JP2005514128A - 多層創傷包帯の製造のためのプロセス - Google Patents

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Abstract

開口創傷接触層(13)、吸収材層(12)および裏材層(11)を備える多層創傷包帯(10)を製造するための連続したプロセスである。このプロセスは、層(13)を備える実質的に連続する第1の織布(19)および第1のプロセス剥離ライナー(15)を提供する工程、層(13)に複数の開口(14)を形成する工程、層(13)に層(12)を適用する工程、層(12)上に層(11)の実質的に連続する織布を積層させる工程を経て、複合織布を形成する工程、ならびに複合織布からなる個々の多層包帯(10)を切断する工程を包含する。

Description

(発明の分野)
本発明は、特に慢性の創傷の管理のために適切な多層創傷包帯に関する。より詳細には、本発明は、個々の包帯の多くの量が、反復可能な費用効率の良い方法で生産され得る連続したプロセスにおけるこれらの包帯の製造に関する。
(発明の背景)
創傷包帯、および特に、多層創傷包帯は、急な創傷の素早い治癒に有用であることが知られており、慢性の治癒しない創傷の治癒を刺激し、そして創傷の痛みを減少させる。創傷包帯は、主にポリウレタンで構成された、透明な粘着フィルム、非透明粘着物(例えば、親水コロイド)、半透明粘着物(ヒドロゲルを含む)、および非透明の非粘着物(例えば、発泡体)を備える。
親水コロイド包帯は、慢性の創傷(例えば、静脈うっ血潰瘍および、褥瘡性潰瘍)の管理のために特に広い用途が見出されてきた。親水コロイド包帯はまた、特定の急な創傷(例えば、火傷)、ドナー部位および手術後の切開にさえ、手当てをするのに有用である。親水コロイド包帯は、感圧性粘着ビヒクルにおける流体吸収性フィラーの懸濁液から構成される。多くの親水コロイド粘着処方物が、先行技術において記載されてきた。適切な粘着処方物が、例えば、以下の特許において見出され得、各々が全体において参考として本明細書中に援用される:米国特許第3,339,546号、同4,231,369号、同4,367,732号、同4,477,325号、同4,738,257号、同4,551,490号、同4,192,785号、同4,952,618号;WO99/11728およびWO99/14282。
親水コロイドは、接着剤および吸収剤の両方であるために、これらの包帯は、創傷に直接接して配置され得、創傷の周りにインタクトな皮膚に接着し得る。一般に、これらの包帯は、付属の固定剤の必要がなく、従って使用するのに簡便で経済的である。親水コロイド包帯は、代表的に閉塞作用であり、これは創傷を乾燥させず、焼痂を形成させないことを意味する。このような包帯は、湿潤な環境で創傷を保持し、その結果、創傷治癒に関与する細胞性プロセスのカスケードは、最適の様式においてに進行する。さらに、湿潤な親水コロイドは、創傷に付着しない。包帯の取替えが必要な場合、親水コロイド包帯は、新しい組織を損傷することなく、粒状の創傷層から容易に取り除き得る。
しかし、多くの慢性の創傷は、高度に滲出性であり、親水コロイド包帯の比較的限定された吸収特性のために、親水コロイド包帯の制限の1つが生じる。包帯が、損傷による滲出物の産生に釣り合った速度で創傷滲出物を吸収し得ない場合、包帯は、すぐに流体で飽和される。これは、包帯に漏れ出させ、創傷の周りの皮膚の浸軟を引き起こす。創傷の滲出は、インタクトな皮膚を高度に刺激し得、皮膚を壊し、すりむかせ得る。これらの慢性の創傷が、しばしば何ヶ月間、何年間さえも続き得るために、滲出物の漏れが、患者の健康なインタクトな皮膚の保持のために重大な問題を引き起こし得、従って効果的な創傷管理を損ない得る。
静脈うっ血潰瘍および、褥瘡性潰瘍を患うのは、圧倒的に高齢者である。従って、特に先進国において人口統計が変化しているために、これらの慢性の創傷のための包帯に対する市場は、増加している。相当な努力が、改善された慢性の創傷包帯の開発に向けられており、この努力は、複合包帯構造体の使用によって吸収性を改善することに主に向けられている。
数多くのアプローチが、慢性の創傷に対する吸収能力を高めてきた包帯を発達させてきた。重度に滲出する創傷のために指向された市場における包帯は現在、吸収発泡材(例えば、吸収ポリウレタン発泡体)、または繊維質の吸収材(アルギン酸カルシウムの繊維を含む包帯に使用されるような)またはアルギン酸ナトリウムおよびアルギン酸カルシウムの混合物、またはカルボキシルメチルセルロースナトリウムの繊維を包含する。包帯に基づいて市販されている発泡体の例としては、Johnson & Johnsonによって売られているTielle(登録商標)、Smith & Nephew and Lyofoam(登録商標)によって売られるAllevyn(登録商標)、SSL Companyによって売られるLyofoam(登録商標)が挙げられる。市場での繊維質の包帯の例としては、現在、ConvaTecによって売られるAquacel(登録商標)、Maersk Medicalによって配布されるSorbsan(登録商標)が挙げられる。
しかし、これらは、これらの発泡体および繊維に基づく包帯の使用に欠点がある。材料が、本質的に接着性でなく、従って繊維質パッドまたは発泡体パッドが、近接する固定剤と一緒に置かれなければならない。Johnson & JohnsonからのTielle(登録商標)製品が、接着性のコーティングされた微孔性の発泡体裏材の中心にある島状パッドとして吸収発泡体が入手可能である。この包帯が流体の処理について高い能力を有する一方、この能力は、微孔性の裏材を介する水蒸気の伝達によって部分的に達成される。このような水蒸気伝達は、創傷を乾燥させ得、特に創傷治癒の中間段階の間に滲出レベルが落ちた場合、そうである。創傷の乾燥は、治癒における有意な延期を導き得、焼痂の形成によって創傷層の悪化さえする。
米国特許第5,981,822号は、この問題に注意を向ける。この特許は、水膨張可能な材料(例えば、ポリウレタン発泡体)の吸収層の1側面に重ねた創傷接触シートを含む包帯を開示する。この創傷接触シートは、1つ以上のスリットが備えられている。滲出吸収による吸収層の膨張は、創傷接触シートを膨張させ、スリットを開かせ、それによって滲出の高流速の通路を与える。滲出の流れが減少する場合、スリットは閉じ、それによって創傷層の過度の乾燥を避ける。
先行技術において複合多層創傷包帯の多くの他の例がある。米国特許第4,793,337号は、アルギン酸塩のような繊維質の吸収材に載せられた吸収接着材を有する複合包帯を開示する。繊維質吸収材は、繊維質層と不織のポリエステル織編物との間の第2の接着層によって裏材材料(例えば、不織のポリエステル織編物)にさらに重ねられる。
WO00/41661は、高い吸収性を有するが、低い側面のウィッキング率(lateral wicking rate)を有し、および創傷から最も遠いこの吸収層の側面に結合した高い湿気蒸気伝達率を有する伝達層を有する多層創傷包帯を開示する。創傷包帯はまた、包帯を創傷の周りの皮膚に接着させるための粘着層を備え得る。必要に応じて接着剤は、流体相互作用親水コロイド粘着剤であり得、包帯を介する滲出物の輸送を助ける穿孔を備え得る。
米国特許第6,103,951号は、超吸収剤および親水コロイドの混合物を含む繊維ウェブに結合するポリマー性カバー層を有する複合包帯を開示する。この繊維ウェブは、接着物を含む親水コロイド粒子が堆積された融合繊維の艶出し表面によって特徴付けられる。包帯の織端が、それ自体に融合され、そしてポリマー性カバー層に融合される。このような包帯の製造のためのプロセスがまた、記載される。
米国特許第5,681,579号は、連続的なまたは非連続的な、支持層の上に横たわる閉塞裏材層であり得るポリマー支持層、表面に接触する皮膚上の親水コロイド接着剤であり得る随意選択の接着剤および支持層と裏材層との間に挿入された随意選択の吸収材領域を有する親水コロイドを開示する。
EP0617938B1は、表面に接触する創傷の少なくとも一部における随意選択の接着物およびポリマー性支持体と閉塞層との間に挿入された随意選択の吸収材領域を有する、ポリマー性支持層の上に横たわる非連続的な親水コロイド含有ポリマー性支持層および閉塞裏材層を有する創傷包帯を開示する。
米国特許第5,968,001号は、創傷および皮膚接触層、吸収領域を規定する漏れ防止シールを間に有する吸収層を有する上部閉塞層を有する創傷包帯を開示する。これらのシールは、インタクトな皮膚の周りの包帯からの創傷の滲出の漏れを妨げるのに効果的であるとして開示された。
慢性の創傷治癒に適切な複合創傷包帯の開発においてかなりの最近の活動があることが、先行技術の前述の検討から容易に分かり得る。一般に、これらの複合創傷包帯は、その好ましい実施形態における要素として、親水コロイド接着剤および別の吸収剤層(例えば、繊維質パッドまたは発泡体パッド)を含み、後者は複合体中で過剰の滲出物を含む水だめとして機能する。さらに、親水コロイドの複合吸収剤および発泡体または繊維はまた、微孔性発泡体またはフィルムで裏打ちされ得る。微孔性発泡体またはフィルム裏材は、過剰の湿気を包帯の外に運ぶが、しかし親水コロイド接着物が、たとえ繊維質の吸収剤または発泡体吸収剤が蒸発を介して過度に乾燥してさえ、創傷層を湿ったままに保つので、乾燥に伴う危険がない。
先行技術で最も最近記載された創傷包帯は、以前に記載され、かつ既知の包帯よりもはるかに複雑である。このような複雑さは、これらの複雑な包帯の多くの量が、経済的に製造され得るように適切な高速プロセスの開発を必要不可欠にする。
(発明の要旨)
本発明は、複合多層創傷包帯の作製のための連続的な製造プロセスに関し、この包帯は、個々の材料が、種々の所定の形態で組み合わされ得るいくつかの類似しない材料の層状物を含む。本発明のプロセスは、可撓性の、モジュラーの連続的な製造プロセスであり、操作単位のいずれかまたは全て(例えば、型抜き、積層形成、島状パッド配置、複合吸収剤のヒート結合、剥離ライナーの適用を含む)が、特定の包帯構造体を製造する種々の方法で組み合わせ得る。例えば、包帯の創傷接触層は、スリット、穿孔または開口部を形成するために型抜きされ得る。包帯の吸収層は、創傷接触層への種々の寸法の異なる島として適用され得る。本発明の可撓性プロセスを用いて、包帯構造体は、使用における整合性を与えるよう加熱され得るかまたは接着結合され得る。さらに、剥離ライナー(例えば、折り重なっていない、1つの重なりまたは二重の重なり形態)が、本発明の連続したプロセス中で提供され得る。
一つの実施形態において、本発明は、上述の作業のいくつかまたは全てを、個々の材料が連続的にプロセスに供給され得、そして仕上がった包帯が生産ラインの最後に連続的に現れるような、1つの連続したプロセスに組み合わせることに関する。一つの実施形態において、工程は、登録した連続的プロセスにおいて実行される。
従って、本発明は、開口創傷接触層、吸収材層および裏材層を含む多層創傷包帯の、製造のプロセスに関連する。このプロセスは、(a)第1の主要面および第2の主要面を有する創傷接触層、ならびに創傷接触層の第1の主要面に接着した第1のプロセス剥離ライナーを含む、実質的に連続する第1の織布を提供する工程;(b)創傷接触層に複数の開口を形成する工程;(c)吸収材層を創傷接触層の第2の主要面に適用する工程;(d)吸収材層上に裏材層の実質的に連続する織布を積層させ、複合織布を形成する工程;および(e)複合織布から多層創傷包帯を切断する工程を含み、ここで、工程(a)〜(e)は、連続した順序で行われる。
一つの実施形態において、本発明は、開口創傷接触層、吸収材層および裏材層を含む多層創傷包帯の製造方法に関連する。この方法は、(a)第1の主要面および第2の主要面を有する創傷接触層、創傷接触層の第1の主要面に接着した第1のプロセス剥離ライナー、ならびに創傷接触層の第2の主要面に接着した第2のプロセス剥離ライナーを含む、実質的に連続する第1の織布を提供する工程;(b)創傷接触層に複数の開口を打ち抜きにより形成し、そして第2のプロセス剥離ライナーおよび開口から打抜きされた創傷接触層の一部を取り除く工程;(c)吸収材の実質的に連続する織布から分離した吸収層を、創傷接触層の第2の主要面に適用する工程;(d)吸収材層上に裏材層の実質的に連続する織布を積層させ、複合織布を形成する工程;および(e)複合織布から個々の多層創傷包帯を切断する工程を含み、ここで、工程(a)〜(e)は、連続した順序で行われる。
別の実施形態において、本発明は、第1の主要面および第2の主要面を有する開口創傷接触層、吸収材層および裏材層を含む多層創傷包帯の製造方法に関連する。この方法は、(a)第1の主要面および第2の主要面を有する創傷接触層、ならびに創傷接触層の第1の主要面に接着した第1のプロセス剥離ライナーを含む、実質的に連続する第1の織布を提供する工程;(b)創傷接触層に複数の開口を形成する工程;(c)吸収材の実質的に連続する織布から分離した吸収層を創傷接触層の第2の主要面に適用し、吸収材の織布の一部を打ち抜きして取り除く工程;(d)吸収材層上に裏材層の実質的に連続する織布を積層させ、複合織布を形成する工程;および(e)複合織布から多層創傷包帯を切断する工程を含み、ここで、工程(a)〜(e)は、連続した順序で行われる。
従って、本発明の方法は、連続した順序で複合多層創傷包帯を作製するプロセスを提供する。
(詳細な説明)
本発明は、図面を参照してここでより具体的に記載され、図面の同じ参照番号は、同じ部品を示す。図面は、本発明の特定の実施形態を説明し、本発明の範囲を限定することを意図しない。本発明は、本開示の一部をなす請求項によってのみ、限定される。
1つの実施形態において、本発明は、開口創傷接触層、吸収材層および裏材層を含む多層創傷包帯を製造する方法に関連し、以下の工程を包含する:
(a)第1の主要面および第2の主要面を有する創傷接触層ならびに創傷接触層の第1の主要面に接着される第1のプロセス剥離ライナーを含む実質的に連続する第1の織布を提供する工程;
(b)創傷接触層に複数の開口を形成する工程;
(c)吸収材の実質的に連続する織布から分離した吸収層を、創傷接触層の第2の主要面に適用する工程;
(d)吸収材層上に裏材層の実質的に連続な織布を積層させ、複合織布を形成する工程;
(e)複合織布から多層創傷包帯を切断する工程
ここで、工程(a)〜(e)は、連続した順序で実行される。
本発明に従った方法で作製される多層創傷包帯の第1の実施形態は、図1に示される。個々の、多層創傷包帯10は、本発明の方法を使用することで製造され得る包帯の典型的な1つの型である。創傷包帯10としては、裏材層11、裏材層11と流体相互作用接着剤(fluid interactive adhesive)13の層との間に挿入される吸収性材料12の層が挙げられる。流体相互作用接着剤13の層は、複数の開口14を備える。この流体相互作用接着剤13は、使用前に除去される製品剥離ライナー15(product release liner)によって保護される。本明細書中で使用される場合、流体相互作用接着剤は、滲出液を吸収するが、同時にその包帯を創傷の周囲の皮膚に接着させる接着剤である。そのような流体相互作用接着剤は、例えば、本明細書中で参考として援用される米国特許第4,538,603号に記載される。
図2は、図1において示される包帯10の1つの実施形態の断面図を示す。図2において示される実施形態は、本明細書の方法を使用することで製造され得る包帯の典型的な1つの型である。創傷包帯10は、図1において示されるものと同じ要素(すなわち、裏材層11、選択的に造形される吸収材層12、複数の開口14を含む接着剤層13)を含み、そして2部分からなる製品剥離ライナー15、18をさらに含む。吸収材層12は、流体相互作用接着剤層13の第1主要表面16に選択的に付着される。この配置は、裏材層11によって完全に覆われる。流体相互作用接着剤層13の第2主要表面17は、使用前に除去される製品剥離ライナー15および18に接着される。
多層創傷包帯10の代替の実施形態は、図3において示される。図3において示される整列は、拡張部分11aおよび11bを含む裏材層11を含む。拡張部分11aおよび11bは、裏材層11での接着剤層13の完全な被織布を提供する。この整列は、汚物、埃、微生物のような周囲の汚染物質および他の好ましくないものとの接触および接着を避けるように補成する(そうでなければ、接着剤13の露出部分に接着するようになり得る)。
1つの実施形態において、本発明に従って作られた包帯は、概して閉塞的である裏打ち材料を提供され、そして別の実施形態においては、不織布のような多孔性構築物の1つであり得る。閉塞的な裏打ちは、フィルムまたは発泡体からなり得る。ポリプロピレンフィルムおよびポリ塩化ビニリデンのように、ポリウレタンとエチレンとのコポリマー(例えば、エチレン−ビニルアセテートおよびエチレン−メチルアクリレート)のようなフィルムは、適切である。
1つの実施形態において、裏材層のフィルムの厚さは、約20〜約500ミクロンの範囲にある。別の実施形態において、裏材層のフィルムの厚さは、約40〜約120ミクロンの範囲にある。
安定な発泡体物質の例は、ポリウレタン発泡体またはポリエチレン発泡体である。発泡体は、不連続気泡または網状細胞であり得、もしくはこの気泡構造は、これら2型の間の中間であり得る。フィルム−発泡体からなる積層体もまた、適切である。種々の厚みの発泡体が使用され得る。概して、約1mmの厚みまでの発泡体またはそれ以上のものが使用され得る。不織布は、任意の適切な構築のものであり得る。
創傷接触層は、ポリマーフィルムまたは生物的なフィルム、発泡体、ネットまたは接着剤のような任意の適切な材料から作られ得る。1つの実施形態において、創傷接触材料としては、1つ以上のポリマーフィルム、ポリマーネットおよび感圧性接着剤が挙げられる。別の実施形態において、ポリマーフィルムとしては、親水コロイド接着剤、ポリウレタン感圧性接着剤およびヒドロゲル接着剤のような流体相互作用接着剤が挙げられる。1つの実施形態において、創傷接触層は親水コロイドである。
親水コロイド接着剤は、一般的に最初に成形されるか、またはそうでなければシリコーン被覆ライナー上に形成される。1つの実施形態において、親水コロイドは、成形されるかまたはそうでなければグラシン紙ライナー上に形成される。この第一のライナーは、包帯製造プロセスの第一のプロセスにおいて頂点ライナーの役割を果たす。1つの実施形態において、第1のライナーは、約70〜約160ミクロンの範囲の厚さを有し、そして別の実施形態において、約70〜約90ミクロンの範囲の厚さを有する。1つの実施形態において、第1のライナーは、約40および約130gm/25mm幅の範囲で剥離値を有し、そして別の実施形態において、約60〜約90gm/25mm幅の範囲の剥離値である。
1つの実施形態において、第2のライナーは、この構造の上で層状である。第2のライナーは、全構造を親水コロイド上で滑らかな表面終結で巻き上げることを可能にするのに十分に可撓性である。1つの実施形態において、第2のライナーは、第1のライナーの剥離値よりも少ない剥離値を有する。別の実施形態において、第2の剥離ライナーの剥離値は、第1の剥離ライナーの剥離値より高い少なくとも約20gm/25mm幅である。一つの実施形態における第2のライナーは、一つまたは両方のシリコーン化されたその側面部を有する高密度ポリエチレンのフィルムであり得る。1つの実施形態において、第2のライナーは、約50〜約100ミクロンの範囲の厚さを有し得、そして別の実施形態において、約60〜約80ミクロンの範囲の厚さを有する。1つの実施形態において、第2のライナーは、約60〜約120gm/25mm幅の範囲の剥離値を有し、そして別の実施形態において、約70〜約100gm/25mm幅の範囲の剥離値を有する。
他のライナーは、2つのライナーとツーリングとの間の関係が、同じままである限り、前述のライナーのいずれかまたは両方を交換するために利用され得る。これによって、ツーリングは、(a)使用されるライナーの厚さをを反影するように作製され、(b)親水コロイド接着剤が成形されるライナー(好ましくは、包帯製造プロセスにおける頂点ライナー)と親水コロイドの他の側面に積層されたライナーとの間の異なる剥離値は、0より厚く、そして1つの実施形態においては、少なくとも約20gm/25mm幅であることを意味する。
吸収材層は、体液を吸収し得る創傷の治療について適切ないくつかの物質から作られ得る。使用され得る物質としては、織物、発泡体、ポリエステルの繊維構造、ポリプロピレン、ポリエチレンなどが挙げられる。他の適切な物質としては、非制限例として、天然ポリマー吸収剤、合成ポリマー吸収剤、高吸収剤およびセルロース誘導体が挙げられる。吸収繊維(例えば、アルギン酸塩繊維およびナトリウムカルボキシメチルセルロース繊維)から製造される繊維吸収剤(他に親水繊維といわれる)は、特に有用である。滲出液の流れに関し得る複合物質(例えば、WO00/41661(この開示は、参考として本明細書中に援用される)に記載されるビスコースポリエステルスクリムの拡散層に積層された織物とゲル形成繊維とのブレンド)はまた、使用され得る。
本明細書中で使用される場合、用語「実質的に連続」とは、プロセスの成分に関して、例えば、包帯の裏材層を意味し、このような成分は、長く、連続した状態(例えば、多数の部分が得られ得る供給ロール上)において提供される。用語「実質的に」は、所定の供給ロールが有限の長さを有しなければならないを認めて包含される。プロセスに関して、用語「実質的に連続」とは、その従来の意味において使用され、そして操作が、プロセスの間において重要な中断または中止なしに、実施される。
以下は、図4、5および7に関するプロセスの一般的な説明である。製造プロセスにおける単位操作は、順番に記載される。本発明の方法は、多層の創傷包帯を製造する実質的に連続な方法を提供する。一つの実施形態において、プロセスは、記録された連続の順番において実施され、ここで、個々の工程は、単一プロセス、連続プロセスで実施され、そしてこれらの工程は、互いの記録が同時に実施され、そして実質的な崩壊を含まず、またはプロセスの間の部分の蓄積を含まない。以下の記載において言及される特定の物質は、唯一例示的であり、そして制限なく、例として提供される。
最初に、図4を参照すると、本発明の方法を実施するための装置の実施形態が示される。第1のプロセスにおいて、供給ロール(図示されない)から創傷接触層13を備える実質的に連続な第1の織布19および吸着される第一のプロセス剥離ライナー89創傷接触層の第1の(または底の)主要な表面までが提供される。この実施形態(図4において示される)において、第1の織布は、創傷接触層13の第2の(または頂点)主要な表面に接着される第2のプロセス剥離ライナー90を備える。創傷接触層について適切な物質は、上記に開示されている。一つの実施形態において、第1のプロセス剥離ライナー89は、高密度ポリエチレンであり、そして第2のプロセス剥離ライナー90は、グラシン紙である。
プロセスの第2の工程において、複数の開口14は、創傷接触層13を通じて形成される。一つの実施形態において、開口14は、打抜きされる。創傷接触層13を備える実質的に連続した第1の織布19は、底上の第1のプロセス剥離ライナー89および頂点上の第2のプロセス剥離ライナー90と共に第1の打抜きステーション33に入る。一つの実施形態において、開口は、キス打抜きによって形成される。
開口14は、硬化スチールアンビルロール20aに対して硬化スチールロールツール21で切断することによって織布19中で創傷接触層13中に切り出され、織布19は、ツール21とアンビルロール20aとの間を通過する。結果として、開口廃棄断片41が、形成され、次いで適切に配置される。ツール21は、選択されたおよび予定された開口14のサイズ、形状、および空間配置を達成するために特別に設計される。ツール21は、第1のプロセス剥離ライナー89および親水コロイド13を通じて切断するためにさらに設計されるが、第2のプロセス剥離ライナー90を通じて切り出さない。
1つの実施形態において、ツール21の空洞38は、開口廃棄断片41がツール21中に残されることを妨げるためプラグ物質38aで満たされる。プラグ物質38aは、このプラグ物質38aが、圧力下の間の圧縮および圧力の解放に続く、元の形状にもどることを可能にする密度であるべきである。プラグ物質38aの厚さは、ツール設計に依存し、そして第1のプロセス剥離層89の開口および創傷接触層13が、開口の切断後にツール21中に残ることを妨げるような厚さであるべきである。プラグ物質38aは、適切とみなされる任意の物質(例えば、ポリエチレン泡)から作られ得る。
1つの実施形態において、開口廃棄部分41は、第2のプロセス剥離ライナー90を除去することによって織布19から除去され、開口廃棄断片は、第2のプロセス剥離ライナーに対して接着される。層間剥離の角度は、一つの実施形態において、0〜約180度の間である。別の実施形態において、角度は、約10度と約90度との間であり、そして別の実施形態において、角度は、20度と約60度との間である。1つの実施形態において、0と約20gm/25mm幅との間であるとして上記に開示される、ライナー89および90の両方と創傷接触層13との間の異なる剥離は、織布19中に残るような開口廃棄断片41の傾きを克服するようなものであるべきである。言い換えると、接着剤13と第2のプロセス剥離ライナー90との間の剥離の強度は、開口廃棄断片41が、ライナー90で除去されることを確実にするように十分な強さであるべきであり、その一方で創傷接触層13が、第1のプロセス剥離ライナー89に接着されたままである。1つの実施形態において、アイドラー22aは、織布19から第2のプロセス剥離ライナー90の分離の角度の制御を補助する。開口廃棄断片41は、収集点(示されず)まで頂点ライナー90に沿って、前進する。
創傷接触層13が、流体相互作用接着剤(例えば、米国特許第5,981,822号において詳細に記載されるようなフィルム創傷接触シート)以外の物質である場合、接触層と吸収物質層との間に最初の結合を確立するための手段は、次のプロセス工程に前進する前に必要とされ得る。1つの実施形態において、図7に関して以下に記載されるように、プロセスは、この接着を達成するために加熱装置を含む。代替の実施形態において、フィルム創傷接触シートは、例えば、エチレン−ビニルアセテートコポリマーのような熱溶解接着剤を用いて噴射され、続いて接着剤を活性化するため加熱ローラーで圧縮される。
第2のプロセス剥離ライナー90および開口廃棄断片41の除去に続いて、得られた織布87は、選択的に開放された開口創傷接触ライナー13および第1のプロセス剥離ライナー89を備え、織布87は、吸収層適用操作へと前進する。
図4において示される1つの実施形態において、織布87は、アイドラー22aおよび22bの対の周囲を通過する。上記されるように、アイドラー22aは、織布87から第2のプロセス剥離ライナー90の分離を補助する。アイドラー22bは、第二単位へのアプローチの最適角度を維持することを補助する。
次の工程において、吸収物質層12は、創傷接着層13の第2の主要面に適用される。1つの実施形態において、このプロセスは、第2の打抜きステーション34で実施される。打抜きステーション34で、吸収物質層12の連続織布は、創傷接触層13の第1の主要表面16に適用され、そして所定の形状に切断される。上記されるように、1つの実施形態において、吸収物質層12は、親水繊維物質であり得る。
一つの実施形態において、硬化回転スチールツール23は、硬化スチールアンビルロール20bに対して頂点から吸収物質を切断する。1つの実施形態において、ツール23は、吸収物質12に対して使用される物質に対する特定の切断の角度および底部ライナー89上で創傷接触層13中で使用される物質に対する特定の切断の深度を有する。1つの実施形態において、回転ツールは、創傷接触層13の第1の主要表面に適用された吸収物質層の所定の形状を達成するために特別に形作られた。
回転ツール23は、ツールの切刃によって規定される空洞39を備える。空洞39および切刃は、吸収物質を所望の形およびサイズに切断し、そして廃棄マトリックス85を生じる。織布が、第2の打抜きステーション34に存在する場合、廃棄マトリックス85は、除去される。一つの実施形態において、廃棄マトリックス85の除去は、アイドラー22cの周囲の織布を通すことによって補助される。廃棄マトリックス85は、除去システム(示さず)に運ばれる。
1つの実施形態において、ツール23の空洞39は、創傷接触層表面の表面と成形された吸収物質との間に少量の圧力を印加するために繋がれ、廃棄物マトリックス85の除去の間、それを適所に残したままにする。1つの実施形態において、プラグ物質は、約60〜約200kg/mに範囲内の密度を有する。このプラグの密度は、加圧下の間(すなわち、吸収物質の切断および成形の間)、このプラグが圧縮可能であり、次いで、圧力の解放の後、その元来の形状に戻るように選択される。
廃棄物マトリックス85の除去は、特に開口した創傷接触材13の層の上面に吸収材12の特に成形および配置された小片を含む織布86を残す。1つの実施形態において、吸収材層12は、少なくとも1つの重複領域において、複数の開口を重ねるように適用される。従って、1つの実施形態において、吸収材層12は、開口14および創傷接触層13の残りの部分の両方をカバーするように選択的にサイズ決定され、そして成形されるが、比較的細長いシートである。吸収材層12および創傷接触層13は、第1のプロセス剥離ライナーにおいて支持される。次いで、この得られた織布86は、次の操作に移行される。1つの実施形態において、次のプロセスステーションへの途中で、織布86は、アイドラー22dの周りを通過する。アイドラー22dは、織布86を第3ユニットへ方向付けることを補助する。
次に、裏材層11の実質的に連続する織布は、吸収材層12および創傷接触層13にわたる第3ダイステーション35で積層、複合織布84を形成する。複合織布84は、開口創傷接触層13、吸収材層12および裏材層11を含む。
1つの実施形態において、積層は、硬化スチールアンビルロール20cおよび可撓性のゴムで覆われた鋼の積層ローラー24のニップを通して織布86および裏材層を通過させることで実施される。「ゴム」の覆いは、シリコーンゴム高密度ポリエチレンまたは任意の他の適した可撓性プラスチックポリマーであり得る。1つの実施形態において、積層ローラーの可撓性表面は、約50ショアーAよりも硬く、別の実施形態において、この硬さは、約70ショアーAより上である。1つの実施形態において、積層圧力は、望ましくは最小に維持される(例えば、6 barよりも大きくない)。1つの実施形態において、積層ローラー24は、その周辺部表面に沿ってリリーフ(relief)構造を含む。
1つ実施形態において、裏材層11は、上記のようなフィルムまたは発泡体であり得、接着剤の結合層(tie layer)を用いてコートされる。接着剤は、例えば、医薬等級(メディカルグレード)のアクリル性圧力感受性接着剤であり得る。1つ実施形態において、接着剤は、創傷接触層13のために使用される同様の接着剤である。1つ実施形態において、裏材層11は、以下に記載の図8A中の114のように示される取り外し可能なライナー上に支持され得る。1つ実施形態において、裏材層は、最も低い潜在的な張力(例えば、約20N未満)では巻かれない。別の実施形態において、張力は、約10N未満である。裏材ライナーを含む実施形態において、裏材ライナーは、それが積層される前に支持されていないフィルム層/発泡体層の引っ張りを避けるために、そのような方法で取り除かれる。
このプロセスの次の工程において、複合織布84の第1のプロセス剥離ライナー89は、製品剥離ライナー15で置換される。1つ実施形態において、生成剥離ライナーは、図4中に示される15および18の2つの部品を含む。
図4に示されるように、1つ実施形態において、第1のプロセス剥離ライナー89は、あらかじめ決定された直径を有するアイドラー22eに、このライナー89を通過させることによって、複合織布から取り除かれる。1つ実施形態において、アイドラー22Eは、約50〜約80mmの範囲の直径を有する。アイドラー22Eは、ライナー89の除去を容易にする。次いで、得られた織布は、ゴムで覆われたスチール圧力ローラー25およびスチールバックアップローラーを含む積層ニップ83に移動し、製品剥離ライナー15(18)が、複合織布84に導入される。1つ実施形態において、ゴムで覆われた圧力ローラー25は、約50ショアーAよりも高い硬度を有し、そして別の実施形態において、この硬度は、約70ショアーAよりも大きい。別の実施形態において、積層ローラー25は、その周辺部表面に沿ってリリーフ構造を含む。図4に示されるように、1つ実施形態において、ライナーの交換の工程は、ローラー25およびローラー26によって規定されるニップを通して、製品剥離ライナー15(18)および織布を通過させる工程をさらに含包する。
上記のように、製品剥離ライナー(例えば、一片15または2片15、18(これらのライナーのうち一方は、折り畳まれている))は、任意の適切な設計のものであり得、消費者による前記ライナー系の除去を容易にする。1つ実施形態において、3片のライナーが、使用される。適切なライナー系の非限定的な実施例が、図1、図2および図3に示され、上述されている。製品剥離ライナー15(18)を含む複合織布84は、第2の複合織布82も称され得る。
図4をなお参照すると、第2の複合織布82は、加熱ゾーンを通して積層ニップ83から通過される。加熱ゾーンは、カレンダステーション36内に構成される。あるいは、加熱工程は、このプロセス中の別の位置で実施される。1つ実施形態において、加熱工程は、特定の接着剤を採用するために、不必要な物として除外される。
図4に示される実施形態において、第2の複合織布82は、まずアイドラー22f(これは、織布82を、上側のローラー27の周りに巻き込むように補助する)の周りを通過させることによって、カレンダーステーション36に入る。1つ実施形態において、上側のローラー27は、加熱される。織布82は、上側のローラー27の周りを通過し、次いで上側のローラー27と中間ローラー28との間のニップを通過するように進み、次いで、中間ローラー28の周りを通過する。1つ実施形態において、中間ローラー28は、加熱される。1つ実施形態において、上側のローラー27および中間ローラー28の両方が、加熱される。第2の複合織布82は、中間ローラー28に周りを通過し、中間ローラー28と硬化スチールアンビルローラー20dとの間のニップを通過する。図4に示される実施形態において、第2織布82と中間ローラー28との間の接触が、維持され、アイドラー22gによって補助される。カレンダーステーション36を通過する結果として、創傷接触層13は、それらの層の間を覆う少なくとも1つの領域において、吸収材層12に結合される。
1つ実施形態において、加熱されたローラー27は、あらかじめ決定された直径を有し、加熱されたローラー28はまた、異なるあらかじめ決定された直径を有する。この実施形態において、あらかじめ決定された直径における差異は、硬化スチール受台リング(示さず)によって制御される。直径における差分は、2つのローラー27とローラー28との間に、織布82が通過するエアギャップを作る。カレンダステーション36を通過する、特定のエアギャップ、温度および織布の速度は、吸収材層12と創傷接触層13の第1の主要面16との間の特定の結合特性の選択を可能にする。
1つの実施形態において、上側のローラー27と中間ローラー28との間のニップでの圧力(ニップ中のギャップによって規定され、かつ制御される)ならびに、ローラー27およびローラー28の温度の両方は、吸収材層12と創傷接触層13との間の結合を決定するために重要である。もちろん、これらの層を結合するために使用される任意の接着剤の性質もまた、重要である。これらの変数の選択および操作によって、吸収材層12と創傷接触層13との間の結合の性質は、変化され得、そして制御され得る。
1つ実施形態において、ローラー27と28との間のギャップは、約1mm未満であり、そして、別の実施形態において、約0.6mmと約0.9mmとの間である。一般に、ギャップは、製品部品の特定のセットについて固定される。
1つ実施形態において、ローラー27とローラー28との間のギャップおよびローラー27とローラー28の温度は、ローラー27とローラー28との間のニップでの圧力が、流体相互作用接着剤13に吸収材層12の繊維を運ぶために十分高いように調節され、その結果、繊維は、創傷接着層13の表面に現れる。この実施形態は、創傷の染み出し液を運ぶことができ、これによって、染み出し液の吸収の速度を増加可能な複合吸収材を生成する。この実施形態において、傷に接触する表面に開口を形成することは、受容可能な吸収を達成するために必要ではない。
1つの実施形態において、加熱ローラー27および/または28の表面の操作温度は、約80〜約130℃の範囲であり、1つ実施形態において、約90〜約120℃の範囲である。休止時間(すなわち、第2の複合織布82が、加熱された表面と接触する時間)は、ラインの速度、ローラー27および28の直径、ならびにそれらの周りを通過する特定の織布によって規定される。1つ実施形態において、休止時間は、通常、約1秒〜約15秒の範囲である。カレンダステーション36は、加熱されたローラーの数について限定されない。種々の実施形態において、0〜3、またはそれ以上の加熱されたローラーが、このプロセスの他の工程のために、ラインの速度と協同するように組み込まれ得、このため本発明のプロセスの処理量は、制御され得る。1つ実施形態において、接着剤の適切な選択によって、カレンダステーション36は、加熱されたローラーを使用しない。
図4をなお参照すると、次のプロセスの工程において、個々の多層創傷包帯81は第2の複合織布82から切断される。1つ実施形態において、この包帯81は、打ち抜きによって第2の複合織布82から切断される。
第2の複合織布82がこの最終切断ステーション37に進む場合、それが打ち抜かれる前に、圧力ローラー30およびナールドローラー29によって形成されるアウトフィードニップ(outfeed nip)を通過する。別の実施形態において、圧力ローラー30は、スチール圧力ローラーでを覆うゴムある。1つ実施形態において、ゴムで覆われた圧力ローラー30は、50ショアーAよりも硬く、別の実施形態において、ゴムは70ショアーよりも高い硬度を有する。1つ実施形態において、圧力ローラー30は、その表面に沿ってリリーフ構造を備える。アウトフィードニップは、張力下で、織布を保持することを助け、それを切断ステーション37に移す。
1つの実施形態において、最終切断は、硬化鋼回転ツール31によって織布の周りから実施され、それは、多層創傷包帯の最終パッチの形状に、はっきりと成形される。このツール31は、ニップを形成し、そして硬化スチールアンビルロール32に対して切断する多層創傷包帯のパッチは、コンベアーベルト(示さず)により、このプロセスから送達される。得られた廃棄マトリックス113は、収集手段(示さず)に運ばれる。
第1の打抜きステーション33、第2の打抜きステーション34、第3の打抜きステーション35、最終打抜きステーション37のローラー、加熱カレンダステーション36および、積層ステーション83はすべて、時限的および同調的な様式で駆動され、多層創傷包帯81を達成するのに必要とされる打抜きおよび積層を可能にする。これらの駆動ローラーの同時回転式の動作は機械を通して織布を輸送する。この時限的な関係性は、各個々のステーションについて調節可能である。このタイミングは、適切とみなされる任意の手段に従い得る。
以下のように、いくつかの代替的な実施形態が示され、記載する。図4の実施形態に関して、同じ部分が上記のように同じ操作を行う場合、これらの説明は繰り返さない。
ここで図5を参照して、第1の打抜きステーション33の代替的な実施形態を示す。図4の実施形態のように、創傷接触層13、第1のプロセス剥離ライナー89および第2のプロセス剥離ライナー90を含む、織布19が第1の打抜きステーション33に備えられる。打抜きステーション33は、硬化スチールアンビルロール20および硬化回転スチールツール21を備える。この回転ツール21は、創傷接触層13内の開口14に所望の形状を形成するために特別に形づくられる。この回転ツールは、裏ライナー89、浸水コロイド接着剤層13および薄剥離ライナー90を通って切断する。
図5に示す実施形態において、第2のプロセス剥離ライナー90は、開口廃棄断片41とともに除去されない。その代わり、この開口廃棄断片41は、対抗ローラー40および、少なくとも1つの前もって位置決めされたブレード42を使用することによって織布から除去される。図5に示すように、2つの前もって位置決めされたブレード42および43が使用され得る。対抗ローラー40は、アルミニウムから作製され得るか、または適切なプラスチック物質および種々の金属から作製され得る。対抗ローラー40は、その外部表面に複数のノズル44を備える。ノズル44は、回転ツール21内の間隙の凹部の補完的な凸部を形成する。ノズル44は、開口廃棄断片41よりもわずかに小さい、前もって決定された大きさである。対抗ローラー40が回転するので、開口廃棄断片41はノズル44によって押し出され、そして前もって位置決めされたブレード42および43によって除去される。ブレード42および43は、例えば、廃棄断片がノズル44によって織布から押される後に織布から廃棄することによって、廃棄断片41を除去するために作用する。
図6は、第1の打抜きステーション33のさらなる代替実施形態を示す。図6に示す打ち抜きステーション実施形態33は、図5の実施形態に記載されるような硬化スチールアンビルロール20および硬化回転スチールツール21を備え、ここで、織布19は、第1のプロセス剥離ライナー89を含む全厚にわたって切断される。
図6の実施形態において、開口廃棄断片41は、織布に対して圧縮空気供給源45からノズル46を通じて、圧縮空気の蒸気を加えることによって、織布19から除去される。ノズル46は所定の形状、大きさおよび内部テーパーを有し、そして、空気は所定の圧力および流速を有し、織布19から開口廃棄断片41を除去するのに十分な力の空気を提供する。一対のアイドラー22は、所定の離れた距離でノズル46のいずれかの側面に取りつけられる。アイドラー22は、織布19を張力を受けて維持することによって開口廃棄断片41の除去を補助する。
開口廃棄断片41を除去するための前述の手段に加え、このような除去のための当該分野において公知の他の手段が適宜使用され得る。
図7は、上述の接触加熱工程の代わりにかまたは接触過熱工程に加えて放射加熱手段を使用する本発明のプロセスの代替的な実施形態を示す。この実施形態において、織布19は、織布から離れている、少なくとも1つの加熱放射デバイス91によって加熱される。従って、熱は、図4に示すカレンダステーション36のように、接触加熱によって供給されない。この加熱方法は、創傷接触層が流体相互作用接着剤以外の物質を含有する場合、特に有用である。例えば、創傷接触層は、接着剤が塗布されるフィルムを含み得る。この加熱方法は、フィルムに塗布される接着剤を活性化するのに使用され得る。この加熱機構は、赤外線かまたは適切と判断される任意の他の手段であり得る。加熱工程は、創傷接触層13が形成される接着剤の活性化を提供し、そして創傷接触層13に対する吸収材層12の付着を促進する。次いで、それに続くプロセスが、図4に示す実施形態に関して、実質的に上述したように実行される。別の実施形態において、加熱手段は織布に直接接触してである。
図7に示すように、得られた織布84は、スチール芯およびゴム被覆を有し、実質的に図4に示される実施形態と同じである、スチールのバックアップローラー26および積層ローラー25を備える、積層ステーション83に運搬される。上記のように、ゴム被覆は、例えば、シリコンゴムであり得、そして規定のショアー硬さを有し得る。製品剥離ライナー15(18)は、積層ステーション83で、織布84に積層される。
積層ステーション83を抜けた、得られた織布82は、最終打抜きステーションに運搬される。最終打抜きステーション37は、織布82を硬化スチールアンビルローラー32および硬化スチール回転ツール31に運搬するナールドローラー29および圧力ロール30を備える。回転ツール31は、最終多層創傷包帯パッチ81を切断するために特別に成形される。
この実施形態において、図4に関して示されかつ記載された実施形態におけるように、第1の打抜きステーション33、第2の打抜きステーション34、第3の打抜きステーション35および最終打抜きステーション37のローラー、ならびに積層ステーション83は、多層創傷包帯81を完成するために必要とされる、打抜きおよび積層を可能にする時限的合わせた方法および同調的な方法において全て駆動される。これらの駆動ローラーの共回転作用は、織布を機械を通じて運搬する。この実施形態において、本発明の全ての実施形態におけるように、装置の要素間のタイミングを合わせた関係は、各々のステーションに対して調節可能である。このタイミングは、適すると思われる当該分野において、どうしても知られ得る。
図8は、第1のプロセス剥離ライナー89と第2のプロセス剥離ライナー90との間に入った創傷接触層13の説明を示す。一つの実施形態において、剥離ライナー89は、少なくとも1つのシリコン処理された側面、または他の方法で処理され、同様の剥離特性を提供する側面を有する。この剥離ライナー89は、規定の剥離特性を有する。一つの実施形態において、第2の剥離ライナー90は、第1の剥離ライナー89の規定の剥離特性より低い規定の剥離特性を有する。一つの実施形態において、第2の剥離ライナーは、少なくとも1つのシリコン処理された側面、または他の方法で処理され、同様の剥離特性を提供する側面を有する。
図8Aは、取り外し可能な剥離ライナー114が接着される裏材層11の実施形態を示す。一つの実施形態において、図8Aに示された裏材ライナーは、裏材層11に適用され、そして剥離ライナー114により覆われる、接着層を備える。この接着剤は、本発明に適切であるような任意の公知の接着剤であり得る。
図9は、カレンダステーション36の代替の実施形態を示す。この実施形態において、複合織布82は、織布82を真中のローラー28の周りを巻きつける補助をする、1対のアイドラー22Gおよびアイドラー22Hの周りを最初に通過することにより、カレンダステーション36に入る。一つの実施形態において、真中のローラー28は、加熱される。織布82が真中のローラー28の周りを通過するとき、織布82は真中のローラー28と下側の硬化スチールアンビルローラー20Dにより形成されたニップを通過する。織布82は、真中のローラー28の周りに続いており、次いで真中のローラー28と上側のローラー27との間のニップを通過するために進む。次いで織布82は上側のローラー27の周りに続く。一つの実施形態において、上側のローラー27は加熱される。一つの実施形態において、上側のローラー27と真中のローラー28は共に加熱される。第2の複合織布82は、上側のローラー27の周りを通過し、次いで一連のアイドラー22I、アイドラー22Jおよびアイドラー22Kの周りを通過する。織布82とローラー27およびローラー28との間の接触は、複数のアイドラー22H〜22Kにより維持され、そして補助される。
ローラー27およびローラー28とローラー20Dとの間の関係は、特に、相対直径、温度および回転の相対速度において、図4に関する上記の関係と類似している。これらのパラメーター間の関係は類似しており、そしてこのパラメーターは、同様に操作され、カレンダステーション36の操作を調節する。
改善された方法の特定の実施形態が示され、かつ記載されているが、本発明はそれらに制限されず、そして保護は特許請求の範囲により限定される範囲に求められるものであることが理解される。
図1は、本発明の方法を使用して作製され得る代表的な創傷包帯の拡大断面図である。 図2は、図1に表される包帯の一様式(本発明の方法を使用して作製され得る)の、断片的拡大概略断面図である。 図3は、代替の実施形態の様式の包帯(本発明の方法を使用して作製され得る)の、断片的概略断面図である。 図4は、本発明の方法を実行する装置の、1つの実施形態を概略的に図示する。 図5は、本発明の方法を実行する装置の開口形成局面の、代替の実施形態を概略的に図示する。 図6は、本発明の方法を実行する装置の開口形成局面の、他の代替の実施形態を概略的に図示する。 図7は、本発明の方法を実行する装置の、代替の実施形態を概略的に図示する。 図8は、本発明の方法において使用される流体相互作用性層の断面図を概略的に図示する。 図8Aは、本発明の方法において使用される流体相互作用性層の断面図を概略的に図示する。 図9は、本発明の方法を実行するカレンダリングの局面を整理する、代替の実施形態を概略的に図示する。

Claims (26)

  1. 開口創傷接触層、吸収材層および裏材層を含む多層創傷包帯を製造する方法であって、該方法は、以下:
    (a)第1の主要面および第2の主要面を有する該創傷接触層を含む、実質的に連続する第1の織布、ならびに該創傷接触層の第1の主要面に接着した第1のプロセス剥離ライナーを提供する工程;
    (b)該創傷接触層に複数の開口を形成する工程;
    (c)該吸収材層の実質的に連続する織布から分離した吸収材層を、該創傷接触層の該第2の主要面に適用する工程;
    (d)該吸収材層上に該裏材層の実質的に連続する織布を積層させ、複合織布を形成する工程;および
    (e)該複合織布から個々の多層創傷包帯を切断する工程、
    を包含し、
    ここで、該工程(a)〜(e)は、連続した順序で行われる、方法。
  2. 前記工程(b)において、前記複数の開口が打抜きにより形成される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の織布が、前記創傷接触層の第2の主要面に接着した第2のプロセス剥離ライナーをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2のプロセス剥離ライナーおよび前記開口から打抜きされた前記創傷接触層の一部を同時に取り除く工程をさらに包含する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記工程(b)が、前記一部に外力を適用することによって前記開口から切断される前記創傷接触層の一部を除去する工程をさらに包含する、請求項2に記載の方法。
  6. 前記吸収材層が、少なくとも1つの重複領域において前記複数の開口と重複するように、前記工程(c)において適用される、請求項1に記載の方法。
  7. 第1のプロセス剥離ライナーを除去する工程および製品剥離ライナーを適用する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記製品剥離ライナーが、2つの部分の剥離ライナーを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記複合織布を加熱する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記加熱する工程が、前記複合織布と少なくとも1つの加熱ローラーとを接触させる工程を包含する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つの加熱ローラーが、約80℃と約130℃との間の温度に維持される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記複合織布が、少なくとも2つの加熱ローラーと接触される、請求項10に記載の方法。
  13. 前記加熱する工程が、遠隔熱源を適用し、前記複合織布を加熱する工程を包含する、請求項9に記載の方法。
  14. 前記加熱する工程が、工程(b)の後に続く、請求項9に記載の方法。
  15. 前記加熱する工程が、工程(e)の後に続く、請求項9に記載の方法。
  16. 前記工程(e)が、ナールドローラおよび圧力ロールのニップを通して前記複合織布を通過させる工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  17. 前記創傷接触層が、流体相互作用性接着剤を含む、請求項1に記載の方法。
  18. 前記流体相互作用性接着剤が、親水コロイド接着剤である、請求項17に記載の方法。
  19. 前記吸収材層が繊維状である、請求項1に記載の方法。
  20. 前記裏材層が、感圧性接着剤で被覆される、請求項1に記載の方法。
  21. 前記裏材層が、密封フィルムまたは発泡体である、請求項1に記載の方法。
  22. 前記裏材層が、微孔性である、請求項1に記載の方法。
  23. 前記工程(a)〜(e)が、登録された連続プロセスで実行される、請求項1に記載の方法。
  24. 前記工程(c)が、打抜きする工程および前記吸収材の連続織布のマトリックスを除去する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  25. 請求項1に記載の方法により製造される、創傷包帯。
  26. 開口創傷接触層、吸収材層および裏材層を含む多層創傷包帯を製造する方法であって、該方法は、以下:
    (a)実質的に連続する第1の織布を選択する工程であって、第1の主要面および第2の主要面ならびに該創傷接触層の第1の主要面に接着した第1のプロセス剥離ライナーを有する該創傷接触層を提供する、工程;
    (b)該吸収材層の実質的に連続する織布から分離した吸収材層を、該創傷接触層の該第2の主要面に適用する工程であって、ここで該吸収材は、複数の吸収性繊維を含む、工程;
    (c)該吸収材層上に該裏材層の実質的に連続する織布を積層させ、複合織布を形成する工程;
    (d)該吸収材層の繊維を該創傷接触層に打込みの十分な圧力を該複合織布に適用する工程;および
    (e)該複合織布から個々の多層創傷包帯を切断する工程、
    を包含し、
    ここで、該工程(a)〜(e)は、連続した順序で行われる、方法。
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