが含まれてもよい。このようにして、ユーザーは、多数の文字らが存在する場合であっても、これらの文字を簡単にスクロールすることが可能となる。
本方法に、さらなるステップとして、提示された音声的音節の長さに応じて前記第1の個別グラフィカルオブジェクトの幅を調整するステップが含まれるときは、表示された音声的音節のサイズに適合する動的なグラフィカルオブジェクトを達成することができよう。
本方法には、さらなるステップとして、提示された音声的音節の長さに応じて、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内に提示された音声的音節のフォントサイズを調整してから表示するステップが含まれてもよい。これにより、長い音節をグラフィカルオブジェクト内に表示することが可能となる。
好適な実施形態によれば、本方法には、潜在的な前記音声的音節をピンイン表現として生成するステップが含まれる。代替案として、ボポモフォ(bopomofo)表現としてこれらを生成してもよい。
本方法には、区別して音声的音節を表示することに加え、カーソルを表示するステップが含まれてもよい。当該カーソルを表示することによって、ユーザーは、音声的音節を有するグラフィカルオブジェクトに着目しやすくなろう。
本方法には、前記第1の個別グラフィカルオブジェクトが表示装置に表示されている限りにおいて、前記第1の個別グラフィカルオブジェクトの外側に表示されているテキストが変更されないように維持するステップが含まれてもよい。このようにして、顕著な量のプロセッサリソースが節約されることになろう。
本方法に、前記第1の個別グラフィカルオブジェクトが表示装置に表示されている限りにおいて、キーがアクティブにされる割合と比較して低い割合でもって、前記第1の個別グラフィカルオブジェクトの外側に表示されるテキストを更新するステップが含まれることによっても、プロセッサリソースが節約されよう。
上述したように本発明は、電子通信装置であって、当該電子通信装置に入力されるテキストについての選択肢を特徴づける電子通信装置に関連する。当該電子通信装置は、それぞれ複数の文字および/または発音記号を表すキーを有するキーパッドと、前記電子通信装置に配置され、入力されたテキストを表示する表示装置と、音声的音節と、所与の言語において該音声的音節に対応して生じる文字とを含む語彙を記憶するメモリーと、アクティブにされたキーのシーケンスに対応する潜在的な音声的音節の候補を生成する手段と、潜在的な前記音声的音節の候補と前記語彙とを比較し、前記音声的音節の候補と整合する音声的音節と対応する文字とを予備的に選択する手段と、予備的に選択された前記文字を前記表示装置に表示する手段とを含む。前記表示手段が、予備的に選択された前記音声的音節を前記表示装置に表示する際に、前記表示装置において優先的に配置された第1の個別グラフィカルオブジェクト内で当該音声的音節を提示するように構成され、かつ、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内において提示されている前記音声的音節の少なくとも1つに対応する文字を同時並行的に第2の個別グラフィカルオブジェクト内に提示して表示するように構成されているときは、文字を表す複数のキーを用いた音声表現による文字を使用して、テキストを入力する方法が実現される。これによって、音声的音節が複数の文字に対応しているような場合でさえ、入力は容易になり、これによって、入力されたテキスト内の誤入力も低減することになろう。
前記表示手段は、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内に表示される前記音声的音節の1つを区別して表示するように構成されてもよい。区別されて表示される前記音声的音節は、前記第2の個別グラフィカルオブジェクト内に表示されている文字に対応している。これによって、現在提案されている音声的音節の1つをずっと見分けやすくなり、また、対応する文字についても同様に見分けやすくなろう。
本発明の実施形態によれば、前記電子通信装置は、予備的に選択された前記音声的音節を、前記言語内での使用頻度に応じて順番に並び替えるとともに、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内でデフォルトとして最も使用頻度の高い音声的音節を明確に区別して表示するように構成されている。このようにすることで、ユーザーが入力を希望する最も確率の高いものを候補として提案することが可能となる。
本装置が、予備的に選択された前記音声的音節の他の1つを区別して表示することをユーザーに可能ならしめるように構成されているときは、候補らを切り替えることが簡単になり、また、所与の時点で提示されているものを見分けやすくなろう。
本装置は、表示されている前記音声的音節に対応する文字の1つを前記ユーザーに選択させ、選択された前記文字を前記表示装置に表示されているテキストに追加するよう構成される。当該表示装置は、前記ユーザーが選択をしたときに、選択された前記文字によって表示が更新される。
本装置が、文字の選択が確定したときに前記表示装置から前記第1の個別グラフィカルオブジェクトを消去するように構成されているときは、さらなる文字の入力を継続する前に、ユーザーは、メッセージの全体を概観することが可能となる。前記第1の個別グラフィカルオブジェクトは、文字を入力している間に非常に役に立つが、個別に入力された文字を概観する際にもしばしば役に立つであろう。
本装置が、最後にキーがアクティブにされたときから予め定義された時間が経過したときに、前記表示装置から前記第1の個別グラフィカルオブジェクトを消去するように構成されてもよい。たとえば、文字入力の途中で、ある時間が経過しても何らのキーもアクティブにされないときは、ユーザーが何らからの妨害を受けている可能性もあるので、入力処理が再開されたときに全体を概観するためには、この方がしばしば便利であろう。キーが再度アクティブにされるとすぐに、当該グラフィカルオブジェクトは再表示されよう。
本装置は、また、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内で、予備的に選択された前記音声的音節を縦方向に配置して表示するよう構成されてもよい。これは、メモリー内に記憶されている候補らのリストに整合することになるので、予備的に選択された音声的音節を縦方向に並べて表現することは便利であろう。
好適な実施形態において、予備的に選択された前記音声的音節の他の1つを区別して表示することをユーザーに可能ならしめるように構成されてもよい、すなわち、現在表示されている音声的音節のすぐ上の音声的音節を表示させるための上方キーをアクティブにしたり、現在表示されている音声的音節のすぐ下の音声的音節を表示させるための下方キーをアクティブにしたりすることによって、選択された音声的音節の個々の間を切り替えてユーザーが移動できるようになる。
本装置は、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内に予備的に選択された音声的音節の全てが表示されていない場合に、上方キーもしくは下方キーの一方をアクティブにすることで、現在表示されている音声的音節の1つを除外し、代わりに、現時点で表示されていない音声的音節を表示することをユーザーに可能ならしめるよう構成されてもよい。このようにして、ユーザーは、多数の候補らがリストに含まれている場合であっても、候補らのリストをスクロールすることができるようになる。
本装置は、左矢印キーまたは右矢印キーの少なくとも1つをアクティブにすることで、前記第2の個別グラフィカルオブジェクト内の個々の文字らの間を切り替えて移動することをユーザーに可能ならしめるよう構成されてもよい。このようにして、ユーザーは、多数の文字らが存在する場合であっても、これらの文字を簡単にスクロールすることが可能となる。
本装置が、提示された音声的音節の長さに応じて前記第1の個別グラフィカルオブジェクトの幅を調整するよう構成されているときは、表示された音声的音節のサイズに適合する動的なグラフィカルオブジェクトを実現できよう。
本装置は、提示された音声的音節の長さに応じて前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内の音声的音節のフォントサイズを調整してから表示するよう構成されてもよい。これにより、長い音節をグラフィカルオブジェクト内に表示することが可能となる。
好適な実施形態によれば、本装置は、潜在的な前記音声的音節の候補をピンイン表現として生成するよう構成される。代替案として、ボポモフォ(bopomofo)表現としてこれらを生成してもよい。
本装置は、区別して音声的音節を表示することに加え、カーソルを表示するよう構成されてもよい。当該カーソルによって、ユーザーは、音声的音節を有するグラフィカルオブジェクトに着目しやすくなろう。
本装置は、前記第1の個別グラフィカルオブジェクトが表示装置に表示されている限りにおいて、前記第1の個別グラフィカルオブジェクトの外側に表示されているテキストが変更されないように維持するよう構成されてもよい。このようにして、顕著な量のプロセッサリソースが節約されることになろう。
本装置は、前記第1の個別グラフィカルオブジェクトが表示装置に表示されている限りにおいて、キーがアクティブにされる割合と比較して低い割合でもって、前記第1の個別グラフィカルオブジェクトの外側に表示されるテキストを更新するよう構成されることによっても、プロセッサリソースが節約されよう。
実施形態によれば、前記生成する手段、前記比較する手段および表示する手段は、プロセッサによって実現される。
図1は、本発明を適用することが可能な装置の一例を示している。この装置は、例えば、GSM電話機および/またはUMTS電話機等の移動電話機である。他の適用可能な電話機の種類としては、CDMA、PDC、CDMA2000およびTDMAなどがある。しかしながら、本発明は他の種類の装置にも適用できることはいうまでもない。たとえば、PDA(携帯情報端末)やコンピュータにも適用できる。
電話機1には、表示装置1とキーパッド3が搭載されている。キーパッド3のキーは、電話機に情報を入力するために使用される。この情報はバラエティに富んでおり、電話番号、住所情報、電話機への指示、他の電話機に送信するためのテキストメッセージなどである。表示装置2は、移動電話機のユーザーに対して情報を提示するために使用される。また、提示される情報も様々であり、電話番号、住所情報、電話機からの示唆、他の電話機から受信したテキストメッセージ、または他の電話機へと後で送信するためにキーパッド3によって入力されたテキストメッセージなどである。
図に示されているように、キーパッド3は、数の限られた数字キーパッドである。それゆえ、キーパッド3がテキスト情報を入力するために使用されるときは、各キーが複数の異なる文字に対応することになる。たとえば、「3」のキーは、文字D,E,Fに対応する。テキスト入力を容易にするために、多くの装置では、予測エディタ機能が搭載されている。これは、高機能なソフトウエアであり、ユーザーによって入力されたキーのシーケンスに対応する潜在的な文字列を提示する機能を有している。このような公知の予測エディタソフトウエアとしては、T9(テジック コミュニケーション社によって所有されている登録商標)と呼ばれるものがあり、これは商業的に利用可能であり、当業界においてよく知られている。他のソフトウエアとしては、eZyText(Zy社によって所有されている登録商標)がある。そのため、予測エディタ機能については図2を用いて簡単に説明することにする。以下では、最初に、英語などローマ字を使用するメッセージについての機能を説明し、その後で、例えば漢字を使用するメッセージについて説明することにする。
図2に示すように、電話機2には、プロセッサ4と、メモリー5が含まれている。メモリー5には、語彙6が含まれており、これには、所与の言語について可能な文字列(すなわち、所与の言語における単語やその語幹)のリストが含まれている。もちろん、メモリーに記憶された他の言語についての対応する語彙を当該装置が備えていてもよい。ユーザーがキーパッド3からキーのシーケンスを入力すると、プロセッサ4内のユニット7に、潜在的に対応する文字列が生成される。たとえば、(英語を使用する)ユーザーが、キーシーケンスとして、「4」(GHI)、「6」(MNO)、「6」(MNO)および「3」(DEF)を入力したとすると、81通りの異なる文字列が潜在的にはありうる。この文字列は、語彙6と比較され、81通りの潜在的な文字列のうち12通りの文字列が、英単語またはその語幹として記憶されていると判定される。よって、この12通りの文字列が、ユーザーに提示するための候補として選択され、ドライバ9は、選択された候補を表示装置2へと出力する。しばしば、語彙6には、関連する言語における各文字列の使用頻度に関する情報をも含んでいることがあり、この場合は、その使用頻度に応じてランク付けがなされて順番に並び替えられることになる。これは、最も使用頻度が高い文字列をリストの最上位に位置させるためである。この場合、選択された12通りの文字列の中で「good」が最も使用頻度が高い単語であるため、ユーザーに対して第1の提示として表示されることになる。
ユーザーへの提示については図3に一例が示されている。この例では、ユーザーが「This is」と入力した後に続いて、上述の文字列が入力されたのである。「good」が第1の提示であるので、これが表示装置に表示される。「good」は未確定の単語であるため、それを示すために下線が付されている。すなわち、他の選択された候補に変更可能ということになる。さらに、表示装置の右上の角付近には、今提示されている候補が12通りのうちの1番目であることを示すために、ボックス内に「1/12」と表示している。この単語がユーザーにとって所望の単語であれば、例えば、スペース文字を入力することによって、この単語が確定される。確定されたことは、カーソルが次の位置に移動することによって示され、「good」の下線はすでに消去されている。
しかしながら、もし、所望の単語でなければ、例えば、下矢印キーなどの手段を用いてリストにおける次の文字列へと切り替えることができる。図4に示したように、本システムは、候補単語「home」と、右上の角に「2/12」を示している。図5において、このステップが繰り返され、システムは、「gone」を提案する。所望の単語が表示されれば、上述したように確定され、ユーザーは、次の単語の入力を続けることができる。
過去に入力された単語へと戻って、それを「再度未確定の状態にする」ことで、他の候補へと変更したり、より長い単語に達するようタイピングを継続したりすることもできる。いくつかのシステムでは、「単語を完成」させるために語彙の検索を展開拡張するオプションも存在する。この場合は、キー入力の数よりも長い候補を示すことができ、しばしばこの単語は、ユーザーによって語彙内に追加されることになる。
中国語など発音記号を使用して入力される言語については、メッセージの入力処理はいささか複雑となる。以下では、中国語文字の標準的な発音表現である「ピンイン」を使用して漢字がどのようにして入力されうるかについて説明する。ピンインは、香港やシンガポールだけでなく、大陸(中国本土)においても使用されている。他の表現方法であるボポモフォは、今日、台湾でのみ使用されている。各漢字は、それぞれ対応するピンイン表現もしくはピンイン音節を有しており、これらは26個のローマ字の組み合わせによって構成される。なお、1つのピンイン表現は、通常、いくつかの異なる漢字を表している。それゆえ、上述したような標準的なキーパッドでもこのような文字を入力するために使用でき、また、予測エディタ機能も使用できる。入力された文字列は、音声的音節とみなされ、それぞれ対応する文字らによって表現される。キーのシーケンスが既に入力されているときに、メッセージを入力しているユーザーは、まず、所望の音声的音節(すなわち文字列)を探さなければならず、上述したように、対応する文字のうち所望の1つを選択しなければならない。
本発明に係る改良された解決方法の例について説明する。この例では、漢字のピンイン表現を使用しているが、本発明は、日本語および韓国語など他の表意言語または表意表現について適用可能である。ボポモフォは、他の例として説明する。ピンイン表現に関して、当該装置のキーはローマ字アルファベットの文字によってマークが付されているが、例えば、ボポモフォなど他の表音記号を用いてキーにマークを付してもよい。
例えば、個別ウインドウ形式の新規のグラフィカルな入力オブジェクトが表示装置に示される。このオブジェクトは、テキストエディタと、上述のオリジナルの予測入力方法と共存しうる。ビルトインタイプの検索機能とともにデータリストとして図示することも可能である。データリスト内のデータは完全な語彙であり、即ち、数百個のピンイン音節である。しかしながら、検索機能は、音節をソートするだけではなく、音節に整合しないすべてのものを除外するものであり、その抽出数は、一般に10以下など合理的な数を維持するようになっている。
第1のグラフィカルオブジェクトは、キーが押し下げられ、かつ音節がオープンのときにだけ、表示装置上で可視状態にされる。文字が確定されたときは、第1のグラフィカルオブジェクトは完全に不可視の状態に変更される。当該グラフィカルオブジェクトは、同時に複数の候補を表示する一般的なリストオブジェクトに類似している。これに関しては以下でより詳しく説明する。
図6および以降の図面は、図の移動電話機1の表示装置3に、当該オブジェクトがどのようにして表示されるかについての一例を示している。図6は、当該装置に対してメッセージの入力準備がととのった状態における表示装置を示している。カーソルは、挿入個所を示しており、入力された新規のテキストメッセージがそこに現れることになる。この例は、漢字形式による。以下では、ピンイン表現またはピンイン音節で「チャン(zhang)」となる漢字「張(実際には図16に示される張の略字体)」をユーザーが入力したいものと仮定する。
図7において、ピンイン表現の最初の文字を入力するために、ユーザーは、キー「9 wxyz」をアクティブにする。予測エディタ機能は、w、x、yまたはzから始まるピンイン表現を語彙から検索し、抽出されたピンイン表現を新規のグラフィカルオブジェクトまたはウインドウ11に表示する。このグラフィカルオブジェクトは、ユーザーの注意を引くために表示装置に予め表示されているものの一部を覆うように表示される。また、この効果を高めるために、背景と異なる色を用いて当該グラフィカルオブジェクトを表示してもよい。
当該グラフィカルオブジェクトは縦方向のリストとして表示される。検索により抽出されたピンイン表現は、使用頻度に応じて順番に並び替えられてもよい。この例では、使用頻度の高い上位5つのピンイン表現をグラフィカルオブジェクト11が表示している。この5つのピンイン表現のうち「yi」が最も使用頻度が高いので、当該リストと最上位に示されている。さらに、この音節は、予測エディタ機能によって最も推奨されるピンイン音節であることを示すために、例えば、異なる色を用いるなど強調表示することによって、区別できるように表示される。ウインドウ11の最下部に示されている小さな矢印は、抽出された音節のリストには、表示されている5つの音節よりも多くの音節が含まれていることを示している。さらに、ピンイン表現の「yi」に対応する複数の漢字が、第2のグラフィカルオブジェクト21内の横方向に示される。この例では、表示装置の最下部に、当該漢字が表示されている。これらの漢字のうち、「一」が、現時点で推奨される文字として強調表示されている。この第2のグラフィカルオブジェクトの右側に表示されている矢印は、さらなる文字がリストに含まれていることを示している。
なお、図7において、推奨された漢字は、入力中のテキストにおける当初の挿入個所には表示されない。ユーザーは、グラフィカルオブジェクト11および12に注意を引かれているので、このように表示することは不要であり、しばしば、この挿入個所は新規のグラフィカルオブジェクトによって隠されてしまうこともあるので、現在入力中の文字が確定されるまでは、挿入個所の表示を更新する必要はないからである。よって、このように更新を省略することで、プロセッサのリソースは削減されることになる。しかしながら、低い割合でもって更新するようにすることも可能であり、この場合であってもプロセッサのリソースを削減できるであろう。なお、表示装置における挿入個所、すなわちテキスト領域にあるカーソルは、この図では示されていない。以下で説明するように、一般に、カーソルは、初めにだけ、すなわちキーがアクティブにされる前にだけ可視状態にされ、また、文字が確定されてグラフィカルオブジェクト11が不可視にされるときには可視状態にされる。しかしながら、このカーソルの表示は維持されてもよいが、このケースでは一般にユーザーの注意を引かないように点滅しないように表示制御されよう。
ユーザーは、例えば、キーパッド3に配置されている矢印キー(上矢印キー、下矢印キー、右矢印キー、左矢印キー)を使用するなどして、提示されているピンイン表現や漢字の間を切り替えて移動することができる。上下キーは、リスト11内における他のピンイン表現を強調表示するために使用される。よって、図8に示すように、ユーザーは下矢印キーを1回アクティブにすることで、ピンイン音節「wo」が強調表示される。よって、グラフィカルオブジェクト21には、対応する漢字が表示される。図9は、ユーザーが、下矢印キー代えて右矢印キーをアクティブにしたときの状態を示している。この図において、ピンイン音節は図7と同一であるが、グラフィカルオブジェクト21内において強調表示される文字が、右に1ステップ移動していることがわかるであろう。
図9に示されている状況において、ユーザーは次のピンイン音節による文字についての入力を継続することも可能であり、この場合は、文字間を移動したり、どの音節もしくはどの漢字が所望のものであるかを決定したりする必要はない。
図10において、ユーザーはキー「4 ghi」をアクティブにしたとすると、グラフィカルオブジェクト11に表示される音節は、最初の文字がw、x、yもしくはzとなり、2番目の文字がg、hもしくはiとなる複数の音節となる。一般に最も使用頻度が高い音節は、やはり「yi」であり、グラフィカルオブジェクト21において表示される漢字は、図7に示したものと同様である。ここでの矢印も、表示されている5つよりも多くの音節がリストに含まれていることを示している。
図11において、ユーザーは、キー「2 abc」を既にアクティブにした状態を示しており、グラフィカルオブジェクトは、リストの上部に5つの候補を示しており、音節「xia」に対応する複数の漢字がリストにおける上位の部分に表示される。同様に、図12では、既にキー「6 mno」がアクティブにされた状態を示している。なお、グラフィカルオブジェクト12は、より長い文字列を収容できるようにするために、表示幅が拡大されている。
最終的に、図13では、キー「4 ghi」がアクティブにされた状態を示しており、入力されたキーシーケンスに対応するリスト内の「xiang」と「zhang」といった2つの音節だけが示されている。従って、グラフィカルオブジェクト13の高さは、2つの音節を表示できる高さに調整されている。二つの音節のうち使用頻度が高い「xiang」がリストの上部に示されているが、ユーザーは「zhang」を所望しているので、ユーザーが下矢印キーをアクティブにし、図14に示すように、「zhang」を強調表示させている。「zhang」に対応する漢字が、グラフィカルオブジェクト21の横方向に表示される。図からわかるように、所望の文字である「張の略字体」が、現在強調表示されている漢字のすぐ右に位置して表示されている。従って、ユーザーは、右矢印キーをアクティブにすることで、その結果、図15に示すように正しい文字が強調表示されることになる。ユーザーは、ここで、例えばソフトキーもしくはyesキーをアクティブにすることで、この文字を確定することができる。図16に示すように、グラフィカルオブジェクト13および21は表示が消去されてもよく、その上で、選択された文字が挿入個所に挿入される。このようにして、本システムは、次の文字の入力するための待機状態になる。
代替的に、グラフィカルオブジェクト21は、表示装置上に継続して表示されてもよい。所定の文字の後には、他の所定の文字が続いて発生することが非常に多くあるように、しばしば、複数の文字が相互に関連性を有していることがある。従って、ある文字が確定され、テキストの挿入個所に挿入されたときは、グラフィカルオブジェクト21は、確定された文字に続きそうな文字のリストを提示してもよい。これは図17において、確定された文字である「張の略字体」と関係があるか、またはそれに続きそうな複数の文字が示されている。ある文字が確定された後で、これらの文字の1つがユーザーにとって入力を希望する文字であった場合には、他の音節を入力するためのタイミングで、当該希望の文字を直接的に確定することができる。同様に、グラフィカルオブジェクト21は、図6に示されているように、文字が入力される前に、一度初期化されてもよい。この場合、新規のメッセージにおいて最初の文字としてしばしば使用される文字らを提示するようにしてもよい。これらの提示された文字の1つがユーザーにとって実際に所望の文字である場合は、当該文字が直接的に確定されることになる。
なお、上述の事例において、入力されたキーシーケンスから始まる全ての音節は、グラフィカルオブジェクト11、12または13において示された最初の5つの音節を含むリストにおいてリスト表示される。よって、図7に示すように、1つの文字だけが入力されたときは、リストの長さが非常に長くなってしまう。代替的に、第1のステップで一文字の音節を、次のステップで2文字の音節をといったように、実際に入力されたキーシーケンスに整合したこれらのピンイン音節だけに、リストを制限してもよい。上述のように、入力されたキーシーケンスによって始まる全ての音節がリストされたときは、ユーザーは、所望のピンイン表現をなす全ての文字を入力する必要はない。なぜなら、1つもしくはほんの数回のキーの押し下げを行うだけで、リストには所望の音節が含まれるように表示されるようになるからである。一例として、図12において、ユーザーは、最後の文字を入力する代わりに、下矢印キーを何回かアクティブにするようにしてもよい。図18に示すように、下矢印キーを5回にわたりアクティブにすることで、「zhang」という音節が強調表示されることになり、図15に示すように、右矢印キーを1回アクティブにすることで、所望の漢字が見つかることになる。図18において、強調表示されている音節の上にある音節が可視状態となるように、リストの最下部へと音節の強調表示が移動する。もちろん、強調表示部は、リストの最上部に位置したままとし、その代わりに、リスト内の音節らが対応して上下に移動するように表示制御してもよい。
上述したように、図12に示すグラフィカルオブジェクト12の幅は、図7に示すグラフィカルオブジェクト11と比較し、より長いピンイン音節を収容するために拡大されている。さらにより長い音節の場合には、当該音節を収容するためにさらに拡大されてもよい。音節に文字が追加されたときは、当該音節を収容できるようにグラフィカルオブジェクトの幅が拡大される。何回ものレイアウトの変更を抑制するために、最大幅の25%、50%および100%の如く、数ステップからなる潜在的の幅のリストから、グラフィカルオブジェクトの幅を選択できるようにしてもよい。音節から文字が削除されたときは、グラフィカルオブジェクトの幅を削減するようにしてもよいし、幅のサイズをそのまま維持してもよい。サイズを維持することで、「激しく表示が変更されること」を低減できるであろう。もし何らかの理由によって、グラフィカルオブジェクトを最大幅にしたとしても収容しきれないほど音節が長い場合は、音節を2行以上に分割して表示してもよいし、あるいは、本システムが通常の予測エディタ機能のフォーマットへと戻るように、グラフィカルオブジェクトの表示を完全に消し去ってしまってもよい。しかしながら、これは非常に稀な事態であろう。
グラフィカルオブジェクト内に示されている文字のフォントサイズも可変としてもよい。図7に対応するものとして、図19に示すように、リストに比較的短い音節が表示されるときは、そのフォントサイズを比較的に大きなものとしてもよい。一般に、ユーザーが新規の漢字を入力するときは、リストオブジェクトは、最大のフォントかつ最小の幅で表示が開始される。グラフィカルオブジェクトは他の図面では右側に表示されていたが、図19によれば、中央領域に表示されている例を示している。
上述の例では示していないが、当該音節を強調表示し、かつ、次の字の挿入個所を示すために、強調表示された音節のあとにカーソルが表示されてもよい。オリジナルのカーソルは、テキスト入力オブジェクト(すなわちエディタ)内に表示されるが、ユーザーを混同させないようにするために、表示をオフにしたり、点滅しないように表示制御したり、あるいは、何らかの種類の休止モードが適用されてもよい。
上述の例で示したように、第2のグラフィカルオブジェクト21は、第1のグラフィカルオブジェクトにおいて強調表示された音節に対応する漢字を提示するために使用される。しかしながら、第2のグラフィカルオブジェクトは、他の目的で使用されてもよく、例えば、ローマ字の単語を提示するために使用されてもよい。一例として、英語においては、入力されたキーシーケンスに整合する同一の字数からなる単語もしくはその語幹を、第1のグラフィカルオブジェクトが提示してもよい。この場合は、第2のグラフィカルオブジェクトは、第1のグラフィカルオブジェクトにおいて強調表示されている文字列によって始まる単語の熟語、より長い単語、または関連する単語を提示するようにしてもよい。ユーザーは、提案されたより長い単語の1つを選択することができるし、さらに文字を続けて入力することもできる。
上述の入力システムは、オリジナルの予測エディタに比較し、より速くかつより正確に入力できるといった多くの優れた効果を有するが、もちろん、ユーザーを手助けするツールであると考えてもよい。そのため、いくつかの状況において、もしユーザーがオリジナルバージョンの予測エディタを使用したい場合には、本機能をオフにすることも可能である。
本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、特許請求の範囲に定義した主題の範囲内において他の方法によって実現されてもよい。
図1は、本発明が使用されうる移動電話機を示す図である。 図2は、図1に示した移動電話機のブロック図である。 図3ないし図5は、公知の予測エディタ機能の表示例を示す図である。 図6および図7は、キーがアクティブの間に表示装置に表示される個別グラフィカルオブジェクトの使用方法を示す図である。 図8は、ユーザーが他の音声的音節を強調表示させたときの表示装置を示す図である。 図9は、ユーザーが他の候補を強調表示させたときの表示装置を示す図である。 、 図10ないし図13は、キーが連続的に入力されるときの表示装置を示す図である。 図14は、異なる音節が選択されたときの表示装置を示す図である。 図15は、異なる文字が選択されたときの表示装置を示す図である。 図16は、選択された文字が確定されたときの表示装置を示す図である。 図17は、選択された文字が確定されたときの表示装置の他の代替案を示す図である。 図18は、複数の音声的音節の間を切り替えて移動する他の方法を示す図である。 図19は、グラフィカルオブジェクトにより大きなサイズのフォントが使用されるときの表示装置を示す図である。

Claims (35)

  1. それぞれ文字または発音記号の少なくとも一方を表す複数のキーを有するキーパッド(3)を用いて、電子通信装置(1)にテキストを入力する方法であって、入力されたテキストが前記電子通信装置の表示装置に表示されるものであり、
    前記方法は、
    キーのシーケンスをアクティブにするステップと、
    アクティブにされた前記キーに対応しうる音声的音節の候補を生成するステップと、
    所与の言語において発生する音節と、該音節に対応する文字とが含まれる、メモリー(5)に記憶されている語彙(6)と、前記音声的音節の候補とを比較するステップと、
    記憶されている前記音節とそれに対応する前記文字のうち、前記音声的音声の候補らに整合するものを予備的に選択するステップと、
    予備的に選択された前記候補を前記表示装置に表示するステップと
    を含み、
    予備的に選択された前記音声的音節が、前記表示装置(2)において優先的に配置された第1の個別グラフィカルオブジェクト(11、12、13)内で表示されるとともに、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内に表示された少なくとも1つの前記音声的音節に対応する文字が、同時並行的に、第2の個別グラフィカルオブジェクト(21)内に表示されることを特徴とする方法。
  2. 前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)内に提示されている前記音声的音節らの1つを区別して表示するとともに、区別して表示された前記音声的音節に対応する文字を前記第2の個別グラフィカルオブジェクト(20)内で表示するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 予備的に選択された前記音声的音節らを、言語内での使用頻度に応じて順番に並び替えるステップと、
    前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)内で、デフォルトとして、最も使用頻度の高い音声的音節を区別して表示するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 予備的に選択された前記音声的音節の他の1つを明確に区別して表示することをユーザーに可能ならしめるステップをさらに含むことを特徴とする請求項2または3に記載の方法。
  5. 表示されている前記音声的音節に対応する文字の1つをユーザーに選択させるようにするステップと、
    選択された前記文字を前記表示装置(2)に表示されているテキストに追加するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. 文字の選択が確定したときに前記表示装置(2)から前記第1の個別グラフィカルオブジェクトを消去するステップをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 最後にキーがアクティブにされたときから予め定義された時間が経過したときに、前記表示装置(2)から前記第1の個別グラフィカルオブジェクトを消去するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  8. 前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内で、予備的に選択された前記音声的音節らを縦方向に配置するステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  9. 予備的に選択された前記音声的音節の他の1つを区別して表示することをユーザーに可能ならしめる前記ステップは、現在表示されている音声的音節のすぐ上の音声的音節を表示させるための上方キーをアクティブにすること、および、現在表示されている音声的音節のすぐ下の音声的音節を表示させるための下方キーをアクティブにすることによって、選択された前記音声的音節らの間を移動できるようにすることで実行されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内に予備的に選択された前記音声的音節らの全てが表示されていない場合に、上方キーもしくは下方キーの一方をアクティブにすることで、現在表示されている音声的音節の1つを除外し、代わりに、現時点で表示されていない音声的音節を表示することをユーザーに可能ならしめるステップをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 左矢印キーまたは右矢印キーの少なくとも1つをアクティブにすることで、前記第2の個別グラフィカルオブジェクト内に提示されているの文字らの間を移動することをユーザーに可能ならしめるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の方法。
  12. 提示された前記音声的音節の長さに応じて前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)の幅を調整するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の方法。
  13. 提示された前記音声的音節の長さに応じて前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)内の音声的音節のフォントサイズを調整してから表示するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記音声的音節の候補をピンイン表現として生成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記音声的音節を区別して表示することに加えてカーソルを表示するステップをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  16. 前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)が前記表示装置(2)に表示されている限りにおいて、前記第1の個別グラフィカルオブジェクトの外側に表示されているテキストが変更されないように維持するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)が前記表示装置(2)に表示されている限りにおいて、キーがアクティブにされる割合と比較して低い割合でもって、前記第1の個別グラフィカルオブジェクトの外側に表示されるテキストを更新するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし15のいずれかに記載の方法。
  18. テキストを入力可能な電子通信装置(1)であって、
    それぞれ複数の字または発音記号の少なくとも一方を表すキーを有するキーパッド(3)と、
    前記電子通信装置に配置され、入力されたテキストを表示する表示装置(2)と、
    音声的音節と、該音声的音節に対応して所与の言語において生じる文字とを含む語彙を記憶するメモリー(5)と、
    アクティブにされたキーのシーケンスに対応しうる音声的音節の候補を生成する手段(7)と、
    生成された前記音声的音節の候補と前記語彙(6)とを比較し、該音声的音節の候補と整合する音声的音節と、整合する該音声的音節に対応する文字とを予備的に選択する手段(8)と、
    予備的に選択された前記文字を前記表示装置に表示する手段(9)とを含み、
    前記表示する手段(9)は、予備的に選択された前記音声的音節を前記表示装置に表示する際に、該表示装置において優先的に配置された第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)内に表示するとともに、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内において表示されている前記音声的音節の少なくとも1つに対応する文字を同時並行的に第2の個別グラフィカルオブジェクト(21)内に表示することを特徴とする電子通信装置。
  19. 前記表示する手段(9)は、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)内に表示される前記音声的音節の1つを区別して表示するよう構成されていることを特徴とする請求項18に記載の電子通信装置。
  20. 前記電子通信装置は、さらに、予備的に選択された前記音声的音節を、前記言語内での使用頻度に応じて順番に並び替えるとともに、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)内でデフォルトとして最も使用頻度の高い音声的音節を区別して表示する構成されていることを特徴とする請求項19に記載の電子通信装置。
  21. 前記電子通信装置は、予備的に選択された前記音声的音節の他の1つを区別して表示することをユーザーに可能ならしめるよう構成されていることを特徴とする請求項19または請求項20に記載の電子通信装置。
  22. 前記電子通信装置は、表示されている前記音声的音節に対応する文字の1つを前記ユーザーに選択させ、選択された前記文字を前記表示装置(2)に表示されているテキストに追加する構成されていることを特徴とする請求項19ないし請求項21のいずれかに記載の電子通信装置。
  23. 前記電子通信装置は、文字の選択が確定したときに前記表示装置(2)から前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)を消去するよう構成されていることを特徴とする請求項22に記載の電子通信装置。
  24. 前記電子通信装置は、最後にキーがアクティブにされたときから予め定義された時間が経過したときに、前記表示装置(2)から前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)を消去するよう構成されていることを特徴とする請求項18ないし請求項21のいずれかに記載の電子通信装置。
  25. 前記電子通信装置は、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)内で、予備的に選択された前記音声的音節を縦方向に配置して表示するよう構成されていることを特徴とする請求項21に記載の電子通信装置。
  26. 前記電子通信装置は、現在表示されている前記音声的音節のすぐ上の音声的音節を表示させるための上方キーをアクティブにすること、または、現在表示されている音声的音節のすぐ下の音声的音節を表示させるための下方キーをアクティブにすることによって、選択された前記音声的音節らの間を切り替えて移動できるようにすることで、予備的に選択された前記音声的音節の他の1つを区別して表示するよう構成されていることを特徴とする請求項25に記載の電子通信装置。
  27. 前記電子通信装置は、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト内に予備的に選択された前記音声的音節の全てが表示されていない場合に、上方キーもしくは下方キーの一方をアクティブにすることで、現時点で表示されていない音声的音節を表示し、代わりに、現在表示されている音声的音節の1つを除外するよう構成されていることを特徴とする請求項26に記載の電子通信装置。
  28. 前記電子通信装置は、左矢印キーまたは右矢印キーの少なくとも1つをアクティブにすることで、前記第2の個別グラフィカルオブジェクト内に提示されている前記文字らの間を切り替えて移動することをユーザーに可能ならしめるよう構成されていることを特徴とする請求項18ないし請求項27のいずれかに記載の電子通信装置。
  29. 前記電子通信装置は、提示された前記音声的音節の長さに応じて前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)の幅を調整するよう構成されていることを特徴とする請求項18ないし請求項28のいずれかに記載の電子通信装置。
  30. 前記電子通信装置は、提示された前記音声的音節の長さに応じて前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)内に提示される前記音声的音節のフォントサイズを調整してから表示するよう構成されていることを特徴とする請求項18ないし請求項29のいずれかに記載の電子通信装置。
  31. 前記電子通信装置は、潜在的な前記音声的音節の候補をピンイン表現として生成するよう構成されていることを特徴とする請求項18ないし請求項30のいずれかに記載の電子通信装置。
  32. 前記電子通信装置は、前記音声的音節を区別して表示することに加え、カーソルを表示するよう構成されていることを特徴とする請求項19に記載の電子通信装置。
  33. 前記電子通信装置は、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)が前記表示装置に表示されている限りにおいて、前記第1の個別グラフィカルオブジェクトの外側に表示されているテキストを変更されないように維持するよう構成されていることを特徴とする請求項18ないし請求項32のいずれかに記載の電子通信装置。
  34. 前記電子通信装置は、前記第1の個別グラフィカルオブジェクト(11,12,13)が前記表示装置に表示されている限りにおいて、キーがアクティブにされる割合と比較して低い割合でもって、前記第1の個別グラフィカルオブジェクトの外側に表示されるテキストを更新するよう構成されていることを特徴とする請求項18ないし請求項32のいずれかに記載の電子通信装置。
  35. 前記電子通信装置は、前記生成する手段(7)、前記比較する手段(8)および表示する手段(9)は、プロセッサ(4)によって実現されることを特徴とする請求項18ないし請求項34のいずれかに記載の電子通信装置。
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