JP2005520616A - 乳腺液を分析するための方法および装置 - Google Patents

乳腺液を分析するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、乳管の乳管液などの生体試料を採取および分析するための装置および方法に関する。生体試料を固相と接触させ、乳癌またはその他の病変部を示唆し得る細胞マーカーを同定してもよい。乳癌の早期診断が可能になる可能性があり、且つ、治療因子または予後因子が同定できる可能性がある。

Description

関連出願
本願は、37 CFR §1.78の下に、2002年3月19日に提出された米国特許仮出願第60/365,162号の恩典を主張するものである。同仮出願の全開示内容は参照として本明細書に組み入れられる。
技術分野
本発明は乳腺液を分析するための方法および装置に関し、特に、乳腺状態の管理または診断を目的として乳腺液を分析するための装置および方法に関する。
発明の背景
乳癌は女性の主たる死因の1つである。米国女性で一生のうちに乳癌にかかる危険性の高い人は最大10%に上ると考えられている。早期発見のための方法として、理学的検査、定期的な自己検診、マンモグラフィー、組織生検などが開発されているが、これらの方法にはそれぞれ固有の特性があるため有用性に限界がある。理学的検査および自己検診は診察者の技術に依存することがあり、一部の病変、特に小さな病変は見過ごされることがある。マンモグラフィー像では、密度の高い乳房組織の解釈がときとして困難な場合がある。さらにマンモグラフィーでは、乳房病変部が長年にわたって存在し、マンモグラフィー像で検出可能になる前に病期が進行することがあるなど、最適な感度が得られない場合がある。ある乳房腫瘍は、理学的検査またはマンモグラフィーによって検出される十年以上前胃に、乳房組織中で検出されずに増殖することがある。したがって、病期が進行している場合は予後が悪いことが多いため、マンモグラフィーに依存するのは最適な方法でない可能性がある。
癌の早期発見には癌マーカーが用いられている。マーカーは、癌細胞によって産生される、例えば細胞表面タンパク質、分泌タンパク質、または核酸配列であってもよい。診断情報のみならず予後または治療に関する情報まで得られるような数多くの乳癌細胞マーカーが同定されている。細胞マーカーの研究により、腫瘍の存在、腫瘍の成長、浸潤、転移の可能性、腫瘍形成、特定の治療法に対する反応の可能性に関する情報が得られる可能性があり、または、治療経過の進展を追跡できる可能性がある。これまでに同定されている乳癌細胞マーカーの例としては、エストロゲン受容体(ER)、プロゲステロン受容体(PR)、pS2、カテプシンD、ヒアルロン酸(HA)、組織型プラスミノゲンアクチベーター(t-PA)、erbB2腫瘍性タンパク質、上皮成長因子受容体(EGR)、CD44v5、CD44v6、p53、またはKi67などがある。
乳房腫瘍細胞の細胞マーカーを評価するには、細胞を含む生体試料を採取する必要がある。従来、これには、侵襲的であり且つ患者にとって不便な組織生検を行う必要があった。さらに、組織生検では、サンプル採取を効果的に行うためには触知可能な病変が存在している必要のあることが多く、その時点ではすでに病変部が進行期に達し予後が悪くなっている場合がある。病変部がさらに進行していれば治療失敗のリスクが高くなる可能性もある。この問題は、病変部をより早く検出できれば軽減できる可能性がある。さらに、組織生検は麻酔を要することが多く、外科的手技によるリスクも伴う。または、病変が疑われる部位に針を刺入して内容物を吸引する細針吸引も多く行われている。しかし、この手技は患者に疼痛を与えることが多く、且つ、生検部位に瘢痕化または炎症などの局所反応を引き起こすことがあり、こうした局所反応は肉眼的にも顕微鏡的にも腫瘍の可視化を困難にする可能性がある。このような状態では正しい診断が妨げられ、腫瘍が存在していても看過される可能性がある。さらに、腫瘍が存在している場合は、針によって腫瘍が広がる、または、後の組織学的診断に人為結果的変化をもたらす可能性がある。したがって、乳癌の管理において、有効な非侵襲的手技が求められている。
より侵襲性の低い乳癌診断の手技として、乳頭分泌物または乳頭吸引液の検査が利用されている。これらの手技は乳房腫瘍、特に触知不能な病変部の分析に用いられており、且つ、乳房組織の組織学的特徴に影響を及ぼさない。しかし、正確な診断を行うため十分量の試料を乳頭から得ることは非常に困難である。試料の量が不十分で腫瘍細胞が発見されなかった場合、試料中の腫瘍細胞の不在が、腫瘍の不在によるものか、または乳頭吸引手技を用いた結果試料採取量の不足によるものかは不明である。はっきり確認できる量の乳頭分泌物を生じると考えられているのは特定の種類の腫瘍のみであり、そのような分泌を生じる腫瘍であっても乳頭分泌液の量は通常10μl未満である。通常これは、最終的な評価を行うには不十分な量である。
したがって、当技術分野において、乳癌の早期診断および管理のため十分量の乳房液試料を取得する非侵襲的な技術が求められている。さらに、乳房病変部の管理、診断、および分析のため、取得した乳房液試料に対して細胞マーカー検査を行うことも求められている。
発明の概要
本発明は、乳管から生体試料を採取するための装置であって、乳管に挿入可能な採取用カテーテル、採取用カテーテルに接続され且つ固相を有するチャンバー、圧力ポート、およびチャンバーと圧力ポートとの間に配置された弁を含む装置、ならびに、乳管から生体試料を採取するための方法に関する。生体試料中の細胞マーカーは、例えば、固相上または固相に結合する結合剤上に吸着される。生体試料および/または細胞マーカーを分析することにより、乳癌またはその他の乳房病変部の早期診断が得られ、さらに、治療の選択肢および予後因子が把握できる。
発明の詳細な説明
本発明は、乳房から非侵襲的に生体試料を採取するための方法および装置を提供する。本発明装置は乳管系内へと導入してもよく、且つ、乳管系から液体を採取および分析してもよい。乳管系から採取した液体は、液体中の細胞マーカーを捕捉する固相に接触させてもよい。細胞マーカーは腫瘍の存在を示唆するものであってよく、エストロゲン受容体(ER)、プロゲステロン受容体(PR)、pS2、カテプシンD、ヒアルロン酸(HA)、組織型プラスミノゲンアクチベーター(t-PA)、erbB2腫瘍性タンパク質、上皮成長因子受容体(EGR)、CD44v5、CD44v6、p53、またはKi67などを含む。乳房病変部を形成の初期、すなわち肉眼視または触知が可能になる前にも発見できる可能性がある。
図1は、乳管系から非侵襲的に生体試料を採取するための本発明の装置の例示的態様であって、複数のポートを使用する態様を示した図である。図2は、本発明の装置の別の例示的態様であって、主チャンバーが乳管内に位置する態様を示した図である。図4は、薬剤を投与するための装置の別の態様であって、単一のポートを使用する態様を示した図である。例示された装置は例示のみを目的としたものであり、当業者であれば本発明の範囲または精神から逸脱することなく多数の同様の装置を利用することが可能であることから、これら例示の装置は本発明を限定するものではないことが理解されるべきである。
本発明の装置100の例示的な態様を示した図である図1に例示したように、乳管から生体試料を採取するための例示的装置は、乳管内に挿入してもよいカテーテルまたはカニューレなど、乳管に接続するための接続装置を有する。この接続を介して、または別のカテーテルもしくはカニューレを介して、乳管系から生物学的試料を採取してもよい。本明細書に完全に組み入れられる、1999年12月28日に提出されたDavid Hungらの米国特許出願第09/473,510号には、乳管内に配置するため本発明と共に使用できる、長い乳管接続装置を有する例示的な装置が開示されている。
図1は、本発明の装置100の1つの例示的態様を示した図である。装置100は、乳管内に配置するための、カテーテルまたはカニューレを含む内腔を有する長い中空の部品であって、内腔がその両端間に及ぶ部品(例えばカテーテル106)、および、カテーテル106と流体接触状態にある主チャンバーまたはマニホルド105を含む。主チャンバー105はカテーテル106より内容積および内径が大きい。主チャンバー105はまた、第一のポート110および第二のポート109を有する。米国特許出願第09/473,510号に記載のとおり、これらのポート109、110は任意の位置に配置されていてよい。例えば、第二のポート109は、主チャンバー105の縁端部に、且つカテーテル106と揃えて配置されていてもよい。さらに、第一のポート110はカテーテル106にできる限り近く配置されていてもよい。さらに、これらのポート109、110は主チャンバー105の壁面に沿って互いに垂直方向に揃っていてもよく、または主チャンバー105の周囲に沿って互いにずれていてもよい。
液体およびその他の物質は、例示のポート109、110のいずれかを介して主チャンバー105へと導入および主チャンバー105から除去してよい。図1に示されているように、第一のポート110は、シリンジ112などの器具を受けるためのポート102を有する第一のコンジット104に接続される。第二のポート109は、シリンジ112を受けるためのポート101を有する第二のコンジット103に接続される。シリンジ112は任意の周知の回収装置および/または注入装置で置換してもよい。
前述のとおり、ポート102およびコンジット104は、液体を主チャンバー105へ、およびカテーテル106を介して乳管内へと注入するために使用できる。この場合、通常の生理食塩水のような乳管洗浄液を第一のポート102に入れた上で、主チャンバー105へ、およびカテーテル106を介して乳管系内へと乳管洗浄液を押し出すため第一のポート102に陽圧を印加する。または、乳管洗浄液を第二のポート101に入れ、第二のポート101に陽圧を印加することによって第二のコンジット103を介して主チャンバー105へと押し出してもよい。このようにして、選択した乳管内に乳管洗浄液を投与してもよい。
前述のように、ポート101およびコンジット103を用いて乳管から採取し主チャンバー105に入れた物質を回収してもよい。例えば、ポート101に接続されたシリンジ112を操作することにより、第一のポート109に陰圧をかけてもよい。この操作により主チャンバー105内に陰圧が生じ、乳管から採取され主チャンバー105に入っている物質が、コンジット103へ、およびシリンジ112またはその他の回収装置へと引き入れられる。
どのポートおよびコンジットが液体の乳管内への導入に使用されるのか、および物質の乳管内からの採取に使用されるかに関する上記の説明は、例示のみを目的としたものである。これらの機能はいずれも、コンジットおよびポートのいずれの組を使用しても実施可能である。生体材料は乳管液、細胞(細胞塊)、および乳管系から得た乳管洗浄液を含んでいてもよく、そのような生体材料の抽出は、乳管洗浄液を乳管内に導入した後に乳房を外からマッサージすることによって実施してもよい。さらに、シリンジ112のうち1つまたは複数を操作することにより主チャンバー105内に陰圧を生じさせてもよい。
図1に示すように、流入ポート110および流出ポート109を介して主チャンバー105に出入りする物質または液体の流れを、それぞれ弁114、116によって制御してもよい。カテーテル106は、乳管系への挿入が容易であり且つ所望の薬剤および物質の通過が可能であるよう適切に決定された直径の内腔を有していてもよい。カテーテル106の内腔の直径は、例えば0.007インチ(もしくは0.178 mm)以上でもよく、または、0.007インチ(もしくは0.178 mm)〜0.047インチ(もしくは1.19 mm)の範囲内であってもよい。さらに、カテーテル106は、カテーテル106を乳管内に挿入する際に使用者がカテーテル106の挿入深度を完全に把握できるよう、挿入深度を示す指標を表面に有していてもよい。さらに、カテーテル106は特定の深度に達した後はカテーテル106をそれ以上乳管系内に進めることができないよう、ストップ部品などの安全機構を有していてもよい。このようなストップ部品は種々の設計であってよいが、例えば、カテーテル106の外面に固定または形成されたカラーであって、カテーテル106の直径より大きな幅を有するカラーを含んでいてもよい。
図1に示すように、主チャンバー105の中に固相107を配置してもよい。固相107は、所望のマーカーを含む細胞がその上に固定化されるような固定マトリックスを含み、且つ、主チャンバー105を満たす。または、主チャンバー固相107は主チャンバー105を部分的に満たしてもよい。カテーテル106から主チャンバー105に流入する物質は、コンジット103または104に入る前に固相107に接触する。したがって、例えば、乳管液が主チャンバー105に入り固相107と接触する際に、乳管液中の腫瘍細胞が固相107に付着する。固相107は、発現しているタンパク質または関心対象の核酸を捕捉するのに使用してもよい。固相は、採取された液がポート101とポート102との間で固相を通過するような形状であれば、任意の形状(例えば円形または主チャンバーの断面と同じ形状)であってよい。固相107の形態および弁(114または116)の種類は様々であってよく、図1または図2の例示的態様により限定されるものではないことが理解されるべきである。
固相107への細胞、タンパク質、核酸などの捕捉を可能にする方法は多数ある。例えば、特定の細胞表面マーカーを発現している細胞が所望される場合は、その細胞マーカーに対する特異性を有する試薬を固相107の表面に固定化してもよい。例えば試薬は、固相107に共有結合させた一次抗体であって、細胞表面マーカーへの結合特異性を有する一次抗体であってもよい。この場合、その細胞表面マーカーを発現している腫瘍細胞を含む乳管液が、固相107に固定化された試薬または抗体に接触すると、その細胞が液体から引き出され、試薬と結合して、固定化された抗原抗体複合体を形成する。同様に、乳癌マーカーとして発現するタンパク質のアッセイ法を行う場合は、そのタンパク質に特異的に結合する抗体などの試薬を同様の様式で固相107上に固定化してもよい。
試料採取の別の方法として、乳管から得た乳管液を、乳癌マーカータンパク質に対して特異的なポリクローナル抗体またはモノクローナル抗体などの試薬またはリガンドに接触させてもよい。これによりリガンド−マーカータンパク質複合体が形成され、次にそのリガンドが固相107上に固定化される。この実施例において、乳管液を主チャンバー105に収容してもよく、且つ、リガンドをポート102および第一のコンジット104から主チャンバー105に導入してもよい。リガンドは、主チャンバー105内で、乳管液中に存在する主チャンバー細胞マーカータンパク質と結合してもよく、このように形成された複合体はリガンドを介して固相107に結合する。結合は種々の方法によって実現されてよく、例えばマトリックスへの吸着または二次的な結合パートナーを介した結合などがあるが、これらに限定されることはない。
存在する細胞マーカータンパク質の検出は種々の方法により実現可能である。例えば、検出可能な試薬と結合する抗抗体など、標識した試薬を使用してもよい。検出可能な試薬は、例えば、蛍光体、化学発光体、放射性同位体、または酵素などの化学成分であってもよい。使用される標識に応じて、標識との反応後に生じる特性の変化を調べることにより細胞マーカーの存在を検出してもよい。このような変化としては例えば色の変化がある。
試料を採取する別の方法において、細胞マーカーはリガンドに結合する。リガンドは、固相107に結合された結合パートナーに対する親和性を有していてもよい。例えば、細胞マーカータンパク質はリガンドとしてのビオチンに結合してもよい。次にビオチンは、固相107に固定化された結合パートナーであるアビジンに結合してもよい。このようにしてリガンド−マーカータンパク質複合体は結合パートナーを介して固相に結合する。この実施例において、カテーテル106を介して主チャンバー105内へと乳管液を吸引してもよい。ビオチンなどのリガンドをポート102および第一のコンジット104から主チャンバー105へと導入することによって、吸引した液の中に存在し得る細胞マーカータンパク質と結合させてもよい。次に、ビオチン−マーカータンパク質複合体を、固相107に固定化されたアビジンに結合させてもよい。
試料採取にはラテックス凝集法を用いてもよい。この実施例において、粒子を別の結合パートナーと結合させ、次に乳管液と接触させてもよい。粒子間で抗体結合が形成されることにより凝集が生じるので、例えば液の混濁度を測定することにより凝集を検出してもよい。
別の方法としては、例えば抗体またはアビジンもしくはストレプトアビジンなどのアフィニティ試薬であってもよいコーティング試薬を固相107に吸着させる。そのタンパク質マーカーに特異的な一次抗体を接触させるか、またはタンパク質マーカーを試薬で架橋することにより、複合体を形成してもよい。次にこの複合体を、固相107上のコーティング試薬に吸着させる。この実施例において、乳管液が主チャンバー105に入るよう乳房に陽圧を印加することによって乳管液を吸引するかまたは移動させてもよく、乳管液は例えば乳癌の存在を示唆し得るタンパク質マーカーを含んでいてもよい。そのタンパク質マーカーに特異的な抗体を、ポート102および第一のコンジット104を介して、またはポート101および第二のコンジット103を介して、主チャンバー105に導入する。このようにして導入した抗体は、主チャンバー105の中に存在するタンパク質マーカーと結合する。または、架橋剤を、ポート102および第一のコンジット104を介して、またはポート101および第二のコンジット103を介して、主チャンバー105に導入してもよく、その架橋剤がタンパク質マーカーに結合してもよい。このようにして形成されたタンパク質マーカー複合体は、次に、固相107上に存在するコーティング試薬に結合してもよい。
固相107は多数の異なる種類の材料で作られていてよく、例えばセファロース、プロテインA、プロテインG、膜、フィルター、パッドなどであってよいがこれらに限定されることはない。採取した試料の管理を容易にするため、固相107としてのフィルターまたは膜を、乳房から得た乳管液に直接接触させてもよい。例えば、ニトロセルロースを利用して、その表面でマーカータンパク質を回収し、次にそれを処理してマーカータンパク質の存在の可視化およびマーカータンパク質の分析を行ってもよい。
本発明の別の局面は、乳管から生体試料を採取することに関する。本明細書に記載の例示的態様においては、カテーテル106を乳管に挿入し、カテーテル106に接続され且つ乳房108の外側に配置された主チャンバー105に乳管液が入るよう乳房に陽圧を印加することによって乳管液を吸引するかまたは移動させる。しかし、装置は多くの形態をとり得るので、本発明がこのように限定されることはない。例えば、図2を参照しながら次に説明するように、別の例示的態様では主チャンバー105を乳管内に挿入してもよい。この態様において、液体は乳房に印加された陽圧により主チャンバー105へと吸引されまたは移動し、且つ、乳管液はシステム内に留まる。主チャンバー105内の固相107と反応させた後、乳管液は乳管へと戻してもよく、次に、このようにして固相107に結合させたマーカーを分析してもよい。
図2に示したまた別の態様において、主チャンバー205は乳管内に配置される。例えば、乳房に陽圧を印加することによって、および/または第二のポート201に陰圧を印加することによって、カテーテル206などの乳管接続装置を介して乳管系から主チャンバー205へと液を吸引してもよい。上述のように、主チャンバー205の中に固相(図には示していない)を設けてもよい。上述のように、診断、治療、または予後に関する因子を評価できるよう、適切な細胞マーカーを固相に結合させてもよい。
この実施例において、望ましいならばさらに分析を行うため乳管から液を取り出してもよいが、必ずしも取り出す必要はない。第一のポート202と主チャンバー205との間に弁構造214を設けてもよく、第二のポート201と主チャンバー205との間に弁構造216を設けてもよい。弁構造(214、216)は任意の既知の種類のものであってよく、且つ、それぞれ第一のポート202および第二のポート201への液の逆流を防ぐように構成してもよい。例えば、一方向弁214を、第一のポート202への陽圧の印加によって同弁が開き主チャンバー205への物質の流入が生じるように設けてもよい。さらに、乳房への陽圧印加によってカテーテル206を介して主チャンバー205に物質を流入させてもよいが、乳管液などの物質が主チャンバー205を満たすと、主チャンバー205内の圧力が臨界レベルまで上昇し、第一のポート202にある弁214が閉じて第一のポート202への液または物質の流入を防ぐ。次に、コンジット203内から弁216に陽圧を印加した状態で第一のポート202に陽圧を印加すると、主チャンバー205内の圧力が乳管内の圧力より大きくなり、物質または液が主チャンバー205から乳管へと戻る。第二のポート201および対応する弁216もこれと同様の様式で機能する。例えば乳管からの液または物質を、第二のポート201に陰圧を印加することによって、または乳房に陽圧を印加することによって、主チャンバー205へと吸引してもよい。乳管からの液および物質が主チャンバー205を満たし主チャンバー205内の圧力が上昇すると、主チャンバー205内の圧力が臨界レベルに達し、主チャンバー205内の圧力が第二のポート201内の圧力より大きくなる。このとき、弁216は開いた状態に保たれて第二のポート201への流入を可能にするが、弁214は閉じて、第一のポート202およびコンジット204への逆流を防ぐ。このようにして、より良好な試料採取を行うため主チャンバー205内で液体を繰り返し濃縮してもよい。
本明細書に開示される、乳管系内に洗浄液を投与するためおよび乳管系から生体試料を採取するための装置の例示的態様は、説明のみを目的としたものであって、本発明を限定するものではないことが理解されると思われる。本発明の範囲または精神から逸脱することなく、乳管内への液体の注射もしくは注入、または乳管系からの生体物質の採取に適した、任意の装置を利用することが可能である。
図3a〜3cに、図2の固相の例を示す。図3a〜3cに示した固相の態様は、例えば図2の主キャビティ205に組み込んでもよい。または、図3a〜3cの態様を、図1の主キャビティ105の中に固相107を入れて、図1に示したシステムの固相107として使用してもよい。図3aに、固相301の入ったインラインチャンバー311の近位端において、可撓性部品310によってカテーテル106の内面に取り付けられたボール弁302を示す。ボール弁302に印加された圧力に応じてシールが形成されるよう、ボール弁302に隣接し且つその近位側にカフ303も設けられる。ボール弁302に圧力が印加されると、ボール弁302は圧力の低い方向に移動する。例えばインラインチャンバー311に近位端から物質が流入するなどしてカフ303に圧力が印加されると、ボール弁302がカフ303から引き離され、したがって物質がカテーテル106の中を流れる。しかし、ボール弁302の遠位側のほうが圧力が高い場合は、ボール弁302がカフ303に押し付けられて開口部を塞ぎ、ボール弁より向こうへの物質の通過を防ぐ。このようにして、液体が一方向に通過するが他方向には通過しないようにしてもよい。図3bに、弁の第二の例示的態様を示す。この実施例において、弁はヒンジ式の平らな部品304であり、一方向の圧力によってヒンジ式の平らな部品304が開くが、反対方向の圧力が印加された場合はヒンジ式の平らな部品304が閉じ、インラインチャンバー311から弁を通って出ていく物質の流れが妨げられる。図3cに弁の別の例示的態様を示す。この態様において、弁は起伏のある複数の弁小葉307であり、例えば物質がカテーテル106からインラインチャンバー311内へと押し出されるなどして圧力が印加されると、この圧力により起伏のある弁小葉307の端が圧力の低い方向へと動き、これにより、起伏のある弁小葉307が互いに並列でなくなる。これにより、物質がインラインチャンバー311へと流入できるようになる。これとは反対に、例えばインラインチャンバー311から起伏のある弁小葉307を通ってカテーテル106へと物質が押し出されるときなどのように、起伏のある弁小葉307の遠位側の圧力が起伏のある弁小葉307の近位側の圧力より大きい場合は、起伏のある弁小葉307が互いに並列になってシールが形成され、起伏のある弁小葉307を通る物質の流れを妨げる。
図3a〜3cはまた、図2の主キャビティ205中の固相のさまざまな例も示す。または、図3a〜3cに示す固相の態様を、主キャビティ105中の固相107のように、図1のシステムに組み込んでもよい。図3aに、インラインチャンバー311に入った平面状の固相301を示す。インラインチャンバー311に物質が引き入れられると、物質が平面状の固相301に接触する。後述するように、平面状の固相301は、それに結合された試薬を含んでいてもよい。図3bに、平面状で且つ折れ曲がった固相306を使用した固相の様式を示す。平面状で且つ折れ曲がった固相306に物質が接触した際に、平面状で且つ折れ曲がった固相306に結合された試薬に対して親和性を有する物質が結合してもよい。平面状で且つ折れ曲がった形状により、結合のための面積が増大する。図3bはさらに、固相に化合物が結合する別の様式として、固相306に結合された結合パートナーに対する親和性を有するリガンドに化合物が結合する様式を示している。化合物がリガンドに結合して化合物−リガンド複合体305を形成し、この複合体が固相に結合してもよい。この過程は後により詳しく説明する。図3cに、ビーズ型の固相308を使用した、固相の別の形式を示す。この実施例において、ビーズ型の固相308は、ビーズの形態である固形マトリックスを含む。ビーズ型の固相308は、その表面に結合された試薬309を含む。この試薬309は、例えば、所望の化合物に対する親和性を有する抗体であってもよい。ビーズ型の固相は種々の材料でつくられていてよく、例えばアガロース、セファデックス、セルロース、ポリマーなどがあるがこれらに限定されることはない。本明細書にはこれらの過程を例示的態様として記載する。弁および固相に関して提供された実施例は例示のみを目的としたものであり、同様の任意の弁または固相が使用可能であることから、これら実施例が本発明を限定するものではないことが理解されるべきである。別の態様において、固相107は、ポート102とカテーテル106との間に配置してもよく、且つ、上述の形態うち1つの形態であってもよい。
図4に、乳管系からの生体物質の採取または乳管系内への乳管洗浄液の投与を行うための装置の別の例示的態様を示す。この態様において、装置は、シリンジ402と接続したカテーテル401などの乳管接続装置を含む、単一の管腔を有する装置である。乳管接続装置またはカテーテル401は、例えば、上述のものと同様の固相407を含むインラインチャンバー404および上述のような弁408を含んでいてもよい。シリンジ402により、乳管洗浄液を乳管系内に導入すること、または、生体物質もしくは通常の生理食塩水などの乳管洗浄液を乳管系から抽出することが可能になる。プランジャー403を例えばシリンジ402の上端に設けてもよく、このプランジャー403を使用して、プランジャー403に圧力を印加することによってシリンジ402に入った乳管洗浄液を乳管系(図には示していない)内に導入する操作、および、乳房に外圧を印加した際に乳管系から生体物質を採取する操作を行ってもよい。プランジャー402に陰圧を印加することによって採取を補助することも可能である。このようにして、上述の場合と同様に、弁408で物質の流れを制御しながら、物質をインラインチャンバー404に通過させ且つ固相407に接触させてもよい。または、固相407または固定されたマトリックスであってもよい追加の固相(図には示していない)であって所望のマーカーを含む細胞がその上に固定化されるような固相を、シリンジの管腔に入れてもよい。これにより、乳管液がシリンジ402の管腔に入り固相407と接触する際に、乳管液中の腫瘍細胞が固相407に付着する。固相407は、発現しているタンパク質または関心対象の核酸を捕捉するのに使用してもよい。この態様において、インラインチャンバー404および弁408は省略してもよい(図には示していない)。
図5に、乳管系内に乳管洗浄液を投与する、または、生体物質もしくは通常の生理食塩水などの乳管洗浄液を乳管系から採取するための別の例示的態様を示す。この態様では、Y字管形カテーテル501の複数の近位端(図には2つが示されている)のそれぞれにシリンジ502が接続される。Y字管形カテーテルの遠位端は、乳頭表面から乳管系内へと挿入してもよい。Y字管形カテーテル501の近位端は、乳管洗浄液の投与または乳管系からの生体物質の採取を行うためのポート502を有していてもよい。通常の生理食塩水などの乳管洗浄液を、Y字管形カテーテル501の複数の近位端のうち任意のいずれかから乳管系内へと導入してもよい。または、他の態様に関する上述の説明と同様に、生体物質または投与された乳管洗浄液を、乳房に外圧を印加しながら乳管系から抽出してもよい。Y字管形カテーテル501のポートのいずれかに陰圧を印加することによって、生体物質の採取を補助することも可能である。物質は、固相507と上述のように流れを制御する弁509とを含むインラインチャンバー508を通過し、これにより、インラインチャンバー508の中の固相507に接触する。図5に、Y字管形カテーテル501のインラインチャンバー508に入った固相507を示す。または、インラインチャンバー508を使用せず、Y字管形カテーテル501の管腔またはシリンジ502の管腔に固相507を入れてもよい。いずれの態様においても、固相507は、所望のマーカーを含む細胞がその上に固定化されるような固定マトリックスであってもよい。これにより、乳管液がY字管形カテーテル501のインラインチャンバー508に入り固相507と接触する際に、乳管液中の腫瘍細胞が固相507に付着する。固相507は、発現しているタンパク質または関心対象の核酸を捕捉するのに使用してもよい。
以上、本発明の例示的な態様について説明したが、上記の開示内容には種々の改変、変更、および置換が可能であると想定される。本発明は多数の形式および態様を取り得る。本明細書に記載の態様は本発明を限定するものではなく説明を目的としたものであり、本発明の精神および範囲から逸脱することなく変更を行いうることが理解されるべきである。
分析またはアッセイ用の生体試料を採取するための本発明の例示的器具を示した図である。 本発明の生体試料採取装置および弁の別の態様を示した図である。 図3a〜3cは、本発明の固相および弁の例示的態様を示した図である。 分析またはアッセイ用の生体試料を乳管系から採取するための装置であって、ポートを1つ有する装置の別の例を示した図である。 分析またはアッセイ用の生体試料を乳管系から採取するための装置であって、Y字管形カテーテルを有する装置の別の例を示した図である。

Claims (11)

  1. 以下を含む、乳管から生体試料を採取するための装置:
    乳管に挿入することができる採取用カテーテル;
    採取用カテーテルに接続され且つ固相を含むチャンバー;および
    圧力ポート。
  2. 固相が、セファロース、プロテインA、プロテインC、膜、フィルター、パッド、およびニトロセルロースからなる群より選択される、請求項1記載の装置。
  3. 固相が試薬を含む、請求項1記載の装置。
  4. 試薬が固相の表面に吸着される、請求項3記載の装置。
  5. 試薬が抗体を含む、請求項4記載の装置。
  6. 抗体が、エストロゲン受容体(ER)、プロゲステロン受容体(PR)、pS2、カテプシンD、ヒアルロン酸(HA)、組織型プラスミノゲンアクチベーター(t-PA)、erbB23腫瘍性タンパク質、上皮成長因子受容体(EGR)、CD44v5、CD44v6、p53、およびKi67からなる群より選択される抗原と特異的に結合する、請求項5記載の装置。
  7. チャンバーと圧力ポートとの間に設けられた弁をさらに含む、請求項1記載の装置。
  8. 弁が、主チャンバーから圧力ポートへの液体の流れを妨げる、請求項7記載の装置。
  9. 第二の圧力ポートをさらに含む、請求項1記載の装置。
  10. 試薬が第二の圧力ポートを介してチャンバーに導入される、請求項9記載の装置。
  11. チャンバーが、乳管に挿入可能である、請求項1記載の装置。
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