JP2005518479A - 有価金属の分離方法及び分離装置 - Google Patents

有価金属の分離方法及び分離装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005518479A
JP2005518479A JP2003571514A JP2003571514A JP2005518479A JP 2005518479 A JP2005518479 A JP 2005518479A JP 2003571514 A JP2003571514 A JP 2003571514A JP 2003571514 A JP2003571514 A JP 2003571514A JP 2005518479 A JP2005518479 A JP 2005518479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
particle mixture
magnetic
nickel
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003571514A
Other languages
English (en)
Inventor
バーケン、ステファン
Original Assignee
ウェイブ セパレーション テクノロジーズ エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウェイブ セパレーション テクノロジーズ エルエルシー filed Critical ウェイブ セパレーション テクノロジーズ エルエルシー
Publication of JP2005518479A publication Critical patent/JP2005518479A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03CMAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03C1/00Magnetic separation
    • B03C1/005Pretreatment specially adapted for magnetic separation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B23/00Obtaining nickel or cobalt
    • C22B23/005Preliminary treatment of ores, e.g. by roasting or by the Krupp-Renn process

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Geology (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

ニッケル及びニッケル化合物のような有価金属をラテライト石を含む鉱石から分離するための方法及び装置が開示される。この方法は、少なくとも第1の群の粒子と第2の群の粒子とから構成される粒子混合物(例えば破砕され寸法の揃えられた石)を用意することを含む。群の構成要素は、類似する化学組成を有する一方、異なる群に属する粒子は類似しない化学組成を有する。第1及び第2の群の粒子をそれぞれ加熱して第1及び第2の群の粒子の磁化率の差を増大させるために、粒子混合物はマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露される。次いで、粒子混合物は、粒子を磁性成分と非磁性成分とに分離させる磁場勾配を通過される。

Description

本発明は、鉱物処理に関し、より詳細には、ニッケルやニッケル化合物のような有価金属をラテライト石を含む鉱石から分離するための方法及び装置に関する。
ニッケルは、重要な元素であり、種々の製品に使用される。ニッケルは、しばしば、他の金属と組み合わされてステンレス鋼や合金鋼、非鉄高温合金を形成する。ニッケルは、電気めっき、触媒、セラミックスや磁石にも使用される。
ニッケルは、多数の異なるタイプの鉱物堆積物中で発見可能であるが、現在では、硫黄石及びラテライト石のみが、現存技術を用いて経済的に採鉱可能である。硫黄石では、ニッケル、鉄及び銅が異なる鉱物の物理的な混合物を構成する。このことは、製造者が、浮遊分離や磁気分離のような機械的手法を用いて、硫黄石中に存在するニッケルを選鉱する。ラテライト石は、硫黄石とは大きく異なる構造を有する。結果的に、ニッケル製造者は、直接、機械的または物理的分離手法を用いてラテライト石中のニッケルを選鉱することができないが、その代わりに、化学的分離手法を使用しなければならない。
ラテライト石から有価ニッケルを得るための最も有望な化学的方法は、いわゆる高圧酸溶脱である。この方法では、破砕され寸法の揃えられたラテライト石が、硫酸とともに圧力容器に配置される。混合物は、高温高圧(例えば、280℃、5.4MPa)で撹拌されてニッケル及びコバルトを溶脱する。溶解したニッケル及びコバルトを含んで生成した液相は、ニッケル及びコバルトを分離するために、さらなる処理を受ける。
有用な技術ではあるが、高圧酸溶脱は避けられない欠点を有する。現在行なわれているように、高圧酸溶脱は、バッチ形式で実行される。ニッケルは典型的なラテライト石の略1%を構成するため、圧力容器には、大量の鉱石、例えば百トンの鉱石が、日生産量を満たすために、投入されなければならない。これにより、装置用に多大の出費をすることになる。機械的手法と比較すると、固相から成分比の大きいニッケル及びコバルトを抽出するために、混合物全体が相対的に高温に加熱されなければならないので、運転費用が高い。最後に、使用済みの硫酸の廃棄は、環境懸念を増大させる。
本発明は、上述した問題の1つ以上を解決し、あるいは少なくとも軽減する。
本発明は、ニッケル及びニッケル化合物のような有価金属のラテライト石を含む鉱石からの分離方法及び分離装置を提供する。本発明の方法は、有価金属を溶脱する物理的プロセスを用い、そのため、化学的処理に関連する環境懸念を増大させない。さらに、この方法は、連続的に鉱石を処理するために適用され、その結果、バッチ操作よりも経費が低額になる。最後に、開示された発明は、鉱石の成分を選択的に加熱するためにマイクロ波/ミリ波技術を利用し、そのことはエネルギー資源を節約するのに役立つ。
したがって、本発明の1つの観点は、少なくとも第1の群の粒子と第2の群の粒子とから構成される粒子混合物の構成要素の分離方法を提供する。群要素は、類似する化学組成を有し、一方、異なる群に属する粒子は類似しない化学組成を有する。また、この方法は、第1及び第2の群の粒子をそれぞれ加熱するために粒子の混合物をマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露すること、これにより第1の群の粒子と第2の群の粒子の磁化率の差を増大させることを含む。最後に、本方法は、粒子を第1及び第2の成分に分離させる磁場勾配の中に粒子の混合物を配置することを含む。第1及び第2の成分は、それぞれ、混合物よりも第1及び第2の群の粒子の高い含有率を有する。
本発明の第2の観点は、ラテライト石の有価ニッケルの濃縮方法を提供する。この方法は、粒子の混合物から構成されるラテライト石を用意し、実質的に有価ニッケルを含有する粒子を選択的に加熱するためラテライト石をマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露することを含む。マイクロ波/ミリ波エネルギーへの暴露は、実質的に有価ニッケルを含有する粒子と含有しない粒子の磁化率の差を増大させる。さらに、この方法は、実質的に有価ニッケルを含有する粒子の少なくとも一部を粒子の混合物から分離させる磁場勾配中にラテライト石を配置することを含む。
本発明の第3の観点は、粒子混合物の構成要素の分離装置を提供する。この装置は、処理中に粒子混合物を保持するための内室を有する容器と、該容器に結合され、粒子混合物をマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露するためのエネルギーシステムを含む。また、この装置は、容器の内室と連通する磁気分離器を含む。磁気分離器は、非磁性粒子から磁性粒子を分離するために適用される。
本発明の第4の観点は、粒子混合物の構成要素の連続分離装置を提供する。この装置は、処理中、粒子混合物を保持する容器を含む。この容器は、第1及び第2の端部と、容器の第1の端部に隣接して配置され、容器内への固体粒子の進入を許容する注入口とを有する。また、この装置は、容器内部に配置され、粒子混合物を流動化するためのガス分配器と、該容器に結合され、粒子の混合物をマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露するためのエネルギーシステムとを含む。最後に、この装置は、磁気分離器を含み、この磁気分離器は容器の第2の端部に隣接して配置され、非磁性粒子から磁性粒子を分離するために用いられる。
図1は、粒子混合物の構成成分の分離方法10の概要を提供する。この方法は、マイクロ波/ミリ波エネルギーを用いて複数の群の粒子を異なる温度に加熱し、温度差から生まれる粒子間の磁化率の変化を利用して複数の群の粒子の磁気分離を実行することを基本とする。この方法は、通常物理的分離手法に適合しない鉱石から有価金属を抽出するために使用可能である。例えば、後述するように、この方法は、高温、高圧及び酸溶脱に対応する苛酷な酸性条件なしに、ラテライト石から有価ニッケルを濃縮するために使用可能である。説明の内容から明らかでない場合には、用語「ニッケル」、「コバルト」、「鉄」、または「有価ニッケル」、「有価コバルト」、「有価鉄」等は、それぞれ、ニッケル原子、コバルト原子、鉄原子、あるいは、ニッケル原子、コバルト原子、鉄原子を含有する化合物を参照する。
図1に示すように、方法10は、筐体内、容器内または中空部内に粒子の混合物を用意すること12を含む。粒子混合物は、少なくとも第1の群の粒子と第2の群の粒子とから構成される。特定の群、即ち第1の群、第2の群等に属するそれぞれの粒子は、類似する化学組成を有し、他方、異なる群に属する粒子は、類似しない化学組成を有する。このため、例えば、破砕され寸法の揃えられたラテライト石は、主として酸化ニッケルを含有する第1の群の粒子と、主として酸化コバルトを含有する第2の群の粒子と、酸化鉄を含有する第3の群の粒子と、比較的に無価値の土類(鉱物)を含有する第4の群の粒子とから構成される。各酸化ニッケル粒子、酸化コバルト粒子または酸化鉄粒子は、少数部をなす他の金属酸化物とともに、脈石を含んでもよい。
粒子混合物を用意する以外に、方法10は、混合物をマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露すること14を含む。類似しない物質は、通常、異なる量のマイクロ波/ミリ波放射を吸収するため、粒子混合物をマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露することは、結果的に、複数の群の粒子をそれぞれ又は選択的に加熱することになる。さらに、強磁性材料及び反強磁性材料を含む多くの物質に対し、磁化率(即ち、磁場強度に対する誘起磁化の比)は、材料の温度に依存する。例えば、強磁性材料は、キュリー温度より高温ではすべての磁気特性を失うであろうし、反強磁性材料は、ネール温度において、最大磁化率を示すであろう。例えば、酸化ニッケルは、略260℃から略377℃の範囲内に存するネール温度で最大磁化率を示すはずであり、FeOは、略−75℃であるネール温度で最大磁化率を示すはずである。
上述したように、図1に示す方法10は、粒子間で変化する磁化率を利用して複数の群の粒子を分離する。このため、方法10は、粒子を第1及び第2の成分に分離させる磁場勾配に粒子混合物を暴露すること16を含む。第1及び第2の成分は、主として、それぞれ、第1及び第2の群の粒子から構成される。このため、例えば、第1の群の粒子は、ネール温度近傍まで選択的に加熱された酸化ニッケル粒子から構成され得る。第2の群の粒子は、より低温で加熱された脈石(例えば酸化シリコン)等から構成され得る。粒子混合物は、磁場勾配に暴露されると、酸化ニッケル粒子は、磁場勾配を構成する力線に応じて配列する傾向があり、一方で非ニッケル粒子は、磁場勾配により相対的に影響されない状態を維持する。酸化ニッケル粒子が磁力線に従うので、方法10は、酸化ニッケル粒子を、粒子混合物の初期流れ方向から逸らせる。
効果的な分離は、粒子混合物の粒径分布、複数の群の粒子間の磁化率の差、印加された磁場勾配の強度等を含む多数の要因に依存する。使用される磁気分離器のタイプに応じて、基準材料(例えば鉱石)の粒径は、通常、略10−1ミクロンから10ミクロンまでの範囲に存在する。略25×10G/cmまでの磁場勾配を印加可能な勾配の大きい磁気分離器に対して、基準材料の粒径は、典型的には、粒径範囲の下方域、即ち10−1ミクロンから10ミクロン内に存在する。略10G/cmと略10G/cmの間の磁場勾配を印加可能な他のタイプの乾燥磁気分離器については、基準材料の粒径は、通常、粒径範囲の上方域内に存在する。
多くの場合、複数の群の粒子のうちの1つの群のみが、マイクロ波/ミリ波エネルギーの暴露に応じて測定可能な磁化率を示すであろうし、その群は有価成分であろう。他の場合には、有価成分は、ほとんど磁化率を示さなくてもよいが、残りの粒子は磁性を帯びる。二以上の群の粒子が相当な磁化率を示し、一の群の粒子のみを対象とする場合には、マイクロ波/ミリ波暴露は、対象粒子と混合物の他の粒子との間の磁化率の差を最大にするように調整可能である。ネール温度における材料の磁化率の大きさは、通常、キュリー温度以下の強磁性材料よりも弱いので、方法10は、しばしば、勾配の大きい磁気分離器を使用する。
方法10は、他の追加的なステップを含んでもよい。例えば、方法10は、粒子混合物を不活性ガスまたは反応性ガスと接触させることを含んでもよい。そのような接触は、多くの理由で望ましい可能性がある。例えば、方法10は、後述するように、粒子を流動化するために、プロセス装置を通じた粒子混合物の搬送に役立つガスを使用してもよい。その代わりにまたは追加的に、方法10は、固体粒子から不純物を分離して所望の反応生成物等を形成するためにガスを使用してもよい。
さて例示的な用途に目を向けると、図2は、ラテライト石の有価ニッケルの濃縮方法100を図解する。しかし、好適な変形によって、方法100が種々の鉱石から多数の異なる有価金属を濃縮するために使用可能であることが注記されるべきである。図2に示すように、方法100は、粒子混合物から構成されるラテライト石を用意すること102を含む。このステップは、土類からのラテライト石の抽出、鉱石の輸送及び貯蔵等を含む種々の工程から構成され得る。さらに、効果的な磁気分離は、対象成分が別個の粒子から構成されることを必要とするため、用意ステップは、石粒子の破砕、粉化(必要であれば)、及び寸法揃え(例えば篩かけ)により、石の母相から、ここでは酸化ニッケルから対象成分を遊離することを含んでもよい。
典型的なラテライト石について、略20メッシュまたは略1.3mmより小さい必要な寸法に粒子が破砕され粉化された後、石は、実質的に有価ニッケルを含有する粒子を選択的に加熱するために、マイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露される104。酸化ニッケル粒子の選択的加熱により、方法100は、実質的に有価ニッケルを含有する粒子と含有しない粒子の磁化率の差を増大させる。このことは、酸化ニッケルについて、略260℃と377℃の間にあるネール温度まで粒子を加熱することに対応する。酸化ニッケル粒子は、それが所望のレベルの磁化率を達成する限り、ネール温度と異なる温度(例えば150℃と300℃の間)に加熱されてもよいことが理解されるべきである。
また、方法100は、実質的に有価ニッケルを含有する粒子の少なくとも一部を粒子混合物から分離させる磁場勾配にラテライト石を暴露すること106を含む。有価ニッケル以外に、ラテライト石は、通常、ネール温度とは異なる温度まで選択的に加熱されたであろうような他の有価金属を含む。これらの粒子は、残存磁化率を保持可能であり、その結果、磁気分離ステップ中に、その一部が、酸化ニッケル粒子により随伴され得る。生成する濃縮された有価ニッケル、及び、おそらく少数成分の随伴された有価金属は、さらなる処理(精製、精錬等)を受けてもよく、あるいは最終製品として販売可能である。
図3は、図1及び図2にそれぞれ示すプロセス10,100の実行に使用可能である装置200を示す。装置200は、処理中に粒子混合物(例えば破砕され寸法の揃えられた石)を保持する容器202を備える。矢印204,206により示すように、粒子混合物とガス(典型的には、冷却または加熱され得る圧縮空気)は、容器202の第1の端部212の注入口208,210を介して容器202に進入する。ガスは、プレナム部214に下降し、ガス分配器216(即ち格子板または穿孔板)を通して上方に流れ、ガス分配器は容器202の側面と第1の端部212と第2の端部218とに間隔をおいて配置されている。
図3で円220として模式的に示す固体粒子は、ガス分配器216に沿って容器202の第1の端部212から第2の端部218まで移動する。容器202の端部212,218間での固体粒子220の搬送を助けるため、分配器216を通過して上方に流れるガスが粒子220を持ち上げ、液体に類似した挙動をする流動床222を形成する。粒子220を流動化するために使用されるガスは、遊離空間224に流入し出口226を介して容器202から排出する。導管228は、ガスを粉塵分離器230(例えばサイクロン)に導き、この粉塵分離器は、ガス流れ234から、随伴された固体232を除去する。流動媒体として作用することに加えて、ガスは、不純物を分離し、表面被膜を形成し、反応により所望の生成物を形成等し得る。
装置200は、粒子220を放射手法によりマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露するために使用可能なエネルギーシステム236を含む。システム236は、マイクロ波/ミリ波エネルギーのソース238と、容器202内に配置された照射器240とを含む。また、システム236は、ソース238から照射器240にマイクロ波/ミリ波エネルギーを向ける導波管242を含む。この明細書で使用されるように、マイクロ波/ミリ波エネルギーは、略100MHzの低周波数から略3000GHzの高周波数までの周波数を有するエネルギーを参照する。材料を処理するためのマイクロ波/ミリ波エネルギーを生成し印加するための有用なシステムの説明については、ここで、その全体が全ての目的のために参照により組み入れられる、米国特許第4,894,134号及び米国特許第6,090,350号を参照されたい。
図3に見られるように、粒子220が照射器240からのマイクロ波/ミリ波エネルギーの暴露を介してそれぞれが異なって加熱された後で、粒子は、容器202の第2の端部218に到達し、磁気分離器244を通過する。矢印246,248により示すように、磁気分離器は、磁性粒子250(即ち閾値磁化率を有するもの)を非磁性粒子から逸らせ、これにより磁性粒子(または非磁性粒子)を濃縮する。上述したように、勾配の大きい磁気分離器は、非常に有用であるが、磁性粒子250の磁化率に依存し、他の装置も使用可能である。有用な磁気分離器の説明については、Robert H.Perry,Don W.Green著の「Perryの化学技術者ハンドブック」、頁19−40から頁19−49(第7版)を参照されたい。
図3に示す装置200は、容器202の端部212,218間でそれぞれの粒子220を搬送するため、流動床222を利用するが、他の装置も使用可能である。例えば、実施形態のいくつかは、容器202の第2の端部218の、磁気分離を実行するための磁気プーリに結合可能な移動ベルトを使用してもよい。他の実施形態は、重力に基づいて粒子を搬送してもよく、粒子を不活性ガスまたは反応性ガスと接触させて粒子から不純物を分離し、所望の反応生成物を形成し、粒子の表面特性を改良等してもよい。図3に示す装置200は、粒子混合物の連続処理に適用され、この連続処理は、容器202の必要寸法を最小化し、そのため装置経費を最小化する。しかし、バッチ、または準バッチ様式で運転する他の装置も使用可能であり、この装置は、結果として、相対的に高い装置費用と労働費用になるが、対象材料の相対的に大量の再生につながる可能性がある。
他の実施形態は、磁性粒子250を、粒子250がさらなる処理を受ける第2の容器(図示しない)に導くことも可能である。図3に示す装置200に類似して、第2の容器は、粒子250を加熱するための必要構成(例えばマイクロ波/ミリ波源)及び不活性ガスまたは反応性ガスと磁性粒子250を接触させるための必要構成(例えばガス分配器)を含んでもよい。そのような装置は、用いた流動化ガスと同一または異なるガスを使用可能であり、このガスは、酸化ニッケルを硫化ニッケルに変換するために硫黄(例えば硫化水素)を含む。
上記の説明は、図解的であることを意図し限定するものではないことが理解されるべきである。上記の説明を読んで、多数の実施形態が当業者に明らかになるであろう。したがって、発明の範囲は、上記記載を参照して決定されるのではなく、その代わりに添付のクレームを参照し、そのクレームが与えられる均等の全範囲に沿って決定されるべきである。特許出願及び刊行物を含むすべての特許、雑誌及び参考文献の開示は、もしあれば、ここで、その全体が全ての目的のために参照により組み入れられている。
図1は、粒子の混合物の構成成分の分離方法を示すブロック図である。 ラテライト石の有価ニッケルの濃縮方法を示すブロック図である。 ラテライト石を含む鉱石からニッケルのような有価金属を分離する装置の模式図である。

Claims (23)

  1. 少なくとも第1の群の粒子と第2の群の粒子とから構成される粒子混合物を用意し、前記第1の群の粒子は前記第2の群の粒子と異なる化学組成を有し、
    前記第1及び第2の群の粒子をそれぞれ加熱するためにマイクロ波/ミリ波エネルギーに前記粒子混合物を暴露して前記第1及び第2の群の粒子の磁化率の差を増大させ、
    前記粒子混合物を磁場勾配に暴露し、該磁場勾配は前記粒子を第1及び第2の成分に分離させ、当該第1の成分は前記混合物より前記第1の群の粒子の相対的に高い含有率を有し、前記第2の成分は前記混合物より前記第2の群の粒子の相対的に高い含有率を有する、
    混合物の構成要素の分離方法。
  2. 前記粒子混合物はラテライト石である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の群の粒子は、1以上の有価金属を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記粒子混合物をマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露することは、さらに、少なくとも第1の群の粒子の一部を前記有価金属の一つのネール温度近傍に加熱することを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1の群の粒子は、1以上の有価ニッケルを含む請求項3に記載の方法。
  6. 1以上の有価コバルトを含む第3の群の粒子をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記粒子混合物をガスと接触させることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記粒子混合物を流動化することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 粒子混合物から構成されるラテライト石を用意し、
    前記ラテライト石を、1以上の有価ニッケルを実質的に含有する粒子を選択的に加熱するために、マイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露して有価ニッケルを実質的に含有する粒子と有価ニッケルを実質的に含有しない粒子の磁化率の差を増大させ、
    前記ラテライト石を磁場勾配に暴露して、有価ニッケルを実質的に含有する前記粒子の少なくとも一部を前記粒子混合物から分離させる、
    ラテライト石の有価ニッケルの濃縮方法。
  10. 前記有価ニッケルは酸化ニッケルである、請求項9に記載の方法。
  11. 前記粒子混合物をマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露することは、さらに、有価ニッケルを実質的に含有する前記粒子の少なくとも一部を少なくとも当該有価ニッケルのうちの1つのネール温度近傍に加熱することを含む、請求項9に記載の方法。
  12. 前記粒子混合物をマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露することは、さらに、有価ニッケルを実質的に含有する前記粒子の少なくとも一部を、少なくとも略150℃の温度に加熱することを含む、請求項9に記載の方法。
  13. 前記粒子混合物をマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露することは、さらに、有価ニッケルを実質的に含有する前記粒子の少なくとも一部を、少なくとも略250℃の温度に加熱することを含む、請求項9に記載の方法。
  14. 前記粒子混合物をガスと接触させることをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  15. 前記粒子混合物を流動化することをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  16. 処理中に、粒子混合物を保持するための内室を有する容器と、
    前記容器に結合され、前記粒子混合物をマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露するためのエネルギーシステムと、
    前記容器の前記内室と連通し、磁性粒子を非磁性粒子から分離するための磁気分離器と、
    を備える粒子混合物の構成要素の分離装置。
  17. 前記粒子混合物をガスと接触させるためのガス分配器をさらに備える、請求項16に記載の装置。
  18. 前記粒子混合物を流動化するためのガス分配器をさらに備える、請求項16に記載の装置。
  19. 前記磁気分離器と連通する内室を有する第2の容器をさらに備える、請求項16に記載の装置。
  20. 前記第2の容器の前記内室に保持された粒子をガスと接触させるためのガス分配器をさらに備える、請求項19に記載の装置。
  21. 前記ガス分配器と流体密に連通するガス源をさらに備え、当該ガス源は硫黄または硫黄を含有する化合物を含む、請求項20に記載の装置。
  22. 前記第2の容器の前記内室に保持された粒子を流動化するためのガス分配器をさらに備える、請求項19に記載の装置。
  23. 処理中に、粒子混合物を保持するための容器と、該容器は、第1の端部、第2の端部、該第1の端部に隣接して配置され、該容器への固体粒子の進入を許容する注入口を有し、
    前記容器内に配置され、前記粒子混合物を流動化するためのガス分配器と、
    前記容器に結合され、前記粒子混合物をマイクロ波/ミリ波エネルギーに暴露するためのエネルギーシステムと、
    前記容器の前記第2の端部に隣接して配置され、磁性粒子を非磁性粒子から分離するための磁気分離器と、
    を備える粒子混合物の構成要素の分離装置。
JP2003571514A 2002-02-22 2003-02-19 有価金属の分離方法及び分離装置 Pending JP2005518479A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/080,773 US6923328B2 (en) 2002-02-22 2002-02-22 Method and apparatus for separating metal values
PCT/US2003/004749 WO2003072835A1 (en) 2002-02-22 2003-02-19 Method and apparatus for separating metal values

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005518479A true JP2005518479A (ja) 2005-06-23

Family

ID=27765242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003571514A Pending JP2005518479A (ja) 2002-02-22 2003-02-19 有価金属の分離方法及び分離装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6923328B2 (ja)
EP (1) EP1488016B1 (ja)
JP (1) JP2005518479A (ja)
CN (1) CN100532592C (ja)
BR (1) BRPI0307876A2 (ja)
CA (1) CA2476784C (ja)
CO (1) CO5611212A2 (ja)
WO (1) WO2003072835A1 (ja)
ZA (1) ZA200406723B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103447148A (zh) * 2013-08-08 2013-12-18 内蒙古科技大学 利用微波还原含赤铁矿物料的磁选装置及磁选方法
JP2016164286A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 国立大学法人九州大学 選鉱方法
JP2016164285A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 国立大学法人九州大学 選鉱方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7571814B2 (en) * 2002-02-22 2009-08-11 Wave Separation Technologies Llc Method for separating metal values by exposing to microwave/millimeter wave energy
US7727301B2 (en) * 2004-09-30 2010-06-01 Technological Resources Pty. Limited Microwave treatment of minerals
JP2006255817A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Sonac Kk 金属構造およびその製造方法
WO2008147420A1 (en) * 2006-06-14 2008-12-04 Clifton Mining Company (Utah Corporation) Metal extraction from various chalcogenide minerals through interaction with microwave energy
CL2007002337A1 (es) 2006-08-11 2008-04-04 Univ Queensland Un metodo para analisis de fragmentos de roca, que incluye alimentar el fragmento a una zona de irradiacion de energia microonda, medir la energia absorbida y correlacionar la energia medida y la absorbida.
US8252084B2 (en) * 2009-04-15 2012-08-28 Phoenix Environmental Reclamation Separator and crusher of minerals with microwave energy and method thereof
US7878356B2 (en) * 2009-05-04 2011-02-01 Pactiv Corporation Convertible container and plate
CN101912815B (zh) * 2010-08-25 2011-12-28 中南大学 一种从氯化离析低品位红土矿中富集钴镍的磁选方法
WO2014079505A1 (en) * 2012-11-22 2014-05-30 Das-Nano, S. L. Device and method for separating magnetic nanoparticles
US10632400B2 (en) 2017-12-11 2020-04-28 Savannah River Nuclear Solutions, Llc Heavy metal separations using strongly paramagnetic column packings in a nonhomogeneous magnetic field

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1077436A (en) * 1966-04-26 1967-07-26 Smidth & Co As F L Separation of ferro-magnetic particles from non-magnetic particles
US3463310A (en) 1968-02-27 1969-08-26 Us Interior Separation method
US4311520A (en) 1980-02-28 1982-01-19 Cato Research Corporation Process for the recovery of nickel, cobalt and manganese from their oxides and silicates
US4321089A (en) 1980-06-11 1982-03-23 Cato Research Corporation Process for the recovery of molybdenum and rhenium from their sulfide ores
US4324582A (en) 1980-06-11 1982-04-13 Kruesi Paul R Process for the recovery of copper from its ores
CN85100731B (zh) * 1985-04-01 1986-10-29 中国科学院化工冶金研究所 从工业废料中回收有价金属
US4678478A (en) 1986-04-14 1987-07-07 Massachusetts Institute Of Technology Method for desulfurization of coal
US4894134A (en) 1987-11-27 1990-01-16 Birken Stephen M Mineral refinement by high RF energy application
US5024740A (en) 1987-11-27 1991-06-18 Birken Stephen M Mineral refinement by high RF energy application
CN1023718C (zh) * 1990-06-16 1994-02-09 徐有生 一种处理氧化镍矿的方法
US5521360A (en) 1994-09-14 1996-05-28 Martin Marietta Energy Systems, Inc. Apparatus and method for microwave processing of materials
FR2703071B1 (fr) 1993-03-26 1996-01-05 Rmg Services Pty Ltd Procédé de lixiviation de minerais contenant du nickel, du cobalt et du manganèse.
US5784682A (en) 1996-02-16 1998-07-21 Birken; Stephen M. System for separating constituents from a base material
JPH10323553A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Nippon Oil Co Ltd 多孔板型流動層ガス分散器
US5997607A (en) 1997-10-28 1999-12-07 Birken; Stephen M. Process of condensing metal in condensation chamber
CN2353450Y (zh) * 1998-12-03 1999-12-15 西安建筑科技大学 稀土永磁干式超细物料磁选机
US6277168B1 (en) 2000-02-14 2001-08-21 Xiaodi Huang Method for direct metal making by microwave energy

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103447148A (zh) * 2013-08-08 2013-12-18 内蒙古科技大学 利用微波还原含赤铁矿物料的磁选装置及磁选方法
JP2016164286A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 国立大学法人九州大学 選鉱方法
JP2016164285A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 国立大学法人九州大学 選鉱方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2003072835A1 (en) 2003-09-04
US6923328B2 (en) 2005-08-02
EP1488016A1 (en) 2004-12-22
CA2476784A1 (en) 2003-09-04
US20040258591A1 (en) 2004-12-23
CO5611212A2 (es) 2006-02-28
ZA200406723B (en) 2005-11-30
AU2003216298A1 (en) 2003-09-09
CA2476784C (en) 2010-02-16
CN1643170A (zh) 2005-07-20
EP1488016B1 (en) 2012-10-17
CN100532592C (zh) 2009-08-26
AU2003216298C1 (en) 2003-09-09
EP1488016A4 (en) 2008-07-16
BRPI0307876A2 (pt) 2016-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8469196B2 (en) Method and apparatus for separating metal values
JP2005518479A (ja) 有価金属の分離方法及び分離装置
CA1074261A (en) Density classifier using ferro-paramagnetic slurry medium
Svoboda The effect of magnetic field strenght on the efficiency of magnetic separation
CN105873653B (zh) 通过淘析减少包含磁性附聚物的体积流的方法
US8640876B2 (en) Method for separating rich ore particles from agglomerates which contain said rich ore particles of value and magnetizable particles attached thereto, especially Fe3O4
JPH0336582B2 (ja)
Shen et al. Preconcentration of ultrafine ilmenite ore using a superconducting magnetic separator
Trindade et al. Magnetic desulfurization of coal
Maxwell et al. High gradient magnetic separation in coal desulfurization
AU2003216298B2 (en) Method and apparatus for separating metal values
Shao et al. Wet high intensity magnetic separation of iron minerals
Hagni et al. Process mineralogy of suspended particles from a simulated commercial flash smelter
Gómez-Pastora et al. Magnetic separation of micro-and nanoparticles for water treatment processes
Gómez-Pastora et al. 10 Magnetic Separation
US4317730A (en) Purification of aqueous liquids used in manganese nodule processing
SU985099A1 (ru) Способ переработки бедных силикатных никелевых руд
Rodger Development of Dry Gravity Separator
Dyussenova et al. Investigation of the beneficiation of refractory ferromanganese ores “Zhomart” deposits
Siame et al. Treatment of Low-Grade Iron Ore Using Two Stage Wet High-Intensity Magnetic Separation Technique
Agrafiotis Magnetizing roast of chalcopyrite for copper-lead separation
RU1808384C (ru) Способ обогащени слабомагнитных руд
Koufas et al. A biosensor system to monitor waterborne pathogens; coupling immunomagnetic capture and magnetically stabilized fluid bed technologies to detect Giardia cysts
CN116568637A (zh) 含铁细粉的获得方法
Fateen Departmetit of Chemical Engineering

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060512

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060814

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070911