JP2005506186A - 触媒前駆体として適当な酸化組成物 - Google Patents

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    • B01J23/74Iron group metals
    • B01J23/745Iron

Abstract

触媒前駆体として適当であり、
a)二価の鉄の三価の鉄に対する原子比が、0.5を超え5.5までの範囲である二価の鉄及び三価の鉄、
b)二価の鉄及び三価の鉄に対する対イオンとしての酸素
を含む酸化物組成物。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、触媒前駆体として適当であり、
a)二価の鉄の三価の鉄に対する原子比が、0.5を超え5.5までの範囲である二価の鉄及び三価の鉄、
b)二価の鉄及び三価の鉄に対する対イオンとしての酸素
を含む酸化物組成物及びそのような組成物を製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、Weissermel/Arpe, Industrielle Organische Chemie, Verlag Chemie, 第3版,1988, 266頁、又はWO−A−96/20166により、通常、アジポニトリルが、鉄を主に含む触媒存在下で水素添加されて6−アミノカプロニトリルとヘキサメチレンジアミンの混合物、又はヘキサメチレンジアミンだけを得ることが知られている。
【0003】
6−アミノカプロニトリル及びヘキサメチレンジアミンは、ナイロン6又はナイロン6.6等の工業的に重要なポリマーを製造するのに重要な中間生成物である。
【0004】
触媒が高い機械的強度及び長い作用寿命を有し、そして所望の生成物である6−アミノカプロニトリル及びヘキサメチレンジアミン、又はヘキサメチレンジアミンだけに対する高い空時収量を生ずることが望ましい。特に、この水素添加において、触媒により望ましくない副生成物を非常に低いレベルとする。
【0005】
このような、望ましくない副生成物を、所望の製造物から分離するのは困難である。
【0006】
従って、例えば、アジポニトリルの6−アミノカプロニトリル及びヘキサメチレンジアミンへの水素添加が、種々の量の、特にテトラヒドロアゼピン(THA)、1−アミノ−2−シアノシクロペンテン(ICCP)、2−アミノメチルシクロペンチルアミン(AMCPA)、1、2−ジアミノシクロヘキサン(DCH)及びビスヘキサメチレントリアミン(BHMTA)を形成する。US−A3696153によれば、AMCPA及びDCHを、ヘキサメチレンジアミンから分離することは極めて困難であることが知られている。加えて、大量の、特にAMCPA、DCH及びTHAは、手の込んだ蒸留が必要になり、相当な資本及びエネルギーコストに反映される。
【0007】
WO98/11059は、α、ω−アミノニトリルを、対応するニトリルを、高い触媒作用寿命と選択性を示し、そして低い副生成物濃度を可能にする鉄含有触媒上での水素添加による製造方法を開示している。このように、実施例2において、HMDに対して、DHC含有量3700ppm、AMCPA含有量430ppm及びICCP含有量80ppmの条件でヘキサメチレンジアミン及び6−アミノカプロニトリルの98.9%の合計選択性が、80℃において達成される。開示された方法の不利な点は、80℃でわずかに47.3%というアジポニトリルの低転化率である。従って、この方法の空時収量は不十分である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、触媒を得ることが可能な鉄含有組成物であって、その触媒存在下に、ニトリルのアミンへの水素添加が、上記不利な点を回避すると同時に技術上簡易な方法で実施され得る組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
発明者等は、この目的は、触媒前駆体として適当である上記に定義された酸化物組成物、及びそのような組成物の製造方法によって達成されることを見出した。
【0010】
本発明によれば、触媒前駆体として適当な酸化物組成物は、
a)二価の鉄の三価の鉄に対する原子比が、0.5を超え5.5まで、好ましくは0.57〜2.2の範囲である二価の鉄及び三価の鉄、
b)二価の鉄及び三価の鉄に対する対イオンとしての、好ましくは酸化物イオンの状態の酸素
を含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の目的のために、酸化物組成物中の二価の鉄及び三価の鉄の割合は、評価用のTOPASソフトウェアを使用したD5000 theta/theta回折計(シーメンス社, ドイツ)でのX線回折により、存在する結晶層の割合を測定することにより決定される。
【0012】
好ましい実施の形態では、酸化物組成物は、二価及び三価の鉄を、理想的な場合において式Fe、すなわちFe(II)Fe(III)で記述されるマグネタイトの形で含み、そして部分的に又は完全にウスタイトの形で追加的な二価の鉄を含む。特に好ましい実施の形態では、0を超え90%まで、特に1.2〜77%の二価の鉄がウスタイトの形で存在する。本発明の目的用のために、ウスタイトは、式Fe1−xO(但し0=x=0.16である。)の酸化鉄である。
【0013】
本発明の目的のために、ウスタイト含有量は、評価用のTOPASソフトウェアを使用したD5000 theta/theta回折計(シーメンス社, ドイツ)でのX線回折により、存在する結晶層の割合を測定することにより決定される。
【0014】
別の好ましい実施の形態においては、酸化物組成物は更にa)に対して、d)0〜0.5質量%、好ましくは0.05〜0.4質量%、特に0.1〜0.2質量%の、好ましくはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、マグネシウム、及びカルシウム及びこれらの混合物からなる群から選ばれる、アルカリ金属又はアルカリ土類金属を基礎とする化合物を含むことが可能である。
【0015】
別の好ましい実施の形態では、酸化物化合物は、更にa)に対して、c)0.01〜5質量%、好ましくは0.5〜4質量%、特に1〜3質量%の、アルミニウム、珪素、ジルコニウム、チタン、及びバナジウムからなる群から選ばれる1種、2種、3種、4種、又は5種の単体を基礎とする促進剤、特に、アルミニウム、珪素及びチタン、からなる群から選ばれる1種、2種又は3種の単体を基礎とする促進剤、及びa)に対して、d)0〜0.5質量%、好ましくは0.05〜0.4質量%、特に0.1〜0.2質量%の、好ましくはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、マグネシウム、及びカルシウムからなる群から選ばれるアルカリ金属又はアルカリ土類金属を基礎とする化合物を含むことが可能である。
【0016】
別の好ましい実施の形態では、酸化物組成物は更にa)に対して、0.001〜1質量%、好ましくは0.001〜3質量%、特に0.01〜0.2質量%のマンガンを含むことが可能である。
【0017】
本発明の酸化物組成物は、鉄、酸素及び、適宜1成分以上の成分c)、d)及びe)を含み、そしてa)で定義された原子比よりも低い三価の鉄に対する二価の鉄の原子比を有する前駆体を、還元剤存在下で少なくとも前駆体の融点まで加熱することにより有利に得られ得る。
【0018】
鉄含有、及び酸素含有前駆体として、酸化鉄、水酸化鉄、又は酸化鉄水酸化物、例えば酸化鉄(III)、酸化鉄(II、III)、酸化鉄(II)、水酸化鉄(II)、水酸化鉄(III)又はFeOOH等の酸化鉄水酸化物を含む前駆体を使用することが可能である。合成して製造された又は天然の酸化鉄、水酸化鉄又は酸化鉄水酸化物、例えば、理想的な場合にFeとして記述されるマグネタイト、理想的な場合にFe Oとして記述される褐鉄鉱、又は、理想的な場合にFeとして記述されるヘマタイトを使用することが可能である。
【0019】
随意に存在して良い1以上の成分c)d)及びe)が、酸化物、水酸化物、他の無機酸の塩、例えば硝酸塩、塩化物、炭酸塩又は硫酸塩、又は有機酸の塩、例えば蟻酸塩又は酢酸塩の状態で前駆体中に存在し得る。
【0020】
好ましい実施の形態では、天然マグネタイトが前駆体として使用される。このような天然マグネタイトの組成は、1成分以上の成分c)、d)及びe)の転化により、適宜変更され得る。
【0021】
別の好ましい実施の形態では、使用される還元剤は、鉄、c)に記載された単体、d)に記載された単体、マンガン、炭素及びこれらの混合物からなる群から選ばれ、好ましくは鉄、アルミニウム、マグネシウム、炭素及びこれらの混合物から選ばれ、特に鉄である。
【0022】
本発明に従って規定された、酸化物組成物中の三価の鉄に対する二価の鉄の割合に設定するのに必要な還元剤の量は、数種の予備試験で容易に決定される。
【0023】
鉄が還元剤として使用される場合、前駆体中に存在する鉄と酸素の合計量に対して、1〜50質量%の鉄を添加することが特に有利であることが見出された。
【0024】
本発明の酸化物組成物は担持触媒又は非担持触媒、好ましくは非担持触媒に転化され得る。なぜなら、還元雰囲気での処理(「活性化」)、例えば触媒を水素雰囲気又は水素と窒素等の不活性気体を含む気体混合物に、200〜500℃、好ましくは250〜450℃で2〜120時間曝すことによって、この触媒を、好ましくは水素添加、特にニトリル基からアミン基への水素添加するために使用して、例えばアジポニトリルを6−アミノカプロニトリルとヘキサメチレンジアミンの混合物、又はヘキサメチレンジアミンだけに転化するからである。ここで、触媒上での空間速度は、触媒1リットル、1時間当たり、2000〜10000標準リットルであるのが好ましい。
【0025】
活性化は、合成反応器内で直接的に有利に実施される。なぜなら、活性化では、通常、他の場合に必要である中間段階、すなわち20〜80℃、好ましくは25〜65℃での酸素/窒素混合物、例えば空気による表面の不動態化を省くからである。不動態された触媒の活性化は、合成反応器内で、水素含有雰囲気において180〜500℃、好ましくは200〜350℃で実施されるのが好ましい。
【0026】
触媒は、向流型又は順流型の固定床触媒、又は吊された触媒(suspended catalysts)として使用され得る。
【0027】
水素添加の出発材料として、以下の式
NC−(CH−CN
(但し、nが1〜10、特に2、3、4、5、又は6の整数である。)で表されるα、ω−脂肪族ジニトリルが有利に使用される。
【0028】
特に好ましい化合物は、スクシノニトリル、グルタロニトリル、アジポニトリル、ピメロニトリル及びスベロニトリル、極めて好ましくは、アジポニトリルである。
【0029】
上述したジニトリルは、液体希釈剤及び上記いずれかの触媒存在下で部分的に水素添加されて、以下の式
NC−(CH−CH−NH
(但し、nが上記に定義されている。)で表されるα、ω−アミノニトリルを形成するのが好ましい。
【0030】
特に好ましいアミノニトリルは、nが、2、3、4、5又は6、特に4のアミノニトリル、すなわち、4−アミノブタノニトリル、5−ペンタノニトリル、6−アミノヘキサノニトリル(「6−アミノカプロニトリル」)、7−アミノヘプタノニトリル及び8−アミノオクタノニトリル、非常に特に好ましくは、6−アミノカプロニトリルである。
【0031】
反応が懸濁液中で実施される場合、温度は通常、40〜150℃、好ましくは50〜100℃、特に好ましくは、60〜90℃の範囲に選ばれ、圧力は、通常2〜30MPa、好ましくは3〜30MPa、特に好ましくは、4〜9MPaの範囲になるように選ばれる。滞留時間は、主に所望の収率、選択性及び所望の転化率に依存し、滞留時間は、最大収率が達成されるように例えば、50〜275分の範囲、好ましくは70〜200分の範囲で選択される。
【0032】
懸濁水素添加において、使用される液体希釈剤は、好ましくは、アンモニア、アミン、ジアミン、又は、トリアミン1個のアミン側鎖に1個〜6個の炭素原子を有する、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、又はトリブチルアミン、又はアルコール、特にメタノール又はエタノールであり、特に好ましくはアンモニアである。
【0033】
ジニトリル濃度は、ジニトリルと液体希釈剤の合計に対して、10〜90質量%、好ましくは30〜80質量%、特に好ましくは40〜70質量%の範囲にあることが有利である。
【0034】
使用される触媒の量は、使用されるジニトリルの量に対して、通常、1〜50質量%、好ましくは5〜20質量%の範囲である。
【0035】
懸濁水素添加は、通常液相において回分で、又は好ましくは連続的に実施され得る。
【0036】
部分水素添加も、順流又は向流形態の固定床反応器において、通常20〜150℃、好ましくは30〜90℃で、そして通常2〜40MPa好ましくは3〜30MPaの圧力で、回分で又は連続的に実施される。
【0037】
部分水素添加は、液体希釈剤、好ましくはアンモニア、アミン、ジアミン、又はトリアミン1個のアミン側鎖に1個〜6個の炭素原子を有する、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、又はトリブチルアミン、又はアルコール、特にメタノール又はエタノール、特に好ましくはアンモニアの存在下で実施されることが好ましい。好ましい実施の形態では、アンモニアの量は、ジニトリル1g当たり1〜10g、好ましくは2〜6gの範囲になるように選択される。触媒上での空間速度は、触媒1リットル、1時間当たり、ジニトリル0.1〜2.0kg、好ましくは0.3〜1.0kgの範囲であることが好ましい。ここでもまた、転化率及びこれによる選択性は滞留時間を変えることにより調整され得る。
【0038】
部分的な水素添加により、ジニトリル、α、ω−アミノニトリル及びα、ω−ジアミンを含む混合物を得る。完全な水素添加によりα、ω−ジアミンを含む混合物を得る。
【0039】
所望の1種以上の生成物は、このような混合物のためにそれ自体知られた方法、例えば、蒸留又は抽出によりこれらの混合物から分離され得る。このような分離方法は、例えば、WO96/20166、WO98/11059、WO99/44983及びWO99/44984に記載されている。
【実施例】
【0040】
実施例1:本発明による酸化物組成物の製造
組成物が、900kgの天然マグネタイト及び75kgの鉄粉末の混合物を空気中において1550℃で溶解することにより製造された。溶解物が室温にまで冷却され、そして凝固化された後、組成物は次のように構成される:72質量%の鉄、0.17質量%のマンガン、0.08質量%のアルミニウム、0.03質量%のカルシウム、0.05質量%のマグネシウム、0.12質量%の珪素、0.01質量%のチタン、平行酸素。ウスタイト含有量は、合計質量に対して、44%であった。三価の鉄に対する二価の鉄の原子比は、1.76であった。
【0041】
実施例2:触媒の製造
実施例1に記載の組成物は、ジョークラッシャーで細かに砕かれた。1.5〜3mmのふるい分率でふるい分けられ、そして水素/窒素流において450℃で72時間、還元された。窒素下で冷却後、触媒を窒素中で1%の空気の混合物を使用して24時間に亘って不動態化し、その際、触媒床の温度は発熱反応の間に65℃未満に維持された。
【0042】
実施例3:固定床でのアジポニトリルの水素添加
連続して結合された3基の管状反応器(合計長さ=4.5m、d=6mm)に、141ml(239g)の実施例2で記載されたように製造された触媒(1.5−3mmサイズ分級物)が充填され、そしてその後、大気圧で水素流(200l/h)において還元された。この目的のため、温度が70℃から340℃へと24時間にわたって増加され、そしてその後72時間、340℃に保持された。温度が下げられた後、75.0ml/hのADN(アジポニトリル)、370ml/hのNH及び200標準l/hのHの混合物が、250バールで反応器中に供給された。
【0043】
上述の条件下で、以下の結果が温度の関数として得られた。
【0044】
【表1】
Figure 2005506186
【0045】
比較例1:触媒の製造
触媒が、WO98/11059の実施例2aに記載されているように調製された。
【0046】
比較例2:固定床でのアジポニトリルの水素添加
比較例1で調製された触媒を使用し、アジポニトリルが、WO98/11059の実施例2bに記載されているように、固定床で水素添加された。
【0047】
以下の結果が得られた。
【0048】
【表2】
Figure 2005506186

Claims (9)

  1. 触媒前駆体として適当であり、
    a)二価の鉄の三価の鉄に対する原子比が、0.5を超え5.5までの範囲である二価の鉄及び三価の鉄、
    b)二価の鉄及び三価の鉄に対する対イオンとしての酸素
    を含む酸化物組成物。
  2. 更に、
    c)a)に対して、0.01〜5質量%の、アルミニウム、珪素、ジルコニウム、チタン及びバナジウムからなる群から選ばれる1種、2種、3種、4種、又は5種の単体を基礎とする、促進剤、及び
    d)アルカリ金属又はアルカリ土類金属を基礎とする、a)に対して0〜0.5質量%の化合物、
    を含む請求項1に記載の組成物。
  3. 更に、
    d)アルカリ金属又はアルカリ土類金属を基礎とする、a)に対して0〜0.5質量%の化合物、
    を含む請求項1に記載の組成物。
  4. 更に、
    e)0.001〜1質量%の、マンガンを基礎とする化合物の形のマンガンを含む請求項1〜3の何れかに記載の組成物。
  5. 0を超え90%までの二価の鉄が、ウスタイトとして酸化物の形で存在する請求項1〜4の何れかに記載の組成物。
  6. 鉄、酸素及び、適宜1成分以上の成分c)、d)及びe)を含み、そしてa)で定義された原子比よりも低い三価の鉄に対する二価の鉄の原子比を有する前駆体を、還元剤存在下で少なくとも前駆体の融点まで加熱する請求項1〜5の何れかに記載の組成物を製造する方法。
  7. 使用される前駆体が天然のマグネタイトである請求項6に記載の方法。
  8. 使用される還元剤が、鉄、c)に記載された単体、d)に記載された単体、マンガン、炭素、及びこれらの混合物からなる群から選ばれる請求項6又は請求項7に記載の方法。
  9. 使用される還元剤が鉄、アルミニウム、マグネシウム、炭素、及びこれらの混合物からなる群から選ばれる請求項6又は請求項7に記載の方法。
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