JP2005512828A - 揺動工具により発生された振動を減少するための装置及び方法 - Google Patents

揺動工具により発生された振動を減少するための装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 揺動工具(19)によって機械フレーム(10)に発生された反作用力を減少するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】 本発明のシステム及び方法は、機械フレームに取り付けられたリニアスライド(22)に沿って移動するように駆動される反力アッセンブリ(29)を使用する。反力アッセンブリは、二つの信号、即ち工具の加速度と比例する第1信号及び揺動工具の速度と正比例する第2信号から得られた駆動信号で駆動される。駆動信号の加速度成分及び速度成分を適切に調節することによって、揺動工具によって機械フレームに発生された反作用力を大幅に減少できる。反力アッセンブリは、好ましくは、スライドのいずれかの端部に移動しないようにするセンタリング手段(70)を含む。機械フレームの振動を検出するため、好ましくは、加速度計(110)が機械フレームに取り付けられている。加速度計の出力は、振動を最小に減少するため、反力アッセンブリの駆動電子装置(66)を調節するのに使用される。

Description

本発明は、揺動工具の分野に関し、更に詳細には、このような工具によって機械フレームに発生された反作用力を減少するためのシステム及び方法に関する。
多くの加工物が、機械フレームに取り付けられた揺動工具によって機械加工される。工具の移動が反作用力の原因であり、これにより機械フレームに振動が発生される。これらの振動は工具に戻り、加工物の表面に悪影響を及ぼす。
これらの反作用力は、滑らかな表面を必要とする眼鏡用レンズ等の加工物を機械加工する場合に特に問題である。旋盤加工やこうしたレンズの表面仕上げ中に発生した反作用力は、表面異常や不連続等の痕跡を表面に残す場合があり、これは、仕上げプロセスや研磨プロセス等の二次的プロセスによって除去しなければならない。製造した全ての加工物について行わなければならないこれらの追加のプロセス工程は、費用がかかり時間がかかる。
この種の反作用力を減少するための多くの方策がなされてきた。例えば、ワトソンに付与された米国特許第5,959,427号には、移動ステージアッセンブリの重心を通して「反作用相殺力」を加えることが記載されている。ワトソンの特許の第3コラムの第58行目乃至第61行目に記載されているように、「ステージの質量とステージの移動方向でのステージの加速度との積に等しい大きさ」の正味反作用相殺力を加えるように構成されている。
米国特許第5,959,427号 残念なことに、ワトソンの特許に記載された方法は幾つかの場合で受け入れられない。例えば、磁界で駆動されるコイルを使用して工具を移動させる場合には渦電流が発生し、これにより抗力が発生する。これらの抗力は、機械フレームにも伝達され、その結果、機械加工が施された表面に望ましからぬ痕跡を残す。これらの渦電流による抗力は磁界内でのコイルの速度と比例し、ワトソンのシステムはこれらの力に対して全く無力である。
揺動工具によって機械フレームに発生された反作用力を減少し、上述の問題点を解決するためのシステム及び方法を提供する。本発明は、揺動工具の加速度及び速度の両方によって生じる力を相殺する。
反作用力は、一つ又はそれ以上のリニアスライドに取り付けられた重りを含む反力アッセンブリによって減少される。これらのリニアスライドは、揺動工具を支持する機械フレームに取り付けられた低摩擦ベアリングによって支持されている。重りは、工具の軸線と同軸の軸線に沿って移動する。重りは、駆動手段によって、二つの信号、即ち振動工具の加速度と比例する第1信号及び工具の速度と正比例する第2信号から得られた駆動信号に応じて駆動される。駆動信号の加速度成分及び速度成分を適切に調節することによって、揺動工具により機械フレームに発生された反作用力の大きさを大幅に減少できる。
反力アッセンブリは、好ましくは、アッセンブリがリニアスライドのいずれかの端部に移動しないようにするセンタリング手段を含む。好ましくは、機械フレームの振動を検出するため、加速度計が機械フレームに取り付けられる。加速度計の手段を使用し、反力アッセンブリの駆動電子装置を調節し振動を最小に減少する。
本発明のこの他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明を添付図面を参照して読むことにより、当業者に明らかになるであろう。
[実施例]
揺動工具により機械フレームに発生された反作用力を減少するためのシステムを図1のa(平面図)及び図1のb(側面図)に示す。機械フレーム10は、ハウジング14が取り付けられたプレート12を支持する。ハウジングはボイスコイルアッセンブリ17のアーマチュア16を含み、このアーマチュアに工具18が取り付けられている。駆動回路(図示せず)を使用してアーマチュア16を駆動し、これにより工具18をアーマチュアの駆動信号に従って揺動させる。アーマチュア16及び工具18の両方が揺動駆動される。これらの二つの構成要素を、本明細書中、「工具アッセンブリ19」と呼ぶ。
加工物(図示せず)は、揺動工具と接触させることによって賦形される。例えば、眼鏡用レンズブランクを揺動工具と接触させると同時にブランクをこれと同期して回転させることによって、工具18を使用してレンズブランクを機械加工し、特定の補正を行う。
上述のように、工具の揺動により機械フレームに反作用力が発生し、これが工具に逆に伝達され、加工物表面に望ましからぬ痕跡を残す。機械フレーム10での反作用力Frは、アーマチュア16の駆動に必要な力Fdと等しく且つ逆方向である。駆動力Fdは、m・aによって与えられる。ここで、mは工具アッセンブリ19の質量であり、aは工具アッセンブリ19の加速度である。
反作用力Frの大きさを減少するため、反力アッセンブリを使用する。この反力アッセンブリは重り20を含み、この重りは、好ましくは、低摩擦ベアリング24によって支持された一対のリニアスライド22に取り付けられている。重り20は、更に、駆動手段26に連結されている。この駆動手段26は、駆動信号に応じて重り20をスライド22に沿って前後に移動する。
好ましい実施例では、重り20及びスライド22はベアリング24間でユニットをなして移動する。別の態様では、リニアスライド22を機械フレーム10に直接取り付け、重り20をスライドに一つ又はそれ以上の低摩擦ベアリングによって取り付けることができるということに着目されたい。その結果、重りは定置スライドに沿って移動する。更に、は、単一のリニアスライドに取り付けてもよく、二つ以上のリニアスライドに取り付けてもよいということに着目されたい。
反力アッセンブリは、重り20を、工具アッセンブリ19と同じ振動数で、工具アッセンブリ19がこれに沿って揺動する軸線と同じ軸線28に沿って揺動させるように構成されている。工具アッセンブリ19により機械フレーム10に発生された反作用力を減少するため、重り20を軸線28に沿って揺動させ、力Fdと等しく且つ逆方向の力を発生する。即ち、Fd
d=m1・a1によって与えられる場合、(ここで、m1及びa1は工具アッセンブリ18の質量及び加速度である)、重り20を駆動することにより、等しく且つ逆方向の反力Fcを発生する。
cは、Fc=−(m1・a1)=m2・a2によって与えられる。
ここで、m2及びa2は、重り20及びこの重りに連結されており、及びかくしてこの重り20とともに移動する任意の構成要素−本明細書中「重りアッセンブリ29」と呼ぶ−の質量及び加速度である。
駆動手段26は、好ましくは、工具18を駆動するボイスコイルアッセンブリ17と同様のボイスコイルアッセンブリ30であり、重りアッセンブリ29は重り20及びアーマチュア31を含む。低摩擦ベアリング間で移動するリニアスライド22に重り20が取り付けられている場合、重りアッセンブリ29はスライド22を含む。そのように構成されている場合、工具アッセンブリ19に加えられた駆動力Fdは、ボイスコイル17に加えられた電流I1及びハウジング14の磁束のベクトルクロス乗積と等しい。この磁束は、代表的には永久磁石で提供され、そのため磁束は本質的に一定であり、Fdは瞬間的に加えられる電流I1と正比例する。FdがI1と正比例するため、I1を電子的に計測し逆転し、これによって得られた結果をボイスコイルアッセンブリ30に加えることによって、反作用力Frを減少するのに必要な力を得ることができる。I1を逆転することに対する変形例として、ボイスコイルアッセンブリ30をボイスコイルアッセンブリ17とは逆方向に巻回するだけでもよい。
工具アッセンブリ19及び重りアッセンブリ29の質量が等しい場合、上文中に説明したシステム、即ちI1からの信号によって駆動されるボイスコイルアッセンブリ30を持つシステムは、反作用力によって発生する機械フレーム10の振動を効果的に減少する。しかしながら、正確に等しい質量を提供すること及び工具アッセンブリ及び重りアッセンブリのボイスコイルアッセンブリを全く同様に作動させることは困難である。本明細書は、反力アッセンブリを制御し調節する電子的手段を提供することによってこれを解決する。更に、この手段により、夫々のアッセンブリの質量を異ならせることができる。かくして、重りアッセンブリ29の質量は、工具アッセンブリ19よりも大きくてもよく、これにより、反作用力を抑えるために必要な重り20の移動距離が工具アーマチュア16の移動距離よりも小さくなる。例えば、工具アッセンブリ19及び重りアッセンブリ29の質量が夫々1.814Kg及び9.072Kg(4ポンド及び20ポンド)である場合、重りアッセンブリ29の必要な移動距離は、工具の変位距離の1/5に過ぎない。移動距離が小さくなることにより、システムを更にコンパクトにでき、更に、重りアッセンブリ29の速度が低下する。これにより反力アッセンブリの動的性能の必要条件が小さくなる。
これは、エラーの原因になり易い。これは、工具アッセンブリ19の移動距離が重りアッセンブリ29よりも大きく、その速度もまた大きいためである。磁界内で駆動されるコイルを使用する装置では、渦電流が発生し、これにより抗力が発生し、これが機械フレームに伝わり、追加の振動を生じる。渦電流による抗力は、磁界内でのコイルの速度と比例する。渦電流による抗力Fvは、以下の方程式によって与えられる。即ち、
v=k・V1
ここで、V1はコイルの速度であり、kはシステム機構の関数である定数である。これは、工具のボイスコイルに加わる全ての力FTが以下の方程式によって与えられるということを意味する。即ち、
T=Fd+Fv=m1・a1+k・V1
工具アッセンブリ19及び重りアッセンブリ29の質量が異なる場合、これらの夫々の速度−及びかくして夫々の抗力−もまた異なる。
工具アッセンブリのボイスコイル電流I1は、工具アッセンブリ19を所望方法で駆動するのに必要な全ての力を提供しなければならない。かくして、I1は、工具アッセンブリの特定の加速度を得るのに必要な成分、並びに速度と関連した渦電流抗力の解消に必要な成分を含む。従って、重りアッセンブリのボイスコイル30の駆動に使用される信号がI1から得られる場合、結果的に得られた駆動信号では、工具アッセンブリの渦電流抗力に帰せられる振動を完全には相殺できない。これは、二つの質量の速度が等しくないためである。
本発明は、このエラー源を認識し、重りアッセンブリボイスコイル30の移動を調節し、エラーを補償することによってこの問題を解決する。この補償は電子的に行われる。このようなシステムのブロックダイヤグラムを図2に示す。上述のように、工具アッセンブリ19は、好ましくは、ボイスコイルアッセンブリ17で駆動される。ボイスコイルは、制御回路52が発生する電流I1によって駆動される。回路52は、所望の工具位置を表すコマンド入力及び工具アッセンブリ19の速度に従って変化する速度入力に応じて電流I1を発生するプロセッサ54を含む。工具速度は、好ましくは、ボイスコイルアッセンブリ17の位置に従って変化する出力58を発生する位置エンコーダ56及び位置出力を時間に関して監視し、工具速度に従って変化する出力信号61を発生するタコメータ回路60によって決定される。電流I1は、好ましくは、増幅器62で増幅され、ボイス工具アッセンブリ17用の駆動信号を発生する。
本システムは、更に、重りのボイスコイルアッセンブリ30を含み、このアッセンブリは、「反作用力減少」(RFR)前置増幅器66が提供する信号64で駆動される。この信号64は、好ましくは増幅器65で増幅され、ボイスコイル30用の駆動信号を発生する。工具アッセンブリ19によって発生された反作用力を相殺できる駆動信号を発生するため、RFE前置増幅器は入力で電流I1を受け取る。この前置増幅器は、信号64をI1に従って変化するように構成されている。しかしながら、上述のように、工具アッセンブリ及び重りアッセンブリの質量が異なる場合、I1だけから得られた駆動信号では工具アッセンブリの渦電流抗力に帰せられる振動を完全に相殺することはできない。これらの抗力を相殺するには、更に、前置増幅器66が第2入力で速度信号61を受け取り、I1及び速度信号61の両方から駆動信号64を得る必要がある。速度信号61及び電流I1を適正な割合で組み合わせると、反作用力によって発生された機械フレーム10の振動、及び工具アッセンブリ及び重りアッセンブリの速度差によって生じる振動の両方が大幅に減少する。これは、重りアッセンブリ29の揺動が−FTに等しい反力Fcを発生するように反作用力減少システムを調節したときに得られる。
工具アッセンブリ19の揺動によって発生した力は、主として、その加速度と関連し、sinωtと比例する。ここで、ωは振動周波数である。工具の渦電流抗力を補償するのに必要な力は、工具速度−加速度の積分−と関連し、かくしてcosωtと比例する。
電流I1は、更に、揺動工具アッセンブリ18を駆動し、その揺動時に加工物に近づけたり遠ざけたりする成分を含む。この成分は、RFR前置増幅器66の出力64に現れ、重り20を一方のベアリング24に当たるまで移動する。これは、好ましくは、重りをベアリング間の中央に保持することによって回避される。重りを中央に保持するには幾つかの方法がある。例えば、重り20とベアリング24との間にばねを配置して重りを通常、中央に保持することができる。しかしながら、ばねの抵抗は、重りの揺動によって提供される振動減少の大きさに悪影響を及ぼす。重りは、好ましくは、重りの位置に従って変化する信号72を発生する位置エンコーダを使用して中央に保持される。信号72は、RFR前置増幅器66に提供され、この前置増幅器が重りの通常位置をターゲット位置に維持する。ターゲット位置は、好ましくは、低いサーボ帯域幅に維持され、その結果、システムによって減少された比較的高い振動周波数には本質的に影響が及ぼされない。反作用力減少システムの性能が低下しないようにするため、位置エンコーダ70は、好ましくは、リニア可変差動変圧器(LVDT)と同様に、重り20と接触せずに位置を検出する。
リニアスライド22を支持する低摩擦ベアリング24は、好ましくはエアベアリングである。
RFR前置増幅器66の一つの可能な実施例を図3に示す。電流I1から得られた微分信号(a differential signal)を一対の微分入力80で受け取り、速度信号61から得られた微分信号を一対の微分入力82で受け取る。入力80及び82は、夫々の演算増幅器84及び86に供給され、これらの演算増幅器はバッファし、それらの入力にゲインを提供する。演算増幅器の出力は、夫々のポテンショメータ88及び90に供給され、ポットタップが総和接続点92に夫々の抵抗器を介して接続されている。総和接続点は、RFR前置増幅器の出力64を発生する増幅器94でバッファされる。このようにして、I1及び速度入力を組み合わせて駆動信号を提供し、ボイスコイルアッセンブリ30に送出する。以下に更に詳細に説明するように、ポテンショメータ88及び90を必要に応じて調節し、機械フレーム10の揺動を減少する。
上述のように、システムは、好ましくは重り20を中央に保持する手段を含む。好ましい手段は、位置信号72を発生する位置エンコーダ70である。このように実施された場合、RFR前置増幅器は、入力96で位置信号72を受け取るように構成されている。位置信号は、好ましくは、増幅器98によってバッファされ、次いで、比例−積分−微分(PID)(a proportional−integral−differential)制御回路100に提供する。この回路100は、更に、所望のターゲット位置を表す信号102を受け取り、総和接続点92に加えられる出力104を、好ましくはフィルタ106を介して発生し、これによって駆動信号64に結合する。PID回路は、出力104を必要に応じて変化させ、重り20をターゲット位置近くに保持する。
図3に示すRFR前置増幅器の実施例は単なる例示である。I1、速度、及び位置の入力を組み合わせて適当な駆動信号を発生する多くの他の回路を設計できる。
図1のa及びbを再度参照すると、システムは、好ましくは、加速度計110を使用して最小振動レベルを達成するように較正される。加速度計110は、好ましくは、工具アッセンブリ19の近くに取り付けられる。加速度計110は、代表的には、インターフェース回路(図示せず)によって賦勢される。このインターフェース回路は、更に、加速度計の出力を受け取って増幅する。実際には、工具アッセンブリ19は揺動するように指令され、加速度計110の出力−機械フレーム10の振動レベルに従って変化する−を監視する。次いで、加速度計の出力−及びかくして機械フレームの振動−の大きさを小さくしてできるだけ低くするため、RFR前置増幅器ポテンショメータ88及び90を必要に応じて調節する。
適正に較正された場合には、振動を最大99%(反作用力減少システムを持たない同様の揺動工具システムと比較した場合)減少できる。眼鏡用レンズ機械加工システムで使用した場合、振動によってレンズ表面に残される痕跡の数及び重大度が大幅に低下し、仕上げプロセスや研磨プロセス等の二次プロセスを実行する必要性をなくすことができる。
一つの振動周波数で較正を行った場合、反作用力減少システムは、他の振動周波数でも同様に有効でなければならない。これは、主要な力−加速度及び速度−が周波数に関してほぼ線型をなして増減するためである。
本発明の特定の実施例を図示し説明したけれども、当業者は、多くの変更及び変形例を思いつくであろう。従って、本発明は特許請求の範囲のみによって限定される。
反作用力を減少するための本発明によるシステムの平面図である。 図1−aに示すシステムの側面図である。 本発明による反作用力減少システムで使用するのに適した駆動回路のブロックダイヤグラムである。 本発明による反作用力減少システムで使用するのに適した前置増幅器回路の概略図である。
符号の説明
10 機械フレーム
19 揺動工具アッセンブリ
20 重り
22 リニア摺動手段
24 エアベアリング
26 駆動手段
30 ボイスコイルアッセンブリ
66 駆動回路
70 位置センサ
110 加速度計

Claims (22)

  1. 機械フレーム(10)によって支持された揺動工具アッセンブリ(19)が機械フレーム(10)に伝達する振動を減少するための装置であって、前記工具は第1軸線に沿って揺動する、装置において、
    前記フレームに取り付けられたリニア摺動手段(22)、
    前記摺動手段に取り付けられた重り(20)、
    前記重りに連結されており、第1駆動信号に応じて前記重りを前記摺動手段上で前記第1軸線に沿って揺動させるように構成された駆動手段(26)、及び
    前記第1駆動信号を提供する駆動回路(66)であって、前記揺動工具アッセンブリの加速度と比例した第1入力及び前記揺動工具アッセンブリの速度と正比例する第2入力を受け取り、前記揺動工具により前記フレームに発生された振動を減少するように前記重りを揺動するように前記駆動信号が前記第1及び第2の入力に従って変化するように構成されている、駆動回路を有する、装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、前記駆動手段は、ハウジング及び前記第1駆動信号に応じて移動するアーマチュア(31)を含むボイスコイルアッセンブリ(30)である、装置。
  3. 請求項2に記載の装置において、前記揺動工具アッセンブリの質量は、前記重り及びこの重りに連結されており及びかくしてこの重りとともに移動する任意の構成要素を含む重りアッセンブリの質量よりも小さい、装置。
  4. 請求項3に記載の装置において、前記揺動工具アッセンブリは、周波数f1で揺動し、質量M1、加速度A1、速度V1を有し、M1*A1によって与えられる力FA1、k1*V1(ここで、k1は定数である)によって与えられる力FV1、及び組み合わせ力F1=FA1+FV1を発生し、前記重りアッセンブリは、周波数f2で揺動し、質量M2、加速度A2、速度V2を有し、M2*A2によって与えられる力FA2、k2*V2(ここで、k2は定数である)によって与えられる力FV2、及び組み合わせ力F2=FA2+FV2を発生し、前記駆動回路は、前記重りアッセンブリを、f1がf2に等しく、F2が−F1に等しいように駆動するように構成されている、装置。
  5. 請求項1に記載の装置において、前記揺動工具アッセンブリは、第2駆動信号に応じてボイスコイルアッセンブリ(17)に従って揺動し、前記駆動回路の第1入力は前記第2駆動信号に従って変化する、装置。
  6. 請求項1に記載の装置において、前記重りが前記リニアスライドのいずれかの端部に移動しないようにするセンタリング手段を更に含む、装置。
  7. 請求項6に記載の装置において、前記センタリング手段は、前記重りの位置に従って変化する出力(72)を発生するように構成された位置センサ(70)を含み、前記駆動回路は、前記重りが前記リニアスライドのいずれかの端部に移動しないように、前記位置出力を受け取って前記第1駆動信号を提供するように構成されている、装置。
  8. 請求項7に記載の装置において、前記位置センサは、リニア可変差動変圧器(LVDT)を含む、装置。
  9. 請求項1に記載の装置において、前記機械フレームに取り付けられた加速度計(110)、及び前記フレームの振動レベルに従って変化する出力を前記加速度計が発生するように前記加速度計に接続されたインターフェース回路を更に含む、装置。
  10. 機械フレーム方法によって支持された揺動工具アッセンブリが機械フレームに伝達する振動を減少するための装置であって、前記工具は第1軸線に沿って揺動する、装置において、
    機械フレーム(10)
    前記機械フレームに取り付けられた揺動工具アッセンブリ(19)であって、周波数f1で揺動し、質量M1、加速度A1、速度V1を有し、M1*A1によって与えられる力FA1、k1*V1(ここで、k1は定数である)によって与えられる力FV1、及び組み合わせ力F1=FA1+FV1を発生し、第1駆動信号に応じてボイスコイルによって揺動される揺動工具アッセンブリ(19)、
    前記フレームに取り付けられたリニア摺動手段(22)、
    前記摺動手段に取り付けられた重り(20)、
    ハウジング及びアーマチュア(31)を含むボイスコイルアッセンブリ(30)であって、このアーマチュアは前記重りに連結されており、前記重りを前記第2駆動信号に応じて前記摺動手段上で前記第1軸線に沿って揺動するように構成されており、前記重り、アーマチュア、及び前記重りに連結されており且つ前記重りとともに移動する任意の他の構成要素が重りアッセンブリを構成し、この重りアッセンブリは、周波数f2で揺動し、質量M2、加速度A2、速度V2を有し、M2*A2によって与えられる力FA2、k2*V2(ここで、k2は定数である)によって与えられる力FV2、及び組み合わせ力F2=FA2+FV2を発生する、ボイスコイルアッセンブリ(30)、及び
    前記第2駆動信号を提供し、A1と比例した第1入力及びV1と正比例の第2入力を受け取る駆動回路(66)であって、前記第2駆動信号が前記第1及び第2の入力に従って変化し、前記重りアッセンブリを、f1がf2とほぼ等しく、F2が−F1とほぼ等しいように駆動し、これによって、前記揺動工具により前記フレームに発生された振動を減少するように構成されている、駆動回路(66)を含む、装置。
  11. 請求項10に記載の装置において、前記駆動回路の第1入力は前記第1駆動信号に従って変化する、装置。
  12. 請求項10に記載の装置において、前記重りが前記リニアスライドのいずれかの端部に移動しないようにするセンタリング手段を更に含む、装置。
  13. 請求項12に記載の装置において、前記センタリング手段は、前記重りの位置に従って変化する出力(72)を発生するように構成された位置センサ(70)を含み、前記駆動回路は、前記重りが前記リニアスライドのいずれかの端部に移動しないように、前記位置出力を受け取って前記第1駆動信号を提供するように構成されている、装置。
  14. 請求項13に記載の装置において、前記位置センサは、リニア可変差動変圧器(LVDT)を含む、装置。
  15. 請求項10に記載の装置において、前記フレームに取り付けられた加速度計(110)、及び前記フレームの振動レベルに従って変化する出力を前記加速度計が発生するように前記加速度計に接続されたインターフェース回路を更に含む、装置。
  16. 請求項10に記載の装置において、前記リニア摺動手段は前記重りとともに移動し、前記機械フレームに取り付けられたエアベアリング(24)によって支持されている、装置。
  17. 請求項10に記載の装置において、前記揺動工具アッセンブリは、眼鏡用レンズブランクを機械加工するように構成されている、装置。
  18. 請求項10に記載の装置において、前記駆動回路は、
    前記第1及び第2の入力の夫々を受け取り、バッファし、ゲインを提供する第1及び第2の演算増幅器(84、86)、
    前記第1演算増幅器の出力と回路の共通点との間に接続された第1ポテンショメータ(88)、
    前記第2演算増幅器の出力と回路の共通点との間に接続された第2ポテンショメータ(90)、
    総和接続点(92)
    前記総和接続点と前記第1及び第2のポテンショメータのタップとの間に接続された第1及び第2の抵抗器、及び
    前記総和接続点のところで信号をバッファし、前記第2駆動信号を発生する第3演算増幅器(94)を含む、装置。
  19. 請求項18に記載の装置において、前記重りが前記リニアスライドのいずれかの端部に移動しないようにするセンタリング手段を更に含み、このセンタリング手段は、前記重りの位置に従って変化する出力(72)を発生するように構成された位置センサ(70)を含み、前記駆動回路は、更に、
    ターゲット位置を表す信号を一つの入力で受け取り、前記位置センサ出力を第2入力で受け取り、前記ターゲット位置信号と前記位置センサ出力との間の差に従って変化する出力を発生する位置−積分−微分(PID)制御回路(100)、及び
    前記PID制御回路の出力と前記総和接続点との間に接続された抵抗器を含み、前記駆動回路は、前記第2駆動信号が、前記重りの位置を前記ターゲット位置の近くに維持する成分を含むように構成されている、装置。
  20. 機械フレーム(10)によって支持された、第1軸線に沿って揺動する、質量M1の揺動工具アッセンブリ(19)が機械フレーム(10)に伝達する振動を減少する方法において、
    前記揺動工具アッセンブリの速度V1を検出する工程、
    前記揺動工具アッセンブリの加速度A1を検出する工程、
    質量がM2の重りアッセンブリ(29)を、前記第1軸線に沿って、前記重りアッセンブリが−((M1*A1)+(k*V1))(ここで、kは、定数であり、これはシステム機構の関数である)とほぼ等しい力を発生するように、前記揺動工具により前記フレームに発生された振動が減少するように揺動する工程、
    前記フレームの振動を検出する工程、及び
    前記反力アッセンブリの揺動を調節し、前記検出された振動を減少する工程を含む、方法。
  21. 請求項20に記載の方法において、前記重りアッセンブリはリニア摺動手段(22)に沿って移動し、
    前記重りアッセンブリの位置を検出する工程、及び
    前記重りアッセンブリが前記リニア摺動手段のいずれかの端部に移動しないようにする工程を更に含む、方法。
  22. 請求項20に記載の方法において、
    前記フレームの振動を検出する工程、及び
    前記反力アッセンブリの揺動を調節し、前記検出された振動を減少する工程を更に含む、方法。
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