JP2005504826A - アミノニトリルの製造 - Google Patents

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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

対応するジニトリルを水素添加触媒、溶媒および第4級シアン酸アンモニウム添加剤の存在下に水素含有流体と接触させることによりアミノニトリルを製造するための選択的水素添加方法が提供される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、第4級シアン酸アンモニウム添加剤の存在下にアミノニトリルを製造するための選択的水素添加方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アミノニトリルは、種々の工業的用途を有する重要な化学物質の種類である。例えば、アミノニトリルは、高分子量のポリアミドを製造するためのモノマーとして用いられるであろう。特に、6−アミノカプロニトリルは、ナイロン6を製造するのに用いられるであろう。
【0003】
アミノニトリルは、ジニトリルの接触部分的水素添加によって製造されるであろう。例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10、特許文献11、特許文献12、特許文献13、特許文献14、特許文献15、特許文献16、特許文献17、特許文献18および特許文献19を参照されたい。これらは全て、全ての目的に対して、完全に記載されるかのように本明細書に援用される。しかし、いくつかの知られた方法を用いる所望のアミノニトリルの収率および該アミノニトリルに対する選択性は、望まれるようには高くないであろうし、また完全な水素添加生成物(ジアミン)の量もまた、一般に、望まれるものより高い。
【0004】
上記の特許文献13および特許文献19には、部分的水素添加方法においてある種の添加剤を用いて、所望のアミノニトリルの収率および/または該アミノニトリルに対する選択性を向上させ、および/または製造された完全水素添加生成物(ジアミン)の量が低減されることが開示される。
【0005】
ここで、部分的水素添加方法における向上された収率および/または選択性の添加剤として、また効果的に機能する新しい種類の化合物が見出された。例えば、先に含められた文献に記載されたものなどである。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第2,208,598号明細書
【特許文献2】
米国特許第2,257,814号明細書
【特許文献3】
米国特許第2,762,835号明細書
【特許文献4】
米国特許第3,322,815号明細書
【特許文献5】
米国特許第3,350,439号明細書
【特許文献6】
米国特許第3,591,618号明細書
【特許文献7】
米国特許第4,389,348号明細書
【特許文献8】
米国特許第4,601,859号明細書
【特許文献9】
米国特許第5,151,543号明細書
【特許文献10】
米国特許第5,296,628号明細書
【特許文献11】
米国特許第5,512,697号明細書
【特許文献12】
米国特許第5,527,946号明細書
【特許文献13】
米国特許第5,986,127号明細書
【特許文献14】
米国特許第6,080,884号明細書
【特許文献15】
ドイツ特許第836938号明細書
【特許文献16】
ドイツ特許第848654号明細書
【特許文献17】
ドイツ特許出願公開第19636768号明細書
【特許文献18】
特開平9−040630号公報
【特許文献19】
国際公開第00/64862号パンフレット
【発明の開示】
【0007】
発明の概要
本発明の態様にしたがって、ジニトリルを溶媒、水素添加触媒および添加剤の存在下に水素含有流体と接触させることにより対応するジニトリルからアミノニトリルを製造し、所望のアミノニトリル生成物の収率および/または該生成物に対する選択性を向上させる方法が提供される。その際、該方法は、添加剤がシアン酸第四級アンモニウム化合物を含んでなることを特徴とする。
【0008】
本発明の他の態様は、対応するジニトリルを溶媒および水素添加触媒の存在下に水素含有流体を用いて部分的に水素添加することにより得られるアミノニトリルの収率および/または該アミノニトリルに対する選択性を向上させる方法に関する。その際、該方法は、ジニトリルを、シアン酸第四級アンモニウム化合物を含んでなる添加剤の有効量のさらなる存在下に部分的に水素添加する工程を含んでなる。
【0009】
本発明のさらに他の態様においては、(1)ジニトリルをアミノニトリルに水素添加するのに適する水素添加触媒、および(2)シアン酸第四級アンモニウム化合物を含んでなる添加剤の組合せを含んでなる触媒組成物が提供される。
【0010】
本発明の利点は、アミノニトリルが、添加剤を用いることによって、添加剤を用いない場合に比べて、アミノニトリルのより高い収率で製造され、および/または該アミノニトリルに対するより高い選択性を有するであろうことである。
【0011】
本発明のこれらおよび他の特徴、ならびにその利点は、次の詳細な説明を解釈することから、当業者によってより容易に理解されるであろう。本発明のある種の特徴は、明快には、次に、別個の実施形態の文脈に開示されるが、これはまた、単一の実施形態の組合せにおいても示されるであろうと解される。したがって、本発明の種々の特徴は、簡単には、単一の実施形態の文脈において開示されるが、これはまた、別個に、またはいかなる副次的な組合せにおいても示されるであろう。
発明を実施するための好適の形態
【0012】
本発明にしたがって、ジニトリルは溶媒、触媒および第4級シアン酸アンモニウム化合物の存在下に水素含有流体と接触される。
【0013】
本明細書で用いるのに適するジニトリルが一般式R(CN)を有する。式中、Rは、アルキレン、アリーレン、アルケニレン、アルカリーレンおよびアラルキレン基よりなる群から選択されるヒドロカルビレン基である。一種のジニトリルまたは異なるジニトリルの組合せが用いられるであろう。好ましいヒドロカルビレン基は、基当たり2〜25個、より好ましくは2〜15個、最も好ましくは2〜10個の炭素原子を含む。換言すれば、好ましいジニトリルがジニトリルの分子当たり4〜27個、より好ましくは4〜約17個、最も好ましくは4〜12個の炭素原子を含む。好ましいタイプのヒドロカルビレン基は、アルキレン基である。
【0014】
適するジニトリルの例には、限定されることなく、アジポニトリル;メチルグルタロニトリル;アルファ、オメガ−ペンタンジニトリル;アルファ、オメガ−ヘプタンジニトリル;アルファ、オメガ−ノナンジニトリル;アルファ、オメガ−ドデカンジニトリル;アルファ、オメガ−ペンタデカンジニトリル;アルファ、オメガ−アイコサンジニトリル;アルファ、オメガ−テトラコサン−ジニトリル;3−メチルヘキサンジニトリル;2−メチル−4−メチレン−オクタンジニトリル;およびこれらの2種もしくはそれ以上の組合せが含まれる。
【0015】
好ましくは、出発ジニトリルの炭素原子は、分枝または線状鎖で配置される。好ましい例は、アジポニトリル(6−アミノカプロニトリルに水素添加される)、メチルグルタロニトリル(二つの異性体アミノニトリル、すなわち5−アミノ−2−メチルバレロニトリルおよび5−アミノ−4−メチルバレロニトリルに水素添加される)、ならびにアルファ、オメガ−ドデカンジニトリル(対応するアミノニトリルに水素添加される)である。好ましいジニトリルがアジポニトリルである。何故ならば、その選択的水素添加生成物(6−アミノカプロニトリル)が、重合用途に周知のモノマーであることからである。
【0016】
いかなる水素含有流体も、流体中にジニトリルをアミノニトリルに選択的に水素添加するのに十分な水素がある限り、本発明で用いられるであろう。用語「流体」は、液体、ガス、またはその両方をいう。流体中の水素含有量は、1〜100体積%、好ましくは約50〜約100体積%、最も好ましくは90〜100体積%の範囲であろう。現在のところ、好ましい水素含有流体は、実質的に純粋の水素ガスである。
【0017】
水素(水素含有流体中)/ジニトリルのモル比は、十分な水素が、所望のアミノニトリルを製造するのに存在する限り決定的なものではない。水素は、一般に過剰に用いられる。水素圧は、一般に、約50〜約2000psig(約0.45〜約13.89MPa)の範囲であり、約200〜約1000psig(約1.48〜約7.00MPa)が好ましい。
【0018】
液体アンモニアまたはアルコールのいずれかを含んでなるいかなる溶媒も、本発明で用いられるであろう。溶媒中の液体アンモニアの濃度は、全溶媒の約20〜約100重量%、好ましくは約50〜約100重量%、最も好ましくは約80重量%〜約100重量%の範囲であろう。実質的に純粋の液体アンモニアが好ましい。しかし、アルコールもまた溶媒中に存在する場合には、アンモニアの濃度は、用いられたアルコールの量に基いて調整されるであろう。これは、次に、さらに詳細に議論される。アンモニア/ジニトリルのモル比は、好ましくは約1:1以上であり、一般に、約1:1〜約30:1、より好ましくは約2:1〜約20:1の範囲である。
【0019】
ジニトリルのアミノニトリルへの選択的水素添加を促進するであろういかなるアルコールも、本発明で用いられるであろう。好ましくは分子当たり1〜10個、より好ましくは1〜4個の炭素原子を有するアルコールである。適するアルコールの例には、限定されることなく、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブチルアルコール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノールおよびこれらの2種もしくはそれ以上の組合せが含まれる。最も好ましいアルコール(用いられる場合には)は、メタノールである。アルコールは、一般に、全溶媒重量を基準として約20〜約100重量%、好ましくは約30〜約99重量%の濃度で溶媒中に存在するであろう。
【0020】
典型的には、アルコールが用いられる場合には、溶媒は、さらに、溶媒中に実質的に可溶の塩基を含んでなる。用語「実質的に」とは、「ささやかより多い」ことをいう。好ましい塩基は、アンモニア、アンモニウム塩基、または無機塩基(例えば、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、酸の一個もしくはそれ以上のプロトンがアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、またはこれらの2種もしくはそれ以上の組合せと置換された一部分が中和された酸など)である。適する塩基の特定の例には、限定されることなく、アンモニア、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、またはこれらの2種もしくはそれ以上の組合せが含まれる。最も好ましい塩基は、それらが容易に入手可能であり、また安価であることから、アンモニア、水酸化リチウムおよび水酸化ナトリウムである。
【0021】
塩基は、ジニトリルのアミノニトリルへの選択的水素添加を促進するであろう限り、いかなる量でも溶媒中に存在するであろう。一般に、塩基は、出発ジニトリルの全重量を基準として約0.1〜約10重量%の範囲で溶媒中に存在するであろう。
【0022】
本方法における触媒は、ジニトリルをアミノニトリルに水素添加するのに適する水素添加触媒である。好ましくは、鉄、コバルト、ニッケル、ロジウムおよびこれらの組合せよりなる群から選択される遷移金属に基く触媒である。触媒はまた、上記の遷移金属に加えて、1種もしくはそれ以上の助触媒を含むであろう。例えば、1種もしくはそれ以上の第VIB族および第VII族金属(クロム、モリブデンおよびタングステンなど)である。触媒はまた、2種もしくはそれ以上の金属の固溶体を含む合金、または個々の金属の形態であろう。
【0023】
触媒金属はまた、アルミナ、酸化マグネシウムおよびこれらの組合せなどの無機担体上に担持されるであろう。金属は、当業者に知られたいかなる手段(例えば含浸、共沈、イオン交換およびこれらの2種もしくはそれ以上の組合せなど)によっても、無機担体上に担持されるであろう。好ましい無機担体は、酸化マグネシウムであり、好ましい担持触媒は、酸化マグネシウム担持ニッケル−鉄触媒である。
【0024】
触媒は、いかなる適する物理形状または形態でも存在するであろう。それは、流動形態、押出し物、タブレット、球体、またはこれらの2種もしくはそれ以上の組合せであろう。触媒は、スポンジ金属形態であろう。例えば、ラネー(Raney)(登録商標)ニッケルおよびラネー(Raney)(登録商標)コバルトである。触媒/ジニトリルのモル比は、ジニトリルの選択的水素添加に触媒作用を及ぼすであろう限り、いかなる比率でもあろう。触媒/ジニトリルの重量比は、一般に、約0.0001:1〜約1:1、好ましくは約0.001:1〜約0.5:1の範囲である。触媒金属が、無機担体上に担持されるか、もしくは合金または固溶体の一部分である場合には、触媒金属は、一般に、全触媒重量を基準として約0.1〜約60、好ましくは約1〜約50、最も好ましくは約2〜約50重量%の範囲で存在する。
【0025】
好ましい触媒は、スポンジ金属タイプの触媒である。金属成分は、鉄、コバルト、ニッケル、またはこれらの組合せである。このタイプの商業的に入手可能な触媒は、グレースケミカル社(メリーランド州コロンビア)(Grace Chemical Co.(Columbia,Maryland))から得られるであろう助触または非助触ラネー(Raney)(登録商標)Niまたはラネー(Raney)(登録商標)Co触媒、もしくは例えばアクティベーテッド・メタルズ社(テネシー州セヴィルヴィル)(Activated Metals Corporation(Sevierville,Tenn.)、またはデグッサ社(ニュージャージー州リッジフィールドパーク)(Degussa(Ridgefield Park,N.J.))から入手可能な別のスポンジ金属触媒である。
【0026】
好ましい担持ニッケル/鉄触媒の場合には、アジポニトリル転化の速度は、担体上に沈積されたNiの量とともに増大する。Niの好ましい濃度は、触媒重量(金属+担体)を基準として約5〜約50重量%、特に約25〜約35重量%である。Feの好ましい濃度は、触媒重量(金属+担体)を基準として約0.2〜約20重量%、特に約0.5〜約10重量%である。
【0027】
上記成分のさらなる詳細は、種々の先に含められた文献から見出されるであろう。特定の文献は、例えば米国特許第2,208,598号、米国特許第2,257,814号、米国特許第2,762,835号、米国特許第3,322,815号、米国特許第5,151,543号、米国特許第5,296,628号、米国特許第5,512,697号、米国特許第5,527,946号、米国特許第5,986,127号、米国特許第6,080,884号および国際公開第00/64862号であろう。
【0028】
幅広い種類の第4級シアン酸アンモニウム化合物は、本発明において、選択性/収率の向上をもたらすであろうことが認められた。
【0029】
用語「向上」とは、本発明の添加剤を用いない場合の選択性に比較して、約70%超の転化率、好ましくは約80%超の転化率、特に約90%超の転化率で、アミノニトリル生成物に対する選択性が高められることをいう。添加剤の「有効量」は、添加剤を用いない場合に比較して、アミノニトリルの前述の高められた選択性および/または向上された全収率を達成するのに必要な量である。
【0030】
適する第4級シアン酸アンモニウム化合物の例は、シアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物および混合テトラアルキル/アリールシアン酸アンモニウム化合物である。
【0031】
好ましいシアン酸テトラアルキルアンモニウムの実施形態においては、シアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物のアルキル基は、それぞれ独立して1〜8個の炭素原子を含む。より好ましくは1〜4個の炭素原子である。分子中のアルキル基の四つが全て、同一であることが好ましい。しかし、異なるテトラアルキル置換基を有する混合物は、本明細書で用いるのに適切である。適するシアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物の例には、限定されることなく、シアン酸テトラメチルアンモニウム、シアン酸テトラエチルアンモニウム、シアン酸テトラプロピルアンモニウムおよびシアン酸テトラブチルアンモニウムが含まれる。上に示されるように、2種もしくはそれ以上のシアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物の組合せもまた、適切である。混合テトラアルキル/アリールシアン酸アンモニウム化合物においては、アルキル基は、上記される通りである。すなわち、アリール基は、フェニル、ナフチル、もしくは上記のアルキルを有するアルキル−置換フェニルまたはナフチルであろう。
【0032】
添加剤は、接触中、ジニトリルのその対応するアミノニトリルへの選択的水素添加を向上するであろういかなる量でも存在する(例えば有効量)。一般に、添加剤/触媒の重量比は、約0.01:1〜約5:1、好ましくは約0.05:1〜約3:1、より好ましくは約0.1:1〜2:1、特に約0.1:1〜約1:1の範囲である。
【0033】
触媒および添加剤は、別個に導入されて、ジニトリルと接触するであろう。しかし、触媒は、それが金属形態もしくは合金または固溶体であるか、または無機担体上に担時されるかのいずれにせよ、添加剤と予め接触されることが好ましい。これは、例えばアルコール、エーテル、エステル、アンモニア、またはこれらの2種もしくはそれ以上の組合せなどの溶媒中で行われるであろう。さらに好ましくは、予めの接触はまた、上記されたものなどの水素含有流体中で行われる。触媒および添加剤を接触することにより、前処理された触媒が製造される。前処理された触媒は、好ましくは無気性条件下に上記の溶媒で洗浄されて、添加剤処理された触媒が製造されるであろう。
【0034】
触媒および添加剤の接触は、ジニトリルの選択的水素転化、またはアミノニトリルに対する選択性を向上するであろう添加剤処理された触媒を製造するのに効果的ないかなる条件下でも行われるであろう。一般に、添加剤処理された触媒を製造するための全方法は、触媒を、約20℃〜約150℃、好ましくは約30℃〜約100℃の範囲の温度で、上記と同じの一般的な圧力下に約5秒〜約25時間、上記の添加剤と接触させることによって行われるであろう。
【0035】
本発明の部分的水素添加方法は、約25〜約150℃、好ましくは約40〜約100℃、最も好ましくは約60〜約80℃の範囲の温度で、一般に約50〜約2000psig(約0.45〜約13.89MPa)、好ましくは約200〜約1000psig(約1.48〜約7.00MPa)の範囲の全圧で、一般に約15分〜約25時間、好ましくは約1時間〜約10時間の範囲の時間行われるであろう。
【0036】
本発明の方法は、バッチ方式で、または適する反応器内で連続的に運転されるであろう。反応混合物の撹拌またはかき混ぜは、当業者に知られた種々の方法で達成されるであろう。出発ジニトリルのその対応するアミノニトリルへの部分的水素添加(ジニトリルの高い転化率において高い選択性を有する)は、本方法を効果的かつ有用にする。
【0037】
さらに一般的かつ特定の方法の詳細は、種々の先に含められた文献から見出されるであろう。特定の文献は、例えば米国特許第2,208,598号、米国特許第2,257,814号、米国特許第2,762,835号、米国特許第3,322,815号、米国特許第5,151,543号、米国特許第5,296,628号、米国特許第5,512,697号、米国特許第5,527,946号、米国特許第5,986,127号、米国特許第6,080,884号および国際公開第00/64862号であろう。
【実施例】
【0038】
次の実施例により、さらに、本発明の方法が説明される。これは、本発明の範囲を不当に限定するものではない。
【0039】
実施例中で用いられる用語の意味は、次のように定義される。すなわち、
アミノニトリルの収率は、アミノニトリルの測定濃度/ジニトリルの出発濃度である。
【0040】
ジニトリルの転化率は、ジニトリルの出発濃度および瞬間濃度の差/ジニトリルの出発濃度である。
【0041】
アミノニトリルに対する選択性は、アミノニトリルの測定収率/その瞬間におけるジニトリルの転化率である。
【0042】
比較例1
FeおよびCr助触スポンジNi触媒(アクティベーテッド・メタルズ(Activated Metals)A4000、いかなるさらなる触媒も含まない)1.2gを、アジポニトリル(ADN)3.2gおよび液体アンモニア35ccと共に50ccのオートクレーブに加えて、混合物が形成された。水素を、オートクレーブに導入して、ADNを、60℃で、約1500rpmで全圧1045psig(7.31MPa)下に水素添加した。ADNの全転化は、通油30分以内に到達された。アミノカプロニトリルの最大収率は、90%のADN転化率で57%であり、選択性は63%であった。
【0043】
比較例2
300ccのオートクレーブに、ラネー(Raney)(登録商標)Co(W.R.グレース社(W.R.Grace Co.)から得られた。カタログ番号2724)7.7g、水0.77g、ADN26gおよび液体アンモニア139gを充填した。内容物を、70℃で、1000rpmで全圧1000psig(7.00MPa)下に水素添加した。ADNの全転化は、通油40分以内に到達された。アミノカプロニトリルの最大収率は、90%のADN転化率で58%であり、選択性は64%であった。
【0044】
比較例3
50ccのオートクレーブに、5%ロジウム担持アルミナ触媒(エンゲルハード社(Engelhard)から得られた)1.2g、ADN3.2gおよび液体アンモニア35mlを充填した。内容物を、80℃で、1500rpmで全圧1060psig(7.41MPa)下に水素添加した。ADNの全転化は、通油30分以内に到達された。アミノカプロニトリルの最大収率は、96%のADN転化率で41%であり、主生成物は、ヘキサメチレンジアミンであった。
【0045】
実施例1
スポンジNi触媒(デグッサBLM 112W(Degussa BLM 112W))1.2gを、シアン酸テトラエチルアンモニウム0.25gと共に50ccのオートクレーブ中に充填し、1.2g、35mlの液体アンモニアを加えた。混合物を、70℃に加熱し、全圧1052psig(7.00MPa)で水素と反応させた。25分後、6−アミノカプロニトリルの収率は、88%のADN転化率で約78%に達し、選択性は89%であった。
【0046】
実施例2
スポンジNi触媒(デグッサBLM 112W(Degussa BLM 112W))1.2gを、シアン酸テトラエチルアンモニウム2.0gと共に50ccのオートクレーブ中に充填した。続いて、液体アンモニア35mlを加え、混合物を、撹拌しながら70℃に加熱した。全圧を、水素で1052psig(7.00MPa)に調整し、オートクレーブを、これらの条件下に1時間保持した。冷却後、液体相を、ろ過して除き、前処理された触媒をオートクレーブ内に残した。ADN1.2gを、オートクレーブ中に注入し、液体アンモニア35mlを加えた。混合物を、70℃に加熱し、全圧1052psig(7.00MPa)で水素と反応させた。60分後、6−アミノカプロニトリルの収率は、92%のADN転化率で約74%に達し、選択性は80%であった。
【0047】
実施例3
スポンジNi触媒(デグッサBLM 112W(Degussa BLM 112W))1.2gを、シアン酸テトラエチルアンモニウム0.5gと共に50ccのオートクレーブ中に充填し、1.2g、35mlの液体アンモニアを加えた。混合物を、70℃に加熱し、全圧1052psig(7.41MPa)で水素と反応させた。37分後、6−アミノカプロニトリルの収率は、93%のADN転化率で約76%に達し、選択性は82%であった。
【0048】
実施例4
スポンジNi触媒(デグッサBLM 112W(Degussa BLM 112W))1.2gを、シアン酸テトラエチルアンモニウム0.25gと共に50ccのオートクレーブ中に充填した。続いて、液体アンモニア35mlを加え、混合物を、撹拌しながら80℃に加熱した。圧力を、水素で1052psig(7.00MPa)に調整し、オートクレーブを、これらの条件下に1時間保持した。冷却後、液体相を、ろ過して除き、前処理された触媒をオートクレーブ内に残した。ADN1.2gを、オートクレーブ中に注入し、液体アンモニア35mlを加えた。混合物を、80℃に加熱し、全圧1052psig(7.41MPa)で水素と反応させた。12分後、6−アミノカプロニトリルの収率は、88%のADN転化率で約75%に達し、選択性は85%であった。
【0049】
実施例5
スポンジNi触媒(デグッサBLM 112W(Degussa BLM 112W))1.2gを、シアン酸テトラエチルアンモニウム0.25gと共に50ccのオートクレーブ中に充填した。続いて、液体アンモニア35mlを加え、混合物を、撹拌しながら60℃に加熱した。圧力を、水素で1052psig(7.00MPa)に調整し、オートクレーブを、これらの条件下に1時間保持した。冷却後、液体相を、ろ過して除き、前処理された触媒をオートクレーブ内に残した。ADN1.2gを、オートクレーブ中に注入し、液体アンモニア35mlを加えた。混合物を、60℃に加熱し、全圧1052psig(7.41MPa)で水素と反応させた。70分後、6−アミノカプロニトリルの収率は、93%のADN転化率で約77%に達し、選択性は83%であった。
【0050】
実施例6
スポンジNi触媒(デグッサBLM 112W(Degussa BLM 112W))1.2gを、シアン酸テトラエチルアンモニウム0.25gと共に50ccのオートクレーブ中に充填した。続いて、液体アンモニア35mlを加え、混合物を、撹拌しながら80℃に加熱した。圧力を、水素で1054psig(7.00MPa)に調整し、オートクレーブを、これらの条件下に1時間保持した。冷却後、液体相を、ろ過して除き、前処理された触媒をオートクレーブ内に残した。ADN1.2gを、オートクレーブ中に注入し、液体アンモニア35mlを加えた。混合物を、70℃に加熱し、全圧1054psig(7.41MPa)で水素と反応させた。65分後、6−アミノカプロニトリルの収率は、95%のADN転化率で約77%に達し、選択性は81%であった。
【0051】
実施例7
スポンジNi触媒(デグッサBLM 112W(Degussa BLM 112W))1.2gを、シアン酸テトラエチルアンモニウム0.5gと共に50ccのオートクレーブ中に充填した。続いて、液体アンモニア35mlを加え、混合物を、撹拌しながら70℃に加熱した。圧力を、水素で1052psig(7.00MPa)に調整し、オートクレーブを、これらの条件下に1時間保持した。冷却後、液体相を、ろ過して除き、前処理された触媒をオートクレーブ内に残した。ADN1.2gを、オートクレーブ中に注入し、液体アンモニア35mlを加えた。混合物を、70℃に加熱し、全圧1054psig(7.41MPa)で水素と反応させた。42分後、6−アミノカプロニトリルの収率は、92%のADN転化率で約77%に達し、選択性は84%であった。

Claims (16)

  1. ジニトリルを溶媒、水素添加触媒、および添加剤の存在下に水素含有流体と接触させることにより対応するジニトリルからアミノニトリルを製造し、所望のアミノニトリル生成物の収率および/または該生成物に対する選択性を向上させる方法であって、該添加剤がシアン酸第四級アンモニウム化合物を含んでなることを特徴とする方法。
  2. ジニトリルが一般式R(CN)(式中、Rは2〜25個の炭素原子を含むアルキレン基である)を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. ジニトリルがアジポニトリル、メチルグルタロニトリルおよびアルファ、オメガ−ドデカンジニトリルよりなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 水素添加触媒が鉄、コバルト、ニッケル、ロジウムおよびこれらの組合せよりなる群から選択される遷移金属を含んでなることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 水素添加触媒がスポンジ金属形態であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 触媒金属が無機担体上に担持されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 添加剤対水素添加触媒の重量比が約0.01:1〜約5:1の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. シアン酸第四級アンモニウム化合物がシアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物であり、シアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物のアルキル基がそれぞれ独立して1〜8個の炭素原子を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. シアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物がシアン酸テトラメチルアンモニウム、シアン酸テトラエチルアンモニウム、シアン酸テトラプロピルアンモニウムおよびシアン酸テトラブチルアンモニウムよりなる群から選択されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  10. 対応するジニトリルを溶媒および水素添加触媒の存在下に水素含有流体を用いて部分的に水素添加することにより得られるアミノニトリルの収率および/または該アミノニトリルに対する選択性を向上させる方法であって、ジニトリルを、シアン酸第四級アンモニウム化合物を含んでなる添加剤の有効量のさらなる存在下に部分的に水素添加する工程を含んでなる方法。
  11. シアン酸第四級アンモニウム化合物がシアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物であり、シアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物のアルキル基がそれぞれ独立して1〜8個の炭素原子を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. シアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物がシアン酸テトラメチルアンモニウム、シアン酸テトラエチルアンモニウム、シアン酸テトラプロピルアンモニウムおよびシアン酸テトラブチルアンモニウムよりなる群から選択されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. (1)ジニトリルをアミノニトリルに水素添加するのに適する水素添加触媒、および(2)シアン酸第四級アンモニウム化合物を含んでなる添加剤の組合せを含んでなる触媒組成物。
  14. 水素添加触媒が鉄、コバルト、ニッケル、ロジウムおよびこれらの組合せよりなる群から選択される遷移金属を含んでなり、添加剤対水素添加触媒の重量比が約0.01:1〜約5:1の範囲内にあることを特徴とする請求項13に記載の触媒組成物。
  15. シアン酸第四級アンモニウム化合物がシアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物であり、シアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物のアルキル基がそれぞれ独立して1〜8個の炭素原子を含むことを特徴とする請求項13または14に記載の触媒組成物。
  16. シアン酸テトラアルキルアンモニウム化合物がシアン酸テトラメチルアンモニウム、シアン酸テトラエチルアンモニウム、シアン酸テトラプロピルアンモニウムおよびシアン酸テトラブチルアンモニウムよりなる群から選択されることを特徴とする請求項13または14に記載の触媒組成物。
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