JP2005503297A - スプレー容器と共に使用されるオーバキャップ - Google Patents
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Abstract
スプレー容器(5)と共に使用されるオーバキャップ(500)は、スプレー容器(5)に取付け可能に構成された周壁(504)と、周壁(504)にヒンジによって取付けられた片持ち式のレバーアーム(508)と、片持ち式のレバーアーム(504)内のノズルと、を含む。ノズル(503)は、スプレー容器(5)のバルブステムを収容可能に構成されたステムソケットを含むと共に、扇形の噴霧をもたらすように構成されている。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、オーバキャップ、に関する。より詳細には、清掃装置と共に使用される、オーバキャップ、に関する。
【背景技術】
【0002】
家屋、オフィスビル、アパート、その他多くの建築物の清掃は、高い天井、部屋の中に置かれた家具、及び多くの他の構造的特徴が原因で、しばしば、困難であることが判明する。種々の家具の物理的寸法により、その下を人が清掃する能力はしばしば制限され、天井のコーナーに手が届かないことはよくあり、体を曲げたり床にかがんだりすると背中に負担をかける可能性がある。しかしながら、大部分の人々はそうした清掃に困難を感じながらも、自らが生活したり労働したりする領域から、塵埃や、クモの巣や、ゴミ等の環境を不快にするものを取り除きたいと望んでいる。
【0003】
領域の物理的な特徴によって課された問題の他に、清掃作業に従事している人々は、一般的な家庭用の洗浄液においてさえも見出される、種々の薬品に悩まされている。多くの洗浄剤は、地元の雑貨店で購入されるものにせよ、産業用にせよ、皮膚や目への刺激を引き起こすことがあり、有毒であることさえある。さらに、いくつかの洗浄スプレー容器はユーザの指によって直接操作する必要があり、ユーザの皮膚や目が潜在的に危険な薬品と接触する危険が増している。したがって、清掃作業は、これらの洗浄液との接触を最小にする方法で行なわれなければならない。
【0004】
さらに、特に乳児や幼児への安全性を保証するために、洗浄液は、偶発的な吐出が防止されるように収容されなければならない。子供がスプレー容器を拾い上げた場合、たとえば、その容器の上の任意のキャップは、その子供が容器の中の薬品と接触する可能性を最小限にするものでなければならない。しかし、その一方で、噴霧を意図するユーザが清掃作業中にこれらの薬品を比較的容易に使用できるものでなければならない。このように、手の届きにくい領域の洗浄(そうした洗浄を助ける様々な洗浄液を直接適用することを含む)を可能にしつつ、洗浄を意図するユーザが負傷する可能性を最小限に抑える、安全かつ使い易い洗浄装置に対するニーズが存在する。
【0005】
清掃作業をより容易にするために、いくつかの試みがなされて来た。たとえば、Munchelに対して与えられた特許(特許文献1)は、高所用の噴霧装置を開示している。また、Munchel他への特許(特許文献2)は、その高所用噴霧装置用の清掃アタッチメントを開示している。Yoshitomiへの特許(特許文献3、4)は、各々、高所における噴霧作業を助けるための道具を開示している。最後に、Schennum他への特許(特許文献5)は、所定量の液体を作業面に供給するための、手動で作動され、切り離される液体供給システムを用いたモップを開示している。
【特許文献1】
米国特許3,794,217号
【特許文献2】
米国特許3,679,319号
【特許文献3】
米国特許4,886,191号
【特許文献4】
米国特許4,789,084号
【特許文献5】
米国特許5,779,155号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の装置のいずれも、手の届きにくい領域の洗浄を可能にすると共に、そうした洗浄を助ける各種の洗浄液の直接的かつ集中的な適用を可能にする、一体型(all−in−one)で安全かつ使いやすい洗浄装置を提供しない。さらに、これらの装置のいずれも、たとえば、洗浄剤の不測又は偶然の吐出を防ぐために意図された特徴を含むことによって、洗浄を意図しない(それらの装置の)ユーザの負傷の危険を最小限にするものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、片持ち式のレバーアームとノズルとを有するオーバキャップを提供することによって、本技術分野における上述のニーズに応えるものである。
【0008】
本発明の第一の実施の形態によると、スプレー容器と共に使用されるオーバキャップが、スプレー容器に取付け可能に構成された周壁と、周壁にヒンジによって取付けられた片持ち式のレバーアームと、片持ち式のレバーアーム内に配置されたノズルと、を含む。ノズルは、スプレー容器のバルブステムを収容可能に構成されたステムソケットを含むと共に、扇形の噴霧をもたらすように構成されている。
【0009】
第一の実施の形態の他の態様において、オーバキャップは、ハウジングの突起を収容可能に構成された整合凹部をさらに含む。
【0010】
第一の実施の形態のさらに他の態様によると、ノズルは、レバーアームの長手に沿った方向に長手を有する矩形のオリフィスであって、レバーアームの長手を横断する方向においてより幅広の扇形の噴霧を生じさせるオリフィスを含む。
【0011】
本発明の第二の実施の形態において、スプレー容器と共に使用されるオーバキャップが、略円筒状の周壁と、壁にヒンジによって取付けられた片持ち式のレバーアームと、扇形の噴霧を生じさせるための手段と、オーバキャップをスプレー容器に固定するための手段と、を含む。
【0012】
本発明の第三の実施の形態において、オーバキャップが、略平面状の上部と、スプレー容器に取付け可能に構成されると共に、前記上部から延びる周壁と、オーバキャップの上部の梁間を横断すると共に、その自由端がオーバキャップの上部の凹部内で終端する、周壁にヒンジによって取付けられた片持ち式のレバーアームと、片持ち式のレバーアーム内に配置されたノズルと、を含む。片持ち式のレバーアームの自由端は、上部の平面に対して、移動可能である。さらに、ノズルは、スプレー容器のバルブステムを収容可能に構成されたステムソケットを含むと共に、扇形の噴霧をもたらすように構成されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
好適な実施の形態において、本発明は、スプレー容器と共に使用されるオーバキャップを備える。オーバキャップは、スプレー容器に取付け可能に構成された周壁と、周壁にヒンジによって取付けられた、片持ち式のレバーアームと、片持ち式のレバーアーム内に配置されたノズルと、を含む。ノズルは、スプレー容器のバルブステムを収容可能に構成されたステムソケットを有すると共に、扇形の噴霧をもたらすように構成されている。オーバキャップは、モップ頭部と、容器を保持すると共にモップ頭部に回動可能に取付けられたハウジングと、ハウジングに取付けられたシャフトアセンブリと、シャフトアセンブリの先端部に取付けられたトリガーを有するハンドルと、を備えた清掃装置と共に使用できる。これらの構成要素は、ユーザがトリガーを引いた時に、容器の内容物が床のような表面の上に所定のパターンで吐出されるように構成されている。
【0014】
図1は、清掃装置に組み込まれた、本発明を示す。トリガー作動式のモップ1は、モップ頭部100と、ハウジング200と、シャフトアセンブリ300と、ハンドル400と、を備える。モップ頭部100は、スポンジ又は布のような、清掃装置(これらの例に限定されない)を保持する。ハウジング200は、モップの頭部100の上の突起とボールジョイントに係合するU字形状のヒンジ202を介して、モップの頭部100に接続する。図2に示すように、ハウジング200は、好ましくはねじ(図示せず)によって共に保持された前面パネル204と背面パネル206とを備える。パネル204、206の各々は、その上面(又は基端部)に半円筒を含み、その結果、二つのパネル204、206が結合したときに、ガイドホール217が形成される。しかしながら、半円筒は完全に密着せず、ガイドホール217内に溝(slot)を形成する。カラー219は、ガイドホール217に摺動して入り、カラー219の二つのフィン221が、ガイドホール217内の溝の中に摺動して入る。
【0015】
カラー219とパネル204、206は、ねじによって結合されていることが望ましい。接着剤、プラスチックファスナ等のような、パネルとカラーとを結合する他の手段も可能である。さらに、ハウジング200は、ボールジョイント、多軸ヒンジジョイント、単軸ヒンジジョイント、固定した接続、可撓性の部材等を含む(ただし、これらの例に限定されない)種々の手段によって、モップの頭部100に結合されても良い。
【0016】
パネル204、206は、アクチュエータロッド208がその中に摺動可能に装着される空間を限定する。アクチュエータロッド208は、二つの突起210上に摺動可能に支持されていることが望ましい。しかし、2つよりも多い突起又は2つより少ない突起を設けてもよい。また、アクチュエータロッド208をその動作中に案内するのを助けるための溝などのアクチュエータロッド案内部分(図示せず)を、1つ以上の突起に形成していてもよい。アクチュエータロッド208の下端部212は、J形状に屈曲し、扁平部分240を含み、偏平部分240は座金228を支持する。一方、上端部214は、ピボットリンク216に接触するために、ある角度(直角が望ましい)で屈曲している。アクチュエータロッド208の扁平部分240は、座金228に対し、ストップとして働く。すなわち、座金228は、アクチュエータロッド208の上を、扁平部分240までしか摺動できない。当然のことながら、アクチュエータロッド208の上に形成されたディンプル又はビーズのような他のストップ(これらの例に限定されない)を用いて、座金228を位置決めしてよい。あるいは、アクチュエータロッド208に断面積減少部分を設け、これを該アクチュエータロッド208の断面積減少部分に噛み合う断面を有する座金と共に用いてもよい。アクチュエータロッド208の下端部212は、容器5のオーバキャップ500と接触できるように、前面パネル204内の開口213を通って突出する。容器5は、たとえば、エアゾールタイプのスプレー容器であることが望ましい。座金228は、ばね230用のベースとして働く。ばね230は、アクチュエータロッド208を、オーバキャップ500から離すべく(図2において)下向きに付勢する。
【0017】
図3は、オーバキャップ500を示し、オーバキャップ500は、一般的には、上面502と、ノズル503と、上面502から下方に延びる円筒状の壁504と、レバーアーム508と、アクチュエータポート505と、を備える。アクチュエータポート505は、アクチュエータロッド208の下端部212の終端部を受けるのに適しており、その結果、アクチュエータロッド208は、パッド509において、レバーアーム508と接触することができる。
【0018】
図3は、さらに、D字形状の凹部506を含む上面502を示す。D字形状の凹部506は、オーバキャップ500がハウジング200内で常に正確に方向付けられることを保証する。図5に示すように、ハウジング200は、D字形状の凹部506の壁と対になる、すなわちD字形状の凹部506の壁を又はその上に受けるための整合突起232を含む。このようにして、オーバキャップ500の方向付けは、確実にされる。当然のことであるが、D字形状の凹部506と整合突起232とは、種々の形状をしていてもよく、図示した通りである必要はない。たとえば、複数の穴や柱を使用してもよい。
【0019】
図6に示すように、レバーアーム508は、上面502の直径をほぼ横断し、D字形状の凹部506と対向する端部に位置する枢軸点520において、円筒状の壁504に取付けられている。枢動するレバーアーム508は、上面502とD字形状の凹部506から分離されている。図3と4に示すように、レバーアーム508は、D字形状の凹部内で終結し、D字形状の凹部506の床507には接続されていない。したがって、枢動するレバーアーム508は、D字形状の凹部506の床507の平面から自在に動いて出ることができる。レバーアーム508の厚さは、枢軸点520の回りでレバーアーム508を回動するために必要な力を減らすために、図6に示すように、枢軸点520で薄くしてある。
【0020】
レバーアーム508の不測又は偶発的な動きの危険を最小限にするために、レバーアーム508は上面502の下方に配置されていることが望ましい。しかし、それは、上面と同じレベル又はそれより上であっても良い。さらに、図4に示すように、レバーアーム508は、その剛性を増すために、その下面にリブ560を有していることが望ましい。
【0021】
図4に示すように、円筒状の壁504の内面は、そのベースに複数のリブ516を有している。これらのリブ516は、容器5上のリムと係合し、オーバキャップ500を容器5に確実に保持する。当然のことながら、接着剤、あるいはオーバキャップ500を容器5と一体的に形成する構成など、オーバキャップ500を容器5に固定するための別の手段を用いてもよい。
【0022】
図3に示されるオーバキャップ500を見れば、オーバキャップ500の利点の一つが、子供によって容易に作動可能でない点にあることは、明らかである。子供がハウジング200から容器5を取り外すことができたとしても、レバーアーム508は容器5を作動するためのアクセス容易なグリップやボタンを呈示していないため、子供が知らずにレバーアーム508を押して容器5から内容物を出してしまう可能性は低いであろう。
【0023】
図7(図6の領域Aの詳細図)及び図8(図3の線8−8に沿って切断した部分断面図)に示すように、オーバキャップ500のノズル503は、上面502から測定したときに、所定の角度で扇形の噴霧をもたらすように構成されている。この角度は、40Eと90Eの間であれば良く、70Eと85Eの間にあることが望ましく、さらに望ましいのは、78.5Eである。図7で明らかなように、角度を付けた噴霧を実行すべく、開口510は、上面502に対してわずかに傾斜させてある。扇形の噴霧を行なうべく、開口510は、第一の方向において、第二の方向(第二の方向は、第一の方向とほぼ直交している)において、より広く構成されている。特に、図7で示された開口510の幅Xは、図8で示された幅Yよりも広い。これにより、レバーアーム508の長手と垂直な方向への噴霧が、レバーアーム508の長手と平行な方向への噴霧よりも広くなる。当然のことながら、噴霧は、本発明の範囲を逸脱することなく、その幅が任意の方向に向くように、任意の方向に回転されて良い。
【0024】
図7に示すように、ステムソケットを構成する、容器5に最も近いノズル503の端部は、傾斜したアンダーカットとなる、面取りした開口514を備える。ステムソケットのアンダーカット517と一体であり且つアンダーカット517を越えて延びる円筒状の空洞518は、容器5のバルブステム7の外径より小さな内径を有するように構成されており、バルブステム7の留め金としてく。よって、バルブステム7が円筒状の空洞518の中に入ることが防止される。傾斜したアンダーカット517は、レバーアーム508が作動されている場合、すなわち、上面502に対して下向きに押圧されている場合には、傾斜したアンダーカット517とバルブステム7の上部が気密に係合するように、約5E(他の角度でもよい)の角度%で傾斜していることが望ましい。
【0025】
図2、5、9に示すように、ハウジング200は、保持具218と整合突起232とを用いて、容器5/オーバキャップ500アセンブリを保持する。整合突起232は、オーバキャップ500を適切な方向に向ける役割を果たすだけでなく、容器5/オーバキャップ500アセンブリのオーバキャップ側端部をハウジング200内に保持するための支持具、たとえば、「ピン状の」支持具、の役割を果たす。容器5/オーバキャップ500アセンブリの容器側端部は、保持具218によって、ハウジング200内に保持されている。保持具218は、ばね220によって、容器5に対してばね付勢されており、保持具218と容器底との間の摩擦力によって、容器5を保持している。さらに、保持具218は、図2に示すように、リップ222をその外面に沿って含んでおり、リップ222は容器5の外面と接触し、容器5/オーバキャップ500アセンブリがハウジング200からはずれたり抜け出したりすることを防ぐ。保持具218は、さらに、保持具218の表面から突出しているアバットメント224を含む。アバットメント224は容器5の底面と接触し、容器5/オーバキャップ500アセンブリがハウジング200から自在に解放されたり抜け落ちたりすることを防ぐ。図9に示すように、保持具218は、トング又はハンドル226を含むことが望ましく、その結果、ユーザは、容器5をハウジング200から取り外すべく、保持具218をばね220に対して容易に付勢することができる。
【0026】
容器5/オーバキャップ500アセンブリをハウジング200の中に装着するために、ユーザが、まず容器5/オーバキャップ500アセンブリのオーバキャップ側の端部をハウジング200内に挿入すると、D字形状の凹部506が整合突起232と噛み合いつつこれを収容する。この位置では、オーバキャップ500のD字形状の凹部506は、整合突起232の上に位置する。そして、ユーザは、保持具218が容器5/オーバキャップ500アセンブリの容器側の端部とぴったりと係合するまで、容器5/オーバキャップ500アセンブリの容器側端部を押圧してハウジング200内に入れる。
【0027】
容器5/オーバキャップ500アセンブリの容器側端部を保持するための代替的な手段もまた考えられ、この場合、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、保持具218を省略してもよい。たとえば、クリップを前面パネル204内に一体的に形成し、容器5をハウジング200内にはめ込んでよい。さらに、弾性のあるストラップで容器5をハウジング200に保持しても良い。アバットメント224、ハンドル226、リップ222のいずれか又はいずれもを有さない保持具218など、図示されている保持具218の変形例を用いても良い。
【0028】
図10と11を参照すると、シャフトアセンブリ300は、望ましくは取り外し可能な方法で、下記のようにハウジング200のカラー219に接続しており、内部に摺動可能な下部コア304が嵌合する下部中空シャフト302と、内部に摺動可能な上部コア308が嵌合する上部中空シャフト303と、を備えている。下部コア304は複数のフランジ306を有し、これらのフランジ306のより、下部コア304は下部中空シャフト302内の中心に常に位置される。ハウジングプラグ308が、ハウジング200に最も近い下部中空シャフト302の端部に設けられており、下部中空シャフト302の端部と係合している。このような係合は、摩擦嵌合、接着剤、熱又は超音波による融着によって形成された接着、ピン、ねじ、クリンピング等によって行なわれても良く、また、これらの例に限定されない。ハウジング200から最も離れた、下部中空シャフト302の先端部には、雌型プラグ307がある。雌型プラグ307もまた、ハウジングプラグ308に関して上述した方法で、下部中空シャフト302と係合している。複数のフランジ306の内一つとハウジングプラグ308との間にあるばね310は、下部コア304をハウジングプラグ308から離間する方向に常に付勢する。
【0029】
図11に示したように、上部中空シャフト303は、その中に摺動可能に配置された、上部コア305を収容している。上部コア305は、下部コア304と同様に、複数のフランジ320を有する。ハウジングプラグ308に関して上述した方法で、接続プラグ318が、上部中空シャフト303の接続端部(すなわち、下部中空シャフト302と最も近い端部)において、上部中空シャフト303と係合している。
【0030】
ハウジングプラグ308と接続プラグ318は、各々、その長手方向に延びるリブによって結合された複数のリングを備え、一般的に、大きなリング309によって上半分312と下半分314とに分割されている。ハウジングプラグ308と接続プラグ318の各々の上半分312は、下部中空シャフト302および上部中空シャフト303と、それぞれぴったりと嵌合する形状と寸法を有する。下半分314は、弾丸型の断面(すなわち、一方の側が平坦な断面)を有しており、これにより、ハウジングプラグ308を、ハウジング200のカラー219、雌型プラグ307のいずれにせよ、その一方向にのみ挿入可能であることが保証される。各プラグ308、318は、内部を貫通するように形成された、連続した環状の空洞を有し、この空洞は、適切なコア304、305が通過可能な形状にされている。ハウジングプラグ308と接続プラグ318は、ハウジング200内に接続プラグ318と上部中空シャフト303が誤って挿入されることが不可能なように、わずかに異なった形状に形成されることが望ましい。
【0031】
各プラグ308、318の下半分314は、(ハウジングプラグ308の場合には)カラー219の内壁に、又は(接続プラグ318の場合には)雌型プラグの内壁内に形成された凹部、くぼみ(indentation)、切り欠き、窓等とかみ合う、傾斜した(ramped)キー316を有することが望ましい。窓と傾斜したキーの機構は、ハウジングプラグ308をハウジング200に、接続プラグ318を下部中空シャフト302に、永久的にもしくは取り外し可能に固定する。
【0032】
一つの例において、永久的な接続を提供するための傾斜したキー316は、カラー219又は雌型プラグ307のいずれかの中に挿入されると内側にたわむ終端部を有する、可撓性の翼状突起である。翼状突起は、窓に達するまでは内側にたわんだままであり、窓に達した位置で翼状突起の終端部が延びて窓の中に入り、それによって、永久的な接続が形成される。
【0033】
取り外し可能な接続を提供する傾斜したキー316は、内側に傾斜した表面と一体化した外側に傾斜した表面を有すると共に、両表面の間にピークが形成された翼状突起(たとえば、標準的なキーボードの文字A>@と形状において類似している突起)であっても良い。カラー219又は雌型プラグ307のいずれかに挿入されると、この翼状の突起は、窓に達するまで内側にたわんだままであり、窓に達した位置で、翼状突起のピークが延びて窓の中に入る。この翼状突起は、内側に傾斜した面によって取り外し可能にできる。つまり、下半分314をカラー219又は雌型プラグ307から引き出すべく力を加えると、内側に傾斜した面によって翼状突起がもう一度内側にたわみ、それによって、窓からピークが引出されて、取り外し可能になる。当然のことながら、下半分314をカラー219又は雌型プラグ307に永久的に又は取り外し可能に取付けるための他の手段として、固定ピン、ねじ、クランプ、ばねで荷重を加えられたピン、ボルト、捩じりロック接続等(ただし、これらの例に制限されない)を使用することができる。
【0034】
下部コア304と同様に、図11に示すように、ばね322は、フランジ320の一つを押圧することによって、接続プラグ318から離すように上部コア305を付勢する。アクチュエーティングブロック324が、上部コア305のグリップ、又は、先端部で、上部コア305に取付けられていることが望ましい。当然のことながら、取付方法は、ハウジングプラグ308に関し上述したもののいずれを含んでいても良い。
【0035】
図11に示すように、上部中空シャフト303のグリップ端部は、これを貫通している複数の穴326を含んでいる。さらに、上部中空シャフト303は、上部切抜328と下部切抜330とを有している(上部と下部は、側面を画定する穴326の位置に関して定義される)。当然のことながら、「切抜」という用語は、切抜を形成する方法を意味しない。なぜなら、切抜328、330は、材料を取り除くことによって、あるいは切抜328、330を有する上部中空シャフト303を成形することによって形成して良いからである。むしろ、「切抜」という用語は、上部中空シャフト303内の空間を称する。
【0036】
図11には、右側パネル402と左側パネル404とを備えるハンドル400も示されている。右側パネル402と左側パネル404の各々が三つの突起406(その内二つは、上部中空シャフト303内の穴326を貫通して延び、互いに接触するのに十分な程長い)を含んでいることが望ましい。右側パネル402と左側パネル404は、パネル402、404の一方の突起406を貫通し、他方のパネル402、404の突起406の中に延びるねじによって共に固定されている。当然のことながら、右側パネル402と左側パネル404とを保持するための他の手段として、ボルト、圧力フィットピン、接着剤等(ただし、これらの例に限定されない)、を用いてもよい。三つより多いか、あるいは三つより少ない突起と穴が設けられても良い。さらに、本実施の形態では右側と左側のパネルのみが記載されているが、柔らかい材料で作られていることが望ましいグリップインサート405を設けても良い。
【0037】
ハンドル400を形成すべくパネル402、404がねじによって互いに固定されたときに、底にトリガーの開口410が形成されるように、右側パネル402と左側パネル404の各々は、湾曲部を含んでいる。トリガーの開口410は、その中を貫通して延びるトリガー412を収容する。トリガー412は、ピン(図示せず)によって所定位置に回動可能に保持され、ピンはパネル402、404を貫通するかもしくは、(貫通せずに)パネル内でとどまると共に、トリガー412の中の穴を貫通する。当然のことながら、トリガー412を枢動可能に支持するための、他の手段として、ボルト、ねじ、中空管等(ただし、これらの例に限定されない)を用いても良い。トリガー412は、U型の延長部すなわちリップ416を含み、その前面418は矩形であり、サイドレール420を有する。矩形の前面418は、アクチュエーティングブロック324に接触し、レール420は、アクチュエーティングブロック324が横方向に動くことを防止する。当然のことながら、レールを省略してもよく、前面418も矩形である必要はない。また、カム及び従動子又はラックギヤなど、枢動動作を線形動作に変換するいかなる手段を用いてもよい。
【0038】
パネル402、404の各々は、その上部に湾曲部も含み、その結果、パネル402、404が互いに固定されると、ロック開口414が形成される。ロック開口414は、トリガーロック415を収容し、トリガーロック415を案内するためのリブ(図示せず)を含む。トリガーロック415は、図11に示すように、水平板422と垂直スイッチ424とを含む。垂直スイッチ424は、ユーザが指で垂直スイッチ424に触れることができるように、ロック開口414からハンドル400の外面の外側に突出すると共に、水平板422の下側で上部中空シャフト303の中に延伸している。水平板422は、上部中空シャフト303の長手方向軸と平行な軸に沿って摺動し、このような摺動の間、リブによって案内される。
【0039】
ユーザが垂直スイッチ424を押したり引いたりすると、水平板422は、上部中空シャフト303に沿ってハンドル400のリブの範囲内を摺動する。ロックされた位置では、トリガーロック415は、モップの頭部に向かってその最も前進した位置にある。ロックされていない位置では、トリガーロック415は、モップの頭部100から最も離れた位置である、その最も後退した位置にある。ロックされた位置では、垂直スイッチ424は、トリガー412に接触するか、接触しかけている状態である。これにより、ユーザがトリガー412を強く握ろうとすると、トリガー412の上部が垂直スイッチ424と接触し、トリガー412がさらに動くことを妨げる。
【0040】
本発明の清掃装置の利点は、そのモジュラー構造にある。モップ頭部100と、ハウジング200と、シャフトアセンブリ300とは、すべて、別々にかつコンパクトに梱包可能な、分離した部品であって良い。好適な実施の形態では、シャフトアセンブリ300は、二つの部分、すなわち、下部中空シャフト302と上部中空シャフト303にして梱包可能である。下部中空シャフト302と上部中空シャフト303は、各々プラグ308、318と、ばね310、322と、内部コア304、305とを含むように梱包されることが望ましい。下部中空シャフト302は、その先端に取付けられた雌型プラグ307を有することが望ましく、上部中空シャフト303は、その先端に取付けられたハンドル400を有することが望ましい。同様に、ハウジング200は、アクチュエータロッド208と、座金228と、ばね230と、ピボットリンク216と、保持具218と、を含む完全なユニットとして梱包可能である。したがって、ユーザが清掃装置1を梱包から取り外す場合には、ユーザは、下部中空シャフト302をハウジング200に、上部中空シャフト303を下部中空シャフト302に、単にはめ込むだけで良い。
【0041】
動作中において、ユーザは一般に、任意の従来のモップのようなトリガー作動式のモップを使用する。しかしながら、ユーザが容器5の内容物(たとえば、洗浄液)を清掃している表面に供給したい場合、ユーザは、トリガー412を単に強く握るだけである。このとき、トリガー412が回動することにより、リップ416が作動ブロック324を押圧し、これによって、上部コア305をモップ頭部100に向けて下向きに動かす。上部コア305は、接続プラグ318内の円状の空洞を介して雌型プラグ307を通り、下部コア304と接触する。その結果、下部コア304は、ハウジングプラグ308を介して摺動し、ハウジング200の中に入る。下部コア304の底は、ピボットリンク216と接触し、ピボットリンク216を回転させ、それによって、アクチュエータロッド208を、基端部に向けて起動方向に(すなわち、下部コア304の摺動方向とほぼ対向する方向に)動かす。アクチュエータロッド208の下端部212の終端部は、前面パネル204内の開口213を通って摺動し、オーバキャップ500のレバーアーム508のパッド509と接触する。レバーアーム508は容器5の上のバルブステム7の方向に回動し、ステムソケット内の円筒状の空洞518の上部に形成された肩部がバルブステム7を押圧する。これにより、容器5の中のバルブ(図示せず)が開き、容器5内の内容物がノズル503を介して洗浄すべき表面に噴出する。トリガー412が解除されると、中空シャフト302、303の中にあるばね310、322は、コア304、305を、それぞれ、トリガー412に対して上向きに付勢し、トリガー412を元の非作動位置に回動して戻す。この動作により、アクチュエータロッド208に掛かっている力が解除され、ばね230は、オーバキャップ500から離れるようにアクチュエータロッド208を付勢可能となる。容器5の中のバルブ内のばね(図示せず)が、バルブステム7を本来の位置に戻してバルブを閉め、容器5の内容物が容器5から流出しないようにする。
【0042】
上記のモップ頭部100、ハウジング200、シャフトアセンブリ300、ハンドル400、オーバキャップ500などの本発明の構成部品は、光沢度及び強度の点から、ABS樹脂のようなプラスチックで成形されていることが望ましい。しかしながら、これらの成形構成要素は、その低コストの点から、ポリプロピレンで作られていても良い。
【0043】
本発明は、目下のところ好適な実施の形態とされているものを参照して記述されてきたが、本発明は開示された実施の形態に限定されないことは当然である。逆に、本発明は、添付の特許請求の範囲の精神と範囲内に含まれた種々の変形と同等の構成を網羅するように意図されている。以下の特許請求の範囲は、このような変形総て及び同等の構造ならびに機能を包括するよう、最も広く解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明に基づく、トリガー作動式のスプレー容器を有するモップの斜視図である。
【図2】本発明で使用される、ハウジングの分解斜視図である。
【図3】本発明のオーバキャップの平面図である。
【図4】本発明に基づく、オーバキャップの下面の斜視図である。
【図5】オーバキャップが組み立てられた形状でハウジング内に置かれた時の、図2の線5−5に沿って切断した断面図である。
【図6】図3の線6−6に沿って切断した、断面図である。
【図7】図6の範囲Aの詳細図である。
【図8】図3の線8−8に沿って切断したときの、ノズルを示す部分断面図である。
【図9】容器を保持する、本発明のハウジングの断面図である。
【図10】本発明のシャフトアセンブリの下端部の分解斜視図である。
【図11】本発明のシャフトアセンブリの上端部と、ハンドルの分解斜視図である。
【0001】
本発明は、オーバキャップ、に関する。より詳細には、清掃装置と共に使用される、オーバキャップ、に関する。
【背景技術】
【0002】
家屋、オフィスビル、アパート、その他多くの建築物の清掃は、高い天井、部屋の中に置かれた家具、及び多くの他の構造的特徴が原因で、しばしば、困難であることが判明する。種々の家具の物理的寸法により、その下を人が清掃する能力はしばしば制限され、天井のコーナーに手が届かないことはよくあり、体を曲げたり床にかがんだりすると背中に負担をかける可能性がある。しかしながら、大部分の人々はそうした清掃に困難を感じながらも、自らが生活したり労働したりする領域から、塵埃や、クモの巣や、ゴミ等の環境を不快にするものを取り除きたいと望んでいる。
【0003】
領域の物理的な特徴によって課された問題の他に、清掃作業に従事している人々は、一般的な家庭用の洗浄液においてさえも見出される、種々の薬品に悩まされている。多くの洗浄剤は、地元の雑貨店で購入されるものにせよ、産業用にせよ、皮膚や目への刺激を引き起こすことがあり、有毒であることさえある。さらに、いくつかの洗浄スプレー容器はユーザの指によって直接操作する必要があり、ユーザの皮膚や目が潜在的に危険な薬品と接触する危険が増している。したがって、清掃作業は、これらの洗浄液との接触を最小にする方法で行なわれなければならない。
【0004】
さらに、特に乳児や幼児への安全性を保証するために、洗浄液は、偶発的な吐出が防止されるように収容されなければならない。子供がスプレー容器を拾い上げた場合、たとえば、その容器の上の任意のキャップは、その子供が容器の中の薬品と接触する可能性を最小限にするものでなければならない。しかし、その一方で、噴霧を意図するユーザが清掃作業中にこれらの薬品を比較的容易に使用できるものでなければならない。このように、手の届きにくい領域の洗浄(そうした洗浄を助ける様々な洗浄液を直接適用することを含む)を可能にしつつ、洗浄を意図するユーザが負傷する可能性を最小限に抑える、安全かつ使い易い洗浄装置に対するニーズが存在する。
【0005】
清掃作業をより容易にするために、いくつかの試みがなされて来た。たとえば、Munchelに対して与えられた特許(特許文献1)は、高所用の噴霧装置を開示している。また、Munchel他への特許(特許文献2)は、その高所用噴霧装置用の清掃アタッチメントを開示している。Yoshitomiへの特許(特許文献3、4)は、各々、高所における噴霧作業を助けるための道具を開示している。最後に、Schennum他への特許(特許文献5)は、所定量の液体を作業面に供給するための、手動で作動され、切り離される液体供給システムを用いたモップを開示している。
【特許文献1】
米国特許3,794,217号
【特許文献2】
米国特許3,679,319号
【特許文献3】
米国特許4,886,191号
【特許文献4】
米国特許4,789,084号
【特許文献5】
米国特許5,779,155号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の装置のいずれも、手の届きにくい領域の洗浄を可能にすると共に、そうした洗浄を助ける各種の洗浄液の直接的かつ集中的な適用を可能にする、一体型(all−in−one)で安全かつ使いやすい洗浄装置を提供しない。さらに、これらの装置のいずれも、たとえば、洗浄剤の不測又は偶然の吐出を防ぐために意図された特徴を含むことによって、洗浄を意図しない(それらの装置の)ユーザの負傷の危険を最小限にするものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、片持ち式のレバーアームとノズルとを有するオーバキャップを提供することによって、本技術分野における上述のニーズに応えるものである。
【0008】
本発明の第一の実施の形態によると、スプレー容器と共に使用されるオーバキャップが、スプレー容器に取付け可能に構成された周壁と、周壁にヒンジによって取付けられた片持ち式のレバーアームと、片持ち式のレバーアーム内に配置されたノズルと、を含む。ノズルは、スプレー容器のバルブステムを収容可能に構成されたステムソケットを含むと共に、扇形の噴霧をもたらすように構成されている。
【0009】
第一の実施の形態の他の態様において、オーバキャップは、ハウジングの突起を収容可能に構成された整合凹部をさらに含む。
【0010】
第一の実施の形態のさらに他の態様によると、ノズルは、レバーアームの長手に沿った方向に長手を有する矩形のオリフィスであって、レバーアームの長手を横断する方向においてより幅広の扇形の噴霧を生じさせるオリフィスを含む。
【0011】
本発明の第二の実施の形態において、スプレー容器と共に使用されるオーバキャップが、略円筒状の周壁と、壁にヒンジによって取付けられた片持ち式のレバーアームと、扇形の噴霧を生じさせるための手段と、オーバキャップをスプレー容器に固定するための手段と、を含む。
【0012】
本発明の第三の実施の形態において、オーバキャップが、略平面状の上部と、スプレー容器に取付け可能に構成されると共に、前記上部から延びる周壁と、オーバキャップの上部の梁間を横断すると共に、その自由端がオーバキャップの上部の凹部内で終端する、周壁にヒンジによって取付けられた片持ち式のレバーアームと、片持ち式のレバーアーム内に配置されたノズルと、を含む。片持ち式のレバーアームの自由端は、上部の平面に対して、移動可能である。さらに、ノズルは、スプレー容器のバルブステムを収容可能に構成されたステムソケットを含むと共に、扇形の噴霧をもたらすように構成されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
好適な実施の形態において、本発明は、スプレー容器と共に使用されるオーバキャップを備える。オーバキャップは、スプレー容器に取付け可能に構成された周壁と、周壁にヒンジによって取付けられた、片持ち式のレバーアームと、片持ち式のレバーアーム内に配置されたノズルと、を含む。ノズルは、スプレー容器のバルブステムを収容可能に構成されたステムソケットを有すると共に、扇形の噴霧をもたらすように構成されている。オーバキャップは、モップ頭部と、容器を保持すると共にモップ頭部に回動可能に取付けられたハウジングと、ハウジングに取付けられたシャフトアセンブリと、シャフトアセンブリの先端部に取付けられたトリガーを有するハンドルと、を備えた清掃装置と共に使用できる。これらの構成要素は、ユーザがトリガーを引いた時に、容器の内容物が床のような表面の上に所定のパターンで吐出されるように構成されている。
【0014】
図1は、清掃装置に組み込まれた、本発明を示す。トリガー作動式のモップ1は、モップ頭部100と、ハウジング200と、シャフトアセンブリ300と、ハンドル400と、を備える。モップ頭部100は、スポンジ又は布のような、清掃装置(これらの例に限定されない)を保持する。ハウジング200は、モップの頭部100の上の突起とボールジョイントに係合するU字形状のヒンジ202を介して、モップの頭部100に接続する。図2に示すように、ハウジング200は、好ましくはねじ(図示せず)によって共に保持された前面パネル204と背面パネル206とを備える。パネル204、206の各々は、その上面(又は基端部)に半円筒を含み、その結果、二つのパネル204、206が結合したときに、ガイドホール217が形成される。しかしながら、半円筒は完全に密着せず、ガイドホール217内に溝(slot)を形成する。カラー219は、ガイドホール217に摺動して入り、カラー219の二つのフィン221が、ガイドホール217内の溝の中に摺動して入る。
【0015】
カラー219とパネル204、206は、ねじによって結合されていることが望ましい。接着剤、プラスチックファスナ等のような、パネルとカラーとを結合する他の手段も可能である。さらに、ハウジング200は、ボールジョイント、多軸ヒンジジョイント、単軸ヒンジジョイント、固定した接続、可撓性の部材等を含む(ただし、これらの例に限定されない)種々の手段によって、モップの頭部100に結合されても良い。
【0016】
パネル204、206は、アクチュエータロッド208がその中に摺動可能に装着される空間を限定する。アクチュエータロッド208は、二つの突起210上に摺動可能に支持されていることが望ましい。しかし、2つよりも多い突起又は2つより少ない突起を設けてもよい。また、アクチュエータロッド208をその動作中に案内するのを助けるための溝などのアクチュエータロッド案内部分(図示せず)を、1つ以上の突起に形成していてもよい。アクチュエータロッド208の下端部212は、J形状に屈曲し、扁平部分240を含み、偏平部分240は座金228を支持する。一方、上端部214は、ピボットリンク216に接触するために、ある角度(直角が望ましい)で屈曲している。アクチュエータロッド208の扁平部分240は、座金228に対し、ストップとして働く。すなわち、座金228は、アクチュエータロッド208の上を、扁平部分240までしか摺動できない。当然のことながら、アクチュエータロッド208の上に形成されたディンプル又はビーズのような他のストップ(これらの例に限定されない)を用いて、座金228を位置決めしてよい。あるいは、アクチュエータロッド208に断面積減少部分を設け、これを該アクチュエータロッド208の断面積減少部分に噛み合う断面を有する座金と共に用いてもよい。アクチュエータロッド208の下端部212は、容器5のオーバキャップ500と接触できるように、前面パネル204内の開口213を通って突出する。容器5は、たとえば、エアゾールタイプのスプレー容器であることが望ましい。座金228は、ばね230用のベースとして働く。ばね230は、アクチュエータロッド208を、オーバキャップ500から離すべく(図2において)下向きに付勢する。
【0017】
図3は、オーバキャップ500を示し、オーバキャップ500は、一般的には、上面502と、ノズル503と、上面502から下方に延びる円筒状の壁504と、レバーアーム508と、アクチュエータポート505と、を備える。アクチュエータポート505は、アクチュエータロッド208の下端部212の終端部を受けるのに適しており、その結果、アクチュエータロッド208は、パッド509において、レバーアーム508と接触することができる。
【0018】
図3は、さらに、D字形状の凹部506を含む上面502を示す。D字形状の凹部506は、オーバキャップ500がハウジング200内で常に正確に方向付けられることを保証する。図5に示すように、ハウジング200は、D字形状の凹部506の壁と対になる、すなわちD字形状の凹部506の壁を又はその上に受けるための整合突起232を含む。このようにして、オーバキャップ500の方向付けは、確実にされる。当然のことであるが、D字形状の凹部506と整合突起232とは、種々の形状をしていてもよく、図示した通りである必要はない。たとえば、複数の穴や柱を使用してもよい。
【0019】
図6に示すように、レバーアーム508は、上面502の直径をほぼ横断し、D字形状の凹部506と対向する端部に位置する枢軸点520において、円筒状の壁504に取付けられている。枢動するレバーアーム508は、上面502とD字形状の凹部506から分離されている。図3と4に示すように、レバーアーム508は、D字形状の凹部内で終結し、D字形状の凹部506の床507には接続されていない。したがって、枢動するレバーアーム508は、D字形状の凹部506の床507の平面から自在に動いて出ることができる。レバーアーム508の厚さは、枢軸点520の回りでレバーアーム508を回動するために必要な力を減らすために、図6に示すように、枢軸点520で薄くしてある。
【0020】
レバーアーム508の不測又は偶発的な動きの危険を最小限にするために、レバーアーム508は上面502の下方に配置されていることが望ましい。しかし、それは、上面と同じレベル又はそれより上であっても良い。さらに、図4に示すように、レバーアーム508は、その剛性を増すために、その下面にリブ560を有していることが望ましい。
【0021】
図4に示すように、円筒状の壁504の内面は、そのベースに複数のリブ516を有している。これらのリブ516は、容器5上のリムと係合し、オーバキャップ500を容器5に確実に保持する。当然のことながら、接着剤、あるいはオーバキャップ500を容器5と一体的に形成する構成など、オーバキャップ500を容器5に固定するための別の手段を用いてもよい。
【0022】
図3に示されるオーバキャップ500を見れば、オーバキャップ500の利点の一つが、子供によって容易に作動可能でない点にあることは、明らかである。子供がハウジング200から容器5を取り外すことができたとしても、レバーアーム508は容器5を作動するためのアクセス容易なグリップやボタンを呈示していないため、子供が知らずにレバーアーム508を押して容器5から内容物を出してしまう可能性は低いであろう。
【0023】
図7(図6の領域Aの詳細図)及び図8(図3の線8−8に沿って切断した部分断面図)に示すように、オーバキャップ500のノズル503は、上面502から測定したときに、所定の角度で扇形の噴霧をもたらすように構成されている。この角度は、40Eと90Eの間であれば良く、70Eと85Eの間にあることが望ましく、さらに望ましいのは、78.5Eである。図7で明らかなように、角度を付けた噴霧を実行すべく、開口510は、上面502に対してわずかに傾斜させてある。扇形の噴霧を行なうべく、開口510は、第一の方向において、第二の方向(第二の方向は、第一の方向とほぼ直交している)において、より広く構成されている。特に、図7で示された開口510の幅Xは、図8で示された幅Yよりも広い。これにより、レバーアーム508の長手と垂直な方向への噴霧が、レバーアーム508の長手と平行な方向への噴霧よりも広くなる。当然のことながら、噴霧は、本発明の範囲を逸脱することなく、その幅が任意の方向に向くように、任意の方向に回転されて良い。
【0024】
図7に示すように、ステムソケットを構成する、容器5に最も近いノズル503の端部は、傾斜したアンダーカットとなる、面取りした開口514を備える。ステムソケットのアンダーカット517と一体であり且つアンダーカット517を越えて延びる円筒状の空洞518は、容器5のバルブステム7の外径より小さな内径を有するように構成されており、バルブステム7の留め金としてく。よって、バルブステム7が円筒状の空洞518の中に入ることが防止される。傾斜したアンダーカット517は、レバーアーム508が作動されている場合、すなわち、上面502に対して下向きに押圧されている場合には、傾斜したアンダーカット517とバルブステム7の上部が気密に係合するように、約5E(他の角度でもよい)の角度%で傾斜していることが望ましい。
【0025】
図2、5、9に示すように、ハウジング200は、保持具218と整合突起232とを用いて、容器5/オーバキャップ500アセンブリを保持する。整合突起232は、オーバキャップ500を適切な方向に向ける役割を果たすだけでなく、容器5/オーバキャップ500アセンブリのオーバキャップ側端部をハウジング200内に保持するための支持具、たとえば、「ピン状の」支持具、の役割を果たす。容器5/オーバキャップ500アセンブリの容器側端部は、保持具218によって、ハウジング200内に保持されている。保持具218は、ばね220によって、容器5に対してばね付勢されており、保持具218と容器底との間の摩擦力によって、容器5を保持している。さらに、保持具218は、図2に示すように、リップ222をその外面に沿って含んでおり、リップ222は容器5の外面と接触し、容器5/オーバキャップ500アセンブリがハウジング200からはずれたり抜け出したりすることを防ぐ。保持具218は、さらに、保持具218の表面から突出しているアバットメント224を含む。アバットメント224は容器5の底面と接触し、容器5/オーバキャップ500アセンブリがハウジング200から自在に解放されたり抜け落ちたりすることを防ぐ。図9に示すように、保持具218は、トング又はハンドル226を含むことが望ましく、その結果、ユーザは、容器5をハウジング200から取り外すべく、保持具218をばね220に対して容易に付勢することができる。
【0026】
容器5/オーバキャップ500アセンブリをハウジング200の中に装着するために、ユーザが、まず容器5/オーバキャップ500アセンブリのオーバキャップ側の端部をハウジング200内に挿入すると、D字形状の凹部506が整合突起232と噛み合いつつこれを収容する。この位置では、オーバキャップ500のD字形状の凹部506は、整合突起232の上に位置する。そして、ユーザは、保持具218が容器5/オーバキャップ500アセンブリの容器側の端部とぴったりと係合するまで、容器5/オーバキャップ500アセンブリの容器側端部を押圧してハウジング200内に入れる。
【0027】
容器5/オーバキャップ500アセンブリの容器側端部を保持するための代替的な手段もまた考えられ、この場合、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、保持具218を省略してもよい。たとえば、クリップを前面パネル204内に一体的に形成し、容器5をハウジング200内にはめ込んでよい。さらに、弾性のあるストラップで容器5をハウジング200に保持しても良い。アバットメント224、ハンドル226、リップ222のいずれか又はいずれもを有さない保持具218など、図示されている保持具218の変形例を用いても良い。
【0028】
図10と11を参照すると、シャフトアセンブリ300は、望ましくは取り外し可能な方法で、下記のようにハウジング200のカラー219に接続しており、内部に摺動可能な下部コア304が嵌合する下部中空シャフト302と、内部に摺動可能な上部コア308が嵌合する上部中空シャフト303と、を備えている。下部コア304は複数のフランジ306を有し、これらのフランジ306のより、下部コア304は下部中空シャフト302内の中心に常に位置される。ハウジングプラグ308が、ハウジング200に最も近い下部中空シャフト302の端部に設けられており、下部中空シャフト302の端部と係合している。このような係合は、摩擦嵌合、接着剤、熱又は超音波による融着によって形成された接着、ピン、ねじ、クリンピング等によって行なわれても良く、また、これらの例に限定されない。ハウジング200から最も離れた、下部中空シャフト302の先端部には、雌型プラグ307がある。雌型プラグ307もまた、ハウジングプラグ308に関して上述した方法で、下部中空シャフト302と係合している。複数のフランジ306の内一つとハウジングプラグ308との間にあるばね310は、下部コア304をハウジングプラグ308から離間する方向に常に付勢する。
【0029】
図11に示したように、上部中空シャフト303は、その中に摺動可能に配置された、上部コア305を収容している。上部コア305は、下部コア304と同様に、複数のフランジ320を有する。ハウジングプラグ308に関して上述した方法で、接続プラグ318が、上部中空シャフト303の接続端部(すなわち、下部中空シャフト302と最も近い端部)において、上部中空シャフト303と係合している。
【0030】
ハウジングプラグ308と接続プラグ318は、各々、その長手方向に延びるリブによって結合された複数のリングを備え、一般的に、大きなリング309によって上半分312と下半分314とに分割されている。ハウジングプラグ308と接続プラグ318の各々の上半分312は、下部中空シャフト302および上部中空シャフト303と、それぞれぴったりと嵌合する形状と寸法を有する。下半分314は、弾丸型の断面(すなわち、一方の側が平坦な断面)を有しており、これにより、ハウジングプラグ308を、ハウジング200のカラー219、雌型プラグ307のいずれにせよ、その一方向にのみ挿入可能であることが保証される。各プラグ308、318は、内部を貫通するように形成された、連続した環状の空洞を有し、この空洞は、適切なコア304、305が通過可能な形状にされている。ハウジングプラグ308と接続プラグ318は、ハウジング200内に接続プラグ318と上部中空シャフト303が誤って挿入されることが不可能なように、わずかに異なった形状に形成されることが望ましい。
【0031】
各プラグ308、318の下半分314は、(ハウジングプラグ308の場合には)カラー219の内壁に、又は(接続プラグ318の場合には)雌型プラグの内壁内に形成された凹部、くぼみ(indentation)、切り欠き、窓等とかみ合う、傾斜した(ramped)キー316を有することが望ましい。窓と傾斜したキーの機構は、ハウジングプラグ308をハウジング200に、接続プラグ318を下部中空シャフト302に、永久的にもしくは取り外し可能に固定する。
【0032】
一つの例において、永久的な接続を提供するための傾斜したキー316は、カラー219又は雌型プラグ307のいずれかの中に挿入されると内側にたわむ終端部を有する、可撓性の翼状突起である。翼状突起は、窓に達するまでは内側にたわんだままであり、窓に達した位置で翼状突起の終端部が延びて窓の中に入り、それによって、永久的な接続が形成される。
【0033】
取り外し可能な接続を提供する傾斜したキー316は、内側に傾斜した表面と一体化した外側に傾斜した表面を有すると共に、両表面の間にピークが形成された翼状突起(たとえば、標準的なキーボードの文字A>@と形状において類似している突起)であっても良い。カラー219又は雌型プラグ307のいずれかに挿入されると、この翼状の突起は、窓に達するまで内側にたわんだままであり、窓に達した位置で、翼状突起のピークが延びて窓の中に入る。この翼状突起は、内側に傾斜した面によって取り外し可能にできる。つまり、下半分314をカラー219又は雌型プラグ307から引き出すべく力を加えると、内側に傾斜した面によって翼状突起がもう一度内側にたわみ、それによって、窓からピークが引出されて、取り外し可能になる。当然のことながら、下半分314をカラー219又は雌型プラグ307に永久的に又は取り外し可能に取付けるための他の手段として、固定ピン、ねじ、クランプ、ばねで荷重を加えられたピン、ボルト、捩じりロック接続等(ただし、これらの例に制限されない)を使用することができる。
【0034】
下部コア304と同様に、図11に示すように、ばね322は、フランジ320の一つを押圧することによって、接続プラグ318から離すように上部コア305を付勢する。アクチュエーティングブロック324が、上部コア305のグリップ、又は、先端部で、上部コア305に取付けられていることが望ましい。当然のことながら、取付方法は、ハウジングプラグ308に関し上述したもののいずれを含んでいても良い。
【0035】
図11に示すように、上部中空シャフト303のグリップ端部は、これを貫通している複数の穴326を含んでいる。さらに、上部中空シャフト303は、上部切抜328と下部切抜330とを有している(上部と下部は、側面を画定する穴326の位置に関して定義される)。当然のことながら、「切抜」という用語は、切抜を形成する方法を意味しない。なぜなら、切抜328、330は、材料を取り除くことによって、あるいは切抜328、330を有する上部中空シャフト303を成形することによって形成して良いからである。むしろ、「切抜」という用語は、上部中空シャフト303内の空間を称する。
【0036】
図11には、右側パネル402と左側パネル404とを備えるハンドル400も示されている。右側パネル402と左側パネル404の各々が三つの突起406(その内二つは、上部中空シャフト303内の穴326を貫通して延び、互いに接触するのに十分な程長い)を含んでいることが望ましい。右側パネル402と左側パネル404は、パネル402、404の一方の突起406を貫通し、他方のパネル402、404の突起406の中に延びるねじによって共に固定されている。当然のことながら、右側パネル402と左側パネル404とを保持するための他の手段として、ボルト、圧力フィットピン、接着剤等(ただし、これらの例に限定されない)、を用いてもよい。三つより多いか、あるいは三つより少ない突起と穴が設けられても良い。さらに、本実施の形態では右側と左側のパネルのみが記載されているが、柔らかい材料で作られていることが望ましいグリップインサート405を設けても良い。
【0037】
ハンドル400を形成すべくパネル402、404がねじによって互いに固定されたときに、底にトリガーの開口410が形成されるように、右側パネル402と左側パネル404の各々は、湾曲部を含んでいる。トリガーの開口410は、その中を貫通して延びるトリガー412を収容する。トリガー412は、ピン(図示せず)によって所定位置に回動可能に保持され、ピンはパネル402、404を貫通するかもしくは、(貫通せずに)パネル内でとどまると共に、トリガー412の中の穴を貫通する。当然のことながら、トリガー412を枢動可能に支持するための、他の手段として、ボルト、ねじ、中空管等(ただし、これらの例に限定されない)を用いても良い。トリガー412は、U型の延長部すなわちリップ416を含み、その前面418は矩形であり、サイドレール420を有する。矩形の前面418は、アクチュエーティングブロック324に接触し、レール420は、アクチュエーティングブロック324が横方向に動くことを防止する。当然のことながら、レールを省略してもよく、前面418も矩形である必要はない。また、カム及び従動子又はラックギヤなど、枢動動作を線形動作に変換するいかなる手段を用いてもよい。
【0038】
パネル402、404の各々は、その上部に湾曲部も含み、その結果、パネル402、404が互いに固定されると、ロック開口414が形成される。ロック開口414は、トリガーロック415を収容し、トリガーロック415を案内するためのリブ(図示せず)を含む。トリガーロック415は、図11に示すように、水平板422と垂直スイッチ424とを含む。垂直スイッチ424は、ユーザが指で垂直スイッチ424に触れることができるように、ロック開口414からハンドル400の外面の外側に突出すると共に、水平板422の下側で上部中空シャフト303の中に延伸している。水平板422は、上部中空シャフト303の長手方向軸と平行な軸に沿って摺動し、このような摺動の間、リブによって案内される。
【0039】
ユーザが垂直スイッチ424を押したり引いたりすると、水平板422は、上部中空シャフト303に沿ってハンドル400のリブの範囲内を摺動する。ロックされた位置では、トリガーロック415は、モップの頭部に向かってその最も前進した位置にある。ロックされていない位置では、トリガーロック415は、モップの頭部100から最も離れた位置である、その最も後退した位置にある。ロックされた位置では、垂直スイッチ424は、トリガー412に接触するか、接触しかけている状態である。これにより、ユーザがトリガー412を強く握ろうとすると、トリガー412の上部が垂直スイッチ424と接触し、トリガー412がさらに動くことを妨げる。
【0040】
本発明の清掃装置の利点は、そのモジュラー構造にある。モップ頭部100と、ハウジング200と、シャフトアセンブリ300とは、すべて、別々にかつコンパクトに梱包可能な、分離した部品であって良い。好適な実施の形態では、シャフトアセンブリ300は、二つの部分、すなわち、下部中空シャフト302と上部中空シャフト303にして梱包可能である。下部中空シャフト302と上部中空シャフト303は、各々プラグ308、318と、ばね310、322と、内部コア304、305とを含むように梱包されることが望ましい。下部中空シャフト302は、その先端に取付けられた雌型プラグ307を有することが望ましく、上部中空シャフト303は、その先端に取付けられたハンドル400を有することが望ましい。同様に、ハウジング200は、アクチュエータロッド208と、座金228と、ばね230と、ピボットリンク216と、保持具218と、を含む完全なユニットとして梱包可能である。したがって、ユーザが清掃装置1を梱包から取り外す場合には、ユーザは、下部中空シャフト302をハウジング200に、上部中空シャフト303を下部中空シャフト302に、単にはめ込むだけで良い。
【0041】
動作中において、ユーザは一般に、任意の従来のモップのようなトリガー作動式のモップを使用する。しかしながら、ユーザが容器5の内容物(たとえば、洗浄液)を清掃している表面に供給したい場合、ユーザは、トリガー412を単に強く握るだけである。このとき、トリガー412が回動することにより、リップ416が作動ブロック324を押圧し、これによって、上部コア305をモップ頭部100に向けて下向きに動かす。上部コア305は、接続プラグ318内の円状の空洞を介して雌型プラグ307を通り、下部コア304と接触する。その結果、下部コア304は、ハウジングプラグ308を介して摺動し、ハウジング200の中に入る。下部コア304の底は、ピボットリンク216と接触し、ピボットリンク216を回転させ、それによって、アクチュエータロッド208を、基端部に向けて起動方向に(すなわち、下部コア304の摺動方向とほぼ対向する方向に)動かす。アクチュエータロッド208の下端部212の終端部は、前面パネル204内の開口213を通って摺動し、オーバキャップ500のレバーアーム508のパッド509と接触する。レバーアーム508は容器5の上のバルブステム7の方向に回動し、ステムソケット内の円筒状の空洞518の上部に形成された肩部がバルブステム7を押圧する。これにより、容器5の中のバルブ(図示せず)が開き、容器5内の内容物がノズル503を介して洗浄すべき表面に噴出する。トリガー412が解除されると、中空シャフト302、303の中にあるばね310、322は、コア304、305を、それぞれ、トリガー412に対して上向きに付勢し、トリガー412を元の非作動位置に回動して戻す。この動作により、アクチュエータロッド208に掛かっている力が解除され、ばね230は、オーバキャップ500から離れるようにアクチュエータロッド208を付勢可能となる。容器5の中のバルブ内のばね(図示せず)が、バルブステム7を本来の位置に戻してバルブを閉め、容器5の内容物が容器5から流出しないようにする。
【0042】
上記のモップ頭部100、ハウジング200、シャフトアセンブリ300、ハンドル400、オーバキャップ500などの本発明の構成部品は、光沢度及び強度の点から、ABS樹脂のようなプラスチックで成形されていることが望ましい。しかしながら、これらの成形構成要素は、その低コストの点から、ポリプロピレンで作られていても良い。
【0043】
本発明は、目下のところ好適な実施の形態とされているものを参照して記述されてきたが、本発明は開示された実施の形態に限定されないことは当然である。逆に、本発明は、添付の特許請求の範囲の精神と範囲内に含まれた種々の変形と同等の構成を網羅するように意図されている。以下の特許請求の範囲は、このような変形総て及び同等の構造ならびに機能を包括するよう、最も広く解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明に基づく、トリガー作動式のスプレー容器を有するモップの斜視図である。
【図2】本発明で使用される、ハウジングの分解斜視図である。
【図3】本発明のオーバキャップの平面図である。
【図4】本発明に基づく、オーバキャップの下面の斜視図である。
【図5】オーバキャップが組み立てられた形状でハウジング内に置かれた時の、図2の線5−5に沿って切断した断面図である。
【図6】図3の線6−6に沿って切断した、断面図である。
【図7】図6の範囲Aの詳細図である。
【図8】図3の線8−8に沿って切断したときの、ノズルを示す部分断面図である。
【図9】容器を保持する、本発明のハウジングの断面図である。
【図10】本発明のシャフトアセンブリの下端部の分解斜視図である。
【図11】本発明のシャフトアセンブリの上端部と、ハンドルの分解斜視図である。
Claims (21)
- バルブステムを有するスプレー容器と共に使用されるオーバキャップであって、上記オーバキャップが、
前記スプレー容器に取付け可能に構成された周壁と、
前記周壁内に固定された、回動可能なレバーアームと、
前記レバーアーム内に配置されたノズルであって、前記ノズルは前記スプレー容器の前記バルブステムを収容可能に構成されたステムソケットを含むノズルと、を備えたオーバキャップ。 - 前記ノズルが、扇形の噴霧をもたらすように構成された、請求項1に記載のオーバキャップ。
- 前記周壁と、前記レバーアームと、前記ノズルとが一体的に構成された、請求項1に記載のオーバキャップ。
- ハウジングの突起を収容可能に構成された整合凹部をさらに備える、請求項1に記載のオーバキャップ。
- 前記レバーアームが、ロッドを収容可能に構成された自由端においてパッドを備え、これにより、ロッドが動くと、前記レバーアームが前記周壁に対して回動する、請求項1に記載のオーバキャップ。
- 前記レバーアームと前記周壁との間に配置されたヒンジをさらに備え、これにより、前記レバーアームが前記ヒンジの回りで回動可能である、請求項1に記載のオーバキャップ。
- 前記ノズルが、前記レバーアームの長手に沿った方向の長手を有する矩形のオリフィスであって、前記レバーアームの長手に対して横方向により幅広な扇形の噴霧を生じさせるオリフィスを含む、請求項1に記載のオーバキャップ。
- 前記ノズルが、前記レバーアームに関して傾斜し、それによって、前記レバーアームに対して角度を成した噴霧が生じる、請求項7に記載のオーバキャップ。
- 前記レバーアームが、前記周壁に片持ち式に取付けられた、請求項1に記載のオーバキャップ。
- 前記レバーアームが、前記周壁にヒンジによって取付けられた、請求項1に記載のオーバキャップ。
- 前記周壁が延長部を含み、前記レバーアームが前記延長部にヒンジによって取付けられた、請求項1に記載のオーバキャップ。
- 切抜部分及び凹部を有する上面をさらに有し、前記レバーアームが前記切抜部分と分離し、前記切抜部分が前記凹部内に延びる、請求項1に記載のオーバキャップ。
- 前記レバーアームの上面が、前記オーバキャップの前記上面の平面よりも下方にある、請求項12に記載のオーバキャップ。
- スプレー容器と共に使用されるオーバキャップであって、前記オーバキャップが、
上面から延びると共に略連続した円筒状の壁を含む、キャップハウジングと、
前記キャップハウジング内に回動可能に固定された、レバーアームと、
扇形の噴霧を生じさせるための手段と、
前記オーバキャップを前記スプレー容器に固定するための手段と、を含むオーバキャップ。 - 前記レバーアームが、前記円筒状の壁に片持ち式に取付けられた、請求項14に記載のオーバキャップ。
- 前記レバーアームが、前記円筒状の壁にヒンジによって取付けられた、請求項14に記載のオーバキャップ
- 前記円筒状の壁が延長部を含み、前記レバーアームが前記延長部にヒンジによって取付けられた、請求項14に記載のオーバキャップ。
- 前記キャップハウジングが、切抜部分と凹部とを有する上面をさらに備え、前記レバーアームが当該切抜部分と分離され、該切抜部分が前記凹部内に延伸している、請求項14に記載のオーバキャップ。
- 前記レバーアームの上面が、前記キャップハウジングの前記上面の平面よりも下方にある、請求項18に記載のオーバキャップ。
- 略平面状の上部と、
前記上部から延びると共に、スプレー容器に取付け可能に構成された、周壁と、
前記周壁にヒンジによって取付けられた片持ち式のレバーアームであって、前記片持ち式のレバーアームは前記オーバキャップの上部を横断すると共に、前記オーバキャップの上部の凹部内の自由端で終端し、これにより前記片持ち式のレバーアームの自由端は前記上部の平面に対して可動なレバーアームと、
前記片持ち式のレバーアーム内に配置されたノズルであって、前記ノズルが前記スプレー容器のバルブステムを収容可能に構成されたステムソケットを含むノズルと、を備えるオーバキャップ。 - 前記ノズルが、扇形の噴霧をもたらすべく構成された、請求項20に記載のオーバキャップ。
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