JP2005520815A - 二環式複素環式の置換されたフェニルオキサゾリジノン抗細菌剤、関連組成物および方法 - Google Patents

二環式複素環式の置換されたフェニルオキサゾリジノン抗細菌剤、関連組成物および方法 Download PDF

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Abstract

【化1】
Figure 2005520815

二環式複素環式の置換されたフェニルオキサゾリジノン抗細菌剤、並びに関連組成物および方法。発明の要約。式[式中、Yは式IIまたはIIIの基であり、ここで置換基は明細書に示された意味を有する]の二環式複素環式の置換されたフェニルオキサゾリジノン化合物。これらの化合物は抗細菌剤として有用である。

Description

関連出願に関するクロスリファレンス
本出願は、2000年7月21日に出願された米国出願番号第09/621,814号に対する一部継続出願である。
本発明は、グラム−陽性およびグラム−陰性細菌に対する抗細菌活性を有するフェニルオキサゾリジノン化合物、それらの化合物を含有する薬剤組成物、並びにそれらの化合物を用いる細菌感染症の処置方法の分野に関する。
オキサゾリジノン類は、最近の20年間に、多くの多種薬物−耐性グラム陽性有機体に対して活性である新種の抗生物質であると同定された。特に問題のある病原体は、メチシリン−耐性黄色葡萄球菌(Staphylococcus aureus)(MRSA)、グリコペプチド−中間体耐性黄色葡萄球菌(GISA)、バンコマイシン−耐性腸球菌(enterocci)(VRE)並びにペニシリン−およびセファロスポリン−耐性肺炎連鎖球菌(Staphylococcus pneumoniae)を包含する。綱として、オキサゾリジノン類は独特な活性機構を示す。研究は、これらの化合物が選択的に50Sリボソームサブユニットと結合しそして蛋白質合成の開始期に細菌翻訳を阻止することを示した。オキサゾリジノン類の例示員はリネゾリド(特許文献1参照)およびエペレゾリドである。
Figure 2005520815
リードル(Riedl)他に対する特許文献2は、抗細菌薬品として有用な一連の置換されたオキサゾリジノン類(シアノグアニジン、シアノアミジン類、およびアミジン類)を開示している。
ハッチンソン(Hutchinson)に対する特許文献3は、抗細菌剤として有用なインドリル置換された化合物を包含する一連のヘテロ芳香族環置換フェニルオキサゾリジノン類を開示している。
特許文献4(ヘスター(Hester)他)は、抗細菌剤であるアミド類、チオアミド類、ウレア類、およびチオウレア類を開示している。
特許文献5(バーバチン(Barbachyn)他)は、グラム−陽性の好気性細菌、例えば多種−耐性黄色葡萄球菌(staphylococci)、連鎖球菌(streptococci)および腸球菌(enterococci)、並びに嫌気性有機体、例えばバクテロイド種(Bacteroides spp.)およびクロストリジウム種(Clostridia spp.)、並びに酸−耐性有機体、例えば結核菌(Mycobacterium tuberculosis)、マイコバクテリウム・アビアム(Mycobacterium avium)およびマイコバクテリウム種(Mycobacterium spp.)、を包含する多くの人間および動物病原体に対して有効な有用な抗微生物剤であるオキサジンおよびチアジンオキサゾリジノン誘導体、例えばリネゾリドおよびその同族体、を開示している。
特許文献6(バーバチン他)は、抗細菌剤として有用な置換されたアリール−およびヘテロアリールフェニルオキサゾリジノン類を開示している。
国際公開第95/07271号パンフレット 米国特許第5,792,765号明細書 米国特許第5,910,504号明細書 国際公開第98/54161号パンフレット 国際公開第95/07271号パンフレット 国際公開第93/09103号パンフレット
本発明は、式I:
Figure 2005520815
[式中、
RはOH、O−アリール、O−ヘテロアリール、N、OR’、OSOR’’、−NR’’’R’’’’、または
Figure 2005520815
よりなる群から選択され、
ここで
(i)R’は炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアシルまたはベンジルであり、
(ii)R’’は炭素数5までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、フェニルまたはトリルであり、そして
(iii)R’’’およびR’’’’は独立してH、炭素数3〜6のシクロアルキル、フェニルまたはtert−ブトキシカルボニル、フルオレニルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、場合によりシアノもしくは炭素数4までのアルコキシカルボニルにより置換されていてもよい炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、−CO−R、−CO−R、−CS−R、および−SO−Rよりなる群から選択され、ここで
はH、炭素数3〜6のシクロアルキル、トリフルオロメチルもしくはフェニル、ベンジルまたは炭素数5までのアシル、炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルよりなる群から選択され、該アルキルは場合により炭素数5までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニル、OH、シアノ、3個までのハロゲン原子、および−NRにより置換されていてもよく、ここでRおよびRは同一もしくは相異なりそしてH、フェニルまたは炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルから選択され、
は炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェニルから選択され、そして
4aはCN、COR4c、COOR4c、CONHR4c、CO−NR4c4d、SO4c、またはNOであり、
4bはH、アルキル、OR4c、SR4c、アミノ、NHR4c、NR4c、R4dであり、
4cおよびR4dは独立してH、アルキル、アリールから選択されるか、或いはいずれかのNR4c4dの場合にR4cおよびR4dはそれらが結合している窒素原子と一緒になって未置換のもしくは置換されたピロリジニル、ピペリジニルまたはモルホリニル基を形成し、
Xはハロゲン、OH、ニトロ、C1−8アルコキシ、C1−8アルキル−アミノ、ジ(C1−8−アルキル−)アミノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、C1−8アルキル−CO−O−、C1−8アルキル−CO−NH−、カルボキシアミド、CN、アミン、C3−6シクロアルキル、場合によりF、Cl、OHよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の員で置換されていてもよいC1−8アルキルよりなる群から独立して選択される0〜4個の員であり、そして
Yは式IIまたはIII:
Figure 2005520815
の基であり、
ここで
、R、R、およびRは各々独立してH、アルキル、CN、ニトロ、C1−8アルキル、ハロ−C1−8−アルキル、ホルミル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシアミドであるか、或いはRおよびR並びに/またはRおよびRは一緒になってオキソ基を形成し、
、およびR10は各々独立してH、ハロゲン、アルキル、OH、CN、ニトロ、C1−8アルキル、ハロ−C1−8−アルキル、C1−8アルコキシル、アミノ、C1−8−アルキル−アミノ、ジ(C1−8−アルキル−)アミノ、ホルミル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、C1−8−アルキル−CO−O−、C1−8−アルキル−CO−NH−、カルボキシアミド、またはアミンであり、
Figure 2005520815
は縮合フェニル環またはS、O、およびNよりなる群から選択される1〜4個の員を有する5−もしくは6−員のヘテロ芳香族環であり、
Zはハロゲン、アルキル、置換された−アルキル、アリール、置換された−アリール、ヘテロアリール、置換された−ヘテロアリール、CN、CHO、COアルキル、アミノ、アルコキシ、HNCO−(C1−8アルキル)、アリル、プロパルギル、アレニル、またはN−アルキルチオカルバモイルであり、
そして
mは0または1である]
のフェニルオキサゾリジノン化合物、並びにその製薬学的に許容可能な塩類およびエステル類を提供する。
上記式の化合物は、人間および動物における細菌感染症の処置用の抗細菌剤として有用である。
本発明はまた、治療的に有効な量の式Iの化合物を哺乳動物に投与することを含んでなる、細菌感染により引き起こされるかまたはそれに起因する症状を有する患者の処置方法にも関する。
本発明はさらに、予防的に有効な薬用量の式Iの化合物を患者に投与することを含んでなる、細菌感染により引き起こされるかまたはそれに起因する症状に罹っている患者の予防方法にも関する。
他の目的および利点は次の明細書の精査から当業者には明らかになるであろう。
詳細な記述
本発明のフェニルオキサゾリジノン化合物の以上の記述に関して、以下の定義が適用される。
断らない限り、用語「アルキル」、「アルケニル」、および「アルキニル」は炭素数1〜8の直鎖状もしくは分枝鎖状基でありうる。
「置換されたアルキル」は、アミノ、ジアルキルアミノ、シクロアルキル、ヒドロキシ、オキソ、アルコキシカルボニル、ベンジルオキシ、アリールチオ、アルキルチオ、ヒドロキシアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、カルボキシ、ホスホノオキシ、ジアルキルホスホノオキシ、ジベンジルホスホノオキシ、シアノ、ハロ、トリアルキルシリル、ジアルキルフェニルシリル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロ、ヘテロシクロメチルベンゾイルオキシ、ジアルキルアミノメチルベンゾイルオキシ、ジアルキルアミノアルキルカルボニルオキシ、ベンジルオキシカルボニルアミノアルキルカルボニルオキシ、およびアミノアルキルカルボニルオキシよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基を有する炭素数1−8の直鎖状もしくは分枝鎖状部分でありうる。
「アシル」は、有機酸からヒドロキシル基の除去により誘導されるRがCHであるアセチルの場合のように式RCOを有する指定された炭素数を有する有機基を意味する。
「アリール」は、フェニル、1−または2−ナフチルなどを包含するがそれらに限定されない未置換の炭素環式芳香族基である。「ヘテロアリール」は、1〜3個の環原子が独立したヘテロ原子、例えばS、O、およびNでありそして残りの環原子が炭素である5〜10個の原子を環内に有する環式芳香族基、例えば、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピロイル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、チエニル、フラニル、キノリニル、またはイソキノリニル基など、を指示する。
「置換されたアリール」または「置換されたヘテロアリール」は、ハロゲン、OH、CN、メルカプト、ニトロ、C1−8−アルキル、ハロ−C1−8−アルキル、C1−8−アルコキシ、チオ−C1−8−アルキル、アミノ、C1−8−アルキル−アミン、ジ(C−C−アルキル−)アミノ、ホルミル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、C1−8−アルキル−CO−O−、C1−8−アルキル−CO−NH−、またはカルボキシアミドによる1−3個の水素原子の独立置換により置換されたアリールまたはヘテロアリールを指示する。さらに、置換された−ヘテロアリールはモノ−オキソで置換されて、例えば、4−オキソ−1−H−キノリンを与えることもできる。置換された−ヘテロアリールはまた、置換された−アリールまたは第二の置換されたヘテロアリールで置換されて、例えば、4−フェニル−イミダゾール−1−イルまたは3−ピリジニル−イミダゾール−1−イルなどを与えることもできる。
用語「複素環」、「複素環式」、および「ヘテロシクロ」は、例えば、少なくとも1個の炭素原子を含有する環内に少なくとも1個のヘテロ原子を有する3−〜7−員の単環式、7−〜11−員の二環式、または10−〜15−員の三環式の環系である場合により置換されていてもよい完全飽和、部分的飽和、または非芳香族環式基を指示する。ヘテロ原子を含有する複素環式基の各環は窒素原子、酸素原子、および硫黄原子から選択される1、2、または3個のヘテロ原子を有することができ、ここで窒素および硫黄ヘテロ原子は場合により酸化されていてもよい。窒素原子は場合により第四級化されていてもよい。複素環式基はいずれかのヘテロ原子または炭素原子に結合されうる。
用語「ハロ」または「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを意味する。(モノ−、ジ−、トリ−、およびペル−)ハロ−アルキルは、ハロゲンによる水素原子の独立置換により置換されたアルキル基である。Pは燐を示す。
本発明の化合物はオキサゾリジノン環内で5−位置において非対称性であり、従って光学対掌体として存在する。そのため、それらの光学対掌体、ラセミ体およびラセミ混合物中に存在しうる別の非対称性中心から生ずる全ての可能な光学対掌体、エナンチオマーまたはジアステレオマーも本発明の一部である。対掌体は、例えばエナンチオマー的に純粋な酸のジアステレオマー塩の分別再結晶化の如き当業者に既知である方法により、分離することができる。或いは、対掌体はパークル・カラム(Pirkle column)上でのクロマトグラフィーにより分離することもできる。
語句「製薬学的に許容可能な塩」は、遊離塩基の所望する薬理学的活性を有し且つ生物学的にまたはその他の点で望まれざることのない遊離塩基の塩を示す。これらの塩は無機または有機酸から誘導することができる。無機酸の例は、塩酸、硝酸、臭化水素酸、硫酸、または燐酸である。有機酸の例は、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、琥珀酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、珪皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メチルスルホン酸、サリチル酸などである。適する塩はさらに、無機または有機塩基のもの、例えばKOH、NaOH、Ca(OH)、Al(OH)、ピペリジン、モルホリン、エチルアミン、トリエチルアミンなどである。
種々の量の水を含有する化合物の水和された形態、例えば、水和物、半水和物および1.5水和物、も本発明の範囲内に包含される。
用語「患者」は動物または人工的に変化させた動物を包含するがそれらに限定されない。好ましい態様では、患者は人間である。
用語「薬物−耐性の」または「薬物−耐性」は、現在入手可能な抗微生物剤の存在下でその普遍的有効濃度において生存する微生物の特性を指示する。
本発明の化合物はグラム−陽性およびある種のグラム−陰性細菌に対する抗細菌活性を有する。それらは、人間および動物における細菌感染症の処置のための抗細菌剤として有用である。特に、これらの化合物は黄色葡萄球菌(S.aureus)、表皮葡萄球菌(S.epidermidis)、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)、化膿連鎖球菌(S.pyogenes)、腸球菌種(Enterococcus spp.)、モラクセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis)およびインフルエンザ菌(H.influenzae)に対する抗微生物活性を有する。より特に、これらの化合物は耐性細菌、例えばMRSAおよびGISA、に対して有用であり、そして獲得性耐性機構に対する低い敏感性を有する。
そのような目的にとって好ましい式Iの化合物は、Rが下記のいずれかであるものである:
Figure 2005520815
さらに、そのような目的にとって好ましい式Iの化合物はYが下記のいずれかであるものである:
Figure 2005520815
さらに、そのような目的にとって好ましい式Iの化合物はZが下記のもの:アミノ、ジアルキルアミノ、シクロアルキル、ヒドロキシ、オキソ、アルコキシカルボニル、ベンジルオキシ、アリールチオ、アルキルチオ、ヒドロキシアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、カルボキシ、ホスホノオキシ、ジアルキルホスホノオキシ、ジベンジルホスホノオキシ、シアノ、ハロ、トリアルキルシリル、ジアルキルフェニルシリル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロ、ヘテロシクロメチルベンゾイルオキシ、ジアルキルアミノメチルベンゾイルオキシ、ジアルキルアミノアルキルカルボニルオキシ、ベンジルオキシカルボニルアミノアルキルカルボニルオキシ、およびアミノアルキルカルボニルオキシよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基を有するプロパルギル、アリル、アレニル、N−アルキルチオカルバモイル、アルキル、ヘテロアリール、置換された−ヘテロアリール、または置換された−アルキルのいずれかであるものである。
特に好ましい式Iの化合物は、Zがプロパルギル、アリル、アレニル、N−アルキルチオカルバモイル、エチル、イソプロピル、t−ブチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,2,2−トリフルオロエチル、シアノメチル、2−シアノエチル、シクロプロピルメチル、2−オキソプロピル、メチルチオメチル、2−メチルチオエチル、メチルスルホニルメチル、2−メチルスルホニルエチル、メチルスルフィニルメチル、t−ブトキシカルボニルメチル、2−カルボキシエチル、2−(ジ−t−ブチルホスホノオキシ)エチル、2−(ジベンジルホスホノオキシ)エチル、2−ホスホノオキシエチル、2−アミノエチル、2−(ジエチルアミノ)エチル、2−(ジメチルアミノ)エチル、2−(4−モルホリニル)エチル、2−(4−チオモルホリニル)エチル、トリメチルシリルメチル、ジメチルフェニルシリルメチル、ベンジルオキシメチル、ベンジル、5−テトラゾリルメチル、2−ピリジルメチル、2−ピリジルメチル、2−オキシラニルメチル、2−オキソオキサゾリジン−5−イルメチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシ−3−(1−ピペリジニル)プロピル、2−ヒドロキシ−3−(4−モルホリニル)プロピル、2−ヒドロキシ−3−フェニルチオプロピル、2−ヒドロキシ−3−エチルチオプロピル、2−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシエチルチオ)プロピル、3−[4−(1,1−ジオキソチオモルホリニル)]−2−ヒドロキシプロピル、3−エチルスルフィニル−2−ヒドロキシプロピル、2−[4−(4−モルホリニルメチル)ベンゾイルオキシ]エチル、2−[4−(ジメチルアミノメチル)ベンゾイルオキシ]エチル、2−[4−(4−メチル−1−ピペラジニルメチル)ベンゾイルオキシ]エチル、2−(ジメチルアミノアセトキシ)エチル、2−[2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−メチルブチリルオキシ]エチル、2−(2−アミノ−3−メチルブチリルオキシ)エチル、2−ピリジニル、ピリダジニル、および2−ピリミジニルよりなる群から選択されるものである。
本発明の具体例は下記の化合物:
N−[[(5S)−3−[4−(1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
N−[[(5S)−3−[4−(1,3−ジヒドロ−2H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
N−[[(5S)−3−[3−フルオロ−4−(5−オキシド−2H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
N−[[(5S)−3−[4−(5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
N−[[(5S)−3−[4−(1,3−ジヒドロ−1−オキソ−2H−イソインドール−2−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、および
(5R)−3−[4−(5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6−イル)−3−フルオロフェニル]−5−(ヒドロキシメチル)−2−オキサゾリジノン、
N−[[(5S)−3−[4−[2,6−ジヒドロ−2−(2−ヒドロキシエチル]ピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(4H)−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
N−[[(5S)−3−[4−[2,6−ジヒドロ−2−[(2R)−2,3−ジヒドロキシプロピル]ピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(4H)−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
N−[[(5S)−3−[4−[2,6−ジヒドロ−2−[(2S)−2,3−ジヒドロキシプロピル]ピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(4H)−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
N−[[(5S)−3−[4−(2,6−ジヒドロ−2−プロパルギルピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(4H)−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
N−[[(5S)−3−[4−(2,6−ジヒドロ−2−シアノメチルピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(4H)−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
を包含する。
本発明の主題である式Iの化合物は、容易に入手可能な出発物質、例えばイソインドール(ガウリー(Gawley)他、J.Org.Chem.、1988、53:5381)、6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−c]ピリジンおよび6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン(ペターセン(Petersen)他に対する米国特許第5,371,090号明細書)、から当該技術で既知である合成方法に従って製造することができる。代表的工程をスキームI−Vに概略記述する:
Figure 2005520815
スキームIに従い、一般式IVの二環式複素環を適当な塩基および溶媒、例えばジイソプロピルアミンおよび酢酸エチル、の中で置換されたニトロベンゼン誘導体(Lは適当な脱離基、例えばハロゲンまたはトリフルオロメタンスルホニルオキシ、である)で処理して、置換されたニトロフェニル化合物Vを与える。
ニトロフェニル化合物Vを次に適当な反応により、例えばSnClを用いる処理によりまたは適当な触媒、例えば炭素上パラジウム、の存在下における接触水素化により、アニリンに還元する。アニリンを次にクロロ蟻酸ベンジルまたはメチルおよび炭酸水素ナトリウムで処理して対応するカルバミン酸ベンジルまたはメチル誘導体VIを生成する。
CbzアニリンVIを次にリチウム塩基、例えばn−ブチルリチウム、を用いて脱プロトン化しそして(R)−酪酸グリシジルと反応させてオキサゾリジノンVIIを与える。ヒドロキシメチル基を次に、スキームIに示されているようにメシレートの製造、アジドVIIへの転化、および例えば水素化の如き適当な工程によるアミンIXへの還元により、アミンに転化することができる。或いは、カリウムフタルイミドによるメシレート(スキームII)または適当な脱離基、例えばトシレートまたは塩素、の置換並びにヒドラジノ分解によるフタロイル保護基の除去がアミンIXを与えるであろう。アミンIXを当該技術で既知の技術、例えばピリジンの如き塩基の存在下における無水酢酸による処置、を用いるアシル化反応によりアミドXに転化させることができる。或いは、アミンIXをクロロ蟻酸メチルおよびピリジンを用いる処理によりカルバメートXIに転化させることができ、或いは不活性溶媒中でピリジンのような有機塩基の存在下で塩化スルホニルと反応させてスルホンアミドXIIを生成することもできる。
Figure 2005520815
Figure 2005520815
R=O−ヘテロアリールであるオキサゾリジオン(XIII)の生成のためには、オキサゾリジノンカルビノールVIIを対応するメシレートまたは他の適当な脱離基に転化させそして塩基の存在下でHO−Het(適当なヒドロキシル含有複素環)とまたは適当な溶媒、例えばDMFもしくはアセトニトリル、中で予め製造されたアルコキシドとしてのHO−Hetと反応させることができる(スキームIII)。或いは、ミツノブ条件を使用して適当な溶媒、例えばTHF、中で適当な温度、好ましくは室温、においてトリフェニルホスフィンおよびアゾジカルボン酸ジイソプロピル(DIAD)で処理することによりVIIをHO−複素環と結合させることができる。反応条件および主要な文献はグラベストック(Gravestock)他の国際公開第99/64416に見出すことができる。
さらに、VIIを適当な非親核性塩基、例えばNaH、を用いて処理することにより、適当な反応性アザ−複素環(LG−Het)から脱離基(LG)、例えば塩素または臭素、の置換を行なうこともできる(スキームIII)。
Figure 2005520815
構造XIVの化合物はスキームIVに示されているようにして製造することができる。アミンIXを、適当な溶媒、例えばトルエンまたはメタノール、中での触媒(例えばAgNO)の存在下または不存在下での0−110℃の温度における活性化されたイミン類(ここでQは脱離基、例えばメチルチオまたはメトキシ、である)との反応により種々の官能化されたアミジン類に転化させることができる。
Figure 2005520815
スキームVに従い、ピロリジノンXV(国際公開第96/13502号パンフレットのようにして製造される)を最初にメトキシ−ビス(ジメチルアミン)または他の活性化されたジメチルホルムアミド試薬と反応させそして、次に、適当な溶媒(例えばDMFおよびベンゼン)中で置換されたアミジン類と共に加熱してピロロピリミジンオキサゾリジノン類、例えばXVI、を生成するか、或いは置換されたヒドラジン類と共に加熱してピロロピラゾールオキサゾリジノン類、例えばXVII、を生成する。ブライティ(Brighty)他の米国特許第5037834A明細書に従うピロリジノンXVのエナミン、アルコキシメチレンまたはアルコキシカルボニル誘導体の生成もこれらの系統への到達を可能にするであろう。
Figure 2005520815
スキームVIに示されているように、構造XIXを有する化合物は例えば塩化メチレンの如き適当な溶媒中での適当な酸化剤(例えば二酸化マンガン、ペルオキシ酢酸、DDQまたは空気)を用いる種々の化合物XVIIIの酸化により得られうる。
Figure 2005520815
スキームVIIにおける構造XXIIのオキソ−誘導体(X=O、Y=HまたはX=H、Y=O)は、1,2−アリールジカルボキシアルデヒド類(ここではXXI、U=H)を酸、例えば酢酸、の存在下で、適当な溶媒、例えば塩化メチレン、中でアニリンXX(国際公開第96/23788号パンフレットのようにして製造される)と反応させることにより作成することができる。ジ−オキソ−誘導体(構造XXII、ここでX=Y=O)は、アニリンXXと適当な脱離基を有する選択された1,2−アリールジカルボニル試薬(XXI、ここでU=Cl、Br、など)との反応から製造される。
Figure 2005520815
構造XXIVおよびXVIIの化合物はスキームVIIIに示されているようにして製造することができる。ピラゾールXXIIIを、塩基、例えばカリウムtert−ブトキシド、水素化ナトリウム、または炭酸セシウム、およびアルキル化剤、例えばアルキルハライド、との反応により、位置異性体状のアルキル化されたピラゾール類に転化させうる。
Figure 2005520815
ピラゾールXXVを、適当な脱離基、例えばメシレートまたはハライド、へのヒドロキシル基の転化、並びに親核性物質、例えばアミン、チオールなど、による置換によりさらに官能化させて(スキームIX)、置換されたピラゾール類、例えばXXVI(ここでXは窒素、硫黄などを表す)、を与える。
Figure 2005520815
より大きい水溶性を有する種々の誘導体[アミノ酸(XXVII)、燐酸エステル(XXVIII)および置換された安息香酸(XXIX)]はスキームXに示されているようにして製造することができる。ピラゾールXXVとアミノ酸誘導体との結合は、結合剤、例えばEDClおよびDMAP、を用いて行なうことができる。結合後に、(所望するなら)アミノ酸保護基を当業者に既知である標準的文献方法により除去することができる。燐酸エステル誘導体XXVIIは三段階工程によりピラゾールXXVと亜燐酸ジアルキル(ジアルキルアミノ)およびテトラゾールとの反応、メタ−クロロペルオキシ安息香酸を用いる燐の酸化、および塩化メチレン中での酸、例えばTFA、を用いるtert−ブチル保護基の除去を介して製造することができる。水溶性安息香酸誘導体XXIXは、塩基としてのトリエチルアミンを用いるピラゾールXXVと2−(クロロメチル)ベンゾイルクロリドとの最初の結合、および触媒としてのヨウ化ナトリウムを使用するアミン、例えばモルホリン、ジメチルアミンなどによるハライドの次の置換により、製造することができる。
Figure 2005520815
置換された2−ヒドロキシプロピルピラゾール類は、例えばXXXIの如きピラゾール類(ここでXは窒素、硫黄などを表す)を与えるための種々の親核性物質、例えばアミン、チオールなどを用いる化合物XXXのエポキシド官能基に対する作用により、製造することができる(スキームXI)。Xが不活性結合基を表す化合物XXXIIにより表示される硫黄含有同族体(スキームXII)を、酸化剤、例えばメタ−クロロペルオキシ安息香酸またはテトラブチルアンモニウムオキソン、との反応によりさらに官能化させて、例えばXXXIIIの如きスルホキシドまたはスルホン同族体を与えることができる。
Figure 2005520815
テトラゾールXXXVは、ニトリルXXXIVとアジドトリメチルシランとの反応により製造することができ、そして触媒性酸化ジブチル錫がテトラゾールを与える(スキームXIII)。
Figure 2005520815
定義
全ての温度は摂氏温度である。
食塩水は飽和塩化ナトリウム水溶液を指示する。
DMFはN,N−ジメチルホルムアミドを指示する。
THFはテトラヒドロフランを指示する。
Cbzはカルボベンジルオキシを指示する。
n−BuLiはn−ブチルリチウムを指示する。
MSはm/eまたは質量/充填単位として表示される質量分光計を指示する。
[M+H]は親および水素原子の正イオンを指示する。
エーテルはジエチルエーテルを指示する。
RTは室温を指示する。
Mpは融点を指示する。
CHClは塩化メチレンを指示する。
NaOHは水酸化ナトリウムを指示する。
MeOHはメタノールを指示する。
EtOAcは酢酸エチルを指示する。
pptは沈澱を指示する。
これらの化合物は、敏感性および薬物耐性細菌病原体、例えば黄色葡萄球菌、表皮葡萄球菌、肺炎連鎖球菌、化膿連鎖球菌、腸球菌種、モラクセラ・カタラーリスおよびインフルエンザ菌、に対する抗微生物活性を有する。これらの化合物は薬物耐性グラム−陽性球菌、例えばメチシリン−耐性黄色葡萄球菌およびバンコマイシン−耐性腸球菌に対して特に有用である。これらの化合物は、地域−獲得性肺炎、上部および下部呼吸管感染症、皮膚および軟組織感染症、病院−獲得性肺感染症、骨および関節感染症、並びに他の細菌感染症の処置において有用である。
最小抑制濃度(MIC)は当該技術で広く使用されているインビトロ抗細菌活性の指示値である。化合物のインビトロ抗微生物活性は、研究室標準用国内委員会(National Committee for Laboratory Standards)(NCCLS)からの試験方法に従う極小希釈ブロス方法(microdilution broth method)により測定された。この方法は、引用することにより本発明の内容となるNCCLS文書M7−A4、17巻、No.2、「好気的に成長する細菌に関する希釈抗微生物敏感性試験方法(Methods for Dilution Antimicrobial Susceptibility Test for Bacteria that Grow Aerobically)−第4版」に記載されている。
この方法では、カチオン調節されたミュラー−ヒントン(Mueller−Hinton)ブロス中での薬品の二倍系列希釈物を極小希釈トレー内のウエルに加える。活発に成長するブロス培養物の懸濁度を調節してそれをウエルに加えた後の試験有機体の最終濃度が約5×10CFU/ウエルであるようにすることにより、試験有機体を製造する。
極小希釈トレーの接種後に、トレーを35℃で16−20時間にわたりインキュベートしそして次に読み取る。MICは、試験有機体の成長を完全に阻止する試験化合物の最低濃度である。試験化合物を含有するウエル内の成長量を各トレー中で使用した成長−対照ウエル(試験化合物なし)内の成長量と比較する。表1に示されるように、本発明のある種の化合物を種々の病原性細菌に対して試験して、試験した有機体によるが、1〜128μg/mLの活性範囲を生ずる。黄色葡萄球菌OC2878はMRSAであり、そしてE.ファエシウムOC3312はバンコマイシン耐性腸球菌である。
Figure 2005520815
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Figure 2005520815
本発明はさらに、動物に本発明の化合物を単独でまたは別の抗細菌剤と混合して本発明に従う薬品の形態で投与することを含んでなる、細菌感染症により引き起こされるかまたはそれに起因する症状を有する患者において細菌性感染症を処置するかまたは他の抗細菌剤の活性を増強もしくは強化させる方法も提供する。「処置する」および「処置」の用語は、製薬学的に有効な量の1種もしくはそれ以上のここに開示された化合物を含有する組成物を細菌成長の抑制を所望する患者に対して、同時に、別個にまたは連続的に投与することを包含する。本発明を処置のために実施するのに使用される化合物の製薬学的に有効な量は、投与方法、処置する患者の年齢、体重、および全体的健康状態により変動し、そして最終的には医師または獣医師により決められるであろう。
本発明の化合物は例えば人間の如き患者に対して処置しようとする症状に適するいずれかの方式により投与することができ、適する方式は経口、直腸、鼻、局部(頬および舌下を包含する)、膣並びに非経口(皮下、筋肉内、静脈内、皮内、髄腔内および硬膜外)を包含する。好ましい方式は、例えば、賦形剤の条件並びに製造および投与の容易さにより変動しうる。
化合物が上記用途のために使用される場合には、それらを1種もしくはそれ以上の製薬学的に許容可能な担体、例えば溶媒、希釈剤など、と組み合わせることができ、そして経口的に例えば錠剤、カプセル剤、分散性粉剤、粒剤、または例えば約0.5%〜5%の懸濁化剤を含有する懸濁剤、例えば約10%〜50%の糖を含有するシロップ剤、および例えば約20%〜50%のエタノールを含有するエリキシル剤などの如き形態で、または非経口的に等張性媒体中に約0.5%〜5%の懸濁化剤を含有する殺菌性注射溶液もしくは懸濁剤の形態で投与することができる。これらの製薬調剤は、例えば0.5%から約90%までの、より一般的には5%〜60重量%の間の活性成分を担体と組み合わせて含有することができる。
局部適用のための組成物は、治療的に有効な濃度の本発明の化合物を皮膚学的に許容可能な担体と混合して含有する液体、クリームまたはゲルの形態をとることができる。
組成物を経口薬用量形態で製造する際には、一般的な薬剤媒体のいずれでも使用することができる。活性成分の性質および所望する特定の投与形態に適するように、固体担体は澱粉、ラクトース、燐酸二カルシウム、微結晶性セルロース、スクロースおよびカオリンを包含し、液体担体は殺菌水、ポリエチレングリコール類、非イオン性界面活性剤並びに食用油、例えばトウモロコシ、ピーナッツおよびゴマ油、を包含する。薬剤組成物の製造で一般に使用される助剤、例えば香味剤、着色剤、防腐剤、並びに酸化防止剤、例えば、ビタミンE、アスコルビン酸、BHTおよびBHAを有利には包含することができる。
製造および投与の容易さの観点から好ましい薬剤組成物は、固体組成物、特に錠剤および硬質充填または液体充填カプセル剤である。化合物の経口投与が好ましい。これらの活性化合物は非経口的にまたは腹腔内に投与することもできる。遊離塩基または薬理学的に許容可能な塩としてのこれらの活性化合物の溶液または懸濁液は適切には界面活性剤、例えばヒドロキシプロピルセルロース、と混合されている水の中で製造することができる。分散液をグリセロール、液体ポリエチレングリコール類およびそれらの油中混合物の中で製造することもできる。貯蔵および使用の一般的条件下で、これらの調剤は微生物の成長を防止するために防腐剤を含有することができる。
注射使用に適する薬剤形態は殺菌性水溶液または分散液および殺菌性注射溶液または分散液のその場での処方通りの製造用の殺菌性粉剤を包含する。全ての場合、この形態は殺菌性でなければならずしかも易注射性が存在する程度まで流体性でなければならない。それは製造および貯蔵条件下で安定でなければならずしかも例えば細菌およびカビの如き微生物の汚染作用に対して防止されなければならない。担体は、例えば、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコールおよび液体ポリエチレングリコール)、それらの適当な混合物、並びに植物油を含有する溶媒または分散媒体でありうる。
使用される活性成分の有効薬用量は、使用する特定の化合物、投与方式および処置する症状の重篤度によって変動しうる。しかしながら、一般的に、本発明の化合物は好ましくは1日に2〜3回の分割薬用量で与えられる約0.1mg/kg〜約400mg/kgの動物体重の1日薬用量で、または持続放出形態で与えられる。ほとんどの大型哺乳動物に関しては、合計1日薬用量は約0.07g〜7.0g、好ましくは約100mg〜1000mgである。内部使用に適する薬用量形態は、固体または液体の製薬学的に許容可能な担体と密に混合された約100mg〜500mgの活性化合物を含んでなる。この薬用量処方を調節して最適な治療応答を与えることができる。例えば、1日当たり数回の分割薬用量を投与することができ、或いは薬用量を治療状況の緊急性により指示されて比例して減少させることができる。
上記の薬剤組成物および薬品の製造は当該技術で既知のいずれかの方法により、例えば、1種もしくは複数の活性成分を1種もしくは複数の希釈剤と混合して薬剤組成物(例えば顆粒)を製造しそして次にこの組成物を薬品(例えば錠剤)に成形することにより、行なわれる。
以下の実施例は本発明の代表的化合物の化学合成を詳細に記述する。工程が説明されており、そしてそれらが示している化学反応および条件により本発明が限定されるとみなすべきでない。これらの反応で得られる収率を最適化するための試みはなされておらず、そして反応時間、温度、溶媒、および/または試薬における変動が収率を増加させうることは当業者に明らかであろう。
(5R)−3−[4−(1,3−ジヒドロ−1−オキソ−2H−イソインドール−2−イル)−3−フルオロフェニル]−5−(ヒドロキシメチル)−2−オキサゾリジノン
Figure 2005520815
R.E.ガウレイ(Gawley)、S.R.チェンバーカー(Chemburkar)、A.L.スミス(Smith)、T.V.アンクルカー(Anklekar)、J.Org.Chem.1988、53、5381の方法を用いてイソインドリンを合成した。
段階1:
Figure 2005520815
酢酸エチル中の3,4−ジフルオロニトロベンゼン(3.02mL、27.3ミリモル)に室温でジイソプロピルエチルアミン(5.03mL、28.9ミリモル)および次にイソインドリン(3.50g、29.4ミリモル)を加えそして一晩攪拌した。黄色沈澱(ppt)が生成しそしてフィルター上で集め、水およびエーテルで洗浄しそして真空炉(30℃)中で乾燥して、生成物を明るい黄色固体(6.69g、95%収率)として与えた。融点=200−202℃。MS(M+1)=327m/z。
段階2:
Figure 2005520815
エタノール(100mL)中の上記のニトロ化合物(2.62g、10.2ミリモル)にSnCl(9.84g、50.9ミリモル)を加え、そして16時間にわたり還流させた。室温への冷却後に、反応混合物を10%水性NaOH(300mL)に加えそしてCHCl(6×50mL)で抽出した。一緒にした有機洗浄液を食塩水(100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥しそして濃縮して2.63gのオリーブグリーン色固体(アニリン)を与え、それをさらなる精製なしに使用した。アセトン(150mL)および水(20mL)中のこのアニリンにNaHCO(1.84g、21.9ミリモル)および次にクロロ蟻酸ベンジル(1.68mL、11.8ミリモル)を加えた。一晩攪拌した後に、混合物を氷水(100mL)中に注ぎそして生じた黄褐色沈澱をフィルター上で集め、水で洗浄しそして真空中で乾燥して、Cbzアニリンを黄褐色固体(3.50g、95%収率)として与えた。融点146−148℃。MS(M+1)=363m/z。
段階3:
THF(10mL)中の上記のCbzアニリン(0.74g、2.04ミリモル)に−78℃でn−BuLi(2.5M、0.82mL、2.05ミリモル)を滴下した。40分間攪拌した後に、THF(0.5mL)中の(R)−酪酸グリシジル(0.31mL、2.10ミリモル)を滴下しそして生じた混合物を一晩にわたり自然に室温に暖めた。白色沈澱が生成しそしてフィルター上で集めそして水およびエーテルで洗浄した。溶離剤として25%酢酸エチル/ヘキサンを用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーが生成物を白色固体(0.58g、87%収率)として与えた。MS(M+1)=329m/z。
(5R)−3−[4−(1,3−ジヒドロ−1−オキソ−2H−イソインドール−2−イル)−3−フルオロフェニル]−5−[[(メチルスルホニル)オキシ]メチル]−2−オキサゾリジノン
Figure 2005520815
DMF(10mL)およびアセトニトリル(10mL)中の実施例1からのオキサゾリジノンカルビノール(0.58g、1.79ミリモル)に0℃でトリエチルアミン(0.74mL、5.31ミリモル)および10分後にメタンスルホニルクロリド(0.28mL、3.62ミリモル)を加えた。反応混合物を1時間にわたり室温に自然に暖めた後に出発物質が依然として存在していたため、冷却並びにトリエチルアミン(0.37mL、2.65ミリモル)およびメタンスルホニルクロリド(0.14mL、1.81ミリモル)の添加を繰り返した。混合物を水(50mL)中に注ぎそしてCHCl(6×20mL)で抽出し、食塩水(4×10mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮して、粗製生成物を褐色油(0.95g)として与えた。MS(M+1)=407m/z。
(5R)−5−(アジドメチル)−3−[4−(1,3−ジヒドロ−1−オキソ−2H−イソインドール−2−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキサゾリジノン
Figure 2005520815
DMF(25mL)中の実施例2からのメシレート(0.95g、1.78ミリモル)にナトリウムアジド(0.47g、7.23ミリモル)を加えそして16時間にわたり70℃に加熱した。室温に冷却した後に、水を加えそして混合物を酢酸エチル(6×25mL)で抽出し、食塩水(4×10mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮して、0.48gの黄褐色固体を与えた。MS(M+1)=354m/z。
N−[[(5S)−3−[4−(1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
Figure 2005520815
化合物1
酢酸エチル(25mL)中の実施例3からのアジドをパルフラスコ中に入れそして15分間にわたり窒素を泡立たせ、そこで10%Pd/C(0.15g、0.14ミリモル)を加えた。混合物を50psiのH(g)で加圧しそして16時間にわたり振り、そこで追加量の10%Pd/C(0.15g、0.14ミリモル)を加えそして混合物をさらに6時間にわたり振った(この時点で、MS(M+1)=328m/z)。混合物を窒素下に入れた後に、ピリジン(0.22mL、2.72ミリモル)および次にAcO(0.51mL、5.30ミリモル)を加えそして混合物を2時間にわたり攪拌した。混合物をセライトを通して濾過し、酢酸エチル(100mL)で洗浄し、濃縮し、そしてシリカ上でクロマトグラフィーにかけ(勾配溶離1%−5%MeOH/CHCl)そして次に酢酸エチル(3×3mL)と共に粉砕して、0.19gの白色固体(化合物1、4段階に関して29%収率)を与えた。融点240−242℃。MS(M+1)=370m/z。
Figure 2005520815
化合物2
段階1:
Figure 2005520815
6,7−ジヒドロ−6−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン: DMF(1.2L)中の6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(ピーターセン(Petersen)他により(バイエル(Bayer))欧州特許第0520277A2号明細書に記載されている通りのもの)(42.8g、222ミリモル)に2,4−ジフルオロニトロベンゼン(25mL、224ミリモル)を加えた。混合物を60℃に加熱しそしてDIPEA(195mL、1.12モル)を添加漏斗から2時間にわたり滴下した。一晩加熱した後に、反応混合物を室温に冷却し、水(3L)中に注ぎ、濾過しそして真空炉(50℃)中で乾燥して、黄緑色固体(53.8g、94%収率)を与えた。MS(M+1)=260m/z。
段階2:
Figure 2005520815
6,7−ジヒドロ−6−(2−フルオロ−4−アミノフェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン: THF(175mL)およびメタノール(600mL)中の上記のニトロ化合物(53.8g、208ミリモル)に蟻酸アンモニウム(59.0g、907ミリモル)を加えた。窒素を反応物中に約30分間にわたり泡立たせ、そこで10%Pd/C(2.20g、21ミリモル)を加えた。室温で窒素の雰囲気下で一晩攪拌した後に、反応混合物をセライトのパッドを通して濾過し、メタノール(400mL)で充分洗浄し、そして約200mLの量に濃縮した。水(300mL)を加えそして混合物を酢酸エチル(5×200mL)で抽出した。一緒にした有機層を食塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し、そしてさらなる精製なしに次の段階で直接使用した。MS(M+1)=230m/z。
段階3:
Figure 2005520815
6,7−ジヒドロ−6−(2−フルオロ−4−(アミノカルボキシベンジル)フェニル)−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン: アセトン(1L)および水(160mL)中の上記のアニリン(〜280ミリモル)を0℃に冷却し、そこで炭酸水素ナトリウム(37.4g、445ミリモル)を加え、引き続きクロロ蟻酸ベンジル(34.2mL、228ミリモル)を滴下した。反応混合物を自然に室温に暖めそして一晩攪拌すると、pptが生成した。反応物を氷水(2L)中に注ぎそして生じた沈澱を濾過により集めた。固体を水で洗浄しそして真空炉(50℃)中で乾燥して、Cbz誘導体(73.0g、97%収率)を淡桃色粉末として与えた。MS(M+1)=364m/z。
段階4:
(化合物2)。 THF(1L)中の上記のCbz誘導体(40.8g、112ミリモル)を窒素雰囲気下で−78℃に冷却した。この混合物にn−BuLi(2.5M、45.8mL、114.5ミリモル)を注射器を通して15分間にわたり滴下した。反応物を室温に暖めそしてそのまま45分間攪拌し、その後に再び−78℃に冷却した。この時点で(R)−酪酸グリシジル(17.2mL、117ミリモル)を加えそして反応混合物を一晩にわたり自然に室温に暖め、その期間中に沈澱が生成した。pptを集め、数部分のエーテル(5×100mL)で洗浄しそして真空炉(50℃)中で乾燥して、40.6gのリチウムアルコキシドのエーテル溶媒和物を黄褐色のふわふわした粉末として与えた。この物質を次に数部分の水(4×200mL)で洗浄しそして真空炉(50℃)中で乾燥してオキサゾリジノンアルコール(34.1g、92%収率)を黄褐色の顆粒状固体として与えた。融点=208−212℃、分解。MS(M+1)=330m/z。
Figure 2005520815
オキサゾリジノンメシレート。 上記のオキサゾリジノンカルビノール(実施例4から)(33.8g、103ミリモル)をDMF(1.25L、予め窒素で脱気された)中に室温で窒素雰囲気下で懸濁させた。トリエチルアミン(50mL、360ミリモル)を加え、引き続きメタンスルホニルクロリド(13.5mL、174ミリモル)を滴下した。3時間攪拌した後に、反応混合物を水(200mL)中に注ぎそして塩化メチレン(1L)を加えた。pptを濾別し、水(3×200mL)で洗浄しそして真空炉(50℃)中で乾燥して、メシレートを黄褐色固体(28.1g、67%)として与えた。有機層を乾燥し(NaSO)、濾過しそして蒸発させて、メシレート(11.7g、28%収率)を黄褐色固体として与えた。同定された両者はMS(M+1)=408m/zを有する。
Figure 2005520815
オキサゾリジノンアジド。 予め窒素を用いて脱気された無水DMF(1L)中の上記のメシレート(実施例5から)(27.8g、68.2ミリモル)およびナトリウムアジド(17.7g、271ミリモル)を6時間にわたり窒素雰囲気下で95℃に加熱した。冷却後に、混合物を攪拌されている氷水(2L)中に注ぎそして綿状の白色pptを生成した。pptをフィルター上で集めそして水(4×200mL)で洗浄し、真空炉(50℃)中で乾燥して、アジドを淡ベージュ色固体(22.7g、94%収率)として与えた。融点=175−180℃、分解。MS(M+1)=355m/z。
Figure 2005520815
化合物3
オキサゾリジノンアセトアミド。 DMF(400mL)およびTHF(500mL)中に溶解させた上記のアジド(実施例6から)(21.67g、61.16ミリモル)を窒素を用いて30分間にわたり脱気し、そこで10%Pd/C(4.74g、4.4ミリモル)を加えそして反応物をパル装置(60psiの水素)上で14時間にわたり水素化した。反応混合物をパル装置から除去しそして窒素雰囲気下に入れ、そこでピリジン(5.44mL、67.3ミリモル)および無水酢酸(6.35mL、67.3ミリモル)を加えた。1時間攪拌した後に、反応混合物をセライトのパッドを通して濾過し、メタノールおよび次に大量の50%MeOH/CHCl(約2L)で充分洗浄した。濾液を蒸発させて、DMF中の粗製アセトアミドを与えた。混合物を水(2L)にゆっくり加えそしてpptをフィルター上で集め、水(5×400mL)で洗浄しそして真空炉(50℃)中で乾燥して、アセトアミドを分析的に純粋な白色固体(14.2g、63%収率)として与えた。一緒にした濾液を塩化メチレン(5×200mL)で抽出し、NaSO上で乾燥しそして濃縮した。水を残渣に加えそして生じたpptを濾別しそして真空炉(50℃)中で乾燥して、アセとアミドの第二収量を淡黄褐色のふわふわした固体(5.61g、25%)を与えた。分析的に純粋な物質に関する融点=229−230℃、分解。MS(M+1)=371m/z。
Figure 2005520815
化合物4
実施例8からの上記のアセトアミド(2.51g、6.78ミリモル)をCHCl中に加えそしてMnO(23.9g、234ミリモル)を加えた。一晩攪拌した後に、反応混合物をセライトを通して濾過し、濃縮しそしてシリカ上で溶離剤として10%MeOH/CHClを用いるクロマトグラフィーにかけて、生成物を淡黄色固体(0.48g、19%収率)として与えた。融点=220−225℃、分解。MS(M+1)=369m/z。
Figure 2005520815
化合物5
オキサゾリジノン生成において(S)−酪酸グリシジルを使用したこと以外は実施例8の通りにして化合物5を製造した。生成物を淡黄褐色固体として単離した。融点=227−230℃、分解。MS(M+1)=371m/z。
Figure 2005520815
化合物6酸化されたエナンチオマー
化合物6を実施例9の通りにして製造しそして淡黄色固体として単離した。融点=181−185℃、分解。MS(M+1)=369m/z。
Figure 2005520815
化合物7
DMF中の5−ヒドロキシイソキサゾール(Chem Pharm Bull 1966、14(11)、1277の通りにして製造された)(0.174g、2.04ミリモル)にNaH(油中60%)(0.105g、2.62ミリモル)を加えた。30分間攪拌した後に、メシレート(実施例6から)(0.744g、1.82ミリモル)を1回で加えそして混合物を60℃で一晩攪拌した。室温に冷却した後に、水を加えそしてpptをフィルター上で集め、空気乾燥しそしてシリカ上で溶離剤として2.5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を白色固体(0.140g、19%収率)として与えた。融点=182−185℃。MS(M+1)=397m/z。
Figure 2005520815
化合物8
上記のオキサゾリジノン(実施例12から)(0.264g、6.66ミリモル)をCHCl中に加えそしてMnO(1.66g、16.2ミリモル)を2部分で2日間にわたり加えた。2日間攪拌した後に、反応混合物をセライトを通して濾過し、濃縮しそしてシリカ上で溶離剤として10%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を淡黄色固体(0.086g、32%収率)として与えた。融点=133−135℃。MS(M+1)=395m/z。
Figure 2005520815
化合物9
DMF(5mL)中のNaH(油中60重量%)(0.03g、0.76ミリモル)にオキサゾリジノンカルビノール(実施例5から)(0.23g、0.71ミリモル)を4部分で加えた。30分間攪拌した後に、2−クロロプラジン(0.065mL、0.71ミリモル)を注射器を介して加えそして室温で一晩攪拌した。水を加えそしてpptをフィルター上で集め、空気乾燥しそしてシリカ上で溶離剤として5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を白色固体(0.067g、23%収率)として与えた。融点=225−230℃。MS(M+1)=408m/z。
Figure 2005520815
化合物10
CHCl(5mL)中の上記のオキサゾリジノン(実施例14から)(0.024g、0.058ミリモル)にMnO(0.07g、0.7ミリモル)を加えた。一晩攪拌した後に、反応混合物をセライトを通して濾過しそして濃縮して、生成物を非常に淡い黄色固体(0.015g、64%収率)として与えた。融点=192−194℃。MS(M+1)=406m/z。
Figure 2005520815
化合物11
THF(8mL)中のオキサゾリジノンカルビノール(実施例5で製造された)(330mg、1.0ミリモル)、トリフェニルホスフィン(260mg、1.1ミリモル)および4−ヒドロキシ−1,2,5−チアジアゾール(100mg、1.0ミリモル)(米国特許第3,391,150号明細書[7/2/68]の通りにして製造された)の懸濁液にジイソプロピルアゾジカルボキシレート(0.20mL、1.1ミリモル)を加えた。室温で一晩攪拌した後に、反応混合物を濾過し、メタノールで洗浄し、そして空気乾燥して、黄色の結晶性固体(60mg、15%収率)を与えた。融点=185−187℃。MS(M+1)=414m/z。
Figure 2005520815
化合物12
CHCl(1.0mL)中に懸濁させたオキサゾリジノン(実施例16で製造された)(160mg、0.39ミリモル)にMnO(4日間にわたる150mgの4回添加)を加えた。反応混合物をセライトの栓を通して濾過し、CHCl(15mL)で洗浄し、そして減圧下で濃縮して、生成物を白色結晶性固体(63mg、40%収率)として与えた。融点=185−188℃。MS(M+1)=412m/z。
Figure 2005520815
化合物13
メタノール(1.0mL)中に懸濁させたアミン(実施例8で製造された)(100mg、0.30ミリモル)および炭酸カリウム(100mg、0.72ミリモル)に塩化プロピオニル(50mg、0.54ミリモル)を加えた。80℃において一晩攪拌した後に、反応混合物を冷却しそして水を加えた。沈澱を濾別し、メタノールで洗浄しそして空気乾燥して、褐色の結晶性固体(15mg、13%収率)を与えた。融点110−112℃。MS(M+1)=385m/z。
Figure 2005520815
化合物14
CHCl(1.0mL)中に懸濁させたアミド(実施例18で製造された)(15mg、0.04ミリモル)にMnO(200mg)を室温で加えた。一晩攪拌した後に、反応混合物をセライトの栓を通して濾過し、CHCl(10mL)で洗浄し、そして減圧下で濃縮して、生成物を淡褐色結晶性固体(1.6mg、8%収率)として与えた。MS(M+1)=383m/z。
Figure 2005520815
化合物15
メタノール(1.0mL)中に懸濁させたアミン(実施例8で製造された)(60mg、0.18ミリモル)および酢酸カリウム(60mg、0.61ミリモル)にシクロプロピルカルボニルクロリド(120mg、1.15ミリモル)を加えた。室温で一晩攪拌した後に、反応混合物を濾過し、メタノールですすぎ、そして次に減圧下で濃縮乾固した。生じた固体残渣を水と共に粉砕しそして濾過して、生成物を褐色の結晶性固体(36mg、50%収率)として与えた。融点=235−240℃。MS(M+1)=397m/z。
Figure 2005520815
化合物16
CHCl(1.0mL)中に懸濁させたアミド(実施例20で製造された)(36mg、0.09ミリモル)にMnO(3日間にわたる3部分の100mg)を室温で加えた。反応混合物をセライトの栓を通して濾過し、CHCl(10mL)で洗浄し、そして減圧下で濃縮して、生成物を灰白色結晶性固体(3mg、8%収率)として与えた。MS(M+1)=395m/z。
Figure 2005520815
化合物17
メタノール(1.0mL)中に懸濁させたアミン(実施例8で製造された)(60mg、0.18ミリモル)および酢酸カリウム(60mg、0.61ミリモル)にクロロ蟻酸メチル(120mg、1.27ミリモル)を加えた。室温で4時間攪拌した後に、反応混合物を濾過し、水で希釈し、そして減圧下で濃縮してメタノールを除去した。水溶液を酢酸エチル(5×5mL)で抽出した。一緒にした有機物質を水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、濾過し、そして濃縮して油を与え、それをエーテルと共に粉砕して褐色の結晶性固体(35mg、50%収率)を与えた。MS(M+1)=387m/z。
Figure 2005520815
化合物18
CHCl(1.0mL)中に懸濁させたカルバミン酸エステル(実施例22で製造された)(33mg、0.08ミリモル)にMnO(150mg)を加えた。室温で一晩攪拌した後に、反応混合物をセライトの栓を通して濾過し、CHCl(10mL)で洗浄し、そして減下で濃縮して、生成物を黄色の結晶性固体(6.0mg、18%収率)を与えた。MS(M+1)=385m/z。
Figure 2005520815
化合物19
メタノール(1.0mL)中に懸濁させたアミン(実施例8で製造された)(60mg、0.18ミリモル)および酢酸カリウム(60mg、0.61ミリモル)にクロロ蟻酸エチル(0.1mL、1.04ミリモル)を滴下した。室温で一晩攪拌した後に、反応混合物を濾過し、水で希釈し、そして減圧下で濃縮してメタノールを除去した。水溶液を酢酸エチル(5×5mL)で抽出した。一緒にした有機物質を水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、濾過し、そして濃縮した。生じた半固体を水で処理し、濾過しそして空気乾燥して、褐色の結晶性固体(18mg、30%収率)を与えた。MS(M+1)=401m/z。
Figure 2005520815
化合物20
ピリジン(0.5mL)中に懸濁させたアミン(実施例8で製造された)(95mg、0.29ミリモル)にメタンスルホニルクロリド(0.08mL、1.0ミリモル)を加えた。室温で一晩攪拌した後に、ピリジンを窒素の蒸気下で除去した。残渣を水で処理し、濾過しそして空気乾燥して褐色固体(45mg、38%収率)を与えた。融点=172−176℃。MS(M+1)=407m/z。
Figure 2005520815
化合物21
CHCl(1.0mL)中に懸濁させたスルホンアミド(実施例25で製造された)(10mg、0.02ミリモル)にMnO(100mg、10ミリモル)を加えた。一晩攪拌した後に、反応混合物をセライトの栓を通して濾過し、CHCl(10mL)で洗浄し、そして減圧下で濃縮して、生成物を褐色の結晶性固体(0.5mg、5%収率)を与えた。MS(M+1)=405m/z。
Figure 2005520815
化合物22
トルエン(8mL)中に懸濁させたアミン(実施例8で製造された)(200mg、0.61ミリモル)にN−シアノジチオイミノ炭酸ジメチル(89mg、0.61ミリモル)を加えた。室温で還流下で一晩攪拌した後に、トルエンを傾斜させそして油状残渣をメタノールで処理し、濾過し、そして空気乾燥して、褐色の結晶性固体(62mg、20%収率)を与えた。融点=204−207℃。MS(M+1)=427m/z。
Figure 2005520815
化合物23
CHCl中のチオイミド酸エステル(実施例27から)(45mg、0.10ミリモル)およびMnO(200mg、2.0ミリモル)の懸濁液を室温で一日間攪拌し、そこで第二添加量のMnO(150mg、1.5ミリモル)を加えた。さらに一日間の攪拌後に、混合物をセライトを通して濾過し、CHCl(10mL)で洗浄し、濃縮して、黄色の結晶性固体(20mg、45%収率)を与えた。MS(M+1)=426m/z。
Figure 2005520815
化合物24
メタノール(2mL)中のアミン(実施例8で製造された)(165mg、0.5ミリモル)および2−メチル−1−ニトロ−2−チオプソイドウレア(94mg、0.70ミリモル)(欧州特許第0539204号明細書/1993の通りにして製造された)の懸濁液を4時間にわたり還流させた。室温に冷却した後に、反応混合物を濾過しそして空気乾燥して黄色の結晶性固体(50mg、24%収率)を与えた。融点=202−206℃。MS(M+1)=416m/z。
Figure 2005520815
化合物25
CHCl(1.0mL)中に懸濁させたニトログアニジン(実施例29で製造された)(35mg、0.08ミリモル)にMnO(3日間にわたる100mgの3回添加)を加えた。反応混合物をセライトの栓を通して濾過し、CHCl(10mL)で洗浄し、そして減圧下で濃縮して、生成物を黄色の結晶性固体(1.6mg、4%収率)を与えた。MS(M+1)=414m/z。
Figure 2005520815
化合物26
出発物質である6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−c]ピリジンをペターセン他に対する米国特許第5,371,090号明細書の通りにして製造した。次にアセトアミドをアセトニトリルから再結晶化させて淡黄褐色固体を与えたこと以外は実施例8の通りにして化合物26を製造した。融点182−190℃、分解。MS(M+1)=371m/z。
Figure 2005520815
化合物27
化合物27を実施例31の最終段階から再結晶化から集められた母液のクロマトグラフィー(溶離剤としての5%MeOH/CHCl)により単離した。淡黄色固体、融点=219−225℃、分解。MS(M+1)=385m/z。
Figure 2005520815
化合物28
10%MeOH/CHClを溶離剤として用いること以外は実施例9の通りにして化合物28を製造した。淡黄色固体、融点=219−225℃、分解。MS(M+1)=369m/z。
Figure 2005520815
化合物29
Figure 2005520815
化合物30
イソチアゾール(0.088g、0.87ミリモル)(J.Heterocyclic Chem 1971、8、591の通りにして製造された)を室温でDMF(4mL)中の水素化ナトリウム(0.036g、0.91ミリモル、油中60%)の懸濁液に一部分ずつ窒素下で加えた。混合物を30分間攪拌し、そこでDMF(10mL)中の実施例31からのメシレート(0.31g、0.76ミリモル)を一度に加えた。60℃で6時間攪拌した後に、反応混合物を室温に冷却し、水(50mL)で希釈し、そして酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。一緒にした有機物質を水で数回、次に食塩水で1回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮し、そしてシリカ上で溶離剤として5%MeOH/EtOAcを用いてクロマトグラフィーにかけた。2種の生成物をクロマトグラフィーから単離した:0.050gの化合物29、および0.022gの化合物30。全収率、30%。
化合物29 MS(M+1)=413.0
化合物30 MS(M+1)=411.1
Figure 2005520815
化合物31
Figure 2005520815
化合物32
DMF(4mL)中の水素化ナトリウム(0.036g、0.91ミリモル、油中60%)の懸濁液に室温で窒素下で4−ヒドロキシ−1,2,5−チアジアゾール(0.088g、0.87ミリモル)(米国特許第3,391,150号明細書[7/2/68]の通りにして製造された)を一部分ずつ加えた。30分間攪拌した後に、DFM(10mL)中の実施例31からのメシレート(0.310g、0.76ミリモル)を一度に加えた。60℃で6時間攪拌した後に、反応混合物を室温に冷却し、水(50mL)で希釈し、そして酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。一緒にした有機物質を水で数回、次に食塩水で1回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮し、そしてシリカ上で溶離剤として2%MeOH/EtOAcを用いてクロマトグラフィーにかけた。2種の生成物をクロマトグラフィーから単離した:0.035gの化合物31、および0.0093gの化合物32。全収率、14%。
化合物31 MS(M+1)=414.0
化合物32 MS(M+1)=412.1
Figure 2005520815
化合物33
Figure 2005520815
段階1:
脱気されたDMF(100mL)中に溶解させた実施例31からのメシレート(2.45g、6.01ミリモル)に窒素下でカリウムフタルイミド(2.23g、12.0ミリモル)を加えた。3時間にわたり65℃に加熱した後に、反応混合物を冷却し、水(300mL)中に注ぎ、そして塩化メチレン(3×200mL)で抽出した。一緒にした有機物質を水(3×150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮して黄褐色固体とした。この固体を水で洗浄しそして高真空炉中で50℃で乾燥して、2.20g(80%)のオキサゾリジノンフタルイミドを与えた。MS=459.1(M+1)。
Figure 2005520815
段階2:
脱気されたDMF(30mL)中の上記のフタルイミド(0.97g、2.1ミリモル)に窒素下でヒドラジン一水和物(0.2mL、4.3ミリモル)を滴下した。12時間にわたり還流させた後に、反応混合物を室温に冷却しそして濃縮し、CHCl中に懸濁させそして濾過した。粗製オキサゾリジノンアミンを濃縮しそしてさらなる精製なしに使用した。
段階3:
化合物33
CHCl(5mL)中の粗製アミン(0.14g、0.44ミリモル)にピリジン(0.14mL、18ミリモル)および引き続き塩化プロピオニル(0.76mL、0.88ミリモル)を加えた。室温で5時間攪拌した後に、溶液を水(20mL)中に注ぎそして塩化メチレン(3×10mL)で抽出した。一緒にした抽出物を水(10mL)および1MNaOH(水性)(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮しそして溶離剤として純粋なEtOAcを用いてクロマトグラフィーにかけて、プロピオニルアミドを金色油(0.020g、12%収率)として与えた。MS=385.2(M+1)。
Figure 2005520815
化合物34
塩化メチレン(5mL)中の粗製アミン(実施例36で製造された)(0.144g、0.437ミリモル)にピリジン(0.14mL、1.7ミリモル)および引き続きシクロプロパンカルボニルクロリド(0.08mL、0.88ミリモル)を加えた。室温で5時間攪拌した後に、溶液を水(20mL)中に注ぎそして塩化メチレン(3×10mL)で抽出した。一緒にした抽出物を水(10mL)および1MNaOH(水性)(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮しそして1%〜5%〜10%MeOH/EtOAcの勾配溶離を用いてクロマトグラフィーにかけた。所望する生成物を5%MeOH/EtOAcで溶離させそして濃縮して、生成物を白色粉末(0.012g、7%収率)を与えた。MS=397.2(M+1)。
Figure 2005520815
化合物35
段階1:
Figure 2005520815
N−[(3−ピロリジノン−3−フルオロフェニル)5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミド(国際公開第96/13502号パンフレットに従い製造される)(0.150g、0.447ミリモル)にメトキシ−ビス(ジメチルアミノ)メタン(1mL)を加えた。15分間にわたり50℃に加熱した後に、反応混合物を濃縮して粗製β−ケトエナミンを与え、それをさらなる精製なしに使用した。
段階2:
化合物35
エタノール性NaOEt(3mLのEtOH中で0.027gのNaから製造された)にアセトアミジン塩酸塩(0.113g、1.19ミリモル)および上記のβ−ケトエナミンオキサゾリジノンアセトアミドを加えた。3時間にわたり還流させた後に、反応混合物を室温に冷却し、濃縮し、クロロホルム中に加え、そして水(3×8mL)で洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥した後に、粗製生成物を濃縮し、5%MeOH/EtOAc中に溶解させ、そして濾過して、生成物を灰白色固体(0.052g、45%収率)として与えた。融点=234℃、分解。MS=385.9(M+1)。
Figure 2005520815
化合物36
N−[(3−ピロリジノン−3−フルオロフェニル)5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミド(国際公開第96/13502号パンフレットに従い製造される)(0.099g、0.29ミリモル)にメトキシ−ビス(ジメチルアミノ)メタン(1.0mL)を加えた。2時間にわたり50℃に加熱した後に、反応混合物を濃縮して粗製β−ケトエナミンを与えた。この混合物にベンゼン(5mL)、DMF(1mL)および酢酸ホルムアミジン(0.55g、5.3ミリモル)を加えた。95℃に一晩加熱した後に、反応混合物を室温に冷却しそして水(8mL)を加えた。pptが生成しそして濾過により集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を白色粉末(0.037g、34%収率)を与えた。融点=230−232℃。MS(M+1)=372m/z。
Figure 2005520815
化合物37
実施例39からの上記のアセトアミド(0.020mg、0.054ミリモル)をCHCl(5mL)中に加えそしてMnO(0.10g、0.98ミリモル)を加えた。室温で一晩攪拌した後に、混合物をセライトを通して濾過しそして濃縮して、生成物を淡黄色固体(0.016g、80%収率)として与えた。融点=164−166℃。MS(M+1)=370m/z。
Figure 2005520815
化合物38
β−ケトエナミン(実施例39で製造された)にベンゼン(5mL)、DMF(1mL)およびピラジン−2−カルボキシアミジン塩酸塩(0.62g、3.9ミリモル)を加えた。95℃で一晩加熱した後に、反応混合物を室温に冷却しそして水(8mL)を加えた。pptが生成しそして濾過により集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を淡黄色固体(0.0026g、2%収率)を与えた。融点=212−214℃。MS(M+1)=450m/z。
Figure 2005520815
化合物39
Figure 2005520815
化合物40
実施例39からの上記のアセトアミド(0.040g、0.088ミリモル)をCHCl(10mL)中に加えそしてMnO(0.36g、3.5ミリモル)を3日間にわたり3部分で加えた。3日間攪拌した後に、反応混合物をセライトを通して濾過し、濃縮しそしてシリカ上で溶離剤として7%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけた。2種の生成物をクロマトグラフィーから単離した:0.001gの淡黄色固体としての化合物39(4%収率)、および0.002gの黄色固体としての化合物40(4%収率)。
化合物39:MS(M+1)=448m/z。
化合物40:MS(M+1)=464m/z。
Figure 2005520815
化合物41
β−ケトエナミン(実施例39の通りにして製造された)にベンゼン(5mL)、DMF(1mL)および4−アミジノピリジン塩酸塩(0.81g、5.2ミリモル)を加えた。95℃に一晩加熱した後に、反応混合物を室温に冷却しそして水(8mL)を加えた。pptが生成しそして濾過により集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を淡黄色固体(0.072g、55%収率)を与えた。融点=245−250℃、分解。MS(M+1)=449m/z。
Figure 2005520815
化合物42
β−ケトエナミン(実施例39の通りにして製造された)にベンゼン(5mL)、DMF(1mL)および2−アミジノピリジン塩酸塩(0.61g、3.9ミリモル)を加えた。95℃で一晩加熱した後に、反応混合物を室温に冷却しそして水(8mL)を加えた。pptが生成しそして濾過により集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を黄色粉末(0.054g、40%収率)を与えた。融点=216−220℃。MS(M+1)=449m/z。
Figure 2005520815
化合物43
β−ケトエナミン(実施例39の通りにして製造された)にベンゼン(5mL)、DMF(2mL)および3−アミジノピリジン塩酸塩(0.49g、3.1ミリモル)を加えた。95℃で一晩加熱した後に、反応混合物を室温に冷却しそして水(8mL)を加えた。pptが生成しそして濾過により集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を淡紫色の結晶性固体(0.044g、33%収率)を与えた。融点=265−270℃、分解。MS(M+1)=449m/z。
Figure 2005520815
化合物44
β−ケトエナミン(実施例39の通りにして製造された)にベンゼン(5mL)、DMF(2mL)およびヒドラジン塩酸塩(0.22g、3.2ミリモル)を加えた。95℃で一晩加熱した後に、反応混合物を室温に冷却しそして水(8mL)を加えた。pptが生成しそして濾過により集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を灰白色固体(0.022g、21%収率)を与えた。融点=244−247℃、分解。MS(M+1)=360m/z。
Figure 2005520815
化合物45
β−ケトエナミン(実施例39の通りにして製造された)にベンゼン(5mL)、DMF(2mL)およびシュウ酸n−プロピルヒドラジン(0.87g、5.3ミリモル)を加えた。95℃で一晩加熱した後に、反応混合物を室温に冷却しそして水(8mL)を加えた。pptが生成しそして濾過により集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を淡黄色固体(0.081g、55%収率)を与えた。融点=204−208℃。MS(M+1)=402m/z。
Figure 2005520815
化合物46
出発物質であるアニリン(N−[[(5S)−3−(4−アミノ−3−フルオロフェニル)−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]−アセトアミド)を国際公開第96/23788号パンフレットの通りにして製造した。アセトニトリル(1mL)中のフタル酸ジカルボキシアルデヒド(0.0522g、0.378ミリモル)に氷酢酸(0.05mL、0.87ミリモル)および次にアセトニトリル(5mL)中の上記のアニリン(0.0955g、0.357ミリモル)を滴下した。4時間後に、水(10mL)を加えそして沈澱をフィルター上で集めそして水およびエーテルで洗浄して、化合物46を淡緑色固体(0.0655g、48%)として与えた。融点=211−214℃。MS(M+1)=384m/z。
Figure 2005520815
化合物47
CHCl(5mL)中の出発物質であるアニリン(N−[[(5S)−3−(4−アミノ−3−フルオロフェニル)−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]−アセトアミド)(0.095g、0.36ミリモル)(国際公開第96/23788号パンフレットの通りにして製造した)にトリエチルアミン(0.15mL、1.1ミリモル)およびフタロイルジクロリド(0.056mL、0.39ミリモル)を加えた。一晩攪拌した後に、固体をフィルター上で集め、水(10mL)で洗浄しそして真空炉(50℃)中で乾燥して、生成物を灰白色固体(0.060、42%)として与えた。融点=240−242℃。MS(M+1)=398m/z。
Figure 2005520815
化合物48
Figure 2005520815
化合物49
アセトニトリル(5mL)中の出発物質であるアニリン(N−[[(5S)−3−(4−アミノ−3−フルオロフェニル)−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]−アセトアミド)(0.20g、0.75ミリモル)(国際公開第96/23788号パンフレットの通りにして製造した)に2,3−ピリジンジカルボキシアルデヒド(0.10g、6.6ミリモル)および氷酢酸(0.050mL、0.87ミリモル)を加えた。5時間攪拌した後に、反応混合物を濃縮しそしてシリカ上で溶離剤として2.5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、2種の生成物を与えた:0.035gの黄色固体としての化合物52(12%)、および0.011gの黄色固体としての化合物53(4%)。
化合物48:融点=230−232℃。MS(M+1)=385m/z。
化合物49:融点=207−209℃。MS(M+1)=385m/z。
Figure 2005520815
化合物50
実施例38からの粗製β−ケトエナミン(〜0.276ミリモル)にベンゼン(5mL)、DMF(2mL)、メチルヒドラジン(0.15mL、2.8ミリモル)およびエーテル中HCl(2.75mL、1.0M)を加えた。90℃で一晩にわたり加熱した後に、反応混合物を室温に冷却しそして水(8mL)を加えた。pptが生成しそしてフィルター上で集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として10%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を淡黄色固体(0.0285g、28%収率)として与えた。融点=211−213℃。MS(M+1)=374m/z。
Figure 2005520815
化合物51
実施例38からの粗製β−ケトエナミン(0.282ミリモル)にベンゼン(3mL)、DMF(2mL)、2−ヒドラジノピリジン(0.3214g、2.8ミリモル)およびエーテル中HCl(2.85mL、1.0M)を加えた。90℃で一晩にわたり加熱した後に、反応混合物を室温に冷却しそして水(8mL)を加えた。pptが生成しそしてフィルター上で集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として10%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を黄褐色固体(0.0046g、4%収率)として与えた。融点=259−261℃、分解。MS(M+1)=437m/z。
Figure 2005520815
化合物52
実施例38からの粗製β−ケトエナミン(0.2481ミリモル)にベンゼン(3mL)、DMF(2mL)、およびtert−ブチルヒドラジン塩酸塩(0.3090g、2.48ミリモル)を加えた。90℃で一晩にわたり加熱した後に、反応混合物を室温に冷却しそして水(8mL)を加えた。pptが生成しそしてフィルター上で集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そして10%MeOH/CHClと共に粉砕して、生成物を淡黄色のガラス状固体(0.0570g、55%収率)として与えた。融点=155−157℃。MS(M+1)=416m/z。
Figure 2005520815
化合物53
実施例38からの粗製β−ケトエナミン(〜0.298ミリモル)にベンゼン(3mL)、DMF(2mL)、2−ヒドロキシエチルヒドラジン(0.23mL、3.4ミリモル)およびエーテル中HCl(3.00mL、1.0M)を加えた。90℃で一晩にわたり加熱した後に、反応混合物を室温に冷却しそして水(8mL)を加えた。pptが生成しそしてフィルター上で集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として10%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を淡黄色固体(0.0517g、43%収率)として与えた。融点=163−165℃。MS(M+1)=404m/z。
Figure 2005520815
化合物54
Figure 2005520815
化合物55
DMF中の化合物44(0.0481g、0.134ミリモル)に室温で水素化ナトリウム(油中60%)(0.008g、0.2ミリモル)を加えそして混合物を20分間攪拌した。この混合物に2−(ジエチルアミノ)エチルクロリド(0.16mL、ベンゼン中1.0M)を加えそして混合物を40℃で一晩攪拌した。混合物を飽和水性NHCl(10mL)および水(5mL)で処理した。混合物をEtOAc(10×20mL)で抽出し、NaSO上で乾燥し、濃縮しそしてシリカ上で溶離剤として10%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、2種の生成物を与えた。最初に溶離された異性体は化合物54として同定されそして淡黄色油(0.0054g、9%)として単離された。よりゆっくり溶離する異性体である化合物55は淡黄色固体(0.0107g、17%収率)として単離された。両者:MS(M+1)=459m/z。
Figure 2005520815
化合物56
DMF(4mL)中の化合物44(0.1098g、0.306ミリモル)に室温で水素化ナトリウム(油中60%)(0.018g、0.45ミリモル)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこでMeI(23.0μL、0.369ミリモル)を加えた。位置異性体の混合物(HNMRにより示された)を2時間攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として2.5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を白色固体(0.0215g、19%)として与えた。融点=234−238℃。MS(M+1)=374m/z。
Figure 2005520815
化合物57
DMF(3mL)中の化合物44(0.0701g、0.195ミリモル)に室温で水素化ナトリウム(油中60%)(0.014g、0.34ミリモル)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこでクロロアセトニトリル(17.5μL、0.276ミリモル)を加えた。混合物を2時間攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてメタノールから再結晶化させて、生成物を黄褐色固体(0.0102g、13%)として与えた。MS(M+1)=399m/z。
Figure 2005520815
化合物58
DMF(3mL)中の化合物44(0.0744g、0.207ミリモル)に室温で水素化ナトリウム(油中60%)(0.015g、0.37ミリモル)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこでクロロピラジン(26.5μL、0.299ミリモル)を加えた。混合物を一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてメタノールと共に粉砕して、生成物を黄褐色固体(0.0418g、46%)として与えた。MS(M+1)=438m/z。
Figure 2005520815
化合物59
DMF(3mL)中の化合物44(0.0676g、0.188ミリモル)に室温で水素化ナトリウム(油中60%)(0.018g、0.45ミリモル)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこで2−クロロピリミジン(0.0391g、0.324ミリモル)を加えた。混合物を一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてメタノールと共に粉砕して、生成物を黄褐色固体(0.0214g、26%)として与えた。MS(M+1)=438m/z。
Figure 2005520815
化合物60
Figure 2005520815
化合物61
DMF(3mL)中の化合物44(0.0712g、0.198ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(0.26mL、1.0M)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこで2−(メチルアミノ)エチルクロリド(ベンゼン中)(0.24mL、1.0M)を加えた。混合物を一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。混合物をEtOAc(10×20mL)で抽出し、NaSO上で乾燥し、濃縮しそしてシリカ上で溶離剤として10%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、2種の生成物を与えた。最初に溶離された異性体は化合物60として同定されそして淡黄色のガラス(0.0074g、9%)として単離された。よりゆっくり溶離する異性体(化合物61)は淡黄色ガラス(0.0269g、32%収率)として単離された。両者:MS(M+1)=431m/z。
Figure 2005520815
化合物62
DMF(4mL)中の化合物44(0.989g、0.275ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(0.36mL、1.0M)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこでEtI(26.4μL、0.330ミリモル)を加えた。混合物を2時間攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成し、そしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥した。位置異性体の混合物(HNMRにより示された)をシリカ上で溶離剤として2.5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を白色固体(0.0016g、2%)として与えた。MS(M+1)=388m/z。
Figure 2005520815
化合物63
Figure 2005520815
化合物64
DMF(3mL)中の化合物44(0.1120g、0.312ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(0.40mL、1.0M)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこで4−(2−クロロエチル)モルホリン(ベンゼン中)(0.37mL、1.0M)を加えた。混合物を一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。混合物をEtOAc(10×20mL)で抽出し、NaSO上で乾燥し、濃縮しそしてシリカ上で溶離剤として5−>10%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、2種の生成物を与えた。最初に溶離された異性体は化合物63として同定されそして淡黄色のガラス(0.0102g、7%)として単離された。よりゆっくり溶離する異性体(化合物64)は淡黄色固体(0.0518g、35%収率)として単離された。融点=180−190℃、分解。両者:MS(M+1)=473m/z。
Figure 2005520815
化合物65
DMF(2.5mL)中の化合物44(0.0793g、0.221ミリモル)に室温でCsCO(0.71g、2.2ミリモル)を加えそして混合物を15分間攪拌し、そこで2−クロロエタノール(20μL、0.30ミリモル)を加えた。混合物を一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、生成物を淡黄色固体(0.0632g、70%)として与えた。融点=232−242℃、分解。MS(M+1)=404m/z。
Figure 2005520815
化合物66
DMF(3mL)中の化合物44(0.1546g、0.430ミリモル)に室温でCsCO(1.62g、5.0ミリモル)を加えそして混合物を15分間攪拌し、そこで(R)−(−)−3−クロロ−1,2−プロパンジオール(45μL、0.54ミリモル)を加えた。混合物を一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、生成物を淡黄色固体(0.1316g、70%)として与えた。融点=188−191℃。MS(M+1)=434m/z。
Figure 2005520815
化合物67
DMF(3mL)中の化合物44(0.1524g、0.424ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(0.55mL、1.0M)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこで臭化プロパルギル(トルエン中80%)(0.06mL、0.54ミリモル)を加えた。混合物を室温で一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、0.1483gの位置異性体の混合物(HNMRにより示された)を与えた。粗製物質の一部(40mg、0.5mLのDMSO中)を逆相HPLC上で溶離剤として5−30%アセトニトリル/0.1%のTFAを含有する水を用いてクロマトグラフィーにかけた。化合物67を含有するプールした画分を10%KCOで処理しそしてアセトニトリルをロトバップ(rotovap)上で除去した。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、生成物を白色固体(0.0096g、推定21%収率)として与えた。MS(M+1)=398m/z。
Figure 2005520815
化合物68
DMF(3mL)中の化合物44(0.1460g、0.406ミリモル)に室温でCsCO(1.26g、3.87ミリモル)を加えそして混合物を15分間攪拌し、そこで3−クロロプロパノール(45μL、0.54ミリモル)を加えた。混合物を一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、生成物を淡黄色固体(0.1526g、90%)として与えた。融点=171−173℃。MS(M+1)=418m/z。
Figure 2005520815
化合物69
DMF(3mL)中の化合物44(0.3523g、0.352ミリモル)に室温でCsCO(1.26g、3.87ミリモル)を加えそして混合物を15分間攪拌し、そこで(S)−(+)−3−クロロ−1,2−プロパンジオール(37μL、0.44ミリモル)を加えた。混合物を一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、生成物を淡褐色固体(0.0862g、90%)として与えた。融点=184−188℃。MS(M+1)=434m/z。
Figure 2005520815
化合物70
DMF(2mL)中の化合物44(0.1070g、0.298ミリモル)に室温でCsCO(0.97g、3.0ミリモル)を加えそして混合物を15分間攪拌し、そこで2−ヨード−1,1,1−トリフルオロエタン(37μL、0.38ミリモル)を加えた。混合物を3日間攪拌し、そこで追加量の2−ヨード−1,1,1−トリフルオロエタン(37μL、0.38ミリモル)を加えた。2日後に、混合物を氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤そてい2.5−>5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を淡黄色固体(0.0161g、12%)として与えた。融点=170−172℃。MS(M+1)=442m/z。
Figure 2005520815
化合物71
DMF(1mL)中の化合物44(0.0530g、0.148ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(0.20mL、1.0M)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこで臭化ベンジル(21μL、0.18ミリモル)を加えた。混合物を一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、0.0521gの位置異性体の混合物(HNMRにより示された)を与えた。粗製物質を逆相HPLC上で溶離剤として5−30%アセトニトリル/0.1%のTFAを含有する水を用いてクロマトグラフィーにかけた。化合物71を含有するプールした画分を10%KCOで処理しそしてアセトニトリルをロトバップ上で除去した。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、生成物を黄色固体(0.0111g、17%収率)として与えた。MS(M+1)=450m/z。
Figure 2005520815
化合物72
Figure 2005520815
化合物73
DMF(2mL)中の化合物44(0.1065g、0.296ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(0.40mL、1.0M)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこで(クロロメチル)シクロプロパン(33μL、0.35ミリモル)を加えた。混合物を一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、0.0868gの位置異性体の混合物を与えた。粗製物質をシリカ上で溶離剤として5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけそして次に逆相HPLC上で溶離剤として15−25%アセトニトリル/0.1%のTFAを含有する水を用いてクロマトグラフィーにかけた(0.5mLのDMSO中)。プールした画分を10%KCOで処理しそしてアセトニトリルをロトバップ上で除去した。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥した。より早く溶離する化合物が化合物72(0.0026g、2%収率)として同定された。より後で溶離する化合物が融点=234−236℃の白色固体である化合物73(0.0082g、7%)として同定された。両者:MS(M+1)=414m/z。
Figure 2005520815
化合物74
DMF(2mL)中の化合物44(0.045g、0.125ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(0.16mL、1.0M)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこでクロロアセトン(13μL、0.16ミリモル)を加えた。混合物を7日間攪拌し、そして上記の通りの塩基およびアルキル化剤[KOtBu(THF中)(0.16mL、1.0M)およびクロロアセトン(13μL、0.16ミリモル)]に再び呈した。さらに2日後に、混合物を氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として5%MeOH/CHClを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を白色固体(0.0087g、17%)を与えた。MS(M+1)=416m/z。
Figure 2005520815
化合物75
DMF(2mL)中の化合物44(0.1018g、0.283ミリモル)に室温でCsCO(0.92g、2.8ミリモル)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこで5−クロロメチル−2−オキサゾリジノン(0.0511g、0.378ミリモル)を加えた。混合物を60℃で6日間攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(5℃)中で乾燥して、0.0429gの粗製混合物を与えた。粗製物質を逆相HPLC上で溶離剤として5−30%アセトニトリル/0.1%のTFAを含有する水を用いてクロマトグラフィーにかけた。プールした画分を10%KCOで処理しそしてアセトニトリルをロトバップ上で除去した。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、白色固体をジアステレオマー類の混合物(示された通り)(0.0054g、4%)を与えた。MS(M+1)=459m/z。
Figure 2005520815
化合物76
Figure 2005520815
化合物77
DMF(10mL)中の化合物44(0.4566g、1.27ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(2.54mL、1.0M)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこでブロモ酢酸tert−ブチル(0.38mL、2.6ミリモル)を加えた。混合物を35℃で一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、0.4404gの位置異性体の混合物を与えた。粗製物質(200mg)を逆相HPLC上で溶離剤として5−20%アセトニトリル/0.1%のTFAを含有する水を用いてクロマトグラフィーにかけた。プールした画分を10%KCOで処理しそしてアセトニトリルをロトバップ上で除去した。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥した。より早く溶離する化合物が融点=85−90℃の白色固体である化合物76(0.0032g、1%)として同定された。より後で溶離する化合物が融点=136−138℃の白色固体である化合物77(0.0505g、18%)として同定された。両者:MS(M+1)=474m/z。
Figure 2005520815
化合物78
Figure 2005520815
化合物67
Figure 2005520815
化合物79
Figure 2005520815
化合物80
DMF(6mL)中の化合物44(0.2689g、0.748ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(1.50mL、1.0M)を加えそして混合物を15分間攪拌し、そこで臭化プロパルギル(トルエン中80%)(0.17mL、1.5ミリモル)を加えた。混合物を35℃で一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中出乾燥した。粗製物質を逆相HPLC上で溶離剤として5−25%アセトニトリル/0.1%のTFAを含有する水を用いてクロマトグラフィーにかけた。プールした画分を10%KCOで処理しそしてアセトニトリルをロトバップ上で除去した。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥した。4種の化合物が下記の順序で、より早い溶離からより後での溶離で、分離可能であった:第1化合物が融点=140−142℃の白色固体である化合物78(0.0082g、3%)として同定され、第2化合物が白色固体である異常で合成された化合物67(0.0734g、25%)として同定され、第3化合物が融点=180−182℃の白色固体である化合物79(0.0101g、3%)として同定され、第4化合物が融点=183−186℃の白色固体である化合物80(0.0062g、3%)として同定された。全部:MS(M+1)=398m/z。
Figure 2005520815
化合物81
Figure 2005520815
化合物82
DMF(1.5mL)中の化合物44(0.0766g、0.213ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(0.43mL、1.0M)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこでクロロメチルトリメチルシラン(61μL、0.44ミリモル)を加えた。混合物を一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥し、そして逆相HPLC上で溶離剤として5−50%アセトニトリル/0.1%のTFAを含有する水を用いてクロマトグラフィーにかけた。プールした画分を10%KCOで処理しそしてアセトニトリルをロトバップ上で除去した。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥した。より早く溶離する化合物が融点=148−150℃の白色固体である化合物81(0.0148g、16%)として同定された。より後で溶離する融点=151−153℃の白色固体である化合物が化合物82(0.0217g、23%収率)として同定された。両者:MS(M+1)=446m/z。
Figure 2005520815
化合物83
Figure 2005520815
化合物84
DMF(2mL)中の化合物44(0.1050g、0.292ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(0.58mL、1.0M)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこで(クロロメチル)ジメチルフェニルシラン(0.12mL、0.66ミリモル)を加えた。混合物を室温で一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。混合物をEtOAc(6×16mL)で抽出し、NaSO上で乾燥しそして濃縮した。粗製物質を逆相HPLC上で溶離剤として5−50%アセトニトリル/0.1%のTFAを含有する水を用いてクロマトグラフィーにかけた。プールした画分を10%KCOで処理しそしてアセトニトリルをロトバップ上で除去した。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥した。より早く溶離する化合物が白色固体である化合物83(0.0026g、2%)として同定された。より後で溶離する化合物が白色固体である化合物84(0.0064g、4%収率)として同定された。両者:MS(M+1)=508m/z。
Figure 2005520815
化合物85
Figure 2005520815
化合物86
DMF(1.5mL)中の化合物44(0.0998g、0.278ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(0.42mL、1.0M)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこでベンジルクロロメチルエーテル(62.1μL、0.417ミリモル)を加えた。混合物を35℃で一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、0.1157gの位置異性体の混合物を与えた。粗製物質を逆相HPLC上で溶離剤として5−30%アセトニトリル/0.1%のTFAを含有する水を用いてクロマトグラフィーにかけた。プールした画分を10%KCOで処理しそしてアセトニトリルをロトバップ上で除去した。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥した。より早く溶離する化合物が融点=127−130℃の白色固体である化合物85(0.0120g、9%)として同定された。より後で溶離する融点=156−159℃の白色固体である化合物が化合物86(0.0262g、20%収率)として同定された。両者:MS(M+1)=480m/z。
Figure 2005520815
化合物87
DMF(9mL)中の化合物44(0.2983g、0.830ミリモル)に室温でKOtBu(THF中)(1.0mL、1.0M)を加えそして混合物を30分間攪拌し、そこでイソチオシアン酸メチル(0.11mL、1.6ミリモル)を加えた。混合物を室温で一晩攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥して、0.2903gの粗製物質を与えた。この物質の一部(100g)を逆相HPLC上で溶離剤として5−25%アセトニトリル/0.1%のTFAを含有する水を用いてクロマトグラフィーにかけた。プールした画分を10%KCOで処理しそしてアセトニトリルをロトバップ上で除去した。pptが生成しそしてフィルター上で集めそして真空炉(50℃)中で乾燥した。化合物87が黄褐色固体(0.0162g、13%収率)として単離された。融点=246−249℃。MS(M+1)=433m/z。
Figure 2005520815
化合物88
DMF(1mL)中の実施例57からの化合物57(0.0955g、0.240ミリモル)に室温で酸化ジブチル錫(0.0065g、0.03ミリモル)および次にアジドトリメチルシラン(64μL、0.48ミリモル)を加えた。混合物を100℃で一晩間攪拌しそして次に氷水中に注いだ。pptが生成しそしてフィルター上で集め、真空炉(50℃)中で乾燥し、そしてシリカ上で溶離剤として10MeOH/1%の酢酸を含有するCHClを用いるクロマトグラフィーにかけた。生成物が黄褐色固体(0.0379g、36%収率)として単離された。MS(M+1)=442m/z。
Figure 2005520815
化合物89
DMF(15mL)中の化合物44(0.110g、0.306ミリモル)およびCsCO(1.03g、3.03ミリモル)に3−ピコリルクロリド塩酸塩を加えた。室温で20時間攪拌した後に、反応物を水中に注ぎそしてEtOAC(3×30mL)で抽出した。有機相を水および食塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥し、そして真空中で濃縮して橙色フィルムとした。混合物をシリカ上での溶離剤として5%メタノール/酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、位置異性体の混合物(HNMRにより示された)を与えた。化合物89を分取逆相HPLCにより精製することができそして白色粉末(7%)として単離された。MS=451(M+1)。
Figure 2005520815
化合物90
Figure 2005520815
化合物91
上記の工程により2−ピコリルクロリド塩酸塩を用いて、2種の位置異性体を合成した。分取逆相HPLC精製後に、化合物90が黄色固体(6%)として単離されそして化合物91が黄色フィルム(2%)として単離された。両者MS=451(M+H)。
Figure 2005520815
化合物92
DMF(5mL)中の化合物44(0.051g、0.143ミリモル)にKOt−Bu(0.17mL、THF中1M)を加えた。反応物を室温で10分間攪拌し、そして次に臭化アリル(0.014mL、0.16ミリモル)を加えた。20分後に、反応物を水中に注ぎ、そしてEtOAc(3×50mL)で抽出した。一緒にした有機物質を水、食塩水で洗浄し、そして次にMgSO上で乾燥した。位置異性体の混合物(HNMRにより示された)を真空中で濃縮して黄色残渣とし、そして分取逆相HPLCにより精製して、無色フィルムを与えて化合物92(3%)を与えた。MS=438(K+)。
Figure 2005520815
化合物93
DMF(10mL)中の化合物44(1.15g、3.20ミリモル)に室温で(S)−エピクロロヒドリン(0.28mL、3.5ミリモル)を加え、引き続きKOt−Bu(3.84mL、THF中1.0M)を滴下した。3時間後に、反応物を水(40mL)中に注ぎ、そして微細な白色粉末が溶液から沈澱した。粉末を濾過により集め、水で洗浄し、そして真空中で50℃で乾燥して、生成物を単一立体異性体として63%収率で与えた。MS=454(K+)。
Figure 2005520815
化合物94
DMF(5mL)中の化合物44(0.050g、0.139ミリモル)に室温で(R)−エピクロロヒドリン(0.01mL、0.2ミリモル)を加え、引き続きKOt−Bu(0.174mL、THF中1.0M)を滴下した。3時間後に、反応物を水(40mL)中に注ぎそしてEtOAc(3×30mL)で抽出した。一緒にした有機物質を水、次に食塩水で洗浄し、そしてMgSO上で乾燥した。濾液を真空中で濃縮して粗製生成物を黄色固体として与えた。固体をシリカ上で3%メタノール/塩化メチレンを用いてクロマトグラフィーにかけて、生成物を単一立体異性体として溶離させた。化合物94が黄色粉末(37%)として単離された。MS=416(M+H)、438(Na+)。
Figure 2005520815
化合物95
DMF(1mL)中の化合物44(0.048g、0.13ミリモル)にKCO(0.074g、0.54ミリモル)およびブロモプロピオニトリル(0.013mL、0.16ミリモル)を加え、そして反応物を40分間にわたり50℃に加熱した。冷却時に、反応物を水(6mL)に加えそしてEtOAc(3×10mL)で抽出した。抽出物を水、次に食塩水で洗浄し、そしてMgSO上で乾燥した。濾液を真空中で濃縮した。粗製生成物をシリカ上で溶離剤して4%メタノール/塩化メチレンを用いてクロマトグラフィーにかけて、化合物95(18%)を与えた。MS=413(M+H)、435(Na+)。
Figure 2005520815
化合物96
化合物93(0.050g、0.120ミリモル)を過剰のピペリジン(1mL)中に溶解させそして20時間にわたり還流させた。反応混合物を真空中で濃縮しそして生じた残渣をEtOAc(3×10mL)で抽出した。有機物質を水および食塩水で洗浄し、そしてNaSO上で乾燥した。濾液を真空中で濃縮して橙色油とし、それをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物を10%メタノール/塩化メチレンで溶離させて、白色固体を20%収率で与えた。MS=501(M+H)、523(Na+)。
Figure 2005520815
化合物97
化合物93(0.052g、0.124ミリモル)を過剰のモルホリン(1mL)中に溶解させそして20時間にわたり還流させた。反応混合物を真空中で濃縮しそして生じた残渣をEtOAc(3×10mL)で抽出した。有機物質を水および食塩水で洗浄し、そしてNaSO上で乾燥した。濾液を真空中で濃縮して橙色油とし、それをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物を15%メタノール/塩化メチレンで溶離させて、化合物97を白色固体として20%収率で与えた。MS=503.3(M+H)、525.3(Na+)。
Figure 2005520815
化合物98
ベンゼンチオールのナトリウム塩(0.0456g、0.345ミリモル)を化合物93(0.120g、0.288ミリモル)のDMF(10mL)中溶液に室温で加えた。淡層クロマトグラフィーにより判定した反応の完了時に、反応混合物を水中に注ぎそしてEtOAc(3×10mL)で抽出した。抽出物を水、次に食塩水で洗浄し、そしてMgSO上で乾燥した。濾液を真空中で濃縮して灰白色固体を7%収率で与えた。MS=526(M+H)、548(Na+)。
Figure 2005520815
化合物99
化合物93(0.102g、0.246ミリモル)のDMF(4mL)中溶液にCsCO(0.802g、2.46ミリモル)を加え、引き続きエタンチオール(0.02mL、0.295ミリモル)を滴下した。室温で3時間攪拌した後に、水(15mL)を加えそして反応混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。一緒にした有機抽出物を水、次に食塩水で洗浄し、そしてMgSO上で乾燥した。濾液を真空中で濃縮して、粗製生成物を黄色フィルムとして与えた。塩化メチレン/ヘキサンを用いる粉砕で、生成物を金色固体(3%)として与えた。MS=478(M+H)、500(Na+)。
Figure 2005520815
化合物100
化合物94(0.0921g、0.222ミリモル)のDMF(4mL)中溶液にCsCO(0.722g、2.22ミリモル)を加え、引き続きメルカプトエタノール(0.02mL、0.266ミリモル)を滴下した。反応混合物を室温で20時間攪拌した。水(15mL)を反応物中に注ぎそして生じた混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。一緒にした有機抽出物を水、次に食塩水で洗浄し、そしてMgSO上で乾燥した。濾液を真空中で濃縮しそして10%メタノール/塩化メチレンを用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、生成物(3%)を溶離させた。MS=516(Na+)。
Figure 2005520815
化合物101
化合物44(0.123g、0.343ミリモル)のDMSO(3mL)溶液に臭化2−プロピル(0.04mL、0.411ミリモル)を加え、引き続きKOt−Bu(0.41mL、0.411ミリモル、THF中1M)を滴下した。反応混合物を室温で20時間攪拌し、水(15mL)中に注ぎそしてEtOAc(3×15mL)で抽出した。一緒にした有機物質を水、次に食塩水で洗浄し、そしてNaSO上で乾燥した。濾液を真空中で濃縮して、出発物質および所望する生成物の混合物を黄色油として与えた。これらの2種の化合物を分取逆相HPPPLCにより分離して、化合物101(2%)を与えた。MS=440(K+)。
Figure 2005520815
化合物102
メシレート生成:
化合物65(0.0521g、0.129ミリモル)のDMF(5mL)中懸濁液にトリエチルアミン(0.04mL、0.3ミリモル)を加え、引き続きメタンスルホニルクロリド(0.01mL、0.2ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。この時点で、反応物を水(20mL)中に注ぎそしてEtOAc(3×20mL)で抽出した。一緒にした有機物質を水、次に食塩水で洗浄し、そしてMgSO上で乾燥した。濾液を真空中で濃縮して、金色残渣を与えた。メシチレンをさらなる精製なしに次の反応で使用した。
フタルイミド生成:
上記の化合物(0.060g、0.12ミリモル)のDMF(10mL)溶液にカリウムフタルイミド(0.046g、0.25ミリモル)を加えそして反応物を60℃に加熱した。20時間にわたり加熱した後に、溶液を室温に冷却しそして水(40mL)中に注ぎ、EtOAc(3×20mL)で抽出し、そして有機物質を水および食塩水で洗浄した。MgSO上で乾燥した後に、有機物質を濃縮して橙色固体とし、次にシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。所望するフタルイミドをカラムから5%メタノール/塩化メチレンを用いて14%収率で溶離させた。
アミン生成:
上記からのフタルイミド化合物(0.0095g、0.018ミリモル)を含有するメタノール溶液にヒドラジン一水和物(0.010mL、0.036ミリモル)を加えそして反応混合物を10時間にわたり加熱還流した。メタノールを真空中で除去しそして反応物をEtOAc(10mL)中に溶解させ、水および次に食塩水で洗浄した。有機物質を次にMgSO上で乾燥し、そして濾液を濃縮して金色フィルムとした。残渣を5%メタノール/酢酸エチルと共に粉砕して不純物を除去しそして生成物を淡黄色フィルム(20%)として与えた。MS=404(M+H)、425(Na+)。
Figure 2005520815
化合物103
チオモルホリン化合物の生成
化合物93(0.147g、0.353ミリモル)のDMF(5mL)中溶液に60℃でチオモルホリン(0.18mL、1.76ミリモル)を加えそして反応物を5時間にわたり85℃に加熱した。室温に冷却した後に、水(15mL)を加えそして灰白色沈澱が生成し、それを真空濾過により集めそして傾斜させた。濾液をEtOAc(3×40mL)で抽出しそして抽出物を水で繰り返し洗浄して残存DMFを除去した。有機部分をNaSO上で乾燥し、そして濾液を真空中で濃縮して黄色フィルムとした。スルフィドが30%収率で単離されそしてさらなる精製なしに使用された。
スルホンの生成:
上記からの化合物(0.053g、0.03ミリモル)を塩化メチレン(5mL)中に加えそしてm−CPBA(77%過酸化物)(0.069g、0.31ミリモル)をこの溶液に室温で加えた。3時間後に、水性NaHCOを用いて反応を停止させ、そして白色沈澱が生成した。固体を真空濾過により集めそして乾燥してスルホン(7%)を回収した。MS=573(Na+)。
Figure 2005520815
化合物104
スルフィドの生成
DMF(7mL)中の化合物93(0.130g、0.313ミリモル)に室温でCsCO(0.510g、1.56ミリモル)を加え、引き続きエタンチオール(0.03mL、0.4ミリモル)を加え、そして反応物を3時間攪拌した。反応混合物を水で希釈しそして水性部分をEtOAc(3×20mL)で抽出した。一緒にした有機物質をMgSO上で乾燥し、そして濾液を真空中で濃縮して白色フィルムとした。粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製し、純粋な生成物(23%)を5%メタノール/酢酸エチルを用いて溶離させた。
スルホキシドの生成:
上記からのスルフィド(0.0162g、0.0340ミリモル)を塩化メチレン(2mL)中に溶解させそしてメタ過ヨウ素酸(ポリスチリルメチル)トリメチルアンモニウム(0.0283g、2.40ミリモル/g)(ノバビオヘム(Novabiochem)(R))を加えた。反応物を室温で静かに20時間攪拌した。樹脂を濾過により除去し、そして塩化メチレンで洗浄した。濾液を真空中で濃縮して、生成物の粗製混合物を与えた。スルホキシドを10%メタノール/EtOAcを用いて溶離させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。生じた生成物はスルホキシド類のジアステレオマー混合物であった。MS=494(M+H)、516(Na+)。
Figure 2005520815
化合物105
化合物65(0.4468g、1.11ミリモル)のTHF(2mL)中懸濁液を−78℃に冷却しそしてLDA(0.72mL、THF中2.0M)を滴下した。15分後に、ピロ燐酸テトラベンジル(0.7753g、1.44ミリモル)を加えそして混合物を−78℃で30分間攪拌した。反応混合物を室温に自然に暖めそして次に24時間攪拌した。粗製生成物をシリカ上でクロマトグラフィーにかけそして生成物(40%)を2%メタノール/塩化メチレンを用いて溶離させた。MS=664(M+H)、686(Na+)。
Figure 2005520815
化合物106
DMF(10mL)中の実施例92からの粗製メシレート(0.087g、0.181ミリモル)にチオモルホリン(0.055mL、0.543ミリモル)を加えそして反応物を80℃に20時間加熱した。冷却時に、反応混合物を水中に注ぎそしてEtOAc(3×40mL)で抽出した。一緒にした有機物質を水、食塩水で洗浄し、そして次にMgSO上で乾燥した。混合物を濾過しそして真空中で濃縮して金色油を与えた。油を10%メタノール/酢酸エチルで溶離させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製して、化合物106を9%収率で与えた。MS=489(M+H)、511(Na+)。
Figure 2005520815
化合物107
Figure 2005520815
化合物108
化合物44(0.4126g、1.148ミリモル)のDMF(20mL)溶液に37℃でKOt−Bu(2.3mL、THF中1.0M)を加えそして反応混合物を20分間攪拌した。この混合物にメチル硫化クロロメチル(0.15mL、1.7ミリモル)を加えそして反応物を20時間攪拌した。反応混合物を水中に注ぎそして沈澱が生成した。固体を真空濾過により集めそして真空下で50℃で数時間乾燥した。2種の位置異性体を分取逆相HPLCにより分離して、化合物107を6%の収率でそして化合物108を12%の収率で与えた。MS=420(M+H)、442(Na+)。
Figure 2005520815
化合物109
塩化メチレン(5mL)中の化合物108(0.0540g、0.1289ミリモル)にテトラブチルアンモニウムオキソン(0.3517g、0.3866ミリモル)を加えた。溶液を室温で20時間攪拌した。反応混合物を塩化メチレンで希釈しそして水で洗浄した。有機溶液をNaSO上で乾燥し、濾過しそして濃縮して黄色固体とした。溶離剤として3%メタノール/塩化メチレンを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して生成物を精製した。化合物109が、EtOAcを用いる粉砕後に、白色固体として12%の収率で単離された。MS=452(M+H)、474(Na+)。
Figure 2005520815
化合物110
化合物65(0.1185g、0.294ミリモル)のDMF(5mL)中懸濁液にトリエチルアミン(0.090mL、0.65ミリモル)を加え、引き続きメタンスルホニルクロリド(0.03mL、0.4ミリモル)を加えた。室温で30分間攪拌した後に、ナトリウムチオメトキシド(0.0247g、0.352ミリモル)を反応混合物に直接加え、それを3時間にわたり50℃に加熱した。混合物を水(20mL)中に注ぎそしてEtOAc(3×10mL)で抽出した。一緒にした有機物質を水、次に食塩水で洗浄し、そしてNaSO上で乾燥した。濾液を真空中で濃縮して橙色油を約38%収率で与え、それをさらなる精製なしに次の反応で使用した。MS=434(M+H)、456(Na+)。
Figure 2005520815
化合物111
実施例99からの粗製油(0.0982g、0.226ミリモル)を塩化メチレン(10mL)中に溶解させそしてテトラブチルアンモニウムオキソン(0.2321g、0.680ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で5時間攪拌しそして次に塩化メチレンで希釈した。有機部分を水で数回洗浄し、そしてNaSO上で乾燥した。有機溶液を濃縮して黄色固体としそしてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物を3%メタノール/塩化メチレンを用いて溶離させて、生成物を2%収率で与えた。MS=466(M+H)、488(Na+)。
Figure 2005520815
化合物112
Figure 2005520815
化合物113
化合物108(0.0758g、0.181ミリモル)の塩化メチレン(15mL)溶液を−78℃に冷却し、その後にm−CPBA(0.0405g、0.181ミリモル)を塩化メチレン溶液として20分間にわたり滴下した。反応混合物を−78℃でさらに30分間攪拌し、次に室温に暖めた。混合物を水性炭酸水素ナトリウム、食塩水で洗浄し、そして次に硫酸ナトリウム上で乾燥した。濾液を真空中で濃縮して黄色固体とし、そして次にHPLCにより精製して、未確定の立体化学の別個のジアステレオマースルホキシド生成物を12%の全収率で与えた。MS=436(M+H)、458(Na+)。
Figure 2005520815
化合物114
N,N−ジエチルアミド燐酸ジ−t−ブチル(0.13mL、0.45ミリモル)を化合物65(0.1134g、0.281ミリモル)のTHF中の攪拌された懸濁液および1H−テトラゾール(0.1969g、2.81ミリモル)に室温で窒素下で滴下した。反応物を室温で2.5時間攪拌した。反応混合物を−78℃に冷却した後に、m−CPBA(0.0631g、0.281ミリモル)を数部分で加えた。混合物を−78℃で1時間攪拌し、次にさらに1時間にわたり室温に暖めた。反応混合物をEtOAcで希釈し、そして連続的に10%水性亜硫酸水素ナトリウム、飽和水性NaHCO、および水で洗浄した。一緒にした有機物質をMgSO上で乾燥し、濾過し、そして濃縮して黄褐色油とした。粗製油をシリカ上でクロマトグラフィーにかけそして化合物114を5%メタノール/EtOAcで溶離させそして濃縮して淡黄色フィルム(7%)を与えた。MS=596(M+H)、618(Na+)。
Figure 2005520815
化合物115
塩化ベンジル生成:
塩化メチレン/アセトニトリルの2:1溶液中に懸濁させた化合物65(0.0594g、0.147ミリモル)にトリエチルアミン(0.10mL、0.74ミリモル)を加え、引き続き(4−クロロメチル)ベンゾイルクロリド(0.035g、0.18ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌した。溶媒を除去しそして水を加えて黄色固体を沈澱させた。固体を濾過により集めそして乾燥して淡黄色粉末とした。生成物をさらなる精製なしに使用した。
最終生成物:
上記の塩化ベンジル(0.040g、0.074ミリモル)のDMF(5mL)中混合物にNaI(0.005g)およびモルホリン(0.050mL、0.56ミリモル)を50℃で20時間にわたり加えた。反応混合物を水中に注ぎ、そして塩化メチレン(3×15mL)で抽出しそして一緒にした有機物質を水、次に食塩水で洗浄し、そしてMgSO上で乾燥した。有機層を濾過しそして真空中で濃縮して黄色固体とした。化合物115をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製しそして5%メタノール/塩化メチレンを用いて白色フィルム(27%)として溶離させた。MS=607(M+H)。
Figure 2005520815
化合物116
塩化ベンジル(実施例103で製造された)(0.1280g、0.230ミリモル)のDMF(10mL)中混合物にNaI(0.005g)およびジメチルアミン(0.92mL、MeOH中2.0M)を50℃で1時間にわたり加えた。メタノールを真空中で除去し、そして反応混合物を塩化メチレンで希釈し、その後に水および食塩水で洗浄した。一緒にした有機物質をMgSO上で乾燥し、そして真空中で濃縮して黄色のワックス状固体とした。粗製生成物を2%メタノール/塩化メチレンで溶離させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。さらなる精製を分取逆相HLPCにより行なって、化合物116を白色粉末(3%)として与えた。MS=565(M+H)。
Figure 2005520815
化合物117
塩化ベンジル(実施例103で製造された)(0.1330g、0.239ミリモル)のDMF(10mL)中混合物にNaI(0.010g)およびN−メチルピペリジン(0.13mL、1.2ミリモル)を50℃で2時間にわたり加えた。反応混合物を水中に注ぎそしてEtOAc(3×15mL)で抽出した。一緒にした有機物質を水、食塩水で洗浄し、そしてMgSO上で乾燥した。有機層を濾過しそして真空中で濃縮して黄色フィルムとした。化合物117をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製しそして10%メタノール/塩化メチレンを用いて黄色フィルム(2%)として溶離させた。MS=620(M+H)。
Figure 2005520815
化合物118
DCC(0.5033g、0.496ミリモル)、N,N−ジメチルグリシン(0.1020g、0.992ミリモル)、およびDMAP(0.0606g、0.496ミリモル)の塩化メチレン中スラリーを室温で5分間攪拌し、その後に化合物65を加えた。反応混合物を室温で24時間攪拌し、塩化メチレンで希釈しそして水で洗浄した。有機物質をMgSO上で乾燥しそして濃縮して黄色油とした。油をEtOAcと共に粉砕して白色固体を与え、それを濾過により集めた。濾液を濃縮して黄色油とし、そして2%メタノール/塩化メチレンを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した(2%)。MS=489(M+H)、511(Na+)。
Figure 2005520815
化合物119
EDCI(0.950g、4.96ミリモル)、DMAP(0.121g、0.992ミリモル)およびカルボベンジルオキシ−L−バリンの混合物を室温で20mLの塩化メチレン中で15分間攪拌した。化合物65(0.400g、0.992ミリモル)を加えそして反応混合物を室温で数時間攪拌した。混合物を水で希釈しそして塩化メチレン(3×30mL)で抽出した。一緒にした抽出物を水、食塩水で洗浄し、そして次にNaSO上で乾燥した。粗製生成物を濃縮して黄色油とし、そして3%メタノール/塩化メチレンを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。黄色フォームが生成物(43%)として回収された。MS=637(M+H)、659(Na+)。
Figure 2005520815
化合物120
化合物119(0.134g、0.210ミリモル)のMeOH(5mL)、THF(2.5mL)および水(1mL)中溶液を0.67mLの0.5N水性HClおよび0.014gのC上10%Pdに加えた。混合物を50psiのHの初期圧力下で室温で18時間にわたり振った。この時点で、反応混合物をセライトを通して濾過し、生成物をメタノールで溶離させた。濾液を真空中で濃縮して、灰白色フォームを与えた。この生成物を分取逆相HPLCにより添加剤として0.1%のAcOHを用いて精製した。この二酢酸塩は白色粉末(0.060g、43%)として単離された。MS=503(M+H)、525(Na+)。
Figure 2005520815
化合物121
化合物114のCHCl中溶液にTFAを加えた。反応混合物を30分間攪拌しそして溶媒をロタバップ上で除去した。生成物をエーテルと共に粉砕することにより単離して固体を与えた。(M+H)=484。
本発明を上記のその態様を特に参照しながら詳細に記載してきた。上記の態様および実施例は本発明の範囲および精神を説明するために示されている。これらの態様および実施例は当業者に対して別の態様および実施例を明白にするであろう。これらの別の態様および実施例は本発明の意図内である。変更および改変を本発明の精神および範囲内で行いうることは理解されるであろうし、従って本発明は添付された請求項によってのみ限定されるべきである。

Claims (50)

  1. 式I
    Figure 2005520815
    [式中、
    RはOH、O−アリール、O−ヘテロアリール、N、OR’、OSOR’’、−NR’’’R’’’’、または
    Figure 2005520815
    よりなる群から選択され、
    ここで
    (i)R’は炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアシルまたはベンジルであり、
    (ii)R’’は炭素数5までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、フェニルまたはトリルであり、そして
    (iii)R’’’およびR’’’’は独立してH、炭素数3〜6のシクロアルキル、フェニルまたはtert−ブトキシカルボニル、フルオレニルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、場合によりシアノもしくは炭素数4までのアルコキシカルボニルにより置換されていてもよい炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、−CO−R、−CO−R、−CS−R、および−SO−Rよりなる群から選択され、ここで
    はH、炭素数3〜6のシクロアルキル、トリフルオロメチルもしくはフェニル、ベンジルまたは炭素数5までのアシル、炭素数6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルよりなる群から選択され、該アルキルは場合により炭素数5までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニル、OH、シアノ、3個までのハロゲン原子、および−NRにより置換されていてもよく、ここでRおよびRは同一もしくは相異なりそしてH、フェニルまたは炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルから選択され、
    は炭素数4までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルまたはフェニルから選択され、そして
    4aはCN、COR4c、COOR4c、CONHR4c、CO−NR4c4d、SO4c、またはNOであり、
    4bはH、アルキル、OR4c、SR4c、アミノ、NHR4c、NR4c、R4dであり、
    4cおよびR4dは独立してH、アルキル、アリールから選択されるか、或いはいずれかのNR4c4dの場合にR4cおよびR4dはそれらが結合している窒素原子と一緒になって未置換のもしくは置換されたピロリジニル、ピペリジニルまたはモルホリニル基を形成し、
    Xはハロゲン、OH、ニトロ、C1−8アルコキシ、C1−8アルキル−アミノ、ジ(C1−8−アルキル−)アミノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、C1−8アルキル−CO−O−、C1−8アルキル−CO−NH−、カルボキシアミド、CN、アミン、C3−6シクロアルキル、場合によりF、Cl、OHよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の員で置換されていてもよいC1−8アルキルよりなる群から独立して選択される0〜4個の員であり、そして
    Yは式IIまたはIII:
    Figure 2005520815
    の基であり、
    ここで
    、R、R、およびRは各々独立してH、アルキル、CN、ニトロ、C1−8アルキル、ハロ−C1−8−アルキル、ホルミル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシアミドであるか、或いはRおよびR並びに/またはRおよびRは一緒になってオキソ基を形成し、
    、およびR10は各々独立してH、ハロゲン、アルキル、OH、CN、ニトロ、C1−8アルキル、ハロ−C1−8−アルキル、C1−8アルコキシル、アミノ、C1−8−アルキル−アミノ、ジ(C1−8−アルキル−)アミノ、ホルミル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、C1−8−アルキル−CO−O−、C1−8−アルキル−CO−NH−、カルボキシアミド、またはアミンであり、
    Figure 2005520815
    は縮合フェニル環またはS、O、およびNよりなる群から選択される1〜4個の員を有する5−もしくは6−員のヘテロ芳香族環であり、
    Zはハロゲン、アルキル、置換された−アルキル、アリール、置換された−アリール、ヘテロアリール、置換された−ヘテロアリール、CN、CHO、COアルキル、アミノ、アルコキシ、HNCO−(C1−8アルキル)、アリル、プロパルギル、アレニル、またはN−アルキルチオカルバモイルであり、
    そして
    mは0または1である]
    の化合物、並びにその製薬学的に許容可能な塩およびエステル。
  2. Yが
    Figure 2005520815
    Figure 2005520815
    よりなる群から選択される請求項1の化合物。
  3. Rが
    Figure 2005520815
    Figure 2005520815
    よりなる群から選択される請求項1の化合物。
  4. Zがアミノ、ジアルキルアミノ、シクロアルキル、ヒドロキシ、オキソ、アルコキシカルボニル、ベンジルオキシ、アリールチオ、アルキルチオ、ヒドロキシアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、カルボキシ、ホスホノオキシ、ジアルキルホスホノオキシ、ジベンジルホスホノオキシ、シアノ、ハロ、トリアルキルシリル、ジアルキルフェニルシリル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロ、ヘテロシクロメチルベンゾイルオキシ、ジアルキルアミノメチルベンゾイルオキシ、ジアルキルアミノアルキルカルボニルオキシ、ベンジルオキシカルボニルアミノアルキルカルボニルオキシ、およびアミノアルキルカルボニルオキシよりなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基を有するプロパルギル、アリル、アレニル、N−アルキルチオカルバモイル、ヘテロアリール、置換された−ヘテロアリール、アルキル、または置換された−アルキルである請求項1の化合物。
  5. Zがプロパルギル、アリル、アレニル、N−アルキルチオカルバモイル、エチル、イソプロピル、t−ブチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,2,2−トリフルオロエチル、シアノメチル、2−シアノエチル、シクロプロピルメチル、2−オキソプロピル、メチルチオメチル、2−メチルチオエチル、メチルスルホニルメチル、2−メチルスルホニルエチル、メチルスルフィニルメチル、t−ブトキシカルボニルメチル、2−カルボキシエチル、2−(ジ−t−ブチルホスホノオキシ)エチル、2−(ジベンジルホスホノオキシ)エチル、2−ホスホノオキシエチル、2−アミノエチル、2−(ジエチルアミノ)エチル、2−(ジメチルアミノ)エチル、2−(4−モルホリニル)エチル、2−(4−チオモルホリニル)エチル、トリメチルシリルメチル、ジメチルフェニルシリルメチル、ベンジルオキシメチル、ベンジル、5−テトラゾリルメチル、2−ピリジルメチル、2−ピリジルメチル、2−オキシラニルメチル、2−オキソオキサゾリジン−5−イルメチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシ−3−(1−ピペリジニル)プロピル、2−ヒドロキシ−3−(4−モルホリニル)プロピル、2−ヒドロキシ−3−フェニルチオプロピル、2−ヒドロキシ−3−エチルチオプロピル、2−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシエチルチオ)プロピル、3−[4−(1,1−ジオキソチオモルホリニル)]−2−ヒドロキシプロピル、3−エチルスルフィニル−2−ヒドロキシプロピル、2−[4−(4−モルホリニルメチル)ベンゾイルオキシ]エチル、2−[4−(ジメチルアミノメチル)ベンゾイルオキシ]エチル、2−[4−(4−メチル−1−ピペラジニルメチル)ベンゾイルオキシ]エチル、2−(ジメチルアミノアセトキシ)エチル、2−[2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−メチルブチリルオキシ]エチル、2−(2−アミノ−3−メチルブチリルオキシ)エチル、2−ピリジニル、ピリダジニル、および2−ピリミジニルよりなる群から選択される請求項4の化合物。
  6. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  7. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  8. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  9. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  10. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  11. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  12. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  13. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  14. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  15. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  16. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  17. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  18. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  19. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  20. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  21. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  22. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  23. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  24. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  25. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  26. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  27. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  28. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  29. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  30. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  31. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  32. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  33. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  34. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  35. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  36. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  37. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  38. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  39. 式:
    Figure 2005520815
    を有する請求項1の化合物。
  40. 請求項1に記載の化合物および製薬学的に許容可能な担体を含んでなる薬剤組成物。
  41. 治療的に有効な量の請求項1に記載の化合物を哺乳動物に投与することを含んでなる、細菌感染により引き起こされるかまたはそれに起因する症状を有する患者の処置方法。
  42. 予防的に有効な薬用量の請求項1に記載の化合物を患者に投与することを含んでなる、細菌感染により引き起こされるかまたはそれに起因する症状に罹っている患者の予防方法。
  43. 該症状が地域−獲得性肺炎、上部および下部呼吸管感染症、皮膚および軟組織感染症、骨および関節感染症並びに病院−獲得性肺感染症よりなる群から選択される請求項41の方法。
  44. 該症状が地域−獲得性肺炎、上部および下部呼吸管感染症、皮膚および軟組織感染症、骨および関節感染症並びに病院−獲得性肺感染症よりなる群から選択される請求項42の方法。
  45. 該細菌が黄色葡萄球菌(S.aureus)、表皮葡萄球菌(S.epidermidis)、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)、化膿連鎖球菌(S.pyogenes)、腸球菌種(Enterococcus spp.)、モラクセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis)およびインフルエンザ菌(H.influenzae)よりなる群から選択される請求項41の方法。
  46. 該細菌が黄色葡萄球菌、表皮葡萄球菌、肺炎連鎖球菌、化膿連鎖球菌、腸球菌種、モラクセラ・カタラーリスおよびインフルエンザ菌よりなる群から選択される請求項42の方法。
  47. 該細菌がグラム−陽性球菌である請求項41の方法。
  48. 該細菌がグラム−陽性球菌である請求項42の方法。
  49. 該グラム−陽性球菌が薬物−耐性である請求項47の方法。
  50. 該グラム−陽性球菌が薬物−耐性である請求項48の方法。
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