JP2005503560A - ミクロ流体機器用のメソッド・ハンドラ - Google Patents
ミクロ流体機器用のメソッド・ハンドラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005503560A JP2005503560A JP2003529163A JP2003529163A JP2005503560A JP 2005503560 A JP2005503560 A JP 2005503560A JP 2003529163 A JP2003529163 A JP 2003529163A JP 2003529163 A JP2003529163 A JP 2003529163A JP 2005503560 A JP2005503560 A JP 2005503560A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microfluidic device
- computer program
- microfluidic
- predetermined
- device type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/50—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
- B01L3/502—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures
- B01L3/5027—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures by integrated microfluidic structures, i.e. dimensions of channels and chambers are such that surface tension forces are important, e.g. lab-on-a-chip
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J19/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J19/0093—Microreactors, e.g. miniaturised or microfabricated reactors
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N35/00—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
- G01N35/00584—Control arrangements for automatic analysers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2219/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J2219/00781—Aspects relating to microreactors
- B01J2219/00891—Feeding or evacuation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2219/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J2219/00781—Aspects relating to microreactors
- B01J2219/0095—Control aspects
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2219/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J2219/00781—Aspects relating to microreactors
- B01J2219/00993—Design aspects
- B01J2219/00997—Strategical arrangements of multiple microreactor systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L2200/00—Solutions for specific problems relating to chemical or physical laboratory apparatus
- B01L2200/14—Process control and prevention of errors
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N35/00—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
- G01N35/00584—Control arrangements for automatic analysers
- G01N35/0092—Scheduling
- G01N2035/0094—Scheduling optimisation; experiment design
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N35/00—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
- G01N35/00029—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor provided with flat sample substrates, e.g. slides
- G01N35/00069—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor provided with flat sample substrates, e.g. slides whereby the sample substrate is of the bio-disk type, i.e. having the format of an optical disk
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Immunology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Hematology (AREA)
- Clinical Laboratory Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Abstract
Description
【0001】
発明の分野
この発明は、ミクロ流体システムで用いられる特定のミクロ流体装置タイプに関連するメソッドを含む動的メソッドセットを提供するためのプロセスに関する。この発明はまた、コンピュータプログラム製品、コンピュータプログラム要素、および、コンピュータプログラム製品を含むキャリアに関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
「ミクロ流体(microfluidic)」という用語は、ミクロンの規模の寸法を有する1つまたは網状になった室および/またはチャネルを含むシステムまたは装置に関し、その少なくとも1つの断面寸法はたとえば約0.1μmから約500μmの範囲内である。ミクロ流体装置はしばしばフォトリソグラフィ、湿式化学的エッチング、射出成形、エンボス加工、およびその他半導体業界で採用されるものと類似の技術を用いて作製され、基板において覆われていない形での網状組織をもたらす。この後、覆われていない網状組織を上部基板で覆う。その結果得られる装置は、化学および生物学におけるさまざまな高度の分析技術を行なうために使用され得る。
【0003】
ミクロ流体分析システムは、実験室における従来型の化学的または物理学的技術に対していくつかの利点を有する。たとえばミクロ流体システム/装置は、μlの範囲にある小標本サイズを分析するのに特によく適合されており、典型的にナノリットル(1〜1000nl)あるいはピコリットル(1〜1000pl)のオーダの標本を利用する。チャネルを形成する基板は比較的低価格で製造可能であり、チャネルは分析における数多くの動作を実行するように構成され得るが、これには混合、供給、弁調節、反応、検出、電気泳動などが含まれる。一般的にミクロ流体システムの分析能力は、網状チャネルや反応室などの数および複雑さを増加させることで増大される。
【0004】
近年、標本と支持分析構造との物理的相互作用および流れ制御の一般的な分野において大幅な進歩がなされている。
【0005】
流れ制御管理はさまざまなメカニズムを利用し得るが、これには、基板に対して電圧、電流または電力をパターン化して印加する(こうしてたとえば動電学的流れまたは電気泳動分離を引起こし、かつ/または制御する)ことが含まれる。これに代えて、流体の流れを機械的に、差を伴う圧力や音響エネルギーなどを印加することで引起こすこともある。基板にわたって分布した選択された場所に選択的な加熱、冷却、露光もしくはその他の照射露出、またはその他の入力を与えて、所望の化学的および/または生物学的相互作用を促進させることもできる。同様に、光またはその他放出されたもの、電気的/電気化学的信号、およびpHの測定値を基板から取出して分析結果を得ることができる。これらの分野の各々で研究が進む中、チャネルサイズは徐々に減少し、チャネル網状組織の複雑さも増し、ミクロ流体システムの全体的な能力は大幅に上昇している。
【0006】
ミクロ流体技術/装置は、小さな規模で統合および達成される生物学的検定を可能にするためにごく少量の液体を制御および移送することができる。生物学的分離および検定技術の微小化は、掌に収まるほど小さい「チップ」上で多数の「実験」を行なうことができることを意味している。ごく少量の溶媒、標本および試薬がチップ上の狭いチャネルを通って導かれ、ここでこれらは混合および分析されるが、これには電気泳動、蛍光検出、免疫学的検定、または実験室における実際ほとんどあらゆる古典的方法のような技術を用いる。
【0007】
現在、多くの観点から異なるいくつかの製品が入手可能である。実験室用チップには、プラスチック、ガラス、石英またはシリコンを用いることができる。流体の駆動には、スピニング(遠心力)、網状組織内の毛管現象、機械的圧力または真空ポンプ、慣性、または、いくつかの電気的方法のうち1つを用いることができる。流体の流れをチップまわりに向けるには、機械的弁、表面張力、電圧勾配、または電磁力を用いることができる。
【0008】
流体の駆動に遠心力を用いる技術においては、スピン可能なディスクが使用される。いくつかのディスクは従来のCDと同じ物理的形式のものである。標本は内側の位置、たとえばディスクの中心近くに置かれ、ディスクの回転に伴って生じる遠心力が、プラスチックに刻まれたチャネルを通じて標本を外側の位置へと押すことによって、高度な動電学的または機械的ポンプ構造を設計する必要を回避する。後の記載で明らかとなるであろうように、この発明は、しばしば「ラボオンチップ(lab on a chip)」と呼ばれる、回転可能で通常プラスチック製のディスクに形成されたマイクロチャネルに基づくマイクロ分析システムに特に適用可能である(但しこれに限定されない)。
【0009】
ミクロ流体装置/ディスクは、少量の流体に対して分析および分離を行なうのに使用され得る。コスト削減のために、ディスクはただ1種類の試薬または流体での使用に限定されるべきではなく、さまざまな流体について動作可能であるのが望ましい。
【0010】
さらにディスクにおいては、標本の調製中に、ディスクに変更を加えることなくさまざまな所定の組合せの流体または標本をユーザが正確な量で供給できることがしばしば望ましい。回転可能ディスク内に設けられた流体用マイクロ分析装置がたとえば国際公開第97/21090号、第98/07019号、第98/53311号、第01/46465号、第01/47638号、第02/41997号、および第02/41998号に記載されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
この発明の一般的な目的は、ミクロ流体システムの性能を増大させることである。
【0012】
この発明のより具体的な目的は、ミクロ流体装置において、標本の調製、液体の処理、さまざまな化学的および生化学的ステップなどを含むさまざまなプロセスを作成および実行するための強力なソフトウェアツールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
発明の概要
この発明は簡単には、ミクロ流体機器用の異なるメソッドを検査および作成するのに用いられるいくつかの部分からなるメソッド開発ツールとして既述され得る。メソッドを作成する部分はメソッド・エディタ(ME)と呼ばれ得る。これは、この機器とともに特定のミクロ流体装置タイプ用の応用形態を形成する動作スキームを作成するのに用いられる。メソッド開発ツールはまた、或るメソッドが特定の機器で実行可能かどうかを検査する。これはバッチ・ラン(Batch Run:BR)と呼ばれる部分で行なわれる。
【0014】
上述の目的は、独立請求項に従うプロセス、コンピュータプログラム製品、コンピュータプログラム要素およびキャリアにより、またはここに示唆されるその他任意の手段によって達成される。
【0015】
好ましい実施例が従属請求項に記載される。
【発明の効果】
【0016】
この発明によっていくつかの利点がもたらされる。ミクロ流体システム用のメソッドを開発するプロセスが高速化し、より経済的で、より系統的かつ論理的なものとなる。この発明はまた、利用可能な動作および開発されたメソッドに対する良好な概観および取扱いを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
好ましい実施例の詳細な説明
この発明は、ミクロ流体システムで用いられる特定のミクロ流体装置タイプに関連するメソッドを含む動的メソッドセットを提供するためのプロセスに関する。この発明はまた、コンピュータプログラム製品、コンピュータプログラム要素、および、上記コンピュータプログラム製品を含むキャリアに関する。
【0018】
ミクロ流体システムは制御ユニットおよびミクロ流体機器を含み得る。このようなシステムはスタンドアロンシステムと呼ばれる。各々のシステムは自身のデータを有し、完全にスタンドアロンに動作する。システムとの相互作用は関連のパーソナルコンピュータ(PC)で行なわれ得る。
【0019】
もう1つのシステムは、一群の機器に、共通の永続的記憶場所たとえばデータベースを加えたものとしてみなされ得る。多くの機器が同一セットのデータ(メソッドデータ、ミクロ流体装置データなど)に対して動作し得る。システムとの相互作用はすべて、機器に接続されたコンピュータで行なわれる必要がある。この第2のシステムはしばしば分散型データベースソリューションと呼ばれる。
【0020】
第3の変形形態である分散型ソリューションでは、システムは一群の機器、共通の記憶装置である永続的記憶場所(データベース)および或る数のクライエントとしてみなされる。このソリューションによって、上述の分散型データベースソリューションと同じ機能が達成される。加えて、機器に接続されていないコンピュータからシステムと相互作用することが可能となる。このソリューションはたとえば以下のような追加の機能を提供し得る。
【0021】
−機器の遠隔監視(プロセス状態やアラームなどの検査)
−特定の機器に関わらない機能の実行(メソッド開発、処理したデータの評価など)
この第3の変形形態によって、遠隔的に、すなわち機器に接続されていないコンピュータから処理を制御(開始、休止、中断)できるであろう。
【0022】
オペレータ/ユーザはミクロ流体機器の動作を制御ユニットから制御および監視できる。ミクロ流体機器は或る数の異なるステーションを含み、各々のステーションは1つまたはいくつかの規定された動作を実行することができる。ミクロ流体機器のタイプが異なれば、これを構成するステーションの種類または数も異なる。したがっていくつかの動作は、或るタイプのミクロ流体機器については設けられない、またはこれに対しては適用できない。
【0023】
動作は制御ユニットから開始される。
【0024】
図1はミクロ流体システム100を概略的に示すブロック図であり、これは制御ユニット110および機器120を含み、機器120は標本/試薬ステーション130、洗浄ステーション140、流体移送ステーション150、ミクロ流体装置内での液体の搬送を実現するための少なくとも1つのステーション160たとえばスピナーステーション、および検出ステーション170を含む。2つ以上のステーションが互いに統合されて、物理的には統合ステーションの機能を実行できる1つのステーションとして現われることもあり得る。
【0025】
制御ユニット110は、機器の外部にある1つ以上のコンピュータおよび/または機器の内部にある1つ以上の中央処理装置であり得る。制御ユニットは、機器120およびここにあるさまざまなステーションと伝導部またはデータバス180を介して接続され、動作命令が電気信号もしくは光学信号として、または好適な所定のプロトコルに含められて、ステーション間に分散したハードウェア回路に送られる。
【0026】
典型的に、標本/試薬ステーション130は、標本、試薬またはその他の液体の貯蔵手段を含む。上記標本、試薬またはその他の液体は或る種のコンテナ、たとえばミクロプレートもしくはマルチウェルプレート、テストチューブラックまたはテストチューブなどに貯蔵される。上記プレートは行列状の小コンテナまたはウェルとして設計される。上記プレートのサイズはウェルの数に依存して異なり得る。コンテナはコンテナ保持体、たとえば、円形回転盤であるいわゆる回転ラックに対して緩く固定され得る。
【0027】
液体移送ステーション150はロボット150aを含むことができ、これは少なくとも1つの標本またはその他任意の所定の液体部分標本を、標本/試薬ステーション130から、たとえばスピン可能なディスクの形をとるミクロ流体装置へ一度に移送する。このステーションは液体標本およびその他の液体を移送する手段を有し、たとえばシリンジポンプに接続された或る数の注射針または或る数の中実ピンを用いて標本を移送し得る。上記針およびピンは、異なる数の行および列であって、両方向で先端間に異なる距離を有するもので構成され得る。別の代替物としては小滴を供給するためのマイクロディスペンサーがあり、たとえば国際公開第9701085号に記載されたマイクロディスペンサーがある。
【0028】
上記ニードルおよびピンは、標本および試薬の移送間で洗浄溶液で洗浄されることもされないこともある。洗浄は洗浄ステーション140に配置された手段によって行なわれる。
【0029】
ミクロ流体装置に供給された液体は、液体搬送を実現するための、たとえば上記の種類のステーション160に関連付けられた手段によって、この装置内で搬送される。スピンで引起こされる液体搬送を可能にするようにミクロ流体装置が適合されていれば、このステーションはスピナーステーションであり得る。ミクロ流体装置内で実行されたプロセスの結果は、検出ステーション170内に位置する検出手段(検出器)によって判定される。
【0030】
図2は上述の種類の回転可能ミクロ流体ディスク200の概略図である。典型的に、回転可能ディスクは、ディスク保持部のための中心開口部205を有する。標本はディスクの中心近くに置くことができ、ディスクの回転に伴って生成される遠心力が、プラスチックに刻まれたチャネル210を通って標本を押すことにより、高度な動電学的または機械的ポンプ構造を設計する必要を回避できる。例示のディスク200ではただ1つのセクション220を示す。ディスク上のセクションは、共通の分配チャネル230に接続された一群の微細構造225である。微細構造はマイクロチャネルの組織であり、これを用いて標本に対しプロセスプロトコルを実行する。或る数の構造またはチャネル210が共通の分配チャネル230からたとえば径方向に延び、検出が行なわれ得る検出位置240で終わる。取込位置250がチャネルに沿って分布する。小チャネル255が取込部250から延び、上記マイクロチャネル210と接続する。標本、液体および試薬はここで供給され得る。
【0031】
図1に示すように、上記ステーションの各々は制御ユニット110と接続され、或る数の動作によって制御ユニット110から制御および監視される。ソフトウェア動作とは、或る機能を満足させるように実行されるハードウェア命令の論理的群として定義されるものであり、この機能にはたとえば以下のものがある。
【0032】
−液体の搬送の実現、たとえば、装置が液体の流れを引起こすためにスピンされ得るディスクの形をとる場合、装置のスピン、
−特定の共通の分配チャネルまたは特定の微細構造への標本移送、
−特定の共通の分配チャネルまたは特定の微細構造への試薬の移送、
−ミクロ流体装置の位置付け、
−特定の期間にわたる微細構造内の或る位置での液体の保温、
−検出、すなわちミクロ流体装置で実行されるメソッドの結果の検出、
−洗浄、たとえば供給手段(針やシリンジなど)の洗浄。
【0033】
1つの動作は或る数のステップからなり得る。ステップは分割不可能な命令であり、たとえばスピン動作におけるランプ(ramp)がある。或る数のこれら動作を所望の順序に纏め合わせることで、1つのセットが構成され得る。このようなセットは、機器内の或るミクロ流体装置の処理全体をもたらして、機器内で行なわれるすべての部分を制御するメソッドとして定義される。したがってセット/メソッドはミクロ流体装置のタイプを指定し、アクションや動作のセットを規定する。また、機器の外部でのステップ、たとえば、メソッドが細胞培養に関する場合には一定温度での保温などの実行の停止を指定し得る。このメソッドは、所定の回数だけループ内で反復され得る1つ以上の動作サブセットを含み得る。このようなサブセットはたとえば以下のものであり得る。
【0034】
e) 所定の合計数のマイクロチャネル構造が対象に晒されるまで、選択された一続き(サブセット)の動作を或る数の選択されたマイクロチャネルに対して一度に実行する。
【0035】
e) 同じサブセットの動作を同じマイクロチャネル構造に対して繰返す、たとえばマイクロチャネル構造またはその内容物などを調整したりきれいにしたりするための洗浄手順の特定の部分など。
【0036】
上述のように、この発明は、ミクロ流体システムで用いられる特定のミクロ流体装置タイプに関連するメソッドを含む動的メソッドセットを提供するためのプロセスに関する。これは、メソッド開発者が原理的にあらゆる用途のためのメソッドを構築することを支援、すなわち機器内で実行されるすべての動作を支援できるという意味で、汎用のツールである。
【0037】
この発明は、異なるメソッドを検査および作成するのに用いられるいくつかの部分からなるメソッド・ハンドラ(MH)として記述され得る。メソッドを作成する部分はメソッド・エディタ(ME)と呼ばれ得る。これは、ミクロ流体装置とともに特定のミクロ流体装置タイプ用の応用形態を形成する動作スキームを作成するのに用いられる。MHはまた、或るメソッドが特定の機器で実行可能かどうかを検査する。これはバッチ・ラン(BR)と呼ばれる部分で行なわれる。
【0038】
メソッド自体は論理的な観点から、すなわち動作のシーケンスや、これをどのように実行するかなどで応用形態を記述する。メソッドを形成する動作スキームは、これが或る機器で実行され得るかどうかについての知識を有さない。MEは論理的な観点から或るメソッドが実行可能かを検査する役割を有し、すなわちこのメソッドが、特定のミクロ流体装置について、さらにはこの装置が適合された応用形態について設定された規則に適合するかどうかを調べる。以下これら規則を論理的規則と呼ぶ。
【0039】
BRは、物理的および化学的観点からこのメソッドが特定の機器で実行可能かどうか、および、機器の設定が許容可能で適当かどうかについて検査する役割を有する。
【0040】
以下、この発明に従うメソッド・ハンドラ・ツールおよびプロセスの一実施例について、図3aのフローチャートを参照してより詳細に説明する。プロセスは以下のステップを含む。
【0041】
−ステップ300:記憶された所定のミクロ流体装置動作のうち所定の動作をディスプレイまたはスクリーンに表示する。
【0042】
−ステップ310:上記記憶および表示された所定のミクロ流体装置動作から或る数の所定の動作を収集して、上記収集した所定の動作を一時セットに追加する。
【0043】
−ステップ320:上記一時動作セットを受理または拒否するための編集検査ステップを実行する。ここで上記編集検査ステップは、特定のミクロ流体装置タイプおよびその他の論理的規則に関係した規則のセットを利用する。
【0044】
−ステップ330:上記検査および受理されたミクロ流体装置タイプ動作セット、すなわち受理された形での上記一時セットを、特定のメソッド名の下で、かつ上記動的メソッドセットへの移送のために適用可能なフォーマットで記憶する。
【0045】
さらに、収集および追加された動作のうちいくつかは、ここで動作設定として定義される追加的な情報またはデータを必要とし得る。或る動作に関連する必要な動作設定を問合わせて入手するが、これはステップ310とステップ320との間でステップ315(図3aには示さず)として挿入され得る。
【0046】
この発明のプロセスは、ディスプレイまたはスクリーン、および入力手段たとえばマウスおよびキーボードを有する、通常のパーソナルコンピュータで実行され得る。メソッド・ハンドラは、記憶された所定のミクロ流体装置動作のうち所定の動作をディスプレイまたはスクリーンで表示するためのユーザインターフェイスを含む。ユーザインターフェイスは、各々の選択可能な動作についてのボタンまたはタブを有するウィンドウを与える。ユーザは、或る動作の選択の際には所望の動作ボタンを指して、マウスボタンを用いて動作ボタンをクリックするだけでよい。ユーザが動作を選択すると、コンピュータまたはプロセッサは、コンピュータ可読記憶装置、メモリ、サーバまたはその他の媒体から、対応する所定のミクロ流体装置動作をユーザ/メソッド開発者の定めた順序で収集し、コンピュータ可読記憶装置、メモリ、サーバまたはその他の媒体内における割当てられたメモリ区域またはデータベース内にある一時セットに、上記収集した所定の動作を上記順序で追加する。動作によっては、メソッド・ハンドラ・ソフトウェアは完全な情報および命令、動作設定たとえばスピン速度またはスピン時間について問合せすることになる。ユーザが動作選択を終えると、メソッド・ハンドラ・ソフトウェアは上記一時動作セットを受理または拒否するための編集検査ステップを実行する。上記編集検査ステップは、特定のミクロ流体装置タイプおよびその他の論理的規則、たとえば意図した用途に関係する規則および条件のセットを利用する。ユーザが完全な情報、たとえば動作設定、および命令を記入する際に間違いをした場合、編集検査ステップはこの一時セットを拒否する、または完全な情報を求めることになる。一時セットが受理されると、これは特定のメソッド名の下で、かつ上記動的メソッドセットへの移送のために適用可能なフォーマットで記憶される。
【0047】
上記関連の動的メソッドセットは、必要であれば特定の用途についてのメソッドおよび/または動作を追加、修正または削除できるという点で動的である。
【0048】
上述のように、この発明は、メソッドが実行可能であるかどうかを判断するのに規則および条件のセットを用いる。これは基本的に、すべての必要な情報が正しいところにあるかどうかについての検査である。
【0049】
好適な規則のリストを以下に例として挙げるが、これは網羅的なものではない。
【0050】
−スピン動作が選択される場合、スピンステップが規定されているか?
−ミクロ流体装置上の位置が選択されているか?
−必要な液体が規定されているか?
さらに、この発明のプロセスは実行ステップ(バッチ・ラン)を含むことができ、これは図3bのフローチャートで例示するように以下のステップを含む。
【0051】
−ステップ340:特定のメソッド名に関連した1セットのミクロ流体装置タイプ動作を収集する。
【0052】
−ステップ350:収集したセットが実行可能かどうかを調べるための検査ステップ(実行検査ステップ)を行なう。これのために、この動作セットが処理されるミクロ流体システムに関係する規則および条件のセットを適用する。
【0053】
−ステップ360:収集した動作セットを用いてミクロ流体システムによりミクロ流体装置を処理する。
【0054】
ユーザ(メソッド開発者)は、特定のメソッドを選択すると、メソッド・ハンドラ・ツールの実行ステップを開始することになる。メソッド・ハンドラ・ソフトウェアは、選択した特定のメソッド名に関連した1セットのミクロ流体装置タイプ動作の収集と、この動作セットが処理されるミクロ流体システムに関係する規則および条件のセットを適用することによる検査ステップの実行とを、コンピュータが行なうことを引起こす。ユーザが、たとえば完全な情報および命令を記入する際に間違いをした場合、または選択したメソッドが当該のシステム機器またはその構成で適用可能でない場合、バッチ・ラン検査ステップはこのメソッドを拒否することになる。検査すべき事柄としては以下のものがあり得る。
【0055】
−機器のハードウェアならびにハードウェア構成および設定が、異なる動作を実行するのに相応のものか?
−メソッドが実行可能か、すなわちメソッドを実行するのに必要な情報をすべて含んでいるか?
−正しい液体が装填されているか?
メソッドが受理されると、システムはミクロ流体システム内のミクロ流体装置を用いて、メソッドの規定する動作セットを処理することができる。
【0056】
以下、メソッド・ハンドラ・ツールをどのように使用するかについて簡単に説明する。この発明のメソッド・ハンドラ・ツールを用いたメソッド開発者は以下のステップを行なうことができる。
【0057】
−ミクロ流体装置のタイプを選択する。
【0058】
−ミクロ流体装置のタイプに関係した情報からメソッド(または動作シーケンス)を構築する。
【0059】
−規則のセットをME検査ステップで適用する。
【0060】
−検査したメソッドを保存し、それからユーザ/顧客へ検査したメソッドを有する記憶媒体を配送、または検査したメソッドをインターネット経由で配送する。たとえばユーザはプロバイダサーバからダウンロードできる。
【0061】
−メソッドが実行される際、MAはバッチ・ラン規則を適用することで、接続された機器が選択されたメソッドを処理できるかどうかについて検査する。このステップはBR検査ステップまたは実行検査ステップと呼ばれ、機器と企図したミクロ流体装置とを含むシステムに関係した規則を利用する。メソッドが受理されれば、後はこのメソッドを実行し使用するだけである。
【0062】
ユーザが記憶媒体に記憶されたメソッドを受取る、またはこれをインターネットからダウンロードして利用可能なフォーマットに変換する場合、BR検査ステップは、変換されたメソッドが意図したシステムで実行可能かどうかについての検査を含む。
【0063】
この発明はまた、コンピュータプログラム製品可読手段に記憶されたコンピュータプログラム製品であって、上記プログラムがロードされると、請求項1から請求項5のいずれかに従うプロセスをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムコード手段を有するものに関する。
【0064】
この発明はまた、ミクロ流体システムで用いられる特定のミクロ流体装置タイプに関連したメソッドを含む動的メソッドセットを提供するためのコンピュータプログラム要素に関する。コンピュータプログラムコードは、少なくとも以下のコンピュータ実行可能コンピュータプログラム要素を含む。
【0065】
−ユーザインターフェイス要素。上記ユーザインターフェイス要素は、所定のミクロ流体装置動作記憶装置に記憶された所定の動作を表示することができる。
【0066】
−動作収集要素。上記収集要素は、上記記憶および表示された所定のミクロ流体装置動作から或る数の所定の動作を収集することができる。
【0067】
−追加要素。上記追加要素は、上記収集した所定の動作を一時セットに追加することができる。
【0068】
−編集検査ステップ要素。上記編集検査要素は、上記一時動作セットを受理または拒否するための編集検査ステップを実行することができ、上記編集検査ステップは、特定のミクロ流体装置タイプおよびその他の論理的規則に関係する規則のセットを利用する。
【0069】
−記憶要素。上記記憶要素は、上記検査および受理されたミクロ流体装置タイプ動作セットを、特定のメソッド名の下で、かつ上記動的メソッドセットへの移送のために適用可能なフォーマットで記憶することができる。
【0070】
さらに、コンピュータプログラム要素は以下の要素のうち1つ以上を含み得る。
【0071】
−メソッド収集要素。上記要素は、特定のメソッド名に関連する1セットのミクロ流体装置タイプ動作を収集することができる。
【0072】
−実行検査ステップ要素。上記要素は、この動作セットが処理されるミクロ流体システムに関係する規則および条件のセットを適用することにより実行検査ステップを行なうことができる。
【0073】
−処理ステップ要素。上記要素は、この動作セットを用いてミクロ流体システムによってミクロ流体装置を処理することができる。
【0074】
このコンピュータプログラム要素はまた問合せおよび入手要素を含むことができ、上記要素は、収集および追加した動作に関連する必要な動作設定を問合せおよび入手することができる。
【0075】
この発明はまた、コンピュータプログラムコード用の少なくとも1つの中央処理装置および記憶手段を含むミクロ流体システムで用いられる特定のミクロ流体装置タイプに関連したメソッドを含む少なくとも1つの動的メソッドセットを有するキャリアに関する。上記動的メソッドセットにおける各々のメソッドは、特定のミクロ流体装置タイプについて受理されて特定のメソッド名で規定され、上記メソッドは、或る数の動作であって、ミクロ流体システムが上記動作を所定の順序で行なうことを引起こすものを含む。キャリアは記録媒体、コンピュータメモリ、読出専用メモリまたは電気的キャリア信号であり得る。キャリアは、特に使用するシステムの外部にある場合、フォーマット化した態様、たとえばXMLで記憶されたメソッドセットを含むことができ、これによりメソッドがシステムに移入されたときにおける構文検査が可能となる。
【0076】
このプロセスはまた追加的なステップを含むこともあり、そのステップの一例では、編集検査ステップよりも後、記憶ステップよりも前または後にメソッドが受理されるが、これはメソッドが静的になり、これをさらに編集したり動的メソッドセットから削除したりできなくなるという意味で行なわれる。コンピュータプログラム製品、コンピュータプログラム要素およびキャリアは対応する特徴を含み得る。
【0077】
この発明は上述の好ましい実施例に限定されない。さまざまな代替物、変形物および均等物が使用可能である。したがって上述の実施例は、この発明の範囲を制限するものとして解釈すべきではなく、これは前掲の特許請求によって規定される。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】ミクロ流体システムを概略的に示すブロック図である。
【図2】ディスクの形をとったミクロ流体装置の概略図である。
【図3a】この発明に従うプロセスの一実施例を示すフローチャートである。
【図3b】図3aに従うプロセスに追加され得るプロセスの一実施例を示すフローチャートである。
Claims (14)
- コンピュータプログラムコードのための記憶手段および少なくとも1つの中央処理装置を備えたミクロ流体システムで用いられる特定のミクロ流体装置タイプに関連したメソッドを含む動的メソッドセットを提供するためのプロセスであって、前記プロセスが以下のステップを含むことを特徴とし、前記ステップは、
記憶された所定のミクロ流体装置動作のうち所定の動作を表示するステップと、
前記記憶および表示された所定のミクロ流体装置動作から或る数の所定の動作を収集し、前記収集した所定の動作を一時セットに追加するステップと、
前記一時動作セットを受理または拒否するための編集検査ステップを実行するステップとを含み、前記編集検査ステップは、特定のミクロ流体装置タイプおよびその他の論理的規則に関係した規則のセットを利用し、さらに、
前記検査および受理されたミクロ流体装置タイプ動作セットを、特定のメソッド名の下で、かつ前記動的メソッドセットへの移送のために適用可能なフォーマットで記憶するステップを含む、プロセス。 - 前記関連した動的メソッドセットが、必要であれば、特定用途についてのメソッドおよび/または動作を追加/修正/削除できるという点で動的であることを特徴とする、請求項1に記載のプロセス。
- 前記プロセスがさらに実行ステップを含み、前記実行ステップが、
特定のメソッド名に関連した1セットのミクロ流体装置タイプ動作を収集するステップと、
前記動作セットが処理されるミクロ流体システムに関係した規則および条件のセットを適用することにより実行検査ステップを行なうステップと、
前記動作セットを用いてミクロ流体システムによってミクロ流体装置を処理するステップとを含むことを特徴とする、請求項1に記載のプロセス。 - 前記動作が以下の動作、すなわち
ミクロ流体装置のスピン、または
特定の共通のチャネルまたは微細構造への標本の移送、または
特定の共通のチャネルまたは微細構造への試薬の移送、または
ミクロ流体装置の位置付け、または
特定の期間にわたるミクロ流体装置の保温または保持、または
検出、または
洗浄、のうち1つであり得ることを特徴とする、請求項1に記載のプロセス。 - 前記プロセスが、収集および追加された動作に関連した必要な動作設定を問合せおよび入手するステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載のプロセス。
- コンピュータプログラム製品可読手段に記憶されたコンピュータプログラム製品であって、前記プログラム製品が請求項1から請求項5のいずれかに記載のプロセスを実行するように適合されることを特徴とする、コンピュータプログラム製品。
- ミクロ流体システムで用いられる特定のミクロ流体装置タイプに関連したメソッドを含む動的メソッドセットを提供するためのコンピュータプログラム要素であって、コンピュータプログラムコードが、少なくとも以下のコンピュータ実行可能コンピュータプログラム要素を含むことを特徴とし、前記コンピュータ実行可能コンピュータプログラム要素は
ユーザインターフェイス要素を含み、前記ユーザインターフェイス要素は、所定のミクロ流体装置動作記憶装置に記憶された所定の動作を表示することができ、前記コンピュータ実行可能コンピュータプログラム要素はさらに
動作収集要素を含み、前記収集要素は、前記記憶および表示された所定のミクロ流体装置動作から或る数の所定の動作を収集することができ、前記コンピュータ実行可能コンピュータプログラム要素はさらに
追加要素を含み、前記追加要素は、前記収集した所定の動作を一時セットに追加することができ、前記コンピュータ実行可能コンピュータプログラム要素はさらに
編集検査ステップ要素を含み、前記編集検査要素は、前記一時動作セットを受理または拒否するための編集検査ステップを実行することができ、前記編集検査ステップは、特定のミクロ流体装置タイプおよびその他の論理的規則に関係した規則のセットを利用し、前記コンピュータ実行可能コンピュータプログラム要素はさらに
記憶要素を含み、前記記憶要素は、前記検査および受理されたミクロ流体装置タイプ動作セットを、特定のメソッド名の下で、かつ前記動的メソッドセットへの移送のために適用可能なフォーマットで記憶することができる、コンピュータプログラム要素。 - 特定のメソッド名に関連した1セットのミクロ流体装置タイプ動作を収集することができるメソッド収集要素と、
動作セットが処理されるミクロ流体システムに関係した規則および条件のセットを適用することにより実行検査ステップを行なうことができる実行検査ステップ要素と、
前記動作セットを用いてミクロ流体システムによりミクロ流体装置を処理することができる処理ステップ要素とを有することを特徴とする、請求項7に記載のコンピュータプログラム要素。 - 収集および追加された動作に関連した必要な動作設定を問合せおよび入手することができる問合せおよび入手要素を有することを特徴とする、請求項7に記載のコンピュータプログラム要素。
- コンピュータプログラムコードのための記憶手段および少なくとも1つの中央処理装置を含むミクロ流体システムで用いられる特定のミクロ流体装置タイプに関連したメソッドを含む少なくとも1つの動的メソッドセットを有するキャリアであって、前記動的メソッドセットにおける各々のメソッドが、特定のミクロ流体装置タイプについて受理されて特定のメソッド名により規定され、前記メソッドが、前記動作を所定の順序でミクロ流体システムに行なわせる或る数の動作を含むことを特徴とする、キャリア。
- 前記キャリアが記録媒体であることを特徴とする、請求項10に記載のキャリア。
- 前記キャリアがコンピュータメモリであることを特徴とする、請求項10に記載のキャリア。
- 前記キャリアが読出専用メモリであることを特徴とする、請求項10に記載のキャリア。
- 前記キャリアが電気的キャリア信号であることを特徴とする、請求項10に記載のキャリア。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/953,155 US6728644B2 (en) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | Method editor |
SE0103087A SE0103087D0 (sv) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | Method editor |
PCT/SE2002/001606 WO2003025585A1 (en) | 2001-09-17 | 2002-09-09 | Method handler for microfluidic instruments |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005503560A true JP2005503560A (ja) | 2005-02-03 |
JP2005503560A5 JP2005503560A5 (ja) | 2005-11-17 |
Family
ID=26655550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003529163A Pending JP2005503560A (ja) | 2001-09-17 | 2002-09-09 | ミクロ流体機器用のメソッド・ハンドラ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1428031B1 (ja) |
JP (1) | JP2005503560A (ja) |
AT (1) | ATE475890T1 (ja) |
DE (1) | DE60237160D1 (ja) |
WO (1) | WO2003025585A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE0300822D0 (sv) | 2003-03-23 | 2003-03-23 | Gyros Ab | A collection of Micro Scale Devices |
WO2007069940A1 (en) | 2005-12-12 | 2007-06-21 | Gyros Patent Ab | Microfluidic assays and microfluidic devices |
US8868353B2 (en) | 2007-02-02 | 2014-10-21 | Beckman Coulter, Inc. | System and method for testing autoverification rules |
US8112232B2 (en) | 2007-02-02 | 2012-02-07 | Beckman Coulter, Inc. | System and method for autoverifying laboratory test results |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08506888A (ja) * | 1991-08-05 | 1996-07-23 | バイオテク・ソリューションズ・インコーポレイテッド | 自動化された組織分析のための方法及び装置 |
WO1997021090A1 (en) * | 1995-12-05 | 1997-06-12 | Gamera Bioscience | Devices and methods for using centripetal acceleration to drive fluid movement in a microfluidics system with on-board informatics |
WO2000047322A2 (en) * | 1999-02-12 | 2000-08-17 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Method and apparatus for programmable fluidic processing |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6500323B1 (en) * | 1999-03-26 | 2002-12-31 | Caliper Technologies Corp. | Methods and software for designing microfluidic devices |
US6829753B2 (en) * | 2000-06-27 | 2004-12-07 | Fluidigm Corporation | Microfluidic design automation method and system |
-
2002
- 2002-09-09 AT AT02765748T patent/ATE475890T1/de not_active IP Right Cessation
- 2002-09-09 JP JP2003529163A patent/JP2005503560A/ja active Pending
- 2002-09-09 DE DE60237160T patent/DE60237160D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-09-09 EP EP02765748A patent/EP1428031B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-09-09 WO PCT/SE2002/001606 patent/WO2003025585A1/en active Application Filing
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08506888A (ja) * | 1991-08-05 | 1996-07-23 | バイオテク・ソリューションズ・インコーポレイテッド | 自動化された組織分析のための方法及び装置 |
WO1997021090A1 (en) * | 1995-12-05 | 1997-06-12 | Gamera Bioscience | Devices and methods for using centripetal acceleration to drive fluid movement in a microfluidics system with on-board informatics |
JP2002503331A (ja) * | 1995-12-05 | 2002-01-29 | ガメラ バイオサイエンス コーポレイション | 機内に搭載された情報科学を備えた超微量液体素子工学システムにおいて液体移動を推進するために求心性加速を使用するための装置及び方法 |
WO2000047322A2 (en) * | 1999-02-12 | 2000-08-17 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Method and apparatus for programmable fluidic processing |
JP2002536167A (ja) * | 1999-02-12 | 2002-10-29 | ボード オブ リージェンツ, ザ ユニバーシティ オブ テキサス システム | プログラム可能な微小流体処理のための方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1428031B1 (en) | 2010-07-28 |
DE60237160D1 (de) | 2010-09-09 |
WO2003025585A1 (en) | 2003-03-27 |
EP1428031A1 (en) | 2004-06-16 |
ATE475890T1 (de) | 2010-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6728644B2 (en) | Method editor | |
JP3652424B2 (ja) | 自動分析装置及びその方法 | |
JP4338529B2 (ja) | ホーミングプロセス | |
JP6347861B2 (ja) | 統合された移送モジュールを有する試験カートリッジ | |
US7943100B2 (en) | Cuvette for in vitro diagnosis | |
JP3984748B2 (ja) | 化学分析装置と化学分析システム | |
US20070154895A1 (en) | Multi-assay microfluidic chips | |
JP4374246B2 (ja) | タイプに従って分析を仕分けることによって臨床検査用自動分析装置の処理能力を向上させること | |
JP4111179B2 (ja) | 化学分析装置と化学分析システム | |
EP2459314A1 (en) | Sample plate | |
KR20040085068A (ko) | 시료에 대한 액체 분사 또는 흡출 방법과 분석기 | |
JPWO2018163745A1 (ja) | 自動分析装置 | |
EP1888237B1 (en) | Method for determining the identity of a microfluidic disc and microfluidic disc | |
KR20040086767A (ko) | 자동화 분석기용 시료 홀더, 자동화 분석기, 그리고시료에 대한 액체 분사 또는 흡출 방법 | |
JP5123859B2 (ja) | 異常特定方法、分析装置および試薬 | |
EP2591369B1 (en) | Automated system for selectively processing a sample. | |
Biehl et al. | Gaps and challenges of point-of-care technology | |
JP2005503560A (ja) | ミクロ流体機器用のメソッド・ハンドラ | |
KR101799826B1 (ko) | 생화학검사와 면역반응검사를 수행하는 멀티유닛 및 이를 이용한 검사방법 | |
JP2008519978A (ja) | 液体検出および信頼度判定 | |
CN110261592A (zh) | 一种被分析物定性定量测定方法 | |
EP1910846B1 (en) | Automatic analyzer for enzyme immunoassays | |
Meldrum et al. | Automated, integrated modules for fluid handling, thermal cycling and purification of DNA samples for high throughput sequencing and analysis | |
Mandal et al. | Automation in Medical Microbiology | |
Haeckel | General principles for the classification of analysers |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050525 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060602 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060602 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080219 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20080516 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20080523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080819 |