JP2005516175A - 焼却炉密封システム - Google Patents
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Abstract
本発明の焼却炉は脈動炉の周り、または動く2つの炉の床間を密封する。これらの密封部は、動く炉を有する焼却炉の主燃焼室に汚染気体が出入りするのを減少、または防止する。密封部には水、砂、または砂利のような物質などの流体で充填された容器を用いる。また、これらの密封部は、相対的に動く部分に付着される耐熱性の膜材料、一部分に固定され、他の部分に対して保持される、耐蝕性のあるスプリングステンレス鋼または耐熱性繊維といった柔軟な弾性物質、または動く部分の間に酸化アルミナまたは酸化シリコン繊維を含む耐熱性の繊維状パッドを有する。エアナイフは、燃焼炉内に燃焼気体を保持する。これら異なる密封の組み合わせにより、周囲の隔離および1種類のみを用いた場合の副次的な悪影響の未然防止が達成できる。
Description
本発明は焼却炉密封システムに関する。
John N. Basic Jr.による特許文献1乃至特許文献7では、かなり進歩した廃棄物焼却炉技術が開示されており、燃焼に対する「3つのT」、すなわち時間、温度、乱流を適切に制御する方法が示されている。これらの特許のうち、特許文献1および特許文献3の特許では、経済的な使用のために熱回収を最適化させてさまざまな廃棄物の焼却効率を顕著に改善した焼却方法と装備とが開示されている。これら2つの特許では3ヵ所の燃焼区域を設定し、重要な位置で温度を測定して、所望の効率と環境評価を得るために燃焼条件を変更する。また、これらの特許では、大量廃棄物を使用している間にその目的を達成し、単純に、その導入の前に何も工程を要求しないという事を意味する。該システムは、著しく異なる種類の廃棄物を処理しながらも、環境に健全な焼却を達成できる多様性を示す。
これらの特許の原理は広範囲に応用され、燃料として廃棄物を必要としない場合にも適用され得る。かかる発見は、一般的な未確認源から発散される炭化水素含有煙の燃焼にも有用性が確認された。これらの特許によれば、特に主燃焼室がないシステムでもかかる煙を燃焼させることができる。
また、主燃焼室についても、これらの特許では焼却炉システムの燃焼室が改良されている。改良事項としては、まず、炉の床を階段型とし、階段の垂直面にエアノズルを配置した。他の考慮事項は、焼却炉の燃焼室に燃焼成分として一定化学量の酸素を入れるようにし、燃焼室の床と体積とがそれぞれ燃焼廃棄物の熱含量に対して一般的な関係を有するようにしたという点である。また、燃焼していない廃棄物粒子の浮遊を防止するために、燃焼室に進入する空気の速度には上限を設けてある。焼却の改善のために様々な大きさの燃焼室壁面がお互いに対して特定関係を持つ。
上記列挙した特許のうち特許文献2および特許文献4の特許では、主燃焼室内の炉床に置かれた物質を運搬する方法を示している。これらの特許では、実際に物質の前進を促進する炉の床の動きが非正弦であることが開示されている。該床の動きは雪などを除雪する動きと非常に似ている。物質、特に燃焼廃棄物を前進させると同時に加減速させながら脈動させれば、大量の廃棄物が強く押されて燃焼速度と効率とを高められる。
Basic氏による最初の4件の特許では、廃棄物焼却に対して全く新しい体系をうちたてた。これらの特許では廃棄物の焼却に対する基本的な条件を提示し、主燃焼室に大量の廃棄物を通過させて過程を容易にする方法を示した。このように確立された因子を利用し、Basic氏はすでに彼によって開発されたシステムを改良しようとした。その過程で、焼却システムは大きく精巧さを増し、さまざまな廃棄物を確実に処理する能力は従来に比べて改善された。前述した特許文献1〜7のうち、最後の特許文献5乃至特許文献7の特許登録はBasic氏のたゆまぬ努力の結果であった。
特許文献1乃至特許文献3の3件の特許において、Basic氏はまず様々な焼却炉の改善を行った。特に、再燃焼トンネルを2つの平行した再燃焼区域に分けるという概念を導入することにより、主燃焼室などから出てくる煙に対してそれぞれの区域が同じ機能を実行できるようになった。2つの小さな再燃焼区域で生じる多様性によって、燃焼に対する3つのTに対する制御が飛躍的に改善された。
他の特徴として、前述した特許では再燃焼トンネルに「励磁器(excitor)」を設置した。励磁器は大量の煙道ガスが位置するトンネルの中心の断面積を実質的に狭め、その周囲にガスを強制的に通過させる。ガス分子と壁面間の距離が短くなって外壁と励磁器壁面間の距離も短くなり、同時に再度熱輻射することにより3つのTの制御が画期的に改善される。励磁器はその他にもトンネルに入っていく空気を噴霧して温度と時間の制御はもとより、完全燃焼のための十分な量の酸素も確保する。励磁器の他の特徴は、励磁器の支持部を介して空気を再燃焼トンネルに供給し、励磁器の外部の熱伝導率を低くして熱生成を制限するところにある。また、該特許では、再燃焼トンネル出口にダンパを設置して、燃焼における時間(3つのTのうちの1つである)をさらに制御できることを示している。
特許文献6では、炉床を有する燃焼室に全く新しい特性を付与した。特に、炉の上方、燃焼室入口付近に格子を設置した。B.T.U.含量が多い、または水分の多いゴミが格子に置かれる。水分の多いゴミは格子で乾燥され、B.T.U.含量の多いゴミの場合、揮発性炭化水素の一部が燃焼したり排出されて過熱されるのを防止し、炉床に可能な限りスラグがたまるのを防ぐ。いずれの場合にも、固定された炭化水素廃棄物が格子を介して完全燃焼し、炉床に落下する。廃棄物は半分以上の燃焼性炭化水素を含有したまま落下しうる。また、前述した目的を達成するために、格子に一定大きさの穴をあけてもよい。格子を通過する空気や蒸気などの流体は格子を冷却する役割を果たし、耐火コーティングはさらに格子を保護する役割を果たす。空気は格子を通過して直接燃焼室に入って行き燃焼効率を高められる。格子を揺さぶることで、廃棄物が揺れて所望の燃焼を行え、乾燥を促進させたり一部燃焼した廃棄物を炉の下部に落下させられる。
特許文献7は、焼却炉に水容器を設置した後、水容器から灰を取り出すスクープに関するものである。スクープは軌道に沿って動き、床に達すると灰をつかめるように閉じられる。軌道に沿って上昇した後、スクープが開くと灰はトラックなどの灰受けに落ちる。
以上説明した通り、廃棄物焼却技術はBasic氏によりかなり進歩した。以上のような最近の焼却傾向から見られるように、技術が進歩するたびに新しい改良がなされる。かかる進歩についての説明は、次の通りである。
焼却炉には、廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを除き、実質的には密閉された燃焼室があるのが一般的である。また、燃焼室は廃棄物を支える床と壁面とを備え、壁面は床上に位置して床と共に周辺を密閉する。壁面は床と共に実質的に密閉された燃焼室を形成する。
John Basicの特許文献2で説明した通り、焼却炉の床と壁面とには一種の移動手段が連結されていてもよい。該移動手段により、床が所定経路に沿って壁面に対して動く。しかし、焼却炉によっては「床」が精密な経路に沿って動くものもある。かかるシステムのうちの一つは「回転窯」方式を利用する。回転窯は正確な経路に沿って壁面に対して回転運動を行うので単純に外壁で密封される。Basicシステム、特に脈動炉(pulsed hearth)の長所は前述した様々な特許で説明した。
しかし、特許文献2で説明したように、移動手段により床が動く経路は所望の経路からかなりずれることがある。かかるずれは脈動するバッグが原因であり、かかるバッグは他のバッグほど効果的ではない。また、炉の荷重が片方に偏りすぎることが原因となることもある。様々な原因により、実際の脈動運動は正常動作からかなり外れることがある。所望の経路から外れると、床と壁面間の気体が通過する間隙を密封しなければならない焼却炉に相当な負担が加えられる。
従って、壁面と床とに連結され、密閉された周辺の少なくとも一部分に沿って延びる密封手段を備えた焼却炉が必要となる。前述した密閉された周辺の一部分で、移動手段により床が経路に沿って壁面に対して動くときに、密封手段は壁面と床間の気体の通過を実質的に防止しなければならない。特に、床の移動経路が所定経路から若干ずれている場合、密封手段は密封を行わなければならない。
特に、密封手段は床と壁面のうちの一つと連結して流動性非気体物質を含んでいる保有手段を有していてもよい。第二に、密封手段は、床と壁面のうち残りの一つと連結して、床が所定経路に沿って動くときに少なくとも一部分が流動性物質内にある浸漬装置を有していてもよい。
また、密封手段は床と壁面とに連結された柔軟な気体不透過性の耐熱性膜を有していてもよい。さらに、密封手段は床と壁面間に配置される圧縮弾性気体不透過性の耐熱性パッドを有していてもよい。
また、密封手段は、床か壁面のいずれかに付着し、他方を押しつけて床が動くときに摩擦密封をなす柔軟な気体不透過性の形状維持物質を含んでいてもよい。該物質は硬いながらもある程度柔軟な物質、例えばステンレス鋼シート状であってもよい。他の形態の摩擦密封方式としては、壁面か床のいずれかに付着させ、他方を押しつける袋がある。該袋は、例えば空気や他の流体、または柔軟な弾性固体物質を含有することができる。
また、床は線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を有していてもよい。前述した通り、床は燃焼廃棄物を支持する。床の上方に位置する壁面は、床と共に密閉された燃焼室を構成する。この場合、第1および第2床区域と壁面とに連結された移動手段は、第1および第2所定経路に沿って、第1および第2床区域を壁面に対し、また互いに対して動かす。ここで改善事項は、密封手段が第1および第2床区域に連結されて線形経路の少なくとも一部分に沿って延びているということである。かかる密封手段により、移動手段が第1および第2床区域を互いに対して動かす際に、線形経路の一部分で第1および第2床区域の間における気体の通過が実質的に防止される。
2つの床区域の間における密封手段は、前述した通り床と壁面間の境界でいかなる形態をも取れる。この場合、密封手段は第1および第2床区域のうちのいずれか一方に関連し(例えば、連結されて)、同様に床と壁面間の密封手段と非常に似た形態で他方の床区域にも関連する。密封手段の形態としては、摩擦密封、膜密封、繊維状パッド密封、流体密封が考えられる。摩擦密封は金属板密封と袋密封を含む。これらのうちのいずれか、あるいはいずれも、2つの動く床区域の間の密封に利用されうる。
さらに、システムは線形経路に沿って互いに出合う第1および第2表面を含んでもよい。第1および第2表面に連結された移動手段により、第1表面は所定経路に沿って第2表面に対して動く。該システムの改善事項である密封手段は、第1および第2表面に連結されて線形経路の少なくとも一部分に沿って延びている。該密封手段は、移動手段が第2表面に対して所定経路に沿って第1表面を動かす際に、2つの表面が出合う線形経路上の一部分で、2つの表面間における気体の通過を実質的に防止しなければならない。特に、移動手段による2つの表面の動きが所定経路から実質的に外れたときに、密封手段は密封を行わなければならない。
同様に、床と壁面間または2つの床区域の間の境界における密封手段の特別な形式を第1および第2表面間に適用してもよい。床と壁面間や2つの床区域の間における密封手段と同様に、かかる密封手段は第1および第2表面のうちのいずれか一方に関連し(例えば、連結され)、他方の表面にも関連する。
また、床と壁面間、2つの床区域の間、または2つの表面間における密封手段は、前述した形式のうちの相違する2つ以上を利用してもよい。かかる組み合わせ方式としては、流体密封、摩擦密封または膜密封と繊維状パッド密封の連結形態が考えられる。あるいは、流体密封、膜密封と繊維状パッド密封、または流体密封と膜密封の形態が考えられる。さらに、状況によって他の組み合わせを利用できる。
燃焼室の周囲を完全に密閉するために、動く炉はさまざまな密封区域を必要とする。さまざまな密封部は水平方向と垂直方向とを取る。炉が二つである場合、2つの動く炉間の密封は水平方向に置かれる。その結果、それぞれの密封区域の条件によって、相違する密封形式やこれらを組み合わせた密封形式を利用して完壁な密閉が可能となる。
廃棄物を燃やす焼却炉は、周辺や内部の大気の質(atmospheric quality)を改善しなければならない。焼却炉は、廃棄物投入口と燃焼生成物排出口にて密閉された燃焼室を有していてもよい。燃焼室は燃焼廃棄物を支持する床と壁面とを有していてもよく、壁面は床の上方に位置して床と共に周辺を密閉する。また、壁面と床とは実質的に密閉された燃焼室を形成する。焼却炉の周囲や内部の大気の質を改善する方法は、所定経路に沿って壁面に対して床を動かすことである。また、移動手段により所定経路に沿って動く床面が、経路から外れて動く際に、周辺の少なくとも一部分に沿って壁面と床間の気体の通過を防止することも含まれる。
特に、壁面と床の間の気体の通過を防止するためには、床と壁面間の周辺の少なくとも一部分に沿って、床と壁面のうちのいずれか一方に流動性非気体物質を保持する方法がある。周辺の一部分に沿って床や壁面のうち他方に浸漬装置を保持するが、少なくともその一部分は床が所定経路に沿って動くときにその物質にロックされる。
浸漬装置を使用する代わりに、柔軟な気体不透過性の耐熱性膜を周辺の少なくとも一部分に沿って床と壁面の両側に付着させてもよい。または、圧縮弾性気体不透過性の耐熱性パッドを周辺の少なくとも一部分に沿って床と壁面間に配置してもよい。他の方法としては、周辺の少なくとも一部分に沿って床と壁面のうちのいずれか一方に柔軟な気体不透過性の形状維持物質シートを取り付け、その物質を他方に対して押しつける方法がある。
前述したように、床は線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を含んでいてもよい。かかる形式の焼却炉の内部や周りの大気の質を改善しようとするなら、まず第1および第2の所定経路に沿って、第1および第2床区域をそれぞれ互いに対し、そして壁面に対して動かすことである。移動手段により第1および第2床区域が互いに対して動く際に、線形経路の少なくとも一部分に沿って第1および第2床区域の間で実質的に気体の通過が防止される。
線形経路に沿って出合う第1および第2表面のうち少なくとも一方の大気の質を改善する方法は、第2表面に対して所定経路に沿って第1表面を動かすことである。また、該方法では、第1表面が所定経路に沿って動くが、第2表面に対して該所定経路からかなり外れた際、線形経路の少なくとも一部分に沿って第1および第2表面間の気体の通過を防止することも含まれる。
同様に、2つの床区域を有する焼却炉の2つの表面のうち少なくとも一方の大気の質を改善する方法として、主燃焼室が密閉された焼却炉に対して前述した技術を適用してもよい。壁面と床に対する関係の代わりに、ここでは2つの床区域か2つの表面を考慮する。
状況によっては、特定の設置位置では前述した方法のうち2つ以上を組み合わせることもある。また、燃焼室のような密閉された空間では、他の部分で他の技術を活用することもある。特に、水平でない方向に壁面、床、床区域または表面が出合う場合にそうである。2つの脈動する床区域、例えば2つの炉間の連結部における密封は、他の部分とは異なる方法が必要となることもある。
時には、焼却炉の燃焼状態によって、床と壁面間の間隙から主燃焼室に空気が入ってしまうことがある。この場合、空気圧を定圧に保持すれば、特に自然通風と人工通風とが故障している場合、燃焼気体が周辺に漏れるのを防止できる。この場合、焼却炉は廃棄物投入口と燃焼生成物排出口にて密閉された燃焼室を有する。さらに燃焼室は燃焼廃棄物を支持する床と壁面とを有し、壁面は床の上方に位置して、床と共に周辺を密閉することでて実質的に燃焼室を密閉する。改善された焼却炉は、密閉された燃焼室外部で壁面と床とに連結され、周辺の少なくとも一部分に沿って延びて気体圧力が高まっている(a)容器手段を備える。
特に、その圧力は、(1)密閉された燃焼室の圧力および(2)密閉された燃焼室外部の圧力より高くなければならない。改善された焼却炉はまた、その容器手段に連結され、(1)密閉された燃焼室の圧力および(2)密閉された燃焼室外部の圧力より高い気体圧力を容器手段内部に維持するための密封手段をさらに含む。このように空気圧の上昇により空気を主燃焼室に送り込み、燃焼気体が焼却炉周辺へ向かうの方向の逆方向へ通過することを避ける。
特に、その圧力は、(1)密閉された燃焼室の圧力および(2)密閉された燃焼室外部の圧力より高くなければならない。改善された焼却炉はまた、その容器手段に連結され、(1)密閉された燃焼室の圧力および(2)密閉された燃焼室外部の圧力より高い気体圧力を容器手段内部に維持するための密封手段をさらに含む。このように空気圧の上昇により空気を主燃焼室に送り込み、燃焼気体が焼却炉周辺へ向かうの方向の逆方向へ通過することを避ける。
上昇した空気圧密封方式は、他の形態の密封方式と組み合わせて使われることもある。他の密封部が存在すれば、ここを介して燃焼室に入っていく空気を遮断したり空気量を減らすことができる。実際に、他の形式の密封部は、流入する空気量を最小の無視できる程の水準にまで下げることもある。
燃焼室は、米国特許4,475,469(特許文献2)に提示された脈動器具のような移動手段をさらに含んでいてもよく、該移動手段は床と壁面とに連結される。このような移動手段により、床は所定経路に沿って壁面に対して動く。この場合、移動手段によって動く床が所定経路やそれから若干のずれして動くとき、密封手段は容器手段内および周辺部分において気体圧力を上昇させる。
燃焼室の周りの大気の質を改善することも、燃焼室が密封部から外気を受け入れる場所で過度な悪影響なしに起こりうる。この場合、この方法は、実質的に、廃棄物投入口と燃焼物排出口で燃焼室を密閉する事に関与している。燃焼室自体は、燃焼物が燃焼するのを助長する床と床の上に位置し床と近接した周辺部を形成していて、密閉した燃焼室を床と共に形成している壁からなる。焼却炉外部の大気の質を改善する方法は、周辺の少なくとも一部分に沿って延び、密閉された燃焼室外部で壁面と床とに連結された容器手段内部の気体圧力を高めるものである。具体的には、容器手段の内部空気圧は、周辺の一部分で(1)密閉された燃焼室内部の圧力および(2)密閉された燃焼室外部の圧力より高くなければならない。つまり気圧は、燃焼室に気体を押し込める程度の圧力を維持しなければならない。
床を所定経路に沿って壁面に対して動かすことにより多くの利点が得られる。それでもなお、移動手段によって動く床が所定経路から若干ずれて動くとき、気体圧力は容器手段内で高い圧力を維持しなければならない。
図1に示された最新の焼却炉システム75は、2つの脈動炉76,77と、ラジエータ78とボイラ79とからなる二段熱回収装置とを採用している。プロセスを始めるにあたり、ホッパ82に大量の固体廃棄物を入れる。該廃棄物はラムローダ83により主燃焼室84に押し入れられる。主燃焼室84で廃棄物は第一脈動炉76に落ち、必要ならばバーナ85の熱を加えてここで燃焼させる。第一脈動炉76は前述した米国特許4,475,469の方式通り、表面を横切って燃焼廃棄物を移動させるが、入口から主燃焼室84側に移動させる。結局、燃焼廃棄物は第二脈動炉77に落ち、ここで焼却が続けられる。燃焼プロセスのために送風機86,87から空気が供給される。
廃棄物は燃焼しながら自然に熱エネルギーを放出する。熱エネルギーの一部はラジエータ78に入り、内部の流体を加熱する。膜管ラジエータ78で加熱された流体は配管88を介してボイラ79に入っていく。ボイラ79の上部で除去された蒸気は、焼却炉75はもとより、発電や加熱分野で建設的な用途に使われ得る。
燃焼が終わった廃棄物は、第二脈動炉77から水の入っている灰だめ89に落ちる。モータ92に連結されたケーブル91に牽引されるスクープ90は軌道93に沿って動く。スクープ90でホッパ94に灰を捨てると、ごみ箱95に落ちる。
ガス燃焼生成物は主燃焼室84を経て通路102に入っていき、ここでホッパ82の原料廃棄物のガスと一緒になり、送風機103により配管104に沿って移動する。これにより原料廃棄物の悪臭が除去される。
気体は通路102を介して第一再燃焼区域108に入っていき、補助燃料バーナ109と、必要であれば送風機110の助けにより高温で燃焼を続け、気体内の可燃性部分を破壊する。ガス燃焼生成物の焼却が進む中、気体は第二再燃焼区域111に入り、燃焼を続ける。該過程中に、送風機112からさらに空気が送られる。
第二再燃焼区域111を過ぎた後、システムに問題があれば気体が安全煙突117に抜け出る。しかし、定常状態では、ダンパ118によって煙突117は閉じられており、ガスはシステム121の第四区域に移動する。ここで、配管122を介して冷却気体が追加で入れられる。従って、燃焼気体が冷却されて気体内の亜鉛などの各種成分が気相状態で存在できる温度下に下がって行く。そして、これら成分は冷却過程を促進するため、燃焼気体が対流形ボイラ79に入っていくときにボイラの配管で凝縮しない。ある程度冷却された気体がボイラ79を通過するので、熱を他の目的に利用できる。前述した米国特許4,438,705で言及した通り、第一および第二再燃焼区域108,111がラジエータ78とボイラ79間に位置する。このために2つの再燃焼区域108,111内の気体に十分な熱が残留し、気体の可燃性成分を十分に燃焼させられる。
気体はボイラ79を出てエコノマイザ123に入っていき、ここでボイラシステムのラジエータ78とボイラ79とに用いられる供給水を予熱する。従って、エコノマイザは燃焼過程で生じる熱エネルギーをさらに節約し、節約されたエネルギーはシステムを通過する水に供給される。このように節約された熱は焼却炉75の蒸気発電に加えられる。
気体の一部は送風機125によりエコノマイザ123から配管124を通過する。もちろん、該気体はボイラ79とエコノマイザ123に相当量の熱を奪われるので、ボイラとエコノマイザに入っていくときよりは温度が低い。従って、配管122を介して第四区域121に入っていった気体は、前述したように第二再燃焼区域111を通過した気体の温度を下げる。
残りの気体はエコノマイザ123から配管132を介して熱交換器133に入る。送風機134が熱交換器133に外気を送り、気体をさらに冷却する。このとき、気体はすでに相当量の熱をボイラ79とエコノマイザ123に奪い取られた状態である。しかし、気体の温度は相変らず気体に含まれている酸の沸点や露点より高い状態である。熱交換器133で気体温度はおよそ華氏400度以下に下げられ、ここで気体内の酸は液状に凝縮される。これにより、酸を塩基と反応させて中和させた後で後処理過程で除去できるが、これについては後述する。
配管135で、排ガスに乾燥した石灰と活性炭とを混合して凝縮された酸を中和させて汚染物質を除去する。該気体はバグハウスドライアシッド気体洗浄装置138に入り、ここで粒状物が分離される。固体物質はごみ箱141に落下して廃棄状態で待機させる。
配管135で、排ガスに乾燥した石灰と活性炭とを混合して凝縮された酸を中和させて汚染物質を除去する。該気体はバグハウスドライアシッド気体洗浄装置138に入り、ここで粒状物が分離される。固体物質はごみ箱141に落下して廃棄状態で待機させる。
バグハウス138から出てきた清浄気体は配管142を通過する。このとき、作動中である焼却炉内の廃棄物と気体が配管143から出口配管142に入っていけないが、これはモータ144によりダンパ145が閉鎖されて燃焼気体をバグハウス138にだけ流すためである。
配管142内の気体は吸出送風機148により吸引され、主な排気煙突149を介して大気中に排出される。モニタ150では、煙突149から出る排ガスに含まれている各種燃焼生成物を評価する。かかる燃焼生成物には粒子、炭素化合物、窒素酸化物、硫黄などがある。モニタ150の正確な任務は、焼却される廃棄物や焼却炉の位置のような要因を含め、状況により異なると言える。
始動過程中に、焼却炉75はバーナ85,109で天然ガスを使用して作動温度まで加熱した後、実際の廃棄物を受け入れ始める。かかるウオーミングアップ中には、バグハウス138で除去しなければならない成分は、事実上排ガスに入っていない。このような特別な条件下においては、ダンパ145を完全に開いてバグハウス138を迂回させ、排ガスを配管143を介して配管142と煙突149に直接流すこともある。しかし、焼却炉75が作動温度に達すれば、前述したようにダンパ145を閉じて排ガスがバグハウス138に入っていくようにする。
図2には主燃焼室84内に位置した脈動炉158が図示されている。ヨーク160に連結された膨脹バッグ159が停止口161に対して押されながら、様々な図において矢印162で示され、又、図3に示されたベクトル線図163で示され、米国特許4,475,469で説明されたような脈動運動を提供する。送風機165は配管166を介して作用しながら、脈動炉158周辺と主燃焼室84内部に正圧を付与する。脈動炉158と燃焼室壁面間の間隙の形状により、該正圧は燃焼室84の外部を内部の気体に対して効果的に密封するに十分である。
しかし、正圧だけによる密封よりさらに積極的な密封が必要な場合も多い。例えば、正圧のために燃焼区域内部の空気レベルが異常に高まることがある。従って、脈動炉の周りを物理的に密封するのが適切な場合がある。かかる密封が効果的であるためには、脈動炉が脈動するときにその動きに適応しなければならない。特に、脈動炉の動きを完全に予測できないため、これはとても重要である。つまり、エアバッグなどの装置は、常に同一であったり対称的な運動をしないこともある。また、廃棄物の重量が可変的なので、脈動炉の動きが正常から外れることがある。
図2、3に示すように、燃焼区域を周囲から隔離すれば他に積極な密封が必要な部分が何ヵ所か生じる。それぞれの密封部の特徴と構造は、炉に対する位置と炉上の他の位置で用いられる密封形式とによって異なる。従って、脈動炉158は、上部またはローダ側の水平横断密封部167、側面水平密封部168、側面垂直密封部169および下部または灰受け側の水平横断密封部170を有する。かかる位置における確実な密封は、前述した空気密封の代わりに、あるいは空気密封に加えて使われてもよい。また、以下の説明はしばしば焼却炉の一区域の確実な密封部に対して焦点が当てられる。もちろん、全ての密封区域は互いに連結されて周辺を覆い、燃焼室の内部を外部に対して気密状態に維持する。また、以下の説明は密封部一ヵ所の特定構造を基準とすることができる。もちろん、ほとんど変更なく同じ構造を炉の他の位置にも適用できる。この場合、任意の一ヵ所の密封についての説明が他の所にも同じように適用される。
図4乃至図9に示された確実な密封タイプは、薄板スプリング鋼などからなるスプリング金属片を脈動炉158や外壁面に付着させる方式である。該金属片は他方の表面に押し付けられて摩擦、滑り密封をなす。かかる形態の基本密封部が図4,図5に173と表示されている。耐蝕性スプリングステンレス鋼金属ストリップ174は一般的にZ形状を取っている。図5で、Z型金属ストリップ174の第一脚175は壁面176に密着される。Z型金属ストリップの中間区域177は壁面176と脈動炉158間に延びている。最後に、ベンディング区域178は脈動炉158本体に密着される。脈動炉158が脈動すると、金属ストリップ174のベンディング区域178は脈動路に沿って滑り運動する。ベンディング区域178が脈動炉158に対してずっと押し付けられるように、金属ストリップ174が壁面176に密着される。硫化モリブデングリースや乾燥エアゾール潤滑剤のような潤滑油を使用すれば、ベンディング区域178が脈動炉で滑り運動するときの摩耗を最小化できる。
金属ストリップ174の弾性のために、脈動炉158が動いてもベンディング区域178はずっと脈動炉158と接触状態を維持する。同様に、脈動炉158本体は、上述した要因のために脈動しつつ横に若干動き得る。すなわち、脈動炉158は脈動しつつ壁面176から若干遠ざかったり接近したりする。しかし、金属ストリップ174の弾性がこのような動きをカバーし、ベンディング区域178は脈動炉158が動く間、終始脈動炉158に接触して連続密封をなす。
前述したように、金属ストリップ174による密封部173は2種の機能を行う。第一に、脈動炉158の燃焼気体が焼却炉の外部に排出されることを最小化し、可能ならば防止する。主燃焼室内の気体は焼却炉付近の作業者等に特に有害なので、かかる密封はとても重要である。特に、焼却炉が密閉された室内にあるときは、より一層重要である。
第二に、密封部173は外気が焼却炉に入っていくのを制限する。前述した本出願人の特許で明らかにした通り、廃棄物を燃やすにあたって環境を保護しようとするなら、主燃焼室と再燃焼区域の両方において全ての焼却因子を厳しく統制しなければならない。特に、主燃焼室に入っていく空気量、流入位置、流入する空気の温度を統制しなければならない。密封部173は脈動炉周辺に入っていく空気を最小化させて、内部の焼却に及ぼす悪影響を最小化する役割を果たす。かかる密封部173の特性とその他後述する他の特性は、主燃焼室(はもとより、再燃焼区域)が周辺環境に比べて負圧で作動しなければならないという観点から特に重要である。その負圧は、燃焼による自然通風や吸出し通風のために生じることがある。これら通風源のうちの一つまたは両方(すなわち、主燃焼室内の負圧)のために燃焼気体が煙突に向かう。その通風により、脈動炉の周りで密封部の妨害と燃焼条件に対する悪影響なしに空気が吸引される。
一方、燃焼室内部には、たまに部分的な正圧が生じることがある。これは自然通風および吸出し通風送風機の故障が原因となることがある。さらに、「ブルーミング」、あるいは廃棄物内部の高揮発性物質の急速焼却が主燃焼室の圧力増加をもたらすことがある。それでもなお、前述した密封部により、燃焼室内部の気体が外部に漏れて周辺を害する可能性を防止できる。
図6には、ボルトナットペア184で金属ストリップ185を壁面176に固定させた側面水平摩擦密封部の変形例が図示されている。ストリップ185は再び脈動炉158に密着して気体の通過を防止する。しかし、図6ではストリップ185と床188間に引張りスプリング187が張られている。引張りスプリング187がストリップ185を下に引っ張るので、脈動炉158が脈動するときもストリップが脈動炉に密着される。おのずから、焼却炉は構造的に臨時の修理や交換のためにスプリング187と連結ケーブルとに接近できるようになっている。
図7は図6の構成を若干変えたものである。ここで、ボルトに固定されたストリップ192は脈動炉158側へ行くほど下に傾いている。圧縮スプリング194がストリップを上に押して脈動炉158に密着させる。図8はさらに別の変形例であり、ボルト195によりストリップ196が脈動炉158本体に固定される。そのストリップ196は壁面176に対してスライドしながら摩擦密封をなす。ここで、引張りスプリング197によりストリップは壁面176にしっかりと密着されて密封をなす。他の摩擦密封部と同様に、スプリング金属ストリップの過度な摩耗を避けようとするなら、潤滑油を使用しなければならない。また、焼却炉は構造的に各種密封要素の修理が可能になっている。また、スプリングは密封部のうちでも焼却炉の火が及ばない側に配置されることが好ましい。これにより、燃焼環境の影響からスプリングを保護することになる。
図9には上部のローダ側水平摩擦密封に用いられるスプリング金属ストリップ201が図示されている。ボルト202でストリップ201を焼却炉のローダ側断部壁203に固定し、ストリップはさらに脈動炉158に固定された棚204に支持される。引張りスプリング205がストリップ201を引っ張って棚204に密着させるので、密封の信頼性が得られる。棚204は図6,図7,図8のストリップ185,192,196と一致するように脈動炉158に位置し、炉の前端隅の周りを連続的に密封する。かかる配列が図3に図示されている。
同様に、図10には下部灰受け側の水平摩擦密封に利用されるスプリング金属ストリップ208が脈動炉158の床に摩擦接触した状態が図示されている。ボルト209でストリップ208を床面210に設置し、引張りスプリング211によりストリップ208は炉158に密着される。
図11は炉158の灰受け側断部216付近の垂直側面密封に用いられる金属ストリップ215を示す。同様に、そのストリップ215はライン217に沿って炉158と摩擦接触する。ライン217の上部218は、図6乃至図8の水平側面ストリップ185,192,196にそれぞれ連結される。密封ラインの下部は図10の下部灰受け側の水平密封208に連結され、周辺を閉鎖する。
垂直摩擦滑り密封部の詳細図が図12乃至図14に図示されている。金属ストリップ223の短脚224は炉225の側面に対してスライドする。ボルト228でストリップ223をブラケット229に固定し、ブラケットはボルト230により柱231に固定される。ブラケット229によりストリップ223が炉225の側面に保持される。
図15には、矢印162方向に右側に動く炉225が図示されている。ストリップ236は炉と接触したままボルト239によりブラケット238に沿って柱237に固定される。引張りスプリング240はポスト242に固定された板241に連結される。スプリング240の他端部は金属ストリップ236に付着した環243にかかる。スプリング240の張力のために、炉225が脈動するときでも金属ストリップ236が炉と密着して密封する。図16の金属ストリップ236は図15と異なり、圧縮スプリング245だけがストリップを炉225側に押す。そして、ボルト246によりスプリング245が外壁247に固定される。図15,図16はそれぞれ垂直滑り密封部を上から見下ろしたものである。
図17は摩擦滑り密封に用いられる弾性スプリング鋼からなる金属ストリップ251の他の構造を示す。金属ストリップ251はS字に似た形状を取り、上部曲面部252では炉と接触し、下部曲面部254では固定構造物253と接触する。該ストリップ251はボルト255により棚257に設けられたアングルブラケット255に固定される。最後に、ボルト258で棚257を固定するので、結局ストリップ251は固定構造物253に固定されるわけである。
前述したように、ストリップ251の曲線構造によって2ヵ所で滑り摩擦密封する効果が見られる。第一の密封は上部曲面部252で生じ、ここでストリップ251は炉158と接触する。第二の密封は下部曲面部254で生じ、ここでストリップ251は固定構造物253に沿って滑り運動する。従って、区域259の燃焼気体は、燃焼する火やストリップ密封部の残りの構造から離れた外部260に影響を与えることがない。また、炉158と固定構造物253間にストリップ251が挟まれており、これは確実でしっかりとした密封の一助となる。特に、曲面構造のスプリング鋼金属ストリップ251は、炉158と固定構造物253間の間隙に圧着または挿入されていなければならない。金属ストリップを該位置に最終的に設置すると、その弾性のために正しい位置に保持される。金属ストリップ251は、本来の形状に戻ろうとする傾向があり、炉158と固定構造物253に圧力を加えつつ前述した二重密封をなす。滑りあるいは摩擦密封においては、構造中の密封部との接触部に硫化モリブデンなどの乾燥潤滑油を塗っておくと、密封部の寿命が長くなって手入れが容易となる。
図18には金属ストリップ174を保護する構造が図示されている。ノズル264は冷却流体265をストリップ174に噴霧してさまざまな区域175,177,178,179を冷却する。冷却流体265は水のような液体や空気のような気体でもよい。いずれの場合にも、冷却流体265は炉158と外壁176間の区域267で生じる熱から金属ストリップ174を保護する。過度の熱が加えられると金属ストリップ174は簡単に破壊され、前述した悪影響を受けることがある。焼却炉内部の通風がなされず、炎が燃焼室外に出ていく場合に熱が生じることがある。金属ストリップは、たとえ短時間で破壊点以下の温度による加熱であってもその弾性をなくすので、炉158と接触して内部領域267に対する気体の出入りを遮断する能力を失いやすい。
ノズル264は制御バルブ271を介して配管270から冷却流体を受ける。バルブ271は簡単な手動式であり、焼却炉の状態によってオン/オフされる。バルブを開くと、焼却炉が作動中の間、終始冷却流体が安定的に供給される。一方、放熱型温度センサ272の統制の下でバルブ271を機械的に作動させてもよい。ストリップ174の温度が一定値まで上昇したとセンサ272が判断すれば、バルブ271を開いてストリップ174を冷却する。そうでなければ、バルブ271は閉じられたままである。一方、炉158が実際に脈動するときにバルブを断続的に単純開閉させてもよい。いずれの場合にも、ノズルから出てきた流体は、脈動炉158の外部にエアナイフを形成し、燃焼炉内部267の燃焼気体と外部の空気とを遮断する。
図19において、冷却流体供給源は送風機274から高圧空気を受ける箱273の形態を取る。高圧空気は箱273から炉158の表面に沿って配置されたノズルライン276を介して排出され、金属ストリップ278を冷却する。送風機274は連続して動作することもあれば、図18に示された方式と同様に温度センサ279の制御を受けることもある。または、送風機は空気をただ断続的に供給することもある。ノズルライン276から出てきた空気も図18と同様にエアナイフとして作用する。これにより、金属ストリップ278と脈動炉158間で燃焼炉内部267に対する気体の流れが遮断される。
図20は交換型滑り密封金属ストリップ284が壁面突出部285に付着されている状態を示す。スタッド287にナット286を締めるとストリップ284が定着する。作動中に、金属ストリップ284の隅288は、炉158に付着された垂直金属板289と滑り接触して摩擦密封部を提供する。
図に示されたように、ストリップ284の燃焼炉内部291に灰290が蓄積することがある。この場合、金属ストリップ284を下に引っ張って灰290を床に落とせばよい。また、金属ストリップ284が熱や腐蝕などで破損した場合、ナット286をはずして他のものと交換すればよい。
図21では、炉158と壁面296間の水平滑り摩擦密封部の役割を295部にある膨脹バッグが果たしている。該バッグ298は棚297に固定され、空気、気体または他の流体が中に入っている。炉158が動くとき、バッグ298は壁面296を滑り運動する。膨張バッグ298は、炉の垂直運動成分と水平運動成分とを受け入れるに十分な弾性を有していなければならない。また、壁面296とバッグ298との接触点において、ある程度の潤滑性も有していなければならない。バッグ298の表面は、それ自身が潤滑性を有するか、前述したように潤滑油を塗らなければならない。もちろん、バッグ298の材質は耐火性または耐熱性を有さねばならない。
また、バッグ298を壁面296に固定して棚297に沿ってスライドさせてもよい。図21、図22に示された形態のバッグは、図2、図3に示されたものはもとより、複数の動く炉の間のクロス密封を含む焼却炉の全ての形態の密封に適用され得る。図22のバッグ301は、単に膨脹式というよりは、固体物質302で充填されている形式である。かかる固体物質としては、砂、玉砂利、シリカ、アルミナなど耐火性を有する物質を含む。該物質302は、炉158が棚297側に動くときに十分に変形し、炉と棚とが離れるときに再び原型に戻れるよう、十分な柔軟性と弾性を有さねばならない。もちろん、図21のバッグ298を図22のバッグ301に適用することもある。
図23,図24には下部灰受け側の水平クロス袋型密封部304が炉158の床305に接触した状態が図示されている。該密封部304は、ボルト308で調整式支持ブラケット309に固定されたゴム管307からなる。調整式ブラケット309は固定ブラケット310に設置され、固定ブラケット310はボルト311で基礎構造物312に固定される。ブラケット309に付着されたねじ棒316にナット315を締めれば、ゴム管307の高さを調整できる。
図25,図26にもバッグ状の密封部320が図示されている。ボルト321により、柔軟な難燃性ストリップ322が炉158と外壁面323とに固定される。膜322は、矢印162方向への炉158の脈動に耐えうる十分な弾性を有していなければならない。図3のベクトル線図163に特に表示されたように、かかる脈動運動は何よりも水平方向の前後運動成分を含む。一般的に、膜322は水平運動成分を受け入れるのには何ら問題はない。しかし、炉158は垂直運動成分も有する。かかる垂直運動成分は膜322に相当な応力を課す。従って、膜322はかかる双方の運動成分に耐えられる十分な弾性と柔軟性とを有していなければならない。膜322は炉158が脈動するときによく折り曲がってシワになる。しかし、密封性能に悪影響を与える可能性のあるシワを防止する物質で膜を構成しなければならない。
図27乃至図31には別の形態の水封が図示されている。特に、図27には側面水平水封327が図示されている。水329が入っている容器328が外壁面330に設置される。刃331あるいは金属ストリップは横材332に連結されるか、あるいはこれと一体に形成され、横材は炉158に流体密封連結される。水329の中の刃331により炉の内部333と外部334間に流体防壁が生じる。図示されているように、水容器328は図面に水平方向の炉158の運動を容易に受け入れる。また、容器328の深さのために炉158の垂直運動の間も密封状態が保持され、炉の脈動中に4インチまで上昇できる。
図28には上部のローダ側水平横断水封340が図示されている。水343中の刃342は炉158に付着された棚341に連結される。水343の入っている容器344は固定面345に設置される。容器344が炉158と共に動くと水343が飛び出すため、炉が脈動しても容器は動いてはならない。また、刃342は炉が矢印162方向に動くとき、炉の移動方向に傾斜する。これにより、図28のように炉158が左側に動くとき、刃342が容器344から水343をすくい出すのを防止する。同様に、水封340は主燃焼室内部347と外部348間の防壁の役割を果たす。
図29には下部灰受け側の水平横断水封350が図示されている。刃351は炉158の床に付着されて容器353内の水352に浸かっている。前述した通り、容器353は炉158が脈動しても水352があふれ出さないように固定面354に設置される。また、刃351は矢印162方向に動き、炉が図面のように左側に動いても水352をすくい出さない。
図30、図31にはさらに別の垂直側面水封360が図示されている。垂直水封はその方向のために構成が難しい。全ての水平水封は開放型水平容器に浸った刃を利用するが、垂直水封ではこれを採択できない。開放型垂直容器は必要とする水を全て消費する。図30、図31では垂直水封の構成が図示されている。水容器361は、3面の側壁362乃至364と床365とからなる。2面の側壁362,364にはそれぞれ突出部366,368がついており、床365にも同様の突出部がついている。側壁362,364、床365、突出部366,368および床の突出部はいずれもゴムのような柔軟な耐熱性弾性材より構成される。
外壁面374に固定された外部圧縮スプリング373により水容器361は脈動炉158に向かって押される。これによる側壁362,364、床365および関連突出部の弾性のために、これらの側壁、床および突出部が炉158に対してワイパブレードとして作用するので、水容器361と炉壁面間での水の損失が最小化される。また、炉158が矢印162方向に動くとき、側壁、床および突出部が炉の表面を横切るワイパブレードの役割を果たし、やはり水の損失が最小化される。
しかし、いずれの場合も、特に炉158が動くときには水容器361から水が漏れるのを避けられない。かかる漏水を補充するために、供給ライン375を水容器361と貯水容器376とに連結する。貯水容器376の水で水容器361から漏れた分の水を補充する。通常、浮遊装置等を利用して貯水容器376の水位を水容器361の漏水を補充するに十分な高さに維持する。
以上の説明と図27乃至図31に示されたように、炉158の周りが完全に密封されるようになる。従って、脈動炉158が一つであって水封で周辺を密封された焼却炉の主燃焼室の各側面には水平横断密封部327があり(図27参照)、炉158のローダ側端部には上部ローダ側水平横断密封部340があり(図28参照)、灰受け側下部には水平横断密封部350があり(図29参照)、各端には上部側面水平密封部327と下部横断密封部350間の炉の側面には垂直側面密封部360がある(図30、図31参照)。また、2つの密封部連結部で漏水を防止するために、これらの密封部の高さが同一な場合、図50乃至図53に示すように連続したプール形態で形成しなければならない。連続した水のプールを利用する密封部としては、水平側面密封部327と上部ローダ側水平密封部340とがある。理論的には、たとえ漏水問題が別の密封部に影響を与えることがあるにしても、側面垂直密封部360もこのようにできる。
炉の周り全体に水封(または、他形態の密封部)を適用することもある。従って、図27乃至図31の水封を炉の周り全体の密封に使用することもある。しかし、そのような必要がない場合もある。特に、上述したように、図30、図31に示された垂直水封360は基本的に漏水の危険が大きい。従って、垂直密封部を除外した他の区域全てに、水(または別の流体の)封を活用する焼却炉構成を採択できる。垂直密封部は前述したような摩擦密封形態を取ってもよい。垂直密封部は、その形態がどんなものであれ、ここに連結される側面水平および下部横断水封と密着していなければならない。
一般的に、上述した水容器328,344,353と後述する水容器は、燃焼気体による腐食を避けるためにステンレス鋼からなる。これは、刃331,342,351も同じである。特に、燃焼気体は水に溶解されて塩酸を生成する塩素、例えば多くのプラスチックの成分、を含有することがある。ステンレス鋼は酸にも腐食されない。さらなる保護のために、酸を中和させる塩基を水に添加することもある。燃焼気体が溶解されて塩基を生成する場合には、容器の水に中和用酸を添加してもよい。
容器328,344,353内の水329,343,352はそれぞれさらに他の長所を有する。特に、刃331,342,351を冷却する機能を果たす。これらの刃は、焼却炉の作動中に直接的あるいは間接的に焼却炉の高温気体にさらされる。このような高温環境では刃が破損し得る。水は刃を冷却してかかる破損を防止する。下部の水封に用いられる刃についても同じである。特定密封部の他の特徴である耐熱性問題は繊維状パッドを使用すれば解決できる。しかし、水を使用すれば、ステンレス鋼からなる刃を破損させ得る高い温度を避けることができる。
図32、図33には下部灰受け側の横断水平密封部379が図示されている。これらは図23,24の袋密封装置構成とかなり似ていることが分かる。しかし、水381の入っている容器380が調整式ブラケット309に支持されたまま支持台312の切欠き382に挟まれるという点で差がある。容器380の床には排水口385があり、ここから水381を排出することができる。
押さえ棒386により気体不透過性の柔軟な膜387を炉158の下面305に気体が漏れないように連結する。膜387は、米国・デラウェアウィルミントン市のデュポン社で製作するKevlarとNomexとを混合した1/8インチ厚さのアラミド布地あるいはそれと同等のものでよい。レーヨン、ガラスファイバゴアテックス、その他特に間隔がミクロン単位である布地からなる他のバッグを使用することもある。また、上記の厚さを相違させることもある。膜387の下部を水381に浸らせて、燃焼炉内部388と外部389間の気体漏れを防止する。膜387の最下部には錘390を巻付けて、水381に沈むようにする。前述した通り、下部の水平横断密封部379は全ての形態の側面垂直密封部391と整列していなければならない。
図34の密封部394は図33の膜水封379とかなり似ているが、ステンレス鋼板からなる丈夫な刃395を水381に浸して密封する点で異なる。刃395は押さえ棒386で固定される(錘390に比較するほどのことはない)。
図35,図36には図33,図34の下部灰受け密封部と似た上部灰受け水平横断水封401,402がそれぞれ図示されている。二つとも固定式容器403を基礎構造404に設置して水405を入れておく。容器蓋408は燃焼区域409と外部410間の隔壁の役割を果たす。容器403は清掃もできる。蓋408は固定構造物412に連結される。
図35で、支持板413は炉158に付着されたリテーナクリップ414に連結される。次に、押さえ棒417により図33と似た材質の柔軟な膜418が支持板413に連結される。錘419のために膜418は水405に浸っている。図36では、図35の膜418の代わりにステンレス鋼板422が押さえ棒417で支持板413に連結されている。ローダ側や灰受け側で横断密封に用いられる他の鋼板と同様に、該鋼板422は水平面に対して比較的小さな角度で傾いている。これにより、炉158が矢印162方向に脈動する場合でも、鋼板422のおかげで水405が容器403外に飛び散るのを防止できる。他と同様に、膜418は堅い刃の水封に比べて炉の脈動中における水の揺れが少ない。
図37,38にはローダ側の水平横断水封425,426がそれぞれ図示されている。これらの両方とも、水429がこぼれないように支持構造物427は固定位置に容器428を保持している。支持板430はクリップ431で脈動炉158に連結される。ボルト434によりリテーナストリップ435と図37のステンレス鋼板刃436が支持板430に支持される。水429に浸っている刃436は、燃焼炉内部437と外部438間を密封する。水封425は水平線439で表示された側面水平密封部と平行に連結される。かかる関係は図50乃至図53にて説明する。蓋440はヒンジ441を中心に開くので、水429に接近できる。
図38で、錘443により水429に沈んでいる柔軟な難燃性ストリップ442は、ボルト434とリテーナストリップ435にしっかりと固定される。水429の中の難燃性ストリップ442は燃焼炉内部437と外部438間を密封する。また、かかる構成を図37にも適用できる。
図39,図40は、それぞれ下部灰受け側の水平横断密封部447,448を示すが、これらは図34の水封394とほぼ同一のように見える。しかし、これらの密封部447,448は、451部分の燃焼気体が密封部394内の水381と反応すると有害となる場合に使われる。このような状況は、廃棄物が例えば使い捨てオムツのようなものの場合に発生し得る。オムツ内の吸水性ポリマーゲルが蒸発して水381に溶けると、水と共にコロイド性ゲルを形成して凝固させる。これは、前述した「流体密封」作用に明らかに邪魔になる。
従って、密封媒体として水を使用せずに、図39の容器380では砂452を利用して密封を行う。同様に、図40では流体としてバブル媒体453を使用する。図40の場合、バブルは小石やアルミナ粒子やシリカで構成されていてもよい。図39,40の流動媒体452,453は、容器380に溶接された微細網456上に置かれる。空気管457は、容器380の上部分、網456の下に置かれる。空気管457は、網456と容器380の床の間隙458に空気を供給する。該空気は網456を介して上昇し、流動媒体452,453の流動を助ける。管457は、焼却中である廃棄物の特性によって空気を継続的、あるいは断続的に供給したり、全く供給しない場合もある。参考までに、図62、図64では空気や気体が全く侵入しない媒質の利用を示している。しかし、管457から空気を断続的に供給する場合、炉158の脈動と一致させることもある。すなわち、脈動の直前と直後の少しの間だけ、空気を供給する。炉の脈動により主燃焼室の内部気体圧力が若干上昇し得るため、これは特に有用であるといえる。かかる特定期間の間に所望の通風がなされない場合、空気管457の利用を推奨する。
管457から容器380に空気が供給されると、炉158の外部に流体流動が生じる。図18,図19の流体流れの場合と同様に、かかる流動がエアナイフのような役割を果たして燃焼炉内部451からの燃焼気体の流出を防止する。
図41、図42にも図36の密封部402とかなり似た密封部461,462がそれぞれ図示されている。ここで、容器403には微細網463が溶接されており、その下に管464がある。これらの管464を介して網463下の空間466に空気や気体が流入する。図41の網463上には砂467が、図42にはバブル物質468が充填されている。いずれの場合にも、刃422は砂467やバブル物質468に入り込んでいて密封部の役割を果たす。図39,図40と同様に、媒体467または468の流動性を向上させるために、状況によりこれらの管を介して気体を空間に連続的、あるいは断続的に供給するが、全く供給しないこともある。図36と同様に、これらの密封部461,462は普通、ライン410に沿って側面水平密封部に連結される。
図1に示すように、焼却炉は2つの炉76,77またはそれ以上を有することもある。主燃焼室を完全に密封するには、隣り合う2つの炉間の連結部も密封することが必要である。このように隣接した2つの炉間を密封するには多くの労苦を必要とする。第一に、2つの炉がいずれも脈動しており、第二に2つの炉の脈動速度がそれぞれ異なっている。普通、下方炉が上方炉よりも低脈動となっている。第三に、2つの炉がいずれもそれぞれの正常経路から若干のずれすることがある。2つの炉間の水封は、実質的に上部炉に対しては下部灰受け側の水平密封を、下部炉に対しては上部ローダ側の水平密封を組み合わせる。それぞれの密封部は、動かない物体に設けられた水容器に刃を浸すことでなされる。かかる中間水封については、図43乃至図48,および図57を参照して説明する。一方、2つの炉間の密封を水封形態ではなく、前述した他の形態の密封とすることもある。同様のことは炉間のこれら2つの密封にも適用される。
図43,図44には、2つの炉158a,158bが縦並びで作動するシステムが図示されている。これらの炉は矢印162a,162bの方向に脈動するが、炉158a,158bの脈動周期と強度はそれぞれ相違する。かかる状況は図1の双子炉76,77と一致する。一方、図57に示されたように主燃焼室が3室以上の炉を備えることもある。実際、2つの炉間に中間水平横断密封部475を適用できる。
図43,図44に示されるように、該密封部475は、意外にも下部の水平灰受け側密封部476および上部のローダ側水平密封部477を連結しない。前者は図34に示された形態であり、図37は後者の形態である。図43で、上部炉158aの刃478は、固定面481に設けられた容器480内の水479に浸されている。同様に、下部炉158bの刃485も水479に浸されている。2つの刃478,485が浸されている水479は燃焼区域486と外部487間を密封する。
上部炉158aについて、刃478からなる密封部は、破線488で表示された側面垂直密封部の直線上におかれる。同様に、下部炉158bについて、刃485からなる密封部477は破線489で表示された炉の上部側面水平密封部の直線上におかれる。そして、2つの刃478,485は密封線489と同じ水平面上に位置する。このような密封部の相対的位置によって周辺が閉鎖され、2つの脈動炉158a,158bの周りに連続的な密封がなされる。
図44は、固定構造物481上に水容器480が設置されるが、上部炉158aや下部炉158bに接触しないことを示す。これにより炉が動いても、水479が容器480からあふれ出さない。
図45は、2つの炉158a,158b間における、従来の密封部475と同じような中間水平横断密封部490を示す。同様に、容器491は固定面492上に置かれ、中には水493が入っている。上下炉158a,158bの刃494,495は、それぞれ水493に浸って水封を形成する。しかし、図45では、炉158a,158b間に圧縮性弾性繊維状パッド497からなる追加密封部496がある。該パッド497は、下部炉158bの耐火コーティング500を覆う鋼板499に合金ピン498で連結される。2つの炉のうちの片方か、あるいは両方が脈動することによって、繊維状パッド497は上部炉158aの耐火コーティング503床面の鋼板502を押しつつ摩擦する。しかし、炉158a,158bの脈動によってそれぞれの炉が最も近接した場合でも、ピン498が上部炉158aの鋼板502と接触しないように、その長さを短くしなければならない。
同様に、硫化モリブデンなどの高温潤滑油をパッド497と上部炉158a間に塗布してパッドの動きを円滑にする。潤滑油は通常パッド497と鋼板502の両方に噴霧される。パッド497は主燃焼室504内の炎による熱から保護されるように潤滑油のように耐火性を有する。
同様に、硫化モリブデンなどの高温潤滑油をパッド497と上部炉158a間に塗布してパッドの動きを円滑にする。潤滑油は通常パッド497と鋼板502の両方に噴霧される。パッド497は主燃焼室504内の炎による熱から保護されるように潤滑油のように耐火性を有する。
パッド497は、燃焼室504で発生する高温と気体とに対する耐性を有していなければならない。繊維状パッド497は、炉158a,158bがそれぞれ脈動162a,162bするために生じる炉間の間隙505の変動を充填するのに十分な圧縮性と弾性(すなわち、圧縮弾性)とを同時に有さねばならない。酸化アルミニウム、酸化シリコンまたはこれらの混合物からなるパッドは、かかる課題をクリアする。
パッド497は焼却炉の高温腐蝕有害気体環境である燃焼室504から水493を隔離させるが、かかる気体は特に密封部485を損傷させ得る。つまり、パッドは防火壁の機能も果たさなければならない。しかし、パッド497は完全密封体ではないので、パッド497から気体が漏れうることもあるが、水493は漏れ出た気体も全て遮断できる。上述したように、燃焼する廃棄物によっては、パッド497なしに水493だけで密封することもある。同様に、水封490なしにパッド497だけを使用することもある。
パッド497で炉158a,158b間を密封しようとするなら、線506に沿って炉158aの垂直密封部を形成しなければならない。このようにすれば、周辺が完全に閉鎖されて完璧な密封がなされる。また、図45に示したように、パッド497と似た繊維状パッドをローダ側や灰受け側の上下部水平密封部に形成させてもよく、あるいは水封のような他の形態の密封部と連結させてもよい。
図46には、従来の図と同じ水封490とパッド密封部507が図示されている。しかし、ここでは上部炉158aの床面511における耐火壁503の凹溝部510に設けられた鋼板509に対してパッド508が摩擦する。2つの炉158a,158bが互いに相対運動を行うとき、ピン512により下部炉158bに固定されたパッド508の動きを凹溝部510がコントロールする。他の全てについては、図45と同一である。
図47は、上下部炉158a,158b間に位置する中間水平横断水封512を示す。これは図43,図44の中間水封475とかなり似ているが、ここでは2つの上下炉158a,158bが柔軟な膜513,514にそれぞれ連結され、これらの膜は容器516内の水515に浸されている。膜513,514の下部に錘517,518を付けることで、膜が水515に浸るようにしている。線517で示される上部炉158aの側面垂直密封部517は、炉に付けられた膜513と一致するのと同様に、側面水平密封部は下部炉の線518と一致する。これにより、2つの炉の連結部周辺を閉鎖し、燃焼室519と外部520間を密封できる。
図48の密封部521は、図44の密封部475と同一である。従って、両図面の図面符号も同一である。しかし、図48の密封部はさらに2つの特徴を有する。第一に、柔軟な弾性繊維状パッド522がピン523で下部炉158bに固定されていることである。該パッド522は、図45,図46のパッド495,504と同じような密封機能を果たす。
また、密封部521は、支持ストリップ525,526を介して刃478,485に対して固定されたバッグ523を含む。該バッグ523は効果的な密封のために刃478,485を完全に覆い包まなければならない。バッグは、炉158a,158bの矢印162a,162b方向の脈動を受け入れるのに十分な弾性も有していなければならない。最後に、バッグ523は燃焼室486の環境に耐えられなければならない。図25,図26の膜322のような材質をここでのバッグ523に適用すればよい。
図48の密封部521の3つ要素は、バッグ523、水479および繊維状パッド522である。主燃焼室486の内部環境によっては、密封部521は上記3つの要素のうち一種または二種だけでも本来の機能を十分発揮できる。特に、2つの刃478,485は、バッグ523を水479に浸す機能と、バッグ523が本来の機能を果たせないときに水封を行う2つの役割を果たす。従って、水479や容器480がなければ、密封部521に刃478,485も必要ない。
図49には、図1の燃焼室84とかなり似ているが、他方の側からの主燃焼室527が示されている。燃焼室527は上下部炉158a,158bを含む。ケーブル531aが、固定構造物533の円型ビーム532aと炉158aの下円型ビーム534aに吊るされている。ケーブル531aが固定構造物533から炉158aを懸垂し、前述した米国特許4,475,469で説明されたように矢印162a方向に炉158aが脈動するのを許容する。同様に、下部炉158bも固定構造物533のビーム532bと炉158bのビーム534bの周りに巻かれたケーブル531bにより懸垂されている。
上部炉158aは、ローダ側横断密封部と容器537、側面水平密封部と容器538a、垂直側面密封部539aおよび中間水平横断密封部と容器540で分離密封される。同様に、下部炉158bの密封周辺部にも中間横断密封部と容器540、側面水平密封部と容器538b、側面垂直密封部539bおよび下部灰受け側水平横断密封部541を有する。以上の全ての密封部は互いに連結していて周りを完全に閉鎖しているので、炉158a,158bの周りを完全に密封して焼却炉内部と外部とを分離する。垂直密封部539a,539b以外の全ての密封部には水容器が使われる。図示されているように、垂直密封部539a,539bは前述した摩擦密封やバッグ密封を利用する。下部炉158bの水封の連結状態が図50乃至図53に図示されている。同じパターンが、若干短くはあるが上部炉158aにも適用される。
図49の下部炉158bについて、容器を互いに連結したシステムが図50では545と表示されている。該システムでは、両側の水平容器546を上部の水平横断容器547に連結した。かかる容器システム545は図49の固定構造物533に固定されている。似た構造が上下部炉158a,158bの容器システム545に適用されるので、一般的な炉158にも適用されると見られる。
側面容器546と横断容器547内の水は、コーナ548で互いに出入り自由に流れ、これらのうちの一つが図51に図示されている。図51に示されているように、水平横断密封容器547は側面水平密封用容器546の後ろに破線で表示されている。これら2つの容器は互いに連結され、いずれか一方の水は他方に自由に流れて連続密封部を提供する。2つの容器は取付部552で互いに連結され、ヒンジ554で連結された蓋553を介して横断容器547に接近できる。
図52は脈動炉158のコーナ555を示す。炉158の側壁557には側面刃556が取り付けられている。炉158の一端部には(図35で示されている)柔軟な水平膜418がついている。図52に示されるように、柔軟な膜418は側面刃556に密着し、気体の通過を防止する。類似した側面刃が膜418の他端部にも配置されているが、図面には示されていない。このような側面刃556、柔軟な膜418および図示されていない側面刃の連続連結構造は、水で満たされた図50の容器構造545に浸され、炉158の三面に対する連結した連続水封を形成する。密封を完成するために、2つの垂直密封部を図50の側面容器546の端部558の床に連結する。次に、下部の水平横断(水)封を垂直密封部の床に連結して炉の周りを閉鎖する。
図53の炉158は図52の炉とかなり似ているが、柔軟な膜418の代わりに(図36で示されるような)ステンレス鋼刃422を使用する。同様に、側面刃556とステンレス鋼刃が出合うライン559に沿って気密部を形成し、炉158のコーナに気密密封部を提供する。
図54は、図50で初めて示された側面容器546の一部を示すが、主燃焼室の外部固定構造物561に取り付けられる。図50および54の両図に示された側面容器は、ステンレス鋼のような耐蝕性物質で作られた受け皿形状の容器部分562乃至567を含む。受け皿容器562乃至567は外部からアクセスが可能であって、側面容器546の水を補充できる。また、受け皿565の床には栓571があり、ここから水を排水できる。また、受け皿563は、容器内の水が蒸発・漏水したとしても、容器内の水を所望の水位に維持できるように浮遊装置574を有する。
図54,55に示されるように、受け皿562乃至567の隔壁575は側面から側面まで続いている。隔壁575は、図55の密封部538の水576に浸かっていて、燃焼区域577の気体が受け皿を介して外部578に出ていくのを防止する。しかし、隔壁575は受け皿564の床にまでは延びずに、その床部分に通路581を残すので、側面刃556が水に浸されている側面容器546の部分582から水が出入りできる。
図50、54,55の受け皿562乃至567は、さまざまな理由で側面容器546の端から端までつながった単一連続体を取ることができない。まず、固定構造物561の支柱583が原因となっている。第二に、炉を支持するビーム532bが妨げとなり、区域584には受け皿が位置できない。これらの区域に受け皿がないので、容器546は柱583と区域584の後側では容器の床587をU字型にする。それでもなお、側面容器546は炉158の側面刃556(図52、図53参照)が位置する連続溝582を提供する。燃焼内部577から外部578への気体の漏れを防止するために、容器546、受け皿562乃至567、柱583、溝582および隔壁575間に気密構造が当然存在しなければならない。
図55,56に水平側面密封部の細部が図示されている。炉158は耐火コーティング590を有する。耐火壁592の耐火コーティング590を貫通する管591を介して炉158で燃焼する廃棄物に空気が供給される。垂直耐火壁592の突出部593は焼却炉内部に向かう。該突出部593が、廃棄物が炉の中心部へ押し出されるのを防止するので、炉158と固定天井597間の間隙596に廃棄物が及ばない。天井597にも耐火コーティング598がある。天井の側壁599を貫通する管600を介して過燃焼空気が燃焼廃棄物に供給される。天井597からの張り出し部603は炉158の突出部593上に位置する。該張り出し部603のおかげで、物質、ホコリなどが間隙596に入り込まない。
図57には、3つの脈動炉158a乃至158cが縦一列に配列されている図が簡単に示されている。それぞれの炉には、それぞれ側面水平水封538a乃至538cがある。
図58の側面水平水封538は、図55のものと似ている。また、炉158と天井張り出し部603間の間隙596には繊維状パッド606がある。合金ピン607によりパッド606は炉158の側壁592の耐火コーティング590と鋼板608の両側に固定される。従って、繊維状パッド606は、炉158と共に動きながら天井張り出し部603の耐火コーティングされた鋼板609と摩擦する。これにより、パッド606は鋼板609と摩擦するときに摩耗する潤滑面611を有していなければならない。
図58の炉は図面に対して動く。つまり、繊維状パッド606は水平運動に適合しなければならない。また、炉158は垂直運動成分も有する。かかる状態で適切に動作するために、パッド606は側壁592と天井張り出し部603間での圧縮に耐えるべく十分な柔軟性を示さなければならない。しかし、炉158が天井張り出し部603から遠ざかるときにも同じ間隙を満たせるよう膨脹するのに十分な弾性も有さねばならない。図45および46の繊維状パッド495,504の特徴がここにも適用される。
図59は、炉158の側壁592にピン614で同様に固定された繊維状パッド613を示す。しかしここでは、パッド613が固定張り出し部部603の耐火コーティング610下の凹溝部616にある潤滑鋼板615とは逆の方向に動く。図58と同様に、図59もパッド613に加えて水封538を図示している。状況によってはパッドだけでも十分である。
図60は図59とほぼ同一であるが、容器582内に位置して刃556を完全に覆う小袋618が追加された点で異なる。ストリップ619により小袋618が炉158に連結され、ストリップ620は同様に小袋618を固定構造物の柱583に取り付ける。図48と同様に、小袋618は水576とパッド613とを含んで炉158を三重密封する。状況によっては、これらのいずれも必要でないこともある。特に、水576がなければ刃556も必要ない。図48の水平横断密封部についての説明が、ここでは側面水平密封部にも適用される。
図61乃至図65は、固定構造物の柱583に設けられた容器582に他の媒体623を用いた例を示す。前述したように、刃556を媒体623に挿入させると水平側面密封がなされる。媒体623は、容器582、刃556または媒体そのものを損なわずに炉の脈動運動を許容しなければならない。また、いくつかの媒体は、多重密封を形成するために繊維状パッドやバッグのようないくつかの異なる密封部とよく利用される。
とにかく、図61における媒体623は前述した水576の形態を取り、図62では側面容器582に入れられた砂626が密封媒体の役割を果たし、図63では容器582の床近くに微細網627が溶接されている。砂628は網627上に置かれる。網627下の容器に入る配管631の開口632を介して空気や他の気体を供給し、必要とするときに砂628の流動性を上昇させられる。図39乃至図42で説明したように、空気は連続的、あるいは断続的に供給され、全く供給されない場合もある。かかる空気は正圧も提供し、燃焼気体が焼却炉の燃焼区域から流出するのを防止できるが、これは図2の送風機165と同じ機能である。
砂利、アルミナ、シリカなど図64乃至図65に示されるバブル物質635,636は、それぞれ図62、図63の砂626,628に代えることができる。残りの特徴は同一である。
75…焼却炉システム
76…第一脈動炉
77…第二脈動炉
78…ラジエータ
79…ボイラ
84…主燃焼室
76…第一脈動炉
77…第二脈動炉
78…ラジエータ
79…ボイラ
84…主燃焼室
Claims (93)
- 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、および床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面から成り、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
前記壁面と前記床に連結された密封手段が前記周辺の少なくとも一部分に沿って延びており、前記移動手段が前記経路から若干ずれた状態も含めて該経路に概ね沿って前記床を動かす場合に、
前記一部分において前記壁面と前記床の間における気体の通過を実質的に防止する
ことを特徴とする焼却炉。 - 前記経路からのずれが前記経路方向に起きることを特徴とする請求項1に記載の焼却炉。
- 前記経路からのずれが前記経路に対して横方向であることを特徴とする請求項1に記載の焼却炉。
- 前記経路からのずれが前記経路方向と横方向の両方であること特徴とする請求項3に記載の焼却炉。
- 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面から成り、
移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
前記移動手段が前記経路から若干ずれた状態も含めて該経路に概ね沿って前記床を動かす場合に、前記周辺の少なくとも一部分に沿って、前記壁面と前記床の間における気体の通過を実質的に防止することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、および床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面から成り、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記床に連結されて前記周辺の少なくとも一部分に沿って延びて前記一部分において前記壁面と前記床の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記床と前記壁面の片方と連結して流動性非気体物質を含んでいる保有手段と、
B.前記床が前記所定経路に沿って動くとき、前記床と前記壁面のうち残りのもう一方と連結して、少なくとも部分的に前記物質中に位置している浸漬装置とを含むことを特徴とする焼却炉。 - 前記物質が液体であることを特徴とする請求項6に記載の焼却炉。
- 前記物質が流動性粒子状物であることを特徴とする請求項6に記載の焼却炉。
- 気体が前記粒子状物を通過することを特徴とする請求項6に記載の焼却炉。
- 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面から成り、
移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
前記周辺の少なくとも一部分に沿って前記床と前記壁面の片方と連結して流動性非気体物質を保持し、
前記床が前記所定経路に沿って動くとき、少なくとも部分的に前記物質中に位置した状態に浸漬を保持することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、および床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面から成り、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記床に連結されて前記周辺の少なくとも一部分に沿って延びており、前記周辺において前記壁面と前記床の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は前記床と前記壁面に連結された柔軟な耐熱性物質からなる気体不透過性膜を含むことを特徴とする焼却炉。 - 前記膜が包囲形態であって前記包囲内に弾性物質をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の焼却炉。
- 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面から成り、
移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
前記周辺の少なくとも一部分に沿って柔軟な耐熱性物質からなる気体不透過性の膜を前記床に付着させ、前記膜を前記周辺の一部分に沿って前記壁面にも付着させることを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、および床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面から成り、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
前記壁面と前記床に連結された密封手段が前記周辺の少なくとも一部分に沿って延びており、前記周辺において前記壁面と前記床の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は前記床と前記壁面の間に置かれた圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面から成り、
移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
前記周辺の少なくとも一部分に沿って圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを前記床と前記壁面の間に配置することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、および床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面から成り、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記床に連結されて前記周辺の少なくとも一部分に沿って延びており、前記周辺において前記壁面と前記床の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、前記床と前記壁面の片方に取り付けられて、もう一方の側に押し付けられる柔軟な気体不透過性の形状維持物質シートを含むことを特徴とする焼却炉。 - 前記物質が耐蝕性スプリング鋼であることを特徴とする請求項16に記載の焼却炉。
- 前記床と前記壁面の片方と前記物質が連結して、前記床と前記壁面の残りのもう一方に対して前記物質を押し付ける誘導手段をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の焼却炉。
- 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面から成り、
移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
前記周辺の少なくとも一部分に沿って柔軟な気体不透過性の形状維持物質シートを前記床と前記壁面の片方に取り付け、
前記物質をもう一方の前記床か前記壁面に対して押し付けることを特徴とする方法。 - 線形経路に沿って出合う第1および第2表面と、前記第1および第2表面に連結される移動手段とを含み、前記第2表面に対して所定経路に沿って前記第1表面を動かすシステムにおいて、
前記第1および第2表面に連結されて前記線形経路の少なくとも一部分に沿って延びる密封手段を含み、
前記移動手段が前記経路から若干ずれた状態も含めて該経路に沿い前記第2表面に対して前記第1表面を動かす際に、前記周辺において前記第1および第2表面間の気体の通過を実質的に防止することを特徴とするシステム。 - 前記若干のずれが前記経路方向であることを特徴とする請求項20に記載のシステム。
- 前記若干のずれが前記経路に対して横方向であることを特徴とする請求項20に記載のシステム。
- 前記若干のずれが前記経路方向と横方向の両方であることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
- 線形経路に沿って出合う第1および第2表面のうち少なくとも一方の大気の質を改善する方法において、
前記第2表面に対して所定経路に沿って前記第1表面を動かし、前記第1表面が前記第2表面に対して前記経路から若干ずれた状態も含めて該経路に沿って動作する場合、前記線形経路の少なくとも一部分に沿って前記第1および第2表面間の気体の通過を実質的に防止することを特徴とする方法。 - 線形経路に沿って出合う第1および第2表面と、前記第1および第2表面に連結される移動手段とを含み、前記第2表面に対して所定経路に沿って前記第1表面を動かすシステムにおいて、
前記第1および第2表面に連結されて前記線形経路の少なくとも一部分に沿って延びる密封手段を含み、前記周辺において前記第1および第2表面間の気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記第1および第2表面のうちの片方と連結して流動性非気体物質を保持する保有手段と、
B.前記第1および第2表面のうち残りのもう一方と連結して、前記第1表面が前記所定経路に沿って動くとき、少なくとも部分的に前記物質中に位置している浸漬装置を含むことを特徴とするシステム。 - 前記物質が液体であることを特徴とする請求項25に記載のシステム。
- 前記物質が流動性粒状物であることを特徴とする請求項25に記載のシステム。
- 前記粒状物に気体が通過することを特徴とする請求項25に記載のシステム。
- 線形経路に沿って出合う第1および第2表面のうち少なくとも一方の大気の質を改善する方法において、
前記第2表面に対して所定経路に沿って前記第1表面を動かし、前記線形経路の少なくとも一部分に沿って前記第1および第2表面のうちの片方に流動性非気体物質を保持し、前記片方の表面が前記所定の経路に沿って動くとき、前記第1および第2表面のうち残りのもう一方の表面上及び前記物質内に浸漬装置を保持することを特徴とする方法。 - 線形経路に沿って出合う第1および第2表面と、前記第1および第2表面に連結される移動手段とを含み、前記第2表面に対して所定経路に沿って前記第1表面を動かすシステムにおいて、
前記第1および第2表面に連結されて前記線形経路の少なくとも一部分に沿って延びる密封手段を含み、前記第1および第2表面間の気体の通過を実質的に防止し、前記密封手段が前記第1および第2表面に連結された柔軟な気体不透過性膜を含むことを特徴とするシステム。 - 前記膜が包囲形態であって前記包囲体中に弾性物質をさらに含むことを特徴とする請求項30に記載のシステム。
- 線形経路に沿って出合う第1および第2表面のうち少なくとも一方の大気の質を改善する方法において、
前記第2表面に対して所定経路に沿って前記第1表面を動かし、柔軟な気体不透過性膜を前記線形経路の一部に沿って第1および第2床区域に付着させることを特徴とする方法。 - 線形経路に沿って出合う第1および第2表面と、前記第1および第2表面に連結される移動手段とを含み、前記第2表面に対して所定経路に沿って前記第1表面を動かすシステムにおいて、
前記第1および第2表面に連結されて前記線形経路の少なくとも一部分に沿って延びる密封手段を含み、前記周辺において前記第1および第2表面間の気体の通過を実質的に防止し、前記密封手段が前記第1および第2表面間に配置された圧縮性弾性気体不透過性パッドを含むことを特徴とするシステム。 - 線形経路に沿って出合う第1および第2表面のうち少なくとも一方の大気の質を改善する方法において、
前記第2表面に対して所定経路に沿って前記第1表面を動かし、前記第1および第2表面間の前記線形経路の少なくとも一部分に沿って圧縮性弾性気体不透過性パッドを配置することを特徴とする方法。 - 線形経路に沿って出合う第1および第2表面と、前記第1および第2表面に連結される移動手段とを含み、前記第2表面に対して所定経路に沿って前記第1表面を動かすシステムにおいて、
前記第1および第2表面に連結されて前記線形経路の少なくとも一部分に沿って延びる密封手段を含み、前記周辺において前記第1および第2表面間の気体の通過を実質的に防止し、前記密封手段が、前記第1および第2表面の片方に固定されて、もう一方の表面側に押し付けられる柔軟な気体不透過性の形状保持性物質シートを含むことを特徴とするシステム。 - 前記物質がスプリング鋼であることを特徴とする請求項35に記載のシステム。
- 前記スプリング鋼が耐蝕性であることを特徴とする請求項35に記載のシステム。
- 前記第1および第2表面の片方と前記物質が連結して、もう一方の表面に対して前記物質を押し付ける誘導手段をさらに含むことを特徴とする請求項35に記載のシステム。
- 線形経路に沿って出合う第1および第2表面のうち少なくとも一方の大気の質を改善する方法において、
前記第2表面に対して所定経路に沿って前記第1表面を動かし、前記線形経路の少なくとも一部分に沿って柔軟な気体不透過性の形状維持物質シートを前記第1表面および第2表面のどちらか片方に取り付け、前記物質をもう一方の表面に対して押し付けることを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、及び前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面から成り、
前記第1および第2床区域と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
密封手段が前記第1および第2床区域に連結されて線形経路の少なくとも一部分に沿って延びており、
前記移動手段が前記第1および第2床区域を互いに対して動かすとき、前記周辺において前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止することを特徴とする焼却炉。 - 前記移動手段が少なくとも1つの前記経路から若干ずれた状態も含めて該経路に沿って前記第1および第2床区域をそれぞれ動かすが、前記若干のずれが前記一経路沿いの方向であることを特徴とする請求項40に記載の焼却炉。
- 前記移動手段が少なくとも1つの前記経路から若干ずれた状態も含めて該経路に沿って前記第1および第2床区域をそれぞれ動かすが、前記若干のずれが前記一経路に対して横方向であることを特徴とする請求項40に記載の焼却炉。
- 前記若干のずれが前記経路方向と横方向の両方であることを特徴とする請求項42に記載の焼却炉。
- 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
前記第1および第2床区域が互いに対して動く時に前記線形経路の少なくとも一部分に沿って第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記第1および第2床区域と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記第1および第2床区域に連結されて前記線形経路の少なくとも一部分に沿って延びて、前記周辺において前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記燃焼室に連結され、流動性非気体物質を保持するための保有手段と、
B.前記第1第および第2床区域の少なくとも一つに連結され、前記第1第および第2床区域が前記所定経路に沿って互いに対して動くとき、少なくとも部分的に前記物質中に位置する浸漬装置を含むことを特徴とする焼却炉。 - 前記保有手段が前記壁面に連結され、前記浸漬装置は前記第1および第2床区域にそれぞれ連結された第1および第2浸漬区域を含み、
前記第1および第2浸漬区域は、前記第1および第2床区域が前記所定経路に沿って互いに対して動くとき、少なくとも部分的に前記物質中に位置することを特徴とする請求項45に記載の焼却炉。 - 前記物質が液体であることを特徴とする請求項46に記載の焼却炉。
- 前記物質が流動性粒状物であることを特徴とする請求項46に記載の焼却炉。
- 前記粒状物に気体が通過することを特徴とする請求項46に記載の焼却炉。
- 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
流動性非気体物質を前記線形経路の少なくとも一部分に沿って燃焼室上に保持し、
前記第1および第2床区域が互いに対して前記所定経路に沿って動くとき、前記物質内で前記第1および第2床区域の少なくとも一つに対して浸漬装置を保持することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記第1および第2床区域と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記第1および第2床区域に連結されて線形経路の少なくとも一部分に沿って延びて前記周辺において前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は前記第1および第2床区域に連結された気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を含むことを特徴とする焼却炉。 - 前記膜が包囲形態であり、前記包囲体中に弾性物質をさらに含むことを特徴とする請求項51に記載の焼却炉。
- 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を前記線形経路の少なくとも一部分に沿って前記第1床区域に付着させ、
前記膜を前記線形経路の前記一部に沿って前記第2床区域に付着させることを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記第1および第2床区域と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記第1および第2床区域に連結されて線形経路の少なくとも一部分に沿って延びて前記一部において前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段が前記第1および第2床区域の間に配置された圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
前記線形経路の少なくとも一部分に沿って前記第1および第2床区域に圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを配置することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記第1および第2床区域と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記第1および第2床区域に連結されて線形経路の少なくとも一部分に沿って延びて前記一部において前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、前記第1および第2床区域の片方に固定されて、もう一方の床区域側に押し付けられる柔軟な気体不透過性の形状保持性物質シートを含むことを特徴とする焼却炉。 - 前記物質が耐蝕性スプリング鋼であることを特徴とする請求項56に記載の焼却炉。
- 前記第1および第2床区域の片方と前記物質が連結して、もう一方の床区域に対して前記物質を押し付ける誘導手段をさらに含むことを特徴とする請求項56に記載の焼却炉。
- 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
前記線形経路の少なくとも一部分に沿って柔軟な気体不透過性の形状維持物質シートを前記第1および第2床区域のどちらか片方に取り付け、前記物質をもう一方の床区域に対して押し付けることを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、および床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記床に連結されて前記周辺の少なくとも一部分に沿って延びて前記周辺において前記壁面と前記床の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記床と前記壁面の片方と連結して流動性非気体物質を保持する保有手段と、
B.前記床と前記壁面のうち残りのもう一方と連結して、前記床が前記所定経路に沿って動くとき、少なくとも部分的に前記物質中に位置している浸漬装置と、
C.前記床と前記壁面間に配置される圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
前記周辺の少なくとも一部分に沿って前記床と前記壁面の片方と連結して流動性非気体物質を保持し、前記周辺の少なくとも一部分に沿って前記床と前記壁面のうち残りのもう一方と連結して、前記床が前記所定経路に沿って動くとき浸漬装置を少なくとも部分的に前記物質中に位置して保有し、前記周辺の前記一部に沿って前記床と前記壁面間に圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを配置してあることを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、および床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記床に連結されて前記周辺の少なくとも一部分に沿って延びて前記周辺において前記壁面と前記床の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記床と前記壁面の片方と連結して流動性非気体物質を保持する保有手段と、
B.前記床と前記壁面のうち残りのもう一方と連結して、前記床が前記所定経路に沿って動くとき、少なくとも部分的に前記物質中に位置している浸漬装置と、
C.前記床と前記壁面に連結された気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かし、
前記周辺の少なくとも一部分に沿って前記床と前記壁面の片方と連結して流動性非気体物質を保持し、前記周辺の少なくとも一部分に沿って前記床と前記壁面のうち残りのもう一方と連結して、前記床が前記所定経路に沿って動くとき浸漬装置を少なくとも部分的に前記物質中に位置して保有し、前記周辺の前記一部に沿って前記床に気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を付着させ、前記膜を前記周辺の前記一部分に沿って前記壁面に付着させることを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、および床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記床に連結されて前記周辺の少なくとも一部分に沿って延びて前記周辺において前記壁面と前記床の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記床と前記壁面に連結された気体不透過性の柔軟な耐熱性膜と、
B.前記床と前記壁面間に配置される圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かし、前記周辺の少なくとも一部分に沿って前記床に気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を付着させ、前記膜をさらに前記周辺の前記一部分に沿って前記壁面にも付着させ、
前記周辺の前記一部分に沿って前記床と前記壁面間に圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを配置することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、および床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記床に連結されて前記周辺の少なくとも一部分に沿って延びて前記周辺において前記壁面と前記床の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記床と前記壁面間に配置される圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドと、
B.前記床か前記壁面の片方に取り付けられて、もう一方の側に押し付けられる柔軟な気体不透過性の形状維持物質シートを含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床、前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かし、前記周辺の少なくとも一部分に沿って柔軟な気体不透過性の形状維持物質シートを前記床か前記壁面の片方に取り付け、前記物質をもう一方の前記床か前記壁面に対して押し付け、前記周辺の前記一部に沿って前記床と前記壁面間に圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを配置することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記第1および第2床区域と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記第1および第2床区域に連結されて線形経路の少なくとも一部分に沿って延びて前記一部分において前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記燃焼室に連結され、流動性非気体物質を保持する保有手段と、
B.前記第1第および第2床区域の少なくとも一つに連結され、前記第1第および第2床区域が前記所定経路に沿って互いに対して動くとき、少なくとも部分的に前記物質中に位置している浸漬装置と、
C.前記第1および第2床区域の間に配置された圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
流動性非気体物質を前記線形経路の少なくとも一部分に沿って燃焼室上に保持し、前記第1および第2床区域が互いに対して前記所定経路に沿って動くとき、前記物質で前記第1および第2床区域の少なくとも一つに対して浸漬装置を保持し、
前記線形経路の前記一部に沿って前記第1および第2床区域の間に圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを配置することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記第1および第2床区域と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記第1および第2床区域に連結されて線形経路の少なくとも一部分に沿って延びて前記一部において前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記燃焼室に連結され、流動性非気体物質を保持する保有手段と、
B.前記第1第および第2床区域の少なくとも一つに連結され、前記第1第および第2床区域が前記所定経路に沿って互いに対して動くとき、少なくとも部分的に前記物質中に位置している浸漬装置と、
C.前記第1および第2床区域に連結された気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
流動性非気体物質を前記線形経路の少なくとも一部分に沿って燃焼室上に保持し、前記第1および第2床区域が互いに対して前記所定経路に沿って動くとき、浸漬装置を前記第1および第2床区域の少なくとも一つ上で前記物質中に保持し、気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を前記線形経路の前記一部分に沿って前記第1床区域および前記第2床区域に付着させることを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記第1および第2床区域と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記第1および第2床区域に連結されて線形経路の少なくとも一部分に沿って延びて、前記一部において前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記第1および第2床区域に連結された気体不透過性の柔軟な耐熱性膜と、
B.前記第1および第2床区域の間に配置された圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を前記線形経路の前記一部に沿って前記第1床区域および前記第2床区域に付着させ、
前記線形経路の前記一部に沿って前記第1および第2床区域に圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを配置することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記第1および第2床区域と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記第1および第2床区域に連結されて線形経路の少なくとも一部分に沿って延びて、前記一部において前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記第1および第2床区域の間に配置された圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドと、
B.前記第1および第2床区域の片方に固定されて、もう一方の床区域側に押し付けられる柔軟な気体不透過性の形状維持物質シートを含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
前記線形経路の少なくとも一部分に沿って柔軟な気体不透過性の形状維持物質シートを前記第1および第2床区域のどちらか片方に取り付けて、前記物質をもう一方の床区域に対して押し付け、
前記線形経路の前記一部に沿って前記第1および第2床区域の間に圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを配置することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記第1および第2床区域に連結されて、少なくとも前記周辺の第1部分と前記線形経路の第2部分に沿って延びて、前記第1部分で前記壁面と前記床の間、および前記第2部分で前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記第1部分で前記床区域のどちらか一方と前記壁面に連結され、流動性非気体物質を保持する第1保有手段と、
B.前記第1部分で前記床区域の残りの一方と前記壁面に連結され、前記第1第および第2床区域が前記所定経路に沿って互いに対して動くとき、少なくとも部分的に前記第1保有手段の前記物質中に位置している第1浸漬装置と、
C.前記第2部分で燃焼室に連結され、流動性非気体物質を保持する第2保有手段と、
D.前記第2部分で少なくとも第1または第2床区域のどちらか一方に連結され、前記第1および第2床区域が前記所定経路に沿って互いに対して動くとき、少なくとも部分的に前記第2保有手段の前記物質中に位置している第2浸漬装置を含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
流動性非気体物質を前記周辺の少なくとも第1部分に沿って前記床か前記壁面のどちらか一方に保持し、
前記第1第および第2床区域が前記所定経路に沿って動くとき、前記周辺の前記第1部分に沿って前記床か前記壁面の残りの一方に対して、少なくとも部分的に前記物質中に第1浸漬装置を保持し、
流動性非気体物質を前記線形経路の少なくとも第2部分に沿って前記第1および第2床区域のどちらか一方に保持し、前記第1第および第2床区域が前記所定経路に沿って動くとき、前記線形経路の前記第2部分に沿って前記第1および第2床区域の残りの一方に対して、少なくとも部分的に前記物質中に第2浸漬装置を保持することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記第1および第2床区域に連結されて、少なくとも前記周辺の第1部分と前記線形経路の第2部分に沿って延びて、前記第1部分で前記壁面と前記床の間、および前記第2部分で前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記第1部分で前記床と前記壁面に連結された気体不透過性の柔軟な第1耐熱性膜と、
B.前記第2部分で第1および第2床区域に連結された第2気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口にては燃焼室が密閉されている焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉し、前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動き、第1気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を前記周辺の第1部分に沿って前記床と前記壁面とに付着させ、
第2気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を前記線形経路の第2部分に沿って前記第1および第2床区域に付着させることを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
密封手段が前記壁面と前記第1および第2床区域に連結されて、少なくとも前記周辺の第1部分と前記線形経路の第2部分に沿って延びて、前記第1部分で前記壁面と前記床の間、および前記第2部分で前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記第1部分で前記床か前記壁面の片方に取り付けられて、もう一方の側に押し付けられる第1気体不透過性の柔軟な形状維持物質シートと、
B.前記第2部分で前記第1および第2床区域の片方に取り付けられて、もう一方の床区域側に押し付けられる第2気体不透過性の柔軟な形状維持物質シートを含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
第1気体不透過性の柔軟な形状維持物質シートを前記周辺の少なくとも第1部分に沿って前記床か前記壁面のどちらか片方に取り付けて、前記第1物質シートをもう一方の側に対して押し、第2気体不透過性の柔軟な形状維持物質シートを前記線形経路の少なくとも第2部分に沿って前記第1および第2床区域の片方に取り付けて、前記第2物質シートをもう一方の床区域側に対して押すことを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記第1および第2床区域に連結されて、少なくとも前記周辺の第1部分と前記線形経路の第2部分に沿って延びて、前記第1部分で前記壁面と前記床の間、および前記第2部分で前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記第1部分で前記床か前記壁面のどちらか一方に連結され、流動性非気体物質を保持する第1保有手段と、
B.前記第1部分で前記床か前記壁面の残りの一方と連結され、前記第1第および第2床区域が前記所定経路に沿って互いに対して動くとき、少なくとも部分的に前記第1保有手段の前記物質中に位置している第1浸漬装置と、
C.前記第1部分で前記床と前記壁面間に配置される第1圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドと、
D.前記第2部分で燃焼室に連結され、流動性非気体物質を保持する第2保有手段と、
E.前記第2部分で少なくとも第1または第2床区域のどちらか一方に連結され、前記第1および第2床区域が前記所定経路に沿って互いに対して動くとき、少なくとも部分的に前記第2保有手段の前記物質中に位置している第2浸漬装置と、
F.前記第2部分で前記第1および第2床区域の間に配置される第2圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、流動性非気体物質を前記周辺の少なくとも第1部分に沿って前記床か前記壁面のどちらか一方に保持し、前記第1第および第2床区域が前記所定経路に沿って動くとき、前記周辺の前記第1部分に沿って前記床か前記壁面の残りの一方に対して、少なくとも部分的に前記物質中に第1浸漬装置を保持し、第1圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを前記周辺の前記第1部分に沿って前記床と前記壁面間に配置し、
流動性非気体物質を前記線形経路の少なくとも第2部分に沿って前記第1および第2床区域のどちらか一方に保持し、前記第1第および第2床区域が前記所定経路に沿って動くとき、前記線形経路の前記第2部分に沿って前記第1および第2床区域の残りの一方に対して、少なくとも部分的に前記物質中に第2浸漬装置を保持し、第2圧縮性弾性気体不透過性の耐熱性パッドを前記線形経路の前記第2部分に沿って前記第1および第2床区域の間に配置することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記第1および第2床区域に連結されて、少なくとも前記周辺の第1部分と前記線形経路の第2部分に沿って延びて、前記第1部分で前記壁面と前記床の間、および前記第2部分で前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記第1部分で前記床か前記壁面のどちらか一方に連結され、流動性非気体物質を保持する第1保有手段と、
B.前記第1部分で前記床か前記壁面の残りの一方と連結され、前記第1第および第2床区域が前記所定経路に沿って互いに対して動くとき、少なくとも部分的に前記第1保有手段の前記物質中に位置している第1浸漬装置と、
C.前記第1部分で前記床と前記壁面に連結される第1気体不透過性の柔軟な耐熱性膜と、
D.前記第2部分で燃焼室に連結され、流動性非気体物質を保持する第2保有手段と、
E.前記第2部分で少なくとも第1または第2床区域のどちらか一方に連結され、前記第1および第2床区域が前記所定経路に沿って互いに対して動くとき、少なくとも部分的に前記第2保有手段の前記物質中に位置している第2浸漬装置と、
F.前記第2部分で前記第1および第2床区域に連結される第2気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、流動性非気体物質を前記周辺の少なくとも第1部分に沿って前記床か前記壁面のどちらか一方に保持し、前記第1第および第2床区域が前記所定経路に沿って動くとき、前記周辺の前記第1部分に沿って前記床か前記壁面の残りの一方に対して、少なくとも部分的に前記物質中に第1浸漬装置を保持し、前記周辺の第1部分に沿って前記床と前記壁面に第1気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を付着させ、前記線形経路の第2部分に沿って前記第1および第2床区域に第2気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を付着させ、
流動性非気体物質を前記線形経路の少なくとも第2部分に沿って前記第1および第2床区域のどちらか一方に保持し、前記第1第および第2床区域が前記所定経路に沿って動くとき、前記線形経路の前記第2部分に沿って前記第1および第2床区域の残りの一方に対して、少なくとも部分的に前記物質中に第2浸漬装置を保持し、前記線形経路の第2部分に沿って前記第1および第2床区域に第2気体不透過性の柔軟な耐熱性膜を付着させることを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かす焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記第1および第2床区域に連結されて、少なくとも前記周辺の第1部分と前記線形経路の第2部分に沿って延びて、前記第1部分で前記壁面と前記床の間、および前記第2部分で前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記第1部分で前記床と前記壁面に連結される気体不透過性の柔軟な第1耐熱性膜と、
B.前記第1部分で前記床と前記壁面間に配置される圧縮性弾性気体不透過性の第1耐熱性パッドと、
C.前記第2部分で前記第1および第2床区域に連結される気体不透過性の柔軟な第2耐熱性膜と、
D.前記第2部分で前記第1および第2床区域の間に配置される圧縮性弾性気体不透過性の第2耐熱性パッドを含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
前記周辺の第1部分に沿って前記床と前記壁面に気体不透過性の柔軟な第1耐熱性膜を付着させ、圧縮性弾性気体不透過性の第1耐熱性パッドを前記周辺の前記第1部分に沿って前記床と前記壁面間に配置し、前記線形経路の第2部分に沿って前記第1および第2床区域に気体不透過性の柔軟な第2耐熱性膜を付着させ、
圧縮性弾性気体不透過性の第2耐熱性パッドを前記線形経路の前記第2部分に沿って前記第1および第2床区域の間に配置することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
前記床と前記壁面に連結された移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かず焼却炉において、
密封手段が前記壁面と前記第1および第2床区域に連結されて、少なくとも前記周辺の第1部分と前記線形経路の第2部分に沿って延びて、前記第1部分で前記壁面と前記床の間、および前記第2部分で前記第1および第2床区域の間における気体の通過を実質的に防止し、
前記密封手段は、
A.前記床区域の片方と前記壁面に取り付けられて、前記第1部分で前記床区域の残りのもう一方と前記壁面に対して押し付けられる気体不透過性の柔軟な第1形状保持性物質シートと、
B.前記第1部分で前記床と前記壁面間に配置される圧縮性弾性気体不透過性の第1耐熱性パッドと、
C.前記第2部分で前記第1および第2床区域の片方に取り付けられて、もう一方の床区域側に押し付けられる気体不透過性の柔軟な第2形状保持性物質シートと、
D.前記第2部分で前記第1および第2床区域の間に配置される圧縮性弾性気体不透過性の第2耐熱性パッドを含むことを特徴とする焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有する焼却炉の周りや内部の大気の質を改善する方法において、
前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支えるために線形経路に沿って出合う第1および第2床区域を備えた床、および前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有し、
移動手段が、第1および第2所定経路に沿って前記第1および第2床区域を前記壁面に対し、また互いに対して動かし、
気体不透過性の柔軟な第1形状保持性物質シートを前記周辺の少なくとも第1部分に沿って前記床区域の片方と前記壁面に取り付けて、前記第1物質シートを前記床区域の残りのもう一方と前記壁面に対して押し、圧縮性弾性気体不透過性の第1耐熱性パッドを前記周辺の前記第1部分に沿って前記床と前記壁面間に配置し、
気体不透過性の柔軟な第2形状保持性物質シートを前記線形経路の少なくとも第2部分に沿って前記第1および第2床区域の片方に取り付けて、前記第2物質シートをもう一方の床区域側に対して押し、圧縮性弾性気体不透過性の第2耐熱性パッドを前記線形経路の前記第2部分に沿って前記第1および第2床区域の間に配置することを特徴とする方法。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室を有し、前記燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床と、前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有する焼却炉において、
(a)前記密閉燃焼室外部で前記壁面と前記床とに連結されて前記周辺の少なくとも一部分に沿って延長し、(1)前記密閉された燃焼室の圧力および(2)前記密閉燃焼室外部の圧力より大きい気体圧力を有する容器手段と、
(b)前記容器手段に連結され、(1)前記密閉された燃焼室の圧力および(2)前記密閉された燃焼室外部の圧力より大きい前記気体圧力を前記周辺の前記一部および前記容器手段内部に保持するための密封手段を含むことを特徴とする焼却炉。 - 前記燃焼室は、前記床と前記壁面に連結され、前記壁面に対して所定経路に沿って前記床を動かす移動手段をさらに含み、
前記密封手段は、前記移動手段が前記経路から若干ずれ又は前記経路に沿って前記床を動かす場合に、前記周辺の前記一部で前記容器手段の内部気体圧力を高めることを特徴とする請求項90に記載の焼却炉。 - 廃棄物投入口と燃焼生成物排出口とを備えた密閉燃焼室は、燃焼中の廃棄物を支える床と、前記床上に位置して前記床と共に周辺を密閉することで前記床と共に密閉された燃焼室を形成する壁面を有することから成る焼却炉の周りの大気の質を改善する方法において、
前記密閉燃焼室の外部で前記床と前記壁面とに連結されて前記周辺の少なくとも一部分に沿って延長する容器手段の内部気体圧力を、前記周辺の前記一部で(1)前記密閉燃焼室の圧力および(2)前記密閉燃焼室外部の圧力より高いレベルに高め、前記気体圧力を前記レベルに維持することを特徴とする方法。 - 移動手段が前記壁面に対して前記経路から若干のずれた状態を含む状態で該経路に沿って前記床を動かす場合に、前記壁に関係する所定の経路に沿い床手段が動作すること、前記レベルで前記気体圧力を維持することをさらに特徴とする請求項92に記載の方法。
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