JP2005519230A - 内燃機関用組み立て式エアフィルター - Google Patents

Abstract

輸送における節約につながる効率化は、現代の競争社会において必須である。鉱業、栽培農業および林業において輸送手段としての車両の選択は、その内燃機関のエアフィルター、特にフィルター媒体が詰まった場合にフィルターの全部品を交換しなければならないエアフィルターの運転、維持および交換費用を最小限にするために重要である。本発明のエアフィルターは、組み立て式エアフィルターであり、このフィルターの交換を要する部品はフィルター媒体（７）と内部メッシュ（６）だけであり、これらは下方ラバー（５）と上方ラバー（８）によって固定されている。下方ハウジング（１）、上方ハウジング（９）、有孔プレート（３）および補強層（４）などのその他の部品は、交換する必要がない。手動で開閉する係止部材（１１）がこの組み立て式エアフィルターを単一のユニットとして一体化させている。

Description

本発明は、自動車エンジン用エアフィルターに関する。

車両は物品および人員の輸送手段として経済的に重要な役割を果たしている。その中で、本発明はトラックおよびバスに関連し、これらが本発明にとって最も重要である。これらの輸送手段は、その運転のために内燃機関を採用している。

輸送手段として車両を選択することは運転および保守コストを最小限にするための具体的な戦略となる。

本発明が利用できる他の例として鉱業、プランテーションおよび林業などの産業が挙げられる。これらの産業で最も頻繁に使用される車両は、ダンプ、トラック、掘削機、フォークリフトおよび多輪自動車などである。

まだ他にも運転に内燃機関を利用する多くの工業機械および発電機がある。

エアフィルターは、保守を必要とし、定期的に交換される内燃機関の部品の１つである。このエアフィルターは、機関内での効率的な燃焼に必要とされる新鮮な空気が機関内に常に存在するように定期的に交換する必要がある。

組み立て（knocked down）式エアフィルターは機関内で効率的な燃焼のために定期的に交換されるのはその部品だけであるので、組み立て式エアフィルターを内燃機関に使用することによって多額の費用を節約することになる。

本発明の目的は、内燃機関の保守費用および交換費用を減少させるために組み立て可能なエアフィルターを提供することである。

現在使用されているエアフィルターは、図１に示すように通常、接合材として機能する上下ラバー（５、８）によって１つのユニットとして組み立てられた下方ハウジングプレート（１）と、フィルター媒体（７）と、有孔プレート（３）と内部メッシュ（６）とからなる。この種のエアフィルターでは、交換の際に上記すべての部品を取り替えなければならない。

本発明のエアフィルターは、基部としての下方ハウジング（１）と下方部分が保持リング（２）に係止され、上方部分が上方補強リング（１０）に固定されている有孔プレート（３）とからなる（図２参照）。有孔プレート（３）は、エアフィルター構造の補強手段およびエアフィルターの上部でフィルターハウジング（９）の保持手段として機能する。当該エアフィルターの構造をより小型にするために上部が上方補強リング（１０）に固定され下部が下方補強リング（２）に固定された補強層（４）がフィルター内部に設けられている。

フィルター媒体は、通常長手方向に折られており、内部メッシュは上下ラバー（５，８）と係合している。フィルター媒体（７）および内部メッシュ（６）を上下ラバー（５，８）と単一のユニットに一体化することによってエアーフィルターから取り外すことができるシリンダーとなる（図３参照）。ここで交換されるのはフィルター媒体（７）と内部メッシュ（６）によって形成された単一ユニットである、エアーフィルターのすべての部材を交換する必要はない。

構造上の目的のために下方ハウジング（１）、有孔プレート（３）、補強層（４）、フィルター媒体を挿入できるように開閉可能な上方補強リング、上方ハウジングプレートは、手動で開閉される係止部材（１１）によって一体化される。漏れを防ぐためにエアフィルターを燃焼機関に取り付ける際にエアフィルター上にシール部材を設けることができる。交換を必要とする部材は、上下ラバー（５，８）によって内部メッシュと一体化されたフィルター媒体だけなので、本発明を利用することによって車両などの内燃機関の維持費用を節約することができる。

本発明はエアフィルターに関し、このエアフィルターは組み立て式であるので、内燃機関の維持費用および部品の費用を節約することができる。

現在使用されているエアフィルターは、図１に示すように通常、接合材として機能する上下ラバー（５、８）によってユニットとして組み立てられた下方ハウジングプレート（１）と、フィルター媒体（７）と、穿孔プレート（３）と内部メッシュ（６）とからなる。この種のエアフィルターでは、これを取り替える時に上記すべての部品を取り替えなければならない。

この場合、実際に取り替えられなければならないエアフィルターの部品は、フィルター媒体だけである。このフィルター媒体は、詰まると新鮮な空気が内燃機関の燃焼室に入らなくなってしまう。

この構造を基にフィルター媒体（７）と内部メッシュ（６）だけが定期的に交換される本発明の経済的な組み立て式エアフィルターを開発した。長手方向に折り曲げられて形成されたフィルター媒体の形状は内部メッシュ（６）によって維持される。

本発明のエアフィルターの好ましい態様（図２に示す）は、基部としての下方ハウジング（１）と下方部分が保持リング（２）に係止され、上方部分が上方補強リング（１０）に固定されている有孔プレート（３）とからなる。有孔プレート（３）は、エアフィルター構造の補強手段およびエアフィルターの上部でフィルターハウジング（９）の保持手段として機能する。当該エアフィルターの構造をより小型にするために上部が上方補強リング（１０）に固定され下部が下方補強リング（２）に固定された補強層（４）がフィルター内部に設けられている。

フィルター媒体は、通常長手方向に折られており、内部メッシュは上下ラバー（５，８）と係合している。フィルター媒体（７）および内部メッシュ（６）を上下ラバー（５，８）と単一のユニットに一体化することによってエアーフィルターから取り外すことができるシリンダーとなる（図３参照）。ここで交換されるのはフィルター媒体（７）と内部メッシュ（６）によって形成された単一ユニットである、エアーフィルターのすべての部材を交換する必要はない。

構造上の目的のために下方ハウジング（１）、有孔プレート（３）、補強層（４）、フィルター媒体を挿入できるように開閉可能な上方補強リング、上方ハウジングプレートは、手動で開閉される係止部材（１１）によって一体化される。漏れを防ぐためにエアフィルターを燃焼機関に取り付ける際にエアフィルター上にシール部材を設けることができる。

交換を必要とする部材は、上下ラバー（５，８）によって内部メッシュと一体化されたフィルター媒体だけなので、本発明を利用することによって費用を節約することができる。本発明のエアフィルター、即ち組み立て式エアフィルターの構成部材を図４に示す。

当業者であれば本発明の範囲を超えない範囲で好ましい態様を種々変型することが可能である。そのような変型例の１つとしては、係止部材（１１）の形状が挙げられる。この係止部材（１１）は、下方ハウジング（１）または上方ハウジング（９）上で有孔プレート（３）に固定される。このように固定する代わりに係止部材（１１）をエアフィルターの１部品上にクランプ式に留めることができる（図５参照）。変更できる別の特徴は、エアフィルターの組み立て部品の部分的固定構造である。図６は下方ハウジング（１）と上方ハウジング（９）の係止手段の変型例を示す。この変型例に使用されている係止手段はネジ止めすることができる。

補強層の形状も変更することができ、らせん状にすることもできる。有孔プレートを補強スパイラルまたは補強層に代えることができる。また内部メッシュ（６）はフィルター媒体に設けても設けなくてもよい。設ける場合は、別個に製造してもよくまたはスパイラルもしくは層に代えることができる。フィルター媒体を形成する長手方向の折り曲げ部は高分子材料から製することも可能である。フィルター媒体は、折り曲げ部分のないものでも使用することができる。

従来のエアフィルターの半分を断面にて示した図。 本発明の好ましい態様のエアフィルターの半分を断面にて示した図。 フィルター媒体の半分を断面にて示した図。 分解された状態の本発明の組み立て式エアフィルターの半分を断面にて示した図。 係止部が変型されたエアフィルターの半分を断面にて示した図。 留め金を利用した係止部を有するの変型例を本発明の組み立て式エアフィルターの半分を断面にて示した図。

符号の説明

１ 下方ハウジング
２ 保持リング
３ 有孔プレート
４ 補強層
５ ラバー
６ 内部メッシュ
７ フィルター媒体
８ ラバー
９ 上方ハウジング
１０ 補強リング
１１ 係止部材
１２ シール部材

Claims (10)

1. 内燃機関用組み立て式エアフィルターであって、フィルター媒体（７）と内部メッシュ（６）の一部が接合部材として機能する上下ラバー（５、８）によって係合されることによって前記フィルター媒体と前記内部メッシュが一体化され、下方ハウジング（１）と有孔プレート（３）と補強層（４）と上方ハウジング（９）とが組み立て可能であり、一体化された前記フィルター媒体と内部メッシュが前記下方ハウジングと有孔プレートと補強層と上方ハウジングと係止部材（１１）によって組み合わせられることによってエアフィルターを形成することを特徴とするエアフィルター。
2. 前記上方ハウジングと下方ハウジングがフック式係止手段を介して有孔プレートによって結合していることを特徴とする請求項１記載のエアフィルター。
3. クランプ式係止手段を利用していることを特徴とする請求項１記載のエアフィルター。
4. 前記上方ハウジングと下方ハウジングがネジ止め式係止手段を介して有孔プレートによって結合していることを特徴とする請求項１記載のエアフィルター。
5. スパイラル形状の補強手段を有することを特徴とする請求項１記載のエアフィルター。
6. フィルター媒体（７）と内部メッシュ（６）の一部に接合部材として且つフィルター媒体の形状を安定させる部材として下方ラバー（５）と上方ラバー（８）とを備え、下方ハウジング（１）と有孔プレート（３）と補強層（４）と上方ハウジング（９）とが組み立て可能であり、前記フィルター媒体と内部メッシュの一部が前記下方ハウジングと有孔プレートと補強層と上方ハウジングと係止部材（１１）によって組み合わせられることによってエアフィルターを形成することを特徴とするエアフィルター。
7. 紙または他の材料から製せられた複数の上方に延びた折り曲げ部によって構成され、形状を安定させるために上方および下方部分にラバーが取り付けられているフィルター媒体。
8. 前記下方ハウジングと前記上方ハウジングがフック、クランプおよびネジによって係合していることを特徴とする請求項６記載のエアフィルター。
9. 前記下方ハウジングと上方ハウジングが螺旋状または層状の補強手段によって係合されていることを特徴とする請求項１または６記載のエアフィルター。
10. 前記フィルター媒体の折り曲げ部にこれにリング状に巻かれたプラスチック製補強物質が設けられていることを特徴とする請求項６記載のエアフィルター。

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