JP2005505265A - 多数構成要素ペット・フード包装 - Google Patents

多数構成要素ペット・フード包装 Download PDF

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アルブジャ、マリオ
アグイラー、カルロス、エイ
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ネステク ソシエテ アノニム
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    • A01K5/01Feed troughs; Feed pails
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Abstract

改良されたペット・フード・スナック、およびそれを保持し、極めて味の良いペーストまたはソースと組み合わせた乾燥ペット・フードなどの、異なったペット・フード構成要素の組合せを供給し、出すための容器が提供される。この容器は、構造的に一体化された区画に、別個の第1および第2のペット・フードを収容する。一実施例では、容器は、取り外し可能なクロージャを有し、これは、取り外されると、自動的に第1および第2のペット・フードを接触するように配置する。容器は、接触された第1および第2のペット・フードを保持するボールの形態であることができる。ボールは、接触された第1および第2のペット・フードを、ペットに出すのに適している。ペットの飼い主は、別途用具を用いずに、容器を開き、接触された第1および第2のペット・フードを出すことができる。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、ペット・フードに関する。より詳しくは、本発明は、ペット・フードを含むペット・フード容器に関する。
【背景技術】
【0002】
多様なペット・フード製品が、消費者に利用可能である。それらの製品は、完全な栄養補給を提供する製品から、スナックまで多岐にわたる。これらの製品は、多様な形状、大きさ、および形態で利用可能である。ペット・フード、そして、ある程度までは、ペット・フード・スナックは、ペットに、完全な栄養を提供するようになっている。ある種のペット・フードは、さらに、病気に対する免疫力を高め、それと戦い、または制御するようになっている。栄養が、重要な要因である一方、ペット・フードおよびペット・フード・スナックは、ペットが、適切な栄養に必要な量を摂取できるように、味の良いものでなければならない。ペットが食べないペット・フード、またはペット・フード・スナックを、ペットの飼い主が、繰り返し購入することはあり得ない。
【0003】
缶詰のペット・フード製品、または水分量の多いペット・フード製品は、肉を含み、一般に、重量で50%を超える含水量を有するが、通常、乾燥ペット・フードよりも味が良い。
【0004】
しかし、乾燥ペット・フードは、ペット・フードとして、極めて栄養価の高い形態である。乾燥ペット・フードの含水量が、相対的に低くなれば、成分の栄養バランスの程度は、高くなる。さらに、乾燥ペット・フードは、ペットの歯の衛生に利益をもたらす。この点に関して、ペットの、乾燥製品を噛み、咀嚼する動作は、ペットの歯から、歯石を除去する助けとなる。
【0005】
乾燥ペット・フードは、他の利点も提供する。乾燥ペット・フードは、一般に、水分を含んだ、同様量のペット・フードよりも安価である。周囲条件に曝されても、乾燥ペット・フードの方が、より長い時間にわたって新鮮である。これによって、ペットの飼い主は、より長い時間にわたって、ペットが食べるように皿の中に乾燥ペット・フードを置いておくことができる。
【0006】
乾燥ペット・フードを、ペットにとって、より味の良いものにするために、様々な試みがなされてきた。同様に、乾燥ペット・フードを、ペットの飼い主にとって、より望ましいものにするためにも、様々な試みがなされてきた。例えば、ペット・フード産業は、乾燥フードに、味を良くするものを添加してきた。このような食品向上剤は効果があるものの、乾燥ペット・フードの味の良さ、および乾燥ペット・フードの人気を高める必要が、やはり存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、水分のある食事構成要素、極めて味の良いペーストもしくはソース、または機能成分と組み合わせて、乾燥ペット・フード製品を提供し、分給する方法および製品を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的のために、本発明の第1の態様によれば、ペット・フード容器は、食事またはスナックを作るために組み合わせる、第1および第2の異なった食品を収容するハウジングと、組み合わすことを所望するまで、それらの食品を別々にしておく区別手段とを備え、その区別手段は、構造的にハウジングと一体化される。ハウジングは、軟性または半剛性の材料から構築することができる。
【0009】
本発明の一実施例では、ペット・フードを含むペット・フード容器であって、容器ハウジングが、トレイと、そのトレイ上に形成される、水分含有フード区画、および乾燥フード区画をそれぞれに備える区別手段とを含み、乾燥フード区画が、乾燥ペット・フードのユニットを含み、水分含有フード区画が、若干量の水分含有フードを含む、ペット・フード容器が提供される。
【0010】
一実施例では、乾燥ペット・フード区画は、多数の乾燥ペット・フード・ユニットを、包装された順番で維持するように、空間的に適合される。
【0011】
一実施例では、乾燥ペット・フードは、粉末状の食事栄養補助剤を含む。この栄養補助剤は、機能成分を含むことが好ましい。一実施例の機能成分は、体に良い働きをする微生物、またはその培養物の一部分を含む。一実施例のこのような一部分は、細胞の破片、代謝産物、またはその培養物の上清を含む。
【0012】
一実施例では、水分含有ペット・フードは、風味付けされたクリーム・ペーストである。
【0013】
一実施例では、水分含有ペット・フードは、食用油および/または食用脂を含む。
【0014】
一実施例では、水分含有ペット・フードは、常温保存可能である。
【0015】
一実施例では、水分含有ペット・フードは、機能成分を含む。一実施例の機能成分は、体に良い働きをする微生物、またはその培養物の一部分を含む。一実施例のこのような一部分は、細胞の破片、代謝産物、またはその培養物の上清を含む。
【0016】
一実施例では、容器は、トレイ内に形成された、若干量の第2の水分含有フードを有する、第2の水分含有フード区画を含む。
【0017】
一実施例では、容器は、再密閉可能な蓋を含む。
【0018】
本発明の他の実施例では、ペット・フード容器は、別個の食事構成要素を個別に保管する、少なくとも2つの気密区画を画定するハウジングと、それぞれの区画に個別に保管される異なった食品構成要素とを備える。
【0019】
一実施例では、一方の構成要素は、乾燥ペット・フードもしくは乾燥したペット用ご馳走であり、他方の構成要素は、流動性食品、または食品栄養補助剤である。一実施例でのこの栄養補助剤は、微生物、またはその代謝産物部分である。
【0020】
一実施例では、容器は、パウチである。
【0021】
一実施例では、容器は、異なった食品構成要素を組み合わせることができるように、少なくとも1つの取り外し可能な区別手段を含む。取り外し可能な区別手段は、別個の構成要素同士を混合してから、分給し、または提供することを可能にする。
【0022】
一実施例では、1つのペット・フード区画を、別のペット・フード区画の上に折り重ねることができるように、容器は、折り目を含む。
【0023】
本発明のさらなる実施例では、ペット・フード容器であって、トレイと、トレイ内に形成された複数のペット・フード区画とを含む容器が提供される。ペット・フード区画は、特定量、特定の種類のペット・フードを保持するように、個々に空間的に適合される。少なくとも1つの区画は、不透水性であり、それによって、若干量のペット・フードを、漏水なく保持するようになっている。この容器は、容器に取り外し可能に取り付けられた、再密閉可能な蓋も含む。この蓋は、区画を、周囲条件から密閉するようになっている。
【0024】
一実施例では、トレイはプラスチックである。
【0025】
一実施例では、トレイは、繊維を基礎とし、例えば、トレイは、段ボール原紙、厚紙、もしくは防壁紙、または、それらのうちの1つを含む積層板であることもできる。
【0026】
一実施例では、再密閉可能な蓋は、各区画それぞれを、個別に密閉するようになっている。
【0027】
本発明の、さらに他の実施例では、乾燥ペット・フード、および水分含有ペット・フードを含むペット・フード容器であって、乾燥ペット・フードから、水分含有ペット・フードを区別する手段を含み、この区別手段が、第1および第2の区画を備える容器が提供される。ペット・フード容器は、第1区画に保管される乾燥ペット・フード・ユニットを含む。乾燥ペット・フードは、若干量の水分含有ペット・フードを保持するように設計された表面を含むが、水分含有ペット・フードは、乾燥ペット・フードか区別して、第2の区画で保管される。好ましい実施例では、容器は、区画が画定されるトレイを含む。区画は、型出しによって画定されることが好ましい。
【0028】
一実施例では、乾燥ペット・フード製品は、長方形の形状を有する本体を含む。
【0029】
一実施例では、乾燥ペット・フード製品は、柄杓を画定する形状である。一実施例の製品は、スプーンの形状を有する。
【0030】
本発明のさらなる実施例では、ペット・フード製品を供給する方法が提供される。この方法は、複数のペット・フードを収容する容器を提供する段階を含む。この容器は、若干数の乾燥ペット・フード・ユニットと、若干量の第1の水分含有ペット・フードとを含む。乾燥ペット・フード・ユニットは、若干量の第1の水分含有ペット・フードを保持するようになった表面を有する。この方法は、消費者が、乾燥ペット・フード・ユニットを握持し、取り出し、その乾燥ペット・フード・ユニットを使用して、若干量の第1の水分含有ペット・フードを取り出し、ペットに対して、水分含有ペット・フードを備えた乾燥ペット・フード・ユニットを提供することを可能にする段階を含む。
【0031】
一実施例では、この方法は、消費者が、乾燥ペット・フード・ユニットを使用して、若干量の第2の水分含有ペット・フードを取り出すことを可能にする、さらなる段階を含む。乾燥ペット・フード・ユニットに若干量の水分含有フードをすくうのに適した柄杓形状を有する構成を与えることによって、消費者が上記のようにすることが可能になる。
【0032】
本発明のさらに他の実施例では、ペット・フードを有するペット・フード容器が提供される。この容器は、ハウジングまたはボールを含む。第1および第2のペット・フードが、ハウジングまたはボール内に配設され、それらを離しておくように、区別手段が提供される。クロージャが提供されるが、これは、ハウジングまたはボールから取り外される時、その取り外しによって、第1および第2のペット・フードが、互いに接触するように、構築され、配置される。
【0033】
一実施例では、ボールは、プラスチック製であり、電子レンジで使用可能である。
【0034】
一実施例では、ボールは、自動販売機から提供されるように寸法決めされる。
【0035】
一実施例では、クロージャは、蓋である。蓋は、再密閉可能であることが好ましい。
【0036】
一実施例では、第1のペット・フードは乾燥しており、第2のペット・フードは水分を含む。
【0037】
一実施例では、第1のペット・フードは半乾燥であり、第2のペット・フードは水分を含む。
【0038】
一実施例では、第1および第2のペット・フードのうちの、少なくとも一方が、ペットに対して算出された服用量の、薬剤または栄養補助食品を含む。
【0039】
一実施例では、第2のペット・フードは、包装で保管される。この包装は、ボールの内側に配設され、クロージャが、ボールから取り外される時、破裂する。
【0040】
一実施例では、包装は、包装の裂け線に沿って裂けるように、予め配設される。
【0041】
一実施例では、クロージャは、よじれて、それによって包装を破裂させるように予め配設される。
【0042】
一実施例では、第2のペット・フードは、包装で保管され、クロージャが、ボールから取り外される時、クロージャは、包装を破裂させる。
【0043】
一実施例では、第2のペット・フードが、クロージャの直接下、かつ第1のペット・フードの上に配設される。
【0044】
さらに、本発明の他の実施例では、ペットに食事を出すための、ペット・フード容器が提供される。この容器は、ペットが、周縁に接触することを可能にする、鋭利ではない周縁を有するハウジング、またはボールを含む。ペット・フードは、ハウジングまたはボール内に保持される。蓋が、ボールのところまで密閉し、ペット・フードを新鮮に保つ。蓋からつまみが延びる。このつまみによって、蓋を握持して、ボールから蓋を取り外すことが可能になる。
【0045】
一実施例では、蓋は、周縁まで密閉し、蓋の縁にそった周縁から、つまみが延びる。
【0046】
一実施例では、蓋の上面に、つまみが配設される。
【0047】
一実施例では、ボールは、若干量のペット・フードを保持するように寸法決めされる。その量は、1回の給餌で摂取することができるものである。
【0048】
さらに、本発明の追加の実施例では、ペット・フード容器を供給する方法が提供される。この方法は、容器が、第1および第2のペット・フードを個別に収容できるように、区別手段を有する容器を生み出すことを含む。この容器は、取り外し可能なクロージャを有し、これは、取り外されると、自動的に、第1および第2のペット・フードを、接触するように配置する。この容器は、第1および第2のペット・フードを収容するボールを有する。このボールは、接触した第1および第2のペット・フードを出すのに適している。この方法は、容器を小売店に配給することも含む。
【0049】
一実施例では、第2のペット・フードは、水分含有ペット・フードであって、これは、クロージャが、容器から取り外されると、自動的に破裂する包装で保管される。
【0050】
一実施例では、包装は、バッグまたはパウチである。
【0051】
一実施例では、小売店は、スーパーマーケット、コンビニエンス・ストア、サービスの速やかなレストラン、または自動販売機である。
【0052】
さらに、本発明の他の実施例では、ペット・フード容器を供給する方法が提供される。この方法は、第1および第2のペット・フードを個別に収容できるように、区別手段を有する容器を供給することを含む。この容器は、取り外し可能なクロージャを有し、これは、取り外されると、区別手段を破裂させて、自動的に、第1および第2のペット・フードを、接触するように配置する。この容器は、第1および第2のペット・フードを収容するボールを有する。このボールは、接触した第1および第2のペット・フードを出すのに適している。この方法は、容器を開け、接触した第1および第2のペット・フードを出すことを含む。
【0053】
一実施例では、クロージャは、ボールの蓋である。
【0054】
一実施例では、方法は、ボールから蓋を開けることを含む。
【0055】
一実施例では、方法は、追加の道具または用具を用いずに、容器を開け、接触した第1および第2のペット・フードを出すことを含む。
【0056】
一実施例では、方法は、水分含有ペット・フードおよび乾燥ペット・フードの混合物を出すことを含む。この方法は、水分含有ペット・フードの少なくとも一部分を、乾燥ペット・フードの少なくとも一部分と組み合わせて、食事を形成することをさらに含む。
【0057】
本発明の利点は、改善されたペット・フード・スナックを提供することである。
【0058】
本発明の他の利点は、改善されたペット・フード容器を提供することである。
【0059】
さらに、本発明の利点は、乾燥ペット・フード構成要素と、水分含有ペット・フード構成要素とを含む、改善されたペット・フードを提供することである。
【0060】
なおさらに、本発明の利点は、ペット・フード製品を消費者に供給する便利で魅力的な方法を提供することである。
【0061】
さらに、本発明の利点は、消費者が、用具を必要とせずに、彼らのペットに、水分含有ペット・フード製品を供給することを可能にする、完全な製品を提供することである。本発明は、旅行者が便利に用意することのできる持ち運びの可能な構成で、完全な食事またはスナックの構成要素を取る手段を提供する。
【0062】
さらに、本発明の利点は、乾燥ペット・フードをベースにした、より味の良い食事を提供することである。
【0063】
さらに、本発明の利点は、ペットに出すことのできるペット・フード容器を提供することである。
【0064】
なおさらに、本発明の利点は、開けるための道具または用具を必要とせずに、ペットに出すことのできるペット・フード容器を提供することである。
【0065】
なおさらに、本発明の利点は、後片付けの必要なく、ペットに出し、その後で捨てることのできるペット・フード容器を提供することである。
【0066】
さらに、本発明の利点は、自動販売機から提供し、またはサービスの速やかなレストランで提供することのできるペット・フード容器を提供することである。
【0067】
なおさらに、本発明の利点は、容器から蓋を取り外すと同時に、自動的に、水分含有ペット・フードの包装を開けるペット・フード容器を提供することである。
【0068】
なおさらに、本発明の利点は、薬の入ったペット・フードを提供することである。
【0069】
本発明のさらなる特徴および利点が、現在好ましい実施例の、詳しい記述で述べられ、そこから明らかとなろう。
【実施例】
【0070】
本発明は、ペット・フード製品と、それらを供給する方法とを提供するが、その製品は、消費者が所望する時、組み合わせて、食事またはスナックを作るための、第1および第2のフード構成要素が、個別に含まれる容器を備える。この容器は、フード構成要素を、組み合わせることが必要になるまで、別々にしておく区別手段をさらに備え、この区別手段は、容器と構造的に一体化される。
【0071】
次いで図1を参照すると、本発明の、多数区画ペット・フード容器10の実施例の斜視図が示してある。容器10は、正面12、複数の側面14、背面16、および再密閉可能な蓋18を含む。図示する実施例では、蓋は、蝶番によって開かれるように適合することができる。しかし、必要であれば、蓋を、完全に取り外し可能に構築することもできる。正面12、側面14、背面16、および蓋18は、任意の材料で作るように適合することができる。例えば、容器10は、厚紙、段ボール原紙、防壁紙などの繊維材料から作り、またはプラスチックから作ることができ、またはそれらの任意の適切な組合せから作られる積層板を含むこともできる。容器10の形状、および相対的な大きさは、本発明の範囲から逸脱することなく、図示する実施例、すなわち、全体に平らで、長方形の容器10から、変化することができる。例えば、必要であれば、容器10は、四角形または楕円形であることができる。
【0072】
図示する実施例では、正面12、側面14、および背面16が、トレイ20を支持する。トレイ20は、トレイ表面22と、トレイ表面22から下向きに、容器10内に突き出る複数の個別の区画24、26、および28とを含む。トレイ表面22と、複数の個別の区画24、26、および28とは、適切な成形加工によって、1つのものとして形成されることが好ましい。トレイは、プラスチック、または、水分含有ペット・フードを支持するのに適切な、適切な不浸透性材料から作ることができる。トレイ20は、図示しない、他の取り付け具、または他の構造部材も含むことができ、これらによって、容器10が、トレイ20を定位置に固定することが可能になり、またこれらは、トレイ20が、本明細書で述べたペット・フード製品を支持するのを助ける。
【0073】
区画24、26、および28は、それらが支持するように意図された、ペット・フード製品の量を支持するように適合された体積を画定することが好ましい。したがって、区画によって、長さ、幅、および深さが異なる。この区画は、図示する通り、実質的に四角形もしくは長方形の外形を有するように、または他の直線辺を有する外形もしくは丸い外形を有するように適合することができる。容器10を、3つの区画を有するように図示するが、容器10は、トレイ成形という形で構造的に区別された、任意の数の、好ましくは少なくとも2つの区画を有することができる。
【0074】
図示する実施例では、区画24は、区画26および28よりも大きく、乾燥ペット・フード、好ましくは所定の形状を有する乾燥ペット・フードを保持し、または包装するようになっている。区画24の形状および深さは、所定数の乾燥フード・ユニット、または特定重量等の他の測定法による乾燥フードを受け取るようになっていることが好ましい。
【0075】
区画26および28はいずれも、所定量の水分含有ペット・フード、好ましくはソース、ペースト、もしくは細かく切られた水分含有ペット・フードを保持し、または包装するように、空間的に適合される。区画26および28は、ある種のソース、ペースト、または細かく切られたフードをいくらか保持するように、様々なサイズであることができ、また様々な厚みの水分含有ペット・フードを収容するように、様々な形状であることができる。区画26および28は、プラスチック製であるか、あるいは、プラスチック薄膜もしくは蝋などの、不透水性の塗膜でコーティングされる。水分含有フード区画26および28は、50%を実質的に超える率を含む、重量による任意の水分含有率を有する水分含有ペーストもしくはソースを、浸透させずに保持する。好ましい実施例では、水分の乾燥フードへの浸入に対して防壁を提供するために、区画24も同様にコーティングする。
【0076】
上述の通り、容器10は、再密閉可能な蓋18を含む。再密閉可能な蓋18は、消費者が、蓋18を開け、容器10からペット・フード製品の一部分を取り出し、蓋18を閉め、さらなる外気が未使用のペット・フードの部分に接触しないようにする密閉を形成することが可能になるように適合される。容器10は、使い捨て容器用の、多くの様々な、知られているタイプの再使用可能な密閉を用いるように適合することができる。
【0077】
一実施例では、トレイ表面22は、トレイ20の外側縁部に沿って延びる、下向きに延びる途切れのない溝30を画定する。トレイ表面22は、水分含有ペット・フード区画26の周囲に延びる、同様の溝32も画定する。図示する通り、溝32は、水分含有フード区画26の正面側に沿って、大きな方の溝30と係合する。これに代えて、溝32は、水分含有フード区画26の各側面それぞれの周囲にも延びる。トレイ表面22は、ペット・フード区画28の各側面それぞれの周囲に延びる同様の溝34を画定する。これに代えて、溝32は、水分含有フード構成要素28の3つの側面の周囲に延び、水分含有フード構成要素28の背面に沿った大きな方の溝30と対合する。図示しないが、トレイ表面22は、乾燥フード区画の周囲にも、同様の溝を画定することができる。
【0078】
この実施例では、蓋18は、蓋18の内側表面から突き出る、蓋18の外側縁部に沿って延びる、途切れのない密閉リブ36を含む。蓋18はまた、蓋18の内部で3方向に延び、大きい方のリブ36と係合して、その3辺を閉じる、突き出たリブ38も含む。これに代えて、突き出たリブ38は、溝32の形状に応じて、4辺を有する。蓋18は、4方向に延び、囲まれた形状を形成する、突き出たリブ40をさらに含む。これに代えて、突き出たリブ40は、溝34の形状に応じて、3辺を有する。
【0079】
蓋18のリブは、それぞれが、トレイ20の溝よりも僅かに幅広い。リブも、リブが溝の中に押し嵌められて密閉を形成するように、適切に変形することのできる材料から作ることができる。変形の大きさおよび材料の摩擦特性は、消費者が、妥当な量の力を使って、蓋18を開けることができるように設計される。蓋18を開けた後、リブは、その元の形状に拡張するように、充分な軟性があり、それによって、消費者は、蓋18を再密閉することができる。
【0080】
この実施例では、容器10のトレイ20上に蓋18を閉じる時、リブ36は溝30と対合し、トレイ表面22の全体を実質的に密閉する。さらに、消費者が蓋18を閉じる時、リブ38は溝32と対合し、水分含有フード区画26を密閉し、リブ40は溝34と対合し、水分含有フード区画28を密閉する。他の密閉の実施例も、同様に、トレイ全体および/または個々の区画を密閉するのに適合可能となる。
【0081】
図示する実施例では、容器10は、トレイ表面22の全体と、そこに含まれるいずれのペット・フードも、リブ36/溝30の接触面によって、実質的に密閉する。容器10は、水分含有ペット・フード構成要素26および28も、それぞれのリブ/溝の接触面によって個々に密閉して、水分含有フードが、トレイ表面22上にこぼれ出て、他のフード構成要素等の中に入り込む可能性がなくなる。容器10は、本明細書で述べた形で、乾燥ペット・フード区画24を個々に密閉することも含み、それによって、乾燥ペット・フードの切れ端、切りくず、または小片が、トレイ表面22と蓋18の内壁の間の開いた空間内へと滑り込む可能性がなくなる。必要に応じて、蓋を、トレイ表面22しか密閉せず、水分含有ペット・フード区画26および28は個々に密閉しないように設計することもできる。例えば、水分含有フードが、ソース状に対してペースト状であり、充分に高粘度であって、離れず、かつ/または区画からこぼれ出ず、他の区画の中に入り込むことがない時、蓋は、トレイ表面22を密閉することができる。
【0082】
次いで図2を参照すると、容器10に、乾燥ペット・フードおよび水分含有ペット・フードが包装され、または詰められているところが図示してある。乾燥フード区画24は、効率の良い、順序正しい形で並べて包装された、複数の乾燥ペット・フード・ディッピング・ユニット42を含む。水分含有フード区画26は、若干量の水分含有ペット・フード44を含む。水分含有ペット・フード44の量は、水分含有ペット・フード44に接触せず、過剰に力をかけずに、蓋18を閉じることが可能となるものであることが好ましい。水分含有フード区画28は、同様に適切な量の異なった水分含有ペット・フード46を含む。
【0083】
代替実施例では、基板トレイ内だけに一体的に成形された、個別の区画24、26、および28を、有するのではなく、少なくとも1つの区画が蓋に形成されて、蓋がトレイ上に置かれてトレイが閉まる時、各蓋区画が、それに対応して配置されたトレイ区画によって画定される空洞の一部分に嵌るようになる。一例では、トレイ22によって画定される面積のほとんどを占めるように拡大した、図1の区画24のように、フードを受け取るそのような主区画を、1つしか設けない。主区画とは異なる種類のフードを保持するように、蓋部分18に第2の区画が形成される。蓋区画には、フードが詰められ、異なったフードの間に区別障壁をもたらす、熱によって結合可能な薄片層で閉じて、密閉される。次いで蓋が倒され、基板トレイ22に嵌って、蓋区画が、基板主区画24によって画定される空洞の一部に嵌るようになる。
【0084】
さらなる実施例では、第2フードの入れ場が設けられるが、これは、蓋18と一体化され、トレイ22の主区画によって画定される空間の一部に嵌るようになっている。この入れ場は、その中のフードと、主区画内の異なったフードとの区別をもたらす不浸透性の壁を有する。蓋は、例えば、入れ場から外れ、その内容物が、主区画内のフード上にこぼれるようにすることによって、この区別を崩壊するように設計される。
【0085】
次いで図3および4を参照すると、図2で参照した乾燥ディッピング・ユニット42のそれ自体と、水分含有ペット・フードと組み合わせたものとの斜視図がそれぞれに図示してある。乾燥フード・ユニット42は、任意の知られている乾燥ペット・フード構成要素から作られるように、あるいは一実施例では、成形され、焼かれるように適合することができる。ある種の実施例では、乾燥フードは、機能フードまたはフード材料を含む。機能フードまたは材料は、他の品目の中でもとりわけ、ビタミン、ミネラル、不溶性もしくは溶解性繊維、機能抽出物ないし体に良い働きをする微生物、それらの培養物の部分、それらの細胞破片、それらの培養物の上清、およびその他の代謝性部分を含む。一実施例では、乾燥ペット・フードは、粉末状の食事栄養補助剤を含む。
【0086】
図示する実施例では、乾燥フード・ユニット42は、取手部分48とディッピング部分50とを含む。乾燥フード・ユニット42には、多様な形状および設計を用いることができる。例えば、スプーン形状が必要な場合、取手部分48は、円形、楕円形、四角形、長方形、または他の形状の断面と、平らもしくは丸い端部とを有することができる。好ましい実施例では、取手部分48、ならびに取手とディッピング部分の中間部は、長方形で、平らな側面を有する。ディッピング部分50は、部分的に円形、楕円形、四角形、長方形、または他の形状の断面と、平らもしくは丸い端部とを含むことができる。好ましい実施例では、ディッピング部分50は、長方形であり、平らな側面および平らな端部を有することも好ましい。しかし、ディッピング部分50はまた、平らなディッピング表面52および/もしくは窪み54の一方または両方も有するが、これは、好ましい一実施例では、スプーン形状であり、長方形のディッピング部分50によって画定される。
【0087】
平らな表面52および窪み54は、若干量の水分含有ペット・フードを保持または支持するように適合され、それによって、ペットの飼い主または消費者は、(i)取手部分48を握持し、保持し、(ii)ディッピング部分50を水分含有ペット・フードに浸し、(iii)若干量の水分含有フードを、その区画から平らな表面52へと抽出し(iv)取手部分48によってそのペット・フードの組合せを巧みに扱い、(v)その水分含有フード、または乾燥フード/水分含有フードの組合せのいずれかをペットに与える。
【0088】
水分含有フード44および46などの水分含有ペット・フードは、任意のタイプの、市販されている水分含有ペット・フードを含むことができるが、極めて味の良い、ソース、グレイビー・ソース、ジェル、および/またはペーストであることが好ましい。これらのソースまたはペーストは、油、脂、および他の乾燥材料と共に調整されて、水分含有ペット・フードは常温保存可能となり、防腐剤が必要なくなる。これらのソース、グレイビー・ソース、およびペーストは、味の良さを高めるもの、および/または栄養補助剤である。栄養補助剤は、他の品目の中でも、ビタミン、ミネラル、前生物的なもの、および体に良いもの等を含む。食用ジェルを、調合薬、または栄養薬、または機能成分の担体として供給することもできるこのジェルは、好ましくは、半流動性であり、乾燥フード上にこぼれ、または広がることができて、健康上の利点をペットに与えるようになされた食品栄養補助剤が送達される。
【0089】
上述の通り、容器10のトレイ20は、任意の数の水分含有フード区画を含む。トレイ20は、同様に、ペーストとソースの任意の組合せを含む。乾燥ディッピング・ユニット42は、容器10が、ソースまたはより低粘性のペーストを包装する時は、窪み54を含むことが好ましい。平らな表面52は、より高粘性のペーストに対しては充分である。
【0090】
トレイには、好ましくは保護された空気の中で、水分含有構成要素、次いで乾燥構成要素が、順次詰められる。この空気は、酸素であり、かつ湿気のないものでなければならない。当業者は、窒素などの乾燥した不活性ガスを使用して、水分含有構成要素および乾燥構成要素がトレイ内に詰められる包装工程域を、ガスシールすることに精通している。
【0091】
本明細書で開示する通りの容器10は、極めて味の良い、栄養価の高いペット・フード・スナックをペットに供給する、自己完結型の、持ち運び可能な方法および装置を提供する。容器10によって、ペットの飼い主は、容器を公園等に運び、栄養価の高い乾燥フード42の一部分と、1つまたは複数の水分含有フード44または46とを与え、未使用のペット・フードを再密閉し、容器10を家に持ち帰り、後で使用することが可能になる。常温保温可能な各ペット・フード・スナックはそれぞれ、容器10内で充分に密閉されて、個々の包装が必要なくなる。したがって、本発明のペット・フード・スナックをペットに与えることで、実質的にゴミが出ることはなく、それによって、容器10の可搬性がさらに向上する。
【0092】
次いで図5を参照すると、本発明の代替実施例を、容器60によって図示してある。容器60は、図1に関連して上述した任意の材料から構築される。容器60は、トレイ表面64を画定するトレイ62を含む。トレイ表面64から、複数の構成要素66および68が延びる。構成要素66および68はそれぞれ、側壁70および底壁72を含む。容器60は、2つ以上の任意の数の区画を含むことができ、図示する2つの区画に限定されない。
【0093】
区画66および68などの、少なくとも1対の区画は、表面64によって画定される蝶番74の両側に存在して、容器60が、蝶番74に沿って畳まれる時、一対の区画が互いに合わさるようになる。蝶番74は、単に、トレイ表面64の折り目でもよいが、当業で周知の通り、より複雑な蝶番を設けることもできる。一実施例の蝶番には、側部76および78に沿って、容器60の畳みを収容するのに適切な距離分、細長い切り口が入れられる。この一対の区画は、そうである必要はないが、同一のサイズであることができる。蝶番74の一方側の、単一の区画を、蝶番74の反対側に配設された任意の数の区画と対合するように適合することもできる。
【0094】
1つのタイプのペット・フードが、蝶番74の一方側の区画に配置され、他のタイプのものが、反対側に配置される。容器60が開けられ、蝶番74に沿って折り畳まれると、異なったタイプのペット・フードが混合して、所望のペット・フードの組合せを形成する。図示する実施例では、容器66は、乾燥製品もしくは半含水製品80を含む。乾燥フード製品80は、上述の任意のタイプの乾燥ペット・フードであり、図3および4に関連して開示した形状を有することができる。これに代えて、図示する通りの乾燥フード80は、ナゲット、ペレット、粗挽き等の、より小さなサイズの部分で供給される。
【0095】
図示する実施例では、容器68は、水分含有ペット・フード製品82を含む。水分含有フード製品82は、上述の任意のタイプの水分含有ペット・フードであることができる。これに代えて、水分含有ペット・フードは、水または牛乳を含むことができる。(図示しない)カバーが、区画66および68の両方を覆う。一実施例の容器60は、図5に図示する通り、折り畳まれない位置で包装される。別法として、容器60は、例えば空間を節約する等のために、蝶番74に沿って折り畳まれて包装されるが、容器60は、広げられ、(カバーを取り除いて)開けられ、再び折り畳まれる。
【0096】
これに代えて、容器60は、2つの異なったタイプの乾燥ペット・フード製品または半乾燥製品を収容する一対の対向する区画を含むこともできることを理解されたい。別法として、容器60は、2つの異なったタイプの水分含有ペット・フード製品を収容する一対の対向する区画を、さらに含むこともできる。
【0097】
次いで図6を参照すると、垂直方向に重ねられたフード構成要素を有する代替容器90が図示してある。容器90は、図1に関連して上述した任意の材料から構築することができる。容器90は、トレイ表面94を画定するトレイ92を含む。トレイ表面94から、区画96などの1つまたは複数の区画が延びる。各区画それぞれが、区画の側壁100の周囲に延びる周縁98を含む。容器90は、任意の数の周縁付または段付の区画を含むことができ、図示する1つの区画96に限定されない。
【0098】
部分的に剥がされたところを図示してある仕切り102は、直接周縁98まで密閉して、区画96を、上方副区画96aと下方副区画96bに仕切る。この密閉は、ヒート・シールもしくはインダクション・シールを含むことができ、または、消費可能なペット・フード包装に適した接着剤を使用することもできる。言うまでもなく、容器90を、周縁98などの縁を複数含むように変更して、3つ以上の副区画を作り出すことができる。
【0099】
副区画96aおよび96bは、上述の通りの、異なるタイプのフード製品を収容する。一実施例では、下方副区画96bは、上述の任意の水分含有ペット・フード製品を含む水分含有フード製品104を収容し、上方副区画96aは、任意の形状およびタイプの、上述の乾燥ペット・フード製品を含む乾燥フード製品106を収容する。この実施例では、上方副区画96bから乾燥フード106が取り出され、仕切り102が開けられ、かつ/または取り外され、(i)その時まで乾燥フード106を保持していた別の容器に、水分含有フード104が流され、あるいは、(ii)容器90に乾燥フード106が流され、水分含有フード104と混合される。
【0100】
代替実施例では、下方副区画96bは、乾燥フード106を収容し、上方副区画96aは、水分含有フード製品104を収容する。一履行形態では、水分含有フード104の粘度は、水分含有フードが、仕切り102を通過して、下方副区画96bへと流れ落ちるように、仕切り102に穴を開け、またはそれを裂くことができるようなものである。下方副区画96bは、充分な空間を含んで、水分含有フード106の全てが、通過して流れ落ちることができ、それによって、仕切りを取り外すことができる。
【0101】
(図示しない)カバーが、トレイ92の表面94上の区画96を覆う。一実施例では、仕切り100およびカバーはそれぞれ、薄いプラスチック・シートもしくは不透水性シート、またはプラスチック層もしくは不透水性層でコーティングされた他のシート材料である。代替実施例では、トレイ92の表面94は、折り目の両側に、一対の区画を画定して(図5)、一方の複数フード区画が、他方の複数フード区画の上に折り重なるようになる。
【0102】
ペットが家から離れている時など、必要な場合、組み合わされたペット・フードの食事を容器から直接出すことを容易にするために、図示しない実施例では、容器に、突発的なひっくり返りに対して、適切な安定化手段が設けられる。例えば、容器は、図8に容器を支持しているところを示し、符号132で表すタイプの、全体に先を切り取ったピラミッド状、もしくはフラスト・コニカル状の基部に収容し、または支持することができる。
【0103】
次いで図7を参照すると、代替の軟性パウチ容器110が図示してある。この軟性パウチ容器110は、プラスチック・シート、薄い金属箔、またはプラスチックもしくは薄い金属箔でコーティングされた他の材料などの、任意の適切な、軟性の不透水性材料から作ることができる。容器110は、複数の別個の区画112と114を画定するが、これらは、上記に開示した通りの適切な材料から作られる、軟性の、不透水性の仕切り116によって隔てられる。仕切り116は、したがって、区画112と114の両方に共通する壁である。仕切り116は、区画112と114のそれぞれの面118と120と、実質的に平行に配設されるものとして図示してある。これに代えて、仕切り116を、区画112と114の面118と120に、実質的に垂直に配設することもできる。
【0104】
区画112および114は、異なったタイプの、上記に開示した通りのペット・フード製品を収容する。図示する実施例では、区画112は、乾燥フード製品もしくは半乾燥フード製品122を保持し、区画114は、水分含有フード製品124を保持する。前述の通り、これに代えて、区画112および114はいずれも、異なった乾燥フード製品もしくは半乾燥フード製品、または異なった水分含有フード製品を収容することができる。
【0105】
一実施例では、仕切り116は、少なくとも部分的に取り外し可能であって、区画112と114の製品122と124の間で、連通が可能となり、また、製品を少なくともいくらか混ぜてから、出すことができる。一履行形態では、仕切り116は、仕切り116を破裂させるのに充分な圧力を、面118および120の一方または両方にかけることによって、取り外すことができる。したがって、仕切りによる密閉の強度は、容器110の区画112および114の外面118および120のそれよりも小さなものである。
【0106】
他の実施例では、面118および120は、製品122および124を、同時に別の容器の中に流し込むことができるように、仕切り116から剥がれる。さらなる代替実施例では、容器110は、(図示しない)2つの完全に個別のパウチ区画、すなわち、仕切り116によって隔てられるのではなく、共通の縁に沿って取り付けられるパウチ区画を含む。ここで、これら個別の区画がそれぞれに含む密閉は、破られて、製品が流れ出すようになる。
【0107】
軟性のパウチ容器110の任意の実施例を、複数の仕切り116を使用し、または完全に個別の複数の区画を設けることによって、任意の数の個別区画に分割することができる。さらに、共通の縁に沿って取り付けられた、一対の完全に個別の区画のうちの一方または両方が、仕切り116を含んで、3つまたはそれよりも多いフード製品を混合し、出すことができるようになる。
【0108】
次に図8を参照すると、さらなる代替複数区画ペット・フード容器130が図示してある。容器130は、ハウジングまたはボール132(以下「ボール」と呼ぶ)を含む。一実施例では、ボール132は、成形プラスチックである。他の実施例では、ボール132を、不透水性の厚紙もしくは紙製品、軽量金属もしくは金属箔などの、他の適切な材料から作ることができる。さらに別法として、ボール132を、これらの材料の任意の組合せから作ることもできる。ボール132は、消費者が、ペット・フードをボール132で直接ペットに出すことができるような形状であり、そのように製作される。したがって、ボール132は、ペットが、ボール132から食べる際、ペットを傷つけ、または他の形でペットに危害を与えることのない縁もしくは周縁134を含む。周縁134は、例えば丸みを帯びたもの、または平坦であることができる。
【0109】
消費者は、ボール132およびそこに含まれたペット・フードを、直接ペットに出すので、ボール132または少なくとも周縁134は、味の無い、無臭の材料から作られるべきである。例えば、ある種の金属は、不快な味がする。したがって、ペット・フードの味を損なう可能性のある、これらの金属および他の材料は、好ましい実施例では、選ばれない。
【0110】
ボール132は、一実施例では、電子レンジで使用することもできる。以下に述べる通りのボールは、多数のペット・フードを含む。ある種のペット・フードでは、風味および味の良さを、加熱によって高めることができる。プラスチックの蓋136を有するプラスチックのボール136を電子レンジ内に置き、加熱することができる。
【0111】
蓋136は、ボール132までを密閉する。蓋136は、周縁134までを密閉し、またはボール132の側壁138までを密閉することができる。蓋136は、当業者に周知の、任意の方法によって、ボール132までを密閉する。この密閉は、ヒート・シールもしくはインダクション・シールを含み、または、消費可能なペット・フード包装に適した接着剤を使用することもできる。(図示しない)一実施例では、蓋136は、ボール132に対して再密閉可能である。再密閉可能な蓋136は、上述の任意の技法を使用して、ボール132を再密閉することができる。別法として、接着剤を使用する場合、一実施例の蓋は、接着剤を使用して、ボール132に再密閉される。
【0112】
蓋136は、紙製品、プラスチック、または金属もしくは金属箔から作られるように適合することもできる。蓋136は、例えば、蝋もしくは金属箔の薄い層を、紙もしくは紙製品層に付着させることによって、複数の材料を使用して作ることができる。蓋136は、つまみ、部材、または取り外し機構138を画定する。図示する実施例では、蓋136の縁から、つまみまたは部材138が延びる。他の実施例では、つまみまたは部材138は、蓋136の内部に配設され、つまみ138は、蓋136の上表面で平坦に横たわる。消費者が、蓋136を取り外すことを望む場合、消費者は、つまみまたは部材138を、蓋136の上表面から持ち上げ、ボールから蓋を引き出す。
【0113】
容器130は、複数の異なったタイプのペット・フードを収容する。ボール132は、若干量の乾燥ペット・フードまたは半乾燥ペット・フード140を含むことができる。乾燥ペット・フードまたは半乾燥ペット・フード140は、上記に開示した任意の乾燥ペット・フードまたは半乾燥ペット・フードであることができる。個別の包装またはパウチ142が、水分含有ペット・フード144を収容することが好ましい。水分含有ペット・フード144も同様に、上記に開示した任意の水分含有ペット・フードであることができる。一実施例では、水分含有ペット・フード144は、非粘性のグレイビー・ソース、ブイヨン、または他の液状の味を高めるペット・フード構成要素である。
【0114】
一実施例では、包装またはパウチ142は、薬の入ったペット・フードを保持する。一実施例の水分含有ペット・フード144は、服用量の調合薬、薬品、または栄養補助食品を、好ましくは食事のサイズに適切な量、または別法として、ペットの服用量として適切な量で含む。調合薬、薬品、または栄養補助食品は、(例えば、ガム・アラビカなどの適切な炭水化物を有する)適切な保護カプセル封入母体に封入して、品質低下に対する防壁を提供し、(供給される成分に応じて、)起こり得る味への拒絶を回避することができる。例えば、調合薬、薬品、または栄養補助食品は、それらが乾燥フード上に容易に流れ落ちるように、グレイビー・ソースによって運ばれる、砂糖でコーティングした微小ピルの形で供給することができる。また、ピルは、ペットが消化するまで分解することはない。
【0115】
一実施例の包装142は、水分含有ペット・フード144を完全に取り囲む。つまり、図8には示さないが、包装142は、水分含有フード144、例えばグレイビー・ソースまたはブイヨンを覆う個別の蓋を含む。この個別の蓋は、蓋136の下側に接着され、または他の形で取り付けられる。他の実施例では、図示する通りの包装142は、個別の蓋を含まない。ここで、包装142の縁の周囲に延びる周縁146は、蓋136の下側に適切に接着する。
【0116】
消費者が、ボール132から、つまみ138によって蓋136を取り外すと、包装142が同時かつ自動的に破れ開いて、例えば非粘性の水分含有ペット・フード144が、乾燥ペット・フードまたは半乾燥ペット・フード140上にこぼれ出る。一実施例では、包装142は、薄いプラスチック材料または紙材料から作られ、これは、消費者が蓋136にかける力によって破られる。例えば、蓋136は、それが取り外される際、よじれるように適合することができ、蓋136のよじれ線のところの、またはそれに沿った、包装142のある点または縫い目で包装が裂けるようになる。
【0117】
一実施例の容器130の包装142は、折れやすく、壊れやすく、かつ/または破れやすい。消費者が、蓋136を剥がし、折り返す際、蓋の取り外しまたは剥がしによって、包装142が破れるようになる。つまり、包装142は、極めて壊れやすいので、蓋136の取り外しまたは折り返しによって生じる応力に耐えることができない。包装142の弱いところの線145または裂け線は、包装の一端部または基部に向かって生じる。
【0118】
一実施例で、蓋136は、ボール132から、およそ半分剥がれる構造である。その後、蓋136の剥がれた部分は、ボール132の周縁134に一時的に張り付いている蓋136の部分に対して、上向きに垂直に折れ、または曲がる。蓋136の部分が、垂直の位置、または実質的に垂直の位置へと上向きに曲がる動作によって、包装142は、好ましくは裂け線または弱いところの線145に沿って伸び、裂ける。一実施例では、垂直位置または擬似垂直位置で、包装142が破裂し、ブイヨンまたは水分含有ペット・フード144が、乾燥ペット・フード140の中央部分にこぼれ出る。
【0119】
他の実施例では、蓋136は、消費者がつまみ138を引き、蓋136を変形すると、包装142を裂き、または切る器具を含み、これは、裂け線145などの、予め配設された弱いところの線に沿って、または沿っていないところにあることができる。したがって、1つの段階で、消費者は、本発明の容器130を開き、乾燥ペット・フード/水分含有ペット・フードの組合せを用意する。消費者は、その後直ぐに、ボール132の組合せの食事を、ペットに出すことができる。外付けの開口用器具または用具は必要ない。
【0120】
本発明のボール132が、乾燥ペット・フードまたは反乾燥ペット・フード140しか含まないことも企図するものである。この場合、消費者は、蓋を取り外せば、ボール132およびその乾燥ペット・フード140を、ペットに出すことができる。
【0121】
一実施例では、容器130は、若干量の乾燥ペット・フード140および水分含有ペット・フード144を含み、その量は、ペットが1回のお座りで、または1回の時間内で、消費することができる。これに代えて、より多くの量のペット・フードを提供することもでき、その場合、蓋136は、上述の通り再密閉可能である。好ましい実施例では、容器130は、使い捨てであって、消費者は、複数構成要素ペット・フードをペットに出した後、掃除をしなくて済む。
【0122】
一実施例のボール132は、周知の自動販売機に挿入し、保管し、そこから提供するように寸法決めされる。容器130が、自動販売機の中にある間、蓋136によって作り出される密閉は、乾燥ペット・フードを密閉し、乾燥ペット・フードを新鮮に保つ。また、包装142は、これと同じ期間、水分含有ペット・フード144も新鮮に保つ。
【0123】
他の実施例では、容器130は、速やかなサービスのレストランで提供されるようにサイズ決めされる。容器130は、速やかなサービスのレストランの他の品目を含むバッグに挿入される。速やかなサービスのレストランのオペレータは、速やかなサービスのレストランの引き上げ窓から、またはカウンタで、このバックを提供する。当然ながら、当業で周知の通り、容器130は、スーパーマーケットまたはコンビニエンス・ストアから提供することもできる。
【0124】
したがって、本発明の容器130は、遠く離れた場所で、容易に得ることができ、家から遠く離れた場所まで、容易に移送することができる。キャンプ場または公園などの遠く離れた場所で、容器130は、任意の時間にペットに出すことのできる、容易に入手できる、味の良い複数構成要素ペット・フード製品を提供する。消費者は、ボール132から蓋136を取り外すための缶きりを必要としない。消費者は、ペット・フード製品を出す際に、用具を汚し、または他の形で汚くする必要がなく、ペット・フードが消費された後は、蓋136および本体132を、容易に捨てることができる。
【0125】
代替容器130は、2つのペット・フード構成要素、すなわち乾燥フード構成要素140および水分含有構成要素144を、有するように示してあるが、代替容器130は、これらのうちの1つまたは複数を含むことができる。例えば、1つまたは複数の(図示しない)仕切り壁を、ボール132内に配設して、複数の乾燥ペット・フード構成要素140を保持することができる。また、異なったタイプの水分含有ペット・フード144を保持する複数の包装142を、蓋136の下側に取り付けることもできる。あるいは、1つの包装142が、図7に関連して上記に開示した通りの複数の区画を有することができる。ここで、個別の水分含有ペット・フード144を、特定の乾燥ペット・フード140の上に配置して、乾燥ペット・フード140の上に撒くようにすることもできる。次に、第2の乾燥ペット・フード140を、第2の水分含有ペット・フードと接触させなくともよく、あるいは異なった水分含有ペット・フード144と接触させることもできる。
【0126】
図示する通り、包装142は、蓋136の直接下に、乾燥ペット・フード140の上、または他の形でそれに囲まれて配設される。これに代えて、本発明を、水分含有ペット・フード142が、乾燥ペット・フード140の下もしくはその中、または乾燥ペット・フード140と並べて配設されるように構成することもできる。しかし、異なったタイプのペット・フードの構成にかかわらず、消費者が蓋136を取り外すと、水分含有ペット・フードまたはグレイビー・ソース144は、自動的に、乾燥ペット・フード140の上またはその中に撒かれ、分給される。例えば、水分含有ペット・フード144が乾燥ペット・フード140の中に配設される場合、蓋136は、乾燥ペット・フード140を突き抜け、グレイビー・ソースの包装142を破裂させる適切な部材を含むことができる。
【0127】
図9に示す、さらなる代替実施例では、成形された容器パウチ150は、密閉156によって区別される2つの個別のパウチ構成要素152および154を含む。この密閉は、パウチに詰められる前に、容器の対向する主面と背面158と160のそれぞれを、一緒に結合させて、2つの個別の区画を、個別の開口部を設けて形成することによって作られる。適切な結合は、熱的手段によるものであることができる。この個別の区画は、異なったフード形態を詰めることができて、別個に保管することができる。例えば、区画152には、グレイビー・ソースの中に大きな塊の入った食事の形態を詰めることができ、区画154は、より歯ごたえのある形態の半含水の大きな塊を含み、これは、より長い咀嚼行動を促し、それによって、歯垢の摩滅によって歯の健康が促進される。このような大きな塊は、たたき風または直火焼き風の見かけを有する。これに代えて、区画154は、通常、水分が12%未満の、若干量の乾燥荒挽き物などの乾燥ペット・フードを含むことができる。
【0128】
内容物を開き、放出させる前に、パウチを単に充分に強く握って、区画を区別している結合された密閉線156を破裂させることによって、異なったフードを混ぜることができる。所望する程度の混合がなされると、このように密閉線156を破裂させることによって形成された一体化容器は、開け易い開封帯162に沿って裂き、またはパウチを切り開けるなどによって、従来の形で開けることができる。
【0129】
本明細書で述べた、現在好ましい実施例に対する、様々な変更および修正が、当業者に明らかとなろう。そのような変更および修正は、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、またそれに伴う利点を損なうことなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0130】
【図1】図1は、複数のペット・フード区画を画定するトレイを有する、本発明のペット・フード容器の斜視図である。
【図2】図2は、複数の異なったペット・フードを備えたトレイを有する、本発明のペット・フード容器の斜視図である。
【図3】図3は、本発明の乾燥ペット・フード・ユニットの斜視図である。
【図4】図4は、本発明の乾燥ペット・フード/水分含有ペット・フードの組合せの斜視図である。
【図5】図5は、本発明の他の実施例の斜視図である。
【図6】図6は、本発明の他の実施例の斜視図である。
【図7】図7は、本発明の他の実施例の斜視図である。
【図8】図8は、本発明の他の実施例の分解斜視図である。
【図9】図9は、本発明の他の実施例の正面図である。

Claims (52)

  1. ペットにペット・フードを出すためのペット・フード容器であって、食事またはスナックを作るために組み合わせる、第1および第2の異なった食品を収容するハウジングと、組み合わすことを所望するまで、それらの食品を別々にしておく区別手段とを備え、その区別手段が、構造的にハウジングと一体化される容器。
  2. 区別手段が、それを崩壊させることによって、第1および第2のペット・フードの少なくとも一部分が、互いに接触するように構築され配置される、請求項1に記載の容器。
  3. 取り外し可能に容器に取り付けられたクロージャであって、ハウジングから取り外される時、その取り外しによって、第1および第2のペット・フードの少なくとも一部分が、互いに接触するように構築され配置されるクロージャを、区別手段が備える請求項2に記載の容器。
  4. ハウジングが、自動販売機から提供されるようにサイズ決めされる、前記請求項のいずれか一項に記載の容器。
  5. 再密閉可能なクロージャを有する、前記請求項のいずれか一項に記載の容器。
  6. 第1のペット・フードが乾燥ペット・フードであり、第2のペット・フードが水分含有ペット・フードである、前記請求項のいずれか一項に記載の容器。
  7. 第1のペット・フードが半乾燥ペット・フードであり、第2のペット・フードが水分含有ペット・フードである、請求項1から5までのいずれか一項に記載の容器。
  8. 第2のペット・フードが、包装内に保管され、その包装が、ハウジング内に配設可能であり、クロージャがハウジングから取り外される時、破裂する、請求項3から7までのいずれか一項に記載の容器。
  9. 包装が、裂け線を有し、その裂け線に沿って裂けるように予め配設される、請求項8に記載の容器。
  10. クロージャが、よじれるように予め配設され、それによって包装が破裂するようになる、請求項8または9に記載の容器。
  11. クロージャが蓋であり、第2のペット・フードを、直接蓋の下、第1のペット・フードの上に配設することができる、請求項8に記載の容器。
  12. 第1または第2のペット・フードのうちの少なくとも一方が、ペットに対して算出された服用量の、薬剤または栄養補助食品を含む、前記請求項のいずれか一項に記載の容器。
  13. ハウジングが、異なったペット・フードを維持することのできるボールを備える、請求項1または2に記載の容器。
  14. ボールまでを密閉し、ペット・フードの新鮮さを維持する蓋と、
    蓋から延びる部材であって、蓋を握持し、蓋をボールから取り外して、それにペットが接近できるようにするための部材とを備える、請求項13に記載の容器。
  15. 蓋が周縁までを密閉し、蓋の縁に沿った周縁から部材が延びる、請求項14に記載の容器。
  16. 蓋の上面に部材が配設される、請求項14に記載の容器。
  17. ボールが、若干量のペット・フードを保持するようにサイズ決めされ、その量が、1回の給餌で消費することができる、請求項13から16までのいずれか一項に記載の容器。
  18. ボールが、電子レンジに配置されるように適合される、請求項13から17までのいずれか一項に記載の容器。
  19. ハウジングがトレイを含む、請求項1から4までのいずれか一項に記載の容器。
  20. トレイが、その中に形成される複数のペット・フード区画を含む、請求項19に記載の容器。
  21. 区画が、特定量および特定タイプのペット・フードを保持するように、個々に空間的に適合される、請求項20に記載の容器。
  22. 少なくとも1つの区画が、不透水性であり、それによって、若干量の水分含有フードを、漏水なく保持するように適合される、請求項20または21に記載の容器。
  23. 再密閉可能な蓋であって、区画を周囲空気から密閉する、取り外し可能に容器に取り付けられた蓋を有する、請求項22に記載の容器。
  24. 再密閉可能な蓋が、各区画を個別に密閉するように適合される、請求項23に記載の容器。
  25. 区別手段が、トレイ内に画定された水分含有フード区画および乾燥フード区画それぞれを備える、請求項19に記載の容器。
  26. 乾燥フード区画が、乾燥ペット・フードのユニットを含み、水分含有フード区画が、若干量の水分含有ペット・フードを含む、請求項25に記載の容器。
  27. 水分含有区画が、包装されていない水分含有ペット・フードを受け取るように適合される、請求項25または26に記載の容器。
  28. 乾燥ペット・フード区画が、多数の乾燥ペット・フード・ユニットを、包装された順番で維持するように、空間的に適合される、請求項25から27までのいずれか一項に記載の容器。
  29. 乾燥ペット・フードが、粉末状の食事栄養補助剤を含む、請求項25から28までのいずれか一項に記載の容器。
  30. 栄養補助剤が、機能成分を含む、請求項29に記載の容器。
  31. トレイに形成された第2の水分含有フード区画を含み、そこに若干量の第2の水分含有ペット・フード有する、請求項25から30までのいずれか一項に記載の容器。
  32. 再密閉可能な蓋を有する、求項25から31までのいずれか一項に記載の容器。
  33. ハウジングが、混ぜ合わせるための別個の食品構成要素を個別に保管する、少なくとも2つの気密区画を画定し、それぞれの区画に、個別に保管された異なった食品構成要素を含む、請求項1から4までのいずれか一項に記載の容器。
  34. 一方の構成要素は、乾燥ペット・フードもしくは乾燥したペット用ご馳走であり、他方の構成要素は、流動性食品、または食品栄養補助剤である、請求項33に記載の容器。
  35. 補助剤が、微生物、またはその代謝産物部分である、請求項34に記載の容器。
  36. 容器がパウチである、請求項33から35までのいずれか一項に記載の容器。
  37. 異なった食事構成要素を混ぜ合わせることができるように、区別手段が取り外し可能である、請求項33から36までのいずれか一項に記載の容器。
  38. 1つのペット・フード区画を、別のペット・フード区画の上に折り重ねることができるように、容器が、折り目を含む、請求項33から36までのいずれか一項に記載の容器。
  39. ペット・フード容器を製造する方法であって、
    個別の第1と第2のペット・フードを収容する容器を作り出すことを含み、その容器が、第1と第2のペット・フードの区別を維持する、崩壊可能な区別手段を有する方法。
  40. 取り外し可能なクロージャであって、取り外されると、自動的に区別手段を崩壊させ、それによって、第1および第2のペット・フードの少なくとも一部分を接触するように配置するクロージャを提供する段階を含む、請求項39に記載の方法。
  41. 第1および第2のペット・フードを収容するボールであって、接触された第1および第2のペット・フードを出すのに適しているボールを、容器が備える、請求項39または40に記載の方法。
  42. 第2のペット・フードが水分含有ペット・フードであって、蓋が容器から取り外されると、自動的に破裂する包装に保管される、請求項40または41に記載の方法。
  43. スーパーマーケット、コンビニエンス・ストア、サービスの速やかなレストラン、および自動販売機から成る群から選択される小売店に、容器を配給することを含む、請求項39から42までのいずれか一項に記載の方法。
  44. ペット・フードを提供する方法であって、
    区別された第1および第2のペット・フードを収容する容器を提供することであって、容器が、取り外し可能なクロージャを有し、クロージャが取り外されると、第1および第2のペット・フードの少なくとも一部分が、互いに接触するようになり、容器が、第1および第2のペット・フードを収容するボールを有し、ボールが、ペット・フードを出すのに適していることと、
    容器を開け、ペット・フードをペットに出すこととを含む方法。
  45. 容器を開けることが、ボールからクロージャを取り外すことを含む、請求項44に記載の方法。
  46. 追加の道具/用具を用いずに、ペット・フードを出すことを含む、請求項44または45に記載の方法。
  47. 水分含有ペット・フードと乾燥ペット・フードの混合物を出すことを含む、請求項44から46までのいずれか一項に記載の方法。
  48. 水分含有ペット・フードの少なくとも一部分を、乾燥ペット・フードの少なくとも一部分と混ぜ合わせて、食事を形成することを含む、請求項47に記載の方法。
  49. ペット・フード容器であって、水分含有ペット・フード、乾燥ペット・フード・ユニット、および乾燥ペット・フードから水分含有ペット・フードを区別する手段を含み、区別手段が、第1および第2の区画を備え、乾燥ペット・フード・ユニットが、第1の区画に保管され、若干量の水分含有ペット・フードを保持するように設計された表面を有するが、水分含有ペット・フードは、乾燥ペット・フードから区別されて、第2の区画で保管される、容器。
  50. 区画が画定されるトレイを含む、請求項49に記載の容器。
  51. 乾燥ペット・フードのユニットが、長方形状を有する本体を含む、請求項49または50に記載の容器。
  52. 乾燥ペット・フードのユニットが、柄杓を画定するように成形される、請求項49から51までのいずれか一項に記載の容器。
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