JP2005506373A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. オリゴマー化条件下で、０.１乃至２容量ｐｐｍの硫黄含有化合物を含有するオレフィン系供給原料を、結晶質分子篩を含有する触媒と接触させること、及び少なくとも１つのオレフィンオリゴマーを含有する生成物を回収すること、を含む、オレフィン系供給原料のオリゴマー化のための方法。
2. オリゴマー化を行なう前に、２容量ｐｐｍより多い硫黄含有化合物を含有するオレフィン系供給原料の硫黄含量を０.１乃至２重量ｐｐｍの含量に低減させることを含む、請求項１に記載の方法。
3. オリゴマー化条件下で、１７０℃より高い脱着温度を有する化合物における硫黄含有化合物を０.１乃至２容量ｐｐｍ含有するオレフィン系供給原料を、結晶質分子篩を含有する触媒と接触させること、及び少なくとも１つのオリゴマーを含有する生成物を回収すること、を含む、オレフィン系供給原料のオリゴマー化のための方法。
4. 結晶質分子篩が、ＴＯＮ構造種のものであり、好ましくは、Ｈ−ＺＳＭ−２２である、請求項１乃至４のいずれか１請求項に記載の方法。
5. 結晶質分子篩が、ＭＦＳ構造種のものであり、好ましくは、Ｈ−ＺＳＭ−５７である、請求項１乃至３のいずれか１請求項に記載の方法。
6. 結晶質分子篩が、Ｈ−ＺＳＭ−２２及びＨ−ＺＳＭ−５７の混合物を含有する、請求項１乃至３のいずれか１請求項に記載の方法。
7. 供給原料が、プロペン及びブテン類から選ばれる少なくとも１つのアルケン、好ましくはプロペン、を含有する、前記請求項に記載のいずれか１の方法。
8. 供給原料の硫黄含有化合物の含量が０．２乃至１ｐｐｍである、請求項１乃至１０のいずれか１請求項に記載の方法。
9. 硫黄含有化合物が、硫化ジメチル、硫化ジエチル、硫化エチルメチル、硫化ｎ−プロピル、ｎ−プロパンチオール、１−ブタンチオール、１,１−メチルエチルチオール、二硫化エチルメチル、二硫化ジメチル及びテトラヒドロチオフェンから選ばれる少なくとも１つの化合物を含有する、請求項１乃至１１のいずれか１請求項に記載の方法。
10. 結晶質分子篩と接触させる硫黄含有オレフィン供給原料中の硫黄含有化合物の割合を０.１乃至２容量ｐｐｍに限定して、三量体生成に対する選択性を維持させるか又は増大させるための使用。
11. 結晶質分子篩と接触させる硫黄含有オレフィン供給原料中の硫黄含有化合物の割合を０.１乃至２容量ｐｐｍに限定して、触媒活性度又は触媒寿命を維持させる又は増大させるための使用。
12. 結晶質分子篩と接触させる硫黄含有オレフィン供給原料中の、１７０℃より高い脱着温度を有する硫黄含有化合物の割合を０.１乃至２容量ｐｐｍに限定して、三量体生成に対する選択性を維持させる又は増大させるための使用。
13. 結晶質分子篩と接触させる硫黄含有オレフィン供給原料中の、１７０℃より高い脱着温度を有する硫黄含有化合物の割合を０.１乃至２容量ｐｐｍに限定して、触媒活性度又は触媒寿命を維持させる又は増大させるための使用。
14. 請求項１乃至９のいずれか１請求項に記載の方法により製造されたオレフィン系オリゴマー混合物。
15. 請求項１４に記載のオレフィン系オリゴマー混合物から誘導されたエステル又はそのエステルを含有する可塑化されたポリマー組成物。