JP2005516464A - 改良された時間追跡ループ - Google Patents

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Abstract

【課題】改良された型時間追跡ループを提供する。
【解決手段】信号受信器は、オーバラップするサンプルの累積物を用いて、受信されたスペクトル拡散信号を高速でそして高精度で捕捉して追跡する。サンプルの累積物は、所定の数の連続サンプルを一緒にグループ化することによって形成される。次に、オーバラップするサンプルの累積物を、隣り合ったサンプル累積物の所定の部分をオーバラップすることによって生成する。オーバラップサンプルの累積物は、生成された後、タイミング弁別器に送信されて、受信されたスペクトル拡散信号のタイミングと信号受信器のタイミングとの間の差を示すタイミング誤差を決定する。タイミング弁別器は、早発のオーバラップ累積信号と遅発のオーバラップ累積信号を比較して、更新されたタイミング誤差を決定する。その後、受信器のタイミングは、タイミング誤差にしたがって調整される。サンプルの累積物をオーバラップさせることによって、システムタイミングが、離散したサンプルを用いた場合より迅速に調整される。

Description

本発明は通信に関する。より詳しくは、本発明は、通信信号のタイミングを、この通信信号を受信する受信器のタイミングと同期させるための新規で改良された方法と装置に関する。
符号分割多元接続(CDMA)変調方式は、多くのシステムユーザが介在する通信を容易にするいくつかの技法の内の1つである。時分割多元接続(TDMA)方式、周波数分割多元接続(FDMA)方式、及び振幅圧伸単側波帯(ACSSB)などのAM変調方式などの他の技法も知られているが、CDMAはこれら他の技法に勝る重要な長所を持っている。
CDMA変調方式を用いると、個々がトランシーバを持っている多くの移動電話システムのユーザは、CDMA拡散スペクトル通信信号を用いて衛星リピータや地上基地局(セルサイト局又はセルサイトとしても知られている)を介して通信することが可能である。CDMA通信を利用するに当たって、周波数スペクトルを何回も再使用して、システムのユーザ容量を増大させることが可能である。例えば、各ユーザからの信号は、それが送信される前に、明確なシグネチャ波形を乗算される。このシグネチャ波形は、ユーザからの情報担持信号より遙かに大きい帯域幅を有する信号のことである。したがって、送信された信号はスペクトル拡散信号であり、CDMAはスペクトル拡散技術である。ユーザはすべて互いに異なったシグネチャ波形を用いて、自身の信号帯域幅を拡張する。その結果、CDMA方式を用いると、他の多元接続技法を用いるより遙かに高いスペクトル効率を達成することが可能となる。
携帯式通信システムにおけるモバイル受信器は、受信信号が多くの劣化を受けるような環境下で動作する。信号源から送信された信号は、受信器に到達するまでに、減衰、干渉、散乱及び反射などの多くの条件にさらされる。受信器は、これらすべての劣化があったとしてもこの信号を回復して、成功裏に通信リンクを確立することが可能でなければならない。
壁や山腹を含む建造物や周辺の地形などの構造体のため、送信された信号が散乱したり反射したりすることになる。送信された信号が散乱したり反射したりするとその結果、送信機から受信器に至る信号経路が複数個存在することになる。信号経路を複数個発生させるこのような原因は、受信器が移動するにつれて変化する。
CDMAモバイルユニットからの信号を正確に復号するためには、信号のタイミングを基地局のタイミングと同期させなければならない。モバイルユニットが基地局からさらに移動して離れるにつれて、信号が基地局に届くまでに要する時間はますます長くなり、基地局でタイミング調整を実施しなければ、非コヒーレントな又は減衰した信号が受信されることになる。加えて、気候条件が変化して信号の減衰量が増すと、入力される信号のタイミングは、基地局で予測されるタイミングとますますずれることになる。
時間追跡ループ(TTL)は通常は、基地局で受信される信号のタイミングを捕捉してこれを追跡し、基地局のタイミングを受信信号のタイミングと同期させるために用いられる。タイミングのオフセット量を粗く推測した後で、TTLを用いて、この推測値を純化して、符号ドップラー、疑似雑音(”PN”)の旋回又は他の影響によるオフセット量の動的な変動を追跡する。一般的に、TTLは、2つの同期フェーズ、すなわち、捕捉フェーズと追跡フェーズから成る。捕捉フェーズでは、TTLは初期タイミング誤差を迅速に補正する必要がある。続いて、TTLが受信信号のタイミング基準に十分近いタイミング推定値に収束したら、捕捉フェーズは終了して、追跡フェーズが開始される。追跡フェーズにおいては、TTLは、受信信号のタイミングの遅い変動の後を追う。一般に、捕捉フェーズが早いほど、追跡フェーズにおける残留タイミング誤差の標準偏差値は高くなる。言い換えれば、捕捉フェーズを短縮化したTTLが受信した信号は、追跡フェーズ間での標準偏差が増す。
TTLは一般に、早発の信号サンプルと遅発の信号サンプルとの間のエネルギー又は大きさの差を測定することによって動作する。次に、この差を用いて、基地局のタイミングを早めるように調整すべきか遅らすように調整すべきかを判定する。例えば、遅発の信号サンプルのエネルギーが早発の信号サンプルのエネルギーより高い場合、基地局のタイミングは、エネルギーの高い信号に合わせて早めるように調整すべきである。しかしながら、このプロセスでは、信号タイミングに対して正確にロックオンするには、かなり長い時間が必要である。この問題は、基地局のタイミングを調整する前に、離散した時間間隔にわたって信号サンプルを累積するプロセスによって幾分軽減される。しかしながら、SNRが低い状況下では、この方法を用いても、信号捕捉フェーズの時間は十分に減少しない。さらに、TTLの一般的な原理によれば、信号捕捉フェーズを減少させたとしても、タイミング誤差の標準偏差値は増す可能性が高い。
したがって、TTLの後続の捕捉フェーズの間に誤差信号の標準偏差値を増すことなくこのTTLの捕捉フェーズ時間を減少させるようなシステムが望まれる。
[発明の概要]
本明細書に開示する実施形態は、オーバラップするサンプルの累積物を用いることによって上記の問題を解決するものである。1つの態様では、信号受信器に結合されたTTLは、オーバラップサンプル累積物を用いて、受信されたスペクトル拡散信号を、高いスピードと精度で捕捉して追跡する。一実施形態では、サンプル累積物は、連続するサンプルを所定の数だけ一緒にグループ化することによって形成される。サンプル累積物とはサンプルのグループのことである。オーバラップサンプル累積物は、隣同士のサンプル累積物の所定の部分をオーバラップすることによって生成される。一実施形態では、隣同士のサンプル累積物の50%を、最初のサンプル累積物の後半(50%)が二番目のサンプル累積物の前半(50%)とオーバラップするようにオーバラップさせる。隣同士のサンプル累積物の他の所定の部分、例えば、25%あるいは75%などをオーバラップさせたりもする。オーバラップサンプル累積物は、生成されたら、TTLに送信されて、受信したスペクトル拡散信号のタイミングと信号受信器のタイミングとの間の差を示すタイミング誤差を決定する。
一実施形態では、TTLは、早発オーバラップ累積信号と遅発オーバラップ累積信号とを生成するタイミング弁別器を含む。別の実施形態では、早発信号と遅発信号とは、進み疑似雑音オフセットと遅れ疑似雑音オフセットとを用いている疑似雑音デスプレッダ(despreader)によって生成される。次いで、早発オーバラップ信号累積物と遅発オーバラップ信号累積物とが、それぞれ早発信号と遅発信号とを用いて生成される。
TTLは、早発オーバラップ累積信号と遅発オーバラップ累積信号とを比較して、更新されたタイミング誤差を決定する。その後で、受信器のタイミングは、TTLによって決定されたタイミング誤差にしたがって周期的に調整される。
サンプルの累積物をオーバラップさせることによって、離散したサンプルを用いた場合より迅速にシステムタイミングが調整される。オーバラップ累積物を用いるシステムは、より長い捕捉フェーズを有する離散した累積物を用いるシステムの標準偏差値と類似の追跡フェーズにおける追跡誤差の標準偏差値を提供する。同様に、離散した累積物を用いるシステムと比較して、オーバラップ累積物を用いると、捕捉フェーズの長さが同じ場合、追跡フェーズにおける追跡誤差の標準偏差値が減少する。
本発明の上記の目的と特徴及び他の目的と特徴は、同様の番号が同一もしくは機能的に類似の部品を示している以下の図面を参照して次の説明と添付された請求項とを読めば完全に理解されるであろう。
本発明の実施形態を以下に詳細に説明する。しかしながら、本発明は、請求項に定義されまた含まれる多くの様々な方法によって実施可能である。本発明は、明示的に説明されている実施形態より一般的であり、特定の実施形態によってではなく、添付された請求項によって規定される。
本開示内容を簡単にそして明瞭にするために、本発明は、CDMA2000規格に概括されている原則に従って動作する例示のCDMA無線通信システムを参照して開示する。しかしながら、本明細書に記載する創意ある原理は、スペクトル拡散信号を用いる他の無線通信システムにも等しく適用可能であることを理解すべきである。例えば、本発明は、パンクチャドパイロットチャネル又は不連続パイロットチャネルを用いるシステムに適用可能である。本発明の様々な実施形態は、広帯域CDMA(W−CDMA)規格や、さらに、提案されている他の多くの3G通信規格にも等しく適用可能である。加えて、本明細書の実施形態は一般的に、CDMA2000システムで用いられるように逆パイロット信号に関連して記載されているが、特定の実施形態は、データ担持信号を含むいかなる受信信号にも、その信号が基地局によって受信されようと、モバイルユニットによって受信されようと、別のセルラー信号受信サイトによって受信されようと、適用される可能性がある。
本明細書で用いられる「ビット」(単数であれ複数であれ)という用語はしばしば、「チップ」(単数であれ複数であれ)という用語と併用される。「ビット」とは情報の単位であり、「チップ」とはCDMAシステムで用いられる拡散符号の単位であることを当業者は理解されるであろう。しかしながら、本明細書での「チップ」という用語の使用は単に説明を正確にするためのものであり、本発明をCDMAシステムに限定する意図はない。本発明は、「ビット」で表される情報を「チップ」という拡散符号で拡散しないシステムにも等しく適用可能である。
図1にモバイルユーザ16とセルサイト12間での通信にCDMA変調技法を利用する例示の通信システムを示す。大都市におけるセルラーシステムは、数十万の移動電話16にサービスを提供する数百のセルサイト局12を有している。CDMA技法を用いると即座に、従来のFM変調セルラーシステムと比較してユーザ容量を容易に増大させることができる。
図1において、システムコントローラ10は一般的に、スイッチ及び適切なインタフェースと、セルサイトにシステム制御情報を提供する処理ハードウエアとを含んでいる。コントローラ10は、公衆交換電話網(PSTN)からの電話コールを適切なモバイルユニットに送信するためにそれを適切なセルサイトにルーティングする動作を制御する。コントローラ10はまた、モバイルユニットからのコールを少なくとも1つのセルサイトを介してPSTNにルーティングする動作を制御する。コントローラ10は、モバイルユーザ同士間のコールを適切なセルサイト局を介して導くが、それは、このようなモバイルユニットは一般的には互いに直接に通信することはないからである。
コントローラ10は、専用電話回線、光ファイバリンク又は無線周波数通信などの様々な手段によってセルサイトに結合されている。図1で、2つの例示のセルサイト12Aと12Bが、セルラー電話を含む2つの例示モバイルユニット16aと16bと共に図示されている。矢印20a−20bと矢印22a−22bとは、セルサイト12Aとモバイルユニット16との間の可能な通信リンクをそれぞれ定めている。同様に、矢印24a−24bと矢印26a−26bとは、セルサイト12Bとモバイルユニット16との間の可能な通信リンクをそれぞれ定めている。セルサイト12は通常は等しい出力で送信する。
セルサイト12は、一般的な場合、セルサービスエリアを画定する地上基地局である。しかしながら、衛星13などの地球軌道中継衛星は、特に遠隔地をより完全にセルラーカバレージに収めるために使用されることを理解すべきである。衛星の場合、信号はモバイルユーザと地上基地局との間で衛星13を用いて中継される。地上局だけの場合のように、衛星の場合もまた、同一の衛星13上の複数のトランスポンダを介して又は別々の衛星13を介してモバイルユニットと1つ以上の基地局間で通信する機能を提供する。
モバイルユニット16aは、経路20aと26a上でセルサイト12から送信されたパイロット信号中の受信された出力の合計値を測定する。同様に、モバイルユニット16bは、経路22aと24a上でセルサイト12から送信されたままのパイロット信号中の受信出力の合計値を測定する。モバイルユニット16aと16bの各々において、パイロット信号の出力は受信器で測定されるが、この場合、信号は広帯域信号である。したがって、この出力測定は、受信された信号をPN拡散スペクトル信号と相関させる以前に実行される。
モバイルユニット16aがセルサイト12Aに近づくにつれて、受信信号出力は、経路20aを伝わる信号によって支配される。モバイルユニット16aがセルサイト12Bに近づくにつれて、受信出力は経路26aを伝わる信号によって支配される。同様に、モバイルユニット16bがセルサイト12Bに近づくにつれて、受信出力は、経路24aを伝わる信号によって占められる。モバイルユニット16bがセルサイト12Aに近づくにつれて、受信出力は経路22aを伝わる信号によって占められる。
モバイルユニット16はその各々が測定結果と、セルサイト送信機出力とモバイルユニットアンテナ利得の既知の値とを一緒に用いて、最も近いセルサイトまでの経路損失を推定する。この経路損失推定値を、モバイルアンテナ利得とセルサイトG/Tの既知の値と一緒に用いて、公称の必要送信機出力を決定して、セルサイト受信器における所望の搬送波対雑音比を求める。この公称の送信機出力は、互いに異なった様々な方程式にしたがって決定されていて、通信技術上一般によく知られている。セルサイトのパラメータに関するモバイルユニットの知識は、メモリに固定されたり、セルサイト情報放送信号で送信されたりして、特定のセルサイトが公称の状態以外の状態になった場合にそれを示すようにする。
ここで図2に目を向けると、タイミング誤差信号ジェネレータの機能ブロック図が図示されている。図2に示すように、入力RAM202が受信した波形のサンプルを記憶して、それをデスプレッダ(despreader)206に出力し、そこで、サンプルはPNジェネレータ204が発生したPN符号を用いてデスプレッド(despread)される。PN符号を発生してCDMA信号をデスプレッドするプロセスは通信技術上よく知られており、本明細書では説明しない。サンプラ208は、デスプレッドダ206からのデスプレッドされた信号を周期的にサンプリングする。
タイミング弁別器450に対する入力は、受信信号のタイミングと受信器のタイミング間の差を定めるタイミング誤差Δτを有するデスプレッド信号である。デスプレッダ206は信号s(Δτ)を出力し、この信号は次にアドバンスモジュール(advance module)210とリタードモジュール(retard module)211によって受信され、ここで、早発信号(early signal)と遅発信号(late signal)をそれぞれ生成するために用いられる。一般的に、早発信号はアドバンストPNオフセットでデスプレッドされたデスプレッドチップのシーケンスを含んでおり、一方遅発パイロット信号は遅延したPNオフセットでデスプレッドされたデスプレッドチップのシーケンスを含んでいる。一実施形態では、PNオフセットは2分の1チップであり、これで、受信された信号s(Δτ)より早発信号が2分の1チップだけ早く、遅発信号が2分の1チップだけ遅い。
早発信号220と遅発信号224は、オーバラップ累積物が所定の数のサンプル分にわたって形成される累積器212Aと212Bに対してそれぞれ提示される。累積物中のサンプルの数、すなわち、サンプルグループは、処理系依存であり、したがって、累積物はどのような数のサンプルでも含む。例えば、一実施形態では累積物毎に64のサンプルを用い、別の実施形態では累積物毎に256のサンプルを用いる。加えて、オーバラップする分量はシステム要件にしたがって調整される。サンプルを連続的に累積するとそのオーバラップ百分率はPとなるが、これは、連続する2つのサンプル累積物同士間でのオーバラップ量を定義する。例えば、P=50%とすると、第1の累積物の後半(50%)は後続の累積物の前半(50%)とオーバラップする。サンプルの累積物をオーバラップさせることによって、システムタイミングに対する調整は、離散したサンプルを用いる場合より迅速に実行される。加えて、オーバラップする累積物を用いるシステムは、より長い捕捉フェーズを有する離散した累積物を用いるシステムのそれと類似した追跡フェーズにおける追跡誤差の標準偏差値を出力する。同様に、離散した累積物を用いるシステムと比較して、オーバラップする累積物を用いると、捕捉フェーズの長さが同じの場合、追跡フェーズにおける追跡誤差の標準偏差値が減少する。
次に、累積器212Aと212Bから出力された累積記号は、それぞれエネルギー計算器214Aと214Bに入力される。エネルギー計算器214Aと214Bは、早発パイロットと遅発パイロットの累積記号に含まれるエネルギーを計算する。例えば、早発パイロットと遅発パイロットをQPSK符号化すると、エネルギー計算器214Aと214Bは関係式I+Qを用いてエネルギーを計算するが、ここで、IとQは信号のそれぞれ同相成分と直交成分である。一実施形態では、エネルギー計算器214は、早発記号と遅発記号に含まれるエネルギーの大きさ、すなわち、エネルギー計算値の平方根を計算する。加えて、この大きさの計算値を、エネルギー計算器214によってあまり大きい遅延が入り込まないように近似させる。
次に、早発パイロットと遅発パイロットのエネルギー差をサブトラクタ216で計算して、受信信号に対するPNジェネレータ204の時間追跡誤差を示す値を求める。サブトラクタ216が出力する差の結果値はフィルタ218によってフィルタリングされて時間誤差信号として提供され、例えば、PNジェネレータのタイミングの調整など、他の回路によってさらに用いられる。フィルタ218は、累積器及び時間誤差信号中の瞬間的変動を平滑化する他の処理回路の少なくとも一方を含む。
図3は、受信器、例えば基地局、のタイミングをモバイルユニットのタイミングと同期させる改良された方法を示すブロック図である。上述したように、セルラー通信の目的の1つは、基地局で受信された信号を基地局のタイミングと同期させることである。タイミングが同期されないと、受信信号は減衰したり完全に非コヒーレントとなったりする。既存の多くの通信システムの時間追跡ループは、ある期間にわたる離散した信号の累積にしたがってシステムタイミングを調整する。しかしながら、この方法は、タイミング調整を実効化するためにはかなりの時間を必要とする。図3に示す方法は、後続の追跡フェーズにおけるタイミング誤差の標準偏差を増すことなくTTLの捕捉フェーズの長さをかなり減少させる。
ステップ310では、基地局はモバイルユニット16からCDMA信号を受信する。このCDMA信号は、一般的には音声データで符号化されているデータブロックのストリームを含んでいる。
ステップ320では、到来する信号のサンプルを、システムのチップレートより大きいレートで取る。一般的なCDMA通信システムでは、チップレートRは1.2288MHzであり、したがって、毎秒1.2288×10チップを送信する。したがって、2.4576MHzというレートでサンプルを取ると、各チップ時間中に2つのサンプルが取られる。サンプルをN×Rというレートで取ると、各チップ時間T中にN個のサンプルが取られることになる。利点のある実施形態では、2×Rというレートでサンプルが取られ、したがって、チップ毎に2回サンプリングする。次に、サンプルはM個だけ補間され、これで利用可能なサンプルの数をさらに増す。
ステップ330では、サンプルは、時間追跡ループ(「TTL」)に入る前にオーバラップ百分率Pだけオーバラップされる。上述したように、ある累積物中のサンプルの数は処理系依存であり、したがって、累積物はいかなる数のサンプルでも含む。例えば、一実施形態では累積物あたり64個のサンプルを用い、別の実施形態では累積物あたり256個のサンプルを用いる。したがって、P=50%とすると、第1の累積物の後半(50%)が、第2の累積物の前半(50%)とオーバラップする。サンプルの累積物をオーバラップさせることによって、システムのタイミングに対する調整は、離散したサンプルを用いる場合より迅速に実行される。加えて、オーバラップする累積物を用いると、より長い捕捉フェーズを持つ離散した累積物を用いるシステムの場合と類似した追跡フェーズにおける追跡誤差の標準偏差値が提供される。同様に、離散した累積物を用いるシステムと比較して、オーバラップする累積物を用いると、捕捉フェーズの長さが同じである場合、追跡フェーズにおける追跡誤差の標準偏差値が減少する。
一実施形態では、TTLでサンプルのオーバラップを実行すると、このループの更新レートが1/(1−P)だけ改善される。したがって、P=.5というオーバラップ係数を実現することによって、オーバラップ累積物を用いるシステムのTTL更新レートは1/(1−.5)=2だけ改善されて、TTL更新レートが2倍となる。他のオーバラップ係数を用いてもよい。例えば、P=.75とすると、TTLの更新レートは1/(1−.75)=4だけ改善される。更新レートが増加するとその結果、捕捉フェーズによって、より遅速の更新レートを持つシステム、例えば、離散した累積物を用いるシステムの場合より追跡誤差がより迅速に減少される。
ステップ340では、オーバラップした累積物をタイミング弁別器450(図2)を用いて、図2を参照して説明したようにタイミング推定値を生成し、これを用いて、基地局のタイミングと受信信号のタイミングを同期させる。
図4は、TTLの機能コンポーネントを示すブロック図である。一実施形態では、TTL400は、受信した信号タイミングを捕捉する動作と追跡する動作の双方を実行する。
TTL400システムは、受信した信号タイミングと受信器のタイミングとの間の差を示すΔτというタイミング誤差を有する累積されたオーバラップサンプル410のストリームによって駆動される。オーバラップする累積物は図中ではs(Δτ)と表されている。一般に、累積物をオーバラップさせるという動作は、時点tから始まる現行のサンプル累積物のある部分Pを時点t−1で始まったバッファに記憶されたサンプル累積物とオーバラップさせることによって遂行される。累積物のオーバラップ動作は図3を参照して上述した。
タイミング調整モジュール420は、ループフィルタ440から受信したタイミング推定値Δτ’にしたがって受信した信号タイミングを調整する。一実施形態では、受信信号のタイミングは、タイミング調整モジュール420によって遅らされて、受信器のタイミングとほぼ同期する時間調整済み信号430を出力する。別の実施形態では、PNジェネレータ204のタイミングはΔτ’に基づいた分量だけオフセットされ、PN符号が受信信号と正しく整合するようにする。
時間調整済み信号430は、Δτ=Δτ−Δτ’という残留タイミング誤差を有し、s(Δτ)と表される。したがって、s(Δτ)は、タイミング推定値Δτ’を更新する際に用いられるように、タイミング弁別器450によってTTLを駆動する。タイミング弁別器450は新しいタイミング推定値Δτ’を、早発累積物と遅発累積物(図2を参照)との比較に基づいて生成し、これがループフィルタ440によってフィルタリングされてタイミング調整モジュール420に送信されて戻される。
TTL400の初期捕捉フェーズの間、タイミング推定値Δτ’は、Δτ’が比較的大幅に更新されるにつれてΔτに収束する。タイミング推定値Δτ’とタイミング誤差Δτが十分近づくと(すなわち、Δτがゼロに接近すると)、捕捉フェーズが終了して、追跡フェーズが開始される。追跡フェーズの間、Δτのゆっくりとした変動が追跡され、これで、Δτを所望の小さい値に保つ。
図5は、50%オーバラップ累積物、すなわち、50%オーバラップのサンプルグループを用いるTTLと、離散した累積物(すなわち、オーバラップ率0%)を用いるTTLとの間の残留タイミング誤差Δτの標準偏差の比較を示すグラフである。上述したように、オーバラップ百分率Pは、TTLシステムの設計の際になんらかの百分率になるように調整されるが、その値は本明細書に述べる例に限られない。
曲線710は、タイミング誤差の計算に50%オーバラップ累積物を用いるTTLシステムの標準偏差値を示している。したがって、累積物毎に64個のサンプルを用い、オーバラップ百分率P=50%の実施形態では、各累積物の後半の32個のサンプルが、それぞれ各後続の累積物の最初の32個のサンプルとオーバラップする。曲線720は、タイミング誤差の計算に離散した累積物を用いる、すなわちP=0%のTTLシステムの標準偏差値を示している。したがって、累積物毎に64個のサンプルを用い、オーバラップ百分率P=0%の実施形態では、各累積物の64個のサンプルの後に、各後続の累積物が続くが、サンプルはオーバラップしない。上述したように、また、図5に示すように、オーバラップする累積物を用いることによって、離散したサンプル累積物を用いるTTLと比較して、残留タイミング誤差Δτの標準偏差値が減少する。
当業者は、情報と信号は互いに異なった様々な技術と技法を用いて表されることを理解するであろう。例えば、上記の説明中で参照されるデータ、命令、指令、情報、信号、ビット、記号及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁性粒子、光学場もしくは光粒子、又はこれらのなんらかの組み合わせによって表される。
当業者は、本明細書に開示する実施形態と関連して説明した様々な解説的な論理ブロック、モジュール、回路及びアルゴリズムのステップは、電子式ハードウエア、コンピュータソフトウエア又はこれらの組み合わせとして実現されることを理解されるであろう。このハードウエアとソフトウエアの交換可能性を明瞭に示すために、様々な解説的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路及びステップを、一般的にその機能性について上に説明した。このような機能性がハードウエアとして実現されるかソフトウエアとして実現されるかは、特定の応用分野とシステム全体に課せられる設計上の制約によって異なる。当業者は、上記の機能性を特定の応用分野毎に様々な方法で実現する可能性があるが、このように実現することを判断したとしてもそれは、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈すべきではない。
本明細書に開示する実施形態と関連して説明した様々な解説的な論理ブロック、モジュール及び回路は、本明細書に記載する機能を実行するように設計されている汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウエアコンポーネント、又はこれらのなんらかの組み合わせによって実現ないし実行される。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでもよいが、代替例では、このプロセッサは従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ又は状態機械であったりする。プロセッサはまた、計算用デバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、1つ以上のマイクロプロセッサをDSPのコアと結合したもの、又は他のなんらかのこのような構成物として実現される。
本明細書に開示する実施形態と関連して説明した方法やアルゴリズムのステップは、ハードウエアとして直接に、プロセッサで実行されるソフトウエアモジュールとして又はこれら両者の組み合わせとして実現される。ソフトウエアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM又は技術上周知の他のなんらかの形態の記憶媒体中に常駐する。例示の記憶媒体はプロセッサに結合され、これで、プロセッサが記憶媒体に対して情報の読み出しと書き込みの動作を実行できるようにしている。代替例では、記憶媒体はプロセッサと一体である。プロセッサと記憶媒体はASIC中に存在する。このASICは、モバイル局、基地局又は基地局コントローラ中に存在する。代替例では、プロセッサと記憶媒体はディスクリートコンポーネントとして、モバイル局、基地局又は基地局コントローラ中に存在する。
開示の実施形態を上記のように説明したのは、当業者なら誰でも、本発明を作成したり用いたりすることを可能とするためである。これらの実施形態に対する様々な修正が当業者には明らかであろうし、また、本明細書に定める一般的な原理は、本発明の精神と範囲から逸脱することなく他の実施形態にも適用される。したがって、本発明は、本明細書に示す実施形態に限られることを意図するものではなく、本明細書に開示する原理と新規な特徴とに適合する最も広い範囲を与えられることを意図するものである。
モバイルのユーザとセルサイト間での通信にCDMA変調技法を利用する典型的な通信システムの図である。 タイミング誤差信号ジェネレータを示す機能ブロック図である。 受信器のタイミングをモバイルユニットのタイミングと同期させる改良された方法を示すブロック図である。 TTLの機能コンポーネントを示すブロック図である。 50%オーバラップ累積物を用いるTTLと離散した累積物を用いるTTLとの残留タイミング誤差の標準偏差値の比較を示すグラフである。
符号の説明
10…システムコントローラ、12…セルサイト、13…衛星、16…モバイルユニット、202…入力RAM、204…PNジェネレータ、206…デスプレッダ、208…サンプラ、210…アドバンスモジュール、211…リタードモジュール、212A,B…累積器、214A,B…エネルギー計算器、216…サブトラクタ、218…フィルタ、420…タイミング調整モジュール、440…ループフィルタ、450…タイミング弁別器

Claims (29)

  1. 時間追跡ループで残留タイミング誤差の標準偏差を減少させる方法であって、
    受信した通信信号を周期的にサンプリングして、複数のサンプルを発生させ;
    前記サンプルの内の少なくとも1部をメモリに記憶して、各々がK個のサンプルを含む複数の累積物を形成し;
    前記メモリ中の隣り合った累積物をオーバラップ係数Pでオーバラップさせ;
    前記オーバラップする累積物に基づいてタイミング調整を決定し;及び
    前記受信した通信信号のタイミングを、前記タイミング調整にしたがって調整する;
    ことを備える方法。
  2. 前記通信信号はスペクトル拡散通信信号である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記通信信号はCDMA逆パイロット信号である、請求項2に記載の方法。
  4. Kは約32から512の範囲にある、請求項1に記載の方法。
  5. Pは約25%から75%の範囲にある、請求項1に記載の方法。
  6. Pは約50%である、請求項5に記載の方法。
  7. 約2分の1チップだけ前記受信した通信信号より早いタイミングを有する早発オーバラップ累積信号を生成し;
    約2分の1チップだけ前記受信した通信信号より遅いタイミングを有する遅発オーバラップ累積信号を生成する;
    ことをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記決定の動作は、前記早発オーバラップ累積信号のエネルギーと前記遅発オーバラップ累積信号のエネルギーを比較して、前記タイミング調整を決定することを備える、請求項7に記載の方法。
  9. 前記決定の動作は、前記早発オーバラップ累積信号の大きさと前記遅発オーバラップ累積信号の大きさを比較して、前記タイミング調整を決定することを備える、請求項7に記載の方法。
  10. 受信した通信信号を追跡する方法であって、
    前記受信した通信信号のサンプルを複数個累積して、各々が所定の数のサンプルを含む複数のサンプルグループを形成し;
    隣同士のサンプルグループの所定の部分をオーバラップさせ;及び
    前記オーバラップされたサンプルグループに基づいてタイミング誤差を決定する;
    ことを備える方法。
  11. 前記受信した通信信号はCDMA逆パイロット信号である、請求項10に記載の方法。
  12. スペクトル拡散通信システムにおいて、受信した通信信号のタイミング特性と受信ユニットのタイミングインジケータ間の差であるタイミング誤差を追跡するシステムであって、
    前記受信した通信信号をサンプリングして、複数のサンプルを発生する手段と;
    前記サンプルの内の少なくとも一部をメモリに記憶して、各々が所定の数のサンプルからなる複数の累積物を形成する手段と;
    隣り合った累積物の所定の部分をオーバラップさせて、複数のオーバラップする累積物を形成する手段と;及び
    前記オーバラップする累積物に基づいてタイミング誤差を決定する手段と、
    を備えるシステム。
  13. 前記受信した通信信号はCDMA信号である、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記所定の部分は約50%である、請求項12に記載のシステム。
  15. 各累積物は所定の数の連続するサンプルからなる、請求項12に記載のシステム。
  16. タイミング誤差だけオフセットされるタイミングメカニズムを有するスペクトル拡散通信信号を受信するための信号プロセッサであって、
    受信された通信信号をサンプリングし、各々が所定の数のサンプルを含む複数のサンプル累積物を生成するように構成されたサンプリングモジュールであって、隣り合ったサンプル累積物の所定の部分がオーバラップされるサンプリングモジュールと;
    前記複数のオーバラップ累積物から誘導された早発通信信号を生成するように構成されたアドバンスモジュールと;
    前記複数のオーバラップ累積物から誘導された遅発通信信号を生成するように構成されたリタードモジュールと;及び
    前記早発通信信号と遅発通信信号の間のエネルギー差を測定し、それに反応してタイミング誤差を決定するように構成されたタイミング弁別器と;
    を備える信号プロセッサ。
  17. 前記タイミング誤差を用いて、前記タイミングメカニズムをオフセットする、請求項16に記載の信号プロセッサ。
  18. 前記早発通信信号は、約2分の1チップだけ前記受信した通信信号より早い、請求項16に記載の信号プロセッサ。
  19. 前記遅発通信信号は、約2分の1チップだけ前記受信した通信信号より遅い、請求項18に記載の信号プロセッサ。
  20. 前記受信した通信信号はCDMA信号である、請求項16に記載の信号プロセッサ。
  21. 前記受信した通信信号はCDMA2000逆パイロット信号である、請求項16に記載の信号プロセッサ。
  22. タイミング誤差だけオフセットされるタイミングメカニズムを有する信号プロセッサであって、
    受信した通信信号から複数のサンプルを得るように構成されたサンプラと;
    前記複数のサンプルの内の所定の数のサンプルからなる複数のサンプルグループを生成するように構成された累積器であって、前記累積器は隣り合ったサンプルグループの所定の部分をオーバラップして、複数のオーバラップするサンプルグループからなるオンタイム信号を形成するように構成されている累積器と;
    前記複数のオーバラップサンプルグループから誘導された早発信号を生成するように構成されたアドバンスモジュールと;
    前記複数のオーバラップサンプルグループから誘導された遅発信号を生成するように構成されたリタードモジュールと;及び
    前記早発通信信号と遅発通信信号の間のエネルギー差を測定し、それに反応してタイミング誤差を決定するように構成されたタイミング弁別器と;
    を備える信号プロセッサ。
  23. 前記タイミング誤差を用いて、前記タイミングメカニズムをオフセットする、請求項22に記載の信号プロセッサ。
  24. 前記早発通信信号は前記オンタイム信号より1チップ未満だけ早く、前記遅発通信信号は前記オンタイム信号より1チップ未満だけ遅い、請求項22に記載の信号プロセッサ。
  25. 前記通信信号はスペクトル拡散信号である、請求項22に記載の信号プロセッサ。
  26. 前記所定の数は約32から512の範囲にある、請求項22に記載の信号プロセッサ。
  27. 前記所定の数は約32から512の範囲にある、請求項22に記載の信号プロセッサ。
  28. 受信した通信信号を追跡するシステムであって、
    所定の数の信号サンプルの複数の累積物を形成するように構成された累積器であって、前記累積器が隣り合った累積物を組み合わせ、これで、隣り合った累積物の所定の部分がオーバラップされるようにする累積器と;及び
    前記オーバラップした累積物に基づいてタイミング誤差を決定するように構成されたタイミング弁別器と;
    を備えるシステム。
  29. 前記受信した通信信号はスペクトル拡散信号であり、前記システムは、前記タイミング誤差と関連した疑似雑音オフセットを用いて前記受信した通信信号をデスプレッドさせるように構成されたデスプレッダをさらに備える、請求項28に記載のシステム。
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