JP2005509902A - 既使用の現像剤の再生方法 - Google Patents

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Abstract

平版印刷で使用された既使用の現像剤を新鮮にするおよび再使用する方法が開示される。ポリオキシアルキレン誘導体がシリケート含有の既使用の現像剤に添加される。不溶性物質を分離し、得られた本質的に無色の液体のアルカリ度レベルを調節して、新鮮な現像剤を形成する。新鮮にした現像剤は、さらなる露光した画像形成性エレメントを現像するのに使用可能である。

Description

本発明は、平版印刷に関し、特に、既使用の(loaded)現像剤の再生方法に関する。
平版印刷では、画像領域として知られているインク受容性領域は親水性表面上に形成されている。該表面が水で湿らされ、インクが塗布されると、親水性領域は水を保持し、インクをはじき、該インク受容性領域はインクを受け入れ、水をはじく。インクは画像が再現されるべき材料の表面に転写される。典型的には、インクはまず中間ブランケットに転写され、次いでインクを画像が再現されるべき材料の表面に転写する。
印刷版前駆体とも称される平版印刷版として有用な画像形成性エレメントは、典型的には、親水性基体の表面上に適用された画像形成性層を含む。画像形成性層は1以上の放射感受性成分を含む。該放射感受性成分は適当なバインダー中に分散されていてもよい。または、放射感受性成分はバインダー物質であってもよい。
印刷可能な領域の画像様分布を有する印刷版を得るためには、画像形成した画像形成性エレメントの領域を除去する必要がある。所望しない領域を除去する最も一般的な方法は、画像形成したエレメントを現像剤と接触させることである。放射露光後、画像形成性層の露光領域が、下にある基体の親水性表面を露出する現像剤により除去される場合、該エレメントはポジ型印刷版である。逆に、非露光領域が除去される場合、該エレメントはネガ型である。各場合において、現像後に残存する、画像形成性層の領域(すなわち画像領域)は、インク受容性であり、現像工程により露出した親水性表面の領域は、水および水溶液、典型的には湿し水を受容し、インクをはじく。
ほとんどのアルカリ現像性のポジ型画像形成性エレメントは、親水性基体、典型的には特別に処理したアルミニウムシート上のフェノール樹脂、たとえばノボラック樹脂を含有する画像形成性層を含有する。たとえば、該エレメントの1つのタイプには、感光性層は、ノボラック樹脂およびo-ジアゾキノンまたはジアゾナフトキノン、たとえばノボラック樹脂のナフトキノンジアジドスルホン酸エステルを含有する。紫外線を照射すると、ジアゾナフトキノンは、相当するカルボン酸に変換される。該現像剤は浸透し、画像形成性層の露光領域を除去すると、相補的な非露光領域に実質的な影響を与えることなく、基体の下にある親水性表面が現れる。印刷工程中、該非露光領域は、画像領域として作用し、インクを受容する。
あるネガ型印刷版の画像形成性層は、ノボラック樹脂、架橋剤、および露光で酸を発生する放射感受性成分を含有する。それに次ぐ加熱で、該露光領域が硬化し、その結果、非露光領域のみがアルカリ現像剤により除去可能である。現像後に残存する露光領域は、親油性であり、インクを受容するであろう。
現像工程中、現像剤は、現像中に除去された画像形成性層の成分で疲労する(loaded)。一部使用した(partly loaded)現像剤のいくらかは、現像した印刷版とともに現像液浴から除去され(ドラッグアウト(drag−out))、補充剤に置き換えられる。該現像剤中の物質の量は、画像形成性エレメントが現像されるにしたがって、増加する。現像剤が完全に使用されると、現像した印刷版上または現像機の部品上に、スカムが形成されるであろう。現像剤はしたがって、新鮮な現像剤に置き換えられなければならず、既使用の現像剤は、捨てられる。
環境を考慮すると、使用済み現像剤には、捨てられる前に、それを非危険にする処理が施されなければならない。もし既使用の現像剤が再生可能であれば、使用済み現像剤を捨てる必要がなく、新鮮な現像剤を調製する必要もなくなるであろう。したがって、既使用の現像剤の再生方法が求められている。
本発明は、既使用の現像剤から再生した現像剤を製造するための方法である。該方法は、
(a)約0.8重量%から約5.0重量%の水溶性ポリオキシアルキレン誘導体が該既使用の現像剤に添加され、
水溶性ポリオキシアルキレン誘導体を、既使用のシリケート含有現像剤に添加する工程と;
(b)該現像剤から不溶性物質を分離して基本的に無色の液体を形成する工程と;
(c)該無色の液体のアルカリ度レベルを調節して再生現像剤を製造する工程とを含有し、
ここで、該ポリオキシアルキレン誘導体が、−(CH−CHR−O)−構造単位(式中、各Rは独立して水素またはメチルである)の繰り返し単位を含有し、
該既使用の現像剤が使用済みの固体を含有し、
該既使用の現像剤が約0.1重量%から約10重量%の使用済みの固体含有量を有し、
該不溶性物質が、既使用の現像剤に分散した物質、工程(a)で形成された沈殿、またはこれらの組み合わせを含有する。
再生した現像剤は、画像形成した画像形成性エレメントを現像するのに使用可能である。または、再生した現像剤は、新鮮な現像剤と混合して、画像形成した画像形成性エレメントを現像するのに使用可能である。
再生現像剤の製造
本発明は、既使用の現像剤の回復および再生方法である。下記のような画像形成では、画像形成性層における非画像領域と画像領域の画像領域の潜像を含む、画像形成した前駆体が製造される。印刷版または印刷フォームを形成するために画像形成した前駆体を現像すると、非画像領域を除去して下にある基体の親水性表面を現すことにより、該潜像が画像に変換される。
下記するように、画像形成性エレメントの画像形成性層は、水性ベース中に溶解可能または分散可能である物質、たとえばフェノール性ポリマー、カルボン酸ポリマー、および/またはスルホンアミドポリマーを含有する。本発明の方法において使用される現像剤は、約12よりも大きい、典型的には約12から約14、より典型的には約12.5から約13.7の使用前のpHを有する。さらに、該現像剤は、シリケートからなる。典型的には、これらの現像剤は、現像剤の重量基準で、約1重量%から約20重量%のシリケートを含有する。該シリケートは典型的には、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、水ガラスナトリウム、または水ガラスカリウム、すなわち2以上の、MO(M=アルカリ金属)に対するSiOのモル比を有するシリケートである。シリケートを含有する現像剤は、たとえば、Yamasueによる米国特許4,259,434;Seinoによる米国特許4,452,880;Millerによる米国特許5,851,735;Ecklerによる米国特許5,998,102;MiroによるEP-A-0732628;ToyamaによるGB-A-2,276,729 (DE-A-4411176);およびFiebagによる米国特許6,143,479に開示されている。
アルカリ度は、種々の適当な化学塩基、たとえばアルカリ金属水酸化物、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、または水酸化カリウムの適当な濃度を用いて得られる。アルカリ度レベルは、5mLの現像剤の滴定で第1変曲点に到達するのに必要な0.5N塩酸(HCl)の容量(mL)として定められる。現像剤は典型的には、約4.5から約10.0、好ましくは約5.5から約8.0のアルカリ度レベルを有する。
さらに、現像剤は、基体および/または画像形成性層上の該アルカリの攻撃を抑制する1以上の成分を含有し、たとえば、リン酸誘導体、たとえばヒドロキシエタン二リン酸のナトリウム塩、ヘキサメチレンジアミノテトラメチレンリン酸のカリウム塩(典型的には、現像剤の重量基準で、約0.01から5重量%、より典型的には約0.1から約1重量%)、および、グリコール、たとえばエチレングリコールおよびプロピレングリコールを含有する。他の任意の成分としては、適当な量(たとえば、組成物の全重量基準で5重量%まで)の1以上の界面活性剤(アニオン性、非イオン性、および/または両性)、キレート剤(たとえばエチレンジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、トリエチレンテトラアミンヘキサ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、およびこれらのアルカリ金属およびアンモニウム塩)、およびバイオサイド(抗微生物剤および抗菌剤)が挙げられる。1以上の抗泡剤、たとえばある種のシリコーンもまた挙げられる。
典型的には、現像剤は、現像剤を含有するアプリケータを用いて画像形成性層を擦るまたは拭くことにより、画像形成した前駆体に適用される。または、画像形成した前駆体は、現像剤でブラシがけ可能であり、または現像剤は露光領域を除去するのに十分な力で画像形成性層にスプレーすることにより前駆体に適用されてもよい。いずれの場合も、印刷版が製造される。
ポジ型およびネガ型の画像形成した前駆体双方の現像は、典型的には、約18℃から約28℃の温度で、約5秒から約60秒の期間で行われる。現像は、商業的に入手可能な現像機、たとえば、「Mercury Processor」(Kodak Polychrome Graphics)で行われても良い。
現像剤の活性を一定に保つために、現像剤供給と、現像剤ドラッグアウトおよび画像形成した画像形成性エレメントから除去された成分の導入による現像剤消費とのバランスが保たれるように、補充剤が周期的に現像浴に添加される。現像液浴のアルカリ度レベルと電気導電率との相関関係があるため、現像剤の活性は導電率によりモニター可能である。ある数の画像形成した前駆体が現像された後、導電率値は所定のレベルに落ちる。導電率低下が検知されると直ぐに、現像剤の導電率が元の値に達するまで、現像剤を含有する現像機に補充剤が添加される。典型的には、現像処理した画像形成前駆体の1平方メールあたり約30mLから約100mL、典型的には約50-80mLの補充剤が、現像剤のアルカリ度レベルとその導電率値を実質的に一定に保持するために必要である。
現像剤のアルカリ度は、塩酸などの酸を用いた現像剤の一部の滴定により測定可能である。これは、現像剤が現像充填サイクル中に失ったアルカリ度を置き換えるために現像剤が使用されるトップアップモードの現像剤等、その導電率が容易に測定できない現像剤にとって必要である。これらの場合には、導電率は、現像剤充填サイクル中を通して変化する。
現像中、現像剤は、現像中に除去された画像形成性層の成分で疲労する。現像剤のいくらかは現像した印刷版とともに除去され(ドラッグアウト)、補充剤で置き換えられるが、現像剤は常に画像形成性層の成分で疲労している。既使用の現像剤は、現像剤中に分散した固体物質および/または現像剤中に溶解した物質を含有する。典型的には、現像剤は、完全に使用されると、画像形成性エレメントから誘導された物質、約0.1重量%から約10重量%(”使用済みの固体(loaded solids)“)、より典型的には、約4重量%から約6重量%の使用済みの固体を含有する。
使用済みの固体は、ポリオキシアルキレン誘導体が既使用の現像剤に添加される工程により除去可能である。固体物質を、得られた液体から分離すると、本質的に無色の液体が形成する。典型的には、既使用の現像剤の重量基準で、約0.8重量%から約5.0重量%、好ましくは約1.2重量%から約2.5重量%が、既使用の現像剤に添加される。既使用の現像剤は典型的には、ポリオキシアルキレン誘導体の添加中、撹拌される。
ポリオキシアルキレン誘導体が既使用の現像剤に添加された後、得られた液体は、固体物質を含有する。該固体物質は、ポリオキシアルキレン誘導体が添加される前の現像剤中に分散した現像剤不溶性物質、ポリオキシアルキレン誘導体が添加されたときに形成された沈殿、またはこれらの組み合わせである可能性がある。ポリオキシアルキレン誘導体が添加されたときに形成された沈殿を含む、該固体物質は、分離除去される。種々の固体/液体分離方法、たとえば濾過または遠心分離が、該固体物質を分離するために使用可能である。固体が分離された後、得られた液体は典型的には透明で無色の液体として得られる。本質的には、画像形成性エレメントから誘導された現像剤中の全ての固体(使用済みの固体)が、このプロセスで除去される。該プロセス後に透明で無色の液体中に残存している水溶性ポリオキシアルキレン誘導体の量は、水溶性ポリオキシアルキレン誘導体の構造により様々であろうが、典型的には、約0.1重量%から0.9重量%、より典型的には約0.2重量%から0.4重量%の水溶性ポリオキシアルキレン誘導体が、このプロセス後に残存していると思われる。
該本質的に無色の液体を新鮮にした現像剤として再使用するためには、そのアルカリ度を、元の現像剤のアルカリ度レベルにほぼ調節しなければならない。本質的に無色の液体のアルカリ度は、塩酸などの酸を用いた一部(aliquot)の滴定により測定可能である。上記したように、アルカリ度レベルは、5mLの現像剤の滴定で第1変曲点に到達するのに必要な0.5N塩酸(HCl)の容量(mL)として定められる。アルカリ度は、塩基、典型的には最初の現像剤の製造に使用された塩基、たとえば水酸化ナトリウムまたはカリウムの水溶液を添加することにより調節可能である。新鮮にした現像剤のアルカリ度レベルは、約4.5から約10.0、好ましくは約5.5から約8.0に調節される。
シリケート含有の成分の濃度調節は、新鮮な現像剤を生成するのに必ずしも必要ではない。
新鮮にした現像剤は、さらなる画像形成した画像形成性エレメントを現像するのに使用可能である。または、新鮮にした現像剤は、さらなる画像形成した画像形成性エレメントを現像するために、新鮮な現像剤と混合してもよい。
現像に続いて、印刷版は、水で濯ぎ、乾燥する。乾燥は赤外放射により、または熱風を用いて常法にしたがって行うことが可能である。乾燥後、印刷版をゴム溶液で処理可能である。ゴム溶液は、1以上の水溶性ポリマー、例えばポリビニルアルコール、ポリメタクリル酸、ポリメタクリルアミド、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、ポリビニルメチルエーテル、ゼラチン、および多糖、たとえばデキストラン、プルラン、セルロース、アラビアゴム、およびアルギン酸を含む。好ましい物質は、アラビアゴムである。現像し、ゴム化した印刷版はまた、印刷版の耐刷力を増すため、ベーキング可能である。ベーキングは、たとえば、約220℃から約260℃で、約3から10分間、または、120℃の温度で30分間行うことが可能である。
ポリオキシアルキレン誘導体
ポリオキシアルキレン誘導体は、水溶性ポリエチルオキシ化及び/またはポリプロポキシ化化合物である。すなわち、−(CH−CHR−O)−構造単位の繰り返し単位を含む化合物であり、ここで、各Rは、独立して、水素またはメチルである。該化合物は、典型的には、アルコール、フェノール、アミン等を、エチレンオキシドと、プロピレンオキシドと、またはエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの双方と反応させることにより調製される。該ポリオキシアルキレンシークエンスは、完全に、オキシエチレン単位[−(CH−CH−O)−]またはオキシプロピレン単位[−(CH−CH(CH)−O)−]からなるものであってもよい。または、オキシエチレン単位とオキシプロピレン単位を、ランダムシークエンスまたはブロックに含有してもよい。
多数のポリエトキシ化およびポリプロポキシ化化合物は種々の商品名で種々の供給社から入手可能であり、たとえば、文献:Industrial Chemical Thesaurus, 2nd ed., Vol. 1 and 2, M. Ash and I. Ash, Editors, VCH Publishers, New Yorkに記載されている。以下に挙げた化合物および商品名は、入手可能なまたは調製可能な多数の化合物の単なる例である。これらの化合物の混合物もまた、使用可能である。
ポリオキシアルキレン誘導体のこのましい群は、ポリプロピレンオキシド、すなわち、構造HO[−(CH−CH(CH)−O)−]Hの化合物である。nは好ましくは約8から約40であり、より好ましくは約9から約20である。種々の分子量のポリプロピレンオキシドが商業的に入手可能である。たとえば、PPG-9(9モルのプロピレンオキシドを含有するポリマー、すなわちnは9)(PLURACOL(登録商標)P-410,BASF);PPG-12(PLURACOL(登録商標)P-710,BASF);PPG-17(PLURACOL(登録商標)P-1010,BASF);PPG-20(MACOL(登録商標)P-1200,PPG);PPG-26(MACOL(登録商標)P-2000,PPG);およびPPG-30;PPG-34が挙げられる。
少なくとも1つのC−Cアルキレンオキシドとエチレンジアミンとの重縮合生成物が、このましいポリオキシアルキレン誘導体のもう1つの群である。これらの化合物の好ましい群は、エチレンジアミンのポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレンブロックコポリマーであり、ポロキサミン[CAS#11111-34-5]として知られている。商業的に入手可能なポロキサミンとしては、たとえば、ポロキサミン304、ポロキサミン504、ポロキサミン701、ポロキサミン702、ポロキサミン704、ポロキサミン707、ポロキサミン901、ポロキサミン904、ポロキサミン908、ポロキサミン1101、ポロキサミン1102、ポロキサミン1104、ポロキサミン1107、ポロキサミン1301、ポロキサミン1302、ポロキサミン1304、ポロキサミン1307、ポロキサミン1501、ポロキサミン1502、ポロキサミン1504、およびポロキサミン1508が挙げられる。エチレンジアミンのポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレンブロックコポリマーは、「SYNPERONIC」(登録商標)T(ICI、Uniqema)および「TETRONIC」(登録商標)(BASF)の商品名で商業的に入手可能である。
アミンのポリオキシアルキル化誘導体、特にモノアルキルおよびジアルキルモノアミン(すなわち1級および2級アミン)のポリオキシアルキル化誘導体が、ポリオキシアルキレン誘導体の好ましいもう1つの群である。例としては、アルキルアミノ-ポリエトキシポリプロポキシプロパノール(TRITON(登録商標)CF32、Rohm&Haas)およびポリオキシアルキルステラミンが挙げられる。
他の有用なポリオキシアルキレン誘導体は、以下の物質から選択可能である。ポロキサマー[CAS#9003-11-6]として称される、ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレン、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのA-B-Aブロックコポリマーが、ポリオキシアルキレン誘導体の他の好ましい群である。商業的に入手可能なポロキサマーとしては、たとえば、ポロキサマー101、105、108、122、123、124、181、182、183、184、185、188、212、215、217、231、234、235、237、238、282、284、288、313、333、334、335、338、401、402、403、および407が挙げられる。これらの化合物は、「PLURONIC」(登録商標)(BASF)、「MACOL」(登録商標)(PPG/Specialty Chem.)、および「SYNPERONIC」(登録商標)PE(ICI、Uniqema)の商品名で入手可能である。
種々の分子量を有し、エチレンオキシドのプロピレンオキシドに対する種々の比率を有するエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのランダムコポリマー(PEG/PPGコポリマー)が、たとえば、「UCON」(登録商標)の商品名(Union Carbide)で入手可能である。たとえば、「UCON」(登録商標)75-H-90000、125モルのエチレンオキシド及び30モルのプロピレンオキシドのランダムコポリマー;UCON(登録商標)75-H-450、17モルのエチレンオキシド及び6モルのプロピレンオキシドのランダムコポリマー;UCON(登録商標)75-H-490、18モルのエチレンオキシド及び4モルのプロピレンオキシドのランダムコポリマー;UCON(登録商標)25-H-205、23モルのエチレンオキシド及び50モルのプロピレンオキシドのランダムコポリマー;UCON(登録商標)75-H-1400、35モルのエチレンオキシド及び9モルのプロピレンオキシドのランダムコポリマーが挙げられる。
種々の分子量のポリエチレンオキシドは、たとえば、「POLYOX」(登録商標)水溶性ポリマー(Amerchol)および「RITA PEOs」(R.I.T.A. Corp.)など、商業的に入手可能である。たとえば、「POLYOX」(登録商標)WSR N-60K(分子量:約2,000,000);「POLYOX」(登録商標)WSR N-750 (分子量:約600,000);RITA PEO-1(分子量:約210,000);RITA PEO-2(分子量:約400,000);RITA PEO-3(分子量:約1,000,000);RITA PEO-8(分子量:約1,900,000);RITA PEO-18(分子量:約4,400,000);RITA PEO-27(分子量:約7,200,000)が挙げられる。
ポリエトキシ化アルキルフェノール、特に、種々の量のエチレンオキシドでエトキシ化したノニルフェノール(ノニルオキシノール)およびオクチルフェノール(オクトキシノール)が広く入手可能である。例えば、オクトキシノール−4(すなわち、4モルのエチレンオキシドでエトキシ化したオクチルフェノール);オクトキシノール−5(TRITON(登録商標)X-45、Union Carbide); オクトキシノール−6;オクトキシノール−7;オクトキシノール−8(TRITON(登録商標)X-1114、Union Carbide);オクトキシノール−9(TRITON(登録商標)X-100、Union Carbide;IGEPAL(登録商標)CA-630、Rhone-Poulenc);オクトキシノール−10;オクトキシノール−11;オクトキシノール−12;オクトキシノール−13(TRITON(登録商標)X-102、Union Carbide;IGEPAL(登録商標)CA-720、Rhone-Poulenc);オクトキシノール−20(Synperonic OP20、ICI Americas);ノニルオキシノール−4(TERGITOL(登録商標)NP-4、Union Carbide);ノニルオキシノール−6(TERGITOL(登録商標)NP-6、Union Carbide);ノニルオキシノール−7;ノニルオキシノール−8;ノニルオキシノール−9(TERGITOL(登録商標)NP-9、Union Carbide);ノニルオキシノール−10(TERGITOL(登録商標)NP-10、Union Carbide;IGEPAL(登録商標)CO-660、Rhone-Poulenc);ノニルオキシノール−15(TERGITOL(登録商標)N-15、Union Carbide);およびノニルオキシノール−20(TERGITOL(登録商標)N-20、Union Carbide)が挙げられる。脂肪族アルコールのエトキシ化誘導体としては、たとえば、デセス−6(TRYCOL(登録商標)5952、Henkel)(すなわち、6モルのエチレンオキシドでエトキシ化したデカノール);ラウレス−4(BRIJ(登録商標)30、ICI);ラウレス−5;ラウレス−9;ラウレス−10(Dehydrol 100、Henkel);ラウレス−20(MARLOWET(登録商標)LMA20、Huls);セテス−4;セテス−10(MACOL(登録商標)CA-10、PPG);セテス−12;セテス−16;およびセテス−20(DERMALCARE(登録商標)C-20、Rhone-Poulenc)が挙げられる。脂肪族アルコールのポリエトキシ化混合物を含有する化合物もまた入手可能である。
「UCON」(登録商標)の商品名(Union Carbide)で入手可能な脂肪族アルコールのポリプロポキシ化誘導体としては、たとえば、PPG-5ブチルエーテル(すなわち、5モルのプロピレンオキシドと反応したブチルアルコール)(UCON(登録商標)LB-65); PPG-15ブチルエーテル(UCON(登録商標)LB-285); PPG-22ブチルエーテル(UCON(登録商標)LB-525); PPG-40(UCON(登録商標)LB-1715);およびPPG-53(UCON(登録商標)LB-3000)が挙げられる。
下記の一般構造の水溶性エステルが、ポリオキシアルキレン誘導体として使用可能である。
RCO−(OCHCHR)OH
(式中、Rは、2から20の炭素原子、好ましくは8から16の炭素原子のアルキル基である)。
たとえば、PEG-6ラウレート(KESSCO(登録商標)PEG 300 ML、Stepan)、PEG-8ラウレート(MAPEG(登録商標)400 ML、PPG)、PEG-8ステアレート(Nopalcol 4-S、Henkel)、PEG-10ステアレート(ETHOFAT(登録商標)60/20、Akzo)、PEG-8ミリステート、PEG-20ミリステート、PEG-8オレエート(Nopalcol 4-O、Henkel)、およびPEG-12オレエート(Nopalcol 6-O、Henkel)が挙げられる。
画像形成性エレメント
新鮮にした現像剤を用いて現像可能な画像形成性エレメントは良く知られている。これらは、親水性基体の親水性表面上の画像形成性層を含む。他の層もまた、該前駆体に存在していてもよい。
該画像形成性層は、重合性物質、または重合性物質の混合物、すなわち(a)約12.0から約14.0のpHを有する水溶液中に分散可能である、または、(b)約12.0から約14.0のpHを有する水溶液中に溶解可能であり、および、約11.0よりも低いpHを有する水溶液中に不溶性であるものを含有する。他の層、たとえば基体と画像形成性層との間の下層、および/または、画像形成性層と基体またはある場合には下層の間の吸収剤層もまた存在可能であるが、ただし、これらの層が(a)約12.0から約14.0のpHを有する水溶液中に溶解可能または分散可能ではなく、および、(b)約11.0よりも低いpHを有する水溶液中から除去可能でもない重合性物質を含有しない場合である。
画像形成性エレメントは、“単層プレート”、“2層プレート”、“3層プレート”等であってもよい。画像形成性層が単独で存在する場合には、該プレートは“単層プレート”である。下層が画像形成性または上層と基体との間に存在する場合には、該プレートは“2層プレート”である。吸収剤層がまた上層と下層との間に存在する場合には、該プレートは“3層プレート”である。
画像形成性エレメント中に存在可能な層の数は、各層が現像剤中に溶解可能または分散可能である、および、本発明の方法により既使用の現像剤から除去可能である、他の成分および/またはポリマーを含有する限り、限定されるものではない。たとえばポリビニルアルコールの層を含有するエレメントは、本発明の方法において使用不可能である。ポリビニルアルコールは、既使用の現像剤にポリオキシアルキレン誘導体を添加し、それに次ぐ固体/液体分離では除去されない。
親水性基体、即ち、少なくとも1つの親水性表面を有する基体は、平板印刷として有用な画像形成性エレメントを製造するために通常使用されている種々の材料であってもよい、サポートを含有する。該サポートは好ましくは、強く、安定で、柔軟性を有する。それは、カラーレコードがフルカラー画像で記録されるような使用条件下、次元変化に耐性を有するべきである。典型的には、如何なるセルフサポート物質であってもよく、たとえば、重合性フィルム、たとえばポリエチレンテレフタレートフィルム、セラミックス、金属、または堅い紙、またはこれらの物質のいずれかの積層物が挙げられる。金属サポートとしては、アルミニウム、亜鉛、チタン、およびこれらの合金が挙げられる。アルミニウムサポートの表面は、当該技術で公知の技術、たとえば、物理的研磨、電気化学的研磨、化学研磨、および陽極酸化で処理可能である。該基体は、印刷耐性を保持するのに十分な厚さを有するべきであり、かつ、印刷フォーム周囲を覆うのに十分に薄くあるべきであり、典型的には、約100から約600μmである。典型的には、基体はアルミニウムサポートおよび画像形成性層の間に中間層を含有する。中間層は、たとえば、シリケート、デキストリン、ヘキサフルオロケイ酸、ホスフェート/フルオリド、ポリビニルリン酸(PVPA)またはポリビニルリン酸コポリマーで、該サポートを処理することにより形成可能である。
ポジ型画像形成性エレメントの上層または画像形成性層に有用である、ポジ型光画像形成性組成物は公知である。これらはたとえば、文献:Photoreactive Polymers: the Science and Technology of Resists, A. Reiser, Wiley, New York, 1989, pp.178-225の5章で議論されている。これらの組成物は、水不溶性で、アルカリ溶解性バインダーである第1ポリマー物質と、感光性部を有する物質を含有する。感光性部は、重合性物質に結合していてもよく、および/または別の化合物中に存在していてもよい。
第1重合性物質は、光安定性で、水不溶性で、アルカリ性水性現像剤溶解性であるフィルム形成性重合性物質であってもよく、該物質は、ポリマーバックボーンまたはペンダント基のいずれかに、フェノール性水酸基を複数有する。フェノール性基は、アルカリ性水性現像液溶解度を画像形成性層に付与し、また、溶解抑制剤と熱的脆化性複合体を形成すると考えられている。ノボラック樹脂、レゾール樹脂、ペンダントフェノール基を有するアクリル樹脂、およびポリビニルフェノール樹脂が好ましいフェノール性樹脂である。ノボラック樹脂がより好ましい。ノボラック樹脂は、商業的に入手可能であり、当業者には公知である。重合性物質として有用な他のフェノール性樹脂としては、フェノール性水酸基を有するポリビニル化合物が挙げられる。このような化合物としては、たとえば、ポリヒドロキシスチレンおよびヒドロキシスチレンの繰り返し単位を有するコポリマー、および置換ヒドロキシスチレンの繰り返し単位を含むポリマーおよびコポリマーが挙げられる。第1重合性物質はまた、たとえば、特許文献:Aoshimaによる米国特許5,141,838(EP 330239)に記載されているような、ペンダントスルホンアミド基を有する、水不溶性で、塩基溶解性の重合性化合物であってもよい。
感光性部は典型的には、o-ジアゾナフトキノン部である。o-ジアゾナフトキノン部(すなわち、キノンジアジド)を含有する化合物、好ましくは少なくとも1500であるが約5000よりも小さい分子量を有するバラスト(ballasting)部に結合したo-ジアゾナフトキノン部を含む化合物が好ましい。典型的には、これらの化合物は、ハロゲノスルホニル基、典型的にはスルホニルクロリド基を4位または5位に有する1,2−ナフトキノンジアジドを、モノ−またはポリヒドロキシフェニル化合物、たとえばモノ−またはポリヒドロキシベンゾフェノンと反応させることにより調製される。
重合性ジアゾナフトキノン化合物は、ジアゾナフトキノン部を含有する反応性誘導体と、適当な反応性基、たとえば水酸基またはアミノ基を含有する重合性物質との反応により形成された誘導体化樹脂を含む。これらの誘導体化樹脂を形成するための適当な重合性物質としては、ノボラック樹脂、レゾール樹脂、ポリビニルフェノール、ヒドロキシ含有モノマー、たとえばヒドロキシスチレンのアクリレートおよびメタクリレートコポリマーが挙げられる。代表的な反応性誘導体としては、ジアゾナフトキノン部のスルホン酸、カルボン酸、エステル、またはアミド誘導体が挙げられる。ジアゾナフトキノン部を含有する化合物を用いたフェノール性樹脂の誘導体化は、当該技術において公知であり、たとえば、特許文献:Westによる、米国特許5,705,308および5,705,322に記載されている。
あるタイプのポジ型感熱画像形成性層は、第1重合性物質、および溶解抑制剤を含有可能である。このような系は、たとえば、特許文献:Parsonsによる米国特許6,280,899(ここに参照して組み入れられる);NagasakaによるEP0823327;MiyakeによるEP0909627;WestによるWO98/42507;およびNguyenによるWO99/11458に記載されている。重合性物質は典型的には、フェノール性樹脂、たとえばノボラック樹脂である。
溶解抑制剤用に有用な極性基としては、たとえば、ジアゾ基;ケト基;スルホン酸エステル基;ホスフェートエステル基;オニウム基、たとえばジアゾニウム、スルホニウム、ヨードニウム、およびホスホニウム;窒素原子がヘテロ環に組み入れられている基;および正電荷した原子、特に正電荷した窒素原子、典型的には4級化窒素原子を含有する基、すなわち、アンモニウム基が挙げられる。溶解抑制剤の好ましい群としては、トリアリールメタン染料、たとえばエチルバイオレット、クリスタルバイオレット、マラカイトグリーン、ブリリアントグリーン、ビクトリアブルーB、ビクトリアブルーR、およびビクトリアブルーBOが挙げられる。これらの化合物はまた、コントラスト染料としても作用可能であり、これらは、現像した画像形成性エレメントにおいて画像形成した領域から非画像形成領域を区別するものである。
該溶解抑制剤は、たとえば上記に議論されているような、o-ジアゾナフトキノン部を含有する化合物であってもよい。o-ジアゾナフトキノン部を含有する誘導体化樹脂は、重合性物質および溶解抑制剤の双方として作用可能である。
下層は存在可能である。存在する場合には、下層は、親水性基体の親水性表面と画像形成性層との間、または、吸収剤層がある場合には、親水性基体の親水性表面と吸収剤層との間にある。画像形成後、これは、現像剤により画像形成性層とともに画像形成した領域で除去されて、基体の下にある親水性表面が露出する。
下層は、好ましくは現像剤に可溶である第2重合性物質を含有する。第2重合性物質として有用な重合性物質としては、酸および/またはフェノール官能性を含有するもの、およびこのような物質の混合物が挙げられる。有用な重合性物質としては、カルボキシ官能アクリル、ビニルアセテート/クロトネート/ビニルネオデカノエートコポリマー、スチレンマレイン酸無水物コポリマー、フェノール樹脂、マレエート化ウッドロジン、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
溶媒耐性下層は、ShimazuによるWO01/46318に開示されている。特に有用な重合性材料は、N-置換マレイミド類、特にN-フェニルマレイミド;ポリビニルアセタール類;メタクリルアミド類、特にメタクリルアミド;およびアクリルおよび/またはメタクリル酸、特にメタクリル酸を含有するコポリマーである。他の水性アルカリ溶解性モノマー、たとえば、アクリル酸が、いくらかのまたは全てのメタクリル酸に置き換えて使用可能である。
第2重合性物質として好ましい重合性物質の他の群は、たとえば、Ishizukaによる米国特許5,731,127に開示されているような、側鎖(すなわち、ペンダントウレア基)にウレア結合を有するモノマーを含有する水性アルカリ性現像剤溶解性コポリマーである。
他の水性アルカリ性現像剤溶解性重合性物質は、下層に有用である可能性がある。N-置換環状イミド部を有するメチルビニルエーテル/マレイン酸無水物コポリマーの誘導体、およびN-置換環状イミド部を有するスチレン/マレイン酸無水物コポリマーの誘導体が、必要な溶解度特性を有する限り、有用である可能性がある。これらのコポリマーは、マレイン酸無水物コポリマーのアミン、たとえばp−アミノベンゼンスルホンアミド、またはp−アミノフェノールとの反応、それに次ぐ酸による閉環によって調製可能である。
下層に有用である重合性物質の他の群としては、約10から90モル%のスルホンアミドモノマー単位を含有する水性アルカリ性現像剤溶解性コポリマー、特に、N-(p−アミノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、N-(m−アミノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、N-(o−アミノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、および/または相当するアクリルアミドを含有するものが挙げられる。ペンダントスルホンアミド基を含有する有用なアルカリ性水溶性重合性材料は、Aoshimaによる米国特許5,141,838に記載されている。
該エレメントが赤外放射を用いて画像形成される場合、それは、光熱変換物質を含有する。感熱画像形成性エレメントは、赤外放射、典型的には約800nmから1200 nmの範囲の放射の吸収により画像形成され、該放射範囲は一般的には感熱画像形成性エレメントの画像形成に使用されるものである。光熱変換物質としてもしばしば称される吸収剤は、下層、画像形成性層、および/または別の吸収剤層中に存在する。吸収剤層が存在する場合には、典型的には、画像形成性層と下層との間に位置する。
該光熱変換物質は好ましくは、下層中または別の吸収剤層中に存在する。画像形成性層は実質的に、光熱変換物質を含有せず、すなわち画像形成性層は好ましくは、画像形成するために使用した放射、典型的には約800nmから1200 nmの範囲の放射を吸収しない。吸収剤層が存在する場合には、好ましくは、本質的に光熱変換物質と、任意に界面活性剤からなる。下層および/または画像形成性層よりもむしろ別の吸収剤層中に存在する場合には、光熱変換物質をより少なく使用することは可能である。
該光熱変換物質は放射を吸収し、これを熱に変換する。光熱変換物質は、紫外線、可視線、および/または赤外線放射を吸収し、これを熱に変換可能である。第1重合成物質はそれ自体、吸収部分を有する、すなわち、光熱変換物質であってもよいが、典型的には光熱変換物質は別の化合物である。
画像形成放射吸収剤は、染料または顔料のいずれか、たとえばスクアリリウム、メロシアニン、インドリジン、ピリリウム、または金属ジオチオレンクラスの染料または顔料であってもよい。吸収顔料の例は、「Projet 900」、「Projet 860」、および「Projet 830」(全て、Zeneca Corporationより入手可能)、およびカーボンブラックである。染料、特に750nmから1200 nmの範囲の高い吸光係数を有する染料が好ましい。吸収染料は多くの文献に記載されており、たとえば、NagasakaによるEP0,823,327;Van DammeによるEP0,908,397;DeBoerによる米国特許4,973,572;Jandrueによる米国特許5,244,771;およびChapmanによる米国特許5,401,618に記載されている。有用な吸収染料の例としては、「ADS-830A」および「ADS-1064」(American Dye Source, Montreal, Canada)、「EC2117」(FEW, Wolfen, Germany)、「Cyasorb IR 99」および「Cyasorb IR 165」(Glendale Protective Technology)、「Epolite IV-62B」および「Epolite III-178」(Epoline)、「PINA-780」(Allied Signal)、「SpectralR 830A」および「SpectralR 840A」(Spectral Colors)、および「Trump IR Dye」(Eastman Kodak, Rochester, NY)が挙げられる。
画像形成性エレメントに存在する光熱変換物質、並びに種々の他の着色剤は、本発明の方法により、既使用の現像剤から除去されるべきである。該物質は、ポリオキシアルキレン誘導体が添加されると沈殿可能であり、固体/液体分離工程中、除去可能である。または、該物質は、現像剤中に溶解するよりはむしろ分散可能であり、固体/液体分離工程中、除去可能である。または、該物質は、ポリオキシアルキレン誘導体が添加されると形成した沈殿に付着可能であり、固体/液体分離工程中、除去可能である。すなわち、該沈殿は着色剤用凝集剤として作用可能である。固体/液体分離工程中における本質的に無色の液体の形成は、着色剤が本発明の方法により除去されたことを示すものである。
画像形成性エレメントは、ネガ型アルカリ現像可能な印刷版、典型的にはノボラック樹脂および/またはもう1つのフェノール樹脂を含有するものを含有可能であり、適当な光源で画像様露光され、露光した領域を硬化するために加熱される。これらの物質は、たとえば、Haleyによる米国特許5,372,907;Haleyによる米国特許5,466,557;およびNguyen による米国特許5,919,601に記載されている。
Haleyによる米国特許5,372,907は、紫外線および赤外線放射の双方に感受性を有するネガ型放射感受性組成物を開示する。該組成物は、(1)レゾール樹脂、(2)ノボラック樹脂、(3)潜在ブロンステッド酸(latent Bronsted acid)、および(4)赤外吸収剤を含有する。アルカリ現像剤における該組成物の溶解度は、画像形成放射への画像様露光および加熱の工程により、露光領域において減少し、非露光領域において増加する。
Nguyen は、赤外放射および紫外線/可視線放射により画像形成可能なネガ型放射感受性組成物を開示する。これらの組成物は、熱活性化酸発生剤;架橋樹脂;ヒドロキシ、カルボン酸、スルホンアミド、およびアルコキシメチルアミドから選択された反応性ペンダント基を含有するポリマーを有するバインダー樹脂;赤外吸収剤;および任意に、紫外線/可視線感受用紫外線/可視線放射活性化酸発生剤を含有する。熱活性化酸発生剤は典型的には、潜在ブロンステッド酸である。
双方の発明に記載されている潜在ブロンステッド酸は、熱的にまたは光化学的に開始した分解によりブロンステッド酸を形成する前駆体である。潜在ブロンステッド酸は、たとえば、オニウムカチオンがヨードニウム、スルホニウム、ジアゾニウム、ホスホニウム、オキシスルホキソニウム、オキシスルホニウム、スルホキソニウム、セレノニウム、アルソニウム、またはアンモニウム、およびアニオンが、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、ヘキサフルオロアンチモネート、トリフレート、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ペンタフルオロエチルスルホネート、p−メチルベンジルスルホネート、エチルスルホネート、トリフルオロメチルアセテート、およびペンタフルオロエチルアセテートから選択される非求核性アニオンである、オニウム塩が挙げられる。ブロンステッド酸としては、たとえば、Smithによる米国特許3,779,778にたとえば記載されている、ハロアルキル置換s−トリアジンが挙げられる。
画像形成性エレメントは、当該技術に公知の方法で調製可能である。該層は、たとえば、コーティング、積層、または押し出しにより適用可能である。該方法中、層の内部混合を避けることが重要である。第2層が溶媒または溶媒の混合物から第1層上にコーティングされる場合には、第2層をコーティングするのに使用された溶媒または溶媒の混合物が第1層を溶解せず、層の混合を引き起こさないように、注意を払うべきである。
本発明の優位な特性は、以下の実施例を参照することにより明らかとなるが、これら実施例は、本発明を例解するものであって、限定するものではない。
実施例
用語解
PLURIOL(登録商標)P-600:ポリプロピレングリコール(BASF、Ludwigshafen、ドイツ)
SYNPERONIC(登録商標)T 304:ポロキサミン304;エチレンジアミンのポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン液体ブロックコポリマー(I.C.I.Am.、Wilmington、DE、米国)
TRITON(登録商標)CF32:アルキルアミノ-ポリエトキシポリプロポキシプロパノール(Rohm & Haas、Philadelphia、PA、米国)
実施例1
以下の現像剤および補充剤を成分と共に撹拌することにより調製した。
現像剤1:水(90.6kg);34.9重量%水ガラスナトリウム(7.3kg);および水酸化ナトリウム(固体)(2.1kg)。
補充剤1:水(89.1kg);34.9重量%水ガラスナトリウム(7.3kg);および水酸化ナトリウム(固体)(3.6kg)。
実施例2
本実施例は、現像剤のローディングを例解する。
「Easyprint」(登録商標)、「Virage」(登録商標)、および「Capricorn」(登録商標)DH、ポジ型印刷版前駆体(画像形成性エレメント)は、全て、Kodak Polychrome Graphics LLCから入手可能である。シリケート含有現像剤4005および補充剤4008は、双方とも、Kodak Polychrome Graphics LLCから入手可能である。
印刷版を790X850mmのサイズにカットし、金属ハライドランプ(MH-Burner、Sackより入手可能)を用いて露光した。
浸漬型現像浴、水濯部、およびゴムおよび乾燥部(gumming and drying section)を装備した、「Mercury 850」現像機(Kodak Polychrome Graphics LLC)を露光した印刷版を現像するために使用した。該現像機に60Lの現像剤を入れた。現像機が60Lよりも多い現像剤を含有する場合には、過剰分はオーバーフローを介して除去される。別途、適当な補充剤用の容器を取り付け、そこから、補充剤を、ポンプを経由して現像浴に添加した。
現像浴の活性を実質的に一定に保持するために、現像した印刷版前駆体の1平方メートルあたり、40mLの補充剤が現像浴に添加された。以下のパラメータを全ての工程中で、一定に保持した:現像浴の温度:(231)℃;および現像剤中のドエルタイム:25秒。
5つの既使用の現像剤を表1に示すように調製した。「Easyprint」(登録商標)および「Capricorn」(登録商標)DH印刷版は、570mJ/cmの露光エネルギーで露光した。「Virage」(登録商標) 印刷版は、500mJ/cmの露光エネルギーで露光した。
ローディング(現像剤の1リットルあたりの露光印刷版のm)を表1に示す。得られた現像剤を“ローディング現像剤”と称する。
Figure 2005509902
実施例3
本実施例は、使用済みの固体の沈殿を例解する。
5Lの各既使用の現像剤を10Lビーカーに入れた。ついで、100gのTRITON(登録商標)CF32を、撹拌しながらゆっくりと各既使用の現像剤に添加した。各既使用の現像剤をさらに30分間撹拌した後、沈殿が各既使用の現像剤中に形成された。ろ過または遠心分離のいずれかで、各沈殿を現像剤から分離して、透明で幾分着色した溶液としての現像した現像剤を得た。
各沈殿を、約45℃で強制空気オーブン中、約24時間乾燥し、ついで秤量した。各水溶液の固体含有量は、30分の乾燥時間と140°の乾燥温度を用いて、「Mettler LJ 16」モイスチャアナライザーで定めた。結果を表2に示す。
Figure 2005509902
実施例4
本実施例は、さらなるポリオキシアルキレン誘導体を用いて既使用の現像剤の現像を例解する。
「SYNPERONIC」(登録商標)304T および「PLURIOL」(登録商標)P-600(1.5重量%、既使用の現像剤の重量基準)を各々実施例3の既使用の現像剤番号1に添加し、得られた混合物を実施例3に記載したように現像した。いずれの場合も、本質的に無色の液体が、固体分離後に得られた。
実施例5
本実施例は、固体除去により得られた本質的に無色の液体の再生を例解する。
実施例1から既使用の現像剤番号4を処理することにより得られた本質的に無色の液体を、新鮮にした現像剤を調製するために使用した。10Kgの本質的に無色の液体に、13.5gの45重量%の水酸化カリウム水溶液を添加した。次いで、10mLの得られた現像剤を90mLの脱イオン水で希釈し、得られた溶液を「Titrino DMS 716」(Metrohm)を用いて、0.5%N HClで滴定した。第1当量点に達するのに必要な酸のmL数は、11.3mLであり、これは、初期の現像剤である現像剤4005の第1当量点に達するのに必要な酸のmL数と同じである。これは、約5.6のアルカリ度レベル(5mLの現像剤の滴定における第1変曲点に達するのに必要とされる0.5NのHClのmLでの容量)に相当する。
実施例6
本実施例は、ノボラック樹脂をベースとした印刷版を用いた、新鮮にした現像剤の安定性およびローディングを例解する。
画像形成性層中にナフトキノンジアジドおよびノボラック樹脂を含有する、「Easyprint」(登録商標)ポジ型印刷版前駆体(Kodak Polychrome Graphics LLC)を、790X850mmのサイズにカットし、ポジ型コピーとして、0.15から1.95の光学密度範囲を有する、「Foga」ハロゲン化銀フィルムハーフステップウエッジテストストリップを通して、金属ハライドランプ(MH-Burner、Sackから入手可能)から510mJ/cmで露光した。
露光した印刷版前駆体を、上記したように「Mercury」現像機で現像した。実施例5の新鮮にした現像剤を、該印刷版を現像するために使用した。
試験期間中、露光した印刷版前駆体は、3週末の中断で、20日間、1日あたり143印刷版の割合で次々と現像した。新鮮にした現像剤の活性は、実施例5に記載したような0.5N HClを用いた滴定によりモニターした。試験中、使用した現像剤の30Lのオーバーフローを収集した。これは、現像した印刷版の15mL/mに相当する。
試験期間中、現像工程は、現像機の底の不溶性物質の沈殿または泡の形成のいずれにも影響されなかった。試験終了後、現像機は、水によって濯ぐことにより容易に洗浄され、現像機には何ら残留物は残存しなかった。
印刷版を評価するために、以下の評価を行った。すなわち、変換しなかったグレーウエッジ(”グレースケール“)のステップ、および、未だ攻撃されていない細線。結果を表3に示す。
Figure 2005509902
60Lの新鮮にした現像剤における1920 mの印刷版の現像後の細線およびグレースケールがほぼ一定値であること並びに滴定データから、現像剤の活性は、40mL/mの補充剤4008の添加により、長い試験期間中、一定に保持可能であることがわかる。
16、24、および32m/Lの処理量で形成された印刷版を、インク受容性およびトーンニングに関して評価した。露光して現像した印刷版の各々を、シートフィードオフセット印刷機に搭載し、製版した。全ての画像は問題なくインクを受容し、紙コピーは、非画像領域においてバックグラウンド(トーンニング)を示さなかった。約2000コピーを印刷後、印刷を約45分間止め、再開した(リスタートテスト)。印刷の開始時に得られたものと同様の結果が得られた。全てのクラスにおいて、非画像領域は、トーンニングを示さなかった。これは、現像剤による親水性基体の良好な保護を示している。
本発明を記載したが、特許請求の範囲はこれらと等価なものである。

Claims (10)

  1. 再生現像剤の製造方法であって、前記方法が、
    (a)水溶性ポリオキシアルキレン誘導体を、既使用のシリケート含有現像剤に添加する工程と;
    (b)前記現像剤から不溶性物質を分離して基本的に無色の液体を形成する工程と;
    (c)前記無色の液体のアルカリ度レベルを調節して再生現像剤を製造する工程とを含有し、
    ここで、前記既使用の現像剤の重量基準で約0.8重量%から約5.0重量%の水溶性ポリオキシアルキレン誘導体が前記既使用の現像剤に添加され、
    前記ポリオキシアルキレン誘導体が、−(CH−CHR−O)−構造単位(式中、各Rは独立して水素またはメチルである)の繰り返し単位を含有し、
    前記既使用の現像剤が使用済みの固体を含有し、
    前記既使用の現像剤が約0.1重量%から約10重量%の使用済みの固体含有量を有し、
    前記不溶性物質が、既使用の現像剤に分散した物質、工程(a)で形成された沈殿、またはこれらの組み合わせを含有する、方法。
  2. 工程(a)において、前記既使用の現像剤の重量基準で1.2重量%から約2.5重量%の水溶性ポリオキシアルキレン誘導体が、前記既使用のシリケート含有現像剤に添加される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ポリオキシアルキレン誘導体が、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのコポリマー、少なくとも1つのC−Cアルキレンオキシドおよびエチレンジアミンの重縮合物、ポリオキシアルキル化モノアミン、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  4. (a)約4.5から約10.0のアルカリ度レベルを有するシリケート含有現像剤で画像形成した画像形成性エレメントを現像して、使用済みの固体を含有する既使用の現像剤を形成する工程と;
    (b)前記既使用の現像剤の重量基準で約0.8重量%から約5.0重量%の水溶性ポリオキシアルキレン誘導体を、前記既使用の現像剤に添加する工程と;
    (c)前記現像剤から不溶性物質を分離して基本的に無色の液体を形成する工程と;
    (d)前記基本的に無色の液体のアルカリ度レベルを約4.5から約10.0までの間に調節して再生現像剤を製造する工程とを含有する方法であって、
    ここで、前記画像形成性エレメントが親水性基体上の画像形成性層を含有し、
    前記画像形成性層が重合性物質を含有し、
    重合性物質が、(i)約12.0から約14.0のpHを有する水溶液中に分散可能である、または、(ii)約12.0から約14.0のpHを有する水溶液中に溶解可能である、および、約11.0よりも低いpHを有する水溶液中に不溶性であり、
    使用済みの固体が重合性物質を含有し、
    既使用の現像剤が、約0.1重量%から約10重量%の使用済みの固体含有量を有し、
    前記ポリオキシアルキレン誘導体が、−(CH−CHR−O)−構造単位(式中、各Rは独立して水素またはメチルである)の繰り返し単位を含有し、
    前記不溶性物質が、既使用の現像剤に分散した物質、工程(b)で形成された沈殿、またはこれらの組み合わせを含有する、方法。
  5. 工程(d)後、前記再生した現像剤を用いて更なる画像形成した画像形成性エレメントを現像する工程をさらに含有する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記現像剤のアルカリ度が約5.5から約8.0であり、前記基本的に無色の液体のアルカリ度を約5.5から約8.0に調節する、請求項5に記載の方法。
  7. 工程(a)において、前記既使用の現像剤の重量基準で1.2重量%から約2.5重量%の水溶性ポリオキシアルキレン誘導体が、前記既使用のシリケート含有現像剤に添加される、請求項4に記載の方法。
  8. 前記ポリオキシアルキレン誘導体が、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのコポリマー、少なくとも1つのC−Cアルキレンオキシドおよびエチレンジアミンの重縮合物、ポリオキシアルキル化モノアミン、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項4に記載の方法。
  9. 前記画像形成性エレメントが単層プレートであり、前記画像形成性層がo-ジアゾナフトキノンを含有し、前記重合性物質がノボラック樹脂である、請求項4に記載の方法。
  10. 前記ポリオキシアルキレン誘導体が、ポリプロピレンオキシド、少なくとも1つのC−Cアルキレンオキシドおよびエチレンジアミンの重縮合物、ポリオキシアルキル化モノアミン、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項9に記載の方法。

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