JP2005512283A - ランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】セメントまたは熱処理なしに、ランプキャップをランプ容器に固着したランプを提供することにある。
【解決手段】ランプが、端部分(3)を有するランプ容器(1)を具えて、この端部分(3)が、ねじ山を有するランプキャップ(20)のシェル部分(22)によって包囲されている。端部分(3)は横方向の押込み(6)を有する。ランプキャップ(20)内には、アーム(33)を有するプラスチック結合部材(30)が存在し、アーム(33)は、その内面(34)にカム(31)を有して、その外面(35)が起伏をなす。カム(31)は、それぞれの押込み(6)内に位置する。ランプキャップ(20)のシェル部分(22)を、結合部材(30)上にねじ込む。このランプでは、組立によってランプキャップ(20)をランプ容器(1)に適合させる。電流導体(7,8)も、組立によってランプキャップ(20)の接点(21)に接続することができ、これにより、時間及びエネルギーを消費する熱処理を回避することができる。
【解決手段】ランプが、端部分(3)を有するランプ容器(1)を具えて、この端部分(3)が、ねじ山を有するランプキャップ(20)のシェル部分(22)によって包囲されている。端部分(3)は横方向の押込み(6)を有する。ランプキャップ(20)内には、アーム(33)を有するプラスチック結合部材(30)が存在し、アーム(33)は、その内面(34)にカム(31)を有して、その外面(35)が起伏をなす。カム(31)は、それぞれの押込み(6)内に位置する。ランプキャップ(20)のシェル部分(22)を、結合部材(30)上にねじ込む。このランプでは、組立によってランプキャップ(20)をランプ容器(1)に適合させる。電流導体(7,8)も、組立によってランプキャップ(20)の接点(21)に接続することができ、これにより、時間及びエネルギーを消費する熱処理を回避することができる。
Description
本発明はランプ(電球)に関するものであり、このランプは、
軸、及びこの軸の周りに端部分を有する吹込みガラス容器を具えて、この端部分が終端を有して、この終端でランプ容器とステム(管芯)とを融合させて、前記端部分は、前記終端から少し離れた所に、前記軸に対して横方向に伸びる押込みを有して、
前記ランプがさらに、前記ランプ容器内に電気素子を具えて、前記電気素子を、前記ランプ容器から前記ステムを経由して外部に出る電流導体に接続して、
前記ランプがさらに、電気接点、起伏をなしてねじ山を形成する金属シェル部分、及びベース部分を有するランプキャップを具えて、前記ベース部分が前記電気接点のうちの少なくとも1つを有して、前記金属シェル部分が前記端部分の周囲に存在して、前記ベース部分が前記軸に対して横方向に広がり、前記電流導体の各々を、前記電気接点のそれぞれに接続して、
前記ランプがさらに、カムを設けた結合部材を前記ランプキャップ内に具えて、前記カムが前記押込みのそれぞれとかみ合って(係合して)、前記結合部材を前記ランプキャップに固着する。
軸、及びこの軸の周りに端部分を有する吹込みガラス容器を具えて、この端部分が終端を有して、この終端でランプ容器とステム(管芯)とを融合させて、前記端部分は、前記終端から少し離れた所に、前記軸に対して横方向に伸びる押込みを有して、
前記ランプがさらに、前記ランプ容器内に電気素子を具えて、前記電気素子を、前記ランプ容器から前記ステムを経由して外部に出る電流導体に接続して、
前記ランプがさらに、電気接点、起伏をなしてねじ山を形成する金属シェル部分、及びベース部分を有するランプキャップを具えて、前記ベース部分が前記電気接点のうちの少なくとも1つを有して、前記金属シェル部分が前記端部分の周囲に存在して、前記ベース部分が前記軸に対して横方向に広がり、前記電流導体の各々を、前記電気接点のそれぞれに接続して、
前記ランプがさらに、カムを設けた結合部材を前記ランプキャップ内に具えて、前記カムが前記押込みのそれぞれとかみ合って(係合して)、前記結合部材を前記ランプキャップに固着する。
吹込みガラスのランプ容器を有する市販のランプの場合には、ランプキャップは通常、セメント(接合材)によってランプ容器に固着する。これらのランプでは、ランプ容器の端部分における押込みは、セメントがランプ容器をつかむ作用を確実にする働きをする。特に、ランプをランプホルダにねじ込んでこのランプホルダと電気的に接触させるために、軸の回りに複数回回転させなければならないエジソン型のランプキャップを有するランプの場合には、そして1/4回転させるだけで済む銃剣型ランプキャップの場合にも、セメント接合部の強度について高い要求が課せられる。また、長期の動作時間の後にランプをホルダから取り外さなければならない場合には、ランプの回転中にランプホルダによって生じる抵抗に耐えられるように、セメントが十分強くなければならない。
セメントの欠点は、特にランプを比較的高温で点灯させていれば、セメントがもろくなることがあり、その結果、ランプ容器とランプキャップとの接続が失われ得る、ということにある。結果として、ランプをランプホルダから取り外す際に、ランプキャップがランプホルダ内に取り残されることがあり得る。ゆるんだランプキャップをランプホルダから取り外す際に、感電する恐れがある。
セメントを用いてランプキャップを固着することの他の欠点は、ランプキャップを設けた後にセメントを芯まで硬化させることは、多大な熱エネルギー及び時間を要する、ということにある。高速生産機械を用いて白熱ランプを製造する場合には、仕上がったランプ容器の供給に歩調を合わせるために、ランプキャップを取り付ける装置は二重装置となるように具体化する。
セメントの使用に関係するこれらの欠点にかかわらず、そして冒頭段落に記載したセメントなしのランプは20年も前から提案されており、そしてセメントなしのランプについての他の提案はずっと近年のものであり、このことは、セメントなしの方法で固着したランプキャップを有するランプの必要性が長く感じられていることを示すが、吹込みガラス容器を有するランプのランプキャップは未だにセメントを用いて取り付けている。冒頭段落に記載したセメントなしの構成、及び過去の同様の構成に伴う欠点に帰すことができる
上述した既知のランプの第1の欠点は、ランプをランプホルダに入れる間、あるいはランプホルダから取り外す間に、金属結合部材がランプ容器に局所的に大きな力を加えて、この力がランプ容器の破損を生じさせることがある。他の欠点は、ランプ容器とランプキャップとの接続が強固な接続ではなく、ランプキャップが可動のままになる、ということにある。さらに他の欠点は、ランプキャップの固着が、結合部材に溶接ジョイントを設けることを必要とする、ということにある。結合部材はランプキャップを通して見えず、結合部材が溶接操作の位置で実際にランプキャップに結合しているか否かを観察することができないので、溶接操作の有効性についての確信が持てない。
本発明の目的は、冒頭段落に記載した種類のランプにおいて、セメントあるいは熱操作を加えることなしにランプキャップがランプ容器に強固に接続されて、局所的に加わる力によってランプ容器が破損する恐れに有効に対処するランプを提供することにある。
本発明によれば、この目的は、前記結合部材が、
軸に対して横方向の中心部と、
前記軸の周りに分布して、前記中心部から前記軸の方向に伸びるアームとを有するプラスチック合成樹脂体であり、前記アームの各々が、その内面で前記カムのそれぞれを支持して、前記アームは、その外面に起伏を有して、この起伏は前記ランプキャップの前記ねじ山とかみ合う。
軸に対して横方向の中心部と、
前記軸の周りに分布して、前記中心部から前記軸の方向に伸びるアームとを有するプラスチック合成樹脂体であり、前記アームの各々が、その内面で前記カムのそれぞれを支持して、前記アームは、その外面に起伏を有して、この起伏は前記ランプキャップの前記ねじ山とかみ合う。
前記結合部材がプラスチック合成樹脂であるので、ランプ容器と非常に局所的に接触する場合に変形することができ、比較的大きな接触面ができ、従って局所的な接触圧が低減される。これに加えて、合成樹脂は、結合部材にカムを持たせて、これらのカムの形状を前記押込みの形状と非常に良く対応させることを可能にして、これにより、ランプ容器とランプキャップとの強固な結合が生じる。
ランプ容器を仕上げてランプキャップを取り付けなければならない際には、前記結合部材を前記端部分に向けて前記軸方向に移動させて、前記結合部材が前記端部分を挟んで、前記カムが前記押込みに入るようにすることによって、前記結合部材を前記端部分の周りに設ける。次に、ランプキャップを前記結合部材上にねじ込んで、これにより、ランプキャップとランプ容器との結合が熱処理なしにもたらされて、ランプ容器が定位置に強固に固定される。これに続いて電流導体を接点に固着した後に、ランプを動作させることができる。
ランプキャップを固着して相対的に回転させないために、ランプキャップに局所的に押込みを付けて、この押込みは例えば、前記結合部材中の押込み内に付けるか、あるいは前記アームと前記結合部材との間に付ける。あるいはまた、前記結合部材に、接線方向の歯及び舌部を設けることができ、これらの歯は、例えば前記結合部材の外表面にあるカムの位置に設け、これらの舌部は、ランプキャップのシェル部分の内側の、例えばランプ容器の付近に位置するシェル部分の終端から少し離れた所で内向きに押し込んで、ランプキャップをねじ込む際に、前記舌部が前記歯とこすれて、ランプキャップの前記端部分内でそれぞれの歯とかみ合って、スナップ(挟み)接続を形成する。これらの歯に課せられる要求は非常に小さい、というのは、これらの歯は、ランプをランプホルダから取り外す際に生じる回転運動中にランプキャップを捕らえさえすればよく、そしてこのプロセス(過程)中には、これらの歯は主として歯の長手方向のみに負荷がかかるからである。前記結合部材が前記舌部どうしの中間付近に位置するので、前記舌部は短くすることができ、その結果、これらの舌部の長手方向に強くなる(即ち、長手方向の強度が高くなる)。
起伏を有する前記結合部材のアームを組み合わせて用いて、できれば互いに交錯する螺旋形を形成することができるが、ランプキャップのねじ山をこれらのアーム上に乗せてランプキャップをねじ込むことを可能にするために、螺旋形である必要はない。
前記結合部材は、カム付のアームを2つだけ有することがあるが、前記結合部材が少なくとも3つのアームを有することが、前記結合部材にとって好ましい。前記結合部材が少なくとも3つのアームを有する場合には、これらのアームは前記軸の周りに120°の角度間隔で分布させることが好ましい。あるいはまた、前記結合部材が4つのアームを有して、これらのアームは例えば、前記軸の周りに90°の角度間隔で分布させるか、あるいは、互いに対向する対にして配置して、各対のアームが前記軸に対して60°の角度をなすようにすることができる。あるいはまた、6つのアームが存在して、これらのアームを前記軸の周りに一様に分布させることも可能である。ランプ容器が6つの押込みを有して、これらの押込みが前記軸の周りに一様に分布することが好ましい。この場合には、ランプの製造工程中に、ランプ容器の前記端部分付近を、軟化が生じる温度点まで加熱した後に、例えば同一のツールを2つ用いてランプ容器に押込みを付けることができ、加熱に続いて、ランプ容器をガスによってこれらのツールに対して膨らませて、これにより押込みが形成される。その結果、互いの位置が上述した通りである3つ、4つ、あるいは6つのアームを有する前記結合部材を設ける際に、前記結合部材の適正な位置を自動的に見つけるために、前記結合部材をランプ容器に対して正確に位置合わせする必要がない。
好適例では、前記結合部材の中心部をランプキャップのベース部分とする。この好適例は、金属シェル部分とガラスベース部分とを融合して成る慣例のランプキャップの使用が解消される、という重要な利点を有する。慣例のランプキャップの製造は、溶融ガラスを使用することにより高価になり、そして、特に金属としてアルミニウムを使用する場合に、ランプキャップの機械的強度にとって必要である以上の金属が必要になる。このことは、金属を比較的高温で軟化させて、液体ガラスのベース部分の供給中に、前記シェル部分がこの高温にさらされて、その結果、前記シェル部を厚くして十分な強度にしなければならない、例えば0.19mmの代わりに0.22mmにする、ということに帰結させることができる。
この好適例は、合成樹脂のベース部分付近にあるランプキャップのシェル部分に、例えば窪みの押込みを付けることを可能にし、シェルが相対的に回転しないようにロック(固定)する。
これに加えて、この好適例は、前記結合部材とランプキャップのシェル部分とのスナップ(挟み)接続を可能にして、このスナップ接続は、シェル部分が回転しないようにロックする。
ランプキャップのシェル部分は、ランプ容器から離れた側に端部分を有して、前記結合部材は、軸方向に向いた第1のフック付弾性舌部を有して、これらのフックが前記端部分を抱いてスナップ接続を形成することができる。シェル部分を取り付けた後には、回転を防止するために、ランプキャップのシェル部分を変形させる必要がない。また、これにより、このシェル部分を処理して、前記結合部材の歯とかみ合うことが可能な舌部を形成することを回避することができる。
変形例では、前記結合部材の中心部が、軸方向に向いた蛇行壁を有して、この蛇行壁の折り目に、軸方向に向いた第1の弾性舌部を設ける。世界の異なる地域では、非常に異なった構成のランプホルダが用いられているが、これらのランプホルダは同一形状かつ同じ大きさのランプキャップを収容する。これらのランプホルダの中には、ランプキャップのシェル部分の電気的接触を意図した接触部材を有するランプホルダがあり、この接触部材はランプホルダの底部に設けられている。本発明により、こうしたランプホルダにランプを取り付ける間、あるいは取り外す間に、こうした接触部材が前記弾性舌部によってつかまえられて、前記舌部のフックの、シェル部分上でのつかみ(グリップ)が解除され得る。ここに記載する変形例では、この恐れに対処する。
前記結合部材の中心部がランプキャップのベース部分である好適例の、好適な変形例では、前記結合部材の中心部が、前記電気接点として作用する金属バス用の座を有する。
この変形例では、前記結合部材の製造後に電気接点を設けることができ、モールド(型)に合成樹脂を満たす前に、前記結合部材を前記接点部材と共に形成する箇所に、このモールドを載せる必要がない。金属バスを電気接点として使用することは好適である、というのは、金属バスは合成樹脂中に強固に取り付けられるからである。この目的のために、合成樹脂中にスリット(細溝)が存在して、このスリット内に直立壁のバスをクランプする(留める)。
前記電気接点の金属バスがフレア(円錐状に開いた)端を有することができ、そして前記結合部材が、軸方向に向いた第2のフック付弾性舌部を有して、これらのフックが前記端部分を抱いてスナップ接続を形成することができる。この構成は、前記電気接点を非常に良好に保持することができる。
前記電気接点と前記結合部材との間に、関連する電流導体をクランプすることができる。例えば、前記電気接点を配置する期間中に、前記電気接点が前記電流導体を、この接点用の座内に乗せて、これにより、前記結合部材及び前記接点によって前記電流導体を半径方向にクランプすることができる。上述した2つの弾性舌部を有する構成では、前記電流導体が前記電気接点の下に伸びていれば、前記結合部材の端面上で既に良好な電気接触が達成され、この場合には、前記電気接点に引力が働いて、これにより、この電気接点を前記結合部材に接触させて前記軸方向に保持するので、前記電流導体も恐らくは前記軸方向にクランプされる。
慣例のランプキャップでは、前記接点が、前記ベース部分内のチャンネルにつながる開口部を有して、この開口部を通して、関連する電流導体が外部に出て、開口部の付近でハンダ付けされる。この開口部を狭くして、液体ハンダの侵入を防がなければならない。このことにより、ランプ容器がランプキャップを通っている際には、この開口部に前記電流導体を通すことが困難である。ここで説明する本発明によるランプキャップの好適例では、前記ベース部分が、前記電流導体を通すことのできる大きな開口部を有する。このことは、この好適例の重要な利点である。組立によって前記電流導体が前記接点に固定されることも重要な利点であり、このことは、ランプの場合には、溶接またはハンダ付けがないことを意味する。
特定の好適例では、前記電流導体のうちの1つを、前記結合部材の少なくとも1つの前記アームに、ランプキャップのシェル部分のねじ山の方向に巻いて、前記電流導体を、このアームとランプキャップのシェル部分との間にクランプして、これにより、前記電流導体の接点を形成する。電流導体をハンダ付けによってランプキャップのシェル部分に接続することは困難であり、特にアルミニウムのランプキャップの場合には、あまり信頼性が高くない。通常の生産機械では、製作中のランプを、その軸が垂直方向に伸びるように位置決めする。通常はハンダ付けジョイント及びランプキャップを形成するためには、まずハンダフラックスを垂直面上に供給して、その後にハンダを供給しなければならず、ハンダ付けジョイントは通常、前記シェル部分の上端の上に、ランプ容器に沿って伸びて、ランプキャップから外部に出る。このプロセス(工程)では、フラックス及びハンダの液体が必要な箇所から流出して、接続があれば、それが不十分になる可能性がある、という恐れがある。
前記結合部材が関連する接点用の座を有し、かつ、これらの接点によって両方の電流導体を固定位置に保持する、本発明によるランプの好適例では、ランプにランプキャップを設け、そして前記電流導体と前記接点との間の接続を設けることは、専ら組立によって行う。熱処理は用いない。このことは、慣例のランプのランプキャップの取り付けに関する生産時間及びエネルギー消費に比べて、生産時間の大幅な低減、及び非常に大幅なエネルギー消費の低減をもたらす。これに加えて重要な利点は、ハンダフリー(不使用)ランプは本質的に鉛フリーランプであり、生産工程中のフラックス蒸気及びハンダ蒸気を回避することができる。
ランプキャップのシェル部分は、例えば真鍮、人造金のような銅合金製にすることができるが、代わりにアルミニウムを用いることもできる。関連する電流導体をクランプすることによって前記シェル部分に接続した、本発明によるランプの好適例は、アルミニウム合金を使用できるという追加的な実質的利点を有し、アルミニウム合金はより強度が高いという利点を有するが、アルミニウム合金は、ハンダジョイントを形成するために使用することができない。例えば、3重量%のマグネシウムを含む強いアルミニウム合金であるAlMg3は、例えば0.15mmの厚さで用いることができ、約1.5重量%以上のMgか、あるいは5重量%以上のSiを含む機械的に比較的弱い合金は既に、ハンダ付けすることが不可能である。現在、商業的に用いられているハンダ付けしたアルミニウムのランプキャップは、Al3004製であり、次の組成:0.8〜1.3重量%のMg、1.3〜1.5重量%のMn、0.7重量%のFe、0.5重量%のSi、及び0.2重量%のCuを含み、残りがアルミニウムである。
前記ベース部分における接点として使用可能な金属バスは、このベース部分を設けなければならない箇所で、金属バンドから前記シェル部分を製造することによって生じる廃材から得ることができる。
本発明によるランプは、エジソン型ランプキャップあるいは銃剣型ランプキャップを有することができる。銃剣型ランプキャップの場合には、ランプが幹線電圧での動作を意図したものであれば、ランプはベース部分に第2電気接点を有する。銃剣型ランプキャップのシェル部分が起伏をなしてねじ山を形成する。銃剣型ランプキャップの場合には、銃剣型ピンの直径、軸長、位置、及び大きさのみが規格化されており、シェル部分の形状は規格化されていないので、このことが可能である。シェル部分の、ランプ容器につながる領域にねじ山を設ければ十分である。
本発明によるランプは、例えば、一般照明用の白熱ランプのような白熱ランプとするか、あるいはレフレクターランプとすることができ、レフレクターランプの場合には、電気素子が白熱体である。あるいはまた、この電気素子を、ハロゲンを含むガスを充填した内部エンベロープ内の白熱体とすることも可能である。前記電気素子を、例えば石英ガラスの内部エンベロープ内かエンベロープ外の、イオン化可能ガス中の電極対とすることも可能である。
前記ランプ容器は、真空排気するか、あるいはガスを充填することができる。設計電圧で動作中のランプの電力消費は、ランプキャップの温度に影響する。この温度は、ガス充填型の100W白熱ランプの場合には、例えば摂氏210度になることがある。真空排気したA60ランプ容器、即ち軸に対して横方向の最大径が60mmの洋ナシ形ランプ容器を有する15Wランプの場合には、動作中のランプキャップの温度は摂氏約80度以下である。
前記結合部材に使用すべき合成樹脂の選定に関して、動作中のランプキャップの温度は重要である。比較的高温用には、例えば30重量%のクラスファイバーを充填した液体結晶ポリマー(LCP:Liquid Crystalline Polymer)を利用することができ、このLCPは、デュポン社の商品名Zenith 6130として市販されている。あるいはまた、充填ポリブチレンテレフタレート(PBTP:PolyButylene TelePhtalate)を使用することができる。使用可能な他の合成樹脂は、例えばポリエチレンブチレンテレフタレート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、酸化ポリプロピレン、硫化ポリフェニール、ポリアミドイミド、ポリイミドである。
図1に、軸2を有する吹込みガラスのランプ容器1を具えたランプを示す。図3に示すように、ランプ容器1は、軸2の周りに、終端4を有する端部分3を有して、終端4の所で、ランプ容器1と、ランプ容器1内に伸びるステム5とを融合する。端部分3は、終端4から少し離れた所に、軸2に対して横方向に伸びる押込み6を有する。ランプ容器1は電気素子7を収容して、これは図1では白熱体であり、電気素子7は電流導体8、9に接続され、電流導体8、9はステム5を通って伸びて、ランプ容器1から外部に出る。このランプは、電気接点21を有するランプキャップ20、起伏をなしてねじ山を形成する金属シェル部分22、及び少なくとも1つの電気接点21を有するベース部分23を具えている。シェル部分22は端部分3の周りに存在し、ベース部分23は軸2に対して横方向である。電流導体8、9の各々を、それぞれの電気接点21接続する。図1に示す実施例では、ランプキャップ20がエジソン型ランプキャップであり、シェル部分22そのものが1つの接点である。図3にも示すように、カム31を設けた結合部材30がランプキャップ20内に存在する。これらのカム31は、それぞれの押込み6とかみ合う。結合部材30はランプキャップ20に固着する。
図3、図4、及び図5にも示すように、本実施例では、結合部材30が液晶ポリマーのプラスチック合成樹脂体であり、軸2に対して横方向の中心部32と、軸2の周りに分布して中心部32から軸方向に伸びるアーム33とを有し、これらのアームの各々が、その内面34上で、それぞれのカム31を支持する。アーム33の外面35に起伏を設けて、この起伏はランプキャップ20のねじ山とかみ合う。
図に示す実施例では、結合部材30の中心部32がランプキャップ20のベース部分23である。
図2以降の図面では、図1の各部分に対応する部分は、図1と同じ参照番号で示す。
図2に、図1のランプ容器1の端部分3が、軸2の周りに一様に分布する6つの押込みを有する様子を示す。これらの押込み6がまとまって、基本的に正六角形を形成する。図4及び図5に示すように、結合部材30は6つのアーム、即ち図5のa〜fを有して、これらのアームが正六角形を囲む。代案の実施例では、アームa、c、及びeのみが存在する。他の代案実施例では、結合部材30がアームa、b、d、及びeのみを有する。これらの実施例は、必要な材料がより少ないという利点を有する。
図1では、結合部材30とランプキャップ20のシェル部分22との間にスナップ(挟み)接続が存在し、このスナップ接続はシェル部分22が回転しないようにロックする。
図1及び図3に示すように、ランプキャップ20のシェル部分22は、ランプ容器1から離れた側に端部分24を有して、結合部材30は、軸方向に向いた第1のフック付弾性舌部36を有して、これらのフックは端部分24を抱いてスナップ接続を形成する。図に示す実施例では、6つの舌部36が存在するが、代案の実施例では、この数をより多くすることもより少なくすることもできる。
結合部材30の中心部32は、軸方向に向いた蛇行壁37を有して、この蛇行壁の起伏内に、軸方向に向いた第1の弾性舌部36を配置する。
図3及び図4に示すように、結合部材30の中心部32は、電気接点21として作用する金属バス用の座38を有する。座38は、比較的狭幅の円形スリットの形状である。
図3では、電気接点21の金属バスが、フレア(円錐状に開いた)端25を有する。図3及び図4の結合部材30は、軸方向に向いた第2のフック付弾性舌部39を有して、接点21が座38に置かれると、これらのフックが端25を抱いてスナップ接続を形成する。
図3に示すように、電気接点21を設けるために、関連する電流導体8を、結合部材30の中心部32上に横方向に配置し、従って、電気接点21を設けた後に、電流導体8が電気接点21と結合部材30との間にクランプされる。
一方の電流導体、即ち電流導体9を、結合部材30の少なくとも1つのアーム33に、ランプキャップ20のねじ山の方向に巻いて、このアーム33とランプキャップ20のシェル部分22との間にクランプして、電流導体9の接点を形成する。
図3に示すように、ランプ容器1はステム5内に排気管10を収容して、排気管10は封止11を有する。
図4及び図5に示すように、結合部材30は、中心部32内に6つの大きな開口部40を有して、ランプの組み立て中には、図3に示す関連する電流導体8を、これらの開口部を通して容易に外部に出すことができる。
Claims (10)
- ランプが、
軸、及び該軸の周りに端部分を有する吹込みガラスのランプ容器を具えて、前記端部分が終端を有して、該終端で、前記ランプ容器と、前記ランプ容器内に伸びるステムとを融合させて、前記端部分が、前記終端から少し離れた所に、前記軸に対して横方向に伸びる押込みを有して;
前記ランプがさらに、前記ランプ容器内に電気素子を具えて、該電気素子を、前記ランプ容器から前記ステムを経由して外部に出る電流導体に接続して;
前記ランプがさらに、電気接点、起伏をなしてねじ山を形成する金属シェル部分、及びベース部分を有するランプキャップを具えて、前記ベース部分が前記電気接点のうちの少なくとも1つを有して、前記シェル部分が前記端部分の周囲に存在して、前記ベース部分が前記軸に対して横方向に広がり、前記電流導体の各々を、前記電気接点のそれぞれに接続して;
前記ランプがさらに、前記ランプキャップ内に、カムを設けた結合部材を具えて、前記カムが前記押込みのそれぞれとかみ合って、前記結合部材を前記ランプキャップに固着するランプにおいて、
前記結合部材が、
前記軸に対して横方向の中心部と、
前記軸の周りに分布して、前記中心部から前記軸の方向に伸びるアームとを有するプラスチック合成樹脂体であり、
前記アームの各々が、その内面で前記カムのそれぞれを支持して、前記アームが、その外面上に起伏を有して、該起伏が前記ランプキャップの前記ねじ山とかみ合うことを特徴とするランプ。 - 前記端部分が6つの押込みを有して、該押込みが前記軸の周りに一様に分布して、前記結合部材が少なくとも3つのアームを有して、前記アームの各々がカムを有することを特徴とする請求項1に記載のランプ。
- 前記結合部材の前記中心部が、前記ランプキャップの前記ベース部分であることを特徴とする請求項1または2に記載のランプ。
- 前記結合部材と前記ランプキャップの前記シェル部分との間にスナップ接続が存在して、該スナップ接続が、前記シェル部分をロックして回転させないことを特徴とする請求項1または3に記載のランプ。
- 前記ランプキャップの前記シェル部分が、前記ランプ容器から離れた側に端部分を有して、前記結合部材が、軸方向に向いた第1のフック付弾性舌部を有して、前記フックが前記端部分を抱いて、スナップ接続を形成することを特徴とする請求項4に記載のランプ。
- 前記結合部材の前記中心部分が、軸方向に向いた蛇行壁を有して、該蛇行壁の折り目に、前記軸方向に向いた第1の弾性舌部を配置したことを特徴とする請求項5に記載のランプ。
- 前記結合部材の前記中心部が、前記電気接点として作用する金属バス用の座を有することを特徴とする請求項3に記載のランプ。
- 前記電気接点の金属バスがフレア端を有して、前記結合部材が、軸方向に向いた第2のフック付弾性舌部を有して、該フックが前記フレア端を抱いて、スナップ接続を形成することを特徴とする請求項7に記載のランプ。
- 前記電気接点と前記結合部材との間に、関連する前記電流導体をクランプしたことを特徴とする請求項7に記載のランプ。
- 前記電流導体のうちの1つを、前記結合部材の少なくとも1つの前記アームに、前記ランプキャップの前記シェル部分の前記ねじ山の方向に巻いて、前記電流導体を、前記アームと前記ランプキャップの前記シェル部分との間にクランプして、これにより、前記電流導体の接点を形成することを特徴とする請求項1または2に記載のランプ。
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